JP2000307342A - アンテナ装置および携帯無線端末装置 - Google Patents

アンテナ装置および携帯無線端末装置

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JP2000307342A
JP2000307342A JP11115140A JP11514099A JP2000307342A JP 2000307342 A JP2000307342 A JP 2000307342A JP 11115140 A JP11115140 A JP 11115140A JP 11514099 A JP11514099 A JP 11514099A JP 2000307342 A JP2000307342 A JP 2000307342A
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antenna
communication
power supply
helical
base station
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Hirochika Ito
博規 伊藤
Yuichiro Saito
裕一郎 斉藤
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水平方向と垂直方向への別々の通信システム
の基地局に対して十分な利得を得ることができるアンテ
ナ装置および携帯無線端末装置を提案する。 【解決手段】 本発明のアンテナ装置は、第1のアンテ
ナ12は、アンテナ装置のほぼ上方に指向性を有し、螺
旋状に構成された軸モードヘリカルアンテナとし、第2
のアンテナ10は、第1のアンテナのほぼ中央に位置
し、アンテナ装置のほぼ水平方向に指向性を有し、第1
のアンテナは第1の通信システムに用いられ、第2のア
ンテナは第2の通信システムに用いられるようにし、第
2のアンテナ10は、螺旋状に構成された垂直モードヘ
リカルアンテナとしたので、本発明のアンテナ装置にお
いて、地上基地局との通信は第2のアンテナ10で行
い、人工衛星との通信は第1のアンテナ12で行うこと
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アンテナ装置およ
び携帯無線端末装置に関し、特に小型携帯無線機に適用
して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯無線機の普及に伴い、様々な
通信システムが生まれてきた。アンテナの立場で考える
と、地上の基地局との通信だけでなく、人工衛星を基地
局とする通信が始まった。また、携帯無線機の使用形態
も変わってきて、音声のみの通信だけでなく、移動体の
位置情報を示すGPS(Global Positio
ning System)を組み込んだサービスも始ま
ろうとしている。GPSも人工衛星からの電波を受信す
ることにより、位置情報を得ることができる。
【0003】地上の基地局だけとの通信を目的としたア
ンテナ装置の従来例として図3および図4を用いて説明
する。図3は第1の従来例を示し、携帯無線機のアンテ
ナ近傍の概略断面図を示している。図4は第2の従来例
を示し、携帯無線機のアンテナ近傍の概略断面図を示し
ている。
【0004】まず、図3の第1の従来例について説明す
る。携帯端末筐体1は、非金属材料で構成されており、
その内部には無線機として必要な回路基板が収納されて
いる。この回路基板には、地上の基地局と通信するため
の通信1用給電回路4や、その他種々の回路が実装され
ている。この回路基板に実装されている通信1用給電回
路4には、次のような役割がある。すなわち、所定の信
号形式の送信信号を生成すると共に、アンテナによって
受信した信号を復調するといった役割である。
【0005】アンテナ30は、導体を螺旋状に形成した
ヘリカルアンテナであり、導電性のアンテナ固定金具3
2により固定されている。アンテナカバー31は、非金
属材料で構成されており、アンテナが直接人体に触れな
いようになされており、携帯端末筐体1に固定されてい
る。通信1用アンテナ給電部2は、導電性のばね等で構
成されており、回路基板の信号線とアンテナ固定金具3
2とを電気的に接続している。
【0006】通信1用給電回路4で生成された送信信号
は、通信1用アンテナ給電部2、アンテナ固定金具32
を介してアンテナ30に給電され、地上の基地局へ送信
される。また、アンテナ30で受信した、地上の基地局
からの受信信号は、アンテナ固定金具32、通信1用ア
ンテナ給電部2を介して通信1用給電回路4に送られて
復調される。
【0007】このとき、アンテナ30は、回路基板の接
地導体及びシールドケースをグランドとする水平面内ほ
ぼ無指向性の垂直モードヘリカルアンテナとして動作す
る。
【0008】次に、図4の第2の従来例について説明す
る。なお、図4中、図3に対応する部分には同一の符号
を付して説明する。携帯端末筐体1は非金属材料で構成
されており、その内部には無線機として必要な回路基板
が収納されている。この回路基板には、地上の基地局と
通信するための通信1用給電回路4や、その他種々の回
路が実装されている。この回路基板に実装されている通
信1用給電回路4には、次のような役割がある。すなわ
ち、所定の信号形式の送信信号を生成すると共に、アン
テナによって受信した信号を復調するといった役割であ
る。
【0009】アンテナ40は、導体を直線状に形成した
ホイップアンテナであり、導電性のアンテナ固定金具4
2により固定されている。アンテナカバー41は、非金
属材料で構成されており、アンテナが直接人体に触れな
いようになされており、携帯端末筐体1に固定されてい
る。通信1用アンテナ給電部2は、導電性のばね等で構
成されており、回路基板の信号線とアンテナ固定金具4
2とを電気的に接続している。
【0010】通信1用給電回路4で生成された送信信号
は、通信1用アンテナ給電部2、アンテナ固定金具42
を介してアンテナ40に給電され、地上の基地局へ送信
される。また、アンテナ40で受信した、地上の基地局
からの受信信号は、アンテナ固定金具42、通信1用ア
ンテナ給電部2を介して通信1用給電回路4に送られて
復調される。
【0011】このとき、アンテナ40は、回路基板の接
地導体及びシールドケースをグランドとする水平面内ほ
ぼ無指向性のモノポールアンテナとして動作する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のアンテ
ナはいずれも水平面内無指向性の特性となり、端末上方
へは指向性を持たない。従って、人工衛星等を用いた通
信システムを併用する場合に、端末上方へ十分な利得を
得ることができないという不都合があった。
【0013】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、水平方向と垂直方向への別々の通信システムの基地
局に対して十分な利得を得ることができるアンテナ装置
および携帯無線端末装置を提案しようとするものであ
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明のアンテナ装置は、第1のアンテナは、アンテ
ナ装置のほぼ上方に指向性を有し、螺旋状に構成された
軸モードヘリカルアンテナとし、第2のアンテナは、第
1のアンテナのほぼ中央に位置し、アンテナ装置のほぼ
水平方向に指向性を有し、第1のアンテナは第1の通信
システムに用いられ、第2のアンテナは第2の通信シス
テムに用いられるようにした。また、第2のアンテナ
は、螺旋状に構成された垂直モードヘリカルアンテナと
し、また、第2のアンテナは、直線状のモノポールアン
テナとした。
【0015】これにより、本発明のアンテナ装置におい
て、地上基地局との通信は第2のアンテナで行い、人工
衛星との通信は第1のアンテナで行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。なお、以下に説明する第
1の実施の形態を示す図1および第2の実施の形態を示
す図2において、図3および図4との対応部分には同一
の符号を付してある。
【0017】[第1の実施の形態]図1は、本発明の実
施の形態のアンテナ装置の構成を示す図である。以下
に、第1の実施の形態について各部の構成を具体的に説
明する。携帯端末筐体1は非金属材料で構成されてお
り、その内部には無線機として必要な回路基板が収納さ
れている。この回路基板には、地上の基地局と通信する
ための通信1用給電回路4や、人工衛星等と通信するた
めの通信2用給電回路5や、その他種々の回路が実装さ
れている。この回路基板に実装されている通信1用給電
回路4や通信2用給電回路5には、次のような役割があ
る。すなわち、それぞれ所定の信号形式の送信信号を生
成すると共に、アンテナによって受信した信号を復調す
るといった役割である。
【0018】第1のアンテナ12及び第2のアンテナ1
0は、導体を螺旋状に形成したヘリカルアンテナであ
り、導電性の第1のアンテナ固定金具14及び第2のア
ンテナ固定金具16により固定されている。第1のアン
テナ12はさらに誘電体の第1のアンテナ固定具15に
よっても固定されている。第1のアンテナ固定具15
は、第1のアンテナ固定金具14と第2のアンテナ固定
金具16とを電気的に分離する働きもある。
【0019】なお、誘電体の第1のアンテナ固定具15
は、通信周波数の波長を短縮する働きをする。誘電体の
誘電率εは空気に対してε=1であるが、波長λの周波
数に対してλ/√εとなる。つまり、同じ波長λがあた
かも小さく見えるように作用する。例えば、ε=4のと
き、波長λはλ/2となる。例えば、誘電体としてセラ
ミックを用いた場合、成分の含有率を自由に変えられる
ため、誘電率ε=10〜20の範囲で誘電率を変化で
き、最大で誘電率ε=50まで変化させることができ
る。これにより、第1のアンテナ12を小型化すること
ができる。
【0020】第1のアンテナカバー13及び第2のアン
テナカバー11は、非金属材料で構成されており、それ
ぞれのアンテナが直接人体に触れないようになされてお
り、第2のアンテナカバー11は第1のアンテナカバー
13に固定されており、第1のアンテナカバー13は携
帯端末筐体1に固定されている。通信1用アンテナ給電
部2及び通信2用アンテナ給電部3は、導電性のばね等
で構成されており、それぞれ通信1用給電回路4及び通
信2用給電回路5からの信号線と、それぞれ第2のアン
テナ固定金具16及び第1のアンテナ固定金具14とを
電気的に接続している。
【0021】本実施の形態では、通信1は地上の基地局
との通信とし、通信2は人工衛星等との通信としてい
る。通信1用給電回路4で生成された送信信号は、通信
1用アンテナ給電部2、第2のアンテナ固定金具16を
介して第2のアンテナ10に給電され、地上の基地局へ
送信される。また、第2のアンテナ10で受信した、地
上の基地局からの受信信号は、第2のアンテナ固定金具
16、通信1用アンテナ給電部2を介して通信1用給電
回路4に送られて復調される。
【0022】このとき、第2のアンテナ10は、回路基
板の接地導体及びシールドケースをグランドとする水平
面内ほぼ無指向性の垂直モードヘリカルアンテナとして
動作する。このように、第2のアンテナ10のヘリカル
の直径が波長に比べて十分小さいとき垂直モードとして
動作する。なお、垂直モードでは、第2のアンテナ10
のヘリカルの中心軸を中心として8の字を描くような指
向性となる。このようにして地上波の電波を受信または
送信することができる。
【0023】また、通信2用給電回路5で生成された送
信信号は、通信2用アンテナ給電部3、第1のアンテナ
固定金具14を介して第1のアンテナ12に給電され、
人工衛星等の基地局へ送信される。また、第1のアンテ
ナ12で受信した、人工衛星等の基地局からの受信信号
は、第1のアンテナ固定金具14、通信2用アンテナ給
電部3を介して通信2用給電回路5に送られて復調され
る。
【0024】このとき、第1のアンテナ12は、回路基
板の接地導体及びシールドケースをグランドとする垂直
方向へ指向性を有する軸モードヘリカルアンテナとして
動作する。ここで、第1のアンテナ固定具15の誘電率
を高くすることにより、軸モードで共振するヘリカルの
直径を小さくすることができる。このように、第1のア
ンテナ12のヘリカルの直径または円周が波長に近いと
き軸モードとして動作する。軸モードでは、第1のアン
テナ12のヘリカルの中心軸の上方向に楕円形を描くよ
うな指向性となる。このようにして衛星からの電波を受
信または送信することができる。
【0025】このようにして、本実施の形態の場合に
は、軸モードのヘリカルアンテナと垂直モードのヘリカ
ルアンテナをスタックして配置することにより、それぞ
れが垂直方向および水平方向へ指向性を有するアンテナ
特性を得ることができる。
【0026】かくして地上基地局と人工衛星等との2つ
の通信システムを併用できるアンテナ装置を実現するこ
とができる。
【0027】また、このようなアンテナ装置を携帯無線
機に適用すれば、従来の地上の基地局を用いた通信シス
テムに併用して、このシステムがカバーしていない地域
では人工衛星を用いた通信システムを用いて通信ができ
たり、GPS等の位置情報を人工衛星から得て、地上基
地局を介して他者に移動局の位置を知らせたりするサー
ビスを有する無線機を容易に実現することができる。な
お、GPS用の周波数は1.5GHz、イリジウム用の
周波数は10GHzが用いられる。
【0028】[第2の実施の形態]図2は、本発明の実
施の形態のアンテナ装置の構成を示す図である。以下
に、第2の実施の形態について各部の構成を具体的に説
明する。携帯端末筐体1は非金属材料で構成されてお
り、その内部には無線機として必要な回路基板が収納さ
れている。この回路基板には、地上の基地局と通信する
ための通信1用給電回路4や、人工衛星等と通信するた
めの通信2用給電回路5や、その他種々の回路が実装さ
れている。この回路基板に実装されている通信1用給電
回路4や通信2用給電回路5には、次のような役割があ
る。すなわち、それぞれ所定の信号形式の送信信号を生
成すると共に、アンテナによって受信した信号を復調す
るといった役割である。
【0029】第1のアンテナ22は、導体を螺旋状に形
成したヘリカルアンテナであり、第2のアンテナ20
は、導体を直線状に形成したモノポールアンテナであ
り、それぞれ導電性の第1のアンテナ固定金具24及び
第2のアンテナ固定金具26により固定されている。第
1のアンテナ22はさらに誘電体の第1のアンテナ固定
具25によっても固定されている。第1のアンテナ固定
具25は、第1のアンテナ固定金具24と第2のアンテ
ナ固定金具26とを電気的に分離する働きもある。
【0030】なお、誘電体の第1のアンテナ固定具25
は、通信周波数の波長を短縮する働きをする。誘電体の
誘電率εは空気に対してε=1であるが、波長λの周波
数に対してλ/√εとなる。つまり、同じ波長λがあた
かも小さく見えるように作用する。例えば、ε=4のと
き、波長λはλ/2となる。例えば、誘電体としてセラ
ミックを用いた場合、成分の含有率を自由に変えられる
ため、誘電率ε=10〜20の範囲で誘電率を変化で
き、最大で誘電率ε=50まで変化させることができ
る。これにより、第1のアンテナ22を小型化すること
ができる。
【0031】第1のアンテナカバー23及び第2のアン
テナカバー21は、非金属材料で構成されており、それ
ぞれのアンテナが直接人体に触れないようになされてお
り、第2のアンテナカバー21は第1のアンテナカバー
23に固定されており、第1のアンテナカバー23は携
帯端末筐体1に固定されている。通信1用アンテナ給電
部2及び通信2用アンテナ給電部3は、導電性のばね等
で構成されており、それぞれ通信1用給電回路4及び通
信2用給電回路5からの信号線と、それぞれ第2のアン
テナ固定金具26及び第1のアンテナ固定金具24とを
電気的に接続している。
【0032】本実施の形態では、通信1は地上の基地局
との通信とし、通信2は人工衛星等との通信としてい
る。通信1用給電回路4で生成された送信信号は、通信
1用アンテナ給電部2、第2のアンテナ固定金具26を
介して第2のアンテナ20に給電され、地上の基地局へ
送信される。また、第2のアンテナ20で受信した、地
上の基地局からの受信信号は、第2のアンテナ固定金具
26、通信1用アンテナ給電部2を介して通信1用給電
回路4に送られて復調される。
【0033】このとき、第2のアンテナ20は、回路基
板の接地導体及びシールドケースをグランドとする水平
面内ほぼ無指向性のモノポールアンテナとして動作す
る。このように、第2のアンテナ20の中心軸を中心と
して8の字を描くような指向性となる。このようにして
地上波の電波を受信または送信することができる。
【0034】また、通信2用給電回路5で生成された送
信信号は、通信2用アンテナ給電部3、第1のアンテナ
固定金具24を介して第1のアンテナ22に給電され、
人工衛星等の基地局へ送信される。また、第1のアンテ
ナ22で受信した、人工衛星等の基地局からの受信信号
は、第1のアンテナ固定金具24、通信2用アンテナ給
電部3を介して通信2用給電回路5に送られて復調され
る。
【0035】このとき、第1のアンテナ22は、回路基
板の接地導体及びシールドケースをグランドとする垂直
方向へ指向性を有する軸モードヘリカルアンテナとして
動作する。ここで、第1のアンテナ固定具25の誘電率
を高くすることにより、軸モードで共振するヘリカルの
直径を小さくすることができる。このように、第1のア
ンテナ22のヘリカルの直径または円周が波長に近いと
き軸モードとして動作する。軸モードでは、第1のアン
テナ22のヘリカルの中心軸の上方向に楕円形を描くよ
うな指向性となる。このようにして衛星からの電波を受
信または送信することができる。
【0036】このようにして、本実施の形態の場合に
は、軸モードのヘリカルアンテナとモノポールアンテナ
をスタックして配置することにより、それぞれが垂直方
向および水平方向へ指向性を有するアンテナ特性を得る
ことができる。
【0037】かくして地上基地局と人工衛星等との2つ
の通信システムを併用できるアンテナ装置を実現するこ
とができる。
【0038】また、このようなアンテナ装置を携帯無線
機に適用すれば、従来の地上の基地局を用いた通信シス
テムに併用して、このシステムがカバーしていない地域
では人工衛星を用いた通信システムを用いて通信ができ
たり、GPS等の位置情報を人工衛星から得て、地上基
地局を介して他者に移動局の位置を知らせたりするサー
ビスを有する無線機を容易に実現することができる。
【0039】[他の実施の形態]上述の実施の形態にお
いて、第1のアンテナ12、22、第2のアンテナ1
0、20、第1のアンテナ固定金具14、24、第2の
アンテナ固定金具16、26、通信1用アンテナ給電部
2、通信2用アンテナ給電部3は、金属材料のみなら
ず、所定の導電性材料や金属めっきによって構成するこ
とにより、上述の効果を得ることができる。
【0040】また、上述の実施の形態においては、アン
テナ装置を送受信回路に接続した場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、2つのアンテナのどちらか
または両方が、送信専用または受信専用の回路に接続さ
れるようにしても良い。
【0041】また、上述の実施の形態においては、携帯
端末筐体1を非金属材料によって構成した場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、携帯端末筐体1を金
属材料によって構成するようにしても良い。ただし、そ
の場合には、第1のアンテナ固定金具14、24や第2
のアンテナ固定金具16、26、通信1用アンテナ給電
部2、通信2用アンテナ給電部3が、金属製の携帯端末
筐体1に対して直接導通しないようにスペーサ等を設け
る必要がある。
【0042】また、第2の実施の形態においては、第2
のアンテナ20が単に直線状の導体によって形成された
場合について述べたが、本発明はこれに限らず、第2の
アンテナ20を、弾性を有する導体で形成したり、ばね
材を密巻きにした導体で形成したり、あるいは、小さい
径で螺旋状にした導体で形成したりして、アンテナ折損
を防止するようにしても良い。
【0043】
【発明の効果】上述した本発明によれば、軸モードのヘ
リカルアンテナと、垂直モードのヘリカルアンテナまた
はモノポールアンテナをスタックするように配置してお
り、水平方向への指向性はもとより、垂直方向への指向
性も有するアンテナ特性を得ることができ、これによ
り、上基地局と人工衛星等との2つの通信システムを併
用できるアンテナ装置および携帯無線端末装置を実現す
ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のアンテナ装置の構成を示
す図である。
【図2】本発明の実施の形態の他のアンテナ装置の構成
を示す図である。
【図3】従来のアンテナ装置の構成を示す図である。
【図4】従来のアンテナ装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1……携帯端末筐体、2……通信1用アンテナ給電部、
3……通信2用アンテナ給電部、4……通信1用給電回
路、5……通信2用給電回路、10……第2のアンテ
ナ、11……第2のアンテナカバー、12……第1のア
ンテナ、13……第1のアンテナカバー、14……第1
のアンテナ固定金具、15……第1のアンテナ固定具
(誘電体)、16……第2のアンテナ固定金具、20…
…第2のアンテナ、21……第2のアンテナカバー、2
2……第1のアンテナ、23……第1のアンテナカバ
ー、24……第1のアンテナ固定金具、25……第1の
アンテナ固定具(誘電体)、26……第2のアンテナ固
定金具
フロントページの続き Fターム(参考) 5J021 AA02 AA06 AA12 AA13 AB02 AB04 HA05 HA10 JA03 JA08 5J047 AA04 AB06 AB12 FD01 5K067 AA41 BB04 EE02 EE07 KK01 KK17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 携帯無線端末装置の各通信システム用に
    用いられるアンテナ装置において、 上記アンテナ装置のほぼ上方に指向性を有するように、
    螺旋状に構成された軸モードヘリカルアンテナである第
    1のアンテナと、 上記第1のアンテナのほぼ中央に位置し、上記アンテナ
    装置のほぼ水平方向に指向性を有する第2のアンテナ
    と、を備え、 上記第1のアンテナは第1の通信システムに用いられ、
    上記第2のアンテナは第2の通信システムに用いられる
    ことを特徴としたアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンテナ装置において、 上記第2のアンテナは、螺旋状に構成された垂直モード
    ヘリカルアンテナであることを特徴としたアンテナ装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアンテナ装置において、 上記第2のアンテナは、直線状のモノポールアンテナで
    あることを特徴とするアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 各通信システム用に用いられるアンテナ
    装置を備えた携帯無線端末装置において、 上記アンテナ装置のほぼ上方に指向性を有するように、
    螺旋状に構成された軸モードヘリカルアンテナである第
    1のアンテナと、 上記第1のアンテナのほぼ中央に位置し、上記アンテナ
    装置のほぼ水平方向に指向性を有する第2のアンテナ
    と、を備え、 上記第1のアンテナは第1の通信システムに用いられ、
    上記第2のアンテナは第2の通信システムに用いられる
    ことを特徴とした携帯無線端末装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の携帯無線端末装置におい
    て、 上記第2のアンテナは、螺旋状に構成された垂直モード
    ヘリカルアンテナであることを特徴とした携帯無線端末
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の携帯無線端末装置におい
    て、 上記第2のアンテナは、直線状のモノポールアンテナで
    あることを特徴とする携帯無線端末装置。
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Cited By (3)

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