JP2005260567A - 統合アンテナ - Google Patents

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Abstract

【課題】 水平方向の指向性を適切に確保し、低姿勢な構造を実現する。
【解決手段】 車載用統合アンテナ1において、水平方向に指向性を有するアンテナ3が変形折返しダイポールアンテナ8から構成され、グランド板4の一部が変形折返しダイポールアンテナ8の内部に挿入されて配置されている。ダイポールアンテナがグランド板を必要としないアンテナであることから、その指向性パターンがグランド板4の影響を受けることがなく、水平方向の指向性を適切に確保でき、折曲げ構造が形成されていることにより、ダイポールアンテナの高さ方向の寸法を小さくできる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、所定方向に指向性を有する第1のアンテナと、前記第1のアンテナのグランドとして作用するグランド板と、水平方向に指向性を有する第2のアンテナとを備えた統合アンテナに関する。
従来より、複数のアンテナが同一のグランド板に配置され、複数のアンテナが統合されてなる統合アンテナが供されている(例えば特許文献1参照)。
特開2003−168917号公報
ところで、従来より実現されている統合アンテナは、天頂方向(仰角90度)に指向性を有するアンテナ同士が同一のグランド板に配置され、天頂方向に指向性を有するアンテナ同士が統合されてなるものであるが、その一方で、近年の無線技術の発展に伴って、天頂方向に指向性を有するアンテナと水平方向(仰角0度)に指向性を有するアンテナとを統合するものが要望されている。
ここで、水平方向に指向性を有するアンテナとして逆Fアンテナが適用されると、逆Fアンテナが低姿勢な構造であることから、統合アンテナ全体として低姿勢な構造を実現することができる。しかしながら、その一方で、逆Fアンテナがグランド板を必要とするアンテナであることから、天頂方向に指向性を有するアンテナと逆Fアンテナとでグランド板を共有する場合に、本来は天頂方向に指向性を有するアンテナのグランドとして作用するグランド板のサイズが逆Fアンテナに供される電波の波長に比べて小さいと(十分なサイズが確保されていないと)、逆Fアンテナの指向性パターンのピークがグランド板の影響を受けて水平方向から外れた方向に向くことになり、その結果、水平方向の指向性を適切に確保することができないという問題がある。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、水平方向の指向性を適切に確保することができ、しかも、低姿勢な構造を実現することができる統合アンテナを提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、水平方向に指向性を有する第2のアンテナは、1本のエレメントの一方の側と他方の側とに略平行な2本の辺部を有するように折返し構造が形成されていると共に略平行な2本の辺部の一部がグランド板に対して略平行になるように折曲げ構造が形成されている変形折返しダイポールアンテナから構成され、グランド板は、少なくとも一部が第2のアンテナの一方の側の略平行な2本の辺部の一部と他方の側の略平行な2本の辺部の一部との間に挿入されて配置されている。
これにより、ダイポールアンテナがグランド板を必要としないアンテナであることから、その指向性パターンがグランド板の影響を受けることがなく、水平方向の指向性を適切に確保することができ、しかも、折曲げ構造が形成されていることにより、第2のアンテナの高さ方向の寸法を小さくすることができる。また、グランド板の少なくとも一部が第2のアンテナの一方の側の略平行な2本の辺部の一部と他方の側の略平行な2本の辺部の一部との間に挿入されていることから、1本のエレメントの一方の側と他方の側との間の空間を有効に利用することにより、統合アンテナ全体として低姿勢な構造を実現することができ、水平方向のサイズをも小型化することができる。さらに、この場合は、折返し構造が形成されていることにより、アンテナのインピーダンスを折返し構造で低下させることができ、アンテナのインピーダンスを当該アンテナに接続される同軸ケーブルのインピーダンスに整合させることができ、インピーダンスを整合するためのマッチング回路を必要とすることなく、電力効率を適切に確保することができる。
請求項2に記載した発明によれば、第2のアンテナに給電するための同軸ケーブルは、その内側導体が第2のアンテナに接続されていると共に、その外側導体がグランド板に接続されている。これにより、第2のアンテナとグランド板とを同軸ケーブルに対して固定することができ、第2のアンテナのグランド板に対する位置を固定することができる。
請求項3に記載した発明によれば、水平方向に指向性を有する第2のアンテナは、2本のエレメントの各々の一部がグランド板に対して略平行になるように折曲げ構造が形成されている変形ダイポールアンテナから構成され、グランド板は、少なくとも一部が一方のエレメントの一部と他方のエレメントの一部との間に挿入されて配置されている。
これにより、上記した請求項1に記載したものと同様にして、ダイポールアンテナがグランド板を必要としないアンテナであることから、その指向性パターンがグランド板の影響を受けることがなく、水平方向の指向性を適切に確保することができ、しかも、折曲げ構造が形成されていることにより、第2のアンテナの高さ方向の寸法を小さくすることができる。また、グランド板の少なくとも一部が第2のアンテナの一方のエレメントの一部と他方のエレメントの一部との間に挿入されていることから、2本のエレメントの間の空間を有効に利用することにより、統合アンテナ全体として低姿勢な構造を実現することができ、水平方向のサイズをも小型化することができる。
請求項4に記載した統合アンテナによれば、所定方向に指向性を有する第1のアンテナは、天頂方向に指向性を有するアンテナから構成され、グランド板の中央部付近に配置されている。これにより、天頂方向に指向性を有する第1のアンテナがグランド板の中央部付近に配置されることにより、天頂方向に指向性を有するアンテナと水平方向に指向性を有するアンテナとの各々の性能を適切に確保しながらも両者を適切に統合することができる。
これは、以下の理由に基づくもので、すなわち、天頂方向に指向性を有するアンテナがグランド板の端部付近に配置されている場合と中央部付近に配置されている場合との指向性について説明すると、天頂方向に指向性を有するアンテナがグランド板の端部付近に配置されている場合には、アンテナからグランド板に対して電界が均等に放射されるのではなく、アンテナからグランド板に対して電界が偏って放射されることになり、場合によっては電界がグランド板の裏側に回込むことになるので、その指向性パターンのピーク(最大利得)が天頂方向から外れた方向に向くことになるが、これに対して、天頂方向に指向性を有するアンテナがグランド板の中央部付近に配置されている場合には、アンテナからグランド板に対して電界が均等に放射されることになるので、その指向性パターンのピークが天頂方向に向くことになり、アンテナの性能を適切に確保することができるからである。
請求項5に記載した統合アンテナによれば、第1のアンテナは、GPS用アンテナやVICS用アンテナから構成され、第2のアンテナを移動電話用アンテナから構成されている。これにより、GPS受信機やVICS受信機および移動電話機が搭載されている車両に搭載可能な車載用統合アンテナとして使用することができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明のアンテナを車両に搭載可能な車載用統合アンテナに適用した第1の実施形態について、図1および図2を参照して説明する。図1は統合アンテナの全体構成を概略的に示している。車載用統合アンテナ1は、天頂方向に指向性を有するアンテナ2(本発明でいう第1のアンテナ)と、水平方向に指向性を有するアンテナ3(本発明でいう第2のアンテナ)と、グラント板4とを備えて構成されている。
天頂方向に指向性を有するアンテナ2は、金属板からなる放射素子5が例えば樹脂からなる誘電体6上に搭載されてなるパッチアンテナ7から構成され、グランド板4の中央部に配置されている。この場合、天頂方向に指向性を有するアンテナ2は、例えばGPS衛星から送信されたGPS電波を受信するためのGPS用アンテナやサービスセンターから送信されたVICS電波を受信するためのVICS用アンテナなどである。一方、水平方向に指向性を有するアンテナ3は、変形折返しダイポールアンテナ8から構成され、グランド板4の端部(図1では左端部)に配置されている。この場合、水平方向に指向性を有するアンテナ3は、移動電話で使用されている例えば「800MHz」帯域の電波を送受信するための移動電話用アンテナなどである。
ここで、変形折返しダイポールアンテナ8の構造について具体的に説明する。変形折返しダイポールアンテナ8は、1本のエレメントからなる伝送線路アンテナからなり、略平行な2本の辺部9,10を有するように折返し構造11が一方の側(グランド板4の表面側)に形成されていると共に、略平行な2本の辺部12,13を有するように折返し構造14が他方の側(グランド板4の裏面側)にも形成されている。また、2本の辺部9,10は、それらの一部がグランド板4に対して略平行になるように折曲げ構造15,16により略直角に折曲げられている共に、2本の辺部12,13も、それらの一部がグランド板4に対して略平行になるように折曲げ構造17,18により略直角に折曲げられている。
この場合、例えば「800MHz」帯域の電波を送受信するための移動電話用アンテナであれば、辺部9の端部9aから折返し構造11の中央部までの長さ(図1中「L1」参照)、折返し構造11の中央部からエレメントの中央部までの長さ(図1中「L2」参照)、エレメントの中央部から折返し構造14の中央部までの長さ、折返し構造14の中央部から辺部12の端部12aまでの長さは、それぞれ「800MHz」帯域の電波の波長に「1/4」を乗じた長さに構成されている。つまり、変形折返しダイポールアンテナ11は、その全長が「800MHz」帯域の電波の波長と同一の長さに構成されている。そして、同軸ケーブル19は、その内側導体19aがエレメントの一方の端部側、つまり、辺部9の端部9a側に接続されていると共に、その外側導体19bがエレメントの他方の端部側、つまり、辺部12の端部12a側に接続されている。
ここで、このように構成されてなる変形折返しダイポールアンテナ8とグランド板4との配置関係について説明する。グランド板4は、2本の辺部9,10とグランド板4との間隔(図1中「D1」参照)と、2本の辺部12,13とグランド板4との間隔(図1中「D2」参照)とが略同一になるように、その一部が2本の辺部9,10と2本の辺部12,13との間に挿入されて配置されている。尚、この場合、グランド板4には、それ自体が2本の辺部9,10と2本の辺部12,13との間に挿入され易いように切欠部4aが形成されている。ところで、グランド板4の一部が変形折返しダイポールアンテナ8の内部に挿入されて配置されているのは、以下の理由に基づくものである。
発明者らは、変形折返しダイポールアンテナ8について、グランド板4が内部に挿入されていない場合と挿入されている場合との指向性パターンについて測定した。図2は、その測定結果を示しており、図2から明らかなように、グランド板4が内部に挿入されていない場合と挿入されている場合とでは、両者の間でアンテナの性能に差が生じることはない。つまり、変形折返しダイポールアンテナ8は、その内部にグランド板4が挿入されているか否かに関係なく、アンテナの性能を適切に確保することができる。
以上に説明したように第1の実施形態によれば、車載用統合アンテナ1において、水平方向に指向性を有するアンテナ3が変形折返しダイポールアンテナ8から構成され、グランド板4の一部が変形折返しダイポールアンテナ8の内部に挿入されて配置されるように構成したので、ダイポールアンテナがグランド板を必要としないアンテナであることから、その指向性パターンがグランド板4の影響を受けることがなく、水平方向の指向性を適切に確保することができ、折曲げ構造が形成されていることにより、ダイポールアンテナの高さ方向の寸法を小さくすることができる。また、変形折返しダイポールアンテナ8の内部の空間を有効に利用することにより、車載用統合アンテナ1全体として低姿勢な構造を実現することができ、水平方向のサイズをも小型化することができる。
また、この場合は、折返し構造が形成されていることにより、変形折返しダイポールアンテナ8のインピーダンスを折返し構造で低下させることができ、変形折返しダイポールアンテナ8の同軸ケーブルのインピーダンスに整合させることができ、インピーダンスを整合するためのマッチング回路を必要とすることなく、電力効率を適切に確保することができる。さらに、この場合は、天頂方向に指向性を有するアンテナ2がグランド板4の中央部に配置されるように構成したので、天頂方向の指向性をも適切に確保することができる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態について、図3および図4を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。第2の実施形態は、上記した第1の実施形態と比較すると、同軸ケーブルを接続する態様が異なっているものである。
すなわち、図3に示すように、車載用統合アンテナ31において、同軸ケーブル32は、その内側導体32aがエレメントの一方の端部側、つまり、辺部9の端部9a側に接続されていると共に、その外側導体32bがエレメントの他方の端部側、つまり、辺部12の端部12a側に接続されているのではなく、その外側導体32bがグランド板4に接続されている。
ここで、発明者らは、変形折返しダイポールアンテナ8について、同軸ケーブルの外側導体が接続されている場合と接続されていない場合との指向性パターンについて測定した。図4は、その測定結果を示しており、図4から明らかなように、同軸ケーブルの外側導体が接続されている場合と接続されていない場合とでは、両者の間でアンテナの性能に差が生じることはない。つまり、変形折返しダイポールアンテナ8は、同軸ケーブルの外側導体が接続されているか否かに関係なく、アンテナの性能を適切に確保することができる。
以上に説明したように第2の実施形態によれば、車載用統合アンテナ31において、同軸ケーブル32の内側導体32aが変形折返しダイポールアンテナ8に接続されると共に外側導体32bがグランド板4に接続されるように構成したので、変形折返しダイポールアンテナ8とグランド板3とを同軸ケーブル32に対して固定することができ、変形折返しダイポールアンテナ8のグランド板4に対する位置を固定することができる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態について、図5を参照して説明する。尚、上記した第1の実施形態や第2の実施形態と同一部分については説明を省略し、異なる部分について説明する。上記した第1の実施形態や第2の実施形態は、水平方向に指向性を有するアンテナ8を変形折返しダイポールアンテナ8から構成したものであるが、これに対して、第3の実施形態は、水平方向に指向性を有するアンテナ8を折返し構造が省略された変形ダイポールアンテナから構成したものである。
すなわち、図5に示すように、車載用統合アンテナ41において、変形ダイポールアンテ42は、2本のエレメント43,44からなる伝送線路アンテナからなり、エレメント43,44は、それらの一部がグランド板4に対して略平行になるように折曲げ構造45,46により略直角に折曲げられている。
この場合も、例えば「800MHz」帯域の電波を送受信するための移動電話用アンテナであれば、エレメント43,44の各々は、その全長(図5中「L3」参照)が「800MHz」帯域の電波の波長に「1/4」を乗じた長さに構成されている。そして、同軸ケーブル47は、その内側導体47aが一方のエレメント43に接続されていると共に、その外側導体47bが他方のエレメント44に接続されている。そして、この場合も、グランド板4は、エレメント43とグランド板4との間隔(図5中「D3」参照)と、エレメント44とグランド板4との間隔(図5中「D4」参照)とが略同一になるように、その一部がエレメント43とエレメント44との間に挿入されて配置されている。
以上に説明したように第3の実施形態によれば、車載用統合アンテナ41において、水平方向に指向性を有するアンテナ3が変形ダイポールアンテナ42から構成され、グランド板4の一部が変形ダイポールアンテナ42の内部に挿入されて配置されるように構成したので、上記した第1の実施形態に記載したものと同様にして、ダイポールアンテナがグランド板を必要としないアンテナであることから、その指向性パターンがグランド板4の影響を受けることがなく、水平方向の指向性を適切に確保することができ、折曲げ構造が形成されていることにより、ダイポールアンテナの高さ方向の寸法を小さくすることができる。また、変形ダイポールアンテナ42の内部の空間を有効に利用することにより、車載用統合アンテナ41全体として低姿勢な構造を実現することができ、水平方向のサイズをも小型化することができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
天頂方向に指向性を有するアンテナとして例えば自動料金収受システムで使用されるETC用アンテナが適用される構成であっても良く、水平方向に指向性を有するアンテナとして例えば無線LANで使用される無線LAN用アンテナが適用される構成であっても良い。
天頂方向に指向性を有するアンテナがグランド板に直接配置される構成に限らず、天頂方向に指向性を有するアンテナが空間を介してグランド板に配置される構成であっても良いし、天頂方向に指向性を有するアンテナが例えばプリント配線基板やシールドケースを介してグランド板に配置される構成であっても良い。
本発明の第1の実施形態の構成を概略的に示す斜視図 変形折返しダイポールアンテナの指向性パターンを示す図 本発明の第2の実施形態の構成を概略的に示す斜視図 変形折返しダイポールアンテナの指向性パターンを示す図 本発明の第3の実施形態の構成を概略的に示す斜視図
符号の説明
図面中、1は車載用統合アンテナ(統合アンテナ)、2は天頂方向に指向性を有するアンテナ(第1のアンテナ)、3は水平方向に指向性を有するアンテナ(第2のアンテナ)、4はグランド板、8は変形折返しダイポールアンテナ、9,10は辺部、11は折返し構造、12,13は辺部、14は折返し構造、15〜18、19は同軸ケーブル、19aは内側導体、19bは外側導体、31は車載用統合アンテナ、32は同軸ケーブル、32aは内側導体、32bは外側導体、41は車載用統合アンテナ、42は変形ダイポールアンテ、43,44はエレメント、45,46は折曲げ構造、47は同軸ケーブル、47aは内側導体、47bは外側導体である。

Claims (5)

  1. 所定方向に指向性を有する第1のアンテナと、前記第1のアンテナのグランドとして作用するグランド板と、水平方向に指向性を有する第2のアンテナとを備えた統合アンテナであって、
    前記第2のアンテナは、1本のエレメントの一方の側と他方の側とに略平行な2本の辺部を有するように折返し構造が形成されていると共に略平行な2本の辺部の一部が前記グランド板に対して略平行になるように折曲げ構造が形成されている変形折返しダイポールアンテナから構成され、
    前記グランド板は、少なくとも一部が前記第2のアンテナの一方の側の略平行な2本の辺部の一部と他方の側の略平行な2本の辺部の一部との間に挿入されて配置されていることを特徴とする統合アンテナ。
  2. 請求項1に記載した統合アンテナにおいて、
    前記第2のアンテナに給電するための同軸ケーブルは、その内側導体が前記第2のアンテナに接続されていると共に、その外側導体が前記グランド板に接続されていることを特徴とする統合アンテナ。
  3. 所定方向に指向性を有する第1のアンテナと、前記第1のアンテナのグランドとして作用するグランド板と、水平方向に指向性を有する第2のアンテナとを備えた統合アンテナであって、
    前記第2のアンテナは、2本のエレメントの各々の一部が前記グランド板に対して略平行になるように折曲げ構造が形成されている変形ダイポールアンテナから構成され、
    前記グランド板は、少なくとも一部が前記第2のアンテナの一方のエレメントの一部と他方のエレメントの一部との間に挿入されて配置されていることを特徴とする統合アンテナ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載した統合アンテナにおいて、
    前記第1のアンテナは、天頂方向に指向性を有するアンテナから構成され、前記グランド板の中央部付近に配置されていることを特徴とする統合アンテナ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載した統合アンテナにおいて、
    前記第1のアンテナは、GPS用アンテナやVICS用アンテナから構成され、
    前記第2のアンテナは、移動電話用アンテナから構成されていることを特徴とする統合アンテナ。

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