JP2008147539A - 電子部品 - Google Patents
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Abstract
【課題】製品の長手方向を軸として回転する力を発生しにくくしたことにより、実装性が安定した電子部品を提供するもの。
【解決手段】樹脂よりなる保護部52と、この保護部52内に形成したコイル配線部53と、保護部52の両端部および両端面に外部電極部54と、この外部電極部54上に形成しためっき電極部55とを備え実装面56と平行方向において、保護部52の幅寸法は外部電極部54の幅寸法よりも大きく、保護部52の幅寸法はめっき電極部55の幅寸法よりも小さくした。
【選択図】図12
【解決手段】樹脂よりなる保護部52と、この保護部52内に形成したコイル配線部53と、保護部52の両端部および両端面に外部電極部54と、この外部電極部54上に形成しためっき電極部55とを備え実装面56と平行方向において、保護部52の幅寸法は外部電極部54の幅寸法よりも大きく、保護部52の幅寸法はめっき電極部55の幅寸法よりも小さくした。
【選択図】図12
Description
本発明は各種電子機器に使用される電子部品に関するものである。
従来の電子部品においては、図21に示す如く、素体1の両方の端部2間になる中間部3の表面に螺旋状コイル部4を形成し、この螺旋状コイル部4を端部2の表面に形成した電極部5に接続することにより電子部品を構成するものであった。
そして、中間部3の表面に形成した螺旋状コイル部4を図22に示す如く外装部6によって覆うことで、図21に示す螺旋状コイル部4を保護し、図22に示す外装部6の外径を端部2の外径よりも小さな寸法とする形態としていた。
なお、この出願の発明に関する先行技術文献情報としては例えば特許文献1が知られている。
特開平10−270279号公報
従来の電子部品においては、図23に示す如く、外装部6の外径を端部2の外径よりも小さな寸法とすることによって製品の実装基板7上における安定性を確保していた。
しかし、実装用はんだ8、9の量が大幅に不平衡な状態となった場合や、端部2の角部10にできるRが大きくなり過ぎた場合などにおいては、はんだ濡れによって発生する引っ張り力であるfにより、b点を支点とする回転力mが電子部品を回転させやすくすることとなる。これを簡単な数式とすると以下の如く示すことができる。
実際の引っ張り力fは電極5側面全てに加わるが、ここでは簡略化したうえで、例えば電極5側面中央のa点に、a点と実装基板7上の回転の支点であるb点とを結ぶ直線の直角方向に加わると仮定する。
そして、
h=a点の実装基板7からの高さ
φ=a点とb点とを結ぶ直線と、a点を通る実装基板7に対する垂線との角度
r=b点と、a点を通る実装基板7に対する垂線との距離
として、引っ張り力fはa点とb点とを結ぶ直線と直角方向に働いているとすると、
引っ張り力fによる回転力は
m=(h/cosφ)×f
として示される。
h=a点の実装基板7からの高さ
φ=a点とb点とを結ぶ直線と、a点を通る実装基板7に対する垂線との角度
r=b点と、a点を通る実装基板7に対する垂線との距離
として、引っ張り力fはa点とb点とを結ぶ直線と直角方向に働いているとすると、
引っ張り力fによる回転力は
m=(h/cosφ)×f
として示される。
実際には、実装用はんだ8に作用する重力やフィレット形状を考慮すると、この引っ張り力f’はa点とb点とを結ぶ直線に対して、より小さな角度で働いている。よってrの値が大きくなるにつれf’と、a点とb点とを結ぶ直線とのなす角度は90°に近づき、
つまり、rの値が大きくなるにつれmの値が大きくなることとなる。
つまり、rの値が大きくなるにつれmの値が大きくなることとなる。
そして、この回転力mによって正確な実装を損ねる恐れがあるため、それを防止するための構造が必要とされるという課題点があった。
そこで本発明は、製品の長手方向を軸として回転する力を発生しにくくしたことにより、実装性が安定した電子部品を提供するものである。
そしてこの目的を達成するために、樹脂よりなる保護部と、この保護部内に形成したコイル配線部と、前記保護部の両端部および両端面に設けた外部電極部と、この外部電極部上に形成しためっき電極部とを備え前記保護部の幅寸法は、その実装面と平行方向において、前記電極部の幅寸法よりも大きく、前記保護部の幅寸法は前記めっき電極部の幅寸法よりも小さいことを特徴としたものである。
本発明によれば、製品の長手方向を軸として回転する力を発生しにくくしたことにより、実装性が安定した電子部品の提供を可能とするものである。
以下、本発明の一実施形態における電子部品の製造方法を図を用いて説明する。図1から図5は本発明の一実施形態における断面図である。
第1の工程である部品形成工程は最初に、図1に示す如く、シリコン基板11の上にレジスト樹脂12を塗布し、その次に図2に示す如く、紫外線13をマスク14の上方から照射し、非照射部レジスト樹脂15を現像により除去し、照射部レジスト樹脂16を残して熱硬化させ、図3に示す如くシリコン基板11の上に樹脂保護部17を形成する。
その次に、図4に示す如くシリコン基板11および樹脂保護部17の上にスパッタ膜18を形成し、さらにスパッタ膜18の上に電解Cuめっき層19を形成する。ここでスパッタ膜18は、Cuスパッタのみの一層により構成するもの、或いは下側にTiスパッタと上側にCuスパッタとの二層から構成するものの、どちらであっても構わない。
その次に、電解Cuめっき層19を切削もしくは研磨することにより、図5に示す如く、樹脂保護部17と電解Cuめっき層19とを同一面に形成し、その上側に絶縁層20を形成する。
ここでは、樹脂保護部17と電解Cuめっき層19とからなる導体層21を一層だけ形成したが、絶縁層20に接続ビア(図示せず)を設け、以上の工程を繰り返すことにより複数の導体層21を形成し、複数の導体層21を有しシリコン基板11上に面状に形成した複数の電子部品42を構成することが可能である。
以上の工程により図6の上面図に示す如く、面状に形成した複数の電子部品42において、第1の電子部品22の外部電極部23の端面部24は隣接する第2の電子部品25の保護部26の側面に接触させ、第1の電子部品22の外部電極部23の端部側面27は略正方形のダミー保護部28の一辺に接触させている。
また、ダミー保護部28の4つの頂点部29は、第1の電子部品22と、第2の電子部品25と、第3の電子部品30と、第4の電子部品31との、それぞれにおける保護部32、26、33、34の側面と外部電極部23、35、36、37との境界部38、39、40、41の保護部32、26、33、34側に接続している。
またここでは、保護部32、26、33、34の内部にはコイル配線部80a、80b、80c、80dが外部電極部23、35、36、37とに接続、配置している。
そして、第1の電子部品22と、第2の電子部品25と、第3の電子部品30と、第4の電子部品31をはじめとして全ての電子部品は巴状に連続配置して形成している。
その次に第2の工程である剥離工程は、図7の断面図に示す如く、シリコン基板11とシリコン基板11の上に面状に形成した複数の電子部品42との接触面43に、フッ化水素酸を浸透させ、図8に示す如く、シリコン基板11とシリコン基板11の上に面状に形成した複数の電子部品42とを剥離させる。
このとき、剥離をより効率的に行うために、図7に示す如く、各電子部品の外部電極部44の間に位置するダミー保護部28に貫通孔45を設け、貫通孔45からもフッ化水素酸を浸透させることも可能である。
この貫通孔の形成方法としては、図1から図5により説明したものと同じ方法により、図9に示す如くシリコン基板11の上に面状に複数の電子部品42を形成し、その後、外部電極部44をはじめとして必要な導体部分にマスク46を施し、マスク46から露出した貫通孔導体部47をエッチングにより除去することにより設けるものである。
その次に第3の工程である個片化工程は、図10に示す如く、面状に形成した複数の電子部品42とダミー球51とを個片化用バレル48へ投入し、この個片化用バレル48を回転させることにより、図11に示す如く、個々の電子部品49とダミー保護部50とに分離させるものである。
その次に第4の工程であるめっき工程は、外部電極部44に実装性を向上させるためのSnをはじめとする金属を電気めっきなどにより、めっきを行うものである。
そして、以上の製造方法により製造した電子部品49は図12に示す如く、樹脂よりなる保護部52と、この保護部52内に形成したコイル配線部53と、保護部52の両端部および両端面に外部電極部54と、この外部電極部54上に形成しためっき電極部55とを備えている。ここで、実装面56と平行方向において、保護部52の幅寸法W0は外部電極部54の幅寸法W1よりも大きく、これに加え、めっき電極部55の幅寸法W2よりも小さいものである。
上記の一実施形態における電子部品について、以下その作用および効果を説明する。
本発明の一実施形態においては図10に示す如く、面状に形成した複数の電子部品42とダミー球51とを個片化用バレル48へ投入し、この個片化用バレル48を回転させるものである。
このとき、個片化用バレル48の内部においては、面状に形成した複数の電子部品42とダミー球51とは個片化用バレル48の回転によりランダムな衝撃を受けることとなる。
ここで使用するダミー球51としては、酸化アルミニウム製の球体、もしくはジルコニア製の球体などが適している。
よって切断などによる場合などに比較して分離部位近傍に集中して応力が加わるものではなく、個片化工程において図11に示す個々の電子部品49が受ける衝撃力は、個片化工程の時間内での累積では全方向にほぼ均一になる。
このことから、電子部品49内部における導体部の断線部を防止することが可能となるものである。
そして、電子部品49が受ける衝撃力を小さくしても、十分に個片化を進行させることができる配列が図6に示す如く、巴状に連続配置したものである。
この配置により、ダミー保護部28を分散して配置するのではなく、集中配置させることにより1箇所あたりのダミー部の面積(体積)を大きくすることができる。そしてその結果、ダミー保護部28あるいは第1の電子部品22、第2の電子部品25、第3の電子部品30、第4の電子部品31に加わる衝撃力が小さくても、ダミー保護部28と外部電極部23、35、36、37との接触部分に大きなモーメントを得ることが可能となり、個片化の促進がより容易となる。
例えば配置の方法としては図13に示す如く、複数の電子部品57は全て同一方向に並べて形成することも可能である。
この場合、第1の電子部品58の両端の外部電極部59側面と第2の電子部品60の両端の外部電極部61側面との間にダミー保護部62を、第1の電子部品58の中間部にある保護部63側面と第2の電子部品60の中間部にある保護部64側面との間にダミー導体部65を設ける。
また、第3の電子部品66の外部電極部67の端面と第1の電子部品58の外部電極部59の端面との間にダミー保護部68を、第4の電子部品69の外部電極部70の端面と第2の電子部品60の外部電極部61の端面との間にダミー保護部68を設ける。
この配置の場合も、製造方法としては先述のものと同様であり、パターンが異なるだけである。
そして、複数の電子部品57を図10に示す個片化用バレル48へダミー球51と共に投入して個片化を行う。
そこで図14に示す如く個片化の過程における、第1の電子部品58の外部電極部59側面にダミー保護部62が、あるいは第1の電子部品58の中間部にある保護部63側面にダミー導体部65が付着したままとなった場合を仮定する。
その場合、ダミー保護部62およびダミー導体部65の幅d1は電子部品58の寸法に比較して小さな寸法であるため、これらに衝撃を加えても外部電極部59側面とダミー保護部62との接触部分や保護部63側面のダミー導体部65との接触部分には大きなモーメントを得難いものとなる。
これに対して、先に述べた図6に示す複数の電子部品42の配置を行なった場合は、図15に示す如く個片化の過程における、第1の電子部品22の外部電極部23側面にダミー保護部28が付着したままとなった場合、ダミー保護部28の幅d2は電子部品22の寸法に比較して異形度合いが大きな寸法であるため、大きなモーメントを得ることが可能となる。
つまり、図14に示す外部電極部59側面とダミー保護部62との接触部分や保護部63側面のダミー導体部65との接触部分の面積をそれぞれS1、S2、そしてそこで加わるモーメントをM1、M2とし、図15に示す外部電極部23側面とダミー保護部28との接触部分の面積をS3、そしてそこに加わるモーメントをM3とした場合、単位面積当りに加わるモーメントは
M3/S3>M1/S1
M3/S3>M2/S2
の関係を満たすこととなる。
M3/S3>M1/S1
M3/S3>M2/S2
の関係を満たすこととなる。
よって以上のことから、一面あたりの複数の電子部品42の取り数を多くし、かつ個片化が小さな衝撃で可能となる点から有効であることとなる。
さらに、この個片化の方法によれば電子部品42に応力が加わり難くなるだけでなく、切断には適さない寸法の小さな製品の個片化にも対応が可能となるものである。
また、ダミー保護部28の4つの頂点部29は、第1の電子部品22と、第2の電子部品25と、第3の電子部品30と、第4の電子部品31との、それぞれにおける保護部32、26、33、34の側面と外部電極部23、35、36、37との境界部38、39、40、41の保護部32、26、33、34側に接続している。
よって、外部電極部23、35、36、37のうち何れかどうしが繋がることとはならない状態としている。仮に、外部電極部23、35、36、37のうち何れかどうしが繋がる場合は個片化が困難となるため、ダミー保護部28の寸法を規定するのが望ましい。その関係としては、ダミー保護部28近傍の拡大したものである図16に示す如く、外部電極部23、35、36、37の端部側面側の電子部品長手方向寸法W1、ダミー保護部28の一辺の長さをW2とすると
W1<W2
の条件を満たす必要がある。
W1<W2
の条件を満たす必要がある。
また、より安定した個片化を行うための配置として図17に示す如く、第1の電子部品22を構成する一部である外部電極部23と保護部32との境界部38において、外部電極部23の端部側面を保護部32側へ楔状に侵入させる延伸部72を設けるのがよい。この場合、仮にパターン形成時に延伸部72やコーナー部71にダレが生じても、W4の値は変動しにくくなる。よって、個片化工程においてダミー保護部28の分離をより安定して行うことができる。
ここでは、第1の電子部品22を構成する一部である外部電極部23と保護部32とについて述べたが、当然ながら第2の電子部品25と、第3の電子部品30と、第4の電子部品31とにおける外部電極部35、36、37と保護部26、33、34との境界部39、40、41においても、外部電極部35、36、37の端部側面を保護部26、33、34側へ楔状に侵入させる延伸部73、74、75を設ける。
そして、この楔状の延伸部72、73、74、75は外部電極部23、35、36、37の端部側面である外側へ向かうテーパー部76、77、78、79となっている。よって、これらは保護部32、26、33、34内のコイル部(図示せず)と近接しない方向へ延伸部72、73、74、75が延伸しているので、コイル部(図示せず)の電気特性への影響を及ぼし難いこととなる。
そして、以上の製造方法により製造した電子部品は図12に示す如く、保護部52の幅寸法W0は外部電極部54の幅寸法W1よりも大きく、これに加え、めっき電極部55の幅寸法W2よりも小さくしたものである。
これにより、図18に示す如く実装面56に実装を行う際、実装前の段階においては、保護部52の幅寸法W0<めっき電極部55の幅寸法W2となっているが、実装時に熱が印加される状態においては、めっき電極部55が図19に示す如く実装用はんだ81とともに溶融するため、実装用はんだ81により加わる力は外部電極部54へのものとなる。
ここで、実装用はんだ81の溶融によって外部電極部54に加わる引っ張り力Fは、従来例との比較を容易にするため、外部電極部54側面中央のA点に実装基板56と水平方向より下向きに加わると仮定する。また、電子部品49を回転させようとする力の支点である保護部52の実装基板56との接触点をB点とする。そして、
h=A点の実装基板56からの高さ
φ=A点とB点とを結ぶ直線と、A点を通る実装基板56に対する垂線との角度
r=B点と、A点を通る実装基板56に対する垂線との距離
(h、φ、rは従来例との比較のため同一の値であるとして考えている)
θ=A点とB点とを結ぶ直線と、引っ張り力Fとの角度
とすると、
A点に働くB点を支点とする回転力
M=F×cos(90°−θ)×(h/cosφ)
として示すことができる。
h=A点の実装基板56からの高さ
φ=A点とB点とを結ぶ直線と、A点を通る実装基板56に対する垂線との角度
r=B点と、A点を通る実装基板56に対する垂線との距離
(h、φ、rは従来例との比較のため同一の値であるとして考えている)
θ=A点とB点とを結ぶ直線と、引っ張り力Fとの角度
とすると、
A点に働くB点を支点とする回転力
M=F×cos(90°−θ)×(h/cosφ)
として示すことができる。
これは従来例に比較して、A点とB点との間の距離は同じであってもθの角度が小さくなることでFが回転力として作用しにくいこととなる。つまり、引っ張り力Fは下向きであればあるほど、回転力として作用しにくいこととなる。
また、A点はB点よりも製品の中心側に存在することから、Mは水平方向よりも上向きに作用することとなり回転は非常に起こり難い状態となる。そして、保護部の幅W0と外部電極部の幅W1の寸法差の1/2の値であるrが大きいほどA点とB点との間の距離は長くなるものの、Mは一段と水平方向よりも上向きに作用することとなり、回転は非常に起こり難い状態となり実装時の安定性確保に有効である。
よって、実装用はんだ81の量が大幅に不平衡な状態であっても、実装時の安定性は確保しやすいものとなる。
また、保護部52のB点に曲率が存在しても、保護部の幅W0と外部電極部の幅W1の寸法差の1/2の値であるrよりもその曲率が小さければ、A点はB点よりも製品の中心側に存在することから、先に述べた場合と同様にM水平方向よりも上向きに作用することとなり回転は非常に起こり難い状態となる。
また、これらは先述の製造方法における図1で示したとおり、シリコン基板11の上にレジスト樹脂12を塗布することおよび導体層を形成することにより、保護部52およびめっき電極部55の底面である実装面56側を平面にしていることにより、可能としているものである。
ここで、図20に示す如く、実際の製品状態においては外部電極部54の底面側および上面側にもめっきが施されることから、実装前の状態においては保護部52の底面側は実装面56からめっき電極部55のめっき厚相当の高さhが浮き上がったものとなっている。
しかしながら、浮き上がりに相当するめっき厚は、このめっきがはんだで組成されていることから実装時の加熱により溶融して厚みが無くなるため、実装前の浮き上がりは解消され問題はない。
また図4、図5においては、説明の簡略化のため、底面には樹脂保護部17と導体である電解Cuめっき層19を混在させたものとしたが、実装性の確保のためには底面を樹脂保護部17のみによる層としても当然ながら構わないものである。
以上の一実施形態においてはコイルパターンのインダクタを図示したが、対向する電極パターンを形成してキャパシタを形成しても同様の製造方法において対応が可能である。
あるいは、インダクタとキャパシタとを組み合わせて複合部品としても当然ながら対応は可能である。
本発明の電子部品は、実装用基板への優れた実装安定性を得る効果を有し、各種電子機器において有用である。
52 保護部
53 コイル配線部
54 外部電極部
55 めっき電極部
56 実装面
53 コイル配線部
54 外部電極部
55 めっき電極部
56 実装面
Claims (2)
- 樹脂よりなる保護部と、
この保護部内に形成したコイル配線部と、
前記保護部の両端部および両端面に設けた外部電極部と、
この外部電極部上に形成しためっき電極部とを備え
前記保護部の幅寸法は、その実装面と平行方向において、前記外部電極部の幅寸法よりも大きく、
前記保護部の幅寸法は前記めっき電極部の幅寸法よりも小さい
電子部品。 - 保護部底面と保護部側面との境界部に形成する各部の曲率は、
外部電極部側面と保護部側面との段差寸法よりも小さい
請求項1に記載の電子部品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006335405A JP2008147539A (ja) | 2006-12-13 | 2006-12-13 | 電子部品 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017041589A (ja) * | 2015-08-21 | 2017-02-23 | Tdk株式会社 | コイル部品及びその製造方法、並びに、コイル部品を備える回路基板 |
-
2006
- 2006-12-13 JP JP2006335405A patent/JP2008147539A/ja active Pending
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