JP2013197636A - 無線通信式携帯型tvチューナ - Google Patents

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Abstract

【課題】設置方向に関わらず、良好に放送信号を受信できる、小型で携帯性に優れた無線通信式携帯型チューナを提供する。
【解決手段】無線通信回路20と放送受信回路10を搭載した回路基板1と、無線通信回路20に接続される無線通信用アンテナ2と、放送受信回路10に接続される放送受信用アンテナ3を備え、回路基板1の両面に沿って、一対の導電性の遮蔽板4が配置され、放送受信用アンテナ3は、遮蔽板4に沿って、遮蔽板4から離れた位置にそれぞれ設けられ、遮蔽板4を放送受信用アンテナ3の反射板として機能させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、無線通信式携帯型TVチューナに関し、特に放送波の受信特性を向上した無線通信式携帯型TVチューナに関する。
昨今、携帯電話やスマートフォン、タブレット型端末、携帯型のゲーム機器など、無線通信機能を搭載し、公衆回線や、LAN回線に接続して通信を行なう情報機器が広く普及している。
このような情報機器と、地上波デジタル放送信号などの放送信号を受信する無線通信式携帯型放送TVチューナとから構成され、情報機器で放送信号を受信する技術が、特許文献1に記載されている。
以下、図5を用いて、特許文献1に記載の無線通信式携帯型TVチューナについて説明する。図5は、無線通信式携帯型TVチューナの構成をしめすブロックダイヤグラムである。
特許文献1に記載の無線通信式TVチューナは図5に示すように、受信部52で受信したテレビ放送波は同調部53で選局され復号された後、暗号化部55で暗号化されて送信部58、アンテナ共用器57、アンテナ56を介して近距離無線通信で携帯無線機器へ送信され再生されるので、情報機器で放送信号を受信することができる。
特開2008−35350号公報
しかしながら、特許文献1に記載の無線通信式携帯型TVチューナでは、無線通信式携帯型TVチューナの設置方向が、放送信号を受信するのに適した方向でなく、受信状態が良くない場合に、ユーザがその場で設置方向を修正する事ができず、離れて設置されている場所まで行かなければならないという煩わしさを生じる虞があった。
また、特許文献1に記載の無線通信式携帯型TVチューナでは、携帯性を確保するため小型化の必要があり、放送信号を受信するための放送受信用アンテナも、小型化が必要であるが、特許文献1に記載の無線通信式携帯型TVチューナでは放送受信用アンテナについては触れられておらず、放送受信用アンテナを含めた無線通信式携帯型TVチューナの小型化の課題は解決されていない。
本発明は、上記の課題を解決して、受信性能を向上し、設置された方向による受信状態の変動が少なく、小型で携帯性に優れた無線通信式携帯型TVチューナを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、請求項1に記載の無線通信式携帯型TVチューナは、無線通信回路と放送受信回路を搭載した回路基板と、無線通信回路に接続される無線通信用アンテナと、放送受信回路に接続される放送受信用アンテナを備え、映像および音声を出力することができる情報機器と無線によって通信する無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記回路基板の両面に沿って、一対の導電性の遮蔽板が配置され、前記放送受信用アンテナは、前記遮蔽板に沿って、前記遮蔽板から離れた位置にそれぞれ設けられ、前記遮蔽板を放送受信用アンテナの反射板として機能させることを特徴とする。
請求項2に記載の無線通信式携帯型TVチューナは、請求項1に記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記回路基板の一方の面と、前記回路基板の一方の面に沿って配置された遮蔽版との間にバッテリーを有していることを特徴とする。
請求項3に記載の無線通信式携帯型TVチューナは、請求項1または請求項2に記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記放送受信用アンテナは、ダイポールアンテナまたは、ループアンテナであることを特徴とする。
請求項4に記載の無線通信式携帯型TVチューナは、請求項1から3のいずれかに記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記放送受信用アンテナと放送受信回路の間に整合回路を有することを特徴とする。
請求項5に記載の無線通信式携帯型TVチューナは、請求項1から4のいずれかに記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記遮蔽板は、前記回路基板のシールドケースであることを特徴とする。
請求項6に記載の無線通信式携帯型TVチューナは、請求項1から5のいずれかに記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、それぞれのアンテナが受信した信号を、選択ないし合成を行なう信号処理回路を有し、信号処理によってダイバシティ動作を行なうことを特徴とする。
請求項7に記載の無線通信式携帯型TVチューナは、請求項1から6のいずれかに記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記遮蔽板と前記放送受信用アンテナの間に、誘電体部材を備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、放送受信用アンテナが回路基板の両面にそって、両側に配置されているので、指向性が広く、無線通信式携帯型TVチューナが置かれる向きに関わらず良好に放送を受信することができ、遮蔽版をアンテナの反射板として機能させ、アンテナの利得を向上するので、受信性能を向上することができる。
請求項2の発明によれば、回路基板と遮蔽版との間に、バッテリーを配置したので、携帯型TVチューナの投影面積が小さく、小型の無線通信式携帯型TVチューナを実現することができる。
請求項3の発明によれば、放送受信用アンテナは、ダイポールアンテナまたは、ループアンテナで構成するので、グランドの面積や、グランドに対するアンテナの位置などの影響が少なく、アンテナによる無線通信式携帯型TVチューナの受信性能を更に向上することができる。
請求項4の発明によれば、放送受信用アンテナと放送受信回路の間に整合回路を設けたので、両面の放送受信用アンテナそれぞれを個別に整合することや、両面のアンテナを一体的なアンテナとして動作させることで、無線通信式携帯型TVチューナの受信性能を更に向上することができる。
請求項5の発明によれば、回路基板のシールドケースが、遮蔽板を兼ねるので、それぞれを個別に設けるより、更に小型に無線通信式携帯型TVチューナを構成することができる。
請求項6の発明によれば、それぞれのアンテナが受信した信号を、選択ないし合成を行なう信号処理回路で、信号処理を行い、ダイバシティ動作を行なうので、無線通信式携帯型TVチューナの受信性能を、更に向上させる事ができる。
請求項7の発明によれば、遮蔽板と放送受信用アンテナの間に、誘電体部材を備えることで、誘電体部材の誘電率によって、放送受信用アンテナの長さと、遮蔽板と放送受信用アンテナとの間の距離を短縮することが可能となり、無線通信式携帯型TVチューナを一層小型に構成することができる。
以上により、本発明によれば、設置された方向による受信状態の変動が少なく、小型で携帯性に優れた、無線通信式携帯型TVチューナを提供することができる。
第1実施形態の無線通信式携帯型チューナのブロック図 第1実施形態の無線通信式携帯型チューナの構造図 第2実施形態の無線通信式携帯型チューナのブロック図 第3実施形態の無線通信式携帯型チューナの構造図 従来の無線通信式携帯型チューナのブロック図
[第1実施形態]
以下に、本発明の第1実施形態における無線通信式携帯型チューナ100について説明する。
まず始めに、第1実施形態における無線通信式携帯型チューナ100の構成について、図1および図3を用いて説明する。図1は無線通信式携帯型チューナ100の構成を示すブロック図である。
無線通信式携帯型チューナ100は、図1に示すように、放送受信用アンテナ3と、整合回路13と、選局回路11と復調回路12とからなる放送受信回路10と、通信用ベースバンド回路21と送受信回路22とからなる無線通信回路20と、無線通信用アンテナ2と、放送受信回路10と無線通信回路20を制御する制御回路30を備えて構成されている。
図3は、無線通信式携帯型チューナ100の構造を示す図であり、図3aは無線通信式携帯型チューナ100を回路基板1の側からみた構造図、図3bは図3aのA−A面の断面を示す図である。
無線通信式携帯型チューナ100は、図3に示すように、無線通信回路と放送受信回路が搭載された回路基板1と、無線通信用アンテナ2と、放送受信用アンテナ3と、回路基板1と放送受信用アンテナ3の間に、前記回路基板の一部を覆う導電性の遮蔽板(シールドケース)4aおよび遮蔽板4bと、回路基板に電源を供給するバッテリー5と、を備えている。
図3に示すように放送受信用アンテナ3は、回路基板1の一方の面側に配置されるループ形状の放送受信用アンテナ3aと、回路基板1の他方の面側に配置されるループ形状の放送受信用アンテナ3bで構成されており、回路基板1およびバッテリー5を挟むように配置された遮蔽板4から外側に離れて配置されている。
図1に示すように整合回路13は、放送受信用アンテナ3と選局回路11に接続され、放送が行なわれている放送周波数帯において、放送受信用アンテナ3と選局回路11のインピーダンスの不整合による損失を低減するよう構成されている。
選局回路11は、放送受信用アンテナ3で受信し、整合回路13を介して入力された複数の放送信号から、所望の放送信号を選局するよう制御回路30によって制御され、選局された放送信号は復調回路12へ出力される。
復調回路12は、動作状態を制御回路30によって制御され、制御された動作状態に基づいて、選局回路11で選局された放送信号を復調してベースバンド信号に変換を行ない、変換したベースバンド信号を通信ベースバンド回路21へ出力する。
通信ベースバンド回路21は、無線通信を行うことで携帯端末から送られてくる制御コマンド信号に基づき制御回路30によって制御され、復調回路12から出力されたベースバンド信号を、通信方式に適合した形式の送信ベースバンド信号に変換を行ない、変換した送信ベースバンド信号を送受信回路22に出力するとともに、送受信回路22から出力される受信ベースバンド信号を復号し、制御コマンド信号として制御回路30に出力する。
送受信回路22は、通信ベースバンド回路21によって通信周波数や無線通信の伝送速度等が制御されるとともに、21から出力された送信ベースバンド信号を無線通信信号に変換し、通信用アンテナ2から送信するとともに、無線通信機能を持った携帯端末等の無線通信機器から送られてくる無線通信信号を受信し、復調して受信ベースバンド信号に変換して、通信ベースバンド回路21へ出力する。
無線通信用アンテナ2は、送受信回路22に接続され、無線通信信号の送信および受信を行なう。
制御回路30は、通信ベースバンド回路21から出力された制御コマンド信号に基づいて、選局回路11の選局制御や、復調回路12の動作制御、通信ベースバンド回路21の通信制御などを、制御回路30の内部に収納されているプログラムに従って制御を行なう。
次に、本発明の第1実施形態に係る無線通信式携帯型チューナ100の動作について、図1を用いて説明する。
図1に示す無線通信式携帯型チューナ100は、放送受信用アンテナ3で受信した放送信号が、放送受信用アンテナ3と選局回路11の整合を行なう整合回路13を経て、選局回路11で選局され、選局された放送信号は、復調回路12で、ベースバンド信号に変換される。
復調回路12から出力されたベースバンド信号は、通信用ベースバンド部21に入力され、無線通信に適した形式の送信ベースバンド信号に変換され、通信用送受信回路22で無線通信信号に変換されて通信用アンテナ2から送出される。
無線通信式携帯型チューナ100は、図示しない、映像および音声を出力する事ができる無線通信機能をもった情報機器と通信を行い、情報機器は、無線通信信号に含まれる、映像信号および音声信号を復号し、映像および音声信号として出力することで、放送を視聴することができる。
図3に示すように、無線通信式携帯型チューナ100の放送受信用アンテナ3は、それぞれがループ形状をした、放送受信用アンテナ3aと放送受信用アンテナ3bが、回路基板1の両面に沿って、両側にそれぞれ配置されているので、放送信号の到来方向が、回路基板1のどちら側であっても、回路基板1やバッテリー5にさえぎられることなく、放送波を受信することができる。
また、回路基板1とアンテナ3aの間に遮蔽板4aが設けられ、バッテリー5とアンテナ3bの間に遮蔽板4bが設けられているので、回路基板1に搭載されている無線通信回路や、放送受信回路などから生じる雑音が遮蔽され、放送受信用アンテナが、これらの雑音を受信することによる、受信感度の劣化を防ぐことができる。
さらに、遮蔽板4aと放送受信用アンテナ3aの間および、遮蔽板4bと放送受信用アンテナ3bの間が離れているので、遮蔽板4が放送受信用アンテナ3に対する反射板として作用し、放送受信用アンテナの利得が向上するので、受信感度が向上し、また放送受信用アンテナを小型化した場合においてもアンテナの利得低下を抑制することができる。
放送受信用アンテナ3は、ループ形状をしたループアンテナを用いており、平衡給電を行う事ができるので、回路基板1上の銅箔パターンや、シールドケースで構成される無線通信式携帯型チューナ100のグランドの大きさや、グランドとの位置関係などの影響が少なく、性能のバラツキが少ないアンテナを実現できる。
バッテリー5を、回路基板1と面方向で重なるように配置したので、無線通信式携帯型チューナ100の投影面積が減り、無線通信式携帯型チューナ100を小型に構成することができる。
以上のように、本発明の第1実施形態によれば、放送受信用アンテナ3が回路基板1の両面に沿って、両側に配置されているので、指向性が広く、無線通信式携帯型TVチューナ100が置かれる向きに関わらず良好に放送を受信することができ、遮蔽版4を放送受信用アンテナ3の反射板として機能させ、放送受信用アンテナ3の利得を向上するので、受信性能を向上することができるので、設置された方向による受信状態の変動が少なく、小型で携帯性に優れた、無線通信式携帯型TVチューナを提供することができる。
また、第1実施形態の無線通信式携帯型チューナ100は、放送受信用アンテナ3と放送受信回路10を構成する選局回路11との間に、整合回路13を備えているので、二つの放送受信用アンテナ3a、3bに均等に整合させる場合や、二つの放送受信用アンテナ3a、3bが一つのアンテナとして動作するように整合させる場合でも、放送受信用アンテナ3と、線局部11との不整合で生じる損失を低減するので受信特性を向上することができる。
[第2実施形態]
以下に、本発明の第2実施形態における無線通信式携帯型チューナ200について説明する。
本発明の第2実施形態に係る無線通信式携帯型チューナ200の構造は、第1実施形態の無線通信式携帯型チューナ100と同じく図3に示される。
図2は、無線通信式携帯型チューナ200の構成を示すブロック図である。
無線通信式携帯型チューナ200は、図2に示すように、放送受信用アンテナ3と、切換え回路14と、選局回路11と復調回路12とからなる放送受信回路10と、通信用ベースバンド部21と通信用送受信回路22とからなる無線通信回路20と、無線通信用アンテナ2と、切換え回路14と放送受信回路10および無線通信回路20を制御する制御回路30を備えて構成されている。
切換え回路14は、制御回路30によって制御され、放送受信用アンテナ3aまたは放送受信用アンテナ3bのいずれか一方を選択し選局回路11へ接続を行なう。
復調回路12は、動作状態を制御回路30によって制御され、制御された動作状態に基づいて、選局回路11で選局された放送信号を復調してベースバンド信号に変換を行ない、変換したベースバンド信号を通信ベースバンド回路21へ出力するとともに、受信信号強度(RSSI)、信号対雑音比(CNR)、ビット誤り率(BER)等の受信した放送信号の受信品質を表す信号を制御回路30へ出力する。
制御回路30は、通信ベースバンド回路21から出力された制御コマンド信号と、復調回路12から出力されたRSSI、CNR、BER等の受信した放送信号の受信品質を表す制御信号に基づいて、選局回路11の選局制御や、復調回路12の動作制御、切換え回路14による放送受信アンテナの切換え制御、通信ベースバンド回路21の通信制御などを、制御回路30の内部に収納されているプログラムに従って制御を行なう。
次に、本発明の第2実施形態に係る無線通信式携帯型チューナ200の動作について説明する。
図2に示す無線通信式携帯型チューナ200は、放送受信用アンテナ3で受信した放送信号が、制御回路30によって、放送受信用アンテナ3aまたは3bの一方を選択して選局回路11へ接続するよう制御される切換え回路14を経て、制御回路30によって所望の放送信号を選局するよう制御される選局回路11で選局され、選局された放送信号は、放送信号を復調してベースバンド信号に変換する復調回路12でベースバンド信号に変換される。
制御回路30は、放送受信回路10を構成する復調回路12から、RSSI、CNR、BER等の放送信号の受信品質を表す制御信号に基づき、例えばRSSIが一定の値以下になったら、切換え回路14を制御し選局部に接続する放送受信用アンテナを3aから3bに切換え、再度、復調回路12からRSSIの値を受けて、RSSIが他方より大きい放送受信アンテナを選択する、などのように、受信した放送信号の受信品質を表す制御信号がより良いほうの放送受信アンテナ3aまたは3bを選択するよう切換え回路14の制御を行なう。
図3に示すように、無線通信式携帯型チューナ100の放送受信用アンテナ3は、それぞれループ形状をした放送受信用アンテナ3aと放送受信用アンテナ3bが、回路基板1の両面にそって、両側にそれぞれ配置されているので、放送信号の到来方向が、回路基板1のどちら側であっても、放送信号の到来方向のアンテナを用いることで、回路基板1やバッテリー5にさえぎられることなく、放送波を受信することができる。
上記のように、本発明の第2実施形態に係る無線通信式携帯型チューナ200によれば、放送受信用アンテナ3aと3bが回路基板1の両面に沿って、両側に配置されているので、放送信号の到来方向が、回路基板1のどちら側であっても、放送信号の到来方向のアンテナを用いることで、回路基板1やバッテリー5にさえぎられることなく、放送波を受信することができるので、設置された方向による受信状態の変動が少なく、小型で携帯性に優れた、無線通信式携帯型TVチューナを提供することができる。
また制御回路30が、放送受信回路10を構成する復調部12から、放送信号の受信品質を表す制御信号に基づき、受信した放送信号の受信品質を表す制御信号がより良いほうの放送受信アンテナを選択するよう切換え回路14の制御を行なうので、無線通信式携帯型チューナの向きや位置が変化するような場合でも、常により良好な受信状態で放送信号を受信する事ができる。
[第3実施形態]
以下に、本発明の第3実施形態における無線通信式携帯型チューナ300について説明する。
図4は、無線通信式携帯型チューナ300の構造を示す図であり、図4aは無線通信式携帯型チューナ300を回路基板1の側からみた構造図、図4bは図4aのA−A面の断面を示す図である。
無線通信式携帯型チューナ300は、図4に示すように、通信無線通信回路と、放送受信回路が搭載された回路基板1と、無線通信用アンテナ2と、放送受信用アンテナ3と、回路基板1と放送受信用アンテナ3の間に、導電性の遮蔽板4と、回路基板に電源を供給するバッテリー5と、放送受信用アンテナ3と遮蔽板4との間に配置された、誘電体部材6を備えている。
放送受信用アンテナ3は、回路基板1の一方の面側に配置されるループ形状の放送受信用アンテナ3aと、回路基板1の他方の面側に配置されるループ形状の放送受信用アンテナ3bで構成されており、回路基板1およびバッテリー5を挟むように配置された遮蔽板4から外側に離れて配置されており、誘電体部材6は、遮蔽板4aと放送受信用アンテナ3aの間に挟まれる位置および、遮蔽板4bと放送受信用アンテナ3bに挟まれる位置に、それぞれ配置されている。
誘電体部材7が、遮蔽板4aと放送受信用アンテナ3aの間に挟まれる位置および、遮蔽板4bと放送受信用アンテナ3bに挟まれる位置にそれぞれ配置されているので、誘電体部材6の比誘電率εrによって、放送信号が誘電体部材6の内部を伝搬する速度が遅くなることによって、誘電体部材が無い場合と比較して、放送受信用アンテナ3aおよび3bの実効長が長くなるので、放送受信用アンテナ3の利得が向上し、受信特性を向上させることや、放送受信用アンテナ3の利得が、誘電体部材が無い場合と同等になるよう放送受信用アンテナ3を小型化することができる。
また、誘電体部材6が、遮蔽板4aと放送受信用アンテナ3aの間に挟まれる位置および、遮蔽板4bと放送受信用アンテナ3bに挟まれる位置にそれぞれ配置されているので、誘電体部材6の比誘電率εrによって、放送信号が誘電体部材6の内部を伝搬する速度が遅くなることによって、誘電体部材が無い場合と比較して、放送受信用アンテナ3と遮蔽板4の実効的な距離が大きくなるため、放送受信用アンテナ3と遮蔽板4との距離を狭めて配置する事ができる。
上記のように、本発明の第3実施形態に係る無線通信式携帯型チューナ200によれば、放送受信用アンテナ3が回路基板1の両面にそって、両側にそれぞれ配置されているので、指向性が広く、無線通信式携帯型TVチューナ100が置かれる向きに関わらず良好に放送を受信することができ、設置された方向による受信状態の変動が少なく、小型で携帯性に優れた、無線通信式携帯型TVチューナを提供することができる。
また誘電体部材6が、遮蔽板4aと放送受信用アンテナ3aの間に挟まれる位置および、遮蔽板4bと放送受信用アンテナ3bに挟まれる位置にそれぞれ配置したので、アンテナの利得を向上することや、アンテナの小型化を図ることできるので、更に無線通信式携帯型TVチューナの受信特性を向上する事や、小型化することができる。
以上のように、本発明の無線通信式携帯型TVチューナを具体的に説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲で種々変更して実施することが可能である。例えば次のように変形して実施することができ、これらの実施形態も本発明の技術的範囲に属する。
(1)本発明の第1から第3の実施例において、放送受信用アンテナ3aおよび3bはループ形状をしたループアンテナを例示して説明を行なったが、ダイポールアンテナなど、他の種類のアンテナを用いることができる。
(2)本発明の第1から第3の実施例において、遮蔽板4aは、回路基板1のシールドケースをかねた例で説明を行なったが、シールドケースとは別に遮蔽板を設ける構成にしても良い。
(3)本発明の第1から第3の実施例において、遮蔽板4aは、回路基板1の一方の面に設けられたシールドケースとして説明を行なったが、シールドケースを回路基板2の両面に設ける構成にしても良い。
(4)本発明の第2の実施例において、放送受信用アンテナを切換えるアンテナ切換えダイバシティ方式を例示して説明を行なったが、選局回路や復調回路を複数設けて構成される検波後ダイバシティ方式や、最大比合成方式としても良い。
1 回路基板
2 無線通信用アンテナ
3 放送受信用アンテナ
3a 放送受信用アンテナ(ループアンテナ)
3b 放送受信用アンテナ(ループアンテナ)
4 遮蔽板(シールドケース)
4a 遮蔽板(シールドケース)
4b 遮蔽板
5 バッテリー
6 誘電体部材
10 放送受信回路
11 選局回路
12 復調回路
13 整合回路
14 切換え回路(信号処理回路)
20 無線通信回路
21 通信用ベースバンド回路
22 送受信回路
30 制御回路
100 本発明の第1実施形態の無線通信式携帯型チューナ
200 本発明の第2実施形態の無線通信式携帯型チューナ
300 本発明の第3実施形態の無線通信式携帯型チューナ

Claims (7)

  1. 無線通信回路と放送受信回路とを搭載した回路基板と、無線通信回路に接続される無線通信用アンテナと、放送受信回路に接続される放送受信用アンテナを備え、映像および音声を出力することができる情報機器と無線によって通信する無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記回路基板の両面に沿って、一対の導電性の遮蔽板が配置され、前記放送受信用アンテナは、前記遮蔽板に沿って、前記遮蔽板から離れた位置にそれぞれ設けられ、前記遮蔽板を放送受信用アンテナの反射板として機能させることを特徴とする無線通信式携帯型TVチューナ。
  2. 請求項1に記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記回路基板の一方の面と、前記回路基板の一方の面に沿って配置された遮蔽版との間にバッテリーを有していることを特徴とする無線通信式携帯型TVチューナ。
  3. 請求項1または請求項2に記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記放送受信用アンテナは、ダイポールアンテナまたは、ループアンテナであることを特徴とする無線通信式携帯型TVチューナ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記放送受信用アンテナと放送受信回路の間に整合回路を有することを特徴とする無線通信式携帯型TVチューナ。
  5. 請求項1から4のいずれかに記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記遮蔽板は、前記回路基板のシールドケースであることを特徴とする無線通信式携帯型TVチューナ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、それぞれのアンテナが受信した信号を、選択ないし合成を行なう信号処理回路を有し、信号処理によってダイバシティ動作を行なうことを特徴とする無線通信式携帯型TVチューナ。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の無線通信式携帯型TVチューナにおいて、前記遮蔽板と前記放送受信用アンテナの間に、誘電体部材を備えたことを特徴とする無線通信式携帯型TVチューナ。
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