JP2001175589A - バス調停システムおよび方法、記録媒体 - Google Patents

バス調停システムおよび方法、記録媒体

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JP2001175589A
JP2001175589A JP36329499A JP36329499A JP2001175589A JP 2001175589 A JP2001175589 A JP 2001175589A JP 36329499 A JP36329499 A JP 36329499A JP 36329499 A JP36329499 A JP 36329499A JP 2001175589 A JP2001175589 A JP 2001175589A
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bus
group
masters
common
groups
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JP36329499A
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Toshiaki Minami
利秋 南
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のバスマスタを複数のグループに分割し
て共通バスの負荷の低減を図りながらも、公平なバス調
停を実現できるようにする。 【解決手段】 各グループ310′、320′内で共通
バス100の使用要求をしているバスマスタの数を各グ
ループのバス使用要求信号Req*2′、Req*3′
として出力し、バス調停装置170′が当該バス使用要
求信号を調停して一のグループに対して共通バス100
の使用許可を与えるときに、バス使用要求信号により示
されたバスマスタの数だけ連続して使用許可を与えるよ
うにすることにより、共通バス100の負荷低減を図る
ために複数のバスマスタをグループ化した場合でも、各
々のグループに属するバスマスタの数の偏りに関わら
ず、共通バス100の使用を要求しているバスマスタが
等しい確率で共通バス100を使用できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バス調停システム
および方法、記録媒体に関し、特に、複数のグループに
分割され、グループ毎に共通バスに接続された複数のバ
スマスタから出力される共通バスに対する使用要求を調
停する装置に用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プロセッサ、DMAコントロー
ラ(Direct Memory Access Controller)等の複数のバ
スマスタが共通バスを介してデータ転送を行うシステム
では、複数のバスマスタが共通バスの使用を同時に要求
する場合が生じ得る。この場合には、各バスマスタによ
り転送されるアドレスやデータ等の信号が共通バス上で
衝突するのを防ぐため、各バスマスタから出される共通
バスの使用要求を調停し、同じ時間においていずれか一
つのバスマスタのみにバスの使用権を与えるバス調停処
理を行うことが必要となる。
【0003】このようなバスの調停方式としては、直列
優先度決定方式(デイジーチェーン方式)、並列優先度
決定方式、回転優先度決定方式(ラウンドロビン方式)
が既に知られている。この中で回転優先度決定方式は、
各バスマスタに対して循環するような順番に従ってバス
使用の優先度を決定していくので、全てのバスマスタに
対して公平にバス使用の機会を与えることができ、広く
利用されている。
【0004】図4は、複数のバスマスタを共通バスに接
続したシステムの一例を示す図である。図4において、
100は共通バス、110,120,130,140,
150はこの共通バス100に接続された第1〜第5の
バスマスタである。各バスマスタ110〜150は、共
通バス100を介して主記憶装置160との間でデータ
の転送を行う。
【0005】その際、各バスマスタ110〜150は、
共通バス100の使用許可を得るために、バス使用要求
信号Req*1〜Req*5をバス調停装置170に対
して出力し、当該バス調停装置170でのバス調停処理
の結果として、バス使用許可信号Gnt*1〜Gnt*
5を受ける。すなわち、バス調停装置170は、各バス
マスタ110〜150から出力された共通バス100の
使用要求を調停し、同じ時間に複数のバスマスタが共通
バス100を使用することがないようにバス使用許可信
号Gnt*1〜Gnt*5の何れかを出力する。
【0006】図5は、上記図4に示したシステム例にお
いて、回転優先度決定方式に従って各バスマスタ110
〜150が共通バス100の使用権を得る際の動作を説
明するタイミングチャートである。
【0007】図5において、時刻t1において第1のバ
スマスタ110および第5のバスマスタ150が同時に
バス使用要求信号Req*1,Req*5をアサートし
たとする。このとき、これらのバス使用要求信号Req
*1,Req*5を受けたバス調停装置170は、回転
式の優先順に従い、第1のバスマスタ110→第2のバ
スマスタ120→第3のバスマスタ130→第4のバス
マスタ140→第5のバスマスタ150→第1のバスマ
スタ110→……の順番で共通バス100の使用許可を
与えるので、時刻t2において第1のバスマスタ110
に対してバス使用許可信号Gnt*1をアサートする。
これを受けて第1のバスマスタ110は、時刻t3より
共通バス100上でデータ転送を開始する。
【0008】また、この図5の例では、時刻t2におい
て第3のバスマスタ130よりバス使用要求信号Req
*3がアサートされ、時刻t5において第2のバスマス
タ120よりバス使用要求信号Req*2がアサ―トさ
れている。したがって、時刻t7において第1のバスマ
スタ110のデータ転送が終了した段階では、第2のバ
スマスタ120、第3のバスマスタ130および第5の
バスマスタ150のそれぞれから共通バス100の使用
要求が出されていることになる。
【0009】そして、バス調停装置170は、この時刻
t7において共通バス100の使用を要求している第2
のバスマスタ120、第3のバスマスタ130、第5の
バスマスタ150のうち、回転式の優先順に従って第2
のバスマスタ120に対してバス使用許可信号Gnt*
2をアサートすることにより、次のバス使用権を与え
る。以下同様にして、バス調停装置170は残りのバス
マスタ130〜150に対して回転式の順番に従って共
通バス100の使用権を順次割り当てていくことによ
り、複数のバスマスタ110〜150に対して公平に共
通バス100の使用権を与える。
【0010】図6は、複数のバスマスタを共通バスに接
続したシステムの別の一例を示す図である。なお、この
図6において、図4に示したブロックと同じブロックに
は同一の符号を付している。上記図4に示したシステム
では、共通バス100に接続されるバスマスタの数が多
くなると、共通バス100の負荷が増大することにな
る。これに対して図6に示すシステムでは、多数のバス
マスタを複数のグループに分割し、それぞれのグループ
毎に共通バス100に接続することで、共通バス100
の負荷の低減を図っている。
【0011】図6において、210,220,230,
240,250,260,270,280は第1〜第8
のバスマスタである。これらのうち、第2〜第5のバス
マスタ220〜250は、第1のバスマスタグループ3
10としてまとめられ、これらに共通のバスインタフェ
ース330を介して共通バス100に接続されている。
また、第6〜第8のバスマスタ260〜280は、第2
のバスマスタグループ320としてまとめられ、これら
に共通のバスインタフェース340を介して共通バス1
00に接続されている。なお、以下では第1のバスマス
タ210も1つのグループであるものとして説明する。
【0012】バス調停装置170は、第1のバスマスタ
210よりバス使用要求信号Req*1を受け、第1の
バスマスタグループ310よりバス使用要求信号Req
*2を受け、第2のバスマスタグループ320よりバス
使用要求信号Req*3受ける。そして、これらのバス
使用要求信号Req*1〜Req*3を回転優先度決定
方式に従って調停し、いずれか一つのグループに対して
バス使用許可信号Gnt*1〜Gnt*3をアサートす
ることにより、共通バス100の使用許可を与える。
【0013】図7は、上記図6中に示した第1のバスマ
スタグループ310の詳細な構成を示す図である。な
お、この図7において、図6に示したブロックと同じブ
ロックには同一の符号を付している。図7において、第
1のバスマスタグループ310内の4つのバスマスタ2
20〜250は、実際にはバスインタフェース330を
介して共通バス100に接続されるが、便宜上ここでは
バスマスタと呼ぶ。
【0014】350は調停装置であり、第1のバスマス
タグループ310内の各バスマスタ220〜250から
与えられるバスインタフェース330に対する使用要
求、すなわち、バスインタフェース使用要求信号gRe
q2〜gReq5を調停する。そして、その結果として
バスインタフェース使用許可信号gGnt2〜gGnt
5の何れかをアサートすることにより、ただ一つのバス
マスタに対してバスインタフェース330の使用権を与
える。これと同時に、バスインタフェース330に選択
信号360を出力することにより、当該バスインタフェ
ース330を上記使用権が与えられたバスマスタによっ
て使用可能な状態にする。
【0015】さらに、調停装置350は、第1のバスマ
スタグループ310自体が共通バス100の使用権を獲
得するために、図6のバス調停装置170に対してバス
使用要求信号Req*2をアサートする。そして、バス
調停装置170でのバス調停処理の結果として、バス使
用許可信号Gnt*2がアサートされることによって共
通バス100の使用権が得られると、上記バスインタフ
ェース330の使用権を獲得していたバスマスタが、バ
スインタフェース330を介して共通バス100上でデ
ータ転送を行う。
【0016】つまり、第1のバスマスタグループ310
に属するバスマスタ220〜250の何れかが共通バス
100の使用許可を得るためには、まず第1のバスマス
タグループ310内で当該バスマスタがバスインタフェ
ース330に対するアクセス権を得る。さらに、共通バ
ス100に接続されたバスマスタグループ間で共通バス
100の使用権を調停した結果、該バスマスタの所属す
るグループがバス使用権を獲得することが必要である。
【0017】図8は、上記図6および図7に示したシス
テム例において、各バスマスタ210〜280が共通バ
ス100の使用権を得る際の動作を説明するタイミング
チャートである。ここでは、共通バス100に対するバ
ス使用要求およびグループ内のバスインタフェース33
0,340に対するバスインタフェース使用要求の双方
とも回転優先度決定方式に従って使用権が調停される。
【0018】図8において、時刻t2において第1のバ
スマスタグループ310内の第5のバスマスタ250が
バスインタフェース使用要求信号gReq5をアサート
したとする。このとき調停装置350は、第1のバスマ
スタグループ310内でバスインタフェース使用要求信
号gReq5を調停するが、他にバスインタフェース3
30の使用を要求するバスマスタがいないことから、時
刻t3において第5のバスマスタ250に対してバスイ
ンタフェース使用許可信号gGnt5をアサートする。
これにより、第5のバスマスタ250は、第1のバスマ
スタグループ310内でバスインタフェース330の使
用権を得る。これと同時に、共通バス100に対するバ
ス使用要求信号Req*2が第1のバスマスタグループ
310よりバス調停装置170に対してアサートされ
る。
【0019】また、図8の例では、これと同じ時刻t3
において、第1のバスマスタ210よりバス使用要求信
号Req*1がバス調停装置170に対してアサートさ
れている。バス調停装置170は、回転式の優先順に従
い、第1のバスマスタ210→第1のバスマスタグルー
プ310→第2のバスマスタグループ320→第1のバ
スマスタ210→……の順番で共通バス100の使用許
可を与えるので、上記第1のバスマスタ210および第
1のバスマスタグループ310からのバス使用要求に対
して、時刻t4においてまず第1のバスマスタ210に
対してバス使用許可信号Gnt*1をアサートする。こ
れを受けて第1のバスマスタ210は、時刻t5より共
通バス100上でデータ転送を開始する。
【0020】一方、第2のバスマスタグループ320内
では、時刻t4において第7のバスマスタ270よりバ
スインタフェース使用要求信号gReq7がアサートさ
れている。そして、これに対応して、時刻t5において
バスインタフェース使用許可信号gGnt7がアサート
されることにより、第7のバスマスタ270が第2のバ
スマスタグループ320内でバスインタフェース340
の使用権を得ている。これと同時に、共通バス100に
対するバス使用要求信号Req*3が第2のバスマスタ
グループ320よりバス調停装置170に対してアサー
トされる。したがって、この時刻t5の時点では、共通
バス100が第1のバスマスタ210により使用される
とともに、共通バス100の使用要求が第1、第2のバ
スマスタグループ310,320から出されていること
になる。
【0021】その後、時刻t9において第1のバスマス
タ210がデータの転送を終了すると、バス調停装置1
70は、この時点で共通バス100の使用要求を出して
いる第1のバスマスタグループ310および第2のバス
マスタグループ320の調停を行う。ここでは、回転式
の優先順に従って第1のバスマスタグループ310に対
してバス使用許可信号Gnt*2をアサートすることに
より、共通バス100の使用許可を与える。これを受け
て、第1のバスマスタグループ310内でバスインタフ
ェース330の使用許可を獲得していた第5のバスマス
タ250は、時刻t10よりバスインタフェース330
を介して共通バス100上でデータ転送を開始する。
【0022】さらに、時刻t14において第1のバスマ
スタグループ310内の第5のバスマスタ250がデー
タの転送を終了すると、バス調停装置170は、この時
点で出されている共通バス100の使用要求の調停を行
う。ここでは、この時点で共通バス100の使用要求を
出しているのは第2のバスマスタグループ320だけで
あるので、第2のバスマスタグループ320に対してバ
ス使用許可信号Gnt*3をアサートして、共通バス1
00の使用許可を与える。これを受けて、第2のバスマ
スタグループ320内でバスインタフェース340の使
用許可を獲得していた第7のバスマスタ270は、時刻
t15よりバスインタフェース340を介して共通バス
100上でデータ転送を開始する。
【0023】ところで、第1のバスマスタグループ31
0内では、時刻t2で第5のバスマスタ250より出さ
れたバスインタフェース使用要求信号gReq5に続い
て、時刻t4において第3のバスマスタ230よりバス
インタフェース使用要求信号gReq3がアサートされ
るとともに、時刻t7において第2のバスマスタ220
よりバスインタフェース使用要求信号gReq2がアサ
ートされている。
【0024】しかし、第1のバスマスタグループ310
内では、時刻t3において第5のバスマスタ250に対
してバスインタフェース330の使用権が与えられてお
り、その後時刻t14において第5のバスマスタ250
が共通バス100上でのデータ転送を終了するまではそ
の使用権が生きている。したがって、次に第1のバスマ
スタグループ310内でバスインタフェース330の使
用要求の調停が行われるのは、この時刻t14の時点で
ある。
【0025】このとき第1のバスマスタグループ310
内の調停装置350は、その時点でバスインタフェース
330の使用要求を出している第2のバスマスタ22
0、第3のバスマスタ230のうち、回転式の優先順に
従って第2のバスマスタ220に対してバスインタフェ
ース使用許可信号gGnt2をアサートする。これと同
時に、時刻t14では、共通バス100に対するバス使
用要求信号Req*2が第2のバスマスタグループ32
0よりバス調停装置170に対して再びアサートされ
る。
【0026】また、上記第2のバスマスタグループ32
0内の第7のバスマスタ270が共通バス100上でデ
ータの転送を終了する時刻t19よりも前の時刻t18
において、第1のバスマスタ210よりバス使用要求信
号Req*1がバス調停装置170に対して再びアサー
トされている。したがって、バス調停装置170が次に
共通バス100の使用要求を調停する時刻t19では、
第1のバスマスタ210および第1のバスマスタグルー
プ310から共通バス100の使用要求が出されている
ことになる。このときバス調停装置170は、回転式の
優先順に従い、第1のバスマスタ210に対してバス使
用許可信号Gnt*1をアサートする。これを受けて第
1のバスマスタ210は、時刻t20より共通バス10
0上でデータ転送を再び開始する。
【0027】以下同様にして、バス調停装置170は、
回転式の優先順に従って共通バス100の使用権を順次
割り当てていく。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、共通バ
ス100に多数のバスマスタを接続したシステムにおい
て、図6のように各バスマスタを複数のグループに分割
して共通バス100に接続すれば、共通バス100の負
荷を低減することはできる。しかしながら、各バスマス
タが共通バス100にアクセスしようとする場合、バス
の調停方式として回転優先度決定方式を採用しても、グ
ループ内のバスマスタの数が各グループ間で異なってい
ると、バス使用権を各バスマスタに公平に割り当てるこ
とができなくなってしまうという問題があった。
【0029】例えば、図6に示したシステムでは、3つ
のグループ内に含まれるバスマスタの数は、それぞれ1
個、4個、3個と差がある。このようなシステムにおい
て共通バス100の使用権の調停を行うと、例えば図8
に示したように、第1のバスマスタ210→第5のバス
マスタ250→第7のバスマスタ270→第1のバスマ
スタ210→第2のバスマスタ220→……のようにバ
ス使用権が順に与えられていく。これからも分かるよう
に、他のバスマスタからも共通バス100の使用要求が
出されているにも関わらず、バスマスタの個数がより少
ないグループ内に含まれる第1のバスマスタ210に対
して共通バス100を使用する機会が多く与えられ、公
平な調停方法とならない。
【0030】すなわち、図6において全てのバスマスタ
210〜280が常にバス使用要求を出す場合には、第
1のバスマスタ210が共通バス100の使用権を獲得
できる割合は1/(1×3)=1/3、第1のバスマス
タグループ310に属するバスマスタ220〜250が
共通バス100の使用権を獲得できる割合は1/(4×
3)=1/12、第2のバスマスタグループ320に属
するバスマスタ260〜280が共通バス100の使用
権を獲得できる割合は1/(3×3)=1/9となる。
【0031】このように、第1、第2のバスマスタグル
ープ310,320に属するバスマスタ220〜280
が共通バス100の使用権を獲得できる割合は、全ての
バスマスタ210〜280が公平に共通バス100の使
用権を獲得したときの割合1/8よりも小さくなる。つ
まり、多数のバスマスタが属するグループでは、当該グ
ループ内に属するバスマスタが共通バス100の使用権
を得る機会が低下してしまう。
【0032】本発明は、このような問題を解決するため
に成されたものであり、共通バスの負荷を低減するべく
複数のバスマスタを複数のグループに分割して共通バス
に接続した場合でも、グループ内のバスマスタの数の偏
りに関わらず、公平なバス調停を実現できるようにする
ことを目的としている。
【0033】
【課題を解決するための手段】本発明によるバス調停シ
ステムは、複数のバスマスタが複数のグループに分割さ
れ、グループ毎に共通バスに接続されたシステムにおい
て、上記複数のバスマスタから出力される上記共通バス
の使用要求を調停するバス調停システムであって、上記
複数のグループ内で上記共通バスの使用要求をしている
バスマスタの数をそれぞれのグループからバス使用要求
信号として出力し、当該バス使用要求信号を調停して一
のグループに対して上記共通バスの使用許可を与えると
きに、上記バス使用要求信号により示されたバスマスタ
の数だけ連続して使用許可を与えるようにしたことを特
徴とする。
【0034】例えば、各グループ内では、所属バスマス
タに対して回転優先度決定方式により共通バスの使用要
求を調停する手段と、各グループからのバス使用要求信
号として、自グループに属するバスマスタのうち共通バ
スの使用を要求しているバスマスタの数を指示する信号
を出力する手段を備える。また、各グループに対して回
転優先度決定方式により共通バスの使用許可を与える手
段を備え、一旦バスの使用許可を与えたグループには、
上記バス使用要求信号で示されるバスマスタの数だけ連
続して共通バスの使用許可を与える。
【0035】また、本発明のバス調停方法は、複数のバ
スマスタが複数のグループに分割され、グループ毎に共
通バスに接続されたシステムにおいて、上記複数のバス
マスタから出力される上記共通バスの使用要求を調停す
るバス調停方法であって、上記複数のグループから出力
するバス使用要求信号を、それぞれのグループ内で上記
共通バスの使用要求をしているバスマスタの数で表し、
当該バス使用要求信号を調停して一のグループに対して
上記共通バスの使用許可を与えるときに、上記バス使用
要求信号により示されたバスマスタの数だけ連続して使
用許可を与えるようにしたことを特徴とする。
【0036】また、本発明のコンピュータ読み取り可能
な記録媒体は、複数のバスマスタが複数のグループに分
割され、グループ毎に共通バスに接続されたシステム上
で上記複数のバスマスタから出力される上記共通バスの
使用要求を調停するバス調停システムにおいて、上記複
数のグループ内で、自グループに属するバスマスタのう
ち、上記共通バスの使用要求を行っているバスマスタの
数を指示する信号をバス使用要求信号として出力する要
求出力手段と、上記複数のグループの各々から出力され
る上記バス使用要求信号を調停し、一のグループに対し
て上記共通バスの使用許可を与えるときに、上記バス使
用要求信号により示されたバスマスタの数だけ連続して
使用許可を与えるバス調停手段としてコンピュータを機
能させるためのプログラムを記録したことを特徴とす
る。
【0037】上記のように構成した本発明によれば、分
割された各々のグループに対しては共通バスの使用権が
公平に与えられ、更に各々のグループ内に属するバスマ
スタに対しては、当該グループに一旦バス使用権が与え
られれば、その中でバス使用権を要求している全てのバ
スマスタにバス使用権が連続して与えられることとなる
ので、各々のグループに属するマスマスタの数に差があ
っても、共通バスの使用権を要求しているバスマスタが
順番に共通バスを使用できるようになる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態を図
面に基づいて説明する。図1は、本実施形態によるバス
調停システムの一構成例を示すブロック図である。この
図1において、図6に示したブロック等と同一の機能を
有するブロック等には同一の符号を付している。また、
図6のブロック等と同一ではないが対応する機能を有す
る本実施形態に特有のブロック等には、同じ符号に′を
付けて示している。
【0039】図1の例では、図6に示したシステムと同
様に、第1のバスマスタ210はそれ単独でグループ化
されている。また、第2〜第5のバスマスタ220〜2
50は、第1のバスマスタグループ310′としてまと
められ、これらに共通のバスインタフェース330を介
して共通バス100に接続されている。また、第6〜第
8のバスマスタ260〜280は、第2のバスマスタグ
ループ320′としてまとめられ、これらに共通のバス
インタフェース340を介して共通バス100に接続さ
れている。
【0040】本実施形態において、第1のバスマスタグ
ループ310′から出力されるバス使用要求信号Req
*2′は、当該グループ内で共通バス100の使用を要
求しているバスマスタの数を示す3ビットのバス使用要
求信号である。また、第2のバスマスタグループ32
0′から出力されるバス使用要求信号Req*3′は、
当該グループ内で共通バス100の使用を要求している
バスマスタの数を示す2ビットのバス使用要求信号であ
る。
【0041】第1のバスマスタグループ310′の場
合、最高で4個のバスマスタ220〜250からバス使
用権の要求が出されるので、バス使用要求信号Req*
2′は3ビットのバイナリ値から成る。また、第2のバ
スマスタグループ320′の場合、最高で3個のバスマ
スタ260〜280からバス使用権の要求が出されるの
で、バス使用要求信号Req*3′は2ビットのバイナ
リ値から成る。
【0042】このように、それぞれのグループ内でバス
使用権を要求しているバスマスタの数をバイナリ値で表
すことで、4つのバスマスタ220〜250が属する第
1のバスマスタグループ310′では、バスマスタの数
である4よりも少ない3本の信号線でバス使用要求信号
Req*2′は出力される。また、3つのバスマスタ2
60〜280が属する第2のバスマスタグループ32
0′では、バスマスタ数の3よりも少ない2本の信号線
でバス使用要求信号Req*3′は出力される。
【0043】上述のように、それぞれのグループ内でバ
ス使用権を要求しているバスマスタの数を示すバス使用
要求信号Req*2′、Req*3′の信号線の本数
が、それぞれのグループに属するバスマスタの数より少
ないことにより、それぞれのグループから出力され、バ
ス調停装置170′に入力される信号線の数を減らすこ
とができる。また、それぞれのグループから出力され、
バス調停装置170′に入力される信号線の数を減らす
ことにより、バス調停装置170′の消費電力を減少さ
せることができる。
【0044】バス調停装置170′は、それぞれのグル
ープから与えられる共通バス100に対する使用要求を
調停する。すなわち、このバス調停装置170′は、第
1のバスマスタ210よりバス使用要求信号Req*
1、第1のバスマスタグループ310′よりバス使用要
求信号Req*2′、第2のバスマスタグループ32
0′よりバス使用要求信号Req*3′受ける。そし
て、これらのバス使用要求信号Req*1〜Req*
3′を回転優先度決定方式に従って調停し、いずれか一
つのグループに対してバス使用許可信号Gnt*1〜G
nt*3をアサートすることにより、共通バス100の
使用許可を与える。
【0045】このときバス調停装置170′は、第1の
バスマスタグループ310′あるいは第2のバスマスタ
グループ320′に対して共通バス100の使用許可を
与えるときには、上記バス使用要求信号Req*2′,
Req*3′で示されるバスマスタ数の回数だけ連続し
て同じグループに対して共通バス100の使用許可を与
える。
【0046】図2は、上記図1中に示した第1のバスマ
スタグループ310′の詳細な構成を示す図である。な
お、この図2において、図1に示したブロックと同じブ
ロックには同一の符号を付している。図2において、3
50′は本発明の内部調停手段を構成する調停装置であ
り、バスマスタ220〜250から出力されるバスイン
タフェース330に対する使用要求を調停する。この調
停装置350′は、本発明の要求出力手段を構成する計
数回路351と、本発明のグループ内調停手段を構成す
るステートマシン352とを備えている。
【0047】ここで、計数回路351は、自身が属する
グループ内で共通バス100の使用を要求しているバス
マスタの数を数えるものである。また、ステートマシン
352は、回転優先順に基づいて複数のバスマスタ22
0〜250に対してバスインタフェース330の使用権
を順に与えるものである。
【0048】上記計数回路351は、第1のバスマスタ
グループ310′内に属する4つのバスマスタ220〜
250から出力されるバスインタフェース使用要求信号
gReq2〜gReq4を入力し、これらのうちアサー
トされているものの数を数える。そして、これによって
得られた、バスインタフェース330の使用権を要求し
ているバスマスタの数を、バイナリ値のバス使用要求信
号Req*2′として図1のバス調停装置170′に出
力する。
【0049】上記第1のバスマスタグループ310′か
ら出力されたバス使用要求信号Req*2′は、図1の
バス調停装置170′において他のバス使用要求信号R
eq*1、Req*3′と調停される。そして、このバ
ス調停装置170′におけるバス調停処理の結果、第1
のバスマスタグループ310′で共通バス100の使用
権が得られると、そのことがバス使用許可信号Gnt*
2のアサートにより調停装置350′に通知される。
【0050】この通知を受けた調停装置350′は、内
部のステートマシン352を駆動して、各バスマスタ2
20〜250から出力されたバスインタフェース使用要
求信号gReq2〜gReq5を回転優先順に従って調
停する。そして、その結果としてバスインタフェース使
用許可信号gGnt2〜gGnt5の何れかをアサート
することにより、ただ一つのバスマスタに対してバスイ
ンタフェース330の使用権を与える。
【0051】これと同時に、バスインタフェース330
に選択信号360を出力することにより、当該バスイン
タフェース330を上記使用権が与えられたバスマスタ
によって使用可能な状態にする。このようにしてバスイ
ンタフェース330の使用権を得たバスマスタは、当該
バスインタフェース330を介して共通バス100上で
データ転送を行う。
【0052】本実施形態では、バス調停装置170′
は、調停装置350′から与えられたバス使用要求信号
Req*2′によって複数のバスマスタが共通バス10
0の使用要求をしていることが示されていた場合には、
第1のバスマスタグループ310′がそのバスマスタの
数分だけ連続して共通バス100の使用権を獲得するよ
うにバス調停を行う。すなわち、上述のバス使用許可信
号Gnt*2をバスマスタの数分だけ連続してアサート
する。
【0053】これにより、第1のバスマスタグループ3
10′内の調停装置350′は、バス使用許可信号Gn
t*2がアサートされる都度、各バスマスタ220〜2
50から出力されたバスインタフェース使用要求信号g
Req2〜gReq5を回転優先順に従って調停し、該
当するバスマスタに対してバスインタフェース330の
使用権を順次に与えていく。
【0054】図3は、上記図1および図2に示したシス
テム例において、各バスマスタ210〜280が共通バ
ス100の使用権を得る際の動作を説明するタイミング
チャートである。ここでは、共通バス100に対するバ
ス使用要求およびグループ内のバスインタフェース33
0,340に対するバスインタフェース使用要求の双方
とも回転優先度決定方式に従って使用権を調停する。
【0055】図3において、まず時刻t3において、第
1のバスマスタグループ310′内の第5のバスマスタ
250がバスインタフェース使用要求信号gReq5を
アサートしたとする。これにより、第1のバスマスタグ
ループ310′の3ビットからなるバス使用要求信号R
eq*2′が“001”となり、第1のバスマスタグル
ープ310′内で共通バス100の使用権を要求してい
るバスマスタが1つあることをバス調停装置170′に
知らせる。
【0056】また、同じ時刻t3において、第1のバス
マスタ210からもバス使用要求信号Req*1がアサ
ートされている。そのため、バス調停装置170′は、
これらのバス使用要求信号Req*1とReq*2′を
回転式の優先順に従って調停する。その結果として、時
刻t4において第1のバスマスタ210に対してバス使
用許可信号Gnt*1をアサートし、共通バス100の
使用許可を与える。これにより、第1のバスマスタ21
0は、時刻t5より共通バス100上でデータ転送を開
始する。
【0057】その後、第1のバスマスタグループ31
0′内では、時刻t7において第2のバスマスタ220
がバスインタフェース使用要求信号gReq2をアサー
トしている。これにより、第1のバスマスタグループ3
10′のバス使用要求信号Req*2′が“010”に
なり、第1のバスマスタグループ310′内で共通バス
100の使用権を要求しているバスマスタが2つあるこ
とをバス調停装置170′に知らせる。
【0058】一方、第2のバスマスタグループ320′
内では、時刻t4において第7のバスマスタ270が、
時刻t5において第6のバスマスタ260が、時刻t7
において第8のバスマスタ280がそれぞれバスインタ
フェース使用要求信号gReq7,gReq6,gRe
q8をアサートしている。これにより、第2のバスマス
タグループ320′の2ビットからなるバス使用要求信
号Req*3′は、時刻t4に“01”、時刻t5に
“10”、時刻t7に“11”となり、第2のバスマス
タグループ320′内で共通バス100の使用権を要求
しているバスマスタ数をそれぞれの時刻でバス調停装置
170′に知らせている。
【0059】これにより、最初に共通バス100の使用
権を獲得した第1のバスマスタ210がデータ転送を終
える時刻t9には、第1のバスマスタグループ310′
の3ビットからなるバス使用要求信号Req*2′は
“010”、第2のバスマスタグループ320′の2ビ
ットからなるバス使用要求信号Req*3′は“11”
となっている。
【0060】このときバス調停装置170′は、これら
のバス使用要求信号Req*2′、Req*3′を回転
式の優先順に従って調停し、その結果として、時刻t9
において第1のバスマスタグループ310′に対してバ
ス使用許可信号Gnt*2をアサートし、共通バス10
0の使用許可を与える。バス調停装置170′は、この
時点で第1のバスマスタグループ310′のバス使用要
求信号Req*2′が“010”であることから、第1
のバスマスタグループ310′に対して連続して2回共
通バス100の使用を許可する。すなわち、時刻t9に
おいてバス使用許可信号Gnt*2をアサートした後、
それに基づくデータ転送が終了した時刻t14において
も同じバス使用許可信号Gnt*2をアサートする。
【0061】このとき、第1のバスマスタグループ31
0′内では、時刻t9において最初にアサートされたバ
ス使用許可信号Gnt*2に対応して、調停装置35
0′が、その時点において第1のバスマスタグループ3
10′内でアサートされているバスインタフェース使用
要求信号gReq2,gReq5を回転式の優先順に従
って調停する。そして、その結果として第2のバスマス
タ220に対してバスインタフェース使用許可信号gG
nt2をアサートし、バスインタフェース330の使用
許可を与える。
【0062】また、時刻t14において後からアサート
されたバス使用許可信号Gnt*2に対応して、調停装
置350′が第5のバスマスタ250に対してバスイン
タフェース使用許可信号gGnt5をアサートすること
により、バスインタフェース330の使用許可を与え
る。これにより、第2のバスマスタ220が時刻t10
よりバスインタフェース330を介して共通バス100
上でデータ転送を開始し、第5のバスマスタ250が時
刻t15よりバスインタフェース330を介して共通バ
ス100上でデータ転送を開始する。
【0063】さらに、時刻t19において、第1のバス
マスタグループ310′内の2つのバスマスタ220,
250による2回の連続した共通バス100上でのデー
タ転送が終了すると、次にバス調停装置170′は、回
転式の優先順に従ってバス使用許可信号Gnt*3をア
サートすることにより、第2のバスマスタグループ32
0′に対して共通バス100の使用許可を与える。
【0064】このときバス調停装置170′は、この時
点で第2のバスマスタグループ320′のバス使用要求
信号Req*3′が“11”であることから、第2のバ
スマスタグループ320′に対し連続して3回共通バス
100の使用を許可する。すなわち、時刻t19、時刻
t24、時刻t29の3回に渡ってバス使用許可信号G
nt*3を連続してアサートする。
【0065】このとき、第2のバスマスタグループ32
0′内では、調停装置350′が、回転式の優先順に従
って、最初の時刻t19においてバスインタフェース使
用要求信号gReq6をアサートすることによって第6
のバスマスタ260にバスインタフェース340の使用
権を与える。そして、次の時刻t24においてバスイン
タフェース使用要求信号gReq7をアサートすること
によって第7のバスマスタ270にバスインタフェース
340の使用権を与え、更に次の時刻t29においてバ
スインタフェース使用要求信号gReq8をアサートす
ることによって第8のバスマスタ280にバスインタフ
ェース340の使用権を与える。
【0066】これにより、第6のバスマスタ260が時
刻t20よりバスインタフェース340を介して共通バ
ス100上でデータ転送を開始し、第7のバスマスタ2
70が時刻t25よりバスインタフェース340を介し
て共通バス100上でデータ転送を開始する。さらに、
第8のバスマスタ280が時刻t30よりバスインタフ
ェース340を介して共通バス100上でデータ転送を
開始する。
【0067】以上詳しく説明したように、本実施形態に
よれば、複数のバスマスタ210〜280を複数のグル
ープに分割し、グループ間で共通バス100の使用権の
調停を行った後、共通バス100の使用権を獲得したグ
ループ内でバスインタフェース330,340の使用権
の調停を行うようにする。これらの調停は何れも回転優
先度決定方式に従って行う。そして、共通バス100の
バス使用要求信号として、グループ内でバス使用を要求
しているバスマスタの数を出力し、グループに対して共
通バス100の使用許可を与えるときは、バス使用要求
信号により示された数だけ連続して使用許可を与えるよ
うにしている。
【0068】これにより、共通バス100の使用を要求
する各バスマスタ210〜280に対して比較的等しい
確率で使用権を与えることができる。特に、全てのバス
マスタ210〜280が共通バス100の使用要求を常
に出し続けた場合には、各バスマスタ210〜280が
共通バス100の使用権を獲得する確率は、1/(全バ
スマスタ数)となり、全てのバスマスタ210〜280
をグループ化することなく個別に共通バス100に接続
した場合と等しくなる。よって、複数のバスマスタ21
0〜280を複数のグループに分割して共通バス100
の負荷の低減を図りながらも、グループ内のバスマスタ
の数の偏りに関わらず、公平なバス調停を行うことがで
きるようになる。
【0069】なお、上記実施形態では、バス使用要求信
号Req*2′、Req*3′は、それぞれのグループ
内でバス使用権を要求しているバスマスタの数をバイナ
リ値で表した信号であるが、バスマスタ数を表すもので
あれば必ずしもバイナリ値である必要はない。
【0070】また、本発明のバス調停システムは、複数
の機器(例えば、ホストコンピュータ、インタフェース
機器、リーダ、プリンタ等)から構成されるシステムに
適用しても1つの機器(例えば、複写機、ファクシミリ
装置)からなる装置に適用しても良い。
【0071】また、上述した実施形態の機能を実現する
べく各種のデバイスを動作させるように、該各種デバイ
スと接続された装置あるいはシステム内のコンピュータ
に対し、上記実施形態の機能を実現するためのソフトウ
ェアのプログラムコードを供給し、そのシステムあるい
は装置のコンピュータ(CPUあるいはMPU)に格納
されたプログラムに従って上記各種デバイスを動作させ
ることによって実施したものも、本発明の範疇に含まれ
る。
【0072】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコード自体、およびそのプ
ログラムコードをコンピュータに供給するための手段、
例えばかかるプログラムコードを格納した記録媒体は本
発明を構成する。かかるプログラムコードを記憶する記
録媒体としては、例えばフロッピーディスク、ハードデ
ィスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、
磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用い
ることができる。
【0073】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコン
ピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティング
システム)あるいは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施形態の機能が実現される場合にもかか
るプログラムコードは本発明の実施形態に含まれること
は言うまでもない。
【0074】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部または全部を行い、その処理によって上述した実施
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
は言うまでもない。
【0075】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
複数のグループ内で共通バスの使用要求をしているバス
マスタの数をそれぞれのグループからバス使用要求信号
として出力し、当該バス使用要求信号を調停して一のグ
ループに対して共通バスの使用許可を与えるときに、バ
ス使用要求信号により示されたバスマスタの数だけ連続
して使用許可を与えるようにしたので、複数のバスマス
タを複数のグループに分割し、それぞれのグループ毎に
共通バスに接続することで共通バスの負荷の低減を図り
ながらも、各々のグループに属するバスマスタの数の偏
りに関わらず、共通バスの使用を要求しているバスマス
タが等しい確率で共通バスを使用できるようにすること
ができ、グループに分割されたバスマスタに対しても公
平なバス調停を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバス調停システムの一実施形態を
示すブロック図である。
【図2】図1中に示した第1のバスマスタグループの詳
細な構成を示す図である。
【図3】図1および図2に示した本実施形態のシステム
において、各バスマスタが共通バスの使用権を得る際の
動作を説明するタイミングチャートである。
【図4】従来のバス調停システムの一構成例を示す図で
ある。
【図5】図4に示したシステム例において、各バスマス
タが共通バスの使用権を得る際の動作を説明するタイミ
ングチャートである。
【図6】従来のバス調停システムの他の構成例を示す図
である。
【図7】図6中に示した第1のバスマスタグループの詳
細な構成を示す図である。
【図8】図6および図7に示したシステム例において、
各バスマスタが共通バスの使用権を得る際の動作を説明
するタイミングチャートである。
【符号の説明】
100 共通バス 170′ バス調停装置 210〜280 バスマスタ 310′ 第1のバスマスタグループ 320′ 第2のバスマスタグループ 330,340 バスインタフェース 350′ 調停装置 351 計数回路 352 ステートマシン Req*1 第1のバスマスタから出力されるバス使用
要求信号 Req*2′ 第1のバスマスタグループから出力され
るバス使用要求信号 Req*3′ 第2のバスマスタグループから出力され
るバス使用要求信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のバスマスタが複数のグループに分
    割され、グループ毎に共通バスに接続されたシステムに
    おいて、上記複数のバスマスタから出力される上記共通
    バスの使用要求を調停するバス調停システムであって、 上記複数のグループ内で上記共通バスの使用要求をして
    いるバスマスタの数をそれぞれのグループからバス使用
    要求信号として出力し、当該バス使用要求信号を調停し
    て一のグループに対して上記共通バスの使用許可を与え
    るときに、上記バス使用要求信号により示されたバスマ
    スタの数だけ連続して使用許可を与えるようにしたこと
    を特徴とするバス調停システム。
  2. 【請求項2】 上記複数のグループの各々は、自グルー
    プに属するバスマスタのうち、上記共通バスの使用要求
    を行っているバスマスタの数を指示する信号を上記バス
    使用要求信号として出力する要求出力手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載のバス調停システム。
  3. 【請求項3】 上記複数のグループの各々から出力され
    る上記バス使用要求信号を調停し、一のグループに対し
    て上記共通バスの使用許可を与えるバス調停手段を備
    え、当該バス調停手段は、上記一のグループに対して上
    記共通バスの使用許可を与えるときに、上記バス使用要
    求信号により示されたバスマスタの数だけ連続して使用
    許可を与えることを特徴とする請求項1または2に記載
    のバス調停システム。
  4. 【請求項4】 上記複数のグループの各々は、自グルー
    プに属するバスマスタから出力される上記共通バスの使
    用要求を調停するグループ内調停手段を備え、 上記バス調停手段によって上記一のグループに対して上
    記共通バスの使用許可を与えた後に、上記グループ内調
    停手段によって上記一のグループに属する何れか一のバ
    スマスタに対して上記共通バスの使用許可を与えること
    を特徴とする請求項3に記載のバス調停システム。
  5. 【請求項5】 複数のバスマスタが複数のグループに分
    割され、グループ毎に共通バスに接続されたシステムに
    おいて、上記複数のバスマスタから出力される上記共通
    バスの使用要求を調停するバス調停システムであって、 上記複数のグループ内でそれぞれ自グループに属するバ
    スマスタから出力される上記共通バスの使用要求を調停
    する内部調停手段と、 上記複数のグループの各々から出力されるバス使用要求
    信号を調停し、一のグループに対して上記共通バスの使
    用許可を与えるバス調停手段とを備え、 上記内部調停手段は、上記自グループに属するバスマス
    タのうち、上記共通バスの使用要求を行っているバスマ
    スタの数を指示する信号を上記バス使用要求信号として
    出力する手段を備え、 上記バス調停手段は、上記一のグループに対して上記共
    通バスの使用許可を与えるときに、上記バス使用要求信
    号により示されたバスマスタの数だけ連続して使用許可
    を与える手段を備えることを特徴とするバス調停システ
    ム。
  6. 【請求項6】 上記複数のグループ間、および各々のグ
    ループに属する複バスマスタ間で上記共通バスの使用要
    求を調停する方式として、回転優先度決定方式を用いる
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のバ
    ス調停システム。
  7. 【請求項7】 上記複数のグループから出力される上記
    バス使用要求信号の信号線の本数が、少なくとも一のグ
    ループについては当該グループに属するバスマスタの数
    よりも少ないことを特徴とする請求項1〜6の何れか1
    項に記載のバス調停システム。
  8. 【請求項8】 複数のバスマスタが複数のグループに分
    割され、グループ毎に共通バスに接続されたシステムに
    おいて、上記複数のバスマスタから出力される上記共通
    バスの使用要求を調停するバス調停方法であって、 上記複数のグループから出力するバス使用要求信号を、
    それぞれのグループ内で上記共通バスの使用要求をして
    いるバスマスタの数で表し、当該バス使用要求信号を調
    停して一のグループに対して上記共通バスの使用許可を
    与えるときに、上記バス使用要求信号により示されたバ
    スマスタの数だけ連続して使用許可を与えるようにした
    ことを特徴とするバス調停方法。
  9. 【請求項9】 複数のバスマスタが複数のグループに分
    割され、グループ毎に共通バスに接続されたシステムに
    おいて、上記複数のバスマスタから出力される上記共通
    バスの使用要求を調停するバス調停方法であって、 上記複数のグループの各々において、自グループに属す
    るバスマスタのうち、上記共通バスの使用要求を行って
    いるバスマスタの数を指示する信号をバス使用要求信号
    として出力する手順と、 上記複数のグループの各々から出力される上記バス使用
    要求信号を調停し、一のグループに対して上記共通バス
    の使用許可を与えるときに、上記バス使用要求信号によ
    り示されたバスマスタの数だけ連続して使用許可を与え
    るようにする手順と、 上記複数のグループの各々において、自グループに対し
    て上記共通バスの使用許可が与えられる度に、上記自グ
    ループに属するバスマスタから出力される上記共通バス
    の使用要求を調停する手順とを有することを特徴とする
    バス調停方法。
  10. 【請求項10】 複数のバスマスタが複数のグループに
    分割され、グループ毎に共通バスに接続されたシステム
    上で上記複数のバスマスタから出力される上記共通バス
    の使用要求を調停するバス調停システムにおいて、 上記複数のグループ内で、自グループに属するバスマス
    タのうち、上記共通バスの使用要求を行っているバスマ
    スタの数を指示する信号をバス使用要求信号として出力
    する要求出力手段と、 上記複数のグループの各々から出力される上記バス使用
    要求信号を調停し、一のグループに対して上記共通バス
    の使用許可を与えるときに、上記バス使用要求信号によ
    り示されたバスマスタの数だけ連続して使用許可を与え
    るバス調停手段としてコンピュータを機能させるための
    プログラムを記録したことを特徴とするコンピュータ読
    み取り可能な記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20030037652A (ko) * 2001-11-07 2003-05-14 엘지전자 주식회사 그룹 중재를 이용한 버스 중재 시스템 및 방법
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