JP2008140631A - 車両用の電源装置 - Google Patents

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一広 藤井
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Abstract

【課題】送風機で、電池と電子部品の両方を好ましい状態で冷却する。
【解決手段】車両用の電源装置は、電池1を収納している電池ケース2と、電子部品4を内蔵している電子部品ケース5と、電池ケース2に強制送風する送風機10とを備える。電池ケース2は、流入口11から流入される空気を、内部の空気通路6に送風して電池1を冷却し、排出口12から外部に排気する。さらに、電源装置は、電池1と電子部品4を接続しているリード線3を覆うハーネスカバー15を備え、ハーネスカバー15の内部に空気ダクト14を設けて、一端を電池ケース2の空気通路6に、他端を電子部品ケース5に連結している。電源装置は、送風機10でもって電池ケース2の空気通路6に送風される空気の一部をバイパスさせてハーネスカバー15の空気ダクト14に送風し、このハーネスカバー15で、電子部品ケース5に供給される空気で電子部品4を冷却する。
【選択図】図2

Description

本発明は、主としてハイブリッドカー等の電動車両に搭載されて、車両を走行させるモータに電力を供給する電源装置に関する。
車両用の電源装置は、互いに直列に接続されて出力電圧を高くしている多数の電池と、これらの電池に流れる電流を制御する制御回路を実現するための電子部品とを備えている。多数の電池は電池ケースに収納され、電子部品は電子部品ケースに収納される。電池は、充放電されて発熱して温度が上昇する。電池の温度上昇は、電池の電気特性を低下させるばかりでなく、電池の寿命を短くする。このため、電池ケースは、内部に空気を強制的に送風して電池を冷却している。とくに、車両用の電源装置は、電池ケースに多数の電池を収納し、さらに電池の充放電の電流が極めて大きいことから、電池の発熱量が大きい。また、夏期にあっては、電池の環境温度も高温になることから、電池の温度が上昇しやすい。このため、電池ケースに収納する電池は、空気を強制的に送風して所定の温度に冷却することが大切である。また、電池を冷却するのみでなく、多数の電池を均一な温度に冷却することが大切である。このことを実現するために、すなわち、電池ケースに収納する多数の電池を均一な温度に冷却する種々の構造が開発されている。
また、電子部品ケースに収納される電子部品も、大電流で発熱する部品がある。発熱部品には、たとえば、電池の出力側に接続される大電流リレーであるコンタクタ、さらに、電源装置の負荷に接続される大容量のコンデンサを充電するためのプリチャージ抵抗などがある。発熱部品は冷却して温度を設定温度よりも低くする必要がある。過熱される発熱部品が、周囲の部品を過熱して故障させたり、あるいは熱で焼損させるおそれがあるからである。
電池と電子部品の両方を冷却するために、電池ケースと電子部品ケースの両方に冷却するための空気を強制的に送風する電源装置が開発されている。(特許文献1参照)
特開平11−180168号公報
特許文献1の電源装置は、電池ケースの風下側に電子部品ケースを連結して、電池ケースを通過した空気を電子部品ケースに送風して、電池と電子部品の両方を冷却する。この構造によると、電池と電子部品の両方を1組の送風機で冷却できる。ただ、この構造の電源装置は、電池と電子部品の両方を理想的な状態で冷却するのが難しい。それは、電池の冷却状態が電子部品の冷却状態に影響を与え、また電子部品の冷却状態が電池の冷却状態に影響を与えるからである。さらにまた、この電源装置は、電池ケースと電子部品ケースを一体構造とする構造、すなわち、電池ケースと電子部品ケースとが特定の状態に配置される専用設計された構造においては、電池と電子部品の冷却状態を好ましい状態に設計できても、電池ケースと電子部品ケースの配列が変更されると、電池と電子部品の冷却状態が変化して、両者を理想的な状態に冷却できなくなる欠点がある。このため、種々の車種に搭載される車両用の電源装置にあっては、各々の車種に専用設計する必要があって、設計コストや製造コストが高くなる欠点がある。
本発明は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたものである。本発明の重要な目的は、送風機でもって電池と電子部品の両方を好ましい状態で冷却でき、さらに、電池ケースと電子部品ケースの配列を変更しても、電池と電子部品の両方を理想的な状態で冷却できる車両用の電源装置を提供することにある。
さらにまた、本発明の他の大切な目的は、電池ケースと電子部品ケースとに接続されるリード線のハーネスカバーを空気ダクトに併用して、電池と電子部品の両方を冷却することから、電池と電子部品の両方を理想的な状態で冷却しながら、専用の空気ダクトを設ける必要がなく、全体の構造を簡単にして安価に多量生産できる車両用の電源装置を提供することにある。
本発明の車両用の電源装置は、前述の目的を達成するために以下の構成を備える。
車両用の電源装置は、電池1を収納する電池ケース2と、電子部品4を内蔵する電子部品ケース5と、電池ケース2に空気を送風する送風機10とを備える。電池ケース2は、収納する電池1を冷却する空気の流入口11と排出口12を開口している。電子部品ケース5は、電池ケース2に収納している電池1にリード線3を介して電気的に接続してなる電子部品4を内蔵している。送風機10は、電池ケース2に、流入口11から空気を流入して排出口12から排出して、電池1を空気で冷却する。電池ケース2は、送風機10で強制送風される空気を、流入口11から内部に流入し、流入される空気を電池ケース2の内部に設けている空気通路6に送風して電池1を冷却し、電池1を冷却した空気を排出口12から外部に排気する構造としている。さらに、電源装置は、電池ケース2の電池1と電子部品ケース5の電子部品4を接続しているリード線3を覆うハーネスカバー15を備える。このハーネスカバー15は、内部にリード線3を収納する状態で空気を通過できる空気ダクト14としている。このハーネスカバー15である空気ダクト14は、一端を電池ケース2の空気通路6に、他端を電子部品ケース5に連結している。電源装置は、送風機10でもって電池ケース2の空気通路6に送風される空気の一部をバイパスさせてハーネスカバー15の空気ダクト14に送風し、このハーネスカバー15でもって、電池ケース2の空気通路6からバイパスして電子部品ケース5に供給される空気でもって、電子部品ケース5の電子部品4を冷却する。
本発明の請求項2の車両用の電源装置は、請求項1の構成に加えて、電池ケース2に隣接して電子部品ケース5を配置しており、ハーネスカバー15を電池ケース2と電子部品ケース5の側部に配設している。
さらに、本発明の請求項3の車両用の電源装置は、請求項2の構成に加えて、車両20の後部に搭載される電源装置としている。この電源装置は、ハーネスカバー15を、車両20の前方側に位置して、電池ケース2と電子部品ケース5の前方に配設している。
また、本発明の請求項4の車両用の電源装置は、請求項2の構成に加えて、電池ケース2と電子部品ケース5とを隣接して配設すると共に、電池ケース2と電子部品ケース5とを隔壁16で区画している。
本発明の請求項5の車両用の電源装置は、請求項1の構成に加えて、ハーネスカバー15に、電池ケース2の電池1に接続してなる出力リード線3Aと、電池1の電圧を検出する電圧検出リード線3Bと、電池1の温度を検出する温度検出リード線3Cとを内蔵している。
本発明の請求項6の車両用の電源装置は、請求項1の構成に加えて、電子部品ケース5に収納される電子部品4を、流れる電流で発熱するコンタクタ17と、抵抗器18としている。
本発明の電源装置は、送風機でもって電池と電子部品の両方を好ましい状態で冷却しながら、電池ケースと電子部品ケースの配列を変更しても、電池と電子部品の両方を理想的な状態で冷却できる特徴がある。それは、本発明の車両用の電源装置が、電池ケースに送風する空気をハーネスカバーの空気ダクトを介して電子部品ケースにバイパスして、電子部品ケースの電子部品を冷却するからである。この構造は、電池ケースから電子部品ケースに送風する空気量を空気ダクトのハーネスカバーで調整して、電子部品を理想的な状態に冷却できる。また、空気ダクトであるハーネスカバーを連結する電池ケースにあっては、内部に送風される空気の一部をバイパスする状態を調整して、ケース内の空気流動状態をコントロールして、内蔵する全ての電池を均一に連結することもできる。
また、本発明の電源装置は、電池ケースと電子部品ケースとに接続されるリード線のハーネスカバーを空気ダクトに併用して、電池と電子部品の両方を冷却することから、電池と電子部品の両方を理想的な状態で冷却しながら、専用の空気ダクトを設ける必要がなく、全体の構造を簡単にして安価に多量生産できる特徴も実現する。とくに、電池と電子部品を接続するリード線を覆うハーネスカバーを利用して、電池ケースから電子部品ケースに送風するので、電池ケースと電子部品ケースの配列に関係なく、いいかえると電池ケースと電子部品ケースの配列を変更しても、電池と電子部品の両方を理想的な状態で冷却できる特徴がある。
さらに、本発明の電源装置は、ハーネスカバーを空気ダクトに併用して内部に強制送風することから、ハーネスカバーに内蔵されるリード線も一緒に冷却できる。リード線は、大電流のジュール熱で発熱することから、電池と一緒に発熱する。したがって、発熱して電池を冷却する空気をハーネスカバーに強制送風する構造は、共に温度が高くなる電池とリード線を同時に冷却できる特徴もある。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を具体化するための車両用の電源装置を例示するものであって、本発明は車両用の電源装置を以下のものに特定しない。
さらに、この明細書は、特許請求の範囲を理解しやすいように、実施例に示される部材に対応する番号を、「特許請求の範囲」および「課題を解決するための手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定するものでは決してない。
図1の斜視図と図2の断面図に示す車両用の電源装置は、複数の電池1を内蔵する電池ケース2と、この電池ケース2に収納している電池1にリード線3(図1には記載しない)を介して電気的に接続してなる電子部品4を内蔵する電子部品ケース5とを備える。
電池ケース2は、収納している複数の電池1を冷却する空気の流入口11と排出口12を開口して、閉鎖されるが密閉されない構造としている。図の電池ケース2は、内部に設けている空気通路6に空気を送風して、電池1を冷却する。図の電池ケース2は、空気通路6として、流入側のダクト8と、この流入側のダクト8から流入される空気を電池1の間に送風する冷却ダクト7と、冷却ダクト7の空気を排気する排出側のダクト9とを設けている。
図2の電池ケース2は、流入側のダクト8をケースの中間に設けて、この流入側のダクト8の上下に電池1を収納している。流入側のダクト8は、電池ケース2に開口する流入口11に連結されて、流入口11から電池1を連結する空気が強制的に送風される。図2の電源装置は、流入側のダクト8に空気を強制送風する送風機10を、流入口11に連結している。流入側のダクト8は上下に分岐して電池1を冷却する空気を送風する。流入側のダクト8から送風される空気は、上段と下段の電池1の間に設けている複数の冷却ダクト7に分流して送風される。冷却ダクト7を流れる空気は、電池1の表面に沿って流れて、電池1を表面から冷却する。図の電池ケース2は、流入側のダクト8の上段に2段、下段に3段に電池1を収納している。多段に収納される電池1は、上下に並べられて、電池1の間の冷却ダクト7に送風される空気で冷却される。
さらに、図2の電池ケース2は、流入側のダクト8に、空気の送風方向に中間壁13を設けている。中間壁13は、配置される上下位置を調整して、上段の電池1に送風する流入側のダクト8の開口面積と、下段の電池1に送風する流入側のダクト8の開口面積とを制御する。中間壁13は、上段と下段の電池1を均一に冷却するように、上段の電池1に送風する空気量と、下段の電池1に送風する空気量の比率をコントロールする。
図2の電池ケース2は、ケースの上下に排出側のダクト9を設けている。排出側のダクト9は、冷却ダクト7に連結されて、電池1を冷却した空気を排気する。この排出側のダクト9は、ケースに開口する排出口12に連結されて、冷却ダクト7から流入される空気を排出口12から排気する。
図の電池ケース2は、流入口11から流入される空気を、流入側のダクト8と冷却ダクト7と排出側のダクト9からなる空気通路6に送風して、排出口12から排気する。空気通路6は、送風される空気の一部をバイパスして、電子部品ケース5に送風する。このことを実現するために、電池ケース2は、空気通路6に空気ダクト14を連結し、この空気ダクト14を電子部品ケース5に連結している。
空気ダクト14は、電池ケース2と電子部品ケース5に接続されるリード線3のカバーであるハーネスカバー15で構成される。ハーネスカバー15である空気ダクト14は、電池ケース2から電子部品ケース5に送風して、電子部品ケース5に内蔵する電子部品4を冷却する。したがって、ハーネスカバー15は、空気を外部に漏らさないような構造として、電池ケース2の空気通路6を電子部品ケース5に連結する。図1の電源装置は、電池ケース2に隣接して電子部品ケース5を配置して、空気ダクト14であるハーネスカバー15を、電池ケース2と電子部品ケース5の側部に配設している。この電源装置は、図3に示すように、ハーネスカバー15が車両20の前方に位置する姿勢で、車両20の後部に搭載される。この姿勢で車両20の後部に搭載される電源装置は、後方から追突されるクラッシュの衝撃に対する安全性を高くできる。それは、後方から追突される衝撃でリード線3を電池ケース2で保護して、これがショートし、あるいは外部に表出する等の障害を防止できるからである。ただ、図示しないが、車両の前方に搭載される電源装置は、ハーネスカバーを、車両の後方側に位置する姿勢で、車両に搭載することができる。さらに、図1の電源装置は、互いに隣接して配置している電池ケース2と電子部品ケース5の境界を隔壁16で区画して、一体構造として、車両に搭載している。
ハーネスカバー15に内蔵されるリード線3は、電池ケース2の電池1を電子部品ケース5の電子部品4に接続する正負の出力リード線3Aと、電池1の電圧を検出する電圧検出リード線3Bと、電池1の温度を検出する温度検出リード線3Cなどである。出力リード線3Aは、電池ケース2の内部で直列に接続された電池1の出力側に接続されて、電池1の出力を電子部品ケース5の電子部品4であるコンタクタ等に接続する。電圧検出リード線3Bは、電池ケース2に内蔵される各々の電池1の接続点や、複数の電池1を直列に接続している電池モジュールの接続点を、電子部品ケース5に内蔵される電子部品4からなる電圧検出回路に接続する。この電圧検出リード線3Bを介して、電子部品ケース5の電圧検出回路は、電池1や電池モジュールの電圧を検出して、電池1の充放電をコントロールする。また、温度検出リード線3Cは、電池ケース2に内蔵している電池1に熱結合している温度センサと、電子部品ケース5に内蔵される電子部品4で実現される温度検出回路に接続される。この温度検出リード線3Cを介して、電子部品ケース5に内蔵される温度検出回路は、電池1の温度を検出して、電池1の充放電の電流をコントロールする。
図1の電源装置は、電池ケース2と電子部品ケース5の側面、車両20に搭載される状態にあっては、電池ケース2の前面となる面からリード線3を外部に引き出し、電池ケース2と電子部品ケース5の外部に配線している。電池ケース2と電子部品ケース5の外部に配線されるリード線3をカバーするように、電池ケース2と電子部品ケース5の外部にハーネスカバー15を設けている。このハーネスカバー15は、電池ケース2と電子部品ケース5の外部に配線されるリード線3をカバーすると共に、空気を外部に漏らさない中空状の空気ダクト14として、一端を電池ケース2に、他端を電子部品ケース5に連結している。
図1の電源装置は、図4に示すように、複数の電池1を2つの電池ユニット21に分割して電池ケース2に内蔵している。各電池ユニット21は、複数の電池1を同じ配列でホルダーケース22に収納して直列接続している。この構造は、同じ構造のホルダーケース22を使用して多数の電池1を配置するので、製造コストを低減できる特長がある。各電池ユニット21を構成する複数の電池1は、直列接続されると共に、出力側を出力リード線3Aを介して電子部品ケース5の電子部品4に電気接続している。各電池ユニット21から引き出される出力リード3Aは、電池ケース2の側部(図において前面)から外部に引き出して電子部品ケース5に配線している。図示しないが、電圧検出リード線と温度検出リード線も同様に電池ケースから引き出している。図4の電源装置は、電池ケース2の左側に電子部品ケース5を配置すると共に、図において右側に位置する電池ユニット21に接続されるリード線3を電池ケース2の中央部から外部に引き出し、図において左側に位置する電池ユニット21に接続されるリード線3を電池ケース2の左端部分から外部に引き出している。したがって、ハーネスカバー15は、一端を電池ケース2の中央部に連結すると共に、他端を電池ケース2の左端部を通って電子部品ケース5に連結して、各電池ユニット21から引き出されるリード線3をカバーできるようにしている。ただ、本発明の電源装置は、電池ケースと電子部品ケースの位置関係や電池ケースに収納される電池の配列及び、リード線の配線を以上の配列に特定しない。すなわち、ハーネスカバーは、必ずしも電池ケースの中央部から電子部品ケースまで延長される全長とする必要はなく、ハーネスカバーの全長及び連結位置は、電池ケースと電子部品ケースの位置関係やリード線の引き出し位置により種々に変更できる。
さらに、図1と図2に示す電池ケース2は、上方に位置する排出側のダクト9をハーネスカバー15の空気ダクト14に連通している。図に示す排出側のダクト9は、排出口12と反対側を開口して、ハーネスカバー15の空気ダクト14に連結している。図1の電池ケース2は、ケースの上部において、排出側のダクト9を複数列に分割しており、図において最も左側に位置する排出側のダクト9をハーネスカバー15の空気ダクト14に連結している。ただ、ハーネスカバーの空気ダクトと排出側のダクトの連結位置は、以上に特定しない。ハーネスカバーの空気ダクトと排出側のダクトとの連結位置は、種々に変更することができ、また複数箇所において連結することもできる。さらに、本発明の電源装置は、ハーネスカバーの空気ダクトを必ずしも排出側のダクトに連結する必要はなく、排出側のダクト以外の空気通路、たとえば、流入側のダクトや冷却ダクトに連結することもできる。
空気ダクト14のハーネスカバー15を連結している電子部品ケース5は、電池1の充放電を制御する電子部品4を内蔵している。図5は、電子部品ケース5を開いて内部構造を示す平面図である。この図の電子部品ケース5は、大きな電流が流れて発熱する発熱電子部品4Aを内蔵する。発熱電子部品4Aは、電池1の出力側に接続されるコンタクタ17や、電源装置の負荷に接続している大容量のコンデンサを充電するプリチャージ抵抗18A、あるいは制御用基板(図示せず)等である。コンタクタ17は、電池1の正極側と負極側に接続される大電流のリレーで、車両のイグニッションスイッチをオンとする状態でオンに切り換えられる。電池1の電流はコンタクタ17を介して負荷に供給され、また電池1の充電電流もコンタクタ17を介して電池1に供給される。このコンタクタ17は、電池1に流れる充放電の大電流が流れる接点が発熱する。また、プリチャージ抵抗18Aは、コンタクタ17をオンに切り換えるに先だって、電源装置の負荷のDC/ACインバータと並列に接続される大容量のコンデンサを充電するための抵抗器18である。このプリチャージ抵抗18Aでコンデンサを充電した後、コンタクタ17はオンに切り換えられる。コンデンサをプリチャージしない状態でコンタクタ17がオンに切り換えられると、コンタクタ17の接点がコンデンサの大きな投入電流で溶着するので、この弊害を防止するために、プリチャージ抵抗18Aは電流を制限しながらコンデンサを充電する。負荷であるコンデンサは静電容量が大きいので、プリチャージ抵抗18Aに流れる電流も大きく、プリチャージ抵抗18Aはコンデンサの充電電流で発熱する。さらに、制御用基板は、電池1の充放電を制御するために、種々のスイッチング素子や半導体素子等を多数装着している。これらの電子部品も電池1の充放電を制御するとき、通電されて発熱する。したがって、制御用基板は、基板自身が発熱する熱源ではないが、発熱する電子部品を多数装着していることから基板が加熱されて発熱する。
電子部品ケース5に内蔵される発熱電子部品4は、空気ダクト14であるハーネスカバー15から送風される空気で冷却される。電子部品ケース5を閉鎖構造とするのは、高電圧部分が外部に表出しない構造とし、また内蔵する電子部品4を保護し、さらにまた外部から塵等が侵入するのを防止するためである。また電子部品ケース5を密閉構造としないのは、密閉されると空気が換気できなくなって、発熱電子部品4Aが過熱されるからである。閉鎖されるが密閉されない電子部品ケース5は、空気ダクト14のハーネスカバー15から供給される空気を、ケースにできる隙間から外部に排気して、供給される空気で発熱電子部品4Aの過熱を防止する。したがって、電子部品ケース5は、必ずしも供給される空気を排気する専用の排出口を開口する必要はない。ただし、電子部品ケース5には、たとえば塵等が侵入しないように、底面などに排出口を開口し、あるいは、小さい複数の排出口を開口して、排出口から供給される空気を排気することもできる。
本発明の一実施例にかかる車両用の電源装置の斜視図である。 図1に示す車両用の電源装置の断面図である。 図1に示す電源装置を車両に搭載する状態を示す概略平面図である。 図1に示す電源装置の電池ケースの内部を示す概略図である。 電子部品ケースの内部構造を示す平面図である。
符号の説明
1…電池
2…電池ケース
3…リード線 3A…出力リード線
3B…電圧検出リード線
3C…温度検出リード線
4…電子部品 4A…発熱電子部品
5…電子部品ケース
6…空気通路
7…冷却ダクト
8…流入側のダクト
9…排出側のダクト
10…送風機
11…流入口
12…排出口
13…中間壁
14…空気ダクト
15…ハーネスカバー
16…隔壁
17…コンタクタ
18…抵抗器 18A…プリチャージ抵抗
20…車両
21…電池ユニット
22…ホルダーケース

Claims (6)

  1. 収納する電池(1)を冷却する空気の流入口(11)と排出口(12)を開口してなる電池ケース(2)と、この電池ケース(2)に収納している電池(1)にリード線(3)を介して電気的に接続してなる電子部品(4)を内蔵している電子部品ケース(5)と、前記電池ケース(2)に流入口(11)から空気を流入して排出口(12)から排出して電池(1)を空気で冷却する送風機(10)とを備える車両用の電源装置であって、
    前記電池ケース(2)は、送風機(10)で強制送風される空気を、流入口(11)から内部に流入し、流入される空気を電池ケース(2)の内部に設けている空気通路(6)に送風して電池(1)を冷却し、電池(1)を冷却した空気を排出口(12)から外部に排気する構造としており、
    さらに、前記電池ケース(2)の電池(1)と電子部品ケース(5)の電子部品(4)を接続している前記リード線(3)を覆うハーネスカバー(15)を備え、このハーネスカバー(15)は、内部にリード線(3)を収納する状態で空気を通過できる空気ダクト(14)としており、このハーネスカバー(15)である空気ダクト(14)は、一端を電池ケース(2)の空気通路(6)に、他端を電子部品ケース(5)に連結しており、
    前記送風機(10)でもって電池ケース(2)の空気通路(6)に送風される空気の一部をバイパスさせてハーネスカバー(15)の空気ダクト(14)に送風し、このハーネスカバー(15)でもって、電池ケース(2)の空気通路(6)からバイパスして電子部品ケース(5)に供給される空気でもって、電子部品ケース(5)の電子部品(4)を冷却するようにしてなる車両用の電源装置。
  2. 電池ケース(2)に隣接して電子部品ケース(5)を配置しており、ハーネスカバー(15)を電池ケース(2)と電子部品ケース(5)の側部に配設している請求項1に記載される車両用の電源装置。
  3. 車両(20)の後部に搭載される電源装置であって、ハーネスカバー(15)が、車両(20)の前方側に位置して、電池ケース(2)と電子部品ケース(5)の前方に配設されてなる請求項2に記載される車両用の電源装置。
  4. 電池ケース(2)と電子部品ケース(5)とが隣接して配設されると共に、電池ケース(2)と電子部品ケース(5)とが隔壁(16)で区画されてなる請求項2に記載される車両用の電源装置。
  5. ハーネスカバー(15)に、電池ケース(2)の電池(1)に接続してなる出力リード線(3A)と、電池(1)の電圧を検出する電圧検出リード線(3B)と、電池(1)の温度を検出する温度検出リード線(3C)とを内蔵している請求項1に記載される車両用の電源装置。
  6. 電子部品ケース(5)に収納される電子部品(4)が、流れる電流で発熱するコンタクタ(17)と、抵抗器(18)である請求項1に記載される車両用の電源装置。
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