JP2008135975A - 携帯用無線機 - Google Patents

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【課題】携帯用無線機の操作性を向上させる。
【解決手段】携帯用無線機10は、筐体12と、筐体12から突出するように配設されるチャンネルツマミ16と、チャンネルツマミ16の内部に内蔵されるヘリカルアンテナ30とを有する。また、アンテナを人工衛星からの電波を受信するGPSアンテナとしたものである。更に、ツマミを、アンテナを中心として周方向に回動するように配置し、アンテナを、ツマミが操作された場合であっても不動の状態としたものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯用無線機に関する。
従来の携帯用無線機では、スピーカとマイクを内蔵したスピーカマイクを無線機に接続し、当該スピーカマイクを用いて音声の送受信を行うものが知られている。特許文献1には、GPS(Global Positioning System)衛星電波を受信して自己位置を検出することが可能な携帯用無線機が開示されている。この携帯用無線機は、GPSアンテナと、スピーカと、マイクを内蔵したスピーカマイク装置と、無線機本体とから構成されている。
特開平9−139691号公報(図1)
しかしながら、特許文献1に開示されている携帯用無線機では、スピーカマイク装置が本体とは独立した別体として構成されるため、携帯性および操作性が低下するという問題がある。
そこで、GPSアンテナを無線機本体の一部に設けることも考えられる。ところで、GPSアンテナは、衛星とアンテナとの間に遮蔽物が介在しないことが望ましいため、無線機本体の上部に設けることが理想的である。しかしながら、無線機本体の上部には、地上波用アンテナおよびチャンネルや音声レベルを変更するためのツマミが配設されている。このため、無線機本体の上部にはGPSアンテナを配設する十分なスペースが存在しないという問題がある。
本発明は、かかる問題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは操作性および携帯性の良い携帯用無線機を提供しようとするものである。
上記課題を解決するために、本発明の携帯用無線機は、筐体と、筐体から突出するように配設されるツマミと、ツマミの内部に内蔵されるアンテナとを有するものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、アンテナをヘリカルアンテナとしたものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、アンテナを、人工衛星からの電波を受信するGPSアンテナとしたものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、ツマミを、アンテナを中心として周方向に回動するように配置し、アンテナを、ツマミが操作された場合であっても不動の状態としたものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、ツマミをアンテナの周方向に回動させると、送受信する電波の周波数帯域が切り替わるものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、ツマミをアンテナの周方向に回動させると、出力される音量が調節されるものである。
また、他の発明は、上述の発明に加えて更に、ツマミを、筐体の上部に取り付けたものである。
さらに、他の発明は、上述の発明に加えて更に、筐体のツマミが配置される領域およびその周辺領域には、電波を反射させる導電性部材を設けたものである。
本発明によると、携帯用無線機の操作性を向上させることが可能となる。
以下、本発明の一実施の形態に係る携帯用無線機10について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、図1および図2にける紙面表側を「前」、紙面裏側を「後ろ」、紙面左側を「左」、紙面右側を「右」、紙面上方を「上」および紙面下方を「下」とそれぞれ規定する。
図1は、本発明の一実施の形態に係る携帯用無線機10の外観斜視図である。図2は、携帯用無線機10に配置されるGPSアンテナ内蔵エンコーダ28の構成を説明するための図であり、(A)は、GPSアンテナ内蔵エンコーダ28の構成を示す斜視図であり、(B)は、ヘリカルアンテナ30の構成を示す斜視図である。
携帯用無線機10は、人工衛星からの信号を受信して自己位置を検出するGPS機能と、例えば、VHF(Very High Frequency)無線機能とを兼ね備えた無線機である。図1に示すように、携帯用無線機10は、筐体12に覆われており、筐体12の上面13には、音量の調整を行うための音量ツマミ14と、交信チャンネルの切り替えを行うためのチャンネルツマミ16と、VHF無線用の電波の送受信および自己位置情報に関する電波の送信を行うための無線アンテナ18が設けられている。筐体12の内部には、金属製のシャーシ20(不図示)が設けられている。なお、筐体12自体を金属製としたり、筐体12の内部に金属膜を蒸着したりしても良い。チャンネルツマミ16の内部には人工衛星からの電波を受信するヘリカルアンテナ30が内蔵されている。
筐体12の左側面には、電源のON/OFFを行う電源スイッチ22と、VHF無線によって通話を行う際に、送信と受信の切り替えを行うためのPTT(Push-to-Talk)スイッチ24が設けられている。筐体12の前方には、無線機内からの音声を外部に放出すると共に無線機内に音声を送り込む音声窓部26が形成されている。
図2(A)に示すように、チャンネルツマミ16は、GPSアンテナ内蔵エンコーダ28の一部を構成している。GPSアンテナ内蔵エンコーダ28は、上述したチャンネルツマミ16と、ヘリカルアンテナ30と、エンコーダ部32とから構成されている。GPSアンテナ内蔵エンコーダ28は、図1に示すように、チャンネルツマミ16のみが筐体12の上方に露出するように配置されている。すなわち、エンコーダ部32は筐体12の内部に収まっている。
エンコーダ部32は、外形が略直方体形状を有している。エンコーダ部32の前面における上方には、後述するGPS受信部34に接続されるGPSアンテナ端子36が設けられている。また、エンコーダ部32における前面における下方には、後述する制御回路38に接続されるエンコーダ端子40が左右に3つ並んで設けられている。このエンコーダ端子40からは、チャンネルツマミ16の操作量に応じた信号が出力される。ヘリカルアンテナ30は、エンコーダ部32における上面32aの略中央に上方に向かって突出するように固定されている。該ヘリカルアンテナ30は人工衛星からの電波を受信するGPS用アンテナとして用いられている。
チャンネルツマミ16は略円柱状の形態を有しており、その略中央には下方から上方に向かって2つの異なる半径の略円柱状にくり抜かれた中空部42が設けられている。中空部42の上方に位置する半径が小さい方の上部中空部42aの内部には、ヘリカルアンテナ30が遊嵌状態で係止される。すなわち、ヘリカルアンテナ30は、チャンネルツマミ16の内部に内蔵され、エンコーダ部32の上面32aに固定された状態となっている。また、中空部42の下方に位置する半径が大きい方の下部中空部42bには、エンコーダ部32の内部から突出した回転軸33が固着される。回転軸33は、エンコーダ部32の内部に配置されたスリット円盤(不図示)に接続されている。チャンネルツマミ16は、ヘリカルアンテナ30を中心として周方向(矢示A−A方向)に回動可能となっている。したがって、チャンネルツマミ16を周方向に回動させることにより、スリット円盤(不図示)が駆動され、スリット円盤に形成されたスリットを光学的に読み取ることで、操作量に応じた信号がエンコーダ端子40から出力される。なお、この例では、チャンネルツマミ16の材料として樹脂が採用されている。しかしながら、チャンネルツマミ16の材料を樹脂に限定することなく、他の非金属の材料としても良い。また、回転軸33は、ヘリカルアンテナ30の一部を覆い隠すことから、受信感度を低下させないために、電波を通過させる非金属材料であることが望ましい。また、回転軸33が金属材料である場合には、覆い隠す領域を少なくするために、回転軸33の上下方向の長さはできるだけ短い方がよい。なお、回転軸33とチャンネルツマミ16との摩擦を大きくするために、回転軸33の外周および下部中空部42bの内周にローレット(ぎざぎざ)を設けてこれらが嵌合するようにしてもよい。
図2(B)に示すように、ヘリカルアンテナ30は、円柱状の巻芯44とその外側に巻回される巻線46とから構成されている。巻芯44は、エンコーダ部32の上面32aの略中心部に固着されている。また、巻芯44の材料として樹脂が採用されている。しかしながら、巻芯44の材料を樹脂に限定することなく、他の非金属の材料としても良い。巻線46は、一端が開放状態とされ、他端がGPSアンテナ端子36に接続されている。巻線46は、導電性が良好な銅線を巻回することにより構成されている。しかしながら、巻線46を銅線に限定することなく、他の金属線から構成するようにしても良い。また、巻線46は、巻芯44に固定されているため、チャンネルツマミ16を回動させても巻線46は、巻芯44の周りを周回することはない。なお、チャンネルツマミ16を回動させると、巻線46がチャンネルツマミ16と共に、巻芯44の周りを周回するような構成を採用しても良い。その場合、GPSアンテナ端子36と巻線46とは、十分なたわみを有する状態で接続することが望ましい。すなわち、チャンネルツマミ16を操作すると、これらの距離が変化するため、巻線46が引っ張られて断線することを防止するためである。
GPSアンテナ内蔵エンコーダ28では、ヘリカルアンテナ30で受信した信号をGPSアンテナ端子36から出力させて、当該GPSアンテナ端子36に接続されているGPS受信部34に入力させている。また、チャンネルツマミ16を周方向に回動させることによってエンコーダ端子40から操作量に応じた信号(交信チャンネルを指定する信号)が制御回路38に入力される。携帯用無線機10に設けられるチャンネルとしては、例えば、30MHz〜90MHzの帯域において予め複数のチャンネルを設定しておき、チャンネルツマミ16を回動させていずれかのチャンネルが選択されるようにすればよい。
次に、携帯用無線機10の内部構成について説明する。
図3は、本発明の一実施の形態に係る携帯用無線機10の内部構成を示す概略図である。
携帯用無線機10は、GPSアンテナ内蔵エンコーダ28と、GPS受信部34と、CPU50と、制御回路38と、RF回路51と、AF回路52と、可変抵抗53と、マイクロフォン54と、スピーカ55と、PTTスイッチ24と、電源回路56と、電源スイッチ22と、バッテリ57と、から、主に構成されている。
GPSアンテナ内蔵エンコーダ28は、ヘリカルアンテナ30で人工衛星からの電波を受信すると共に、例えば、基地局等との間で通信する際の交信チャンネルの切り替えを行う部分である。GPS受信部34は、GPSアンテナ内蔵エンコーダ28から入力された信号に基づいてGPS受信データを作成する部分である。CPU50は、GPS受信部34から入力された受信データに基づいて自己位置データを作成すると共に、PTTスイッチ24の操作に応じて受信および送信の切り替えを行う部分である。制御回路38は、GPSアンテナ内蔵エンコーダ28からの信号(チャンネルツマミ16の操作量に応じた信号)に基づいて、RF回路51の交信チャンネルを設定するとともに、CPU50から入力された自己位置データをRF回路51に供給する部分である。RF回路51は、制御回路38から供給される自己位置データと、AF回路52から供給される音声データとに基づいて、制御回路38によって選択された交信チャンネルに対応する所定の周波数の搬送波を変調し、無線アンテナ18を介して電波として放射させる部分である。また、RF回路51は、無線アンテナ18によって捕捉された電波を復調し、当該電波に含まれている音声データを抽出してAF回路52に供給する。AF回路52は、RF回路51から供給された音声データ(受信した音声データ)を、対応する音声信号に変換した後、スピーカ55から音声として出力させる部分である。また、AF回路52は、マイクロフォン54から供給された音声信号(携帯用無線機10を携行するユーザの発話した音声に対応する音声信号)を対応する音声データに変換し、RF回路51に供給する。無線アンテナ18は、VHF無線用の電波を受信すると共に、RF回路51から供給された高周波信号を電波として送信する部分である。
可変抵抗53は、音量ツマミ14にその回転軸が接合されており、当該音量ツマミ14が操作されると、AF回路52内部の図示せぬ増幅回路の利得を制御し、スピーカ55から出力される音声の音量を調整する部分である。マイクロフォン54は、携帯用無線機10を携行するユーザの発話した音声を対応する電気信号に変換する部分である。マイクロフォン54から出力された音声信号は、AF回路52に供給される。スピーカ55は、AF回路52から供給された音声信号(受信した音声信号)を音声に変換する部分である。PTTスイッチ24は、送信および受信の切り替えを行う場合に操作されるスイッチである。PTTスイッチ24が押されると、CPU50はこれを検出し、制御回路38に対して送信状態とするように要求を行う。また、PTTスイッチ24が放されると、CPU50はこれを検出し、制御回路38に対して受信状態とするように要求を行う。バッテリ57は直流電源であり、電源スイッチ22は、バッテリ57からの電源供給のON/OFF動作を行う部分である。電源回路56は、例えば、レギュレータ等によって構成され、装置の各部に一定電圧の電力を供給する部分である。
次に、携帯用無線機10の動作について説明する。
ユーザは、まず、電源スイッチ22をONにする。すると、バッテリ57からの直流電力が電源回路56を介して、GPS受信部34、CPU50、制御回路38、RF回路51およびAF回路52に供給される。そして、GPSアンテナ内蔵エンコーダ28におけるヘリカルアンテナ30が人工衛星からの電波を受信すると、エンコーダ部32におけるGPSアンテナ端子36から、受信信号がGPS受信部34に入力される。次に、GPS受信部34において、受信信号からGPS受信データが作成される。GPS受信部34で作成されたGPS受信データはCPU50に入力され、CPU50において自己の位置を特定する自己位置データ(例えば、緯度、経度を示すデータ)が作成される。そして、CPU50において作成された自己位置データが制御回路38を介してRF回路51に入力される。RF回路51では、ユーザがチャンネルツマミ16を切り替えて選択した周波数の搬送波が、自己位置データに応じて変調され、無線アンテナ18を介して、例えば、基地局等に送信される。すると、自己位置データを受信した基地局等は、携帯用無線機10の存在する位置を知ることができる。
また、ユーザは、マイクロフォン54とスピーカ55とを用いて、VHF無線を介して音声の送受信を行うことができる。具体的には、PTTスイッチ24を押した状態で携帯用無線機10の音声窓部26に向かって発話すると、マイクロフォン54においてその音声は電気信号としての音声信号に変換され、AF回路52に入力される。AF回路52では、入力された音声信号を対応する音声データに変換し、RF回路51に供給する。RF回路51は、AF回路52から供給された音声データに基づいて所定の周波数(チャンネルツマミ16を操作して選択された周波数)の搬送波を変調し、無線アンテナ18から他のVHF無線機(例えば基地局)に送信する。一方、PTTスイッチ24が放された状態において、無線アンテナ18が、他のVHF無線機から電波を受信すると、当該電波は、RF回路51において復調され、音声データが抽出される。抽出された音声データはAF回路52において音声信号に変換された後、スピーカ55に入力される。そして、スピーカ55によって、入力された音声信号が音声に変換され、音声窓部26からその音声が発生する。以上のように、携帯用無線機10は、GPS機能とVHF無線機能とを兼ね備えている。そのため、GPS機能により、当該携帯用無線機10の自己位置を基地局等に知らせることができると共に、VHF無線機能を利用して、VHF無線機相互間で音声の交信を行うことが可能である。
以上のように構成された携帯用無線機10では、ヘリカルアンテナ30がチャンネルツマミ16に内蔵されている。このため、チャンネルツマミ16のスペースを有効活用でき、装置の小型化に貢献することができる。
また、チャンネルツマミ16は、携帯用無線機10の上面13に突出した状態で設けられており、携帯用無線機10は上面13を上に向けた状態で使用される。このため、ヘリカルアンテナ30とGPS衛星との間に遮蔽物が存在することを排除でき、GPS衛星からの電波を確実に捕捉することができる。また、ヘリカルアンテナ30は、螺旋の軸方向に強い感度を有することから、当該方向に位置する衛星からの電波を確実に捕捉することができる。
また、ヘリカルアンテナ30を、エンコーダ部32の上面32aに固着し、当該ヘリカルアンテナ30を中心軸としてチャンネルツマミ16が回動するようにした。このため、チャンネルツマミ16が操作された場合であっても、ヘリカルアンテナ30を構成する巻線46は不動の状態となることから、巻線46の形状の変化に基づくインピーダンスの変化によって受信感度等が変化することを防止できる。
また、携帯用無線機10では、筐体12の内部に金属製のシャーシ20が配置されており、また、ヘリカルアンテナ30は、筐体12の上面13に突出した状態で設けられている。このため、衛星からの電波は、金属製のシャーシ20によって反射され、ヘリカルアンテナ30に導かれる。これにより、アンテナの指向性を上方(衛星が存在する方向)に対して強めることができるので、アンテナゲインを増加させることができる。
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明は上述の形態に限定されることなく、種々変形した形態にて実施可能である。
上述の実施の形態では、携帯用無線機10は、GPS機能とVHF無線機能とを兼ね備えているが、VHF無線機能の変わりにUHF(Ultra High Frequency)無線機能を備えるような構成としても良い。
また、上述の実施の形態では、チャンネルツマミ16に内蔵されているヘリカルアンテナ30はGPS用アンテナであるが、チャンネルツマミ16に内蔵されるヘリカルアンテナ30をGPS用アンテナに限定することなく、VHF無線用のアンテナ等、他の種類のアンテナとしても良い。
また、上述の実施の形態では、金属製のシャーシ20を用いるようにしたが、これと共にまたはこれに代えて、例えば、筐体12の上面13またはその反対側の面に金属膜を蒸着したり、金属製のフィルムまたは金属板を配置したり、導電性の塗料を塗布したりするようにしてもよい。これらによっても衛星からの電波を反射させることによりアンテナゲインを増加させることができる。
また、上述の実施の形態では、交信チャンネルをGPSアンテナ内蔵エンコーダ28の出力信号(エンコーダの出力信号)に基づいて選択するようにしたが、エンコーダの代わりに可変抵抗を内蔵し、当該可変抵抗の抵抗値(操作量に対応する値)に応じて交信チャンネルを選択するようにしてもよい。そのような場合であっても、チャンネルツマミ16の内部にヘリカルアンテナ30を内蔵することができる。
また、上述の実施の形態では、ヘリカルアンテナ30はチャンネルツマミ16の内部に内蔵されているが、図4に示すように、音量ツマミ14の内部に内蔵し、人工衛星からの電波を受信すると共に、音量の調節を行うGPSアンテナ内蔵可変抵抗65としても良い。この例では、GPSアンテナ内蔵可変抵抗65によって音量が調整され、エンコーダ66によって交信チャンネルが選択される。なお、ヘリカルアンテナ30を他の機能の調節を行うツマミの内部に内蔵するようにしても良い。
また、上述の実施の形態では、回転軸33はヘリカルアンテナ30の外側に配置するようにしたが、例えば、ヘリカルアンテナ30の中心部分に回転軸を配置するようにしてもよい。具体的には、ヘリカルアンテナ30を構成する巻芯44の略中心に貫通孔を設け、当該貫通孔中に回転軸を遊嵌状態で配置するとともに、回転軸の先端部分とチャンネルツマミ16とを接合するようにしてもよい。そのような構成によっても、前述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の携帯用無線機は、警察や救助隊等の無線において交信を行うことを必要とする産業において利用することができる。
本発明の一実施の形態に係る携帯用無線機の外観斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る携帯用無線機に配置されるGPSアンテナ内蔵エンコーダの構成を説明するための図であり、(A)は、GPSアンテナ内蔵エンコーダの構成を示す斜視図であり、(B)は、ヘリカルアンテナの構成を示す斜視図である。 本発明の一実施の形態に係る携帯用無線機の内部構成を示す概略図である。 本発明の変形例を示す図であり、音量ツマミの内部にヘリカルアンテナを内蔵した場合の携帯用無線機の内部構成を示す概略図である。
符号の説明
10…携帯用無線機
12…筐体
14…音量ツマミ(ツマミの一部)
16…チャンネルツマミ(ツマミの一部)
18…無線アンテナ
20…シャーシ
30…ヘリカルアンテナ
32…エンコーダ部
36…GPSアンテナ端子(出力端子の一部)
40…エンコーダ端子(出力端子の一部)

Claims (8)

  1. 筐体と、
    上記筐体から突出するように配設されるツマミと、
    上記ツマミの内部に内蔵されるアンテナと、
    を有することを特徴とする携帯用無線機。
  2. 前記アンテナをヘリカルアンテナとしたことを特徴とする請求項1記載の携帯用無線機。
  3. 前記アンテナは、人工衛星からの電波を受信するGPSアンテナであることを特徴とする請求項1または2記載の携帯用無線機。
  4. 前記ツマミは、前記アンテナを中心として周方向に回動するように配置されており、
    前記アンテナは、前記ツマミが操作された場合であっても不動の状態とされることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の携帯用無線機。
  5. 前記ツマミを前記アンテナの周方向に回動させると、送受信する電波の周波数帯域が切り替わることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の携帯用無線機。
  6. 前記ツマミを前記アンテナの周方向に回動させると、出力される音量が調節されることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の携帯用無線機。
  7. 前記ツマミは、前記筐体の上部に取り付けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載の携帯用無線機。
  8. 前記筐体の前記ツマミが配置される領域およびその周辺領域には、電波を反射させる導電性部材が設けられていることを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の携帯用無線機。
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