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Description
本発明は、地球温暖化防止のために自動車の二酸化炭素の排出量を認識できるようにインパネに表示し運転者に二酸化炭素の排出量を削減する運転操作を理解させる効果のある評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置を提供する。
現在、地球規模で二酸化炭素の地球温暖化ガスが問題となっている。地球温暖化によって、気象、気候、氷河が解けることによる海面上昇の変化や蚊を媒介とする熱帯性の伝染病等の拡大等が危惧されている。
環境省の温室効果ガス排出量のリポートによると、二酸化炭素(CO2)の排出量は、エネルギー起源と非エネルギー起源に区分けされ、前記エネルギー起源は産業部門(工場等)、運輸部門(自動車、船舶等)、業務その他部門(商業、サービス、事業所等)、家庭部門、エネルギー転換部門(発電所等)に細分化され、前記非エネルギー起源は工業プロセス、廃棄物(焼却等)、燃料からの漏出に細分化され、これら二酸化炭素の排出量は2005年度の速報値によれば京都議定書の基準年より産業部門と工業プロセスを除いて二酸化炭素の排出量は増加し、二酸化炭素の排出量の削減が物理的に履行できない状態になっている。
そこで、自動車メーカではガソリンや軽油、天然ガス等の化石燃料で作動する内燃機関であるエンジンの自動車や水素燃料を燃料とする自動車は二酸化炭素を排出することから前記化石燃料のエンジンの自動車では、エンジンを燃焼効率が良いインジェクタ方式の直噴エンジンにしたり、エンジンの負荷を軽減するために油圧式のパワーステアリングから電気モータの電動式のパワーステアリングにしたり、変速機を損失の少ない無断変速機にしたり、タイヤメーカもタイヤの転がり抵抗を低減したり等して自動車業界全体で燃料1リットル当りの燃費向上に努力してきた。
そして、国も省燃費車にはグリーン税制として税負担を軽減する政策で自動車の乗換えを優遇することも実施してきた。
しかし、京都議定書の基準年とされる1990年と比較すると、近年の自動車は格段に性能的に燃費は向上しているにも関わらず国内で温暖化ガスの二酸化炭素の排出量の全体で約2割を排出している運輸部門の二酸化炭素の排出量は低下せず逆に約2割増加している。
環境省のホームページ(地球環境と国際環境協力の温暖化/地球温暖化国内対策/日本の温室効果ガス排出量と排出係数/我が国の温室効果ガス排出量/2004年度(平成16年度)の温室効果ガス排出量について及び2005年度(平成17年度)の温室効果ガス排出量速報値について)。
環境省のホームページ(地球環境と国際環境協力の温暖化/地球温暖化国内対策/日本の温室効果ガス排出量と排出係数/我が国の温室効果ガス排出量/2004年度(平成16年度)の温室効果ガス排出量について及び2005年度(平成17年度)の温室効果ガス排出量速報値について)。
現在、自動車の現状の装備では運転者(ユーザ)は自動車の運転中は自分(本人)の自動車が二酸化炭素を排出している事実の認識ができないものであり、実際に運転者のアクセル操作やシフト操作の操作位置による二酸化炭素の排出量が把握できない状態である。
このような状態では温暖化ガスである二酸化炭素の排出量を削減する運転操作は身に付かない。そして、二酸化炭素をどれぐらい運転者が排出しているか判断が困難であるために身近に地球温暖化の危機感を共有できない。
また、自動車において、地球温暖化ガスの要因である二酸化炭素の排出量が運転者に認知できるように装備として指標化されておらず標準化もされていない。
そこで、運輸部門である自動車の運転者に自分(本人)が運転している自動車の正確な二酸化炭素の排出量を運転中は認識できるようにして、無駄なエンジンの空ぶかしや停車中のアイドリング、そして、急発進、急加速等の行為で地球にどれくらいの温暖化ガスを排出してダメージを与えているかを二酸化炭素の排出量の表示装置により、運転者は二酸化炭素の排出量を削減できる運転操作を身につけることができるように自動車の二酸化炭素の排出量を運転中は何時でも目視で認識できるようにする。
そして、自動車から排出される二酸化炭素の排出量を運転操作の基準にして運転ができるようにする。
そして、運転操作を二酸化炭素の排出量から評価してあげるようにする。良い評価が得られることを目標にする運転者が多くなればそれだけ二酸化炭素の排出量は削減可能である。
そして、自動車の車検や廃車の場合に、この自動車の二酸化炭素の排出量の正確な総排出量を整備手帳等の記録簿に記録を残せるようにして、そして、記録簿の記録より排出量に関するデータは環境省や国土交通省等の行政機関や自動車メーカ等にフィードバックを可能にさせる。
そして、排出量に関するデータを残すことにより行政機関は、地域、年式、車名型式、積算距離、二酸化炭素の総排出量等の詳細な分析ができるデータが集まることから様々な対策ができるように(例として年式や車名型式毎に纏めることができる)なるとともに自動車メーカではさらに改良が加えられた二酸化炭素の排出量が少ない省燃費の自動車の開発ができるようにする。
本発明は、自動車メーカで開発されている二酸化炭素の排出量を削減する技術が開発されても、運転者には老若男女の様々な人達がおり自動車に関する知識が豊富な運転者がいる一方、知識が無い運転者もおり、前記二酸化炭素の排出量を削減する技術が開発されても自動車に関する技術の知識が無い人達は二酸化炭素の排出量を無駄に多く排出する自動車の運転をしている。
そこで、自動車の知識が無い運転者でもインパネに備えられた二酸化炭素の排出量で、且つ変化に関する短時間の排出と長時間の排出の状態を表示する二酸化炭素の排出量の表示装置により、自分の運転でどれいくらいの排出量があるかを実感できるとともに前記二酸化炭素の排出量を運転の指標にすることによって運転操作時に二酸化炭素の排出量を削減する技術の装備の名称や機能の知識が無い人達にも自然に運転中の経験により理解ができるようになる。
よって、自動車の速度計の計器が備わるインパネに二酸化炭素の排出量の短時間と長時間の情報を表示する表示装置を装備し指標化することによって、自動車メーカで開発されている地球温暖化防止のための二酸化炭素削減の技術が知識として理解されなくても二酸化炭素の排出量の表示を指標とした運転者の運転によりアクセル操作及びシフト操作が体に自然に身に付くことができる。そして、自動車メーカで開発される温暖化防止のための技術が大勢の運転者の人達に理解され享受される。
例えば、一般的な仕様のオートマチック車のエンジンブレーキにおいて、アクセルOFFにしてオーバードライブをOFFにした場合に前記オーバードライブOFFの表示灯が点灯しシフトが1段下がってエンジンブレーキがかかりエンジンの軸回転速度(タコメータ)の回転数が大きくなるとともにエンジン音が大きくなるという状態になることは運転中誰もが理解されるが、実際は燃料カットOFF機能が作動して燃料を消費しないようになっていることが二酸化炭素の排出量の表示をインパネに装備として指標化していることにより、この前記燃料カットOFFの機能が知識として無い運転者の人達に運転操作を繰り返している内に二酸化炭素の排出量が削減できる運転操作であることが理解される。
理解されれば誰もが下り坂等においてフットブレーキを多用しないでアクセルOFFとオーバードライブをOFFにしてエンジンブレーキを多用する運転操作が自然に実施できるようになる。
こう言ったことが燃料カットOFF以外の装備でも二酸化炭素の排出量の表示が目視確認できるようにすることによって自動車の知識が無い人達にも自動車のハイテク技術が理解されるようになっていく。
請求項1に記載の発明は、速度計やシフト表示を確認しながらの二酸化炭素の排出量の表示装置が運転者に目視できるように、自動車の速度計を備えている計器盤のインパネにおいて、前記インパネの速度計の隣の箇所に燃料の化石燃料または植物性燃料または水素燃料の燃料消費によって排出される二酸化炭素の排出量を表示する表示装置を具備し、演算処理を行う制御装置により二酸化炭素の排出量を処理するように、前記燃料消費の信号で燃料の消費毎に二酸化炭素の排出量を演算する演算手段と、前記演算により算出された二酸化炭素の排出量のデータを記憶部に記憶する記憶手段とを具備し、前記記憶部に記憶される二酸化炭素の排出量のデータに基づいて、二酸化炭素の排出量の表示装置が作動することを特徴としているものである。
請求項2に記載の発明は、二酸化炭素の排出量の増減率をインパネの表示装置に出力するように、請求項1において、基準値となる予め定められた走行距離に対応した二酸化炭素の排出量の設定データを記憶部に記憶し前記走行距離に対応した二酸化炭素の排出量の基準値と実際の実走行距離による二酸化炭素の排出量のデータを比較する比較手段とを具備し、前記双方の二酸化炭素の排出量のデータの値の比較に基づいて、二酸化炭素の排出量の増減率を表示装置に表示することを特徴としているものである。
請求項3に記載の発明は、増減率より運転者の評価を評価表示装置に表示するように、請求項2において、評価の基準値となる予め定められた判断の設定データを記憶部に記憶し前記評価の設定データの基準値と増減率を比較する比較手段とを具備し、前記評価の設定データの基準値と増減率の比較に基づいて、二酸化炭素の排出量の状態を評価する評価表示装置に段階評価の評価を表示することを特徴としているものである。
請求項4に記載の発明は、バイオ燃料の植物性燃料が化石燃料に含まれている場合に精密に二酸化炭素の排出量の値を処理するために、請求項1において、燃料の化石燃料と植物性燃料の混合比を検知する混合比検知手段を具備し、前記検知された混合比のデータに基づいて、前記混合比のデータより二酸化炭素の排出量を演算し記憶部に記憶し算出された二酸化炭素の排出量を表示装置に表示することを特徴としているものである。
請求項5に記載の発明は、二酸化炭素の排出量をアナログ表示のものとデジタル表示のものに区分けし二酸化炭素の排出量の短時間の排出と長時間の排出の状態の表示内容が異なったもので目視しやすいように、請求項1において、二酸化炭素の排出量を表示する表示装置はアナログ表示の指針表示とデジタル表示の画面表示の表示装置を具備していることを特徴としているものである。
請求項6に記載の発明は、二酸化炭素の排出量の表示内容が集約された構成により容易に一目ですべての表示装置に表示されている内容が判断できるように、請求項1において、二酸化炭素の排出量の表示装置は、インパネに排出量毎分計が構成され排出量毎時計と区間排出量計と積算の総排出量計の表示装置のいずれか1つ以上が排出量毎分計の表示装置内の場所に集約構成され二酸化炭素の排出量を表示するようになっていることを特徴としているものである。
また、請求項6に記載の発明は、二酸化炭素の排出量の表示内容が集約された構成により容易に一目ですべての表示装置に表示されている内容が判断できるように、請求項2において、二酸化炭素の排出量の表示装置は、インパネに排出量毎分計が構成され排出量毎時計と区間排出量計と積算の総排出量計の表示装置のいずれか1つ以上が排出量毎分計の表示装置内の場所に集約構成され二酸化炭素の排出量を表示するようになっていることを特徴としているものである。
請求項7に記載の発明は、評価装置も集約された構成により評価も同時に判断できるように、請求項6において、二酸化炭素の排出量の表示装置は、排出量毎分計の表示装置内の場所に評価表示装置が集約構成され二酸化炭素の排出量の状態の評価を表示するようになっていることを特徴としているものである。
請求項8に記載の発明は、速度計の走行距離計と連動させて容易に間違いなく目視の照合ができるように、請求項1において、インパネ内の速度計用の操作部の操作に基づいて、速度計の走行距離の表示画面切替に連動して二酸化炭素の排出量を表示する表示画面が切替り対応するようになっていることを特徴としているものである。
また、請求項8に記載の発明は、速度計の走行距離計と連動させて容易に間違いなく目視の照合ができるように、請求項2において、インパネ内の速度計用の操作部の操作に基づいて、速度計の走行距離の表示画面切替に連動して二酸化炭素の排出量を表示する表示画面が切替り対応するようになっていることを特徴としているものである。
請求項9に記載の発明は、二酸化炭素の排出量が少ない運転ができる運転者の技量を評価するために、請求項3において、運転者は期間毎に運転技量を評価装置によって評価され、前記運転者の評価に基づいて、運転免許証の所定箇所または自動車の所定箇所に二酸化炭素の排出量を抑えた運転ができる技量であることを証明する表彰または認証を意味する印を施すようになっていることを特徴としているものである。
請求項10に記載の発明は、シフト操作による変速比の箇所における運転者のアクセルの操作量を判定して過大なアクセルの踏込みを防止できるように、請求項1において、設定値となる予め定められた変速機の各変速比に対応した二酸化炭素の排出量の設定データを記億部に記憶し前記変速比に対応した二酸化炭素の排出量の設定値と実際の変速比における二酸化炭素の排出量のデータを比較する比較手段とを具備し、前記双方の二酸化炭素の排出量のデータの値の比較に基づいて、二酸化炭素の排出量の判定を表示装置に表示することを特徴としているものである。
請求項11に記載の発明は、二酸化炭素の「区間排出量」を毎日設定して評価表示装置をチェックしなくても簡易な評価による認識ができるように、請求項2において、音声を出力する音声出力手段をインパネに具備し、エンジンの作動状態に基づいて、二酸化炭素の排出について音声で出力するようになっていることを特徴としているものである。
請求項12に記載の発明は、公平な評価が実施できるようにするとともに二酸化炭素の排出量が少ない運転操作の練習ができるように、請求項2において、走行距離の所定距離に基づいて、二酸化炭素の排出量の増減率の算出を別けて実施するようになっていることを特徴としているものである。
本発明により、スポーツ操作を促す自動車のエンジンの回転数を表示する軸回転速度計(タコメータ)を不要にし、インパネの速度計やシフト表示を確認しながら運転できるように前記インパネの計器に「排出量毎分計」、「排出量毎時計」、「区間排出量計」、「積算の総排出量計」を集約構成した二酸化炭素の排出量を表示することを標準的に装備にすることにより、インパネの計器が環境重視型の表示形態になり地球温暖化ガスに関する関心が個人にも浸透し、二酸化炭素の排出量を確認しながらの地球環境に配慮した運転操作が期待できる。
本発明により、二酸化炭素の排出量がインパネ内の計器の速度計やシフト表示の隣に「排出量毎分計」、「排出量毎時計」、「区間排出量計」、「積算の総排出量計」の4つを集約した表示形態から容易に運転状況に合わせて二酸化炭素の排出量を確認し認識できるようになっている。
そして、「区間排出量計」、「積算の総排出量計」の表示された値は予め装置に設定されている速度計の走行距離計の「区間距離計」、「積算距離計」に対応した二酸化炭素の排出量の基準値(基準値とは走行距離に応じて予想される二酸化炭素の排出量の値である)より、二酸化炭素の排出量が抑えられた運転をしているかを段階的に優劣を決める評価表示装置による評価の判断を図柄の形状と文字と照明の色によって表示されることから、運転操作の良し悪しが容易に目視で運転者は判断ができる。
そして、基準値に対しての大小を示す値を増減率としてデジタルの表示装置で表示されていることから詳細な判断もできるようになっている。これら、評価表示装置と増減率の表示装置も「排出量毎分計」の表示装置内に集約構成されていることにより一目で確認が可能となっていることから、運転中はこの集約された二酸化炭素の表示装置を運転の指標にして、容易に運転者は道路標識や道路標示の指定された速度に合わせてどのアクセル操作及びシフト操作が最適な操作であるかが理解されるので二酸化炭素の排出を抑えることができる運転操作が期待できる。
本発明により、期間毎にある自動車の6ヶ月点検や車検等の点検時及び廃車時に自動車が排出した二酸化炭素の総排出量を整備手帳等の記録簿に記録することができることにより、この自動車が二酸化炭素をどれくらい排出してきたかを誰もが認識できる。
そして、車検の場合は二酸化炭素の評価装置により、評価が悪い場合は吸気系、排気系、駆動系等の二酸化炭素の排出に関連する装置の状態を通常の点検整備以上に重点的に点検整備して、自動車が悪いのか?または運転者の運転技量なのか?の判断を行い自動車が悪くなっている場合は調整や部品交換等を定期的に効果的に実施できることにより整備不良が要因とされる二酸化炭素の排出量の削減が期待できる。
また、自動車メーカにデータをフィードバックすることができ、型式車名毎に使用場所(地域)が異なることにより道路事情や道路環境等が異なることによる二酸化炭素の排出量が実験データのように分かることによって、使用場所に適応した二酸化炭素の排出量を削減するエンジン特性や変速機等の装備が使用場所に適した開発ができることの期待ができる。この他、前記記録簿にデータが残せるようになることによって、管理することにより車名型式毎の二酸化炭素の排出量の推移や積算距離との相関関係等を纏めることができるようになる。
本発明により、二酸化炭素の排出量が認識できることにより、二酸化炭素の排出量を削減できるタイヤ空気圧調整やエンジンオイル交換や新品タイヤ交換等のメンテナンスを率先して実施する自動車の運転者の意思向上が期待できるようになる。
本発明により、燃料消費を抑制するために開発されたエンジンブレーキ中の燃料カットOFFの機能や燃料の燃焼効率を改善したリーンバーン等の燃料消費を抑える機能は、運転者全体に知識として浸透しておらず認知度が低く運転者全体で例えば前記燃料カットOFFの機能を有効に活用していないと考察される。
本発明では目視で何時でもインパネ内で二酸化炭素の排出量を認識できるようになっていることにより、運転者は運転操作時のアクセル操作及びシフト操作で二酸化炭素の排出量が無くなることが理解されフットブレーキを多用せずエンジンブレーキを多用する運転になることが期待される。
よって、燃料カットOFFの意味が分からない運転者でも本発明で運転中に二酸化炭素の排出量の認識ができることにより前記燃料カットOFFの機能が分からない運転者でもどのようなアクセル操作及びシフト操作の場合に二酸化炭素の排出量が無くなることが運転中に自然に体に覚えられるようになる。
また、実際、エンジンブレーキ時のエンジン音は大きく、インパネ内の軸回転速度計(タコメータ)の回転速度の値は大きくなることから、自動車の知識が無い人達は逆に燃料を沢山消費して二酸化炭素を沢山排出している運転操作であると勘違いをする。
よって、エンジン音や軸回転速度の値からは二酸化炭素の排出量を認識することは困難であり自動車の知識が無い人達は誤った判断をしてしまうが、本発明より、運転中は運転操作に関係なく何時でもインパネ内の二酸化炭素の排出量を目視で認識できるとともに運転者の評価を実施されることにより二酸化炭素の排出量の少ない操作が理解できるようになる。
そして、これから未来に開発される様々な二酸化炭素の排出量を抑えた新しい装置が備えられることが考察され、前記新しい装置が開発されて、装置の名称や機能がカタログや自動車メーカの営業の説明や取扱説明書等理解されない運転者でも二酸化炭素の排出量を指標にして運転するようになれば、頭で理解できなくとも各運転操作中に各二酸化炭素の排出量を確認することができることにより自然に体で覚えられる効果がある。
本発明により、二酸化炭素の排出量を無線基地局に送信するようにすることにより道路を走行中の自動車の二酸化炭素の排出量を時間毎、曜日毎、週間毎、月毎、年間毎、地域毎にグラフ等に纏めることができることにより、行政の都市計画などの区画整理にフィードバックができ未来の道路状況を予測して二酸化炭素の排出量が少ない道路整備に役立てることができる。
また、GPSのVICSの渋滞情報にも識別番号と位置情報と二酸化炭素の排出量の増減率により自動車の渋滞箇所が理解できるのでナビゲーションシステムに転用が可能である。
発明を実施するための最良の形態を以下に示す、図1の実施例1のインパネの構成を示す図と、図2の実施例2のインパネの構成を示す図と、図3の制御装置の構成図と、図4の実施例1のフローチャート図と、図5の実施例2のフローチャート図と、図6の混合比検知部13に無線手段を用いた自動車の構成図と、図7の実施例3のインパネの構成を示す図と、図8の実施例3の制御装置の構成図と、図9の実施例4のインパネの構成を示す図と、図10の実施例4の制御装置の構成図と、図11の混合比検知部13に無線手段を用いた場合のフローチャート図を用いて詳細について説明する。
はじめに図1の実施例1のインパネの構成を示す図を用いて説明する。計器盤のインパネ1の二酸化炭素排出量表示装置2は点円で示される速度計と同じパネルの右側に各表示装置が集約して構成されるようになっており、燃料消費毎の消費量データより制御部10は演算して二酸化炭素の排出量の値を算出し制御部10の出力信号で中心軸を中心として円を描くように作動する指針5と前記指針5の二酸化炭素の排出量の出力に対応した円状のインパネ1に表示される表示目盛4の目盛を指し示すようになっている二酸化炭素の排出量の「排出量毎分計」のアナログ表示となっている二酸化炭素分量表示装置3と、速度計に備えられている表示切替可能な走行距離計の「区間距離計」と「積算距離計」に対応し燃料消費毎の消費量データより制御部10は演算して二酸化炭素の排出量の値を算出し制御部10の出力信号で長時間の状態を示す「区間排出量計」と「積算の総排出量計」の表示を切替えて出力するデジタル表示の液晶表示や有機EL表示やLED表示のいずれかで構成されるデジタル表記式二酸化炭素表示装置6が二酸化炭素分量表示装置3内の下位置に表示画面が収納され表示できるように備えられている。前記「区間排出量計」と「積算の総排出量計」の単位はインパネ1にkg−CO2表示となっている。
二酸化炭素の1分間辺りの排出量を表示する「排出量毎分計」は、短時間の瞬時的な排出量に対応し目視しやすいように一番大きく表示装置がインパネ1に構成され燃料消費量の瞬間的な増減に対してリアルタイムに二酸化炭素分量表示装置3の指針5は円状に作動するようになっていることから、運転中のアクセル操作やシフト操作等に基づく変化を制御部10は燃料消費毎の消費量データを演算し二酸化炭素の排出量を算出し処理された出力信号により指針5は表示目盛4が付いている0〜200g−CO2/minの指定された範囲で作動し二酸化炭素の排出量を出力し表示するようになっている。
また、短時間の1時間辺りの二酸化炭素の排出量も確認できるようになっており、アナログ表示の二酸化炭素分量表示装置3の表示目盛4と同じパネルの内側の指針5の右位置には表示装置に液晶表示や有機EL表示やLED表示のいずれかで構成されるデジタル表示のデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7の表示画面が収納され、前記表示画面はアクセル操作やシフト操作等に基づく燃料消費毎の消費量データより制御部10は演算して二酸化炭素の排出量の値を算出し制御部10の出力信号でデジタル表示する二酸化炭素の排出量の「排出量毎時計」を出力するようになっている。単位はインパネ1にkg−CO2/h表示となっている。
また、デジタル表記式二酸化炭素表示装置6の表示装置の下段には、「区間距離計」と「積算距離計」の走行距離数に応じて予想される二酸化炭素の排出量の基準値が自動車の車名型式毎に設定されており、前記基準値と実走行距離時に算出された排出量とを制御部10の比較に基づいて増減率を算出した値が前記下段には詳細なプラスまたはマイナス表示付きのパーセント数値で表示され出力されるようになっている。単位はインパネ1にパーセント表示となっている。
そして、増減率の値より、運転者の評価を段階評価にして表示するようになっている評価表示装置9を表示目盛4と同じパネルの内側の上位置に表示画面が収納され備えられている。
評価は本システムでは上位より「優秀」、「良好」、「不可」の3段階となっており、バックライトの色は「優秀」は緑色、「良好」は黄色、「不可」は赤色となっており評価表示装置9に出力される色と図柄や文字の形状によって数値より容易に認識できるようになっている。
図柄は評価が上位ほど円より楕円で大きい表示となって目立つようになっている。評価は前記3段階となっているが、心理的に「不可」の状態をプレッシャーに運転中感じてしまう人がいるならば「不可」の評価は無くても良い。逆に「優秀」等の良いとされる判断の評価は心理的に運転する喜びを得られることから必ず有った方が良い。
また、基準値の設定の例として、「優秀」の設定は基準値より−21%以下の評価で点灯、「良好」の設定は基準値より±20%以内の評価で点灯、「不可」の設定は基準値より+21%以上で点灯するようになっている。
基準値の設定値はプログラムで設定されるようになっている。前記基準値と比較するために設定される数値は例であり、二酸化炭素の排出量の削減に対する運転者の評価は最適な評価ができる基準値の設定にするとともに心理的に評価による威圧感が無く良好な安全運転ができる表示装置にする。
そして、現在の10・15モード燃費測定以外の手段で設定された基準値は予め定められた一般道路の環境に近い信号によるストップとスタート、信号待ち、坂道、カーブ走行、バック、国道、市道、町道、村道、高速道路、渋滞等を考慮した道路環境及び道路状況を加味した試験によって、自動車の車名型式毎に走行距離に対応する二酸化炭素の排出量の基準値を決定する。
二酸化炭素の排出量は、ガソリンや軽油、天然ガス等の化石燃料を燃焼させるエンジンの場合は、インジェクションより放出される燃料の消費量を燃料が通過する経路に備えられた燃料消費量検知部12の流量センサーで筒状の燃料経路を通過する燃料の量を測定し二酸化炭素の排出量を制御部10で演算するようになっている。
また、バイオエタノール等の植物性燃料が化石燃料に含まれている場合は、燃料が通過する経路に備えられた化石燃料と植物性燃料の混合比率を判断する混合比検知部13の混合比比較センサで化石燃料と植物性燃料の測定された成分比率より化石燃料の比率データを制御部10は演算して化石燃料と植物性燃料の流量を算出するようになっている。そして、化石燃料と植物性燃料の二酸化炭素の排出量を算出するようになっている。
そして、燃料の燃料消費毎に制御部10で演算され記憶部11の二酸化炭素の排出量の値が更新される毎に二酸化炭素分量表示装置3、デジタル表記式二酸化炭素表示装置6、デジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7のデータも更新され制御部10の処理によって二酸化炭素の排出量の値を指針5によるアナログ表示と各デジタル表記によるデジタル表示で出力するようになっている。
また、水素燃料の燃料を燃焼するエンジンの二酸化炭素の排出量は、インジェクションより放出される燃料の消費量を燃料が通過する経路に備えられた燃料消費量検知部12の流量センサーで筒状の燃料経路を通過する燃料の量を測定し二酸化炭素の排出量を制御部10で演算するようになっている。
また、化石燃料と植物性燃料の混合比率を検知する混合比検知部13を燃料経路に備えることが出来ない場合は、燃料の給油口に前記給油口の開閉を検知する開閉センサで開になった場合に給油口そばの車体の板金箇所に無線手段の赤外線センサなどを備えて対応することも可能である。詳細について、図6の混合比検知部13に無線手段を用いた自動車の構成図を用いて説明する。
図6は給油口箇所が見えないようにカバーされている車体の一部を構成している給油口カバーをオープンにした図面を示している。混合比検知部13に無線手段を用いる場合は、円状に開口している給油口に着脱することができる蓋の給油口キャップ部18が装着されているか?または取外されているか?を検知する自動復帰型センサスイッチや光センサスイッチなどで構成される開閉センサ部19が給油口の車体側の車体板金部に取付けられている。
そして、給油口キャップ部18が給油口より取外された場合は開閉センサ部19が「開」を示す信号を制御部10に出力し、表示灯部20のLED等で構成されるランプが点灯し、給油前の燃料タンク内の燃料を燃料計により計測し記憶部11に残量の燃料の量を記憶するようになっている。
そして、燃料の混合比を管理する給油する人が給油口の隣にある赤外線センサなどで構成される無線受信部21に混合比率を給油スタンドに備えられた無線送信装置により送信し前記赤外線センサで受信したならば給油する人にスピーカやブザー等で構成される音声出力A部22により音声で混合比データの受信完了の告知を出力し記憶部11に前記混合比データを記憶するようになっている。また、運転者にデジタル表記式二酸化炭素表示装置6やデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7等のデジタル表記を本来の表示機能以外に用いて、混合比データを受信したことを告知する点滅や点灯、そして、混合比データを一定時間表示することは制御部10の処理により可能である。
そして、給油が終了し給油口キャップ部18を給油口に装着したならば開閉センサ部19が「閉」を示す信号を制御部10に出力し、前記制御部10により給油口が閉状態になった場合の燃料計の燃料の量と給油前の残量の燃料の量とを比較して、燃料タンク内の混合比率を算出し記憶部11は前記混合比率の値を記憶更新するようになっている。そして、開閉センサ部19が「閉」信号を出力している場合は、無線受信部21の機能及び表示灯部20の制御はOFFとなり電源が切れるように制御部10により処理するようになっている。
また、燃料の給油前に燃料タンク内の残量の燃料の量を計測し、燃料給油後に、無線受信部21を用いて、燃料の給油量データ及び混合比データを給油スタンドに備えられる無線送信装置により前記給油量データ及び混合比データを送信し前記無線受信部21で受信して制御部10により燃料タンク内の燃料の量及び混合比率を算出することも可能である。
また、開閉スイッチ部19を給油口キャップ部18の着脱に代えて給油口カバーの開閉状態に対応し前記給油口カバーが「開」状態になった場合に無線受信部21及び表示灯部20がON状態となり、「閉」状態になったならば制御はOFFとなり電源が切れるようにすることも可能である。
また、無線手段を高速道路料金や有料道路などで自動支払いができるETCによって決済時に給油量データと混合比データを受信して自動で燃料計の残量と前記決済時の給油量を比較して混合比率の値を算出することも可能である。
そして、燃料の燃料消費毎に制御部10で演算され記憶部11の二酸化炭素の排出量の値が更新される毎に二酸化炭素分量表示装置3、デジタル表記式二酸化炭素表示装置6、デジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7のデータも更新され制御部10の処理によって二酸化炭素の排出量の値を指針5によるアナログ表示と各デジタル表記によるデジタル表示で出力するようになっている。
混合比検知部13により化石燃料にバイオ燃料などの植物性燃料が入ることによって、燃費計や瞬間燃費計や軸回転速度計(タコメータ)は二酸化炭素の排出量が全然認識できないので例えば化石燃料が100の使用状態から植物性燃料を化石燃料に20対80の混合比の状態に混合した場合は前記燃費計や瞬間燃費計や軸回転速度計では二酸化炭素の排出量の削減の効果が運転者に詳細に削減量を目視で認識することは困難であるが、二酸化炭素の排出量を表示する表示装置を備えることで、二酸化炭素の排出量を直視できることにより、燃費計や瞬間燃費計とは異なって走行を必要とすることなくエンジンを作動させて直のアイドリング状態で運転者は混合比検知部13によって植物性燃料の混合比率分が制御部10の処理により二酸化炭素の排出量が2割削減されることを短時間の表示を示す「排出量毎分計」や「排出量毎時計」の表示装置により直に誰でも読み取れることによって、燃料の植物性燃料を用いることによる温暖化ガス削減の効果を理解しやすくなっているとともに実感できるようになっている。
そして、長時間の表示を示す「区間排出量計」や「積算の総排出量計」によって、実走行距離における二酸化炭素の排出量が2割削減されることが誰にでも読み取れることによって植物性燃料を用いることによる温暖化ガス削減の効果を理解しやすくなっているとともに実感できるようになっている。よって、植物性燃料のバイオエタノールなどの普及に貢献する可能性を持っている。
また、植物性燃料による二酸化炭素の排出の削減量をデジタル表記式二酸化炭素表示装置6の表示を操作部8のスイッチを押すことにより「区間排出量計」及び「積算の総排出量」より切替えて「区間排出量」の場合と「積算の総排出量」の場合の其々の二酸化炭素の削減量を表示することは制御部10の処理により可能である。
また、上記植物性燃料のバイオ燃料を用いるエンジンの他に排気側に二酸化炭素を化学変化等によって別物質にして削減する装置などが開発された場合も例えばアイドリング時の軸回転速度計(タコメータ)の回転数は同じで、そして、同じ車種及び同じエンジン排気量で旧型車が100g−CO2/分だった場合の自動車が、新型車は50g−CO2/分にすることができる二酸化炭素を別物質にして削減する装置が備わった場合は、旧型車から新型車に運転者が乗り換えた場合に燃費計や瞬間燃費計や軸回転速度計(タコメータ)では二酸化炭素の排出量の削減量が目視で認識できないが、本発明では前記二酸化炭素を化学変化等によって別物質にして削減する設定を記憶部11に記憶するようになるので「排出量毎分計」や「排出量毎時計」の表示装置によって二酸化炭素の排出量が装置により削減されたことを誰でも旧型車からの削減量を容易に認識することが可能となっているとともに実感できるようになっている。
そして、長時間の表示を示す「区間排出量計」や「積算の総排出量計」によって、実走行距離における二酸化炭素の排出量が5割削減されることが誰にでも読み取れることによって温暖化ガス削減の効果を理解しやすくなっているとともに実感できるようになっている。
二酸化炭素分量表示装置3は、一般道路のように信号や交差点等がある道路では停止、加速、減速に伴うアクセル操作やシフト操作が多様にあるので指針5の振れ具合で1分辺りの二酸化炭素の排出量の表示によって瞬間の排出量が容易に認識できる。
そして、デジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7は、高速道路のようなアクセル操作やシフト操作が少なく一定速度で長時間走行できる道路では1時間辺りの二酸化炭素の排出量の表示により感覚的に認識しやすい。
上記より、インパネ1は二酸化炭素排出量表示装置2は1分辺りの二酸化炭素の排出量を表示する「排出量毎分計」の二酸化炭素分量表示装置3と、「区間排出量計」及び「積算の総排出量計」の二酸化炭素の排出量と増減率の値を表示するデジタル表記式二酸化炭素表示装置6と、1時間辺りの二酸化炭素の排出量を表示する「排出量毎時計」のデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7とを構成して、前記二酸化炭素分量表示装置3の表示目盛4の内側にデジタル表記式二酸化炭素表示装置6とデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7を集約した二酸化炭素の排出量に関連するものを同じパネル上に表示する構成内容になっていることにより、省スペースで効率の良い目視による確認と判断が自動車の装備の知識の無い人達にも容易にできる。
そして、二酸化炭素排出量表示装置2は二酸化炭素の排出量を示す関連として評価表示装置9を同じパネル上に出力されるように備え、前記評価表示装置9も二酸化炭素分量表示装置3の表示目盛4の内側に構成されていることにより、省スペースで効率の良い目視による確認と判断が自動車の装備の知識の無い人達にも容易にできる。
上記実施例1のインパネ1内の二酸化炭素排出量表示装置2の位置は速度計の右側に限定されるものではなく、自動車の車名型式毎に最適なインパネ1内の場所の位置に配置するものである。各表示装置の構成位置及び図柄形状も実施例1に限定されるものではない。
また、二酸化炭素排出量表示装置2の構成の組合せはインパネ1の大きさや形状、そして、車名型式毎に各表示装置を選択することが可能である。
また、二酸化炭素分量表示装置3のアナログ表示をデジタル表示に変更したインパネ1にしたり、デジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7のデジタル表示をアナログ表示に変更したインパネ1にしたりすることは可能である。
また、上記実施例1の評価表示装置9の3段階の評価はこれに限定されるものではなく、これは一例であり、評価の表現も上位より「EXCELLENCE」、「GOOD」、「BAD」と英文字でも可能であり、記載の表示装置に出力されるバックライトの色と図柄や文字の形状に限定されるものでは無い。そして、自動車の車名型式に合わせたインパネ設計により対応をする。
また、二酸化炭素分量表示装置3の表示目盛4は自動車の排気量や車名型式によって最適な二酸化炭素の排出量の範囲の表示目盛4の表示に決定され、運転者が目視で認識できるものであれば形状や表記はこれに限定されるものではない。そして、自動車の車名型式に合わせたインパネ設計により対応をする。
よって、本発明は二酸化炭素の排出量をインジェクタのエンジンの燃焼室に燃料を供給する消費量を前記インジェクタの燃料経路の流量を測定する燃料消費量検知部12の信号を用いて、計器盤の速度計を備えたインパネ1のパネルに短時間表示を可能とし瞬時の二酸化炭素の排出量を表示する「排出量毎分」を表示する二酸化炭素分量表示装置3や「排出量毎時」を表示するデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7によって、エンジンがONとなって作動している場合は、自動車より排出される二酸化炭素の排出量をリアルタイムに表示するようになっていることにより、前記「排出量毎分」や「排出量毎時」を運転操作の指標にしてアクセル操作、シフト操作、ブレーキ操作などを実施することが可能となることによって、自動車の燃料を最小に近い効率の良い運転操作を認識させることができ実施できることを可能とする。
そして、燃料カットOFF機能などの二酸化炭素の排出を抑制する装備のエンジンの燃焼制御について理解していなくても、前記燃料カットOFF機能の場合はエンジンブレーキを検知すると制御が作動しインジェクタのエンジンの燃焼室に噴射する燃料供給が停止するので燃料消費量検知部12の流量センサにおいて燃料供給の流量の停止を検知し制御部10の処理により「排出量毎分計」や「排出量毎時計」の表示装置によって二酸化炭素の排出量が無くなる即ちゼロの値になり、「区間排出量計」及び「積算の総排出量計」は一時停止状態になる事が実感できることから自動車の知識が無い人及び老若男女誰にでも自動車の二酸化炭素の排出量を削減する装備や機能について理解することが可能となり認識され運転操作が実施できるようになる。
また、リーンバーンエンジンなどの燃焼効率を向上させて二酸化炭素の排出量を抑制する装備は、通常状態のエンジン制御からリーンバーンエンジンの制御モードになると空気の割合が増加して燃料の消費量が減少する制御状態になることから、インジェクタのエンジンの燃焼室に噴射する燃料供給が減少するので燃料消費量検知部12の流量センサにおいて燃料供給の流量が減少したことを検知し、直に「排出量毎分計」や「排出量毎時計」の数値に減少変化が現れ実感することができるので、リーンバーンエンジンに限らず二酸化炭素の排出量を抑制する装備が制御状態になったならば、直に「排出量毎分計」や「排出量毎時計」の数値に変化が現れるのでこれを運転中に経験することができることによって、どのアクセル操作及びどのシフト操作時などの場合に前記二酸化炭素の排出量を抑制する装備や機能についての自動車の知識が無い人及び老若男女誰にでも理解することが可能となり、二酸化炭素の排出を抑制した運転操作が誰もが実施可能となる。よって、個々の二酸化炭素の排出を抑制する装備の作動状態を示す表示灯を装備するよりも詳細に排出量が実感しやすく理解されやすい運転者に優しい表示装置となっている。
また、「排出量毎分計」や「排出量毎時計」の表示装置で詳細に瞬間の変化の二酸化炭素の排出量が認識できることによって、自動車のタイヤなどを改造したら、走行して直に環境に対する優劣が現れるので標準装備のタイヤよりホイールのインチアップや偏平タイヤなどに交換することにより環境に悪影響を与えることが直に実感できることを可能としている。
よって、運転中は燃費計や瞬間燃費計等の燃費に関連する表示装置ではエンジン作動状態におけるアクセルの踏込み量の変化量やアクセルの空ぶかしによる変化量を実感すること及び把握することはできないが、二酸化炭素の排出量の短時間を表示する「排出量毎分計」や「排出量毎時計」は所定時間毎(例えば1秒毎)のインジェクタより放出される燃料を前記インジェクタの燃料経路に備わった燃料消費量検知部12の流量センサで検知した流量より二酸化炭素の排出量を算出するようになっていることにより、軸回転速度計(タコメータ)のようにアクセル操作におけるアクセルの踏込み量に対応してリアルタイムに制御部10は1秒毎の燃料の流量の量を測定する処理をするようになっていることから、二酸化炭素排出量表示装置2の二酸化炭素分量表示装置3及びデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7を運転中は速度計とともに運転操作の指標にすることが可能である。
制御部10のリアルタイムに処理するための所定時間は例では1秒毎となっているが、演算処理をするCPUの処理能力に合わせて流量の測定の処理間隔は自由に設定可能である。但し、処理間隔を長くすると瞬間精度が悪くなるので不可である。
そして、これからの自動車は限りなく二酸化炭素の排出量を抑制した運転操作の運転技量が求められると考察され、自動車免許を取得する場合の自動車学校等において、二酸化炭素の排出量を表示するインパネ1の二酸化炭素排出量表示装置2が装備されることにより、実技による二酸化炭素の排出量が目視できない現在の計器類では二酸化炭素の排出量が少ない運転操作やエンジンブレーキによる燃料カットOFF機能等を説明して実技指導で容易に理解してもらうことは困難であるが、前記二酸化炭素排出量表示装置2を見せながら確証を持って運転操作を実技指導することができることによって容易に二酸化炭素の排出量を抑制することができる運転操作を卒業前に習得させることが可能になる。こう言った効果もあり自動車免許取得後の新しい運転者は二酸化炭素の排出量を抑制する運転操作がはじめから実施可能となる。
また、本発明では二酸化炭素の排出量をインジェクタのエンジンの燃焼室に燃料を供給する消費量を前記インジェクタの燃料経路の流量を測定する燃料消費量検知部12の信号を用いて、計器盤の速度計を備えたインパネのパネルに長時間表示を可能とし実走行距離時の区間距離の二酸化炭素の排出量を表示する「区間排出量」や積算距離の「積算の総排出量」を表示するデジタル表記式二酸化炭素表示装置6によって、エンジンがONとなって作動している場合は、自動車より二酸化炭素を排出している場合は走行の有無に関係なく記億部11の前記デジタル表記式二酸化炭素表示装置6の値を記憶更新し排出量を積算してリアルタイムの表示をするようになっている。
また、制御部10の処理によって実走行距離の二酸化炭素の排出量を示すデジタル表記式二酸化炭素表示装置6の区間距離の「区間排出量」と積算距離の「積算の総排出量」の値を用いて、基準値(基準値とは走行距離に応じて予想される二酸化炭素の排出量の値)と実走行距離に排出された二酸化炭素の排出量とを比較して算出される増減率の表示装置と、前記増減率を用いて処理される「優秀」、「良好」、「不可」の段階評価を実施する評価表示装置9を同じ計器盤のパネルに備えていることによって、運転者は「区間排出量」についての評価は任意に毎日でも実施でき、「積算の総排出量」はトータルの二酸化炭素の排出量について評価するようになっていることにより、前記評価表示装置9で運転操作の運転技量の良否の評価が認識されるようになっている。
評価表示装置9の段階評価は、自動車の年式と車名型式毎に道路環境や道路状況を考慮した走行距離に応じて予想される二酸化炭素の排出量の値になっていることによって、年式と車名型式毎の基準値で公平に評価されるようになっている。
次に図2の実施例2のインパネの構成を示す図について説明する。実施例2は、操作部8のスイッチを操作することにより、実施例1に示す二酸化炭素の排出量の二酸化炭素分量表示装置3の表示はエンジンの軸回転速度を表示できるようにもなっている。
この場合は、指針5の制御は二酸化炭素の排出量の信号から軸回転速度計に対応した信号に制御部10の判断で切替り、インパネ1に表示される二酸化炭素の排出量の表示目盛4の0〜200と単位のg−CO2/minが軸回転速度を示すように表示目盛4は0〜10と単位の×1000rpm/minに制御部10の判断により切替り、エンジンの軸回転速度を表示できるようになっている。
そして、軸回転速度を示す表示とデジタル表記式二酸化炭素表示装置6とデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7が混在して表示できるようになっている。そして、実施例1と同じ評価表示装置9の評価も出力されるようになっている。
従来からある軸回転速度の表示をインパネ1内に備えたい場合は、実施例2のように操作部8の操作によりインパネ1内の表示の切替機能を備えていることによりインパネ1内の同じ省スペースで対応できるようになっている。
次に図3の制御装置の構成図を用いて説明する。本発明のインパネ1に二酸化炭素の排出量を表示する表示装置に関わる制御装置の構成は、プログラム、設定、基準値、各表示装置の値などを記憶し処理するROM、RAM等の記憶部11と、エンジンの燃焼室にインジェクタから噴射されることにより消費される燃料を前記インジェクタに接続される筒状の燃料経路の流量より測定する流量計の燃料消費量検知部12と、燃料タンク内の燃料または前記燃料タンクを経由する燃料経路から化石燃料と植物性燃料の混合比を測定する混合比検知部13と、車速パルスのカウント値により走行距離を算出する車速データの車速信号14と、エンジンの軸回転速度の値より軸回転速度計のデータとなる軸速度信号15と、二酸化炭素の排出量の排出量毎分の表示されている表示目盛4に排出量に応じて指し示すように電気信号により円状に駆動する針でアナログ表示する指針5の二酸化炭素の排出量の排出量毎分計とデジタル表示の排出量毎時計、区間排出量計、積算の総排出量計と増減率と段階評価とを表示する表示装置が構成されている表示装置部16と、前記表示装置部16の表示を切替えることができる操作部8と、これら機器に電源を供給する電源部17と、そして、二酸化炭素の排出量と増減率と評価を演算処理より算出し表示装置部16に表示する処理を実施するCPUが構成される制御部10で上記構成されているものを制御するようになっている。
次に図7の実施例3のインパネの構成を示す図について説明する。実施例3は上記実施例1または実施例2のインパネ1に変速機の変速比のニュートラル、1速、2速、3速、4速、5速、6速、7速、8速、後退などの変速比に応じて、前記変速比毎にエンジンが作動状態における二酸化炭素の排出量の有効範囲の設定値が記億部11に記憶されるようになっている。
有効範囲の設定値は「排出量毎分計」の二酸化炭素分量表示装置3または「排出量毎時計」のデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7の短時間を表示する二酸化炭素の排出量の値に前記有効範囲の設定値を変速比毎に設定するようになっている。
例えば、ニュートラルの場合に有効範囲の設定値が0〜50g―CO2/分、変速比1速の場合は設定値が0〜130g−CO2/分等と変速比毎に設定され、変速比位置信号24がニュートラルの場合に運転者がエンジンを空ぶかしして二酸化炭素の排出量が50.1g−CO2/分以上となった場合や変速比1速の場合に二酸化炭素の排出量が130.1g−CO2/分以上となった場合は超過(排出量過多)と制御部10が判断し運転者に二酸化炭素の排出量を過大に排出するアクセル操作及びシフト操作をしていることを告知する判定表示装置部23が点灯するようになっている。
短時間表示の「排出量毎分計」または「排出量毎時計」の値を用いて、瞬時のアクセル操作及びシフト操作の良し悪しを変速機の変速比毎の各設定値より判定して運転者に二酸化炭素の排出量を抑える運転操作をするように指導することが可能となっている。
これによって、運転者のアクセル操作による空ぶかしや急発進や急加速等によって、二酸化炭素の排出量についての良し悪しの状態を告知することができることにより、運転者に二酸化炭素の排出量を抑制した運転操作をすることを促すようになっている。
判定表示装置部23は液晶表示や有機EL表示やLED表示のいずれかで構成され有効範囲を超えた場合は「超過」の文字とバックライトの色の赤色によって表示するようになっている。前記文字は「OVER」や「EXCESSIVE」などの英文字でも可能である。
また、変速機の変速比毎に設定されている有効範囲の設定値は表示目盛4の目盛及び数値の色を前記各変速比に基づいて、有効範囲内と有効範囲外を異なった色によって切替るようにすることも表示目盛4に液晶表示や有機EL表示やLED表示を用いることによって制御部10で処理することにより可能である。
上記判定表示装置部23は、出力されるバックライトの色と図柄や文字に限定されるものでは無く、自動車の車名型式に合わせたインパネ設計により対応する。
次に図8の実施例3の制御装置の構成図について説明する。基本的には図3の制御装置の構成図と同じであるが、異なる点としてシフト操作の状態における変速機の変速比の箇所を処理する信号の変速比位置信号24と、前記変速比の箇所における二酸化炭素の排出量の判定を表示する判定表示装置部23とを備え、制御部10は入力された信号の変速比位置信号24より二酸化炭素の排出量の判定基準を切替えて判定結果を液晶表示や有機EL表示やLED表示のいずれかで構成される判定表示装置部23に出力するようになっている。
次に図9の実施例4のインパネの構成を示す図について説明する。実施例4は上記実施例1または実施例2または実施例3のインパネ1に音声出力ができるスピーカの音声出力B部25を同じインパネ1に備えて、「区間排出量」の増減率を速度計の操作部を毎日操作し、値をリセットして目視で確認しないでも前記増減率を容易に認識できるように操作部8にて設定することによりインパネ1の「排出量毎分計」の右側に備えられたスピーカより増減率を音声で出力することができるようになっている。
エンジンが作動したならば自動で増減率をこの場所からの実走行距離に応じて二酸化炭素の増減率を制御部10で算出するようになっている。前記増減率はデジタル表記式二酸化炭素表示装置6には表示されないが、エンジンの作動が停止し前記エンジン停止を制御部10で判断したならば停止位置までの二酸化炭素の増減率を音声にてスピーカより出力して運転者に告知するようになっている。よって、簡易手段として運転操作の練習や排出量チェックなどに毎日「区間排出量計」をリセットしなくてもエンジン作動のON/OFFの間の二酸化炭素の増減率の値を出力することができるようになっている。
スピーカより出力する内容は増減率の他に実走行距離や二酸化炭素の排出量や段階評価の評価内容を音声にて制御部10の処理により出力することは可能である。
次に図10の実施例4の制御装置の構成図について説明する。基本的には図3または図8の制御装置の構成図と同じであるが図8を用いて説明すると、異なる点として音声を出力するスピーカの音声出力B部25を備え、前記音声出力B部25は制御部10の処理によって音声を出力するようになっている。
また、この他増減率及び評価表示装置9の公平な運転者の運転操作の評価を実施することができるように、速度計の積算距離計の所定距離までは自動車メーカでの製造ライン内及び工場内、そして、工場から出荷し自動車メーカの販売店までの運搬など運転者となる消費者に届くまでに運転者とは関係が無く走行した距離を評価表示装置9によって評価されるのを防止するようになっている。
所定距離は10km、30km、50km、最高100kmまでの間で記億部11に設定するようにし、運転者に対して二酸化炭素の排出量を指標にした運転操作を体験して従来の自己流となっている運転操作を修正する練習モードが前記所定距離には含まれ、前記練習モードの間はデジタル表記式二酸化炭素表示装置6の表示が点滅し練習モードを評価するようになっている。そして、所定距離を消化し練習モードが終了したならば点滅作動が停止し本当の評価を制御部10は始めるようになっている。
次に、図4の実施例1のフローチャート図を用いて説明する。これは実施例1の二酸化炭素排出量表示装置2のフローチャートである。自動車のスイッチまたはエンジンがON状態の場合は、燃料タンクに入っている液体の燃料の中のガソリンや軽油等の化石燃料とさとうきびやとうもろこし等から精製される植物性燃料の混合比率を検知する混合比検知部13が作動(S101)し、前記検知された燃料のデータより制御部10が化石燃料とバイオマスエネルギーの植物性燃料との混合比率を演算し前記混合比率のデータを記憶部11に設定(S102)するようになっている。
また、液体用の燃料の消費量を計測する燃料経路の流量計の燃料消費量検知部12は作動(S103)し、前記流量計の流量すなわち消費量の演算処理に前記混合比率のデータを設定して前記化石燃料の消費量と植物性燃料の消費量を演算(S104)するようになっている。
また、燃料タンクに気体の天然ガスやLPG等の化石燃料と植物性燃料が気体の場合においては、気体用の混合比検知部13により混合比率を制御部10により、前記化石燃料と植物性燃料の混合比率を演算し前記混合比率のデータを記憶部11に設定し、気体用の燃料の消費量を計測する燃料経路の燃料消費量検知部12の流量計の流量すなわち消費量の演算処理に前記混合比率のデータを入れ設定して前記化石燃料の消費量と植物性燃料の消費量を演算するようにする。
化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に、以下に説明する二酸化炭素の排出量の表示装置の出力と運転者の評価を評価装置に出力するようになっている。1つ目は、前記化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に導かれた所定間隔毎(例えば1秒毎)の消費量の値より、1分間辺りの二酸化炭素の排出量を演算(S105)し、アナログ表示となっている表示装置の二酸化炭素分量表示装置3の指針5が駆動装置により排出量に応じて作動し表示目盛4の値を示して表示(S106)すようになっている。
2つ目は、前記化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に導かれた所定間隔毎(例えば1秒毎)の消費量の値より、1時間辺りの二酸化炭素の排出量を演算(S107)し、デジタル表示となっている表示装置のデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7のデジタル表記が排出量に応じて作動しデジタルの数値で示して表示(S108)するようになっている。
3つ目は、この自動車の生産されてから現在までの二酸化炭素の排出量の積算の総排出量を記憶部11に記憶し前記総排出量を表示するようになっているデジタル表記式二酸化炭素表示装置6は、操作部8の操作に基づいた選択による表示画面の切替に応じて、デジタル表示で出力するようになっている。
化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に導かれた所定間隔毎(例えば1秒毎)の消費量の値より、二酸化炭素の総排出量を演算(S109)し、記憶部11に記憶されている前総排出量の値に積算して新しい総排出量の値を記憶更新し(S110)、前記記憶された最新の二酸化炭素の総排出量をデジタル表示となっている表示装置のデジタル表記式二酸化炭素表示装置6のデジタル表記が排出量に応じて作動しデジタルの数値で示して表示(S111)するようになっている。
そして、記憶部11に記憶されている総走行距離すなわち積算距離に対する二酸化炭素の総排出量の基準値の設定より増減率を演算し(S112)、記憶部11に増減率の値を演算毎に記憶更新し(S113)、積算距離に対して二酸化炭素の総排出量の優劣の評価を示す運転者の段階評価を制御部10で判断するようになっている。
そして、操作部8で本表示を選択している場合は、積算された二酸化炭素の総排出量をデジタル表記式二酸化炭素表示装置6の上段に表示し下段には増減率の値を表示する。そして、運転者の段階評価を評価表示装置9の評価に応じて表示(S114)するようになっている。
4つ目は、この自動車の速度計の任意の走行距離すなわち区間距離計に対応している区間の二酸化炭素の排出量を積算し記憶部11に記憶し区間排出量を表示するようになっているデジタル表記式二酸化炭素表示装置6は、操作部8の操作に基づいた選択による表示画面の切替に応じて、デジタル表示で出力するようになっている。
化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に導かれた所定間隔毎(例えば1秒毎)の消費量の値より、二酸化炭素の区間排出量を演算(S115)し、記憶部11に記憶されている区間排出量の値に積算して新しい区間排出量の値を記憶更新し(S116)、前記記憶された最新の二酸化炭素の区間排出量をデジタル表示となっている表示装置のデジタル表記式二酸化炭素表示装置6のデジタル表記が排出量に応じて作動しデジタルの数値で示して表示(S117)するようになっている。
そして、記憶部11に記憶されている区間距離に対する二酸化炭素の排出量の基準値の設定より増減率を演算し(S118)、記憶部11に増減率の値を演算毎に記憶更新し(S119)、区間距離に対して二酸化炭素の排出量の優劣の評価を示す運転者の段階評価を制御部10は判断するようになっている。
そして、操作部8で本表示を選択している場合は、区間に排出された二酸化炭素の排出量をデジタル表記式二酸化炭素表示装置6の上段に表示し下段には増減率の値を表示する。そして、運転者の段階評価を評価表示装置9の評価に応じて表示(S120)するようになっている。
また、この他デジタル表記式二酸化炭素表示装置6は、速度計に備えられた「区間距離計」と「積算距離計」を示す表示を切替える前記速度計の操作部の操作に連動して、「区間距離計」を選択した場合は、前記デジタル表記式二酸化炭素表示装置6は二酸化炭素の「区間排出量計」と増減率の値の表示画面に切替り前記表示画面のバックライトの色が橙色に切替る。そして、「積算距離計」を選択した場合は、二酸化炭素の「積算の総排出量計」と増減率の値の表示画面に切替り前記表示画面のバックライトの色が緑色に切替ることにより操作の煩わしさを無くしているとともに一目で両方の数値を同時に確認できるようにもなっている。
そして、「区間距離計」の場合に区間距離をリセットした場合は、デジタル表記式二酸化炭素表示装置6は二酸化炭素の「区間排出量計」の区間排出量の値がゼロにリセットされるようになっている。
また、整備手帳等の記録簿に「積算距離」と「積算の総排出量」とを記載する場合は、表示画面の切替が連動していることにより、記載ミスが発生しない。また、表示装置のバックライトの色で区間排出量と積算の総排出量を識別できるようになっている。
次に、図5の実施例2のフローチャート図を用いて説明する。これは実施例2の二酸化炭素排出量表示装置2のフローチャートである。軸回転速度の計測器と二酸化炭素分量表示装置3の2つの表示切替が操作部8の操作により可能となったものである。
自動車のスイッチまたはエンジンがON状態の場合は、燃料タンクに入っている液体の燃料の中のガソリンや軽油等の化石燃料とさとうきびやとうもろこし等から精製される植物性燃料の混合比率を検知する混合比検知部13が作動(S201)し、前記検知された燃料データより制御部10が化石燃料とバイオマスエネルギーの植物性燃料との混合比率を演算し前記混合比率のデータを記憶部11に設定(S202)するようになっている。
また、液体用の燃料の消費量を計測する燃料経路の流量計の燃料消費量検知部12は作動(S203)し、前記流量計の流量すなわち消費量の演算処理に前記混合比率のデータを設定して前記化石燃料の消費量と植物性燃料の消費量を演算(S204)するようになっている。
また、燃料タンクに気体の天然ガスやLPG等の化石燃料と植物性燃料が気体の場合においては、気体用の混合比検知部13により混合比率を制御部10により、前記化石燃料と植物性燃料の混合比率を演算し前記混合比率のデータを記憶部11に設定し、気体用の燃料の消費量を計測する燃料経路の燃料消費量検知部12の流量計の流量すなわち消費量の演算処理に前記混合比率のデータを入れ設定して前記化石燃料の消費量と植物性燃料の消費量を演算するようにする。
そして、操作部8の操作よりエンジンの軸回転速度の表示を選択(S205)している場合は、二酸化炭素分量表示装置3はアナログ表示の表示画面の表示目盛4と単位の表示が軸回転速度用に切替り、指針5は軸回転速度のデータで駆動装置により作動する処理に要する電気信号にリレーで切替る(S209)。
そして、軸回転速度は演算毎に導かれた所定間隔毎(例えば1秒毎)の回転速の値より、1分間辺りの軸回転速度を演算(S210)し、軸回転速に応じた表示目盛4及び単位のアナログ表示となっている表示装置の指針5が作動し表示目盛4の値を示して表示(S211)すようになっている。
また、二酸化炭素の排出量の分量を表示する選択(S205)をしている場合は、アナログ表示の表示画面の表示目盛4と単位の表示が二酸化炭素分量表示装置3に切替り、指針5の二酸化炭素の排出量で作動する処理に要する電気信号にリレーで切替る(S206)。
そして、化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に、以下に説明する表示装置の出力と運転者の評価を評価装置に出力するようになっている。1つ目は、前記化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に導かれた所定間隔毎(例えば1秒毎)の消費量の値より、1分間辺りの二酸化炭素の排出量を演算(S207)し、アナログ表示となっている表示装置の二酸化炭素分量表示装置3の指針5が駆動装置により排出量に応じて作動し表示目盛4の値を示して表示(S208)すようになっている。
2つ目は、前記化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に導かれた所定間隔毎(例えば1秒毎)の消費量の値より、1時間辺りの二酸化炭素の排出量を演算(S212)し、デジタル表示となっている表示装置のデジタル表記式二酸化炭素時間表示装置7のデジタル表記が排出量に応じて作動しデジタルの数値で示して表示(S213)するようになっている。
3つ目は、この自動車の生産されてから現在までの二酸化炭素の排出量の積算の総排出量を記憶部11に記憶し前記総排出量を表示するようになっているデジタル表記式二酸化炭素表示装置6は、操作部8の操作に基づいた選択による表示画面の切替に応じて、デジタル表示で出力するようになっている。
化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に導かれた所定間隔毎(例えば1秒毎)の消費量の値より、二酸化炭素の総排出量を演算(S214)し、記憶部11に記憶されている前総排出量の値に積算して新しい総排出量の値を記憶更新し(S215)、前記記憶された最新の二酸化炭素の総排出量をデジタル表示となっている表示装置のデジタル表記式二酸化炭素表示装置6のデジタル表記が排出量に応じて作動しデジタルの数値で示して表示(S216)するようになっている。
そして、記憶部11に記憶されている総走行距離すなわち積算距離に対する二酸化炭素の総排出量の基準値の設定より増減率を演算し(S217)、記憶部11に増減率の値を演算毎に記憶更新し(S218)、積算距離に対して二酸化炭素の総排出量の優劣の評価を示す運転者の段階評価を制御部10で判断するようになっている。
そして、操作部8で本表示を選択している場合は、積算された二酸化炭素の総排出量をデジタル表記式二酸化炭素表示装置6上段に表示し下段には増減率の値を表示する。そして、運転者の段階評価を評価表示装置9の評価に応じて表示(S219)するようになっている。
4つ目は、この自動車の速度計の区間距離計に対応している区間の二酸化炭素の排出量を積算し記憶部11に記憶し区間排出量を表示するようになっているデジタル表記式二酸化炭素表示装置6は、操作部8の操作に基づいた選択による表示画面の切替に応じて、デジタル表示で出力するようになっている。
化石燃料や水素燃料の消費量の演算毎に導かれた所定間隔毎(例えば1秒毎)の消費量の値より、二酸化炭素の区間排出量を演算(S220)し、記憶部11に記憶されている区間排出量の値に積算して新しい区間排出量の値を記憶更新し(S221)、前記記憶された最新の二酸化炭素の区間排出量をデジタル表示となっている表示装置のデジタル表記式二酸化炭素表示装置6のデジタル表記が排出量に応じて作動しデジタルの数値で示して表示(S222)するようになっている。
そして、記憶部11に記憶されている区間距離に対する二酸化炭素の排出量の基準値の設定より増減率を演算し(S223)、記憶部11に増減率の値を演算毎に記憶更新し(S224)、区間距離に対して二酸化炭素の排出量の優劣の評価を示す運転者の段階評価を制御部10は判断するようになっている。
そして、操作部8で本表示を選択している場合は、区間に排出された二酸化炭素の排出量をデジタル表記式二酸化炭素表示装置6上段に表示し下段には増減率の値を表示する。そして、運転者の段階評価を評価表示装置9の評価に応じて表示(S225)するようになっている。
また、この他デジタル表記式二酸化炭素表示装置6は、速度計に備えられた「区間距離計」と「積算距離計」を示す表示を切替える前記速度計の操作部の操作に連動して、「区間距離計」を選択した場合は、前記デジタル表記式二酸化炭素表示装置6は二酸化炭素の「区間排出量計」の表示画面に切替り前記表示画面のバックライトの色が橙色に切替る。
そして、「積算距離計」を選択した場合は、二酸化炭素の「積算の総排出量計」の表示画面に切替り前記表示画面のバックライトの色が緑色に切替ることにより操作の煩わしさを無くしているとともに一目で両方の数値を同時に確認できるようにもなっている。
そして、「区間距離計」の場合に区間距離をリセットした場合は、デジタル表記式二酸化炭素表示装置6は二酸化炭素の「区間排出量計」の区間排出量の値はゼロにリセットされるようになっている。
また、整備手帳等の記録簿に「積算距離」と「積算の総排出量」とを記載する場合は、表示画面の切替が連動していることにより、記載ミスが発生しない。また、表示装置のバックライトの色で区間排出量と積算の総排出量を識別できるようになっている。
次に図11の混合比検知部13に無線手段を用いた場合のフローチャート図を説明する。これは、混合比検知部13に燃料経路や燃料タンク内の燃料から直接混合比を検知する混合比比較センサを用いない場合の手段である。よって、図4の実施例1のフローチャート図の(S101)〜(S102)と図5の実施例2のフローチャート図の(S201)〜(S202)は、これによって別処理になるようになっている。
自動車のボディの一部を構成している給油口カバーを開いて蓋の給油口キャップ部18の状態を検知する開閉センサ部19により前記給油口キャップ部18が給油口より取外されているか?(S301)を制御部10は判断するようになっている。
そして、給油口キャップ部18が給油口より取外されていると制御部10が判断した場合は、給油口そばにある表示灯部20のLEDなどで構成されるランプが点灯する(S302)ようになっている。
そして、燃料タンク内の残量の燃料の量を燃料タンク内に備えられている燃料計より自動で制御部10は計測(S303)し記億部11に記憶する。そして、無線受信部21が作動状態(S304)になるようになっている。
そして、無線受信部21は混合比データの受信待ち(S305)となり、給油所に備えられている混合比データを送信する無線送信装置より前記混合比データを前記無線受信部21に送信することにより制御部10は前記混合比データを記憶部11に記憶(S306)するようになっている。
給油口キャップ部18が取付けられた場合は(S307)、自動で燃料計より記憶更新前の混合比の値及び燃料タンクに残っていた残量の燃料の量と新しく送信されてきた混合比データ及び給油によって増加した燃料タンクの燃料の量より化石燃料と植物性燃料の混合比を算出し(S308)記憶部11の混合比の値を記憶更新する(S309)ようになっている。
本発明により、二酸化炭素の排出量を減少させる装備の燃料カットOFFやリーンバーンエンジンやこれからも様々な装備が開発されると考えられるが、運転者全員がこれら装備についてカタログや営業の説明や取扱説明書等で理解できない場合であっても速度計を備えたインパネ1に二酸化炭素の排出量の確認が「排出量毎分計」、「排出量毎時計」、「区間排出量計」、「積算の総排出量計」の各表示機能で運転中は認識できるとともに短時間の二酸化炭素の排出量を「排出量毎分計」と「排出量毎時計」の目視で容易に理解でき瞬時な運転操作の対応から長距離の安定した運転操作の対応が可能となっている。
そして、二酸化炭素の長時間の排出量を運転者は「区間排出量」と「積算の総排出量」を目視で認識できることにより区間毎の運転の良し悪しの判断やトータルで見た運転の良し悪しの判断ができる。
そして、上記判断はインパネ1に運転者の「区間排出量」と「積算の総排出量」の評価を表示する表示装備が備わっていることから二酸化炭素の排出量を基準にしたアクセル操作やシフト操作の運転操作が運転者に身に付くようになる。そして、無駄な二酸化炭素の排出を防止することができる。
そして、「区間排出量計」は運転者が任意に測定したい区間毎に二酸化炭素の排出量を認識することができるとともに評価表示装置9の評価の判断が向上するように運転者が日々の運転操作の運転技量を研究することが可能となる。
そして、「積算の総排出量計」によって、この自動車が出荷され現在までに走行したトータルの積算距離に排出したトータルの二酸化炭素の排出量が目視で認識できることによって、この自動車が現在までにトータルどれくらいの二酸化炭素を排出してきたかが認識できるようになっていることにより、エンジンがONで作動状態で二酸化炭素を排出している場合は、「積算の総排出量」に積算されていくので駐車場や道路で良く見られるアイドリング放置や急加速や空ぶかし等の運転操作を抑制する効果が期待できる。
よって、本発明により現在の軸回転速度計(タコメータ)や燃費計や瞬間燃費計では、実際、運転者は本人のアクセル操作やシフト操作やブレーキ操作など運転操作によってどれくらい二酸化炭素の排出量があるのか実感できず分からないために、どの運転操作が最適な操作で二酸化炭素の排出量を少なくして走行できるのかがまったく理解不能になっている運転者に対して容易に二酸化炭素の排出量を認識させて判断が出来る環境を提供することを可能としている。
そして、燃費の意味が理解されない運転者が存在することも考察され現在の速度計を備えたインパネに軸回転速度計(タコメータ)や燃費計や瞬間燃費計が装備されていても老若男女のすべての運転者に対して二酸化炭素の排出量を認識させてあげる優しいインパネになっていないことから、運転者に地球温暖化防止のための二酸化炭素の排出量を削減する行動の取組みを困難にし危機感の共有化も困難にしている運転者を容易に二酸化炭素の排出量を認識させて判断が出来る環境を提供することを可能としている。
また、二酸化炭素の排出量に対する運転者の評価が「優秀」な場合は、車検毎にこの運転者の運転操作の技量が優秀であることの表彰を証明するものとして、運転に支障が発生しない箇所の自動車の前面または後面等のガラスに前記運転操作の技量が優秀であることを証明するステッカーを貼り表彰するようにする。
例として地球をイメージした図柄に「CO2」と「優秀」と「技量」等の文字を構成して、地球環境を配慮した運転をしていることをアピールできるようにする。前記評価が自動車にアピールされていることにより、誰が優秀なのか判断できるので優秀な評価を得ている人は、環境配慮型の運転技量を希望者に教授することによっても、二酸化炭素を抑えた運転者が多くなることにより、二酸化炭素の排出量の削減が可能である。こう言った効果も期待できる。
上記運転操作の運転技量の評価は国や行政機関が車名型式毎に評価表示装置9の評価の設定を決定することにより実施することが可能となり、そして、国や行政機関がインターネットなどの公に出来る情報交換を提供することによって、車名型式毎に「優秀」な評価を得ている人は運転操作について全国に教授することも可能となり、また、良い評価を得ていない人は相談することも可能となり、二酸化炭素の排出量を削減する運転操作の話し合いが出来るようにして、車名型式が同型同士の評価について気になる人が多くなればなるほどに二酸化炭素の排出量の削減に対する関心が高まり、これによって自動車から排出される二酸化炭素の削減がさらに可能となっていく。
例えば、自動車のA車名型式は高速道路では二酸化炭素の排出量が時速70km/hで100g−CO2/分が時速80km/h〜100km/hの間は40g−CO2/分に急激に排出量が削減される機能が働くなどの情報交換ができるようになる。
よって、自動車の装備や機能についての知識の無い人及び老若男女誰にでも二酸化炭素の排出量が削減できるように自動車を運転する運転者に二酸化炭素の排出量を認識することができるインパネ1の環境を整えて上げることにより、前記インパネ1の二酸化炭素表示装置2を指標にした運転操作の経験により容易に二酸化炭素の排出量の削減ができる運転操作が理解され削減の取組みが実施可能な環境になっていることで運転者による二酸化炭素を過大に多く排出しない運転操作の実現を可能とする。
また、運転免許証の表面または裏面に二酸化炭素の排出量を抑えた運転ができる技量を評価する表彰の印を付けてサービスすることにおいて、前記運転の技量が優秀であることの表彰を受賞することを目的とした運転者が増加すれば増加するほどに無駄な二酸化炭素の排出量が無くなり削減が可能となる。
また、二酸化炭素の排出量に対する運転者の評価が「優秀」な場合は、この表彰を受けたものは、車検時の自動車税の減税や自動車メーカからのサービス等の特典が得られるようにする。
現在、国や行政機関は○○年度適合車として燃費の良い自動車に自動車税などを軽減する税優遇を実施しているが自動車社会全体の歯止めとすることは困難であり、需要者である運転者の購入後の二酸化炭素の削減のための手段が入らないことには自動車社会全体の歯止めとは言い切れないと考察され、運転者の二酸化炭素の削減に対する意識が無い場合は、燃費が良い事を悪用してのアイドリング放置や空ぶかしや急加速などや改造をして地球環境に悪いことをしてしまうケースを防止することはできないので、車検時の評価表示装置9の評価の成績に基づいて、自動車重量税や自動車税を軽減する税優遇措置にすることによって、運転者に二酸化炭素の排出量の削減を促すことができるとともに削減するための目標にすることができることにより二酸化炭素の排出抑制の歯止めとすることができる。
これによって、二酸化炭素の表示装置と評価によって二酸化炭素の排出量を抑えた運転操作が促されるとともに表彰によっても二酸化炭素の排出量を抑えた運転操作が促されることにより、自動車から排出される温暖化ガスの二酸化炭素の排出量を削減することの運転操作の国全体の運動につながることの期待ができる。
また、車検時に各都道府県にある陸運局で年式と車名型式毎に記録簿に積算距離と「積算の総排出量」を記録に残すようにすることにより、そして、各地域での年式と車名型式毎にまとめ管理することにより、積算距離と「積算の総排出量」との相関関係をグラフにまとめることができることによって、年式と車名型式毎に各地域差を検証することが可能となる。
そして、車名型式毎に出荷前に検査した走行距離に対する二酸化炭素の排出量と老若男女様々な運転者によって排出された実走行の積算距離の二酸化炭素の「積算の総排出量」との検証をすることも可能になる。補足データとして、植物性燃料による削減量を検証のパラメータを加えることによってさらに詳細な統計の検証が可能となる。
積算距離と「積算の総排出量」の検証結果によって、車検証に記載されている使用の本拠の位置や車検場所より使用場所を特定し各地域毎に道路状況(平均渋滞時間の違いや平均走行速度等)や道路環境(道路の平均勾配や道路の最高速度等)が異なることによる二酸化炭素の排出量を検証することができるので、自動車メーカに検証データをフィードバックすることにより、各地域でのエンジン特性や駆動装置や変速機などの各地域に適合させた開発が可能となり、二酸化炭素の排出量の削減の量をさらに多く削減することを可能にすることができる。また、性別や年齢によって、さらに詳細に纏めることが可能となる。
また、上記の説明以外に二酸化炭素の排出量、特に「積算の総排出量」が記憶部11に記憶されデジタル表記式二酸化炭素表示装置6に表示されることから、現在は自動車の中古車市場におけるエンジンの状態の正確な情報なものは走行距離計の積算距離と自動車の年式ぐらいしか確認できない(エンジン音はオイル交換をしたり添加物を入れるとエンジン音が静かになることから誰にでも正確に判断できるものではない)。
現在の積算距離だけではエンジンの使用状態が分かる物ではなく、例として積算距離だけの記録だけでは前記積算距離が短くてもエンジンの使用時間(アイドリングが多かった自動車等)が長い場合の判断はできないが、二酸化炭素の積算の総排出量が記憶に残り表示画面に表示されることにより、誰もがエンジンの正確な使用状態が分かるようになる。
例として、同じ年式の車名型式において、積算距離は長いが二酸化炭素の総排出量は少ない自動車の方が積算距離は短いが二酸化炭素の総排出量の多い自動車よりエンジンの使用時間が短く程度は良いことが理解される。
また、中古車市場でエンジンの状態が積算距離と「積算の総排出量」を対比することができるので老若男女誰にでもこの自動車が環境に優しい運転をしたエンジンであるか?または環境に悪いアイドリング放置や空ぶかしや急発進や急加速などを頻繁にしていた環境に悪い運転をしていたか?が推定できるようになり、エンジン状態について正当な判断ができるようになる。
よって、現在の積算距離だけでは誤った判断が発生するが二酸化炭素の排出量の表示装置があることにより、前記二酸化炭素の総排出量を指標に加えられることによって、積算距離に対して二酸化炭素の総排出量を対比することができることにより正確なエンジンの使用状態が誰もが理解することができる。
また、どうしても積算距離と二酸化炭素の総排出量の対比ができない人達の場合は、設定されている基準値に対する段階評価を表示する評価表示装置9の表示装置において容易に判断ができる。前記段階評価より詳細な判断をしたい場合は、デジタル表記式二酸化炭素表示装置6の表示装置に表示される増減率の値によって詳細な判断ができる。
よって、二酸化炭素の排出量を指標化することによって、こう言った使用方法が新たに生まれる。また、この他、自動車の下取りや売却等の手放す場合に、二酸化炭素の積算の総排出量が査定の指標になることによって、誰もが自分(本人)の自動車を手放す場合は金銭的に査定評価は良い方を望むことから二酸化炭素の排出量を常に抑制しようとする効果が運転中は働くようになる。
よって、本発明により、インパネ1に二酸化炭素排出量表示装置2を備えることによって、地球温暖化ガスである自動車からの二酸化炭素の排出削減が可能になることが考察される。
本発明により、現在の自動車はマニュアル車のように運転操作が難しくなく運転者を選ばないオートマチック車が主流となり誰にでも容易に運転できるようになった反面、運転者の二酸化炭素の排出量に対する削減の意志以外に運転者には自動車の装備や機能に詳しい人がいる一方、詳しくない人達がおり、さらに運転者は老若男女の年齢層の幅が広い様々な人達が運転しており、運転操作の運転技量の能力差が二酸化炭素の排出量に多大に影響するようになっている現状を二酸化炭素排出量表示装置2をインパネ1に備えることによって、二酸化炭素の排出量を削減する運転操作の運転技量の能力差を縮小することが可能となる。このことによって、自動車からの二酸化炭素の排出量を削減することを可能とする。
そして、監督者の国や行政機関と供給者の自動車メーカと需要者の運転者(ユーザ)の二酸化炭素を削減するための認識を共有することが可能となり、国全体の二酸化炭素に対する意識改革を促すような手段になることによって、前記自動車メーカは地球環境を配慮した性能の自動車を開発し運転者は二酸化炭素を削減するための運転技量で性能の良い自動車を運転できるようにすることにより、自動車から排出される二酸化炭素を削減することを三位一体で成し遂げることを可能とする。
1…インパネ、2…二酸化炭素排出量表示装置、3…二酸化炭素分量表示装置、4…表示目盛、5…指針、6…デジタル表記式二酸化炭素表示装置、7…デジタル表記式二酸化炭素時間表示装置、8…操作部、9…評価表示装置、10…制御部、11…記憶部、12…燃料消費量検知部、13…混合比検知部、14…車速信号、15…軸速度信号、16…表示装置部、17…電源部、18…給油口キャップ部、19…開閉センサ部、20…表示灯部、21…無線受信部、22…音声出力A部、23…判定表示装置部、24…変速比位置信号、25…音声出力B部
Claims (12)
- 自動車の速度計を備えている計器盤のインパネにおいて、前記インパネの速度計の隣の箇所に燃料の化石燃料または植物性燃料または水素燃料の燃料消費によって排出される二酸化炭素の排出量を表示する表示装置を具備し、前記燃料消費の信号で燃料の消費毎に二酸化炭素の排出量を演算する演算手段と、前記演算により算出された二酸化炭素の排出量のデータを記憶部に記憶する記憶手段とを具備し、前記記憶部に記憶される二酸化炭素の排出量のデータに基づいて、二酸化炭素の排出量の表示装置が作動することを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項1において、基準値となる予め定められた走行距離に対応した二酸化炭素の排出量の設定データを記憶部に記憶し前記走行距離に対応した二酸化炭素の排出量の基準値と実際の実走行距離による二酸化炭素の排出量のデータを比較する比較手段とを具備し、前記双方の二酸化炭素の排出量のデータの値の比較に基づいて、二酸化炭素の排出量の増減率を表示装置に表示することを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項2において、評価の基準値となる予め定められた判断の設定データを記憶部に記憶し前記評価の設定データの基準値と増減率を比較する比較手段とを具備し、前記評価の設定データの基準値と増減率の比較に基づいて、二酸化炭素の排出量の状態を評価する評価表示装置に段階評価の評価を表示することを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項1において、燃料の化石燃料と植物性燃料の混合比を検知する混合比検知手段を具備し、前記検知された混合比のデータに基づいて、前記混合比のデータより二酸化炭素の排出量を演算し記憶部に記憶し算出された二酸化炭素の排出量を表示装置に表示することを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項1において、二酸化炭素の排出量を表示する表示装置はアナログ表示の指針表示とデジタル表示の画面表示の表示装置を具備していることを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項1または請求項2において、二酸化炭素の排出量の表示装置は、インパネに排出量毎分計が構成され排出量毎時計と区間排出量計と積算の総排出量計の表示装置のいずれか1つ以上が排出量毎分計の表示装置内の場所に集約構成され二酸化炭素の排出量を表示するようになっていることを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項6において、二酸化炭素の排出量の表示装置は、排出量毎分計の表示装置内の場所に評価表示装置が集約構成され二酸化炭素の排出量の状態の評価を表示するようになっていることを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項1または請求項2において、インパネ内の速度計用の操作部の操作に基づいて、速度計の走行距離の表示画面切替に連動して二酸化炭素の排出量を表示する表示画面が切替り対応するようになっていることを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項3において、運転者は期間毎に運転技量を評価装置によって評価され、前記運転者の評価に基づいて、運転免許証の所定箇所または自動車の所定箇所に二酸化炭素の排出量を抑えた運転ができる技量であることを証明する表彰または認証を意味する印を施すようになっていることを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項1において、設定値となる予め定められた変速機の各変速比に対応した二酸化炭素の排出量の設定データを記億部に記憶し前記変速比に対応した二酸化炭素の排出量の設定値と実際の変速比における二酸化炭素の排出量のデータを比較する比較手段とを具備し、前記双方の二酸化炭素の排出量のデータの値の比較に基づいて、二酸化炭素の排出量の判定を表示装置に表示することを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項2において、音声を出力する音声出力手段をインパネに具備し、エンジンの作動状態に基づいて、二酸化炭素の排出について音声で出力するようになっていることを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
- 請求項2において、走行距離の所定距離に基づいて、二酸化炭素の排出量の増減率の算出を別けて実施するようになっていることを特徴とする評価装置を備えた自動車の二酸化炭素表示装置。
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