JP2008156015A - 移動クレーン - Google Patents
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Abstract
【課題】組立工程内での作業性が高く、部品が工程間を移動する際に部品の搬送、組立が容易であると共に、遠方にクレーン全体を移動する場合においても、その組立及び解体が容易な移動クレーンを提供する。
【解決手段】四隅に立設された柱体2と、該柱体2の上部を互いに結合する梁体3、4と、該梁体3、4に懸架され、水平面内の略直交二方向において移動自在に走行する被搬送物の昇降手段8と、前記柱体2の各脚部に設けた車輪9と、この車輪9を案内するレール10とを備えてなる移動クレーン1である。使用に際しては、各柱体2脚部の車輪9により移動クレーン1の全体がレール10上を移動する。
【選択図】図1
【解決手段】四隅に立設された柱体2と、該柱体2の上部を互いに結合する梁体3、4と、該梁体3、4に懸架され、水平面内の略直交二方向において移動自在に走行する被搬送物の昇降手段8と、前記柱体2の各脚部に設けた車輪9と、この車輪9を案内するレール10とを備えてなる移動クレーン1である。使用に際しては、各柱体2脚部の車輪9により移動クレーン1の全体がレール10上を移動する。
【選択図】図1
Description
本発明は、単一の工程内又は複数工程間に跨って移動して使用できる移動クレーンに関する。
一般に、重量部品を含む複数部品の組立工程においては、チェンブロックや電動ホイスト等の簡易な昇降手段が使われるが、チェンブロックではチェン操作に時間がかかり、又、電動ホイストではチェンブロックよりは楽ではあるがその引き回し可能範囲が狭いという不都合がある。そして、なるべく可動面積が広く、できれば複数工程間に渡って使用可能な昇降手段が望まれている。
しかし、部品重量や、移動させる工程間距離によっては、門形クレーンや天井走行クレーン等の大型搬送装置までは使用する必要がないという場合がある。
このような場合においては、従来から立体状に組み立てたフレームに前記昇降手段を吊り下げた移動クレーンが工程の個別事情に応じて設計製作され、種々の用途のものが提案されている。
例えば、特許文献1では、4本のポールを矩形状に配置して直立させ、その上部のポール間をサイドフレームで接続するに際し、着脱自在なコーナー金具を用いて組み立てる組立式のスクエアークレーンを提案している。
このクレーンは、トロリー等の昇降手段をその可動範囲外で使用する場合は、その度に解体し、再組み立てして使用するものであるが、解体の度毎にクレーン全体に外形変化が進行してトロリーが移動しなくなることに対処するため、上記サイドフレームとトロリー間に多少の変形、誤差等があっても、対応可能に変形し得る摺動ガイド装置(第1図の符号8、9)を設けたものである。
このように、工程間距離が遠い場合に使用可能なクレーンとして、解体、再組み立てを基本とするものは現在においても多く見られる。
特開昭53−57654号公報(請求項1、第1図)
しかしながら、この特許文献1の移動クレーンは、工程間距離が遠い場合には、一々、解体、再組み立てを必要とするから、移動先で使用可能状態になるまでに相当の時間がかかるうえ、再組立てのためのスペースと手間がかかるため、非常に不便で非現実的なものである。
又、上記摺動ガイド装置は、本来不必要なものであり、このために移動クレーン全体が重くなること、及びその分、コストアップになる問題がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、組立工程内での作業性が高いことは勿論、クレーン全体を複数の工程間に跨って移動させる際にもその移動が容易であると共に、従来のような特別の装置を使用せずとも解体、再組立が容易な移動クレーンを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に係る本発明の移動クレーンは、四隅に立設された柱体と、該柱体の上部を結合する梁体と、該梁体に懸架され、水平面内の略直交二方向において移動自在に走行する被搬送物の昇降手段と、前記柱体の各脚部に設けた車輪と、該車輪を案内するレールと、を備えてなることを特徴とするものである。
請求項2に係る本発明の移動クレーンは、請求項1に係る移動クレーンにおいて、前記柱体は、少なくとも一対の柱体間の上部のみが、該柱体の軸方向長さが長い寸法を有する梁体で結合され、前記車輪には、車輪外径よりも大なる外径を有するフランジが、前記車輪の内側にその回転軸を前記柱体間上部のみに設けた梁体の長手方向に一致させて設けられていると共に、該車輪のフランジの一側面が前記レールにより拘束されてレール上を移動することを特徴とするものである。
請求項3係る本発明の移動クレーンは、請求項1又は請求項2記載の移動クレーンにおいて、前記車輪には、前記柱体の前記レールに対する位置決め又は隣接物体との衝突防止用のストッパーが併設されていることを特徴とするものである。
本発明の請求項1に係る移動クレーンによれば、被搬送物の昇降手段が柱体の上部において、その水平面内の略直交二方向に移動自在であるからクレーン内の最大面積内で被搬送物を昇降できることは勿論、組立部品や組立を完了した装置が工程間を移動する場合においては、移動クレーンの全体を各柱体の各脚部に設けた車輪により、レールでガイドさせて移動させることができるので、工程間にレールを敷設するだけでステアリングを要することなく、しかも人力程度の力でクレーンの全体を容易に移動させることができる。
したがって、従来のような特別の摺動装置は必要でなく、クレーン全体の移動が容易である。
本発明の請求項2に係る移動クレーンによれば、請求項1に係る移動クレーンにおいて、前記柱体は、少なくとも一対の柱体間の上部のみが、該柱体の軸方向長さの寸法が長い梁体で結合されているので、通常の使用時において、柱体間を通って作業者がクレーン内に自由に出入り可能であり、工程内での組立作業の自由度が高い。又、当該梁体が四隅の柱体を強固に結合するので、柱体の立設状態を安定させることができる。
更に、前記車輪には、車輪外径よりも大なる外径を有するフランジが、車輪の内側にその回転軸を前記柱体間上部のみに設けた梁体の長手方向に一致させて設けられていると共に、該車輪のフランジの一側面が前記レールにより拘束されているため、各柱体が「ハ」の字状に開脚するのを防止できると共に、前記柱体間の上部のみに設けた梁体の長手方向と直交する方向(通常、工程の流れ方向)に一層、人力程度の力でクレーン全体を容易に移動させることができる。
本発明の請求項3に係る移動クレーンによれば、車輪の位置決め又は隣接物体との衝突防止用のストッパーが併設されているので、移動クレーンの全体をレール上の任意位置で停止させることができると共に、隣接物体との衝突を未然に防止することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(実施例)を、実施例の図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係る移動クレーンの一実施例の斜視図、図2は、図1のクレーンの平面図、図3(a)は、図1中の昇降手段8を左端に寄せた状態の正面図、図3(b)は、図3(a)の脚部の拡大断面図、図4は、図1のクレーンの側面図である。
図1及び図2に示すように、本発明の移動クレーン1の基本構造は、四隅のそれぞれに立設された柱体2と、図示しない組立部品の流れ方向(X方向)の上部において、X方向に配置された一対の柱体2、2間を結合する一対の梁体3、3と、同様にこの一対の柱体2、2のX方向と直交するY方向間を結合するために、柱体2の軸方向長さが長い一対の梁体4、4とで構成される。
また、梁体4、4には、一対のX方向に所定幅で平行に伸びる一対のX方向ビーム5、5と、このX方向ビーム5、5の両端部で固定ハンガー6aで固定され、所定幅でY方向に平行に伸びる一対のY方向ビーム6、6とが懸架されている。
さらに、このY方向ビーム6、6には、その両端部においてY方向に走行自在に走行する走行レール7が吊り下げられ、この走行レール7の下部には、X方向に移動自在に走行する昇降手段8が吊り下げられている。
そして、前記各柱体2の各脚部には、鉄車輪9が設けられていると共に、この鉄車輪9を支持し、かつ上部が床面からはみ出さないようにレール10が埋設されている。
本発明のクレーンの概略構成は、以上のとおりであるが、以下各構成部材について詳述する、
各柱体2は、強度を高めるために断面四角形の鋼材が使用され、各柱体2の上部は、上記一対の梁体3、3と、梁体4、4とで、互いに結合され、本発明の移動クレーン1の上記基本構造を形成している。なお、本発明でいう上記「梁体」とは、本発明の移動クレーンにおいて、その上部に位置し、各柱体間を結合する横部材をいい、一部の梁体(本実施例では梁体4、4)が被搬送物の重量を支持するものである。
各柱体2は、強度を高めるために断面四角形の鋼材が使用され、各柱体2の上部は、上記一対の梁体3、3と、梁体4、4とで、互いに結合され、本発明の移動クレーン1の上記基本構造を形成している。なお、本発明でいう上記「梁体」とは、本発明の移動クレーンにおいて、その上部に位置し、各柱体間を結合する横部材をいい、一部の梁体(本実施例では梁体4、4)が被搬送物の重量を支持するものである。
一対の梁体4、4は、図3(a)に示すように、上記一対のX方向ビーム5、5をその両端部近傍においてそれぞれ支持する他、個々のY方向ビーム6、6が、昇降手段8の全重量と被搬送物の全重量との重みに耐えかねて下方に撓むのを防止する機能を有する。また、搬送可能領域内に作業物が容易に出入りできる機能をも有する。
そのため、この梁体4は、上下方向のたわみが極力少ない強固なものでなければならず、本実施例では上下方向の高さh、すなわち柱体2の軸方向長さが長い鋼材4aの両端部に、水平梁材4bを溶接するとともに、水平梁材4b間をも棒状のトラス部材4cで溶接し、全体を一体の溶接構成としたものである。なお、この梁体4は、一枚の鋼板で構成しても良いが、軽量化のために図のようなトラス形ビームやあるいはラチス形ビームとするのが好ましい。
梁体4は、作業者がクレーン内部での部品組立作業のために容易にクレーン内部に出入りできるように、作業者の身長以上の高さの柱体4の上部のみにおいて、柱体2間を図示しないボルトとナットとで強固に結合している。このように、作業者がクレーン内部に容易に出入りできるようにするには、図のものは四本の柱体2のうちの対向する2箇所に二対設けているが、立設されている四本の柱体2うちの少なくとも一対の柱体2、2間の上部が上記梁体4のみで結合されていればよい。なお、梁体4以外の梁体3であれば、作業者の身長以上の高さ位置に補助梁3a(図4)を適宜設けてもよい。
一対のX方向ビーム5、5と、一対のY方向ビーム6、6とは、昇降手段8を吊り下げるためのもので、本実施例では断面がI形の鋼材が使用されているが、昇降手段8及び図示しない被搬送物の全重量に耐えられることを条件にH形、L形、C形等の適宜断面の鋼材を用いることができる。この一対のX方向ビーム5、5は、移動クレーン1の上部に位置するので、被搬送物のリフトを高くすることができる。
一対のY方向ビーム6、6は、本実施例においては移動クレーン1の間口Wを広くするためにその長さは、前述のX方向ビーム5の長さよりも長くされ、固定ハンガー6aによってX方向ビーム5から吊り下げられている。なお、Y方向ビーム6、6は、図2の二点鎖線で示すように、組立部品の平面内における吊り下げ領域を増やすために、更にその両端部が移動クレーン1の全体が転倒しない程度にはみ出していても良い。
又、X方向ビーム5、5間の平行状態を維持するために2本のブレース5aがクロスしてX方向ビーム5の両端部に固定されている。
したがって、図示しない被搬送物を吊り下げた場合のX、Y両方向の支持体となる一対のX方向ビーム5、5と、一対のY方向ビーム6、6とは、固定ハンガー6aにより井桁状に接続されて重量物を吊り下げる機能を有する。
昇降手段8は、被搬送物を移動クレーン1の外形の略投影面積内(搬送可能領域)において昇降及び水平移動するためのもので、走行レール7の下部において、懸架状態でX方向に進退自在に移動可能な電動ホイスト8aと、その給電線8bと、手元スイッチ8c及びフック8dとから成る。なお、給電線8bは、Y方向ビーム6及び走行レール7の下面に張り渡せられた図示しないメッセンジャーワイヤにスパイラル状に巻き付けられ、他端部が図示しない電源に接続されている。
したがって、作業者は、手元スイッチ8cに設けられているハンドル8eをXYの二方向に引っ張ることにより、フック8dを搬送可能領域内の所望位置まで移動し、次に手元スイッチ8cを操作することにより、被搬送物にフック8dを掛けて任意高さに昇降し、次なる目的地に移動することができる。
このように、本実施例においては、昇降手段8は上記態様の電動ホイスト8a等の構成としたが、これに代えてギヤードトロリーとチェンブロックとの組み合わせから成る手動式のものや、X、Y方向の移動も電動式トロリーにした全自動式の昇降手段にするなど、被搬送物の重量と用途に応じた適宜のものにすることができる。
又、図では昇降手段8は、一台のみ設けたが、搬送可能領域の面積に応じて、走行レール7を2本平行に設け、これに二台目の昇降手段8を懸架してもよい。
図3(b)の部分断面図に示すように、柱体2の脚部には、クレーン全体を移動させるための鉄車輪9と、これを支えるレール10とが設けられている。
鉄車輪9は、車輪外径よりも大なる外径を有するフランジ9aが、車輪9の内側にその回転軸を柱体2間上部のみに設けた梁体4の長手方向に一致させて、また、この車輪のフランジ9aの一側面が前記レール10により拘束されて設けられている。勿論、フランジ9aの両側面をレール10で拘束してもよい。
本実施例では、フランジ9aは、鉄車輪9の内側に設けられているが、車輪9の外側に位置するように設けてもよい。よって、フランジ9aを車輪9の内側に設けた場合には、レール10により各柱体が「ハ」の字状に開脚することを防止でき、フランジ9aを車輪9の外側に設けた場合も柱体2の剛性とレール10とにより、同様の効果を得ることができる。
各鉄車輪9は、レール10内に設けたレール溝10a内に鉄車輪9のフランジ9a部分が嵌るように設けられており、移動クレーン1の全体をレール溝10aに沿って人力程度の力で容易に移動させることができる。
なお、図示は省略しているが、レール10は、移動が必要な次の図示しない工程位置までその上面を床面に一致させて埋設されており、又、組立作業の最大範囲を超える適当な位置において、車輪止めが設けられている。
更に、本実施例の移動クレーン1は、図1では省略しているが図4に示すように、全ての鉄車輪9に、足踏み式のストッパー9bが車輪近傍に併設されており、柱体2を停止する位置決めと、任意位置での緊急停止ができるようになっている。
なお、9dは、鉄車輪9とストッパー9b全体の安全カバーである。
本実施例ではこの鉄車輪9は、全ての柱体2の下部に軸受9cで回転自在に固定されているフリー回転のものであるが、被搬送物の重量によってはギャードモータにより駆動される車輪としてもよい。
更に、付帯設備として、作業者あるいは積み上げた組立部品との衝突防止などの緊急時の停止用に、各柱体の2の脚部に近接スイッチを設け、これに連動させて前記ギャードモータを停止させても良い。なお、符号2aは、後述する実施例2において、併設された移動クレーン1A、1Bの衝突時の衝撃を緩和するゴムクッションである。
本実施例の移動クレーン1は、上記のように構成したことにより、次の特有の作用、効果を奏することができる。
まず、一対の梁体4、4が広い間口Wで、しかも床上から作業者の身長よりも高い位置で柱体2相互を結合しているので、クレーン内部の組立作業場所に作業者が自由に出入りでき、組立工程内での作業性が高いといえる。この場合、梁体4は、その上下方向の高さhが高い寸法に設定された一体物の梁材とされているので、両側の柱体2を脚開き等のない状態で強固に固定することができる。
この際、レール10内に鉄車輪9のフランジ9aが、全ての柱体2のY方向の移動を拘束するので、より一層全柱体2の立設状態を安定して維持することができる。
又、組立部品や組立を完了した装置が工程間を移動する場合においては、本実施例の移動クレーン1は、その全体を鉄車輪9によりレール10に沿って移動させることができるので、ステアリングを要することなく、人力程度の力で容易に移動させることができる。
更に、レール10では及ばない遠方の作業エリアに被搬送物を移動する場合には、本実施例の移動クレーン1は、従来クレーンに比べてその部品点数が少ないので、迅速、かつ簡単に解体して再組立が可能である。
図5は、実施例1の移動クレーン1を複数台使用した移動クレーンシステムの一実施例の全体平面図である。
図に示すように、本実施例の移動クレーンシステム20は、実施例1の移動クレーン1と同じものを2台含んでいる。
これら2台の移動クレーン1A、1Bは、例えば部品製造工程の前工程Aから、レール11によりB工程に搬送されてきた複数の部品を、B工程内において一つの製品に組み立てるものであるが、B工程では組立工程が多いために、ある程度重量物の部品同士を組み立てる前工程専用の移動クレーン1Aと、前記重量物の部品に小物部品を前工程よりは数多く組み付ける後工程専用の移動クレーン1Bとに分けて役割分担させたものである。この場合、仮に移動クレーン1Aと移動クレーン1Bとが接触した場合には、各柱体2の上部に設けられたゴムクッション2a(図1参照)がその衝撃を緩和する。
又、前工程専用の移動クレーン1Aは、ターンテーブル12及びレール13上を移動して、ストックヤード14に格納することができ、空いた移動クレーン1A位置には、同様に別の移動クレーン1Cを進入させることもできる。
このように、本実施例の移動クレーンシステム20は、以上に述べた複数のクレーン1A〜1Cから構成されるものであるが、実施例1の移動クレーン1と同じものが、レール11を共有して少なくとも2台併設されている点に特徴を有する。
後工程のB工程で組立が完了すると、最終製品が建屋内の壁際を天井レール15が工程A−B間に渡って配置されている天井走行クレーン16や、図示しない門形クレーン等の大型搬送装置により、図示しない出荷位置まで搬送される。
本実施例の移動クレーンシステム20によれば、一つの工程が複数の小工程からなる場合において、作業内容と目的に応じた移動クレーンを複数台使用することができ、組立作業の迅速化が図れる。
又、異なる場所において、一時的に組立途中の製品を仮組立や仮置きをすることができると共に、必要に応じて再び元の位置に呼び出すこともできる。
1 移動クレーン
1A 移動クレーン
1B 移動クレーン
2 柱体
3 梁体
4 梁体
5 X方向ビーム
6 Y方向ビーム
7 走行レール
8 昇降手段
9 鉄車輪
9a フランジ
9b ストッパー
10 レール
11 レール
12 ターンテーブル
14 ストックヤード
16 天井走行クレーン
20 移動クレーンシステム
1A 移動クレーン
1B 移動クレーン
2 柱体
3 梁体
4 梁体
5 X方向ビーム
6 Y方向ビーム
7 走行レール
8 昇降手段
9 鉄車輪
9a フランジ
9b ストッパー
10 レール
11 レール
12 ターンテーブル
14 ストックヤード
16 天井走行クレーン
20 移動クレーンシステム
Claims (3)
- 四隅に立設された柱体と、該柱体の上部を結合する梁体と、該梁体に懸架され、水平面内の略直交二方向において移動自在に走行する被搬送物の昇降手段と、前記柱体の各脚部に設けた車輪と、該車輪を案内するレールと、を備えてなることを特徴とする移動クレーン。
- 前記柱体は、少なくとも一対の柱体間の上部のみが、該柱体の軸方向長さが長い寸法を有する梁体で結合され、
前記車輪には、車輪外径よりも大なる外径を有するフランジが、前記車輪の内側にその回転軸を前記柱体間上部のみに設けた梁体の長手方向に一致させて設けられていると共に、該車輪のフランジの一側面が前記レールにより拘束されてレール上を移動することを特徴とする請求項1に記載の移動クレーン。 - 前記車輪には、前記柱体の前記レールに対する位置決め又は隣接物体との衝突防止用のストッパーが併設されていることを特徴とする請求項1又請求項2に記載の移動クレーン。
Priority Applications (1)
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JP2006343859A JP2008156015A (ja) | 2006-12-21 | 2006-12-21 | 移動クレーン |
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JP2006343859A Withdrawn JP2008156015A (ja) | 2006-12-21 | 2006-12-21 | 移動クレーン |
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- 2006-12-21 JP JP2006343859A patent/JP2008156015A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20100302 |