JP2008140003A - 回路ユニット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】回路ユニット1は、メモリに対してバスラインBL1〜BL5を介してアクセス可能な複数の処理回路14〜19と、CPU10と、バス調停回路26と、中継回路21とを備えている。この中継回路21は、各処理回路14〜19から延びるバスラインを減らし、その減らしたバスラインをバス調停回路26に接続する役割を果たすものである。このうち、第1中継回路22は、CPU10の配置領域を除いた残余領域のうちのバス調停回路26よりも一方の側の領域に配置される複数の処理回路14,15にバスラインBL4を介して接続され、第2中継回路23は、バス調停回路26よりも他方の側の領域に配置される複数の処理回路16〜19にバスラインBL5を介して接続されている。
【選択図】図2
Description
本発明によれば、複数の処理回路からの複数の情報伝送のためのバスラインが中継回路にまとめられ、その中継回路が、バス調停回路によって許可が与えられる処理回路と選択的に情報通信するようになっている。従って、複数の処理回路のいずれもがバス調停回路にアクセスしうるように構成しつつ、バス調停回路周辺のバスラインを大幅に削減することができ、ひいては、バス調停回路周辺のスペースをより効率的に利用できるようになる。
このようにすれば、各領域の配置を考慮した上で、それぞれの領域に適した位置にそれぞれ中継回路を配置できるようになる。
このようにすれば、位置的な制約の大きい複数の配置制約回路を、それぞれ近接する中継回路でまとめることができる。従って、複数の配置制約回路からのアクセスラインを全てバス調停回路に接続するような場合と比較してラインの削減効果が極めて高くなる。
このようにすれば、ハードマクロを効率的に配置でき、スペースを効率的に使用できる構成となる。
このようにすれば、外形が簡素な回路ユニットにおいてCPUをより効率的に配置することができる。また、このような制約下ではバス調停回路付近の配線集中が懸念されるが、一方領域及び他方領域において処理回路からの配線が効率的にまとめられるため、バス調停回路付近での処理回路からの配線集中を効果的に抑制できる。
このようにすれば、レイアウト作業を短時間で終えることができる。
このようにすると、バス調停回路とメモリ又はメモリインターフェースとの間の時間ロスが少なく良好な情報伝送が可能となる。
このようにすれば、バス調停回路とメモリ又はメモリインターフェースとの間の時間ロスが少なくなり、かつ回路配置も効率的となる。
本発明の実施形態1を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態1に係る回路ユニットを概念的に例示するブロック図である。図2は、実施形態1の回路ユニットのレイアウトを概略的に説明する説明図である。図3は、残余領域を説明する説明図である。
次に、本発明の実施形態2を図4によって説明する。なお、図4は、実施形態2に係る回路ユニットのレイアウトを概略的に説明する説明図である。本実施形態では、回路ユニット1の基板上にメモリの一例に相当するSDRAM50が配されており、バス調停回路26に接続されている点が実施形態1と異なっている。即ち、メモリインターフェース28、端子38、SDRAM3を省略して代わりにSDRAM50を配した点のみが実施形態1と異なっており、それ以外の構成は実施形態1と同一である。よって実施形態1と同一の部分については同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。
次に、本発明の実施形態3を図5によって説明する。
実施形態3の構成は、各部品の配置レイアウトが実施形態1と異なり、各部品の機能、各部品の回路構成は実施形態1と同一である。よって各部品については実施形態1と同一の符号を付し、詳細な説明は省略することとする。実施形態3の回路ユニット1は、実施形態1と同様にCPU10の配置領域を除いた残余領域がL字状に構成されており、バス調停回路26は、残余領域の端部寄りに配置されている。即ち、実施形態1のように、バス調停回路26が残余領域を2つの矩形状の領域に分断する位置に配置されるのではなく、バス調停回路26が残余領域を1つの矩形状の領域と1つのL字状の領域とに分断する位置に配置されている。残余領域からバス調停回路26及びメモリインターフェース28の配置領域を除いた領域において、第1中継回路22と処理回路14及び15が、SRAM32及び端子34近傍にまとまって配置されており、第2中継回路23と処理回路16〜19が、AD変換回路36近傍にまとまって配置されている。
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(2)上記実施形態では、全体として矩形状の回路ユニットを例示したが、回路ユニットの外形は矩形状でなくてもよい。
3…SDRAM(メモリ)
5,6,7,8…角部
10…CPU
14,15,16,17…処理回路(配置制約回路)
18,19…処理回路…
21…中継回路
22…第1中継回路
23…第2中継回路
26…バス調停回路
28…メモリインターフェース
32…SRAM(ハードマクロ)
34…端子
36…AD変換回路(ハードマクロ)
BL1〜BL5…バスライン
Claims (8)
- メモリに対してバスラインを介してアクセス可能な複数の処理回路と、
前記複数の処理回路を制御するCPUと、
前記バスラインによって前記メモリと前記複数の処理回路とに接続され、前記複数の処理回路のいずれかに前記バスラインの利用許可を与えるバス調停回路と、
各処理回路から延びるバスラインを減らし、その減らしたバスラインを前記バス調停回路に接続し、前記バス調停回路による利用許可対象となる処理回路との間で情報通信する中継回路と、
を備え、
前記中継回路は、
前記CPUの配置領域を除いた残余領域のうちの前記バス調停回路よりも一方の側の領域に配置される前記複数の処理回路に、前記バスラインを介して接続される第1中継回路と、
前記バス調停回路よりも他方の側の領域に配置される前記複数の処理回路に、前記バスラインを介して接続される第2中継回路と、
を含む回路ユニット。 - 前記第1中継回路は、
前記バス調停回路よりも前記一方の側の領域に配置され、
前記第2中継回路は、
前記バス調停回路よりも前記他方の側の領域に配置されることを特徴とする請求項1に記載の回路ユニット。 - 前記複数の処理回路は、端子又はハードマクロに接続される配置制約回路を有し、
前記配置制約回路は、当該配置制約回路から最短距離に配置される前記中継回路に接続されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の回路ユニット。 - 前記ハードマクロは、当該回路ユニットの外縁に接するように配されていることを特徴とする請求項3に記載の回路ユニット。
- 当該回路ユニットは、外縁が矩形状をなしており、
前記CPUは、当該回路ユニットの4つの角部のうち1つの角部に配置され、
前記残余領域は、L字状に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の回路ユニット。 - 前記中継回路は、前記処理回路から当該中継回路を介して前記バス調停回路まで伝送される伝送信号の伝送時間よりも、その伝送信号を出力する前記処理回路の動作周期のほうが長くなるように配置されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回路ユニット。
- 前記メモリ又は前記メモリに接続されるメモリインターフェースを備え、
前記バス調停回路は、前記メモリ又は前記メモリインターフェースに対して直線状の前記バスラインを介して接続されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の回路ユニット。 - 前記バス調停回路と、前記メモリ又は前記メモリインターフェースとの間には前記バスラインのみ配されていることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の回路ユニット。
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