JP2008152562A - 車両運転制限装置及び車両運転制限解除システム - Google Patents

車両運転制限装置及び車両運転制限解除システム Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、車両運転制限装置及び車両運転制限解除システムに関し、所定の運転制限条件が成立することで原則的には車両運転が制限される状況でも例外的にその運転を許可することにある。
【解決手段】自車両の運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上となって運転者の飲酒状態が検出される場合に自車両の運転を制限する車両運転制限装置において、自車両の到達すべき目的地が所定の場所に設定された例外的な場合(ステップ50の肯定判定時)には、飲酒状態の検出によって原則的には車両運転が制限される状況でもその車両運転制限を解除してその車両走行を可能とする(ステップ56)。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両運転制限装置及び車両運転制限解除システムに係り、特に、例えば運転者が飲酒状態にある場合などの所定の運転制限条件が成立する場合に、動力発生禁止などの車両の運転を制限する車両運転制限装置及び車両運転制限解除システムに関する。
従来、車両運転者の呼気中のアルコール濃度を検出した結果、そのアルコール濃度が規定値以上である場合に、車両のエンジンを停止してその運転を制限した車両運転制限装置が知られている(例えば、特許文献1及び2参照)。かかる装置によれば、車両運転者が飲酒状態にあるときには車両の運転が不可能となるので、車両の飲酒運転が防止され、その安全走行が確実に実現されることとなる。
特開2004−148950号公報 特開2004−318411号公報
確かに飲酒運転は避けるべき行為であるのは当然であるが、しかしながら、上記の如く車両運転者が飲酒状態にあるときに例外なく車両の運転が制限されるものとすると、以下の如き不都合が生ずるおそれがある。例えば、自宅での飲酒後に家族や近所の人の容態が悪化した場合、通常は救急車を呼んで対処することとなるが、救急車が出払っているときや救急車が到達するまでに多くの時間がかかるときなどは、やむを得ず、その飲酒した人が車を運転して病院などに搬送せざるを得ない状況になることがある。しかし、かかる状況においてその車両を運転しようとする人の呼気中のアルコール濃度が規定値以上であると、上記従来の装置が機能することで、その人は車両を運転することができないものとなってしまう。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、所定の運転制限条件が成立することで原則的には車両運転が制限される状況でも例外的にその運転を許可することが可能な車両運転制限装置及び車両運転制限解除システムを提供することを目的とする。
上記の目的は、所定の運転制限条件が成立する場合に自車両の運転を制限する制限手段を備える車両運転制限装置であって、所定の解除条件が成立する場合に前記制限手段による車両運転制限を解除する制限解除手段を備える車両運転制限装置により達成される。
この態様の発明において、所定の解除条件が成立する場合には、所定の運転制限条件が成立していても車両運転の制限が解除される。従って、本発明によれば、所定の運転制限条件が成立することで原則的には車両運転が制限される状況でも例外的にその運転を許可することができる。
上記した車両運転制限装置において、前記制限解除手段は、自車両の到達すべき目的地が所定の場所に設定された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除することとすれば、所定の運転制限条件が成立することで原則的には車両運転が制限される状況でも、車両目的地が急を要する病院などの所定の場所に設定される例外的な場合にその運転を許可することができる。
但し、この場合、前記制限解除手段は、前記目的地の前記所定の場所への設定後に自車両が該目的地に到達するまでに通行すべき経路から所定距離以上離れた場合は、車両運転制限の解除をキャンセルすることとすれば、目的地設定に伴う例外的な運転許可を悪用した車両走行を防止することができる。
また、上記した車両運転制限装置において、所定の公的機関へ自車両を運転させる旨を示す信号を送信する車載送信手段を備え、前記制限解除手段は、前記車載送信手段から所定の公的機関へ前記信号が送信された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除することとすれば、所定の運転制限条件が成立することで原則的には車両運転が制限される状況でも、警察署などの公的機関へ車両運転を行う旨の通知が行われる例外的な場合にその運転を許可することができる。
また、上記した車両運転制限装置において、所定の公的機関から送信される運転許可を示す信号を受信する車載受信手段を備え、前記制限解除手段は、前記車載受信手段に所定の公的機関からの前記信号が受信された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除することとすれば、所定の運転制限条件が成立することで原則的には車両運転が制限される状況でも、病院や警察署などの公的機関から車両運転の許可が下りる例外的な場合にその運転を許可することができる。
但し、この場合、前記制限解除手段は、車両運転制限の解除を、自車両が緊急車両と合流すべき地点まで継続することとすれば、合流地点到達後は通常どおり車両運転を制限することができるため、上記した例外的な運転許可を必要最小限の区間に抑えることができる。
更に、上記した車両運転制限装置において、所定の緊急放送を受信する車載放送受信手段を備え、前記制限解除手段は、前記車載放送受信手段に前記所定の緊急放送が受信された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除することとすれば、所定の運転制限条件が成立することで原則的には車両運転が制限される状況でも、津波発生時や地震発生時などにおける緊急放送が受信される例外的な場合にその運転を許可することができる。
尚、上記した車両運転制限装置において、前記制限手段は、自車両の運転者の飲酒状態が検出される場合に自車両の運転を制限することとしてもよく、また、車両キーから自車両固有の識別情報が検出されない場合に自車両の運転を制限することとしてもよい。
また、上記の目的は、所定の運転制限条件が成立する場合に自車両の運転を制限する制限手段と、自車両の運転許可を要求する要求信号を送信する車載送信手段と、を備える車両と、車両の前記車載送信手段から送信される前記要求信号を受信する受信手段と、前記受信手段に前記要求信号が受信された場合に該車両の運転を許可するか否かを決定する運転許可決定手段と、前記運転許可決定手段により車両の運転許可が決定された場合に該車両に対して運転許可を示す許可信号を送信する送信手段と、を備える所定の公的機関と、からなり、車両は、更に、所定の公的機関の前記送信手段から送信される前記許可信号を受信する車載受信手段と、前記車載受信手段に前記許可信号が受信された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除する制限解除手段と、を備える車両運転制限解除システムにより達成される。
この態様の発明において、車両の運転許可要求に対して公的機関が運転許可を決定した場合には、所定の運転制限条件が成立していても車両運転の制限が解除される。従って、本発明によれば、所定の運転制限条件が成立することで原則的には車両運転が制限される状況でも、公的機関による運転許可決定がなされた例外的な場合にその運転を許可することができる。
上記した車両運転制限解除システムにおいて、前記運転許可決定手段は、前記受信手段に前記要求信号が受信された場合に、運転許可が要求された車両が運転を許可されて現在位置から到達すべき目的地に到達すると予測される第1の時間と、緊急車両が運転許可の要求された車両の現在位置を経由して前記目的地に到達すると予測される第2の時間との比較結果に基づいて、該車両の運転を許可するか否かを決定することとすれば、上記した例外的な運転許可を最小限に抑えることができる。
尚、この場合、前記運転許可決定手段は、前記第1の時間が前記第2の時間よりも所定時間以上早いときは、該車両の運転を許可する許可決定を行うこととすればよい。
また、上記した車両運転制限解除システムにおいて、所定の公的機関は、更に、運転許可が要求された車両と緊急車両とが合流すべき地点を設定する合流地点設定手段を備え、前記運転許可決定手段は、該車両の現在位置から前記合流地点設定手段により設定された合流地点までの運転を許可する許可決定を行うこととすれば、合流地点到達後は通常どおり車両運転を制限することができるため、上記した例外的な運転許可を必要最小限の区間に抑えることができる。
本発明によれば、所定の運転制限条件が成立することで原則的には車両運転が制限される状況でも例外的にその運転を許可することができる。
以下、図面を用いて、本発明の具体的な実施の形態について説明する。
図1は、本発明の第1実施例である車両に搭載される車両運転制限装置10のシステム構成図を示す。本実施例の車両運転制限装置10は、車両に搭載されており、所定の場合にその車両の運転を制限する装置である。
図1に示す如く、車両運転制限装置10は、コンピュータを主体に構成された運転許可ECU12を備えている。運転許可ECU12は、車両の運転を許可し或いは制限するか否かを決定するための電子制御ユニットである。運転許可ECU12には、コンピュータを主体に構成されたエンジンECU14が電気的に接続されている。運転許可ECU12は、車両運転の許可・制限に関する指令を示す電気信号をエンジンECU14に供給する。
エンジンECU14には、点火装置や燃料供給装置などのエンジンアクチュエータ16が電気的に接続されている。エンジンECU14は、各種の車両状態を検出して、その検出結果に基づいて車両エンジンが車両状態に応じて適切に駆動されるようにエンジンアクチュエータ16に対して駆動指令を行うと共に、また、運転許可ECU12からの信号に基づいて車両運転を許可すべきか制限すべきか否かを判別して、その判別結果に応じて車両エンジンの駆動を許可・禁止する。
車両運転制限装置10は、また、コンピュータを主体に構成されたアルコール検知ECU20を備えている。アルコール検知ECU20には、アルコールセンサ22が電気的に接続されている。アルコールセンサ22は、運転席近傍に配設されており、空気中のアルコール濃度に応じた信号を出力するセンサである。アルコール検知ECU20は、アルコールセンサ22の出力信号に基づいて運転席近傍における空気中のアルコール濃度を検出する。
車両運転制限装置10は、更に、コンピュータを主体に構成されたナビゲーションECU24を備えている。ナビゲーションECU24は、道路地図情報や主な施設の位置情報などを格納した地図データベースを有しており、車載表示ディスプレイに地図データベースに格納されている地図を表示することが可能である。ナビゲーションECU24には、GPSアンテナ26が接続されている。GPSアンテナ26は、GPS衛星から送信されるGPS信号を受信するアンテナである。ナビゲーションECU24は、GPSアンテナ26に受信されたGPS信号に基づいて自車両の現在位置を検出すると共に、その検出した現在位置を示すマークを、車載表示ディスプレイに映し出されている地図上に重畳して表示することが可能である。更に、ナビゲーションECU24は、車両乗員の操作により自車両の到達すべき目的地を設定し、現在位置からその目的地に到達するまでに通行すべき経路を検索することが可能である。尚、ナビゲーションECU24は、自己で経路検索を行うことなく、経路検索を外部のセンタに依頼してその結果を配信してもらうこととしてもよい。
上記した運転許可ECU12は、LAN28を介してアルコール検知ECU20及びナビゲーションECU24に接続されている。アルコール検知ECU20の検出したアルコール濃度に関する結果、及び、ナビゲーションECU24の設定した目的地に関する情報はそれぞれ、LAN28を通じて運転許可ECU12に供給される。運転許可ECU12は、アルコール検知ECU20から供給される情報とナビゲーションECU24から供給される情報とに基づいて、後に詳述する如く、車両の運転を許可するか制限するか否かを決定する。
次に、図2を参照して、本実施例の車両運転制限装置10の動作について説明する。図2は、本実施例の車両運転制限装置10において運転許可ECU12が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。
本実施例において、アルコール検知ECU20は、車両起動(イグニションオン)後、定期的に、アルコールセンサ22の出力信号に基づいて車内運転席近傍における空気中のアルコール濃度を検出し、その検出アルコール濃度が、車両運転者が少なくとも酒気帯び状態を含む飲酒状態にあると規定される規定値以上であるか否かを判別する。そして、その検出アルコール濃度が規定値以上であるか否かすなわち車両運転者が飲酒状態にあるか否かの判別結果を示す情報をLAN28を通じて運転許可ECU12に送信する。
運転許可ECU12は、LAN28を通じて送信されるアルコール検知ECU20からの情報を受信した場合は、その受信情報から検出アルコール濃度が上記した規定値以上であることが検知されるか否かを判別する。そして、その判別の結果、検出アルコール濃度が規定値未満であることが検知される場合は、車両の運転を許可する決定を行い、運転許可を示す指令信号をエンジンECU14に供給する。エンジンECU14は、運転許可ECU12からの運転許可を示す指令信号を受信する場合は、車両の運転が許可されるべきものであると判別して、車両エンジンの駆動を許可し、その時点で検出される車両状態に応じて車両エンジンが適切に駆動されるようにエンジンアクチュエータ16に対して駆動指令を行う。この場合、エンジンアクチュエータ16はエンジンECU14からの駆動指令に従って車両エンジンを駆動させることで、車両エンジンは通常どおり駆動することとなる。
一方、運転許可ECU12は、アルコール検知ECU20からの受信情報から検出アルコール濃度が規定値以上であることが検知される場合は、原則として、車両の運転を制限する決定を行い、運転制限を示す指令信号をエンジンECU14に供給する。エンジンECU14は、運転許可ECU12からの運転制限を示す指令信号を受信する場合は、車両の運転が制限されるべきものであると判別して、車両エンジンの駆動を禁止し、エンジンアクチュエータ16への駆動指令を中止する。この場合、エンジンアクチュエータ16は車両エンジンを駆動させることはなく、車両エンジンは駆動停止ないし駆動中止されることとなる。
このように本実施例の車両運転制限装置10によれば、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であるか否かすなわち車両運転者が飲酒状態にあるか否かを判別して、その判別の結果、アルコール濃度が規定値未満である場合は、通常どおり車両の運転を許可して車両エンジンを駆動させることができ、一方、アルコール濃度が規定値以上である場合は、原則として車両の運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止させることができる。このため、本実施例によれば、車両運転者が飲酒状態にあるときには車両エンジンの駆動が禁止されて車両の飲酒運転が不可能となるので、その飲酒運転を防止することができ、これにより、車両の安全走行を確保することが可能となっている。
ところで、車両の飲酒運転は避けるべき行為であるのは当然であるが、しかしながら、アルコール濃度が規定値以上であって車両運転者が飲酒状態にあるときに例外なく車両の運転が制限されるものとすると、不都合が生ずるおそれがある。そこで、本実施例の車両運転制限装置10においては、車両運転者が飲酒状態にあっても例外的な場合には車両の運転を許可することとしている。以下、本実施例の特徴部について説明する。
本実施例において、ナビゲーションECU24は、上述の如く、自車両の到達すべき目的地を設定することが可能であり、また、自車両の現在位置からその設定された目的地に到達するまでに通行すべき経路を検索することが可能である。ナビゲーションECU24は、自車両の目的地が設定されるか否かを判別すると共に、その設定がなされたときには更に、その設定された目的地が予め定められた所定の場所であるか否かを判別する。尚、この所定の場所とは、急を要するためにやむを得ずその地点までの車両運転者による飲酒運転を許可するのに適した病院などの施設や避難場所などのことであり、予め地図データベースにデータとして格納されている。また、この地図データに格納する所定の場所は、各自治体が予め決定・選別したものとすればよい。そして、ナビゲーションECU24は、自車両の目的地が設定されると共にかつその設定された目的地が上記した所定の場所であると判別した場合は、その結果を示す情報をLAN28を通じて運転許可ECU12に送信する。
運転許可ECU12は、LAN28を通じて送信されるナビゲーションECU24からの情報(具体的には、自車両の目的地が上記した所定の場所に設定されたことを示す情報)を受信するか否かを検知する(ステップ50)。そして、上記したナビゲーションECU24からの情報を受信しないことを検知した場合は、目的地自体の設定がなく或いは自車両の目的地が所定の場所以外の場所に設定されていると判断できるので、以後、検出アルコール濃度が規定値以上であるとき(ステップ52における肯定判定時)に原則どおり車両の運転を制限する決定を行う(ステップ54)。この場合には、運転許可ECU12からエンジンECU14へ運転制限を示す指令信号が供給されて、車両エンジンの駆動が停止又は中止されることとなる。
一方、運転許可ECU12は、上記したナビゲーションECU24からの情報を受信したことを検知した場合は、自車両の目的地が上記した所定の場所に設定されたと判断できるので、以後、検出アルコール濃度に関係なくすなわち検出アルコール濃度が規定値以上であっても車両の運転を許可する決定を行う(ステップ56)。この場合には、運転許可ECU12からエンジンECU14へ運転許可を示す指令信号が供給されて、車両エンジンの駆動が許可されることとなる。
このように本実施例の車両運転制限装置10によれば、自車両の到達すべき目的地が予め定められた所定の場所に設定されるか否かを判別して、その判別の結果、自車両の目的地が上記した所定の場所に設定されない場合は、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であるときに原則どおり車両の運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止させることができ、一方、自車両の目的地が上記した所定の場所に設定される場合は、アルコール濃度が規定値以上であるときにも例外的に車両の運転を許可して車両エンジンを駆動させることができる。
すなわち、本実施例の車両運転制限装置10においては、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であって車両運転者が飲酒状態にあるときは原則として車両運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止するが、このように車両運転が制限され得る状況でも、自車両の目的地が上記した所定の場所に設定されたときは例外的にその車両運転制限を解除して車両エンジンを駆動させることができる。従って、本実施例によれば、車両の飲酒運転は原則として禁止するが、自車両の目的地が予め定められた所定の場所に設定された例外的な場合は許可することができる。
このため、本実施例によれば、例えば自宅での飲酒後に家族や近所の人の容態が悪化してその病人をその飲酒した人が車に乗せて病院へ連れて行くことが必要となった場合や急患が運ばれた場合など医者が飲酒後に病院へ行くことが必要となった場合にも、車両の目的地を予め上記所定の場所としてデータベースに格納した病院に設定することで、例外的にその飲酒した人に病院まで車両を運転させることが可能となるので、これにより、飲酒した人が急病人を速やかに病院に運び込むこと或いは飲酒した医者が速やかに病院に到着することができ、救急車が出払っているときや救急車の到着が遅れるとき,タクシーが捉まらないときにも急病人への対処を速やかに行うことが可能となる。
尚、本実施例においては、車両の目的地が病院に設定されても、その病院がデータベースに格納した所定の場所としての病院でないとき(例えば緊急医療に対応できない病院などのとき)は、車両運転を制限したままとなり、飲酒した人にその病院まで車両を運転させることは不可能となるので、従って、例えば、緊急医療に対応できない病院を、飲酒運転を許可する目的地から排除することが可能となっている。
尚、上記の第1実施例においては、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であって車両運転者の飲酒状態が検知される場合が特許請求の範囲に記載した「所定の運転制限条件が成立する場合」に、自車両の到達すべき目的地が所定の場所に設定されたことが検知される場合が特許請求の範囲に記載した「所定の解除条件が成立する場合」に、それぞれ相当していると共に、運転許可ECU12が、車両運転者の飲酒状態が検知される場合に車両運転を制限することにより特許請求の範囲に記載した「制限手段」が、車両の目的地が予め定められた所定の場所に設定された場合にアルコール濃度に関係なくすなわち車両運転者の飲酒状態の有無に関係なく車両の運転制限を解除してその運転を許可することにより特許請求の範囲に記載した「制限解除手段」が、それぞれ実現されている。
ところで、上記の第1実施例においては、自車両の目的地が所定の場所に設定された場合には車両運転者の飲酒状態の有無に関係なく車両の運転制限を解除することとしているが、更に、その目的地に到達するまでに通行すべき経路から自車両が大きく逸脱したときには、その運転制限の解除をキャンセルすることすなわち車両運転制限を再開することとしてもよい。
すなわち、ナビゲーションECU24は、自車両の目的地が上記した所定の場所に設定されたことを示す情報を運転許可ECU12に向けて送信すると共に、更に、その後所定時間ごとに、その目的地に対して検索されたその目的地に到達するまでに通行すべき経路とその時点で検出される自車両の位置との離間距離を計算し、その離間距離が所定距離以上であるか否かを判別して、その判別結果を示す情報を運転許可ECU12に向けて送信する。
そして、運転許可ECU12は、ナビゲーションECU24から自車両の目的地が上記した所定の場所に設定されたことを示す情報を受信したことを検知した場合(ステップ50における肯定判定時)は、以後所定時間ごとに、ナビゲーションECU24からの受信情報から、その設定された目的地に到達するまでに通行すべきとして検索された経路から自車両の位置が所定距離以上離れることで大きな逸脱が生じているか否かを判別する(図3に示すステップ60)。そして、経路からの大きな逸脱が生じていないときは、自車両が設定された目的地へ向けて走行していると判断して、車両の運転許可の決定を継続する(ステップ56)が、一方、経路からの大きな逸脱が生じているときは、自車両が設定された目的地へ向けて走行していないと判断して、車両の運転許可(すなわち運転制限の解除)をキャンセルして運転制限を再開する決定を行う(ステップ54)。
かかる変形例によれば、自車両の目的地が上記した所定の場所に設定される場合は、アルコール濃度が規定値以上であるときにも例外的に車両の運転を許可して車両エンジンを駆動させるが、かかる例外的な状況でも、車両が現在位置からその設定された目的地までに通行すべき経路から大きく逸脱するときは車両運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止させることができる。車両が経路から大きく逸脱するときは、目的地である所定の場所(病院など)に向かわないと判断できるので、目的外の車両運転を許可する必要はなく、敢えて飲酒運転を許可するのは妥当でない。従って、本変形例の構成によれば、所定の場所への目的地設定に伴う例外的な車両の運転許可を悪用した車両走行を防止することができ、必要最低限の例外的な車両運転許可を実現することが可能となる。
図4は、本発明の第2実施例である車両運転制限解除システムの構成図を示す。尚、図4において、上記図1に示す構成部分と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。
図4に示す如く、本実施例の車両運転制限解除システムは、車両運転制限装置100を備える車両と、サーバ102を備える警察署や役所,病院などの公的機関や公的機関に準ずる機関(以下、単に公的機関とする)と、からなっている。車両運転制限解除システムは、車両の車両運転制限装置100とサーバ102との間で所定の情報を授受することにより、その車両において行われる運転制限を解除するシステムである。
車両運転制限装置100は、運転許可ECU104を備えている。運転許可ECU104は、コンピュータを主体に構成されており、少なくとも自車両の車両番号や所有者,使用者を示す情報(固有のID情報)を格納する記憶装置を有し、車両の運転を許可し或いは制限するか否かを決定するための電子制御ユニットである。運転許可ECU104には、エンジンアクチュエータ16が電気的に接続されたエンジンECU14が電気的に接続されている。運転許可ECU104は、車両運転の許可・制限に関する指令を示す電気信号をエンジンECU14に供給する。
車両の車両運転制限装置100は、また、公的機関の備えるサーバ102と所定の無線通信ネットワークを通じて無線通信を行うための携帯電話などの通信モジュール106を備えている。通信モジュール106は、LAN28を介して運転許可ECU104に接続されている。通信モジュール106は、運転許可ECU104からLAN28を通じた送信指令の供給を受けてその送信指令に従って所定の情報を送受信アンテナ108から外部に無線送信すると共に、外部から無線送信された所定の情報を送受信アンテナ108で受信してその受信情報をLAN28を通じて運転許可ECU104に供給する。
運転許可ECU104には、許可要求スイッチ110が接続されている。許可要求スイッチ110は、車両運転を行おうとする人により操作可能に車内運転席のインストルメントパネルなどに配置されており、検出アルコール濃度が規定値以上であるときにもスイッチ操作により自車両の運転制限の解除を要求するためのスイッチである。運転許可ECU104は、許可要求スイッチ110の状態に基づいてアルコール濃度が規定値以上であるときにおける自車両の運転制限の解除が要求されるか否かを判別する。
運転許可ECU104は、また、通信モジュール106以外に、LAN28を介してアルコール検知ECU20及びナビゲーションECU24に接続されている。アルコール検知ECU20の検出したアルコール濃度に関する結果、及び、ナビゲーションECU24の設定した目的地に関する情報はそれぞれ、LAN28を通じて運転許可ECU104に供給される。運転許可ECU104は、アルコール検知ECU20から供給される情報とナビゲーションECU24から供給される情報と通信モジュール106から供給される情報とに基づいて、後に詳述する如く、車両の運転を許可するか制限するか否かを決定する。
また、公的機関側のサーバ102は、コンピュータを主体に構成されており、通信モジュール120、CPU122、及び記憶装置124を有している。通信モジュール120は、車両の通信モジュール106と所定の無線通信ネットワークを通じて無線通信を行う通信機器である。CPU122は、通信モジュール120と電気的に接続されており、通信モジュール120が外部と送受信する情報の授受を行うと共に、特定車両の運転制限を解除させるべきか否かの決定を行う。また、記憶装置124は、CPU122の処理した情報又は処理する情報を記憶する役割を有している。
次に、図5を参照して、本実施例の車両運転制限解除システムの動作について説明する。図5は、本実施例の車両運転制限解除システムにおいて車両の運転許可ECU104及び公的機関側のサーバ102が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。
本実施例において、アルコール検知ECU20は、車両起動後、定期的に、アルコールセンサ22の出力信号に基づいて検出される車内運転席近傍における空気中のアルコール濃度が、車両運転者が少なくとも酒気帯び状態を含む飲酒状態にあると規定される規定値以上であるか否かを判別し、その判別結果を示す情報をLAN28を通じて運転許可ECU104に送信する。
運転許可ECU104は、LAN28を通じて送信されるアルコール検知ECU20からの情報を受信した場合は、その受信情報から検出アルコール濃度が上記した規定値以上であることが検知されるか否かを判別する(ステップ150)。そして、その判別の結果、検出アルコール濃度が規定値未満であることが検知される場合は、車両の運転を許可する決定を行い、運転許可を示す指令信号をエンジンECU14に供給する(ステップ152)。一方、その受信情報から検出アルコール濃度が規定値以上であることが検知される場合は、後述の場合を除き原則として、車両の運転を制限する決定を行い、運転制限を示す指令信号をエンジンECU14に供給する。
このように本実施例の車両運転制限装置100によれば、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であるか否かすなわち車両運転者が飲酒状態にあるか否かを判別して、その判別の結果、アルコール濃度が規定値未満である場合は、通常どおり車両の運転を許可して車両エンジンを駆動させることができ、一方、アルコール濃度が規定値以上である場合は、原則として車両の運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止させることができる。このため、本実施例によれば、車両運転者が飲酒状態にあるときには車両エンジンの駆動が禁止されて車両の飲酒運転が不可能となるので、その飲酒運転を防止することができ、これにより、車両の安全走行を確保することが可能となっている。
また、本実施例において、車両の運転許可ECU104は、アルコール検知ECU20からの情報に基づく検出アルコール濃度が規定値以上であることが検知される場合、まず、許可要求スイッチ110の状態に基づいて自車両の運転制限の解除が要求されるか否かを判別する(ステップ154)。その判別の結果、許可要求スイッチ110がオフ状態にあり自車両の運転制限の解除が要求されていないときは、原則どおり車両の運転を制限する決定を行い、運転制限を示す指令信号をエンジンECU14に供給する(ステップ156)。
一方、許可要求スイッチ110がオン状態にあり自車両の運転制限の解除が要求されているときは、次に、自車両の所有者や使用者を表す情報(ID情報など)や車両番号を示す情報、及び、その要求判別時点でLAN28を通じて送信されて検出したナビゲーションECU24からの自車位置を示す情報と共に、並びに自車両の運転制限の解除を要求する旨を示す情報を特定の公的機関(例えば警察署など)に対して無線送信するようにLAN28を通じて通信モジュール106に送信指令を行う(ステップ158)。この場合には、車両から特定の公的機関へ、アルコール濃度が規定値以上であることによる運転制限を解除すべき要求が、その車両の所有者や車両番号並びに車両位置の情報と共に送信される。また、目的地が設定されている場合は、その目的地の情報を送信することとしてもよい。
公的機関の備える通信モジュール120は、車両の通信モジュール106から送信される情報を受信可能である。通信モジュール120に受信された情報は、サーバ102のCPU122に供給される。CPU122は、通信モジュール120から任意の車両の運転制限の解除要求が供給された場合は、その車両の所有者や使用者の情報,車両番号を記憶装置124に記憶したうえで(ステップ160)、その車両に関して運転制限を解除すべきか否かの決定を行う(ステップ162)。
尚、この決定は、運転制限解除要求を行った車両の所有者や使用者の情報,車両番号が車両側から通知されたことのみを条件に肯定されることとしてもよいが、例えば、更にその車両の所有者又は使用者の車両運転に関するいわゆる違反減点がないこと或いはその違反減点が所定値以上となっていないことを条件に肯定されることとしてもよい。また、車両側から情報送信されてきた車両の現在位置が緊急車両の到着が遅くなる地域として予め設定されている過疎地などの場所であることを条件に肯定されることとしてもよく、この構成によれば、車両の現在位置が過疎地などである場合に車両の運転制限を解除すべき決定をすることが可能となる。また、車両側から情報送信されてきた目的地が病院等の所定の場所であることを条件に肯定されることとしてもよい。更に、車両の所有者や使用者からの電話を基に公的機関側の人が運転許可決定をしてサーバ102に運転許可の旨を入力したことを条件に肯定されることとしてもよく、この構成によれば、人が実際の状況を把握して運転制限を解除すべきか否かを判断できるため、車両に関する運転制限を解除すべきか否かの決定を実際の状況により合致したものとすることが可能となる。
CPU122は、車両の運転制限を解除すべき運転許可決定を行った場合は運転許可決定の旨を、一方、車両の運転制限を解除すべきでない運転制限決定を行った場合は運転制限決定の旨をその車両に対して無線送信するように通信モジュール120に送信指令を行う(ステップ164)。この場合には、特定の公的機関から運転制限解除要求を行った車両へその運転制限解除に関する決定事項が通知される。
車両の通信モジュール106は、公的機関のサーバ102の有する通信モジュール120から送信される情報を受信可能である。通信モジュール106に受信された情報は、LAN28を通じて運転許可ECU104に供給される。運転許可ECU104は、運転制限解除要求を公的機関に対して行った後、その機関から送信される決定事項を示す情報に従って自車両の運転制限を解除すべきか否かの決定を行う(ステップ166)。公的機関からの決定事項が運転制限決定の旨を示すものであるときは、運転制限を解除すべきでない運転制限決定を行い、運転制限を示す指令信号のエンジンECU14への供給を継続する。一方、公的機関からの決定事項が運転許可決定の旨を示すものであるときは、運転制限を解除すべき運転許可決定を行い、運転許可を示す指令信号をエンジンECU14に供給する。
このように本実施例のシステムによれば、車両の運転席近傍の検出アルコール濃度が規定値以上であることで原則的にはその車両の運転が制限される状況において、車両に所定の公的機関へ向けて自車両の運転制限を解除する旨を示す信号を送信させ、その公的機関にその車両の運転制限を解除すべきか否かを決定させてその決定結果を車両へ向けて送信させ、また、車両に公的機関からの決定結果に従って運転制限を解除すべきかを決定させることができる。そして、車両が公的機関から運転制限を解除すべきでない運転制限決定を通知された場合は、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であることに対して原則どおり車両の運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止させることができ、一方、車両が公的機関から運転制限を解除すべきである運転許可決定を通知された場合は、アルコール濃度が規定値以上であることに対して例外的に車両の運転制限を解除して車両エンジンを駆動させることができる。
すなわち、本実施例のシステムにおいては、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であって車両運転者が飲酒状態にあるときは原則として車両運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止するが、このように車両運転が制限され得る状況でも、車両が所定の公的機関へ車両運転制限の解除を要求する信号を送信しかつその公的機関がその車両の運転制限を解除すべき旨の運転許可決定を行うと共にその車両がその公的機関からの運転許可決定の通知を受けて運転制限を解除すべき運転許可決定を行ったときは例外的にその車両運転制限を解除して車両エンジンを駆動させることができる。従って、本実施例によれば、車両の飲酒運転は原則として禁止するが、上記した例外的な場合は許可することができる。
このため、本実施例によれば、例えば飲酒した人が急病人を車に乗せて病院へ連れて行くことが必要になった場合や飲酒した医者が病院へ行くことが必要になった場合,津波や地震などの緊急事態発生時に飲酒した人が車に乗って避難所に避難することが必要となった場合にも、所定のスイッチ操作により車両から警察署などの公的機関に対して車両所有者や車両番号などが通知されると共にその車両の運転制限の解除要求がなされ、その公的機関により運転許可決定がなされることで、例外的にその飲酒した人に車両を運転させることが可能となるので、これにより、飲酒した人が急病人を速やかに病院に運び込むこと或いは飲酒した医者が速やかに病院に到着することができ、救急車が出払っているときや救急車の到着が遅れるとき,タクシーが捉まらないときにも急病人への対処を速やかに行うことが可能となり、また、津波,地震などの緊急事態発生時に飲酒していた人やその家族などが速やかに避難所に避難することが可能となる。
尚、上記の第2実施例においては、通信モジュール106に公的機関の備えるサーバ102の通信モジュール120からの運転許可決定を示す信号が受信された場合が特許請求の範囲に記載した「所定の解除条件が成立する場合」に、通信モジュール106が特許請求の範囲に記載した「車載送信手段」及び「車載受信手段」に、通信モジュール120が特許請求の範囲に記載した「受信手段」及び「送信手段」に、それぞれ相当している。また、公的機関の備えるサーバ102のCPU122が、ステップ162において車両の運転制限を解除すべき運転許可決定を行うことにより特許請求の範囲に記載した「運転許可決定手段」が、車両の備える運転許可ECU104が公的機関からの運転許可決定を示す信号を受信した場合にアルコール濃度に関係なくすなわち車両運転者の飲酒状態の有無に関係なく車両の運転制限を解除してその運転を許可することにより特許請求の範囲に記載した「制限解除手段」が実現されている。
ところで、上記の第2実施例においては、車両からの運転制限解除要求に対して公的機関が運転制限を解除すべき運転許可決定を行い、その運転許可決定の旨を車両が受信した場合に、その後、その車両の運転制限を解除することとしているが、車両の運転制限の解除を、車両が運転制限を解除する旨とその所有者や使用者の情報,車両番号とを公的機関に通知した場合、その通知直後に、その公的機関からの決定通知を受けることなく行うこととしてもよい。かかる変形例によれば、運転者が運転制限の解除を望んだ後、速やかに、所有者や使用者の情報,車両番号を公的機関に通知することを条件に運転制限を解除することが可能となり、例えば飲酒した人がやむをえず病院に行かなければならない場合に、上記した通知を前提に自己責任で車両を運転することが可能となる。また、かかる変形例においては、公的機関側から車両側への運転許可決定の通知がなされなくても車両の運転制限が解除されるため、公的機関のサーバの構成及び車両の車載機の構成を共に簡素化することが可能となる。
また、上記の第2実施例においては、公的機関が車両からの運転制限解除要求を受けて運転制限を解除すべきか否かの決定を行うが、この決定に際し、運転制限の解除が要求される車両がその現在位置から所定の経路を通って信号機の指示に従いつつ到達すべき目的地(例えば最寄りの病院や救急病院など)まで走行した場合にその目的地に到達すると予測される第1の時間と、救急車などの緊急車両がその待機位置からその運転制限解除が要求された車両の現在位置を経由して所定の経路を通ってその車両の到達すべき目的地まで走行した場合にその目的地に到達すると予測される第2の時間とをそれぞれ算出し、それらの第1の時間と第2の時間との比較結果に基づいてその車両の運転制限を解除すべきか否かの決定を行うこととしてもよい。
具体的には、第1の時間が第2の時間よりも所定時間(例えば10分)以上早いときは、車両の運転制限を解除すべき運転許可決定を行い、第1の時間がそれよりも遅いときは、車両の運転制限を解除すべきでない運転制限決定を行うこととしてもよい。緊急車両が車両の位置を経由して比較的早く目的地に到達することができれば、飲酒した人が車両の運転制限を例外的に解除させて車両運転を行うことは不要である。従って、かかる変形例によれば、車両を運転しようとする人により飲酒による運転制限の解除が要求された場合に、すべての要求に対して運転制限が解除される訳ではなく、必要なときにだけ運転制限が解除されるので、車両運転制限の例外的な解除(すなわち車両の例外的な運転許可)を最小限に抑えることが可能となる。
尚、この変形例においては、第1及び第2の時間の算出、並びに、第1の時間と第2の時間との比較結果に基づく運転制限を解除すべきか否かの決定を、公的機関のサーバ側で行うこととしているが、緊急車両の待機位置を車両の外部(例えば公的機関のサーバ)から或いは車両の有するナビゲーションデータから取得することを前提に、車両の車載機側で行うこととしてもよい。かかる構成においても、車両を運転しようとする人により飲酒による運転制限の解除が要求された場合に、すべての要求に対して運転制限が解除される訳ではなく、必要なときにだけ運転制限が解除されるので、車両運転制限の例外的な解除を最小限に抑えることが可能となる。また、緊急車両の待機位置を車載ナビゲーションデータから取得する構成であれば、システムを車両側だけで構築することができるので、システム構成の簡素化を図ることが可能となる。
また、上記の第2実施例においては、車両の運転制限を解除する距離的な限定(解除区間)は存在しないが、その解除区間を設定することとしてもよい。例えば、車両の現在位置から所定距離(例えば5kmなど)以内の区間や解除要求を行ってから所定時間(例えば15分など)以内の区間だけ車両の運転制限を解除してその走行を許可し、その区間外に至ったときはその運転制限解除をキャンセルしてその走行を禁止することとしてもよい。更に、公的機関が運転制限解除の要求された車両と緊急車両との合流すべき合流地点を設定したうえで、その車両の現在位置からその合流地点までの区間だけ車両の運転制限を解除してその走行を許可し、その区間外に至ったときはその運転制限解除をキャンセルしてその走行を禁止することとしてもよい。この場合には、公的機関のCPU122が車両と緊急車両との合流すべき合流地点を設定することが特許請求の範囲に記載した「合流地点設定手段」が実現される。尚、この合流地点の設定に際しては、上記変形例で示した第1の時間と第2の時間とを参照することとすればよい。これらの変形例によれば、設定区間の通過中や合流地点への到達前は車両運転制限の解除が継続される一方で、その設定区間の通過後や合流地点への到達後は通常どおり車両運転が制限されるため、車両運転制限の例外的な解除(すなわち車両の例外的な運転許可)を必要最小限の区間に抑えることが可能となる。
図6は、本発明の第3実施例である車両に搭載される車両運転制限装置200のシステム構成図を示す。尚、図6において、上記図1に示す構成部分と同一の部分については、同一の符号を付してその説明を省略又は簡略する。
図6に示す如く、車両運転制限装置200は、運転許可ECU202を備えている。運転許可ECU202は、コンピュータを主体に構成されており、車両の運転を許可し或いは制限するか否かを決定するための電子制御ユニットである。運転許可ECU202には、エンジンアクチュエータ16が電気的に接続されたエンジンECU14が電気的に接続されている。運転許可ECU202は、車両運転の許可・制限に関する指令を示す電気信号をエンジンECU14に供給する。
車両運転制限装置200は、また、外部(例えば、国や地方自治体など或いはその機関から依頼を受けた放送局など)から送信されるFM多重などの放送を受信する受信機204を備えている。受信機204は、受信アンテナ206において受信された放送波に、津波発生時や地震発生時などに発信される緊急事態を表す緊急コードが含まれているか否かを判別する。尚、受信機204は、緊急コードの情報を予め有しており、その情報が含まれた放送波を受信した場合に上記の判別において肯定判定を行う。
上記した運転許可ECU202は、LAN28を介してアルコール検知ECU20及び受信機204に接続されている。アルコール検知ECU20の検知したアルコール濃度に関する結果、及び、受信機204の判別した緊急コードの有無に関する結果はそれぞれ、LAN28を通じて運転許可ECU202に供給される。運転許可ECU202は、アルコール検知ECU20から供給される情報と受信機204から供給される情報とに基づいて、後に詳述する如く、車両の運転を許可するか制限するか否かを決定する。
次に、図7を参照して、本実施例の車両運転制限装置200の動作について説明する。図7は、本実施例の車両運転制限装置200において運転許可ECU202が実行する制御ルーチンの一例のフローチャートを示す。
本実施例において、アルコール検知ECU20は、車両起動後、定期的に、アルコールセンサ22の出力信号に基づいて検出される車内運転席近傍における空気中のアルコール濃度が、車両運転者が少なくとも酒気帯び状態を含む飲酒状態にあると規定される規定値以上であるか否かを判別し、その判別結果を示す情報をLAN28を通じて運転許可ECU202に送信する。
運転許可ECU202は、LAN28を通じて送信されるアルコール検知ECU20からの情報を受信した場合は、その受信情報から検出アルコール濃度が上記した規定値以上であることが検知されるか否かを判別する。そして、その判別の結果、検出アルコール濃度が規定値未満であることが検知される場合は、車両の運転を許可する決定を行い、運転許可を示す指令信号をエンジンECU14に供給する。一方、その受信情報から検出アルコール濃度が規定値以上であることが検知される場合は、後述の場合を除き原則として、車両の運転を制限する決定を行い、運転制限を示す指令信号をエンジンECU14に供給する。
このように本実施例の車両運転制限装置200によれば、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であるか否かすなわち車両運転者が飲酒状態にあるか否かを判別して、その判別の結果、アルコール濃度が規定値未満である場合は、通常どおり車両の運転を許可して車両エンジンを駆動させることができ、一方、アルコール濃度が規定値以上である場合は、原則として車両の運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止させることができる。このため、本実施例によれば、車両運転者が飲酒状態にあるときには車両エンジンの駆動が禁止されて車両の飲酒運転が不可能となるので、その飲酒運転を防止することができ、これにより、車両の安全走行を確保することが可能となっている。
また、本実施例において、受信機204は、上述の如く、外部から送信される放送を受信し、その放送波に、津波発生時や地震発生時などに発信される緊急コードが含まれているか否かを判別する。そして、受信放送波に上記の緊急コードが含まれていると判別した場合は、その結果を示す情報をLAN28を通じて運転許可ECU202に送信する。
運転許可ECU202は、LAN28を通じて送信される受信機204からの情報(具体的には、受信放送波に緊急コードが含まれていることを示す情報)を受信するか否かを検知する(ステップ250)。そして、上記した受信機204からの情報を受信しないことを検知した場合は、緊急事態が発生していないと判断できるので、以後、検出アルコール濃度が規定値以上であるとき(ステップ52における肯定判定時)に原則どおり車両の運転を制限する決定を行う(ステップ54)。この場合には、運転許可ECU202からエンジンECU14へ運転制限を示す指令信号が供給されて、車両エンジンの駆動が停止又は中止されることとなる。
一方、運転許可ECU202は、上記した受信機204からの情報を受信したことを検知した場合は、緊急事態が発生していると判断できるので、以後、検出アルコール濃度に関係なくすなわち検出アルコール濃度が規定値以上であっても車両の運転を許可する決定を行う(ステップ56)。この場合には、運転許可ECU202からエンジンECU14へ運転許可を示す指令信号が供給されて、車両エンジンの駆動が許可されることとなる。
このように本実施例の車両運転制限装置200によれば、外部からの緊急コードを含む緊急放送が受信機204で受信されるか否かを判別して、その判別の結果、緊急放送が受信されない場合は、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であるときに原則どおり車両の運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止させることができ、一方、緊急放送が受信される場合は、アルコール濃度が規定値以上であるときにも例外的に車両の運転を許可して車両エンジンを駆動させることができる。
すなわち、本実施例の車両運転制限装置200においては、車内運転席近傍の空気中のアルコール濃度が規定値以上であって車両運転者が飲酒状態にあるときは原則として車両運転を制限して車両エンジンの駆動を停止・中止するが、このように車両運転が制限され得る状況でも、緊急放送が受信されたときは例外的にその車両運転制限を解除して車両エンジンを駆動させることができる。従って、本実施例によれば、車両の飲酒運転は原則として禁止するが、緊急放送が受信された例外的な場合は許可することができる。
このため、本実施例によれば、例えば飲酒後に津波や地震などの緊急事態が発生してその飲酒した人が車に乗って避難所に避難することが必要となった場合にも、国や地方自治体などの要請により行われた緊急コードを含む緊急放送を車両が受信することで、例外的にその飲酒した人に車両を運転させることが可能となるので、これにより、津波や地震などの緊急事態が発生した際に飲酒していた人やその家族などが速やかに避難所に避難することが可能となる。
尚、上記の第3実施例においては、外部からの緊急コードを含む放送が車両に受信される場合が特許請求の範囲に記載した「所定の解除条件が成立する場合」に、外部からの緊急コードを含む放送が特許請求の範囲に記載した「所定の緊急放送」に、受信機204が特許請求の範囲に記載した「車載放送受信手段」に、それぞれ相当していると共に、運転許可ECU202が、外部からの緊急コードを含む緊急放送が受信された場合にアルコール濃度に関係なくすなわち車両運転者の飲酒状態の有無に関係なく車両の運転制限を解除してその運転を許可することにより特許請求の範囲に記載した「制限解除手段」が実現されている。
ところで、上記の第1乃至第3実施例においては、車内運転席近傍における空気中のアルコール濃度が規定値以上であって車両運転者が飲酒状態にあることが検知される場合に原則として車両の運転を制限するものとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばイグニション操作時に車両キーからその車両キーに埋め込まれた識別情報を読み取り、自車両固有の識別情報が検出される場合には車両運転を許可し、一方、自車両固有の識別情報が検出されない場合には原則として車両運転を制限するものであってもよい。この場合には、イグニション操作時に車両キーから自車両固有の識別情報が検出されない場合が特許請求の範囲に記載した「所定の運転制限条件が成立する場合」に相当する。
また、上記の第1乃至第3実施例においては、車両の運転許可又は運転制限として、車両エンジンの駆動又はその駆動停止を行うものとしているが、シフトレバーのパーキング位置又はニュートラル位置からの移動許可又は移動禁止を行うものやステアリングのロック解除又はそのロックを行うものであってもよい。
本発明の第1実施例である車両に搭載される車両運転制限装置のシステム構成図である。 本実施例の車両運転制限装置において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本発明の変形例である車両運転制限装置において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本発明の第2実施例である車両運転制限解除システムの構成図である。 本実施例の車両運転制限解除システムにおいて実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。 本発明の第3実施例である車両に搭載される車両運転制限装置のシステム構成図である。 本実施例の車両運転制限装置において実行される制御ルーチンの一例のフローチャートである。
符号の説明
10,100,200 車両運転制限装置
12,104,202 運転許可ECU
14 エンジンECU
16 エンジン
20 アルコール検知ECU
22 アルコールセンサ
24 ナビゲーションECU
102 サーバ
106 通信モジュール

Claims (13)

  1. 所定の運転制限条件が成立する場合に自車両の運転を制限する制限手段を備える車両運転制限装置であって、
    所定の解除条件が成立する場合に前記制限手段による車両運転制限を解除する制限解除手段を備えることを特徴とする車両運転制限装置。
  2. 前記制限解除手段は、自車両の到達すべき目的地が所定の場所に設定された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除することを特徴とする請求項1記載の車両運転制限装置。
  3. 前記制限解除手段は、前記目的地の前記所定の場所への設定後に自車両が該目的地に到達するまでに通行すべき経路から所定距離以上離れた場合は、車両運転制限の解除をキャンセルすることを特徴とする請求項2記載の車両運転制限装置。
  4. 所定の公的機関へ自車両を運転させる旨を示す信号を送信する車載送信手段を備え、
    前記制限解除手段は、前記車載送信手段から所定の公的機関へ前記信号が送信された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除することを特徴とする請求項1記載の車両運転制限装置。
  5. 所定の公的機関から送信される運転許可を示す信号を受信する車載受信手段を備え、
    前記制限解除手段は、前記車載受信手段に所定の公的機関からの前記信号が受信された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除することを特徴とする請求項1記載の車両運転制限装置。
  6. 前記制限解除手段は、車両運転制限の解除を、自車両が緊急車両と合流すべき地点まで継続することを特徴とする請求項5記載の車両運転制限装置。
  7. 所定の緊急放送を受信する車載放送受信手段を備え、
    前記制限解除手段は、前記車載放送受信手段に前記所定の緊急放送が受信された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除することを特徴とする請求項1記載の車両運転制限装置。
  8. 前記制限手段は、自車両の運転者の飲酒状態が検出される場合に自車両の運転を制限することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項記載の車両運転制限装置。
  9. 前記制限手段は、車両キーから自車両固有の識別情報が検出されない場合に自車両の運転を制限することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項記載の車両運転制限装置。
  10. 所定の運転制限条件が成立する場合に自車両の運転を制限する制限手段と、自車両の運転許可を要求する要求信号を送信する車載送信手段と、を備える車両と、
    車両の前記車載送信手段から送信される前記要求信号を受信する受信手段と、前記受信手段に前記要求信号が受信された場合に該車両の運転を許可するか否かを決定する運転許可決定手段と、前記運転許可決定手段により車両の運転許可が決定された場合に該車両に対して運転許可を示す許可信号を送信する送信手段と、を備える所定の公的機関と、からなり、
    車両は、更に、所定の公的機関の前記送信手段から送信される前記許可信号を受信する車載受信手段と、前記車載受信手段に前記許可信号が受信された場合に前記制限手段による車両運転制限を解除する制限解除手段と、を備えることを特徴とする車両運転制限解除システム。
  11. 前記運転許可決定手段は、前記受信手段に前記要求信号が受信された場合に、運転許可が要求された車両が運転を許可されて現在位置から到達すべき目的地に到達すると予測される第1の時間と、緊急車両が運転許可の要求された車両の現在位置を経由して前記目的地に到達すると予測される第2の時間との比較結果に基づいて、該車両の運転を許可するか否かを決定することを特徴とする請求項10記載の車両運転制限解除システム。
  12. 前記運転許可決定手段は、前記第1の時間が前記第2の時間よりも所定時間以上早いときは、該車両の運転を許可する許可決定を行うことを特徴とする請求項11記載の車両運転制限解除システム。
  13. 所定の公的機関は、更に、運転許可が要求された車両と緊急車両とが合流すべき地点を設定する合流地点設定手段を備え、
    前記運転許可決定手段は、該車両の現在位置から前記合流地点設定手段により設定された合流地点までの運転を許可する許可決定を行うことを特徴とする請求項10記載の車両運転制限解除システム。
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