JP2009010528A - パルス幅変調信号生成方法、パルス幅変調信号生成装置 - Google Patents

パルス幅変調信号生成方法、パルス幅変調信号生成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009010528A
JP2009010528A JP2007168061A JP2007168061A JP2009010528A JP 2009010528 A JP2009010528 A JP 2009010528A JP 2007168061 A JP2007168061 A JP 2007168061A JP 2007168061 A JP2007168061 A JP 2007168061A JP 2009010528 A JP2009010528 A JP 2009010528A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulse width
width modulation
waveform
signal
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007168061A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukito Takeda
幸人 武田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
System Solutions Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Semiconductor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd, Sanyo Semiconductor Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2007168061A priority Critical patent/JP2009010528A/ja
Publication of JP2009010528A publication Critical patent/JP2009010528A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】パルス幅変調信号に基づくスイッチング回数を抑制する。
【解決手段】入力信号のレベルに応じてパルス幅が設定される同期した2つのパルス幅変調信号であって、入力信号のレベルが0のときにHレベル又はLレベルに固定される2つの相補的な変調コードパターンを設定しておき、パルス幅変調信号の1周期毎に2つの変調コードパターンを切り替えて使用する。
【選択図】図2

Description

本発明は、パルス幅変調信号生成方法、パルス幅変調信号生成装置に関する。
D級アンプは、A級、B級、AB級等といったその他のクラスのアンプと対比して電力効率が高く、例えば、スピーカを駆動するオーディオアンプに主に用いられている。尚、D級アンプの種別としては、アナログ信号を入力信号とするタイプと、デジタル信号を入力信号とするタイプと、がある。尚、後者のタイプのD級アンプは、デジタルアンプ(1ビットアンプ)と呼ばれており、入力段から出力段(スピーカ前段のフィルタを除く)までの間の信号処理を全てデジタル化できるので、高品質の再生が可能である。
図6に示すように、D級アンプは、アナログ又はデジタルの入力信号S2をPWM(Pulse Width Modulation)方式に従って入力信号レベルに応じたパルス幅を有した正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNに変換するPWM信号生成器610と、4個のトランジスタQ1〜Q4によって構成され、PWM信号P、Nに基づいてトランジスタQ1〜Q4がオンオフする電力スイッチング回路620と、電力スイッチング回路620の出力から高周波成分を除去してスピーカ640を駆動するLPF(Low Pass Filter)630と、によって構成される。
トランジスタQ1、Q2の接続点から正側PWM信号Pが出力され、トランジスタQ3、Q4の接続点から負側PWM信号Nが出力される。スピーカの+端子には正側PWM信号Pに基づくLPF630出力が印加され、スピーカの−端子には正側PWM信号Pの逆相となる負側PWM信号Nに基づくLPF630出力が印加される。このように、電力スイッチング回路620からLPF630を介したスピーカ640までの接続方式はBTL(Balanced Transformer Less)接続と呼ばれている。BTL接続の場合、通常のシングルエンド接続の場合と対比して、スピーカ640の再生波形の振幅レベル(Peak-to-Peak)は2倍となり、4倍の電力が理論上得られる。
図2に示すパターンAは、“−3”〜“+3”のレベルの入力信号S2が入力されたときの正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNの波形を示す図である。
入力信号S2のレベルが“0”の場合のパルス波形を基準として、入力信号S2のレベルが正方向に“+1”、“+2”、“+3”と増加するに従って、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は当該基準時から正の時間軸方向(図2において基準時より右側の方向)に向けて所定のステップ長で長くなり、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は当該基準時から負の時間軸方向に向けて当該ステップ長で短くなる。
また、入力信号S2のレベルが“0”の場合のパルス波形を基準として、入力信号S2のレベルが負方向に“−1”、“−2”、“−3”と減少するに従って、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は当該基準時から負の時間軸方向に向けて当該ステップ長で短くなり、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は当該基準時から正の時間軸方向に向けて当該ステップ長で長くなる。
図3に示すパターンBは、“−3”〜“+3”のレベルの入力信号S2が入力されたときの正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNの波形を示す図である。
入力信号S2のレベルが“0”の場合のパルス波形を基準として、入力信号S2のレベルが正方向に“+1”、“+2”、“+3”と増加するに従って、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は当該基準時から負の時間軸方向に向けて所定のステップ長で長くなり、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は当該基準時から正の時間軸方向に向けて当該ステップ長で短くなる。
また、入力信号S2のレベルが“0”の場合のパルス波形を基準として、入力信号S2のレベルが負方向に“−1”、“−2”、“−3”と減少するに従って、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は当該基準時から正の時間軸方向に向けて当該ステップ長で短くなり、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は当該基準時から負の時間軸方向に向けて当該ステップ長で長くなる。
図8は、従来技術に係る主要信号の波形を示した図である。尚、図8に示す例は、PWMクロックCKの第1パルス周期目T1から第12パルス周期目T12までの間に、入力信号S2のレベルが“+1,0,−1,−2,−1,0,+1,+1,0,0,0,+1”の順に推移する事例を示している。
第1パルス周期目T1において、コードパターンAのうちの入力信号S2のレベル“+1”に応じた1組の正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNが選択される。第2パルス周期目T2において、コードパターンBのうちの入力信号S2のレベル“0”に応じた1組の正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNが選択される。第3パルス周期目T3において、コードパターンAのうちの入力信号S2のレベル“−1”に応じた1組の正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNが選択される。第4パルス周期目T4以降についても同様に、コードパターンAとコードパターンBとを交互に選択して、正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNを出力する。
図7は、従来のPWM信号生成器202の構成を示した図である。尚、図7に示す例は、図8に示す動作を実現するものである。
第1の鋸波生成器232は、入力信号S2のレベルに対応して、PWMクロックCKの1パルス周期内で、カウンタクロックCLKの1周期毎に−3から+3まで段階的に増加した後、+3から−3に変化する動作を繰り返す第1の鋸波信号TAを生成する。第2の鋸波生成器233は、入力信号S2の量子化レベルに対応して、PWMクロックCKの1パルス周期内で、−3から+3に変化した後、+3から−3まで段階的に減少する動作を繰り返す第2の鋸波信号TBを生成する。
2進カウンタ270は、PWMクロックCKの立ち上がりエッジ毎に“1”と“0”を切り替えて出力する。第1の選択器234は、2進カウンタ270の出力が“1”のときに第1の鋸波生成器232から出力される第1の鋸波信号TAを選択して出力し、2進カウンタ270の出力が“0”のときに第2の鋸波生成器233から出力される第2の鋸波信号TBを選択して出力する。
第1の比較器242は、カウンタクロックCLKの1周期毎に、入力信号S2のレベルを、第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBの各レベルと逐次比較する。入力信号S2のレベルが第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBのレベルよりも高い場合には出力する比較信号SSPを“1”とし、入力信号S2のレベルが第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBのレベルよりも低い場合には比較信号SSPを“0”とする。
第2の比較器244は、カウンタクロックCLKの1周期毎に、入力信号S2のレベルを、第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBの各レベルをインバータ素子236により反転した各レベルと逐次比較する。入力信号S2のレベルが第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBの反転レベルよりも高い場合には出力する比較信号SSNを“1”とし、入力信号S2のレベルが第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBの反転レベルよりも低い場合には比較信号SSNを“0”とする。
第1の比較器242の出力は、遅延素子262を介して正側PWM信号SPとして出力する。また、第2の比較器254の出力は、遅延素子264を介して、負側PWM信号SNとして出力する。
特開2002−158544号公報
ところで、D級アンプの場合、電力スイッチング回路を構成するトランジスタをPWM信号生成器から出力されるPWM信号に基づきスイッチング駆動することに伴って、EMI(Electro Magnetic Interference)ノイズが発生する。また、電力スイッチング回路から出力されるスイッチング波形は、現実的にはスルーレート(エッジの傾きを表す指標)が理想的な無限大とはならずに波形鈍りが生じる。更に、スイッチング波形がオーバーシュート後に波打つリンギングと呼ばれる現象が起こる。
具体的には、図8に示されているように、第2パルス周期目T2などのように入力信号S2のレベルが“0”の場合、正側PWM信号SPと負側PWM信号NPの差動出力波形(SP−SN)のレベルは一定であるにもかかわらず、正側PWM信号SPと負側PWM信号NPは1周期内で変化する。このとき、正側PWM信号P及び負側PWM信号Nのスイッチングが原因で上記EMIノイズ等が発生し、D級アンプの出力信号の音質が劣化する。
以上のように、D級アンプでは、電力スイッチング回路を構成するトランジスタをPWM信号に基づきスイッチング駆動することに伴って上記の各種の問題の影響力が高まるために、上記スイッチング回数を極力減らす対策が求められていた。
前述した課題を解決するための主たる本発明は、入力信号のレベルに応じたパルス幅をそれぞれ有する第1及び第2のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調信号生成方法において、第1の入力レベルに対して第1のパルス幅変調信号が第1の波形となり第2のパルス幅変調信号が第2の波形となる第1の組と、第2の入力レベルに対して第1及び第2のパルス幅変調信号が第1の所定の値となる第2の組と、第3の入力レベルに対して第1のパルス幅変調信号が第2の波形となり第2のパルス幅変調信号が第1の波形となる第3の組と、を含む第1のパルス幅変調コードパターンと、第1の入力レベルに対して第1のパルス幅変調信号が第3の波形となり第2のパルス幅変調信号が第4の波形となる第4の組と、第2の入力レベルに対して第1及び第2のパルス幅変調信号が第1の所定の値と異なる第2の所定の値となる第5の組と、第3の入力レベルに対して第1のパルス幅変調信号が第4の波形となり第2のパルス幅変調信号が第3の波形となる第6の組と、第2のパルス幅変調コードパターンと、を備え、第1の波形の初期値、第2の波形の初期値、第3の波形の最終値、第4の最終値および第1の所定の値は等しく、第1の波形の最終値、第2の波形の最終値、第3の波形の初期値、第4の初期値および第2の所定の値は等しいものであって、第1または第3の入力レベルに対して、第1のパルス幅変調コードパターンに応じて第1の組または第3の組を出力した後、入力信号のレベルに応じて第2のパルス幅変調コードパターンに応じた第4乃至第6の組を出力し、第1または第3の入力レベルに対して、第2のパルス幅変調コードパターンに応じて第4の組または第6の組を出力した後、入力信号のレベルに応じて第1のパルス幅変調コードパターンに応じた第1乃至第3の組を出力し、第2の入力レベルに対して、第1のパルス幅変調コードパターンに応じて第2の組を出力した後、入力信号のレベルに応じて第1のパルス幅変調コードパターンに応じた第1乃至第3の組を出力し、第2の入力レベルに対して、第2のパルス幅変調コードパターンに応じて第5の組を出力した後、入力信号のレベルに応じて第2のパルス幅変調コードパターンに応じた第4乃至第6の組を出力すること、を特徴とする。
本発明によれば、パルス幅変調信号に基づくスイッチング回数を抑制することができる。
<<<D級アンプの構成>>>
図1は、本発明に係るD級アンプの構成を示した図である。尚、図1に示すD級アンプ10は、入力信号S1がCDやDVD等のオーディオソースから得られたデジタルオーディオ信号の場合である。即ち、D級アンプ10は、デジタルアンプ(1ビットアンプ)の場合である。また、D級アンプ10は、BTL接続方式を採用するものである。尚、D級アンプ10は、本実施形態のデジタルアンプに限定されず、入力信号S1がアナログオーディオ信号の場合であってもよい。
ΔΣ変調器100は、Mビットの入力信号S1が入力され、N(N<M)ビットのΔΣ変調信号S2に量子化する。具体的には、量子化器(不図示)の出力S2を遅延した後にフィードバックして入力信号S1との差分(Δ演算)を求め、更に、この差分を積分器(不図示)により積分(Σ演算)した後に量子化することで、量子化誤差のノイズシェーピングを図るものである。
PWM信号生成器204は、ΔΣ変調器100より出力されたNビットのΔΣ変調信号S2の量子化レベルに基づいて、1ビットの正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNを生成する。尚、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNのパルス幅は、NビットのΔΣ変調信号S2の量子化レベルが表現する10進数の値に応じた長さとなる。
電力スイッチング回路300は、電源電圧VCCと基準電位GND間に直列接続され、正側PWM信号SPに基づき相補的にオンオフするトランジスタMA、MBと、同様に、電源電圧VCCと基準電位GND間に直列接続され、負側PWM信号SNに基づき相補的にオンオフするトランジスタMC、MDと、によって構成される。トランジスタMA、MBの接続点Pから正側パルス駆動電圧VPが取り出され、トランジスタMC、MDの接続点Nから負側パルス駆動電圧VNが取り出される。尚、本実施形態では、トランジスタMA、MCはPMOS電界効果型トランジスタであり、トランジスタMB、MDはNMOS電界効果型トランジスタであるが、これらのトランジスタに限定されない。
LPF400は、一方の端子に正側パルス駆動電圧VPが印加される正側のチョークコイルLpと、一方の端子に負側パルス駆動電圧VNが印加される負側のチョークコイルLnと、正側チョークコイルLp並びに負側チョークコイルLnの他方の端子間に介在させるコンデンサCと、によって構成される。即ち、LPF400は、正側パルス駆動電圧VP並びに負側パルス駆動電圧VNの高周波成分を共通に除去するLCフィルタとして機能する。尚、正側パルス駆動電圧VP並びに負側パルス駆動電圧VNはLPF400を介してスピーカ500の+端子並びに−端子にそれぞれ印加される。即ち、スピーカ500は、正側パルス駆動電圧VPから負側パルス駆動電圧VNを減算した差動出力波形(SP−SN)によって駆動される。尚、正側パルス駆動電圧VP並びに負側パルス駆動電圧VNは、本実施形態の場合、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNと同一の論理の波形となる。
<<<第1のPWMコードパターン>>>
図2は、本発明に係る第1のPWMコードパターンA’を説明するための図である。尚、Nビットが3ビットの場合のΔΣ変調信号S2の量子化レベルが表現する10進数が、+3から−3までの合計7レベルを示す場合である。即ち、PWMクロックCKの1パルス周期が、カウンタクロックCLKの6周期で計時される場合である。尚、PWMクロックCKの1パルス周期は、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNの1周期に対応する。また、カウンタクロックCLKは、Σ変調器100で用いられるクロックと同期がとれており、且つ同一の周波数を有したクロックのことである。カウンタクロックCLKの1周期は、第1の鋸波信号TA並びに第2の鋸波信号TBのステップ長に対応する。
第1のPWM基準コードパターンAは、本発明に係る第1のPWMコードパターンA’の基礎となるパターンである。第1のPWM基準コードパターンAでは、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”のとき、正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNは、PWMクロックCKの1パルス周期内で、当該1パルス周期を二等分する基準時(カウンタクロックCLKの3周期目と4周期目の境界)よりも負の時間帯(カウンタクロックCLKの1周期目から3周期目までの期間)がHレベルを示し且つ当該基準時よりも正の時間帯(カウンタクロックCLKの4周期目から6周期目までの期間)がLレベルを示すオンデューティ50%のパルス波形となる。尚、このとき、正側PWM信号SPから負側PWM信号SNを減算した差動出力波形(SP−SN)は、PWMクロックCKの1パルス周期内で0レベルとなり、スピーカ500は駆動されない停止状態となる。
ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”の場合のパルス波形を基準として、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが正方向に“+1”、“+2”、“+3”と増加するに従って、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は当該基準時から正の時間軸方向(図2において基準時より右側の方向)に向けて所定のステップ長(カウンタクロックCLKの1周期の長さ)で長くなり、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は当該基準時から負の時間軸方向に向けて当該ステップ長で短くなる。
また、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”の場合のパルス波形を基準として、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが負方向に“−1”、“−2”、“−3”と減少するに従って、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は当該基準時から負の時間軸方向に向けて当該ステップ長で短くなり、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は当該基準時から正の時間軸方向に向けて当該ステップ長で長くなる。
第1のPWMコードパターンA’は、第1のPWM基準コードパターンAのうち、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”のコードを変更したパターンである。図2に示すように、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”のとき、正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNは、PWMクロックCKの1パルス周期内で“1”に固定する。このように変更しても、第1のPWM基準コードパターンAと同様に、差動出力波形(SP−SN)は、PWMクロックCKの1パルス周期内で0レベルとなり、スピーカ500は駆動されない停止状態となる。
なお、本願の請求項において、第1の波形は、第1のPWMコードパターンA’のうちΔΣ変調信号S2が“+1”のときの正側PWM信号SP、及び、ΔΣ変調信号S2が“−1”のときの負側PWM信号SNに対応する。第2の波形は、第1のPWMコードパターンA’のうちΔΣ変調信号S2が“+1”のときの負側PWM信号SN、及び、ΔΣ変調信号S2が“−1”のときの正側PWM信号SPに対応する。
また、本願の請求項において、第1の組は、第1のPWMコードパターンA’のうちΔΣ変調信号S2が“+1”のときの正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNに対応する。第2の組は、第1のPWMコードパターンA’のうちΔΣ変調信号S2が“0”のときの正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNに対応する。第3の組は、第1のPWMコードパターンA’のうちΔΣ変調信号S2が“−1”のときの正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNに対応する。
<<<第2のPWMコードパターン>>>
図3は、本発明に係る第2のPWMコードパターンB’を説明するための図である。尚、図2と同様に、Nビットが3ビットの場合のΔΣ変調信号S2の量子化レベルが表現する10進数が、+3から−3までの合計7レベルを示す場合である。
第2のPWM基準コードパターンBは、本発明に係る第2のPWMコードパターンB’の基礎となるパターンである。第2のPWM基準コードパターンBは、図2に記載の第1のPWM基準コードパターンAと相補的な関係となる。即ち、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”のとき、正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNは、PWMクロックCKの1パルス周期内で、当該1パルス周期を二等分する基準時よりも正の時間帯がHレベルを示し且つ当該基準時よりも負の時間帯がLレベルを示すオンデューティ50%のパルス波形となる。
ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”の場合のパルス波形を基準波形として、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが正方向に“+1”、“+2”、“+3”と増加するに従って、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は当該基準時から負の時間軸方向に向けて所定のステップ長で長くなり、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は当該基準時から正の時間軸方向に向けて当該ステップ長で短くなる。
また、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”の場合のパルス波形を基準として、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが負方向に“−1”、“−2”、“−3”と減少するに従って、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は当該基準時よりも正の時間軸方向に向けて当該ステップ長で短くなり、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は当該基準時よりも負の時間軸方向に向けて当該ステップ長で長くなる。
第2のPWMコードパターンB’は、第2のPWM基準コードパターンBのうち、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”のコードを変更したパターンである。図3に示すように、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”のとき、正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNは、PWMクロックCKの1パルス周期内で“0”に固定する。このように変更しても、第2のPWM基準コードパターンBと同様に、差動出力波形(SP−SN)は、PWMクロックCKの1パルス周期内で0レベルとなり、スピーカ500は駆動されない停止状態となる。
なお、本願の請求項において、第3の波形は、第2のPWMコードパターンB’のうちΔΣ変調信号S2が“+1”のときの正側PWM信号SP、及び、ΔΣ変調信号S2が“−1”のときの負側PWM信号SNに対応する。第4の波形は、第2のPWMコードパターンB’のうちΔΣ変調信号S2が“+1”のときの負側PWM信号SN、及び、ΔΣ変調信号S2が“−1”のときの正側PWM信号SPに対応する。
また、本願の請求項において、第4の組は、第2のPWMコードパターンB’のうちΔΣ変調信号S2が“+1”のときの正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNに対応する。第5の組は、第2のPWMコードパターンB’のうちΔΣ変調信号S2が“0”のときの正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNに対応する。第6の組は、第2のPWMコードパターンB’のうちΔΣ変調信号S2が“−1”のときの正側PWM信号SP及び負側PWM信号SNに対応する。
<<<パルス幅変調信号生成装置の動作例>>>
図5は、本発明のパルス幅変調信号生成装置の一実施形態に係る主要信号の波形を示した図である。尚、図5に示す例は、PWMクロックCKの第1パルス周期目T1から第12パルス周期目T12までの間に、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“+1,0,−1,−2,−1,0,+1,+1,0,0,0,+1”の順に推移する事例を示している。
第1パルス周期目T1において、第1のPWMコードパターンA’が選択される。そして、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“+1”のため、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は、基準時より正の時間軸方向に向けてカウンタクロックCLKの1周期分長くなる。即ち、正側PWM信号SPは、カウンタクロックCLKの1周期目が開始するタイミングで立ち上がり、カウンタクロックCLKの4周期目が終了するタイミングで立ち下がる。また、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は、基準時より負の時間軸方向に向けてカウンタクロックCLKの1周期分短くなる。即ち、負側PWM信号SNは、カウンタクロックCLKの1周期目が開始するタイミングで立ち上がり、カウンタクロックCLKの2周期目が終了するタイミングで立ち下がる。差動出力波形(SP−SN)は、カウンタクロックCLKの3周期から4周期目までの間にHレベルを示すパルス波形となる。
第2パルス周期目T2において、第2のPWMコードパターンB’が選択される。そして、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”のため、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNは、第2パルス周期目T2内でLレベルに固定され、差動出力波形(SP−SN)はLレベルに固定される。尚、第1パルス周期目T1では第1のPWMコードパターンA’を選択し、第2パルス周期目T2では第2のPWMコードパターンB’を選択するため、第1パルス周期目T1から第2パルス周期目T2の切り替わりの際、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNはエッジが生じない。
第3パルス周期目T3において、第2のPWMコードパターンB’が選択される。そして、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“−1”のため、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は、基準時より正の時間軸方向に向けてカウンタクロックCLKの1周期分短くなる。即ち、正側PWM信号SPは、カウンタクロックCLKの5周期目が開始するタイミングで立ち上がる。また、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は、基準時より負の時間軸方向に向けてカウンタクロックCLKの1周期分長くなる。即ち、負側PWM信号SNは、カウンタクロックCLKの3周期目が開始するタイミングで立ち上がる。差動出力波形(SP−SN)は、カウンタクロックCLKの3周期から4周期目までの間にHレベルを示すパルス波形となる。従って、第3パルス周期目T3では、電力スイッチング回路300でのスイッチング回数SWは1回である。
第4パルス周期目T4において、第1のPWMコードパターンA’が選択される。そして、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“−2”のため、正側PWM信号SPのHレベルのパルス幅は、基準時より負の時間軸方向に向けてカウンタクロックCLKの2周期分短くなる。即ち、正側PWM信号SPは、カウンタクロックCLKの1周期目が終了するタイミングで立ち下がる。また、負側PWM信号SNのHレベルのパルス幅は、基準時より正の時間軸方向に向けてカウンタクロックCLKの2周期分長くなる。即ち、負側PWM信号SNは、カウンタクロックCLKの6周期目が終了するタイミングで立ち下がる。差動出力波形(SP−SN)は、カウンタクロックCLKの2周期から5周期目までの間にLレベルを示すパルス波形となる。尚、第3パルス周期目T3では第2のPWMコードパターンB’を選択し、第4パルス周期目T4では第1のPWMコードパターンA’を選択するため、第3パルス周期目T3から第4パルス周期目T4の切り替わりの際、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNはエッジが生じない。
第5パルス周期目T5から第12パルス周期目T12までは、第1パルス周期目T1から第4パルス周期目T4までの動作と同様の動作となるので以下では説明を省略する。
以上のように、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”ではない条件下で、第1のPWMコードパターンA’から第2のPWMコードパターンB’の切り替わりの際、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNに基づくスイッチング回数は通常0回である。即ち、第1のPWMコードパターンA’から第2のPWMコードパターンB’の切り替わりの際にLレベルを継続するので、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNに基づくスイッチング回数は0回となる。
同様に、第2のPWMコードパターンB’から第1のPWMコードパターンA’の切り替わりの際にHレベルを継続するので、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNに基づくスイッチング回数は0回である。
第2パルス周期目T2では第2のPWMコードパターンB’のうちΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”に対応する信号を選択し、第3パルス周期目T3では第2パルス周期目T2と同様に第2のPWMコードパターンB’を選択する。このため、第2パルス周期目T2から第3パルス周期目T3の切り替わりの際、正側PWM信号SP並びに負側PWM信号SNはエッジが生じない。
この結果、EMIノイズ、スイッチング波形の鈍りやリンギング等といった電力スイッチング回路300のスイッチング駆動に伴う各種問題を抑制することができ、D級アンプ10の精度や品質を向上させることが可能となる。
<<<パルス幅変調信号生成装置の構成例>>>
図4は、本発明のパルス幅変調信号生成装置の一実施形態に係るPWM信号生成器204の構成を示した図である。尚、図4に示す例は、図5に示す動作を実現するものであり、図2並びに図3に示した例と同様に、Nビットが3ビットの場合のΔΣ変調信号S2の量子化レベルが表現する10進数が+3から−3までの合計7レベルを示す場合とする。
等価器212は、ΔΣ変調器210から出力されたΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”か否かを判定する。ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”であれば出力するフラグbpzを“1”とし、“0”でなければフラグbpzを“0”とする。
第1の鋸波生成器232は、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルに対応して、PWMクロックCKの1パルス周期内で、カウンタクロックCLKの1周期毎に−3から+3まで段階的に増加した後、+3から−3に変化する動作を繰り返す第1の鋸波信号TAを生成する。例えば、第1の鋸波生成器232は、カウンタクロックCLKのエッジによりアップカウントを行うアップカウンタによって実現される。尚、第1の鋸波信号TAは、第1のPWMコードパターンA’を生成するために用いられる。
第2の鋸波生成器233は、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルに対応して、PWMクロックCKの1パルス周期内で、−3から+3に変化した後、+3から−3まで段階的に減少する動作を繰り返す第2の鋸波信号TBを生成する。例えば、第2の鋸波生成器233は、カウンタクロックCLKのエッジによりダウンカウントを行うダウンカウンタによって実現される。尚、第2の鋸波信号TBは、第2のPWMコードパターンB’を生成するために用いられる。
0値制御回路280は、フラグbpzが“1”のときにDフリップフロップ226より出力されるフラグFを選択して出力し、フラグbpzが“0”のときにインバータ素子224により反転されたフラグFを選択して出力する第5の選択器222と、PWMクロックCKのエッジが発生する毎に第5の選択器222の出力を取り込んでフラグFとして出力するDフリップフロップ226と、を有する。
第1の選択器234は、0値制御回路280より出力されるフラグFが“1”のときに第1の鋸波信号TAを選択し、フラグFが“0”のとき第2の鋸波信号TBを選択して出力する。
第1の比較器242は、カウンタクロックCLKの1周期毎に、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルを、第1の選択器234より出力された第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBの各レベルと逐次比較する。ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBのレベルよりも高い場合には出力する比較信号SSPを“1”とし、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBのレベルよりも低い場合には比較信号SSPを“0”とする。
第2の比較器244は、カウンタクロックCLKの1周期毎に、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルを、第1の選択器234より出力された第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBの各レベルをインバータ素子236により反転した各レベルと逐次比較する。ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBの反転レベルよりも高い場合には出力する比較信号SSNを“1”とし、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが第1の鋸波信号TA又は第2の鋸波信号TBの反転レベルよりも低い場合には比較信号SSNを“0”とする。
第2の選択器252は、フラグbpzが“1”の場合、フラグbpzが“1”のときに0値制御回路280より出力されるフラグFを選択して出力する。また、第2の選択器252は、フラグbpzが“0”の場合、第1の比較器242より出力される比較信号SSPを出力する。第2の選択器252の出力は、遅延素子262を介して、第1のPWMコードパターンA’の場合の正側PWM信号SPとなる。
第3の選択器254は、フラグbpzが“1”の場合、フラグbpzが“1”のときに0値制御回路280より出力されるフラグFを選択して出力する。また、第3の選択器254は、フラグbpzが“0”の場合、第2の比較器244からインバータ246を介して出力される比較信号SSNの反転信号を出力する。第3の選択器254の出力は、遅延素子264を介して、第1のPWMコードパターンA’の場合の負側PWM信号SNとなる。
なお、本願の請求項において、第1のパルス幅変調信号生成回路は第1の比較器242及び第2の選択器252に対応し、第2のパルス幅変調信号生成回路は第2の比較器244及び第3の選択器254に対応する。また、本願の請求項において、制御回路は等価器212、0値制御回路280、第1の鋸波生成器232、第2の鋸波生成器233、第1の選択器234に対応する。
以上の構成により、PWMクロックCKの1パルス周期毎に、第1のPWMコードパターンA’と第2のPWMコードパターンB’が切り替えて使用される。また、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”のとき、第1のPWMコードパターンA’又は第2のPWMコードパターンB’が次の1パルス周期で切り替えずにそのまま使用される。さらに、次のパルス周期以降では、継続して使用した第1のPWMコードパターンA’又は第2のPWMコードパターンB’を基礎として、再び、PWMクロックCKの1パルス周期毎に第1のPWMコードパターンA’又は第2のPWMコードパターンB’の切り替えが行われる。
以上より、ΔΣ変調信号S2の量子化レベルが“0”のときのスイッチング回数が減少するため、正側パルス駆動電圧VP並びに負側パルス駆動電圧VNに含まれる高周波成分が抑えられる。また、これにより、D級アンプ10の用途によっては、スピーカ500の前段に設けられるLPF400を取り除くことができる。尚、このようにLPF400を取り除ける状態はD級アンプ10にとって好ましい。即ち、LPF400は、D級アンプ10の中で大きな空間を占有し、小型電子機器向けのD級アンプ10の一部品としては好ましくないからであり、また、チョークコイルLp、Lnは、消費電力が大きいので、D級アンプ10の電力効率を悪化させる一つの要因となっているからである。
以上、本発明の実施形態について説明したが、前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更/改良され得るとともに、その等価物も含まれるものである。
本発明に係るD級アンプの構成を示した図である。 本発明に係るPWM変調コードパターンの一例を示した図である。 本発明に係るその他のPWM変調コードパターンの一例を示した図である。 本発明に係るPWM信号生成器の構成を示した図である。 本発明に係るPWM信号生成器の動作を説明するための主要信号の波形図である。 D級アンプの構成を示した図である。 PWM信号生成器の構成を示した図である。 PWM信号生成器の動作を説明するための主要信号の波形図である。
符号の説明
100 ΔΣ変調器
202、204 PWM信号生成器
212 等価器
220 0値制御回路
222 第5の選択器
224 インバータ素子
226 Dフリップフロップ
232 第1の鋸波生成器
233 第2の鋸波生成器
234 第1の選択器
236 インバータ素子
242 第1の比較器
252 第3の選択器
244 第2の比較器
254 第4の選択器
262、264 遅延素子
270 2進カウンタ
300 電力スイッチング回路
400 LPF
500 負荷

Claims (2)

  1. 入力信号のレベルに応じたパルス幅をそれぞれ有する第1及び第2のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調信号生成方法において、
    第1の入力レベルに対して前記第1のパルス幅変調信号が第1の波形となり前記第2のパルス幅変調信号が第2の波形となる第1の組と、第2の入力レベルに対して前記第1及び第2のパルス幅変調信号が第1の所定の値となる第2の組と、第3の入力レベルに対して前記第1のパルス幅変調信号が前記第2の波形となり前記第2のパルス幅変調信号が前記第1の波形となる第3の組と、を含む第1のパルス幅変調コードパターンと、
    前記第1の入力レベルに対して前記第1のパルス幅変調信号が第3の波形となり前記第2のパルス幅変調信号が第4の波形となる第4の組と、前記第2の入力レベルに対して前記第1及び第2のパルス幅変調信号が前記第1の所定の値と異なる第2の所定の値となる第5の組と、前記第3の入力レベルに対して前記第1のパルス幅変調信号が前記第4の波形となり前記第2のパルス幅変調信号が前記第3の波形となる第6の組と、第2のパルス幅変調コードパターンと、
    を備え、
    前記第1の波形の初期値、前記第2の波形の初期値、前記第3の波形の最終値、前記第4の最終値および前記第1の所定の値は等しく、前記第1の波形の最終値、前記第2の波形の最終値、前記第3の波形の初期値、前記第4の初期値および前記第2の所定の値は等しいものであって、
    前記第1または前記第3の入力レベルに対して、前記第1のパルス幅変調コードパターンに応じて前記第1の組または前記第3の組を出力した後、入力信号のレベルに応じて前記第2のパルス幅変調コードパターンに応じた前記第4乃至第6の組を出力し、
    前記第1または前記第3の入力レベルに対して、前記第2のパルス幅変調コードパターンに応じて前記第4の組または前記第6の組を出力した後、入力信号のレベルに応じて前記第1のパルス幅変調コードパターンに応じた前記第1乃至第3の組を出力し、
    前記第2の入力レベルに対して、前記第1のパルス幅変調コードパターンに応じて前記第2の組を出力した後、入力信号のレベルに応じて前記第1のパルス幅変調コードパターンに応じた前記第1乃至第3の組を出力し、
    前記第2の入力レベルに対して、前記第2のパルス幅変調コードパターンに応じて前記第5の組を出力した後、入力信号のレベルに応じて前記第2のパルス幅変調コードパターンに応じた前記第4乃至第6の組を出力すること、
    を特徴とするパルス幅変調信号生成方法。
  2. 入力信号のレベルに応じたパルス幅をそれぞれ有する第1及び第2のパルス幅変調信号を生成するパルス幅変調信号生成装置において、
    第1の入力レベルに対して第1の波形となり、第2の入力レベルに対して第1の所定の値となり、第3の入力レベルに対して第2の波形となる第1のパルス幅変調コードパターンに基づいた前記第1のパルス幅変調信号と、前記第1の入力レベルに対して前記第3の波形となり、前記第2の入力レベルに対して前記第1の所定の値と異なる第2の所定の値となり、前記第3の入力レベルに対して第4の波形となる第2のパルス幅変調コードパターンに基づいた前記第1のパルス幅変調信号と、を選択的に出力する第1のパルス幅変調信号生成回路と、
    前記第1の入力レベルに対して前記第2の波形となり、前記第2の入力レベルに対して前記第1の所定の値となり、前記第3の入力レベルに対して前記第1の波形となる前記第1のパルス幅変調コードパターンに基づいた第2のパルス幅変調信号と、前記第1の入力レベルに対して前記第4の波形となり、前記第2の入力レベルに対して前記第2の所定の値となり、前記第3の入力レベルに対して前記第3の波形となる前記第2のパルス幅変調コードパターンに基づいた前記第2のパルス幅変調信号と、を選択的に出力する第2のパルス幅変調信号生成回路と、
    前記第1のパルス幅変調信号生成回路及び前記第2のパルス幅変調信号生成回路に対して、前記第1又は前記第2のパルス幅変調コードパターンを選択的に出力するよう制御する制御回路と、
    を有し、前記第1の波形の初期値、前記第2の波形の初期値、前記第3の波形の最終値、前記第4の最終値および前記第1の所定の値は等しく、前記第1の波形の最終値、前記第2の波形の最終値、前記第3の波形の初期値、前記第4の初期値および前記第2の所定の値は等しいものであって、
    前記制御回路は、
    前記第2の入力レベルに対して、前記第1のパルス幅変調コードパターンに応じて前記第1の所定の値を出力した後、入力信号のレベルに応じて前記第1のパルス幅変調コードパターンに応じた前記第1の波形、前記第1の所定の値、前記第2の波形のうちいずれか1つを出力し、
    前記第2の入力レベルに対して、前記第2のパルス幅変調コードパターンに応じて前記第2の所定の値を出力した後、入力信号のレベルに応じて前記第2のパルス幅変調コードパターンに応じた前記第3の波形、前記第2の所定の値、前記第4の波形のうちいずれか1つを出力し、
    前記第1または第3の入力レベルに対しては、前記第1及び前記第2のパルス幅変調信号の1周期毎に切り替えて出力する、ように前記第1のパルス幅変調信号生成回路を制御するとともに、
    前記第2の入力レベルに対して、前記第1のパルス幅変調コードパターンに応じて前記第1の所定の値を出力した後、入力信号のレベルに応じて前記第1のパルス幅変調コードパターンに応じた前記第2の波形、前記第1の所定の値、前記第1の波形のうちいずれか1つを出力し、
    前記第2の入力レベルに対して、前記第2のパルス幅変調コードパターンに応じて前記第2の所定の値を出力した後、入力信号のレベルに応じて前記第2のパルス幅変調コードパターンに応じた前記第4の波形、前記第2の所定の値、前記第3の波形のうちいずれか1つを出力し、
    前記第1または第3の入力レベルに対しては、前記第1及び前記第2のパルス幅変調信号の1周期毎に切り替えて出力する、ように前記第2のパルス幅変調信号生成回路を制御すること、
    を特徴とするパルス幅変調信号生成装置。
JP2007168061A 2007-06-26 2007-06-26 パルス幅変調信号生成方法、パルス幅変調信号生成装置 Pending JP2009010528A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007168061A JP2009010528A (ja) 2007-06-26 2007-06-26 パルス幅変調信号生成方法、パルス幅変調信号生成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007168061A JP2009010528A (ja) 2007-06-26 2007-06-26 パルス幅変調信号生成方法、パルス幅変調信号生成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009010528A true JP2009010528A (ja) 2009-01-15

Family

ID=40325195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007168061A Pending JP2009010528A (ja) 2007-06-26 2007-06-26 パルス幅変調信号生成方法、パルス幅変調信号生成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009010528A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011249874A (ja) * 2010-05-21 2011-12-08 Toyota Motor Corp デューティ比/電圧変換回路
JP6474523B1 (ja) * 2018-10-10 2019-02-27 株式会社Cri・ミドルウェア 音声再生装置におけるノイズを消す方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011249874A (ja) * 2010-05-21 2011-12-08 Toyota Motor Corp デューティ比/電圧変換回路
JP6474523B1 (ja) * 2018-10-10 2019-02-27 株式会社Cri・ミドルウェア 音声再生装置におけるノイズを消す方法
JP2020061657A (ja) * 2018-10-10 2020-04-16 株式会社Cri・ミドルウェア 音声再生装置におけるノイズを消す方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN111418159B (zh) 脉冲宽度调制器
US7453387B2 (en) Pulse width modulation in digital power amplifier
TWI511443B (zh) 三階半橋接脈波寬度調變放大器及其驅動方法
TWI524662B (zh) A system and a method for amplifying one or more input signals to generate one or more output signals
JP2007166190A (ja) D級アンプ
JP2002223132A (ja) 音声再生装置および方法
JP4882353B2 (ja) パルス幅変調増幅器
JP2010239609A (ja) ブースト回路およびそれを用いたδς変調器、電子機器
US6853325B2 (en) Pulse width modulation digital amplifier
JP4326933B2 (ja) デジタルアンプ
JP3820947B2 (ja) D級増幅器
JPWO2019131162A1 (ja) 増幅器および信号処理回路
JP2004289789A (ja) 3物理的レベルを用いたマルチレベルd級増幅器
JP2009010528A (ja) パルス幅変調信号生成方法、パルス幅変調信号生成装置
JP2006211523A (ja) デジタルスイッチング回路
JP4952239B2 (ja) D級増幅器
WO2021131908A1 (ja) オーディオ回路、dsd信号の再生方法
JP3927478B2 (ja) D/aコンバータ
JPH09252252A (ja) D/a変換器
JP2008153999A (ja) オーディオ処理回路、その起動方法ならびにそれらを利用した電子機器
JP2004032095A (ja) パルス幅変調器
WO2019111703A1 (ja) 信号処理装置、信号処理方法、及び、プログラム
JP5482885B1 (ja) パルス幅変調回路及びスイッチングアンプ
US9641931B2 (en) Drive circuit
JPH11266157A (ja) フィードバック回路