JP2008162591A - 車両用方向指示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】コンパクト化を図る。
【解決手段】キャンセル機構40におけるバックプレート41の移動方向を、ブラケット7の回動方向と交差する方向である矢印H方向とする。これにより、ブラケット7の回動方向にバックプレート41の移動スペースを確保する必要がなく、ブラケット7の回動方向についてコンパクト化を図ることが可能となる。
【選択図】図6
【解決手段】キャンセル機構40におけるバックプレート41の移動方向を、ブラケット7の回動方向と交差する方向である矢印H方向とする。これにより、ブラケット7の回動方向にバックプレート41の移動スペースを確保する必要がなく、ブラケット7の回動方向についてコンパクト化を図ることが可能となる。
【選択図】図6
Description
本発明は、車両用方向指示装置に関する。
従来より、車両である自動車の方向指示装置は、ステアリングホイールの下方に位置させて設けられている。この方向指示装置は、ユニットケースに、操作レバーと共に中立位置を中心として左折指示位置と右折指示位置との間で回動されるブラケットと、このブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態でステアリングホイールがその指示位置方向とは反対方向へ回転されたときに、ステアリングホイールと共に回転されるキャンセルカムによる押圧力を受けて前記ブラケットを中立位置へ戻すキャンセル機構とを設けた構成となっている。
キャンセル機構は、ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で先端部がキャンセルカムの回転軌跡内に進入し、その状態で前記ステアリングホイールが回転されたときに、前記キャンセルカムにより押圧されて回動されるラチェットと、ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態でステアリングホイールがその指示位置方向とは反対方向へ回転されたときに、前記キャンセルカムにより押圧されたラチェットの回動力を受けて前記ブラケットを中立位置へ戻す方向へ回動させるバックプレートとを備えた構成となっている。
バックプレートは、ブラケットの回動方向にほぼ沿った方向に移動可能に設けられると共に、スプリングにより所定位置に保持されていて、例えば運転者が操作レバーを握ったままでブラケットを左折指示位置または右折指示位置に固定するといった、いわゆる食いつきがあった場合に、ばね力に抗して移動することで、ラチェットの回動を許容してキャンセルカムの通過を許容する構成となっている。そして、このような構成のキャンセル機構は、上記ユニットケースにおいて、上部に設けられているのが一般的であった(例えば、特許文献1参照)。
また、一般に、上記ステアリングホイールの直ぐ下方には、ステアリングホイールに設けられた電気部品へ給電するための給電用接続部としてロールコネクタが設けられていて、このロールコネクタの下部に、上記キャンセルカムが設けられている。
特開2000−208003号公報(図1〜図3)
ところで、従来構成のものでは、上記ラチェット及びバックプレートを含むキャンセル機構をユニットケースの上部に設けるようにしていて、方向指示装置のユニットケースは、ロールコネクタの側方の下方に配置された形態となっている。このため、方向指示装置のユニットケースとロールコネクタとを合わせた状態での高さ寸法(方向指示装置のユニットケースの下面からロールコネクタの上面までの高さ寸法)が大きくなるという問題があり、コンパクト化することが要望されている。
また、上記キャンセル機構において、バックプレートとしては、ブラケットの回動方向に沿った方向に移動可能な構成となっているため、ブラケットの回動方向にバックプレートの移動スペースを確保する必要があり、ブラケットの回動方向に大きなスペースが必要となる問題もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、コンパクト化を図ることが可能な車両用方向指示装置を提供するにある。
上記の目的を達成するために、請求項1の車両用方向指示装置は、ステアリングホイールの下方に設けられたユニットケースと、
このユニットケースに設けられ、操作レバーと共に中立位置を中心としてこの中立位置の両側の左折指示位置と右折指示位置との間で回動されるブラケットと、
前記ユニットケースに設けられ、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で前記ステアリングホイールがその指示位置方向とは反対方向へ回転されたときに、前記ステアリングホイールと共に回転されるキャンセルカムによる押圧力を受けて前記ブラケットを前記中立位置へ戻すキャンセル機構とを備え、
前記キャンセル機構は、
前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で先端部が前記キャンセルカムの回転軌跡内に進入し、その状態で前記ステアリングホイールが回転されたときに、前記キャンセルカムにより押圧されて回動されるラチェットと、
前記ブラケットに移動可能に設けられ、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で前記ステアリングホイールがその指示位置方向とは反対方向へ回転されたときに、前記キャンセルカムにより押圧されたラチェットの回動力を受けて前記ブラケットを前記中立位置へ戻す方向へ回動させ、前記ブラケットが前記左折指示位置または右折指示位置に固定された状態で前記ステアリングホイールがその指示方向と反対方向へ回転されたときには、前記キャンセルカムにより押圧された前記ラチェットの回動力を受けて移動して前記キャンセルカムの通過を許容するバックプレートとを具備し、
前記バックプレートの移動方向を前記ブラケットの回動方向と交差する方向としたことを特徴とする。
このユニットケースに設けられ、操作レバーと共に中立位置を中心としてこの中立位置の両側の左折指示位置と右折指示位置との間で回動されるブラケットと、
前記ユニットケースに設けられ、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で前記ステアリングホイールがその指示位置方向とは反対方向へ回転されたときに、前記ステアリングホイールと共に回転されるキャンセルカムによる押圧力を受けて前記ブラケットを前記中立位置へ戻すキャンセル機構とを備え、
前記キャンセル機構は、
前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で先端部が前記キャンセルカムの回転軌跡内に進入し、その状態で前記ステアリングホイールが回転されたときに、前記キャンセルカムにより押圧されて回動されるラチェットと、
前記ブラケットに移動可能に設けられ、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で前記ステアリングホイールがその指示位置方向とは反対方向へ回転されたときに、前記キャンセルカムにより押圧されたラチェットの回動力を受けて前記ブラケットを前記中立位置へ戻す方向へ回動させ、前記ブラケットが前記左折指示位置または右折指示位置に固定された状態で前記ステアリングホイールがその指示方向と反対方向へ回転されたときには、前記キャンセルカムにより押圧された前記ラチェットの回動力を受けて移動して前記キャンセルカムの通過を許容するバックプレートとを具備し、
前記バックプレートの移動方向を前記ブラケットの回動方向と交差する方向としたことを特徴とする。
上記した手段においては、バックプレートの移動方向をブラケットの回動方向と交差する方向としているので、ブラケットの回動方向にバックプレートの移動スペースを確保する必要がなく、ブラケットの回動方向についてコンパクト化を図ることが可能となる。
以下、本発明の参考例について図1ないし図5を参照して説明する。まず、図1において、給電用接続部を構成するロールコネクタ1は、図示しないステアリングホイールの下方に配置されるもので、ステアリングホイール側の電気部品へ給電する機能を有している。このロールコネクタ1は、周知のように、固定部と、ステアリングホイールと一体に回転する回転部との間に、ぜんまいばねのように巻かれたフラットケーブルが設けられた構成となっていて、その下部に、下方へ突出するキャンセルカム2が設けられている。このキャンセルカム2は、回転部に設けられていて、ステアリングホイールの回転に伴い図示しないステアリングシャフトの周りを回転されるようになっている。なお、図3において、Kは、キャンセルカム2が回転する範囲の回転軌跡を示している。
さて、車両用方向指示装置のユニットケース3は、上記ステアリングホイールの下方で、かつ上記ロールコネクタ1の側方部に固定状態に設けられる。この場合、ユニットケース3は、図2にも示すように、中空状の下部ケース4と、この下部ケース4の底部に設けられたインシュレータ5と、下部ケース4の上面開口部に装着されたカバー部6とから構成されている。
ブラケット7は、図3にも示すように、上記ユニットケース3内に軸部7aを中心に図3中矢印A1方向及びこれとは反対の矢印A2方向へ回動可能に設けられている。このブラケット7には、節度ピース8と、この節度ピース8を外側へ付勢する節度スプリング9とが設けられている。上記下部ケース4の内部には、ターン用節度面10(図3参照)が設けられていて、このターン用節度面10に、節度ピース8が摺動可能に圧接している。
ターン用節度面10には、中立位置用谷部10aと、この中立位置用谷部10aの両側に位置させて左折位置用保持部10b及び右折位置用保持部10cとが設けられていて、節度ピース8が中立位置用谷部10a、左折位置用保持部10b、右折位置用保持部10cに選択的に保持されることに伴い、ブラケット7が中立位置、左折指示位置、右折指示位置に選択的に保持されるようになっている。図1及び図3は、ブラケット7が中立位置に保持された状態が示されている。この場合、節度ピース8と、節度スプリング9と、ターン用節度面10とにより、ターン用節度機構11を構成している。
上記ブラケット7には、操作レバー12が挿入されている。なお、図3〜図5においては、操作レバー12は省略されている。この操作レバー12は、上記した矢印A1及びA2方向へはブラケット7と共に回動し、その矢印A1及びA2方向と交差する図1の矢印B方向(上下方向)へはブラケット7に対して軸部13を中心に回動が可能な構成となっている。操作レバー12のブラケット7側の端部には、節度ピース14と、この節度ピース14を外側へ付勢する節度スプリング15とが設けられている。ブラケット7の内部には、ディマ・パッシング用節度面16が設けられていて、このディマ・パッシング用節度面16に、節度ピース14が圧接している。この場合、節度ピース14と、節度スプリング15と、ディマ・パッシング用節度面16とにより、ディマ・パッシング用節度機構17を構成している。
操作レバー12のブラケット7側の端部には、ホルダ操作部材18が取り付けられている。上記インシュレータ5の上面側には、可動接点19を有する可動接点ホルダ20が図1中矢印C方向(左右方向)へスライド可能に設けられている。この可動接点ホルダ20にはホルダ操作部材18の下端部が挿入されていて、操作レバー12を矢印B方向へ回動操作することに伴い、ホルダ操作部材18を介して可動接点ホルダ20が矢印C方向へスライド操作され、これに伴い可動接点19がインシュレータ5の上面を摺動するようになっている。インシュレータ5には、可動接点19が摺動する面に固定接点21が設けられていて、この固定接点21とこれに対して接離する可動接点19とにより、ディマ・パッシングスイッチを構成している。
ユニットケース3の下部には、方向指示装置のキャンセル機構24が配設されており、以下このキャンセル機構24について説明する。上記ブラケット7の下部の先端部には、補助ブラケット25が当該ブラケット7と一体に回動するように取り付けられている。この補助ブラケット25の下面には、山形状のカム面26が設けられている。ブラケット7の下部には、バックプレート27が、図3中矢印D1及びD2方向(ブラケット7の回動方向にほぼ沿う方向)へ移動可能に設けられていて、常にはバックスプリング28により図3に示す所定位置に保持されている。このバックプレート27の下面側には、一対の被押圧部29が対向する状態で設けられている。これら両被押圧部29は、互いの間隔が、上から見て補助ブラケット25側が広くなるようにハの字状に開いている。
そして、補助ブラケット25及びバックプレート27の下方に位置させてラチェット30が配設されている。ラチェット30の長手方向の中間部には、軸部31が上下両側に突出していて、その軸部31の下部が、上記インシュレータ5に形成されたガイド孔5aに移動可能に挿入されている。このラチェット30は、その先端部30aがユニットケース3の下部ケース4から外方へ突出していると共に、ラチェットスプリング32により突出方向である矢印E方向へ付勢されている。ブラケット7が中立位置に保持された図1及び図3の状態では、軸部31の上部が、上記カム面26の山部の頂点に当接して矢印E方向への移動が阻止されている。また、このとき、ラチェット30の後端部30bは、バックプレート27の被押圧部29,29間に挿入されている。
上記ブラケット7の下部には、当該ブラケット7と共に回動するように可動接点ホルダ33が設けられていると共に、この可動接点ホルダ33にターンスイッチ用の可動接点34が取り付けられている。インシュレータ5には、その可動接点34とターンスイッチを構成する固定接点(図示せず)が設けられている。
次に上記構成の作用を説明する。
ブラケット7が中立位置に保持された図1及び図3の状態では、ラチェット30の軸部31の上部がカム面26の山部の頂点に当接していて、矢印E方向への移動が阻止されている。この状態では、ラチェット30の先端部30aは、ユニットケース3の下部ケース4から外方へ突出しているが、キャンセルカム2の回転軌跡K外に位置している。従って、この状態でステアリングホイールの回転に伴いキャンセルカム2が矢印F1方向及びそれとは反対の矢印F2方向へ回転されても、キャンセルカム2はラチェット30には当たらない。
ブラケット7が中立位置に保持された図1及び図3の状態では、ラチェット30の軸部31の上部がカム面26の山部の頂点に当接していて、矢印E方向への移動が阻止されている。この状態では、ラチェット30の先端部30aは、ユニットケース3の下部ケース4から外方へ突出しているが、キャンセルカム2の回転軌跡K外に位置している。従って、この状態でステアリングホイールの回転に伴いキャンセルカム2が矢印F1方向及びそれとは反対の矢印F2方向へ回転されても、キャンセルカム2はラチェット30には当たらない。
図1及び図3の状態で、操作レバー12が、例えば図3中矢印A1方向へ回動操作されると、ブラケット7が軸部7aを中心に同矢印A1方向へ回動される。すると、ターン用節度機構11の節度ピース8がターン用節度面10の中立位置用谷部10aを出て左折位置用保持部10bに保持されるようになり、これに伴いブラケット7が図4に示す左折指示位置に保持されるようになる。これに伴い、ターンスイッチの左折用スイッチ(図示せず)がオンされる。また、このとき、補助ブラケット25の移動に伴い、ラチェット30は、軸部31がカム面26の山部を下るようにして矢印E方向へ移動し、先端部30aがキャンセルカム2の回転軌跡K内に進入した状態となると共に、後端部30bが一方の被押圧部29に当たる状態となる。
図4の状態で、ステアリングホイールが指示方向と同じ左方向(矢印F1方向)へ回転操作された場合には、キャンセルカム2がラチェット30に矢印F1方向から当たるようになるが、ラチェット30が軸部31を中心に矢印G1方向へ回転することに伴い、キャンセルカム2の通過が許容されるようになる。従って、この場合には、ブラケット7及び操作レバー12は、左折指示位置に保持されたままで、ターンスイッチも左折用スイッチがオンしたままである。
図4の状態で、ステアリングホイールが、ブラケット7による指示位置方向とは反対の右方向(矢印F2方向)へ回転され、キャンセルカム2がラチェット30に矢印F2方向から当たるようになると、ラチェット30には、軸部31を中心に矢印G2方向への回転力が作用するようになる。すると、ラチェット30の後端部30bが一方の被押圧部29を押圧して、ブラケット7にこれを矢印A2方向(ブラケット7を中立位置へ戻す方向)へ回動させる操作力が作用する。このときの操作力が、ターン用節度機構11の保持力を上回ると、節度ピース8が左折位置用保持部10bから外れ、ブラケット7及び操作レバー12が矢印A2方向へ回動し、節度ピース8が中立位置用谷部10aに保持されるようになる。(図3参照)。これに伴い、ターンスイッチの左折用スイッチがオフすると共に、ラチェット30は、カム面26の作用により図1及び図3の元の位置へ戻され、キャンセルカム2の回転軌跡Kから外れるようになる。
一方、図4の状態で、例えば運転者が操作レバー12を保持し、ブラケット7が左折指示位置に固定された状態(いわゆる食いつき時)で、ステアリングホイールが指示方向とは反対の右方向へ回転されてキャンセルカム2が矢印F2方向へ回転された場合、キャンセルカム2がラチェット30に矢印F2方向から当たり、ラチェット30には、軸部31を中心に矢印G2方向への回転力が作用し、ラチェット30の後端部30bが一方の被押圧部29を押圧して、ブラケット7にこれを矢印A2方向(ブラケット7を中立位置へ戻す方向)へ回動させる操作力が作用する。しかしこの場合、ブラケット7が左折指示位置に固定されているため、ブラケット7は矢印A2方向へは回動しない。
このとき、被押圧部29を矢印D1方向へ押圧するラチェット30の押圧力が、バックプレート27を所定位置に保持するバックスプリング28の保持力を上回ると、図5に示すように、バックプレート27が矢印D1方向へ移動し、ラチェット30の矢印G2方向への回動が許容され、キャンセルカム2の矢印F2方向への通過が許容されるようになる(いわゆる、食いつき逃げ)。
なお、操作レバー12によりブラケット7が右折指示位置へ回動された場合の動作は、詳細な説明は省略するが、上記した左折指示位置へ回動させた場合と動きが逆になるだけで、同様な動作となる。
また、操作レバー12を矢印B方向へ操作した場合には、当該操作レバー12が軸部13を中心に同方向へ回動し、これに伴い可動接点ホルダ20を介して可動接点19が矢印C方向へ摺動し、ディマ・パッシングスイッチが切り替えられる。
上記した参考例によれば、次のような効果を得ることができる。すなわち、方向指示装置のユニットケース3は給電用接続部を構成するロールコネクタ1の側方部に配置され、キャンセル機構24は、ユニットケース3の下部に設けられている。従って、ユニットケース3は、ロールコネクタ1に対して上下方向に重なった形態で配置されることになるため、ユニットケース3とロールコネクタ1とを合わせた状態での高さ寸法Lを抑えることができ、その方向のコンパクト化を図ることが可能となる。
次に本発明の一実施例について、図6及び図7を参照して説明する。この実施例は、上記した参考例とは次の点が異なっている。すなわち、方向指示装置のキャンセル機構40におけるバックプレート41は、ブラケット7の下部に、当該ブラケット7の移動方向である矢印A1及びA2方向と交差する上下方向である矢印H方向に移動可能に設けられていて、バックスプリング42により下方の所定位置に付勢されている。バックプレート41の内側には、一対の被押圧部43が、互いの間隔が下部側が広くなるようにハの字状に形成されている。ラチェット30の後端部30bが、その一対の被押圧部43間に挿入されるようになっている(図7参照)。
上記構成において、ブラケット7が左折指示位置または右折指示位置に保持された状態で、ステアリングホイールがその指示方向とは反対方向へ回動された場合には、キャンセルカム2により回動されたラチェット30の後端部30bがバックプレート41の一方の被押圧部43を押圧することに伴い、ブラケット7が中立位置方向へ戻される。
また、例えば運転者が操作レバー12を保持し、ブラケット7が左折指示位置または右折指示位置に固定された状態(食いつき時)で、ステアリングホイールがその指示方向とは反対方向へ回転された場合には、キャンセルカム2より押圧されたラチェット30がバックプレート41の一方の被押圧部43を押圧する。このとき、ブラケット7の回動が阻止されているため、被押圧部43を押圧する押圧力が所定値を上回るようになると、被押圧部43の斜面の作用によりバックプレート41がバックスプリング42の付勢力に抗して上方(矢印H方向)に移動し、ラチェット30の回動を許容すると共に、キャンセルカム2の通過を許容するようになり、従って食いつき逃げの動作を達成できる。
上記した実施例においては、次のような作用効果を得ることができる。すなわち、キャンセル機構40におけるバックプレート41の移動方向を、ブラケット7の回動方向(矢印A1及び矢印A2方向)と交差する方向である矢印H方向としているので、ブラケット7の回動方向にバックプレート41の移動スペースを確保する必要がなく、ブラケット7の回動方向についてコンパクト化を図ることが可能となる。
1はロールコネクタ(給電用接続部)、2はキャンセルカム、3はユニットケース、7はブラケット、10はターン用節度面、11はターン用節度機構、12は操作レバー、24はキャンセル機構、25は補助ブラケット、26はカム面、27はバックプレート、29は被押圧部、30はラチェット、40はキャンセル機構、41はバックプレート、43は被押圧部を示す。
Claims (1)
- ステアリングホイールの下方に設けられたユニットケースと、
このユニットケースに設けられ、操作レバーと共に中立位置を中心としてこの中立位置の両側の左折指示位置と右折指示位置との間で回動されるブラケットと、
前記ユニットケースに設けられ、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で前記ステアリングホイールがその指示位置方向とは反対方向へ回転されたときに、前記ステアリングホイールと共に回転されるキャンセルカムによる押圧力を受けて前記ブラケットを前記中立位置へ戻すキャンセル機構とを備え、
前記キャンセル機構は、
前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で先端部が前記キャンセルカムの回転軌跡内に進入し、その状態で前記ステアリングホイールが回転されたときに、前記キャンセルカムにより押圧されて回動されるラチェットと、
前記ブラケットに移動可能に設けられ、前記ブラケットが左折指示位置または右折指示位置に位置された状態で前記ステアリングホイールがその指示位置方向とは反対方向へ回転されたときに、前記キャンセルカムにより押圧されたラチェットの回動力を受けて前記ブラケットを前記中立位置へ戻す方向へ回動させ、前記ブラケットが前記左折指示位置または右折指示位置に固定された状態で前記ステアリングホイールがその指示方向と反対方向へ回転されたときには、前記キャンセルカムにより押圧された前記ラチェットの回動力を受けて移動して前記キャンセルカムの通過を許容するバックプレートとを具備し、
前記バックプレートの移動方向を前記ブラケットの回動方向と交差する方向としたことを特徴とする車両用方向指示装置。
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2008
- 2008-03-28 JP JP2008086923A patent/JP2008162591A/ja active Pending
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