JP2008161589A - ガイドワイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】操作性、特に、トルク伝達性に優れたガイドワイヤを提供すること。
【解決手段】ガイドワイヤ1は、先端側に配置され、Ni−Ti系合金で構成された線状の第1ワイヤ2と、第1ワイヤ2の基端側に配置され、第1ワイヤ2の構成材料より剛性が高い材料で構成された線状の第2ワイヤ3とを有し、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3とが溶接により接合されたワイヤ本体10と、ワイヤ本体10の先端部101の外周を覆うように設けられ、柔軟性を有する柔軟部材5とを備えている。このガイドワイヤ1では、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との接合面14は、柔軟部材5の内側に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガイドワイヤ、特に血管や胆管のような体腔内にカテーテルを導入する際に用いられるガイドワイヤに関する。
ガイドワイヤは、例えばPTCA(Percutaneous Transluminal Coronary Angioplasty:経皮的冠状動脈血管形成術)のような、外科的手術が困難な部位の治療、または人体への低侵襲を目的とした治療や、心臓血管造影などの検査に用いられるカテーテルを誘導するのに使用される。PTCA術に用いられるガイドワイヤは、ガイドワイヤの先端をバルーンカテーテルの先端より突出させた状態にて、バルーンカテーテルと共に目的部位である血管狭窄部付近まで挿入され、バルーンカテーテルの先端部を血管狭窄部付近まで誘導する。
また、PTA(Percutaneous Transluminal Angioplasty:経皮的血管拡張術)においても、フェモラール、イリアック、リナール、シャント等のような末梢血管に形成された狭窄部(閉塞部)を開通させるために、PTCA術とほぼ同様に、ガイドワイヤを用いてバルーンカテーテルの先端部を血管狭窄部付近まで誘導する。
このような治療方法が用いられる血管は、複雑に湾曲しており、バルーンカテーテルを血管に挿入する際に用いるガイドワイヤには、適度の曲げに対する柔軟性および復元性、基端部における操作を先端側に伝達するための押し込み性およびトルク伝達性(これらを総称して「操作性」という)、さらには耐キンク性(耐折れ曲がり性)等が要求される。
従来のガイドワイヤとしては、適度な操作性を有することはもちろんのこと、ガイドワイヤの先端部に適度の柔軟性が得られるための構造として、互いに異なる材料で構成された、すなわち、Ni−Ti系合金で構成された第1ワイヤとステンレス鋼で構成された第2ワイヤとを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、この特許文献1に記載のガイドワイヤでは、第1ワイヤと第2ワイヤとの接合部がコイルよりも基端側に位置しているため、例えばより複雑に湾曲した血管に生じたCTO(Chronic Total Occlusion:慢性完全閉塞)を治療する場合に、第2ワイヤにトルクを加えた際、そのトルクが、第1ワイヤのコイルで覆われていない部分で減少してしまい、コイル(ガイドワイヤの先端部)に十分に伝達されないおそれがあった。
特開2004−230140号公報
本発明の目的は、操作性に優れたガイドワイヤを提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(23)の本発明により達成される。
(1) 先端側に配置され、Ni−Ti系合金で構成された線状の第1ワイヤと、該第1ワイヤの基端側に配置され、前記第1ワイヤの構成材料より剛性が高い材料で構成された線状の第2ワイヤとを有し、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとが連結されたワイヤ本体と、
前記ワイヤ本体の少なくとも先端側の部分の外周を覆うように設けられ、柔軟性を有する柔軟部材とを備え、
前記第1ワイヤの基端部と前記第2ワイヤの先端部との境界部は、前記柔軟部材の内側に位置することを特徴とするガイドワイヤ。
(2) 前記第1ワイヤの前記柔軟部材に覆われている部分は、前記第2ワイヤの前記柔軟部材に覆われている部分よりも長い上記(1)に記載のガイドワイヤ。
(3) 前記第1ワイヤの前記柔軟部材に覆われている部分は、前記第2ワイヤの前記柔軟部材に覆われている部分よりも短い上記(1)に記載のガイドワイヤ。
(4) 前記柔軟部材は、金属材料で構成されている上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(5) 前記柔軟部材は、その全体形状がほぼ管状をなすものである上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(6) 前記柔軟部材は、線材を螺旋状に巻回してなるコイルで構成されている上記(5)に記載のガイドワイヤ。
(7) 前記柔軟部材は、筒体で構成されている上記(5)に記載のガイドワイヤ。
(8) 前記筒体には、その壁部に溝および/またはスリットが形成されている上記(7)に記載のガイドワイヤ。
(9) 前記柔軟部材は、前記ワイヤ本体の長手方向に沿って配置された2つの部品で構成されている上記(1)ないし(8)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(10) 前記2つの部品は、それぞれ、線材を螺旋状に巻回してなるコイルである上記(9)に記載のガイドワイヤ。
(11) 前記2つの部品のうちの一方の部品は、線材を螺旋状に巻回してなるコイルであり、他方の部品は、筒体である上記(9)に記載のガイドワイヤ。
(12) 前記2つの部品は、同一または異なる金属材料で構成されている上記(9)ないし(11)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(13) 前記境界部は、前記2つの部品のうちの基端側に配された部品側に位置している上記(9)ないし(12)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(14) 前記ワイヤ本体は、前記第1ワイヤの基端面と前記第2ワイヤの先端面とが接合されたものである上記(1)ないし(13)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(15) 前記第1ワイヤの基端面と前記第2ワイヤの先端面との接合は、溶接によりなされている上記(14)に記載のガイドワイヤ。
(16) 前記境界部には、前記ワイヤ本体の外周方向に突出した突出部が形成されている上記(15)に記載のガイドワイヤ。
(17) 前記ワイヤ本体は、前記第1ワイヤの基端部と前記第2ワイヤの先端部とを接続する管状の接続部材をさらに有する上記(1)ないし(13)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(18) 前記接続部材は、その先端部および/または基端部が前記柔軟部材に対して支持されている上記(17)に記載のガイドワイヤ。
(19) 前記接続部材は、その途中が前記柔軟部材に対して支持されている上記(17)または(18)に記載のガイドワイヤ。
(20) 前記第1ワイヤの基端面と前記第2ワイヤの先端面との間には、間隙が形成されている上記(17)ないし(19)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(21) 前記第2ワイヤは、前記境界部の基端側近傍に、外径が基端方向に向かって漸増したテーパ部を有する上記(1)ないし(20)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(22) 前記第2ワイヤは、ステンレス鋼またはCo系合金で構成されている上記(1)ないし(21)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
(23) 前記境界部の先端側近傍および基端側近傍では、それぞれ、前記ワイヤ本体の外径がほぼ一定である上記(1)ないし(22)のいずれかに記載のガイドワイヤ。
本発明によれば、第1ワイヤと第2ワイヤとの境界部が柔軟部材の内側に位置しているため、第2ワイヤの基端部にトルクをかけた際、そのトルクは、剛性の大きい(高い)第2ワイヤを介して第1ワイヤの先端まで確実に伝達する。したがって、本発明のガイドワイヤは、操作性、特に、トルク伝達性に優れたものとなっている。
また、境界部付近が柔軟部材で覆われているため、ガイドワイヤをその基端側から押し込んだ際、第2ワイヤからの押し込み力によって第1ワイヤに座屈が生じるのが防止される。したがって、ガイドワイヤは、押し込み性にも優れたものとなっている。
以下、本発明のガイドワイヤを添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す縦断面図である。なお、説明の都合上、図1中(図2〜図11も同様)の右側を「基端」、左側を「先端」という。また、図1中(図2〜図11も同様)では、理解を容易にするため、ガイドワイヤの長さ方向を短縮し、ガイドワイヤの太さ方向を誇張して模式的に図示しており、長さ方向と太さ方向の比率は実際とは異なる。
図1に示すガイドワイヤ1は、カテーテル(内視鏡も含む)の内腔に挿入して用いられるカテーテル用ガイドワイヤである。このガイドワイヤ1は、先端側に配置された第1ワイヤ2と、第1ワイヤ2の基端側に隣接して配置された第2ワイヤ3とを溶接により接合(連結)してなるワイヤ本体10と、ワイヤ本体10の先端側の部分(先端部101)の外周を覆うように設けられた柔軟部材5とを有している。
ガイドワイヤ1の全長は、特に限定されないが、200〜5000mm程度であるのが好ましい。また、先端部101の長さL1は、ガイドワイヤ1の全長にもよるが、250〜300mm程度であるのが好ましい。
第1ワイヤ2は、柔軟性または弾性を有する線材で構成されている。この線材(第1ワイヤ2)の構成材料としては、例えば49〜52原子%NiのNi−Ti合金等のようなNi−Ti系合金が挙げられる。Ni−Ti系合金は、比較的柔軟であるとともに、復元性があり、曲がり癖が付き難い。このため、第1ワイヤ2をNi−Ti系合金で構成することにより、ガイドワイヤ1は、その先端側の部分に十分な柔軟性と曲げに対する復元性が得られ、複雑に湾曲・屈曲する血管に対する追従性が向上し、より優れた操作性が得られるとともに、第1ワイヤ2が湾曲・屈曲変形を繰り返しても、第1ワイヤ2に備わる復元性により曲がり癖が付かないので、ガイドワイヤ1の使用中に第1ワイヤ2に曲がり癖が付くことによる操作性の低下を防止することができる。
上記組成のNi−Ti合金は、熱処理等で超弾性を持たせることができるが、Niが52原子%より多き含まれていて超弾性を実質的に示さないものでも、適度な柔軟性と弾性とを有していれば、それを用いることができる。
この第1ワイヤ2は、外径が一定である外径一定部21および22と、外径一定部21、22間に位置し、外径が先端方向へ向かって漸減しているテーパ状の外径漸減部23とを有している。
第1ワイヤ2が外径漸減部23を有することにより、第1ワイヤ2の剛性(曲げ剛性、ねじり剛性)を先端方向に向かって徐々に減少させることができ、その結果、ガイドワイヤ1は、先端部101に良好な柔軟性を得て、血管等への追従性、安全性が向上すると共に、折れ曲がり等も防止することができる。
外径漸減部23のテーパ角度(外径の減少率)は、ワイヤ長手方向に沿って一定でも、長手方向に沿って変化する部位があってもよい。例えば、テーパ角度(外径の減少率)が比較的大きい箇所と比較的小さい箇所とが複数回交互に繰り返して形成されているようなものでもよい。
外径漸減部23の先端側に位置する外径一定部21は、その外径が第1ワイヤ2の先端まで一定となっている。
外径漸減部23の基端側に位置する外径一定部22も、外径一定部21とほぼ同様に、その外径が第1ワイヤ2の基端まで一定となっている。
なお、外径漸減部23の形成数は、図示の実施形態では1つであるが、これに限定されず、例えば、2つ以上であってもよい。また、外径一定部の形成数は、図示の実施形態では2つであるが、これに限定されず、例えば、1つまたは3つ以上であってもよい。
第1ワイヤ2の基端(基端面24)には、第2ワイヤ3の先端(先端面31)が例えば溶接により接続(連結)されている。第2ワイヤ3は、第1ワイヤ2と同様に柔軟性または弾性を有し、かつ、第1ワイヤ2の構成材料(Ni−Ti系合金)より剛性が高い線材で構成されている。この線材(第2ワイヤ3)の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼、コバルト系合金等の各種金属材料が挙げられる。
ステンレス鋼としては、例えば、SUS304、SUS303、SUS316、SUS316L、SUS316J1、SUS316J1L、SUS405、SUS430、SUS434、SUS444、SUS429、SUS430F、SUS302等SUSの全品種が挙げられる。
また、コバルト系合金としては、構成元素としてCoを含むものであれば、いかなるものを用いてもよいが、Coを主成分として含むもの(Co基合金:合金を構成する元素中で、Coの含有率が重量比で最も多い合金)が好ましく、Co−Ni−Cr系合金を用いるのがより好ましい。コバルト系合金は、ワイヤとしたときの弾性率が高く、かつ適度な弾性限度を有している。このため、コバルト系合金で構成された第2ワイヤ3は、トルク伝達性に優れ、座屈等の問題が極めて生じ難い。また、コバルト系合金は、弾性係数が高く、かつ高弾性限度としても冷間成形可能で、高弾性限度であることにより、座屈の発生を十分に防止しつつ、小径化することができ、所定部位に挿入するのに十分な柔軟性と剛性を備えるものとすることができる。
Co−Ni−Cr系合金としては、例えば、28〜50wt%Co−10〜30wt%Ni−10〜30wt%Cr−残部Feの組成からなる合金や、その一部が他の元素(置換元素)で置換された合金等が好ましい。置換元素の含有は、その種類に応じた固有の効果を発揮する。例えば、置換元素として、Ti、Nb、Ta、Be、Moから選択される少なくとも1種を含むことにより、第2ワイヤ3の強度のさらなる向上等を図ることができる。なお、Co、Ni、Cr以外の元素を含む場合、その(置換元素全体の)含有量は30wt%以下であるのが好ましい。
また、Co、Ni、Crの一部は、他の元素で置換してもよい。例えば、Niの一部をMnで置換してもよい。これにより、例えば、加工性のさらなる改善等を図ることができる。また、Crの一部をMoおよび/またはWで置換してもよい。これにより、弾性限度のさらなる改善等を図ることができる。Co−Ni−Cr系合金の中でも、Moを含む、Co−Ni−Cr−Mo系合金が特に好ましい。
このような第2ワイヤ3は、外径が一定である外径一定部32と、外径一定部32の基端側に位置し、外径が基端方向に向かって漸増するテーパ部33とを有している。また、第2ワイヤ3のテーパ部33より基端側においては、その外径はワイヤ長手方向に沿ってほぼ一定となっている。
外径一定部32は、先端から基端にかけて(渡って)外径が一定となっており、その外径は、第1ワイヤ2の基端面24(外径一定部22)の外径と同一である。
テーパ部33は、長さL1を有する先端部101(柔軟部材5)よりも基端側に位置している。このテーパ部33で、第2ワイヤ3から第1ワイヤ2への物理的特性、特に弾性が滑らかに変化する。
また、前述したように、第1ワイヤ2は、その最も基端側に外径一定部22を有し、第2ワイヤ3は、その最も先端側に外径一定部32を有している。すなわち、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との接合面(境界部、溶接部)14の前後(先端側近傍および基端側近傍)では、それぞれ、ワイヤ本体10の外径がほぼ一定となっている(図1参照)。
これにより、接合面14付近の柔軟性や曲げに対する復元性を十分に確保することができる。
また、ガイドワイヤ1では、第1ワイヤ2の平均外径が第2ワイヤ3の平均外径より小さくなっている。これにより、ガイドワイヤ1は、その先端側である第1ワイヤ2上では柔軟性に富み、基端側である第2ワイヤ3上では比較的剛性が高いものとなるので、先端部の柔軟性と優れた操作性(押し込み性、トルク伝達性等)とを両立することができる。
ワイヤ本体10を構成する第1ワイヤ2と第2ワイヤ3とは、前述したように溶接により接続、固定されている。これにより、簡単な方法で、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との接合面(溶接部)14に高い接合強度が得られる。なお、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との溶接方法としては、特に限定されず、例えば、摩擦圧接、レーザを用いたスポット溶接、アプセット溶接等の突き合わせ抵抗溶接などが挙げられるが、比較的簡単で高い接合強度が得られることから、突き合わせ抵抗溶接が特に好ましい。
ワイヤ本体10の先端部101には、接合面14付近(第1ワイヤ2のほぼ全体および第2ワイヤ3の外径一定部32)の外周を覆うように、すなわち、接合面14をまたぐように、柔軟性を有する柔軟部材5が配置されている。この柔軟部材5は、ワイヤ本体10の長手方向に沿って配置された、長さが異なる2つのコイル(部品)4a、4bで構成されている。先端側に配置されるコイル4aは、基端側に配置されるコイル4bよりも短く設定されている。
各コイル4a、4bは、それぞれ、線材(細線)を螺旋状に巻回してなるものである。これにより、柔軟部材5は、その全体形状がほぼ管状をなすこととなる。このような柔軟部材5の内側のほぼ中心部に、先端部101(接合面14付近)が挿通されている。また、先端部101は、柔軟部材5の内面と非接触で挿通されている。すなわち、先端部101の外面と柔軟部材5の内面の間には、空間が形成されている。
なお、図示の構成では、各コイル4a、4bは、それぞれ、外力を付与しない状態で、螺旋状に巻回された線材同士の間にやや隙間が空いていてもよいし、螺旋状に巻回された線材同士が隙間なく密に配置されていてもよい。また、一方のコイルは、外力を付与しない状態で、螺旋状に巻回された線材同士の間にやや隙間が空いており、他方のコイルは、外力を付与しない状態で、螺旋状に巻回された線材同士が隙間なく密に配置されているものであってもよい。
コイル4aおよび4bは、それぞれ、金属材料で構成されているのが好ましい。この金属材料としては、例えば、ステンレス鋼、超弾性合金、コバルト系合金や、金、白金、タングステン等の貴金属またはこれらを含む合金(例えば白金−イリジウム合金)等が挙げられる。特に、貴金属のようなX線不透過材料で構成した場合には、ガイドワイヤ1にX線造影性が得られ、X線透視下で先端部101の位置を確認しつつ生体内に挿入することができ、好ましい。
また、コイル4aとコイル4bとを同一の金属材料で構成してもよいし、異なる金属材料で構成してもよい。同一の構成材料を用いた場合には、使用する構成材料の種類が少なくなり、よって、ガイドワイヤ1の製造コストを抑制することができる。異なる構成材料を用いた場合には、例えば、柔軟部材5の全体的な物理的特性を適宜変更することができる。後者の場合、例えば、コイル4aをX線不透過材料(貴金属など)で構成し、コイル4bをX線を比較的透過する材料(ステンレス鋼など)で構成することが好ましい。
また、柔軟部材5は、コイル4aの先端部、コイル4aとコイル4bとの間、コイル4bの基端部で、それぞれ、固定材料11、12および13によりワイヤ本体10に固定されている。
換言すれば、コイル4aは、固定材料11で第1ワイヤ2の外径一定部21の先端部に固定されており、固定材料12で第1ワイヤ2の外径漸減部23で固定されている。また、コイル4bは、コイル4aとともに固定材料12で第1ワイヤ2の外径漸減部23で固定されており、固定材料13で第2ワイヤ3の外径一定部32の基端部に固定されている。
これらの固定材料11、12および13は、それぞれ、半田(ろう材)で構成されている。なお、固定材料11、12および13は、半田に限らず、接着剤でもよい。また、柔軟部材5(コイル4aおよび4b)の固定方法は、固定材料によるものに限らず、例えば、溶接でもよい。また、血管等の体腔の内壁の損傷を防止するために、固定材料11の先端面は、丸みを帯びているのが好ましい。
このような柔軟部材5が設置されていることにより、ガイドワイヤ1は、その先端部101が柔軟部材5に覆われて接触面積が少ないので、摺動抵抗を低減することができ、よって、ガイドワイヤ1の操作性がより向上する。
さて、図1に示すように、ガイドワイヤ1では、第1ワイヤ2の大部分(ほぼ全体)が柔軟部材5に入り込んで(挿入されて)おり、第2ワイヤ3の外径一定部32の大部分が柔軟部材5に入り込んでいる。このため、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との接合面14が柔軟部材5の内側に位置することとなる。
このガイドワイヤ1では、前述したように第2ワイヤ3がステンレス鋼やコバルト系合金で構成されているため、第2ワイヤ3の基端部(手元部)にトルクをかけた際、そのトルクは、外径一定部32まで確実に伝達する。この外径一定部32に伝達したトルクは、比較的短い第1ワイヤ2を介して、第1ワイヤ2の先端まで確実に伝達する。このように、ガイドワイヤ1は、トルク伝達性(操作性)に優れたものとなっている。例えばCTO(Chronic Total Occlusion)を治療する場合に、その病変部(狭窄部)にガイドワイヤ1の先端部101を挿通しようとした際、ガイドワイヤ1がトルク伝達性に優れているため、その操作(挿通操作)を確実に行なうことができる。
また、接合面14が柔軟部材5の内側に位置している、すなわち、接合面14をまたぐように柔軟部材5が配置されているため、この柔軟部材5によって、接合面14に生じる剛性(曲げ剛性)の変化を緩和することができる。これにより、ガイドワイヤ1の先端部101を湾曲した血管に挿入した際、接合面14付近でガイドワイヤ1が滑らかに湾曲することができ、よって、操作性が向上する。
また、Ni−Ti系合金で構成された第1ワイヤ2が柔軟部材5に覆われて(保護されて)いるため、ガイドワイヤ1をその基端側から押し込んだ際、第2ワイヤ3からの押し込み力によって第1ワイヤ2に座屈が生じるのが防止される。このように、ガイドワイヤ1は、押し込み性にも優れたものとなっている。
図1に示すように、ガイドワイヤ1では、第1ワイヤ2の柔軟部材5に覆われている部分(長さL2の部分)は、第2ワイヤ3の柔軟部材5に覆われている部分(長さL3の部部分)よりも短いのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ1の先端部101の全体としての剛性を比較的高いものとすることができる。また、剛性が高い部分が比較的多いことで、トルク伝達性が向上すると言う利点もある。
また、接合面14は、前述したように柔軟部材5の内側に位置しており、その中でも、特に、コイル4b側に位置しているのが好ましい。これにより、コイル4bとの固定箇所が増えるので、万が一、接合面14で破断した場合でも、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3とが離断(離脱)し難いと言う利点がある。
柔軟部材5は、図示の実施形態では2つの部品であるコイル4a、4bで構成されているが、これに限定されず、例えば、長さが(L2+L3)分の1つのコイルで構成されていてもよし、各長さの合計が(L2+L3)分となる3つ以上のコイルで構成されていてもよい。
また、本実施形態の場合、コイル4a、4bは、それぞれ、線材の横断面が円形のものを用いているが、これに限らず、線材の断面が例えば楕円形、四角形(特に長方形)等のものであってもよい。また、各線材の横断面形状が互いに異なっていてもよい。
図1に示すように、ガイドワイヤ1の外表面には、その全体(または一部)を覆う樹脂被覆層8が設けられている。この樹脂被覆層8は、種々の目的で形成することができるが、その一例として、ガイドワイヤ1の摩擦(摺動抵抗)を低減し、摺動性を向上させることによってガイドワイヤ1の操作性を向上させることがある。
ガイドワイヤ1の摩擦(摺動抵抗)の低減を図るためには、樹脂被覆層8は、以下に述べるような摩擦を低減し得る材料で構成されているのが好ましい。これにより、ガイドワイヤ1とともに用いられるカテーテルの内壁との摩擦抵抗(摺動抵抗)が低減されて摺動性が向上し、カテーテル内でのガイドワイヤ1の操作性がより良好なものとなる。また、ガイドワイヤ1の摺動抵抗が低くなることで、ガイドワイヤ1をカテーテル内で移動および/または回転した際に、ガイドワイヤ1のキンク(折れ曲がり)やねじれ、特に接合面14付近におけるキンクやねじれをより確実に防止することができる。
このような摩擦を低減し得る材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(PET、PBT等)、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、ポリカーボネート、シリコーン樹脂、フッ素系樹脂(PTFE、ETFE等)、またはこれらの複合材料が挙げられる。
また、樹脂被覆層8は、ガイドワイヤ1を血管等に挿入する際の安全性の向上を目的として設けることもできる。この目的のためには、樹脂被覆層8は柔軟性に富む材料(軟質材料、弾性材料)で構成されているのが好ましい。
このような柔軟性に富む材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(PET、PBT等)、ポリアミド、ポリイミド、ポリウレタン、ポリスチレン、シリコーン樹脂、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、ポリアミドエラストマー等の熱可塑性エラストマー、ラテックスゴム、シリコーンゴム等の各種ゴム材料、またはこれらのうちに2以上を組み合わせた複合材料が挙げられる。
なお、樹脂被覆層8は、単層のものであってもよいし、2層以上の積層体でもよい。
また、ガイドワイヤ1の少なくとも先端部101の外面には、親水性材料がコーティングされているのが好ましい。これにより、親水性材料が湿潤して潤滑性を生じ、ガイドワイヤ1の摩擦(摺動抵抗)が低減し、摺動性が向上する。従って、ガイドワイヤ1の操作性が向上する。
親水性材料としては、例えば、セルロース系高分子物質、ポリエチレンオキサイド系高分子物質、無水マレイン酸系高分子物質(例えば、メチルビニルエーテル−無水マレイン酸共重合体のような無水マレイン酸共重合体)、アクリルアミド系高分子物質(例えば、ポリアクリルアミド、ポリグリシジルメタクリレート−ジメチルアクリルアミド(PGMA−DMAA)のブロック共重合体)、水溶性ナイロン、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン等が挙げられる。
このような親水性材料は、多くの場合、湿潤(吸水)により潤滑性を発揮し、ガイドワイヤ1とともに用いられるカテーテルの内壁との摩擦抵抗(摺動抵抗)を低減する。これにより、ガイドワイヤ1の摺動性が向上し、カテーテル内でのガイドワイヤ1の操作性がより良好なものとなる。
<第2実施形態>
図2は、本発明のガイドワイヤの第2実施形態を示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第2実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、第1ワイヤの柔軟部材に覆われている部分と第2ワイヤの柔軟部材に覆われている部分との長さの大小関係が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図2に示すガイドワイヤ1Aでは、第1ワイヤ2の柔軟部材5に覆われている部分の長さL2が、第2ワイヤ3の柔軟部材5に覆われている部分の長さL3よりも長くなっている。
これにより、ガイドワイヤ1Aの先端部101の全体としての剛性を、前記第1実施形態の先端部101の全体としての剛性よりも低減することができる。
<第3実施形態>
図3は、本発明のガイドワイヤ(第3実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第3実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、接合面付近の形状が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図3に示すガイドワイヤ1Bには、接合面14に、ワイヤ本体10の外周方向に突出する突出部17が形成されている。このような突出部17が形成されることにより、第1ワイヤ2と、第2ワイヤ3との接合面積が大きくなり、これらの接合強度は、特に高いものとなる。これにより、ガイドワイヤ1は、第2ワイヤ3からのねじりトルクや押し込み力がより確実に第1ワイヤ2に伝達される。なお、図3に示すように、突出部17の外径は、柔軟部材5の内径より小さい。
このような突出部17を形成する方法としては、例えば、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3とをバット溶接機を用いて溶接する際に、これらワイヤ同士を加圧接触させて、半径方向にはみ出したバリを成形することにより、突出部17を形成することができる。
また、第2ワイヤ3には、突出部17よりも基端側に、第1の外径一定部34、小テーパ部(テーパ部)35、第2の外径一定部36がこの順に形成されている。また、図3に示すように、第1の外径一定部34および小テーパ部35の全体と、第2の外径一定部36のほとんどの部分とが、柔軟部材5内に位置している。
第1の外径一定部34は、外径がワイヤ長手方向に沿って一定となっており、その外径が第1ワイヤ2の外径一定部22よりも小さい部位である。また、第1の外径一定部34の曲げ剛性は、第1ワイヤ2の基端側の外径一定部22の曲げ剛性とほぼ同じである。また、第1の外径一定部34の外径は、第1ワイヤ2の基端側の外径一定部22の外径よりも小さい。
小テーパ部35は、外径が基端方向に向かって漸増した部位である。また、小テーパ部35は、テーパ部33の長さよりも短く設定されている。
第2の外径一定部36は、外径がワイヤ長手方向に沿って一定となっており、その外径が第1ワイヤ2の外径一定部22と同じである。
ガイドワイヤ1Bが特に第1の外径一定部34および小テーパ部35を有することにより、第2ワイヤ3から第1ワイヤ2への物理的特性、特に弾性が滑らかに変化し、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との接合面14の前後において優れた押し込み性やトルク伝達性が発揮され、耐キンク性も向上する。
<第4実施形態>
図4は、本発明のガイドワイヤ(第4実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第4実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ワイヤ本体が接続部材をさらに有すること以外は前記第1実施形態と同様である。
図4に示すガイドワイヤ1Cのワイヤ本体10は、第1ワイヤ2の基端部と第2ワイヤ3の先端部とを接続する接続部材6を有している。
この接続部材6は、管状をなすものである。接続部材6の先端部61に第1ワイヤ2の外径一定部22が嵌合し、接続部材6の基端部62に第2ワイヤ3の外径一定部32が嵌合することにより、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3とが確実に接続される。
また、接続部材6は、図4に示す実施形態では、先端部61が固定材料19を介して柔軟部材5(コイル4b)に対して支持固定されている。先端部61が固定されていることにより、ワイヤ本体10の先端部101において、柔軟性が高い第1ワイヤ2側を、それより柔軟性が低い第2ワイヤ側よりも強固に固定することができる。また、剛性の変化が緩やかになり、ガイドワイヤ1Cが血管の屈曲等の曲がりにスムーズに(円滑に)追従することができると言う利点もある。
固定材料19は、例えば、半田(ろう材)や接着剤で構成されている。
接続部材6は、金属材料で構成されるのが好ましい。特に、接続部材6は、第1ワイヤ2と同様のNi−Ti系合金で構成されるのがより好ましい。また、このNi−Ti系合金とは他に、接続部材6を構成するより好ましい金属材料としては、第2ワイヤ3と同様の材料やNi基合金が挙げられる。
なお、第1ワイヤ2および第2ワイヤ3は、それぞれ、接続部材6と嵌合するよう構成されているのに限定されず、例えば、接続部材6と接着剤によって接着されていてもよい。
また、接続部材6に接続されている第1ワイヤ2の部分は、外径がワイヤ長手方向に沿って一定となっているのに限定されず、例えば、図4に示すように、外径一定部22に段差部221が形成されたものであってもよい。この段差部221は、外径一定部22の一部の外径が変化した、すなわち、基端方向に向かって漸減した部位である。段差部221を介して、外径一定部22は、外径が比較的大きな先端側の部分222と、その部分222より外径が小さい基端側の部分223とに分けることができる。
部分222の剛性は、第2ワイヤ3の外径一定部32の剛性とほぼ等しいことが好ましい。このような剛性同士の大きさの関係は、例えば、図4に示すように、部分222の外径を外径一定部32の外径よりも大きくすることで達成される。
ガイドワイヤ1Cでは、部分223が接続部材6に挿入、接続されている。また、固定材料19は、接続部材6の先端部61と外径一定部22の段差部221とにまたがって形成されている。固定材料19は、段差部221と接続部材6の先端部との隙間を埋めるように、第1ワイヤ2とコイル4bとを固定している。これにより、接続部材6の先端部61と外径一定部22の段差部221との境界部が補強され、当該境界部の強度を高めることができる。
ガイドワイヤ1Cでは、図4に示すように、第1ワイヤ2の基端面24と第2ワイヤ3の先端面31とが離間しており、これらの面同士の間に間隙18が形成されてもよく、間隙18には、例えば接着剤が充填されていてもよい。これにより、第1ワイヤ2と第2ワイヤ3とに高い接続強度が得られる。
また、第1ワイヤ2の基端面24と第2ワイヤ3の先端面31とは、離間しているのに限定されず、これらの面同士が接触(当接)していてもよい。
<第5実施形態>
図5は、本発明のガイドワイヤ(第5実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第5実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ワイヤ本体に対する接続部材の固定位置が異なること以外は前記第4実施形態と同様である。
図5に示すガイドワイヤ1Dの接続部材6は、基端部62が固定材料19を介して柔軟部材5(コイル4b)に対して支持固定されている。基端部62が固定されていることにより、ワイヤ本体10の先端部101において、剛性が高い第2ワイヤ側を、それより剛性が低い第1ワイヤ側よりも強固に固定することができる。また、剛性の変化が緩やかになり、ガイドワイヤ1Dが血管の屈曲等の曲がりにスムーズに(円滑に)追従することができると言う利点もある。さらに、接続部材6がNi−Ti合金にて構成され、第2ワイヤ3がステンレス鋼にて構成されている場合、固定材料19が接続部材6の基端部62から第2ワイヤ3の表面にかけて覆っているので、接続強度を補充、増強させることができる。
<第6実施形態>
図6は、本発明のガイドワイヤ(第6実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第6実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ワイヤ本体に対する接続部材の固定位置が異なること以外は前記第4実施形態と同様である。
図6に示すガイドワイヤ1Eの接続部材6は、先端部61および基端部62がそれぞれ固定材料19を介して柔軟部材5(コイル4b)に対して支持固定されている。先端部61および基端部62がそれぞれ固定されていることにより、接続部材6を前記第1実施形態や前記第2実施形態の接続部材6よりも強固に(確実に)固定することができる。また、剛性の変化が緩やかになり、ガイドワイヤ1Eが血管の屈曲等の曲がりにスムーズに(円滑に)追従することができると言う利点もある。
また、接続部材6に接続されている第2ワイヤ3の部分は、外径がワイヤ長手方向に沿って一定となっているのに限定されず、例えば、図6に示すように、外径一定部32に段差部321が形成されたものであってもよい。この段差部321は、外径一定部32の一部の外径が変化した、すなわち、先端方向に向かって漸減した部位である。段差部321を介して、外径一定部32は、外径が比較的小さい先端側の部分322と、その部分322より外径が小さい基端側の部分323とに分けることができる。
ガイドワイヤ1Eでは、部分322が接続部材6に挿入、接続されている。また、2つの固定材料19のうちの先端側の固定材料19は、接続部材6の先端部61と外径一定部22の段差部221とにまたがって形成されている。これにより、接続部材6の先端部61と外径一定部22の段差部221との境界部が補強され、当該境界部の強度を高めることができる。基端側の固定材料19は、接続部材6の基端部62と外径一定部32の段差部321とにまたがって形成されている。これにより、接続部材6の基端部62と外径一定部32の段差部321との境界部が補強され、当該境界部の強度を高めることができる。
なお、第1ワイヤ2の部分222の剛性は、第2ワイヤ3の部分322の剛性とほぼ同じであることが好ましい。それは、例えば、第1ワイヤ2の部分222の外径は、第2ワイヤ3の部分322の外径より、大きく設定することで達成される。
本実施形態においては、第1ワイヤ2の部分222の剛性は、第2ワイヤ3の部分323の剛性よりも低いが、部分222の外径を部分323の外径よりも大きく設定することで、部分222と部分323との剛性を等しく設定することができる。
また、ガイドワイヤ1Eでは、コイル4aとコイル4bとは、それらの端部同士が溶接により接合されている。この溶接部42は、先端側の固定材料19と基端側の固定材料19との間に位置している。
例えば、コイル4aおよび4bをそれぞれ異なる材質の線材(例えば、一方をPt−Ni合金、他方をステンレス鋼)で構成して、これらを溶接したコイル4a、4bを用いた場合、その溶接部42の両側に各固定材料19を位置させる(配置する)ことにより、ワイヤ本体10や接続部材6を固定するときの熱が溶接部42に影響するのを防止することができる。
<第7実施形態>
図7は、本発明のガイドワイヤ(第7実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第7実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ワイヤ本体に対する接続部材の固定位置が異なること以外は前記第4実施形態と同様である。
図7に示すガイドワイヤ1Fの接続部材6は、その途中、すなわち、中央部63が固定材料19を介して柔軟部材5(コイル4b)に対して支持固定されている。中央部63が固定されていることにより、ガイドワイヤ1Fの先端部101を湾曲した血管内に挿入した際、接続部材6(第1ワイヤ2と第2ワイヤ3との境界部付近)が容易かつ安定して湾曲することができる。また、引張強度を高め、安全性が向上すると言う利点もある。
<第8実施形態>
図8は、本発明のガイドワイヤ(第8実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図、図9は、図8に示すガイドワイヤにおける柔軟部材を示す平面図である。
以下、これらの図を参照して本発明のガイドワイヤの第8実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、柔軟部材の構成が異なること以外は前記第1実施形態と同様である。
図8に示すガイドワイヤ1Gの柔軟部材5では、それを構成する2つの部品のうちの基端側の部品が、筒体(部品)4cで構成されている。この筒体4cの構成材料は、特に限定されないが、例えば、前記第1実施形態の第1ワイヤ2についての説明で挙げたようなNi−Ti系合金を用いることができるが、合成樹脂材料を用いてもよい。
図9に示すように、筒体4cには、その壁部にスリットや溝(本実施形態では、スリット41)が複数形成されている。各スリット41は、その形状が一文字状をなすものであり、筒体4cの周方向に沿って形成されている。また、このような複数のスリット41は、筒体4cの周方向および長手方向に沿って配置されている。
筒体4cに複数のスリット41が形成されていることにより、筒体4cがより柔軟なものとなる、すなわち、曲げ剛性をより低減することができる。
図9に示すように、複数のスリット41は、筒体4cの周方向の長さが同じであり、かつ、周方向に位置がずれているのが、曲げ易さの等方性が向上するので、好ましい。
このような筒体4cにより、第2ワイヤ3のトルクが筒体4cを介して、効果的に先端側に伝わる。
なお、柔軟部材5は、先端側にコイル4aが配置され、基端側に筒体4cが配置されたものとなっているが、これに限定されず、例えば、先端側に筒体4cが配置され、基端側にコイル4aが配置されたものであってもよい。
また、柔軟部材5では、基端側の部品のみが筒体4cで構成されているが、これに限定されず、例えば、先端側の部品も基端側の部品と同様に筒体4cで構成されていてもよい。
また、柔軟部材5は、図示の実施形態では1つのコイル4aと1つの筒体4cとで構成されているが、これに限定されず、例えば、長さがコイル4aと筒体4cとを合わせた長さに相当する1つの筒体で構成されていてもよい。
接続部材6の先端側は、第1ワイヤ2の筒体4cに固定材料19を介して固定されているので、トルク伝達性に優れるが、柔軟性を向上させる場合は、固定材料19を省略することができる。
<第9実施形態>
図10は、本発明のガイドワイヤ(第9実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第9実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ワイヤ本体の接合面の前後(先端側および基端側)の形状が異なること以外は前記第3実施形態と同様である。
図10に示すガイドワイヤ1Hでは、接合面14(突出部17)の前後のワイヤ本体10の外径が一定となっている。すなわち、ガイドワイヤ1Hでは、接合面14の先端側に第1ワイヤ2の外径一定部22が形成されており、接合面14の基端側に第2ワイヤ3の外径一定部32が形成されている。また、第1ワイヤ2の外径一定部22の外径は、第2ワイヤ3の外径一定部32の外径より大きく設定されている。
このような外径一定部22および外径一定部32が接合面14を介してワイヤ本体10(ガイドワイヤ1H)に設けられていることにより、外径一定部22と外径一定部32との曲げ剛性をほぼ同等に設定することができる。これにより、ガイドワイヤ1Hの先端部101を湾曲した血管に挿入した際、接合面14付近でもガイドワイヤ1Hが滑らかに湾曲することができ、よって、操作性が向上する。
<第10実施形態>
図11は、本発明のガイドワイヤ(第10実施形態)が有するエクステンションワイヤを示す部分縦断面図である。
以下、この図を参照して本発明のガイドワイヤの第10実施形態について説明するが、前述した実施形態との相違点を中心に説明し、同様の事項はその説明を省略する。
本実施形態は、ガイドワイヤがエクステンションワイヤをさらに有すること以外は前記第1実施形態と同様である。
図11に示すガイドワイヤ1iは、ワイヤ本体10aの基端部102に着脱自在に接続(装着)されるエクステンションワイヤ(延長ワイヤ)9を有している。
エクステンションワイヤ9について説明する前に、当該エクステンションワイヤ9が接続されるワイヤ本体10aの基端部102について説明する。
ワイヤ本体10aの基端部102は、テーパ部103と、テーパ部103の頂部(基端)から突出した突出部104とで構成されている。
テーパ部103は、その外径が基端方向に向かって漸減した(テーパ状をなす)部位である。
突出部104は、テーパ部103の頂部から基端方向に向かって突出した部位である。この突出部104は、外径がワイヤ長手方向に沿って一定となっており、その外径は、テーパ部103の基端の外径(最小外径)とほぼ同等となっている。また、突出部104の基端面は、丸みを帯びている。
このような構成のワイヤ本体10aの基端部102に、エクステンションワイヤ9が接続される。エクステンションワイヤ9をワイヤ本体10aに接続する(以下、この状態を「接続状態」と言う)ことにより、ガイドワイヤ1iの全長を延長することができる。なお、接続状態のガイドワイヤ1iの全長は、特に限定されないが、3500〜4000mm程度であるのが好ましい。
エクステンションワイヤ9は、ワイヤ本体91と、ワイヤ本体91の先端部に設けられた接続部(接続管)92とを有している。
ワイヤ本体91は、柔軟性または弾性を有する線材で構成されている。このワイヤ本体91の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、第2ワイヤ3と同様の構成材料を用いることができる。
また、ワイヤ本体91の外表面には、その全体(または一部)を覆う樹脂被覆層93が設けられている。この樹脂被覆層93は、樹脂被覆層8と同様の構成材料で構成されている。なお、樹脂被覆層93は、ワイヤ本体91の外表面の他に、接続部92の外周面にも形成されていてもよい。
図11に示すように、ワイヤ本体91の先端部には、ワイヤ本体10aの基端部102に接続可能な接続部92が固定されている。この固定方法としては、特に限定されないが、例えば、図示の構成では半田(ろう材)94を用いた方法が採られている。
この接続部92は、管状体で構成さている。接続部92の全長は、特に限定されないが、20〜70mm程度であるがの好ましい。
接続部92には、螺旋状のスリット921が形成されている。この接続部92では、隣接するスリット921同士のピッチ(間隔)pが、基端方向に向かって増加している。なお、ピッチpは、接続部92の先端部におけるピッチpの、接続部92の基端部におけるピッチpに対する比が1.4〜6.6であるのが好ましく、2.8〜3.3であるのがより好ましい。このような範囲になるように、ピッチpは、基端方向に向かって徐々に増加している。
また、スリット921は、接続部92の先端から基端に渡って形成されている。これにより、接続部92の壁部の螺旋状の状態、すなわち、接続部92の全体形状が確実に維持される。
スリット921の基端部(終点)には、半田(ろう材)922が設置されている。これにより、接続部92の全体形状がより確実に維持される。
また、接続部92の構成材料としては、特に限定されないが、例えば、第1ワイヤ2についての説明で挙げたようなNi−Ti系合金を用いることができる。これにより、接続部92の径方向に容易に伸縮(拡径/縮径)することができ、また、接続部92の全体形状がより確実に維持される。なお、接続部92の自然状態での内径は、テーパ部103の根元部103aの外径よりも小さく設定されている。
ガイドワイヤ1iを接続状態とするには、ワイヤ本体10aの基端部102をエクステンションワイヤ9の接続部92に押し込む。この際に、テーパ部103の根元部103aの外周面により、接続部92の先端部923の内周面が押圧されて、当該先端部923が拡径する。これにより、エクステンションワイヤ9の接続部92にワイヤ本体10aの基端部102(テーパ部103)が嵌合する。その結果、ワイヤ本体10aの基端部102とエクステンションワイヤ9の接続部92とが接続され、ガイドワイヤ1iが接続状態となる。
テーパ部103が形成されていることにより、接続部92の内径の大きさの程度(大小)に応じた、ワイヤ本体10aとエクステンションワイヤ9との接続が可能となる。
なお、接続部92の内周面には、粗面加工が施されていてもよい。これにより、接続部92の内周面に微少な凹凸が多数形成され、よって、接続状態の不本意な解除を防止することができる。
また、接続状態を解除するには、ワイヤ本体10aとエクステンションワイヤ9とを互いに反対方向に引張る。これにより、エクステンションワイヤ9の接続部92とワイヤ本体10aの基端部102との嵌合が解除され、よって、ワイヤ本体10aからエクステンションワイヤ9を取り外すことができる。
接続状態を解除する方法としては、このような方法(引張る方法)に限定されず、例えば、接続部92が拡径する、すなわち、接続部92が緩む方向に当該接続部92を回転させる方法も用いることができる。
なお、本実施形態のガイドワイヤ1iは、第1実施形態の変形例に限定されず、例えば、ワイヤ本体10aの先端部をコイルにて被覆させるような、一般的な態様においても、その効果を発揮する。
以上、本発明のガイドワイヤを図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ガイドワイヤを構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、本発明のガイドワイヤは、前記各実施形態のうちの、任意の2以上の構成(特徴)を組み合わせたものであってもよい。
例えば、第4実施形態の第1ワイヤと第2ワイヤとの境界部が、第1実施形態の第1ワイヤと第2ワイヤとの境界部のように接合面で構成されていてもよい。また、この場合、接合面付近に、第3実施形態の接合面付近と同様の突出部が形成されていてもよい。
また、第2〜第9実施形態のガイドワイヤが、第10実施形態のガイドワイヤが有するようなエクステンションワイヤをさらに有していてよい。
また、本発明のガイドワイヤの用途は、上述したPTCAにおいて使用される場合に限られず、例えば血管造影や経内視鏡手技などに使用される。
また、柔軟部材の他の構成例としては、例えばポリウレタン等のような樹脂材料で構成された樹脂層であってもよい。
また、長さL2と長さL3との大小関係は、前記第1実施形態ではL2<L3となっており、前記第2実施形態ではL2>L3となっているが、これに限定されず、例えば、L2=L3となっていてもよい。
本発明のガイドワイヤの第1実施形態を示す縦断面図である。 本発明のガイドワイヤの第2実施形態を示す縦断面図である。 本発明のガイドワイヤ(第3実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。 本発明のガイドワイヤ(第4実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。 本発明のガイドワイヤ(第5実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。 本発明のガイドワイヤ(第6実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。 本発明のガイドワイヤ(第7実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。 本発明のガイドワイヤ(第8実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。 図8に示すガイドワイヤにおける柔軟部材を示す平面図である。 本発明のガイドワイヤ(第9実施形態)におけるワイヤ本体の先端部付近を拡大して示す縦断面図である。 本発明のガイドワイヤ(第10実施形態)が有するエクステンションワイヤを示す部分縦断面図である。
符号の説明
1、1A、1B、1C、1D、1E、1F、1G、1H、1i ガイドワイヤ
10、10a ワイヤ本体
101 先端部
102 基端部
103 テーパ部
103a 根元部(基端部)
104 突出部
2 第1ワイヤ
21、22 外径一定部
221 段差部
222、223 部分
23 外径漸減部
24 基端面
3 第2ワイヤ
31 先端面
32 外径一定部
321 段差部
322、323 部分
33 テーパ部
34 第1の外径一定部
35 小テーパ部(テーパ部)
36 第2の外径一定部
4a、4b コイル(部品)
4c 筒体(部品)
41 スリット
42 溶接部
5 柔軟部材
6 接続部材
61 先端部
62 基端部
63 中央部
8 樹脂被覆層
9 エクステンションワイヤ(延長ワイヤ)
91 ワイヤ本体
92 接続部(接続管)
921 スリット
922 半田(ろう材)
923 先端部
93 樹脂被覆層
94 半田(ろう材)
11、12、13 固定材料
14 接合面(境界部、溶接部)
17 突出部
18 間隙
19 固定材料
L1、L2、L3 長さ
p ピッチ(間隔)

Claims (23)

  1. 先端側に配置され、Ni−Ti系合金で構成された線状の第1ワイヤと、該第1ワイヤの基端側に配置され、前記第1ワイヤの構成材料より剛性が高い材料で構成された線状の第2ワイヤとを有し、前記第1ワイヤと前記第2ワイヤとが連結されたワイヤ本体と、
    前記ワイヤ本体の少なくとも先端側の部分の外周を覆うように設けられ、柔軟性を有する柔軟部材とを備え、
    前記第1ワイヤの基端部と前記第2ワイヤの先端部との境界部は、前記柔軟部材の内側に位置することを特徴とするガイドワイヤ。
  2. 前記第1ワイヤの前記柔軟部材に覆われている部分は、前記第2ワイヤの前記柔軟部材に覆われている部分よりも長い請求項1に記載のガイドワイヤ。
  3. 前記第1ワイヤの前記柔軟部材に覆われている部分は、前記第2ワイヤの前記柔軟部材に覆われている部分よりも短い請求項1に記載のガイドワイヤ。
  4. 前記柔軟部材は、金属材料で構成されている請求項1ないし3のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  5. 前記柔軟部材は、その全体形状がほぼ管状をなすものである請求項1ないし4のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  6. 前記柔軟部材は、線材を螺旋状に巻回してなるコイルで構成されている請求項5に記載のガイドワイヤ。
  7. 前記柔軟部材は、筒体で構成されている請求項5に記載のガイドワイヤ。
  8. 前記筒体には、その壁部に溝および/またはスリットが形成されている請求項7に記載のガイドワイヤ。
  9. 前記柔軟部材は、前記ワイヤ本体の長手方向に沿って配置された2つの部品で構成されている請求項1ないし8のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  10. 前記2つの部品は、それぞれ、線材を螺旋状に巻回してなるコイルである請求項9に記載のガイドワイヤ。
  11. 前記2つの部品のうちの一方の部品は、線材を螺旋状に巻回してなるコイルであり、他方の部品は、筒体である請求項9に記載のガイドワイヤ。
  12. 前記2つの部品は、同一または異なる金属材料で構成されている請求項9ないし11のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  13. 前記境界部は、前記2つの部品のうちの基端側に配された部品側に位置している請求項9ないし12のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  14. 前記ワイヤ本体は、前記第1ワイヤの基端面と前記第2ワイヤの先端面とが接合されたものである請求項1ないし13のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  15. 前記第1ワイヤの基端面と前記第2ワイヤの先端面との接合は、溶接によりなされている請求項14に記載のガイドワイヤ。
  16. 前記境界部には、前記ワイヤ本体の外周方向に突出した突出部が形成されている請求項15に記載のガイドワイヤ。
  17. 前記ワイヤ本体は、前記第1ワイヤの基端部と前記第2ワイヤの先端部とを接続する管状の接続部材をさらに有する請求項1ないし13のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  18. 前記接続部材は、その先端部および/または基端部が前記柔軟部材に対して支持されている請求項17に記載のガイドワイヤ。
  19. 前記接続部材は、その途中が前記柔軟部材に対して支持されている請求項17または18に記載のガイドワイヤ。
  20. 前記第1ワイヤの基端面と前記第2ワイヤの先端面との間には、間隙が形成されている請求項17ないし19のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  21. 前記第2ワイヤは、前記境界部の基端側近傍に、外径が基端方向に向かって漸増したテーパ部を有する請求項1ないし20のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  22. 前記第2ワイヤは、ステンレス鋼またはCo系合金で構成されている請求項1ないし21のいずれかに記載のガイドワイヤ。
  23. 前記境界部の先端側近傍および基端側近傍では、それぞれ、前記ワイヤ本体の外径がほぼ一定である請求項1ないし22のいずれかに記載のガイドワイヤ。
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