JP2008141447A - D級増幅方法およびd級増幅器 - Google Patents

D級増幅方法およびd級増幅器 Download PDF

Info

Publication number
JP2008141447A
JP2008141447A JP2006325173A JP2006325173A JP2008141447A JP 2008141447 A JP2008141447 A JP 2008141447A JP 2006325173 A JP2006325173 A JP 2006325173A JP 2006325173 A JP2006325173 A JP 2006325173A JP 2008141447 A JP2008141447 A JP 2008141447A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duty data
duty
rising
data
falling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006325173A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4859644B2 (ja
Inventor
Satoyuki Kono
智行 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
New Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
New Japan Radio Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by New Japan Radio Co Ltd filed Critical New Japan Radio Co Ltd
Priority to JP2006325173A priority Critical patent/JP4859644B2/ja
Publication of JP2008141447A publication Critical patent/JP2008141447A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4859644B2 publication Critical patent/JP4859644B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Amplifiers (AREA)

Abstract

【課題】スイッチング回路における歪みを補正し、音質の劣化を防止する。
【解決手段】補正する際に、サンプリング周期の中心と電力中心が合致するように補正を行う。サンプリングクロックの1/2周期当りのパルス幅を示すS2の2倍に相当するパルス幅を有するS4を生成し、S4に応じて、サンプリングクロックの1/2周期の時点を中心として前後に連続するH側信号又はL側信号をもつS5を生成する。S5の立上りからサンプリングクロックの1/2周期の時点までの立上り時のS7とS2との差分に応じた立上り時のS9により、S2を補正して、次回のS4の立上りパルス幅の生成用のS3とする。サンプリングクロックの1/2周期の時点からS5の立下りまでの立下り時のS7とS2との差分に応じた立下り時のS9により、S2を補正して、次回のS4の立下りパルス幅の生成用のS3とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、PWM(パルス幅変調)信号をスイッチング回路で電力増幅した後にフィルタリングによりアナログ信号に復調するD級増幅方法およびD級増幅器に関するものである。
D級増幅器(通称D級デジタルアンプ)は、図5に示すように、入力するPCM(パルス符号変調)データS1をPWM信号S4に変調するPWM変調回路100Aと、そのPWM変調回路100Aから出力するPWM信号S4に応じて電力増幅するスイッチング回路200と、そのスイッチング回路200でスイッチングされたドライブパルスS5をフィルタリングしてアナログ信号に復調するLCフィルタ回路300と、アナログ信号から音声を再生するスピーカ400とから構成されている(例えば、非特許文献1参照)。
ところが、このD級増幅器では、スイッチング回路200において、PWM信号のH側(電源電圧側)のスイッチングの遅延とL側(接地側)のスイッチングの遅延とのズレや、H側とL側が同時にOFFとなるデッドタイムの発生等によって、入力したPWM信号S4(図6(a))に対して出力するドライブパルスS5(図6(b))に歪が発生し、再生音声信号が歪むという問題があった。
そこで、従来では、図7に示すように、PWM変調回路100A内のパルス幅データ変換部111から出力するPWM信号の立上りタイミングを立上り検出部112で検出し、また立下りタイミングを立下り検出部113で検出して、その立上りタイミングから立下りタイミングまでの期間(H期間)と、スイッチング回路200から出力するドライブパルスS5のH期間を補正回路500Aにおけるカウンタ511で検出した結果とを比較部512で比較し、その比較結果に基づき補正量設定部513で補正量を決め、その補正量をPWM変調回路100Aの加算部114に入力することで、立下りタイミングを加減して補正し、波形再生部115で再生されるPWM波形S4を補正することにより、スイッチング回路200で発生する歪を見込んだPWM信号S4を、そのスイッチング回路200に入力させるようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。なお、スイッチング回路200の後段には、図5に示したように、LCフィルタ回路300やスピーカ400が接続される。
また、図8に示すように、デルタシグマ変調器121とPWM変調器122からなるPWM変調回路100Bから出力するPWM信号S4の立上り、立下りと、スイッチング回路200から出力するドライブパルスS5の立上り、立下りとを、補正部500Bの立上り検出部521、立下り検出部522で検出して、演算部523に送り、この演算部523においてスイッチング回路200の入力側のPWM信号S4のパルス幅と出力側のドライブパルスS5のパルス幅の差分を演算し、その演算結果によってデルタシグマ変調器121を制御して、スイッチング回路200で発生する歪を見込んだPWM信号S4を、そのスイッチング回路200に入力させるようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。なお、スイッチング回路200の後段には、図5に示したように、LCフィルタ回路300やスピーカ400が接続される。
松本倫 著、「D級パワー・アンプの動作原理と設計/製作」、パワーMOSFETの実践活用法、170−117頁、CQ出版、2000年12月 特開平06−152269号公報 特開2003−110376号公報
ところが、スイッチング回路200における歪を解消するために、上記図7,8のいずれも、ドライブパルスS5の立上りと立下りを検出して、立上りタイミングあるいは立下りタイミングを補正し、PWM信号S4のパルス幅を制御するものであるが、サンプリング周期の中心と電力の中心(パルス幅の中心)のズレを補正するものではなかったので、音質が悪化する問題がある。
本発明の目的は、スイッチング回路における歪を補正する際に、サンプリング周期の中心と電力中心が合致するように補正を行い、音質の劣化を招かないようにしたD級増幅器方法およびD級増幅器を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1にかかる発明のD級増幅方法は、サンプリングクロックの1/2周期当りのパルス幅を示す入力Dutyデータの2倍に相当するパルス幅を有するPWM信号を生成し、該PWM信号に応じて、サンプリングクロックの1/2周期の時点を中心として前後に連続するH側信号又はL側信号をもつドライブパルスをスイッチングにより生成し、該ドライブパルスをフィルタリングしてアナログ信号に復調するD級増幅方法であって、前記ドライブパルスの立上り時点から前記サンプリングクロックの1/2周期の時点までの立上りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に応じた立上り帰還Dutyデータにより、前記入力Dutyデータを補正して、次回の前記PWM信号の立上りパルス幅の生成用とすると共に、前記サンプリングクロックの1/2周期の時点から前記ドライブパルスの立下り時点までの立下りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に応じた立下り帰還Dutyデータにより、前記入力Dutyデータを補正して、次回の前記PWM信号の立下りパルス幅の生成用とし、前記立上り帰還Dutyデータおよび前記立下り帰還Dutyデータに応じて、前記PWM信号のパルス幅の中心の時点を前記サンプリングクロックの1/2周期の時点から前方又は後方にずらすことで、前記ドライブパルスのH側期間又はL側期間の中心を前記サンプリングクロックの1/2周期の時点に揃えることを特徴とする。
請求項2にかかる発明は、請求項1に記載のD級増幅方法において、前記立上りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に対して、前回得られた前記立上り帰還Dutyデータを加味した値を、前記立上り帰還Dutyデータとし、前記立下りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に対して、前回得られた前記立下り帰還Dutyデータを加味した値を、前記立下り帰還Dutyデータとする、ことを特徴とする。
請求項3にかかる発明は、請求項1又は2に記載のD級増幅方法において、前記サンプリングクロックを44.1kHz又は48kHzとし、前記入力Dutyデータをクロック数で表すとき、該クロックの周波数として、44.1kHzと48kHzの最小公倍数の整数倍の周波数のクロックを使用することを特徴とする。
請求項4にかかる発明のD級増幅器は、サンプリングクロックの1/2周期当りのパルス幅を示す入力Dutyデータに基づき該入力Dutyデータの2倍に相当するパルス幅を有するPWM信号を生成するDuty−PWM変換器と、該Duty−PWM変換器で得られた前記PWM信号に応じて、サンプリングクロックの1/2周期の時点を中心として前後に連続するH側信号又はL側信号をもつドライブパルスをスイッチングにより生成するスイッチング回路と、該スイッチング回路で生成されたドライブパルスをアナログ信号に復調するLCフィルタ回路とを備えたD級増幅器であって、前記ドライブパルスの立上り時点および立下り時点を検出する遷移検出器と、該遷移検出器で検出した立上り時点から前記サンプリングクロックの1/2周期の時点までのパルス幅を立上りDutyデータとして算出し、前記サンプリングクロックの1/2周期の時点から前記遷移検出器で検出した立下り時点までのパルス幅を立下りDutyデータとして算出するDuty算出器と、該Duty算出器で算出した立上りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に応じて立上り帰還Dutyデータを作成すると共に、前記立下りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に応じて立下り帰還Dutyデータを作成する第1の加算器と、該第1の加算器で得られた前記立上り帰還Dutyデータおよび前記立下り帰還Dutyデータを格納するメモリと、前記入力Dutyデータから前記メモリより読み出した前記立上り帰還Dutyデータを減算して前記Duty−PWM変換器に送り、前記入力Dutyデータから前記メモリより読み出した前記立下り帰還Dutyデータを減算して前記Duty−PWM変換器に送る第2の加算器と、を備えることを特徴とする。
請求項5にかかる発明は、請求項4に記載のD級増幅器において、前記第1の加算器が、前記Duty算出器で算出した立上りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に対して、前記メモリから読み出した前回の立上り帰還Dutyデータを加算して、次回用の立上り帰還Dutyデータを作成すると共に、前記Duty算出器で算出した立下りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に対して、前記メモリから読み出した前回の立下り帰還Dutyデータを加算して、次回用の立上り帰還Dutyデータを作成する、ことを特徴とする。
本発明によれば、PWM信号のパルス幅の中心の時点をサンプリングクロックの1/2周期の時点から前方又は後方にずらすことで、ドライブパルスのH側期間又はL側期間の中心をサンプリングクロックの1/2周期の時点に揃える、つまり、サンプリング周期の中心とドライブパルスの電力中心が合致するように、そのドライブパルスを補正するので、音質の劣化を招かないようにすることができる。
図1は本発明の1つの実施例のD級増幅器の構成を示すブロック図である。PWM変調回路100は、入力するPCMデータS1を入力DutyデータS2に変換するPCM−Duty変換回路101、入力DutyデータS2から帰還DutyデータS9を減算して補正DutyデータS3を演算する加算器(第2の加算器)102、その加算器102から出力する補正DutyデータS3をPWM信号S4に変換するDuty−PWM変換回路103、および入力クロックCLK1を分周してサンプリング周波数fsの2倍の周波数2fsのクロックCLK2(サンプリングクロックの2倍周波数)を生成する分周器104を備える。
補正回路500は、スイッチング回路200から出力するドライブパルスS5のゼロクロス点(VDD/2)を検出する遷移検出器501、その遷移検出器501のゼロクロス検出信号S6を取り込み、カウント用クロックCLK1と周期検出用クロックCLK2によって、ドライブパルスS5のサンプリングクロックの1/2周期の前半の立上り時のDutyデータS7又は後半の立下り時のDutyデータS7を算出するDuty算出器502、算出した立上り時/立下り時のDutyデータS7から入力DutyデータS2を減算しこれに帰還DutyデータS9を加算して誤差DutyデータS8(=S7−S2+S9)を演算する加算器(第1の加算器)503、および加算器503から出力する誤差DutyデータS8を記憶すると共に、そこから読み出したデータを帰還DutyデータS9として加算器102,503に出力するメモリ504を備える。
このメモリ504は、サンプリングクロックの周期(1/fs)を4分割した最初の期間aでは記憶しておいた前回のPWM波形の立下り時の誤差DutyデータS8を帰還DutyデータS9として読み出し、次の期間bでは今回のPWM波形の立下り時の誤差DutyデータS8を記憶し、次の期間cでは記憶しておいた前回のPWM波形の立上り時の誤差DutyデータS8を帰還DutyデータS9として読み出し、次の期間dでは今回のPWM波形の立上り時の誤差DutyデータS8を記憶し、以後期間a〜dが繰り返される。(期間a〜dは後記する図4のタイムチャート参照)。
なお、スイッチング回路200の後段には、図5に示したように、LCフィルタ回路300やスピーカ400が接続される。
次に動作を説明する。入力するPCMデータS1が、例えば、サンプリング周波数fs=44.1kHzで16ビットの場合は、図2に示すように、正の最大値が“+32767”、負の最大値が“−32767”、ゼロレベルが“0”である。
PCM−Duty変換器101にこのようなPCMデータS1が入力されると、入力DutyデータS2に変換される。このとき、正の最大値“+32767”は“1280”(=100%)に、負の最大値“−32767”は“0”(=0%)に、ゼロ値“0”は“640”(=50%)に変換される。
この入力DutyデータS2は、加算器102を経由することで補正DutyデータS3となって、Duty−PWM変換器103に入力し、そこでPWM信号S4に変換される。
図3は入力DutyデータS2が加算器102を経由してそのまま(補正を受けず)補正DutyデータS3としてDuty−PWM変換器103に入力する場合のDuty−PWM変換を示す波形図である。ここでは、クロックCLK1を、サンプリング周波数fsとして44.1kHzと48kHzのいずれでも対応できるよう、それらの最大公約数(7.056MHz)の整数倍の903.168MHz(=128×160fs=20480fs)としている。
従って、入力DutyデータS2=“1280”(=100%)のときはクロックCLK1の1280×2×8個分、入力DutyデータS2=“640”(=50%)のときはクロックCLK1の640×2×8個分、入力DutyデータS2=“1”のときはクロックCLK1の8個分、入力DutyデータS2=“0”(=0%)のときはクロックCLK1の0個分に相当するパルス幅のPWM信号S4が生成される。このDuty波形はパルスエネルギーの中心がサンプリング周期の中心になるような波形となり、前記し入力DutyデータS2はその半分のパルス幅を示す。
なお、図3では簡略化して、入力DutyデータS2=“1”のときは、クロックCLK1を1個分として表した。つまり、図3のクロックCLK1の1個のパルスは、8個のパルスに相当する。
図4は補正制御のタイムチャートである。サンプリング周期T1(=1/fs)において、PCMデータS1が“0”であり、これをPCM−Duty変換器101で変換すると、その入力DutyデータS2は“640”となる。このとき、帰還DutyデータS9が“0”(前回のサンプリング周期では誤差なし)であれば、S3(=S2−S9)=S2となり、Duty−PWM変換器103で変換されたPWM信号S4は、サンプリング周期T1の中心にエネルギー中心が合致する信号、つまり、サンプリング周期T1中心の前後にそれぞれ“640”のパルス幅をもつPWM信号S4となる。
しかし、このPWM信号S4がスイッチング回路200でスイッチングされるときに遅延等の歪が発生すると、そのドライブパルスS5のゼロクロス点を遷移検出器501で検出したゼロクロス検出信号S6のパルス幅は、サンプリング周期T1の中心に対して、例えば、前半が“620”、後半が“660”となり、サンプリング周期T1の中心に対してエネルギー中心が遅れる。
Duty算出器502では、ゼロクロス検出信号S6の前半の“620”のパルス幅(立上りパルス幅)を算出して、それを立上り時のDutyデータS7として加算器503に送る。この加算器503には、入力DutyデータS2が“640”として、前回の立上り時の帰還DutyデータS9が“0”として、ぞれぞれ入力しているので、加算結果の立上り時の誤差DutyデータS8(=S7−S2+S9)は“−20”となる。そして、この“−20”の誤差DutyデータS8が立上り誤差としてメモリ504に記憶される。この誤差Dutyデータは次回のサンプリング周期T2において、立上り時の帰還DutyデータS9として加算器102に加わり、次回の立上り時の補正DutyデータS3の生成に使用される。また、加算器503において次回の誤差DutyデータS8の生成に使用される。
次に、Duty算出器502では、ゼロクロス検出信号S6の後半の“660”のパルス幅(立下りパルス幅)を算出して、それを立下りDuty信号S7として加算器503に送る。この加算器503には、入力DutyデータS2が“640”として、前回の立下り時の帰還DutyデータS9が“0”として入力しているので、加算結果の立下り時の誤差DutyデータS8(=S7−S2+S9)は“20”となる。そして、この“20”の誤差DutyデータS8がメモリ504に立下り誤差として記憶される。この誤差Dutyデータは次回のサンプリング周期T2において、立下り時の帰還DutyデータS9として加算器102に加わり、次回の立下り時の補正DutyデータS3の生成に使用される。また、加算器503において次回の誤差DutyデータS8の生成に使用される。
前記したようにして、次回のサンプリング周期T2では、加算器102から出力する補正DutyデータS3(=S2−S9)は、その立上りが“660”、立下りが“620”となる。この補正DutyデータS3がスイッチング回路200でスイッチングされることにより遅れ歪を受けて、ドライブパルスS5が立上り“640”、立下り“640”と均等になり、ドライブパルスS5のパルス幅のエネルギー中心とサンプリング周期の中心が合致することになる。
これを検出した立上り時のDutyデータS7は、メモリ504から読み出した前回のサンプリング周期T1の立上り時のDutyデータ記憶値“−20”(=帰還DutyデータS9)と入力DutyデータS2と加算器503で演算され、加算結果の誤差DutyデータS8(=S7−S2+S9)は“−20”となる。そして、この“−20”の誤差DutyデータS8がメモリ504に立上り誤差として記憶される。この誤差DutyデータS8は次回のサンプリング周期T3において、立上り時の帰還DutyデータS9として加算器102に加わり、立上り時の補正DutyデータS3の生成に使用される。また、加算器503においてさらに次回の誤差DutyデータS8の生成に使用される。
立下り時のDutyデータS7は、メモリ504から読み出した前回のサンプリング周期T1の立下りDutyデータの記憶値“20”(=帰還DutyデータS9)と入力DutyデータS2と加算器503で演算され、加算結果の信号S8(=S7−S2+S9)は“20”となる。そして、この“20”の誤差DutyデータS8がメモリ504に立下り誤差として記憶される。この誤差Dutyデータは次回のサンプリング周期T3において、立下り時の帰還DutyデータS9として加算器102に加わり、立下り時の補正DutyデータS3の生成に使用される。また、加算器503においてさらに次回の誤差DutyデータS8の生成に使用される。
以上の動作が繰り返されることにより、スイッチング回路200から出力するドライブパルスS5は、サンプリング周期の中心にエネルギー中心が位置するパルス波形となるよう補正が行われるので、このドライブパルスS5がLCフィルタ回路300を経由してスピード400に入力されることにより、歪のない良好な音質で音声再生が行われることになる。
本発明のD級増幅器の要部の構成を示すブロック図である。 入力するPCMデータの波形図である。 Duty−PWM変換の説明図である。 図1のD級増幅器の動作のタイミングチャートである。 一般的なD級増幅器の構成を示すブロック図である。 PWM信号とドライブパルスの波形図である。 従来のD級増幅器の要部のブロック図である。 従来の別の例のD級増幅器の要部のブロック図である。
符号の説明
100,100A,100B:PWM変調回路
200:スイッチング回路
300:LCフィルタ回路
400:スピーカ
500,500A,500B:補正回路

Claims (5)

  1. サンプリングクロックの1/2周期当りのパルス幅を示す入力Dutyデータの2倍に相当するパルス幅を有するPWM信号を生成し、該PWM信号に応じて、サンプリングクロックの1/2周期の時点を中心として前後に連続するH側信号又はL側信号をもつドライブパルスをスイッチングにより生成し、該ドライブパルスをフィルタリングしてアナログ信号に復調するD級増幅方法であって、
    前記ドライブパルスの立上り時点から前記サンプリングクロックの1/2周期の時点までの立上りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に応じた立上り帰還Dutyデータにより、前記入力Dutyデータを補正して、次回の前記PWM信号の立上りパルス幅の生成用とすると共に、前記サンプリングクロックの1/2周期の時点から前記ドライブパルスの立下り時点までの立下りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に応じた立下り帰還Dutyデータにより、前記入力Dutyデータを補正して、次回の前記PWM信号の立下りパルス幅の生成用とし、
    前記立上り帰還Dutyデータおよび前記立下り帰還Dutyデータに応じて、前記PWM信号のパルス幅の中心の時点を前記サンプリングクロックの1/2周期の時点から前方又は後方にずらすことで、前記ドライブパルスのH側期間又はL側期間の中心を前記サンプリングクロックの1/2周期の時点に揃えることを特徴とするD級増幅方法。
  2. 請求項1に記載のD級増幅方法において、
    前記立上りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に対して、前回得られた前記立上り帰還Dutyデータを加味した値を、前記立上り帰還Dutyデータとし、
    前記立下りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に対して、前回得られた前記立下り帰還Dutyデータを加味した値を、前記立下り帰還Dutyデータとする、
    ことを特徴とするD級増幅方法。
  3. 請求項1又は2に記載のD級増幅方法において、
    前記サンプリングクロックを44.1kHz又は48kHzとし、前記入力Dutyデータをクロック数で表すとき、該クロックの周波数として、44.1kHzと48kHzの最小公倍数の整数倍の周波数のクロックを使用することを特徴とするD級増幅方法。
  4. サンプリングクロックの1/2周期当りのパルス幅を示す入力Dutyデータに基づき該入力Dutyデータの2倍に相当するパルス幅を有するPWM信号を生成するDuty−PWM変換器と、該Duty−PWM変換器で得られた前記PWM信号に応じて、サンプリングクロックの1/2周期の時点を中心として前後に連続するH側信号又はL側信号をもつドライブパルスをスイッチングにより生成するスイッチング回路と、該スイッチング回路で生成されたドライブパルスをアナログ信号に復調するLCフィルタ回路とを備えたD級増幅器であって、
    前記ドライブパルスの立上り時点および立下り時点を検出する遷移検出器と、
    該遷移検出器で検出した立上り時点から前記サンプリングクロックの1/2周期の時点までのパルス幅を立上りDutyデータとして算出し、前記サンプリングクロックの1/2周期の時点から前記遷移検出器で検出した立下り時点までのパルス幅を立下りDutyデータとして算出するDuty算出器と、
    該Duty算出器で算出した立上りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に応じて立上り帰還Dutyデータを作成すると共に、前記立下りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に応じて立下り帰還Dutyデータを作成する第1の加算器と、
    該第1の加算器で得られた前記立上り帰還Dutyデータおよび前記立下り帰還Dutyデータを格納するメモリと、
    前記入力Dutyデータから前記メモリより読み出した前記立上り帰還Dutyデータを減算して前記Duty−PWM変換器に送り、前記入力Dutyデータから前記メモリより読み出した前記立下り帰還Dutyデータを減算して前記Duty−PWM変換器に送る第2の加算器と、
    を備えることを特徴とするD級増幅器。
  5. 請求項4に記載のD級増幅器において、
    前記第1の加算器は、前記Duty算出器で算出した立上りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に対して、前記メモリから読み出した前回の立上り帰還Dutyデータを加算して、次回用の立上り帰還Dutyデータを作成すると共に、前記Duty算出器で算出した立下りDutyデータと前記入力Dutyデータとの差分に対して、前記メモリから読み出した前回の立下り帰還Dutyデータを加算して、次回用の立上り帰還Dutyデータを作成する、
    ことを特徴とするD級増幅器。
JP2006325173A 2006-12-01 2006-12-01 D級増幅方法およびd級増幅器 Expired - Fee Related JP4859644B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325173A JP4859644B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 D級増幅方法およびd級増幅器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006325173A JP4859644B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 D級増幅方法およびd級増幅器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008141447A true JP2008141447A (ja) 2008-06-19
JP4859644B2 JP4859644B2 (ja) 2012-01-25

Family

ID=39602468

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006325173A Expired - Fee Related JP4859644B2 (ja) 2006-12-01 2006-12-01 D級増幅方法およびd級増幅器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4859644B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021131847A1 (ja) * 2019-12-24 2021-07-01 ソニーグループ株式会社 信号処理装置、増幅装置、及び再生装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252527A (ja) * 2000-12-28 2002-09-06 Nokia Mobile Phones Ltd パルス幅変調信号を補償するための方法及び信号経路構成
JP2003110376A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Sony Corp 信号増幅装置
JP2004128958A (ja) * 2002-10-03 2004-04-22 Mitsubishi Electric Corp D級増幅器
JP2004194335A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Dialog Semiconductor Gmbh D級増幅器の重心補償
JP2005143090A (ja) * 2003-09-25 2005-06-02 Internatl Rectifier Corp Pcmからpwmに変換するための方法および装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002252527A (ja) * 2000-12-28 2002-09-06 Nokia Mobile Phones Ltd パルス幅変調信号を補償するための方法及び信号経路構成
JP2003110376A (ja) * 2001-09-28 2003-04-11 Sony Corp 信号増幅装置
JP2004128958A (ja) * 2002-10-03 2004-04-22 Mitsubishi Electric Corp D級増幅器
JP2004194335A (ja) * 2002-12-11 2004-07-08 Dialog Semiconductor Gmbh D級増幅器の重心補償
JP2005143090A (ja) * 2003-09-25 2005-06-02 Internatl Rectifier Corp Pcmからpwmに変換するための方法および装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021131847A1 (ja) * 2019-12-24 2021-07-01 ソニーグループ株式会社 信号処理装置、増幅装置、及び再生装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4859644B2 (ja) 2012-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10826478B2 (en) Pulse-width modulation
JP4802765B2 (ja) D級増幅器
TWI272765B (en) Audio reproducing apparatus and method
JP4835012B2 (ja) D級増幅器
JPWO2003030373A1 (ja) デルタシグマ変調装置及び信号増幅装置
US7656946B2 (en) Pulse width modulation amplifier
WO1997037433A1 (en) Conversion of a pcm signal into a upwm signal
JP2005341550A (ja) D級増幅器
JP2004274712A (ja) ディジタル・フィードバック付きd級増幅器
CN100555845C (zh) 用于校正放大设备中的信号失真的方法和设备
US20080151726A1 (en) Optical disc recording and reproducing apparatus and optical disc recording and reproducing method
KR20040041065A (ko) 3개의 물리적 레벨들에 의한 다중-레벨 d급 증폭기
US20080224788A1 (en) Method and Apparatus for Pulse width Modulation in a Switching Amplifier
JP4859644B2 (ja) D級増幅方法およびd級増幅器
JP2006191250A (ja) 増幅器およびボリューム機能付き増幅器
JP2004328428A (ja) Pwm信号発生器及びpwm信号発生方法並びにディジタル・アナログ変換器及びディジタルアンプ
CN100386963C (zh) 音频再生装置及方法
CN101142740B (zh) 用于对pwm输入信号进行放大的设备
EP2629417A1 (en) Switching amplifier system and method for suppressing signal distortion thereof
JP2004032095A (ja) パルス幅変調器
US8477581B1 (en) Asymmetry compensation system
JP2006238293A (ja) D級増幅器
JP4985380B2 (ja) 信号生成装置およびd級増幅装置
KR100540152B1 (ko) Pcm입력신호를upwm출력신호로변환하는신호변환기및pcm입력신호를upwm출력신호로변환하는신호변환방법
JP2009010528A (ja) パルス幅変調信号生成方法、パルス幅変調信号生成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091106

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110120

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111018

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111101

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4859644

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141111

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees