JP2004227399A - 交通情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を利用者に提供することができる交通情報提供システムを提供すること。
【解決手段】交通情報提供システムは、車載装置３００と、交通情報を送信する交通情報送信手段を有した交通情報送信装置とを備え、車載装置３００は、対向車線の状況を撮影するカメラ３２１と、現在位置を検出する現在位置検出手段３３０と、カメラ３２１によって撮影された状況、及び、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置に基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を検出するコントローラ３６０と、コントローラ３６０によって検出された位置の情報を交通情報送信装置に送信する情報送信手段３５０とを有し、交通情報送信装置は、情報送信手段３５０によって送信された情報に基づいて交通情報を更新する交通情報更新手段を有するようにする。
【選択図】 図２
【解決手段】交通情報提供システムは、車載装置３００と、交通情報を送信する交通情報送信手段を有した交通情報送信装置とを備え、車載装置３００は、対向車線の状況を撮影するカメラ３２１と、現在位置を検出する現在位置検出手段３３０と、カメラ３２１によって撮影された状況、及び、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置に基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を検出するコントローラ３６０と、コントローラ３６０によって検出された位置の情報を交通情報送信装置に送信する情報送信手段３５０とを有し、交通情報送信装置は、情報送信手段３５０によって送信された情報に基づいて交通情報を更新する交通情報更新手段を有するようにする。
【選択図】 図２
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者に交通情報を提供する交通情報提供システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、利用者に交通情報を提供する交通情報提供システムとして、交通情報を送信する交通情報送信装置と、交通情報送信装置によって送信された交通情報に基づいて経路を検索する車載装置とを備えた交通情報提供システムが知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特表平１０−５０３０２６号公報（第１０頁、第１、２図）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の交通情報提供システムにおいては、交通情報の位置又は時間に関する精度に起因して現実の交通状況とは異なる交通状況を表した交通情報を利用者に提供するという問題が有った。
【０００５】
そこで、本発明は、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を利用者に提供することができる交通情報提供システムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明の交通情報提供システムは、車載装置と、交通情報を送信する交通情報送信手段を有した交通情報送信装置とを備え、前記車載装置は、対向車線の状況を撮影する撮影手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記撮影手段によって撮影された前記状況、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を検出する末尾位置検出手段と、前記末尾位置検出手段によって検出された前記位置の情報を前記交通情報送信装置に送信する情報送信手段とを有し、前記交通情報送信装置は、前記情報送信手段によって送信された情報に基づいて前記交通情報を更新する交通情報更新手段を有した構成を有している。
【０００７】
この構成により、本発明の交通情報提供システムは、車載装置の末尾位置検出手段によって検出された渋滞の末尾の位置の情報を車載装置の情報送信手段が交通情報送信装置に送信し、情報送信手段によって送信された渋滞の末尾の位置の情報に基づいて交通情報送信装置の交通情報更新手段が交通情報を更新するので、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を利用者に提供することができる。
【０００８】
また、本発明の交通情報提供システムは、前記車載装置は、前記交通情報送信手段によって送信された前記交通情報、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記渋滞の近傍へ前記車両が到達したことを検出する渋滞近傍到達検出手段を有し、前記末尾位置検出手段は、前記渋滞近傍到達検出手段によって前記車両が前記渋滞の近傍へ到達したことを検出した後に前記位置の検出を開始する構成を有している。
【０００９】
この構成により、本発明の交通情報提供システムは、交通情報送信装置の交通情報送信手段によって送信された交通情報に基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を車載装置の末尾位置検出手段が検出するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置が末尾位置検出手段によって誤って検出されることを防止することができ、誤った交通情報を利用者に提供することを防止することができる。
【００１０】
また、本発明の交通情報提供システムは、前記情報送信手段は、前記交通情報送信手段によって送信された前記交通情報のうち前記渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報を前記位置の情報とともに前記交通情報送信装置に送信する構成を有している。
【００１１】
この構成により、本発明の交通情報提供システムは、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報と、この渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報とを車載装置の情報送信手段が交通情報送信装置に送信するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報のみを情報送信手段が交通情報送信装置に送信する場合と比較して、交通情報送信装置の交通情報更新手段に交通情報を容易に更新させることができる。
【００１２】
また、本発明の車載装置は、対向車線の状況を撮影する撮影手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記撮影手段によって撮影された前記状況、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を検出する末尾位置検出手段と、前記末尾位置検出手段によって検出された前記位置の情報を交通情報送信装置に送信する情報送信手段とを有した構成を有している。
【００１３】
この構成により、本発明の車載装置は、末尾位置検出手段によって検出された渋滞の末尾の位置の情報を情報送信手段が交通情報送信装置に送信するので、情報送信手段によって送信された渋滞の末尾の位置の情報に基づいて交通情報送信装置が交通情報を更新することによって、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を交通情報提供システムに提供させることができる。
【００１４】
また、本発明の車載装置は、前記交通情報送信装置によって送信された前記交通情報、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記渋滞の近傍へ前記車両が到達したことを検出する渋滞近傍到達検出手段を有し、前記末尾位置検出手段は、前記渋滞近傍到達検出手段によって前記車両が前記渋滞の近傍へ到達したことを検出した後に前記位置の検出を開始する構成を有している。
【００１５】
この構成により、本発明の車載装置は、交通情報送信装置によって送信された交通情報に基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を末尾位置検出手段が検出するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置が末尾位置検出手段によって誤って検出されることを防止することができ、誤った交通情報を交通情報提供システムが利用者に提供することを防止することができる。
【００１６】
また、本発明の車載装置は、前記情報送信手段は、前記交通情報送信装置によって送信された前記交通情報のうち前記渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報を前記位置の情報とともに前記交通情報送信装置に送信する構成を有している。
【００１７】
この構成により、本発明の車載装置は、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報と、この渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報とを情報送信手段が交通情報送信装置に送信するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報のみを情報送信手段が交通情報送信装置に送信する場合と比較して、交通情報送信装置に交通情報を容易に更新させることができる。
【００１８】
また、本発明の交通情報送信装置は、交通情報を送信する交通情報送信手段と、車載装置の前記情報送信手段によって送信された情報に基づいて前記交通情報を更新する交通情報更新手段とを有した構成を有している。
【００１９】
この構成により、本発明の交通情報送信装置は、車載装置の情報送信手段によって送信された渋滞の末尾の位置の情報に基づいて交通情報更新手段が交通情報を更新するので、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を交通情報提供システムに提供させることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
【００２１】
まず、本実施の形態に係る交通情報提供システムの構成について説明する。
【００２２】
図１に示すように、本実施の形態に係る交通情報提供システム１００は、図示していないＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）衛星と、車両２００と、車両２００に搭載された本実施の形態に係る車載装置３００と、複数の光ビーコン４００と、光ビーコン４００を介して交通情報を車載装置３００に送信する交通情報送信手段５１０を有した本実施の形態に係る交通情報送信装置５００とを備えている。
【００２３】
図２に示すように、車載装置３００は、光ビーコン４００（図１参照）によって送信された交通情報を受信するフロントエンド部及び信号処理部で構成された交通情報受信手段３１１と、交通情報受信手段３１１によって受信された交通情報を記憶する半導体メモリ、ハードディスク又はＤＶＤ−ＲＡＭ等の記憶装置で構成された交通情報記憶手段３１２と、交通情報記憶手段３１２によって記憶された交通情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示装置で構成された交通情報表示手段３１３とを有している。なお、車載装置３００は、交通情報記憶手段３１２によって記憶された交通情報を音声によって出力する構成を有していても良い。
【００２４】
また、車載装置３００は、車両２００（図１参照）の後方に設置されて車両２００の後方の対向車線の状況を撮影する撮影手段としてのカメラ３２１と、カメラ３２１による撮影を制御するカメラ制御手段３２２と、カメラ３２１によって撮影された画像をパターン認識によって処理して対向車線に連続的に並ぶ車両を識別し対向車線に発生している渋滞の末尾を検出する画像処理手段３２３とを有している。
【００２５】
また、車載装置３００は、ＧＰＳ衛星から送信された信号に基づいて車両２００の現在位置を検出する現在位置検出手段３３０と、交通情報記憶手段３１２によって記憶された交通情報に含まれた渋滞の先頭の位置の情報、及び、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置に基づいて対向車線に発生している渋滞の先頭の近傍へ車両２００が到達したことを検出する渋滞先頭到達検出手段３４０とを有している。即ち、渋滞先頭到達検出手段３４０は、交通情報送信装置５００（図１参照）の交通情報送信手段５１０（図１参照）によって送信された交通情報、及び、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置に基づいて対向車線に発生している渋滞の近傍へ車両２００が到達したことを検出する渋滞近傍到達検出手段を構成している。
【００２６】
また、車載装置３００は、光ビーコン４００を介して情報を交通情報送信装置５００に送信する情報送信手段３５０と、交通情報受信手段３１１、交通情報記憶手段３１２、交通情報表示手段３１３、カメラ制御手段３２２、画像処理手段３２３、現在位置検出手段３３０、渋滞先頭到達検出手段３４０及び情報送信手段３５０にアクセスを行うコントローラ３６０とを有している。
【００２７】
ここで、コントローラ３６０は、対向車線に発生している渋滞の先頭の近傍へ車両２００が到達したことを渋滞先頭到達検出手段３４０が検出したとき、画像処理手段３２３の検出結果と、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置とに基づいて渋滞の末尾の位置の検出を開始するようになっている。即ち、コントローラ３６０は、対向車線に発生している渋滞の近傍へ車両２００が到達したことを渋滞先頭到達検出手段３４０によって検出した後に、カメラ３２１によって撮影された対向車線の状況と、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置とに基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の検出を開始する末尾位置検出手段を構成している。また、コントローラ３６０は、渋滞の末尾の位置を検出したとき、検出した渋滞の末尾の位置の情報と、末尾の位置を検出した渋滞の情報を含む交通情報の識別情報とを情報送信手段３５０に出力するようになっている。
【００２８】
また、情報送信手段３５０は、コントローラ３６０によって出力された渋滞の末尾の位置の情報と、識別情報とを交通情報送信装置５００に送信するようになっている。
【００２９】
また、交通情報送信装置５００は、図１に示すように、交通情報送信手段５１０によって送信される交通情報を記憶する交通情報記憶手段５２０と、車載装置３００の情報送信手段３５０によって送信された情報に基づいて交通情報記憶手段５２０によって記憶された交通情報を更新する交通情報更新手段５３０とを有している。
【００３０】
次に、本実施の形態に係る交通情報提供システムの動作について説明する。
【００３１】
交通情報記憶手段５２０によって記憶された交通情報を光ビーコン４００を介して車載装置３００に交通情報送信手段５１０によって交通情報送信装置５００が送信すると、交通情報送信手段５１０によって送信された交通情報は、車載装置３００の交通情報受信手段３１１によって受信された後、コントローラ３６０を介して交通情報受信手段３１１から交通情報記憶手段３１２に出力されて、交通情報記憶手段３１２によって記憶される。
【００３２】
交通情報記憶手段３１２によって交通情報が記憶されると、交通情報記憶手段３１２によって記憶された交通情報は、コントローラ３６０を介して交通情報記憶手段３１２から交通情報表示手段３１３及び渋滞先頭到達検出手段３４０に出力される。
【００３３】
そして、交通情報表示手段３１３は、交通情報記憶手段３１２から出力された交通情報を表示し、渋滞先頭到達検出手段３４０は、交通情報記憶手段３１２から出力された交通情報に含まれた渋滞の先頭の位置の情報と、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置とに基づいて、対向車線に発生している渋滞の先頭の近傍へ車両２００が到達したことの検出を試みる。
【００３４】
ここで、図３に示すように、対向車線６１０に発生している渋滞６２０の先頭６２１の近傍に車両２００が到達して、対向車線６１０に発生している渋滞６２０の先頭６２１の近傍へ車両２００が到達したことを渋滞先頭到達検出手段３４０が検出すると、渋滞先頭到達検出手段３４０は、所定の信号をコントローラ３６０を介してカメラ制御手段３２２に出力する。
【００３５】
カメラ制御手段３２２は、渋滞先頭到達検出手段３４０から出力された所定の信号を契機として所定の時間毎にカメラ３２１に対向車線６１０の状況を撮影させ、カメラ３２１によって撮影された画像をコントローラ３６０を介して画像処理手段３２３に出力する。
【００３６】
そして、画像処理手段３２３は、カメラ制御手段３２２から出力された画像をパターン認識によって処理して対向車線６１０に連続的に並ぶ車両を識別し対向車線６１０に発生している渋滞６２０の末尾６２２の検出を試みる。
【００３７】
ここで、図４に示すように、対向車線６１０に発生している渋滞６２０の末尾６２２の近傍を車両２００が通過すると、画像処理手段３２３は、対向車線６１０に発生している渋滞６２０の末尾６２２を検出し、所定の信号をコントローラ３６０に出力する。
【００３８】
画像処理手段３２３から出力された所定の信号が入力されると、コントローラ３６０は、画像処理手段３２３から所定の信号が入力された時点に現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置に基づいて、渋滞６２０の末尾６２２の位置を検出する。また、コントローラ３６０は、末尾６２２の位置を検出した渋滞６２０の情報を含む交通情報の識別情報を交通情報記憶手段３１２から取得する。
【００３９】
次いで、コントローラ３６０は、検出した渋滞６２０の末尾６２２の位置の情報と、渋滞６２０の情報を含む交通情報の識別情報とを情報送信手段３５０に出力し、情報送信手段３５０は、光ビーコン４００の近傍を車両２００が通過するとき、コントローラ３６０によって出力された渋滞６２０の末尾６２２の位置の情報と、識別情報とを光ビーコン４００を介して交通情報送信装置５００に送信する。
【００４０】
そして、交通情報送信装置５００は、複数の車載装置３００の情報送信手段３５０によって送信された渋滞６２０の末尾６２２の位置の情報と、識別情報とを受信すると、受信した情報に基づいて交通情報記憶手段５２０によって記憶された交通情報を交通情報更新手段５３０によって更新する。
【００４１】
以上に説明したように、車載装置３００のコントローラ３６０によって検出された渋滞の末尾の位置の情報を車載装置３００の情報送信手段３５０が交通情報送信装置５００に送信し、情報送信手段３５０によって送信された渋滞の末尾の位置の情報に基づいて交通情報送信装置５００の交通情報更新手段５３０が交通情報を更新するので、交通情報提供システム１００は、従来と比較して利用者に提供する交通情報の位置及び時間に関する精度を向上することができ、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を利用者に提供することができる。
【００４２】
また、交通情報送信装置５００の交通情報送信手段５１０によって送信された交通情報に基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を車載装置３００のコントローラ３６０が検出するので、交通情報提供システム１００は、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置がコントローラ３６０によって誤って検出されることを防止することができ、誤った交通情報を利用者に提供することを防止することができる。
【００４３】
なお、コントローラ３６０は、本実施の形態において、対向車線に発生している渋滞の先頭の近傍へ車両２００が到達したことを渋滞先頭到達検出手段３４０によって検出した後に、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の検出を開始するようになっているが、渋滞の先頭に限らず、対向車線に発生している渋滞の近傍に車両２００が到達した後で、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の検出を開始するようになっていても良いし、交通情報送信装置５００の交通情報送信手段５１０によって送信された交通情報とは無関係に常に、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の検出を試みるようになっていても良い。
【００４４】
また、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報と、この渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報とを車載装置３００の情報送信手段３５０が交通情報送信装置５００に送信するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報のみを情報送信手段３５０が交通情報送信装置５００に送信する場合と比較して、交通情報提供システム１００は、交通情報送信装置５００の交通情報更新手段５３０に交通情報を容易に更新させることができる。
【００４５】
なお、情報送信手段３５０は、交通情報送信装置５００に識別情報を送信せず、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報のみを交通情報送信装置５００に送信するようになっていても良い。
【００４６】
また、交通情報提供システム１００は、本実施の形態において、車載装置３００と交通情報送信装置５００との間の通信として、光ビーコン４００を介した通信を利用するようになっているが、光ビーコンを介した通信以外の通信を利用するようになっていても良い。例えば、交通情報提供システム１００は、車載装置３００と交通情報送信装置５００との間の通信として、電波ビーコン、ＦＭ多重放送局又は携帯電話を介した無線通信を利用するようになっていても良い。
【００４７】
また、車載装置３００は、本実施の形態において、利用者に交通情報をそのまま提供するようになっているが、経路案内等の処理を通じて交通情報を利用者に提供するようになっていても良い。
【００４８】
また、カメラ３２１は、本実施の形態において、車両２００の後方に設置されて車両２００の後方の対向車線の状況を撮影するようになっているが、対向車線の状況を撮影することができる位置及び向きに車両２００に設置されていれば良い。
【００４９】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を利用者に提供することができる交通情報提供システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係る交通情報提供システムのブロック図
【図２】図１に示す交通情報提供システムの車載装置のブロック図
【図３】図２に示す車載装置を搭載した車両が渋滞の先頭の近傍に到達したときの渋滞の近傍の平面図
【図４】図２に示す車載装置を搭載した車両が渋滞の末尾の近傍を通過するときの渋滞の近傍の平面図
【符号の説明】
１００ 交通情報提供システム
３００ 車載装置
３２１ カメラ（撮影手段）
３３０ 現在位置検出手段
３４０ 渋滞先頭到達検出手段（渋滞近傍到達検出手段）
３５０ 情報送信手段
３６０ コントローラ（末尾位置検出手段）
５００ 交通情報送信装置
５１０ 交通情報送信手段
５３０ 交通情報更新手段
６１０ 対向車線
６２０ 渋滞
６２２ 末尾
【発明の属する技術分野】
本発明は、利用者に交通情報を提供する交通情報提供システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、利用者に交通情報を提供する交通情報提供システムとして、交通情報を送信する交通情報送信装置と、交通情報送信装置によって送信された交通情報に基づいて経路を検索する車載装置とを備えた交通情報提供システムが知られている（例えば、特許文献１参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特表平１０−５０３０２６号公報（第１０頁、第１、２図）
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の交通情報提供システムにおいては、交通情報の位置又は時間に関する精度に起因して現実の交通状況とは異なる交通状況を表した交通情報を利用者に提供するという問題が有った。
【０００５】
そこで、本発明は、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を利用者に提供することができる交通情報提供システムを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明の交通情報提供システムは、車載装置と、交通情報を送信する交通情報送信手段を有した交通情報送信装置とを備え、前記車載装置は、対向車線の状況を撮影する撮影手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記撮影手段によって撮影された前記状況、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を検出する末尾位置検出手段と、前記末尾位置検出手段によって検出された前記位置の情報を前記交通情報送信装置に送信する情報送信手段とを有し、前記交通情報送信装置は、前記情報送信手段によって送信された情報に基づいて前記交通情報を更新する交通情報更新手段を有した構成を有している。
【０００７】
この構成により、本発明の交通情報提供システムは、車載装置の末尾位置検出手段によって検出された渋滞の末尾の位置の情報を車載装置の情報送信手段が交通情報送信装置に送信し、情報送信手段によって送信された渋滞の末尾の位置の情報に基づいて交通情報送信装置の交通情報更新手段が交通情報を更新するので、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を利用者に提供することができる。
【０００８】
また、本発明の交通情報提供システムは、前記車載装置は、前記交通情報送信手段によって送信された前記交通情報、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記渋滞の近傍へ前記車両が到達したことを検出する渋滞近傍到達検出手段を有し、前記末尾位置検出手段は、前記渋滞近傍到達検出手段によって前記車両が前記渋滞の近傍へ到達したことを検出した後に前記位置の検出を開始する構成を有している。
【０００９】
この構成により、本発明の交通情報提供システムは、交通情報送信装置の交通情報送信手段によって送信された交通情報に基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を車載装置の末尾位置検出手段が検出するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置が末尾位置検出手段によって誤って検出されることを防止することができ、誤った交通情報を利用者に提供することを防止することができる。
【００１０】
また、本発明の交通情報提供システムは、前記情報送信手段は、前記交通情報送信手段によって送信された前記交通情報のうち前記渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報を前記位置の情報とともに前記交通情報送信装置に送信する構成を有している。
【００１１】
この構成により、本発明の交通情報提供システムは、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報と、この渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報とを車載装置の情報送信手段が交通情報送信装置に送信するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報のみを情報送信手段が交通情報送信装置に送信する場合と比較して、交通情報送信装置の交通情報更新手段に交通情報を容易に更新させることができる。
【００１２】
また、本発明の車載装置は、対向車線の状況を撮影する撮影手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記撮影手段によって撮影された前記状況、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を検出する末尾位置検出手段と、前記末尾位置検出手段によって検出された前記位置の情報を交通情報送信装置に送信する情報送信手段とを有した構成を有している。
【００１３】
この構成により、本発明の車載装置は、末尾位置検出手段によって検出された渋滞の末尾の位置の情報を情報送信手段が交通情報送信装置に送信するので、情報送信手段によって送信された渋滞の末尾の位置の情報に基づいて交通情報送信装置が交通情報を更新することによって、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を交通情報提供システムに提供させることができる。
【００１４】
また、本発明の車載装置は、前記交通情報送信装置によって送信された前記交通情報、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記渋滞の近傍へ前記車両が到達したことを検出する渋滞近傍到達検出手段を有し、前記末尾位置検出手段は、前記渋滞近傍到達検出手段によって前記車両が前記渋滞の近傍へ到達したことを検出した後に前記位置の検出を開始する構成を有している。
【００１５】
この構成により、本発明の車載装置は、交通情報送信装置によって送信された交通情報に基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を末尾位置検出手段が検出するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置が末尾位置検出手段によって誤って検出されることを防止することができ、誤った交通情報を交通情報提供システムが利用者に提供することを防止することができる。
【００１６】
また、本発明の車載装置は、前記情報送信手段は、前記交通情報送信装置によって送信された前記交通情報のうち前記渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報を前記位置の情報とともに前記交通情報送信装置に送信する構成を有している。
【００１７】
この構成により、本発明の車載装置は、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報と、この渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報とを情報送信手段が交通情報送信装置に送信するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報のみを情報送信手段が交通情報送信装置に送信する場合と比較して、交通情報送信装置に交通情報を容易に更新させることができる。
【００１８】
また、本発明の交通情報送信装置は、交通情報を送信する交通情報送信手段と、車載装置の前記情報送信手段によって送信された情報に基づいて前記交通情報を更新する交通情報更新手段とを有した構成を有している。
【００１９】
この構成により、本発明の交通情報送信装置は、車載装置の情報送信手段によって送信された渋滞の末尾の位置の情報に基づいて交通情報更新手段が交通情報を更新するので、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を交通情報提供システムに提供させることができる。
【００２０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
【００２１】
まず、本実施の形態に係る交通情報提供システムの構成について説明する。
【００２２】
図１に示すように、本実施の形態に係る交通情報提供システム１００は、図示していないＧＰＳ（Ｇｌｏｂａｌ Ｐｏｓｉｔｉｏｎｉｎｇ Ｓｙｓｔｅｍ）衛星と、車両２００と、車両２００に搭載された本実施の形態に係る車載装置３００と、複数の光ビーコン４００と、光ビーコン４００を介して交通情報を車載装置３００に送信する交通情報送信手段５１０を有した本実施の形態に係る交通情報送信装置５００とを備えている。
【００２３】
図２に示すように、車載装置３００は、光ビーコン４００（図１参照）によって送信された交通情報を受信するフロントエンド部及び信号処理部で構成された交通情報受信手段３１１と、交通情報受信手段３１１によって受信された交通情報を記憶する半導体メモリ、ハードディスク又はＤＶＤ−ＲＡＭ等の記憶装置で構成された交通情報記憶手段３１２と、交通情報記憶手段３１２によって記憶された交通情報を表示する液晶ディスプレイ等の表示装置で構成された交通情報表示手段３１３とを有している。なお、車載装置３００は、交通情報記憶手段３１２によって記憶された交通情報を音声によって出力する構成を有していても良い。
【００２４】
また、車載装置３００は、車両２００（図１参照）の後方に設置されて車両２００の後方の対向車線の状況を撮影する撮影手段としてのカメラ３２１と、カメラ３２１による撮影を制御するカメラ制御手段３２２と、カメラ３２１によって撮影された画像をパターン認識によって処理して対向車線に連続的に並ぶ車両を識別し対向車線に発生している渋滞の末尾を検出する画像処理手段３２３とを有している。
【００２５】
また、車載装置３００は、ＧＰＳ衛星から送信された信号に基づいて車両２００の現在位置を検出する現在位置検出手段３３０と、交通情報記憶手段３１２によって記憶された交通情報に含まれた渋滞の先頭の位置の情報、及び、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置に基づいて対向車線に発生している渋滞の先頭の近傍へ車両２００が到達したことを検出する渋滞先頭到達検出手段３４０とを有している。即ち、渋滞先頭到達検出手段３４０は、交通情報送信装置５００（図１参照）の交通情報送信手段５１０（図１参照）によって送信された交通情報、及び、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置に基づいて対向車線に発生している渋滞の近傍へ車両２００が到達したことを検出する渋滞近傍到達検出手段を構成している。
【００２６】
また、車載装置３００は、光ビーコン４００を介して情報を交通情報送信装置５００に送信する情報送信手段３５０と、交通情報受信手段３１１、交通情報記憶手段３１２、交通情報表示手段３１３、カメラ制御手段３２２、画像処理手段３２３、現在位置検出手段３３０、渋滞先頭到達検出手段３４０及び情報送信手段３５０にアクセスを行うコントローラ３６０とを有している。
【００２７】
ここで、コントローラ３６０は、対向車線に発生している渋滞の先頭の近傍へ車両２００が到達したことを渋滞先頭到達検出手段３４０が検出したとき、画像処理手段３２３の検出結果と、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置とに基づいて渋滞の末尾の位置の検出を開始するようになっている。即ち、コントローラ３６０は、対向車線に発生している渋滞の近傍へ車両２００が到達したことを渋滞先頭到達検出手段３４０によって検出した後に、カメラ３２１によって撮影された対向車線の状況と、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置とに基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の検出を開始する末尾位置検出手段を構成している。また、コントローラ３６０は、渋滞の末尾の位置を検出したとき、検出した渋滞の末尾の位置の情報と、末尾の位置を検出した渋滞の情報を含む交通情報の識別情報とを情報送信手段３５０に出力するようになっている。
【００２８】
また、情報送信手段３５０は、コントローラ３６０によって出力された渋滞の末尾の位置の情報と、識別情報とを交通情報送信装置５００に送信するようになっている。
【００２９】
また、交通情報送信装置５００は、図１に示すように、交通情報送信手段５１０によって送信される交通情報を記憶する交通情報記憶手段５２０と、車載装置３００の情報送信手段３５０によって送信された情報に基づいて交通情報記憶手段５２０によって記憶された交通情報を更新する交通情報更新手段５３０とを有している。
【００３０】
次に、本実施の形態に係る交通情報提供システムの動作について説明する。
【００３１】
交通情報記憶手段５２０によって記憶された交通情報を光ビーコン４００を介して車載装置３００に交通情報送信手段５１０によって交通情報送信装置５００が送信すると、交通情報送信手段５１０によって送信された交通情報は、車載装置３００の交通情報受信手段３１１によって受信された後、コントローラ３６０を介して交通情報受信手段３１１から交通情報記憶手段３１２に出力されて、交通情報記憶手段３１２によって記憶される。
【００３２】
交通情報記憶手段３１２によって交通情報が記憶されると、交通情報記憶手段３１２によって記憶された交通情報は、コントローラ３６０を介して交通情報記憶手段３１２から交通情報表示手段３１３及び渋滞先頭到達検出手段３４０に出力される。
【００３３】
そして、交通情報表示手段３１３は、交通情報記憶手段３１２から出力された交通情報を表示し、渋滞先頭到達検出手段３４０は、交通情報記憶手段３１２から出力された交通情報に含まれた渋滞の先頭の位置の情報と、現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置とに基づいて、対向車線に発生している渋滞の先頭の近傍へ車両２００が到達したことの検出を試みる。
【００３４】
ここで、図３に示すように、対向車線６１０に発生している渋滞６２０の先頭６２１の近傍に車両２００が到達して、対向車線６１０に発生している渋滞６２０の先頭６２１の近傍へ車両２００が到達したことを渋滞先頭到達検出手段３４０が検出すると、渋滞先頭到達検出手段３４０は、所定の信号をコントローラ３６０を介してカメラ制御手段３２２に出力する。
【００３５】
カメラ制御手段３２２は、渋滞先頭到達検出手段３４０から出力された所定の信号を契機として所定の時間毎にカメラ３２１に対向車線６１０の状況を撮影させ、カメラ３２１によって撮影された画像をコントローラ３６０を介して画像処理手段３２３に出力する。
【００３６】
そして、画像処理手段３２３は、カメラ制御手段３２２から出力された画像をパターン認識によって処理して対向車線６１０に連続的に並ぶ車両を識別し対向車線６１０に発生している渋滞６２０の末尾６２２の検出を試みる。
【００３７】
ここで、図４に示すように、対向車線６１０に発生している渋滞６２０の末尾６２２の近傍を車両２００が通過すると、画像処理手段３２３は、対向車線６１０に発生している渋滞６２０の末尾６２２を検出し、所定の信号をコントローラ３６０に出力する。
【００３８】
画像処理手段３２３から出力された所定の信号が入力されると、コントローラ３６０は、画像処理手段３２３から所定の信号が入力された時点に現在位置検出手段３３０によって検出された現在位置に基づいて、渋滞６２０の末尾６２２の位置を検出する。また、コントローラ３６０は、末尾６２２の位置を検出した渋滞６２０の情報を含む交通情報の識別情報を交通情報記憶手段３１２から取得する。
【００３９】
次いで、コントローラ３６０は、検出した渋滞６２０の末尾６２２の位置の情報と、渋滞６２０の情報を含む交通情報の識別情報とを情報送信手段３５０に出力し、情報送信手段３５０は、光ビーコン４００の近傍を車両２００が通過するとき、コントローラ３６０によって出力された渋滞６２０の末尾６２２の位置の情報と、識別情報とを光ビーコン４００を介して交通情報送信装置５００に送信する。
【００４０】
そして、交通情報送信装置５００は、複数の車載装置３００の情報送信手段３５０によって送信された渋滞６２０の末尾６２２の位置の情報と、識別情報とを受信すると、受信した情報に基づいて交通情報記憶手段５２０によって記憶された交通情報を交通情報更新手段５３０によって更新する。
【００４１】
以上に説明したように、車載装置３００のコントローラ３６０によって検出された渋滞の末尾の位置の情報を車載装置３００の情報送信手段３５０が交通情報送信装置５００に送信し、情報送信手段３５０によって送信された渋滞の末尾の位置の情報に基づいて交通情報送信装置５００の交通情報更新手段５３０が交通情報を更新するので、交通情報提供システム１００は、従来と比較して利用者に提供する交通情報の位置及び時間に関する精度を向上することができ、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を利用者に提供することができる。
【００４２】
また、交通情報送信装置５００の交通情報送信手段５１０によって送信された交通情報に基づいて対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を車載装置３００のコントローラ３６０が検出するので、交通情報提供システム１００は、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置がコントローラ３６０によって誤って検出されることを防止することができ、誤った交通情報を利用者に提供することを防止することができる。
【００４３】
なお、コントローラ３６０は、本実施の形態において、対向車線に発生している渋滞の先頭の近傍へ車両２００が到達したことを渋滞先頭到達検出手段３４０によって検出した後に、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の検出を開始するようになっているが、渋滞の先頭に限らず、対向車線に発生している渋滞の近傍に車両２００が到達した後で、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の検出を開始するようになっていても良いし、交通情報送信装置５００の交通情報送信手段５１０によって送信された交通情報とは無関係に常に、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の検出を試みるようになっていても良い。
【００４４】
また、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報と、この渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報とを車載装置３００の情報送信手段３５０が交通情報送信装置５００に送信するので、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報のみを情報送信手段３５０が交通情報送信装置５００に送信する場合と比較して、交通情報提供システム１００は、交通情報送信装置５００の交通情報更新手段５３０に交通情報を容易に更新させることができる。
【００４５】
なお、情報送信手段３５０は、交通情報送信装置５００に識別情報を送信せず、対向車線に発生している渋滞の末尾の位置の情報のみを交通情報送信装置５００に送信するようになっていても良い。
【００４６】
また、交通情報提供システム１００は、本実施の形態において、車載装置３００と交通情報送信装置５００との間の通信として、光ビーコン４００を介した通信を利用するようになっているが、光ビーコンを介した通信以外の通信を利用するようになっていても良い。例えば、交通情報提供システム１００は、車載装置３００と交通情報送信装置５００との間の通信として、電波ビーコン、ＦＭ多重放送局又は携帯電話を介した無線通信を利用するようになっていても良い。
【００４７】
また、車載装置３００は、本実施の形態において、利用者に交通情報をそのまま提供するようになっているが、経路案内等の処理を通じて交通情報を利用者に提供するようになっていても良い。
【００４８】
また、カメラ３２１は、本実施の形態において、車両２００の後方に設置されて車両２００の後方の対向車線の状況を撮影するようになっているが、対向車線の状況を撮影することができる位置及び向きに車両２００に設置されていれば良い。
【００４９】
【発明の効果】
以上に説明したように、本発明によれば、現実にその場所で発生している渋滞の状況を反映した交通情報を利用者に提供することができる交通情報提供システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施の形態に係る交通情報提供システムのブロック図
【図２】図１に示す交通情報提供システムの車載装置のブロック図
【図３】図２に示す車載装置を搭載した車両が渋滞の先頭の近傍に到達したときの渋滞の近傍の平面図
【図４】図２に示す車載装置を搭載した車両が渋滞の末尾の近傍を通過するときの渋滞の近傍の平面図
【符号の説明】
１００ 交通情報提供システム
３００ 車載装置
３２１ カメラ（撮影手段）
３３０ 現在位置検出手段
３４０ 渋滞先頭到達検出手段（渋滞近傍到達検出手段）
３５０ 情報送信手段
３６０ コントローラ（末尾位置検出手段）
５００ 交通情報送信装置
５１０ 交通情報送信手段
５３０ 交通情報更新手段
６１０ 対向車線
６２０ 渋滞
６２２ 末尾
Claims (7)
- 車載装置と、交通情報を送信する交通情報送信手段を有した交通情報送信装置とを備え、
前記車載装置は、対向車線の状況を撮影する撮影手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記撮影手段によって撮影された前記状況、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を検出する末尾位置検出手段と、前記末尾位置検出手段によって検出された前記位置の情報を前記交通情報送信装置に送信する情報送信手段とを有し、
前記交通情報送信装置は、前記情報送信手段によって送信された情報に基づいて前記交通情報を更新する交通情報更新手段を有したことを特徴とする交通情報提供システム。 - 前記車載装置は、前記交通情報送信手段によって送信された前記交通情報、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記渋滞の近傍へ前記車両が到達したことを検出する渋滞近傍到達検出手段を有し、
前記末尾位置検出手段は、前記渋滞近傍到達検出手段によって前記車両が前記渋滞の近傍へ到達したことを検出した後に前記位置の検出を開始することを特徴とする請求項１に記載の交通情報提供システム。 - 前記情報送信手段は、前記交通情報送信手段によって送信された前記交通情報のうち前記渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報を前記位置の情報とともに前記交通情報送信装置に送信することを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の交通情報提供システム。
- 対向車線の状況を撮影する撮影手段と、現在位置を検出する現在位置検出手段と、前記撮影手段によって撮影された前記状況、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記対向車線に発生している渋滞の末尾の位置を検出する末尾位置検出手段と、前記末尾位置検出手段によって検出された前記位置の情報を交通情報送信装置に送信する情報送信手段とを有したことを特徴とする車載装置。
- 前記交通情報送信装置によって送信された前記交通情報、及び、前記現在位置検出手段によって検出された前記現在位置に基づいて前記渋滞の近傍へ前記車両が到達したことを検出する渋滞近傍到達検出手段を有し、
前記末尾位置検出手段は、前記渋滞近傍到達検出手段によって前記車両が前記渋滞の近傍へ到達したことを検出した後に前記位置の検出を開始することを特徴とする請求項４に記載の車載装置。 - 前記情報送信手段は、前記交通情報送信装置によって送信された前記交通情報のうち前記渋滞の情報を含んだ交通情報の識別情報を前記位置の情報とともに前記交通情報送信装置に送信することを特徴とする請求項４又は請求項５に記載の車載装置。
- 交通情報を送信する交通情報送信手段と、請求項４から請求項６までの何れかに記載の車載装置の前記情報送信手段によって送信された情報に基づいて前記交通情報を更新する交通情報更新手段とを有したことを特徴とする交通情報送信装置。
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| JP2003016123A JP2004227399A (ja) | 2003-01-24 | 2003-01-24 | 交通情報提供システム |
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| JP2003016123A JP2004227399A (ja) | 2003-01-24 | 2003-01-24 | 交通情報提供システム |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2007148698A1 (ja) * | 2006-06-21 | 2007-12-27 | Pioneer Corporation | 通信端末装置、通信方法、通信プログラム、および記録媒体 |
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| FR3135559A1 (fr) * | 2022-05-16 | 2023-11-17 | Psa Automobiles Sa | Procédé et dispositif de détermination de présence d’embouteillage à partir de données obtenues de caméra embarquée dans un véhicule |
-
2003
- 2003-01-24 JP JP2003016123A patent/JP2004227399A/ja active Pending
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