JPH0918215A - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JPH0918215A
JPH0918215A JP18227395A JP18227395A JPH0918215A JP H0918215 A JPH0918215 A JP H0918215A JP 18227395 A JP18227395 A JP 18227395A JP 18227395 A JP18227395 A JP 18227395A JP H0918215 A JPH0918215 A JP H0918215A
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antenna
pattern
wiring board
printed wiring
housing
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Hiroshi Fujikawa
浩 藤川
Keiichi Ogura
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 収納したアンテナによる影響を受けずに携帯
無線機での送受信が可能で、突出させた主アンテナ状態
に移行できるアンテナ装置を提供する。 【構成】 取付具4に回動自在に取りつれられたプリン
ト配線基板15に、第1アンテナ20と接続した第1ア
ンテナパターン16と、第2アンテナ2と接続した第2
アンテナパターン17を同一円周上に印刷する。プリン
ト配線基板15が回動すると、給電線12と接続した接
触バネ10は、第1アンテナ20が上方に突出した補助
アンテナ状態で第1アンテナパターン16に接触し、第
2アンテナ2が上方に突出した主アンテナ状態で第2ア
ンテナパターン17に接触する。従って、プリント配線
基板15を回動させるだけで、第1アンテナ20のみが
アンテナとして作用し、第2アンテナ2による影響を受
けない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】この発明は、携帯電話機等の携帯無線機に
備えられるアンテナ装置に関し、特に、アンテナが携帯
無線機の筺体から出没可能に取り付けられたアンテナ装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話機のように、持ち運びながら使
用する携帯無線機においては、移動中にできるだけコン
パクトな形状とするように、携帯無線機の筺体から突出
しているアンテナを筺体内に収納するようにしている。
【0003】しかしながら、この種の携帯無線機におい
ては、アンテナを筺体内に収納した状態では、送受信を
充分に行うことができず、特に、アンテナのインピーダ
ンスが筺体により変化して呼び出し信号の受信感度が悪
化するところから、受信を待機しているときにアンテナ
を引き出しておかなければならなかった。
【0004】この欠点を解消すべく、例えば特開平3−
245603号において示されているように、ロッドア
ンテナユニットを筺体内に収納した状態であっても、送
受信が可能なアンテナ装置が開発されている。
【0005】この従来のアンテナ装置を、図10乃至図
12で説明する。
【0006】図10に示すように、携帯無線機110の
筺体101の上面に、取付金具102が取り付けられ、
取付金具102に穿設された挿通孔を通して、アンテナ
装置のロッドアンテナエレメント103が筺体101に
出没できるようになっている。
【0007】図11のように、ロッドアンテナエレメン
ト103の先端には、螺旋状のヘリカルアンテナエレメ
ント104が取り付けられ、ロッドアンテナエレメント
103とヘリカルアンテナエレメント104がそれぞれ
1/4波長の長さを有していることから、筺体101か
らロッドアンテナエレメント103を引き出したときに
は、1/2波長の長さを持ったアンテナとなる。
【0008】この状態でロッドアンテナエレメント10
3の基端部は、取付金具102と電気接触し、取付金具
102は更に、給電線105を介して回路基板106上
の送受信回路(図示せず)に接続している。
【0009】また、ロッドアンテナエレメント103を
筺体101内に収納したときには、図12に示すよう
に、ロッドアンテナエレメント103とヘリカルアンテ
ナエレメント104との接続部が取付金具102と接続
し、筺体101から突出したヘリカルアンテナエレメン
ト104が1/4波長のアンテナとして作用する。
【0010】従って、ロッドアンテナエレメントを収納
したこの状態においても、携帯無線機110において送
受信を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように従来のアン
テナ装置によれば、アンテナ収納時でも送受信が可能と
なるが、ロッドアンテナエレメント103を筺体101
から引き出したり、収納したりする操作が面倒であり、
また、ロッドアンテナエレメント103を筺体101か
ら完全に引き出し、若しくは収納しないと、アンテナの
波長が1/4波長や1/2波長とならず送受信ができな
いという問題があった。
【0012】更に、ロッドアンテナエレメント103を
筺体101内に収納するので、筺体101内に配設する
携帯無線機の各回路、電子部品は、ロッドアンテナエレ
メント103と接触しないようにする必要があり、これ
らのレイアウト設計が制約を受けるという問題があっ
た。
【0013】更に、ロッドアンテナエレメント103を
取付金具102に接続したまま筺体101内に収納する
ので、この状態で携帯無線機110から送信を行おうと
すると、ロッドアンテナエレメント103からも高周波
信号が放射し、ノイズとなって筺体101内の各回路に
悪影響をもたらす。
【0014】また、この状態で受信する場合にあって
も、ロッドアンテナエレメント103の影響で、アンテ
ナの波長が、1/4波長からずれ受信感度が悪化すると
いう問題があった。
【0015】このため、前記従来例では、図13に示す
ようにロッドアンテナエレメント103収納時に、ロッ
ドアンテナエレメント103の基端部をアース片107
に接触させ、取付金具102からみたインピーダンスを
無限大として、ロッドアンテナエレメント103がアン
テナとして機能しないようにしている。
【0016】しかしながら、このようにロッドアンテナ
エレメント103の基端部を接地させるには、アース片
107の他、余分な接地回路を設ける必要があり、構造
が複雑となる。
【0017】更に、ロッドアンテナエレメント103
は、収納時に上端が取付金具102で支持されているだ
けなので、基端部103aの位置は不安定でアース片1
07と常に接触しないという問題がある。
【0018】尚、ロッドアンテナエレメント103を用
いずに、筺体101から突出したヘリカルアンテナエレ
メント104だけで送受信を行うアンテナ装置も知られ
ているが、携帯無線機に適した突出量とするためには、
1/4波長のヘリカルアンテナが限界となる。
【0019】従って、このようなアンテナ装置では、非
接地型の1/2波長のアンテナのような指向性が偏らな
いアンテナとすることができず、電波状態が悪い場所で
携帯無線機を特定の方向に向けて使用するという煩わし
さがあった。
【0020】この発明は、以上の問題点を解決するため
になされたもので、簡単な操作でアンテナを収納可能と
し、収納時にも携帯無線機での送受信が可能で、しかも
収納したアンテナによるノイズの影響を受けないアンテ
ナ装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】請求項1のアンテナ装置
は、携帯無線機の筺体を貫通し、筺体から突出した外端
面に筺体の側面と平行な絶縁基板を備えた取付具と、絶
縁基板と平行に、取付具に回動自在に取り付けられたプ
リント配線基板と、プリント配線基板の絶縁基板と対向
する面に印刷された円弧状の第1アンテナパターンと、
プリント配線基板の側部に取り付けられ、第1アンテナ
パターンと電気接続する螺旋状のヘリカルアンテナエレ
メントからなる第1アンテナと、プリント配線基板の絶
縁基板と対向する面に印刷され、第1アンテナパターン
と同一円周上で、第1アンテナパターンと絶縁間隙によ
り隔てられた円弧状の第2アンテナパターンと、プリン
ト配線基板の第1アンテナの取付位置と異なる側部に取
り付けられ、第2アンテナパターンと電気接続する棒状
のロッドアンテナエレメントからなる第2アンテナと、
絶縁基板に取り付けられ、一端が給電線と電気接続し、
他端がプリント配線基板の回動によって、第1アンテナ
パターンと第2アンテナパターンの円弧上を摺動する接
触バネとを備え、プリント配線基板を回動させて、第1
アンテナが筺体から上方に突出したときに、接触バネが
第1アンテナパターンと導電接触し、第2アンテナが筺
体から上方に突出したときに、接触バネが第2アンテナ
パターンと導電接触することを特徴とする。
【0022】請求項2のアンテナ装置は、取付具を円筒
状の取付金具と取付金具の外端面に固着された絶縁基板
とで構成し、給電線を取付金具に挿通させて接触バネの
一端に電気接続させたことを特徴とする。
【0023】請求項3のアンテナ装置は、携帯無線機の
筺体を貫通し、筺体に固定された円筒状の取付金具と、
取付金具の外端面に固着された絶縁基板と、絶縁基板と
平行に、取付金具に回動自在に取り付けられたプリント
配線基板と、プリント配線基板の絶縁基板と対向する面
に印刷された円弧状の第1アンテナパターンと、プリン
ト配線基板に印刷され、第1アンテナパターンと電気接
続するパターンコイルからなる第1アンテナと、プリン
ト配線基板の絶縁基板と対向する面に印刷され、第1ア
ンテナパターンと同一円周上で、第1アンテナパターン
と絶縁間隙により隔てられた円弧状の第2アンテナパタ
ーンと、プリント配線基板の側部に取り付けられ、第2
アンテナパターンと電気接続する棒状のロッドアンテナ
エレメントからなる第2アンテナと、絶縁基板に取り付
けられ、一端が取付金具を挿通した給電線と電気接続
し、他端がプリント配線基板の回動によって、第1アン
テナパターンと第2アンテナパターンの円弧上を摺動す
る接触バネとを備え、プリント配線基板を回動させて、
第1アンテナが筺体から上方に突出したときに、接触バ
ネが第1アンテナパターンと導電接触し、第2アンテナ
が筺体から上方に突出したときに、接触バネが第2アン
テナパターンと導電接触することを特徴とする。
【0024】請求項4のアンテナ装置は、プリント配線
基板の第2アンテナパターンと第2アンテナとの間に整
合回路パターンが印刷されたことを特徴とする。
【0025】請求項5のアンテナ装置は、第1アンテナ
と第2アンテナが、同一の軸線上に配置されたことを特
徴とする。
【0026】請求項6のアンテナ装置は、第1アンテナ
とプリント配線基板を絶縁カバーで覆い、第2アンテナ
を絶縁カバーから突出させたことを特徴とする。
【0027】
【作用】請求項1の発明は、第1アンテナと第2アンテ
ナが取り付けられたプリント配線基板が、携帯無線機の
筺体を貫通した取付具に対して回動する。
【0028】プリント配線基板が回動して第1アンテナ
が筺体の上方に突出すると、給電線と電気接続した接触
バネは、プリント配線基板に印刷された第1アンテナパ
ターンと導電接触し、筺体から上方に突出した第1アン
テナが携帯無線機のアンテナとして作用する。
【0029】この状態で第2アンテナは、筺体の外側面
に沿って収納される。接触バネと第2アンテナパターン
とは接触しないので、筺体の外側面に位置する第2アン
テナは、給電線を含む筺体内の回路などと絶縁された状
態となる。また、第2アンテナは、第1アンテナとも絶
縁されているので、第1アンテナの波長に影響を与える
ことがない。
【0030】筺体から突出した第1アンテナは、ヘリカ
ルアンテナエレメントで構成されているので、筺体から
大きく突出することなく、携帯無線機として持ち運ぶ際
の障害とならない。
【0031】プリント配線基板が回動して第2アンテナ
が筺体の上方に突出すると、接触バネは、第2アンテナ
パターンと導電接触し、筺体から上方に突出した第2ア
ンテナが携帯無線機のアンテナとして作用する。
【0032】従って、プリント配線基板を回動させるだ
けで、携帯無線機のアンテナを第1アンテナと第2アン
テナから簡単に選択できる。
【0033】筺体から突出した第2アンテナは、ロッド
アンテナで構成されているので、指向性が偏らない1/
2波長や5/8波長の非接地型アンテナとすることがで
きる。
【0034】請求項2の発明は、給電線を筺体内から円
筒状の取付金具に挿通させて、接触バネの一端に電気接
続させることができる。
【0035】給電線が同軸ケーブルである場合には、同
軸ケーブルの編組線を給電金具に電気接続し、給電金具
がアース金具となる。
【0036】請求項3の発明は、第1アンテナとなるパ
ターンコイルが印刷され、第2アンテナが取り付けられ
たプリント配線基板が、携帯無線機の筺体を貫通した取
付金具に対して回動する。
【0037】プリント配線基板が回動して第1アンテナ
が筺体の上方に突出すると、給電線と電気接続した接触
バネは、プリント配線基板に印刷された第1アンテナパ
ターンと導電接触し、筺体から上方に突出した第1アン
テナが携帯無線機のアンテナとして作用する。
【0038】この状態で第2アンテナは、筺体の外側面
に沿って収納される。接触バネと第2アンテナパターン
とは接触しないので、筺体の外側面に位置する第2アン
テナは、給電線を含む筺体内の回路などと絶縁された状
態となる。また、第2アンテナは、第1アンテナとも絶
縁されているので、第1アンテナの波長に影響を与える
ことがない。
【0039】筺体から突出した第1アンテナは、プリン
ト配線基板に印刷されたパターンコイルで構成されてい
るので、第1アンテナパターンと同時に形成することが
でき、製造が容易で部品点数も増加することがない。
【0040】また、パターンコイルで構成されているの
で、第1アンテナは筺体から大きく突出することなく、
携帯無線機として持ち運ぶ際の障害とならない。
【0041】プリント配線基板が回動して第2アンテナ
が筺体の上方に突出すると、接触バネは、第2アンテナ
パターンと導電接触し、筺体から上方に突出した第2ア
ンテナが携帯無線機のアンテナとして作用する。
【0042】従って、プリント配線基板を回動させるだ
けで、携帯無線機のアンテナを第1アンテナと第2アン
テナから簡単に選択できる。
【0043】筺体から突出した第2アンテナは、ロッド
アンテナで構成されているので、指向性が偏らない1/
2波長や5/8波長の非接地型アンテナとすることがで
きる。
【0044】請求項4の発明は、プリント配線基板に第
2アンテナパターンと整合回路パターンとを同じ印刷工
程で形成することができる。整合回路パターンは、第2
アンテナの最も近いところに形成されるので、第2アン
テナの不要な放射損失を効果的に防止する。
【0045】整合回路パターンによって、給電線と第2
アンテナ間のインピーダンスのマッチングを取ることが
でき、給電線として同軸ケーブルを用いることができ
る。
【0046】請求項5の発明は、第1アンテナと第2ア
ンテナが同一軸線上に配置されているので、いずれか一
方のアンテナが上方に突出したときに、他方のアンテナ
は、プリント配線基板から下方に懸吊された状態とな
り、アンテナ全体が携帯無線機の筺体に収納される。
【0047】請求項6の発明は、絶縁カバーが、第1ア
ンテナとプリント配線基板を外力による破損から保護
し、プリント配線基板に印刷された各パターン間が外部
導体によって不用意にショートすることを防止する。
【0048】絶縁カバーは、第1アンテナとプリント配
線基板を覆うので、絶縁カバーを回動させることによっ
て、プリント配線基板を回動させて第1アンテナと第2
アンテナの電気接続を切り替えることができる。
【0049】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7によ
り説明する。
【0050】図7に示すように、本実施例に係るアンテ
ナ装置は、携帯無線機1を持ち運び移動させる際に、ロ
ッドアンテナエレメントからなる第2アンテナ2を下方
に懸吊させ、携帯無線機1の筺体3側面に沿って収納し
た状態(以下単に補助アンテナ状態という)としてい
る。
【0051】この補助アンテナ状態から通常の交信を行
うときには、第2アンテナ2を反時計方向に回動させ、
図中2点鎖線で示すように第2アンテナ2を、筺体3か
ら突出させた状態(以下単に主アンテナ状態という)に
して送受信を行うものである。
【0052】図1は、この補助アンテナ状態を示す要部
断面図、図2は、図1のA−A断面図、図3は、図1の
要部拡大断面図、図4は、アンテナ装置の各構成部品を
示す部分分解斜視図である。
【0053】携帯無線機1の筺体3には、その背面側の
上端隅部に取付具である円筒状の取付金具4を挿通させ
る取付孔5が穿設されている。
【0054】この取付金具4は、導電性の金属筒体で、
外端(図1で右方)に円板状の取付板部6を一体に備え
ている。取付板部6は取付孔5より大径で、取付金具4
の中間に嵌着させたCリング7との間で筺体3を挟持
し、取付金具4を筺体3に固定している。
【0055】取付板部6の外端面6a中心部には、更に
外端(図1で右方)に向けて枢軸パイプ21が突設さ
れ、この枢軸パイプ21にリング板状の絶縁基板9が嵌
挿されている。
【0056】絶縁基板9は、取付板部6と平行に、取付
板部6の外端面6aと密着するように接着剤で固着され
ている。絶縁基板9の外径は、取付板部6より更に大径
で、後述する絶縁カバー8を、筺体3との間で挟持し、
筺体3の側面と平行となるように支持している。
【0057】絶縁基板9が固着された状態で、絶縁基板
9の上方位置には、導電性の板バネからなる接触バネ1
0が取り付けられている。この接触バネ10は、燐青銅
の薄板を打ち抜いて一端をU字状に折り曲げ形成したも
ので、U字接触部10aを絶縁基板9の外側面9aより
突出させると共に、他端を絶縁基板9の内側面に形成さ
れた凹部9bの底面に沿って折り曲げ、絶縁基板9に抜
け止め固定したものである。
【0058】枢軸パイプ21には、外部導体12aを折
り返した給電線となる同軸ケーブル12が挿通し、枢軸
パイプ21の窓孔21aから引き出された同軸ケーブル
12の中心導体12bは、絶縁基板9の外側面9aに印
刷されたリードパターン11に半田接続されている。こ
のリードパターン11の他端は、更に接触バネ10に半
田接続され、接触バネ10と同軸ケーブルの中心導体1
2bが電気接続している。
【0059】給電線である同軸ケーブル12の他端は、
図示しない携帯無線機1内の空中線結合回路に電気接続
し、従って、接触バネ10は、リードパターン11、同
軸ケーブル12を介して空中線結合回路に電気接続する
こととなる。
【0060】折り返された同軸ケーブル12の外部導体
12aは、取付金具4の内端に一体に形成された加締め
パイプ14により加締められ、同軸ケーブル12が取り
付け金具4に取り付けられると共に、外部導体12aと
取付金具4が電気接続する。従って、取付金具4はアー
ス金具として作用する。
【0061】図1に示すように、絶縁基板9と対向する
ように、枢軸パイプ21には、更にリング板状のプリン
ト配線基板15が嵌挿され、回動自在に支持される。
【0062】絶縁基板9の外側面9aと対向するプリン
ト配線基板15の内側面15cには、図2から明らかな
ように、円弧状の第1アンテナパターン16と、同様に
円弧状の第2アンテナパターン17と、整合回路パター
ン18が印刷されている。
【0063】第1アンテナパターン16と第2アンテナ
パターン17は、弧状の絶縁間隙19を隔てて同一円周
上に配置され、図中、第1アンテナパターン16が該同
一円周の上半円部に、第2アンテナパターン17が下半
円部に位置している。
【0064】第1アンテナパターン16には、その中央
部からプリント配線基板15の側部15aに向かって放
射状に連続するリードパターン16aが印刷されてい
る。
【0065】22は、第1アンテナ20をこのリードパ
ターン16aに接続するための接続金具であり、基端に
このプリント配線基板15の側部15aを挟持する一対
の接続片22aを、先端に第1アンテナとなるヘリカル
アンテナエレメント201を巻き付け支持する支持突起
22bをそれぞれ一体に備えている。
【0066】接続片22aとリードパターン16aは、
半田付けにより接続され、両者を電気接続すると共に、
接続金具22をプリント配線基板15に固定している。
【0067】支持突起22bは、螺旋状のヘリカルアン
テナエレメント201の固定接続部20aを支持するた
めに、外径をヘリカルアンテナ20の直径と等しくし、
その外側面のネジ溝をヘリカルアンテナエレメント20
1の螺旋ピッチにあわせている。
【0068】ヘリカルアンテナエレメント201は、本
発明において第1アンテナとなるもので、突出量を短縮
するためピアノ線を螺旋状に巻回して、携帯無線機の受
信信号の1/4波長型のアンテナとしたものである。例
えば、携帯無線機5が自動車電話の携帯電話機である場
合には、例えば受信周波数を800MHz乃至900M
Hz帯域である、展開長が約14cmのピアノ線を用い
て、直径0.5cmで高さが2cmの螺旋状のヘリカル
アンテナエレメント201とする。
【0069】一方、第2アンテナパターン17の中央部
からは、プリント配線基板15の側部15aと反対方向
(図中下方)の側部15bに向かって矩形状に蛇行した
整合回路パターン18が連続して印刷されている。
【0070】整合回路パターン18の先端は、第2アン
テナとなるロッドアンテナエレメント2の基端に固着し
た固定金具23の固定接続片23aと半田接続される。
【0071】固定金具23は、一対の固定接続片23a
がプリント配線基板の側部15bを挟持し、一方の固定
接続片23aが上記のように整合回路パターン18に半
田付けされることによって、プリント配線基板15に固
定される。
【0072】第2アンテナのロッドアンテナエレメント
2は、携帯無線機の無線信号の1/2波長の長さとして
いるものである。例えば、携帯無線機5が自動車電話の
携帯電話機である場合には、例えば送信周波数を830
MHz、受信周波数を870MHzとしているため、1
8cm前後の長さのステンレスワイヤーによって、直線
状に形成している。
【0073】ロッドアンテナエレメント2の周囲を保護
し絶縁するため、ロッドアンテナエレメント2は、その
基端部2aの一部を残して、可撓性の絶縁キャップ24
によって被覆されている。
【0074】絶縁キャップ24は、合成ゴムなどの絶縁
性エラストマーで成形され、先端部を拡径させた半球面
としている。
【0075】前述のように、ロッドアンテナエレメント
2の基端部2aには、固定金具23が固着していて、固
定金具23を介して、ロッドアンテナエレメント2とプ
リント配線基板15に印刷された整合回路パターン18
が電気接続している。
【0076】固定金具23との固着は、まず絶縁キャッ
プ24の基端を固定金具23で覆い、ロッドアンテナエ
レメント2と共に加締め、次いでロッドアンテナエレメ
ント2の基端部2aを直接固定金具23で加締める。
【0077】図1に示すように、これらの第1アンテナ
20、第2アンテナ2を取り付けたプリント配線基板1
5は、第2アンテナ2を除き絶縁カバー8で覆われてい
る。
【0078】この絶縁カバー8は、ABSにより成形さ
れ、側面に第2アンテナ2を挿通させる逃げ孔25と、
内面に取付金具4を嵌挿する挿通孔13が穿設されてい
る。
【0079】前述のように、挿通孔13の周縁が、絶縁
基板9と筺体3との間で挟まれ、絶縁カバー8は、筺体
3の側面と平行となるように支持される。この状態で、
絶縁カバー8内で第1アンテナ20と接続金具22によ
って支持されたプリント配線基板15も、絶縁基板9と
僅かな間隙を隔てて対向し、接触バネ10のU字接触部
10aが、同一円周上の第1アンテナパターン若しくは
第2アンテナパターンのいずれかに弾性接触する。
【0080】また、図2のように絶縁カバー8は、上下
に側部15a、15bが突出するリング板状のプリント
配線基板15の側面を覆っているので、絶縁カバー8を
取付金具4の回りで回動させると、プリント配線基板1
5も枢軸パイプ21を中心に回動する。
【0081】従って、絶縁カバー8は、取付金具4の回
りを筺体3の側面に平行に回動するが、図3に示すよう
に、接続金具22から筺体3に向かって付勢されている
節度ボール26が筺体3に凹設された節度溝27に嵌入
するとその回動位置が位置決めされる。
【0082】この節度溝27は、絶縁カバー8が回動し
た際に、節度ボール26が筺体3に接する軌跡上の上下
の2カ所に凹設され、第1アンテナ20と第2アンテナ
2のいずれかが上方に突出する回動位置で、絶縁カバー
8が位置決めされるようになっている。
【0083】このように構成されたアンテナ装置の作用
について説明する。
【0084】図5(a)は、ロッドアンテナエレメント
である第2アンテナ2が下方に懸吊された補助アンテナ
状態を示し、この状態で、図3に示すように節度ボール
26が節度溝27に嵌入し、絶縁カバー8の回動位置が
位置決めされている。
【0085】この回動位置では、絶縁基板9に取り付け
られた接触バネ10は、第1アンテナパターン16と導
電接触し、従って、携帯無線機1内の空中線結合回路
は、給電線12、リードパターン11、接触バネ10、
第1アンテナパターン16、リードパターン16a、接
続金具22を経て、第1アンテナ20と電気接続し、図
5(b)のように、第1アンテナ20が携帯無線機1の
アンテナとして作用する。
【0086】第1アンテナ20は、携帯無線機1の受信
信号の1/4波長のヘリカルアンテナで構成されている
ので、ロッドアンテナエレメントが突出しない図5
(a)の補助アンテナ状態においても、呼び出し信号を
受信できる。一方、このとき第2アンテナ2は、第2ア
ンテナパターン17と接触バネ10が絶縁された状態に
あるので、筺体の外側面に沿って、絶縁された状態で収
納される。
【0087】絶縁カバー8を、図7(c)の実線で示す
位置から反時計回りに回転させると、接触バネ10は、
第1アンテナパターン16と第2アンテナパターン17
の円周上を摺動する。これらのパターン間の絶縁間隙1
9は、円弧状の僅かな間隙でいわゆるショーティング構
造としたため、接触バネ10が第1アンテナパターン1
6から第2アンテナパターン17上に移動するときに
は、いずれのパターンとも接触し、接触バネ10は、絶
縁カバー8がどの回動位置にあっても、いずれかのパタ
ーン16、17と必ず接触するようになっている。しか
しながら、接触バネ10とアンテナパターンとの接触構
造は、必ずしもショーティング構造とする必要はなく、
ノンショーティング構造であってもよい。
【0088】絶縁カバー8を、更に図7(c)の実線で
示す位置から180度反時計回りに回転させると、ロッ
ドアンテナエレメントの第2アンテナ2が上方に突出し
た図7(c)の波線で示す主アンテナ状態に移行する。
この状態で、節度ボール26は、下方の節度溝(図示せ
ず)に嵌入し、絶縁カバー8の回動位置が位置決めされ
る。
【0089】この回動位置では、絶縁基板9に取り付け
られた接触バネ10は、第2アンテナパターン17と導
電接触し、従って、携帯無線機1内の空中線結合回路
は、第2アンテナパターン16、整合回路パターン1
8、固定金具23を介して、第2アンテナ2と電気接続
し、図6(b)のように、第2アンテナ2が携帯無線機
1のアンテナとして作用する。
【0090】第2アンテナ2は、携帯無線機1の無線信
号の1/2波長のロッドアンテナエレメントで構成さ
れ、しかも筺体3の上方に突出しているので、送受信に
おいて良好な感度が得られ、また、非接地型の1/2波
長のアンテナであるため指向性が偏ることのない高感度
の長いアンテナとなる。
【0091】整合回路パターン18は、直角に折れ曲が
ったパターンを連続させて蛇行形状のパターンとしてい
るので、このパターンによるL成分とC成分によって、
第2アンテナ2と給電線12を整合している。従って、
この整合回路パターン18によって、非接地型の1/2
波長のアンテナと接続する給電線に同軸ケーブル12を
用いることができる。
【0092】ところで従来の収納式アンテナにおいて
は、筺体3内に整合回路が設けられ、主アンテナ状態の
1/2波長型の第2アンテナ2に、インピーダンスをマ
ッチングさせている。従って、補助アンテナ状態で1/
4波長型の第1アンテナ20が接続されると、インピー
ダンスがマッチングしないという問題があった。
【0093】本実施例では、上述のように第2アンテナ
22にのみ整合回路パターンが接続しているので、両ア
ンテナに共通の同軸ケーブルを給電線に用いて、いずれ
ともマッチングをとることができる。
【0094】また、整合回路パターンは、第2アンテナ
の最も近いところに形成されるので、第2アンテナの不
要な放射損失を効果的に防止する。
【0095】この主アンテナ状態から180度絶縁カバ
ー8を時計方向に回転させると前述の補助アンテナ状態
に移行する。
【0096】図8は、本発明の第2実施例に係るアンテ
ナ装置の可動部を示すもので、第1アンテナ20をヘリ
カルアンテナエレメント201に代えて、プリント配線
基板15に印刷したパターンコイル202で構成したも
のである。
【0097】簡易型携帯電話(PHS)のように1.9
GHz以上の周波数帯域で、本発明に係るアンテナ装置
を用いる場合には、第1アンテナ20をパターンコイル
で形成することができ、パターンコイル202とするこ
とによって、ヘリカルアンテナエレメント201を取り
付ける接続金具22が不要となり、また、絶縁カバー8
を薄型化することができるので携帯無線機1全体を小型
化できる。
【0098】同図のように、このパターンコイル202
のパターン形状も、整合回路パターン18に類似した形
状で、第1アンテナパターン16の中央部から、プリン
ト配線基板15の側部15aに向かって矩形状に蛇行し
た形状で印刷されたものである。
【0099】このパターンによるL成分とC成分によっ
て、第1アンテナ20で受信する無線信号の共振周波数
が得られる。
【0100】その他の構成については、第1実施例と同
様であるためその説明を省略する。尚、節度ボール26
は、筺体3方向に付勢されるように絶縁カバー8の凹部
に取り付けられる(図示せず)。
【0101】本発明は、上記実施例に限定されることな
く、種々変形が可能である。例えば、上記実施例におい
て、第1アンテナ部20と第2アンテナ部2は、同一軸
線上に配置されているが、必ずしもこれに限らず、プリ
ント配線基板15に異なる角度で交差するようにその側
部に取り付けてもよい。
【0102】図9(a)(b)は、第1アンテナ部20
と第2アンテナ部2を互いに直角となるように回動する
プリント配線基板15へ取り付けたアンテナ装置を示す
もので、図示しないが接触バネ10は、同図(a)の補
助アンテナ状態で、第1アンテナパターン16と接触
し、同図(b)の主アンテナ状態で、第2アンテナパタ
ーン17と接触するようになっている。このような構成
とすると、主アンテナ状態と補助アンテナ状態の切り替
えを絶縁カバー8を90度回動させるだけで切り替える
ことができる。
【0103】また、上記実施例では、第1アンテナ20
を受信周波数と共振させるようにした例で説明したが、
携帯無線機の送信周波数と受信周波数の中間に共振周波
数をセットし、補助アンテナ状態においても送受信を可
能とするようにしてもよい。
【0104】更に、第2アンテナ2は、主アンテナ状態
おいて1/2波長のアンテナとしたが、任意の他のアン
テナとすることができ、例えば1/4波長のアンテナや
5/8波長のアンテナとしてもよい。
【0105】また、取付具は、取付金具4に限らず、絶
縁性の例えば合成樹脂で形成しても良く、絶縁基板9を
一体に成形したものであってもよい。
【0106】また、必ずしも取付具を円筒状として、給
電線12を挿通させる必要はなく、筺体3に別に設けた
挿通孔に給電線12を挿通させ接触バネ10と接続する
ようにしてもよい。
【0107】
【発明の効果】本発明によれば、補助アンテナ状態で、
上方に突出する第1アンテナ部20は、ヘリカルアンテ
ナエレメント201で構成されているので、筺体3から
大きく突出することなく、携帯無線機1を収容し、持ち
運ぶ際の障害とならない。
【0108】また、この補助アンテナ状態において第1
アンテナ部20が上方に突出するので、携帯無線機1で
送受信の交信を行うことができ、特に呼び出し信号を受
信することができるので、受信を待機しているときに
も、アンテナを引き出しておく必要がない。
【0109】更に、補助アンテナ状態において、第2ア
ンテナ2は、第1アンテナ20、給電線などと絶縁され
るので、送信時に第2アンテナ2から高周波信号が放射
し、ノイズとなって筺体4内の各回路に悪影響をもたら
すことがなく、受信時にも第1アンテナ20に第2アン
テナ2が影響することなく、受信感度が悪化することが
ない。
【0110】更に、第2アンテナ2は補助アンテナ状態
において、筺体3の外部でその外側面に沿って収納され
るので、第1アンテナ20の送受信に影響を与えること
がなく、また、筺体3内の回路部品と接触する恐れがな
いので、自由なレイアウト設計が可能となる。
【0111】一方、主アンテナ状態では、筺体3から上
方に突出した第2アンテナ2がロッドアンテナで構成さ
れているので、送受信において良好な感度が得られ、ま
た、指向性の偏らない非接地型の1/2波長や5/8波
長のアンテナとすることができる。
【0112】主アンテナ状態と補助アンテナ状態の切り
替えは、プリント配線基板を回動させるだけで簡単に切
り替えることができる。
【0113】請求項2の発明によれば、給電線12を筺
体3内から円筒状の取付金具4に挿通させて、接触バネ
の一端に電気接続させることができるので、別に給電線
12を挿通させるための透孔を筺体3に穿設する必要が
ない。給電線12が同軸ケーブルである場合には、同軸
ケーブルの編組線12aを給電金具4に電気接続し、給
電金具4をアース金具とすることができる。
【0114】請求項3の発明によれば、パターンコイル
202をプリント配線基板15上に第1アンテナパター
ンの印刷と同時に印刷して形成することができるので、
ヘリカルアンテナエレメント201や接続金具22の取
付作業がなくなり、部品点数も削減することができる。
【0115】また、第1アンテナ20を印刷パターンの
パターンコイルとしたので、アンテナ装置を薄型化する
ことができ、携帯無線機1全体を小型化できる。
【0116】請求項4の発明によれば、第2アンテナ2
の整合回路となる整合回路パターン18を、プリント配
線基板に第2アンテナパターン17の印刷と同じ印刷工
程で形成することができる。
【0117】整合回路パターン18は、第2アンテナ2
の最も近いところに形成されるので、第2アンテナの不
要な放射損失を効果的に防止することができる。
【0118】整合回路パターン18によって、給電線と
第2アンテナ2間のインピーダンスのマッチングを取る
ことができ、給電線として共通の同軸ケーブル12を用
いることができる。
【0119】請求項5の発明によれば、第1アンテナ2
0と第2アンテナ2が同一軸線上に配置されているの
で、いずれか一方のアンテナが上方に突出したときに、
他方のアンテナは、プリント配線基板15から下方に懸
吊された状態となり、他方のアンテナ全体を携帯無線機
1の筺体3から突出させずに収納することができる。
【0120】請求項6の発明によれば、第1アンテナ2
0とプリント配線基板15が、絶縁カバー8によって被
覆されているので、外力による破損から保護され、プリ
ント配線基板15に印刷された各パターン間が外部の導
体と不用意に接触してショートすることがない。
【0121】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るアンテナ装置の要部断
面図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】図1の要部拡大断面図である。
【図4】アンテナ装置の各構成部品を示す部分分解斜視
図である。
【図5】補助アンテナ状態のアンテナ装置を示し、
(a)は、筺体3を波線で示し省略した側面図、(b)
は、等価回路図である。
【図6】主アンテナ状態のアンテナ装置を示し、(a)
は、筺体3を波線で示し省略した側面図、(b)は、等
価回路図である。
【図7】携帯無線機1の(a)は、正面図、(b)は、
側面図、(c)は、背面図である。
【図8】本発明の第2実施例に係るアンテナ装置の部分
断面図である。
【図9】本発明の更に他の実施例に係るアンテナ装置を
備えた携帯無線機の(a)は、補助アンテナ状態を、
(b)は、主アンテナ状態を、示す背面図である。
【図10】従来のアンテナ装置を備えた携帯無線機の斜
視図である。
【図11】従来のアンテナ装置の伸張状態を示す断面図
である。
【図12】アンテナ装置の収納状態を示す要部断面図で
ある。
【図13】収納状態で、アース片107をロッドアンテ
ナエレメント103に接触させた状態を示す概要図であ
る。
【符号の説明】
1 携帯無線機 2 第2アンテナ 3 筺体 4 取付具、取付金具 8 絶縁カバー 9 絶縁基板 10 接触バネ 12 給電線 15 プリント配線基板 15a 側部 15b 側部 16 第1アンテナパターン 17 第2アンテナパターン 18 整合回路パターン 19 絶縁間隙 20 第1アンテナ 201 ヘリカルアンテナエレメント 202 パターンコイル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯無線機(1)の筺体(3)を貫通
    し、筺体(3)から突出した外端面に筺体(3)の側面
    と平行な絶縁基板(9)を備えた取付具(4)と、 絶縁基板(9)と平行に、取付具(4)に回動自在に取
    り付けられたプリント配線基板(15)と、 プリント配線基板(15)の絶縁基板(9)と対向する
    面に印刷された円弧状の第1アンテナパターン(16)
    と、 プリント配線基板(15)の側部(15a)に取り付け
    られ、第1アンテナパターン(16)と電気接続する螺
    旋状のヘリカルアンテナエレメント(201)からなる
    第1アンテナ(20)と、 プリント配線基板(15)の絶縁基板(9)と対向する
    面に印刷され、第1アンテナパターン(16)と同一円
    周上で、第1アンテナパターン(16)と絶縁間隙(1
    9)により隔てられた円弧状の第2アンテナパターン
    (17)と、 プリント配線基板(15)の第1アンテナ(20)の取
    付位置と異なる側部(15b)に取り付けられ、第2ア
    ンテナパターン(17)と電気接続する棒状のロッドア
    ンテナエレメントからなる第2アンテナ(2)と、 絶縁基板(9)に取り付けられ、一端が給電線(12)
    と電気接続し、他端がプリント配線基板(15)の回動
    によって、第1アンテナパターン(16)と第2アンテ
    ナパターン(17)の円弧上を摺動する接触バネ(1
    0)とを備え、 プリント配線基板(15)を回動させて、 第1アンテナ(20)が筺体(3)から上方に突出した
    ときに、接触バネ(10)が第1アンテナパターン(1
    6)と導電接触し、 第2アンテナ(2)が筺体(3)から上方に突出したと
    きに、接触バネ(10)が第2アンテナパターン(1
    7)と導電接触することを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 取付具(4)を円筒状の取付金具(4)
    と、取付金具(4)の外端面に固着された絶縁基板
    (9)とで構成し、給電線(12)を取付金具(4)に
    挿通させて接触バネ(10)の一端に電気接続させたこ
    とを特徴とする請求項1記載のアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 携帯無線機(1)の筺体(3)を貫通
    し、筺体(3)に固定された円筒状の取付金具(4)
    と、 取付金具(4)の外端面に固着された絶縁基板(9)
    と、 絶縁基板(9)と平行に、取付金具(4)に回動自在に
    取り付けられたプリント配線基板(15)と、 プリント配線基板(15)の絶縁基板(9)と対向する
    面に印刷された円弧状の第1アンテナパターン(16)
    と、 プリント配線基板(15)に印刷され、第1アンテナパ
    ターン(16)と電気接続するパターンコイル(20
    2)からなる第1アンテナ(20)と、 プリント配線基板(15)の絶縁基板(9)と対向する
    面に印刷され、第1アンテナパターン(16)と同一円
    周上で、第1アンテナパターン(16)と絶縁間隙(1
    9)により隔てられた円弧状の第2アンテナパターン
    (17)と、プリント配線基板(15)の側部(15
    b)に取り付けられ、第2アンテナパターン(17)と
    電気接続する棒状のロッドアンテナエレメントからなる
    第2アンテナ(2)と、 絶縁基板(9)に取り付けられ、一端が取付金具(4)
    を挿通した給電線(12)と電気接続し、他端がプリン
    ト配線基板(15)の回動によって、第1アンテナパタ
    ーン(16)と第2アンテナパターン(17)の円弧上
    を摺動する接触バネ(10)とを備え、 プリント配線基板(15)を回動させて、 第1アンテナ(20)が筺体(3)から上方に突出した
    ときに、接触バネ(10)が第1アンテナパターン(1
    6)と導電接触し、 第2アンテナ(2)が筺体(3)から上方に突出したと
    きに、接触バネ(10)が第2アンテナパターン(1
    7)と導電接触することを特徴とするアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 プリント配線基板(15)の第2アンテ
    ナパターン(17)と第2アンテナ(2)との間に整合
    回路パターン(18)が印刷されたことを特徴とする請
    求項1乃至3項のいずれか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 【請求項5】 第1アンテナ(20)と第2アンテナ
    (2)が、同一の軸線上に配置されたことを特徴とする
    請求項1乃至4項のいずれか1項に記載のアンテナ装
    置。
  6. 【請求項6】 第1アンテナ(20)とプリント配線基
    板(15)を絶縁カバー(8)で覆い、第2アンテナ
    (2)を絶縁カバー(8)から突出させたことを特徴と
    する請求項1乃至5項のいずれか1項に記載のアンテナ
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1999028989A1 (fr) * 1997-12-03 1999-06-10 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Dispositif antenne combine
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