JP2008159387A - 紫外線光源及び化学反応促進装置 - Google Patents

紫外線光源及び化学反応促進装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008159387A
JP2008159387A JP2006346460A JP2006346460A JP2008159387A JP 2008159387 A JP2008159387 A JP 2008159387A JP 2006346460 A JP2006346460 A JP 2006346460A JP 2006346460 A JP2006346460 A JP 2006346460A JP 2008159387 A JP2008159387 A JP 2008159387A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ultraviolet light
light source
gas
chemical reaction
reaction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006346460A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5049004B2 (ja
Inventor
Satoshi Horikoshi
智 堀越
Susumu Sato
佐藤  進
Osamu Ariyada
修 有屋田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ARIOS Inc
Original Assignee
ARIOS Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ARIOS Inc filed Critical ARIOS Inc
Priority to JP2006346460A priority Critical patent/JP5049004B2/ja
Publication of JP2008159387A publication Critical patent/JP2008159387A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5049004B2 publication Critical patent/JP5049004B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
  • Discharge Lamps And Accessories Thereof (AREA)

Abstract

【課題】 廃棄処理に際して環境汚染の問題が生じることなく、安価な紫外線光源を実現するとともに、高い点灯性を得て実用化を可能とする。
【解決手段】 紫外線光源1に封入された放電ガス3の成分が、窒素ガス(N),アルゴン(Ar),ヘリウム等であり、NとArとの混合比が0.1:99.9〜30:70、内部圧力が100〜1000Paである。この紫外線光源1は、化学反応促進装置10においては、被反応物21そのものの中に投入される。マグネトロン発振器11から出力されたマイクロ波は、被反応物21と紫外線光源1に照射される。この照射を受けて紫外線光源1は、被反応物21の中に位置して紫外線を放出し、これを被反応物21に照射する。これら紫外線とマイクロ波の照射により、被反応物21の化学反応が促進される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電磁波の照射を受けて紫外線を発光する紫外線光源、及び、この紫外線光源を用いて廃水処理を行う化学反応促進装置に関し、特に、環境汚染の問題に配慮しつつ、廃水処理の高速化を実現するのに好適な紫外線光源及び化学反応促進装置に関する。
一般に、水質汚染物質の処理法として、物理的または化学的な方法があり、代表的な化学的方法の例として、燃焼法やオゾン酸化法、塩素などの殺菌法、OHラジカルなどを用いた活性ラジカル処理法などが挙げられる。また、いくつかの処理法を組み合わせた方法や、高度酸化プロセス(AOP)を用いた特殊な方法も実用化されている。
さらに、紫外線光源(紫外線ランプ)を用いた水処理法は、塩素などの化学薬品を使用しない方法として実用化されている。
この従来の水処理法では、一般に有電極の紫外線光源が使用されていた。しかし、電極寿命によるランプ切れや、電極のスパッタリングによる容器の汚染などの問題があった。このため、近年では、寿命が長く容器汚染のない無電極の紫外線光源が使用されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、従来は、被処理物に対して外から紫外線を照射していた(例えば、特許文献2参照。)。そうすると、被処理物とは違う方向に放出される光があったり、被処理物の一部にしか光が照射されなかったりして、効率の悪い処理法となっていた。
そこで、紫外線光源から放出される光を無駄なく被反応物に照射するために、被反応物に近づけ、あるいは接触させることが考えられる。さらに、被反応物そのものの中に紫外線光源を投入すれば、光源からの全方位の光が被反応物に照射されることになり、照射効率が著しく向上する(例えば、特許文献1参照。)。
さらに、ある種の物質の分解および合成は、紫外線とともにマイクロ波を照射することで大幅に促進することが知られている(例えば、特許文献3参照。)。これは、紫外線とマイクロ波の同時照射により、OHラジカルやOOHラジカルの発生量や生成速度を著しく向上させることができるためである。
特開2001−029943号公報 特開平09−237608号公報 特開2001−259620号公報
しかしながら、従来の無電極紫外線光源を用いた水質処理装置においては、次のような問題があった。
例えば、上述の特許文献1及び2に開示されているように、紫外線光源の封入ガスには、主に水銀(Hg)が用いられていた。これは、通常、入力電力に対する紫外線変換効率が高いためであった。ところが、この紫外線光源は、水質処理装置に用いられて環境改善に寄与しうるものの、Hg自体は、廃棄に際して厳重な管理下に置く必要があるため、使用はなるべく避けるべきであった。
また、紫外線光源の中には、キセノン(Xe)を封入したものもあるが、資源的に貴重で高価であるため、これについても避けるべきであった。
ここで、Hgに代わる発光ガスとして窒素(N)が考えられる。Nは、環境汚染の問題が無いため、この点でHgより有利なガスである。ただし、Nは放電開始電圧が高いため、なかなか発光せず、実用的でなかった。
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、廃水等の処理に際して環境汚染の問題が生じることなく、安価な紫外線光源を実現するとともに、高い点灯性を得て実用化を可能とする紫外線光源及び化学反応促進装置の提供を目的とする。
この目的を達成するため、本発明の紫外線光源は、電磁波の照射を受けて紫外線を発光する紫外線光源であって、内部に封入されたガスの成分に窒素及び点灯性補助用ガスを含む構成としてある。
紫外線光源をこのような構成とすると、封入ガスの成分が水銀やキセノンではなく窒素等とされるため、廃水処理に際して環境汚染の問題が生じることない。例えば、紫外線光源を廃棄する際に封入ガスが漏れ出した場合、水銀では、その毒性から環境汚染の問題が生じる。一方、窒素等では、その心配が無い。
さらに、窒素等は水銀やキセノンに比べて安価であるため、紫外線光源の低廉化を実現できる。
また、封入ガスの成分に点灯性補助用ガスを含むため、容易に窒素を放電させることができる。これにより、高い点灯性を得て実用的な紫外線光源を提供できる。
また、本発明の紫外線光源は、点灯性補助用ガスを、アルゴン及び/又はヘリウムを含む構成とすることができる。
紫外線光源をこのような構成とすれば、アルゴンやヘリウムにより窒素を簡単に放電させることができる。
窒素は、放電開始電圧が高いため、なかなか点火しにくい。一方、アルゴンやヘリウムは、不活性ガス(希ガス)であるため、それ自体が放電しやすく、一度放電すると他の原子にエネルギーを与えることができる。窒素の電離電圧は、アルゴン等のそれよりも低いため、アルゴン等の放電により窒素を簡単に放電・発光させることができる(ペニング効果)。
また、本発明の紫外線光源は、窒素とアルゴンとの混合比が、ほぼ、0.1:99.9〜30:70であり、ガスを封入した容器の内部圧力が100〜1000Paとすることができる。
紫外線光源をこのような構成とすると、アルゴンの割合が非常に多いため、封入ガスの点灯性を高めることができる。また、内部圧力を100〜1000Paとすることによっても点灯性を高めることができる。
また、本発明の紫外線光源は、ガスを封入する容器の形状を、カプセル形とし、径方向断面の直径を10〜30mm、長辺の長さを15〜160mmとすることができる。
紫外線光源をこのような構成とすれば、径方向断面の直径が10〜30mmであるため、封入ガスの放電が可能となる。また、長辺の長さが15〜160mmであるため、共振長を考慮しつつエネルギーの供給効率を上げることができる。
また、本発明の紫外線光源は、ガスを封入する容器の形状を、球形とし、直径を10〜60mmとすることができる。
紫外線光源をこのような構成とすると、直径が10〜60mmであるため、封入ガスの放電が可能となるとともに、共振長を考慮しつつエネルギーの供給効率を上げることができる。
また、本発明の紫外線光源は、ガスを封入する容器を、防水性及び紫外線透過性を有した材料で形成することができる。
紫外線光源をこのような構成とすれば、防水性を有するため、紫外線光源が被反応物に投入されても、紫外線光源の容器内に被反応物が入りこんでくることがない。このため、紫外線光源は、被反応物の中にあっても、本来備わる紫外線発光という機能を発揮でき、この紫外線を被反応物に照射できる。
また、本発明の紫外線光源は、無電極であるとともに、マイクロ波の照射を受けるとガスの励起により紫外線を発光する構成とすることができる。
紫外線光源をこのような構成とすると、無電極であるため、有電極に比べて紫外線光源の寿命を長くすることができる。また、電極のスパッタリングによる容器の汚染などを無くすことができる。さらに、マイクロ波と紫外線の両方を被反応物に照射する化学反応促進装置においては、紫外線光源を発光させるためのマグネトロン発振器を改めて備えずとも、被反応物へマイクロ波を照射するためのマグネトロン発振器を紫外線光源への電力供給として用いることができる。
また、本発明の化学反応促進装置は、内部で被反応物が静止又は移動する処理部と、電磁波を出力する電磁波発生器と、紫外線を発光する紫外線光源とを備えて、電磁波と紫外線とを被反応物に照射し、当該被反応物の化学反応を促進させる化学反応促進装置であって、紫外線光源が、上記のいずれかに記載の紫外線光源である構成とすることができる。
化学反応促進装置をこのような構成とすれば、紫外線光源に封入されたガスが窒素やアルゴン等であるため、この封入ガスにより環境汚染の問題が生じることがなく、また、安価に構成できる。
また、本発明の化学反応促進装置は、紫外線光源を、静止する被反応物の中、又は、処理部の内部の一部に設けてあり、電磁波を、被反応物と紫外線光源の両方に照射し、紫外線光源が、電磁波の照射を受けて紫外線を発光する構成とすることができる。
化学反応促進装置をこのような構成とすると、被反応物に照射している電磁波(マイクロ波)を、そのまま紫外線光源を発光させる電力として使用できる。
なお、特許文献1には、被反応物の中に紫外線光源(無電極放電ランプ)が投入された液体処理装置が開示されている。ただし、マイクロ波が高周波発生装置からコイルを介して送られている点や、そのマイクロ波が被反応物には照射されない点、被反応物の化学反応処理が紫外線照射のみで行なわれている点、紫外線光源の封入ガスが窒素を成分としない点などにおいて本発明と相違する。
以上のように、本発明によれば、紫外線光源に封入されるガスが窒素やアルゴンなどであるため、廃水等の処理に際して環境汚染の問題が生じることなく、安価な紫外線光源を実現できる。
また、窒素とアルゴンの混合比をおおよそ0.1:99.9〜30:70とし、内部圧力を100〜1000Paとすることで、点灯性を向上でき、実用的な紫外線光源を提供できる。
以下、本発明に係る紫外線光源及び化学反応促進装置の好ましい実施形態について、図面を参照して説明する。
[紫外線光源]
まず、本発明の紫外線光源の実施形態について、図1を参照して説明する。
同図(a),(b)は、本実施形態の紫外線光源の構造を示す外観正面図であって、同図(a)は、カプセル型、同図(b)は、球形の紫外線光源を示す。
同図(a),(b)に示すように、紫外線光源1(1a,1b)は、無電極であって、中空の容器2(2a,2b)の中に放電ガス3(3a,3b)が封入されている。
ここで、容器2は、防水性を有するとともに紫外線を透過する材料、例えば、石英ガラスやテフロン(デュポン社登録商標)などにより形成できる。
このように防水性を有することで、この紫外線光源1を被反応物に投入したときに、この紫外線光源1の容器内に被反応物が入り込むことがない。このため、紫外線光源1は、被反応物の中であっても紫外線を発光できる。また、紫外線透過性を有することで、放電ガス3で発光した紫外線を容器2より外部に放出できる。
この容器2は、同図(a)に示すように、カプセル形(円筒形状)に形成することができる。この場合、径方向断面の直径は、10〜30mmとするのが好ましい。
また、同図(b)に示すように、球状に形成することもできる。この場合、直径は、10〜60mmとするのが好ましい。
容器2の形状および大きさは、マイクロ波(電磁波)の波長及び内部に発生するプラズマのイオンシース距離などの放電機構からの限界、被反応物へのマイクロ波の浸透深さなどの被反応物を入れる容器の大きさの限界から、制限が生じる。
カプセル形及び球形の直径は、プラズマの放電領域を決定するため、これがイオンシースよりも小さいと放電することができない。イオンシースは、プラズマ密度により変化するが、放電初期においてプラズマ密度が小さい場合が所定の条件を考慮すれば直径10mm以上が望ましい。
一方、あまり大きすぎると、被反応物の容器に投入できなかったり、マイクロ波電力の多くが発光に使われるため被反応物へのマイクロ波照射が減少する。単位体積あたりの電力が低下することによる輝度の低下などの弊害が生じる可能性がある。
さらに、カプセル形の長手方向(長辺)の長さ及び球形の直径は、アンテナと同様に共振長を考慮した方がエネルギーの供給効率を上げることができると考えられる。この長さは、およそ波長λの1/8〜1倍となる。
一般に工業用として使われる2.45GHzのマイクロ波を用いた場合、自由空間における波長は122mmと計算されるが、導波管内では波長が伸びるため、約160mmとなる。
以上の点を考慮すると、紫外線光源1の形状は、カプセル形の場合は、径方向断面の直径10〜30mmで長辺の長さが15〜160mm、球形の場合は、直径10〜60mmが最適と考えられる。
なお、紫外線光源1を小型化する一手法として、マイクロ波の波長を短くすることも有用であると考えられる。波長を短くすると、プラズマのカットオフ周波数が上がるため、結果的に輝度の高い紫外線光源の製作が可能となる。
また、本実施形態の紫外線光源1は、無電極である。これにより、電極のスパッタリングによって容器2が汚染されることがなく、しかも放電ガス3の組成がほとんど変化しないため、紫外線光源1の寿命を延ばすことができる。
さらに、紫外線光源1を無電極とすることで、電極のスパッタリングや腐食がないため放電ガス3の選択肢を広げることができる。しかも、紫外線光源1の交換が簡単で、長時間の安定性が期待できるなどの利点がある。
放電ガス(封入ガス)3は、マイクロ波の照射を受けると、このマイクロ波による電力供給により紫外線を発光するガスであって、窒素ガス(N)を成分として含む。これにより、環境汚染の問題がなく、しかも安価な紫外線光源を実現できる。
が100%の紫外線光源1は、紫外線の光強度が最も強く、Nの割合が低下するほど光強度も弱くなる。ただし、Nを主体とする紫外線光源1は、放電開始電圧が高くなり放電開始に高い電界を必要とする。一方、被反応物へのマイクロ波照射は反応機構あるいは容量に応じて、最適なマイクロ波電力の幅があり、マイクロ波電力を高くしすぎると、所望の反応が得られなかったり、突沸、急激な圧力上昇による容器の破損などの危険性が生じる。
そこで、紫外線光源1に封入するガスとして点灯性補助用ガス、例えばアルゴン(Ar)あるいはヘリウム(He)を混入することとした。これにより、点灯性を容易にすることができる。
ここで、NとArとを混合した場合のNの割合を0.1〜30%以下とすると点火性が向上する。この場合、ArあるいはHeは70%以上となるが、例えばArでは、Arを90%にしても紫外線の光強度は減少せず、大きな変化がないことがわかった。しかも、NとArとの混合比は、出願人の研究では、放電ガス3の圧力を10〜10000Paの間で変化させたとき、N:Ar=20:80付近とするのがよいとの結果を得た。このようにArの割合を多くすることで点灯性を高めることができる。
さらに、N:Ar=20:80とした場合に、点灯性がよくなる紫外線光源1の内部圧力は、100〜1000Paが好ましく、さらに、800Pa付近が最も良いとの結果が得られた。
これら混合比及び内部圧力を採用することで、NとArとを成分とする放電ガス3の点灯性を高めることができ、実用的な紫外線光源1を得ることができる。
また、HgではなくNやArを成分とするため、廃棄処理に際して環境汚染の問題が生じることがない。
さらに、XeではなくNやArを成分とするため、安価な紫外線光源1を実現できる。
[化学反応促進装置]
次に、本発明の化学反応促進装置の実施形態について、図2〜図4を参照して説明する。
図2〜図4は、本実施形態の化学反応促進装置の構成を示す概略図であって、図2は、第一実施例における化学反応促進装置の構成、図3は、第二実施例における化学反応促進装置の構成、図4は、第三実施例における化学反応促進装置の構成をそれぞれ示す。
以下、各実施例ごとに、化学反応促進装置の構成について、説明する。
(第一実施例)
図2に示すように、本実施例の化学反応促進装置10aは、マグネトロン発振器11と、導波管12と、アプリケータ13とを有している。
ここで、マグネトロン発振器(電磁波発生器)11は、マイクロ波を出力する。
導波管12は、マグネトロン発振器11から出力されたマイクロ波をアプリケータ13へ送る。
アプリケータ13は、マイクロ波を使って被反応物21の処理を行う処理室である。このアプリケータ13は、電子レンジにおける加熱室,オーブン,キャビティに相当するものである。
このアプリケータ13に導入されたマイクロ波は、アプリケータ13内の壁で乱反射し、ほぼ全方位から被反応物21及び紫外線光源1に照射される(マルチモード)。
このアプリケータ13の内部は、共振器のような働きをし、電界強度は強くなるため、紫外線光源1は点灯装置を使用することなく発光する。一方、被反応物21に対する電界強度は、制御しにくくなる。
なお、アプリケータ13や流路15(後述)は、内部で被反応物21が静止又は移動する部分であるため「処理部」としての機能を有している。
アプリケータ13の中には、被反応物(溶液を含む)21を収容した反応容器22が収められている。そして、紫外線光源1が被反応物21の中に設けられている。
被反応物21は、紫外線光源1から紫外線を受けるとともに、マグネトロン発振器11からマイクロ波を受けることで、分解あるいは合成等の処理がなされる被処理物である。
この被反応物21は、液体、気体、固体のいずれであってもよい。ただし、固体の場合は、その中に紫外線光源1を設けることが可能なもの、例えば、粉体、粒体、ゼリー状のものなどが対象となる。
なお、図2においては、紫外線光源1が被反応物21の中にほぼ完全に埋没した状態となっているが、ほぼ完全に埋没した状態に限るものではなく、例えば、紫外線光源1の一部が被反応物21から露出した状態であってもよい。
反応容器22は、マイクロ波を透過する開放型の容器である。
この反応容器22は、開放型に限るものではなく、閉鎖型(第二実施例)であってもよい。
紫外線光源1は、無電極であり、照射されたマイクロ波により電力が供給されて紫外線を発光する。
本実施例(下記実施例も同じ)の化学反応促進装置においては、マイクロ波を被反応物21に照射して化学反応を促進する。一方、紫外線光源1は、前述したように無電極であるため、電磁波を送るための配線等がなく、マイクロ波の照射により電力を得る。すなわち、被反応物に照射しているマイクロ波を、そのまま紫外線光源1を発光させる電力として使えるので都合がよい。
この紫外線光源1は、被反応物21そのものの中に埋没(又は浸漬)した状態で設けられている。このため、紫外線光源1は、被反応物21の内部からその被反応物21に対して紫外線を照射する。つまり、紫外線光源1の全方位から放射された紫外線の全て(又はほとんど)が被反応物21に照射されることとなる。これにより、被反応物21の外から紫外線を照射した場合に比べて、照射効率が格段に向上するとともに、被反応物21の化学反応処理の時間を大幅に短縮できる。
(第二実施例)
第二実施例は、導波管の中に閉鎖型反応容器を挿入した例である。
図3に示すように、本実施例の化学反応促進装置10bは、マグネトロン発振器11と、導波管12と、アプリケータ13と、終端器14とを有している。
ここで、終端器(ターミネータ、ダミー抵抗)14は、マイクロ波を吸収して反射を防止する器具である。これを取り付けることにより、被反応物21へは、マグネトロン発振器11側からのみマイクロ波が供給される(シングルモード)。
シングルモードにおいては、被反応物21に対する電界強度は、マイクロ波電力、被反応物21の誘電率及び誘電損で決まるため、制御は比較的容易である。ただし、共振現象を利用しないため、電界強度は一般に低くなる。そのため、紫外線光源1の点灯は、点灯装置の助けが必要となる場合がある。
なお、終端器14に代えて、反射板を用いることもできる。
反射板が取り付けられている場合は、ここでマイクロ波が反射され、導波管は一種の共振器のような働きとなり、シングルモードよりも電界強度は高くなる。ただし、マルチモードと異なり、電界の方向は図3においては上下方向で一定となる。
(第三実施例)
第三実施例は、連続処理を目的として流路の途中に紫外線光源を設け、この紫外線光源にマイクロ波を照射するように導波管及びマグネトロン発振器を取り付けた例である。
図4に示すように、本実施例の化学反応促進装置10cは、マグネトロン発振器11と、導波管12と、流路15と、光源支持部材16と、仕切り板17とを有している。
流路15は、内部に被反応物21が移動する送液用の配管(パイプ)である。この流路15の内部に紫外線光源1が配置されている。
光源支持部材16は、流路15の内部に配置された紫外線光源1をその位置に留めるための部材である。つまり、光源支持部材16は、紫外線光源1からみて、被反応物21の移動方向の前後一箇所ずつ計二箇所に取り付けられている。
この光源支持部材16は、網状に形成されており、被反応物21の流れを極力妨げることなく紫外線光源1の周辺に被反応物21を流すようになっている。この網のサイズ効果によりマイクロ波も上下に逃げない形になっている。
仕切り板17は、流路15と導波管12との仕切り板であって、防水性とマイクロ波透過性とを有している。
防水性を有することで、流路15の内部を移動する被反応物21が導波管12に進入することを阻止できる。また、マイクロ波透過性を有することで、マグネトロン発振器11からのマイクロ波を、流路15の中にある被反応物21や紫外線光源1に照射することができる。
この仕切り板17は、例えば、石英ガラスやテフロン(デュポン社登録商標)などにより形成できる。
[化学反応促進装置における化学反応促進処理]
次に、化学反応促進装置において行なわれる化学反応促進処理について、図2を参照して説明する。
なお、ここでは、第一実施例の化学反応促進装置を用いた化学反応促進処理について説明するが、第二実施例や第三実施例の化学反応促進装置においてもほぼ同様の処理内容となる。
反応容器22の中に被反応物21を入れ、この被反応物21の中に紫外線光源1を投入する。これにより、紫外線光源1は、被反応物21の中に埋没(又は浸漬)した状態となる。そして、この反応容器22が、アプリケータ13の中に置かれる。
マグネトロン発振器11の起動により出力されたマイクロ波が、導波管12を伝わってアプリケータ13に導入される。
アプリケータ13では、マイクロ波が、被反応物21に照射されるとともに、紫外線光源1にも照射される。
紫外線光源1は、マイクロ波による電力の供給により、放電ガス3が励起して紫外線を放出する。これにより、被反応物21に紫外線が照射される。
被反応物21は、マイクロ波及び紫外線が照射されることで、化学反応が促進する。
[紫外線光源の放電ガスに関する最適値を得る実験]
次に、紫外線光源の放電ガスに関する各種データ(混合比、内部圧力)の最適値を求める実験について、説明する。
紫外線による有機物の分解には254nm以下の光を効率よく照射できる機能が求められている。
放電ガス3の成分又は混合比が異なる複数の石英製無電極紫外線光源(サイズ:18mm(径方向断面の直径D)×150mm(長辺の長さL))を試作した。ここでは、He及びAr、Xe、N、H、Oについて、単体又は混合体でそれぞれ封入した。
これら紫外線光源のそれぞれについて、マイクロ波照射下で、紫外線部の光強度および点灯性、光源表面温度の観点から検討した。
光源からの発光スペクトルを、M.I.T.WAVELENGTH TABLES Vol.2 Wavelength by Element,MIT Pressと照合し、各元素からの発光であることを確認した。
その中で、Nが、紫外線強度及び点灯性の観点から最適な封入ガスであることがわかる。また、コストの面でもNは実用的なガスであると考えられる。
ArおよびHeを加えた混合ガスを用いると、マイクロ波による点灯性が向上することがわかった。ArおよびHeのスペクトル基線からより紫外光の発生率の高いArを、Nの点灯性補助用ガスとして加えることを決定した。
とArの混合比は、0.001%:99.999%〜100%:0%まで試みた。また、各混合比における内圧力を10Pa〜10000Paの範囲で検討した。
繰り返し実験の結果、N:Ar=20:80の混合比および800Pa付近が点灯性および光強度の観点から本実験条件において最適であることが示された。
[化学反応の反応速度を調べる実験]
次に、マイクロ波及び紫外線の照射時間に対する化学反応の反応速度を調べる実験について、図5〜図7を参照して説明する。
化学反応促進装置として、図2,図5,図6に示す各装置を準備した。図2に示す装置は、無電極の紫外線光源1を被反応物21に投げ込んだ場合の装置である。図5に示す装置は、無電極の紫外線光源1を反応容器22の外部に設置した場合の装置である。図6に示す容器は、市販の水銀ランプ30をアプリケータ13の外部に設置した場合の装置である。
まず、図2に示す装置10aにおいて、マルチモードのアプリケータ13に設置した閉鎖型反応容器22の中に、試作した無電極の紫外線光源1と農薬の水溶液(0.05mM)とを30mL導入した。
農薬の分解を促進させるために、二酸化チタン光触媒を水溶液に分散させ分解を進めた。
二酸化チタン(TiO)の反応には、紫外光が必要であり、マイクロ波の照射とともに、紫外線光源1から発生した紫外線が光触媒反応を進行させた。
また、紫外線照射による農薬の光分解も同時に進行する。
次いで、図5に示す装置10dにおいて、図2の装置10aで用いた紫外線光源1,被反応物21,反応容器22と同じものを用意し、アプリケータ13に設置した。そして、マイクロ波の照射とともに、紫外線光源1からの紫外線を被反応物21に照射して光触媒反応を進行させた。
さらに、図6に示す装置10eにおいて、図2の装置10aで用いた紫外線光源1,被反応物21,反応容器22と同じものを用意し、アプリケータ13に設置した。そして、マイクロ波の照射とともに、アプリケータ13の窓部18を介して水銀ランプ30からの紫外線を被反応物21に照射して光触媒反応を進行させた。
これら図2,図5,図6に示す各装置を用いた実験結果を、図7に示す。
同図に示すように、図2に示す装置10aでは、10分間のマイクロ波照射で完全に農薬の分解が完了した。
一方、図5に示す装置10dでは、紫外線光源1を反応容器22の外部に設置したことで紫外線の照射面積が小さくなった。このため、分解効率が低下した。
さらに、図6に示す装置10eでは、水銀ランプ30がアプリケータ13の外部に設置されていることもあり、分解効率は低かった。
以上の実験結果より、紫外線光源1を被反応物21に投入することで、化学反応が高効率で進行することがわかった。
以上説明したように、本実施形態の紫外線光源及び化学反応促進装置によれば、紫外線光源に封入されるガスが窒素やアルゴンなどであるため、廃棄処理に際して環境汚染の問題が生じることなく、安価な紫外線光源を実現できる。
また、窒素とアルゴンの混合比をおおよそ0.1:99.9〜30:70とし、内部圧力を100〜1000Paとすることで、点灯性を向上でき、実用的な紫外線光源を提供できる。
以上、本発明の紫外線光源及び化学反応促進装置の好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る紫外線光源及び化学反応促進装置は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、被反応物の中に紫外線光源を一つのみ投入したが、一つに限るものではなく、複数(又は多数)投入することもできる。
また、点火性を容易にするために、化学反応促進装置に点灯装置を装備することも可能である。具体的には、例えば、別の紫外線光源あるいは電気火花発生器をリアクター外の本紫外線光源から見える位置に取り付ける、マイクロ波電力をパルス的に増大させるなどの手法を採用することも可能である。
さらに、上述の実施形態では、電磁波の例としてマイクロ波を挙げたが、マイクロ波に限るものではなく、例えば高周波等とすることもできる。
本発明は、紫外線光源や化学反応促進装置に関する発明であるため、紫外線光源を用いた装置や機器に利用可能である。
本発明の紫外線光源の構成を示す正面図であって、(a)は、カプセル型、(b)は、球形である。 本発明の化学反応促進装置のうち、第一実施例の構成を示す概略図である。 本発明の化学反応促進装置のうち、第二実施例の構成を示す概略図である。 本発明の化学反応促進装置のうち、第三実施例の構成を示す概略図である。 紫外線光源を反応容器の外部に設置した化学反応促進装置の構成を示す概略図である。 水銀ランプをアプリケータの外部に設置した化学反応促進装置の構成を示す概略図である。 実験結果を示す図表である。
符号の説明
1(1a,1b) 紫外線光源
2(2a,2b) 容器
3 放電ガス(封入ガス)
10a〜10e 化学反応促進装置
11 マグネトロン発振器
12 導波管
13 アプリケータ
14 終端器
15 流路
16 光源支持部材
17 仕切り板
21 被反応物
22 反応容器

Claims (9)

  1. 電磁波の照射を受けて紫外線を発光する紫外線光源であって、
    内部に封入されたガスの成分に窒素及び点灯性補助用ガスを含む
    ことを特徴とする紫外線光源。
  2. 前記点灯性補助用ガスが、アルゴン及び/又はヘリウムを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の紫外線光源。
  3. 前記窒素と前記アルゴンとの混合比が、ほぼ、0.1:99.9〜30:70であり、
    前記ガスを封入した容器の内部圧力が100〜1000Paである
    ことを特徴とする請求項2記載の紫外線光源。
  4. 前記ガスを封入する容器の形状が、カプセル形であり、径方向断面の直径が10〜30mm、長辺の長さが15〜160mmである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の紫外線光源。
  5. 前記ガスを封入する容器の形状が、球形であり、直径が10〜60mmである
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の紫外線光源。
  6. 前記ガスを封入する容器が、防水性及び紫外線透過性を有した材料で形成された
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の紫外線光源。
  7. 無電極であるとともに、マイクロ波の照射を受けると前記ガスの励起により紫外線を発光する
    ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の紫外線光源。
  8. 内部で被反応物が静止又は移動する処理部と、電磁波を出力する電磁波発生器と、紫外線を発光する紫外線光源とを備えて、前記電磁波と前記紫外線とを前記被反応物に照射し、当該被反応物の化学反応を促進させる化学反応促進装置であって、
    前記紫外線光源が、前記請求項1〜請求項7のいずれかに記載の紫外線光源である
    ことを特徴とする化学反応促進装置。
  9. 前記紫外線光源が、静止する前記被反応物の中、又は、前記処理部の内部の一部に設けてあり、
    前記電磁波が、前記被反応物と前記紫外線光源の両方に照射され、
    前記紫外線光源が、前記電磁波の照射を受けて紫外線を発光する
    ことを特徴とする請求項8記載の化学反応促進装置。
JP2006346460A 2006-12-22 2006-12-22 紫外線光源及び化学反応促進装置 Active JP5049004B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006346460A JP5049004B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 紫外線光源及び化学反応促進装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006346460A JP5049004B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 紫外線光源及び化学反応促進装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008159387A true JP2008159387A (ja) 2008-07-10
JP5049004B2 JP5049004B2 (ja) 2012-10-17

Family

ID=39660067

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006346460A Active JP5049004B2 (ja) 2006-12-22 2006-12-22 紫外線光源及び化学反応促進装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5049004B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236181A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Satoshi Horikoshi ビニルイミダゾール類の光異性化方法
JP2016214172A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 学校法人上智学院 葉菜類の残留農薬除去装置
JP6055949B1 (ja) * 2016-04-20 2016-12-27 マイクロ波化学株式会社 処理装置
JP2018020272A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 オルガノ株式会社 超純水製造装置および超純水製造方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6630617B2 (ja) * 2016-04-07 2020-01-15 オルガノ株式会社 液体処理装置および液体処理方法

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61172562A (ja) * 1985-01-28 1986-08-04 東芝ライテック株式会社 気体の脱臭殺菌装置
JPH01284255A (ja) * 1988-05-10 1989-11-15 Yoshizo Fujimoto マイクロ波による複合滅菌方法およびその装置
JP2001029943A (ja) * 1999-07-23 2001-02-06 Nippon Photo Science:Kk 無電極放電ランプ液体処理装置
WO2001029877A1 (fr) * 1999-10-18 2001-04-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'entrainement d'une lampe a decharge sans electrode
JP2001259620A (ja) * 2000-03-15 2001-09-25 Satoshi Horikoshi マイクロ波および紫外線を併用した半導体光触媒による水処理装置
JP2004330174A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Toshiyuki Takamatsu 液体処理方法及び処理システム
JP2006026253A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Matsushita Electric Works Ltd 殺菌装置
WO2006031650A2 (en) * 2004-09-10 2006-03-23 Axcelis Technologies, Inc. Electrodeless lamp for emitting ultraviolet and/or vacuum ultraviolet radiation

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61172562A (ja) * 1985-01-28 1986-08-04 東芝ライテック株式会社 気体の脱臭殺菌装置
JPH01284255A (ja) * 1988-05-10 1989-11-15 Yoshizo Fujimoto マイクロ波による複合滅菌方法およびその装置
JP2001029943A (ja) * 1999-07-23 2001-02-06 Nippon Photo Science:Kk 無電極放電ランプ液体処理装置
WO2001029877A1 (fr) * 1999-10-18 2001-04-26 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Dispositif d'entrainement d'une lampe a decharge sans electrode
JP2001259620A (ja) * 2000-03-15 2001-09-25 Satoshi Horikoshi マイクロ波および紫外線を併用した半導体光触媒による水処理装置
JP2004330174A (ja) * 2003-05-08 2004-11-25 Toshiyuki Takamatsu 液体処理方法及び処理システム
JP2006026253A (ja) * 2004-07-21 2006-02-02 Matsushita Electric Works Ltd 殺菌装置
WO2006031650A2 (en) * 2004-09-10 2006-03-23 Axcelis Technologies, Inc. Electrodeless lamp for emitting ultraviolet and/or vacuum ultraviolet radiation

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236181A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Satoshi Horikoshi ビニルイミダゾール類の光異性化方法
JP2016214172A (ja) * 2015-05-22 2016-12-22 学校法人上智学院 葉菜類の残留農薬除去装置
JP6055949B1 (ja) * 2016-04-20 2016-12-27 マイクロ波化学株式会社 処理装置
JP2018020272A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 オルガノ株式会社 超純水製造装置および超純水製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP5049004B2 (ja) 2012-10-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0607960B2 (en) Dielectric barrier discharge lamp
JP5049004B2 (ja) 紫外線光源及び化学反応促進装置
US5955840A (en) Method and apparatus to generate ultraviolet (UV) radiation, specifically for irradiation of the human body
JP2007535103A (ja) 電子サイクロトロン共鳴による光源
US20090045750A1 (en) Uv light system
US6348669B1 (en) RF/microwave energized plasma light source
EP1449411B1 (en) Method for the production of a visible; uv or ir radiation with a lamp without electrodes; and lamp that carries out this method
JPS61208743A (ja) 紫外線処理装置
TW201023241A (en) Lamp
JPH0613052A (ja) 無電極放電ランプおよび無電極放電ランプ発光装置
JP2007080705A (ja) マイクロ波放電ランプおよび当該マイクロ波放電ランプを備えたマイクロ波放電光源装置
JP6831268B2 (ja) 放電ランプ
JPH1021885A (ja) 無電極放電ランプ
RU59324U1 (ru) Источник излучения
Tarasenko et al. Barrier-discharge excilamps: history, operating principle, prospects∗∗ To the radiant memory of Galina Arkad’evna Volkova (1935–2011).
JPS61104560A (ja) マイクロ波放電光源装置
JP2004227820A (ja) 放電ランプ
KR20030024938A (ko) 광 촉매 수 처리 장치 및 그에 의한 수 처리 방법
JP2015191743A (ja) マイクロ波無電極ランプ及びこれを使用した光照射装置
JPH08212982A (ja) マイクロ波放電光源装置
JP2005228520A (ja) 無電極放電灯
JP2008288041A (ja) マイクロ波励起放電ランプ装置
CN101840839B (zh) 准分子灯
JP4924868B2 (ja) 放電管および放電管装置
CN105810552A (zh) 一种短波紫外光产生方法及其装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110830

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120424

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120622

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120710

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120720

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150727

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5049004

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250