JP2008159675A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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誠治 大竹
Shuichi Kikuchi
修一 菊地
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良 神田
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安弘 武田
Kenichi Maki
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Abstract

【課題】従来の半導体装置では、コレクタ領域が拡散層により形成され、横方向拡散によりデバイスサイズが縮小し難いという問題があった。
【解決手段】本発明の半導体装置では、P型の単結晶シリコン基板2上にN型のエピタキシャル層3が形成されている。コレクタ領域としてのN型の埋め込み拡散層6が基板2とエピタキシャル層3に渡り形成されている。エピタキシャル層4には、N型の埋め込み拡散層6に達するトレンチ9が形成されている。トレンチ9は、N型不純物が導入されたポリシリコン16により埋設されている。この構造により、NPNトランジスタ1では、コレクタ領域でのシート抵抗値が低減され、デバイスサイズが縮小される。
【選択図】図1

Description

本発明は、トレンチを用いることで、デバイスサイズを縮小する半導体装置及びその製造方法に関する。
従来の半導体装置の一実施例として、下記のNPNトランジスタが知られている。P型のシリコン基板上に2層のN型のエピタキシャル層が形成されている。1層目のエピタキシャル層と2層目のエピタキシャル層に渡り、N型の埋め込み拡散層が形成されている。そして、基板及びエピタキシャル層にはトレンチが形成され、トレンチ内はシリコン酸化膜、ポリシリコン膜、BPSG膜等の絶縁物により埋設されている。絶縁物で埋設されたトレンチは、分離領域として用いられている。一方、2層目のエピタキシャル層には、コレクタ領域として用いられるN型の拡散層が形成されている。コレクタ領域としてのN型の拡散層は、N型の埋め込み拡散層と連結するように拡散されている。また、2層目のエピタキシャル層には、ベース領域として用いられるP型の拡散層が形成されている。P型の拡散層には、エミッタ領域として用いられるN型の拡散層が形成されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2001−135719号公報(第2−4頁、第1図)
従来の半導体装置では、上述したように、P型のシリコン基板上にN型のエピタキシャル層が積層されている。エピタキシャル層はNPNトランジスタのコレクタ領域として用いられるが、低不純物濃度でありそのシート抵抗値が大きくなる。そこで、エピタキシャル層には、高不純物濃度の埋め込み拡散層及び拡散層が形成され、コレクタ領域でのシート抵抗値の低減が実現されている。しかしながら、NPNトランジスタの耐圧特性の劣化を防止する為に、コレクタ領域としての高不純物濃度の拡散層とベース領域としてのP型の拡散層との離間距離が必要となり、デバイスサイズを縮小し難いという問題がある。
上述した各事情に鑑みて成されたものであり、本発明の半導体装置では、半導体層と、前記半導体層に形成され、コレクタ領域としての埋め込み拡散層と、前記埋め込み拡散層まで達するように前記半導体層に形成されたコレクタ領域としてのトレンチと、前記トレンチ内に埋設された導電材料と、前記半導体層に形成され、ベース領域としての拡散層及びエミッタ領域としての拡散層とを有することを特徴とする。従って、本発明では、コレクタ領域の一部として導電材料が用いられ、コレクタ領域でのシート抵抗値が低減される。
また、本発明の半導体装置では、前記コレクタ領域としてのトレンチ内壁には絶縁層が形成され、前記トレンチ底部の前記絶縁層には開口部が形成されていることを特徴とする。従って、本発明では、トレンチ側面での絶縁性が実現され、コレクタ領域での電流経路が埋め込み拡散層となり、コレクタ領域でのシート抵抗値が低減される。
また、本発明の半導体装置では、前記ベース領域としての拡散層の一部は、前記絶縁層と隣接していることを特徴とする。従って、本発明では、コレクタ領域−ベース領域間距離が狭められ、トランジスタのデバイスサイズが縮小される。
また、本発明の半導体装置では、前記半導体層に形成された分離領域としてのトレンチとを有し、前記分離領域としてのトレンチは前記絶縁層で埋設されていることを特徴とする。従って、本発明では、コレクタ領域−分離領域間距離が狭められ、トランジスタのデバイスサイズが縮小される。
また、本発明の半導体装置では、前記ベース領域としての拡散層の一部は、前記分離領域としてのトレンチ内の絶縁層と隣接していることを特徴とする。従って、本発明では、ベース領域−分離領域間距離が狭められ、トランジスタのデバイスサイズが縮小される。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、一導電型の半導体基板上に逆導電型のエピタキシャル層を形成し、前記半導体基板及び前記エピタキシャル層に逆導電型の埋め込み拡散層を形成する工程と、前記エピタキシャル層に前記埋め込み拡散層に達するトレンチを形成し、前記トレンチ内壁に絶縁層を形成した後、前記トレンチ底部の前記絶縁層に開口部を形成し、前記トレンチを導電材料で埋設する工程と、前記エピタキシャル層に一導電型の拡散層を形成した後、前記一導電型の拡散層と重畳するように逆導電型の拡散層を形成する工程とを有することを特徴とする。従って、本発明では、トレンチを用いてコレクタ領域を形成することで、コレクタ領域でのシート抵抗値を低減し、トランジスタのデバイスサイズを縮小することができる。
また、本発明の半導体装置の製造方法では、前記トレンチを形成する工程では、分離領域用のトレンチが形成され、前記分離領域用のトレンチは前記絶縁層で埋設されることを特徴とする。従って、本発明では、コレクタ領域−ベース領域間距離を狭めることで、トランジスタのデバイスサイズを縮小することができる。
本発明では、コレクタ領域としてのトレンチが形成され、トレンチ内は導電材料により埋設されている。この構造により、コレクタ領域でのシート抵抗値が低減される。
また、本発明では、コレクタ領域としてのトレンチ側面の内壁には絶縁層が形成されている。この構造により、トレンチが形成された領域では、コレクタ領域の横方向拡散がなく、トランジスタの耐圧特性を劣化させることなく、デバイスサイズが縮小される。
また、本発明では、分離領域としてのトレンチが形成され、トレンチ内は絶縁層により埋設されている。この構造により、ベース領域−分離領域間の離間距離が省略され、トランジスタのデバイスサイズが縮小される。
以下に、本発明の一実施の形態である半導体装置について、図1を参照し、詳細に説明する。図1(A)は、本実施の形態であるトレンチを用いた半導体装置を説明するための断面図である。図1(B)は、本実施の形態であるトレンチを用いない半導体装置を説明するための断面図である。
図1(A)に示す如く、トレンチを用いたNPNトランジスタ1は、主に、P型の単結晶シリコン基板2と、N型のエピタキシャル層3と、分離領域4、5と、N型の埋込拡散層6と、ベース領域として用いられるP型の拡散層7と、エミッタ領域として用いられるN型の拡散層8と、コレクタ領域として用いられるトレンチ9から構成されている。
N型のエピタキシャル層3は、P型の単結晶シリコン基板2上に形成されている。尚、本実施の形態では、基板2上に1層のエピタキシャル層3が形成されている場合を示すが、この場合に限定するものではない。例えば、基板上面に複数のエピタキシャル層が積層されている場合でも良い。
分離領域4、5が、基板2及びエピタキシャル層3に形成されている。エピタキシャル層3は、分離領域4、5により複数の素子形成領域に区分されている。そして、分離領域4、5は、基板2まで達するトレンチ10、11を用いて形成されている。トレンチ10、11内は、例えば、シリコン酸化膜12、13により埋設されている。尚、分離領域4、5は、NPNトランジスタ1の形成領域を囲むように一環状に形成されている。
N型の埋込拡散層6が、基板2及びエピタキシャル層3の両領域に渡り形成されている。図示したように、N型の埋込拡散層6は、分離領域4、5で区画された、NPNトランジスタ1の形成領域に渡り、形成されている。そして、N型の埋め込み拡散層6は、コレクタ領域として用いられる。
P型の拡散層7が、エピタキシャル層3に形成されている。P型の拡散層7は、ベース領域として用いられる。
N型の拡散層8が、P型の拡散層7に形成されている。N型の拡散層8は、エミッタ領域として用いられる。
トレンチ9が、N型の埋め込み拡散層6に達するように形成されている。トレンチ9内壁には、シリコン酸化膜14が形成されている。トレンチ9の底面に位置する絶縁層14には開口部15が形成されている。そして、トレンチ9内は、例えば、ポリシリコン16により埋設されている。上述したように、絶縁層15の開口部15を介して、ポリシリコン16は、N型の埋め込み拡散層6と接続している。この構造により、NPNトランジスタ1は、トレンチ9を用いたコレクタ領域が実現されている。
更に、ポリシリコン16には、N型不純物、例えば、リン(P)が多量に導入され、高濃度なN型領域が形成されている。この構造により、Y軸方向におけるコレクタ領域でのシート抵抗値が大幅に低減されている。
尚、図示していないが、エピタキシャル層3上面には、絶縁層が形成されている。絶縁層は、BPSG(Boron Phospho Silicate Glass)膜、SOG(Spin On Glass)膜等により、形成されている。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、例えば、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングにより、絶縁層にコンタクトホールが形成されている。コンタクトホールには、例えば、Al−Si膜、Al−Si−Cu膜、Al−Cu膜等から成るアルミ合金膜が選択的に形成され、コレクタ電極、ベース電極及びエミッタ電極が形成されている。
次に、図1(B)に示す如く、トレンチを用いないNPNトランジスタ21は、主に、P型の単結晶シリコン基板22と、N型のエピタキシャル層23と、分離領域24、25と、N型の埋込拡散層26と、ベース領域として用いられるP型の拡散層27と、エミッタ領域として用いられるN型の拡散層28と、コレクタ領域として用いられるN型の拡散層29、30から構成されている。
N型のエピタキシャル層23は、P型の単結晶シリコン基板22上に形成されている。尚、本実施の形態では、基板22上に1層のエピタキシャル層23が形成されている場合を示すが、この場合に限定するものではない。例えば、基板上面に複数のエピタキシャル層が積層されている場合でも良い。
分離領域24、25が、基板22及びエピタキシャル層23に形成されている。エピタキシャル層23は、分離領域24、25により複数の素子形成領域に区分されている。例えば、分離領域24、25は、NPNトランジスタ21の形成領域を囲むように一環状に形成されている。
N型の埋込拡散層26が、基板22及びエピタキシャル層23の両領域に渡り形成されている。図示したように、N型の埋込拡散層26は、分離領域24、25で区画された、NPNトランジスタ21の形成領域に渡り、形成されている。
P型の拡散層27が、エピタキシャル層23に形成されている。P型の拡散層27は、ベース領域として用いられる。
N型の拡散層28が、P型の拡散層27に形成されている。N型の拡散層28は、エミッタ領域として用いられる。
N型の拡散層29、30が、エピタキシャル層23に形成されている。N型の拡散層29、30はコレクタ領域として用いられる。
尚、図示していないが、エピタキシャル層23上面には、絶縁層が形成されている。絶縁層は、BPSG膜、SOG膜等により、形成されている。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、例えば、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングにより、絶縁層にコンタクトホールが形成されている。コンタクトホールには、例えば、Al−Si膜、Al−Si−Cu膜、Al−Cu膜等から成るアルミ合金膜が選択的に形成され、コレクタ電極、ベース電極及びエミッタ電極が形成されている。
図1(A)を用いて上述したように、NPNトランジスタ1は、トレンチ9、10、11を用いて形成されている。先ず、コレクタ領域としてのトレンチ9は、トレンチ9の内壁に絶縁層14が形成されているため、X軸方向における絶縁性が実現されている。つまり、X軸方向におけるベース領域とコレクタ領域とのPN接合分離を考慮する必要がなく、ベース領域としてのP型の拡散層7は、絶縁層14と隣接するように形成されている。この構造により、NPNトランジスタ1の耐圧特性を劣化させることなく、ベース領域−コレクタ領域間の離間幅W1(図1(B)参照)を省略することができる。そして、NPNトランジスタ1のデバイスサイズを縮小することができる。
また、エミッタ領域としてのN型の拡散層8においても、絶縁層14によりコレクタ領域とエミッタ領域とが絶縁されている。この構造により、N型の拡散層8は、絶縁層14と隣接するように形成でき、コレクタ領域での電流経路が短縮され、NPNトランジスタ1のコレクタ領域でのシート抵抗値が低減される。
次に、分離領域としてのトレンチ10、11には、絶縁層12、13が埋設されている。この構造により、分離領域4とベース領域としてのP型の拡散層7とが対向する領域では、分離領域4とP型の拡散層7との離間を考慮する必要がない。つまり、分離領域4とP型の拡散層7とがショートすることなく、ベース領域−分離領域間の離間幅W2(図1(B)参照)を省略することができる。そして、NPNトランジスタ1のデバイスサイズを縮小することができる。更に、トレンチ10、11を用いて分離領域を形成することで、拡散層を用いて分離領域を形成する場合と比較して、分離領域の幅が狭められる。この構造により、NPNトランジスタ1のデバイスサイズを縮小することができる。尚、分離領域5とコレクタ領域としてのトレンチ9とが対向する領域では、分離領域の横方向拡散幅(X軸方向拡散幅)を考慮する必要がなくなり、コレクタ領域−分離領域間の離間幅W3(図1(B)参照)を狭めることができる。
尚、本実施の形態では、トレンチ9を埋設する導電材料としてポリシリコン16を用いる場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、トレンチ9を埋設する導電材料として、トレンチ9埋設後の熱処理により、材質特性が変化しない高融点導電材料であればよい。具体的には、タングステン(W)やチタン(Ti)系材料が用いられる場合でもよい。また、本実施の形態では、トレンチ9の内壁に形成された絶縁層14とP型の拡散層7とが隣接する場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、絶縁層14とP型の拡散層7との離間距離が、図1(B)に示す幅W1より狭い構造であればよい。また、本実施の形態では、トレンチ9、10、11を用いたNPNトランジスタ1について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、トレンチを用いて縦型PNPトランジスタを形成した場合においても、デバイスサイズを縮小できる等の効果を得ることができる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
次に、本発明の一実施の形態である半導体装置の製造方法について、図2〜図7を参照し、詳細に説明する。図2〜図7は、本実施の形態における半導体装置の製造方法を説明するための断面図である。
先ず、図2に示す如く、P型の単結晶シリコン基板2を準備する。基板2上にシリコン酸化膜40を形成し、N型の埋込拡散層6の形成領域上に開口部が形成されるように、シリコン酸化膜40を選択的に除去する。そして、シリコン酸化膜40をマスクとして用い、基板2の表面にN型不純物、例えば、アンチモン(Sb)を含む液体ソース41を回転塗布法により塗布する。その後、アンチモン(Sb)を熱拡散し、N型の埋込拡散層6を形成した後、シリコン酸化膜40及び液体ソース41を除去する。
次に、図3に示す如く、基板2を気相エピタキシャル成長装置のサセプタ上に配置し、基板2上にN型のエピタキシャル層3を形成する。気相エピタキシャル成長装置は、主に、ガス供給系、反応炉、排気系、制御系から構成されている。本実施の形態では、縦型の反応炉を用いることで、エピタキシャル層の膜厚均一性を向上させることができる。このエピタキシャル層3の形成工程における熱処理により、N型の埋込拡散層6が熱拡散される。
次に、エピタキシャル層3の表面にシリコン窒化膜(図示せず)を全面に堆積する。公知のフォトリソグラフィ技術により、トレンチ9、10、11が形成される領域に開口部が設けられるようにシリコン窒化膜を選択的に除去する。そして、例えば、ドライエッチングにより、基板2に到達するトレンチ9、10、11を形成する。その後、エピタキシャル層3表面を熱酸化し、トレンチ9、10、11の内壁を含めシリコン酸化膜42を形成する。この熱酸化工程により、トレンチ10内はシリコン酸化膜12で埋設され、トレンチ11内はシリコン酸化膜13で埋設される。また、トレンチ9では、底面も含めその内壁にはシリコン酸化膜14が形成される。
次に、図4に示す如く、公知のフォトリソグラフィ技術により、例えば、ドライエッチングにより、トレンチ9底面のシリコン酸化膜14を除去し、開口部15を形成する。その後、トレンチ9内に、例えば、ポリシリコン16を堆積する。このとき、トレンチ9内をポリシリコン16で埋設する際に、ポリシリコン16にN型不純物、例えば、リン(P)が導入される。そして、ポリシリコン16内の不純物濃度が、1.0×1018〜1.0×1020(/cm)となるように多量の不純物が導入される。後工程の熱拡散工程を利用して、ポリシリコン16内の不純物は、均一に拡散される。
この製造方法により、トレンチ9内に埋設されたポリシリコン16は、開口部15を介してN型の埋め込み拡散層6と電気的に接続する。そして、高不純物濃度であるポリシリコン16が形成されることで、コレクタ領域でのシート抵抗値を低減することができる。一方、トレンチ9側面の内壁には、絶縁層14が形成されているため、ポリシリコン16内の不純物が横方向拡散することを防止できる。その結果、NPNトランジスタのコレクタ領域でのシート抵抗値を低減しつつ、デバイスサイズも縮小することができる。
次に、図5に示す如く、シリコン酸化膜42上にフォトレジスト43を形成する。公知のフォトリソグラフィ技術を用い、P型の拡散層7が形成される領域上のフォトレジスト43に開口部を形成する。そして、エピタキシャル層3の表面から、P型不純物、例えば、ホウ素(B)を加速電圧60〜90(keV)、導入量1.0×1014〜1.0×1016(/cm)でイオン注入する。その後、フォトレジスト43を除去し、熱拡散し、P型の拡散層7を形成する。
次に、図6に示す如く、シリコン酸化膜42上にフォトレジスト44を形成する。公知のフォトリソグラフィ技術を用い、N型の拡散層8が形成される領域上のフォトレジスト44に開口部を形成する。そして、エピタキシャル層3の表面から、N型不純物、例えば、リン(P)を加速電圧90〜110(keV)、導入量1.0×1014〜1.0×1016(/cm)でイオン注入する。その後、フォトレジスト44を除去し、熱拡散し、N型の拡散層8を形成する。
次に、図7に示す如く、エピタキシャル層3上に絶縁層45として、例えば、BPSG膜、SOG膜等を堆積する。そして、公知のフォトリソグラフィ技術を用い、例えば、CHFまたはCF系のガスを用いたドライエッチングで、絶縁層45にコンタクトホール46、47、48を形成する。コンタクトホール46、47、48には、例えば、Al−Si膜、Al−Si−Cu膜、Al−Cu膜等から成るアルミ合金膜を選択的に形成し、ベース電極49、エミッタ電極50及びコレクタ電極51を形成する。
尚、本実施の形態では、トレンチ9を埋設する導電材料としてポリシリコン16を用いる場合について説明したが、この場合に限定するものではない。例えば、トレンチ9を埋設する導電材料として、トレンチ9埋設後の熱処理により、材質特性が変化しない高融点導電材料であればよい。具体的には、タングステン(W)やチタン(Ti)系材料が用いられる場合でもよい。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明の実施の形態における(A)トレンチを有する半導体装置を説明する断面図であり、(B)トレンチを有しない半導体装置を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。 本発明の実施の形態における半導体装置の製造方法を説明する断面図である。
符号の説明
1 NPNトランジスタ
2 P型の単結晶シリコン基板
3 N型のエピタキシャル層
6 N型の埋め込み拡散層
9 トレンチ
10 トレンチ
11 トレンチ
14 絶縁層
16 ポリシリコン

Claims (7)

  1. 半導体層と、
    前記半導体層に形成され、コレクタ領域としての埋め込み拡散層と、
    前記埋め込み拡散層まで達するように前記半導体層に形成されたコレクタ領域としてのトレンチと、
    前記トレンチ内に埋設された導電材料と、
    前記半導体層に形成され、ベース領域としての拡散層及びエミッタ領域としての拡散層とを有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記コレクタ領域としてのトレンチ内壁には絶縁層が形成され、前記トレンチ底部の前記絶縁層には開口部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ベース領域としての拡散層の一部は、前記絶縁層と隣接していることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記半導体層に形成された分離領域としてのトレンチとを有し、前記分離領域としてのトレンチは前記絶縁層で埋設されていることを特徴とする請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記ベース領域としての拡散層の一部は、前記分離領域としてのトレンチ内の絶縁層と隣接していることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 一導電型の半導体基板上に逆導電型のエピタキシャル層を形成し、前記半導体基板及び前記エピタキシャル層に逆導電型の埋め込み拡散層を形成する工程と、
    前記エピタキシャル層に前記埋め込み拡散層に達するトレンチを形成し、前記トレンチ内壁に絶縁層を形成した後、前記トレンチ底部の前記絶縁層に開口部を形成し、前記トレンチを導電材料で埋設する工程と、
    前記エピタキシャル層に一導電型の拡散層を形成した後、前記一導電型の拡散層と重畳するように逆導電型の拡散層を形成する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記トレンチを形成する工程では、コレクタ用のトレンチ及び分離領域用のトレンチが形成され、前記分離領域用のトレンチは前記絶縁層で埋設されることを特徴とする請求項6に記載の半導体装置の製造方法。
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