JP2006339198A - 超音波接合ホーン及びこれを用いた超音波接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】生産効率を上げることができるとともに装置コストの低減化を図ることのできる超音波接合ホーン、及びこれを用いた超音波接合を提供する。
【解決手段】チップ部品の電極をワークの電極に押圧しながら、両電極に超音波振動及び熱を付与してこれら両電極を接合する超音波接合装置に用いる超音波接合ホーン17において、超音波発生手段に接続されこの超音波発生手段から発生した超音波振動を伝達するホーン本体171と、ホーン本体171における超音波振動の最大振幅部に超音波振動を伝達可能に設けられると共にチップ部品を吸着保持してワークに押圧可能な面を備える吸着部材19と、吸着部材19を所定温度に加熱するためのヒータ22とを有し、前記ヒータ22は、ホーン本体171と吸着部材19との間にホーン本体171への熱伝達を遮蔽する熱遮蔽部材21を介して取り付けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、電子部品などのチップ部品の電極をワークの電極に押圧しながら、両電極に超音波振動及び熱を付与して電極同士を接合するのに用いる超音波接合ホーン、及びこれを用いた超音波接合装置に関する。
電子部品などのチップ部品の電極を基板の電極に接合する場合、例えばチップ部品の電極を基板の電極に押圧しながら当該接合部位に超音波振動を付与する。それと同時に接合部位を100°C〜200°C程度に加熱する。加熱することで接合に要する時間を短縮することができ、また接合強度を高めることができる(特許文献1参照)。このような超音波接合に用いられる超音波接合ホーンは、例えば図6に示すように、ホーン本体171’、吸着部材19’及びヒータ22’を有する。吸着部材19’は、チップ部品を吸着保持可能とすると共に、押圧のための押圧面を備える。
特開2001−35888号公報
ところで、上述のような超音波接合においては、チップ部品の材質やサイズに応じて接合温度を変化させる必要がある。従来の超音波接合ホーンにおけるヒータ22’は、例えばカートリッジ式熱電極で構成され、ホーン本体171’を加熱することで、その熱を吸着部材19’に伝達させていた。つまり、ホーン本体171’の温度を変化させることにより吸着部材19’の温度を変化させていた。このため、吸着部材19’の温度が所望の温度になるまでの時間が長く、生産効率が低下する要因となった。
また、一般に超音波接合ホーンは、所定の周波数、例えば50kHzに共振するように設計されている。しかし、超音波接合ホーンに20°C〜30°C程度の温度変化があると、熱変形することにより、その固有振動数が設計時の固有振動数から微妙にずれてしまう。そこで、20°C〜30°C程度の温度幅毎に互い長さを変えて各温度に適切な専用の超音波接合ホーンを複数種類製作しておき、接合温度に応じて超音波接合ホーンを選択交換することで、各温度についての接合を行っていた。このため、交換作業の手間がかかると共に、複数個の超音波接合ホーンを製造する分、装置がコスト高となった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、生産効率を上げることができるとともに装置コストの低減化を図ることのできる超音波接合ホーン、及びこれを用いた超音波接合装置を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために、請求項1の超音波接合ホーンは、チップ部品7の電極31をワーク1の電極30に押圧しながら、両電極30,31に超音波振動及び熱を付与してこれら両電極30,31を接合する超音波接合装置に用いる超音波接合ホーン17において、超音波発生手段18に接続されこの超音波発生手段18から発生した超音波振動を伝達するホーン本体171と、ホーン本体171における超音波振動の最大振幅部に超音波振動を伝達可能に設けられると共にチップ部品7を吸着保持してワーク1に押圧可能な面を備える吸着部材19と、吸着部材19を所定温度に加熱するためのヒータ22とを有し、前記ヒータ22は、ホーン本体171と吸着部材19との間にホーン本体171への熱伝達を遮蔽する熱遮蔽部材21を介して取り付けられていることを特徴とする。
請求項2の超音波接合ホーン17は、前記ヒータ22がシート状体である。
請求項3の超音波接合ホーン17は、前記ヒータ22と吸着部材19の温度を検出する温度センサ223とが一体化している。
請求項4の超音波接合ホーン17は、前記熱遮蔽部材21Aは、冷却用の流体が循環する冷却流体循環流路21Rを内部に備えている。
請求項5の超音波接合装置は、チップ部品7の電極31をワーク1の電極30に押圧しながら、両電極30,31に超音波振動及び熱を付与してこれら両電極30,31を接合する超音波接合装置において、超音波振動を発生させる超音波発生手段18と、請求項1から請求項4のいずれかに記載の超音波接合ホーン17と、ワーク1を保持するワーク保持手段2と、吸着部材19に吸着保持されたチップ部品7の電極31とワーク保持手段2に保持されたワーク1の電極30とを押圧する押圧手段9と、ヒータ22を加熱するための電源供給手段11とを備えたことを特徴とする。
請求項6の超音波接合装置は、前記ヒータ22の加熱温度を複数段階に設定可能とする加熱温度変更手段24を有する。
本発明によると、ヒータ22は、ホーン本体171と吸着部材19との間にホーン本体171への熱伝達を遮蔽する熱遮蔽部材21を介して取り付けられているため、ヒータ22に生じた熱は、吸着部材19にのみ伝達し、ホーン本体171には伝達しない。したがって、ホーン本体171が熱変形することが無く、その固有振動は一定の周波数に保たれる。すなわち、異なる温度で電極30,31を加熱して接合するに際し、1つの超音波接合ホーン17で各温度に対応することができる。このため、超音波接合ホーン17の交換作業の手間を省くことができ、また装置の製造コストの低減化を図ることができる。そして、ホーン本体171の温度を変化させることなく、吸着部材19の温度を変化させることができるため、吸着部材19の温度が所望の温度になるまでの時間が短くて済み、生産効率が良い。
また、熱遮蔽部材21の内部に冷却用の空気または水が循環する流路21Rを設けることにより、ヒータ22に生じた熱がホーン本体171に伝達しないという作用効果をより一層高めることができる。また、ヒータ22は、温度センサ223を組み込んだシート状体で構成することにより、超音波接合ホーン17を簡素な構造とすることができる。
つまり、本発明によると、生産効率を上げることができるとともに装置コストの低減化を図ることのできる超音波接合ホーン、及びこれを用いた超音波接合装置が提供される。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお、本実施形態では、チップ部品としてバンプ付きの電子部品を基板に実装する場合を例にとって説明する。なお、チップ部品としては、その他に例えば、ICチップ、半導体チップ、光素子、表面実装部品、ウエハなどの種類や大きさに関係なく、基板と接合させる側の全ての形態を示す。また、基板としては、例えば、樹脂基板、ガラス基板、フィルム基板などチップ部品と接合される側の全ての形態を示す。
図1は本発明に係るホーンを備えた超音波接合装置の正面図、図2はホーンの要部構成を示す正面図、図3はホーンの要部構成を示す分解斜視図、図4はホーンの要部構成の他の例を示す分解斜視図である。本実施形態の超音波接合装置は、図1に示すように、基板1を吸着保持する基板ホルダ2を備えた可動テーブル3と、基台4の後部に立設した縦壁5に支持フレーム6を介して取り付けられ、先端でチップ部品7を吸着保持して基板1に実装(接合)する超音波接合ヘッド8を備えた圧着機構9と、基板ホルダ2に保持された基板1と超音波接合ヘッド8によって吸着保持されるチップ部品7の位置を認識するカメラ10と、これら可動テーブル3、超音波接合ヘッド8、圧着機構9、及びカメラ10などの駆動を制御する主制御部11などから構成される。
可動テーブル3は、図中左右と前後の水平2軸(X、Y)方向に移動自在に構成されている。また、可動テーブル3に備わった基板ホルダ2は、基板1が載置される表面部分に吸着孔(図示省略)が形成されており、当該吸着孔が図示しない真空ポンプと配管を介して連通接続されている。なお、本実施形態では、基板ホルダ2における基板1の保持を吸着式にしているが、吸着式に限らず、可動ツメを使った機械式保持、静電気を使った静電吸着、磁石を使った磁気吸着など、任意の保持構造を用いることができる。
圧着機構9は、支持フレーム6に固定されたシリンダ12と、シリンダ12の垂直下方に向けられたロッド13に連結した本体14と、本体14の下方先端に設けられた超音波接合ヘッド8とから構成されている。つまり、シリンダ12の伸縮動作に連動して超音波接合ヘッド8が昇降するように構成されている。
また、超音波接合ヘッド8は、図2に示すように、略U字形を上下反転させ、底面が本体の下部に連結されたフレーム15と、当該フレーム15の両側面に形成された貫通孔を両側から貫通する1組のブースター16と、フレーム15の内側で1組のブースター16によって挟み込まれた状態で着脱可能に保持されたホーン17とから構成されている。
ブースター16は、中央部分が太い円柱状であって、その両端が先端に向かうにつれて先細になるテーパー状となっている。また、図中左側のブースター16には、当該ブースター16に超音波振動を伝達付与するための圧電素子を備えた超音波発生器18を備えている。なお、超音波発生器18とブースター16、フレーム15によるブースター16の保持部分、及びブースター16とホーン17の各結節点は、超音波発生器18から付与された超音波振動によって共振するときに振動振幅がゼロとなるノーダルポイントに設定されている。
ホーン17は、図2のホーン17の部分を上下反転させた図3に示すように、ホーン本体171と、吸着部材19と、保持部材28と、ヒータ22と、断熱部材21とから構成されている。
ホーン本体171は、肉厚の板状の物であり、正面視して前後に格子状となるように貫通孔が形成されている。また、正面視したときに、下部中央から超音波振動の伝達方向の前後(図中の長手方向)に伸びる凹部26が形成されている。凹部26は、上側凹部261と下側凹部262とを備える段階状に形成されている。下側凹部262の中央の底面には、貫通孔20が形成される。貫通孔20は、図2の鎖線29で示すように、後述するヒータ22に形成された貫通孔22H、断熱部材21に形成された貫通孔21H、及び吸着部材19に形成された貫通孔27と連通接続するようになっている。なお、貫通孔20は、図示しない真空ポンプと連通接続されている。
吸着部材19は、セラミックス等の熱伝導性に優れる部材で構成され、図3に示すように、中央にチップ部品7を吸着する凸部32と、当該凸部32の基部からホーン17の超音波振動の伝達方向(図中の長手方向)である下方端部に向けて延びる斜面を有するテーパー状の側部とを有する。テーパー状の側部は、ホーン本体171の上側凹部261に収まる高さである。また、吸着部材19の中央には、表面から裏面にかけて貫通孔27が形成されている。すなわち、吸着部材19を凹部26に取り付けたときにホーン17の凹部26に形成された貫通孔20と当該貫通孔27同士が、連通接続されるように構成されている。なお、吸着部材19の表面は、超音波振動が付与されて基板1にチップ部品7が接合されるときにチップ部品7の表面との摩擦を抑制するために、フッ素樹脂のコーティングが施されている。また、超音波発生器18からブースター16を介して伝達した振動振幅が最大となる位置にある。
断熱部材21は、例えばゴムや樹脂などにより構成され、下側凹部262に収納可能なサイズとされる。その一端面には、ヒータ22を収納可能な凹部211が形成されている。なお、断熱部材21として、図4に示すように、その内部に冷却用の空気または水が循環する流路21Rを設けたものとしてもよい。この場合、冷却用の空気または水は、流路21Rの入口ポート212及び出口ポート213に接続された図示しない圧縮流体供給ポンプにより供給される。断熱部材21,21Aの面中央には、一端面から他端面にかけて貫通孔21Hが形成されている。
ヒータ22は、厚さ2mm程度のセラミックス板に電熱線及び温度センサ223を組み込んだシート状体で構成される。この組込は、例えば電熱線及び温度センサ223をセラミックス板の表面に成形させる形態や、セラミックス板の内部に埋め込む形態で実現される。当該電熱線は、リード線221を介して供給された電流により発熱する。ヒータ22に組み込まれた温度センサ223は、検出結果を主制御部11にフィードバック可能に構成されている。ヒータ22の面中央には、一端面から他端面にかけて貫通孔22Hが形成されている。ヒータ22は、断熱部材21に形成された凹部211に収納された形で断熱部材21と吸着部材19とにより挟み込まれた形となる。
保持部材28は、略立体台形状であり、上側凹部261に収納された吸着部材19の側部の斜面と、上側凹部261の底面及び側面とに密着する。また、その表面は、ホーン本体171の先端面と面一となるように構成されている。さらに、保持部材28の表面から当該保持部材28の裏面と密着するホーン本体171の上側凹部261の底面とにわたってネジ孔33及びネジ穴34が形成されている。当該ネジ孔33からネジ穴34にかけて締結部材であるネジ35を螺入することで、保持部材28がホーン本体171に締結される。このとき、ネジ35による締結動作にともなって吸着部材19の左右1対の側部が保持部材28で挟み込まれ、間接的に締結固定されるようになる。
図1に戻り、カメラ10は、水平2軸(X,Y)方向及び上下(Z)方向に移動可能である。また、超音波接合ヘッド側に向かって進退する鏡筒23を備えている。また、カメラ10をX軸方向に前進させ、ホーン17の吸着部材19に吸着保持されたチップ部品7と基板1の間に位置させる。その状態でチップ部品7と基板1の位置を認識及び観察し、観察結果を主制御部11に送信するようになっている。なお、両部材の位置を認識及び観察する手段としては、カメラ以外に、例えば、赤外線カメラ、センサなどの種類に関係なく基板1とチップ部品7の位置を認識できる全ての形態が適用できる。
主制御部11は、操作部24から設定入力された接合対象の基板1及びチップ部品7の種類に応じた接合条件(ヒータ22の加熱温度も含む)を図示しないパターンテーブルから選択し、選択したパターンを共振振幅制御部に送信する。また主制御部11は、可動テーブル3、シリンダ12、カメラ10、ヒータ22などの駆動も操作部24から設定入力された情報に基づいて総括的に制御している。また、ヒータ22の加熱温度を複数段階に設定可能とする。
次に、上記実施形態装置を用いて基板1にチップ部品7を接合する動作を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
先ず、操作部24から接合対象の基板1及びチップ部品7の種類を選択入力し、接合時間など種々の初期条件が設定される(ステップS1)。
初期設定が終了すると、基板ホルダ2に基板1が載置保持されるとともに、ホーン17の先端の吸着部材19によってチップ部品7が吸着保持されて接合処理が開始する(ステップS2)。
接合処理が開始すると、主制御部11の制御によって、カメラ10が作動する。カメラ10は、鏡筒23を前進させて基板1とチップ部品7の画像データを取得し、主制御部11に当該データを送信する。主制御部11は、受信した画像データに基づいて、基板1とチップ部品7の相対的な位置ズレを演算により求め、当該求めた検出結果に基づいて可動テーブル3をX、Y方向に移動させて位置ズレを補正する(ステップS3)。
位置ズレ補正が完了すると、主制御部11の制御に基づいてシリンダ12が作動し、超音波接合ヘッド8を所定位置まで降下させてチップ部品7を基板1に押圧する。同時に、ヒータ22により吸着部材19が所定温度に加熱される。ヒータ22に組み込まれた温度センサ223は、吸着部材19の温度を検出し、検出結果を主制御部11にフィードバックする。主制御部11は、その検出結果に基づいて、吸着部材19の温度が一定値になるようにヒータ22への供給電流を制御する。それとともに、主制御部11は超音波発生器18を駆動して、ブースター16を介してホーン17への超音波振動の付与を開始する(ステップS4)。ホーン17に伝達された超音波振動は、中央に締結された吸着部材19に伝達され、ホーン17全体が図中左右、すなわちチップ部品7及び基板1の厚み方向に直交する方向に沿った方向に振動してチップ部品7の電極31を基板1の電極30に擦りつける。
また、主制御部11は、内部に備わったタイマにより接合時間をカウントしており、予め設定された所定時間になると(ステップS5)、超音波発生器18からホーン17への超音波振動の付与が停止し、超音波接合ヘッド8が上昇して基板1が取り出され、本接合処理が終了する。
以上のように、ヒータ22は、ホーン本体171と吸着部材19との間にホーン本体171への熱伝達を遮蔽する断熱部材21を介して取り付けられているため、ヒータ22に生じた熱は、吸着部材19にのみ伝達し、ホーン本体171には伝達しない。したがって、ホーン本体171が熱変形することが無く、その固有振動は一定の周波数に保たれる。すなわち、異なる温度で電極30,31を加熱して接合するに際し、1つのホーン17で各温度に対応することができる。このため、ホーン17の交換作業の手間を省くことができ、また装置の製造コストの低減化を図ることができる。そして、ホーン本体17の温度を変化させることなく、吸着部材19の温度を変化させることができるため、吸着部材19の温度が所望の温度になるまでの時間が短くて済み、生産効率が良い。
また、断熱部材21の内部に冷却用の空気または水が循環する流路21Rを設けることにより、ヒータ22に生じた熱がホーン本体171に伝達しないという作用効果をより一層高めることができる。ヒータ22は、温度センサ223を組み込んだシート状体で構成されるため、ホーン17を簡素な構造とすることができる。
また、ネジ35により保持部材28をホーン17に締結する位置が、振動振幅がゼロとなるノーダルポイントに設定されているので、ネジ35への超音波振動の伝達を回避し、超音波振動により発生しがちなネジ緩みや金属疲労が回避される。すなわち、超音波接合ヘッド8を長期にわたって使用することができ、作業効率の向上を図ることができる。
さらに、超音波接合ヘッド8の消耗部品である吸着部材19が簡素な構成により交換が可能であるので、メンテナンス効率の向上を図ることもできる。
以上、本発明の実施の形態について説明を行ったが、上に開示した実施の形態は、あくまで例示であって、本発明の範囲はこれら実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、更に特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
本発明に係るホーンを備えた超音波接合装置の正面図である。 ホーンの要部構成を示す正面図である。 ホーンの要部構成を示す分解斜視図である。 ホーンの要部構成の他の例を示す分解斜視図である。 本発明に係る超音波接合装置の動作を説明するフローチャートである。 従来のホーンの要部構成を示す斜視図である。
符号の説明
1 基板(ワーク)
2 基板ホルダ(ワーク保持手段)
7 チップ部品
9 圧着機構(押圧手段)
11 主制御部(電源供給手段)
17 ホーン(超音波接合ホーン)
18 超音波発生器(超音波発生手段)
19 吸着部材
21 断熱部材(熱遮蔽部材)
21A 熱遮蔽部材
21R 流路(冷却流体循環流路)
22 ヒータ
223 温度センサ
24 操作部(加熱温度変更手段)
30 電極
31 電極
171 ホーン本体

Claims (6)

  1. チップ部品の電極をワークの電極に押圧しながら、両電極に超音波振動及び熱を付与してこれら両電極を接合する超音波接合装置に用いる超音波接合ホーンにおいて、超音波発生手段に接続されこの超音波発生手段から発生した超音波振動を伝達するホーン本体と、ホーン本体における超音波振動の最大振幅部に超音波振動を伝達可能に設けられると共にチップ部品を吸着保持してワークに押圧可能な面を備える吸着部材と、吸着部材を所定温度に加熱するためのヒータとを有し、前記ヒータは、ホーン本体と吸着部材との間にホーン本体への熱伝達を遮蔽する熱遮蔽部材を介して取り付けられていることを特徴とする超音波接合ホーン。
  2. 前記ヒータがシート状体である請求項1に記載の超音波接合ホーン。
  3. 前記ヒータと吸着部材の温度を検出する温度センサとが一体化している請求項1または請求項2に記載の超音波接合ホーン。
  4. 前記熱遮蔽部材は、冷却用の流体が循環する冷却流体循環流路を内部に備えている請求項1から請求項3のいずれかに記載の超音波接合ホーン。
  5. チップ部品の電極をワークの電極に押圧しながら、両電極に超音波振動及び熱を付与してこれら両電極を接合する超音波接合装置において、超音波振動を発生させる超音波発生手段と、請求項1から請求項4のいずれかに記載の超音波接合ホーンと、ワークを保持するワーク保持手段と、吸着部材に吸着保持されたチップ部品の電極とワーク保持手段に保持されたワークの電極とを押圧する押圧手段と、ヒータを加熱するための電源供給手段とを備えたことを特徴とする超音波接合装置。
  6. 前記ヒータの加熱温度を複数段階に設定可能とする加熱温度変更手段を有する請求項5に記載の超音波接合装置。
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