JP2008145310A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】リアルタイムにハイパスフィルタの電位差を検出でき、電位差を直接監視しながらぶれ出力の補正を行うことができる撮影装置を提供する。
【解決手段】本発明の撮像装置は、画像のぶれを検出するためのぶれ検出手段1240と、ぶれ検出手段1240に接続されたハイパスフィルタ1241と、ハイパスフィルタ1241を構成する受動回路素子の両端の電位差を検出する電位差検出手段と、電位差検出手段により検出された電位差が予め設定された許容範囲内になるようにハイパスフィルタ1241に加わる基準電圧を調整する基準電圧調整手段104と、ぶれ検出手段1240により検出されたぶれを補正するぶれ補正手段5Aとを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は、画像のぶれを補正する補正手段を有する撮像装置の改良に関する。
従来から、撮像装置には、カメラ本体のぶれを検出するためのぶれ検出手段として例えばジャイロセンサを備えたものが知られている。そのジャイロセンサには、ハイパスフィルタが接続されている。このハイパスフィルタは、例えば、コンデンサと抵抗とから構成され、コンデンサの一側はジャイロセンサの出力端子に接続され、コンデンサの他側には基準電圧が印加されている。ハイパスフィルタは、ジャイロセンサの出力電圧変動としての直流成分を除去する機能を果たし、ぶれ検出手段はその直流成分が除去されたぶれ信号(ぶれに起因する交流成分)を出力するものとされている。
ジャイロセンサの出力端子から出力される出力電圧と基準電圧との差(電位差)をジャイロセンサのぶれ出力感度(カメラ本体が1sec当たり1度回転したときの回転角に対する出力mV/deg/sec)で除算すると、カメラ本体の角速度が得られ、この角速度を積分することによって、カメラ本体の移動量が得られ、このカメラ本体の移動量に応じてぶれ補正手段により例えばCCDを移動させることによって、画像のぶれが補正される。
ところで、ハイパスフィルタは、電源立ち上げ時にそのハイパスフィルタの電位差分の充電を必要とするため、応答遅れが発生する。ことに、低周波まで検出可能な時定数の大きなハイパスフィルタを用いることにすると、コンデンサの充電に時間がかかるため、電源オン直後からぶれ補正を行うことができないという不都合がある。
従来の撮像装置には、この応答遅れを解消して高速立ち上げを行いかつ過充電を防止するために、高速充電回路(ハイパスフィルタの時定数を変更する回路)が組み込まれている。
しかしながら、この高速充電回路を用いた場合、ぶれ振動の振動目標値としてのハイパスフィルタの出力そのものに追従するため、ハイパスフィルタの基準電圧を設定できず、応答遅れの発生原因を除去する目的で、ハイパスフィルタの電位差が「0」となるように基準電圧を調整して応答時間の改善を図る技術が提案されている(特許文献等1参照)。
特開2006−214799
ところが、この特許文献等1に開示の技術は、ハイパスフィルタの入力電圧と出力電圧とを別々にアナログデジタル(A/D)変換し、平均化演算を行って補正値を求めるものであるので、この変換に時間を要すると共に、正確なデータを取得できないという不都合がある。
また、この特許文献等1に開示の技術の場合、カメラ本体に振動が存在する状況下では、補正値を求めるのが更に困難であるという不都合がある。
本発明は、上記の事情に鑑みて為されたもので、リアルタイムにハイパスフィルタの電位差を検出でき、電位差を直接監視しながらぶれ出力の補正を行うことができる撮影装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の撮像装置は、画像のぶれを検出するためのぶれ検出手段と、該ぶれ検出手段に接続されたハイパスフィルタと、該ハイパスフィルタを構成する受動回路素子の両端の電位差を検出する電位差検出手段と、該電位差検出手段により検出された電位差が予め設定された許容範囲内になるように前記ハイパスフィルタに加わる基準電圧を調整する基準電圧調整手段と、前記ぶれ検出手段により検出されたぶれを補正するぶれ補正手段とを有することを特徴とする。
請求項2に記載の撮像装置は、画像のぶれを検出するためのぶれ検出手段と、該検出手段に接続されたハイパスフィルタと、該ハイパスフィルタを構成する受動回路素子の両端の電位差を検出する電位差検出手段と、該電位差検出手段により検出された電位差に基づき前記ハイパスフィルタに加わる基準電圧を演算により補正する基準電圧補正手段と、該基準電圧補正手段の補正結果に基づいて前記ぶれ検出手段により検出されたぶれを補正するぶれ補正手段とを有することを特徴とする。
請求項3に記載の撮像装置は、前記受動回路素子はコンデンサであり、該コンデンサを高速充電するための高速充電回路を有し、前記コンデンサの両端の電位差が予め設定された許容範囲の範囲外のとき、前記高速充電回路を作動させて前記コンデンサに高速充電を行うことを特徴とする。
請求項4に記載の撮像装置は、前記コンデンサの高速充電中に、前記基準電圧を調整することを特徴とする。
請求項5に記載の撮像装置は、カメラ本体の内部温度を検出する温度検出手段を有し、該温度検出手段による内部温度情報に基づいて前記予め設定された許容範囲を変更することを特徴とする。
請求項6に記載の撮像装置は、前記ハイパスフィルタの両端の電位差と予め設定された値とに基づいてぶれ検出手段により検出されたぶれ出力を補正することを特徴とする。
請求項7に記載の撮像装置は、前記予め設定された値が前記ハイパスフィルタの両端の電位差を検出する電位差検出手段を構成するアンプリファイアのゲインとぶれ検出手段により検出されたぶれ出力を増幅する増幅回路部のゲインとによって決められていることを特徴とする。
請求項8に記載の撮像装置は、前記電位差検出手段が差動増幅回路から構成されていることを特徴とする。
請求項9に記載の撮像装置は、前記基準電圧補正手段は、前記電位差検出手段により検出された電位差を所定のタイミングで記憶し、この検出された電位差に基づき前記ぶれ出力手段の変動量を補正することを特徴とする。
請求項10に記載の撮像装置は、前記ハイパスフィルタの両端の電位差と予め設定された値とに基づい前記てぶれ検出手段により検出されたぶれ出力を補正することを特徴とする。
請求項11に記載の撮像装置は、前記予め設定された値が前記ハイパスフィルタの両端の電位差を検出する電位差検出手段を構成するアンプリファイアのゲインとぶれ検出手段により検出されたぶれ出力を増幅する増幅回路部のゲインとによって決められていることを特徴とする。
本発明によれば、リアルタイムにハイパスフィルタの電位差を検出でき、電位差を直接監視しながらぶれ出力の補正を行うことができる。
従って、応答特性の向上を図ると共に、ぶれ補正精度の向上を図ることができる。
以下に、本発明に係わる撮影装置としてのデジタルカメラの発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
(デジタルカメラの一般的構成)
図1は本発明に係わる撮像装置としてのデジタルカメラの一例を示す正面図、図2はその背面図、図3はその上面図、図4はそのデジタルカメラの内部のシステム構成の概要を示すブロック回路図である。
図1において、カメラ本体の上面(被写体側を正面としたときの上面)には、レリーズスイッチ(レリーズシャッター)SW1、モードダイアルSW2、図3に示すサブ液晶ディスプレイ(サブLCDともいう)1が配設されている。
カメラ本体の正面(被写体側)には、撮影レンズを含む鏡胴ユニット7、光学ファインダ4、ストロボ発光部3、測距ユニット5、リモートコントロール受光部6が設けられている。
カメラの背面(撮影者側)には、図2に示すように電源スイッチSW13、LCDモニタ10、AFLED8、ストロボLED9、光学ファインダ4、広角方向ズームスイッチSW3、望遠方向ズームスイッチSW4、セルフタイマの設定・削除スイッチSW5、メニュースイッチSW6、上移動・ストロボセットスイッチSW7、右移動スイッチSW8、ディスプレイスイッチSW9、下移動・マクロスイッチSW10、左移動・画像確認スイッチSW11、OKスイッチSW12、ぶれ補正スイッチSW14が設けられている。カメラ本体の側面にはメモリカード/電池装填室の蓋2が設けられている。
次にカメラの内部のシステム構成を説明する。
図4において、104はデジタルスチルカメラプロセッサ(以下、プロセッサともいう)である。
プロセッサ104は、A/D変換器10411、CCD1信号処理ブロック1041、CCD2信号処理ブロック1042、CPUブロック1043、ローカルSRAM1044、USBブロック1045、シリアルブロック1046、JPEG・CODECブロック(JPEG圧縮・伸長を行うブロック)1047、RESIZEブロック(画像データのサイズを補間処理により拡大・縮小するブロック)1048、TV信号表示ブロック(画像データを液晶モニタ・TV等の表示機器に表示させるためのビデオ信号に変換するブロック)1049、メモリカードコントローラブロック(撮影画像データを記録するメモリカードの制御を行うブロック)10410を有している。これらの各ブロックは相互にバスラインで接続されている。
プロセッサ104の外部にはRAW−RGB画像データ(ホワイトバランス設定、γ設定が行われた状態の画像データ)、YUV画像データ(輝度データ、色差データ変換が行われた状態の画像データ)、JPEG画像データ(JPEG圧縮された状態の画像データ)を保存するSDRAM103が配置され、SDRAM103はプロセッサ104にメモリコントローラ(図示を略す)、バスラインを介して接続されている。
プロセッサ104の外部には、更に、RAM107、内蔵メモリ(メモリカードスロットルにメモリカードが装着されていない場合でも撮影画像データを記憶するためのメモリ)120、制御プログラム、パラメータなどが格納されたROM108が設けられ、これらもバスラインによってプロセッサ104に接続されている。
ROM108に格納されている制御プログラムは、カメラの電源スイッチSW13をオンすると、プロセッサ104のメインメモリ(図示を略す)にロードされ、プロセッサ104は制御プログラムに従って各部の動作制御を行うと共に、制御データ、パラメータ等をRAM107等に一時的に保存させる。
鏡胴ユニット7は、レンズ系としてのズームレンズ71aを有するズーム光学系71、レンズ系としてのフォーカスレンズ72aを有するフォーカス光学系72、絞り73aを有する絞りユニット73、メカニカルシャッター74aを有するメカニカルシャッターユニット74からなるレンズ鏡筒を備えている。
ズーム光学系71、フォーカス光学系72、絞りユニット73、メカニカルシャッターユニット74は、ズームモータ71b、フォーカスモータ72b、絞りモータ73b、メカニカルシャッターモータ74bによってそれぞれ駆動されるようになっている。
これらの各モータはモータドライバ75によって駆動され、モータドライバ75はプロセッサ104のCPUブロック1043によって制御される。
鏡胴ユニット7の各レンズ系によりCCD101に被写体像が結像され、CCD101は被写体像を画像信号に変換してF/E−IC102に画像信号を出力する。F/E−IC102は画像ノイズ除去用のため相関二重サンプリングを行うCDS1021、利得調整用のAGC1022、アナログデジタル変換を行うA/D変換部1023から構成されている。すなわち、F/E−IC102は画像信号に所定の処理を施し、アナログ画像信号をデジタル信号に変換してプロセッサ104のCCD1信号処理ブロック1041に向けてデジタル信号を出力する。
これらの信号制御処理は、プロセッサ104のCCD1信号処理ブロック1041から出力される垂直同期信号VD・水平同期信号HDによりTG1024を介して行われる。そのTG1024は垂直同期信号VD・水平同期信号HDに基づき駆動タイミング信号を生成する。
プロセッサ104のCPUブロック1043は、音声記録回路1151による音声記録動作を制御するようになっている。音声記録回路1151はマイクロフォンで1153で変換された音声記録信号のマイクロフォンアンプリファイア1152による増幅信号を指令に応じて記録する。CPUブロック1043は、音声再生回路1161の動作も制御する。音声再生回路1161は、指令により適宜メモリに記憶されている音声信号を再生してオーディオアンプリファイア1162に出力し、スピーカ1163から音声を出力させるように構成されている。
CPUブロック1043は、更に、ストロボ回路114を制御することによってストロボ発光部3から照明光を発光させる。これに加えて、CPUブロック1043は、測距ユニット5も制御する。
CPUブロック1043は、プロセッサ104のサブCPU109に接続され、サブCPU109はLCDドライバ111を介してサブLCD1による表示制御を行う。サブCPU109は、更に、AFLED8、ストロボLED9、リモートコントロール受光部6、操作スイッチSW1〜SW14からなる操作キーユニット、ブザー113に接続されている。
USBブロック1045はUSBコネクタ122に接続され、シリアルブロック1046はシリアルドライバ回路1231を介してRS−232Cコネクタ1232に接続されている。TV信号表示ブロック1049は、LCDドライバ117を介してLCDモニタ10に接続されると共に、ビデオアンプリファイア(TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号を75Ωインピーダンスに変換するためのアンプリファイア)118を介してビデオジャック(カメラをTV等の外部表示機器に接続するためのジャック)119に接続されている。メモリカードコントローラブロック10410はメモリカードスロット121のカード接点との接点に接続されている。
LCDドライバ117はLCDモニタ10を駆動すると共に、TV信号表示ブロック1049から出力されたビデオ信号をLCDモニタ10に表示させる信号に変換する役割を果たす。LCDモニタ10は撮影前の被写体の状態監視、撮影画像確認及びメモリカード又は内蔵メモリ120に記録された画像データ表示のために用いられる。
デジタルカメラの本体には、鏡胴ユニット7の一部を構成する固定筒(図示を略す)が設けられている。固定筒にはCCDステージ1251がX−Y方向に移動可能に設けられている。CCD101はぶれ補正手段5Aの一部を構成するCCDステージ1251に搭載され、CCDステージ1251の詳細なメカニカルな構造の説明は省略する。
CCDステージ1251はアクチュエータ1255によって駆動され、アクチュエータ1255はドライバー1254によって駆動制御される。ドライバー1254はコイルドライブMD1とコイルドライブMD2とから構成されている。ドライバー1254はアナログデジタル変換器IC1に接続され、アナログデジタル変換器IC1はCPUブロック1043に接続され、アナログデジタル変換器IC1にはCPUブロック1043から制御データが入力される。
固定筒にはぶれ補正スイッチSW14がオフ、電源スイッチSW13がオフのときにCCDステージ1251を中央位置に保持する基準位置強制保持機構1263が設けられている。基準位置強制保持機構1263はアクチュエータとしてのステッピングモータSTM1により制御され、ステッピングモータSTM1はドライバー1261によって駆動される。ドライバー1261にはROM108から制御データが入力される。
CCDステージ1251には位置検出素子1252が取り付けられている。位置検出素子1252の検出出力はオペレーショナルアンプリファイア1253に入力され、増幅されてA/D変換器10411に入力される。カメラ本体にはぶれ検出部5Bの一部を構成するジャイロセンサ1240がピッチ方向とヨー方向との回転を検出可能に設けられ、ジャイロセンサ1240の検出出力はハイパスフィルタ1241を通過した後、ローパスフィルター兼用のアンプリファイア1242を介してA/D変換器10411に入力される。
次に、本発明に係わるカメラの一般的な動作概要を説明する。
モードダイアルSW2を撮影モードに設定して電源スイッチSW13を押すと、カメラが撮影モードで起動される。また、モードダイアルSW2を再生モードに設定して電源スイッチSW13を押すと、カメラが再生モードで起動される。プロセッサ104はモードダイアルSW2のスイッチの状態が撮影モードであるか、再生モードであるかを判断する。
また、プロセッサ104はモータドライバ75を制御し、鏡胴ユニット7のレンズ鏡筒を撮影可能な位置に移動させる。更に、プロセッサ104はCCD101、F/E−IC102、LCDモニタ10等の各回路に電源を投入して動作を開始させる。各回路の電源が投入されると、ファインダーモードの動作が開始される。
ファインダーモードでは、各レンズ系を通して撮像素子(CCD101)に入射した光が光電変換されて、R、G、Bのアナログ信号としてCDS回路1021、A/D変換器1023に送信される。A/D変換器1023はアナログ信号をデジタル変換し、デジタル信号はデジタル信号処理IC(SDRAM103)内のYUV変換部でYUV画像データに変換され、図示を略すメモリコントローラによってフレームメモリに書き込まれる。
YUV信号はメモリコントローラによって読み出され、TV信号表示ブロック1049を介してTV(図示を略す)やLCDモニタ10へ送信され、これにより撮影画像の表示が行われる。この処理は1/30sec間隔で行われ、1/30secごとに更新されるファインダーモードの表示となる。すなわち、モニタリング処理が実行される。ついで、モードダイアルSW2の設定変更が行われたか否かを判断する。モードダイアルSW2の設定がそのままの場合には、レリーズスイッチSW1を操作することにより撮影処理が実行される。
再生モードでは、プロセッサ104は撮影済み画像をLCDモニタ10に表示させる。ついで、プロセッサ104はモードダイアルSW2の設定が変更されたか否かを判断し、プロセッサ104はモードダイアルSW2の設定が変更された場合には最初の処理に移行する。
これらの回路構成は、公知であるのでその詳細な説明は省略することとし、以下、本発明の特徴部分であるぶれ検出部5Bと後述する温度検出部5Cとプロセッサ104との関係を説明する。
(実施例1)
ぶれ検出部5Bは、図5、図6に示すようにヨー方向を検出するためのヨー方向検出部10Aとピッチ方向を検出するためのピッチ方向検出部10Bとからなっている。
ヨー方向検出部10Aは、ヨー方向を検出するためのぶれ検出手段としてのジャイロセンサS1と基準電圧調整手段の一部を構成するデジタルアナログコンバータ(DAC)20Aとハイパスフィルタ部(HPF)21Aと増幅回路部(LPF)22Aと電位差検出回路部(電位差検出手段)23Aとからなっている。
ピッチ方向検出部10Bは、ピッチ方向を検出するためのぶれ検出手段としてのジャイロセンサS2と基準電圧調整手段の一部を構成するデジタルアナログコンバータ(DAC)20Bとハイパスフィルタ部(HPF)21Bと増幅回路部(LPF)22Bと電位差検出回路部(電位差検出手段)23Bとからなっている。
デジタルアナログコンバータ(DAC)20Aとデジタルアナログコンバータ(DAC)20Bとは、ここでは2チャンネルの1個の回路素子から構成され、プロセッサ104からシリアルクロック信号SCK、チップセレクト信号CS、チャネルセレクト信号・DA変換データDIが入力される。
このデジタルアナログコンバータ(DAC)20Aからピッチ方向基準電圧信号系統線PLとヨー方向基準電圧信号系統線YLとが引き出されている。ヨー方向基準電圧信号系統線YLはヨー方向基準電圧YVをハイパスフィルター部(HPF)21Aに供給するのに用いられ、ピッチ方向基準電圧信号系統線PLはピッチ方向基準電圧PVをハイパスフィルタ部(HPF)21Bに供給するのに用いられる。
ここで、基準電圧YV、PVとはジャイロセンサの出力端子(後述する)からぶれ信号が出力されていないときに設計的に定められている値である。
チップセレクト信号CS、チャネルセレクト信号・DA変換データDIによって、ヨー方向基準電圧YVの調整とピッチ方向基準電圧YVとが設定される。なお、デジタルアナログコンバータ(DAC)20A、20Bには電源用のコンデンサC31が接続され、コンデンサC31の+側には所定電圧が印加され、−側はアースされている。
ジャイロセンサS1の第1端子S1aは電源用のコンデンサC13の+側に接続され、コンデンサC13の−側はアースされている。コンデンサC13のプラス側電極には所定電圧が印加されている。
ハイパスフィルター(HPF)部21Aは受動回路素子としてのコンデンサC11と抵抗R11と抵抗R12と切り替えスイッチASW1とを有する。ジャイロセンサS1の第2端子(出力端子)S1bはコンデンサC11の一側に接続されている。ジャイロセンサS1の第3端子S1cはアースされ、ジャイロセンサS1の第4端子S1dは開放されている。
コンデンサC11の他側は抵抗R11の一側に接続されると共に抵抗R12の一側に接続されている。抵抗R11の他側はヨー方向基準電圧信号系統線YLに接続されている。抵抗R12の他側は切り替えスイッチASW1を介してヨー方向基準電圧信号系統線YLに接続されている。その切り替えスイッチASW1にはプロセッサ104から高速充電信号が入力される。
ここで、コンデンサC11と抵抗R11とはハイパスフィルタを構成し、抵抗R12と切り替えスイッチASW1とは高速充電回路を構成している。
抵抗R11は抵抗R12よりも大きく設定され、切り替えスイッチASW1がプロセッサ104からの高速充電信号によってオンされると、抵抗R12を介してコンデンサC11に高速充電が行われる。
増幅回路部(LPF)22Aは、オペレーショナルアンプリファイアOP11とコンデンサC12と抵抗R14と抵抗R13とを有する。オペレーショナルアンプリファイアOP11の+端子にはコンデンサC11を介してジャイロセンサS1の出力信号が入力される。オペレーショナルアンプリファイアOP11の−端子は抵抗R13を介してヨー方向基準電圧信号系統線YLに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP11の出力端子はコンデンサC12の一側に接続されている。コンデンサC12の他側はオペレーショナルアンプリファイアOP11の−側に接続されている。コンデンサC12と抵抗R14とはローパスフィルタを構成している。
ハイパスフィルター(HPF)部21Aは、画像の揺れ動きを防止するため、ジャイロセンサS1の出力信号に含まれる直流成分を除去する役割を果たし、増幅回路部(LPF)22Aは、画像の高画質化を図るためローパスフィルタによってノイズ信号を除去しつつその出力信号を増幅して、ヨー方向のぶれ出力を処理回路104のADC/INY2端子に向けて出力する機能を果たす。
電位差検出回路部23Aは、オペレーショナルアンプリファイアOP12とオペレーショナルアンプリファイアOP13と抵抗R15と抵抗R16と抵抗R17とから構成されている。
オペレーショナルアンプリファイアOP12の+端子はコンデンサC11の他側とオペレーショナルアンプリファイアOP11の+端子と抵抗R11の一側と抵抗R12の一側とに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP12はハイパスフィルターの出力側のインピーダンスが高いため、インピーダンス変換を行うためのバッファ回路として機能する。
オペレーショナルアンプリファイアOP12の出力端子は抵抗R16を介してオペレーショナルアンプリファイアOP13の+端子に接続されると共にオペレーショナルアンプリファイアOP12の−側に接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP13の−端子は抵抗R15を介してジャイロセンサS1の第2端子S1bに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP13の出力端子は抵抗R17を介してオペレーショナルアンプリファイアOP13の−端子に接続されている。抵抗R18の一側はオペレーショナルアンプリファイアOP13の+端子に接続され、抵抗R18の他側はヨー方向基準電圧信号系統線YLに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP13の出力端子からはヨー方向電位差出力が処理回路104のADC/INY1端子に入力される。
抵抗R15の抵抗値と抵抗R16の抵抗値、抵抗R17の抵抗値と抵抗R18の抵抗値とはそれぞれ等しく設定され、オペレーションアンプリファイアOP13の入力端子によって基準電圧YVに対するハイパスフィルタの電位差SYVが検出され、オペレーションアンプリファイアOP13の出力端から、(α=抵抗R17の抵抗値/抵抗R15の抵抗値)倍に増幅されたヨー方向電位差出力α・SYVが出力される。
従って、増幅回路部(LPF)22Aの抵抗R13と抵抗R14とで決まる増幅回路部(LPF)22Aのゲインと電位差検出回路部23Aの抵抗R17と抵抗R15とによって決まるゲインとに一定の関係を与えれば、ハイパスフィルタの電位差SYVに基づくヨー方向ぶれ出力YBVの変動量を求めることができ、誤充電によるヨー方向ぶれ出力YBVの誤差を補正できる。
ここで、増幅回路部(LPF)22Aのゲインと電位差検出回路部23Aのゲインとに一定の比例関係があるものとし、比例係数をKとすると、
ヨー方向ぶれ出力YBVの補正値=(電位差SYV*K)−基準電圧YV (1)
である。
ジャイロセンサS2の第1端子S2aは電源用のコンデンサC23の+側に接続され、コンデンサC23の−側はアースされている。コンデンサC23のプラス側電極には所定電圧が印加されている。
ハイパスフィルタ(HPF)部21BはコンデンサC21と抵抗R21と抵抗R22と切り替えスイッチASW2とを有する。ジャイロセンサS2の第2端子(出力端子)S2bはコンデンサC21の一側に接続されている。ジャイロセンサS2の第3端子S2cはアースされ、ジャイロセンサS2の第4端子S2dは開放されている。
コンデンサC21の他側は抵抗R21の一側に接続されると共に切り替えスイッチASW2の一側に接続されている。抵抗R21の他側はピッチ方向基準電圧信号系統線PLに接続されている。切り替えスイッチASW2の他側は抵抗R22を介してピッチ方向基準電圧信号系統線PLに接続されている。その切り替えスイッチASW2にはプロセッサ104から高速充電信号が入力される。
ここで、コンデンサC21と抵抗R21とはハイパスフィルタを構成し、抵抗R22と切り替えスイッチASW2とは高速充電回路を構成している。
抵抗R21は抵抗R22よりも大きく設定され、切り替えスイッチASW1がプロセッサ104からの高速充電信号によってオンされると、抵抗R22を介してコンデンサC21に高速充電が行われる。
増幅回路部(LPF)22Bは、オペレーショナルアンプリファイアOP21とコンデンサC22と抵抗R24と抵抗R23とを有する。オペレーショナルアンプリファイアOP21の+端子にはコンデンサC21を介してジャイロセンサS2の出力信号が入力される。オペレーショナルアンプリファイアOP21の−端子はピッチ方向基準電圧信号系統線PLに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP21の出力端子はコンデンサC22の一側に接続されている。コンデンサC22の他側はオペレーショナルアンプリファイアOP21の−側に接続されている。コンデンサC22と抵抗R24とはローパスフィルタを構成している。
ハイパスフィルター(HPF)部21Bは、画像の揺れ動きを防止するため、ジャイロセンサS2の出力信号に含まれる直流成分を除去する役割を果たし、増幅回路部(LPF)22Bは、画像の高画質化を図るためローパスフィルタによってノイズ信号を除去しつつその出力信号を増幅して、ピッチ方向のぶれ出力をプロセッサ104のADC/INP2端子に向けて出力する機能を果たす。
電位差検出回路部23Bは、オペレーショナルアンプリファイアOP22とオペレーショナルアンプリファイアOP23と抵抗R25と抵抗R26と抵抗R27とから構成されている。
オペレーショナルアンプリファイアOP22の+端子はコンデンサC21の他側とオペレーショナルアンプリファイアOP21の+端子と抵抗R21の一側と抵抗R22の一側とに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP22はハイパスフィルターの出力側のインピーダンスが高いため、インピーダンス変換を行うためのバッファ回路として機能する。
オペレーショナルアンプリファイアOP22の出力端子は抵抗R26を介してオペレーショナルアンプリファイアOP23の+端子に接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP23の−端子は抵抗R25を介してジャイロセンサS2の第2端子S2bに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP23の出力端子は抵抗R27を介してオペレーショナルアンプリファイアOP23の−端子に接続されている。抵抗R28の一側はオペレーショナルアンプリファイアOP23の+端子に接続され、抵抗R28の他側はピッチ方向基準電圧信号系統線PLに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP23の出力端子からはピッチ方向電位差出力がプロセッサ104のADC/INP1端子に入力される。
抵抗R25の抵抗値と抵抗R26の抵抗値、抵抗R27の抵抗値と抵抗R28の抵抗値とはそれぞれ等しく設定され、オペレーションアンプリファイアOP23の入力端子によって基準電圧PVに対するハイパスフィルタの電位差SPVが検出され、オペレーションアンプリファイアOP23の出力端から、(β=抵抗R27の抵抗値/抵抗R25の抵抗値)倍に増幅されたピッチ方向電位差出力β・SPVが出力される。
増幅回路部(LPF)22Bの抵抗R23と抵抗R24とで決まる増幅回路部(LPF)22Bのゲインと電位差検出回路部23Bの抵抗R27と抵抗R25とによって決まるゲインとに一定の関係を与えれば、ハイパスフィルタの電位差SPVに基づくピッチ方向ぶれ出力PBVの変動量を求めることができ、誤充電によるピッチ方向ぶれ出力PBVの誤差を補正できる。
ここで、増幅回路部(LPF)22Bのゲインと電位差検出回路部23Bのゲインとに一定の比例関係があるものとし、比例係数をKとすると、
ピッチ方向ぶれ出力PBVの補正値=(電位差SPV*K)−基準電圧PV (2)
である。
プロセッサ104は、ヨー方向のハイパスフィルタの電位差SYV、ピッチ方向のハイパスフィルタの電位差SPVが所定の電位差許容値以下となるようにデジタルアナログコンバータ(DAC)20A、20Bの基準電圧YV、PVを変更する。
プロセッサ104は、レリーズスイッチSW1の操作により、基準電圧調整モードになると、図7に示すように、電位差検出回路部23A、23Bによってハイパスフィルタ部21A、21Bの電位差SYV、SPVを読み込む(S.1)。次に、プロセッサ104は、電位差SYV、SPVがジャイロセンサS1、S2の特性によって予め定められている電位差許容値BVを読み込む(S.2)。ついで、プロセッサ104は、電位差SYV、SPVが電位差許容値BVよりも大きいか小さいかを判断する(S.3)。
プロセッサ104は、電位差SYV、SPVが電位差許容値BVよりも小さい場合には、前回の処理により得られた基準電圧YV、PVをそのまま維持する。
プロセッサ104は、電位差SYV、SPVが電位差許容値BVよりも大きい場合には、デジタルアナログデータXを下記の演算式により求める(S.4)。
X=電位差/K値
ここで、K値はアナログデジタルコンバータ(ADC)の1ビットとデジタルアナログコンバータ(DAC)の1ビットとの電圧変換係数である。
プロセッサ104は、ついで、デジタルアナログ変換データXをデジタルアナログコンバータ(DAC)20A、20Bに向けて出力する(S.5)。これにより、デジタルアナログコンバータ(DAC)20A、20Bの基準電圧YV、PVが調整され、プロセッサ104は基準電圧調整手段としても機能する。
すなわち、ジャイロセンサS1、S2の第2端子S1b、S2bはコンデンサC11、C21の他端側に対して所定電位差があり、この所定の電位差に加えてドリフトも存在する。図8(A)はその概念図を示すグラフであって、ジャイロセンサS1、S2には個体差に基づく電位差変動VVに加えてドリフトによる電位差変動DVがあり、これらを考慮したうえで、電位差許容値(許容範囲の上下限値)BVが定められ、その中央値が設計的に定められた基準電圧値Vr(PV及びYVの総称として用いる)とされている。従って、電位差SYV、SPVの絶対値が電位差許容値BVの絶対値よりも大きいときには、電位差SYV、SPVが許容範囲内になるように基準電圧Vrを矢印Pで示す方向に調整する。
ジャイロセンサS1、S2の出力変動によるぶれ補正の影響は、撮影条件によって異なるが、ぶれ出力感度を50mV/deg/sec、焦点距離を100mm、シャッタースピードを1/10sec、ぶれ出力変動100mV(ハイパスフィルタの基準電圧に対する差が2mVでかつ増幅回路部(LPF)20A、20Bのゲインを50とする)があった場合、60μmの誤ぶれが発生する。ここで、CCDの画素ピッチを2μmとすると、30画素の誤ぶれが発生する。
ここで、例えば、ハイパスフィルタのコンデンサC11のコンデンサ容量を10μF、抵抗R11の抵抗値を100KΩ、ハイパスフィルタの安定状態の電位差を0.1V、誤ぶれの許容範囲BVを増幅回路部(LPF)22Aのヨー方向ぶれ出力に換算して+2mVから−2mVの範囲であるとすると、図9に示すように、2mV以下になるまでの時間は4sec程度であるが、電位差を0.01Vにすれば、1.7sec程度となる。なお、図9において、τ=C×Rは時定数を意味する。
そこで、例えば、電位差SPV、SYVが0.01Vとなるように、基準電圧Vr(PV、YV)をデジタルアナログデータXに基づき設定する。これにより、電源スイッチSW13のオン時のぶれ補正装置の応答特性を向上させることができる。
プロセッサ104は、ぶれ出力YBV、PBVに基づいてこれらの補正値((1)式、(2)式を用いて演算により求められた値)を求め、従来と同様の演算により例えばCCDの移動量を求める。すなわち、DACにより設定された基準電圧Vrに対する変化量が一義的に定まるため、これにより、ぶれ補正量が求まる。
カメラ本体のパンニング等の振動によって、ジャイロセンサS1、S2の第2端子S1b、S2bとコンデンサC11、C21の他側との間の電位差が電位差許容値BVよりも大きい場合(許容範囲外の場合)には、プロセッサ104は高速充電信号を高速充電回路に向かって出力し、図10に示すように、電位差SYV、SPVが電位差許容値BVよりも大きなときにはこれを継続し、電位差SYV、SPVが電位差許容値BVよりも小さくなった時点で高速充電信号を解除する。すなわち、電位差が図8(B)の符号P’で示す方向に小さくされ、これによって、過充電が防止される。
ここで、高速充電回路の抵抗R12の抵抗値を1KΩ、過充電量を100mVとすると、2mV以下になるまでの時間は0.04sec程度となる。
このように、ハイパスフィルタの電位差を小さくすることによって、ハイパスフィルタの応答性を早くすることができ、過充電が発生した場合、早く放電させることができる。この高速充電回路の作動中に基準電圧Vrを調整しても良い。
また、温度変化によって、ジャイロセンサの温度特性による出力変動、デジタルアナログコンバータ(DAC)の温度特性、各アンプリファイア(差動増幅回路部)の温度特性に起因して、ハイパスフィルタの電位差が変動するため、カメラ本体に温度検出手段(温度検出部)5Cを組み込み、温度検出手段5Cによるカメラ本体の内部温度情報に基づいて、プロセッサ104が電位差許容値BVを変更すると一層良い。
なお、温度検出手段5Cには、サーミスタ、正温度係数抵抗器、半導体素子等の温度センサを用いれば良い。
(実施例2)
この第2実施例において、第1実施例と同一構成要素については、同一符号を付して説明することとする。
ぶれ検出部5Bは、図11に示すようにヨー方向を検出するためのヨー方向検出部10Aとピッチ方向を検出するためのピッチ方向検出部10Bとからなっている。
ヨー方向検出部10Aは、ヨー方向を検出するためのジャイロセンサーS1とハイパスフィルター部(HPF)21Aと増幅回路部(LPF)22Aと電位差検出回路部23Aとからなっている。
ピッチ方向検出部10Bは、ピッチ方向を検出するためのジャイロセンサーS2とハイパスフィルター部(HPF)21Bと増幅回路部(LPF)22Bと電位差検出回路部23Bとからなっている。
ジャイロセンサS1の第1端子S1aは、図12に示すように電源用のコンデンサC13の+側に接続され、コンデンサC13の−側はアースされている。コンデンサC13のプラス側電極には所定電圧が印加されている。
ハイパスフィルター(HPF)部21AはコンデンサC11と抵抗R11と抵抗R12と切り替えスイッチASW1とを有する。ジャイロセンサS1の第2端子S1bはコンデンサC11の一側に接続されている。ジャイロセンサS1の第3端子S1cはアースされ、ジャイロセンサS1の第4端子S1dは基準電圧供給端子に用いられている。
コンデンサC11の他側は抵抗R11の一側に接続されると共に抵抗R12の一側に接続されている。抵抗R11の他側は第4端子S1dから引き出されたヨー方向基準電圧信号系統線YLに接続されている。抵抗R12の他側は切り替えスイッチASW1を介してヨー方向基準電圧信号系統線YLに接続されている。その切り替えスイッチASW1にはプロセッサ104から高速充電信号が入力される。
ここで、コンデンサC11と抵抗R11とはハイパスフィルターを構成し、抵抗R12と切り替えスイッチASW1とは高速充電回路を構成している。
抵抗R11は抵抗R12よりも大きく設定され、切り替えスイッチASW1がプロセッサ104からの高速充電信号によってオンされると、抵抗R12を介してコンデンサC11に高速充電が行われる。
増幅回路部(LPF)22Aは、オペレーショナルアンプリファイアOP11とコンデンサC12と抵抗R14と抵抗R13とを有する。オペレーショナルアンプリファイアOP11の+端子にはコンデンサC11を介してジャイロセンサS1の出力信号が入力される。オペレーショナルアンプリファイアOP11の−端子は抵抗R13を介してヨー方向基準電圧信号系統線YLに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP11の出力端子はコンデンサC12の一側に接続されている。コンデンサC12の他側はオペレーショナルアンプリファイアOP11の−側に接続されている。コンデンサC12と抵抗R14とはローパスフィルタを構成している。
ハイパスフィルター(HPF)部21Aは、画像の揺れ動きを防止するため、ジャイロセンサS1の出力信号に含まれる直流成分を除去する役割を果たし、増幅回路部(LPF)22Aは、画像の高画質化を図るためローパスフィルタによってノイズ信号を除去しつつその出力信号を増幅して、ヨー方向のぶれ信号をプロセッサ104のADC/INY2端子に向けて出力する機能を果たす。
電位差検出回路部23Aは、オペレーショナルアンプリファイアOP12とオペレーショナルアンプリファイアOP13と抵抗R15と抵抗R16と抵抗R17とから構成されている。
オペレーショナルアンプリファイアOP12の+端子はコンデンサC11の他側とオペレーショナルアンプリファイアOP11の+端子と抵抗R11の一側と抵抗R12の一側とに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP12はハイパスフィルターの出力側のインピーダンスが高いため、インピーダンス変換を行うためのバッファ回路として機能する。
オペレーショナルアンプリファイアOP12の出力端子は抵抗R16を介してオペレーショナルアンプリファイアOP13の+端子に接続されると共に、オペレーショナルアンプリファイアOP12の−側に接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP13の−端子は抵抗R15を介してジャイロセンサS1の第2端子S1bに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP13の出力端子は抵抗R17を介してオペレーショナルアンプリファイアOP13の−端子に接続されている。抵抗R18の一側はオペレーショナルアンプリファイアOP13の+端子に接続され、抵抗R18の他側はヨー方向基準電圧信号系統線YLに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP13の出力端子からはヨー方向電位差出力がプロセッサ104のADC/INY1端子に入力される。
抵抗R15の抵抗値と抵抗R16の抵抗値、抵抗R17の抵抗値と抵抗R18の抵抗値とはそれぞれ等しく設定され、オペレーションアンプリファイアOP13の入力端子によって基準電圧YVに対するハイパスフィルターの電位差SYVが検出され、オペレーションアンプリファイアOP13の出力端から、(α=抵抗R17の抵抗値/抵抗R15の抵抗値)倍に増幅されたヨー方向電位差出力α・SYVが出力される。
従って、増幅回路部(LPF)22Aの抵抗R13と抵抗R14とで決まる増幅回路部(LPF)22Aのゲインと電位差検出回路部23Aの抵抗R17と抵抗R15とによって決まるゲインとに一定の関係を与えれば、ハイパスフィルターの電位差SYVに基づくヨー方向ぶれ出力YBVの変動量を求めることができ、誤充電によるヨー方向ぶれ出力YBVの誤差を補正できる。
ここで、増幅回路部(LPF)22Aのゲインと電位差検出回路部23Aのゲインとに一定の比例関係があるものとし、比例係数をKとすると、
ヨー方向ぶれ出力YBVの補正値=(電位差SYV*K)−基準電圧YV (3)
である。
ジャイロセンサS2の第1端子S2aは電源用のコンデンサC23の+側に接続され、コンデンサC23の−側はアースされている。コンデンサC23のプラス側電極には所定電圧が印加されている。
ハイパスフィルター(HPF)部21BはコンデンサC21と抵抗R21と抵抗R22と切り替えスイッチASW2とを有する。ジャイロセンサS2の第2端子S2bはコンデンサC21の一側に接続されている。ジャイロセンサS2の第3端子S2cはここではアースされ、ジャイロセンサS2の第4端子S2dは基準電圧供給端子に用いられる。
コンデンサC21の他側は抵抗R21の一側に接続されると共に切り替えスイッチASW2の一側に接続されている。抵抗R21の他側は第4端子S2dから引き出されたピッチ方向基準電圧信号系統線PLに接続されている。切り替えスイッチASW2の他側は抵抗R22を介してピッチ方向基準電圧信号系統線PLに接続されている。その切り替えスイッチASW2にはプロセッサ104から高速充電信号が入力される。
ここで、コンデンサC21と抵抗R21とはハイパスフィルターを構成し、抵抗R22と切り替えスイッチASW2とは高速充電回路を構成している。
抵抗R21は抵抗R22よりも大きく設定され、切り替えスイッチASW1がプロセッサ104からの高速充電信号によってオンされると、抵抗R22を介してコンデンサC21に高速充電が行われる。
増幅回路部(LPF)22Bは、オペレーショナルアンプリファイアOP21とコンデンサC22と抵抗R24と抵抗R23とを有する。オペレーショナルアンプリファイアOP21の+端子にはコンデンサC21を介してジャイロセンサS2の出力信号が入力される。オペレーショナルアンプリファイアOP21の−端子は抵抗R23を介してピッチ方向基準電圧信号系統線PLに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP21の出力端子はコンデンサC22の一側に接続されている。コンデンサC22の他側はオペレーショナルアンプリファイアOP21の−側に接続されている。コンデンサC22と抵抗R24とはローパスフィルタを構成している。
ハイパスフィルター(HPF)部21Bは、画像の揺れ動きを防止するため、ジャイロセンサS2の出力信号に含まれる直流成分を除去する役割を果たし、増幅回路部(LPF)22Bは、画像の高画質化を図るためローパスフィルタによってノイズ信号を除去しつつその出力信号を増幅して、ピッチ方向のぶれ信号をプロセッサ104のADC/INP2端子に向けて出力する機能を果たす。
電位差検出回路部23Bは、オペレーショナルアンプリファイアOP22とオペレーショナルアンプリファイアOP23と抵抗R25と抵抗R26と抵抗R27とから構成されている。
オペレーショナルアンプリファイアOP22の+端子はコンデンサC21の他側とオペレーショナルアンプリファイアOP21の+端子と抵抗R21の一側と抵抗R22の一側とに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP22はハイパスフィルターの出力側のインピーダンスが高いため、インピーダンス変換を行うためのバッファ回路として機能する。
オペレーショナルアンプリファイアOP22の出力端子は抵抗R26を介してオペレーショナルアンプリファイアOP23の+端子に接続されると共にオペレーショナルアンプリファイア22の−端子に接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP23の−端子は抵抗R25を介してジャイロセンサS2の第2端子S2bに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP23の出力端子は抵抗R27を介してオペレーショナルアンプリファイアOP23の−端子に接続されている。抵抗R28の一側はオペレーショナルアンプリファイアOP23の+端子に接続され、抵抗R28の他側はピッチ方向基準電圧信号系統線PLに接続されている。オペレーショナルアンプリファイアOP23の出力端子からはピッチ方向電位差出力がプロセッサ104のADC/INP1端子に入力される。
抵抗R25の抵抗値と抵抗R26の抵抗値、抵抗R27の抵抗値と抵抗R28の抵抗値とはそれぞれ等しく設定され、オペレーションアンプリファイアOP23の入力端子によって基準電圧PVに対するハイパスフィルターの電位差SPVが検出され、オペレーションアンプリファイアOP23の出力端から、(β=抵抗R27の抵抗値/抵抗R25の抵抗値)倍に増幅されたピッチ方向電位差出力β・SPVが出力される。
従って、増幅回路部(LPF)22Bの抵抗R23と抵抗R24とで決まる増幅回路部(LPF)22Bのゲインと電位差検出回路部23Bの抵抗R27と抵抗R25とによって決まるゲインとに一定の関係を与えれば、ハイパスフィルターの電位差SPVに基づくピッチ方向ぶれ出力β・PBVの変動量を求めることができ、誤充電によるピッチ方向ぶれβ・PBVの誤差を補正できる。
ここで、増幅回路部(LPF)22Bのゲインと電位差検出回路部23Bのゲインとに一定の比例関係があるものとし、比例係数をKとすると、
ピッチ方向ぶれ出力PBVの補正値=(電位差SPV*K)−基準電圧PV (4)
である。
プロセッサ104は、ヨー方向のハイパスフィルターの電位差SYV、ピッチ方向のハイパスフィルターの電位差SPVが所定の電位差許容値以下となるようにデジタルアナログコンバータ(DAC)20A、20Bの基準電圧YV、PVを変更する。
プロセッサ104は、レリーズスイッチSW1の操作により基準電圧演算モードになると、図13に示すように、電位差検出回路部23A、23Bの電位差出力によってハイパスフィルター部21A、21Bの電位差SYV、SPVを読み込んで一時的に記憶する(S.1)。次に、プロセッサ104は、電位差SYV、SPVがジャイロセンサS1、S2の特性によって予め定められている電位差許容値BVを読み込む(S.2)。ついで、プロセッサ104は、電位差SYV、SPVが電位差許容値BVよりも大きいか小さいかを判断する(S.3)。プロセッサ104は、電位差SYV、SPVが電位差許容値BVよりも小さい場合には、前回の処理により得られた基準電圧YV、PVをそのまま維持する。
プロセッサ104は、電位差SYV、SPVが電位差許容値BVよりも大きい場合には、デジタルアナログデータXを下記の演算式により求める(S.4)。
X=電位差/K値
ここで、K値はアナログデジタルコンバータ(ADC)の1ビットとデジタルアナログコンバータ(DAC)の1ビットとの電圧変換係数である。
プロセッサ104は、ついで、露光時の新ぶれ基準電圧P(YV、PV)を、
新ぶれ基準電圧Pi=前回のぶれ基準電圧Pi-1+X
の式を用いて演算により求める(S.5)。
プロセッサ104は、レリーズスイッチオン(露光)時の新ぶれ基準電圧Pi(YV、PV)を用いて、ぶれ出力の変動量を求める。
すなわち、プロセッサ104は、所定のタイミングで繰り返し電位差を検出し、この検出された前回のぶれ基準電圧Pi-1に基づき今回の新ぶれ基準電圧Piを求め、ついで、この新ぶれ基準電圧Piが、カメラ本体にぶれがないとした時(静止時)に増幅回路部22A、22Bからプロセッサ104のADC/INP2端子、ADC/INY2端子に入力されるぶれ出力であるとし、露光中に出力されているヨー方向ぶれ出力YBV、PBVを露光直前の新ぶれ基準電圧Piに対応するぶれ出力に基づいて(3)式、(4)式を用いて変動量を補正する。
カメラ本体のパンニング等の振動によって、ジャイロセンサS1、S2の第2端子S1b、S2bとコンデンサの他側との間の電位差が電位差許容値BVよりも大きい場合(許容範囲外の場合)には、プロセッサ104は高速充電信号を高速充電回路に向かって出力し、図14に示すように、電位差SYV、SPVが許容電位差BVよりも大きなときにはこれを継続し、電位差SYV、SPVが許容電位差BVよりも小さくなった時点で高速充電信号を解除する。
この高速充電回路の作用は、実施例1と同様である。また、この実施例2の場合も、内部温度情報に基づいて許容範囲を変更するとなお良い。
本発明に係わるデジタルカメラの正面図である。 本発明に係わるデジタルカメラの背面図である。 本発明に係わるデジタルカメラの平面図である。 本発明に係わるデジタルカメラのブロック回路図である。 図4に示すぶれ検出部の一例を示すブロック回路図である。 図5に示すジャイロセンサとハイパスフィルタと電位差検出回路部と増幅回路部との詳細構成を示す回路図である。 図4に示すプロセッサによる基準電圧調整手順を説明するためのフローチャートである。 図6に示すハイパスフィルタの電位差の変動を説明するためのグラフであって、(A)は基準電位調整手段の説明図、(B)は高速充電処理の説明図である。 図6に示すハイパスフィルタの電位差が安定状態に達するまでの時間を説明するためのグラフである。 図6に示す高速充電回路の処理手順を説明するためのフローチャートである。 図4に示すぶれ検出部の他の例を示すブロック回路図である。 図11に示すジャイロセンサとハイパスフィルタと電位差検出回路部と増幅回路部との詳細構成を示す回路図である。 図11に示すプロセッサによる基準電圧演算手順を説明するためのフローチャートである。 図11に示す高速充電回路の処理手順を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
5A…ぶれ補正手段
104 …プロセッサ(基準電圧調整手段)
1240…ジャイロセンサ(ぶれ検出手段)
1241…ハイパスフィルタ

Claims (11)

  1. 画像のぶれを検出するためのぶれ検出手段と、該ぶれ検出手段に接続されたハイパスフィルタと、該ハイパスフィルタを構成する受動回路素子の両端の電位差を検出する電位差検出手段と、該電位差検出手段により検出された電位差が予め設定された許容範囲内になるように前記ハイパスフィルタに加わる基準電圧を調整する基準電圧調整手段と、前記ぶれ検出手段により検出されたぶれを補正するぶれ補正手段とを有する撮像装置。
  2. 画像のぶれを検出するためのぶれ検出手段と、該検出手段に接続されたハイパスフィルタと、該ハイパスフィルタを構成する受動回路素子の両端の電位差を検出する電位差検出手段と、該電位差検出手段により検出された電位差に基づき前記ハイパスフィルタに加わる基準電圧を演算により補正する基準電圧補正手段と、該基準電圧補正手段の補正結果に基づいて前記ぶれ検出手段により検出されたぶれを補正するぶれ補正手段とを有することを特徴とする撮像装置。
  3. 前記受動回路素子はコンデンサであり、該コンデンサを高速充電するための高速充電回路を有し、前記コンデンサの両端の電位差が予め設定された許容範囲の範囲外のとき、前記高速充電回路を作動させて前記コンデンサに高速充電を行うことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  4. 前記コンデンサの高速充電中に、前記基準電圧を調整することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. カメラ本体の内部温度を検出する温度検出手段を有し、該温度検出手段による内部温度情報に基づいて前記予め設定された許容範囲を変更することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  6. 前記ハイパスフィルタの両端の電位差と予め設定された値とに基づいてぶれ検出手段により検出されたぶれ出力を補正することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  7. 前記予め設定された値が前記ハイパスフィルタの両端の電位差を検出する電位差検出手段を構成するアンプリファイアのゲインとぶれ検出手段により検出されたぶれ出力を増幅する増幅回路部のゲインとによって決められていることを特徴とする請求項6に記載の撮像装置。
  8. 前記電位差検出手段が差動増幅回路から構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の撮像装置。
  9. 前記基準電圧補正手段は、前記電位差検出手段により検出された電位差を所定のタイミングで記憶し、この検出された電位差に基づき前記ぶれ出力手段の変動量を補正することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  10. 前記ハイパスフィルタの両端の電位差と予め設定された値とに基づい前記ぶれ検出手段により検出されたぶれ出力を補正することを特徴とする請求項2に記載の撮像装置。
  11. 前記予め設定された値が前記ハイパスフィルタの両端の電位差を検出する電位差検出手段を構成するアンプリファイアのゲインとぶれ検出手段により検出されたぶれ出力を増幅する増幅回路部のゲインとによって決められていることを特徴とする請求項9に記載の撮像装置。
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