JP2008149634A - 多層ホットメルトフィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】表皮材や裏面材に適用される不織布,さらに基材との優れた接着性を有し,かつ,耐熱性,非通気性,賦形時の染み出し防止性に優れた多層ホットメルトフィルム,特に車両用内装材として好適な多層ホットメルトフィルムの提供。
【解決手段】多層ホットメルトフィルムは,少なくともコモノマーとして不飽和カルボン酸を含むエチレン共重合体40〜90重量%と,密度910〜940kg/m3の直鎖状低密度ポリエチレン10〜60重量%からなり,2種以上で構成される樹脂組成物の層(層I)1,3と,少なくとも一つの融解ピーク温度が140℃以上の耐熱性樹脂である層(層II)2の2層以上で構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は,非通気性機能を有する多層ホットメルトフィルム,特に自動車用の内装材に用いて好適な多層ホットメルトフィルムに関する。
自動車や室内用内装材として,表皮材と基材(又は裏打ち材)がホットメルトフィルムを介して積層されたものが用いられている。
特に自動車内装材は吸音特性,軽量性,断熱性,非通気性,賦形性,環境負荷低減性などの観点から種々の改良工夫がなされている。とりわけ自動車の天井材は居住性アップの市場要求から吸音特性の向上が技術課題となっており,基材に用いる材料としては吸音特性の他,軽量性,剛性,又は,機械的強度等の観点から発泡層を有する熱硬化性ポリウレタンや発泡ポリプロピレン系樹脂等が提案・実用化されている。
一般的に,天井材の構造は基材を芯層とし,表皮材(車内側),裏面材(車体天板側)及び非通気性ホットメルトフィルムの少なくとも四層以上の多層構造体で出来ている。さらに吸音特性向上の観点からはこれらの組み合わせからなる技術も日々検討が進められており,近年は非通気性ホットメルトフィルムを裏面材と基材との間にサンドイッチする形で積層し,非通気構造とすると共に,車内(室内)側から発生する雑音を基材の発泡層で吸収低減する技術が提案されている。
基材に熱硬化性ポリウレタンを用いる場合,樹脂の特性から成形法として熱間プレス法が採用される場合が多く,その賦形性は良好であるものの単一素材では剛性が不足するという欠点を有している。そのため基材の両サイド面(車内側及び天板側)に有機溶剤系接着剤を介してガラス繊維等を貼合し強度を補強する技術が採用されている。その際,非通気性ホットメルトフィルムにはガラス繊維を表面に配置された基材と,また,裏面材とも良好に接着でき,かつ,賦形時には金型内に該接着剤成分やホットメルト層由来の樹脂成分が染み出さないことが要求されている。さらにまた,賦形後も十分な非通気性機能を発揮すると共に,自動車内装部材に課せられる耐熱試験をクリアーする必要がある。
熱間プレス法の場合,金型からの離型性を確保するため天井材には裏面材が積層される。この素材としては一般に不織布等が採用されるが,工程の合理化や成形サイクルの短縮から基材,ホットメルトフィルム及び裏面材は同時一体成形に附され,かつ高速で成形される。よって,ホットメルトフィルムには前述の要求特性の他,特に高速成形時には熱間接着性も要求されている。
この発明の先行技術文献情報としては次のものがある。
特開平7−68721号公報 特開平7−81008号公報 特開平9−85901号公報 特開平9−85908号公報 特開平10−138418号公報
従来から自動車内装材貼り合せ用フィルムは各種開発が進められている。例えば, 特許文献1には優れた空気遮断及び機能を備えた自動車内装材貼り合わせ用フィルムとして,外層及び内層がポリエチレン系樹脂からなり,中間層が該ポリエチレン系樹脂より30℃以上高い融点を有する合成樹脂からなることを特徴とした技術が開示されている。しかしながら当該技術は,内外層に用いる樹脂としてポリエチレン系樹脂の一般名は記載あるものの,それら樹脂の特徴は十分に理解し適用されるものとは言い難い。例えば中間層に用いる合成樹脂がナイロン系樹脂やエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂であることを特徴とし,内外層に線状低密度ポリエチレンを配した3層構成で実施例1〜2を開示しているが,極性の強いナイロン系樹脂やエチレン−ビニルアルコール共重合樹脂は無極性の線状低密度ポリエチレンとは十分に接着しないことが知られているため,技術内容が十分に開示されているとは言えないものであった。
また,当該技術は自動車内装材を製造する場合において,通気性を有する内装用の表皮材と基材との両者の間に介置した熱間接着性フィルムを開示したものであり,近年開発が進められている吸音仕様,より具体的には裏面材と基材との中間に配置した成形天井積層技術には適用されていない。これらの点を鑑みて当該技術は空気遮断性及び機能を備えた自動車内装材貼り合せ用フィルムの製造技術について十分な技術開示がなされていないものと判断される。
例えば,特許文献2には自動車等の内装用天井の製造に有用な熱接着フィルムとして,融点100℃以上のポリオレフィン系樹脂の両面にエチレン・無水マレイン酸・メチルアクリレート3元共重合体を主成分として積層する感熱性熱接着性フィルムが開示されている。しかしながら当該の三層ホットメルトフィルムの場合,エチレン系三元共重合体を適応適用するためある程度の接着性改良がみられるが,その強度はまだ不十分であり,特に自動車内装用に必要な耐熱性を満足させる層間強度は得られていない。
又,特許文献3には自動車内装材表皮(車内側表皮)を110〜130℃程度の低温で熱融着する非通気性機能を有する材料設計を開示しており,車内表皮と接着する内層(1)の樹脂特性として融点70〜130℃及びメルトインデックス(MI)5〜100が好適としている。また,基材と接着する外層(3)は融点が80〜130℃の熱融着性樹脂が好ましいとしている。当該手段における積層接着技術は有用であるが,しかし,近年の自動車内装材に求められる機能は,吸音特性や遮音特性も居住性向上からは重要な技術課題となっており,その一つとして車内空間から発する雑音等は基材層で吸収する技術が主流となっている。つまり,車内側表皮は,通気性機能を有する材料で積層し空気振動を基材層に伝達し吸音せしめ,かつ,非通気性機能を有する熱接着性樹脂を基材層の上部(自動車鋼板側)に配置し,さらに,成形金型との離型性を確保するため非通気性熱接着樹脂と金型の間に不織布(裏面材)を配置する技術が一般化している。これらの技術革新から鑑みて当該技術を適用した積層体(又は積層技術)は一世代前の技術と言える。
また,当該技術を吸音天井仕様において裏面材との接着に適用した場合,樹脂のMIが高過ぎることにより裏面材不織布からの樹脂漏れ(染み出し)も発生し易くなり成形金型の汚染を招きやすいことが懸念される。
特許文献4には,インフレーション成形法により成形可能でかつ自動車内装材用基材や表皮に対して優れた融着性を有する非通気性多層フィルムを開示しており,MIが5〜100の低温ホットメルト樹脂層(1),MIが3以下のオレフィン系樹脂層(2),非通気性樹脂層(3),及びMIが5〜50の低温ホットメルト樹脂(4)を少なくとも有する非通気性多層フィルムであることを特徴としている。しかし当該技術は冷間プレス法を適用した場合,表皮材との接着には有用であるが,反面,熱硬化性ポリウレタンを中心とする熱間プレス法で裏面材と基材との接着に適用した場合,樹脂のMI(又はMFR)が高く流動性が上昇するため裏面材(不織布)の繊維間隙からの染み出しが発生し易くなる。また,基材表面に配されたガラス繊維で破れ易くなり天井板賦形時に金型内を汚染するなどの問題を有しており改良が求められていた。さらにまた,ホットメルト層の樹脂特性から裏面不織布の浮き(又は剥離)が出易くなり不良率が上がるなどの問題が推察される。
さらに,特許文献5には,自動車内装材料用熱接着フィルムとして,表皮材及び基材との優れた接着性を有し,耐熱性と非通気性に優れた三層ホットメルトフィルムが開示されている。ポリプロピレン樹脂を中間層とし,内層及び/又は外層がその構成成分として,特定のα−オレフィン共重合体を50〜100重量%含むことを特徴としている。
当該技術は表皮材と基材との接着技術を開示し,確かにホットメルトフィルムの中間層と内層及び外層との層間接着性は向上しているものの,中間層に特定のポリプロピレン樹脂を使用するため樹脂特性に由来し引裂き強度の低下を招き易くなり,これが原因で本来要求される非通気性能の低下や接着剤成分の染み出しを招く問題を抱えている。さらには,近年開発が進んでいる前述の吸音仕様型天井材ではホットメルト層の樹脂特性から樹脂成分が染み出す場合もあるばかりか,成形サイクルの高速化に伴い裏面不織布の浮き,又は剥離が出易くなり不良率が上がるなどの問題を有している。
かかる現状に鑑み,本発明は,上記課題を解決するため開発されたもので,本発明の目的は,特に,自動車内装用熱接着フィルムとして望まれる,表皮材や裏面材に適用される不織布,さらに基材との優れた接着性を有しつつ,かつ,耐熱性,非通気性,賦形時の染み出し防止性に優れた多層ホットメルトフィルム,特に車両用内装材として好適な多層ホットメルトフィルムを提供することにある。
特に,ガラス繊維等の剛性改良用補強材を表面に付与した熱硬化性ポリウレタンを基材とし,基材と裏面材とが熱間プレス法で一体成形に附される場合においてもこれらの要求特性を満し,また,賦形時の熱間接着性が良好であり高速サイクル成形にも適合し不織布の剥離(又は,浮き)が無く,かつ経済性に優れた耐熱樹脂を中心層に配置し少なくとも三層以上から構成され,かつ各層間の接着強度が十分に確保された非通気性機能を有する多層ホットメルトフィルムを提供することにある。
すなわち,本発明は,少なくとも前記2層(I,II)以上から構成され,少なくともI層には熱間接着性を有し,かつ,層IIとも良好な接着機能を有する樹脂を配し,層IIは耐熱性と機械的強度を有するいわゆる耐熱性樹脂が配置され,さらに,3層フィルムでは,内外層として上記層Iと同様の接着性樹脂を,中間層として上記層IIの耐熱性樹脂を適用することを特徴とする非通気性多層ホットメルトフィルムに関する。より詳しくは,本発明多層ホットメルトフィルムは,少なくともコモノマーとして不飽和カルボン酸を含むエチレン共重合体40〜90重量%と,密度910〜940kg/m3の直鎖状低密度ポリエチレン10〜60重量%からなり,2種以上で構成される樹脂組成物の層(層I)と,少なくとも一つの融解ピーク温度が140℃以上の耐熱性樹脂である層(層II)の2層以上で構成されることを特徴とする(請求項1)。前記層Iの直鎖状低密度ポリエチレンは,MFR0.1〜4/10minが好ましい(請求項7)。
前記層Iが内層(1)及び外層(3)として,層IIが中間層(2)として3層から構成することができる(請求項2)。
また,前記層Iのコモノマーとして不飽和カルボン酸を含むエチレン共重合体が,少なくとも一種のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体,エチレン−(メタ)アクリル酸エステル−不飽和カルボン酸三元共重合体,不飽和カルボン酸グラフトポリオレフィンまたはアイオノマー樹脂であり,かつコモノマーとしての不飽和カルボン酸の含量が10wt%未満とすることが好ましい(請求項3)。
また,前記層IIの耐熱性樹脂が,ナイロン,ポリオレフィン,エチレン−ビニルアルコール共重合体,ポリエステル系樹脂を主体とする樹脂から選択することができる(請求項4)。
また,前記層IIの耐熱性樹脂が,ポリオレフィンと,改質樹脂群(A)又は(B)から選ばれる,それぞれ,少なくとも一種以上から構成され,その構成比を50〜90/50〜10%であって,
前記改質樹脂群(A)又は(B)は,以下の組成とすることができる。
改質樹脂群(A);密度860〜920kg/m3のエチレン−αオレフィン共重合体
改質樹脂群(B);コモノマー含量5〜30重量%のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体又はエチレン−(メタ)アクリル酸エステル−不飽和カルボン酸三元共重合体
(請求項5)
又,前記層Iに化学消臭剤を0.1〜2.0重量%添加すれば,好適である(請求項6)。
本発明によれば,自動車内装用熱接着フィルムとして望まれる,表皮材や裏面材,さらに基材とも優れた接着性能を有し,かつ,耐熱性,非通気性,賦形時の染み出し防止性に優れ,かつ,高速化された同時一体成形時にも裏面材・不織布の剥離が無いことを特徴とするため,自動車内装材,特に天井材のような高次構造体を効率良く成形することができ熱硬化性ポリウレタン基材等と裏面材不織布を熱間プレス法で同時一体成形される際の非通気性熱接着フィルムとして特に有用である。
本発明の多層ホットメルトフィルムは,
内層(1)及び外層(3)を形成する層Iとして,賦形時の熱間接着強度を改良する観点からエチレンと少なくともコモノマーとしての不飽和カルボン酸を含む共重合体40〜90重量%と密度910〜940kg/m3の直鎖状低密度ポリエチレン10〜60重量%からなり少なくとも2種以上で構成され,
中間層(2)を形成する層IIとして,少なくとも一つの融解ピーク温度が140℃以上の耐熱性樹脂である層の2層以上,ここでは3層で構成される樹脂組成物である。
前記中間層(2)は,隣接する内層(1)及び外層(3)と良好な接着性を有しつつ,非通気性,耐熱性を満足するように設計される。また,同様に内層(1)は,熱間プレス法における同時一体成形時の裏面材との熱間接着性や耐熱性を考慮し設計される。さらに外層(3)は,特にガラス繊維等の剛性改良用補強材を表面に配置された熱硬化性ポリウレタン基材面との接着性,耐熱性,賦形時の染み出し防止性を考慮し設計される。
よって本発明の多層ホットメルトフィルムは,中間層(2)に付与される機能,内層(1)及び外層(3)に付与される個々の機能が複合化された多機能型ホットメルトフィルムとなる。またさらに,本発明の多層ホットメルトフィルムは経済性や品質面に長けるインフレーション法で成形可能なように設計される。
〔層I〕
さらに,本発明の層Iのコモノマーとしての不飽和カルボン酸を含むエチレン共重合体が少なくとも一種のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体,エチレン−(メタ)アクリル酸エステル−不飽和カルボン酸三元共重合体,不飽和カルボン酸グラフトポリオレフィンまたはアイオノマー樹脂であり,かつコノマーとしての不飽和カルボン酸の含量が10wt%未満であり、コノマーとしての不飽和カルボン酸としては,アクリル酸,メタクリル酸,無水カルボン酸が挙げられる。
適用するエチレン共重合体中に含まれる不飽和カルボン酸コモノマー濃度が10重量%を超える場合,接着性は良好となるが耐熱性で劣るものとなる他,経済性でも劣る。
ここでコモノマーとしての不飽和カルボン酸のエチレン共重合体は,他の第三成分のコモノマーを含む多元系共重合体であっても良い。また,共重合体のMFRは0.4〜10g/10minが好ましい。MFRが0.4g/10min未満の場合は流動性が低下するため接着性が劣るものとなり,また,MFRが10g/10minを超える場合,熱間接着性が得難くなり,不織布の剥離が起き易くなるばかりか金型内への染み出しも発生し易くなる。
〔直鎖状低密度ポリエチレン〕
前記層Iは,エチレンとコモノマーとしての不飽和カルボン酸の共重合体を主要成分に用いるが,密度910〜940kg/m3の直鎖状低密度ポリエチレンを添加し樹脂組成物とすることで染み出し改良に効果を発揮する。それらの組成比は前者が40〜90重量%,後者が60〜10重量%の範囲である。また,これら組成物に熱間接着強度の向上を目的に第三成分を添加することもできる。
前記層Iに適用する直鎖状低密度ポリエチレンは,コモノマーとして不飽和カルボン酸を含むエチレン共重合体の接着性,熱間接着性を阻害することなく,また,引裂き強度の改良が図れるものである。すなわちエチレンとα−オレフィンとの共重合体樹脂等の公知の樹脂を適用することができる。α−オレフィンとして好ましくは,炭素原子数3〜12のα−オレフィンであり,具体例として,プロピレン,1−ブテン,1−ペンテン,1−ヘキセン,1−ヘプテン,1−オクテン,1−ノネン,1−デセン,1−ドデセン,4−メチル−1−ペンテン,4−メチル−1−ヘキセン,ビニルシクロヘキサン,ビニルシクロヘキセン,スチレン,ノルボルネン,ブタジエン,イソプレン等を挙げることができる。直鎖状低密度ポリエチレンの密度は910〜940kg/m3が好ましい。密度が910kg/m3未満の場合,ホットタック性が発現しなくなり,耐熱性が劣り染み出し改良の効果が得難くなる。一方,密度は940kg/m3を超える場合は,接着性を阻害し好ましくない。
また,直鎖状低密度ポリエチレンのMFRは0.1〜4g/10minが好ましい。MFRが0.1g/10min未満の場合は樹脂の流動性が低下するため加工適性が劣るばかりか被着体との接着性が低下する。一方,MFRが4g/10minを超える場合は,ホットタック性が発現しなくなり,引裂強度の改善に効果が得難く,樹脂や接着剤の染み出しが発生し易くなる。
さらに,本発明の多層ホットメルトフィルムの内層(1)のMFRについては,上述のホットタック性や強度の観点から,0.1〜4g/10minが好ましい。
本発明の樹脂組成物の直鎖状低密度ポリエチレンの組成は60〜10重量%であり、60重量%を超す組成物では接着性が劣り、10重量%未満では耐熱性に劣るため,染み出し改良の効果が得難くなると共にホットタック性が発現しなくなる。
本発明の多層ホットメルトフィルムを3層として適用する場合,内外層の構成は同一に使用可能であり,又は層Iの組成範囲で異なった樹脂組成にして適用される。
すなわち,外層(3)には中間層(2)と良好に接着する必要があることから接着機能を有する樹脂が適用される。
本発明の多層ホットメルトフィルムの外層(3)は基材面と接着されるが,該表面にガラス繊維を貼合する工程から溶剤系接着剤が塗布される。
したがって,外層(3)に適用する樹脂についても内層(1)と同様のエチレンと少なくともコモノマーとしての不飽和カルボン酸を含む共重合体40〜90重量%と密度910〜940kg/m3の直鎖状低密度ポリエチレン10〜60重量%からなり少なくとも2種以上で構成される樹脂組成物である。
前記外層(3)は上述した技術を適宜選択し,特にガラス繊維等の剛性改良用補強材を表面に配置された熱硬化性ポリウレタン基材との接着性や耐熱性,さらには染み出し防止性を考慮し設計される。
本発明の多層ホットメルトフィルムの外層(3)は上述した技術を適宜選択し,特にガラス繊維等の剛性改良用補強材を表面に配置された熱硬化性ポリウレタン基材との接着性や耐熱性,さらには染み出し防止性を考慮し設計されたものである。
また,本発明では,前記層Iに上記の組成物を用いる他に,本発明の特徴及び効果を阻害しない範囲で必要に応じて他の付加的成分を添加してもよい。例えば,酸化防止剤,耐候性改良剤,造核剤,難燃剤,可塑剤,滑剤,帯電防止剤,各種着色剤,フィラー等が挙げられる。
特に,前記層Iに化学消臭剤を0.1〜2.0重量%添加してなるホットメルトフィルムは,自動車等の室内環境を保護するVOC削減対策の一助として好ましい処方であることを見出した。
〔層II〕
本発明の多層ホットメルトフィルムの前記層IIは,少なくとも一つの融解ピーク温度が140℃以上である耐熱性樹脂からなり,特にナイロン,ポリオレフィン,エチレン−ビニルアルコール共重合体,ポリエステル系樹脂を主体とする樹脂が望ましい。
前記層IIに適用する融解ピーク温度が140℃以上のナイロンとしては,6/66ナイロン,6ナイロン,610ナイロン,12ナイロン,11ナイロンなどが挙げられ市販されているナイロンを適用できる。
エチレン−ビニルアルコール共重合体は特に限定されるものではないが,融解ピーク温度は140℃以上あることが好ましく,エチレン含量が20〜50モル%の樹脂が市販されており適用可能である。
ポリエステル系樹脂は,140℃以上の融解ピーク温度を有するポリエチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレートが例示される。
本発明の多層ホットメルトフィルムの層IIに適用するポリオレフィンは,融解ピーク温度が140℃以上であるポリプロピレン,ポリブチレンを例示できる。
ポリプロピレンは特に限定されるものではなく,プロピレン以外の単量体を含有していてもよく,該単量体としては,例えば,エチレン,1−ブテン,1−ペンテン,1−ヘキセン等のオレフィンが挙げられる。結晶性プロピレン系樹脂としては,例えば,プロピレン単独重合体,プロピレン−エチレン共重合体,プロピレン−1−ブテン共重合体,プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体等が挙げられ,結晶性プロピレン系樹脂が共重合体である場合,ランダム共重合体でもよく,また,ブロック共重合体であってもよい。
〔改質樹脂〕
前記層IIのポリオレフィンとの樹脂組成物となる改質樹脂は,耐熱性樹脂との相溶性が得られ引裂き強度が向上でき,かつ,層Iと良好に接着出来る機能を有するものであれば特に限定されるものではなく,例えば,下記の改質樹脂群(A)又は(B)に詳述される二種類を挙げることができる。
〔改質樹脂群(A)〕
前記改質樹脂群(A)としては,エチレンとαオレフィンの共重合体である。
αオレフィンとしては,炭素原子数2〜12の化合物があり具体例としては,エチレン,プロピレン,1−ブテン,1−ペンテン,1−ヘキセン,1−ヘプテン,1−オクテン,1−ノネン,1−デセン,1−ドデセン,4−メチル−1−ペンテン,4−メチル−1−ヘキセン,ビニルシクロヘキサン,ビニルシクロヘキセン,スチレン,ノルボルネン,ブタジエン,イソプレン等が挙げられる。これら例示された中でも特に経済性で優れるエチレン−プロピレン共重合体,エチレン−1−ブテン共重合体,エチレン−1−ヘキセン共重合体,エチレン−1−オクテン共重合体を用いることができる。改質樹脂群(A)の密度は860〜920kg/m3が好ましい。
密度が860kg/m3未満の場合,改質効果は得られるが耐熱性で劣るものとなる。一方,密度が920kg/m3を超える場合は,期待する改質効果が得られなくなる。MFRは特に限定されないが,改質効果から好ましくは0.5〜4g/10minである。
〔改質樹脂群(B)〕
前記改質樹脂群(B)としては,エチレンと官能性コモノマーを公知の技術で共重合させた樹脂を挙げることができる。官能性コモノマー成分としては,不飽和カルボン酸,不飽和カルボン酸のアルキルエステル等を挙げることができる。該樹脂としては,エチレン−無水マレイン酸共重合体,エチレン−イタコ酸共重合体等を挙げることができる。また,これら二元系共重合体以外に二種以上のコモノマーを適用した多元系共重合体、例えばエチレン−(メタ)アクリル酸エステル−不飽和カルボン酸三元共重合体なども挙げることができる。また、これらの樹脂を酸変性して得られる変性樹脂なども含むことができる。
改質樹脂群(B)の密度は特に制約されないが,改質効果からコモノマー成分を5〜30重量%である。コモノマー成分が5重量%未満の場合は十分な改質効果が得られない。一方,30重量%を超える場合,改質効果は得られるが耐熱性が劣るものとなる。
本発明において前記層IIに適用する耐熱性樹脂と改質樹脂の組成比は,耐熱性と引裂強度及び内外層との接着強度のバランス維持から適宜選択されるが,好ましくは耐熱性樹脂が50〜90重量%,改質樹脂が50〜10重量%の範囲である。
耐熱性樹脂が50重量%未満の場合は耐熱性が劣るものとなり,また,改質樹脂が10重量%未満の場合は十分な改質効果が得られなくなり,内外層との接着性も低下する。また,中間層(2)の改質効果を高めるため改質樹脂は二種類以上を用いてもよく,さらに上述した改質樹脂群(A)又は(B)の他,第三成分を添加してもよい。
以上のように前記層IIは耐熱性樹脂と改質樹脂から構成されるため耐熱機能を維持しながら引裂強度の改善,さらには層Iとも強固な接着が可能となる。
多層ホットメルトフィルムの総厚は25〜140μm,より好ましくは35〜100μmである。
本発明の多層ホットメルトフィルムは,3層で構成される場合,内層(1)の厚さは8〜60μm,より好ましくは10〜40μmである。中間層(2)は8〜40μm,より好ましくは10〜30μmである。外層(3)は8〜60μm,より好ましくは10〜40μmである。
本発明の多層ホットメルトフィルムを自動車用の天井材として適用する場合,3層構成のフィルムが適用される。
すなわち,内層(1)は,熱硬化性ポリウレタン等を基材に適用した吸音仕様型天井材であり,かつ,その成形法に熱間プレス法を用い同時一体成形に附される場合,当該面の被着体は裏面材となる。
また,外層(3)の被着体は基材となる。よって具体的な積層構造を自動車天板側よりみると,
裏面材/内層(1)/中層(2)/外層(3)/基材の順となる。
また,本発明の多層ホットメルトフィルムは,特にガラス繊維等の剛性改良用補強材を表面に付与した熱硬化性ポリウレタン基材面及び不織布面とも良好な接着性を有し,耐熱性,賦形時の染み出し防止性及び高い熱間接着性を有している。
本発明の積層構造体の裏面材は不織布(例えばポリエステル系繊維,ナイロン系繊維,ポリプロピレン系織物からなる不織布),織物,ニット,起毛ニットなどが例示されるが,特にポリエステル系不織布やナイロン系不織布にが接着性の点で適用される。
本発明において,多層ホットメルトフィルムの製法は,特に限定されなく,共押出しインフレーション法,共押出Tダイ法,ドライラミネート法,押出ラミネート法等の公知の技術が適用できる。特に共押インフレーションフィルム加工法が,多用な製品巾にも迅速に対応でき生産性が優れるなどの利点がある他,製品の縦方向及び横方向の適度な延伸バランスの加工条件の選択が可能なために,自動車用内装材の加工性及び品質面に優れている。
以下,実施例,比較例を挙げて本発明を説明する。
実施例1
図1に示す以下の構成で三層ホットメルトフィルム(全体厚さ55μm)を共押出インフレーションフィルム加工装置で製造した。
内層(1),外層(3)
エチレン−無水マレイン酸−エチルアクリレート三元共重合体(EEA-MAH)
無水マレイン酸含量 約3wt%, MFR 3g/10min
直鎖状低密度ポリエチレン(C'-6LLDPE)
密度910g/10min, MFR 4g/10min
EEA-MAH/C'-6LLDPEの組成比40/60重量% 厚さ20μm
中間層(2)
共重合ナイロン : 融解温度198℃ 厚さ15μm
実施例2
内層(1),外層(3)にエチレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA)をEEA-MAHとC'-6LLDPEに加えて下記の組成比に変更した他は,実施例1と同様にして製造した。
エチレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA) MFR 2g/10min
EEA-MAH/C'-6LLDPE/EMMAの組成比 20/60/20重量%
実施例3
内層(1),外層(3)は実施例2と同一構成
中間層(2)
ポリプロピレン(PP)と直鎖状低密度ポリエチレンからなる組成比50/50の樹脂組成物
PP: 融解温度158℃
C'-6LLDPE: 密度910g/10min, MFR 4g/10min,融解温度116℃
厚さ : 内層/中間層/外層;15/15/15μm
実施例4
内層(1),外層(3)
エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)
アクリル酸(EAA)含量 約9wt%, MFR 2g/10min
直鎖状低密度ポリエチレン(C'-6LLDPE)
密度910g/10min, MFR 4g/10min
EAA/C'-6LLDPEの組成比:内層(1)60/40重量% 外層(3) 90/10重量% 厚さ15μm
中間層(2) 実施例3と同一構成 厚さ 25μm
実施例5
内層(1),外層(3)
無水マレイン酸グラフト−直鎖状低密度ポリエチレン(MAH-LLDPE)
無水マレイン酸(MAH)含量 0.1wt%未満, MFR 2g/10min
直鎖状低密度ポリエチレン(C'-6LLDPE)
密度910g/10min, MFR 4g/10min
MAH-LLDPE/C'-6LLDPEの組成比: 90/10重量% 厚さ20μm
中間層(2)
6ナイロン : 融解温度215℃ 厚さ25μm
実施例6
内層(1),外層(3)
アイオノマー(IO)
メタクリル酸(MAA)含量 約9wt%, MFR 3g/10min
直鎖状低密度ポリエチレン(C'-6LLDPE)
密度910g/10min, MFR 4g/10min
IO/LLDPEの組成比80/20重量% 厚さ15μm
中間層(2)
エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH) : 融解温度175℃ 厚さ15μm
以上の実施例をまとめると,下表1のとおりである。
Figure 2008149634
比較例1
内層(1),外層(3)
直鎖状低密度ポリエチレン(C'-6LLDPE) 厚さ20μm
密度910g/10min, MFR 4g/10min
中間層(2)
共重合ナイロン : 融解温度198℃ 厚さ15μm
比較例2
内層(1)及び外層(3)をエチレン−無水マレイン酸−エチルアクリレートの三元共重合体(EEA-MAH)と直鎖状低密度ポリエチレン(C'-6LLDPE)の組成比90/10重量%に変更した他,実施例1と同様に製造した。
比較例3
内層(1),外層(3)
エチレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA) MFR 2g/10min 厚さ15μm
中間層(2)
エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH) : 融解温度175℃ 厚さ15μm
比較例4
内層(1),外層(3)
エチレン−メチルメタクリレート共重合体(EMMA) MFR 2g/10min 厚さ15μm
中間層(2)
ポリプロピレン(PP)と直鎖状低密度ポリエチレン(C'-6LLDPE)からなる組成比50/50の樹脂組成物
PP : 融解温度158℃
C'-6LLDPE : 密度910g/10min, MFR 4g/10min,融解温度116℃
比較例5
内層(1),外層(3)
エチレン−アクリル酸共重合体(EAA)
アクリル酸(EAA)含量 約9wt%, MFR 2g/10min
中間層(2)
比較例4と同一構成
以上の比較例をまとめると,下表2のとおりであり,また,上記実施例及び比較例において使用した樹脂については,下表3のとおりである。
Figure 2008149634
Figure 2008149634
〔積層構造体の製造〕
基材にガラス繊維を表面に配置された熱硬化性ポリウレタン,裏面材に目付け量15g/m2のポリエステル系不織布を用い,実施例1〜6及び比較例1〜5で得られたホットメルトフィルムを熱間プレス法で一体成形に附した。成形条件はプレス温度125℃〜135℃,プレス時間は40〜60秒とした。
評価方法
(1)多層ホットメルトの層間接着強度
インストロン型引張試験機で層間接着強度を測定した。
(2)成形品の接着状況の外観試験
成形品の基材及び裏面材の接着状況を目視法と接触法で外観検査した。
(3)熱間接着状況
成形時の接着状況を目視で検査した。
(4)引裂強度
エルメンドルフ式引裂強度計で測定した。
(5)金型内への染み出し状態
熱間プレスに用いる成形金型内及び裏面材面への染み出し状態(不具合発生率)を目視法で外観検査した。
本発明の積層構造体の主たる用途は自動車内装材であり,軽量性,断熱性,非通気性,賦形性,環境負荷低減性,剛性,さらには吸音特性が求められる。その目的で,基材としては,一般的に用いられているダンボール,レジンボード,ガラスボード,熱硬化性ポリウレタン発泡シート,ガラス繊維を含むオレフィン系発泡シートに適用される。
本発明多層ホットメルトフィルムの模式的断面図, 本発明に係る積層構造体の模式的断面図である。
符号の説明
1 内層
2 中層
3 外層
4 基材
5 裏面材

Claims (7)

  1. 少なくともコモノマーとして不飽和カルボン酸を含むエチレン共重合体40〜90重量%と,密度910〜940kg/m3の直鎖状低密度ポリエチレン10〜60重量%からなり,
    2種以上で構成される樹脂組成物の層(層I)と,
    少なくとも一つの融解ピーク温度が140℃以上の耐熱性樹脂である層(層II)
    の2層以上で構成される多層ホットメルトフィルム。
  2. 前記層Iが内層(1)及び外層(3)として,層IIが中間層(2)として
    3層から構成されることを特徴とする請求項1記載の多層ホットメルトフィルム。
  3. 前記層Iのコモノマーとして不飽和カルボン酸を含むエチレン共重合体が,少なくとも一種のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体,エチレン−(メタ)アクリル酸エステル−不飽和カルボン酸三元共重合体,不飽和カルボン酸グラフトポリオレフィンまたはアイオノマー樹脂であり,かつコノマーとしての不飽和カルボン酸の含量が10wt%未満であることを特徴とする請求項1又は2記載の多層ホットメルトフィルム。
  4. 前記層IIの耐熱性樹脂が,ナイロン,ポリオレフィン,エチレン−ビニルアルコール共重合体,ポリエステル系樹脂を主体とする樹脂から選択されたことを特徴とする請求項1又は2記載の多層ホットメルトフィルム。
  5. 前記層IIの耐熱性樹脂が,ポリオレフィンと,以下の改質樹脂群(A)又は(B)から選ばれる,それぞれ,少なくとも一種以上から構成され,その構成比が50〜90/50〜10%であることを特徴とする請求項1又は2記載の多層ホットメルトフィルム。
    改質樹脂群(A);密度860〜920kg/m3のエチレン−αオレフィン共重合体
    改質樹脂群(B);コモノマー含量5〜30重量%のエチレン−不飽和カルボン酸共重合体又はエチレン−(メタ)アクリル酸エステル−不飽和カルボン酸三元共重合体
  6. 前記層Iに化学消臭剤を0.1〜2.0重量%添加してなる請求項1〜3いずれか1項記載の多層ホットメルトフィルム。
  7. 前記層Iの直鎖状低密度ポリエチレンは,MFR0.1〜4/10minである請求項1〜3いずれか1項記載の多層ホットメルトフィルム。
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