JP2008143279A - シートベルト装置 - Google Patents
シートベルト装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008143279A JP2008143279A JP2006330955A JP2006330955A JP2008143279A JP 2008143279 A JP2008143279 A JP 2008143279A JP 2006330955 A JP2006330955 A JP 2006330955A JP 2006330955 A JP2006330955 A JP 2006330955A JP 2008143279 A JP2008143279 A JP 2008143279A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- shoulder
- headrest
- seated person
- shoulder anchor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/68—Seat frames
- B60N2/688—Particular seat belt attachment and guiding
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/80—Head-rests
- B60N2/806—Head-rests movable or adjustable
- B60N2/809—Head-rests movable or adjustable vertically slidable
- B60N2/829—Head-rests movable or adjustable vertically slidable characterised by their adjusting mechanisms, e.g. electric motors
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
【課題】シートの着座者の体格の大小に応じて変化する着座者の肩部の位置に対応した適切な位置にショルダアンカを位置調節することができるシートベルト装置を提供する。
【解決手段】大柄な体格の着座者Pに合わせてヘッドレスト3Cを上方に位置調節すると、連動支持機構によりショルダアンカ1Dが上方に位置調節され、かつ、前部シート3のシートバック3Bの幅方向外側に位置調節される。また、小柄な体格の着座者Pに合わせてヘッドレスト3Cを下方に位置調節すると、連動支持機構によりショルダアンカ1Dが下方に位置調節され、かつ、シートバック3Bの幅方向内側に位置調節される。その結果、着座者Pの体格の大小に応じた適切な状態でシートベルト1Aのショルダベルト部分1A2を着座者Pの胸部にフィットさせることができ、車両の正面衝突時の初期拘束性能を向上させることができる。
【選択図】 図1
【解決手段】大柄な体格の着座者Pに合わせてヘッドレスト3Cを上方に位置調節すると、連動支持機構によりショルダアンカ1Dが上方に位置調節され、かつ、前部シート3のシートバック3Bの幅方向外側に位置調節される。また、小柄な体格の着座者Pに合わせてヘッドレスト3Cを下方に位置調節すると、連動支持機構によりショルダアンカ1Dが下方に位置調節され、かつ、シートバック3Bの幅方向内側に位置調節される。その結果、着座者Pの体格の大小に応じた適切な状態でシートベルト1Aのショルダベルト部分1A2を着座者Pの胸部にフィットさせることができ、車両の正面衝突時の初期拘束性能を向上させることができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、シートベルト装置に関し、詳しくは、シートの着座者の肩部近傍にショルダアンカが配設されるシートベルト装置に関するものである。
車両用シートに装備されるシートベルト装置として、所謂3点式のシートベルト装置が従来一般に知られている。この種の3点式シートベルト装置としては、シートの着座者の肩部側のショルダアンカを車体のセンターピラーに配設したものが一般的であるが、ショルダアンカを着座者の肩部近傍に配設したものも知られている(例えば特許文献1、2参照)。
ここで、特許文献1には、上下に位置調節自在なヘッドレストと共に上下動するベルトガイド部材により、ショルダアンカから繰り出される肩ベルト(肩ウェビング)の高さ位置を上下に調節する構造が開示されている。
また、特許文献2には、シートクッションの前後動を上下動に変換する連動手段により、シートクッションの前後位置調節に連動してヘッドレストおよびショルダアンカを上下に位置調節する構造が開示されている。
特開2002−249020号公報(要約書、段落13、図1)
実用新案登録第2553786号公報(第3頁第6カラム第4〜39行、第1図)
ところで、特許文献1または特許文献2に開示されたシートベルト装置においては、シートの着座者の体格の大小に応じてショルダアンカの位置をシート幅方向に調節することができず、その結果、着座者の体格の大小に応じた適切な位置に肩ベルト(ショルダベルト)をフィットさせることができないという問題がある。
そこで、本発明は、シートの着座者の体格の大小に応じて変化する着座者の肩部の位置に対応した適切な位置にショルダアンカを位置調節することができるシートベルト装置を提供することを課題とする。
第1の発明に係るシートベルト装置は、シートの着座者の肩部近傍にショルダアンカが配設されるシートベルト装置であって、ショルダアンカは、シートのシートバックに連動支持機構を介して支持されており、連動支持機構は、ショルダアンカの上下方向の位置調節に連動してショルダアンカをシート幅方向に位置調節することを特徴とする。
第1の発明に係るシートベルト装置では、連動支持機構により着座者の体格の大小に応じてショルダアンカを上下方向に位置調節すると、これに連動してショルダアンカがシート幅方向に位置調節される。
第1の発明のシートベルト装置において、連動支持機構がショルダアンカの上方への移動に連動してショルダアンカをシート幅方向の外側に移動させるように構成されていると、ショルダアンカの上下方向の位置およびシート幅方向の位置が着座者の体格の大小に応じて変化する着座者の肩部の位置に対応した適切な位置に同時に調節される。
第2の発明に係るシートベルト装置は、シートの着座者の肩部近傍にショルダアンカが配設されるシートベルト装置であって、ショルダアンカは、シートのシートバックの上部に上下位置調節自在に装着されるヘッドレストと共に連動支持機構を介してシートバックに支持されており、連動支持機構は、ヘッドレストの上下位置調節に連動してショルダアンカをシート幅方向に位置調節することを特徴とする。
第2の発明に係るシートベルト装置では、連動支持機構により着座者の体格の大小に応じてヘッドレストを上下に位置調節すると、これに連動してショルダアンカが上下方向およびシート幅方向に同時に位置調節される。
第2の発明のシートベルト装置において、連動支持機構がヘッドレストの上方への移動に連動してショルダアンカをシート幅方向の外側に移動させるように構成されていると、ショルダアンカの上下方向の位置およびシート幅方向の位置が着座者の体格の大小に応じて変化する着座者の肩部の位置に対応した適切な位置に同時に調節される。
第1の発明に係るシートベルト装置によれば、着座者の体格の大小に応じてショルダアンカを上下方向に位置調節することにより、これに連動してショルダアンカをシート幅方向に位置調節することができる。その結果、着座者の体格の大小に応じた適切な状態でショルダベルトを着座者にフィットさせることが可能となる。
ここで、第1の発明のシートベルト装置において、連動支持機構がショルダアンカの上方への移動に連動してショルダアンカをシート幅方向の外側に移動させるように構成されている場合には、ショルダアンカの上下方向の位置およびシート幅方向の位置を着座者の体格の大小に応じて変化する着座者の肩部の位置に対応した適切な位置に同時に調節することができる。その結果、着座者の体格の大小に応じた適切な状態でショルダベルトを着座者にフィットさせることができ、衝突時の初期拘束性能を向上させることができる。着座者P適切な位置
第2の発明に係るシートベルト装置によれば、着座者の体格の大小に応じてヘッドレストを上下に位置調節することにより、これに連動してショルダアンカを上下方向およびシート幅方向に同時に位置調節することができる。その結果、着座者の体格の大小に応じた適切な状態でショルダベルトを着座者にフィットさせることが可能となる。
ここで、第2の発明のシートベルト装置において、連動支持機構がヘッドレストの上方への移動に連動してショルダアンカをシート幅方向の外側に移動させるように構成されている場合には、ショルダアンカの上下方向の位置およびシート幅方向の位置を着座者の体格の大小に応じて変化する着座者の肩部の位置に対応した適切な位置に同時に調節することができる。その結果、着座者の体格の大小に応じた適切な状態でショルダベルトを着座者にフィットさせることができ、衝突時の初期拘束性能を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明に係るシートベルト装置の最良の実施形態を説明する。参照する図面において、図1は一実施形態として車両用の前部シートに適用されたシートベルト装置の正面図、図2は図1に示した前部シートおよびシートベルト装置の斜視図、図3は一実施形態のシートベルト装置の要部として図1および図2に示した前部シート内に構成される連動支持機構の正面図である。
図1に示すように、一実施形態のシートベルト装置1は、例えば車両の前部ドア2に隣接して配置された前部シート3に適用される。この前部シート3は、図2に示すように、シートクッション3Aの後部にシートバック3Bが前後に角度調節自在に連結され、シートバック3Bの上部にヘッドレスト3Cが上下に位置調節自在に装着された構造を有する。
ここで、シートバック3Bは、図1に示した着座者Pの両肩部を除く背中から腰の部分を支える形状に形成されており、着座者Pの左右の肩部を支える部分は、左ショルダレスト3Dおよび右ショルダレスト3Eとしてヘッドレスト3Cの下部の左右に配設されている。
そして、ヘッドレスト3Cの下部の左右と左ショルダレスト3Dおよび右ショルダレスト3Eとの間は、それぞれジャバラ状ブーツ3F,3Gを介して連結されている。また、ヘッドレスト3Cの幅方向中央部の下部とシートバック3Bの幅方向中央部の上部との間は、ジャバラ状ブーツ3Hを介して連結されている。
シートベルト装置1は、所謂3点式であって、図1および図2に示すように、シートベルト1Aにスライド自在に装着されたタング1Bと、タング1B部分からシートクッション3A側に延びるシートベルト1Aのラップベルト部分1A1の端部をシートクッション3Aの左側部の後部付近に固定するアンカ1Cと、タング1B部分から左ショルダレスト3D側に延びるシートベルト1Aのショルダベルト部分1A2を繰り出すショルダアンカ1Dと、タング1Aをシートクッション3Aの右側部の後部付近に着脱自在に固定するバックル1Eとを備えている。
ショルダアンカ1Dは、左ショルダレスト3Dの上部に固定されており、内蔵するリトラクタ(図示省略)からシートベルト1Aのショルダベルト部分1A2を繰り出すように構成されている。
ここで、図3は、前部シート3内に構成された連動支持機構4における左ショルダレスト3Dに対応した左半分(向かって右側の半分)の構造を示している。なお、連動支持機構4の右半分(向かって左側の半分)の構造は、左半分の構造と左右対称であるため、図示および詳細な説明は省略する。
連動支持機構4は、ヘッドレスト3Cと共に図示の左ショルダレスト3Dおよび図示しない右ショルダレスト3Eをシートバック3Bに対して上下に位置調節自在に支持するものであり、連動支持機構4の左半分(向かって右半分)は、ヘッドレスト3Cの上下位置調節に連動して左ショルダレスト3Dを左右のシート幅方向に位置調節自在に支持するように構成されている。
連動支持機構4の左半分は、シートバック3Bに対してヘッドレスト3Cを上下に移動自在に案内する構造として、一組の中央ガイドステー4Aおよび中央ガイドパイプ4Bを備えている。
中央ガイドステー4Aは、その下端部がシートバック3B内のアッパフレーム3B1に溶接されており、シートバック3Bの幅方向中央部付近に配置されている。一方、中央ガイドパイプ4Bは、ヘッドレスト3C内の図示しないヘッドレストフレームに溶接されており、ヘッドレスト3Cの幅方向中央部付近に配置されている。そして、この中央ガイドパイプ4Bに中央ガイドステー4Aの略上半分が摺動自在に嵌合しており、両者の間には、ヘッドレスト3Cを上下に位置調節するための図示しないロック機構が構成されている。
また、連動支持機構4の左半分は、ヘッドレスト3Cに対して左ショルダレスト3Dを左右のシート幅方向に移動自在に案内する構造として、一組の上部ガイドバー4Cおよび上部ガイドパイプ4Dと、同様の他の一組の下部ガイドバー4Eおよび下部ガイドパイプ4Fとを備えている。
上部ガイドバー4Cは、向かって右側の一端部側が左ショルダレスト3D内のショルダレストフレーム3D1に溶接されており、左ショルダレスト3Dの上部に略水平に配置されている。一方、上部ガイドパイプ4Dは、ヘッドレスト3C内の図示しないヘッドレストフレームおよび中央ガイドパイプ4Bに溶接されており、ヘッドレスト3Cの上下方向中央部付近に配置されている。そして、この上部ガイドパイプ4Dに上部ガイドバー4Cの中間部から向かって左側の他端部側が摺動自在に嵌合している。
同様に、下部ガイドバー4Eは、向かって右側の一端部側が左ショルダレスト3D内のショルダレストフレーム3D1に溶接されており、左ショルダレスト3Dの下部付近に略水平に配置されている。一方、下部ガイドパイプ4Fは、ヘッドレスト3C内の図示しないヘッドレストフレームおよび中央ガイドパイプ4Bに溶接されており、ヘッドレスト3Cの下部付近に配置されている。そして、この下部ガイドパイプ4Fに下部ガイドバー4Eの中間部から向かって左側の他端部側が摺動自在に嵌合している。
さらに、連動支持機構4の左半分は、ヘッドレスト3Cの上下移動に連動して左ショルダレスト3Dを左右のシート幅方向に移動させる構造として、上下方向に延びる縦ラックバー4Gと、左右方向に延びる横ラックバー4Hと、両者を連動させる2連の小径ピニオンギヤ4Jおよび大径ピニオンギヤ4Kとを備えている。
縦ラックバー4Gは、その下端部がシートバック3B内のアッパフレーム3B1に溶接されており、中央ガイドステー4Aと平行にその向かって右側方に配置されている。そして、この縦ラックバー4Gは、ヘッドレスト3Cの下面に設置されているガイドブッシュ4Lを貫通してヘッドレスト3C内に延出しており、その上部の向かって右側の側面にラック4G1が形成されている。
横ラックバー4Hは、向かって右側の一端部側が左ショルダレスト3D内のショルダレストフレーム3D1に溶接されており、上部ガイドバー4Cおよび下部ガイドバー4Eと平行に両者の間に水平に配置されている。そして、この横ラックバー4Hは、ヘッドレスト3Cの下部の向かって右側の左側面に配設されているガイドブッシュ4Mを貫通してヘッドレスト3C内に延出しており、その向かって左側の他端部の上面にラック4H1が形成されている。
2連の小径ピニオンギヤ4Jおよび大径ピニオンギヤ4Kは、ヘッドレスト3C内の図示しないヘッドレストフレームに回転自在に支持されて一体に回転するようになっている。そして、ヘッドレスト3Cの上方移動に応じて左ショルダレスト3Dが向かって右側の左側方に移動するように、小径ピニオンギヤ4Jは縦ラックバー4Gのラック4G1に噛み合い、大径ピニオンギヤ4Kは横ラックバー4Hのラック4H1に噛み合っている。なお、小径ピニオンギヤ4Jと大径ピニオンギヤ4Kとのギヤ比は、着座者Pの頭部位置と肩幅との関係を求めた体格データにより決定されている。
以上のように構成された一実施形態のシートベルト装置1では、図1に示す着座者Pがシートベルト1Aのショルダベルト部分1A2をショルダアンカ1Dから引き出してタング1Bをバックル1Eに係着させることにより、シートベルト1Aが着座者Pに装着される。
その際、ショルダアンカ1Dが前部シート3の左ショルダレスト3D上に配設されて着座者Pの肩部近傍に臨んでいるため、従来一般のショルダアンカが車体のセンターピラーに配置されているシートベルト装置に較べ、着座者Pがショルダアンカ1Dからショルダベルト部分1A2を引き出す作業が容易である。また、ショルダアンカ1Dが着座者Pの肩部近傍に配置されているため、装着されたシートベルト1Aのショルダベルト部分1A2が着座者Pの胸部分に緩みなく適切にフィットする。
ここで、一実施形態のシートベルト装置1では、例えば大柄な体格の着座者Pがその体格に合わせて前部シート3のヘッドレスト3Cをシートバック3Bから上方に引き上げて位置調節すると、連動支持機構4により、左ショルダレスト3Dおよび右ショルダレスト3Eがヘッドレスト3Cと共にシートバック3Bの上方に移動しつつヘッドレスト3Cからシートバック3Bの幅方向外側に移動して位置調節される。その結果、左ショルダレスト3Dの上部に固定されたショルダアンカ1Dが前部シート3のシートバック3Bに対し上方および幅方向外側に移動して位置調節される。
すなわち、図3に示した連動支持機構4の左半分では、ヘッドレスト3Cを矢印方向の上方に引き上げると、シートバック3B側の中央ガイドステー4Aに沿ってヘッドレスト3C側の中央ガイドパイプ4Bが上方移動することで、ヘッドレスト3C、左ショルダレスト3Dおよび右ショルダレスト3E(図2参照)が上方に位置調節される。
その際、シートバック3B側の縦ラックバー4Gのラック4G1に噛み合うヘッドレスト3C側の小径ピニオンギヤ4Jが向かって左向きの反時計方向に回転しつつ上方に移動し、左ショルダレスト3D側の横ラックバー4Hのラック4H1に噛み合う大径ピニオンギヤ4Kが小径ピニオンギヤ4Jと一体に向かって左向きの反時計方向に回転することで、横ラックバー4Hが左ショルダレスト3D側に押し出される。
そして、左ショルダレスト3D側の上部ガイドバー4Cおよび下部ガイドバー4Eがヘッドレスト3C側の上部ガイドパイプ4Dおよび下部ガイドパイプ4Fに沿って移動することで、左ショルダレスト3Dがヘッドレスト3Cから図3の矢印方向に移動して前部シート3のシートバック3Bの幅方向外側に位置調節される。
その結果、左ショルダレスト3Dの上部に固定されたショルダアンカ1Dが前部シート3のシートバック3Bの上方および幅方向外側に位置調節される。なお、右ショルダレスト3Eは、連動支持機構4の図示しない右半分が同様に動作することで、左ショルダレスト3Dと左右対称に前部シート3のシートバック3Bの上方および幅方向外側に位置調節される。
反対に、小柄な体格の着座者Pがその体格に合わせて前部シート3のヘッドレスト3Cをシートバック3B側の下方に押し下げて位置調節すると、連動支持機構4が前述した動作と反対の動作をすることにより、左ショルダレスト3Dおよび右ショルダレスト3Eがヘッドレスト3Cと共にシートバック3B側の下方に移動しつつシートバック3Bの幅方向内側に移動して位置調節される。その結果、左ショルダレスト3Dの上部に固定されたショルダアンカ1Dが前部シート3のシートバック3Bに対し下方および幅方向内側に移動して位置調節される。
従って、一実施形態のシートベルト装置1によれば、着座者Pの体格の大小に応じて変化する着座者Pの肩部の位置に対応した適切な位置にショルダアンカ1Dを位置調節することができ、着座者Pの体格の大小に応じた適切な状態でシートベルト1Aのショルダベルト部分1A2を着座者Pの胸部分に緩みなく適切にフィットさせることができる。その結果、車両の正面衝突時のシートベルト装置1の初期拘束性能を十分に向上させることができる。
本発明に係るシートベルト装置は、前述した一実施形態に限定されるものではない。例えば、図3に示した連動支持機構4は、向かって右側の左半分だけの構造としてもよい。この場合、図2に示した右ショルダレスト3Eは、ヘッドレスト3Cと一体に構成してもよいし、シートバック3Bと一体に構成してもよい。
また、図1、図2に示したシートベルト装置1は、左側の前部シート3用に構成されているが、図示の例とは左右対称に構成して右側の前部シート3用としてもよい。そして、このシートベルト装置1は、後部シート用に構成することも可能である。
さらに、本発明に係るシートベルト装置は、自動車用シートに限らず、その他の車両や船舶、航空機などのシートにも適用可能である。
1…シートベルト装置、1A…シートベルト、1A1…ラップベルト部分、1A2…ショルダベルト部分、1B…タング、1C…アンカ、1D…ショルダアンカ、1E…バックル、2…前部ドア、3…前部シート、3A…シートクッション、3B…シートバック、3C…ヘッドレスト、3D…左ショルダレスト、3E…右ショルダレスト、3F,3G,3H…ジャバラ状ブーツ、4…連動支持機構、4A…中央ガイドステー、4B…中央ガイドパイプ、4C…上部ガイドバー、4D…上部ガイドパイプ、4E…下部ガイドバー、4F…下部ガイドパイプ、4G…縦ラックバー、4H…横ラックバー、4J…小径ピニオンギヤ、4K…大径ピニオンギヤ、4L,4M…ガイドブッシュ。
Claims (4)
- シートの着座者の肩部近傍にショルダアンカが配設されるシートベルト装置であって、
前記ショルダアンカは、前記シートのシートバックに連動支持機構を介して支持されており、
前記連動支持機構は、前記ショルダアンカの上下方向の位置調節に連動してショルダアンカをシート幅方向に位置調節することを特徴とするシートベルト装置。 - 前記連動支持機構は、前記ショルダアンカの上方への移動に連動してショルダアンカをシート幅方向の外側に移動させることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
- シートの着座者の肩部近傍にショルダアンカが配設されるシートベルト装置であって、
前記ショルダアンカは、前記シートのシートバックの上部に上下位置調節自在に装着されるヘッドレストと共に連動支持機構を介して前記シートバックに支持されており、
前記連動支持機構は、前記ヘッドレストの上下位置調節に連動して前記ショルダアンカをシート幅方向に位置調節することを特徴とするシートベルト装置。 - 前記連動支持機構は、前記ヘッドレストの上方への移動に連動して前記ショルダアンカをシート幅方向の外側に移動させることを特徴とする請求項3に記載のシートベルト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006330955A JP2008143279A (ja) | 2006-12-07 | 2006-12-07 | シートベルト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006330955A JP2008143279A (ja) | 2006-12-07 | 2006-12-07 | シートベルト装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008143279A true JP2008143279A (ja) | 2008-06-26 |
Family
ID=39603935
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006330955A Pending JP2008143279A (ja) | 2006-12-07 | 2006-12-07 | シートベルト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008143279A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7980635B2 (en) | 2008-05-15 | 2011-07-19 | Asmo Co., Ltd. | Auxiliary mechanism for seat belt apparatus |
WO2016102032A1 (de) * | 2014-12-23 | 2016-06-30 | Daimler Ag | Sitzlehne für einen fahrzeugsitz, fahrzeugsitz und fahrzeug |
WO2019048256A1 (de) * | 2017-09-11 | 2019-03-14 | Trw Automotive Gmbh | Fahrzeugsitz sowie fahrzeugsitzsystem für ein kraftfahrzeug |
FR3085635A1 (fr) * | 2018-09-12 | 2020-03-13 | Faurecia Sieges D'automobile | Siege de vehicule avec commande simultanee de l'appui-tete et du support de ceinture |
-
2006
- 2006-12-07 JP JP2006330955A patent/JP2008143279A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7980635B2 (en) | 2008-05-15 | 2011-07-19 | Asmo Co., Ltd. | Auxiliary mechanism for seat belt apparatus |
WO2016102032A1 (de) * | 2014-12-23 | 2016-06-30 | Daimler Ag | Sitzlehne für einen fahrzeugsitz, fahrzeugsitz und fahrzeug |
WO2019048256A1 (de) * | 2017-09-11 | 2019-03-14 | Trw Automotive Gmbh | Fahrzeugsitz sowie fahrzeugsitzsystem für ein kraftfahrzeug |
CN111148651A (zh) * | 2017-09-11 | 2020-05-12 | Zf汽车业德国有限公司 | 用于机动车的车辆座椅及车辆座椅系统 |
US11794612B2 (en) | 2017-09-11 | 2023-10-24 | Zf Automotive Germany Gmbh | Vehicle seat and vehicle seat system for a motor vehicle |
FR3085635A1 (fr) * | 2018-09-12 | 2020-03-13 | Faurecia Sieges D'automobile | Siege de vehicule avec commande simultanee de l'appui-tete et du support de ceinture |
US10875433B2 (en) | 2018-09-12 | 2020-12-29 | Faurecia Sièges d'Automobile | Vehicle seat with simultaneous control of the headrest and belt support |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN104943578B (zh) | 车辆座椅 | |
CN100493953C (zh) | 儿童座椅 | |
JP5066163B2 (ja) | 車両用シートベルトのガイド構造 | |
JP7014096B2 (ja) | 車両 | |
JP2008143364A (ja) | 車両用シート | |
JP2008143279A (ja) | シートベルト装置 | |
JP6977592B2 (ja) | 車両用乗員拘束装置 | |
JP2020050049A (ja) | 車両用乗員拘束装置 | |
JP6361675B2 (ja) | 車両用シート | |
JP6746195B2 (ja) | ベルトインシート構造 | |
CN100493954C (zh) | 儿童座椅 | |
EP2364888B1 (en) | Seatbelt device | |
JP5584035B2 (ja) | 育児器具の座席構造および自動車用チャイルドシート | |
JP5185038B2 (ja) | シートベルト装置のバックル構造 | |
JP7001911B2 (ja) | 乗物用シート | |
JP2006224847A (ja) | 車両用シート | |
JP2008143280A (ja) | サイドエアバッグ装置 | |
JP2017119463A (ja) | シートベルト装置のショルダアンカ取付け構造 | |
JP2017226336A (ja) | 乗物用シート | |
JP4635817B2 (ja) | シートベルト装置 | |
JPH0642464U (ja) | 子供用シート | |
JP2008018770A (ja) | シートベルト用アンカープレートの取付構造 | |
JP2019010903A (ja) | 車両用シート | |
JP2019010902A (ja) | 車両用シート | |
JP2006111066A (ja) | 車両用シート |