JP2008147457A - 超音波実装ツール及び電子部品の実装装置 - Google Patents

超音波実装ツール及び電子部品の実装装置 Download PDF

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Abstract

【課題】この発明はホーンに設けられたヒータを確実に、しかも塵埃が生じることなく保持できるようにした超音波実装ツールを提供することにある。
【解決手段】中途部に長手方向と交差する幅方向に沿って保持孔31が穿設されたホーン22と、ホーンを超音波振動させる振動子と、ホーンの下面の振動が最大となる部分に設けられた半導体チップを保持するツール部25と、ホーンの上面のツール部に対応する位置に設けられた荷重受け部26と、下面を荷重受け部に当接させるとともに両端部がホーンの振動が最小となる部分に連結固定されていて、上下駆動される可動部に取り付けられて可動部に加わる荷重をツール部に伝達するブラケット27と、ホーンの保持孔に挿通されたヒータ32と、一端がブラケットに固定され他端をヒータの一方の端面と他方の端面にそれぞれ対向させて設けられた一対の取り付け部材33と、取り付け部材の他端に設けられヒータの端面を弾性的に保持する弾性保持部材35を具備する。
【選択図】 図4

Description

この発明はたとえば被実装部材となるポリイミド製のテープ状部材などの基板に電子部品としての半導体チップを超音波振動を利用して圧着するための超音波実装ツール及び電子部品の実装装置に関する。
たとえば、電子部品であるバンプ付きの半導体チップを被実装部材である基板に実装する場合、この半導体チップに押圧荷重と超音波振動を与えて上記基板に実装する方法が知られている。つまり、半導体チップを基板の被接合面に所定の圧力で加圧しながら加熱し、超音波振動を与えることで、上記基板に半導体チップを接合させるというものである。
このような実装は超音波実装ツールを用いて行われる。超音波実装ツールはホーンを有する。このホーンの長手方向の一端には振動子が接続固定されている。この振動子には超音波発振器が接続される。この超音波発振器は上記振動子にたとえば40kHzの高周波電圧を印加する。それによって、振動子が超音波振動するから、その振動波によって上記ホーンも超音波振動する。つまり、ホーンはその長手方向に超音波振動する。
上記ホーンの中途部の振動の振幅が最大となる部分の下面には上記半導体チップを吸着保持するツール部が突出形成されている。このツール部に対応する上記ホーンの上面には荷重受け部が突出形成されている。この荷重受け部にはステンレスなどの金属材料によって形成されたブラケットが長手方向の中途部の下面を接触させて設けられる。このブラケットの両端部は、上記ホーンの振動の振幅が最小となる部分にねじ止め固定される。
上記ホーンは上記ブラケットによって実装装置の上下方向に駆動される可動部に取り付けられる。それによって、上記可動部に加わる荷重は、上記ブラケットによって上記荷重受け部を介して上記ツール部に確実に伝達されることになる。
すなわち、上記荷重受け部によって上記ブラケットの長手方向中途部だけを上記ホーンの上面に部分的に接触させることで、上記ホーンを上記可動部に上記ブラケットによって確実に連結するとともに、上記ブラケットと上記荷重受け部とを摺動可能とし、上記振動子によって上記ホーンの上記ツール部の部分を確実に超音波振動させることができるようにしている。このような構造の超音波実装ツールは特許文献1に示されている。
ところで、最近では上記ホーンの上記ツール部が設けられた長手方向の中途部に円柱状のカートリッジ式のヒータを設け、上記半導体チップを上記基板に実装するとき、半導体チップに超音波振動とともに熱を付与するということが行なわれている。それによって、上記半導体チップの実装を確実かつ能率よく行なうことができるようにしている。
上記ヒータをホーンに設ける場合、ホーンの長手方向中途部に、長手方向と交差する幅方向に沿って保持孔を穿設し、この保持孔に上記ヒータを着脱可能に挿入することになる。それによって、上記ヒータを点検、交換できるようにする。
特開2006−156813号公報
ホーンに穿設された保持孔にヒータを挿入しただけでは、ヒータが保持孔から脱落する虞がある。そこで、上記保持孔に挿入された上記ヒータの一方の端面と他方の端面を、取り付け部材によって保持するということが考えられる。
その場合、上記取り付け部材は上記ホーンとともに振動することのない上記ブラケットに一端をねじ止め固定し、他端の内面を上記ヒータの端面に当接させる。それによって、上記取り付け部材は上記ホーンの振動特性を損なうことなく、上記ヒータを保持することが可能となる。
上記取り付け部材はブラケットに固定されているから、ホーンとともに振動することはないが、上記ヒータはホーンとともに振動する。そのため、ヒータの端面が上記取り付け部材の他端内面に摺接することになるから、実装時にその摺接部分から塵埃が発生し、その塵埃が基板と半導体チップとの接合部分に入り込み、実装不良を招くということがある。
しかも、円柱状のカートリッジ式のヒータは長さ寸法にばらつきがある。そのため、ヒータがホーンの幅寸法よりも長い場合には取り付け部材の内面とヒータの端面の圧接力が大きくなるから、その圧接力によってホーンの振動が影響を受けるということがあったり、ヒータと取り付け部材との摺接面からの塵埃の発生が多くなるということもある。
上記ヒータが短い場合には取り付け部材によってヒータが確実に保持されないため、ヒータが保持孔内でホーンの幅方向にずれ動くことがある。その場合、ホーンの熱分布が一定せず、半導体チップの実装が不均一になるということがある。
この発明は、保持孔に挿入されたヒータを弾性的に保持することで、塵埃の発生を低減させるとともに、ヒータの長さにばらつきがあっても、そのヒータを確実に保持することができるようにした超音波実装ツール及びその超音波実装ツールを用いた電子部品の実装装置を提供することにある。
この発明は、上下駆動される可動部に取り付けられ電子部品を被実装部材に押圧して振動と熱によって圧着する超音波実装ツールであって、
長手方向の中途部にこの長手方向と交差する幅方向に沿って保持孔が穿設されたホーンと、
このホーンの長手方向の一端に接続されホーンを超音波振動させる振動子と、
上記ホーンの下面の振動が最大となる上記長手方向の中途部に設けられた上記電子部品を保持するためのツール部と、
上記ホーンの上面の上記ツール部に対応する位置に設けられた荷重受け部と、
下面の長手方向中途部を上記荷重受け部に当接させるとともに長手方向の両端部が上記ホーンの振動が最小となる部分に連結固定されていて、上記可動部に取り付けられてこの可動部に加わる荷重を上記荷重受け部を介して上記ツール部に伝達するブラケットと、
上記ホーンの上記保持孔に挿通されたヒータと、
一端が上記ブラケットに固定され他端を上記ヒータの一方の端面と他方の端面にそれぞれ対向させて設けられた一対の取り付け部材と、
この取り付け部材の他端に設けられ上記ヒータの一方の端面と他方の端面を弾性的に保持する弾性保持部材と
を具備したことを特徴とする超音波実装ツールにある。
上記弾性保持部材は低発塵性の材料によって形成されていることが好ましい。
上記弾性保持部材はばねであって、このばねと上記ヒータの端面との間には低発塵性の材料によって形成された緩衝部材が設けられていることが好ましい。
上記ヒータは、低発塵性の材料によって表面の全体若しくは少なくとも一対の端面がコーティングされていることが好ましい。
上記弾性保持部材は山形状であって、その頂部によって上記ヒータの一方の端面と他方の端面が弾性的に保持されることが好ましい。
この発明は、電子部品を被実装部材に押圧して振動と熱によって圧着する電子部品の実装装置であって、
上下方向に駆動される可動部と、
この可動部に対向して設けられ上面に上記被実装部材が保持されるステージと、
上記可動部に取り付けられこの可動部を下降させて上記電子部品を上記被実装部材に押圧して振動と熱によって圧着する超音波実装ツールとを具備し、
上記超音波実装ツールは請求項1に記載された構成であることを特徴とする電子部品の実装装置にある。
この発明によれば、一端がブラケットに固定された取り付け部材の他端に弾性保持部材を設け、ホーンの保持孔に挿通されたヒータの端面を上記弾性保持部材によって保持するようにした。そのため、ホーンとともにヒータが振動すると、その振動によって弾性保持部材が弾性変形するから、弾性保持部材とヒータの端面が摺接し難くなって塵埃の発生を抑制することができるばかりか、ヒータの長さに多少のばらつきがあっても、弾性保持部材の弾力性によってヒータを確実に保持することが可能となる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1乃至図4はこの発明の第1の実施の形態を示し、図1はこの発明の実装装置の側面図で、図2は正面図である。図1に示すように、この実装装置は装置本体1を備えている。この装置本体1にはYガイド体2が同図に矢印で示すY方向に沿って設けられ、このYガイド体2にはY可動体3がY方向に駆動可能に設けられている。
上記Y可動体3の前端面には上下方向に所定間隔で離間した一対のXガイド体4がX方向に沿って設けられている。このXガイド体4にはX可動体5が駆動可能に設けられている。このX可動体5は側面形状が逆L字状に形成されていて、垂直壁の外面に上記Xガイド体4に移動可能に係合する受け部6が設けられている。
X可動体5の垂直壁5aの内面には上下方向に沿って一対のZガイド体7がX方向に所定間隔で離間して設けられている。このZガイド体7には可動体としてのZ可動体8が矢印で示す上下方向であるZ方向に駆動可能に設けられている。このZ可動体8の上面と、上記X可動体5の水平壁5bの下面との間には複数、たとえば4つのばね11が張設されていて、上記Z可動体8を上昇方向に付勢している。
上記X可動体5の水平壁の上面にはZ駆動源であるシリンダ12が軸線を垂直にして設けられている。このシリンダ12のロッド13の先端には押圧部材14が設けられている。この押圧部材14は上記Z可動体8の上面に回転軸線を水平にして設けられたローラ15に当接している。したがって、上記シリンダ12のロッド13が突出方向に付勢されると、上記Z可動体8をばね11の復元力に抗して下降方向に駆動させることができるようになっている。
上記Z可動体8の下面にはθ駆動源16が設けられている。このθ駆動源16によって回転駆動されるθ可動体17には超音波実装ツール21が取り付けられている。この超音波実装ツール21は図3に示すように角柱状のホーン22を有する。このホーン22の長手方向一端には振動子23が連結固定されている。この振動子23には図示しない発振器が接続されていて、この発振器からたとえば40kHzの高周波電圧が印加される。それによって、上記振動子23とともに上記ホーン22が超音波振動する。
上記ホーン22の長手方向中央部の下面、つまり上記ホーン22に伝播する振動波による振動が最大となる部分、つまり図3にS1で示す振動の腹の部分には矩形状のベース部24及びベース部24の下面から突出するツール部25がホーン22の幅方向全長にわたって形成されている。このツール部25には図示しない吸引孔が下端面に開口形成されていて、この下端面に電子部品としての半導体チップC(図1と図2に示す)が吸着保持される。
上記ホーン22の上面の上記ツール部25と対応する長手方向の中央部である、振動波の腹の部分S1には上記ベース24とほぼ同じ平面形状の荷重受け部26が突出形成されている。なお、上記ツール部25と荷重受け部26は、上記ホーン22と一体形成されている。
上記荷重受け部26の上面には、上記ホーン22と同じ幅寸法で、長さ寸法がホーン22よりも短い帯板状のブラケット27が長手方向中央部の下面を摺動可能に接触させて設けられている。このブラケット27の両端部はそれぞれねじ28によって上記ホーン22の振動の振幅が最小となる、図3にS2で示す上記振動波の節の部分に連結固定されている。
それによって、上記ホーン22が上記振動子23によって超音波振動させられても、上記ブラケット27が上記ホーン22とともに超音波振動することがないようになっている。
上記ブラケット27は、上記荷重受け部26に接触した部分の上面が上記θ可動体17の下面に取り付け固定される。したがって、上記超音波実装ツール21はX、Y、Z及びθ方向に駆動可能となっている。
図3や図4に示すように、上記ホーン22の長手方向の中途部である、振動の腹S1の部分の近くには、上記ツール部25を挟んで対称に断面円形状の一対の保持孔31が幅方向に貫通して穿設されている。一対の保持孔31には円柱状のカートリッジ式のヒータ32が着脱可能に挿入されている。
上記ブラケット27の上記保持孔31に対応する部分の幅方向の両側面にはそれぞれ矩形板状の板ばねからなる取り付け部材33の一端部がねじ34によって取り付け固定されている。
一対の取り付け部材33の他端部は上記保持孔31に挿入された一対のヒータ32の一方の端面と他方の端面に対向している。各取り付け部材33の他端部の内面には低発塵性であって、しかも耐熱性を有する弾性材料、例えばフッ素系のゴムや樹脂などによって山形状に成形された弾性保持部材35が取着されていて、この弾性保持部材35の頂部35aが上記ヒータ32の端面に弾性的に当接している。
すなわち、上記保持孔31に挿入された一対のヒータ32は、上記弾性保持部材35によって保持孔31から抜出することがないよう、弾性的に保持されている。それによって、板ばねからなる上記取り付け部材33は弾性変形する。
図1に示すように、上記超音波実装ツール21の下方にはステージ36が配設されている。このステージ36は、詳細は図示しないがX、Y、及びZ方向に駆動可能となっている。ステージ36の上面にはポリイミド製のテープ状部材などの基板37が供給載置される。この基板37に対して上記超音波実装ツール21のツール部25が位置決めされて下降する。それによって、ツール部25に保持された半導体チップCがZ可動体8による加圧力、ホーン22の超音波振動及びヒータ32の熱によって上記基板37に圧着される。
このように構成された超音波実装ツール21によって基板37に半導体チップCを実装する際、振動子23によってホーン22が長手方向に超音波振動させられると、ブラケット27はホーン22とともに超音波振動せずに、ホーン22に設けられた荷重受け部26に対して摺動する。
上記ホーン22には保持孔31が形成され、この保持孔31には半導体チップCを基板37に実装するときに、ホーン22を介して上記半導体チップCを加熱するためのヒータ32が挿入されている。このヒータ32は、上記ブラケット27に一端部が固定された取り付け部材33の他端部の内面に設けられた弾性保持部材35によって弾性的に保持されている。
そのため、ホーン22が超音波振動し、弾性保持部材35が設けられた取り付け部材33が超音波振動しないことによって弾性保持部材35と、この弾性保持部材35が当接したヒータ32の端面との間に抵抗が生じるが、その抵抗によって弾性保持部材35が弾性変形する。そのため、弾性保持部材35とヒータ32との端面とが摺接して塵埃が発生するということがほとんどないから、基板37と半導体チップCとの接合部分に塵埃が入り込んで実装不良を招くのを防止することができる。
とくに、弾性保持部材35を山形状とし、その頂部35aでヒータ32の端面を保持するようにしたから、平面接触している場合に比べて弾性保持部材35はヒータの超音波振動に対して弾性変形し易いため、ヒータ32の端面と摺接することもほとんどないから、そのことによっても塵埃の発生が抑制される。
しかも、上記弾性保持部材35は低発塵性の弾性材料によって形成されている。そのため、ホーン22の超音波振動によって上記弾性保持部材35とヒータ32の端面が摺接するようなことがあっても、上記弾性保持部材35から塵埃が発生するのを防止することができる。さらに、弾性保持部材35は耐熱性を有するから、ヒータ32の熱によって損傷するということもない。
上記弾性保持部材35は山形状であって、その頂部35aによってヒータ32の端面を保持している。そのため、一対の弾性保持部材35の頂部35a間の寸法をヒータ32の長さ寸法よりも小さく設定しておけば、ヒータ32の長さ寸法に多少のばらつきがあっても、弾性保持部材35が弾性変形してヒータ32を確実に保持することができる。
しかも、弾性保持部材35が設けられた取り付け部材33は板ばねによって形成されているから、この取り付け部材33も弾性変形する。そのため、取り付け部材33の弾性変形によっても、ヒータ32の長さ寸法がばらついても、そのヒータを確実に弾性的に保持することができる。
このように、ヒータ32が確実に保持されていれば、保持孔31内でずれ動くことがないから、ヒータ32によって加熱されるホーン22の幅方向の熱分布が一定に維持される。それによって、基板37に対する半導体チップCの実装を、ホーン22の幅方向に沿って均一な温度で確実に行なうことが可能となる。
図5乃至図7はそれぞれヒータ32の保持構造の変形例を示すこの発明の第2乃至第4の実施の形態である。なお、第1の実施の系態度同一部分には同一記号を付して説明を省略する。
図5に示す第2の実施の形態は、取り付け部材33Aが剛性を有する材料によって形成されていて、ヒータ32の端面に対向する他端部には段部41が形成されている。この段部には弾性部材としてのコイル状のばね42の一端が取り付けられている。
上記ばね42の他端には低発塵性で耐熱性を有するフッ素系のゴムや樹脂などの弾性材料からなる合成樹脂によって形成された緩衝部材43が保持されていて、この緩衝部材43が上記ヒータ32の端面に当接する。この緩衝部材43の上記ヒータ32の端面に当接する面は凸状の曲面に形成されている。
このような構成によれば、ヒータ32はばね42によって弾性的に保持され、しかもばね42とヒータ32の端面に低発塵性の緩衝部材43を設けたから、緩衝部材43はばね42によって弾性的に支持されているため、緩衝部材43とヒータ32の端面が摺接し難いばかりか、仮に摺接しても、塵埃が発生するのを防止することができる。
図6に示すこの発明の第3の実施の形態は、第1の実施の形態と同様、剛性を有する取り付け部材33Aの他端部の段部41に、低発塵性で耐熱性を有するフッ素系のゴムや樹脂などの合成樹脂によって形成された山形状の弾性保持部材35が設けられていて、その弾性保持部材35の頂部35aによってヒータ32の端面が保持される。
このような構成によれば、第1の実施の形態と同様、ヒータ32を一対の弾性保持部材35によって弾性的に確実に保持することができるから、ヒータ32の端面と弾性保持部材35とが摺接して塵埃が発生するのを抑制することができる。
図7に示すこの発明の第4の実施の形態は、剛性を有する材料によって形成された取り付け部材33Aの他端部の段部41に、第2の実施の形態と同様、ヒータ32の端面を保持するコイル状のばね42及び低発塵性で耐熱性を有するフッ素系のゴムや樹脂などの合成樹脂によって形成された平板状の緩衝部材43aを設けるようにした。
上記ヒータ32の表面には、フッ素系の樹脂などの低発塵性の材料をコーティングして被膜44が設けられている。被膜44はヒータ32の表面全体に設けられているが、緩衝部材43aが接触する端面だけに設けるようにしてもよい。
このような構成によれば、第2の実施の形態と同様、ヒータ32がばね42によって弾性的に保持され、しかもヒータ32の端面とばね42との間には緩衝部材43aが設けられている。そのため、緩衝部材43aはばね42によって弾性的に保持されているため、変位し易いから、ヒータ32の多面と摺接し難いばかりか、仮に摺接しても、ヒータ32の表面全体が低発塵性の被膜44で被覆されているから、その摺接部分から塵埃が発生するのを確実に防止することができる。
上記被膜44は、上記ヒータ32の緩衝部材43aと接触する端面だけでなく、端面以外の外周面にも設けられているから、ヒータ32の外周面が保持孔31と摺接することがあっても、塵埃の発生を抑制することができる。
この発明の第1の実施の形態を示す実装装置の概略的構成を示す側面図。 図1に示す実装装置の正面図。 超音波実装ツールの一部断面した正面図。 超音波実装ツールの一部断面した拡大側面図。 この発明の第2の実施の形態を示す超音波実装ツールの一部断面した拡大側面図。 この発明の第3の実施の形態を示す超音波実装ツールの一部断面した拡大側面図。 この発明の第4の実施の形態を示す超音波実装ツールの一部断面した拡大側面図。
符号の説明
21…超音波実装ツール、22…ホーン、23…振動子、25…ツール部、26…荷重受け部、27…ブラケット、32…ヒータ、33…取り付け部材、35…弾性保持部材、35a…頂部、37…基板、C…半導体チップ(電子部品)、43…緩衝部材、44…被膜。

Claims (6)

  1. 上下駆動される可動部に取り付けられ電子部品を被実装部材に押圧して振動と熱によって圧着する超音波実装ツールであって、
    長手方向の中途部にこの長手方向と交差する幅方向に沿って保持孔が穿設されたホーンと、
    このホーンの長手方向の一端に接続されホーンを超音波振動させる振動子と、
    上記ホーンの下面の振動が最大となる上記長手方向の中途部に設けられた上記電子部品を保持するためのツール部と、
    上記ホーンの上面の上記ツール部に対応する位置に設けられた荷重受け部と、
    下面の長手方向中途部を上記荷重受け部に当接させるとともに長手方向の両端部が上記ホーンの振動が最小となる部分に連結固定されていて、上記可動部に取り付けられてこの可動部に加わる荷重を上記荷重受け部を介して上記ツール部に伝達するブラケットと、
    上記ホーンの上記保持孔に挿通されたヒータと、
    一端が上記ブラケットに固定され他端を上記ヒータの一方の端面と他方の端面にそれぞれ対向させて設けられた一対の取り付け部材と、
    この取り付け部材の他端に設けられ上記ヒータの一方の端面と他方の端面を弾性的に保持する弾性保持部材と
    を具備したことを特徴とする超音波実装ツール。
  2. 上記弾性保持部材は低発塵性の材料によって形成されていることを特徴とする請求項1記載の超音波実装ツール。
  3. 上記弾性保持部材はばねであって、このばねと上記ヒータの端面との間には低発塵性の材料によって形成された緩衝部材が設けられていることを特徴とする請求項1記載の超音波実装ツール。
  4. 上記ヒータは、低発塵性の材料によって表面の全体若しくは少なくとも一対の端面がコーティングされていることを特徴とする請求項1記載の超音波実装ツール。
  5. 上記弾性保持部材は山形状であって、その頂部によって上記ヒータの一方の端面と他方の端面が弾性的に保持されることを特徴とする請求項1記載の超音波実装ツール。
  6. 電子部品を被実装部材に押圧して振動と熱によって圧着する電子部品の実装装置であって、
    上下方向に駆動される可動部と、
    この可動部に対向して設けられ上面に上記被実装部材が保持されるステージと、
    上記可動部に取り付けられこの可動部を下降させて上記電子部品を上記被実装部材に押圧して振動と熱によって圧着する超音波実装ツールとを具備し、
    上記超音波実装ツールは請求項1に記載された構成であることを特徴とする電子部品の実装装置。
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