JP2019021006A - 車両情報収集システムおよび車両用送信装置 - Google Patents

車両情報収集システムおよび車両用送信装置 Download PDF

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Abstract

【課題】道路を走行中の車両の車両情報を必要以上にサーバに送信してしまうことを抑制できる車両情報収集システムおよび車両用送信装置を提供する。【解決手段】車両用送信装置である車載機110は、周辺車両を認識するための処理を周期的に実行して、周辺車両の車両識別子を認識する周辺車両認識部と、サーバ120から取得した検知中車両リストを記憶するリスト管理部とを備え、周辺車両認識部が認識した車両識別子と検知中車両リストとに基づいて、サーバに、周辺車両の被検知車両情報を送信するか否かを判定する。サーバは、車載機110が送信した被検知車両情報に基づいて、車載機110が検知中の被検知車両についての被検知車両情報を管理する車両情報管理部を備え、車両情報管理部が管理している被検知車両情報に基づいて検知中車両リストを作成して車載機110に送信する。【選択図】図12

Description

車両情報を収集する車両情報収集システム、および、そのシステムに用いる車両用送信装置に関する。
特許文献1には、走行制御システムが開示されている。この走行制御システムは、複数台の車両の位置情報および周辺の画像のデータを、車両間で連携を取って収集する。具体的には、複数の車両が個々に取得した3次元情報及びテクスチャ情報を、情報統合装置が備えるマップデータ記憶部に集積し、複数の車両が共通に用いる。これにより、いずれかの車両が取得し、情報統合装置に送信した3次元情報およびテクスチャ情報を、他の車両が重複して情報統合装置に送信する必要がなくなる。よって、各車両とセンタ間のデータの送受信の総量が低下して、通信資源を有効活用できる。
特開2013−153280号公報
しかし、特許文献1に開示されているシステムは、被写体の座標で情報の重複を判断している。そのため、特許文献1の技術を、道路を走行中の周辺車両の情報を収集するシステムに適用すると、走行中の周辺車両の車両情報をサーバが必要数以上収集できる状況にあるのに、自車両がさらにその周辺車両の車両情報をサーバへ送信してしまう恐れがあった。
本開示は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、道路を走行中の車両の車両情報を必要以上にサーバに送信してしまうことを抑制できる車両情報収集システムおよび車両用送信装置を提供することにある。
上記目的は独立請求項に記載の特徴の組み合わせにより達成され、また、下位請求項は更なる有利な具体例を規定する。特許請求の範囲に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、開示した技術的範囲を限定するものではない。
上記目的を達成する車両情報収集システムに係る開示は、
車両で用いられ、車両の周辺に存在する周辺車両の車両識別子を含む被検知車両情報を送信する車両用送信装置(110、210、310、410)と、
車両用送信装置から送信された被検知車両情報を管理するサーバ(120、520、620)とを備えた車両情報収集システムであって、
車両用送信装置は、
サーバと無線通信する車両側通信部(116)と、
周辺車両を認識するための処理を周期的に実行して、周辺車両の車両識別子を認識する周辺車両認識部(111)と、
サーバから取得した、被検知車両情報をサーバへ送信する機能を備えた装置が検知中の被検知車両についての車両識別子を含んでいる検知中車両リストを記憶するリスト管理部(113)と、
周辺車両認識部が認識した車両識別子と、リスト管理部に記憶されている検知中車両リストとに基づいて、サーバに、周辺車両の被検知車両情報を送信するか否かを判定する送信判定部(114)と、
送信判定部が被検知車両情報を送信すると判定したことに基づいて、周辺車両の被検知車両情報を作成して、車両側通信部からサーバに送信させる車両情報作成部(115)とを備え、
サーバは、
車両用送信装置と無線通信するサーバ側通信部(121)と、
車両用送信装置が送信してサーバ側通信部が受信する被検知車両情報に基づいて、車両用送信装置が検知中の被検知車両についての被検知車両情報を管理する車両情報管理部(122、522、622)と、
車両情報管理部が管理している被検知車両情報に基づいて検知中車両リストを作成し、作成した検知中車両リストをサーバ側通信部から車両用送信装置に送信させるサーバ情報作成部(124)とを備える。
この車両情報収集システムでは、サーバは、車両用送信装置が検知中である被検知車両の車両識別子のリストである検知中車両リストを、車両用送信装置に送信する。車両用送信装置は、その検知中車両リストを取得してリスト管理部に記憶する。車両用送信装置は、周辺車両の車両識別子を認識した場合に、認識した車両識別子と、リスト管理部に記憶している検知中車両リストとに基づいて、認識した周辺車両の被検知車両情報を、サーバに送信するか否かを判定する。そして、送信判定部が被検知車両情報を送信すると判定したことに基づいて、周辺車両の被検知車両情報を作成して送信する。これにより、周辺車両を認識しても、その周辺車両の被検知車両情報をサーバに送信しない可能性が生じる。よって、道路を走行中の被検知車両の車両情報を必要以上にサーバに送信してしまうことが抑制される。
また、上記目的を達成するための車両用送信装置は、上記車両情報収集システムが備える車両用送信装置である。すなわち、この車両用送信装置は、
車両で用いられ、車両の周辺に存在する周辺車両の車両識別子を含む被検知車両情報を送信する車両用送信装置であって、
サーバと無線通信する車両側通信部(116)と、
周辺車両を認識するための処理を周期的に実行して、周辺車両の車両識別子を認識する周辺車両認識部(111)と、
被検知車両情報をサーバへ送信する機能を備えた装置が検知中の被検知車両についての車両識別子を含んでいる検知中車両リストを記憶するリスト管理部(113)と、
周辺車両認識部が認識した車両識別子と、リスト管理部に記憶されている検知中車両リストとに基づいて、サーバに、周辺車両の被検知車両情報を送信するか否かを判定する送信判定部(114)と、
送信判定部が被検知車両情報を送信すると判定したことに基づいて、周辺車両の被検知車両情報を作成して、車両側通信部からサーバに送信させる車両情報作成部(115)とを備える。
第1実施形態の車両情報収集システム100の概要を説明する図である。 図1の車載機110の構成を示すブロック図である。 検知中車両リストを示す図である。 図1のサーバ120の構成を示すブロック図である。 検知中車両データベースを示す図である。 検知終了データベースを示す図である。 車両情報管理部122が実行する処理を示すフローチャートである。 車両情報管理部122が実行する、図7とは別の処理を示すフローチャートである。 サーバ情報作成部124が実行する処理を示すフローチャートである。 車載機110が実行する処理を示すフローチャートである。 車載機110が実行する、図10とは別の処理を示すフローチャートである。 第1実施形態における処理の具体例を示す図である。 検知終了車両データベースの活用例を説明する図である。 第2実施形態の車載機210の構成を示す図である。 第2実施形態の車載機210が、図11に代えて実行する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態でサーバ120が実行する処理を示すフローチャートである。 第2実施形態における処理の具体例を示す図である。 第3実施形態における処理の具体例を示す図である。 第3実施形態の車載機310が図15に代えて実行する処理を示すフローチャートである。 図19のS53の処理を詳しく示すフローチャートである。 第4実施形態における処理の具体例を示す図である。 第4実施形態の車載機410が図19に代えて実行する処理を示すフローチャートである。 図22のS57の処理を詳しく示すフローチャートである。 第5実施形態における処理の具体例を示す図である。 第5実施形態のサーバ520の構成を示すブロック図である。 図25の車両情報管理部522が実行する処理の一部を示すフローチャートである。 第6実施形態における処理の具体例を示す図である。 第6実施形態のサーバ620の構成を示すブロック図である。 図27の車両情報管理部622が実行する処理の一部を示すフローチャートである。 検知中車両リストの他の例である。 情報送信必要度を含んでいる検知中車両リストの例である。 情報送信必要度ランクを含んでいる検知中車両リストの例である。
以下、本開示の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各実施形態および変形例において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する場合がある。各実施形態および変形例において構成の一部分のみを説明している場合、当該構成の他の部分については、先行して説明した他の実施形態および変形例の構成を適用することができる。また、各実施形態および変形例の説明において明示している構成の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても複数の実施形態および変形例の構成同士を部分的に組み合わせることができる。そして、複数の実施形態および変形例に記述された構成同士の明示されていない組み合わせも、以下の説明によって開示されているものとする。
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態の車両情報収集システム100の概要を説明する図である。車両情報収集システム100は、車載機110とサーバ120とを備えている。車載機110は請求項の車両用送信装置に相当する。車載機110は車両に搭載されている。車載機110が搭載されている車両を通信車2とする。図1には、2台の通信車2A、2Bが示されている。通信車2A、2Bを区別しないときは、通信車2と記載する。通信車2の数に制限はなく、3台以上でもよい。
車載機110が搭載されていない車両を非通信車3とする。車両情報収集システム100は、通信車2自身が送信する位置情報に基づき通信車2の位置を逐次管理することに加えて、通信車2が非通信車3を検知した場合に通信車2が非通信車3の情報を送信することで非通信車3の位置も逐次管理するシステムである。
車載機110は、この車載機110が搭載された通信車2(以下、自車両)の周辺を走行している非通信車3を認識するための処理を周期的に行う。そして、非通信車3を認識した場合であって、認識した非通信車3のナンバーが検知中車両リストに含まれていない場合には、非通信車3のナンバーを含む被検知車両情報をサーバ120に送信する。ナンバーは、ナンバープレートに表されている数字を含む文字を意味し、自動車登録番号標、車両番号標、標識のいずれかと呼ばれるものである。ナンバーは請求項の車両識別子に相当する。
被検知車両情報は、被検知車両についての情報である。被検知車両は、車載機110により検知された車両を意味する。被検知車両情報の詳細は後述する。
サーバ120は、車載機110から送信された被検知車両情報を管理する。また、検知中車両リストを更新し、更新した検知中車両リストを、車載機110に送信する。
[車載機110の構成]
図2に車載機110の構成を示す。車載機110は、周辺車両認識部111、位置管理部112、リスト管理部113、送信判定部114、車両情報作成部115、車両側通信部116を備える。
周辺車両認識部111は、自車両の周辺に存在する周辺車両のナンバーを認識するための処理を周期的に行う。そのために、周辺車両認識部111はカメラ、物体検出センサを備える。物体検出センサは、たとえばレーザセンサである。また、カメラを物体検出センサとして用いることもできる。処理周期は適宜設定可能であり、たとえば数百ミリ秒〜数秒の間である。
位置管理部112は、自車両の位置(以下、自車位置)を周期的に検出する。このために、位置管理部112は、衛星航法システムであるGNSSが備える航法衛星が送信する航法信号を受信し、受信した航法信号に基づいて現在位置を逐次算出するGNSS受信機を備える。また、自律航法により自車位置を検出するためにジャイロセンサ、加速度センサなどを備えていてもよい。
リスト管理部113には、書き込み可能な記憶媒体を備えており、この記憶媒体に、サーバ120から送信される検知中車両リストが記憶される。検知中車両リストは、サーバ120が検知中である車両のナンバーのリストであり、請求項の車両識別子リストに相当する。検知中である車両には、いずれかの車載機110が検知中の非通信車3と、車載機110により自車位置を送信している通信車2が含まれる。
図3に、検知中車両リストを例示する。図3に示すように、検知中車両リストには、リストが作成された時刻も含まれる。なお、図3において、通信車および非通信車の下に示されている数字は、車両識別子である。車両識別子は、具体的には、ナンバーである。
送信判定部114は、周辺車両認識部111が認識した周辺車両のナンバーがリスト管理部113に記憶されている検知中車両リストに含まれていないと判断した場合に、その周辺車両についての被検知車両情報を送信すると決定する。なお、一度、被検知車両情報を送信すると決定した周辺車両については、継続して検知をしていれば、その後、検知中車両リストに、その周辺車両のナンバーが含まれることになっても、被検知車両情報を送信すると決定する。自車両が検知中の周辺車両のナンバーが検知中車両リストに含まれることになったのは、自車両がその周辺車両を検知しているからであり、他の通信車2がその周辺車両を検知していることを意味している訳ではないからである。
車両情報作成部115は、送信判定部114が被検知車両情報を送信すると判定したことに基づいて、周辺車両認識部111が認識した周辺車両の被検知車両情報を作成する。作成した被検知車両情報は、車両側通信部116からサーバ120に送信される。
被検知車両情報には、周辺車両のナンバーと、周辺車両の位置が含まれる。周辺車両の位置は、位置管理部112が検出した自車位置と、周辺車両認識部111が認識した相対位置から決定する。また、被検知車両情報には、周辺車両がその位置に存在した時刻が含まれていてもよい。リアルタイムで周辺車両の位置を送信しない場合には時刻は必須である。さらに、被検知車両情報には、自車両の車両識別子、自車位置、送信時刻などが含まれていてもよい。本実施形態では、自車両の車両識別子も自車両のナンバーとする。この他に、ナンバーとは別のIDを自車両の車両識別子とすることもできる。また、被検知車両情報には、カメラやレーザセンサにより取得した被検知車両のメタ情報や被検知車両を撮像した静止画像、動画が含まれていてもよい。メタ情報は、車種や車の色、車両サイズ、添付されたステッカー、車両の改造の有無など、ナンバー認識と同程度の機能により取得できる情報である。
また、車両情報作成部115は、自車両情報も周期的に作成し、車両側通信部116から送信する。自車両情報を、以下、プローブ情報とする。プローブ情報は、時刻と自車位置と自車両のナンバーとを含んでいる。なお、プローブ情報に、被検知車両情報を含んでもよい。プローブ情報に、被検知車両情報が含まれている場合には、プローブ情報を送信することで被検知車両情報を送信していることになる。よって、プローブ情報とは別に被検知車両情報を送信することを省略することもできる。被検知車両情報の送信周期は、プローブ情報の送信周期と同じでもよく、それより長くてもよい。被検知車両情報の送信周期は、たとえば数百ミリ秒〜数秒の間である。
車両側通信部116は、サーバ120と無線通信をするための通信部である。そのために、車両側通信部116は広域無線通信部を備える。広域無線通信部は、広域無線通信回線網に接続してサーバ120と通信を行う無線通信部である。
また、車両側通信部116は、狭域無線通信部も備える。狭域無線通信部は、無線LAN通信やDSRC通信などの狭域無線通信を行って路側に設けられた路側機と通信する。狭域無線通信部は、具体的には、無線LAN通信部とDSRC通信部を備える。ここでの路側機には、無線LANアクセスポイントも含む。狭域無線通信部を用いてサーバ120と通信する場合、路側機を介してサーバ120と通信する。狭域無線通信部は、路車間通信および車車間通信に用いることができる。すなわち、狭域無線通信部は、路車間通信部および車車間通信部である。
また、車両側通信部116は、近距離無線通信部も備える。近距離無線通信部は、車両内に存在する移動端末と近距離無線通信を行って、移動端末の通信機能を使ってサーバ120と通信する無線通信部である。
これら車載機110が備える各部の機能を実現するために、車載機110は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータを備える。そして、CPUが、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMなどの非遷移的実体的記録媒体(non-transitory tangible storage medium)に記憶されているプログラムを実行する。上述した各部の機能の一部は、このコンピュータにより実現される。また、プログラムが実行されることは、プログラムに対応する方法が実行されることを意味する。
[サーバ120の構成]
図4にサーバ120の構成を示す。サーバ120は、サーバ側通信部121、車両情報管理部122、車両情報保存部123、サーバ情報作成部124を備える。
サーバ側通信部121は、車両側通信部116と無線通信するための通信部であり、広域無線通信部、および、路側機と有線接続された有線通信部とを備える。
車両情報管理部122は、車載機110から逐次送信されてくる被検知車両情報およびプローブ情報を管理する。管理の具体的な内容は、これら被検知車両情報およびプローブ情報から、検知中車両データベース、検知終了車両データベースを作成および更新することである。
図5に検知中車両データベースを例示する。検知中車両データベースは、通信車2と非通信車3に分けて整理されている。そして、車両別に、時刻とその時刻における位置が格納されたデータベースである。また、予め設定した情報収集エリア別に整理されている。
情報収集エリアは、種々の観点で設定可能である。たとえば、直交座標系で等面積となるように分割したエリアとすることができる。また、エリア内に道路面積が一定となるように、情報収集エリアを設定してもよい。また、山林、田畑、河川を含む場合には、情報収集エリアを基準値よりも拡大するようにしてもよい。山林、田畑、河川を含む場合には道路面積が少なくなる傾向にあるからである。また、通信車2の密度が一定になるように、情報収集エリアを動的に変化させてもよい。
周期的に、ある車両についての被検知車両情報が送信されている場合には、その車両は非通信車3とする。その理由は、通信車2は、自らプローブ情報を送信する。サーバ120は、プローブ情報を受信すると、プローブ情報を送信した通信車2を検知中とする。検知中であれば、検知中車両リストにナンバーが含まれることになる。車載機110では、検知中車両リストにナンバーが含まれている車両については、検知しても、被検知車両情報を作成しない。以上のことから、被検知車両は通常は非通信車3であることになる。
この車両情報管理部122は、CPU、ROM、RAM等を備えたコンピュータにより実現される。車両情報管理部122は、現在時刻から予め定めた一時保存期間の被検知車両情報およびプローブ情報をRAMに保存する。なお、車両情報管理部122以外のサーバ120が備える各部の機能の一部も、コンピュータにより実現される。
車両情報保存部123は、書き込み可能かつ不揮発性の記憶媒体を備えており、検知が終了した車両の情報を検知終了車両データベースに保存する。
図6に検知終了データベースを例示する。検知終了データベースは、検知中車両データベースからデータを移動させたデータベースであり、データベース構造は、検知中車両データベースと同じである。検知終了車両データベースにデータを保存する期間は、一時保存期間よりも十分に長い期間に設定される。
サーバ情報作成部124は、サーバ側通信部121が被検知車両情報、プローブ情報を受信して、検知中車両データベースが更新された場合に、検知中車両リストの更新要否を判定する。そして、検知中車両リストを更新した場合には、更新した検知中車両リストを車載機110に送信する。検知中車両リストは、情報収集エリア別に作成されている。この情報収集エリアは検知中車両データベースにおいて分けられているエリアと同じである。情報収集エリア別に作成した検知中車両リストは、その情報収集エリアに位置している通信車2に配信する。
検知中車両リストの配信タイミングは、一つは、検知中車両リストを更新したときである。他の一つは、通信車2の現在位置がある情報収集エリアに入ったと判断したときである。通信車2の現在位置がある情報収集エリアに入ったか否かは、通信車2が逐次送信するプローブ情報をもとに判断する。
また、サーバ情報作成部124は、複数の通信車2から、同時期に同じ被検知車両についての被検知車両情報を受信した場合には、一台の通信車2に対して、検知を継続することを要請する検知継続要請通知を作成し、他の通信車2には、検知中止通知を作成する。作成した検知継続要請および検知中止通知は、サーバ側通信部121から通信車2へ送信する。
[第1実施形態でのサーバ120の処理順序]
次に、第1実施形態におけるサーバ120、車載機110の処理順序をフローチャートを用いて説明する。サーバ120は、図7、図8、図9に示す処理を実行する。図7に示す処理はサーバ側通信部121が受信した信号がプローブ情報または被検知車両情報である場合に実行する。図7に示す処理は、車両情報管理部122が実行する。
ステップ(以下、ステップを省略)S1では通信車2が送信したプローブ情報または被検知車両情報をサーバ側通信部121から取得する。S2では、S1で取得したプローブ情報または被検知車両情報に基づいて、検知中車両データベースを更新する。
図8も車両情報管理部122が実行する。図8に示す処理は、サーバ側通信部121が、車載機110から検知継続の問い合わせを含む被検知車両情報を受信したときに実行する。なお、車載機110は、検知中車両リストに含まれていない被検知車両を検知した場合に、この検知継続の問い合わせを含む被検知車両情報を送信する。
S11では、被検知車両情報に含まれているナンバーが検知中の非通信車3のナンバーであるか否かを判断する。この判断がNOであればS12に進む。
S12では、検知継続要請通知を作成して、被検知車両情報を送信した通信車2へ送信する。検知継続要請通知は、被検知車両情報を送信した通信車2が、検知を継続する必要があるかとの問い合わせに対するACKを意味する。
S13では、検知中車両データベースに、今回受信した被検知車両情報に含まれているナンバーを追加する。検知中車両データベースは図5に示したように、通信車2のデータと非通信車3のデータに区別されている。S13を実行した場合には、図9に進む。
S11の判断がYESであればS14に進む。S14では、検知中止通知を作成して、被検知車両情報を送信した通信車2へ送信する。検知中止通知は、被検知車両情報を送信した通信車2が、検知を継続する必要があるかとの問い合わせに対するNACKを意味する。
次に図9に示す処理を説明する。図9に示す処理はサーバ情報作成部124が実行する。図9に示す処理は、検知中の被検知車両に変更が生じた場合に実行する。
S21では、S13で検知中車両データベースのデータを変更した位置を含んでいる情報収集エリアを走行中の通信車2を、検知中通信車リストから抽出する。S22では、S21で抽出したデータをもとに、通信車2のナンバーを取得する。
S23では、S13で検知中車両データベースのデータを変更した情報収集エリアを走行中の非通信車3を、検知中車両データベースから抽出する。S24では、S23で抽出したデータをもとに、非通信車3のナンバーを取得する。S25では、この情報収集エリアの検知中車両リストを作成する。検知中車両リストは、S22で取得した通信車2のナンバーと、S24で取得した非通信車3のナンバーを含んだリストである。
S26では、該当情報収集エリアを走行中の通信車2に、S25で作成した検知中車両リストを配信する。この情報収集エリア内に、更新された検知中車両リストを配信するためには、この情報収集エリアに向けて、更新された検知中車両リストをブロードキャストすればよい。また、通信車2が、リストが更新された情報収集エリア内を走行しているか否かを、通信車2が逐次送信するプローブ情報から判断して、リストが更新された情報収集エリア内を走行している通信車2に個別に検知中車両リストを送信してもよい。個別に送信する方法は、ユニキャストでもマルチキャストでもよい。
[第1実施形態での車載機110の処理順序]
車載機110は、図10に示す処理を周期的に実行する。S31では、自車位置を測定する。S32では、自車位置と自車両のナンバーとを含むプローブ情報を作成する。S33では、S32で作成したプローブ情報をサーバ120へ送信する。図10に示す処理のうち、S31は位置管理部112が実行し、S32、S33は車両情報作成部115が実行する。
また、車載機110は、図11に示す処理も周期的に実行する。S41では、周辺車両を検知したか否かを判断する。S41の判断がNOであれば図11の処理を終了する。S41の判断がYESであればS42へ進む。
S42では、周辺車両のナンバーを判定する。S43では、S42で判定したナンバーが、リスト管理部113に記憶されている検知中車両リストに存在するか否かを判断する。この判断がYESであれば図11に示す処理を終了する。よって、車載機110は、周辺車両を検知しても、検知した周辺車両のナンバーが検知中車両リストに存在していれば、被検知車両情報をサーバ120に送信しない。これにより、不要なデータをサーバ120に送信してしまうことを抑制できる。
S43の判断がNOであればS44に進む。S44では、サーバ120に周辺車両を検知したことを送信する。このS44でサーバ120に送信する情報は、前述した検知継続の問い合わせを含む被検知車両情報である。サーバ120はこの被検知車両情報を受信すると、図8に示す処理を行い、被検知車両情報を送信した通信車2へ、ACKまたはNACKを返信する。
S45では、サーバ120からの通知を受信する。S46では、S45で受信した通知がACKであるかNACKであるかを判断する。S45で受信した通知がNACKであればS47に進む。S47では、周辺車両の検知を終了する。
S45で受信した通知がNACKであればS48に進む。S48では、周辺車両の検知を継続する。検知を継続している状態では、周期的に被検知車両情報をサーバ120に送信する。ここで送信された被検知車両情報を受信したサーバ120は、図7の処理を実行することになる。
S49では、周辺車両の検知が終了したか否かを判断する。検知が終了するのは、自車両の周辺車両認識部111が周辺車両を認識できなくなった場合である。よって、被検知車両が周辺車両認識部111の認識範囲外になった場合に検知が終了する。
S49の判断がNOであればS48に戻り、被検知車両の検知を継続する。S49の判断がYESになればS50に進む。
S50では、周辺車両の検知が終了したことを示すとともに、検知が終了した被検知車両のナンバーを含んでいる通知である検知終了通知を、サーバ120に送信する。サーバ120は、この検知終了通知を受信すると、検知車両リストを更新する。このようにして検知中車両リストを更新した場合にも、サーバ120は、図9に示す処理を実行する。
この図11に示す処理において、S41、S42は、周辺車両認識部111の処理、S43は送信判定部114の処理、S44〜S47、S49、S50は車両情報作成部115の処理、S48は位置管理部112および周辺車両認識部111の処理である。
[第1実施形態における処理の具体例]
次に、第1実施形態における処理の具体例を図12を用いて説明する。図12(A)では、通信車2A、2Bの周囲に非通信車3は存在していない。したがって、通信車2A、2Bは、サーバ120に対して、周期的にプローブ情報を送信する。サーバ120は、通信車2A、2Bに対して、検知中車両リストを配信する。
図12(B)では、非通信車3が通信車2A、2Bの認識範囲内に入っている。そのため、通信車2A、2Bは、ともに、検知継続の問い合わせを含む被検知車両情報をサーバ120に送信する。
図12(C)では、サーバ120は、上記問い合わせに対して、通信車2Aに対してACKを送信し、通信車2Bに対してNACKを送信している。そのため、通信車2Aは非通信車3の検知を継続するが、通信車2Bは非通信車3の検知を終了する。複数の通信車2から、特定の非通信車3の検知を継続する通信車2を選択する指標は、問い合わせが最も早い通信車2とするという指標や、通信車2の負荷分散の観点から検知中である非通信車3が最も少ない通信車2とするという指標などが考えられる。
図12(D)では、通信車2Aは左折により、非通信車3の検知を終了している。そのため、検知終了通知をサーバ120に送信する。サーバ120は、この検知終了通知を受信すると、検知中車両リストを更新し、更新した検知中車両リストを配信する。これにより、通信車2Bは非通信車3が検知中ではないと判定できる。
そこで、図12(E)に示す状態では、通信車2Bが非通信車3を検知して、被検知車両情報をサーバ120に送信している。
このように、第1実施形態では、サーバ120は検知中車両リストを逐次更新して車載機110に配信しており、車載機110は、この検知中車両リストをもとに、サーバ120に被検知車両情報を送信するか否かを判定している。よって、車載機110は、サーバ120に送信する必要がない被検知車両情報を送信してしまうことが抑制でき、かつ、必要な被検知車両情報を送信しないことも抑制できる。
[検知終了車両データベースの活用例]
検知終了車両データベースは、非通信車3の走行軌跡を保存している。よって、非通信車3が盗難された場合にこの検知終了車両データベースから、盗難された車両のナンバーを検索することで、盗難された非通信車3が、逐次自車位置をサーバへ送信しないにもかかわらず、いつどこを走行していたかを調べることができる。つまり、盗難後から現在までの走行経路を把握することができる。図13には、検知終了車両データベースから把握した非通信車3の走行経路を例示している。このように盗難後の非通信車3の走行経路を把握できると、現在の盗難車の位置を推定することが可能となり、盗難車の捜索の範囲を絞ることができるために捜索負荷の低減や捜索時間の短縮化が実現でき、さらには、盗難車の発見率が向上することが期待できる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。図14に第2実施形態に係る車載機210の構成を示す。車載機210は、第1実施形態の車載機110が備える構成に加えて、検知情報保存部217を備える。
検知情報保存部217は、書き込み可能な記憶媒体を備えており、被検知車両情報を一時的に保存する。第2実施形態では、送信判定部114が、被検知車両情報を送信すると決定した場合、被検知車両情報を逐次送信するのではなく、検知終了まで、この検知情報保存部217に保存する。そして、検知終了時に、まとめて、検知開始から検知終了までの被検知車両情報をサーバ120に送信する。
図15は、第2実施形態の車載機210が、図11に代えて実行する処理を示すフローチャートである。図15に示す処理において、S49の判断がNO、すなわち、被検知車両の検知が終了していない場合に、被検知車両の検知を継続する点では図11と同じである。ただし、前述したように、検知を継続している間は、被検知車両情報を検知情報保存部217に保存する。
S49の判断がYESになった場合、図11ではS50を実行していたが、図15ではS51、S52を実行する。S51では、検知が終了した被検知車両の検知情報を作成する。検知情報は、被検知車両の検知を開始してから検知を終了するまでの(すなわち認識期間中の)被検知車両情報をまとめて含む情報である。S52では、S51で作成した検知情報を、車両側通信部116からサーバ120に送信する。これらS51、S52の処理は、車両情報作成部115が実行する。
図16に、第2実施形態でサーバ120が実行する処理を示す。第2実施形態でも、サーバ120は、図7〜図9に示す処理を実行する。加えて、サーバ120は、この図16に示す処理も実行する。図16に示す処理は検知情報を受信した時の処理である。図16に示す処理は、車両情報管理部122が実行する。
図16において、S61では、検知情報をサーバ側通信部121から取得する。S62では、S61で受信した検知情報に基づいて、車両情報保存部123に保存されている検知中車両データベース、および、検知終了車両データベースを更新する。なお、第2実施形態では、通信車2は、逐次、被検知車両情報を送信しない。したがって、検知中車両データベースにおいて、非通信車3の時刻と位置は逐次更新しない。第2実施形態では、検知中車両データベースは、非通信車3を検知中であることが保存され、任意に検知開始時の時刻と位置が格納される。
S62で検知中車両データベースを更新したので、図8のS13を実行した場合と同様、図9を実行して、検知中車両リストを作成して、検知中車両データベースのデータを更新した情報収集エリアに存在している通信車2に検知中車両リストを配信する。
[第2実施形態における処理の具体例]
次に、第2実施形態における処理の具体例を図17を用いて説明する。図17(A)は、通信車2Aが非通信車3を検知した状態である。通信車2は、サーバ120に検知継続の問い合わせを含む被検知車両情報を送信している。サーバ120は、その問い合わせに対してACKを返信している。そのため、通信車2Aは非通信車3の検知を継続する。また、サーバ120は、検知中車両リストに、通信車2Aが検知している非通信車3を追加する。そして、追加後の検知中車両リストを配信する。
図17(B)では、通信車2Bが非通信車3を検知している。しかし、通信車2Bは、非通信車3が検知中であることを示している検知中車両リストをサーバ120から取得しているので、非通信車3の被検知車両情報をサーバ120に送信しない。
図17(C)では、非通信車3は交差点を左折するところである。非通信車3が交差点を左折することにより、通信車2Aは非通信車3を検知できなくなる。
図17(D)では、通信車2Aは非通信車3の検知を終了している。そこで、検知情報を作成して、サーバ120に送信している。
この第2実施形態では、検知開始から検知終了までの被検知車両情報をまとめて検知情報として送信する。そのため、通信車2は、被検知車両の検知終了後に被検知車両のナンバーと検知開始時刻と検知終了時刻を送信することで、サーバ120へのデータ通信量を削減できる。通信車2は、被検知車両情報とは別に通信車2自身のプローブ情報をサーバ120へ送信しているため、開始時刻と終了時刻から通信車2の位置情報を使って非通信車3の移動軌跡情報を生成することができるからである。よって、より広域網通信の上り回線の通信トラヒックを低減できる。
<第3実施形態>
図18に、第3実施形態における処理の具体例を示している。詳細は後述するが、車載機310は、検知情報を他の車載機310に引き継ぐ機能を備える。また、車載機310は、検知情報を情報送信エリアまで保存しておき、情報送信エリアで検知情報を送信することもできる。
第3実施形態の車載機310は、ハードウェア構成は第2実施形態の車載機210と同じである。第3実施形態の車載機310は、図15に示した処理に代えて図19に示す処理を実行する。
図19に示す処理において、S49の判断がYESになった場合、S53を実行する。S53は検知情報送信処理である。検知情報送信処理は、図20に詳しく示す。
図20において、S531では、検知終了通知をサーバ120に送信する。検知終了通知は、被検知車両の検知が終了したことをサーバ120に伝える通知であり、被検知車両のナンバーを含んでいるが、被検知車両の時刻別の位置は含んでいない。
サーバ120は、この検知終了通知を受信すると、検知中車両データベースから、検知終了通知により特定された非通信車3を削除する。これにより、検知中車両リストが更新されて、該当情報収集エリアに存在する通信車2に更新後の検知中車両リストが配信される。
これにより、更新後の検知中車両リストを受信した通信車2が、更新前に検知中であった非通信車3を検知した場合には、検知継続の問い合わせを含む被検知車両情報をサーバ120に送信することになる。サーバ120は、この問い合わせに対してACKを返信する。
加えて、サーバ120は、ACKを送信した通信車2と、検知終了通知を送信した通信車2の現時点での距離に基づいて、これら2台の通信車2が車車間通信部により通信可能であるか否かを判断する。そして、通信可能であると判断した場合には、検知終了通知を送信した通信車2に対して、これまで検知していた非通信車3の検知を、車車間通信可能な他の通信車2が開始したことを通知する。この通知を検知開始通知とする。S532では、この検知開始通知を、検知終了通知を送信してから一定期間内に受信したか否かを判断する。ここでの一定期間は、サーバ120において検知開始通知を送信するための処理時間を考慮した時間である。
S532の判断がYESであればS533に進む。S533では、S51で作成した検知情報を、車車間通信部から、新たに非通信車3の検知を開始した他の通信車2に送信する。なお、S533に進む場合、他の通信車2と車車間通信できることは、サーバ120で判断されている。ただし、このS533において、車載機310が、他の通信車2と車車間通信できるか否かを判断してもよい。
S532の判断がNOであればS534に進む。S534では、現在、情報送信エリア内に位置している、あるいは、近いうちに情報送信エリアを通過予定か否かを判断する。情報送信エリアは、(A)〜(C)のうち、予め設定された少なくとも1つのエリアである。(A)は、無線LAN通信部によりアクセスポイントと通信をして間接的にサーバ120と通信が可能なエリアである。(B)は、DSRC通信部により路側機と通信して間接的にサーバ120と通信が可能なエリアである。(C)は、広域通信部の通信トラヒックが良好なエリアである。広域通信部の通信トラヒックは、広域網通信の通信トラヒックを表す。たとえば、第4世代移動通信システムであるLong Term Evolution(LTE)では周辺より受信強度が高いエリアや周辺より通信遅延時間が短いエリアや周辺よりパケットエラーレートが低いエリア等である。次世代の第5世代移動通信システムでは、60GHz帯の高周波無線通信エリアも含んでもよい。(A)、(B)については、予め地図に記憶されている。(C)の広域通信部の通信トラヒックが良好なエリアは、広域通信部のユーザが少ないエリアであり、予め設定されていてもよいし、サーバ120が、随時、当該エリアを設定して車載機310に配信してもよい。また、(C)に、現時点で回線が混在していないエリアを含ませてもよい。このエリアは、サーバ120が逐次設定して車載機310に配信する。
近いうちに情報送信エリアを通過予定であるか否かは、具体的には、情報送信エリアまで一定時間内で到達できるか、あるいは、情報送信エリアまでの距離が一定距離内であるかにより判断する。情報送信エリアまで一定時間内で到達できること、および、情報送信エリアまでの距離が一定距離内であることが、請求項における自車送信条件に相当する。
一定時間は、たとえば、数分程度に設定される。一定距離は、この数分程度の間に、通常、走行できる距離に設定される。また、情報送信エリアを通過予定であるか否かは、経路案内がされており、その経路が取得できる場合には、通信車2が案内経路を走行するとして判断する。それ以外は、通信車2が、現在走行中の道路を継続して走行するとして判断する。
S534の判断がYESであればS535に進む。S535を実行する場合には、通信車2が情報送信エリアに入っているときに、検知情報を、サーバ120に対して直接あるいは間接的に送信する。なお、ここで送信する検知情報は、他の通信車2から検知情報が引き渡されている場合には、他の通信車2から引き渡された検知情報と、自車両が作成した検知情報とを合わせた検知情報である。
S534の判断がNOであればS536に進む。S536に進む場合、自車両は、情報送信エリアを近いうちに通過予定ではない。したがって、S536では、すぐに、S51で作成した検知情報を広域通信部を用いてサーバ120に送信する。
[第3実施形態における処理の具体例]
次に、図18を用いて第3実施形態における処理の具体例を説明する。この具体例において、通信車2Aに搭載された車載機310は請求項の第1車両用送信装置に相当し、通信車2Bに搭載された車載機310は請求項の第2車両用送信装置に相当する。
図18(A)では、通信車2A、2Bが、互いに近接した時刻に非通信車3を検知しており、それぞれ、サーバ120に検知継続の問い合わせを含む被検知車両情報を送信している。サーバ120は、通信車2A、2Bの問い合わせに対して、通信車2AにACKを返信し、通信車2BにNACKを返信している。そのため、通信車2Aは非通信車3の検知を継続し、通信車2Bは非通信車3の検知を終了する。
図18(B)では、通信車2Aは非通信車3の検知を終了し、検知終了通知をサーバ120に送信する。サーバ120は、検知終了通知を受信すると、検知中車両リストを更新して、通信車2Bに配信する。これにより、通信車2Bが非通信車3の検知を開始する。
図18(C)では、サーバ120は、通信車2Bが非通信車3の検知を開始したことを示す検知開始通知を通信車2Aに送信している。この検知開始通知を受信したことにより、通信車2Aは、図18(D)に示すように、通信車2Bに検知情報を車車間通信により送信する。
図18(E)では、通信車2Bは、非通信車3の検知を終了している。このとき通信車2Bは情報送信エリアに位置している、具体的は、無線LAN通信部によりアクセスポイントと通信できる無線LAN通信エリアに位置している。そのため、無線LAN通信部を用いて検知情報をアクセスポイント経由でサーバ120に送信する。
この第3実施形態では、検知情報を、通信にかかる通信コストが高い広域網通信ではない通信を使う情報送信エリアで送信出来るようにしたので、より広域網通信の上り回線の通信トラヒックを低減でき、検知情報の送信にかかる通信コストの低減が見込まれる。
<第4実施形態>
次に第4実施形態を説明する。図21に、第4実施形態における処理の具体例を示している。第4実施形態では、車載機410は、第3実施形態の車載機310と同様に他の車載機410に検知情報を引き渡す機能を備える。これに加えて、自車両が情報送信エリア内に位置している場合、あるいは、自車両が情報送信エリアを通過予定であれば、自車両が情報送信エリアで被検知車両情報を送信する。
第4実施形態の車載機410は、図19に示した処理に代えて、図22に示す処理を実行する。なお、図22では、図19と同じ処理の部分については、一部、図示を省略している。
図22では、S49の判断がNOである場合に、直接にS48には戻らず、S54に進む。S54では、現在位置が情報送信エリア内であるか否かを判断する。情報送信エリアの意味は第3実施形態と同じである。情報送信エリア内でない場合にはS48に戻る。一方、情報送信エリア内であると判断した場合にはS55に進む。
S55では、この時点でサーバ120に未送信の被検知車両情報を、情報送信エリアの種類により定まる通信部からサーバ120に送信する。これにより、広域網通信の通信トラヒックの増加を抑制しつつ、早期に、サーバ120に被検知車両情報を送信することができる。S55を実行後もS48に戻る。
S49において検知終了と判断した場合はS56に進む。S56では検知情報を作成する。このS56で作成する検知情報は、この時点で未送信の被検知車両情報をまとめた情報である。S57では検知情報送信処理を実行する。
S57の処理の詳細は図23に示す。図23において、S571では、現在、情報送信エリア内に位置している、あるいは、近いうちに情報送信エリアを通過予定か否かを判断する。この判断はS534と同じである。S571の判断がNOである場合には、S531に進む。S531以降は、図20と同じである。
一方、S571の判断がYESであればS572に進む。S572はS535と同じであり、自車両が情報送信エリア内に位置しているときに検知情報を送信する。このS571、S572を備えることで、他の通信車2に検知情報を引き継ぐことができるとしても、自車両が、近いうちに、情報送信エリアで検知情報を送信できる場合には、情報送信エリアで自車両から検知情報をサーバ120に送信する。これにより、他の通信車2に検知情報を引き継ぐ場合よりも、広域網通信の上り回線のトラヒックを低減しつつ、早期に検知情報をサーバ120に送信することができる可能性が高くなる。
[第4実施形態における処理の具体例]
次に、図21を用いて第4実施形態における処理の具体例を説明する。図21(A)の状態は図18(A)と同じであり、図21(B)の状態は図18(B)の状態と同じである。
図21(C)では、通信車2Aは非通信車3の検知を終了しており、図23を実行する。図21(C)における通信車2Aと通信車2Bの距離は、図18(C)における通信車2Aと通信車2Bの距離と同じである。よって、通信車2Aは通信車2Bに検知情報を車車間通信で送信することができる。
しかし、第4実施形態では、S571を実行する。図21(C)の状態では、S571の判断がYESになりS572に進む。これにより、通信車2Aは図21(D)に示すように、自車両が情報送信エリアに入ったときに、検知情報を送信する。このとき、通信車2Bはまだ情報送信エリアに入っていない。よって、通信車2Aは、検知情報を通信車2Bに送信するよりも早期に検知情報をサーバ120に送信することができる。
また、図21(D)の状態では、通信車2Bは非通信車3の検知を終了しておらず、情報送信エリアを通過した時点でも、通信車2Bは非通信車3の検知を終了していないと推定できる。しかし、本実施形態では、S54、S55の処理を備えることで検知終了前でも、情報送信エリアで、未送信の被検知情報をサーバ120に送信することができる。これによっても、広域網通信の上り回線のトラヒックを低減しつつ、早期に検知情報をサーバ120に送信することができる。
<第5実施形態>
図24に、第5実施形態における処理の具体例を示している。第5実施形態では、車載機110は、サーバ520との通信が成立せず、被検知車両情報を送信できなかった場合に、被検知車両情報をRAMなどの記憶媒体に一時的に保存する。そして、サーバ520との通信が可能になった時点で、未送信の被検知車両情報をサーバ520に送信する。
第1実施形態のサーバ120は、車載機110から検知終了通知を受信した場合に、車載機110が、それまで検知していた被検知車両の検知を終了したと判断していた。これに対して、第5実施形態のサーバ520は、被検知車両を検知中である車載機110から被検知車両情報が送信されてこない場合にも、その車載機110は被検知車両の検知を終了したと判断する。図24(B)がその状態を示している。これにより、検知中車両リストが更新され、更新された検知中車両リストが通信車2Bなどに配信される。
図25に示すように、サーバ520は、車両情報管理部522を備える。この車両情報管理部522が実行する機能が、これまでの実施形態で説明したサーバ120の車両情報管理部122とは異なる。
図26に、車両情報管理部522が実行する処理を示す。車両情報管理部522は、車両情報管理部122が実行する処理に加えて、図26に示す処理を実行する。図26は予め設定された一定周期で実行する。この周期は、たとえば、被検知車両情報の送信周期と同じとすることができる。
S61では、検知中車両データベースの各データの最新の更新時刻を確認する。S62では、検知中車両データベースに、被検知車両情報の送信周期よりも長い期間、未更新のナンバーがあるか否かを判断する。被検知車両情報の送信周期は、請求項の一定時間に相当する。なお、S62の判断において、通信遅延によるサーバ側受信期間のばらつき等を考慮して、被検知車両情報の送信周期よりも長い時間を設定してもよい。S62の判断がNOであれば図26に示す処理を終了する。一方、S62の判断がYESであればS63に進む。
S63では、検知中車両データベースから、被検知車両情報の送信周期よりも長い期間、未更新のナンバーのデータを、検知終了車両データベースに移動する。これにより、検知中車両データベースに登録されているナンバーに変更が生じたことになる。そこで、検知中車両リストを更新して配信するために、図9を実行する。図9が実行されると、検知中車両リストから未更新のナンバーが削除され、削除処理後の検知中車両リストが、配信可能な車載機110に配信される。
[第5実施形態における処理の具体例]
次に、図24を用いて第5実施形態における処理の具体例を説明する。図24(A)の状態では、通信車2Aが非通信車3を検知中であり、周期的に被検知車両情報をサーバ520に送信している。
図24(B)では、通信車2Aはトンネル4に入っている。このトンネル4の中は、サーバ520との間の無線通信ができない無線不通エリアであるとする。通信車2Aは、トンネル4の中では被検知車両情報をサーバ520に送信することができない。そのため、サーバ520はS61〜S63の処理を実行して、検知中車両データベースから、通信車2Aが検知していた非通信車3のデータを削除する。さらに、検知中車両リストを更新する。更新した検知中車両リストは、通信車2Bに配信されることになる。
図24(C)では、通信車2Bは非通信車3を検知している。通信車2Bに搭載されている車載機110が記憶している検知中車両リストには、通信車2Bが検知した非通信車3のナンバーは含まれていない。そのため、通信車2Bは、非通信車3についての被検知車両情報を作成する。ただし、この時点では、通信車2Bもサーバ520とは通信することができない。そのため、作成した被検知車両情報はRAMなどに保存しておくことになる。
図24(D)では、通信車2Bはトンネル4を抜けており、サーバ520と通信可能になっている。そのため、トンネル4の中で非通信車3を検知して作成した被検知車両情報をサーバ520に送信している。また、通信車2Aもトンネル4を抜けており、トンネル4の中で作成した被検知車両情報をサーバ520に送信する。
第5実施形態では、サーバ520は、被検知車両情報を車載機110から被検知車両情報の送信周期よりも長い期間受信できなかった場合には、検知中車両リストを更新して配信する。これにより、仮に、通信車2Aがトンネル4の中で非通信車3を検知できていない期間があったとしても、通信車2Bが非通信車3を検知して被検知車両情報を作成する可能性が生じる。よって、非通信車3についての情報欠落期間が生じてしまう可能性を低減できる。
<第6実施形態>
図27に、第6実施形態における処理の具体例を示している。第6実施形態でも、車載機110は、サーバ620との通信が成立せず、被検知車両情報を送信できなかった場合に、被検知車両情報をRAMなどの記憶媒体に一時的に保存する。そして、サーバ620との通信が可能になった時点で、未送信の被検知車両情報をサーバ620に送信する。また、第6実施形態では、車載機110は、被検知車両情報にプローブ情報を含ませて送信するものとする。
サーバ620は、通信車2Aが無線不通エリアに入ることが予想される場合、事前に検知中車両リストを更新し、更新した検知中車両リストを通信車2Bに配信する。
図28にサーバ620の構成図を示す。サーバ620は、第5実施形態のサーバ520とは異なる構成として、車両情報管理部622と、通信環境管理部625を備える。通信環境管理部625は、無線不通エリアが記憶された地図データである。
車両情報管理部622は、第5実施形態の車両情報管理部522が備える機能に加えて、図29に示す処理も実行する。図29に示す処理は、被検知車両情報を受信した場合に実行する。
S71では、被検知車両情報をサーバ側通信部121から取得する。S72では、被検知車両情報に含まれているプローブ情報と地図データから、被検知車両情報を送信した通信車2の進路を予測する。予測する進路の長さは、たとえば、進行方向前方にある交差点あるいは分岐点までとする。
S73では、S72で予測した進路と通信環境管理部625に記憶されている無線不通エリアの位置とを照らし合わせることで、被検知車両情報を送信した通信車2が無線不通エリアに入るか否かを判断する。この判断がNOであれば図29に示す処理を終了する。一方、S73の判断がYESであればS74に進む。
S74では、検知中車両リストを作成する際に、S71で取得した被検知車両情報により特定される非通信車3を、検知中車両リストから除外する処置を行う。その後、図9へ進む。この処置を行うことで、図9において作成される検知中車両リストから、S71で取得した被検知車両情報により特定される非通信車3が削除され、削除処理後の検知中車両リストが、配信可能な車載機110に配信される。
[第6実施形態における処理の具体例]
次に、図27を用いて第6実施形態における処理の具体例を説明する。図24(A)の状態では、通信車2Aが非通信車3を検知中であり、周期的に被検知車両情報をサーバ520に送信している。
サーバ620は、通信車2Aが送信する被検知車両情報から、通信車2Aが無線不通エリアであるトンネル4に入ることを予測する。そのため、検知中車両リストから、通信車2Aが検知中の非通信車3を除外する。そして、除外後の検知中車両リストを通信車2Bに配信する。これにより、通信車2Bはトンネル4に入る前に、更新された検知車両リストを受信することができる。
図27(B)では通信車2Aはトンネル4の中に入っている。第5実施形態では、このときにサーバ520は検知中車両リストを更新して配信する。しかし、図27(B)では通信車2Bもトンネル4に入っている。そのため、図27(B)の状態で更新された検知中車両リストが配信されても、通信車2Bはその検知中車両リストを受信することができない。しかし、第6実施形態では、図27(A)の状態で、検知中車両リストが更新されて配信される。よって、図27(C)では、通信車2Bは非通信車3を検知して、被検知車両情報を作成する。そして、図27(D)に示すように、通信車2Bはトンネル4を抜けたときに、未送信の被検知車両情報をサーバ620に送信する。
この第6実施形態では、通信車2Aが無線不通エリアに入ることが予測された時点で、通信車2Aが検知中の非通信車3を除外した検知中車両リストを作成して配信する。これにより、第5実施形態よりも、非通信車3についての情報欠落期間が生じてしまう可能性を低減できる。
以上、実施形態を説明したが、開示した技術は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の変形例も開示した範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
<変形例1>
図3に示した検知中車両リストに含まれているナンバーは、検知中である車両のナンバーのみであった。しかし、図30に示すように、検知中車両リストに、情報取得を要求する車両のナンバーを含ませてもよい。情報取得を要求する車両とは、それまで検知中であった車両であるが、検知ができなくなった車両、あるいは、現在は検知中であるが、その車両を検知中の通信車2が無線不通エリアに入ることが予測されるので、近く検知ができなくなると推定される車両である。
<変形例2>
サーバ情報作成部124は、検知中車両リストを更新し、更新後の検知中車両リストを通信車2に配信する場合、更新前後の差分のリストを通信車2に配信してもよい。このようにするためには、更新後の検知中車両リストを配信する通信車2を決定した後、その通信車2に、更新前の検知中車両リストを配信済みであるか否かを判断する。そして、更新前の検知中車両リストを配信済みの通信車2に対しては、送信済みの過去の検知中車両リストと更新後の検知中車両リストの差分となる差分リストを、サーバ側通信部121から配信する。
<変形例3>
第3実施形態では、S46において、S45で受信した通知がACKであるかNACKであるかを判断しており、S45で受信した通知がNACKであれば、S47において、周辺車両の検知を終了していた。
しかし、S45で受信した通知がNACKである場合にも、サーバ120に被検知車両情報を送信することは中断するが、周辺車両の検知は継続してもよい。このようにすれば、通信車2が、更新された検知中車両リストを受信した場合に、更新前に検知していてもサーバ120へ送信していなかった非通信車3に関して、検知継続と被検知車両情報の送信の問い合わせを含む被検知車両情報をサーバ120に送信することができる。
<変形例4>
前述の実施形態では、検知した周辺車両のナンバーが検知中車両リストに含まれている場合は、その周辺車両の被検知車両情報を送信していなかった。一台の非通信車3を一台の通信車2が検出すればよいとしていたからである。
しかし、これに限らず、一台の非通信車3を、上限数以下の複数台の通信車2がサーバへ被検知車両情報をサーバ120へ送信してもよい。上限数は適宜設定することができ、たとえば、3、4、5台などである。
一台の非通信車3を、複数台の通信車2が検出するようにする場合、サーバ120、520、620は、ナンバー別に、検知中の車両についての情報送信必要度が示された検知中車両リストを作成する。本明細書で新たに開示した技術を1台以上の車両情報を収集すればサービスが実現できるようなサービスに適用する場合には、情報送信必要度は、そのナンバーの非通信車3を検知中である通信車2の数が一台である場合が最も高くなる。どの通信車2も検知中ではない非通信車3についての情報が最も必要であるが、検知中車両リストは、少なくとも一台の通信車2は検知中である非通信車3のリストであるので、非通信車3を検知中である通信車2の数が一台である場合が最も高くなるのである。情報送信必要度は、上限数の通信車2が検知中である場合が最も低くなる。最も低い情報送信必要度は、情報送信不要を意味する。本明細書で新たに開示した技術を、設定台数以上の車両情報を収集しなければサービスが実現できないようなサービスに適用する場合には、設定台数以内しかサーバで検知出来ていない非通信車3の情報送信必要度は、設定台数以内に達するまで同程度として検知中車両リストに示される。設定台数以上の車両情報が収集された後に検知中車両リストに示される情報送信優先度は、最も低い値を設定してもよく、検知車両台数に応じた値を設定してもよい。
車載機110、210、310、410の送信判定部114は、周辺車両認識部111が認識したナンバーが検知中車両リストに含まれていても、情報送信必要度が情報送信を必要としている必要度であれば、被検知車両情報を送信すると決定する。当然ながら、周辺車両認識部111が認識したナンバーが検知中車両リストに含まれていない場合においても、被検知車両情報を送信すると決定する。
この変形例4では、一台の非通信車3を、複数台の通信車2が検出するので、情報が改ざんされた場合の影響を少なくすることができる。また、検知中車両リストには、非通信車3を検知中の通信車2の数により定まる情報送信必要度が含まれており、送信判定部114はその情報送信必要度に基づいて被検知車両情報を送信するか否かを判定する。よって、一台の非通信車3に対して一定数以上の車両検知情報を必要とするサービスにおいても、必要以上に被検知車両情報がアップロードされてしまうことも抑制される。
<変形例5>
変形例5でも、変形例4と同様、検知中車両リストに情報送信必要度がナンバー別に示されているとする。
これまでの説明では、周辺車両認識部111が、同時に複数台の周辺車両のナンバーを認識可能か否かは言及していなかったが、周辺車両認識部111が、同時に複数台の周辺車両のナンバーを認識可能となっていてもよい。たとえば、カメラが撮像した画像からナンバーを検出する場合には、画像内に複数台の車両のナンバープレートが撮像されていれば、周辺車両認識部111は同時に複数台の周辺車両のナンバーを認識可能である。
周辺車両認識部111が複数台の周辺車両のナンバーを認識している状態である一方で、車両側通信部116からは、周辺車両認識部111が認識した全部の周辺車両についての被検知車両情報を送信期間内に送信できないこともある。
たとえば、被検知車両情報に、サーバ120、520、620側において、監視者がリアルタイムで動画を再生する場合などである。この場合、上記送信期間は、監視者がリアルタイムで再生されていないと感じない程度の時間に設定されることになる。例えば、数百ミリ秒から1秒程度である。
一台の通信車2が動画を含む被検知車両情報を複数台の非通信車3について送信する場合、通信車2の通信環境によっては、データの送信要求を満たせない場合がある。例えば、通信速度を例にすると、複数台の非通信車3の被検知車両情報の単位時間当たりのデータ容量が、車両側通信部116の単位時間当たりのデータ通信容量を超過し、リアルタイムなデータ送信が実現されない場合である。
そこで、送信判定部114は、車両側通信部116からは、周辺車両認識部111が認識した全部の周辺車両についての被検知車両情報を送信期間内に送信できないと判断した場合、検知中車両リストに示されている情報送信必要度に基づいて、サーバ120、520、620に被検知車両情報を送信する非通信車3(すなわち周辺車両)を決定する。情報送信必要度に基づいて送信する被検知車両情報を決定する方法は、具体的には、情報送信必要度が高い側から順に、送信期間内に送信できる数の被検知車両情報を送信することになる。
<変形例6>
検知中車両リストに情報送信必要度が示されている場合には、情報送信エリアで被検知車両情報を送信することにしてもよい。既に一台は、この被検知車両情報と同じる非通信車3の被検知車両情報を検知中であることから、検知中車両リストに示されていないナンバーの非通信車3と比較して、被検知車両情報の迅速な必要性は低いからである。
<変形例7>
これまでの説明では、非通信車3の被検知車両情報を送信する車両は、車載機110、210、310、410を搭載した通信車2のみとしていた。しかし、被検知車両情報を送信する車両には、車載機110、210、310、410とは異なり、検知中車両リストに基づいて被検知車両情報を送信するか否かを判定する機能を備えていないが、被検知車両情報を送信する機能は備えている通信機を備えた車両が含まれていてもよい。以下、この車両を送信判定機能を備えていない車両とする。
サーバ110、120、520、620は、送信判定機能を備えていない車両が送信した被検知車両情報も用いて、検知中車両リストを作成して、配信する。
検知中車両リストの作成に、送信判定機能を備えていない車両が送信した被検知車両情報が用いられるとしても、車載機110、210、310、410の送信判定部114は、これまでに説明した処理は可能である。この場合には、送信判定機能を備えている車両が、既にサーバ120で検知している送信判定機能を備えていない車両の情報をサーバ120へ送信することを中断することができる。そのため、必要以上に被検知車両情報がサーバ120へ収集されてしまうことを抑制することができる。
<変形例8>
図3に示した検知中車両リストには、検知中車両リストを作成した時刻と検知中である車両のナンバーが示されていた。しかし、図31に示すように、検知中車両リストに、検知中車両に対するサーバ120での情報必要度を示す情報送信必要度を含んでも良い。たとえば、設定台数以上の車両情報を収集しなければサービスが実現できないようなサービスや、複数の車両情報を取得するが検知車両台数に応じて情報送信必要度を変更する場合には、サーバ側で検知中車両毎に情報送信必要度を設定してもよい。
<変形例9>
図3に示した検知中車両リストには、検知中車両リストを作成した時刻と検知中である車両のナンバーが示されていた。しかし、図32に示すように、サーバ120での情報必要度を示す情報送信必要度ランク情報を含んでも良い。この場合は、サーバ120での情報必要度を被検知中車両毎に示すのではなく、情報送信必要度ランク毎に被検知車両情報を配信するため、サーバ120が配信する車両識別子リストのデータサイズを小さくすることができる。さらに、車両側での送信判定では、情報送信必要度ランク毎に送信制御処理を実施することができるために車両側での処理を簡易化しつつ、サーバ120での情報必要度に応じた情報収集を実現することができる。
2:通信車 3:非通信車 4:トンネル 100:車両情報収集システム 110:車載機 111:周辺車両認識部 112:位置管理部 113:リスト管理部 114:送信判定部 115:車両情報作成部 116:車両側通信部 120:サーバ 121:サーバ側通信部 122:車両情報管理部 123:車両情報保存部 124:サーバ情報作成部 210:車載機 217:検知情報保存部 310:車載機 410:車載機 520:サーバ 522:車両情報管理部 620:サーバ 622:車両情報管理部 625:通信環境管理部

Claims (16)

  1. 車両で用いられ、前記車両の周辺に存在する周辺車両の車両識別子を含む被検知車両情報を送信する車両用送信装置(110、210、310、410)と、
    前記車両用送信装置から送信された前記被検知車両情報を管理するサーバ(120、520、620)とを備えた車両情報収集システムであって、
    前記車両用送信装置は、
    前記サーバと無線通信する車両側通信部(116)と、
    前記周辺車両を認識するための処理を周期的に実行して、前記周辺車両の前記車両識別子を認識する周辺車両認識部(111)と、
    前記サーバから取得した、前記被検知車両情報を前記サーバへ送信する機能を備えた装置が検知中の被検知車両についての車両識別子を含んでいる検知中車両リストを記憶するリスト管理部(113)と、
    前記周辺車両認識部が認識した前記車両識別子と、前記リスト管理部に記憶されている前記検知中車両リストとに基づいて、前記サーバに、前記周辺車両の前記被検知車両情報を送信するか否かを判定する送信判定部(114)と、
    前記送信判定部が前記被検知車両情報を送信すると判定したことに基づいて、前記周辺車両の前記被検知車両情報を作成して、前記車両側通信部から前記サーバに送信させる車両情報作成部(115)とを備え、
    前記サーバは、
    前記車両用送信装置と無線通信するサーバ側通信部(121)と、
    前記車両用送信装置が送信して前記サーバ側通信部が受信する前記被検知車両情報に基づいて、前記車両用送信装置が検知中の前記被検知車両についての前記被検知車両情報を管理する車両情報管理部(122、522、622)と、
    前記車両情報管理部が管理している前記被検知車両情報に基づいて前記検知中車両リストを作成し、作成した前記検知中車両リストを前記サーバ側通信部から前記車両用送信装置に送信させるサーバ情報作成部(124)とを備える車両情報収集システム。
  2. 前記送信判定部は、前記周辺車両認識部が認識した前記車両識別子が、前記リスト管理部に記憶されている前記検知中車両リストに含まれていないと判断したことに基づいて、前記サーバに、前記周辺車両の前記被検知車両情報を送信すると決定する請求項1に記載の車両情報収集システム。
  3. 前記検知中車両リストには、検知中の前記被検知車両についての情報送信必要度が示されており、
    前記送信判定部は、前記周辺車両認識部が認識した前記車両識別子が、前記リスト管理部に記憶されている前記検知中車両リストに含まれていると判断した場合であっても、前記検知中車両リストに示されている前記情報送信必要度が、前記サーバが情報を必要としていることを示す必要度である場合に、前記サーバに、前記周辺車両の前記被検知車両情報を送信すると決定する請求項2に記載の車両情報収集システム。
  4. 前記周辺車両認識部は、同時に複数台の前記周辺車両の前記車両識別子を認識可能であり、
    前記送信判定部は、前記周辺車両認識部が同時に複数台の前記周辺車両の前記車両識別子を認識している状態である一方で、前記車両側通信部からは、前記周辺車両認識部が認識した全部の前記周辺車両についての前記被検知車両情報を送信期間内に送信できないと判断した場合には、前記検知中車両リストに示されている前記情報送信必要度に基づいて、前記サーバに前記被検知車両情報を送信する前記周辺車両を決定する請求項3に記載の車両情報収集システム。
  5. 前記サーバ情報作成部は、前記サーバ側通信部が受信した前記被検知車両情報に含まれている前記車両識別子に基づいて前記検知中車両リストを更新し、かつ、前記検知中車両リストを更新した場合には、更新した前記検知中車両リストを前記サーバ側通信部から前記車両用送信装置に送信させる請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両情報収集システム。
  6. 前記車両用送信装置の前記車両情報作成部は、前記周辺車両認識部が、これまで認識できていた前記周辺車両が認識できなくなったことに基づいて、認識できていた前記周辺車両に対する検知が終了したことを示すとともに、検知が終了した前記周辺車両の前記車両識別子を含む検知終了通知を作成して、前記車両側通信部から前記サーバに送信させ、
    前記サーバの前記車両情報管理部は、前記検知終了通知を受信した場合、その検知終了通知により定まる前記被検知車両の検知を終了したとし、
    前記サーバ情報作成部は、前記検知終了通知を受信した場合、受信した前記検知終了通知に含まれている前記車両識別子を前記検知中車両リストから削除する請求項5に記載の車両情報収集システム。
  7. 前記車両用送信装置は、前記周辺車両認識部が認識した前記被検知車両についての前記被検知車両情報を保存しておく検知情報保存部(217)を備え、
    前記車両情報作成部は、前記送信判定部が前記被検知車両情報を送信すると判定し、かつ、前記周辺車両認識部が、これまで認識できていた前記周辺車両が認識できなくなったことに基づいて、認識できなくなった前記周辺車両について、前記検知情報保存部に保存されている前記被検知車両情報をまとめて含む認識期間中の検知情報を作成する請求項6に記載の車両情報収集システム。
  8. 前記車両側通信部として、車車間通信を行う車車間通信部を備え、
    前記検知終了通知を送信した前記車両用送信装置を第1車両用送信装置とし、前記第1車両用送信装置とは異なる前記車両用送信装置を第2車両用送信装置とし、
    前記第1車両用送信装置の前記車両情報作成部は、前記検知終了通知を送信した後に、前記検知終了通知に含まれている前記車両識別子の前記被検知車両の検知を、前記第2車両用送信装置が開始したことの通知を前記サーバから受信し、かつ、前記第2車両用送信装置と前記車車間通信部により車車間通信できる場合には、認識期間中の前記検知情報を前記サーバに送信することに代えて、前記車車間通信部から前記第2車両用送信装置へ送信する請求項7に記載の車両情報収集システム。
  9. 前記第2車両用送信装置は、
    前記車両側通信部として、路車間通信により路側機を介して前記サーバと無線通信する路車間通信部を備え、
    前記第1車両用送信装置から認識期間中の前記検知情報を受信した場合、受信した前記検知情報を前記検知情報保存部に保存し、かつ、前記第2車両用送信装置の前記周辺車両認識部が認識した前記被検知車両情報も前記検知情報保存部に保存し、
    前記車両情報作成部は、前記路車間通信部により前記サーバと通信可能なエリアにおいて、前記検知情報保存部に保存していた前記検知情報および前記被検知車両情報を、前記路車間通信部を用いて前記サーバに送信する請求項8に記載の車両情報収集システム。
  10. 前記第2車両用送信装置は、
    前記車両側通信部として、広域無線通信回線網に接続して前記サーバと通信する広域無線通信部を備えており、
    前記車両情報作成部は、前記広域無線通信部による通信トラヒックが良好なエリアに前記第2車両用送信装置が到達したときに、前記検知情報保存部に前記サーバに未送信の前記検知情報または前記被検知車両情報があれば、前記広域無線通信部から、未送信の前記検知情報または前記被検知車両情報を送信させる請求項9に記載の車両情報収集システム。
  11. 前記第1車両用送信装置も、前記車両側通信部として前記路車間通信部および前記広域無線通信部を備え、
    前記第1車両用送信装置の前記車両情報作成部は、認識できていた前記周辺車両の検知が終了したときに、前記路車間通信部により前記サーバと通信可能なエリアおよび前記広域無線通信部による通信トラヒックが良好なエリアの一方または両方である情報送信エリアまでの距離が、一定距離内である、または、前記情報送信エリアに到達するまでの時間が一定時間内であるという条件である自車送信条件が成立する場合、前記第2車両用送信装置と前記車車間通信部により車車間通信できても、認識期間中の前記検知情報を前記車車間通信部から前記第2車両用送信装置に送信せず、前記第1車両用送信装置が前記情報送信エリアにおいて、認識期間中の前記検知情報を前記サーバに送信する請求項10に記載の車両情報収集システム。
  12. 前記車両用送信装置の前記車両情報作成部は、前記送信判定部が前記被検知車両情報を送信すると判定している場合に、送信周期毎に、前記被検知車両情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバ情報作成部は、前記車両用送信装置から一定時間内に前記被検知車両情報を受信しなかった場合には、前記検知中車両リストから、前記被検知車両情報を受信しなかった前記被検知車両の前記車両識別子を削除し、かつ、削除処理後の前記検知中車両リストを、配信可能な前記車両用送信装置に配信する請求項1〜11のいずれか1項に記載の車両情報収集システム。
  13. 前記車両用送信装置の前記車両情報作成部は、前記送信判定部が前記被検知車両情報を送信すると判定している場合に、送信周期毎に、現在位置を含んだ前記被検知車両情報を前記サーバに送信し、
    前記サーバ情報作成部は、前記車両用送信装置から送信された前記被検知車両情報から、前記車両用送信装置が、無線不通エリアに入ることが予測できた場合には、前記検知中車両リストから、前記無線不通エリアに入ると予測された前記車両用送信装置が検知している前記被検知車両の前記車両識別子を削除し、かつ、削除処理後の前記検知中車両リストを、配信可能な前記車両用送信装置に配信する請求項1〜11のいずれか1項に記載の車両情報収集システム。
  14. 前記車両用送信装置は、前記車両側通信部から周期的に現在位置を送信し、
    前記サーバ情報作成部は、前記車両用送信装置の現在位置が予め定めた情報収集エリアに入ったと判断した場合に、前記情報収集エリアに対する前記検知中車両リストを、前記サーバ側通信部から、前記情報収集エリアに入ったと判断した前記車両用送信装置に送信する請求項1〜10のいずれか1項に記載の車両情報収集システム。
  15. 前記サーバ情報作成部は、更新した前記検知中車両リストを送信する前記車両用送信装置に対して、過去の前記検知中車両リストを送信している場合には、送信済みの前記検知中車両リストと更新後の前記検知中車両リストの差分となる差分リストを、前記サーバ側通信部から前記車両用送信装置に送信する請求項5または6に記載の車両情報収集システム。
  16. 車両で用いられ、前記車両の周辺に存在する周辺車両の車両識別子を含む被検知車両情報を送信する車両用送信装置であって、
    サーバと無線通信する車両側通信部(116)と、
    前記周辺車両を認識するための処理を周期的に実行して、前記周辺車両の前記車両識別子を認識する周辺車両認識部(111)と、
    前記被検知車両情報を前記サーバへ送信する機能を備えた装置が検知中の被検知車両についての車両識別子を含んでいる検知中車両リストを記憶するリスト管理部(113)と、
    前記周辺車両認識部が認識した前記車両識別子と、前記リスト管理部に記憶されている前記検知中車両リストとに基づいて、前記サーバに、前記周辺車両の前記被検知車両情報を送信するか否かを判定する送信判定部(114)と、
    前記送信判定部が前記被検知車両情報を送信すると判定したことに基づいて、前記周辺車両の前記被検知車両情報を作成して、前記車両側通信部から前記サーバに送信させる車両情報作成部(115)とを備える車両用送信装置。
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