JP2008139113A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路基板を配置する自由度を向上させることができる電動パワーステアリング装置用トルクセンサを提供する。
【解決手段】円周方向に磁気量が変化する磁気量可変部12を有し、ハウジング1に回転自在に支持されたシャフト2と、該シャフト2の磁気量可変部12の磁気量変化を電気量変化として検出する励磁コイル13,14を内装し、前記ハウジング1に固定された一対の磁気ヨーク部15,16と、該磁気ヨーク部15,16の励磁コイルを駆動してトルクを検出するトルク検出部31とを備えた電動パワーステアリング装置用トルクセンサ11であって、前記一対の磁気ヨーク部15,16は、同一形状及び同一寸法のユニット構成とされ、軸方向から見て前記励磁コイルの中心線を通る線に対して前記トルク検出部31を実装した回路基板32と電気的に接続する端子21a,21bが偏倚した位置に形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、円周方向に磁気量が変化する磁気量可変部を有し、ハウジングに回転自在に支持されたシャフトと、該シャフトの磁気量可変部の磁気量変化を電気量変化として検出する励磁コイルを内装し、前記ハウジングに固定された一対の磁気ヨーク部と、該磁気ヨーク部の励磁コイルを駆動してトルクを検出するトルク検出部とを備えた電動パワーステアリング装置用トルクセンサに関する。
この種の電動パワーステアリング装置用トルクセンサとしては、例えば本出願人が先に提案した特許文献1に記載されたものが知られている。
この従来例は、ハウジングに、ステアリング系に発生するトルクに応じて状態が変化するセンサ部を収容するセンサ部収容空間とセンサ部の出力を受けて所定の処理を実行する回路部が搭載された基板を収容する基板収容空間とが形成され、センサ部のコイルユニットにおける各コイルの端部が、基板収容区間側に引き出され、基板の所定位置(スルーホール)に差し込まれて半田付けされた構成を有する。
特開2001−108542号公報(段落番号「0014」,「0015」、図2)
しかしながら、上記特許文献1に記載の従来例にあっては、センサ部のコイルユニットにおける各コイルの端部即ち端子は4本あり、特許文献1の図2から明らかなようにコイルユニットの軸直角方向から見て2列に配置され、これら4本の端子がセンサ部の出力を受けて所定の処理を実行する回路部が搭載された基板に形成されたスルーホールに差し込まれて半田付けされるので、回路基板を配置する自由度が端子に対して直角方向即ちハウジングの軸方向に配置する場合に限定されてしまい、ハウジングの軸方向距離を短縮したいという要求に答えることができないという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、回路基板を配置する自由度を向上させることができる電動パワーステアリング装置用トルクセンサを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動パワーステアリング装置用トルクセンサは、円周方向に磁気量が変化する磁気量可変部を有し、ハウジングに回転自在に支持されたシャフトと、該シャフトの磁気量可変部の磁気量変化を電気量変化として検出する励磁コイルを内装し、前記ハウジングに固定された一対の磁気ヨーク部と、該磁気ヨーク部の励磁コイルを駆動してトルクを検出するトルク検出部とを備えた電動パワーステアリング装置用トルクセンサであって、前記一対の磁気ヨーク部は、同一形状及び同一寸法のユニット構成とされ、軸方向から見て前記励磁コイルの中心線を通る線に対して前記トルク検出部を実装した回路基板と電気的に接続する端子が偏倚した位置に形成されていることを特徴としている。
また、請求項2に係る電動パワーステアリング装置用トルクセンサは、請求項1に係る発明において、前記一対の磁気ヨーク部は、一方の表面に他方の裏面を対面させたときに、両端子が軸直角方向から見て重なるように直線上に配置したことを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電動パワーステアリング装置用トルクセンサは、請求項1又は
2に係る発明において、前記一対の磁気ヨーク部の端子は、前記回路基板の接続ランド部表面に接触された状態で電気的に接続されていることを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る電動パワーステアリング装置用トルクセンサは、請求項1又は2に係る発明において、前記一対の磁気ヨーク部の端子は、クリップ端子で構成され、該クリップ端子を、前記回路基板に形成した接続ランド部を挟持するように装着してから当該クリップ端子と接続ランド部とを電気的に接続したことを特徴としている。
なおさらに、前記電磁ヨーク部の端子は、所定形状にフォーミングされ、フォーミングされた端子を半田付け又はヒュージングによって前記回路基板のランド部に電気的に接続したことを特徴としている。
本発明によれば、一対の磁気ヨーク部は、同一形状及び同一寸法のユニット構成とされ、軸方向から見て前記励磁コイルの中心線を通る線に対して前記トルク検出部を実装した回路基板と電気的に接続する端子を偏倚した位置に形成したので、一対の磁気ヨーク部同士を逆向きとして対面させたときに、端子を一列に整列させることが可能となり、トルク検出部を実装した回路基板を軸方向及び軸直角方向の何れの方向にも配置することが可能となって、回路基板の配置自由度を向上させることができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、トルクセンサを含む電動パワーステアリング装置の主要部の構成を示す断面図、図2はそのトルクセンサの構成を示す斜視図である。
これら図1及び図2において、1はハウジングであり、入力側半体1aと出力側半体1bとに2分割されて構成されている。ハウジング1の内部には、シャフトとしての入力軸2と、この入力軸2にトーションバー3を介して連結された出力軸4とが軸受5a、5b及び5cによって回転自在に支持されている。
入力軸2、トーションバー3及び出力軸4は、同軸に配置されており、入力軸2とトーションバー3とはスプライン結合され、トーションバー3と出力軸4ともスプライン結合されている。また、図1において入力軸2のトーションバー3とは反対側の端部が図示しないステアリングホイールに連結され、出力軸4のトーションバー3とは反対側にピニオン軸6が一体的に形成されており、ピニオン軸6はラック7と噛合してラックアンドピニオン式ステアリング機構を構成している。
また、出力軸4のトーションバー3側には、これと同軸でかつ一体に回転するウォームホイール8が固定されており、このウォームホイール8に電動モータ9によって駆動されるウォーム10が噛合している。ウォームホイール8は金属製のハブ8aに合成樹脂製の歯部8bが一定に固定されている。
電動モータ9の回転力は、ウォーム10及びウォームホイール8を介して出力軸4に伝達され、電動モータ9の回転方向を適宜切り換えることにより、出力軸4に任意の方向の操舵補助トルクが付与される。
次に、図1及び図2を参照して、トルクセンサ11の構成を説明する。トルクセンサ11は、図1で入力軸2の出力軸4側に形成された磁性材料製の磁気量可変部としてのセンサシャフト部12と、ハウジング1の入力側半体1aの内側に配置された検出コイル13及び14を内装する一対の磁気ヨーク部15及び16とから構成されている。
センサシャフト部12には、図2に示すように、外周面に軸方向に延びた比較的狭い幅の複数例えば9個の凸条12aが円周方向に等間隔で突出形成されている。また、センサシャフト部12の外側には、センサシャフト部12に接近して導電性で且つ非磁性の材料
、例えばアルミニウムで構成された円筒部材17がセンサシャフト部12と同軸に配置されており、円筒部材17の延長部17eは出力軸4の端部4eの外側に固定されている。
この円筒部材17には、前述したセンサシャフト部12の表面に形成された凸条12aに対向する位置に、円周方向に等間隔に配置された複数個例えば9個の長方形の窓17aからなる第1の窓列と、この第1の窓列から軸方向にずれた位置に、前記窓17aと同一形状で、円周方向の位相が異なる複数個例えば9個の長方形の窓17bからなる第2の窓列とが形成されている。
円筒部材17の外周は、同一規格の検出コイル13及び14が巻回された磁気ヨーク部15及び16で包囲されている。すなわち、検出コイル13及び14は円筒部材17と同軸に配置され、検出コイル13は窓17aからなる第1の窓列部分を包囲し、検出コイル14は窓17bからなる第2の窓列部分を包囲する。
磁気ヨーク部15及び16の夫々は、図2、図3(a)及び(b)に示すように、内周面に検出コイル13及び14を収容する溝部18を形成して断面凹状に形成された円環状部19と、この円環状部19の外周面の一部から突出する端子支持部20と、この端子支持部20から突出された検出コイル13(又は14)の両端から導出される2本の棒状端子で構成される端子21a,21bとを備えた互いに同一形状及び同一寸法のヨークユニット22で構成されている。
ここで、端子支持部20は、円環状部19の幅w1より僅かに短い幅w2を有し、円環状部19の厚みt1より薄い厚みt2を有する略直方体状に形成され、幅方向の中央位置が円環状部19の裏面に一致し、軸方向即ち正面から見て図3(a)に示すように右端面20aが円環状部19の中心点Oを通る垂直線VLに対して所定距離ΔLだけ左方に偏倚した位置とされ、且つ上端面20bが垂直線VLと円環状部19の外周面との交点における接線TLと平行で且つこの接線TLより所定距離ΔTだけ上方に離間した位置となるように円環状部19に突出形成されている。また、端子支持部20の上端面20bから前記端子21a,21bが垂直線VLと平行な端子支持部中心線VL2を挟む対称位置に図3(b)に示すように軸直角方向の側面から見て重なってその中心線が円環状部19の裏面を含む面上に位置するように突出されている。
そして、2つのヨークユニット22を、図4(a)及び(b)に示すように、一方のヨークユニットをその正面を向けて配置した状態でその裏面側に他方をその裏面を対面させて配置することにより、磁気ヨーク部15及び16が形成され、これら磁気ヨーク部15及び16の互いの端子21a及び21bが軸直角方向即ち図4(b)に示す側面から見て4本の端子が重なる状態となる。
このように、磁気ヨーク部15及び16を構成した状態で、ハウジング1に端子21a,21bを垂直方向に向けて固定される。このように、磁気ヨーク部15及び16を配置することにより、端子21a,21bが図1で紙面と直交する方向に一直線に整列することになる。
一方、ハウジング1に、図1に示すように、磁気ヨーク部15及び16の端子21a,21bと対向する位置に基板収容空間30を形成し、この基板収容空間30に磁気ヨーク部15及び16に収容された検出コイル13及び14に通電してトルクを検出するトルク検出部としてのトルク検出回路31を実装した回路基板32を軸方向と直交する垂直面に設置する。
このように回路基板32を配置することにより、図5(a)及び(b)に示すように、回路基板32の接続ランド部33a〜33dに磁気ヨーク部15及び16の端子21a,21b個別に接触させる状態とすることができ、この状態で、磁気ヨーク部15及び16
の端子21a,21bと接続ランド部33a〜33dとを半田付けして、両者を電気的に接続する。
そして、回路基板32には、少なくともトルク検出回路31から出力されるトルク検出値に基づいて操舵系に付加された操舵トルクに応じた操舵補助力を電動モータ9で発生させる操舵補助電流指令値を演算する演算処理装置34と、この演算処理装置34から出力される操舵補助電流指令値に基づいて電動モータ9を駆動するモータ駆動回路35とが実装されている。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
先ず、磁気ヨーク部15及び16を構成するには、前述した図4に示すように、同一形状で同一寸法のヨークユニット22を互いに逆向きに重ね併せることにより、図4(b)に示すように、入力軸2の軸方向と直交する側面方向から見たときに、各ヨークユニット22の端子21a及び21bが一直線上に整列する状態となる磁気ヨーク部15及び16を形成することができる。
この状態で、基板収容空間30にトルク検出回路31、演算処理装置34及びモータ駆動回路35を実装した回路基板32を入力軸2の軸方向と直交する面内に配置することにより、図5(a)及び(b)に示すように、回路基板32の下端側に形成した4つの接続ランド部33a〜33dと磁気ヨーク部15及び16の端子21a,21bとを接触させることができ、この状態で接続ランド部33a〜33dと磁気ヨーク部15及び16の端子21a,21bとを半田付けすることにより、両者を電気的に接続することができる。
そして、今、ステアリングホイールを操舵していない操舵トルクが零である状態では、トーションバー3に捩れが発生することはなく、入力軸2と出力軸4とが相対回転しない状態を維持している。この状態では、入力軸2の側にあるセンサシャフト部12の表面の凸条12aと、出力軸4の側にある円筒部材17との間にも相対回転は生じない。
一方、ステアリングホイールを操作して入力軸2に回転力が加わると、その回転力はトーションバー3を経て出力軸4に伝達される。このとき、出力軸4にはて転舵輪と路面との摩擦力や出力軸4に結合されているステアリング機構のギヤの噛み合い等の摩擦力が作用するから、入力軸2と出力軸4との間を結合するトーションバー3に捩れが発生し、入力軸2の側にあるセンサシャフト部12の表面の凸条12aと出力軸4との間に相対回転が生じる。
このとき、円筒部材17に窓17a及び17bが形成されているので、検出コイル13及び14に交流電流を流して交番磁界を発生させると、円筒部材17の外周面に発生した渦電流は、窓17a及び17bの端面に沿って円筒部材17の内周面側に回り込み、内周面をコイル電流と同方向に流れ、また隣の窓17a及び17bの端面に沿って円筒部材17の内周面側に回り込み、内周面をコイル電流と同方向に流れ、また、隣の窓17a及び17bの端面に沿って外周面側に戻り、ループを形成する。つまり、検出コイル13及び14の内側に渦電流のループを、円周方向に周期的に配置した状態が発生する。
ここで、コイル電流による磁界と渦電流による磁界とは重畳され、円筒部材17の内外には、円周方向に周期的に強弱変化する磁界と、中心に向かう程小さくなる半径方向に勾配を持った磁界が形成される。円周方向の周期的な磁界の強弱は、隣り合う渦電流の影響を受ける窓17a及び17cの中心で強く、そこからずれるに従い弱くなる。
円筒部材17の内側には、磁性材料からなるセンサシャフト部12が同軸に配置されており、その凸条12aは、窓17a及び17bと同じ周期で配置されている。
磁界中におかれた磁性体は磁化して磁束を生ずるが、磁束の量は飽和するまでは磁界の
強さに応じて大きくなる。このため、円筒部材17により円周方向の周期的な磁界の強弱と中心に向かうほど小さくなる半径方向に勾配を持った磁界とにより、センサシャフト部12に発生する磁束は、円筒部材17とセンサシャフト部12との相対的な位相により増減する。
磁束が最大となる位相は、円筒部材17の窓17a及び17bの中心とセンサシャフト部12の凸条12aの中心とが一致した状態で、磁束の増減に応じて検出コイル13及び14のインダクタンスも増減し、略正弦波状に変化する。
トルクが作用しない状態では、インダクタンスが最大となる位相(窓17a及び17bと凸条12aの中心とが一致している位相)に対して、センサシャフト部12の凸条12aの中心は360°/(凸部の数×4)という角度だけずれた位置に設定すると、トルクが作用してトーションバー3が捩れ、センサシャフト部12と円筒部材17との間に位相さが生じると、2つの検出コイル13及び14のインダクタンスは、図5に示すように一方が増加し他方が減少する。
このため、時計方向の操舵トルク発生時は、円筒部材17が時計方向に回転するから、図5に示すように、トルクが増大するにつれて検出コイル13のインダクタンスL13は増加し、検出コイル14のインダクタンスL14は減少する。
また、反時計方向の操舵トルク発生時は、円筒部材17が反時計方向に回転するから、図5に示すように、トルクが増大するにつれて検出コイル13のインダクタンスL13は減少し、検出コイル14のインダクタンスL14は増加する。
そして、図6に示すように、抵抗R1と検出コイル13とを直列に接続すると共に、抵抗R2と検出コイル14とを直列に接続して、両者を並列に接続してブリッジ回路を構成することにより、抵抗R1及びR2の接続点を交流電源36に、検出コイル13及び14の接続点を接地することにより、抵抗R1及び検出コイル13の接続点と抵抗R1及び検出コイル14の接続点から検出コイル13及び14の両端に表れる電圧信号を検出し、この電圧信号を信号処理部37で増幅して平滑化することにより、操舵トルク信号を得ることができる。
このように、上記実施形態によると、磁気ヨーク部15及び16の端子21a,21bを軸方向と直交する方向から見て1直線上に整列させることができるので、図1に示すように、回路基板32を軸方向と直交する面内に配置することができ、この回路基板32の前方側即ちハウジング1の入力側半体1a出力側半体1bとは反対側に空間部を形成することができ、この空間部に隣接する機器や車体側部材を配置することができる。
しかも、磁気ヨーク部15及び16の端子21a,21bが上方に突出しているので、前述した従来例のように回路基板32をハウジング1の中心軸線と平行に配置する場合でも回路基板32の各端子21a,21bと対向する位置にスルーホールを形成して、このスルーホールに各端子21a,21bを挿通することにより、従来例と同様に回路基板32を配置することができ、回路基板32の配置自由度を向上させることができる。
しかも、磁気ヨーク部15及び16は同一形状、同一寸法のヨークユニット22を逆向きに組み合わせるだけで構成することができるので、磁気ヨーク部15及び16を個別に形成する場合に比較して異種類の部品点数を削減することができる。
なお、上記実施形態においては、磁気ヨーク部15及び16の端子21a及び21bを側面から見て一直線上に整列させた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、端子21a及び21bを軸方向に回路基板32の厚み分ずらして配置するようにしてもよく、この場合には端子21a及び21bで回路基板32を挟持することができ、回路基板32を基板収容空間30に装着する際に仮止めすることができる。この場合、回路
基板32の接続ランド部33a〜33dも端子21a及び21bに合わせて回路基板32の表裏に形成する。
また、上記実施形態においては、磁気ヨーク部15及び16の端子21a及び21bを棒状端子で構成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、図8に示すように、回路基板32の下端側を挟持可能なクリップ端子41a,41bとすることにより、これらクリップ端子41a,41bで回路基板32を挟持することができるので、基板収容空間30に回路基板32を装着する場合にクリップ端子41a,41bで仮止めすることができ、回路基板32の装着を容易に行うことができると共に、クリップ端子41a,41bと接続ランド部33a〜33dとの半田付けを容易に行うことができる。
また、図9に示すように、予め所定形状にフォーミングされた端子51a,51bを適用し、これら端子51a,51bの先端と回路基板32の接続ランド部33a〜33dとを接触させた状態で半田付け又は端子51a,51bに通電して抵抗発熱させた状態で加熱圧接するヒュージング(熱カシメ)によって電気的に接続するようにしてもよい。
さらに、磁気ヨーク部15及び16の端子と回路基板32の接続ランド部33a〜33dとの電気的接続は半田付けやヒュージングに限定されるものではなく、ロー付けやスポット溶接、圧着端子などの種々の電気的な結合方法を適用することができる。
本発明を電動パワーステアリング装置に適用した場合一実施形態を示す断面図である。 電動パワーステアリング装置用トルクセンサの要部を示す斜視図である。 トルクセンサの磁気ヨーク部を構成するヨークユニットを示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 ヨークユニットで磁気ヨーク部を構成した図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 トルクセンサのトルクの大きさと2つの検出コイルのインダクタンス変化とを説明する図である。 トルク検出回路を示す回路図である。 磁気ヨーク部と回路基板との接続状態を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の磁気ヨーク部の端子の他の例を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の磁気ヨーク部の端子のさらに他の例を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。
符号の説明
1…ハウジング、1a…入力側半体、1b…出力側半体、2…入力軸、3…トーションバー、4…出力軸、6…ピニオン軸、7…ラック、8…ウォームホイール、9…電動モータ、10…ウォーム、11…トルクセンサ、12…センサシャフト部、13,14…検出コイル、15,16…磁気ヨーク部、17…円筒部材、20…端子支持部、21a,21b…端子、22…ヨークユニット、30…基板収容空間、31…トルク検出回路、32…回路基板、33a〜33d…接続ランド部、41a,41b…クリップ端子、51a,51b…端子

Claims (5)

  1. 円周方向に磁気量が変化する磁気量可変部を有し、ハウジングに回転自在に支持されたシャフトと、該シャフトの磁気量可変部の磁気量変化を電気量変化として検出する励磁コイルを内装し、前記ハウジングに固定された一対の磁気ヨーク部と、該磁気ヨーク部の励磁コイルを駆動してトルクを検出するトルク検出部とを備えた電動パワーステアリング装置用トルクセンサであって、
    前記一対の磁気ヨーク部は、同一形状及び同一寸法のユニット構成とされ、軸方向から見て前記励磁コイルの中心線を通る線に対して前記トルク検出部を実装した回路基板と電気的に接続する端子が偏倚した位置に形成されていることを特徴とする電動パワーステアリング装置用トルクセンサ。
  2. 前記一対の磁気ヨーク部は、一方の表面に他方の裏面を対面させたときに、両端子が軸直角方向から見て重なるように直線上に配置したことを特徴とする請求項1に記載の電動パワーステアリング装置用トルクセンサ。
  3. 前記一対の磁気ヨーク部の端子は、前記回路基板の接続ランド部表面に接触された状態で電気的に接続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置用トルクセンサ。
  4. 前記一対の磁気ヨーク部の端子は、クリップ端子で構成され、該クリップ端子を、前記回路基板に形成した接続ランド部を挟持するように装着してから当該クリップ端子と接続ランド部とを電気的に接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置用トルクセンサ。
  5. 前記電磁ヨーク部の端子は、所定形状にフォーミングされ、フォーミングされた端子を半田付け又はヒュージングによって前記回路基板のランド部に電気的に接続したことを特徴とする請求項1又は2に記載の電動パワーステアリング装置用トルクセンサ。
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