JP2008138057A - 情報隠蔽インキ - Google Patents

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小笠原元
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Abstract

【課題】 コピー、プリンターやファックスなどで印字された文字などを表からも裏からも判読不能にすること
【解決手段】 酸化チタン30〜60重量%と、黒色顔料と、水及び/または有機溶剤と、樹脂より少なくともなり、隠ぺい率試験紙(JIS K 5600)の白色部に50μmアプリケーターで塗布した塗膜のY値が10〜60%であるインキ。
【選択図】 なし

Description

本発明は、個人情報などの漏洩を防止するために、記録された文字などの上に塗りつぶして当該記録を認識不能とする情報隠蔽インキに関する。
従来、酸化チタン、水及び/または有機溶剤、樹脂を含有するインキとして修正液などが知られている。修正液は、紙などに筆記した文字、図柄などを、表面から被覆して隠蔽し、被覆した塗膜上に再筆記するなどして修正するために使用するもので、高い隠蔽力を持ち、修正した箇所を目立たぬ様にするために紙の色に近い白色のインキが使用されている(文献1)。
特開平11−166141号公報
しかしながら、一般に使用されているコピー用紙、上質紙や感熱紙などの紙に記録された文字などを修正液にて被覆したものは、表面からは、その記録内容が判読不能になるが、紙の裏から見た場合には、記録された文字などを被覆するものが紙だけであるので、この紙を透かして、白い修正液に乗った記録された文字などが黒く目視できてしまう。
本発明が解決しようとする課題は、特に、コピー、プリンターやファックスなどで印字された文字などを、紙の表からも裏からも判読不能にすることである。
本発明は、イインキ全量に対して30重量%以上60重量%以下の酸化チタンと、黒色顔料と、水及び/または有機溶剤と、樹脂より少なくともなり、隠ぺい率試験紙(JIS K 5600)の白部に50μmアプリケーターで塗布した塗膜のY値が10%以上60%以下である情報隠蔽インキを要旨とする。
解決しようとする問題点は、一般に使用されているコピー用紙、上質紙や感熱紙などの紙に記録された文字などを隠蔽することにより、表からも裏からも判読不能にすることである。
記録された文字を表から判読不能にするためには、酸化チタンなどの隠蔽力の高い隠蔽材を使用することにより達成できる。
記録された文字を、裏から紙を透して見たときのY値は70%前後になる。そこで、塗布面を裏から紙を透して見たときのY値を70%前後にすることで、記録された文字を裏から判読不能にすることができる。そして、塗布面を裏から紙を透してみたときのY値が70%前後になるインキは、隠ぺい率試験紙(JIS K 5600)の白部に50μmアプリケーターで塗布した塗膜をY値で測ると10%以上60%以下となる。このことから、裏から紙を透して見た文字を判読不能にすることができる。
また、黒色顔料の粒径は0.03μm以上10μm以下にすることが好ましい。黒色顔料は、粒径を大きくすることで青みが強くなる傾向にある。尚、ここで言う青みの強弱とは、可視光(400〜700nm)の長波長(700nm)での反射率と、短波長(400nm)での反射率で比較することが出来る。長波長の反射率に対して、短波長の反射率が大きくなるほど青みが強くなり、小さくなるほど青みが弱いと言える。
ところで、人間の眼は網膜内で光を受け取る際、青みが強くなるほど感度が低くなる。そこで、粒径を0.03μm以上にして青みを上げると、人間が網膜内で光を受け取る際の感度を下げることができ、裏から紙を透して見たときの記録された文字と塗布面の境界をぼやかすことができる。
また、粒径を10μm以下にすると、インキ塗布後の乾燥過程で粒子の回転運動が起こる際に発生する酸化チタンと黒色顔料の可動性の差が小さくなり、色浮きによる濃度分布の差を抑えることができる。これらのことから、記録された文字を隠蔽する性能がさらに向上し、記録された文字の存在すらわからないようにすることができる。
酸化チタンは、修正する文字や図柄などを被覆して塗布面側から目視判読できなくする隠蔽材として使用される。商品の具体例としては、TITONE SR−1(比重4.1)、同R−650(比重4.1)、同R−62N(比重3.9)、同R−42(比重4.1)、同R−7E(比重3.9)、同R−21(比重4.0)(以上、堺化学工業(株)製)、クロノスKR−310(比重4.2)、同KR−380(比重4.2)、同480(比重4.2)(以上、チタン工業(株)製)、タイピュアR−900(比重4.0)、同R−902(比重4.0)、同R−960(比重3.9)、同R−931(比重3.6)(以上、デュポン・ジャパン・リミテッド製)、TITANIX JR−301(比重4.1)、同JR−805(比重3.9)、同JR−603(比重4.0)、同JR800(比重3.9)、同JR−403(比重4.0)、JR701(比重4.1)(以上、テイカ(株)製)などが挙げられる。酸化チタンの添加量はインキ全量に対し30重量%以上60重量%以下が好ましい。
黒色顔料は、カーボンブラック、鉄黒、黒鉛、アニリンブラック、ランプブラック、ピーチブラックなどを使用することができ、他に顔料で着色された樹脂粒子を使用することもできる。商品の具体例としては、三菱カーボンブラックMA100(平均粒子径0.024μm、pH3.5)、同MA100R(平均粒子径0.024μm、pH3.5)、同MA100S(平均粒子径0.024μm、pH3.5)、同#1000(平均粒子径0.018μm、pH3.5)、同#900(平均粒子径0.016μm、pH7.5)、同#50(平均粒子径0.028μm、pH6.0)、同MA220(平均粒子径0.055μm、pH3.0)、同MA230(平均粒子径0.030μm、pH3.0)、同MA220RB(平均粒子径0.030μm、pH3.0)、同MA14(平均粒子径0.040μm、pH3.0)、同#4350B(平均粒子径0.050μm、pH10.0)、同#33(平均粒子径0.030μm、pH8.0)、同#32(平均粒子径0.030μm、pH8.0)、同#30(平均粒子径0.030μm、pH8.0)、同#25(平均粒子径0.047μm、pH8.0)、同#20(平均粒子径0.050μm、pH7.5)、同#10(平均粒子径0.075μm、pH7.0)、同#5(平均粒子径0.076μm、pH7.5)、同CF9(平均粒子径0.040μm、pH8.0)、同#95(平均粒子径0.040μm、pH8.0)、同#85(平均粒子径0.040μm、pH7.5)、同#260(平均粒子径0.040μm、pH8.0)、同#3030B(平均粒子径0.055μm、pH6.5)、同#3050B(平均粒子径0.050μm、pH7.0)(以上、三菱化学(株)製)、Color BlackFW2(平均粒子径0.013μm、pH2.5)、Color BlackFW1(平均粒子径0.013μm、pH4.5)、Special Black350(平均粒子径0.031μm、pH3.5)、PrinteX35(平均粒子径0.031μm、pH9.0)、Special Black250(平均粒子径0.056μm、pH3.1)、PrinteX85(平均粒子径0.016μm、pH9.5)、PrinteX30(平均粒子径0.027μm、pH9.5)、PrinteX25(平均粒子径0.056nμ、pH9.0)、PrinteX200(平均粒子径0.056μm、pH9.5)、PrinteXA(平均粒子径0.041μm、pH9.0)、Special Black100(平均粒子径0.050μm、pH3.3)、PrinteXG(平均粒子径0.051μm、pH9.0)、Special Black101(平均粒子径0.095μm、pH7.5)、PrintexXE2(平均粒子径0.030μm、pH8.0)(以上、ドイツデグサ社製)、黒鉛J−CPB(平均粒子径5μm)、同CSP−E(平均粒子径8μm)、同CPS(平均粒子径12μm)(以上、日本黒鉛工業(株)製)、ラブコロール020(3M)Black(平均粒子径3μm)、同220(3M)Black(平均粒子径8.5μm)、同020(F)Black(平均粒子径20μm)、同020(IWA)Black(平均粒子径38μm)(以上、顔料で着色されたアクリルコポリマー、大日精化工業(株)製)などが挙げられ、中でも平均粒子径は0.03μm以上10μm以下が好ましい。
その他に、インキの塗膜の色調の調整や光沢の調整のために、酸化鉄、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、マイカ、タルク、ケイ酸アルミなどの顔料や使用する溶剤に不溶な樹脂粒子なども併用することもできる。その使用量は酸化チタンに対し0.01重量%以上20重量%以下が好ましい。
水及び/または有機溶剤は、上記の顔料の分散媒として使用する。
有機溶剤は、塗膜の乾燥性を考慮すると沸点40℃以上150℃以下のものが好ましく使用できるが、塗膜乾燥性調整として沸点150℃以上の溶剤を併用しても良い。炭化水素溶剤として、ノルマルペンタン(沸点36.0℃)、シクロペンタン(沸点49.2℃)、メチルシクロペンタン(沸点71.8℃)ノルマルヘキサン(沸点68.7℃)、イソヘキサン(沸点60.2℃)、ノルマルヘプタン(沸点98.4℃)、ノルマルオクタンなど脂肪族炭化水素系溶剤、シクロヘキサン(沸点80.0℃)、メチルシクロヘキサン(沸点100.9℃)、エチルシクロヘキサン(沸点132℃)等の他、エクソールDSP 100/140(初留点102℃、乾点138℃)(以上エクソン化学(株)製)等の脂肪族炭化水素系溶剤の混合品などが挙げられる。アルコール系溶剤として、n−アミルアルコール(沸点138.0℃)、s−アミルアルコール(沸点119.3℃)、t−アミルアルコール(沸点101.8℃)、アリルアルコール(沸点96.9〜97.0℃)、イソアミルアルコール(沸点130.8℃)、イソブチルアルコール(沸点107.9℃)、イソプロピルアルコール(沸点82.3℃)、ウンデカノール(沸点243.0℃)、エタノール(沸点78.3℃)、2−エチルブタノール(沸点147.0℃)、2−エチルヘキサノール(沸点184.7℃)、2−オクタノール(178〜179℃)、n−オクタノール(195℃)、グリシドール(沸点160〜161℃)、シクロヘキサノール(沸点161.1℃)、3,5−ジメチル−1−ヘキシン−3−オール(沸点150〜151℃)、n−デカノール(沸点231℃)、テトラヒドロフルフリルアルコール(沸点178℃)、α−テルピネオール(沸点219℃)、ネオペンチルアルコール(沸点114℃)、ノナノール(沸点193〜203℃)、n−ブタノール(沸点117.7℃)、s−ブタノール(沸点99.5℃)、t−ブタノール(沸点82.5℃)、フルフリルアルコール(沸点170.7℃)、プロパルギルアルコール(沸点115.0℃)、1−プロパノール(沸点97.2℃)、n−ヘキサノール(沸点157.1℃)、2−ヘプタノール(160.4℃)、3−ヘプタノール(沸点156.2℃)、n−ヘプタノール(沸点176.3℃)、ベンジルアルコール(沸点205.8℃)、3−ペンタノール(沸点115.6℃)、メタノール(沸点64.7℃)、メチルヘキサノール(165〜172℃)、2−メチル−1−ブタノール(沸点128.0℃)、3−メチル−2−ブタノール(沸点112.0℃)、3−メチル−1−ブチン−3−オール(沸点104℃)、4−メチル−2−ペンタノール(沸点131.8℃)、3−メチル−1−ペンチン−3−オール(沸点121〜122℃)などが挙げられる。ケトン系溶剤としては、アセトン(沸点56.1℃)、エチル−n−ブチルケトン(沸点143.7℃)ジアセトンアルコール(沸点169.2℃)、ジイソブチルケトン(沸点163℃)、ジイソプロピルケトン(124.4℃)、ジエチルケトン(沸点102.2℃)、シクロヘキサノン(沸点155.7℃)、ジ−n−プロピルケトン(沸点143.7℃)、メチル−n−アミルケトン(沸点151.5℃)、メチルイソブチルケトン(沸点116.2℃)、メチルエチルケトン(79.6℃)、メチルシクロヘキサノン(沸点169.0〜170.5℃)、メチル−n−ブチルケトン(沸点127℃)、メチル−n−プロピルケトン(沸点103.3℃)、メチル−n−ヘキシルケトン(沸点172.9〜173.5℃)、メチル−n−ヘプチルケトン(沸点195.3℃)、エステル系溶剤として、酢酸アミル(沸点149.2℃)、酢酸アリル(沸点103.5℃)、酢酸イソアミル(沸点142.1℃)、酢酸イソブチル(沸点116.6℃)、酢酸イソプロピル(沸点88.6℃)、酢酸エチル(沸点77.1℃)、酢酸2−エチルヘキシル(沸点198.6℃)、酢酸シクロヘキシル(沸点177℃)、酢酸n−ブチル(沸点126.1℃)、酢酸s−ブチル(沸点112.3℃)、酢酸プロピル(沸点101.6℃)、酢酸ベンジル(沸点215.5℃)、酢酸メチル(沸点56.9℃)、酢酸メチルシクロヘキシル(沸点181〜189℃)、多価アルコールとして、エチレングリコール(沸点197.2℃)、グリセリン(沸点290℃)、ジエチレングリコール(244.3℃)、ジプロピレングリコール(沸点231.8℃)、トリエチレングリコール(沸点287.4℃)、プロピレングリコール(沸点187.4℃)、ヘキシレングリコール(沸点198.3℃)などが挙げられる。これらは、単独もしくは混合して使用可能である。溶剤使用量はインキ全量に対して30重量%以上60重量%以下が好ましい。
樹脂は、前記分散媒に可溶な、または分散可能なものが使用可能であり、具体例としては以下のものが挙げられる。前記分散媒が水のときは、JONCRYL60J、同61J、同62J、同63J、同70J、同734、同852、同7600、同775(以上、BASFジャパン(株)製)などの樹脂が使用でき、前記分散媒が炭化水素系のときは、ダイヤナールBR−101、同BR−102、同BR−105、同BR−1122、同MB−3012、同BR−115、同BR−117、同BR−118、同BR−122(以上、三菱レイヨン(株)製)などの樹脂が使用でき、前記分散媒がアルコール系のときは、ダイヤナールBR−101、同BR−115、同MB−2478、同BR−605(以上、三菱レイヨン(株)製)、プラスサイズL−75CB(互応化学(株)製)などの樹脂が使用でき、前記分散媒がケトン系のときは、ダイヤナールBR−100、同BR−101、同BR−102、同BR−105、同BR−106、同BR−107、同BR−108、同BR−1122、同MB−3012、同BR−115、同BR−116、同BR−117、同BR−118、同BR−122(以上、三菱レイヨン(株)製)などの樹脂が使用でき、前記分散媒がエステル系のときは、ダイヤナールBR−100、同BR−101、同BR−102、同BR−105、同BR−106、同BR−107、同BR−108、同BR−1122、同MB−3012、同BR−115、同BR−116、同BR−117、同BR−118、同BR−122(以上、三菱レイヨン(株)製)などの樹脂が使用できる。これらは、単独もしくは混合して使用可能である。樹脂使用量はインキ全量に対して5重量%以上20重量%以下が好ましい。
また、顔料分散安定性の為に、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリカルボン酸高分子などの陰イオン性界面活性剤、ポリエチレンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等の非イオン性界面活性剤、第4級アンモニウム塩、アルキルアミン塩などの分散剤を添加することが出来る。
以下、実施例に基づき本発明を詳細に説明する。
実施例1
TITANIX JR701(酸化チタン、テイカ(株)製) 45.0重量部
三菱カーボンブラックMA220(平均粒子径0.055μm、pH3.0、三菱化学(株)製)
0.15重量部
ダイヤナールBR−102(アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製) 7.0重量部
メチルシクロヘキサン 46.85重量部
Antigel(界面活性剤、BERND SCHWEGMANN製、独国) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理してインキを得た。
実施例2
TITANIX JR701(前述) 35.0重量部
三菱カーボンブラック#5(平均粒子径0.076μm、pH7.5、三菱化学(株)製)
0.43重量部
ダイヤナールBR−102(前述) 5.0重量部
ウィスカルA(針状炭酸カルシウム、丸尾カルシウム(株)製) 10.0重量部
メチルシクロヘキサン 38.07重量部
アセトン 10.0重量部
Antigel(前述) 1.0重量部
BYK405(界面活性剤、ビックケミー(株)製) 0.5重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理してインキを得た。
実施例3
TITANIX JR301(酸化チタン、テイカ(株)製) 45.0重量部
三菱カーボンブラックMA220(前述) 0.6重量部
JONCRYL61J(水溶性スチレンアクリル樹脂、不揮発分30.5%、BASFジャパン(株)製)
5.0重量部
JONCRYL734(アクリルエマルジョン、不揮発分42.0%、BASFジャパン(株)製)
14.0重量部
水 25.0重量部
エタノール 4.4重量部
LMS−200(タルク、平均粒子径5.0μm、富士タルク工業(株)製) 5.0重量部
PBC34(界面活性剤、日光ケミカルズ(株)製) 1.0重量部
JONCRYL734を除く上記各成分をボールミルで24時間分散処理後、JONCRYL734を添加し、スリーワンモーターで10分間攪拌してインキを得た。
実施例4
TITONE R62N(酸化チタン、堺化学工業(株)製) 58.7重量部
三菱カーボンブラック#5(前述) 1.3重量部
ダイヤナールBR−102(前述) 10.0重量部
アセトン 29.0重量部
Antigel(前述) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理してインキを得た。
実施例5
TITANIX JR800(酸化チタン、テイカ(株)製) 30.0重量部
三菱カーボンブラックMA230(平均粒子径0.030μm、pH3.0、三菱化学(株)製)
4.5重量部
ダイヤナールBR−115(アクリル樹脂、三菱レイヨン(株)製) 8.0重量部
エタノール 51.5重量部
LMP−100(タルク、平均粒子径11.0μm、富士タルク工業(株)製) 5.0重量部
PBC41(界面活性剤、日光ケミカルズ(株)製) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理してインキを得た。
実施例6
TITANIX JR701(前述) 45.0重量部
三菱カーボンブラックMA100(平均粒子径0.024μm、pH3.5、三菱化学(株)製)
0.15重量部
ダイヤナールBR−102(前述) 7.0重量部
メチルシクロヘキサン 46.85重量部
Antigel(前述) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理してインキを得た。
実施例7
TITANIX JR301(酸化チタン、テイカ(株)製) 35.6重量部
黒鉛CSP−E(平均粒子径8μm、日本黒鉛工業(株)製) 10.0重量部
JONCRYL61J(前述) 5.0重量部
JONCRYL734(前述) 14.0重量部
水 25.0重量部
エタノール 4.4重量部
LMS−200(タルク、平均粒子径5.0μm、富士タルク工業(株)製) 5.0重量部
PBC34(界面活性剤、日光ケミカルズ(株)製) 1.0重量部
JONCRYL734を除く上記各成分をボールミルで24時間分散処理後、JONCRYL734を添加し、スリーワンモーターで10分間攪拌してインキを得た。
実施例8
TITANIX JR301(酸化チタン、テイカ(株)製) 35.6重量部
黒鉛CSP(平均粒子径12μm、日本黒鉛工業(株)製) 10.0重量部
JONCRYL61J(前述) 5.0重量部
JONCRYL734(前述) 14.0重量部
水 25.0重量部
エタノール 4.4重量部
LMS−200(タルク、平均粒子径5.0μm、富士タルク工業(株)製) 5.0重量部
PBC34(界面活性剤、日光ケミカルズ(株)製) 1.0重量部
JONCRYL734を除く上記各成分をボールミルで24時間分散処理後、JONCRYL734を添加し、スリーワンモーターで10分間攪拌してインキを得た。
比較例1
TITANIX JR701(前述) 45.3重量部
ダイヤナールBR−102(前述) 7.0重量部
メチルシクロヘキサン 46.7重量部
Antigel(前述) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理してインキを得た。
比較例2
TITANIX JR701(前述) 45.0重量部
三菱カーボンブラックMA220(前述) 0.1重量部
ダイヤナールBR−102(前述) 7.0重量部
メチルシクロヘキサン 46.9重量部
Antigel(前述) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理してインキを得た。
比較例3
TITANIX JR701(前述) 35.1重量部
三菱カーボンブラック#5(前述) 10.0重量部
ダイヤナールBR−102(前述) 7.0重量部
メチルシクロヘキサン 46.9重量部
Antigel(前述) 1.0重量部
上記各成分をボールミルで24時間分散処理してインキを得た。
上記実施例1〜8、比較例1〜3について以下の測定、試験を行った。結果を表1に示す。
隠蔽率測定
各実施例、比較例でで得られたインキを、50μmのアプリケーターで隠ぺい率試験紙(JIS K 5600)に塗布し、隠ぺい率試験紙の白部の塗膜のY値と黒部のY値の比を算出した。
隠蔽率(%)=(黒部塗膜のY値/白部塗膜のY値)×100
紙の裏からのY値測定
各実施例、比較例で得られたインキを白色度80%の紙に254μmのアプリケーターで塗布し、塗布面の裏からのY値を測定した。
目視判読性試験
各実施例、比較例で得られたインキをぺんてるペン修正液(XEZL61−W)容器に入れ、EPSON Inter Laser LP−9400で印字した文字(Microsoft Word2003、MS明朝、フォント10.5)に塗布し、塗布面及びその裏面からの判別を、無作為に抽出した50人のモニター行った。
分光光度計による反射率測定
各実施例、比較例で得られたインキを、50μmのアプリケーターで隠ぺい率試験紙(JIS K 5600)に塗布し、隠ぺい率試験紙の白部の塗膜を、分光光度計(Lambda19、PERKIN ELMER社製)で赤分球を使った反射率測定(測定波長400〜700nm、scan speed240nm/sec)を行った。長波長の反射率に対して、短波長の反射率が大きくなるほど青みが強くなり、小さくなるほど青みが弱くなる。
以上、説明したように、本発明のインキは、コピー、プリンターやファックスなどで印字された文字などを表からも裏からも判読不能にすることができる性能を有したものでる。

Claims (2)

  1. インキ全量に対して30重量%以上60重量%以下の酸化チタンと、黒色顔料と、水及び/または有機溶剤と、樹脂より少なくともなり、隠ぺい率試験紙(JIS K 5600)の白部に50μmアプリケーターで塗布した塗膜のY値が10%以上60%以下である情報隠蔽インキ。
  2. 黒色顔料が平均粒子径0.03μm以上10μm以下の粒子である請求項1記載の情報隠蔽インキ。
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