JP2008140128A - 車両検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】通信回線への負担を低減し通信コストの増大を防ぐ車両検出装置の提供。
【解決手段】車両に搭載されたカーナビゲーション装置1は車載カメラ4と接続され、車番認識装置28は車載カメラ4により撮影された画像から周辺車両の車番を検出する。また、カーナビゲーション装置1のリスト作成装置30は、情報センタ6から受信した盗難車等の捜索対象車両の車番情報に基づいて車番リストを作成し、比較装置27が周辺車両の車番を車番リストと比較する。周辺車両の車番が車番リスト上にある捜索対象車両の車番に該当する場合、通信装置20は当該車番を、それが検出された日付、時刻、および検出された時の自車位置とともに車番データとして情報センタ6に送信する。
【選択図】図1
【解決手段】車両に搭載されたカーナビゲーション装置1は車載カメラ4と接続され、車番認識装置28は車載カメラ4により撮影された画像から周辺車両の車番を検出する。また、カーナビゲーション装置1のリスト作成装置30は、情報センタ6から受信した盗難車等の捜索対象車両の車番情報に基づいて車番リストを作成し、比較装置27が周辺車両の車番を車番リストと比較する。周辺車両の車番が車番リスト上にある捜索対象車両の車番に該当する場合、通信装置20は当該車番を、それが検出された日付、時刻、および検出された時の自車位置とともに車番データとして情報センタ6に送信する。
【選択図】図1
Description
本発明は、情報センタから送信される捜索対象車両の車番情報に基づいて、捜索対象車両を検出する車両検出装置に関する。
盗難車等の捜索対象車両を発見するための交通監視システムに関する従来技術があった(例えば、特許文献1参照)。これは、複数の車両にTVカメラを備えた車番認識装置を搭載し、TV画像から得られた周辺車両の車番を時刻および車両位置とともに基地局へ送信させ、基地局において受信した車番が捜索対象車両のものであるか否かを判別し、捜索対象車両の走行経路を演算するものであった。
この従来技術によれば、複数の車両から送信された情報データに基づいて、基地局において捜索対象車両の発見およびその経路演算を集約的に行うことができ、捜索対象車両の追跡を容易に行うことができる。
特開平8−30892号公報
しかしながら、上述の従来技術においては、各車両が車番等の情報データを採取するたびにすべて基地局へ送信するため、各車両と基地局との間の通信回数が膨大なものとなり、通信回線の寡占を招き、通信規制あるいは通信費用の増大につながっていた。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、通信回線への負担を低減し通信コストの増大を防ぐ車両検出装置を提供することにある。
本発明の課題を解決するために、請求項1の発明によれば、車番比較手段により、周辺車両の車番が情報センタから送信された捜索対象車両の車番と一致すると判定された時、周辺車両の車番、車番が検出された時刻および当該時刻における自車の位置を情報センタに対して送信することにより、各車両から情報センタに対して捜索対象車両の車番と一致した車番データのみを送信するため、各車両と情報センタ間の通信回数を減らして回線の寡占を防ぎ、通信コストを低減できる。また、車両から情報センタに向けて送信される車番データが低減されるため、情報センタにおいて必要とされるメモリ数も低減できる。
請求項2の発明によれば、自車が交差点を減速せずに通過するとともに、それ以前に検出していた捜索対象車両の車番が交差点通過以降に検出されなくなった時に、自車が交差点で停止あるいは右左折していないにもかかわらず捜索対象車両を見失っているため、捜索対象車両は交差点を曲がって自車と異なる道路へ進んだ可能性が高いとして情報センタに情報を送信することにより、情報センタが捜索対象車両の追跡を容易に行うことができる。
請求項3の発明によれば、保存されていた捜索対象車両の車番と一致しなかった周辺車両の車番を捜索対象車両の車番と再度比較して、双方の車番が一致すると判定された時、周辺車両の車番、車番が検出された時刻および位置を情報センタに対して送信することにより、情報センタから各車両へ捜索対象車両の車番情報の送信が多少遅れても、捜索対象車両をもれなく発見することができる。
請求項4の発明によれば、自車が捜索対象エリア情報によって指示される捜索対象エリア内にある時に、周辺車両の車番を捜索対象車両の車番と比較することにより、捜索対象エリア外にある車両における不必要な車番検出を防ぐことができる。
図1乃至図6に基づいて、本発明の実施形態について説明する。車両に搭載され車両乗員(以後ユーザと呼ぶ)によって操作可能な車載端末装置であるカーナビゲーション装置1(以後、ナビゲーション装置1と呼ぶ)は、後述する車載カメラ4とともに本発明の車両検出装置を形成している。
ナビゲーション装置1は、マイコンを主体として構成された制御装置19、車両の現在位置を検出するための位置検出器11、地図データ入力部16、操作スイッチ入力群17、外部メモリ21、カラー液晶ディスプレイ等からなる表示装置22、スピーカ24が接続された音声コントローラ23、マイク26から入力された音声を認識する音声認識装置25、VICSセンタ5(VICS:登録商標)との間で無線通信によりデータの送受信を行うVICS送受信機18、車載カメラ4が撮影した周辺車両の画像を処理する画像処理装置29、画像処理装置29によって処理された画像データから周辺車両の車番を検出する車番認識装置28、外部の無線基地局7との間で送受信を行う通信装置20、通信装置20が受信した車番情報に基づいて車番リストを作成するリスト作成装置30、作成された車番リストを記憶するリスト記憶装置31、車番認識装置28により検出された周辺車両の車番と車番リストに記録された捜索対象車両の車番とを比較する比較装置27および検出された周辺車両の車番データを記憶する車番データ記憶装置32から構成されている。
位置検出器11は本発明の自車位置検出手段に該当し、車両方位を検出する地磁気センサ12、車両の回転角速度を検出するジャイロスコープ13、車両の走行距離を検出する距離センサ14、人工衛星からの送信電波に基づいて車両(自車)の現在位置を検出(測位)するGPS(Global Positioning System)のためのGPS受信機15を有している。各センサ12〜15は、それぞれ性質の異なる誤差を有している。このため、制御装置19は、各センサ12〜15の検出値を補間しながら用いることにより、車両の現在位置、進行方向、速度、走行距離、現在時刻等を高精度で検出するようになっている。なお、精度によっては、位置検出器11を上述したセンサ12〜15の一部のみで構成してもよい。また、ステアリングの回転センサや各転動輪の車輪センサ等を用いてもよい。
地図データ入力部16は、道路地図データ、目印データ、マップマッチング用データ、目的地データ(施設データベース)、交通情報を道路データに変換するためのテーブルデータなどの各種データを記録した地図データ記録メディアからデータを読み出すためのドライブ装置により構成されている。地図データ記録メディアには、DVD等の大容量記憶媒体を用いるのが一般的であるが、メモリカード、ハードディスク装置等の媒体を用いてもよい。
外部操作手段である操作スイッチ入力群17は、表示装置22の画面の近傍に設けられたメカニカルスイッチや、表示装置22の画面上に設けられるタッチパネルを含んで構成されている。ユーザは、この操作スイッチ入力群17を用いて、目的地、目的地の検索に必要な情報(目的地検索条件)、通過点などの入力、表示装置22の画面や表示態様の切り替え(地図縮尺変更、メニュー表示選択、経路探索、経路案内開始、現在位置修正、音量調整等)を行う各種のコマンドの入力を行い、ナビゲーション装置1を作動させることができる。
外部メモリ21は、フラッシュメモリカード等から構成されている。この外部メモリ21には、特定のデータ例えば経路案内時に制御装置19が設定した目的地までの経路のデータ、車両が通過した経路のデータ等が記憶される。
表示装置22の画面には、車両の位置周辺の地図が各種縮尺で表示されるとともに、その表示に重ね合わせて、車両の現在位置と進行方向とを示す現在地マーク(ポインタ)が表示される。また、目的地までの経路案内の実行時には経路案内用の画面が表示される。さらに、ユーザが目的地の検索に必要な情報等を入力したり、目的地の検索や設定を行うための入力用の画面や、各種のメッセージ等も表示される。
音声認識装置25は、マイク26を介して入力した音声と内部に記憶する認識用の辞書データとを照合し、入力された音声を認識する。音声コントローラ23は、音声認識装置25を制御して音声認識結果を制御装置19に出力するとともに、認識された音声はスピーカ24を介してトークバック出力する。また、制御装置19からの音声出力指令に基づいて音声出力信号をスピーカ24に出力する。スピーカ24から出力される音声は、案内に関する音声、操作説明に関する音声、盗難防止機能の動作中であることを報知する音声、音声認識結果に応じたトークバック音声などである。
制御装置19を構成するマイコンは、CPU、メモリ(RAM、ROM、EEPROM、フラッシュメモリ等)、I/Oなどを備えている。制御装置19は、走行経路に沿って移動可能なように、表示装置22の画面に現在地周辺の道路地図を表示するとともに、車両の現在位置と進行方向を示す現在地マークを道路地図に重ね合わせて表示する機能である。この場合、車両の走行に伴って現在地の表示は地図上を移動し、地図は車両の位置に応じてスクロール表示される。このとき、車両の現在地を道路上にのせるマップマッチングが行われる。
車載カメラ4は本発明の撮像手段に該当し、図2に示すように、車両AMの前端部に取り付けられた前方車載カメラ4Aおよび後端部に設けられた後方車載カメラ4Bにより構成されているが、どちらか一方のみであってもよい。前方車載カメラ4Aおよび後方車載カメラ4Bは通常のCCDカメラにより形成され、本来、車両の運転者から死角となる部位を撮影してモニタ表示するために設けられたものを流用しており、前方車載カメラ4Aは前走車両FV(周辺車両)の車番(ナンバー)プレートを含んだ後端部を撮影可能に形成されており、後方車載カメラ4Bは後続車両RV(周辺車両)の車番プレートを含んだ前端部を撮影可能となっている。車載カメラ4は、これに限定されるものではないが、数秒おきに周辺車両の画像を撮影する。
画像処理装置29は車載カメラ4と接続されており、前走車両FVおよび後続車両RV(以下、周辺車両と言う)の車番を検出可能にするために、車載カメラ4により撮影された車両画像の処理を行う。車番認識装置28(本発明の車番認識手段に該当)は画像処理装置29と接続されており、処理された車両画像から周辺車両の車番を検出する。車番認識装置28による周辺車両の車番の検出は、例えば、特開平8−228337号公報に記載された方法により行うことができる。
比較装置27(本発明の車番比較手段および車番再比較手段に該当)は制御装置19、車番認識装置28、リスト記憶装置31および車番データ記憶装置32と接続されており、車番認識装置28により検出された周辺車両の車番と、後述するように、情報センタ6から送信された捜索対象車両の車番との比較を行う。比較装置27および車番認識装置28と接続された車番データ記憶装置32は本発明の車両情報保存手段に該当し、電源から遮断されてもデータが消去されない書き換え可能な不揮発性のメモリにより形成されている。車番データ記憶装置32は、捜索対象車両の車番と比較された後の、または比較以前の周辺車両の車番、当該車番が検出された日付、時刻および位置を含んだ車番データを記憶する。
通信装置20は本発明の車番情報受信手段、車両情報送信手段および右左折情報送信手段に該当し、無線基地局7、交換局8、および情報通信網9を介して、情報センタ6から送信された捜索対象車両の車番情報を受信するとともに、車番リストに記録された捜索対象車両の車番と一致した周辺車両の車番データを情報センタ6に対して送信する。通信装置20は情報センタ6に向けて車番データを送信する場合、および情報センタ6から送信された捜索対象車両の車番情報を受信した場合に情報センタ6との間で相互通信可能となる。通信装置20は、例えば、携帯電話や自動車電話等の携帯端末から構成され、制御手段19に容易に着脱可能なように接続されている。あるいは、通信装置20を制御手段19に一体に組み込んでもよい。
リスト作成装置30は通信装置20と接続されており、通信装置20が受信した情報センタ6からの車番情報に基づいて、捜索対象車両の車番を記録した車番リストを作成する。リスト作成装置30に接続されたリスト記憶装置31は書き換え可能な不揮発性メモリにより形成され、リスト作成装置30が作成した車番リストを記憶する。上述した通信装置20、比較装置27、車番認識装置28、画像処理装置29、リスト作成装置30、リスト記憶装置31および車番データ記憶装置32は、制御装置19により直接的あるいは間接的に制御されている。
一方、情報センタ6は盗難車等の捜索対象車両を特定する車番情報を記憶したデータベース63、データベース63と接続されてデータベース63の情報から必要な情報を加工するサーバ62およびサーバ62と接続されるとともに、情報センタ6のオペレータが操作可能なセンタ端末装置61を備えている。情報センタ6はデータベース63に記憶された捜索対象車両に関する車番情報を、情報通信網9および交換局8を介して無線基地局7から各車両へと送信するとともに、各車両の通信装置20から送信された周辺車両に関する車番データを受信する。
次に、図3乃至図6に基づいて、本実施形態による車両検出装置の制御装置19による制御方法について説明する。ユーザが車両(自車)のスタータキーを操作することにより、図示しないアクセサリスイッチがオンすると(図5AにおいてステップS501)、通信装置20が情報センタ6からの捜索対象車両に関する新しい車番情報を受信したか否かを判定する(ステップS502)。通信装置20が情報センタ6から以前には送信していない新しい車番情報を受信した場合、リスト作成装置30において新しい車番情報に基づいた車番リストを作成した後、リスト記憶装置31に既に記憶されている車番リストを更新する(ステップS503)。ステップS502において、通信装置20が情報センタ6からの新しい車番情報を受信していないと判定された場合、車番リストを更新せずにステップS504へと進む。
次に、ステップS504において、車番データ記憶装置32内に、以前に捜索対象車両の車番と比較され、捜索対象車両の車番と一致しないと判定された車番データ(チェック済みの周辺車両の車番データ)が記憶されているか否かが判定される。車番データ記憶装置32内にチェック済みの車番データが記憶されている場合、比較装置27において、そのチェック済みの周辺車両の車番とリスト記憶装置31内に記憶されている車番リストとを再度比較して(ステップS505)、車番データ記憶装置32内に記憶されたチェック済みの車番が更新された車番リスト上にあるか否かが判定される(ステップS506)。ステップS504において、車番データ記憶装置32内にチェック済みの車番データが記憶されていないと判定された場合、車番リストと比較することなしにステップS508へと進む。
チェック済みの車番中に更新された車番リスト上の捜索対象車両の車番と一致するものがある場合、通信装置20は該当する車番を、それが検出された日付、時刻、および検出された時の自車位置(位置検出器11により検出される)とともに車番データとして情報センタ6に送信する(ステップS507)。情報センタ6が受信する車番データは、図3に示すように該当する車番ごとに、それぞれの検出された日付、時刻および自車位置が対応付けられて送信される。図3に示すように、多くの場合、送信される車番データは1つの車番について検出された複数回のデータを含んでいる。尚、図3において、車番データ中の自車位置は地図上の緯度と経度により示されているが、自車位置を示す方法は必ずしもこれに限られるものではなく、道路上の工作物あるいは交差点からの距離等によって特定してもよい。ステップS506において、チェック済みの車番中に車番リスト上の車番と一致するものがないと判定された場合、情報センタ6へ車番データを送信することなしにステップS508へと進む。
次に、ステップS508において、通信装置20が情報センタ6からの捜索対象車両に関する新しい車番情報を受信したか否かを再度判定する。通信装置20が情報センタ6から以前には送信していない新しい車番情報を受信した場合、上述した場合と同様に、リスト作成装置30において新しい車番情報に基づいた車番リストを作成した後、リスト記憶装置31に既に記憶されている車番リストを更新する(ステップS509)。ステップS508において、通信装置20が情報センタ6からの新しい車番情報を受信していないと判定された場合、車番リストを更新せずにステップS510へと進む。
次に、車載カメラ4が周辺車両を撮影した後、画像処理装置29が車載カメラ4により撮影された車両画像の処理を行い(ステップS510)、車番認識装置28が処理された車両画像から周辺車両の車番を検出する(ステップS511)。その後、比較装置27において、新たに検出された周辺車両の車番とリスト記憶装置31内に記憶されている車番リストとを比較して(図5BにおけるステップS512)、検出された車番が車番リスト上に記録されているか否かが判定される(ステップS513)。新たに検出された車番が車番リスト上の捜索対象車両の車番と一致する場合、通信装置20は検出された周辺車両の車番を、それが検出された日付、時刻、および検出された時の自車位置とともに車番データとして情報センタ6に送信する(ステップS514)。
ステップS513において、新たに検出された周辺車両の車番が車番リスト上の車番と一致しないと判定された場合、ステップS516において、車番データ記憶装置32のメモリ内に書き込み可能な空領域があるか否かが判定される。車番データ記憶装置32のメモリ内に書き込み可能な空領域がある場合、検出された車番を、それが検出された日付、時刻、および検出された時の自車位置とともに車番データとして車番データ記憶装置32内に記憶する(ステップS518)。ステップS516において、車番データ記憶装置32のメモリ内に書き込み可能な空領域がないと判定された場合、ステップS517においてメモリ内の最も古い(検出された日時が最も早い)車番データを削除した後、ステップS518へと進んで車番データを車番データ記憶装置32内に記憶する。
車番データ記憶装置32内に書き込まれた捜索対象車両の車番と一致しなかった車番データは、その後、上述したように車両のアクセサリスイッチがオンされた時に車番リスト上の捜索対象車両の車番と再度比較され、車番リスト上に一致する車番がある場合、通信装置20は該当する車番を、検出された日付、時刻、および検出された時の自車位置とともに情報センタ6に送信する(ステップS507)。
車番データ記憶装置32内に車番データが記憶された後、ステップS519において右左折判定が行われる。図6に示すように右左折判定は、最初にステップS601において、車載カメラ4による前回の撮影時において捜索対象車両の車番として検出された(認識された)周辺車両の車番が、今回の撮影時において検出されなかった(認識されなかった)か否かが判定される。前回の撮影時において捜索対象車両の車番として検出された周辺車両の車番が、今回の撮影時において検出されなかった場合、ステップS602において、現在、自車が交差点を通過した直後であるか否かが判定される。自車が交差点を通過した直後であるか否かの判定は、位置検出器11により自車が地図データ上のどの位置にあるかを知ることのできるナビゲーション装置1の本来の機能により実現される。
現在、自車が交差点を通過した直後であると判定された場合、次にステップS603において、自車が交差点を通過した時に減速したか否かが判定される。自車が交差点を通過した時に減速したか否かの判定は、距離センサ14による検出値を2回微分して求めた値に基づいて行うことができる。自車が交差点を通過した時に減速しなかったと判定された場合、自車が交差点で停止あるいは右左折していないにもかかわらず捜索対象車両を見失ったことにより、前回の撮影時に車番が検出された捜索対象車両は交差点を曲がって、図4に示すように自車の走行路と異なる道路R3またはR4へ進んだ可能性が高いとして、通信装置20は交差点の位置、自車の交差点への進入路R1および自車の交差点からの退出路R2を右左折情報として情報センタ6へ送信する(ステップS604)。当該右左折情報を受信した情報センタ6は、捜索対象車両が情報を送信した車両の走行路R1、R2とは異なる道路R3またはR4に進入したことを認識することができる。尚、図4において●は捜索対象車両の車番を検出している時の自車を表し、○は捜索対象車両の車番を検出していない時の自車を表し、矢印は自車の進行方向を示している。
ステップS601において、前回の撮影時において捜索対象車両の車番として検出された周辺車両の車番が、今回の撮影時においても検出された場合、またはステップS602において、自車が交差点を通過した直後ではないと判定された場合、もしくはステップS603において、自車が交差点を通過した時に減速したと判定された場合には、情報センタ6へ右左折情報の送信をすることなしに右左折判定が終了する。
ステップS514において情報センタ6に車番データを送信した後、あるいはステップS519の右左折判定を終了した後、ステップS515において、車両のアクセサリスイッチがオフ状態とされたか否かが判定される。アクセサリスイッチがオフ状態とされたと判定された場合、本実施形態による制御フローは終了する。アクセサリスイッチがオフ状態とされていないと判定された場合、ステップS508へと戻り通信装置20が情報センタ6からの新しい車番情報を受信したか否かが再度判定される。
本実施形態によれば、比較装置27により撮影された周辺車両の車番が情報センタ6から送信された捜索対象車両の車番と一致すると判定された時、周辺車両の車番、車番が検出された日付、時刻および当該時刻における自車の位置を情報センタ6に対して送信する。これにより、各車両から情報センタ6に対して捜索対象車両の車番と一致した車番データのみを送信するため、各車両と情報センタ6間の通信回数を減らして回線の寡占を防ぎ、通信コストを低減できる。また、車両から情報センタ6に向けて送信される車番データが低減されるため、情報センタ6において必要とされるメモリ数も低減できる。
また、自車が交差点を減速せずに通過するとともに、それ以前に検出していた捜索対象車両の車番が交差点通過以降に検出されなくなった時に、自車が交差点で停止あるいは右左折していないにもかかわらず捜索対象車両を見失っているため、捜索対象車両は交差点を曲がって自車と異なる道路へ進んだ可能性が高いとして情報センタ6に右左折情報を送信することにより、情報センタ6が捜索対象車両の追跡を容易に行うことができる。
また、保存されていた捜索対象車両の車番と一致しなかった周辺車両の車番を、アクセサリスイッチのオン作動時に捜索対象車両の車番と再度比較して、双方の車番が一致すると判定された時、周辺車両の車番、車番が検出された日付、時刻および位置を情報センタ6に対して送信することにより、情報センタ6から各車両へ捜索対象車両の車番情報の送信が多少遅れても、捜索対象車両をもらさずに発見することができる。
また、通信装置20は、携帯電話や自動車電話等の携帯端末により形成されているため、ビーコンが整備されていない道路上においても情報センタ6との間で送受信が可能であり、捜索対象車両を早期に検出することができる。
また、車載カメラ4は車両の運転者から死角となる部位を撮影してモニタ表示するために設けられたものを流用しているため、コストの増大を防ぐことができる。
また、車載カメラ4は車両の運転者から死角となる部位を撮影してモニタ表示するために設けられたものを流用しているため、コストの増大を防ぐことができる。
<他の実施形態>
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
情報センタ6が捜索対象車両の車番情報とともに捜索対象車両の捜索対象エリアを指示する捜索対象エリア情報を送信し、位置検出器11が捜索対象エリア情報に基づいて、自車が捜索対象エリア内にあることを検出した時に、比較装置27が車番認識装置28により検出された周辺車両の車番を、通信装置20が受信した捜索対象車両の車番と比較するようにしてもよい。こうすることにより、捜索対象エリア外にある車両における不必要な車番検出を防ぐことができる。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、次のように変形または拡張することができる。
情報センタ6が捜索対象車両の車番情報とともに捜索対象車両の捜索対象エリアを指示する捜索対象エリア情報を送信し、位置検出器11が捜索対象エリア情報に基づいて、自車が捜索対象エリア内にあることを検出した時に、比較装置27が車番認識装置28により検出された周辺車両の車番を、通信装置20が受信した捜索対象車両の車番と比較するようにしてもよい。こうすることにより、捜索対象エリア外にある車両における不必要な車番検出を防ぐことができる。
車両検出装置を形成する車載端末装置としては、自車位置検出手段を有しておればナビゲーション装置のみでなく、マルチメディアシステム等も使用可能である。
捜索対象車両の車番と一致しなかった車番データを再度車番リスト上の車番と比較するタイミングは、アクセサリスイッチがオンされる時に限られるものではなく、1日の一定の時刻または車両が所定距離だけ走行するたびごとに行ってもよい。
捜索対象車両の車番と一致しなかった車番データを再度車番リスト上の車番と比較するタイミングは、アクセサリスイッチがオンされる時に限られるものではなく、1日の一定の時刻または車両が所定距離だけ走行するたびごとに行ってもよい。
図面中、1はカーナビゲーション装置、4は車載カメラ(撮像手段)、4Aは前方車載カメラ(撮像手段)、4Bは後方車載カメラ(撮像手段)、6は情報センタ、11は位置検出器(自車位置検出手段)、20は通信装置(車番情報受信手段、車両情報送信手段、右左折情報送信手段)、27は比較装置(車番比較手段、車番再比較手段)、28は車番認識装置(車番認識手段)、32は車番データ記憶装置(車両情報保存手段)を示している。
Claims (4)
- 車両に搭載された車両検出装置であって、
自車の位置を検出する自車位置検出手段と、
情報センタから送信された捜索対象車両の車番情報を受信する車番情報受信手段と、
自車の周辺にある車両を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段によって撮影された車両画像から前記周辺車両の車番を検出する車番認識手段と、
前記車番認識手段により検出された前記周辺車両の車番を、受信した前記捜索対象車両の車番と比較する車番比較手段と、
前記車番比較手段により、前記周辺車両の車番が前記捜索対象車両の車番と一致すると判定された時、前記周辺車両の車番、該車番が検出された時刻および当該時刻における前記自車位置検出手段により検出された自車の位置を前記情報センタに対して送信する車両情報送信手段とを備えたことを特徴とする車両検出装置。 - 自車が交差点を減速せずに通過するとともに、それ以前に検出していた前記捜索対象車両の車番が交差点通過以降に検出されなくなった時に、前記捜索対象車両が交差点を曲がったとして前記情報センタに情報を送信する右左折情報送信手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の車両検出装置。
- 前記車番比較手段により、前記周辺車両の車番が前記捜索対象車両の車番と一致しないと判定された時、前記周辺車両の車番、該車番が検出された時刻および位置を保存する車両情報保存手段と、所定の機会に前記車両情報保存手段に保存されていた前記周辺車両の車番を前記情報センタから送信された前記捜索対象車両の車番と再度比較する車番再比較手段とを備え、前記車両情報送信手段は、前記車番再比較手段により前記車両情報保存手段に保存されていた前記周辺車両の車番が前記捜索対象車両の車番と一致すると判定された時、前記周辺車両の車番、該車番が検出された時刻および位置を前記情報センタに対して送信することを特徴とする請求項1または2記載の車両検出装置。
- 前記情報センタが前記捜索対象車両の車番情報とともに送信した前記捜索対象車両の捜索対象エリアを指示する捜索対象エリア情報に基づいて、前記自車位置検出手段によって自車が前記捜索対象エリア内にあると検出された時に、前記車番比較手段は前記車番認識手段により検出された前記周辺車両の車番を、受信した前記捜索対象車両の車番と比較することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車両検出装置。
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