JP2008140837A - インダクタ部品とこれを用いた電子機器 - Google Patents

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JP2008140837A
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Koji Nakajima
浩二 中嶋
Wataru Tabata
亘 田畑
Tomio Marui
富夫 丸井
Toshiyuki Nakada
俊之 中田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、ボビンを有するインダクタ部品において、唸り発生の抑制を目的とする。
【解決手段】そして、この目的を達成するために本発明は、中脚7Aを有する磁心7と、この中脚7Aに磁気的に接続される磁心8と、中脚7Aに挿入されるボビン10とを備え、中脚7における磁心8対向面には、この磁心8対向面からはみ出すよう接着剤9Aを塗布し、この接着剤9Aにより中脚7Aとボビン10とを固着した構成としたものである。
この構成により、磁歪により発生する空気の圧迫を抑制することができ、唸りの発生を抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボビンを有するインダクタ部品とこれを用いた電子機器に関するものである。
従来この種のインダクタ部品は、図2に示されるように、中脚1A、外脚1Bを有するE型磁心1と、中脚2A、外脚2Bを有するE型磁心2とを互いに対向させ、中脚1Aと中脚2A、外脚1Bと外脚2Bとをそれぞれ接着剤3A、3Bで接着させ、閉磁路を構成していた。
そして、この閉磁路における中脚1A、2Aに挿入されるボビン4とこのボビン4に巻回されるコイル5とを備え、磁心1の背脚1Cの一部とボビン4の鍔部4Bの一部とを接着剤6により固着していた。
なお、この出願に関する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2004−200336号公報
このような従来のインダクタ部品は唸りの発生が問題となっていた。
すなわち、上記従来の構成においては、コイル5に交流電流が流れたときに発生する磁歪によりE型磁心1とE型磁心2との間隔が伸縮を繰り返し、それに起因して発生する、ボビン6内周部における、中脚1A、2A間の空気の圧迫により、唸りが発生することが問題となっていた。
そこで本発明は、ボビンを有するインダクタ部品において、唸り発生の抑制を目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、中脚を有する第1の磁心と、この中脚に磁気的に接続される第2の磁心と、前記中脚に挿入されるボビンとを備え、前記中脚における前記第2の磁心対向面には、この第2の磁心対向面からはみ出すよう接着剤を塗布し、この接着剤により前記中脚と前記ボビンとを固着した構成としたものである。
本発明のインダクタ部品は、第1の磁心の中脚における第2の磁心対向面には、この第2の磁心対向面からはみ出すよう接着剤を塗布し、この接着剤により中脚とボビンとを固着した構成としたことにより、ボビンが、第1の磁心における中脚と第2の磁心との間隔を一定に保とうとする働きをする。その結果として、磁歪により発生する空気の圧迫を抑制することができ、唸りの発生を抑制することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1におけるインダクタ部品について図面を参照しながら説明する。
図1に示すごとく、本実施の形態におけるインダクタ部品は、中脚7A、外脚7Bを有するE型磁心7と、この中脚7A、外脚7Bに対向する中脚8A、外脚8Bを有するE型磁心8とを備えており、中脚7Aと中脚8A、外脚7Bと外脚8Bをそれぞれ接着剤9A、9Bで接着させ、閉磁路を構成している。
ここで、中脚7A、8A間のギャップAよりも、外脚7B、8B間のギャップBを小さく構成している。この構成により、外脚7B、8B間からの漏洩磁束の発生を低減させている。
そして、中脚7A、8Aには、ボビン10を挿入させ、このボビン10には、コイル11を巻回している。
ここで、このボビン10と中脚7A、8Aとは、中脚7A(あるいは中脚8A)に塗布した接着剤9Aの内、中脚7A(あるいは8A)における磁心8対向面(あるいは磁心7対向面)からはみ出たものにより固着させる構成としている。
この構成により、ボビン11が、この中脚7A(あるいは8A)における磁心8対向面(あるいは磁心7対向面)からはみ出た接着剤9Aにより、中脚7A(あるいは中脚8A)と磁心8(あるいは磁心7)との結合を強める働きをし、互いの間隔を一定に保とうとする働きをする。
その結果として、コイル11に交流電流が流れたときに発生する磁歪によりE型磁心7とE型磁心8との間隔が伸縮を繰り返し、それに起因して発生するボビン10内周部における、中脚7Aと中脚8Aとの間の空気の圧迫を抑制することができ、唸りの発生を抑制することができる。
また、ボビン10と磁心7(あるいは磁心8)とを接着させる工程を個別に設ける必要が無く、製造工程の削減を図ることができる。
さらに、熱衝撃信頼性を向上させることができる。即ち、他の部品等からの空気を介して伝達される熱、あるいはコイル11から発生した熱が、磁心7(あるいは磁心8)及びボビン10に加わると、その熱膨張係数の違いから、互いの対向する位置にずれが生じてしまう。このとき、例えばボビン10の鍔部10A(あるいは鍔部10B)と、磁心7の背脚7C(あるいは磁心8の背脚8C)とを接着してしまうと、この対向する位置のずれに起因して磁心7(あるいは磁心8)又はボビン10に割れ等が生じる恐れがある。
しかし、本実施の形態に示すごとく、ボビン10と中脚7A、8Aとを、中脚7A(あるいは中脚8A)に塗布した接着剤9Aの内、中脚7A(あるいは8A)における磁心8対向面(あるいは磁心7対向面)からはみ出たものにより固着させる構成、即ち、ボビン10における接着面のほとんどが、中脚7A、8Aのギャップ部分と対向している構成にすることにより、ボビン10と磁心7(あるいは磁心8)との対向面に存在する接着剤9Aの量を減らすことができるため、その熱膨張係数の違いによる対向位置のずれを減少させることができるため、磁心7(あるいは磁心8)又はボビン10の割れを抑制することができ、熱衝撃信頼性を向上させることができる。
従って、ボビン10と中脚7A、8Aとの間は、中脚7A(あるいは8A)における磁心8対向面(あるいは磁心7対向面)からはみ出た接着剤9Aのみで固着することが望ましく、ボビン10と中脚7A、8Aとの間には、本実施の形態に示すごとく、空隙を有する構成とすることが望ましい。
さらに、この接着剤9Aを、中脚7A(あるいは8A)における磁心8対向面(あるいは磁心7対向面)の全周からはみ出させるとともに、この全周からはみ出させた接着剤9Aによりボビン10の内周部と中脚7A(あるいは中脚8A)の外周部とを固着させる構成とすることにより、ボビン10、中脚7A、8A間における空気の流れを遮断させることができ、その結果として、より唸りの発生を低減させることができ望ましい。
なお、図1に示すごとく、中脚7Aと中脚8Aとの間には、ギャップスペーサ12を介在させることが望ましい。この構成により、接着剤9Aの塗布量を削減することができる。
また、外脚7Bと8Bとの間には、弾力性のある緩衝材13を介在させることが望ましい。この構成により、熱衝撃信頼性を向上させることができる。即ち、他の部品等から空気を介して伝達される熱、あるいはコイル11から発生した熱により磁心7、8が伸縮することにより生まれる歪みを、この緩衝材13に吸収させることにより熱衝撃信頼性を向上させることができる。
この緩衝材13に、不織布を用いると、その高い弾力性により、より高い熱衝撃信頼性を得ることができる。
また、緩衝材13に粘着テープを用いた場合には、コスト低減を図ることができる。
さらに、外脚7B、8B間を接着剤9Bにより接着するとともに、緩衝材13を設ける構成とすると、熱衝撃信頼性を確保するとともに、外脚7B、8B間の空気の圧迫を防止することにより唸り抑制を図ることができる。
本発明のインダクタ部品は、唸りの発生を抑制することができるという効果を有し、各種電子機器において有用である。
本発明の実施の形態1におけるインダクタ部品の断面図 従来のインダクタ部品の断面図
符号の説明
7 磁心
7A 中脚
8 磁心
9A 接着剤
10 ボビン

Claims (10)

  1. 中脚を有する第1の磁心と、
    この中脚に磁気的に接続される第2の磁心と、
    前記中脚に挿入されるボビンとを備え、
    前記中脚における前記第2の磁心対向面には、
    この第2の磁心対向面からはみ出すよう接着剤を塗布し、
    この接着剤により前記中脚と前記ボビンとを固着した
    インダクタ部品。
  2. 中脚とボビンとの間には空隙を設ける構成とした
    請求項1に記載のインダクタ部品。
  3. 第1の磁心は、その中脚に磁気的に接合される背脚を有し、
    この背脚とボビンとは非接着状態とした
    請求項1に記載のインダクタ部品。
  4. 接着剤は、中脚における第2の磁心対向面の全周からはみ出すよう塗布した
    請求項1に記載のインダクタ部品。
  5. 第1の磁心の中脚と第2の磁心との間にはギャップスペーサを介在させた
    請求項1に記載のインダクタ部品。
  6. 第1の磁心は外脚を有するE型磁心とし、
    前記第1の磁心における中脚と、
    第2の磁心における前記中脚対向部とにより構成されるギャップを、
    前記第1の磁心における外脚と、
    第2の磁心における前記外脚対向部とにより構成されるギャップよりも大きくした
    請求項1に記載のインダクタ部品。
  7. 第1の磁心は外脚を有するE型磁心とし、
    この第1の磁心における外脚と第2の磁心との間には緩衝材を介在させた
    請求項1に記載のインダクタ部品。
  8. 緩衝材は不織布とした請求項7に記載のインダクタ部品。
  9. 緩衝材は粘着テープとした請求項7に記載のインダクタ部品。
  10. 請求項1〜9に記載のインダクタ部品を実装した電子機器。
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