JP4523211B2 - 無線通信機のための折りたたみデュアル周波数バンドアンテナ - Google Patents
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Description
(発明の分野)
本発明は一般的にはアンテナに関し、より詳細には、無線通信デバイスと共に使用されるアンテナに関する。
【0002】
(発明の背景)
無線電話とは1つ以上の他の通信ターミナルに無線通信でリンクする通信ターミナルを一般に意味する。無線電話はセルラー電話、地上移動(例えば警察および消防用)電話および衛星通信システムを含む、種々の異なる用途で使用できる。
【0003】
無線電話は、無線通信信号を送信および/または受信するためのアンテナを一般に含む。簡単であること、ワイドバンドの応答性があること、広い放射パターンが得られること、およびコストが低いことに起因し、種々の無線電話用途において歴史的にはモノポールアンテナおよびダイポールアンテナが恐らく最も多く使用されてきた。
【0004】
しかしながら、無線電話およびその他の無線通信デバイスは小型化を続けている。現代の多くの無線電話は長さが11〜12cmよりも短くなっている。この結果、無線電話で使用されるアンテナも小型化されている。また2つ以上の通信システムを利用するために、無線電話が大きく離れた周波数バンドで作動できることが望ましくなりつつある。例えばGSM(ディジタル携帯電話のためのグローバルシステム)は、例えば880MHz〜960MHzの間の低い周波数バンドで一般に作動するデジタル移動電話システムであり、DCS(デジタル通信システム)は1710MHz〜1880MHzの間の高い周波数バンドで一般に作動するデジタル移動電話システムである。
【0005】
小型の無線電話アンテナは、一般に狭い周波数バンド内でしか作動しない。この結果、従来の無線電話用アンテナが大きく離れた周波数バンドで作動することが困難となることがある。更に、無線電話のアンテナがより小さくなるにつれ、これらアンテナが作動できる範囲内の周波数バンドは一般により狭くなる。
【0006】
マルチ周波数バンドで作動するハンドヘルドの無線電話では、ヘリカルアンテナの使用が増加している。ヘリカルアンテナは螺旋パターンに巻かれた導電性部材を一般に含む。1本の軸線を中心にヘリカルアンテナの放射エレメントが巻かれているので、ヘリカルアンテナの軸方向の長さを匹敵するモノポールアンテナの長さよりもかなり短くすることができる。従って、モノポールアンテナの長さが使用できないほど長い場合にはヘリカルアンテナが使用されることが多い。
【0007】
図1はデュアル周波数バンドで作動できるように構成された従来のヘリカルアンテナ5を示す。図1に示されるように、アンテナ5はアンテナ給電構造体6と、放射エレメント7と、寄生エレメント8とを一般に含む。放射エレメント7および寄生エレメント8はエンドキャップ10によってプラスチックチューブ、すなわちレドーム9内に収納されている。不幸なことに、ヘリカルアンテナは特に放射エレメント7と寄生エレメント8の位置決めに関して製造が多少複雑となり得る。
【0008】
マルチ周波数バンドで作動するハンドヘルド無線電話ではブランチ(分岐)アンテナも使用されている。このブランチアンテナは基板に配置された一対の導電性トレース(又は形跡)を一般に含み、これらトレースは放射エレメントとして働き、単一給電点から分岐している。図2はデュアル周波数バンドで作動するように構成された従来のブランチアンテナ15を示す。図2に示されるように、アンテナ15は平らな基板16を一般に含み、この基板16の上には一対の蛇行した放射エレメント17a、17bが配置されている。これら蛇行した放射エレメント17a、17bはアンテナ15を無線電話内のRF回路に電気的に接続する給電点18から分岐している。蛇行した放射エレメント17a、17bの各々はそれぞれの周波数バンド内で共振するようになっている。
【0009】
不幸なことに、ブランチアンテナは無線電話を作動させるには狭すぎる周波数バンド内でしか電気信号を送受信できない。更に、ブランチアンテナのサイズを縮小するには一般に各放射エレメントの蛇行パターンを圧縮する必要がある。更に不幸なことに、放射エレメントの蛇行パターンが更に圧縮されるにつれ、放射エレメントが作動できる周波数バンドはより狭くなる。
【0010】
従って、マルチ周波数バンドの無線電話に対する上記要望およびかかる無線電話のための従来のアンテナの問題を検討すると、大きく離れたマルチ周波数バンド内で作動できる小型の無線電話用アンテナが求められている。
【0011】
(発明の概要)
従って、本発明の目的は、大きく離れた多数の周波数バンドで作動できる、無線電話のような無線通信機のための小型のアンテナを提供することにある。
【0012】
更に本発明の目的は、無線電話の小型化を容易にすることでもある。
【0013】
本発明の上記およびそれ以外の目的は、アンテナの内側または外側表面に連続した放射エレメントが配置された、折りたたまれたC字形アンテナによって達成される。このアンテナは離間して対向する第1部分および第2部分を有する誘電体基板を含み、これら第1部分と第2部分とはそれぞれの隣接する端部部分にて第3部分によって接合されている。誘電体基板の第1部分、第2部分および第3部分の内側または外側表面には連続した放射エレメントとして働く導電性材料製の連続したトレースが配置されている。
【0014】
誘電体基板の第1部分と第2部分との間には細長いスペーサーが配置されていることが好ましい。細長いスペーサーは細長い誘電体スペーサーであることが好ましく、この誘電体スペーサーが連続気泡の微孔性ポリマー(open-celled microcellular polymer)から形成され、対向する第1表面と第2表面とを含む。この誘電体スペーサーの第1表面は誘電体基板の第1部分の内側表面と面と面が接続する関係にあり、誘電体スペーサーの第2表面は誘電体基板の第2部分の内側表面と面と面が接触する関係にある。
【0015】
しかしながら、誘電体基板の第1部分と第2部分との間ではスペーサーを使用しなくてもよいことが理解できよう。誘電体基板の第1部分と第2部分との間には空気ギャップが存在すれば十分である。
【0016】
誘電体基板の第1部分に配置された連続する放射エレメントの一部は蛇行したパターンとなっており、この部分は給電点に電気的に接続されている。誘電体基板の第1部分に配置された連続した放射エレメント部分は、アンテナが異なる第1周波数バンドおよび第2周波数バンドの内部で共振するよう、誘電体基板の第2部分に配置された連続した放射エレメント部分と電気的に結合するようになっている。
【0017】
本発明の別の実施例によれば、C字形をした誘電体基板は基板のそれぞれの第1部分および第2部分に配置された第1放射エレメントおよび第2放射エレメント(例えば導電性の銅製トレース)を含む。これら第1放射エレメントと第2放射エレメントとはアンテナが、離れた別個の周波数バンド(すなわち低い周波数バンドと高い周波数バンド)内で共振するように互いに電気的に結合するようになっている。
【0018】
本発明に係わるアンテナは多数の大きく離れた周波数バンドを利用する種々の通信システム内で作動するのに特に適している。更に、本発明に係わるアンテナはサイズが小さいことにより極めて小型の通信デバイス内で使用できる。更に、1枚の基板しか使用していないので、本発明に係わるアンテナは従来のデュアルバンドアンテナよりも製造をより簡単にすることができる。
【0019】
(発明の詳細な説明)
以下、添付図面を参照し、本発明についてより詳細に説明する。添付図面には本発明の好ましい実施例が示されている。しかしながら、本発明は異なる多くの形態で具現化でき、本明細書に記載した実施例のみに限定されると見なしてはならない。これら実施例は明細書の開示を完全にし、当業者が発明の範囲を完全に理解できるように記載したものである。添付図面において、説明を明瞭とするために層および領域の厚さは誇張してある。図面において、同様な番号は同様な要素を示す。層、領域または基板のような要素が別の要素の上にあると記載されている場合、他の要素の上に、かかる要素を直接載せたり、また介在する要素を設けることも可能であることが理解できよう。これと対照的に、要素が別の要素に「直接」設けられていると記載されている場合、介在する要素は設けられていない。更に、本明細書に図示し、記載した各実施例は、相補的な導電タイプの実施例も含むものである。
【0020】
次に、図3を参照すると、ここには本発明に係わるアンテナを組み込むことができる無線電話20が示されている。図示されている無線電話20のハウジング22は、頂部部分24と内部にキャビティを形成するように頂部部分に接続された底部部分26とを含む。頂部ハウジング部分24と底部ハウジング部分26とは、複数のキー30を含むキーパッド28と、ディスプレイ32と、無線電話20が無線電話通信信号を送受信できるようにする電子部品(図示せず)とを収納している。本発明に係わるアンテナは図示されているレドーム34内に設けることができる。
【0021】
図4には無線電話が無線通信信号を送受信できるようにする電子部品の従来の配置が略図で示されており、この従来の配置については無線電話通信業者であれば理解できよう。無線通信信号を送受信するためのアンテナ40は無線周波数トランシーバ42に電気的に接続されており、このトランシーバ42は更にコントローラ44、例えばマイクロプロセッサに接続されている。コントローラ44はスピーカー46に電気的に接続されており、このスピーカー46はコントローラ44からのリモート信号を無線電話のユーザーに伝えるようになっている。コントローラ44はマイクロフォン48にも電気的に接続されており、このマイクロフォンはユーザーからの音声信号を受信し、コントローラ44およびトランシーバ42を介し、この音声信号をリモートデバイスに送信するようになっている。コントローラ44は無線電話の作動を容易にするキーパッド28およびディスプレイ32にも電気的に接続されている。
【0022】
本発明に係わるアンテナは無線周波数信号を送信しかしない無線通信デバイスでも、または受信しかしない無線通信デバイスでも使用できる。信号を受信しかしないかかるデバイスとしては、アンテナを利用する従来のAM/FMラジオまたは任意の受信機を挙げることができ、信号送信しかしないデバイスとしてはリモートデータ入力デバイスを挙げることができる。
【0023】
通信デバイスの当業者に知られているように、アンテナとは電気信号を送信および/または受信するデバイスである。送信アンテナは一般に電磁界を放射するよう、開口部または反射表面を誘導もしくは放射する給電アセンブリを一般に含む。受信アンテナは入射電磁界を収集給電点に合焦し、入射電磁界に比例した電子信号を発生する開口部または表面を一般に含む。アンテナから放射されるか、またはアンテナによって受信される電力の大きさは、その開口面積に応じて決まり、この大きさは利得によって表示される。
【0024】
アンテナの放射パターンは極座標を使ってプロットされることが多い。電圧定在波比(VSWR)は、アンテナの給電点と通信デバイス、例えば無線電話の給電ラインまたは送信ラインとのインピーダンスマッチングに関連している。最小の損失で無線周波数(RF)エネルギーを放射するか、または最小の損失で受信したRFエネルギーを無線電話の受信機へ伝えるために、無線電話のアンテナのインピーダンスは従来は送信ラインまたは給電点のインピーダンスにマッチングされていた。
【0025】
従来の無線電話は、内部に配置されたプリント回路基板に設けられた信号処理回路に作動的に関連するトランシーバに電気的に接続されたアンテナを一般に使用している。アンテナとトランシーバとの間の電力伝達を最大にするために、トランシーバのインピーダンスとアンテナのインピーダンスを実質的にマッチングするように、トランシーバとアンテナとを相互に接続することが好ましい。すなわち、給電点で50オーム(Ω)の(または所望する)インピーダンス値が得られるように、望ましくないアンテナインピーダンス成分をフィルタで除去するよう、すなわち補償するように電気的にチューニングされている。
【0026】
次に、図5を参照すると、ここには本発明の実施例に係わるデュアル周波数バンドのアンテナ50が示されている。ここに図示されているアンテナ50はC字形の誘電体基板52を含み、この基板52には連続する放射エレメント(例えば導電性の銅製トレース)53が配置されている。このC字形誘電体基板52は離間して対向する第1部分54と第2部分55とを含み、これら部分は第3部分56によってそれぞれ隣接する端部部分54a、55aにて接合されている。第1部分54、第2部分55および第3部分56の各々は対向する内側表面52aと外側表面52bとを有する。図示した実施例では誘電体基板の第1部分54は第1の長さL1を有し、第2部分55は第1部分54の長さL1よりも短い第2の長さL2を有する。
【0027】
図示するように、誘電体基板の第1部分54と第2部分55との間には細長いスペーサ57が配置されており、このスペーサは誘電体材料から形成することが好ましい。この細長いスペーサ57は対向する第1表面57aと第2表面57bとを有する。スペーサの第1表面57aは誘電体基板の第1部分54の内側表面52aに面と面が接触する関係となっており、スペーサの第2表面57bは誘電体基板の第2部分55の内側表面52aに面と面が接触する関係となっている。
【0028】
スペーサ57は連続気泡微孔性ポリマー、例えば米国、郵便番号06281-1815コネティカット州ウッドストック、ウッドストックロード245番地のロジャーズコーポレーションから市販されているポーロン(PORON(登録商標))ウレタンから形成することが好ましい。ポーロン(登録商標)ウレタンの平均孔径は約100ミクロンであり、ほぼ均一である。「連続気泡(open-cell)」なる用語は、吸気性材料を形成するよう、殆どの孔(セル)の間に小さい開口部があることを意味する。圧縮されると、これら開口部は閉じられ、シールを形成する。しかしながら、誘電体スペーサは種々の誘電体材料から形成できるので、ポーロン(登録商標)に限定されているわけではないと理解できよう。
【0029】
誘電体基板の第1部分54と第2部分55との間ではスペーサを使用しなくてもよいと理解できよう。誘電体基板の第1部分54と第2部分55との間には空気ギャップがあれば十分である。
【0030】
図示するように、誘電体基板の第1部分54、第2部分55および第3部分56の外側表面52bには連続する放射エレメント53が配置されている。この連続放射エレメント53は誘電体基板52の第1部分54に配置された第1部分53aと、誘電体基板52の第2部分55に配置された第1部分53bと、誘電体基板52の第3部分56に配置された第3部分53cとを含む。連続放射エレメント53の第1部分53aは給電点58に電気的に接続されており、この給電点58はアンテナ50を無線通信機、例えば無線電話内のRF回路に電気的に接続している。
【0031】
図示した実施例では放射エレメントの第1部分53aは、放射エレメントの第2部分53bと結合し、例えば824MHz〜960MHz(すなわち低い周波数のバンド)および1710MHz〜1990MHz(すなわち高い周波数のバンド)の少なくとも2つの離れた別々の周波数バンドを形成するような電気的長さを有する蛇行したパターンとなっている。当業者であれば判るように、「結合(カプリング)」なる用語は電力または信号情報が一方から他方に伝達できるよう、2つ以上の回路またはシステムが関連していることを意味する。
【0032】
図6Aおよび6Bはそれぞれ明瞭とするためにスペーサーを除いた、図5のアンテナの正面および背面斜視図である。図5および6A、6Bの図示された実施例では、放射エレメント53は蛇行したパターンとなっている。しかしながら、放射エレメント53の第1部分53a、第2部分53b、第3部分53cの各々は種々の構造にしてもよいことが理解できよう。例えば図7に示されるように、放射エレメント53の第2部分53bは蛇行していない構造でもよい。
【0033】
誘電体基板52に使用するのに特に好ましい材料は、通信デバイスの当業者には周知であるFR4、すなわちポリイミドである。しかしながら、誘電体基板52には種々の誘電体材料を使用できる。誘電体基板52は図示された実施例では約2〜約4までの誘電率(dielectric constant)を有することが好ましい。しかしながら、本発明の要旨から逸脱することなく、誘電率の異なる誘電体基板を使用できると理解すべきである。
【0034】
図示した放射エレメントの第1部分53aおよび第2部分53bの寸法は基板の外側表面52bのスペースの制限に応じて変えてもよい。放射エレメントを使用するのに好ましい導電材料は銅である。放射エレメントの第1部分53aおよび第2部分53bの厚みは一般に約0.05〜1.0mmの間である。
【0035】
放射エレメントの第1部分53aおよび第2部分53bの電気的な長さは当業者に知られているように同調パラメータとなっている。アンテナ50のバンド幅は当業者に知られているように、放射エレメントの第1部分53aおよび第2部分53bの蛇行パターンの形状よび構造を変えることによって調節できる。
【0036】
次に図8を参照すると、ここには本発明の別の実施例に係わるデュアル周波数バンドアンテナ70が示されている。ここに示されているアンテナ70はC字形をした誘電体基板72を含み、この基板72はこの基板72のそれぞれの第1部分72aおよび第2部分72bに配置された第1放射エレメント73aおよび第2放射エレメント73b(例えば導電性の銅製トレース)を有する。第1放射エレメント73aと、第2放射エレメント73bとはアンテナ70は少なくとも2つの離間した別個の周波数バンド内で共振するように互いに電気的に結合するようになっている。
【0037】
第1放射エレメント73aは誘電体基板の第1部分72aに配置された給電点58に電気的に接続されており、第1放射エレメント73aと第2放射エレメント73bとはスペーサ57を貫通するように形成された導電性ビア74によって互いに電気的に接続されている。図示されている実施例とは電気リード線75a、75bによりそれぞれ第1放射エレメント73aと導電性ビア74との間の電気的接触および第2放射エレメント73bと導電性ビア74との間の電気的接触が容易となっている。
【0038】
GSMの低い周波数のバンドは約880MHzと960MHzとの間にあり、このバンドは80MHzのバンド幅に対応する。AMPS(高度移動電話サービス)の低い周波数のバンドは約824MHz〜894MHzの間にあり、このバンドは70MHzのバンド幅に対応する。PCS(パーソナル通信システム)の高周波バンドは約1850MHz〜1990MHzの間にあり、このバンドは140MHzのバンド幅に対応する。DCSの高周波バンドは約1710MHz〜1880MHzの間にあり、これは170MHzのバンド幅に対応する。従って、無線電話アンテナが低い周波数のバンド(例えばGSMまたはAMPSのためのバンド)で正しく作動するには、バンド幅を約70MHz〜80MHzの間にしなければならない。同様に、無線電話アンテナが高い周波数のバンド(例えばPCSまたはDCS用のバンド)で正しく作動できるようにするには、バンド幅を約140MHz〜170MHzの間にしなければならない。
【0039】
次の表1は放射エレメントの第2部分53bの種々の長さL2に対し、図5および6a、6bに示されるアンテナによって得られるバンド幅を示す。
【0040】
【表1】
【0041】
表1に示めされるように、放射エレメントの第2部分53bの最適長さL2は20ミリ(mm)である。長さL2が20mmの時に、図5および6A、6Bのアンテナの低いバンドの中心周波数は1004MHzであり、バンド幅は163MHzであり、高いバンドの中心周波数は1906MHzであり、バンド幅は311MHzである。長さL2が20mmの場合、図5および6a、6bのアンテナはGSM、AMPS、PCSおよびDCSの広く離れた周波数バンド内で作動するのに適当なバンド幅を有する。
【0042】
本発明は図5、6A、6B、7および8に示された実施例のみに限定されているわけではないと理解すべきである。限定することなく、本発明の特徴を含む他の種々の構造も利用できる。
【0043】
これまでの記載は本発明を説明するものであり、発明を限定するものであると考えてはならない。以上で、本発明のいくつかの実施例について説明したが、当業者であれば、本発明の新規な教示内容および利点から実質的に逸脱することなく、実施例において多くの変形が可能であることが容易に理解できよう。従って、かかる変形例のいずれも、特許請求の範囲に記載した本発明の範囲内に含まれるものである。従って、これまでの記載は本発明を説明するためのものであり、本発明がここに開示した特定の実施例のみに限定されると見なしてはならず、更に、特許請求の範囲内には本明細書に開示した実施例の変形例だけでなく、その他の実施例も含まれると理解すべきである。本発明は特許請求の範囲に記載されており、特許請求の範囲の均等物の発明に含まれるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 デュアル周波数バンドで無線作動するように構成された従来のヘリカルアンテナの側断面図である。
【図2】 デュアル周波数バンドで無線作動するように構成された従来のブランチアンテナの平面図である。
【図3】 本発明に係わるアンテナを内部に内蔵できる無線電話の一例の斜視図である。
【図4】 無線電話が通信信号を送受信できるようにするための電子部品の従来の配置の略図である。
【図5】 デュアル周波数バンドで無線電話を作動させるように構成された、本発明の一実施例に係わるアンテナの側面図である。
【図6A】 明瞭にするために誘電体スペーサーを省略した状態の、図5のアンテナの正面斜視図である。
【図6B】 明瞭にするために誘電体スペーサーを省略した状態の、図5のアンテナの背面斜視図である。
【図7】 折りたたまれた基板の背面に沿った放射エレメントが別のパターンとなっている、図5のアンテナの背面斜視図である。
【図8】 第1放射エレメントと第2放射エレメントとが誘電体スペーサーを貫通する導電性ビアによって電気的に接続されている、デュアル周波数バンドで無線電話を作動させるように構成された、本発明の別の実施例に係わるアンテナの側面図である。
Claims (22)
- 離間して対向する第1部分および第2部分を有し、これら第1部分および第2部分が第3部分によってそれぞれの隣接する端部部分にて接合されており、これら第1部分、第2部分および第3部分の各々が対向する内側表面および外側表面を有するC字形誘電体基板と、前記誘電体基板の第1部分、第2部分および第3部分の外側表面に配置された連続する放射エレメントとを備え、
前記誘電体基板の第1部分に配置された前記連続する放射エレメント部分が前記誘電体基板の第1部分に配置された給電点に電気的に接続されており、前記誘電体基板の第1部分に配置された連続する放射エレメント部分が前記誘電体基板の第2部分に配置された連続する放射エレメント部分に電気的に結合し、よってアンテナが少なくとも2つの離間した別個の周波数バンドで共振するようになっており、
前記誘電体基板の第1部分と第2部分との間に配置された細長いスペーサーを更に含み、該細長いスペーサーが対向する第1表面および第2表面を含み、前記細長いスペーサーの第1表面が前記誘電体基板の第1部分の内側表面に面と面が接触する関係にあり、前記細長いスペーサーの第2表面が前記誘電体基板の第2部分の内側表面に面と面が接触する関係にあることを特徴とするマルチ周波数バンドアンテナ。 - 前記連続する放射エレメントの少なくとも一部が蛇行したパターンとなっている、請求項1記載のマルチ周波数バンドアンテナ。
- 前記誘電体基板の第1部分および第2部分に配置された連続する放射エレメントの部分が、それぞれの異なる電気的長さを有する、請求項1記載のマルチ周波数バンドアンテナ。
- 前記細長いスペーサーが連続気泡微孔性ポリマーを含む、請求項1記載のマルチ周波数バンドアンテナ。
- 前記連続する放射エレメントが導電性材料の連続トレースを含む、請求項1記載のマルチ周波数バンドアンテナ。
- 離間して対向する第1部分および第2部分を有し、これら第1および第2部分が第3部分によってそれぞれの隣接する端部部分にて接合されており、これら第1部分、第2部分および第3部分の各々が対向する内側表面および外側表面を有するC字形誘電体基板と、前記第1部分と第2部分との間に配置された細長い誘電体スペーサーと、前記第1放射エレメントの一部が前記誘電体基板の第1部分に配置された給電点に電気的に接続されている、前記誘電体基板の第1部分に配置された第1放射エレメントと、前記第1放射エレメントと第2放射エレメントとが前記細長い誘電体スペーサーを貫通するように形成された導電性ビアによって電気的に接続されており、前記第1放射エレメントと第2放射エレメントとが互いに電気的に結合され、アンテナが少なくとも2つの離間した別個の周波数バンドで共振するようになっている第2放射エレメントとを備えた、マルチ周波数バンドアンテナ。
- 前記細長い誘電体スペーサーが対向する第1および第2表面を含み、前記細長い誘電体スペーサーの第1表面が前記誘電体基板の第1部分の内側表面に面と面が接触する関係となっており、前記細長い誘電体スペーサーの第2表面が前記誘電体基板の第2部分の内側表面に面と面が接触する関係となっている、請求項6記載のマルチ周波数バンドアンテナ。
- 前記連続する放射エレメントの少なくとも一部が蛇行したパターンとなっている、請求項6記載のマルチ周波数バンドアンテナ。
- 前記第1および第2放射エレメントの各々が導電性材料製のトレースを含む、請求項6記載のマルチ周波数バンドアンテナ。
- 前記第1および第2放射エレメントが異なる電気的な長さを有する、請求項6記載のマルチ周波数バンドアンテナ。
- 前記細長い誘電体スペーサーが連続気泡微孔性ポリマーを含む、請求項6記載のマルチ周波数バンドアンテナ。
- 無線通信信号を送受信するトランシーバを収納するようになっているハウジングと、トランシーバに電気的に接続されたマルチ周波数バンドアンテナとを備え、
該マルチ周波数バンドアンテナが、離間して対向する第1部分および第2部分を備えたC字形誘電体基板を含み、これら第1部分及び第2部分が第3部分によってそれぞれの隣接する端部部分にて接合されており、該誘電体基板の第1部分、第2部分および第3部分の各々が対向する内側表面および外側表面を有し、前記誘電体基板の第1部分が第1の長さを有し、前記誘電体基板の第2部分が前記第1長さよりも短い第2長さを有し、更に前記誘電体基板の第1部分、第2部分および第3部分の外側表面に配置された連続する放射エレメントとを備え、
前記誘電体基板の第1部分に配置された連続する放射エレメントの一部が前記誘電体基板の第1部分に配置された給電点に電気的に接続されており、前記誘電体基板の第1部分に配置された前記連続する放射エレメントの一部が前記誘電体基板の第2部分に配置された連続する放射エレメントの一部に電気的に結合し、それによってそれぞれの異なる第1および第2周波数バンド内でアンテナが共振するようになっており、
前記誘電体基板の第1部分と第2部分との間に配置された細長いスペーサーを更に含み、該細長いスペーサーが対向する第1表面および第2表面を含み、前記細長いスペーサーの第1表面が前記誘電体基板の第1部分の内側表面に面と面が接触する関係にあり、前記細長いスペーサーの第2表面が前記誘電体基板の第2部分の内側表面に面と面が接触する関係にあることを特徴とする無線通信機。 - 前記連続する放射エレメントの少なくとも一部が蛇行したパターンとなっている、請求項12記載の無線通信機。
- 前記誘電体基板の第1および第2部分に配置された連続する放射エレメントの一部が、それぞれの異なる電気的長さを有する、請求項12記載の無線通信機。
- 前記細長いスペーサーが連続気泡微孔性ポリマーを含む、請求項12記載の無線通信機。
- 前記連続放射エレメントが導電性材料製の連続トレースを含む、請求項12記載の無線通信機。
- 無線通信信号を送受信するトランシーバを収納するようになっているハウジングと、該トランシーバに電気的に接続されたマルチ周波数バンドアンテナとを備え、該アンテナが、 離間して対向する第1部分および第2部分を含み、これら第1部分および第2部分が第3部分によってそれぞれの隣接する端部部分にて接合されており、誘電体基板の第1部分、第2部分および第3部分の各々が対向する内側表面および外側表面を有するC字形誘電体基板と、前記絶縁基板の第1部分に配置された、一部が前記誘電体基板の第1部分に配置された給電点に電気的に接続された第1放射エレメントと、前記誘電体基板の第2部分に配置された第2放射エレメントとを備え、前記第1放射エレメントと第2放射エレメントとが誘電体スペーサーを貫通するように形成された導電性ビアによって電気的に接続されており、前記第1放射エレメントと第2放射エレメントとが互いに電気的に結合されるようになっており、よって少なくとも2つの離間した別個の第1周波数バンド内でアンテナが共振するようになっている、無線通信機。
- 前記誘電体スペーサーは、前記誘電体基板の第1部分と第2部分との間に配置され、前記誘電体スペーサーが対向する第1および第2表面を含み、前記誘電体スペーサーの第1表面が前記誘電体基板の第1部分の内側表面に面と面が接触する関係となっており、前記誘電体スペーサーの第2表面が前記誘電体基板の第2部分の内側表面に面と面が接触する関係となっている、請求項17記載の無線通信機。
- 前記連続する放射エレメントの少なくとも一部が蛇行したパターンとなっている、請求項17記載の無線通信機。
- 前記第1および第2放射エレメントの各々が導電性材料製のトレースを含む、請求項17記載の無線通信機。
- 前記第1および第2放射エレメントが異なる電気的な長さを有する、請求項17記載の無線通信機。
- 前記誘電体スペーサーが連続気泡微孔性ポリマーを含む、請求項17記載の無線通信機。
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