JP5792653B2 - 携帯機器装置及び当該携帯機器装置で用いられる携帯型放送受信ユニット - Google Patents

携帯機器装置及び当該携帯機器装置で用いられる携帯型放送受信ユニット Download PDF

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Description

本発明は、放送信号を受信可能な携帯型放送受信ユニット、特に、当該携帯型放送受信ユニットと携帯機器本体とが近距離無線通信を行うことで、携帯型放送受信ユニットで受信された放送信号を携帯機器本体で再生可能な携帯機器装置に関する。
従来、地上波デジタル放送信号などの放送信号を受信する携帯型放送受信ユニットと、当該携帯型放送受信ユニットで受信された放送信号を再生する携帯機器本体と、から構成される携帯機器装置が知られている(例えば、特許文献1)。
かかる携帯機器装置では、携帯型放送受信ユニットは、受信した放送信号を近距離無線通信により携帯機器本体に送信し、携帯機器本体は、携帯型放送受信ユニットから近距離無線通信により受信した放送信号を再生する。かかる携帯機器装置では、携帯電話端末や携帯ゲーム機などの携帯機器本体に放送信号を受信する携帯型放送受信ユニットを内蔵する必要がなく、携帯機器本体を小型軽量化することができる。
特開2008−35350号公報
しかしながら、上述の携帯機器装置の携帯型放送受信ユニットにおいては、放送信号を受信するための放送受信アンテナに大きなスペースを確保する必要があるため、近距離無線通信アンテナについては、小型の無線LAN用アンテナのような簡易的なものしか設けることができない。一方、携帯型放送受信ユニットと携帯機器本体とが切り離されて別々の場所に設置又は保持可能であるので、携帯型放送受信ユニットが携帯機器本体から所定距離以上離れている場合や携帯型放送受信ユニットと携帯機器本体との間に障害物が存在する場合、近距離無線通信の品質が劣化するという問題点があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、携帯型放送受信ユニット内のスペース上の制約を軽減しながら、携帯機器本体と携帯型放送受信ユニットとの間の近距離無線通信の品質を向上可能な携帯機器装置及び当該携帯機器装置で用いられる携帯型放送受信ユニットを提供することを目的とする。
本発明の携帯機器装置は、放送信号を受信する放送受信機能と近距離無線通信する通信機能とを有する携帯型放送受信ユニットと、前記携帯型放送受信ユニットとの間で近距離無線通信する通信機能と前記放送信号の映像及び又は音声を再生する再生機能とを有する携帯機器本体と、を具備する携帯機器装置であって、前記携帯型放送受信ユニットは、前記放送信号の周波数帯の中心周波数の1/4波長に設定された電気長を有するモノポール型の第1アンテナと、前記第1アンテナがアンテナ給電部に接続され、前記放送信号を受信して復号する放送受信回路と、前記復号された放送信号から近距離無線信号を生成して近距離無線通信する近距離無線通信回路と、前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に接続され、近距離無線通信に用いられる第2アンテナと、前記放送受信回路又は前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に選択的に接続可能で、前記近距離無線通信回路に接続された場合は前記第2アンテナとは別の近距離無線通信用のアンテナとして用いられ、前記放送受信回路に接続された場合は前記第1アンテナと一体として電気長が拡張された放送受信用のアンテナとして用いられる第3アンテナと、を具備することを特徴とする。
この構成によれば、放送受信回路又は前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に選択的に接続可能で、近距離無線通信回路に接続された場合は第2アンテナとは別の近距離無線通信用のアンテナとして用いられ、前記放送受信回路に接続された場合は第1アンテナと一体として電気長が拡張された放送受信用のアンテナとして用いられる第3アンテナを具備するので、携帯型放送受信ユニット内のスペース上の制約を軽減しながら、携帯型放送受信ユニットと携帯機器本体との間の近距離無線通信の品質を向上させることができる。
上記携帯機器装置において、前記第3アンテナは、前記近距離無線通信に用いられる通信周波数の1/4波長のN倍(Nは、2以上の整数)の電気長に設定されてもよい。
上記携帯機器装置において、前記第3アンテナの電気長は、前記近距離無線通信の通信周波数の波長と同一の長さに設定されてもよい。
上記携帯機器装置において、前記第3アンテナを近距離無線通信用のアンテナとして用いる場合、前記第3アンテナの一端を前記近距離無線通信回路の給電部に接続し、前記第3アンテナの他端を開放してモノポールアンテナを形成する切り替え手段を備えてもよい。
上記携帯機器装置において、前記第3アンテナを近距離無線通信用のアンテナとして用いる場合、前記第3アンテナの一端を前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に接続し、前記第3アンテナの他端をグラウンド又は前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に接続してループアンテナを形成する切り替え手段を備えてもよい。
上記携帯機器装置において、前記切り替え手段は、前記第3アンテナを前記第1アンテナと一体化して放送受信用のアンテナとして用いる場合、前記第3アンテナの他端を前記放送受信回路のアンテナ給電部に接続し、前記第3アンテナの一端を開放してダイポールアンテナを構成してもよい。
上記携帯機器装置において、前記放送信号は、UHF帯の地上デジタルテレビジョン放送信号であり、前記近距離無線信号は、無線LAN信号であってもよい。
本発明の携帯型放送受信ユニットは、近距離無線通信する通信機能と放送信号の映像及び又は音声を再生する再生機能とを有する携帯機器本体との間で近距離無線通信する携帯型放送受信ユニットであって、前記放送信号の周波数帯の中心周波数の1/4波長に設定された電気長を有するモノポール型の第1アンテナと、前記第1アンテナの端部がアンテナ給電部に接続され、前記放送信号を受信して復号する放送受信回路と、前記携帯機器本体との間で近距離無線通信し、前記復号された放送信号から生成した近距離無線信号を前記携帯機器本体へ伝送する近距離無線通信回路と、前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に接続され、近距離無線通信に用いられる第2アンテナと、前記放送受信回路又は前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に選択的に接続可能で、前記近距離無線通信回路に接続された場合は前記第2アンテナとは別の近距離無線通信用のアンテナとして用いられ、前記放送受信回路に接続された場合は前記第1アンテナと一体として電気長が拡張された放送受信用のアンテナとして用いられる第3アンテナと、を具備してもよい。
本発明によれば、携帯型放送受信ユニット内のスペース上の制約を軽減しながら、携帯機器本体と携帯型放送受信ユニットとの間の近距離無線通信の品質を向上可能な携帯機器装置及び当該携帯機器装置で用いられる携帯型放送受信ユニットを提供できる。
本実施の形態に係る携帯機器装置の構成図である。 本実施の形態に係る携帯機器装置の構成図である。 本実施の形態に係る携帯機器装置の構成図である。 本実施の形態に係る携帯機器装置の使用例を示す図である。
以下、本実施の形態に係る携帯機器装置について、図面を参照して詳述する。
図1は、本実施の形態の携帯機器装置の構成図である。図1に示すように、携帯機器装置1は、地上波デジタル放送信号などの放送信号を受信する携帯型放送受信ユニット2と、携帯型放送受信ユニット2から近距離無線通信により受信した放送信号を再生する携帯機器本体3とから構成される。
携帯型放送受信ユニット2は、放送信号を受信する放送受信アンテナ21(第1アンテナ)と、放送受信アンテナ21に接続される放送受信回路22と、携帯機器本体3との間で行われる近距離無線通信用の近距離無線通信アンテナ23(第2アンテナ)と、近距離無線通信アンテナ23及び放送受信回路22に接続される近距離無線通信回路24と、放送受信回路22又は近距離無線通信回路24のアンテナ給電部に選択的に接続可能な追加アンテナ25(第3アンテナ)と、放送受信回路22の不図示のアンテナ給電部に対する接続/開放を切り替えるスイッチ手段の一部であるスイッチ回路26と、近距離無線通信回路24の不図示のアンテナ給電部に対する接続/開放を切り替えるスイッチ手段の一部であるスイッチ回路27と、から構成される。なお、放送受信回路22、近距離無線通信アンテナ23及び近距離無線通信回路24は、基板28に配置される。
放送受信アンテナ21は、受信対象放送信号の周波数帯域の中心周波数の1/4波長(λ)の電気長を有するモノポールアンテナで構成されている。例えば、放送受信アンテナ21を構成する導体は、基板28の外周に沿って配置される。本実施の形態では、受信対象放送信号は、例えば、UHF帯の地上波デジタルテレビジョン放送信号である。UHF帯の地上波デジタル放送信号の周波数帯域は、470MHz〜710MHzであり、その中心周波数はおよそ600MHzである。よって、UHF帯の地上波デジタル放送信号の放送受信アンテナ21の電気長は、λ/4=300/中心周波数*1/4=300/600*1/4=0.125(m)=12.5(cm)であることが好ましい。以下では、放送信号がUHF帯の地上波デジタル放送信号であるものとして説明を行うが、これに限られるものではない。放送受信アンテナ21は、放送受信回路22の給電部となる受信端子に接続されている。
放送受信回路22は、放送受信アンテナ21から入力された受信RF信号から放送信号を受信して復調及び復号し、復号された放送信号を近距離無線通信回路24に出力する。
近距離無線通信アンテナ23は、携帯機器本体3との間の近距離無線通信に用いられるチップアンテナ又はミアンダパターンアンテナなどで構成された簡易型の小型アンテナである。近距離無線通信アンテナ23は、基板28上に近距離無線通信回路24に隣接して配置される。以下では、近距離無線通信プロトコルとして、無線LANが用いられるものとして説明を行うが、これに限られるものではなく、例えば、Bluetooth(登録商標)が用いられてもよい。近距離無線通信によって送受信されるRF信号のことを近距離無線信号と呼ぶこととする。例えば、無線LAN(Local Area Network)の場合、無線LAN信号が近距離無線信号となる。
近距離無線通信回路24は、放送受信回路22から入力された放送信号を符号化及び変調して近距離無線信号を生成し、生成した近距離無線信号を近距離無線通信アンテナ23に出力する。また、近距離無線通信回路24は、近距離無線通信アンテナ23で受信された近距離無線信号を復調及び復号する。
追加アンテナ25は、スイッチ回路26及び27の切り替えにより、高感度化された近距離無線通信アンテナ又は放送受信アンテナを構成する。追加アンテナ25が近距離無線通信回路24のアンテナ給電点(近距離無線通信アンテナ23の給電点であり、電気的には図1に示す端子27a)に接続される場合、追加アンテナ25は、高感度化された近距離無線通信用のアンテナを構成する。一方、追加アンテナ25が放送受信回路22のアンテナ給電点(放送受信アンテナ21の給電点であり、電気的には図1に示す端子26b)に接続される場合、追加アンテナ25は、高感度化された放送受信用のアンテナを構成する。
ここで、追加アンテナ25の電気長は、受信する放送信号の周波数帯域の中心周波数の1/4波長(λ)に設定されるとともに、近距離無線通信の通信周波数の1/4波長(λ)のN倍(Nは、2以上の整数)に設定される。追加アンテナ25の電気長を放送信号の周波数帯域の中心周波数の1/4波長(λ)と等しく設定することで、追加アンテナ25を放送受信用のアンテナとして放送受信アンテナ21と共に1/2波長のダイポールアンテナを構成できる。また、追加アンテナ25の電気長を近距離無線信号の通信周波数の1/4波長(λ)のN倍(Nは、2以上の整数)に設定することで、追加アンテナ25を近距離無線通信用のアンテナとして使用する場合に、1/4波長のモノポールアンテナ又はループアンテナを形成できる。なお、図1に示す追加アンテナ25の電気長は、端子26aから端子27aの導線の長さとなる。
或いは、追加アンテナ25の電気長は、近距離無線通信の通信周波数の波長(λ)と等しくなるように設定されてもよい。例えば、放送信号として地上波デジタル放送信号を用いる場合、地上波デジタル放送信号の中心周波数の1/4波長(λ)は、λ/4=300/600*1/4=0.125(m)=12.5(cm)となる。また、近距離無線信号として2.4GHzの無線LAN信号を用いる場合、無線LAN信号の通信周波数の波長(λ)は、λ=300・2400=0.125(m)=12.5(cm)となり、地上波デジタル放送信号の中心周波数の1/4波長(λ)と等しくなる。よって、放送信号として地上波デジタル放送信号、近距離無線信号として2.4GHzの無線LAN信号を用いる場合、追加アンテナ25の電気長を近距離無線通信の通信周波数の波長(λ)と等しく設定することで、追加アンテナ25を近距離無線通信用のアンテナとして使用している場合は、1波長のモノポールアンテナ又はループアンテナを構成でき、追加アンテナ25を放送受信用のアンテナとして放送受信アンテナ21と一体化して使用する場合は、1/2波長のダイポールアンテナを構成できる。
スイッチ回路26は、単極双投のスイッチ回路である。スイッチ回路26の単極側端子26aは、追加アンテナ25の一端に接続される。また、一方の双投側端子26bは放送受信回路22のアンテナ給電点(放送受信アンテナ21の給電点)となる端子26bに接続され、他方の双投側端子26cは基板28のグラウンドに接続される。スイッチ回路27は、単極単投のスイッチ回路である。スイッチ回路27の単極側端子27aは、近距離無線通信回路24のアンテナ給電点(近距離無線通信アンテナ23の給電点)となる端子27aに接続される。また、単投側端子27bは、追加アンテナ25の他端に接続される。
図1に示すように、スイッチ回路26が開放され、かつ、スイッチ回路27が追加アンテナ25に接続するように切り替えられる場合、追加アンテナ25が近距離無線通信用のモノポールアンテナを構成する。すなわち、スイッチ回路27が近距離無線通信回路24のアンテナ給電点を追加アンテナ25の他端に接続し、スイッチ回路26が放送受信アンテナ21側、基板28のグラウンド側のいずれにも接続されていないオープン状態の場合(図1)、N/4波長の近距離無線通信用のモノポールアンテナが形成される。スイッチ回路27が近距離無線通信回路24のアンテナ給電点を追加アンテナ25の他端に接続し、スイッチ回路26が基板28のグラウンドに切り替えられる場合(図2参照)、追加アンテナ25は、近距離無線通信用のループアンテナを構成する。さらに、スイッチ回路27が近距離無線通信回路24のアンテナ給電点から追加アンテナ25の他端を切り離し、スイッチ回路26が放送受信回路22のアンテナ給電点(放送受信アンテナ21の給電点)に追加アンテナ25の一端を接続した場合(図3参照)、追加アンテナ25は、放送受信アンテナ21と一体化して、放送受信用のダイポールアンテナを構成する。
なお、スイッチ回路26及びスイッチ部27による接続状態の切り替えは、後述するように、不図示の制御部によって近距離無線通信の品質に基づいて行われても良い。ここで、近距離無線通信の品質とは、例えば、携帯機器本体3から送信された近距離無線信号の近距離無線通信回路24における受信感度であってもいし、携帯型放送受信ユニット2から送信された近距離無線信号の近距離無線通信回路32における受信感度であってもよい。
携帯機器本体3は、近距離無線通信用の近距離無線通信アンテナ31と、近距離無線通信アンテナ31に接続される近距離無線通信回路32と、近距離無線通信回路32に接続される再生装置33と、から構成される。
近距離無線通信アンテナ31は、携帯型放送受信ユニット2との間で、近距離無線信号を送受信するチップアンテナやミアンダパターンアンテナなどの簡易型のアンテナである。近距離無線通信アンテナ31は、近距離無線通信回路32に隣接して配置される。
近距離無線通信回路32は、近距離無線通信アンテナ23で受信された近距離無線信号を復調及び復号し、復号された放送信号を再生装置33に出力する。また、近距離無線通信回路32は、携帯型放送受信ユニット2に対する送信信号を符号化及び変調して近距離無線信号を生成し、生成した近距離無線信号を近距離無線通信アンテナ31に出力することができる。
再生装置33は、近距離無線通信回路32から入力された放送信号を再生する。具体的には、再生装置33は、不図示のディスプレイやスピーカを含み、放送信号に含まれる音声信号をスピーカに出力して音声出力させるとともに、放送信号に含まれる映像信号をディスプレイに出力して映像出力させる。再生装置33は、音声再生専用又は映像再生専用であっても良い。
次に、図1〜図3を参照し、以上のように構成された携帯機器装置で用いられる携帯型放送受信ユニットにおける動作について説明する。本実施の形態では、携帯型放送受信ユニット2と携帯機器本体3との間の近距離無線通信の品質に応じて、スイッチ回路26及び27における接続状態が切り替えられる。なお、スイッチ回路26及び27における接続状態の切り替えは、不図示の制御部によって行われる。
図1では、追加アンテナ25を近距離無線通信用のモノポールアンテナとして使用する場合のスイッチ回路26及び27による接続状態が示される。近距離無線通信の品質が所定の閾値よりも悪い場合、追加アンテナ25で近距離無線通信用のモノポールアンテナを構成する。図1に示すように、スイッチ回路26は、追加アンテナ25の一端を開放状態にされる。すなわち、スイッチ回路26が放送受信アンテナ21の給電点、基板28のグラウンドのいずれにも接続されない状態となる。また、スイッチ回路27は、追加アンテナ25の他端を近距離無線通信回路24のアンテナ給電点に接続するように切り替えられる。
これにより、追加アンテナ25は、近距離無線通信回路24のアンテナ給電点に接続され、近距離無線通信用のモノポールアンテナとして使用可能となる。すなわち、携帯型放送受信ユニット2では、簡易型の近距離無線通信アンテナ23よりも高感度のN/4波長モノポールアンテナを用いて、近距離無線信号を受信可能となるので、近距離無線通信の品質を向上させることができる。なお、追加アンテナ25によって構成されるN/4波長モノポールアンテナと簡易型の近距離無線通信アンテナ23とを併用しても良い。
図2では、追加アンテナ25を近距離無線通信用のループアンテナとして使用する場合のスイッチ回路26及び27による接続状態が示される。近距離無線通信の品質が所定の閾値よりも悪い場合、追加アンテナ25で近距離無線通信用のループアンテナを構成しても良い。図2に示すように、スイッチ回路26は追加アンテナ25の一端を基板28のグラウンドに接続し、スイッチ回路27は、追加アンテナ25の他端を近距離無線通信回路24のアンテナ給電点に接続するように切り替えられる。
これにより、追加アンテナ25は、一端が基板28のグラウンドに接地され、他端が近距離無線通信回路24のアンテナ給電点に接続された近距離無線通信用のループアンテナとして使用可能となる。すなわち、携帯型放送受信ユニット2では、簡易型の近距離無線通信アンテナ23よりも高感度なN/4波長のループアンテナを用いて、近距離無線信号を送受信可能となるので、近距離無線通信の品質を向上させることができる。
図3では、追加アンテナ25を放送受信アンテナ21と一体化させて、放送受信用のダイポールアンテナとして使用する場合のスイッチ回路26及び27による接続状態が示される。近距離無線通信の品質が所定の閾値よりも良い場合、放送受信用に1/2波長ダイポールアンテナを構成しても良い。図3に示すように、スイッチ回路26は、追加アンテナ25の一端を放送受信回路22のアンテナ給電点に接続し、スイッチ回路27は、追加アンテナ25の他端を端子27aから切り離して開放状態にする。
これにより、追加アンテナ25は、1/4波長の放送受信アンテナ21と1/4波長の追加アンテナ25とが一体となって、放送受信用の1/2波長ダイポールアンテナとして使用可能となる。すなわち、携帯型放送受信ユニット2では、放送受信アンテナ21に加えて追加アンテナ25を用いて、放送信号を受信可能となるので、放送受信回路22の感度を向上させることができる。
次に、図4を参照し、本実施の形態に係る携帯機器装置の使用例を説明する。本実施の形態では、図4に示すように、携帯型放送受信ユニット2で受信された放送信号が、近距離無線通信により、携帯機器本体3に送信されて再生される。携帯型放送受信ユニット2は、例えば、地上波デジタルテレビジョン放送の放送信号をフルセグで受信可能なチューナーである。また、携帯機器本体3は、例えば、携帯電話、携帯ゲーム機、モバイルPCなどである。携帯機器本体3は、携帯型放送受信ユニット2から近距離無線通信によりフルセグの放送信号を受信することで、携帯機器本体3の内部に、フルセグ用のチューナーを備える必要がなく、携帯機器本体3の小型軽量化を図ることができる。
以上のように、本実施の形態に係る携帯機器装置によれば、携帯型放送受信ユニット内のスペース上の制約を軽減しながら、携帯機器本体と携帯型放送受信ユニットとの間の近距離無線通信のための近距離無線通信の品質を向上できる。
また、本実施の形態に係る携帯機器装置によれば、追加アンテナ25の電気長が、放送受信アンテナ21で受信される放送信号の周波数帯域の中心周波数の1/4波長と等しく設定されるので、追加アンテナ25が放送受信アンテナ21と一体化して1/2波長のダイポールアンテナを形成できる。また、追加アンテナ25の電気長が、近距離無線通信アンテナ23から送信される近距離無線信号の通信周波数の1/4波長のN倍と等しく設定されるので、追加アンテナ25が近距離無線通信アンテナ23のアンテナ給電点に接続された場合、近距離無線通信用のN/4波長のモノポールアンテナ又はループアンテナを構成できる。
また、本実施の形態に係る携帯機器装置によれば、追加アンテナ25の電気長が、近距離無線通信の通信周波数の1波長と等しく設定されれば、近距離無線通信用のアンテナとして1波長のモノポールアンテナ又はループアンテナを構成できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することができる。上記実施の形態における各構成要素の配置、大きさなどは適宜変更して実施することが可能である。その他、本発明は、本発明の範囲を逸脱しないで適宜変更して実施することができる。
1…携帯機器装置
2…携帯型放送受信ユニット
3…携帯機器本体
21…放送受信アンテナ
22…放送受信回路
23…近距離無線通信アンテナ
24…近距離無線通信回路
25…追加アンテナ
26…スイッチ回路
27…スイッチ回路
28…基板
26a…単極側端子
26b、26c…双投側端子
27a…単極側端子
27b…単投側端子
31…近距離無線通信アンテナ
32…近距離無線通信回路
33…再生装置

Claims (8)

  1. 放送信号を受信する放送受信機能と近距離無線通信する通信機能とを有する携帯型放送受信ユニットと、前記携帯型放送受信ユニットとの間で近距離無線通信する通信機能と前記放送信号の映像及び又は音声を再生する再生機能とを有する携帯機器本体と、を具備する携帯機器装置であって、
    前記携帯型放送受信ユニットは、
    前記放送信号の周波数帯の中心周波数の1/4波長に設定された電気長を有するモノポール型の第1アンテナと、
    前記第1アンテナがアンテナ給電部に接続され、前記放送信号を受信して復号する放送受信回路と、
    前記復号された放送信号から近距離無線信号を生成して近距離無線通信する近距離無線通信回路と、
    前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に接続され、近距離無線通信に用いられる第2アンテナと、
    前記放送受信回路又は前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に選択的に接続可能で、前記近距離無線通信回路に接続された場合は前記第2アンテナとは別の近距離無線通信用のアンテナとして用いられ、前記放送受信回路に接続された場合は前記第1アンテナと一体として電気長が拡張された放送受信用のアンテナとして用いられる第3アンテナと、
    を具備することを特徴とする携帯機器装置。
  2. 前記第3アンテナは、前記近距離無線通信に用いられる通信周波数の1/4波長のN倍(Nは、2以上の整数)の電気長に設定されることを特徴とする請求項1記載の携帯機器装置。
  3. 前記第3アンテナの電気長は、前記近距離無線通信の通信周波数の波長と同一の長さに設定されることを特徴とする請求項2記載の携帯機器装置。
  4. 前記第3アンテナを近距離無線通信用のアンテナとして用いる場合、前記第3アンテナの一端を前記近距離無線通信回路の給電部に接続し、前記第3アンテナの他端を開放してモノポールアンテナを形成する切り替え手段を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の携帯機器装置。
  5. 前記第3アンテナを近距離無線通信用のアンテナとして用いる場合、前記第3アンテナの一端を前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に接続し、前記第3アンテナの他端をグラウンド又は前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に接続してループアンテナを形成する切り替え手段を備えることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の携帯機器装置。
  6. 前記切り替え手段は、前記第3アンテナを前記第1アンテナと一体化して放送受信用のアンテナとして用いる場合、前記第3アンテナの他端を前記放送受信回路のアンテナ給電部に接続し、前記第3アンテナの一端を開放してダイポールアンテナを構成することを特徴とする請求項4又は請求項5記載の携帯機器装置。
  7. 前記放送信号は、UHF帯の地上デジタルテレビジョン放送信号であり、
    前記近距離無線信号は、無線LAN信号であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の携帯機器装置。
  8. 近距離無線通信する通信機能と放送信号の映像及び又は音声を再生する再生機能とを有する携帯機器本体との間で近距離無線通信する携帯型放送受信ユニットであって、
    前記放送信号の周波数帯の中心周波数の1/4波長に設定された電気長を有するモノポール型の第1アンテナと、
    前記第1アンテナの端部がアンテナ給電部に接続され、前記放送信号を受信して復号する放送受信回路と、
    前記携帯機器本体との間で近距離無線通信し、前記復号された放送信号から生成した近距離無線信号を前記携帯機器本体へ伝送する近距離無線通信回路と、
    前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に接続され、近距離無線通信に用いられる第2アンテナと、
    前記放送受信回路又は前記近距離無線通信回路のアンテナ給電部に選択的に接続可能で、前記近距離無線通信回路に接続された場合は前記第2アンテナとは別の近距離無線通信用のアンテナとして用いられ、前記放送受信回路に接続された場合は前記第1アンテナと一体として電気長が拡張された放送受信用のアンテナとして用いられる第3アンテナと、
    を具備することを特徴とする携帯型放送受信ユニット。
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