JP2008162462A - 電動倍力装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電動倍力装置において、倍力比を可変制御できるようにする。
【解決手段】ブレーキペダル8から入力ピストン58へ入力推力を踏力センサ94によって検出し、入力ピストン58とブースタピストン52との相対変位を相対変位センサ100によって検出する。コントローラ92により、踏力センサ94の検出信号に基づいて入力ピストン58とブースタピストン52と目標相対変位を決定し、相対変位センサ100が検出する入力ピストン58とブースタピストン52との相対変位が目標変位となるように電動モータ64を制御し、ブースタピストン52に推力を付与してマスタシリンダ2を加圧する。このとき、目標相対変位を変化させることにより、倍力比を変化させることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車の液圧式ブレーキ装置等に装備される電動倍力装置に関する。
従来、液圧式ブレーキ装置において、電動アクチュエータによってブレーキペダル入力を倍力してマスタシリンダに出力する電動倍力装置が知られている。このような電動倍力装置として、例えば特許文献1及び2に記載されたものがある。
特開平10−53122号公報 特開平10−138909号公報
特許文献1に記載された電動倍力装置は、ブレーキペダル入力を受ける入力ロッドとアシスト部材(ピストン軸)とを連結し、入力ロッドが押圧されると、コントローラが電動機の発生力をアシスト部材に付与することによりアシスト部材を入力ロッドと一体に変位させ、これにより、ブレーキペダル入力を倍力してマスタシリンダに出力するようにしている。
また、特許文献2に示される電動倍力装置は、ブレーキペダル入力を受ける入力ロッドに連動するアシスト部材(主ピストン)の一端部がマスタシリンダの圧力室に面しており、入力ロッドが押圧されると、コントローラが電動機の出力をアシスト部材に付与することにより、アシスト部材を変位させ、これによりブレーキペダル入力を倍力してマスタシリンダに出力するようにしている。
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載された装置においては、入力部材とアシスト部材との相対変位が常に一定となるようにアシスト部材を制御しており、入力部材とアシスト部材との相対変位関係を変化させるようにアシスト部材の変位を制御することができない。
すなわち、特許文献1に記載された装置では、入力部材とアシスト部材とが一体的に移動するようになっており、このため、当然に入力部材とアシスト部材との相対変位関係を可変とすることができない。また、特許文献2に記載された装置では、入力部材とアシスト部材とが相対変位できるようになっているものの、両部材の相対変位を検知することについては全く考慮されておらず、このため、入力部材とアシスト部材との相対変位関係を可変に制御することはできない。
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、入力部材の入力推力(推定量も含む)に応じて、入力部材とアシスト部材との相対変位関係が可変となるように変位制御することができるようにすることで、所望する種々のブレーキ特性を得ることができ、ブレーキフィーリングの改善を行い得る電動倍力装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、ブレーキペダルの操作により進退移動する入力部材と、該入力部材に相対移動可能に配置されたアシスト部材と、該アシスト部材を進退移動させる電動アクチュエータとを備え、前記ブレーキペダルによる前記入力部材の移動に応じて前記アシスト部材に付与されるアシスト推力によりマスタシリンダ内に倍力されたブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置において、
前記入力部材の入力推力を検出するための入力推力検出手段と、
前記入力部材と前記アシスト部材との相対変位を検出する相対変位検出手段とを備え、
前記入力推力検出手段の検出信号に応じて、前記入力部材と前記アシスト部材との相対変位関係が可変となる目標変位を設定し、前記相対変位検出手段からの信号に基づき、前記入力部材と前記アシスト部材との相対変位関係が前記目標変位となるように前記電動アクチュエータを制御する制御手段が設けられていることを特徴とする。
請求項2の発明に係る電動倍力装置は、上記請求項1の構成において、前記ブレーキペダルから前記入力部材に付与される入力推力と前記電動アクチュエータから前記アシスト部材に付与されるアシスト推力とにより、マスタシリンダ内にブレーキ液圧を発生させ、前記入力部材と前記アシスト部材とが相対変位したときでも、該ブレーキ液圧による反力の一部を前記入力部材に、他の一部を前記アシスト部材にそれぞれ伝達するようにしたことを特徴とする。
請求項3の発明に係る電動倍力装置は、上記請求項1又は2の構成において、前記入力部材と前記アシスト部材との間には、前記アシスト部材に対して前記入力部材を両者の相対変位の中立位置に向けて付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする。
請求項4の発明に係る電動倍力装置は、上記請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記入力推力検出手段は、前記入力部材に加えられる前記ブレーキペダルの操作力を検出する踏力センサであることを特徴とする。
請求項5の発明に係る電動倍力装置は、上記請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記入力推力検出手段は、マスタシリンダのピストンにより発生する液圧を検出する液圧センサとこの液圧センサの検出信号を演算することで前記入力部材の入力推力を検出する推定演算手段であることを特徴とする。
請求項6の発明に係る電動倍力装置は、上記請求項5の構成において、前記液圧センサの検出信号が所定液圧値となるまで、前記相対変位検出手段または前記入力部材の絶対変位を検出する入力絶対変位検出手段により検出される前記入力部材の変位に応じて前記電動アクチュエータを制御することを特徴とする。
請求項7の発明に係る電動倍力装置は、上記請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記入力推力検出手段は、電動アクチュエータを構成する電動モータヘの電流を検出する電流センサの検出信号を演算することで前記入力部材の入力推力を検出する推定演算手段であることを特徴とする。
請求項8の発明に係る電動倍力装置は、上記請求項7の構成において、前記電流センサの検出信号が所定電流値となるまで、前記相対変位検出手段または前記入力部材の絶対変位を検出する入力絶対変位検出手段により検出される前記入力部材の変位に応じて前記電動アクチュエータを制御することを特徴とする。
本発明に係る電動倍力装置によれば、入力部材の入力推力(推定量も含む)に応じて、入力部材とアシスト部材との相対変位関係が可変となるように変位制御することにより、可変倍力制御、ブレーキアシスト制御、ビルドアップ制御等の所望の様々なブレーキ特性を得ることができ、また、ブレーキフィーリングの改善を行うことが可能になる。
以下、本発明の第1実施形態に係る電動倍力装置を図1〜図9に基づいて説明する。
図1において、電動倍力装置50は、タンデムマスタシリンダ2のプライマリピストンとして共用されるピストン組立体51と、ピストン組立体51を構成するブースタピストン52(アシスト部材)に推力(アシスト推力)を付与する電動アクチュエータ53と、を備えている。ピストン組立体51は、車室壁3に固定したハウジング54の内部に配設され、電動アクチュエータ53はハウジング54の外部に配設されている。
ハウジング54は、リング形状の取付部材55を介して車室壁3の前面に固定された第1筒体56と、第1筒体56に同軸に連結された第2筒体57と、からなっている。第2筒体57の前端にタンデムマスタシリンダ2が連結されている。第1筒体56には支持板63が取付けられている。支持板63に電動アクチュエータ53を構成する電動モータ64が固定されている。なお、取付部材55は、その内径ボス部55aが車室壁3の開口3aに位置するように車室壁3に固定されている。電動モータ64は、ここではDCブラシレスモータとしている。
タンデムマスタシリンダ2は、有底のシリンダ本体10とリザーバ11とを備えており、シリンダ本体10内の奥側には、プライマリピストンとしてのピストン組立体51と対をなすセカンダリピストン12が摺動可能に配設されている。シリンダ本体10内には、ピストン組立体51とセカンダリピストン12とにより2つの圧力室13、14が画成されており、これらのピストン(ピストン組立体51及びセカンダリピストン12)の前進に応じて各圧力室13、14内のブレーキ液が、対応する系統のホイールシリンダを加圧するようになっている。
また、シリンダ本体10の側壁には、各圧力室13、14内とリザーバ11とを連通するリリーフポート15が形成され、さらに、シリンダ本体10の内面には、リリーフポート15の前側にそれぞれシール部材16が配設されている。各圧力室13、14は、ピストン組立体51及びセカンダリピストン12の前進に応じて、一対のシール部材16が対応するピストン組立体51のブースタピストン52とセカンダリピストン12の外周面(後述の貫通孔18より後側の外周面)に摺接することで、リリーフポート15から遮断される。なお、各圧力室13、14内には、ピストン組立体51のブースタピストン52とセカンダリピストン12とを後方へ付勢する戻しばね17が配設されている。また、ブースタピストン52及びセカンダリピストン12の前端部には、図示したブレーキ非作動時の初期位置においてマスタシリンダ2内のリリーフポート15に連通可能な貫通孔18が穿設されている。
ピストン組立体51は、ブースタピストン52に、これと相対移動可能に入力ピストン58(入力部材)を内装している。入力ピストン58は、その後端に設けた大径部58aにブレーキペダル8から延ばしたペダル側軸9を連結させることで、ブレーキペダル8の操作(ペダル操作)により進退移動するようになっている。この場合、ペダル側軸9は、大径部58aに設けられた球面状凹部58bに先端部を嵌合させた状態で連結されており、これによりペダル側軸9の傾斜が許容されている。
ピストン組立体51を構成するブースタピストン52は、その内部の長手方向中間部位に隔壁59を有しており、入力ピストン58がこの隔壁59を挿通して延ばされている。ブースタピストン52の前端側は、マスタシリンダ2内の圧力室13(プライマリ室)に挿入され、一方、入力ピストン58の前端側は、同じ圧力室13内のブースタピストン52の内側に配置されている。ブースタピストン52と入力ピストン58との間はブースタピストン52の隔壁59の前側に配置したシール部材60により、ブースタピストン52とマスタシリンダ2のシリンダ本体10のガイド10aとの間は前記シール部材16によりそれぞれシールされており、これにより圧力室13からマスタシリンダ2外へのブレーキ液の漏出が防止されている。
電動アクチュエータ53は、ハウジング54の第1筒体56と一体の支持板63に固定された電動モータ64と、第1筒体56の内部に入力ピストン58を囲んで配設されたボールねじ機構65(回転−直動変換機構)と、電動モータ64の回転を減速してボールねじ機構65に伝達する回転伝達機構66とから概略構成されている。
ボールねじ機構65は、軸受67(アンギュラコンタクト軸受)を介して第1筒体56に回動自在に支持されたナット部材68(回転部材)とこのナット部材68にボールを介して噛合わされた中空のねじ軸70(直動部材)とからなっている。ねじ軸70の後端部は、ハウジング54の取付部材55に固定したリングガイド71に回動不能にかつ摺動可能に支持されており、これによりナット部材68の回転に応じてねじ軸70が直動するようになる。
一方、回転伝達機構66は、電動モータ64の出力軸64aに取付けられた第1プーリ72と、ナット部材68にキー73を介して回動不能に嵌合された第2プーリ74と前記2つのプーリ72、74間に掛け回されたベルト75(タイミングベルト)とからなっている。第2プーリ74は第1プーリ72に比べて大径となっており、これにより電動モータ64の回転は減速してボールねじ機構65のナット部材68に伝達される。また、軸受67には、ナット部材68にねじ込んだナット76により第2プーリ74及びカラー77を介して与圧がかけられている。なお、回転伝達機構66は上記したプーリ、ベルトに限らず、減速歯車機構等であってもよい。
ボールねじ機構65を構成する中空のねじ軸70の前端部にはフランジ部材78が、その後端部には筒状ガイド79がそれぞれ嵌合固定されている。フランジ部材78及び筒状ガイド79は入力ピストン58を摺動案内するガイドとして機能するようにそれぞれの内径が設定されている。フランジ部材78は、ねじ軸70の、図1中、左方向への前進に応じてブースタピストン52の後端に当接するようになっており、これに応じてブースタピストン52も前進する。また、ハウジング54を構成する第2筒体57の内部には、該第2筒体57の内面に形成した環状突起80に一端が係止され、他端がフランジ部材78に衝合する戻しばね81が配設されており、ねじ軸70は、ブレーキ非作動時に、この戻しばね81により図示の初期位置に位置決めされる。
入力ピストン58とブースタピストン52との相互間には、環状空間82が画成されている。環状空間82には、一対のばね85(85A、85B)(付勢手段)が配設されている。一対のばね85(85A、85B)は、その各一端が入力ピストン58に設けたフランジ部83に係止され、ばね85Aの他端がブースタピストン52の隔壁59に係止され、ばね85Bの他端がブースタピストン52の後端部に嵌着した止め輪84に係止されている。一対のばね85は、ブースタピストン52に対して入力ピストン58を両者の相対変位の中立位置に向けて付勢し、ブレーキ非作動時に入力ピストン58とブースタピストン52とを相対移動の中立位置に保持する役割をなしている。また、上記一対のばね85により、入力ピストン58とブースタピストン52とが中立位置からいずれかの方向に相対変位したとき、ブースタピストン52に対して入力ピストン58を中立位置に戻す付勢力が作用することになる。
本第1実施形態において、車室内には、ブレーキペダル8への踏力(入力推力)を検出する踏力センサ94(入力推力検出手段)が設けられている。踏力センサ94としては、例えばピエゾ素子等を利用した圧力センサを用いることができる。また、入力ピストン58とねじ軸70との間には、入力ピストン58とブースタピストン52との相対変位(以下、相対変位検出値Bともいう。)を検出する相対変位センサ100(相対変位検出手段)が介在されており、入力ピストン58とねじ軸70(すなわちブースタピストン52)との相対変位を検出するようにしている。相対変位センサ100は、物理的に入力ピストン58とブースタピストン52との相対変位を検出して検出データをコントローラ92(後述)に出力するようになっている。
踏力センサ94、相対変位センサ100及び電動モータ64の図示しない駆動部にはコントローラ92(制御手段)が接続されている。コントローラ92は、図3に示すように、メモリ101を有し、このメモリ101に、後述する演算・制御内容(図7〜9のフローチャート)を有するプログラムを格納している。
また、コントローラ92は、メモリ101に加え、図3に示すように、目標変位設定器103、減算回路104及び制御器105を備えている。目標変位量設定器103は、踏力センサ94の検出信号に基づいて目標変位C(相対変位)を設定し、これを減算回路104に入力する。減算回路104は、目標変位量設定器103が出力する目標変位Cから相対変位センサ100が検出した相対変位(相対変位検出値B)を減算〔C−B〕して偏差を求める。制御器105は、減算回路104が得た偏差の入力を受けて電動モータ64への供給電流を求め、電動モータ64の駆動部を制御する。
そして、コントローラ92により、電動モータ64及び伝達機構(回転伝達機構66、ボールねじ機構65(ナット部材68及びねじ軸70))が、この順に制御され、ねじ軸70の作動及び戻しばね81のばね力によりブースタピストン52が変位(前進及び後退)する。そして、このブースタピストン52の変位分が入力ピストン58の変位に加算されて、マスタシリンダの液圧が調整されると共に、ブースタピストン52の変位と入力ピストン58の変位との差分(相対変位検出値B)が相対変位センサ100に検出される。この検出データ(相対変位検出値B)がコントローラ92にフィードバックされて、電動モータ64の制御に用いられる。
すなわち、コントローラ92は、踏力センサ94の検出信号(ブレーキペダル踏力)に応じて、入力ピストン58とブースタピストン52との相対変位関係が可変となる目標変位Cを設定し、相対変位センサ100の検出信号(相対変位検出値B)に基づき、入力ピストン58とブースタピストン52との相対変位関係(相対変位検出値B)が目標変位Cとなるように電動モータ64を制御する。
このとき、マスタシリンダ2の圧力室の液圧Pbは、図2(a)を参照して次の圧力平衡式で表すことができる。
Pb=(Fi−K×△X)/Ai=(Fb+K×△X)/Ab…(1)
ここで、
Fi:入力推力
Fb:アシスト推力
Ai:入力ピストン58の受圧面積
Ab:ブースタピストン52の受圧面積
K:ばね85(85A、85B)のばね定数
ΔX:入力ピストン58とブースタピストン52との相対変位
である。なお、式(1)では、シールの摺動抵抗を無視している。ΔXは、相対変位の中立位置では0、入力ピストン58に対してブースタピストン52が後退する方向では正、その逆方向では負となる。また、アシスト推力Fbは、例えば電動モータ64の電流値から推定してもよい。
一方、倍力比αは、次式によって表すことができる。
α=Pb×(Ab+Ai)/Fi…(2)
これに(1)式を代入することによってΔXは次式で表すことができる。
ΔX=(Ab+(1−α)Ai)×Fi/((Ab+Ai)×K)…(3)
したがって、入力推力Fiと倍力比αとの所望の関係を任意に設定すれば、入力推力Fiに対する相対変位ΔXが決定されるので、入力推力Fiに応じて相対変位ΔXをフィードバック制御することにより、可変倍力比制御(図2(b)の実線参照)、ブレーキアシスト制御(図2(b)の一点鎖線参照)及びビルトアップ制御(図2(b)の二点鎖線参照(入力推量FiがF1で維持された場合))等の様々なブレーキ特性を得ることができる。
次にコントローラ92による可変倍力制御の実行について図4を参照して説明する。
可変倍力制御は、ブレーキペダル8の踏力(入力ピストン58への入力推力)に応じて、ブースタピストン52を前進させ、入力推力の増大にしたがって倍力比αが大きくなるように、ブースタピストン52と入力ピストン58との相対変位ΔXを可変制御することによって実行される(図4(a)参照)。これにより、マスタシリンダ2で発生する液圧を、ブレーキ踏力に対して2次曲線、3次曲線あるいはそれ以上の高次曲線等が複合した多次曲線的に増大させることができる(図4(b)参照)。このとき、入力推力の増大にしたがって倍力比αが小さくなるように、相対変位ΔXが負(ブースタピストン52が入力ピストン58の後方に位置する)となるように制御することもできる。なお、相対変位ΔXが0となるように電動モータ64を制御した場合(図4(a)の破線参照)、倍力比αは、α=Ab/Ai+1となり、ブースタピストン52の受圧面積Abと入力ピストン58の受圧面積Aiとの面積比で一義的に決定されることになる。
次にコントローラ92によるブレーキアシスト制御の実行について図5を参照して説明する。
ブレーキアシスト制御では、入力ピストン58への入力推力が所定値F1に達したとき(あるいは、所定時間内に所定値F1に達したとき)、倍力比αが増大(あるいは、増大率が上昇)するように、ブースタピストン52と入力ピストン58との相対変位ΔXを増大させるように制御することによって実行される(図5(a)参照)。これにより、マスタシリンダ2で発生する液圧は、ブレーキ踏力が所定値F1に達した後、増加率を高めて最大液圧となる(図5(b)参照)。このようなブレーキアシスト制御を行った場合、運転者の急ブレーキ操作を察知して、より大きな倍力比に変更し、緊急制動を行うことが可能になる。なお、入力推力が所定値F1に達した後、ブースタピストン52の移動量を最大量としてフルブレーキとなるように制御してもよい。
次に、コントローラ92によるビルドアップ制御の実行について図6を参照して説明する。
ビルドアップ制御は、入力ピストン58への一定推力(例えばF2)の入力が一定時間維持されたとき、入力ピストン58とブースタピストン52との相対変位がブレーキ液圧を増加する方向に所定量だけ増大するように電動モータ64を制御することによって実行される(図6(a)参照)。本実施形態では、一定入力推力(たとえばF2)の一定時間(例えばt0)の維持が検出されると、入力ピストン58に対してブースタピストン52を前進させて、入力ピストン58とブースタピストン52との相対変位を増大させることにより、マスタシリンダ2で発生する液圧を増大させるようにしている(図6(b)、(c)参照)。このように、ビルドアップ制御を行うことにより、ブレーキペダルを踏み込んだ状態で維持したとき、液圧の上昇に伴う反力により、運転者はブレーキが効いているというフィーリングを受けることになり、運転者に良好なブレーキフィーリングを与えることができる。
次に、コントローラ92による可変倍力制御及びブレーキアシスト制御のための制御アルゴリズムについて図7のフローチャートを参照して説明する。図7を参照して、ステップS1では、踏力センサ94が検出した入力推力Fi(ブレーキペダル踏力)を読込む。ステップS2では、図4(a)又は図5(a)に示される目標変位演算特性データを用いて入力推力Fiに基づく目標変位Cを演算する。ステップS3では、相対変位センサ100が検出した相対変位検出値Bを読込む。ステップS4では、相対変位検出値Bが目標変位C(B=CすなわちC−B=0)になるように電動モータ64を制御する。このようにして、入力推力Fiに応じて演算した目標変位Cに基づいて電動モータ64を制御することにより、可変倍力制御及びブレーキアシスト制御を実行することができる。
次に、コントローラ92によるビルドアップ制御のための制御アルゴリズムについて図8及び図9のフローチャートを参照して説明する。図8を参照して、ステップS1では、踏力センサ94が検出した入力推力Fi(ブレーキペダル踏力)を読込む。ステップS2では、ビルドアップ制御のための制御アルゴリズム(ステップS21〜ステップS23)が実行される。
ステップS21では、この制御アルゴリズムと並行して動作している図9に示すビルドアップフラグ生成アルゴリズム(後述)よって生成されるビルドアップフラグがあるか否かを判断する。ビルドアップフラグありと判断した場合、ステップS22で図6(a)に示す目標変位演算特性データ等を用いて図6(a)の入力推力F2の位置での相対変位量の増加分に相当する目標変位量C1を演算してステップS3に進む。また、ビルドアップフラグなしと判断した場合、ステップS23で、上述の可変倍力制御のように入力推力Fiのみに基づいて目標変位量C2を演算してステップS3に進む。ステップS3では、相対変位センサ100が検出した相対変位検出値Bを読込む。ステップS4では、相対変位検出値Bが目標変位量C(上記目標変位量C1およびC2を総称してCという)になる(B=CすなわちC−B=0)ように電動モータ64を制御する。
次に、ビルドアップ生成アルゴリズムについて図9のフローチャートを参照して説明する。図9を参照して、ステップS1では、踏力センサ94が検出した入力推力Fiを読み込む。ステップS2では、入力推力Fiが一定であるか否かを判断し、一定であると判断した場合、ステップS3でタイマをスタートして、ステップS4で所定時間t0の経過を判断する。所定時間t0が経過している判断した場合、ステップS5でビルドアップフラグをオンしてリターン処理を行う。所定時間t0が経過してないと判断した場合、ステップS5で計時をカウントアップしてリターン処理を行う。また、ステップS2で入力推力Fiが一定でないと判断した場合は、ステップS7でビルドアップフラグをオフし、ステップS8でタイマをクリアしてリターン処理を行う。
このようにして、入力推力Fi(一定推力の維持)に応じて演算した目標変位Cに基づいて電動モータ64を制御することにより、ビルドアップ制御を実行することができる。
次に本発明の第2実施形態について図10乃至図12を参照して説明する。なお、上記第1実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
本実施形態に係る電動倍力装置50Aでは、入力ピストン58の絶対変位Aを検出するポテンショメータ86(変位センサ)が設けられ、相対変位センサ100が省略されて、コントローラ92の代わりに相対変位検出回路を有するコントローラ92A(制御手段)が設けられている。
ポテンショメータ86は、抵抗体を内蔵した本体部87と、本体部87から入力ピストン58と平行にブレーキペダル8側に延ばされたセンサロッド88とからなっている。ポテンショメータ86は、ハウジング54の取付部材55のボス部55aに固定したブラケット89に入力ピストン58と平行をなすように取付けられている。センサロッド88は、本体部87に内蔵したばねにより、常に伸長方向へ付勢され、入力ピストン58の後端部に固定されたブラケット90に先端を当接させている。ポテンショメータ86は、コントローラ92Aに接続されている。
コントローラ92Aには、相対変位検出回路が設けられ、図11に示すように、電動モータ64における回転制御のために設けられるレゾルバ91(絶対変位センサ)が検出する電動モータ64の回転変位から演算されるブースタピストン52の絶対変位Dとポテンショメータ86の検出信号(絶対変位A)に基づいてブースタピストン52と入力ピストン58との相対変位(D−A)を検出する。なお、絶対変位Dの検出手段として、レゾルバ91に代えてブースタピストン52の絶対変位を検出するポテンショメータ(変位センサ)を用いてもよい。
次にコントローラ92Aの制御アルゴリズムについて図12のフローチャートを参照して説明する。図12に示す制御アルゴリズムでは、図7に示す上記第1実施形態の制御アルゴリズムのステップS3の代りにステップS32〜S33の処理を実行する。ステップS31でポテンショメータ86から絶対変位Aを読込み、ステップS32でレゾルバ91から絶対変位Dを読込む。そして、ステップS4で、絶対変位A、Dに基づいて演算した相対変位(D−A)が目標変位Cとなるように電動モータ64を制御する。これにより、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
次に本発明の第3実施形態について図13を参照して説明する。なお、上記第2実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
本実施形態に係る電動倍力装置50Bでは、圧力室13の液圧(マスタシリンダ液圧Pb)を検出する液圧センサ96が設けられており、液圧センサ96はコントローラ92Aに液圧の検出信号を送信する。ここで、上述の圧力平衡の(1)式を変形すると、入力推力Fiは次式で表すことができる。
Fi=Pb×Ai+K×ΔX…(1)´
倍力比αを表す上記(2)式に(1)´式を代入することにより、相対変位ΔXは、次式で表すことができる。
ΔX=(Pb×(Ab+Ai)/(α×K))−(Pb×Ai/K)…(5)
したがって、マスタシリンダ液圧Pbと倍力比αとの所望の関係を任意に設定すれば、マスタシリンダ液圧Pbに対する相対変位ΔX(目標変位C)が決定されるので、マスタシリンダ液圧Pbに応じて相対変位ΔXをフィードバックして電動モータ64を制御することにより、上記第2実施形態と同様、可変倍力比制御、ブレーキアシスト制御及びビルトアップ制御等の様々なブレーキ特性を得ることができる。なお、この液圧センサ96による制御では、マスタシリンダに液圧が発生するまで制御が行えないことになるため、液圧が発生するまでは、ポテンショメータ86または第1実施形態に示した相対変位センサ100の出力に基づいて入力ピストン58の移動を検出して電動モータ64を制御する。これにより、ペダル操作の初期から制御を行うことができる。また、マスタシリンダ液圧Pbが上昇すると、ブースタピストン52のストロークに対するマスタシリンダ液圧Pbの変化が大きくなるため、マスタシリンダ液圧Pbが高い領域では、液圧センサ96の検出信号に基づいて制御を行うことにより、制御精度を高めることができる。
上記第3実施形態において、液圧センサ96によってマスタシリンダ液圧を検出する代わりに、アシスト推力Fbを利用して同様の制御を行うことができる。アシスト推力Fbは、電動モータ64の負荷であり、電動モータ64の通電電流は、その負荷に応じて変化するので、コントローラ92A(電流センサ)によって電動モータ64への通電電流をモニタすることによってアシスト推力Fbを得ることができる。
また、上述の圧力平衡の式(1)を変形すると、入力推力Fiは次式で表すことができる。
Fi=((Fb+K×ΔX)×Ai/Ab)+K×ΔX…(1)´´
倍力比αを表す上記(2)式に(1)´´式を代入することにより、相対変位ΔXは、次式で表すことができる。
ΔX=((α−1)×Fb×Ai−Fb×Ab)/((Ai+Ab)−(Ai+Ab)×α×K)…(6)
したがって、アシスト推力Fbと倍力比αとの所望の関係を任意に設定すれば、アシスト推力Fbに対する相対変位ΔXが決定されるので、アシスト推力Fbに応じて相対変位ΔXをフィードバックして電動モータ64を制御することにより、上記第2実施形態と同様、可変倍力比制御、ブレーキアシスト制御及びビルトアップ制御等の様々なブレーキ特性を得ることができる。なお、アシスト推力Fb(電動モータ64の通電電流)による制御では、マスタシリンダに液圧が発生して電流値が上昇するまで制御が行えないことになるため、所定電流値となるまで(所定液圧が発生するまで)は、ポテンショメータ86(絶対変位センサ)及びまたは第1実施形態に示した相対変位センサ100の出力に基づいて入力ピストン58の移動を検出して電動モータ64に電流値を上昇させながら通電して制御を行う。これにより、ペダル操作の初期から制御を行うことができる。
更に、上記第3実施形態において、マスタシリンダ液圧Pbに基づいて演算したアシスト推力Fb(以下、Fb1という)と、電動モータ64への通電電流に基づいて演算したアシスト推力Fb(以下Fb2という)とを併用して相対変位ΔXに基づいて電動モータ64を制御することもできる。
この場合、例えば、マスタシリンダ液圧Pbに基づくアシスト推力Fb1と、電動モータ64への通電電流に基づくアシスト推力Fb2とを比較することにより、液圧センサ96の異常を検出することができる。
また、電動モータ64への通電電流からアシスト推力Fb2を演算する場合には、電流と出力トルクとの関係を表すトルク定数Ktが用いられ、また、モータ温度の変化による出力トルクの変動を補正するために温度センサからの検出信号に基づいて温度補正が行われる。このとき、マスタシリンダ液圧Pbは、液圧センサ96によって直接検出されるため、検出精度が高いので、これに基づいて演算したアシスト推力Fb1とモータ電流に基づいて演算よって決定されるアシスト推力Fb2とを比較することにより、トルク定数Kt及び温度補正のためのパラメータを補正することができ、制御の精度を高めることができる。
次に本発明の第4実施形態について図14及び図15を参照して説明する。なお、上記第2実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
図14に示すように、本実施形態に係る電動倍力装置50Cでは、コントローラ92Cは、踏力センサ94の検出踏力に基づいて、ブースタピストン52の目標変位Cを演算し、ポテンショメータ86が検出する入力ピストン58の絶対位置Aに目標変位Cを加算してブースタピストン52の目標位置Eを決定する。そして、レゾルバ91が検出するブースタピストン52の絶対位置Dが目標位置Eとなるように電動モータ64を制御する。
次にコントローラ92による制御アルゴリズムについて図15を参照して説明する。図15を参照して、ステップS1で踏力センサ94が検出した入力推力Fi(ブレーキペダル踏力)を読込む。ステップS2で、図4(a)及び図5(a)に示される目標変位演算特性データを用いて入力推力Fiに基づく目標変位Cを演算する。ステップS3でポテンショメータ86によって入力ピストン58の絶対位置Aを読込む。ステップS4で入力ピストン58の絶対位置Aに目標変位Cを加算してブースタピストン52の目標位置Eを決定する。ステップS5でレゾルバ91が検出するブースタピストン52の絶対位置Dを読込む。ステップS5でブースタピストン52の絶対位置Dが目標位置Eとなるように電動モータ64を制御する。このようにして、入力推力Fiに応じて演算した目標位置Eに基づいて電動モータ64を制御することにより、上記第2実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。
本発明の第1実施形態に係る電動倍力装置を示す縦断面図である。 図1の電動倍力装置における圧力平衡を説明するための説明図である。 図1の電動倍力装置のコントローラを含む制御系を示すブロック図である。 図1の電動倍力装置のコントローラによる可変倍力制御のための特性データを示すグラフ図である。 図1の電動倍力装置のコントローラによるブレーキアシスト制御のための特性データを示すグラフ図である。 図1の電動倍力装置のコントローラによるビルドアップ制御のための特性データを示すグラフ図である。 図1の電動倍力装置のコントローラによる可変倍力制御及びブレーキアシスト制御のための制御アルゴリズムを示すフローチャートである。 図1の電動倍力装置のコントローラによるビルドアップ制御のための制御アルゴリズムを示すフローチャートである。 図1の電動倍力装置のコントローラによるビルドアップ制御のためのビルドアップフラグ生成アルゴリズムを示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る電動倍力装置を示す縦断面図である。 図10の電動倍力装置のコントローラを含む制御系を示すブロック図である。 図10の電動倍力装置のコントローラによる制御アルゴリズムを示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る電動倍力装置を示す縦断面図である。 図13の電動倍力装置のコントローラを含む制御系を示すブロック図である。 図13の電動倍力装置のコントローラによる制御アルゴリズムを示すフローチャートである。
符号の説明
2 マスタシリンダ、8 ブレーキペダル、52 ブースタピストン(アシスト部材)、50 電動倍力装置、53 電動アクチュエータ、58 入力ピストン(入力部材)、92 コントローラ(制御手段)、94 踏力センサ(入力推力検出手段)、100 相対変位センサ(相対変位検出手段)

Claims (8)

  1. ブレーキペダルの操作により進退移動する入力部材と、該入力部材に相対移動可能に配置されたアシスト部材と、該アシスト部材を進退移動させる電動アクチュエータとを備え、前記ブレーキペダルによる前記入力部材の移動に応じて前記アシスト部材に付与されるアシスト推力によりマスタシリンダ内に倍力されたブレーキ液圧を発生させる電動倍力装置において、
    前記入力部材の入力推力を検出するための入力推力検出手段と、
    前記入力部材と前記アシスト部材との相対変位を検出する相対変位検出手段とを備え、
    前記入力推力検出手段の検出信号に応じて、前記入力部材と前記アシスト部材との相対変位関係が可変となる目標変位を設定し、前記相対変位検出手段からの信号に基づき、前記入力部材と前記アシスト部材との相対変位関係が前記目標変位となるように前記電動アクチュエータを制御する制御手段が設けられていることを特徴とする電動倍力装置。
  2. 前記ブレーキペダルから前記入力部材に付与される入力推力と前記電動アクチュエータから前記アシスト部材に付与されるアシスト推力とにより、マスタシリンダ内にブレーキ液圧を発生させ、前記入力部材と前記アシスト部材とが相対変位したときでも、該ブレーキ液圧による反力の一部を前記入力部材に、他の一部を前記アシスト部材にそれぞれ伝達するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の電動倍力装置。
  3. 前記入力部材と前記アシスト部材との間には、前記アシスト部材に対して前記入力部材を両者の相対変位の中立位置に向けて付勢する付勢手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の電動倍力装置。
  4. 前記入力推力検出手段は、前記入力部材に加えられる前記ブレーキペダルの操作力を検出する踏力センサであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電動倍力装置。
  5. 前記入力推力検出手段は、マスタシリンダのピストンにより発生する液圧を検出する液圧センサとこの液圧センサの検出信号を演算することで前記入力部材の入力推力を検出する推定演算手段であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電動倍力装置。
  6. 前記液圧センサの検出信号が所定液圧値となるまで、前記相対変位検出手段または前記入力部材の絶対変位を検出する入力絶対変位検出手段により検出される前記入力部材の変位に応じて前記電動アクチュエータを制御することを特徴とする請求項5に記載の電動倍力装置。
  7. 前記入力推力検出手段は、電動アクチュエータを構成する電動モータヘの電流を検出する電流センサの検出信号を演算することで前記入力部材の入力推力を検出する推定演算手段であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の電動倍力装置。
  8. 前記電流センサの検出信号が所定電流値となるまで、前記相対変位検出手段または前記入力部材の絶対変位を検出する入力絶対変位検出手段により検出される前記入力部材の変位に応じて前記電動アクチュエータを制御することを特徴とする請求項7に記載の電動倍力装置。
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