JP4403886B2 - 先行車両走行状況表示システム - Google Patents

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本発明は、先行車両と後続車両との間で無線通信を行い、先行車両の走行状況を後続車両の表示装置に表示する先行車両走行状況表示システムに関する。

先行車両で目的地を入力し、目的地までの推奨経路を算出し、その結果を後続車両に伝達することによって、先行車両が後続車両を目的地まで誘導するナビゲーション装置が特許文献1によって知られている。
特開2001−317953号公報
しかしながら、特許文献1におけるナビゲーション装置では、先行車両が新しくできた道路を走行するなど後続車両に伝達した推奨経路とは異なる道路を走行すると、後続車両は先行車両を見失う可能性が生じていた。
本発明は、先行車両と後続車両との間で無線通信を行い、先行車両の走行状況を後続車両の表示装置に表示する先行車両走行状況表示システムにおいて、先行車両、および後続車両には、それぞれ先行車両走行状況表示装置が搭載され、先行車両走行状況表示装置は、ウィンカー操作に応じて右左折信号を出力する右左折信号出力手段と、右左折信号出力手段から出力される右左折信号を無線通信により後続車両に送信するとともに、先行車両から無線通信により送信される右左折信号を受信する通信手段と、通信手段で受信した先行車両の右左折信号に応じて、先行車両の右左折方向を表示装置に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする。本発明はまた、請求項1〜9に記載の先行車両走行状況表示システムで用いる先行車両走行状況表示装置を車両に搭載することを特徴とする。
本発明によれば、先行車両における実際のウィンカー操作方向を表示することができるため、後続車両は、先行車両が走行する経路に関わりなく、常に先行車両を見失うことなく、目的地までついて行くことができる。
―第1の実施の形態―
第1の実施の形態においては、2台の自動車が同一経路を経由して目的地まで走行する場合に、1台が先行車両として目的地へ向けて走行し、他の1台は後続車両として先行車両の後ろについて行く場合について説明する。先行車両および後続車両には、本実施の形態における先行車両状況表示装置が搭載されており、後続車両に搭載された先行車両状況表示装置は、通信回線を介して先行車両に搭載された先行車両状況表示装置から取得した情報に基づいて先行車両の走行経路の軌跡、および先行車両の右左折情報(以下、「先行車両状況」)をモニタに表示する。
本実施の形態における先行車両状況表示装置は、各装置に付与された装置IDによって一意に識別可能である。そして、先行車両に搭載した先行車両状況表示装置には、後続車両に搭載した先行車両状況表示装置の装置IDをあらかじめ設定しておく。また、後続車両に搭載した先行車両状況表示装置には、先行車両に搭載した先行車両状況表示装置の装置IDをあらかじめ設定しておく。これによって、双方に搭載した先行車両状況表示装置は、送信する情報に自車両の装置ID(識別信号)を付加することによって、情報を受信した相手車両は、自車両に対する先行車両、および後続車両を識別することができ、先行車両と後続車両との間での通信が可能となる。
図1は、第1の実施の形態における先行車両状況表示装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。先行車両状況表示装置100は、車速センサ101と、GPS受信機102と、振動ジャイロ103と、ウィンカーセンサ104と、履歴メモリ105と、アイコンメモリ106と、制御装置107と、通信装置108と、モニタ109と、地図データベース110とを備えている。
車速センサ101は、自車両の車速を検出し、GPS受信機102は、GPS衛星からのGPS信号を受信して自車両の現在位置を検出し、振動ジャイロ103は、自車両の進行方向を検出し、ウィンカーセンサ104は、運転者によるウィンカー操作の有無、およびその操作方向を検出する。なお、GPS受信機102がGPS信号を受信できない場所、例えばトンネル内を走行中は、最後にGPS信号を受信した地点と、車速センサ101によって検出した自車両の車速と、振動ジャイロ103によって検出した自車両の進行方向とに基づいて、自車両の現在位置が算出される。
通信装置108は、狭域無線通信、例えばIEEE802.11bやIEEE802.11gなどの無線LANを介して車々間通信を行い、先行車両と後続車両との間の通信は、先行車両状況表示装置が作動している間は常時接続されているものとする。先行車両に搭載された先行車両状況表示装置100は、車速センサ101、GPS受信機102、振動ジャイロ103、およびウィンカーセンサ104による検出結果に基づいて、自車両の現在位置、およびウィンカー操作方向(以下、これらを「走行状態」と呼ぶ)を、所定時間間隔、例えば1秒間隔で通信装置108を介して後続車両に搭載された先行車両状況表示装置100へ送信する。
履歴メモリ105には、先行車両から受信した走行状態の履歴が格納される。アイコンメモリ106には、先行車両の走行経路の軌跡、および先行車両のウィンカー情報をモニタ109に表示する際に使用するアイコンが格納される。地図データベース110には、道路地図データが格納される。制御装置107は、履歴メモリ105に格納された先行車両の走行状態の履歴に基づいて先行車両位置と後続車両位置との間における先行車両の走行経路の軌跡を算出する。そして、地図データベース110から先行車両、および後続車両(自車両)の現在位置を含む範囲の道路地図を読み込み、道路地図上に先行車両の現在位置、後続車両(自車両)の現在位置、および算出した先行車両の走行経路の軌跡をアイコンメモリ106から読み込んだアイコンで表わしてモニタ109に表示する。そして、受信した先行車両の走行状態から、先行車両が右左折のためにウィンカーを出したと判定したときに、そのウィンカー方向(ウィンカー情報)を後続車両のモニタ109に表示する。
図2は、先行車両が交差点Aの手前で、交差点Aを右折するために右にウィンカーを出した場合に、後続車両のモニタ109に表示される先行車両状況の具体例を示す図である。図2においては、先行車両の現在位置マーク1と後続車両の現在位置マーク2を道路地図上にアイコン表示し、履歴メモリ105から先行車両の現在位置の履歴を読み込んで、先行車両の現在位置マーク1と後続車両の現在位置マーク2との間に先行車両の走行経路の軌跡4を矢印でアイコン表示する。さらに、画面右上にウィンカー情報3をアイコン表示する。これによって、後続車両は、先行車両を直接視認することができない場合でも、交差点Aで先行車両がどの方向に進行したかをモニタ109を介して間接的に確認することができ、先行車両を見失うことなく、目的地までついて行くことができる。
図3は、第1の実施の形態における先行車両状況表示装置の動作を示すフローチャートである。図3に示す処理は、不図示のイグニションスイッチがオンされると起動するプログラムとして制御装置107により実行される。ステップS10において、車速センサ101、GPS受信機102、振動ジャイロ103、およびウィンカーセンサ104からの信号による走行状態の検出を開始する。その後、ステップS20へ進み、あらかじめ設定された先行車両、もしくは後続車両の装置IDを識別して、自車両が先行車両であるか後続車両であるかを判定する。
自車両が先行車両であると判断した場合は、ステップS30へ進む。ステップS30では、検出した走行状態を後続車両へ送信して、ステップS40へ進む。ステップS40では、不図示のイグニションスイッチがオフされたか否かを判断する。イグニションスイッチがオフされない場合には、ステップS50へ進む。イグニションスイッチがオフされた場合には、処理を終了する。ステップS50では、走行状態を後続車両へ送信してから所定時間、例えば1秒が経過したか否かを判断する。走行状態を後続車両へ送信してから所定時間経過した場合には、ステップS30へ戻り、再度走行状態を後続車両へ送信する。
これに対して、自車両が後続車両であると判断した場合には、ステップS70へ進む。ステップS70では、図4により後述する後続車両の処理を実行した後、ステップS80へ進む。ステップS80では、不図示のイグニションスイッチがオフされたか否かを判断する。イグニションスイッチがオフされない場合には、ステップS70へ戻って、イグニションスイッチがオフされるまでの間、処理を繰り返す。イグニションスイッチがオフされた場合には、処理を終了する。
次に、図4に示すフローチャートにより、ステップS70における後続車両の処理について説明する。ステップS110において、先行車両から走行状態を受信したか否かを判断する。先行車両から走行状態を受信した場合には、ステップS120へ進む。ステップS120では、受信した先行車両の走行状態を履歴メモリ105へ格納する。その後、ステップS130へ進む。
ステップS130では、地図データベース110から、受信した先行車両の現在位置、および後続車両の現在位置を含む範囲の道路地図を読み込んで、ステップS140へ進む。ステップS140では、アイコンメモリ106から、モニタ109に先行車両状況を表示する際に使用するアイコンを読み込む。その後、ステップS150へ進み、モニタ109に先行車両の走行経路の軌跡を表示する。すなわち、道路地図上に先行車両の現在位置マーク1と後続車両の現在位置マーク2を示すアイコンを表示し、先行車両の現在位置マーク1と後続車両の現在位置マーク2との間の道路上に先行車両の走行経路の軌跡4を矢印でアイコン表示して、ステップS160へ進む。
ステップS160では、受信した先行車両の走行状態に基づいて、先行車両がウィンカーを出したか否かを判断する。先行車両がウィンカーを出していないと判断した場合には、そのまま図3に示す処理に復帰する。一方、先行車両がウィンカーを出したと判断した場合には、ステップS170へ進み、図2に示したようにモニタ109にウィンカー情報3を表示する。その後、ステップS171へ進み、後続車両が交差点を通過したか否か、すなわちウィンカーセンサ104からの出力に基づいて、ウィンカー操作が終了したか否かを判断する。
交差点を通過したと判断した場合は、ステップS172へ進み、モニタ109に表示したウィンカー情報3を消去して図3に示す処理に復帰する。交差点を通過しないと判断した場合は、交差点を通過するまで、ステップS171に止まる。
以上説明した第1の実施の形態によれば、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)後続車両のモニタ109に、先行車両の走行経路の軌跡を表示することとした。これによって、後続車両の運転者は先行車両の走行経路を視覚的に認識することができ、迷わず走行車両について行くことができる。
(2)先行車両がウィンカーを出したときに、後続車両のモニタ109に先行車両のウィンカー情報を表示することとした。これによって、後続車両の運転者は、事前に交差点を右左折する必要があるか否かを判断することができる。
(3)先行車両と後続車両との間の通信は、無線LANなどの狭域無線通信により接続することにした。これによって、携帯電話やPHSなどの広域無線通信を使用する場合に発生する通信コストが不要になる。また、通信コストが不要なため常時接続した状態を維持することができるため、先行車両から後続車両へ即時にデータを送信することが可能となる。
(4)後続車両のモニタ109には、先行車両状況をアイコン表示することとしたので、後続車両の運転者はモニタ109を注視することができない状況であっても、先行車両状況をイメージで捉えることができ、把握しやすくなる。
―第2の実施の形態―
第2の実施の形態における先行車両状況表示装置では、後続車両がウィンカーを出している状況で先行車両がウィンカーを出した場合には、後続車両のモニタ109には先行車両の走行経路の軌跡4のみを表示し、ウィンカー情報3は表示しない。そして、その後、後続車両が交差点を曲がり終えてウィンカー操作がされていない状態になったときに、後続車両のモニタ109には、先行車両の走行経路の軌跡4とともにウィンカー情報3を表示する。なお、図1に示した先行車両状況表示装置の構成図、および図3に示したフローチャートについては、第1の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
図5は、後続車両がウィンカーを出しているときに、先行車両がウィンカーを出した場合に、後続車両のモニタ109に表示される先行車両状況の具体例を示す図である。すなわち、後続車両が交差点Cで右折するために、交差点Cの手前で右にウィンカーを出しているときに、先行車両が交差点Bで左折するために、左にウィンカーを出したものとする。このとき、第1の実施の形態と同様に、後続車両のモニタ109に先行車両のウィンカー情報3、すなわち先行車両の左折情報を表示すると、後続車両の運転者は、交差点Cで右折しなければならないにも関わらず、ウィンカー情報3につられて、交差点Cで左折してしまう可能性がある。
したがって、後続車両がウィンカーを出しているときに先行車両がウィンカーを出した場合には、後続車両のモニタ109には、先行車両の現在位置マーク1、後続車両の現在位置マーク2、および先行車両の走行経路の軌跡4をアイコン表示し、ウィンカー情報3は表示しない。その後、図6に示すように、後続車両が交差点Cの右折を完了し、後続車両のウィンカー操作が終了した時点で、後続車両のモニタ109に先行車両が交差点Bで右折した際のウィンカー情報3を表示する。なお、図6においては、常に一定の方向、例えば北が画面上部になるような表示形式を採用しているが、後続車両が右折するとともに地図を回転させて、常に後続車両の進行方向が画面上部になるように表示してもよい。
図7は、第2の実施の形態における後続車両の処理の流れを示すフローチャートである。図7において、ステップS210〜ステップS250、ステップS291、およびステップS292の処理は、図4におけるステップS110〜ステップS150、ステップS171、およびS172の処理と同様のため、説明を省略する。ステップS260において、受信した先行車両の走行状態に基づいて、先行車両がウィンカーを出したか否かを判断する。先行車両がウィンカーを出していないと判断した場合には、そのまま図3に示す処理に復帰する。一方、先行車両がウィンカーを出したと判断した場合には、ステップS270へ進む。
ステップS270では、ウィンカーセンサ104からの出力に基づいて、後続車両(自車両)がウィンカー操作中であるか否かを判断する。ウィンカー操作中でないと判断した場合には、ステップS290へ進み、モニタ109にウィンカー情報3を表示してステップS291へ進む。一方、ウィンカー操作中であると判断した場合には、ステップS280へ進み、ウィンカー操作が終了したか否かを判断する。ウィンカー操作が終了していないと判断した場合には、ステップS280に止まり、ウィンカー操作が終了するまで待機する。ウィンカー操作が終了したと判断した場合には、ステップS290へ進み、モニタ109にウィンカー情報3を表示する。その後、ステップS291へ進む。
以上説明した第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態における効果に加えて、以下のような作用効果を得ることができる。
(1)後続車両がウィンカーを出しているときに、先行車両がウィンカーを出した場合には、後続車両のモニタ109にウィンカー情報3を表示しないこととした。これによって、後続車両が現在曲がろうとしている交差点において、ウィンカー情報3につられて、誤った方向へ曲がるのを防ぐことができる。
(2)さらに、後続車両がウィンカー操作を終了した時点で、後続車両のモニタ109にウィンカー情報3を表示することとした。これによって、後続車両の運転者は、交差点通過後に、先行車両が交差点を曲がった方向を知ることができ、迷わず先行車両について行くことができる。
―第3の実施の形態―
第1および第2の実施の形態では、先行車両がウィンカーを出したときに、後続車両のモニタにウィンカー情報を表示することとした。これに対して、第3の実施の形態における先行車両状況表示装置は、図8に示すように後続車両が曲がる必要がある交差点A、すなわち先行車両がウィンカーを出した交差点Aまで所定距離、例えば10mの地点に到達したときに、後続車両のモニタにウィンカー情報を表示するものとする。なお、図1に示した先行車両状況表示装置の構成図、および図3に示したフローチャートについては、第1の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
図9は、第3の実施の形態における後続車両の処理の流れを示すフローチャートである。図9において、ステップS310〜ステップS350、ステップS371、およびS372の処理は、図4におけるステップS110〜ステップS150、ステップS171、およびS172の処理と同様のため、説明を省略する。
ステップS360において、GPS受信機102で検出した後続車両(自車両)の現在位置と、履歴メモリ105に格納された先行車両の走行状態の履歴から判断した、後続車両の現在位置から最も近い先行車両がウィンカーを出した交差点との距離が所定距離の地点に到達したか否かを判断する。ここで、所定距離の地点は、例えば一般的なナビゲーション装置による誘導交差点の案内タイミングのうち、交差点に最も近い地点とする。一般的にナビゲーション装置は、誘導交差点の手前700mの地点、300mの地点、30mの地点で案内を行う。したがって、ステップS360では、これらのうち交差点に最も近い地点、すなわち誘導交差点の手前30mの地点に到達したか否かを判断することとする。
該当する交差点まで所定距離の地点に到達していないと判断した場合には、所定距離の地点に到達するまでステップS360に止まる。該当する交差点まで所定距離の地点に到達したと判断した場合には、ステップS370へ進む。ステップS370では、履歴メモリ105から読み込んだ当該交差点における先行車両のウィンカー操作履歴に基づいて、モニタ109にウィンカー情報3を表示する。その後、ステップS371へ進む。
以上説明した第3の実施の形態によれば、第1および第2の実施の形態における効果に加えて、以下のような作用効果を得ることができる。先行車両のウィンカー情報3を、交差点の手前で後続車両のモニタ109に表示することとした、これによって、後続車両の運転者は、曲がる必要のある交差点の手前で、その曲がる方向を知ることができ、迷うことなく先行車両について行くことができる。
―第4の実施の形態―
第4の実施の形態における先行車両状況表示装置は、後続車両が曲がる必要がある交差点まで所定距離の地点に到達したとき、先行車両と後続車両との車間距離が所定距離以上離れている場合のみ、後続車両のモニタ109に先行車両状況を表示するものとする。なお、図1に示した先行車両状況表示装置の構成図、および図3に示したフローチャートについては、第1の実施の形態と同様のため、説明を省略する。
一般に、先行車両と後続車両が接近して走行している場合には、後続車両の運転者は先行車両を実際に確認しながら運転できるため、モニタで先行車両状況を確認しなくても、先行車両について行くことができる。したがって、本実施の形態では、後続車両が曲がる必要がある交差点まで所定距離、例えば30mの地点に到達したときに、先行車両と後続車両が接近して走行している場合には、後続車両のモニタ109に先行車両状況を表示しない。一方、先行車両と後続車両との車間距離が所定距離、例えば50m以上離れた場合には、上述した図8に示したように後続車両のモニタ109に先行車両状況を表示する。
図10は、第4の実施の形態における後続車両の処理の流れを示すフローチャートである。図10において、ステップS441、およびステップS442以外の処理は、図9に示した第3の実施の形態における後続車両の処理と同様のため、説明を省略する。
ステップS441において、GPS受信機102で検出した後続車両(自車両)の現在位置と、受信した先行車両の現在位置とに基づいて、先行車両と後続車両との間の車間距離を算出する。その後、ステップS442へ進み、算出した車間距離が所定距離、例えば50m以上か否かを判断する。車間距離が所定距離未満の場合は、そのまま図3に示す処理に復帰する。車間距離が所定距離以上の場合は、ステップS450へ進む。
以上説明した第4の実施の形態によれば、第3の実施の形態における効果に加えて、以下のような作用効果を得ることができる。先行車両と後続車両が接近して走行している場合には、後続車両のモニタ109に先行車両状況を表示しないこととした。これによって、後続車両の運転者が実際に先行車両を視認でき、モニタ109への先行車両状況の表示を必要としない場合に、不要な情報を運転者に提供することを防ぐことができる。
―変形例―
(1)上述した第2の実施の形態では、後続車両がウィンカーを出している状況で先行車両がウィンカーを出した場合には、後続車両のモニタ109には先行車両の走行経路の軌跡4のみを表示し、ウィンカー情報3は表示しないこととした。しかし、これに限定されず、以下のように変形することもできる。
例えば、図11に示すように、先行車両の走行経路の軌跡4のうち、先行車両に近いものから所定数、例えば2つのアイコン、あるいは全てのアイコンをウィンカー情報を示すアイコンを小型化したものに変更してもよい。このように、先行車両の走行経路の軌跡4の表示位置に小型化したウィンカー情報のアイコンを表示することによって、運転者は表示されたウィンカー情報が先行車両のものであることを認識できるため、表示されたウィンカー情報につられて誤った方向へ曲がるのを防ぐことができる。
さらに、後続車両がウィンカーを出している状況であっても、先行車両の走行経路の軌跡4の代わりに表示する小型化したウィンカー情報のアイコンにより、後続車両の運転者は先行車両がこの先の交差点を曲がったことをあらかじめ把握することができる。
(2)上述した第1および第2の実施の形態では、先行車両と後続車両との間の車間距離にかかわらず、先行車両でウィンカー操作がなされたときに後続車両のモニタ109に先行車両状況を表示する例について示したが、以下のように変形することもできる。すなわち、先行車両でウィンカー操作がなされたとき、かつ先行車両と後続車両との車間距離が所定距離以上離れている場合に、後続車両のモニタ109に先行車両状況を表示するものとしてもよい。
(3)上述した第1〜第4の実施の形態では、先行車両と後続車両との間は、無線LANなどの狭域無線通信により接続する例を示したが、携帯電話やPHSなどの広域無線通信により接続してもよい。
(4)上述した第4の実施の形態では、先行車両の現在位置の後続車両の現在位置とに基づいて、先行車両と後続車両との間の車間距離を算出することにした。しかし、レーザーレーダやカメラを搭載し、レーザーレーダによる検出結果に基づいて車間距離を算出してもよく、または後続車両がカメラで撮像した先行車両の画像を画像処理して車間距離を算出してもよい。
(5)上述した第1の実施の形態では、1台が先行車両として目的地へ向けて走行し、他の1台は後続車両として先行車両の後ろについて行く場合、すなわち2台の車両で走行する場合について説明したが、3台以上の車両で走行する場合にも本発明は適用可能である。この場合、1台を先行車両とし、他の車両を後続車両として、複数の後続車両が1台の先行車両と通信を行い、目的地へ向けて走行することができる。
特許請求の範囲の構成要素と実施の形態との対応関係について説明する。GPS受信機102は位置検出手段に、ウィンカーセンサ104は右左折信号出力手段に相当する。制御装置107は表示制御手段に、モニタ109は表示装置に相当する。なお、本発明の特徴的な機能を損なわない限り、本発明は、上述した実施の形態における構成に何ら限定されない。
第1の実施の形態における先行車両状況表示装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態において、後続車両のモニタ109に表示される先行車両状況の具体例を示す図である。 第1の実施の形態における先行車両状況表示装置の動作を示すフローチャート図である。 第1の実施の形態における後続車両の処理の流れを示すフローチャートである。 第2の実施の形態において、後続車両のモニタ109に表示される先行車両状況の具体例を示す第1の図である。 第2の実施の形態において、後続車両のモニタ109に表示される先行車両状況の具体例を示す第2の図である。 第2の実施の形態における後続車両の処理の流れを示すフローチャートである。 第3の実施の形態において、後続車両のモニタ109に表示される先行車両状況の具体例を示す図である。 第3の実施の形態における後続車両の処理の流れを示すフローチャート図である。 第4の実施の形態における後続車両の処理の流れを示すフローチャート図である。 変形例において、後続車両のモニタ109に表示される先行車両状況の具体例を示す図である。
符号の説明
100 先行車両状況表示装置
101 車速センサ
102 GPS受信機
103 振動ジャイロ
104 ウィンカーセンサ
105 履歴メモリ
106 アイコンメモリ
107 制御装置
108 通信装置
109 モニタ
110 地図データベース

Claims (7)

  1. 先行車両と後続車両との間で無線通信を行い、前記先行車両の走行状況を前記後続車両の表示装置に表示する先行車両走行状況表示システムにおいて、
    前記先行車両、および前記後続車両には、それぞれ先行車両走行状況表示装置が搭載され、
    前記先行車両走行状況表示装置は、
    ウィンカー操作に応じて右左折信号を出力する右左折信号出力手段と、
    前記右左折信号出力手段から出力される前記右左折信号を前記無線通信により前記後続車両に送信するとともに、前記先行車両から前記無線通信により送信される前記右左折信号を受信する通信手段と、
    前記通信手段によって前記先行車両の前記右左折信号を受信した場合に、自車両の右左折信号出力手段から前記右左折信号が出力されたことを検出したときは、前記先行車両の前記右左折方向を前記表示装置に表示せず、自車両の右左折信号出力手段から前記右左折信号が出力されたことを検出しないときは、前記通信手段で受信した前記先行車両の前記右左折信号に応じて、前記先行車両の前記右左折方向を前記表示装置に表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする先行車両走行状況表示システム。
  2. 請求項に記載の先行車両走行状況表示システムにおいて、
    前記表示制御手段は、前記通信手段によって前記先行車両の前記右左折信号を受信した場合に、自車両の右左折信号出力手段から前記右左折信号が出力されたことを検出した後、その前記右左折信号の出力が検出されなくなったときに、前記先行車両の前記右左折方向を前記表示装置に表示することを特徴とする先行車両走行状況表示システム。
  3. 先行車両と後続車両との間で無線通信を行い、前記先行車両の走行状況を前記後続車両の表示装置に表示する先行車両走行状況表示システムにおいて、
    前記先行車両、および前記後続車両には、それぞれ先行車両走行状況表示装置が搭載され、
    前記先行車両走行状況表示装置は、
    ウィンカー操作に応じて右左折信号を出力する右左折信号出力手段と、
    前記右左折信号出力手段から出力される前記右左折信号を前記無線通信により前記後続車両に送信するとともに、前記先行車両から前記無線通信により送信される前記右左折信号を受信する通信手段と、
    前記通信手段で受信した前記先行車両の前記右左折信号に応じて、自車両の現在位置を示す自車位置マーク、先行車両の現在位置を示す先行車両位置マーク、先行車両の右左折方向、および先行車両の走行経路の軌跡を前記表示装置の道路地図上にアイコン表示する表示制御手段と、を備え、
    前記表示制御手段は、前記通信手段によって前記先行車両の前記右左折信号を受信した場合に、自車両の右左折信号出力手段から前記右左折信号が出力されたことを検出している間は、前記先行車両の走行経路の軌跡を示すアイコンの少なくとも一部を、前記先行車両の前記右左折方向を示すアイコンに置き換えて表示することを特徴とする先行車両走行状況表示システム。
  4. 先行車両と後続車両との間で無線通信を行い、前記先行車両の走行状況を前記後続車両の表示装置に表示する先行車両走行状況表示システムにおいて、
    前記先行車両、および前記後続車両には、それぞれ先行車両走行状況表示装置が搭載され、
    前記先行車両走行状況表示装置は、
    ウィンカー操作に応じて右左折信号を出力する右左折信号出力手段と、
    前記右左折信号出力手段から出力される前記右左折信号を前記無線通信により前記後続車両に送信するとともに、前記先行車両から前記無線通信により送信される前記右左折信号を受信する通信手段と、
    自車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    前記通信手段で受信した前記先行車両の現在位置と前記先行車両の前記右左折信号とに基づいて、前記先行車両が前記右左折信号を出力した地点を特定し、前記位置検出手段によって検出された自車両の現在位置が、前記特定された地点の手前所定距離の地点に到達したときに、前記通信手段で受信した前記先行車両の前記右左折信号に応じて、前記先行車両の前記右左折方向を前記表示装置に表示する表示制御手段と、を備えることを特徴とする先行車両走行状況表示システム。
  5. 先行車両と後続車両との間で無線通信を行い、前記先行車両の走行状況を前記後続車両の表示装置に表示する先行車両走行状況表示システムにおいて、
    前記先行車両、および前記後続車両には、それぞれ先行車両走行状況表示装置が搭載され、
    前記先行車両走行状況表示装置は、
    ウィンカー操作に応じて右左折信号を出力する右左折信号出力手段と、
    前記右左折信号出力手段から出力される前記右左折信号を前記無線通信により前記後続車両に送信するとともに、前記先行車両から前記無線通信により送信される前記右左折信号を受信する通信手段と、
    自車両の現在位置を検出する位置検出手段と、
    前記位置検出手段によって検出された自車両の現在位置と、前記通信手段で受信した前記先行車両の現在位置とに基づいて、自車両と先行車両との間の車間距離を算出し、前記車間距離が所定距離以上の場合に、前記通信手段で受信した前記先行車両の前記右左折信号に応じて、前記先行車両の前記右左折方向を前記表示装置に表示する表示制御手段とを備えることを特徴とする先行車両走行状況表示システム。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の先行車両走行状況表示システムにおいて、
    前記先行車両走行状況表示装置は、
    自車両を識別する識別信号を前記右左折信号に付加して前記通信手段によって送信し、
    前記表示制御手段は、あらかじめ指定した識別信号が付加された前記右左折信号を前記通信手段で受信したときに、その右左折信号に基づいて前記先行車両の前記右左折方向を前記表示装置に表示することを特徴とする先行車両走行状況表示システム。
  7. 請求項1〜6のいずれかに記載の先行車両走行状況表示システムにおいて、
    前記先行車両走行状況表示装置は、
    自車両の現在位置を検出する位置検出手段をさらに有し、
    前記位置検出手段による検出結果を前記通信手段によって送信し、
    前記表示制御手段は、前記位置検出手段で検出した自車両の現在位置を示す自車位置マーク、および前記通信手段で受信した前記先行車両の現在位置を示す先行車両位置マークを前記表示装置に表示するとともに、前記通信手段によって受信した前記先行車両の現在位置の履歴に基づいて算出した前記先行車両の走行経路の軌跡を前記表示装置にさらに表示することを特徴とする先行車両走行状況表示システム。
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