JP2008150159A - ジブクレーン - Google Patents

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Abstract

【課題】クライミングクレーンとして揚重作業に使用した後、構築物の躯体最上階で支持鉄塔を撤去して支持ベースに走行構造体を仕組むことにより、走行式に変換でき、補助ジブを付設すると自己の機能で解体撤去できる機能を備えたジブクレーンを提供する。
【解決手段】脚端部を定置構造から走行構造に組替え可能な脚部を四方に備えた支持ベース2と、この支持ベース2上に直立支持される複数個のマストセグメントを継ぎ足して形成される支持鉄塔6と、この支持鉄塔6に外嵌支持されてクライミング機構26を備える外マスト7、およびその外マスト7頂部に支持されるクレーン本体10とで構成され、前記外マスト7を前記支持ベース2上に下ろした状態で、その支持ベース2の各脚部端に走行構造体20を取付けると走行式に変換できる。また、支持脚3端に補助ジブクレーン50を付設して全体を分解撤去する。
【選択図】図7

Description

本発明は、高層建築物を建設するのに使用されるジブクレーンに関するものであって、クライミング機能を備えて最上階において走行可能に組み替えられ、かつ自己の揚重機能で分解できるジブクレーンに関するものである。
高層建物の建設工事現場においては、構造材等を揚重するのにタワークレーンが多く用いられている。このタワークレーンは、構築物が組み上げられて行くに従って荷揚げ高さ(揚程)が次第に高くなるので、クレーン自体も高位置に配置する必要が生じることから、荷揚げ高さの変化に応じて上部階にクレーンを迫り上げて揚重作業ができるクライミング機能を備えた形式のものが知られている。
このクライミング機能を備えたクレーンとしては、例えば特許文献1によって知られるように、地上部から立設された支持鉄塔に沿ってクレーン本体が頂部に搭載される外マストを油圧シリンダにより迫り上げて、継ぎ足される支持鉄塔の頂部までクレーン本体を上昇させるように構成されている。また、建物の躯体フロアに受支させて直立する所定高さの支持鉄塔と、この支持鉄塔に外嵌して頂部にクレーン本体を搭載するクライミング外マストとを、構築作業の進捗に応じて交互に迫り上げるフロアクライミング方式のクレーンについては、たとえば特許文献2によって知られている。
一方、このクライミング機能を備えるタワークレーンは、タワー上に限定されているので、大型の建物建設工事では複数台のタワークレーンが必要になる。このようなことから最上階に別途移動式のジブクレーンを搭載して建設資材の揚重が行われている。しかしながら、そのジブクレーンを最上階に配置するためには、このジブクレーンを分解しなければ建物の躯体鉄骨の最上階まで運び上げられないので、別途クレーンが必要である。そこで、前記タワークレーンのクレーン本体を最上階までクライミングさせた後に、支持鉄塔(タワー)を撤去してクレーン本体に走行台車を取付けてジブ式に変更して使用できるように構成されたクレーンが、例えば特許文献3あるいは特許文献4によって提案されている。
特公昭63−32715号公報 特開2004−59321号公報 特許第3104159号公報 特開2001−348185号公報
このように、従来の高層建築物の建設作業では、タワークレーンのほかに低床式ジブクレーンを鉄骨躯体の最上階に搭載して資材や部品などを揚重する方式が多く採用され、多くのクレーンを必要とするので、設備機器の使用について合理化が求められている。また、クレーン作業が完了した後には、これらクレーンを撤去する必要があり、このために解体用の別途クレーンを最上階に運び上げて、大型のクレーンを中型のクレーンで分解し、その中型のクレーンを小型のクレーンで解体するというような手順で分解撤去しなければならず、多くの機材と手数を要し、工費が嵩むという問題がある。
このような問題点を解決するための試みとして、例えば特許文献3あるいは特許文献4に記載されているように、マスト(支持鉄塔)の上部からクレーン本体部を切り離して走行可能な台車上に移載し、躯体の最上階に敷設したレール上を移動させてジブクレーンとして使用できるものが提案されている。しかしながら、それら特許文献に記載のクレーンでは、自己の揚重機能でもって切り替える操作が困難で、別途補助クレーンを必要とする構成であるので、結果的に実用的でないという問題点がある。
また、前記タワークレーンを構築中の建物躯体内に設置して揚重作業を行う場合には、必ずクレーンの設置箇所に上下方向の開口部が設けられるので、構築作業の進捗とともにこの開口部を閉じる必要があり、特に、躯体の最上階に生じるタワークレーンの支持鉄塔跡は雨水の流下入を防ぐことから開口部を早急に閉じる作業が必要であるが、従来の方式では簡単に仕上げることができないという問題点がある。
本発明は、前述のような問題点を解決するためになされたもので、クライミング機能を備えて構築物の躯体最上階で支持鉄塔の上層部を撤去してベースに走行構造体を仕組むことによりタワー式から走行式に変換でき、かつ補助ジブを付設すると自己の機能で解体撤去できる機能を備えた、簡単な構成のジブクレーンを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明によるジブクレーンは、
脚端部を定置構造から走行構造に組替え可能な脚部を四方に備えた支持ベースと、この支持ベース上に直立支持される複数個のマストセグメントを継ぎ足して形成される支持鉄塔と、この支持鉄塔に外嵌支持されてクライミング機構を備える外マストと、その外マスト頂部に支持されるクレーン本体とで構成され、前記外マストを前記支持ベース上に下ろした状態で、その支持ベースの各脚部端に走行構造体を取付けると走行式に変換できることを特徴とするものである(第1発明)。
前記発明において、前記外マストの下部には、前記支持ベースの支持脚を交わして枠組み構成される補助支持構台が付設されているのがよい(第2発明)。また、前記外マストに付設されるクライミング機構のクライミングシリンダは、その可動ロッド端を外し前記支持ベースと接続すれば外マストと支持ベースとを緊結できるように構成されているのがよい(第3発明)。
また、前記発明において、前記支持ベースの下面には、平行して複数本のトロリーレールが水平状態で着脱可能に付設され、このトロリーレールにトロリーを懸架して走行自在な吊り具が設けられているのがよい(第4発明)。
前記支持ベースにおける一つの支持脚の先端部に、旋回支持体を着脱可能に取付けられて起伏自在なジブを持つ補助ジブクレーンが付設される構成であるのがよい(第5発明)。また、前記クレーン本体のガントリーは、後脚基端を切り離し可能に連結されるとともに、前脚の基端を枢支されて旋回フレーム上に立設され、前記後脚基端の連結を外し、クライミングシリンダを前脚部と旋回フレームとに連結して伸縮作動させると、前傾折畳みまたは起立できる起伏構造とされるのがよい(第6発明)。なお、前記ガントリーの起伏構造における前記クライミングシリンダは、一端を旋回フレーム上のブラケットに、他端を前記ガントリーの前脚部の枢支部近傍に付設されるアームに、それぞれ連結してその前脚部に回転力が付与される構成であるのがよい(第7発明)。
また、この発明のクレーンにおける主体部は、支持鉄塔を除く各部位が小運搬できる寸法・質量となるように分割組立て構造とされているのがよい(第8発明)。
本発明によれば、クレーン本体が構築躯体の最上階までクライミングされた後、支持ベースも最上階面まで引上げて、その支持ベースの各支持脚端下部に走行構造体を取付け、外マストを支持ベース上に降ろしてクライミング機構と前記支持ベースとを連結することにより、支持鉄塔をクレーン本体から撤去することができる。これら操作は、自己の揚重機能によって部材の撤去ができ、躯体最上階面に敷設した走行軌条に前記走行構造体を介してクレーン本体と支持ベースとの結合された状態で搭載することにより、タワー式のジブクレーン(タワークレーン)から移動式ジブクレーンに組み換えて使用することができる。したがって、タワークレーンを屋上階に搭載する低床式ジブクレーン(走行式ジブクレーン)として引続き使用できるので、多くのクレーンを準備することなく、合理的に揚重作業が行えて工費の低減を図ることができるという効果を奏する。
また、本発明ではタワー式のジブクレーンを走行式に組み換えるに際し、支持ベースと外マストをクライミング機構のクライミングシリンダをそのまま利用して緊結することにより、より有効に結合させて走行する際の安定性を図ることができる。また、支持ベースの下面にトロリーレールとトロリーにより吊り具を配設することにより、このジブクレーンを使用してクレーン設置部の開口跡の穴をPC版などにより閉鎖する作業が簡便に実施することができ、この種作業を容易にするとともに、最上階での作業の安全性を迅速に確保できるという利点がある。
また、第5発明〜第8発明の構成を採用すれば、走行式ジブクレーンとして使用後に、解体撤去する作業が、付設する補助ジブクレーンによって自己の各部位を分解できるので容易になり、別途クレーンを使用することなく、全体の解体が行えるという利点がある。要するに、本発明によるジブクレーンは、タワークレーンとして使用して、構築物の躯体最上階まで上昇して揚重作業を終えた後に、今度は走行式のジブクレーンとして使用でき、最後に自己の揚重機能で自体を分解し、撤去することができるので、多数のクレーン等揚重機器を要することなく揚重作業を行った後に、クレーン全体を建物から撤去できるという効果を奏するものである。
次に、本発明によるジブクレーンの具体的な実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1には本発明に係るジブクレーンの全体図が、図2にはクレーン要部の拡大詳細図が、図3にはクレーンの支持ベース部の拡大平面図が、図4にはクレーン本体の側面図が、図5には起伏ジブの折畳み構造部の側面図が、それぞれ示されている。
この実施形態のジブクレーン1は、基本構成がタワー式のクレーンであって、中心から平面的に四方へ放射状に突出す支持脚3を備えた支持ベース2と、この支持ベース2中央上面に支持されて所要高さ寸法に複数のマストセグメント6aを継ぎ足して直立する支持鉄塔6と、この支持鉄塔6に外嵌支持されてクライミング機構26を備える外マスト7、およびその外マスト7頂部に支持されるクレーン本体10とで構成されている。そして、構築物の躯体最上階までクライミング機構26により持上げられた後には、クレーン本体10と支持ベース2とを結合するとともに、支持鉄塔6を取り除いてその支持ベース2の各支持脚3の先端下部に走行構造体30を取付けることにより、走行式のジブクレーンに組み換えできる構成のものである。しかも、補助ジブクレーン50を取付けると、自己の揚重能力で全体の解体を行い撤去できる機能を備えたものである。
まず、各部の構成について説明する。
支持ベース2は、中央部上面に支持鉄塔6を取付ける取付座2bが設けられた基体2aが配され、この基体2aの中心から四方へ放射状に延びる支持脚3が配置されている。その支持脚3は前記基体2aの四方に設けられた取付部にそれぞれ基端が取付けられて、所要長さの主体部3aと所要長の先端部3bとからなり、その先端部3bが水平回動可能な関節部4にて接続形成されている。それら支持脚3の各先端部下側には、いずれも下向きに延びる脚部材3cが取付けられている。また、前記基体2aの側面には、後述するクライミング機構26のクライミングシリンダ28が配置される箇所の直下に位置する箇所に、それぞれそのクライミングシリンダ28の可動ロッド端が連結できるブラケット2gが付設されている。
前記支持脚3は、その中間部に関節部4が設けられて折畳み可能なようにされている。その関節部4は、前記基体2a側に連結される支持脚主体部3aにおける先端部分を上下方向の中間で切り込んだ状態の受支部4aに形成され、これに対する支持脚先端部3bの基端側を前記受支部4aに嵌り合う突部4bに形成されて、この受支部4aと突部4bとを嵌め合わせて両者を上下方向に貫通する連結軸ピン4cによって連結して、支持脚先端部3bが連結軸ピン4cを枢軸として水平方向に回動できる構造となっている。そして、前記各先端部3bには、隣り合う支持脚3,3の先端部3b,3b側部との間で、それぞれステー5によって相互に着脱可能に連結され、各支持脚先端部3bが固定されるように形成されている。そして、この支持脚3は、クライミング操作時に、各ステー5を取り外すと先端部3bが前記連結軸ピン4cの周りに回動できて折畳めるようにされている。なお、前記支持ベース2における中心から前記支持脚3の連結軸ピン4c中心までの距離は、この支持脚3の先端部位を折畳んだ状態(図3に二点鎖線aで示す参照)で構築中の躯体に設けられたクレーン設置開口部G内に収まる寸法とされている。
前記支持鉄塔6は、前記支持ベース2中央の基体2aの取付座2b上に立設され、所定長さに形成される支持鉄塔6のマストセグメント6aを順次ボルトで締結して継足し、所要高さに構成されている。その支持鉄塔6を構成する上下方向に配された四隅の縦部材は、前記外マスト7のクライミング作動時におけるガイドレールとして機能できるようにされている。
前記クレーン本体10は、構造部が前記支持鉄塔6に外嵌する外マスト7に旋回機構の旋回リング12を介して支持される旋回フレーム11と、この旋回フレーム11上に立設されるガントリー13と、起伏ジブ20と、巻上ウインチ18および起伏用ウインチ19とで構成されており、前記巻上ウインチ18により操作される巻上索32と前記起伏用ウインチ19により操作される起伏索33とを備えている。前記旋回フレーム11は、その上面に前記ガントリー13と巻上ウインチ18および起伏用ウインチ19が搭載できて、起伏ジブ20の基端を支持できる最小限のスペースを有する形状にされている。なお、この旋回フレーム11には、外マスト7との取付部中心に合わせて支持鉄塔6が通過できる開口部(図示せず)が設けられている。
前記外マスト7は、頂部に設けられる旋回機構を介して前記旋回フレーム11を支持するようにされ、所要高さ寸法に枠組み形成されて、内側に前記支持鉄塔6の各縦部材をガイドレールとして支持鉄塔6に沿い昇降できるように、上下位置で複数箇所にガイドローラ(図示省略)が取付けられている。そして、この外マスト7に付属するクライミング機構26は、外マスト7の相対向する二面には上部保持部材26a(上部カンヌキ)が上部位置で支持鉄塔6に対向するように設けられ、外マスト7とは切り離されて支持鉄塔6に沿い昇降できるようにされた下部支持枠27の相対向する位置に下部保持部材26b(下部カンヌキ)が設けられて、前記上部保持部材26aと同様に支持鉄塔6に対向するようにして配置されている。
前記上下両保持部材26a,26bは、それぞれ油圧シリンダによって作動操作されて支持鉄塔6の横部材で受止められてクレーン本体10を受支できるようにされ、進退自在に配されている。したがって、その上下保持部材26a,26bの配置間隔は支持鉄塔6を構成する横部材の配置間隔(複数ピッチ)に合わせて設けられる。また、外マスト7の他の外側面には、クライミング用のアクチュエータとして昇降用油圧シリンダ28(以下、「クライミングシリンダ28」という)が対向する二面に沿って配設されている。このクライミングシリンダ28は、固定端を外マスト7の外側面に付設されるブラケット27′に枢支され、ロッドの先端を前記下部支持枠27に連結されている。こうしてクライミング機構26は、前記上下両保持部材26a,26bと下部支持枠27およびクライミングシリンダ28,28およびその油圧駆動ユニット29とによって構成されている。なお、前記クライミング機構26を作動させてクライミング作業を行うために、外マスト7には作業床7aが付設されている。
一方、前記外マスト7の下部位置には、盛り換え用(クライミング用)の補助支持構台35が両側方に張出して設けられている。この補助支持構台35は、両側の支持脚柱35b,35bが前記支持ベース2の支持脚3位置を交わすようにして配置されており、外マスト7に対して横梁35a部分で切り離し可能に連結され、かつその横梁35aの両端部で所要高さの前記支持脚柱35bが二本ずつ垂設されている。なお、その各支持脚柱35b,35bと横梁35aとは補強ステー35cによって着脱可能に連結され、強度を維持するように構成されている。また、この補助支持構台35は、クレーン本体10のクライミング操作時に、横梁35aの接続箇所で支持脚柱35a側を取り外して躯体の開口部Gを交わした後に再組立して反力を受けるようにされる。
前記ガントリー13は、所要の間隔で平行に配される一対の前脚13aと後脚13bとを上端部で接続部材12cにて前後方向に回動可能に連結され、その前脚13aの下端を旋回フレーム11前部に設けられたブラケット11aにピン13dで枢支され、後脚13bは旋回フレーム11後部に直立して設けられる支持ブラケット11bの上端でピン13e連結されている。前脚13aには、その枢支部から斜め後方へ所要長さで起伏用アーム13fが付設されている。前記後脚13bの上端に繋がる接続部材13cは、後脚13bの端を相互に連結する軸14上で回動可能に支持されており、解体時に回動してガントリー13を傾倒させる操作が容易なようにされている。また、前記接続部材13cの他端を相互に繋ぐ軸15には、ジブ起伏用の起伏索33用滑車16aと巻上索32用の滑車16bが設けてある。なお、軸14上には巻上索32の案内滑車16cおよび起伏索33の案内滑車16dがそれぞれ設けてある。図中符号17はガントリー頂部の点検足場である。
また、前記旋回機構の旋回モータは、旋回フレーム11上面に設置されていて、その出力軸に取り付くピニオン(図示せず)が前記外マスト7上部に取付く旋回リング12の固定側ギア(いずれも図示せず)と噛み合わせて旋回駆動するように構成されている。
前記起伏ジブ20は、その基端を前記支持ブラケット11bに付設の取付部に枢支ピン11dで連結支持され、一端を前記ガントリー13頂部の軸15上に設けた複数の滑車16aと滑車ブロック16cとを巡る起伏索33で、起伏用ウインチ19によって操作されて起伏自在に支持されている。また、巻上索32は、前記起伏ジブ20の先端部に端部を繋いでジブ先端部の滑車34′を巡らせてフックブロック34を吊下げ、ガントリー13頂部の軸15上に配される案内滑車16bを経て巻上ウインチ18に巻き取られるようにされている。
また、この起伏ジブ20は、所定断面構造に枠組み形成されて所要長さ寸法で分割できる構造にされ、図1で示されるように、その長さ方向のほぼ中央位置(第1折畳み構造部22)と、この中央位置から先端までの中間位置(第2折畳み構造部25)とで折畳みできる構成とされている。その第1折畳み構造部22では、図5で示されるように、ジブセグメント接合面21a′,21b′の下側位置で関節継ぎ手23が設けられ、前側のセグメント21bと後側のセグメント21aとから互いに突出す連結ブラケット24,24′を相互に連結ピン24aで連結され、前側の連結ブラケット24の連結位置からさらに突出した端部24bに、後側のセグメント21a下面中間位置に基端を支持される直進作動機24A(例えば電動シリンダ)の可動ロッド24cをピン連結して常時押出すことにより折畳み構造部22での前後セグメント接合面21a′,21b′が閉じ合うようにされている。また、第2折畳み構造部25では、前記第1折畳み構造部22と逆にジブの上面側において、前記第1折畳み構造部22と同様構造で、前後両セグメント21b,21cから互いに突出す連結ブラケット24,24′を相互に連結ピン24aで連結し、後側のセグメント21bに基端を支持される直進作動機24A′の可動ロッド24cを接続して常時接合面が閉じ合うようにされている。このように構成される第1折畳み構造部22および第2折畳み構造部25とは、互いに相反する方向に閉じるように作用させ、ジブ先端に作用する吊下げ荷重による作用力と起伏索33に作用する作用力とが釣り合うようにして、各折畳み構造部22,25での直進作動機24,24′による接合閉止機能を維持させるようになされている。なお、必要に応じて第1折畳み構造部22の上側にロックピン構造を付加するようにしてもよい。
さらに、前記支持ベース2における各支持脚先端部3bの脚部材3c下端は、それぞれ走行式に組み換えるとき、走行構造体30が取付けられるようにされている。その走行構造体30としては、所定の間隔で車輪が二輪配置されたフレームと、そのフレームの上面側で図示省略するがボギー構造の取付部材を備えており、この取付部材によって前記支持脚3の先端に下向きに設けられた脚部材3cの下面に取付けて走行可能な構造とされる。その取付けに際しては、ボルト結合とされるのがよい。そして、この走行構造体30における車輪は鍔付き車輪とされ、敷設された軌条(図示省略)上を走行できるようにするのが好ましい。また走行駆動用のモータおよび動力伝達用の歯車機構を少なくとも二台の走行構造体30に備えているようにする。また、必要に応じて操舵装置が付加される。なお、前記走行構造体30における車輪は、必要に応じてソリッドタイヤを備えるものであってもよい。
また、前記支持ベース2の下面には、図2,図3で示されるように、所要の間隔で二条のトロリーレール41,41が前記盛り換え用の補助支持構台35と直交するようにして水平に吊設されている。この両トロリーレール41,41にはそれぞれ走行車輪を支持案内させてトロリー42が設けられている。このトロリー42には吊り具43(例えば小型低揚程ホイストあるいは電動チェーンブロックなど)を配して、低揚程で主として平板状態の資材などを揚重するのに用いられる。
このように構成される本実施形態のジブクレーン1は、これを設置して資材などの揚重作業を行うには、従来のタワークレーンと同様の形態で構築物の躯体内に、その下層階の床梁上で支持脚3を支持されて支持ベース2を設置し、所要高さの支持鉄塔6を直立させ、その上部に外マスト7を介してクレーン本体10を取付けて設置し、巻上ウインチ18および起伏用ウインチ19を作動させて周知の手段で揚重作業を行う。構築物の躯体の建設が進捗して資材の揚重過程(揚程)が延長されるに伴って、クレーン本体10を高所位置に盛り換える。このクレーン本体10の盛り換え(クライミング)作業は、外マスト7に付属するクライミング機構26を作動させて行われる。
このクライミング作業は、いわゆるフロアクライミングであって、まず下部支持枠27付設の下部保持部材26bを後退させてフリーの状態にし、クライミングシリンダ28を作動させて下部支持枠27を1ストローク分下降させる。その後下部保持部材26bを前進させて支持鉄塔6の対応する横部材上に係合させ、支持可能状態とする。次いで外マスト7に付設の上部保持部材26aを後退させ、フリーの状態にしてクライミングシリンダ28のロッドを引き戻すように作動させると、盛り換え用の補助支持構台35の支持脚柱35bがフロア位置に設置されてクレーン本体10の負荷を支持することになる。なお、補助支持構台35は、前述のように、フロアを越える際に躯体の梁部材と接触するので、横梁35aの一部で支持脚柱35b側を外して上側階に移して組み替えるようにする。そこで、起伏用ウインチ19を作動させて起伏ジブ20を引起し上昇姿勢を整える。その後、支持ベース2の支持脚3と躯体の梁との固定を解いて各支持脚3を関節部4で内側に折畳み盛り換え姿勢を整える。
こうして準備が整えば、クライミングシリンダ28を収縮させて支持ベース2とともに支持鉄塔6を1ストローク分引き上げ、外マスト7側の上部保持部材26aを前進させて支持鉄塔6の対応する横部材下に挿入係合させる。再び下部保持部材26bを後退させて下部支持枠27をクライミングシリンダ28により下降させ、その下部保持部材26bを支持鉄塔6における次の下部横部材下に係合させる。こうしてクライミングシリンダ28を収縮させると支持鉄塔6が迫り上げられ、支持ベース2が上階層の上面に設置できる位置に迫り上げられる。この上昇操作の間クレーン本体10は、盛り換え用の補助支持構台35によって支持されている。そこで、支持ベース2の支持脚3を元に戻してステー5によって固定し、上階層の支持面に固定する。以後、下部支持枠27と外マスト7との両保持部材26a,26bを交互に出し入れして上昇反力を支持鉄塔6にとり、クレーン本体10を支持鉄塔6の上部に盛り換える。
こうして躯体の構築が進捗して資材等を揚重する揚程が延長されると、前記要領でクレーン本体10を高所位置にクライミングさせる操作を繰返して揚重作業が行われる。
本実施形態のジブクレーン1は、前述のようにして構築される建物躯体の最上階まで上昇してタワークレーンとしての揚重作業が終ると、このジブクレーン1の支持ベース2を最上階の階層上面まで引上げることにより、支持ベース部を組み換えて走行式ジブクレーンとして最上階上で引続き使用することができる。
次に、タワークレーン構造から走行式ジブクレーン(低床式ジブクレーン)に組み換える要領について、図6〜図8を参照して説明する。
まず、前記クライミング操作と同様に、クライミング機構26を作動させて図6におけるAの状態から外マスト7とともにクレーン本体10を最上階上面(以下、説明の都合上「最上階床面F」という)まで下降させて補助支持構台35の支持脚柱35bを最上階床面Fに支持させる(図6におけるB参照)。次いで、支持ベース2の支持脚3と躯体との結合を解き、クライミング体勢を整えてから支持鉄塔6を上昇操作させ、支持ベース2が最上階床面F上に達するまで迫り上げる(図6におけるC参照)。支持ベース2の支持脚3をそれぞれ折畳み状態から元の状態に(支持脚先端部が直線状態となるように)戻し、ステー5を取付けて安定させる(図3参照)。
こうして支持ベース2が最上階床面F上に引上げられると、クレーン本体10の旋回フレーム11から上に突出された支持鉄塔6を順次分離させて、支持ベース2の取付座2bと連結されている支持鉄塔6の一セグメントを残して他のセグメントを起伏ジブ20を作動させて撤去する(図7参照)。
次に、この状態で上部保持部材26aを後退操作して外マスト7をフリーにし、クライミング機構26のクライミングシリンダ28を作動させてクレーン本体10とともに外マスト7を少し上昇させる。すると、外マスト7に付設される補助支持構台35もともに上昇して、その支持脚柱35bが最上階床面Fから地切りされるので、予め準備しておいた支持脚柱35bに対する継足し部材35b′を各支持脚柱35bの下端に接続する(図7(b)参照)。この継足し部材35b′は、前記走行構造体30の取付け操作に要する高さ寸法のものである。こうして、継足し部材35b′を各支持脚柱35bに取付けた後、引上げていた外マスト7を下降させて補助支持構台35の支持脚柱35bを最上階床面Fに接触させて外マスト7とともにクレーン本体10を安定させる。この状態で、予め準備されたジブクレーン走行用の軌条を走行予定の位置から前記支持脚3先端の支持脚柱3c中心線を結ぶ直下位置に運び込み、これとともに軌条の敷設作業を平行して行う。
次に、前記支持ベース2の各支持脚3の先端部3bから垂下付設されている脚部材3cの下端に、前記軌条上に案内支持された前記走行構造体30を運び込んで取付部材を介して取付ける(図7(b)参照)。その後に補助支持構台35の各支持脚柱35bに取付けた継足し部材35b′を取外し、再びクライミングシリンダ28を下降操作して走行構造体30により外マスト7と支持されるクレーン本体10とを、走行可能に支持する走行台車を備えることになる(図7(b)および図8(A)〜(C)参照)。
こうして、支持ベース2に走行構造体30(走行車輪)が取付けられ、走行可能な状態となったならば、上部保持部材26aを支持鉄塔6と係合状態にして、下部支持枠27を分解して撤去し、次にクライミングシリンダ28のロッドを伸長して支持ベース2の基体2a側部に付設されているブラケット2gと前記ロッド先端とを連結する(図8(A)参照)。その後に上部保持部材26aと支持鉄塔6との係合状態を解いてクライミングシリンダ28をそのロッドが収縮する方向に作動させると、外マスト7が支持ベース2上面に当接して、そのクライミングシリンダ28により支持ベース2上に外マスト7が固定状態に保持される(図8(B)参照)。
こうした後、支持鉄塔6の下端と支持ベース2の取付座2bとの結合を解いてクレーン本体10の作動によって最後に支持鉄塔6のセグメント6aを吊り上げ撤去する(図8(C)参照)。この操作によってクレーン本体10は走行構造体30を備える支持ベース2上に、外マスト7を介して取付けられた状態で走行式ジブクレーンに組み換えられ、走行可能な状態となり、躯体の最上階床面F上を移動させて資材などの揚重作業を引続き行うことができる。なお、走行時には走行構造体30に付設のモータの駆動により軌条上を走行することができる。また、必要に応じて外マスト7の下端部と支持ベース2上面とをボルト結合することで、より安定性が確保できる。
また、この実施形態のジブクレーン1においては、前述の支持ベース2(走行台車)の下面にトロリービーム41とこれに支持されて移動自在にされたトロリー42上の吊り具43とを備えているので、走行台車によってクレーンを移動させ、先にタワークレーンとして設置されていた躯体の開口部Gに対する最上階床面としてPC板などによる床板を前記吊り具43によって吊下げて、その開口部Gを閉じる作業を行うことができる。したがって、このトロリー42に支持される吊り具43を用いた資材の運搬操作を使用すれば、タワークレーンとして使用した後の開口部処理が手早く実施できるので、雨水の浸入を迅速に防止する作業ができ、内装工事など躯体内部での工事を容易にすることができる。また、最上階での作業の危険性をなくすることができる。
次に、この実施形態のジブクレーン1は、補助ジブクレーン50を付設することにより解体を自身で行うことができる。そこで、この解体操作の一態様について、以下図9〜図12を参照しつつ説明する。
まず、図9(a)(b)で示されるように、前記支持ベース2の一つの支持脚3′の先端部3b端に予め取付座3hを設けておき、この取付座3hによって小型の補助ジブクレーン50を、その基部フレーム51側面部で連結して取着される。この補助ジブクレーン50は、前記基部フレーム51の上端に小型の旋回盤52が旋回自在に取付けられ、この旋回盤52の旋回中心上に支持フレーム53が直立して設けられ、この支持フレーム53の頂端で所要長さのジブ54が基端54aを枢着され、そのジブ54の基端54aから少し離れた位置に設けられたブラケット54bと旋回盤52の前端部上面の取付部との間に起伏用電動シリンダ55(以下、単に「起伏シリンダ55」という)が取付けられ、この起伏シリンダ55によってジブ54がほぼ水平状態から上方までの範囲で起伏するようにされており、かつ前記旋回盤52の後端部上に搭載の巻上ウインチ56からジブ54先端のガイドシーブ57a,57bを経て滑車ブロック57に繋がる巻上索58が巻き掛けられた構造にされている。なお、前記基部フレーム51には周側部に四方へ張出して支持脚51aが分解可能に取付けられている。また、前記ジブ54は、複数個に分割できるように形成されている。
解体作業を実施するには、クレーン本体10の巻上ウインチ18および起伏用ウインチ19を作動させて起伏ジブ20を操作し、前記補助ジブクレーン50を支持ベース2の所定の支持脚3′端に取付けておく。次いで、図10(a)〜(c)で示されるように、クレーン本体10の起伏ジブ20を折畳み構造部22,25において折畳む。その操作としては、まず巻上索32を少し緩めながら第1折畳み構造部22の直進作動機24を操作してロッドを後退させる。すると、起伏ジブ20の先端側(前半部側)が自重で連結ブラケットにおける連結ピンを支点にして下向きに回動し、その第1折畳み構造部22で起伏ジブ20が二つ折り状態になる(図10(b)参照)。次いで、巻上索32を巻き取りながら第2折畳み構造部25の直進作動機24′をロッドが後退するように作動させると、この第2折畳み構造部25において起伏ジブ20の先端部側が上向きになって折畳まれ、その結果、図10(c)の状態に折畳まれる。こうすることにより起立していた起伏ジブ20の背を低くして補助ジブクレーン50による解体操作が容易なようにすることができる。
前述のようにして折畳まれた起伏ジブ20は、起伏用ウインチ19により起伏索33を伸長させると基端枢支軸11dを支点にして図11(a)で示されるように倒伏する。そこで、補助ジブクレーン50を作動させて折畳まれた起伏ジブ20を分解して最上階床面F上に降ろし、順次撤去する。起伏ジブ20が除かれると、ガントリー13を分解撤去する。このガントリー13の分解撤去に際しては、外マスト7と支持ベース2(走行台車)とを連結しているクライミングシリンダ28を取外し、図11(b)で示されるように、旋回フレーム11上の取付ブラケット11fとガントリー前脚13aの基部寄りに付設されている起伏用アーム13fの上端との間にクライミングシリンダ28をそれぞれ架設する。こうしておいて、ガントリー後脚13bの下端部と旋回フレーム11の後部に直立して設けられる支持ブラケット11bの上端との連結ピン13eによる連結を解き、前記クライミングシリンダ28を伸長操作すると、前脚13aの基端と旋回フレーム11付設のブラケット11aとの枢支軸ピン13dを支点としてガントリー13が前方へ回動して畳まれた状態で倒伏する(図11(b)に二点鎖線Dで示す)。したがって、その枢支軸ピン13dによる連結を解き、クライミングシリンダ28の連結を外してガントリー13を補助ジブクレーン50により最上階床面F上に降ろし、分解して撤去する。
こうして旋回フレーム11上に突出していた起伏ジブ20とガントリー13とが解体撤去され、残るのは図12(a)に示されるように、旋回フレーム11とその上に搭載される巻上ウインチ18と起伏用ウインチ19および外マスト7となるので、それら各部を補助ジブクレーン50によって順次取り外して解体撤去する。この際、前述の起伏ジブ20やガントリー13と同様に小運搬可能な部位に解体して使用中の他のクレーンや工事用あるいは常設エレベータによって地上に運び下ろす。
クレーン本体10と外マスト7が撤去されると図12(b)で示すように、最後に走行台車(支持ベース2)と補助ジブクレーン50とが残る。そこで、補助ジブクレーン50によって走行台車(支持ベース2)を分解して撤去し、残った補助ジブクレーン50は、図13で示すように、その隣接位置に枠組み足場60を組立て設置して、手動もしくは電動の扛重機61(チェーンブロックなど)により吊って解体し撤去する。なお、前記補助ジブクレーン50は、その基部フレーム51から四方に張出す支持脚51aによって支持されているので、走行台車の支持脚3′取付座3hから取り外して自立させることが可能であるから、前記各支持脚51aをウエイトなどにより定置保持させておれば走行台車(支持ベース2)の分解が容易になり、自己以外をすべて分解することができる。
以上のように、本発明によれば、作業開始時にはタワークレーンとして使用でき、作業の進捗でクレーンが躯体の最上階まで上昇された後には、その最上階に持上げて低床式のジブクレーンに組み換えて引続いて揚重作業を行わせることができるので、余分なクレーンを高所に運びあげることなく合理的に揚重作業ができ、しかも使用後には自身の能力で解体できるから、解体用のクレーンを用意する必要もなく高所からの分解撤去が可能になり、躯体に設置して使用するクレーンを建物の構築時から揚重作業終了時まで継続して1基のクレーンを使用できるので、揚重作業をより一層合理的に行えるという効果を奏するのである。
前記解体時の説明において、ガントリー13の前脚13aと後脚13bを、起伏用アーム13fにクライミングシリンダ28を用いて同時に倒伏させるようにしているのを、クレーン本体10の組み立て時に、このクライミングシリンダ28を解体時と逆に操作させれば、組立を容易にすることができる。
上述した実施形態においては、クライミング機構を備えた外マストがクレーン本体の旋回フレームに結合した形式(昇降装置非分離型)のものについて記載したが、本発明の趣旨に則すれば、前記外マストがクレーン本体の旋回機構から分離して昇降できる形式(昇降装置分離可能型)に適用することも可能である。
本発明に係るジブクレーンの全体図 クレーン要部の拡大詳細図 クレーンの支持ベース部の拡大平面図 クレーン本体の側面図 起伏ジブの折畳み構造部の側面図 ジブクレーンをタワー式から走行式に組み換える時の態様を表わす図(1) ジブクレーンをタワー式から走行式に組み換える時の態様を表わす図(2) ジブクレーンをタワー式から走行式に組み換える時の態様を表わす図(3) クレーンの解体操作用として付設される補助ジブクレーンの側面図(a)とそのA−A視図(b) 起伏ジブの解体態様を表わす図 起伏ジブの解体態様を表わす図(a)とガントリーの解体態様を表わす図(b) クレーン残部の解体態様を表わす図 補助ジブクレーンの解体態様を表わす図
符号の説明
1 ジブクレーン
2 支持ベース
3 支持脚
3c 支持脚先端部に取付く脚部材
5 ステー
6 支持鉄塔
7 外マスト
10 クレーン本体
11 旋回フレーム
13 ガントリー
18 巻上ウインチ
19 起伏用ウインチ
20 起伏ジブ
22 第1折畳み構造部
25 第2折畳み構造部
26 クライミング機構
27 下部支持枠
28 クライミングシリンダ
30 走行構造体
32 巻上索
33 起伏索
35 補助支持構台
35b 補助支持構台の支持脚柱
41 トロリーレール
42 トロリー
43 吊り具
50 補助ジブクレーン

Claims (8)

  1. 脚端部を定置構造から走行構造に組替え可能な脚部を四方に備えた支持ベースと、この支持ベース上に直立支持される複数個のマストセグメントを継ぎ足して形成される支持鉄塔と、この支持鉄塔に外嵌支持されてクライミング機構を備える外マストと、その外マスト頂部に支持されるクレーン本体とで構成され、前記外マストを前記支持ベース上に下ろした状態で、その支持ベースの各脚部端に走行構造体を取付けると走行式に変換できることを特徴とするジブクレーン。
  2. 前記外マストの下部には、前記支持ベースの支持脚を交わして枠組み構成される補助支持構台が付設されている請求項1に記載のジブクレーン。
  3. 前記外マストに付設されるクライミング機構のクライミングシリンダは、そのロッド端を外し前記支持ベースと接続すれば外マストと支持ベースとを緊結できるように構成されている請求項1に記載のジブクレーン。
  4. 前記支持ベースの下面には、平行して複数本のトロリーレールが水平状態で着脱可能に付設され、このトロリーレールにトロリーを懸架して走行自在な吊り具が配されている請求項1に記載のジブクレーン。
  5. 前記支持ベースにおける一つの支持脚の先端部に、旋回支持体を着脱可能に取付けられて起伏自在なジブを持つ補助ジブクレーンが付設される構成である請求項1に記載のジブクレーン。
  6. 前記クレーン本体のガントリーは、後部基端を切り離し可能に連結されるとともに前脚の基端を枢支されて旋回フレーム上に立設され、前記後脚基端の連結を外し、クライミングシリンダを前脚部と旋回フレームとに連結して伸縮作動させると、前傾折畳みまたは起立できる起伏構造とされている請求項1に記載のジブクレーン。
  7. 前記ガントリーの起伏構造における前記クライミングシリンダは、一端を旋回フレーム上のブラケットに、他端を前記ガントリーの前脚部の枢支部近傍に付設されるアームに、それぞれ連結してその前脚部に回転力が付与される構成である請求項6に記載のジブクレーン。
  8. 前記クレーンにおける主体部は、支持鉄塔を除く各部位が小運搬できる寸法・質量となるように分割組立て構造とされている請求項1〜7のいずれかに記載のジブクレーン。
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