JP3882792B2 - 接合装置および接合用ツール - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品などの被接合部品を被接合面に接合する接合装置および接合用ツールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品などの接合方法として超音波接合が知られている。この方法に用いられる接合用ツールは、振動発生源である振動子の振動を伝達するホーンと被接合部品に当接して荷重と振動を作用させる接合子を備えている。接合子には負荷(荷重と振動)が作用するため、繰り返し使用によって被接合部品との当接面が摩耗しやすい。そしてこの摩耗が甚しくなると正常な接合が出来なくなるため、定期的に部品交換を行う必要がある。このとき、ホーン全体を交換すると高価な部品であるホーンを消耗部品として廃却することになり、ランニングコストが上昇するため、接合子のみを部分的に交換する方式が用いられる。この部品交換の方式として、水平なホーン本体を中央部で分割し、分割されたホーンによって接合子を両側から挟み込む構成のものが知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
【特許文献1】
特開平10−211589号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記先行技術では、振動伝達部材であるホーン本体が分割構造となることから、接合動作時の押圧荷重によって接合子装着部分に位置ずれや変形が生じやすく、接合子と部品との当接面の平面度を確保することや振動伝達特性の変動を防止することが難しい。このため接合作業を反復実行する過程で接合条件を適正に維持することが出来ず、良好な接合品質を安定して確保することが難しいという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、良好な接合品質を安定して確保することができる接合装置および接合用ツールを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の接合装置は、被接合部品を荷重と振動によって接合面に接合する接合装置であって、前記被接合部品に当接する接合用ツールと、この接合用ツールを前記被接合部品に押圧する押圧手段とを備え、前記接合用ツールは、横長形状の基部と、この基部に振動を付与する振動子と、前記基部に長手方向に直交して設けられた貫通孔に一方側から挿入され前記被接合部品に当接する部品当接部を貫通孔の他方側に突出させた姿勢で押付部材によって前記基部に固定された接合子とを有し、前記貫通孔の前記一方側に設けられた雌ねじ部と前記押付部材に設けられた雄ねじ部とのねじ締結力によって前記接合子を前記貫通孔の他方側の内面に設けられた接合子当接面に対して押し付けることにより前記接合子を前記基部へ固定する。
【0007】
請求項2記載の接合用ツールは、被接合部品を荷重と振動によって接合面に接合する接合用ツールであって、横長形状の基部と、この基部に振動を付与する振動子と、前記基部に長手方向に直交して設けられた貫通孔に一方側から挿入され前記被接合部品に当接する部品当接部を貫通孔の他方側に突出させた姿勢で押付部材によって前記基部に固定された接合子とを有し、前記貫通孔の前記一方側に設けられた雌ねじ部と前記押付部材に設けられた雄ねじ部とのねじ締結力によって前記接合子を前記貫通孔の他方側の内面に設けられた接合子当接面に対して押し付けることにより前記接合子を前記基部へ固定する。
【0008】
本発明によれば、基部に設けられた貫通孔の一方側に設けられた雌ねじ部に押付部材に設けられた雄ねじ部を螺合させて締結し、接合子を貫通孔の他方側内面に設けられた接合子当接面に対して押し付けて接合子を基部へ固定する構成とすることにより、基部を分割することなく接合子を基部に安定して固定することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の一実施の形態の接合装置の正面図、図2は本発明の一実施の形態の接合用ツールの斜視図、図3は本発明の一実施の形態の接合用ツールの正面図、図4、図5は本発明の一実施の形態の接合用ツールの部分断面図である。
【0010】
まず、図1を参照して接合装置の全体構造を説明する。1は支持フレームであって、その前面には第1昇降板2と第2昇降板3が昇降自在に設けられている。第1昇降板2にはシリンダ4が装着されており、そのロッド5は第2昇降板3に結合されている。第2昇降板3には接合ヘッド10が装着されている。支持フレーム1の上面にはZ軸モータ6が設けられている。Z軸モータ6は垂直な送りねじ7を回転させる。送りねじ7は第1昇降板2の背面に設けられたナット8に螺合している。したがってZ軸モータ6が駆動して送りねじ7が回転すると、ナット8は送りねじ7に沿って上下動し、第1昇降板2や第2昇降板3も上下動する。
【0011】
図1において、基板46の上面は被接合部品である電子部品40を接合する接合面である。基板46は基板ホルダ47上に載せられており、基板ホルダ47はテーブル48上に載せられている。テーブル48は可動テーブルであって、基板46をX方向やY方向へ水平移動させ、基板46を所定の位置に位置決めする。テーブル48は電子部品40に対して基板46を相対的に移動させる位置決め手段となっている。
【0012】
42はカメラであって、一軸テーブル43に装着されている。44はカメラ42から前方へ延出する鏡筒である。カメラ42を一軸テーブル43に沿って前進させ、鎖線で示すように鏡筒44の先端部を接合用ツール14の下面に吸着して保持された接合物としての例えばフリップチップなどのバンプ付きの電子部品40と基板46の間に位置させ、その状態で電子部品40と基板46の位置をカメラ42で観察する。
【0013】
53は認識部であり、カメラ42で撮像された電子部品40や基板46の画像を認識してこれらの位置を検出する。50は主制御部であり、モータ駆動部51を介してZ軸モータ6すなわち接合ヘッド10の昇降動作を制御し、テーブル制御部52を介してテーブル48すなわち基板46の位置決めを行う。また主制御部50は、認識部53によって検出された電子部品40と基板46の位置より、水平面内における両者の位置ずれを演算し、この位置ずれを補正するようにテーブル48を駆動する。さらに主制御部50には、荷重制御部54と吸引装置56が接続されている。
【0014】
押圧手段としてのシリンダ4は荷重制御部54を介して主制御部50に接続されており、シリンダ4のロッド5の突出力すなわち接合用ツール14でバンプ付き電子部品40を基板46に押し付ける押圧荷重が制御される。吸引装置56は主制御部50からの指令によって接合用ツール14による電子部品40の吸引・吸引解除を行う。超音波振動子から成る振動子17は、超音波振動子駆動部55を介して主制御部50に接続されており、主制御部50からの指令に従って超音波振動を行う。
【0015】
接合ヘッド10の本体11の下端部にはホルダ12が結合されている。ホルダ12にはブロック13が装着され、ブロック13には接合用ツール14が固定されている。ブロック13の側部には吸着パッド19を備えた突部13aが設けられており、吸着パッド19は接合用ツール14の上面に当接している。突部13aは吸引装置56に接続されており、後述するように吸着パッド19がホーン15の上面に当接することにより、吸引装置56によって電子部品40の吸着保持ができるようになっている。
【0016】
以下、図2、図3を参照して接合用ツール14について説明する。図2はブロック13から取り外した状態の接合用ツール14の斜め上方からの斜視図であり、また図3は、接合用ツール14の正面図とともに、振動子17によってホーン15に誘起される定在波振動の振幅のグラフを示している。
【0017】
図2に示すように、接合用ツール14は横長形状のホーン15(基部)を主体としている。ホーン15は金属材料(例えばステンレス、アルミニウム、チタン等)等から成り、矩形断面を有する棒状体となっており、ホーン15の1方側の側端部には振動子17が装着されている。振動子17を駆動することにより、ホーン15の長手方向に沿った矢印a方向に縦振動が付与される。従って振動子17は、ホーン15の長手方向に沿った方向に振動を付与する振動付与手段となっている。
【0018】
ホーン15の両側面には、それぞれリブ15cがホーン15と一体的に2カ所づつ中心振り分け配置で設けられている。2つのリブ15cの間の寸法は、振動成分を固定することによる振動の減衰を極小にするために、振動子17によって付与される縦振動の半波長(L/2)に等しくなるように設定される(図3参照)。なお、当該寸法は振動の減衰が許容できる範囲であればよく、必ずしもL/2に等しくなくてもよい。
【0019】
リブ15cはホーン15から外側に突出して設けられており、リブ15cに設けられた取付穴15fにボルト(図示省略)を挿入してブロック13に締結することにより、ホーン15はブロック13に両持ち支持状態で固定される。すなわち、4個の(2組の)リブ15cは、ホーン15をブロック13に固定する固定部となっている。
【0020】
このホーン15の固定において、4個のリブ15cをホーン15の中心点に関して対称に配置していることから、接合用ツール14をブロック13へバランスよく固定することができ、また押圧手段からホーン15に負荷された荷重をバランスよく支持することができる。なお、リブ15cの個数は4個に限られず、例えばホーン15の節の上方に2個設けてもよい。要は、ホーン15に負荷された荷重をバランスよく支持できればよく、この限りにおいてはリブの個数は何個であっても構わない。また取付穴15fにボルトを挿入して締結した状態においてボルトがホーン15の下面から突出しない構造となっており、ボンディング時に基板上の電子部品などとの干渉を生じることなく固定できるようになっている。
【0021】
ホーン15の略中央位置には、ホーン15の長手方向に直交して上下方向に貫通する貫通孔15b(図4参照)が設けられている。貫通孔15bには接合子30が装着される。接合子30は円柱体を加工して製作されており、円錐テーパ部を介して下方に突出した部品当接部30aが設けられている。接合子30は、貫通孔15bに一方側(上面側)から挿入され、電子部品40に当接する部品当接部30aを貫通孔15bの他方側(下面側)に突出させた姿勢で、押付部材31によってホーン15に固定されている。
【0022】
部品当接部30aに電子部品40が当接した状態で、接合用ツール14に押圧荷重を作用させることにより、電子部品40のバンプは基板46に押しつけられる。そしてこの状態で振動子17を駆動してホーン15に縦振動を付与することにより、電子部品40は基板46に荷重と振動により接合される。このとき、接合子30は4つのリブ15cの中央に位置していることから、大きい押圧荷重を必要とする大型部品を対象とする場合にあっても、均一な押圧状態が実現される。
【0023】
次に、ホーン15の振動特性について説明する。超音波振動子駆動部55により振動子17をホーン15に応じた適切な周波数(ホーン15を共振状態にする周波数であれば足りるが、望ましくは40kHz以上70kHz以下であって、さらに60kHz程度であると電子部品のボンディング上望ましい。)で駆動してホーン15に第1方向の縦振動を付与して共振状態を作り出すことにより、ホーン15には図3のグラフに示すような定在波振動が発生する。
【0024】
すなわちホーン15の定在波振動において、リブ15cの位置は水平方向の変位がほとんどない節となり、リブ15cの中心に位置する接合子30の位置は水平方向の振幅が最大となる腹に相当する。そして接合子30の振動は部品当接部30aを介して電子部品40に伝達される。なお、接合子30の位置はこの定在波振動の腹の位置に一致していることが望ましいが、ホーン15を固定するリブ15cの略中央に位置している限りにおいては、定在波振動の腹の位置から多少ずれていても良い。
【0025】
次に、ホーン15に設けられた真空吸引回路について説明する。図3に示すように、部品当接部30aの下面には電子部品を吸着して保持するための吸着孔30cが開孔している(図4も参照)。吸着孔30cは接合子30の内部に形成された吸引路30dと連通しており、接合子30がホーン15に固定された状態ではホーン15の内部に設けられた吸引路16aと連通する(図5参照)。吸引路16aはホーン15の上面に開孔された真空吸引孔16bと連通している。
【0026】
接合用ツール14がブロック13に固定された状態において、ブロック13に設けられた吸着パッド19がホーン15の上面に当接することにより(図1参照)、吸着孔30cは吸引路16aおよび真空吸引孔16bを介して吸着パッド19と連通する。すなわち、吸着パッド19は、真空吸引孔16bと真空吸引源である吸引装置56(図1参照)とを接続する接続手段となっており、吸引装置56を駆動してエアを吸引することにより、吸着孔30cから真空吸引し、部品当接部30aの下面に電子部品40を真空吸着して保持することができる。接合子30は、電子部品40を基板46に対して押圧すると共に、電子部品40の上面に当接して電子部品40を吸着して保持する吸着子としての機能を併せ有している。
【0027】
次に図4、図5を参照して接合子30のホーン15への装着について説明する。図4に示すように、接合子30の下部には円錐テーパ状のホーン当接面30bが設けられており、部品当接部30aはホーン当接面30bの下方に設けられている。貫通孔15bの下側の内面には、ホーン当接面30bに対応した内テーパ形状の接合子当接面15gが設けられている。
【0028】
貫通孔15bの上側には雌ねじ部15dが設けられており、雌ねじ部15dには、押付部材31に設けられた雄ねじ部31aが螺合する。押付部材31の上面にはねじ締結用の係合部としてのレンチ孔31cが設けられており、下面の中央部には突部31bが下方に突出して設けられている。係合部を六角ナットのような形状にしても構わない。突部31bは接合子30をホーン15へ装着した状態において接合子30の上面に当接する。
【0029】
図5は接合子30をホーン15に固定した状態を示している。接合子30は通孔15b内に上側から挿入され、押付部材31によって上側からホーン15に押し付けられて装着される。そして雌ねじ部15dと雄ねじ部31aとのねじ締結力によって、接合子30のホーン当接面30bをホーン15の接合子当接面15gに押し付けて密着させることにより、接合子30をホーン15に固定する。
【0030】
このとき、押付部材31による接合子30の押圧は、押付部材31の下面中央に設けられた突部31bを介して行われることから、接合子30は押付部材31との接触面精度不良による偏荷重を受けることなく、中央部に集中して荷重を受ける。これにより、ホーン当接面30bは接合子当接面15gに均一な状態で密着し、強固な固定が実現されるとともに、部品当接部30aが電子部品40に当接する部品当接面の水平度を良好な精度で確保できる。
【0031】
ここで接合子当接面15gは、ホーン15の下面側に向かって径が減少する下窄まり形状であることから、貫通孔15bがホーン15の下面に開口する開口部周囲の肉厚を十分に確保することができる。したがって接合子30をホーン15に固定する際の押圧荷重を十分な強度的余裕を持って受けることができ、接合子装着時のホーン15の変形を防止することができる。
【0032】
なお本実施の形態では、ホーン当接面30bおよび接合子当接面15gの形状として円錐状のテーパ面を採用しているが、本発明は必ずしもこの形状には限定されない。例えば、接合子に設けた平面状のホーン当接面を、ホーンに設けた平面状の接合子当接面に対して押し付ける構成でもよい。但し、本実施の形態に示すようにホーン当接面30bおよび接合子当接面15gを円錐状のテーパ面とすることにより、接合子30をより確実にホーン15に固定することができ、より望ましい結果を得ることができる。
【0033】
また押付部材31に接合子固定用のねじを設ける構成とすることにより、接合子30自体にはねじ加工が不要になる。したがって、接合子30の材質選定において超硬合金など強度や対摩耗性からは望ましいものの、ねじ加工に不適な材質電子部品あることから従来は選択することが出来なかったような材質を選択することが可能となる。そして部品接合動作時においては、接合子30に作用する上向きの接合反力は雌ねじ部15bと雄ねじ部31aとのねじ面圧を増大させるように作用することから、接合ツール14による接合動作を反復実行する過程において、ねじのゆるみに起因して生じる接合子30の固定状態の劣化を防止することができる。
【0034】
さらに上記構成においては、押付部材31をホーン15の長手方向の中心線に対して接合子30の反対側に位置させた配置となっている。これにより、押付部材31をホーン15から下方に突出した部品当接部30aの質量バランス部として利用することができる。押付部材31と接合子30はいずれも着脱自在な交換部品となっていることから、対象とする電子部品40の種類に応じて接合子30を交換する場合に、接合子30に対応した形状の押付部材31を組み合わせて用いることにより、ホーン15の振動分布および質量分布をホーン15の中心軸に対してほぼ対称とすることができる。これにより、接合子30の種類がその都度変更になるような用途においても、常に良好な質量バランスを確保して均一な振動伝達が実現される。
【0035】
上記説明したように、本実施の形態に示す接合用ツール14は、細長形状のホーン15に接合子30を着脱自在に装着する構成において、ホーン15に上下方向の貫通孔15bを設け、接合子30を貫通孔15bを上側から挿通させて接合子30を貫通孔15bの下側内面に設けられた接合子当接面15gにねじ締結力によって押し付ける構成を採用している。
【0036】
これにより、細長形状のホーン15を左右に分割することなく、接合子30をホーン15に固定することができる。したがって、ホーン本体を分割して接合子を挟み込む構造の従来技術と比較して、接合動作時の押圧荷重によって接合子装着部分に位置ずれや変形が生じにくく、接合子と部品との当接面の平面度が確保されるとともに、振動伝達特性の変動を防止することができる。このため接合作業を反復実行する過程で接合条件が適正に維持され、良好な接合品質を安定して確保することができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、基部に設けられた貫通孔の一方側に設けられた雌ねじ部に押付部材に設けられた雄ねじ部を螺合させて締結し、接合子を貫通孔の他方側内面に設けられた接合子当接面に対して押し付けて接合子を基部へ固定する構成としたので、基部を分割することなく接合子を基部に安定して固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の接合装置の正面図
【図2】本発明の一実施の形態の接合用ツールの斜視図
【図3】本発明の一実施の形態の接合用ツールの正面図
【図4】本発明の一実施の形態の接合用ツールの部分断面図
【図5】本発明の一実施の形態の接合用ツールの部分断面図
【符号の説明】
14 接合用ツール
15 ホーン
15b 貫通孔
15g 接合子当接面
17 振動子
30 接合子
30a 部品当接部
30b ホーン当接面
31 押付部材
40 電子部品
46 基板

Claims (2)

  1. 被接合部品を荷重と振動によって接合面に接合する接合装置であって、前記被接合部品に当接する接合用ツールと、この接合用ツールを前記被接合部品に押圧する押圧手段とを備え、前記接合用ツールは、横長形状の基部と、この基部に振動を付与する振動子と、前記基部に長手方向に直交して設けられた貫通孔に一方側から挿入され前記被接合部品に当接する部品当接部を貫通孔の他方側に突出させた姿勢で押付部材によって前記基部に固定された接合子とを有し、前記貫通孔の前記一方側に設けられた雌ねじ部と前記押付部材に設けられた雄ねじ部とのねじ締結力によって前記接合子を前記貫通孔の他方側の内面に設けられた接合子当接面に対して押し付けることにより前記接合子を前記基部へ固定することを特徴とする接合装置。
  2. 被接合部品を荷重と振動によって接合面に接合する接合用ツールであって、横長形状の基部と、この基部に振動を付与する振動子と、前記基部に長手方向に直交して設けられた貫通孔に一方側から挿入され前記被接合部品に当接する部品当接部を貫通孔の他方側に突出させた姿勢で押付部材によって前記基部に固定された接合子とを有し、前記貫通孔の前記一方側に設けられた雌ねじ部と前記押付部材に設けられた雄ねじ部とのねじ締結力によって前記接合子を前記貫通孔の他方側の内面に設けられた接合子当接面に対して押し付けることにより前記接合子を前記基部へ固定することを特徴とする接合用ツール。
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