JP2001230613A - アンテナ装置及び携帯無線機 - Google Patents

アンテナ装置及び携帯無線機

Info

Publication number
JP2001230613A
JP2001230613A JP2000041507A JP2000041507A JP2001230613A JP 2001230613 A JP2001230613 A JP 2001230613A JP 2000041507 A JP2000041507 A JP 2000041507A JP 2000041507 A JP2000041507 A JP 2000041507A JP 2001230613 A JP2001230613 A JP 2001230613A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antenna
portable wireless
wireless device
loop
antenna device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000041507A
Other languages
English (en)
Inventor
Yutaka Saito
裕 斎藤
Tomoaki Nishikido
友昭 西木戸
Hiroshi Haruki
宏志 春木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2000041507A priority Critical patent/JP2001230613A/ja
Publication of JP2001230613A publication Critical patent/JP2001230613A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Support Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成の内蔵アンテナにより、ホイップア
ンテナ以上の人体装着通話時の性能を実現すること。 【解決手段】周囲長がほぼ1波長の方形形状の銅線でル
ープ素子3を構成し、シールドケース5と間隔h(略
0.1波長)を隔てて、シールドケース5に対してルー
プ面が平行になるように、スピーカ7の反対面に配置す
る。ループ素子3は同軸ケーブルで構成される給電部4
を介してシールドケース5を貫通して内部に設けた無線
回路に接続される。ループ素子3はシールドケース5に
対して常に平行に保たれ、かつ、給電部4は、携帯無線
機1の幅方向位置から一定角度α(略90度)回転した
位置に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話などの無
線通信システムの携帯無線機及びそれに用いられるアン
テナ装置に関し、特に人体に装着して使用する場合にホ
イップアンテナ並以上の高い放射特性を有する内蔵アン
テナに関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話やPHSなどの移動体通信シス
テムでは、加入者容量の確保や高速大容量伝送の実現の
ために、その使用周波数が800MHz帯から2GHz
帯へと高周波化が進んでいる。更に、将来は5GHz帯
以上の周波数への移行が予想される。
【0003】現在の800MHz帯や2GHz帯で運用
される携帯電話システムやPHSなどにおいて、携帯無
線機の主アンテナとしては、一般に伸縮式の外付けホイ
ップアンテナが用いられている。また、副アンテナとし
て樹脂ケース内に内蔵された板状逆Fアンテナが用いら
れている。これらの主及び副アンテナを切り替えること
でダイバーシチ動作を行うシステムが実用化されてい
る。
【0004】一般に、携帯電話などの携帯無線機用アン
テナの評価指標として、人体に装着した状態の水平面パ
ターン平均化利得(以下、PAG)が用いられる。携帯
機アンテナを装着した人体を球面座標系の中心に頭部を
天頂(Z)方向に向けて配置した状態において、PAG
は数式1で与えられる。
【0005】
【数 1】
【0006】数式1において、Gθ(φ)及びGφ
(φ)はそれぞれ垂直偏波及び水平偏波成分の水平面
(XY面)電力指向性である。また、XPRはアンテナ
に入射する到来波の交差偏波電力比であり、水平偏波成
分に対する垂直偏波成分の電力比率である。陸上移動通
信の多重波環境における一般的な交差偏波電力比XPR
は4〜9dBであることが知られている。これは、到来
波の垂直偏波の電力が水平偏波の電力より4〜9dB高
いことを示している。したがって数式1は、垂直偏波成
分にXPR分だけ重み付けをして水平面の電力指向性を
平均化することを意味する。以降、XPRは市街地の一
般的な値である9dBを用いて説明を行う。
【0007】携帯電話などの無線システムにおいて、良
好な通信品質を確保するために、携帯無線機の主アンテ
ナである伸縮式ホイップアンテナには、−6dBd(半
波長ダイポール比)程度以上のPAGが要求され、電話
端末の主アンテナの場合は、耳に近接した通話状態の性
能として−6dBd以上のPAGを確保するように設計
がなされる。
【0008】一般に、人体に近接された小形アンテナの
放射効率、PAGなどの性能は、人体とアンテナの間の
電磁的な相互作用により、人体とアンテナの間隔により
大きく変化する。伸縮式ホイップアンテナの場合は、伸
長時に頭部から数cm突起するため、人体装着通話時の
高い放射特性を比較的容易に確保できる。しかし、携帯
無線機の樹脂ケース内部に内蔵されたアンテナでは、人
体装着通話時の性能を向上することは容易ではない。一
般的な携帯電話の寸法(例えば、長さ120mm、幅3
5mm、厚み15mm程度)とアンテナ以外の構成要素
を考慮すると、内蔵アンテナに許される寸法は、長さが
20〜30mm、厚みが5〜8mm程度に制限される。
このような寸法制限の中で、内蔵アンテナの性能を最大
限に引き出す設計が必要となる。従来、人体装着通話時
の性能向上を目指した種々の内蔵アンテナが提案されて
いるが、伸縮式ホイップアンテナ以上の性能を確保でき
るものはなかった。
【0009】このような人体装着通話時の性能向上を目
指した内蔵アンテナとして、例えば、特開平11−13
6020号公報に示されるようなループアンテナが提案
されている。このアンテナは、周囲長が1波長以下のル
ープを携帯無線機の接地板に対してループ面が垂直にな
るように配置し、平衡不平衡変換回路を用いて平衡給電
するものである。また、ループの形状を工夫しアンテナ
の偏波方向を人体装着通話時に傾斜角(約60度)に対
して最適化している。このように構成することで、接地
板に流れるアンテナ電流を抑えて指向性を人体の反対面
に向けることで、人体装着通話時のアンテナ性能を改善
できるものである。このループアンテナにおいて、例え
ば、周波数が2GHz(波長が150mm)、ループの
長辺を30mm、短辺を5mmに設定した場合(周囲長
が約半波長)、人体装着通話時のPAGは最大で約−6
dBdとホイップアンテナ並の性能が引き出せる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の接地板に
対して垂直なループアンテナでは、アンテナの動作周波
数範囲が狭帯域であるという課題がある。上記従来例の
周波数2GHzの設定の場合、VSWRが2以下の帯域
幅は60MHz程度(比帯域3%)であり、周波数範囲
が200MHz程度に及ぶ送受信帯域全域において動作
できないという課題がある。また、インピーダンス整合
と平衡不平衡変換のために、バランなどの特殊な整合回
路素子が必要であるという課題がある。また、接地板に
対してループ面が垂直であるという基本構造から、製造
上ループ素子を支持する構造が複雑になるという課題が
ある。
【0011】上記課題のうち、帯域幅については、将来
の無線システムで予想される5GHz帯(波長が60m
m)を想定した場合、上記従来のループアンテナでも、
制限された寸法の中で周囲長が1波長程度のループを構
成可能であり、改善される。しかし、他の課題は依然と
して改善されない。更に、ループ面が接地板に対して垂
直であるという基本構成から、人体装着通話時のPAG
を、ホイップアンテナ以上とすることが出来ない。
【0012】本発明は、こうした従来のアンテナの問題
点を解決するものであり、2GHz以上の周波数帯(例
えば5GHz帯)を用いる無線システムの携帯無線機用
内蔵アンテナにおいて、整合回路を必要としない簡単な
構成により、ホイップアンテナ以上の人体装着通話時性
能と広帯域特性を実現することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本件出願の請求項1に係
る発明は、アンテナ素子として周囲長が略1波長のルー
プ状導体を備え、ループ状導体は、そのループ面が携帯
無線機の接地板と略平行になるように、かつ携帯無線機
が人体に近接して使用される状態における人体と反対側
に配置されるアンテナ装置であり、整合回路を必要とし
ない簡単な構成により、人体装着通話時の性能が改善さ
れるものである。
【0014】本件出願の請求項2に係る発明は、さら
に、前記アンテナ素子の給電部の位置を、携帯無線機の
幅方向位置から略90度回転した位置としたアンテナ装
置であり、携帯無線機使用時のアンテナ素子の主偏波方
向をほぼ垂直偏波に近いものとし、放射特性を向上させ
たものである。
【0015】本件出願の請求項3に係る発明は、さら
に、前記アンテナ素子を支持する手段として、前記接地
板に対して平行な面内で前記アンテナ素子が回転する支
持手段を備え、かつ、前記支持手段の前記アンテナ素子
の給電部の位置に対して略90度回転した位置に錘を備
えたアンテナ装置である。
【0016】本件出願の請求項4に係る発明は、さら
に、アンテナ素子と接地板との間隔を、略0.1波長と
してインピーダンスを整合させたアンテナ装置である。
【0017】本件出願の請求項5に係る発明は、請求項
1、2、4のいずれか1項に記載のアンテナ装置のルー
プ状導体を、携帯無線機の樹脂ケースの表面、裏面また
は内部に配置したアンテナ装置である。
【0018】本件出願の請求項6に係る発明は、請求項
1、2、4のいずれか1項に記載のアンテナ装置のルー
プ状導体を、所定の誘電率を有する誘電体上または誘電
体内に形成し、該誘電体を、携帯無線機の回路基板に表
面実装したアンテナ装置である。
【0019】本件出願の請求項7に係る発明は、請求項
1ないし5のいずれか1項に記載のアンテナ装置の接地
板を、無線機動作に必要な回路が実装されたシールドケ
ースで構成したアンテナ装置である。
【0020】本件出願の請求項8に係る発明は、請求項
1ないし6のいずれか1項に記載のアンテナ装置の接地
板を、接地層がほぼ全面に設けられた携帯無線機の回路
基板で構成したアンテナ装置である。
【0021】本件出願の請求項9に係る発明は、請求項
1ないし8のいずれか1項に記載のアンテナ装置を備え
た携帯無線機である。
【0022】本件出願の請求項10に係る発明は、請求
項1ないし8のいずれか1項に記載のアンテナ装置を第
1の第1アンテナとして備え、さらに第1アンテナとは
異なる指向性を有する第2アンテナと、第1アンテナ及
び第2アンテナを用いてダイバーシチ動作を行う手段を
備えた携帯無線機であり、自由空間のおける通信性能が
向上するものである。
【0023】本件出願の請求項11に係る発明は、請求
項10記載のアンテナ装置において、第2アンテナを、
接地板を挟んで第1アンテナと反対側に配置した携帯無
線機であり、導電性の卓上に置かれた場合でも高い通信
性能が得られるものである。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図1から図14を用いて説明する。
【0025】(第1の実施の形態)第1の実施の形態を
図1から図8を用いて説明する。図1は第1の実施の形
態のアンテナ装置の基本的な構成を示している。携帯無
線機1は、長さ120mm、幅35mmの樹脂ケース
6、ループ素子3、給電部4、シールドケース5及びス
ピーカ7などから構成される。携帯無線機1の内部に
は、上記の構成要素以外に表示部やスイッチ操作部など
が含まれるが、本発明に直接関連がないため説明を省略
する。シールドケース5は、内部に無線回路など無線機
動作に必要な回路が実装されるものであって、表面が導
電性の材料で覆われており、携帯無線機1の接地板とし
て動作する。スピーカ7は電話音声などを発音する機能
を有し、携帯無線機1の人体(耳)が密着する面側に配
置される。以下、座標軸を人体の正面がX、左手方向が
Y、天頂がZと設定し、無線周波数は5GHz(波長が
60mm)であると仮定して説明する。
【0026】ループ素子3は、一辺の長さが15mmで
周囲長がほぼ1波長(約60mm)の方形形状の例えば
銅線で構成されて、1波長ループアンテナとして動作す
る。ループ素子3は、シールドケース5に対してループ
面が平行になるように、スピーカ7の反対面に配置され
る。ループ素子3とシールドケース5との間隔hは、6
mm程度である。給電部4は、同軸ケーブル(例えば特
性インピーダンスが50Ωであるセミリジット同軸ケー
ブル)で構成される。給電部4は、ループ素子3の一辺
の中央において、同軸ケーブルの芯線及び外導体がそれ
ぞれループ素子3の両端に電気的に接続される。給電部
4は、シールドケース5を貫通して内部に無線回路に接
続される。ループ素子3はシールドケース5に対して常
に平行に保たれ、給電部4の位置は、携帯無線機1の幅
方向位置から一定の角度αだけ回転した位置に固定され
る。図1はα=90度の状態を示している。
【0027】図1のアンテナ装置の動作を図2から図8
を用いて説明する。このように構成されたアンテナ装置
において、ループ素子3は1波長ループアンテナとして
動作する。1波長ループアンテナの給電インピーダンス
は一般に高く、約200Ω以上となる。しかし、このア
ンテナ装置においては、ループ素子3に対して平行に間
隔hを隔てて配置されたシールドケース5の影響で給電
インピーダンスが低下する。図2に、周波数5GHz
で、間隔hを変化させた時の給電インピーダンスの変化
を示す。図2において、横軸が間隔hで縦軸が給電イン
ピーダンスであり、8が実数部、9が虚数部を示す。図
2に示すように、間隔hが6から8mm(0.1波長か
ら0.13波長)の間で、実数部が約50Ωとなり、虚
数部がほぼ0となる。したがって、整合回路を用いるこ
となく給電部4及び無線回路の一般的なインピーダンス
50Ωに整合を取ることが可能となる。また、間隔hが
6mmにおけるVSWRが2以下の帯域幅は約400M
Hz(比帯域8%)となり、高速大容量伝送を行う広帯
域無線通信システムに対応することができる。
【0028】次に図1に示すアンテナ装置の放射特性に
ついて説明する。図3及び図4に、携帯無線機1の長手
方向(120mm)をZ方向、幅方向(35mm)をX
方向に向けて垂直に配置した状態における、アンテナ装
置の自由空間(人体を含まない携帯無線機単体)の放射
パターンを示す。図3は水平(XY)面放射パターンで
あり、図4は垂直(YZ)面放射パターンである。図3
及び図4において、10及び12が垂直偏波成分を、1
1及び13が水平偏波成分を示している。ここで、間隔
hは6mmに、給電部4の回転角αは90度に設定して
いる。図3及び図4から、放射パターンの主偏波は水平
偏波である。水平偏波が主偏波となる理由は、回転角α
が90度に設定されて、給電部がループ素子3のX方向
に平行な辺に存在するためである。更に、−Y方向が最
大放射方向である単方向指向性が得られることがわか
る。水平偏波成分の−Y方向の最大放射レベルとY方向
(人体装着時の人体方向)放射レベルの差は、約12d
Bとなっている。また、最大放射方向の利得は、約6d
Bdが得られている。この放射特性は、ループ素子3と
シールドケース5が、反射板付1波長ループとして動作
することにより得られている。シールドケース5の幅方
向の長さ(35mm)が5GHzにおいて半波長(30
mm)以上であることによりシールドケース5が水平偏
波成分に対しても反射板として動作するためである。
【0029】しかし、携帯無線機1は、通常、図1の状
態では使用されない。図5に、携帯無線機1を使用者2
が右手で保持して頭部(耳)に近接した通話状態と、そ
の状態での携帯無線機1の拡大図を示す。図5に示すよ
うに、携帯無線機1は、携帯電話の通話状態において、
一般的に60度だけ傾斜して保持される。
【0030】図5に示すような人体装着通話状態の人体
の影響を含む放射パターンを図6及び図7に示す。図6
及び図7において、X、Y及びZ座標軸は、図5に示す
座標軸に対応しており、携帯無線機1が60度傾斜した
状態を基準としている。図6は、使用者2が携帯無線機
を右手で保持してスピーカ7を使用者2の右耳に近接し
た状態(図5の状態)の水平(XY)面放射パターンを
示す。図7は、使用者2が携帯無線機を左手で保持して
スピーカ7を使用者2の左耳に近接した状態の水平(X
Y)面放射パターンを示す。図6及び図7において、1
4及び16は垂直偏波成分、15及び17は水平偏波成
分を示す。図6の右手保持状態では、人体側(Y方向)
側の放射が抑えられ、−Y方向に強い放射が得られてお
り、水平偏波成分15に対して垂直偏波成分14が約6
dB高いことがわかる。また、図7の左手保持状態で
は、各偏波成分の比率は同様で放射方向が逆転している
ことがわかる。この状態における数式1で求められる水
平面パターン平均化利得PAGは、約−1dBdであ
る。このPAGは、一般的な携帯電話用外付けホイップ
アンテナの人体装着通話時のPAG(一般に、−6dB
d程度)より5dB程度高い性能である。
【0031】このように、高いPAGが得られる原理を
以下に説明する。携帯無線機1が60度傾斜した状態で
は、ループ素子3の主偏波方向はほぼ垂直偏波に近い。
また、シールドケース5の幅方向の長さ(35mm)が
5GHzにおいて半波長(30mm)以上であることに
よりシールドケース5が垂直偏波成分に対しても完全な
反射板として動作する。これにより、ループ素子3から
放射された電波は人体の影響をほとんど受けずに人体の
反対側に放射される。また、垂直面指向性の最大放射方
向は図4と同様に水平(−Y)方向となる。したがっ
て、人体の影響による放射効率の劣化がほとんど生じ
ず、また、放射電力のほとんどが水平方向に集中するた
めに高いPAGが得られる。
【0032】図8に、給電部4の回転位置を変化させた
場合の、人体装着通話時のPAGの変化を示す。図8に
おいて、18は右手保持の場合のPAGの変化、19が
左手保持の場合のPAGの変化を示している。ここで、
到来波の交差偏波電力比XPRは9dBに設定してい
る。図8より、右手保持の場合はα=60度が、左手保
持の場合はα=120度が最もPAGが高く、いずれも
約0dBdが得られている。これは、それぞれの角度に
おいてループ素子3の主偏波方向が完全に垂直方向(図
5のZ方向)と一致するためである。一方、右手保持の
場合のα=150度が、左手保持の場合のα=30度が
最もPAGが低く、いずれも約−8.5dBdとなる。
これは、ループ素子3の主偏波方向が完全に水平方向
(図5のX方向)に一致するためであり、この時のPA
Gの値(−8.5dBd)は、設定されたXPR(9d
B)にほぼ一致することになる。一般に、携帯無線機を
保持する手は、右手または左手の一方には限定されない
ので、右手及び左手の両方において平均的なPAGが得
られる回転位置α=90度に設定することが望ましく、
この時のPAGは約−1dBdである。
【0033】以上の説明のように第1の実施の形態にお
けるアンテナ装置の特徴は、1波長ループアンテナを、
人体が密着する側と反対側において接地板に平行に間隔
を約0.1波長として配置することで、整合回路を用い
ることなく50Ω整合を実現して広帯域特性が得られる
点である。また、アンテナ素子の給電部の位置を携帯無
線機の幅方向位置から略90度回転した位置とすること
により、携帯無線機を右手で保持した場合も左手で保持
した場合も同様の性能が得られる。なお、ループアンテ
ナの形状は方形形状に限るものではなく、例えば円形や
楕円形であっても同様な効果が得られる。
【0034】また、無線周波数を5GHzとして説明し
ているが、1波長ループアンテナを接地板に平行に配置
可能であり、かつ、接地板の幅方向の長さが半波長以上
であるような携帯無線機の寸法と周波数の条件であれ
ば、同様な効果が得られる。例えば、無線周波数が2G
Hzであっても、携帯無線機の幅方向の寸法が半波長
(75mm)以上であれば同様な構成で同様な効果が得
られる。ただし、一般的に携帯無線機の幅方向の寸法は
40mm以下である場合が多いため、無線周波数帯はほ
ぼ4GHz以上のときに特に有効である。
【0035】(第2の実施の形態)第2の実施の形態を
図9を用いて説明する。図9は、第2の実施の形態のア
ンテナ装置の基本的な構成を示している。図9におい
て、図1と同一の符号を付すものは同一の動作を行うも
のであるので説明を省略する。また、無線周波数は5G
Hzであるとして説明する。
【0036】ループ素子20は周囲長が60mmの薄い
銅箔膜であり、樹脂ケース6の裏面に接着剤等で貼り付
けられている。ループ素子20の給電端子21はバネ性
を持つように成形されており、回路基板22の給電ラン
ドに電気的に接触される。回路基板22が樹脂ケース6
に組み込まれると同時にループ素子20は回路基板22
に実装されている無線回路部に給電されることになる。
回路基板22には内層等にGND層がほぼ全面にわたっ
て設けられており、そのGND層が接地板として動作す
る。この時、ループ素子20と回路基板22(接地板)
との間隔hは、樹脂ケース6と回路基板22が組み込ま
れる機構によって一定に決定される。そのため、インピ
ーダンス特性のばらつきが抑えられる。なお、図9で
は、ループ素子20を樹脂ケース6の裏面に設けたが、
ケース内部あるいは、ケース表面に設けることも可能で
ある。
【0037】以上の説明のように第2の実施の形態にお
けるアンテナ装置の特徴は、樹脂ケースに設けられたル
ープ素子を回路基板にバネ構造を有する給電端子によっ
て接続することで、量産性が向上しインピーダンス特性
が安定する点である。
【0038】(第3の実施の形態)第3の実施の形態を
図10を用いて説明する。図10において、図1と同一
の符号を付すものは同一の動作を行うものであるので説
明を省略する。
【0039】ループ素子23は誘電体24の表面に印刷
された銅箔パターンで形成される。誘電体24は、例え
ば比誘電率が3程度の低損失な誘電体で構成される。ル
ープ素子23の周囲長は、誘電体24の表面上における
実効的な波長と同一に設定される。誘電体24は回路基
板22上に表面実装され、給電端子25によって回路基
板22の給電ランドに電気的に接続(はんだ付け)され
る。この時、ループ素子23と回路基板22の間隔hは
誘電体24の厚みで一定に決定される。そのため、イン
ピーダンス特性のばらつきが抑えられる。また、誘電体
24の表面上の波長は自由空間波長に比べて短縮される
ため、ループ素子23の周囲長は短縮されて1波長ルー
プアンテナが占める体積が小型化される。この場合は、
動作周波数の帯域幅が狭くなるが、ほぼ同様な放射特性
が得られる。また、携帯無線機1の構成要素としての1
波長ループアンテナを、表面実装可能な誘電体24から
なる部品として扱えるため、量産性が向上する。なお、
図10では、ループ素子23を誘電体の表面に設けた
が、多層構造の誘電体の内部(内層)に設けることも可
能である。
【0040】以上の説明のように第3の実施の形態にお
けるアンテナ装置の特徴は、回路基板上に表面実装され
た誘電体部品上に印刷された銅箔パターンによりループ
素子を形成することで、小型化が可能で量産性が向上し
インピーダンス特性が安定する点である。
【0041】(第4の実施の形態)第4の実施の形態を
図11を用いて説明する。図11において、図1と同一
の符号を付すものは同一の動作を動作を行うものである
ので説明を省略する。図11に示す携帯無線機は、図1
に示すアンテナ装置と同様な動作を行うループ素子3に
加えて、ヘリカルアンテナ26を追加してダイバーシチ
動作を行うものである。
【0042】ループ素子3が構成するアンテナ装置の自
由空間の放射パターンは、図3及び図4に示すように単
方向指向性である。最大放射方向である−Y方向に対し
て、それ以外の方向は10〜15dB利得が低下する。
人体が近接する場合は、ループ素子3のように単方向指
向性であっても人体の影響を低減することの方が重要で
ある。
【0043】陸上移動通信の多重波環境中における到来
波の分布は、一般に水平方向に対して一様であることが
知られている。しかし、都市部以外の郊外など見通しの
よい地域では基地局アンテナの水平方向が一方向に限定
される場合も考えられる。そのため、自由空間において
は、携帯無線機アンテナの水平面指向性は無指向性が望
ましい。ヘリカルアンテナ26は、ヘリカル素子の一巻
きの長さが波長に対して短いノーマルモード(垂直モー
ド)ヘリカルアンテナとして動作するものある。その水
平面指向性は垂直偏波無指向性であり、水平方向の全方
位にわたって平均的に−6dBd程度の利得が得られ
る。ヘリカルアンテナ26はまた、自由空間(人体に近
接しない場合)における放射効率は高いが、人体近接通
話時には人体の影響が大きく放射効率の劣化(例えば、
5dB程度劣化)が大きいアンテナである。
【0044】上記のようなループ素子3とヘリカルアン
テナ26の両方を携帯無線機1に備え、シールドケース
5内の無線回路においてダイバーシチ動作を行う。ダイ
バーシチ動作は、例えば、基地局送信波を受信したレベ
ルが高い方を選択する方法や、両アンテナの受信信号を
合成する方法など種々の方法が考えられる。これによ
り、人体近接通話時においてはループ素子3が選択さ
れ、自由空間において到来波方向がループ素子3の最大
放射方向以外の場合は、ヘリカルアンテナ26が選択さ
れることになる。 なお、追加するアンテナはヘリカル
アンテナのような水平面無指向性のアンテナに限るもの
ではなく、ループ素子の利得が低い方向において利得が
高いアンテナであればよい。
【0045】以上の説明のように第4の実施の形態にお
ける携帯無線機の特徴は、ループ素子に加えて自由空間
指向性の異なるアンテナを備えてダイバーシチ動作を行
うことで、自由空間においても高い通信性能が得られる
点である。
【0046】(第5の実施の形態)第5の実施の形態を
図12及び図13を用いて説明する。図12及び図13
において、図1と同一の符号を付すものは同一の動作を
動作を行うものであるので説明を省略する。図12及び
図13に示す携帯無線機は、図1に示すアンテナ装置と
同様な動作を行うループ素子3に加えて、チップアンテ
ナ27を追加してダイバーシチ動作を行うものである。
【0047】チップアンテナ27は、例えば誘電体上に
形成されたマイクロストリップ線路アンテナ(以下、M
SA)である。チップアンテナ27は、シールドケース
5のループ素子3の反対側(スピーカ7側)に実装さ
れ、その放射はループ素子3の最大放射方向の反対面に
偏る。図12及び図13は、携帯無線機1を導体板28
(導電性の机など)上に寝かせておいた状態を示してい
る。図12はスピーカ7側を上に、図13はループ素子
3側を上にして置いた状態を示す。このような状態で
は、導体板28側に向けられた方のアンテナの放射特性
は著しく劣化(例えば10dB程度)する。一方、上側
(導体板28の反対側)に向けられたアンテナ性能はほ
とんど劣化しない。本実施形態の携帯無線機において
は、ループ素子3とチップアンテナ27によりダイバー
シチ動作を行うため、いずれの方向に置かれてもアンテ
ナ性能が確保されている方のアンテナが優先的に動作す
る。そのため、導電性の卓上に置かれた場合においても
高い通信性能が確保される。 なお、追加するアンテナ
はチップアンテナに限らず図12の状態においてアンテ
ナ性能が確保される種類のアンテナであればよい。
【0048】以上の説明のように第5の実施の形態にお
ける携帯無線機の特徴は、ループ素子の反対面にアンテ
ナを備えてダイバーシチ動作を行うことで、導電性の卓
上に置かれた場合でも高い通信性能が得られる点であ
る。
【0049】(第6の実施の形態)これまで説明したも
のは、いずれもアンテナ素子の給電部の位置が固定され
ものであるが、使用形態に応じて回転するものでもよ
い。第6の実施の形態を図14を用いて説明する。図1
4において、図1と同一の符号を付すものは、同一の動
作を行うものであるので説明を省略する。図14に示す
アンテナ装置は、図1に示すループ素子3を回転機構3
0を備えた絶縁体29の表面に取り付けた構成である。
絶縁体29は、低誘電率の樹脂で構成され、ループ素子
3のアンテナ動作にはほとんど影響を与えない。回転機
構30は、例えばベアリング構造を有しており、シール
ドケース5と絶縁体29の間隔を保ったままシールドケ
ース5に対して平行な面での絶縁体29の回転を可能と
している。絶縁体29の一部には、錘31が取り付けら
れている。錘31は、絶縁体29及びループ素子3の重
量に比べて十分大きい重量を有する。錘31は、ループ
素子3のアンテナ動作に影響を与えないように非金属部
材で構成されることが望ましい。32は給電線であり、
33は給電端子である。
【0050】このように構成されたアンテナ装置におい
て、図14の状態のループ素子3の主偏波方向は、垂直
(Z)方向となる。この場合は、図8におけるα=60
度(右手保持)の状態と同一であり、PAGは0dBd
が得られる。図14の状態は、携帯無線機1を右手で保
持している状態であるが、例えば左手に保持した場合
は、錘31の重さで絶縁体29が回転し、図8における
α=120度(左手保持)の状態となり、この時もPA
Gは0dBdが得られる。また、例えば自由空間におい
て、図1に示すように携帯無線機1を垂直に配置した場
合においても、絶縁体29の回転により垂直偏波が主偏
波となり、高いPAGが得られる。
【0051】以上の説明のように第6の実施の形態にお
けるアンテナ装置の特徴は、ループ素子を回転機構と錘
を有する絶縁体上に構成することで、携帯無線機のどの
ような傾き角においても高いアンテナ性能が得られるこ
とである。なお、回転機構や絶縁体の構成は、説明した
ものに限らず、携帯無線機の傾き角に応じて偏波方向が
最適化される構成であれば、同様な効果が得られる。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、整合回路を必要としない簡単な構成の内蔵ア
ンテナにより、ホイップアンテナ以上の人体装着通話時
のPAGと広帯域特性が得られるという効果を有する。
また、自由空間及び導体板上に配置された場合の通信性
能を向上するという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態のアンテナ装置を示す構成図
【図2】第1の実施の形態のアンテナ装置のインピーダ
ンス特性図
【図3】第1の実施の形態のアンテナ装置の自由空間の
水平面指向性図
【図4】第1の実施の形態のアンテナ装置の自由空間の
垂直面指向性図
【図5】第1の実施の形態のアンテナ装置を右手で保持
した通話状態を示す構成図
【図6】第1の実施の形態のアンテナ装置の人体装着通
話時(右手保持)の水平面指向性図
【図7】第1の実施の形態のアンテナ装置の人体装着通
話時(左手保持)の水平面指向性図
【図8】第1の実施の形態のアンテナ装置の人体装着通
話時のPAGの変化を示す図
【図9】第2の実施の形態のアンテナ装置の構成図
【図10】第3の実施の形態のアンテナ装置の構成図
【図11】第4の実施の形態の携帯無線機の構成図
【図12】第5の実施の形態の携帯無線機を導体板上に
配置した状態図(スピーカ上側)
【図13】第5の実施の形態の携帯無線機を導体板上に
配置した状態図(ループ素子上側)
【図14】第6の実施の形態のアンテナ装置の構成図
【符号の説明】
1・・・携帯無線機 2・・・使用者 3・・・ループ素子 4・・・給電部 5・・・シールドケース 6・・・樹脂ケース 7・・・スピーカ 8・・・インピーダンスの実数部 9・・・インピーダンスの虚数部 10、12、14,16・・・垂直偏波成分 11、13、15、17・・・水平偏波成分 18・・・PAG(右手保持) 19・・・PAG(左手保持) 20・・・ループ素子 21・・・給電端子 22・・・回路基板 23・・・ループ素子 24・・・誘電体 25・・・給電端子 26・・・ヘリカルアンテナ 27・・・チップアンテナ 28・・・導電板 29・・・絶縁体 30・・・回転機構 31・・・錘 32・・・給電線 33・・・給電端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 春木 宏志 神奈川県横浜市港北区綱島東四丁目3番1 号 松下通信工業株式会社内 Fターム(参考) 5J047 AA03 AA08 AB11 FC01 FC05 FD01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンテナ素子として周囲長が略1波長の
    ループ状導体を備えた携帯無線機用アンテナ装置であっ
    て、前記ループ状導体は、そのループ面が前記携帯無線
    機の接地板と略平行になるように、かつ前記携帯無線機
    が人体に近接して使用される状態における人体と反対側
    に配置されることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナ素子の給電部の位置が、前記携帯無線機の
    幅方向位置から略90度回転した位置であることを特徴
    とするアンテナ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のアンテナ装置であって、
    前記アンテナ素子を支持する手段として、前記接地板に
    対して平行な面内で前記アンテナ素子が回転する支持手
    段を備え、かつ、前記支持手段の前記アンテナ素子の給
    電部の位置に対して略90度回転した位置に錘を備えた
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれか1項に記載
    のアンテナ装置であって、前記アンテナ素子と前記接地
    板との間隔が、略0.1波長であることを特徴とするア
    ンテナ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、4のいずれか1項に記載
    のアンテナ装置であって、前記ループ状導体は、前記携
    帯無線機の樹脂ケースの表面、裏面または内部に配置さ
    れたことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、4のいずれか1項に記載
    のアンテナ装置であって、前記ループ状導体は、所定の
    誘電率を有する誘電体上または誘電体内に形成され、該
    誘電体は、前記携帯無線機の回路基板に表面実装される
    ことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし5のいずれか1項に記載
    のアンテナ装置であって、無線機動作に必要な回路が実
    装されたシールドケースが前記接地板として動作するも
    のであることを特徴とするアンテナ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし6のいずれか1項に記載
    のアンテナ装置であって、接地層がほぼ全面に設けられ
    た前記携帯無線機の回路基板が前記接地板として動作す
    るものであることを特徴とするアンテナ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1ないし8のいずれか1項に記載
    のアンテナ装置を備えることを特徴とする携帯無線機。
  10. 【請求項10】 請求項1ないし8のいずれか1項に記
    載のアンテナ装置を第1の第1アンテナとして備え、さ
    らに前記第1アンテナとは異なる指向性を有する第2ア
    ンテナと、前記第1アンテナ及び第2アンテナを用いて
    ダイバーシチ動作を行う手段を備えることを特徴とする
    携帯無線機。
  11. 【請求項11】 請求項10記載のアンテナ装置であっ
    て、前記第2アンテナは、前記接地板を挟んで前記第1
    アンテナと反対側に配置されることを特徴とする携帯無
    線機。
JP2000041507A 2000-02-18 2000-02-18 アンテナ装置及び携帯無線機 Pending JP2001230613A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000041507A JP2001230613A (ja) 2000-02-18 2000-02-18 アンテナ装置及び携帯無線機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000041507A JP2001230613A (ja) 2000-02-18 2000-02-18 アンテナ装置及び携帯無線機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001230613A true JP2001230613A (ja) 2001-08-24

Family

ID=18564735

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000041507A Pending JP2001230613A (ja) 2000-02-18 2000-02-18 アンテナ装置及び携帯無線機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001230613A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040021126A (ko) * 2002-09-02 2004-03-10 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 프린트형 안테나
WO2005045990A1 (en) 2003-10-22 2005-05-19 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Multi-band antennas and radio apparatus incorporating the same
JP2005260567A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Denso Corp 統合アンテナ
JP2010511150A (ja) * 2006-11-28 2010-04-08 ウォン ソン,ホー 不法無線装置に対する電波探知方法と電波探知モジュール、およびそれを用いた電波探知機能を有するモバイル機器
JP2016103834A (ja) * 2010-08-12 2016-06-02 株式会社村田製作所 アンテナ装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040021126A (ko) * 2002-09-02 2004-03-10 엘지전자 주식회사 이동통신 단말기의 프린트형 안테나
WO2005045990A1 (en) 2003-10-22 2005-05-19 Sony Ericsson Mobile Communications Ab Multi-band antennas and radio apparatus incorporating the same
US7592958B2 (en) 2003-10-22 2009-09-22 Sony Ericsson Mobile Communications, Ab Multi-band antennas and radio apparatus incorporating the same
EP1678783B1 (en) * 2003-10-22 2009-11-11 Sony Ericsson Mobile Communications AB Multi-band antennas and radio apparatus incorporating the same
CN1871742B (zh) * 2003-10-22 2012-02-15 索尼爱立信移动通讯股份有限公司 多频带天线和包含该多频带天线的无线电装置
JP2005260567A (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 Denso Corp 統合アンテナ
JP2010511150A (ja) * 2006-11-28 2010-04-08 ウォン ソン,ホー 不法無線装置に対する電波探知方法と電波探知モジュール、およびそれを用いた電波探知機能を有するモバイル機器
JP2016103834A (ja) * 2010-08-12 2016-06-02 株式会社村田製作所 アンテナ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3580654B2 (ja) 共用アンテナおよびこれを用いた携帯無線機
US7821463B2 (en) Mobile telephone with broadcast receiving element
JP3613525B2 (ja) 携帯無線機
JP4373448B2 (ja) アダプティブアンテナ装置
US8259014B2 (en) Multi-loop antenna structure and hand-held electronic device using the same
JP4803881B2 (ja) 携帯無線機の内蔵アンテナ
JP4660633B2 (ja) 無線機
JP2002064324A (ja) アンテナ装置
JP2007081712A (ja) 携帯無線機およびアンテナ装置
WO2000019564A1 (en) A radio communication device and an antenna system
JP2004104502A (ja) 移動通信端末
JP2011517246A (ja) アンテナ装置
JP6414786B2 (ja) 携帯通信端末および筐体カバー
JPS61205004A (ja) 携帯無線機
JP2001156517A (ja) アンテナ装置
JP2001244715A (ja) アンテナ装置
JPWO2007138682A1 (ja) 携帯無線機
EP1634349B1 (en) Built-in antenna having center feeding structure for wireless terminal
KR20080095597A (ko) 광대역 내장형 안테나
JP2001230613A (ja) アンテナ装置及び携帯無線機
JP2006067133A (ja) 折り畳み式携帯無線機
JP2007103987A (ja) 通信装置
JP2006174137A (ja) 折畳式携帯無線機
Shams et al. Study and design of a capacitively coupled polymeric internal antenna
US20060181463A1 (en) Wideband monopole antenna

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060324