JP2008135530A - 配線基板およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、信号線路とグランド導体層との間の距離を所望の値に効果的に近づけることによって、生産性の優れた配線基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
【解決手段】信号線路5aが形成された基体上に、上面にグランド導体層5bを有した樹脂フィルム層8を、樹脂接着層7を介し配置してなる配線基板であって、信号線路5aと樹脂フィルム層8との間に位置する樹脂接着層7中に非金属無機フィラ10が含有されていることを特徴とする配線基板。
【選択図】図2

Description

本発明は、配線基板およびその製造方法に関する。
従来より、IC(Integrated Circuit)、LSI(Large Scale Integration)などの半導体素子などを上面に搭載する配線基板として、樹脂製の配線基板が存在する。
かかる配線基板として、基体上に形成された信号線路上に、絶縁層を介してグランド導体層を積層したものが知られている(下記特許文献1参照)。
なお、信号線路とグランド導体層との間の距離は、所望の電気特性を得られるように、所定の値に設計する必要がある。
特開2001−251060号公報
ところが、上述した従来の配線基板において、一般的に信号線路とグランド導体層との間に位置する絶縁層は、樹脂を固化することによって形成されるため、流動性を有する樹脂であっては、絶縁層の厚み寸法を設定することは容易でない。そのため、信号線路とグランド導体層との間の距離が所定の値から外れないように、該距離を調整することは難しい。
本発明は、上述した課題に鑑みなされたものであって、信号線路とグランド導体層との間の距離を所定の値に効果的に近づけることによって、生産性に優れた配線基板およびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明は、信号線路が形成された基体上に、上面にグランド導体層を有した樹脂フィルム層を、樹脂接着層を介し配置してなる配線基板であって、前記信号線路と前記樹脂フィルム層との間に位置する前記樹脂接着層中に非金属無機フィラが含有されていることを特徴とする配線基板である。
また本発明は、前記非金属無機フィラの比誘電率が前記樹脂接着層の比誘電率に比し小さいことを特徴とする配線基板である。
また本発明は、前記非金属無機フィラがシリカから成ることを特徴とする配線基板である。
また本発明は、前記非金属無機フィラが前記信号線路の上面および前記樹脂フィルム層の下面に当接していることを特徴とする配線基板である。
また本発明は、上面に信号線路が形成されている基体と、非金属無機フィラを含有する樹脂接着剤と、樹脂フィルムとを準備する工程と、前記信号線路と前記樹脂フィルムとの間に前記非金属無機フィラが介在されるようにして前記基体上に前記樹脂接着剤を介して前記樹脂フィルムを載置させる工程と、前記樹脂フィルムを前記基体側へ押圧しつつ前記樹脂接着剤を硬化させる工程と、前記樹脂フィルムの上面に該樹脂フィルムを介して前記信号線路と対向するグランド導体層を形成する工程と、を含む配線基板の製造方法である。
また本発明は、上面に信号線路が形成されている基体と、非金属無機フィラを含有する樹脂接着剤と、上面にグランド導体層が被着されている樹脂フィルムとを準備する工程と、前記信号線路と前記樹脂フィルムとの間に前記非金属無機フィラが介在され、且つ前記信号線路上に前記グランド導体層が位置するようにして、前記基体上に前記樹脂接着剤を介し前記樹脂フィルムを載置させる工程と、前記樹脂フィルムを前記基体側へ押圧しつつ前記樹脂接着剤を硬化させる工程と、を含む配線基板の製造方法である。
本発明によれば、信号線路とグランド導体層との間の距離を設定し易くすることができ、生産性に優れた配線基板およびその製造方法を提供することができる。
以下に、本発明にかかる配線基板およびその製造方法を実施するための形態について図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態に係る配線基板の断面図、図2は図1に示す配線基板の信号線路及びグランド導体層の断面図である。
本実施形態に係る配線基板は、半導体素子の実装構造体を構成するものであって、半導体素子の実装構造体は、配線基板1と、配線基板1上に実装されるIC、LSI等の例えばシリコンから成る半導体素子2とを含んでいる。ここでは、半導体素子2は、接合材としての機能を有する半田等のバンプ3を介して配線基板1に実装されている。以下、配線基板1を中心に説明する。
<配線基板>
配線基板1は、例えば各種オーディオビジュアル機器や家電機器、通信機器、コンピュータ装置又はその周辺機器などの電子機器に使用されるものであり、平板状に形成されたコア基板4と、コア基板4の上面及び下面に積層された導体層5と絶縁層6とを含んで構成されている。また、絶縁層6は、樹脂接着層7と樹脂フィルム層8とを積層して形成されるとともに、上下位置の異なる導体層5同士を電気的に接続するためのビア導体9が埋設されている。なお、樹脂接着層7には、非金属無機フィラ10が含有されている。
コア基板4は、絶縁性を有し、例えばガラス繊維を縦横に織り込んだガラスクロスにエポキシ樹脂、ビスマレイミドトリアジン樹脂又はシアネート樹脂などの熱硬化性樹脂を含浸させたシートなどを積層して固化することによって実現される。
コア基板4には、コア基板4の厚み方向を貫通するスルーホール11が形成されている。かかるスルーホール11の内壁面には、導電性を有する銅めっき等からなるスルーホール導体12が形成されている。また、スルーホール11には、コア基板4の平坦性を良好にするために絶縁性の樹脂からなる絶縁体13が充填されている。なお、スルーホール導体12は、コア基板4の上面又は下面に形成された導体層5同士を電気的に接続している。
導体層5は導電性を有し、電気信号を伝達する機能を備えた信号線路5aと、電位を共通にする機能を備えたグランド導体層5bとが含まれている。なお、信号線路5aと、その信号線路5aに対向するグランド導体層5bからなるものを回路配線Kとする。また、信号線路5aとグランド導体層5bとは、絶縁層6を介して互いに対向するように配置されている。
かかる導体層5は、導電性を有し、例えば銅、銀、金、アルミニウム、ニッケル又はクロム等の金属材料からなる。また、導体層5は、少なくともコア基板4の厚み方向の表面上に形成され、配線パターンを形成するためにコア基板4の表面の全域にわたって積層されず、コア基板4の表面上に部分的に形成される。
絶縁層6を構成する樹脂接着層7は、導体層5の表面上に形成される。そして、絶縁層6を構成する構成する樹脂フィルム層8が樹脂接着層7の表面上に形成される。このように所望の導体層5の積層数に応じて、絶縁層6と導体層5とが交互に積層される。また、絶縁層6の厚み方向に貫通するビア導体9は、導体層5同士の間に形成されている。
樹脂フィルム層8は、精密に厚さが制御されている。また、樹脂フィルム層8は、コア基板4に樹脂接着剤を介して絶縁層6を接着する際に、印加される温度や圧力によって厚み寸法が変化するのを防止するために、耐熱性と硬さに優れた特性の材料であることが望ましい。この様な特性を有する樹脂フィルム層8としては、例えばポリベンゾオキサゾール樹脂、全芳香族ポリアミド樹脂、全芳香族ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂又は液晶ポリマー樹脂のうち少なくともいずれか一つを用いることが望ましい。特に、樹脂フィルム層8は、樹脂接着層7がポリイミド樹脂のとき該樹脂層と接着性の良好なポリベンゾオキサゾール樹脂であることがより望ましい。なお、樹脂フィルム層8の厚み寸法は、例えば1μmから10μmとなるように設定されている。
樹脂接着層7は、絶縁性を有し、樹脂フィルム層8を導体層に対して固着させるためのものであって、熱硬化性または熱可塑性の樹脂が使用できる。熱硬化性樹脂としては、例えばポリイミド樹脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、シアネート樹脂、シリコン樹脂又はビスマレイミドトリアジン樹脂のうち少なくともいずれか一つからなるように実現されている。熱可塑性樹脂としては、半田付け時の加熱に耐える耐熱性を有する必要があることから、構成する材料の軟化温度が200℃以上であることが望ましく、ポリエーテルケトン樹脂、又は液晶ポリマー樹脂が用いられる。また、これらの材料から成る樹脂接着層7の比誘電率は、例えば3.5から4.5となる。
また、樹脂接着層7に含有されている非金属無機フィラ10は、例えばシリカ(二酸化ケイ素)、又は酸化アルミニウム等の無機材料からなり、本実施の形態では、シリカが用いられている。また、これらの材料から成る非金属無機フィラ10の比誘電率は、例えば2.3から3.5となり、樹脂接着層7の誘電率よりも小さい値となるように設定されている。
非金属無機フィラ10の形状は、例えば略球状、多角形状などがあり、樹脂接着層7内に充填する観点から、略球状に設定されている。かかる略球状の粒子径は、例えば300nm以上3μm以下である。なお、非金属無機フィラ10の粒子径は、全て配線基板の設計時に規定した大きさよりも小さいことが重要である。仮に、規定の大きさよりも大きい粒子径の粒子が信号線路5a上に載置された場合、信号配線5aと樹脂フィルム層8との間の距離を縮めようとしても上記粒子が邪魔をして、樹脂接着層7の厚み寸法が所望の値よりも厚くなり、後述する特性インピーダンスZの値に悪影響を及ぼすことになる。
非金属無機フィラ10は、少なくとも、信号線路5aの上面及び樹脂フィルム層8の下面に当接するように配置されている。樹脂接着層7は、樹脂フィルム層8を張り合わせた状態で、コア基板4及び導体層5に対して積層され、例えば加熱プレス装置を用いて加熱加圧することによって、回路配線Kの間に非金属無機フィラ10が配置された状態で固化される。樹脂接着層7は、乾燥後の厚み寸法が例えば300nm以上3μm以下となるように設定されている。
なお、非金属無機フィラ10は、信号線路5aの上面及び樹脂フィルム層8の下面に当接し、信号線路5aの上面と樹脂フィルム層8の下面との距離dを一定にする観点から、図3に示すように、樹脂接着層7内に多数充填し、非金属無機フィラ10同士が当接することによって、距離dを一定にするように形成してもよい。この場合、非金属無機フィラ10は、信号線路5aの上面と樹脂フィルム層8の下面との間に少なくとも配置されており、回路配線Kの間で非金属無機フィラ10同士が当接し、距離dを一定に形成している。
ここで、特性インピーダンスZについて説明する。特性インピーダンスZは、半導体素子2等を実装する配線基板1における回路配線Kの信号伝送特性を表すものであって、回路配線Kの単位長さ当たりの容量をC、インダクタンスをLとするとき、Z=(L/C)1/2で定義されるが、容量CやインダクタンスLの値は、絶縁層6の厚み寸法、すなわち回路配線Kにおける信号線路5aの上面からグランド導体層5bの下面までの距離dや、絶縁層6の比誘電率等に依存する。かかる特性インピーダンスZは、配線基板に実装される半導体素子等の有する入力,出力インピーダンスと整合していないと、信号の反射が生じやすく、該信号の反射が雑音となって伝送信号の質が低下する。なお、絶縁層6の比誘電率は小さくなるにつれて、回路基板Kの伝送信号の速度が速くなり半導体素子2の高速演算が実現できる。
ところが、上述した従来の配線基板は、一般的に信号線路とグランド導体層との間に位置する絶縁層に硬化性樹脂を用いており、該絶縁層が硬化する前は、絶縁層の粘土が低下しているため、基体周辺部から絶縁層を構成する材料が流れ出ることがある。そのため、基体周辺部は基体中央よりも絶縁層の厚み寸法が小さくなるため、場所によって距離dが異なることがあり、特性インピーダンスZの値を調整しにくいことがある。なお、本明細書における基体とは、配線基板が作製される前の導体層5又は絶縁層6を積層可能な基板のことをいう。
上記実施の形態によれば、絶縁層6を構成する樹脂フィルム層8は、予め厚み寸法が所定の値に規定されたフィルムを使用することができ、樹脂接着層7の厚み寸法を調整することで、絶縁層6の厚み寸法を決定することができる。樹脂接着層7には、非金属無機フィラ10が含有されており、樹脂フィルム層8を樹脂接着層7を介して信号線路5aに押圧し、非金属無機フィラ10を信号線路5aに対して当接させて、樹脂接着層7の厚みを調整することによって、絶縁層6の厚みを所定の値に近づけることができる。かかる非金属無機フィラ10は、信号線路5aとグランド導体層5bとの間に介在されるとともに、基体上に多数配置されることによって、場所によって距離dが異なるのを抑制することができる。その結果、特性インピーダンスZの値を調整することができ、電気特性が良好であると共に生産性に優れた配線基板を提供することができる。
また、上記実施の形態によれば、非金属無機フィラ10の比誘電率を樹脂接着層7の比誘電率よりも小さくしたことによって、絶縁層6全体の比誘電率を低くすることができ、半導体素子2の高速演算に十分対応することができる。
さらに、上記実施の形態によれば、非金属無機フィラ10をシリカとした場合、シリカは熱膨張率が樹脂接着層7よりも比較的小さいため、絶縁層6の熱膨張係数を小さくすることができる。その結果、配線基板1が熱膨張に起因して、導体層5に対して樹脂接着層7が剥離するのを低減することができる。
またさらに、非金属無機フィラ10が信号線路5aおよび樹脂フィルム層5bの下面に当接させて、非金属無機フィラ10を信号線路5aと樹脂フィルム層5bとの間に挟みこむように配置し、非金属無機フィラ10の径の値と樹脂接着層7の厚み寸法とを合わせることによって、より絶縁層6の厚み寸法を調整しやすくすることができる。
<配線基板の製造方法>
本実施形態に係る配線基板1は、例えば、以下の工程を経て作製される。
まず、準備工程においては、コア基板4と、樹脂フィルムと、非金属無機フィラ10を含有する樹脂接着剤とを準備する。樹脂フィルムは、ポリベンゾオキサゾール樹脂からなるシートであって、樹脂接着剤は、硬化前のポリイミドである。なお、樹脂接着剤に多数の非金属無機フィラ10を混入し攪拌することで、非金属無機フィラ10を樹脂接着剤内に一様に入れることができる。このとき、樹脂接着剤内に、信号線路5a上に非金属無機フィラ10を配置する観点から、樹脂接着剤と非金属無機フィラ10の含有比を、例えば1対0.1から1対0.3の割合とすることが望ましい。
コア基板4は、ガラス繊維を縦横に織り込んだガラスクロスにエポキシ樹脂及びビスマレイミドトリアジン樹脂又はシアネート樹脂等の熱硬化性樹脂を含浸させたシートを銅箔とともに熱プレスして硬化することによって形成する。コア基板4は、厚み寸法が例えば0.3mm以上1.5mm以下に設定されている。
次に、コア基板4に、従来周知のドリル加工などによって、厚み方向にスルーホール11を形成し、電解めっきなどにより、スルーホール11内にスルーホール導体12を形成する。スルーホール11は、複数形成され、直径が例えば0.1mm以上1mm以下に設定されている。そのあと、スルーホール11内に例えばポリイミド等の樹脂を充填し、絶縁体13を形成する。次に、コア基板4の上面及び下面に、従来周知の蒸着法、CVD法又はスパッタリング法等によって、信号配線5aを構成する材料を被着する。そして、その表面にレジストを塗布し、露光現像を行った後、エッチング処理をしてコア基板4の上面及び下面に信号配線5aを形成する。
そして、信号線路5aの上面に対して、従来周知のスピンコート法等によって、樹脂接着剤を被着し、被着層上に樹脂フィルムを載置させる。この際、信号線路5aと樹脂フィルムとの間に非金属無機フィラ10を介在されるようにする。
次に、樹脂フィルムを信号線路5a側に押圧しつつ樹脂接着剤を硬化させることによって、信号線路5a上に樹脂接着層7を介して樹脂フィルム層8を形成する。このとき、樹脂フィルムを信号線路5aに対して水平状態に維持しながら、樹脂フィルムに均一な力を印加して、信号線路5a上に非金属無機フィラ10を介して樹脂フィルムが配置されるようにする。また、樹脂フィルムに印加する力は、信号線路5a上における樹脂接着層7の厚み寸法が均一の厚みとなるように制御する。なお、樹脂接着剤は、熱や光を照射することによって、硬化することができる。ここで、樹脂接着層7は、固化後の樹脂接着剤に該当し、樹脂フィルム層8は、押圧して固定した後の樹脂フィルムに該当する。なお、樹脂フィルム層8の厚み寸法は、例えば7.5μmであって、樹脂接着層7の厚み寸法は3μmとなるように設定されている。
そして、絶縁層6に、例えばYAGレーザー装置、又はCOレーザー装置を用いて、絶縁層6を貫通する貫通孔を形成する。貫通孔は、樹脂フィルム層8の表面に対して垂直方向から、樹脂フィルム層8の表面に向けてレーザー光が照射されることによって、形成される。さらに、貫通孔に、例えば従来周知のめっき処理を施し、導電性材料を充填することによってビア導体9を形成する。
さらに、樹脂フィルム8の上面に対して、従来周知の蒸着法、CVD法又はスパッタリング法等によって、グランド導体層5bを構成する材料を被着する。そして、その表面にレジストを塗布し、露光現像を行った後、エッチング処理をしてグランド導体層5bを形成する。なお、グランド導体層5bは、樹脂フィルム層8の上面に樹脂フィルム層8を介して信号線路5aと対向する箇所に、形成される。
さらに、上述した積層工程を繰り返すことで、配線基板1を作製することができる。そして、配線基板1に対してバンプ3を介して半導体素子2を実装することによって、半導体素子の実装構造体を実現することができる。
なお、上述した準備工程において、予め上面にグランド導体層5bを形成した樹脂フィルムを準備し、該樹脂フィルムを樹脂接着剤を介して信号線路5a上に載置して、上述した製造方法によって、配線基板1を作製しても構わない。なおこの場合、樹脂フィルムを信号線路5a上に載置する工程においては、グランド導体層5bが信号線路5aに樹脂接着剤を介して対向するように位置決めし、信号線路5aとグランド導体層5bとの間には、非金属無機フィラ10が介在されるようにする。
なお、本発明は上述の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更、改良等が可能である。
本発明の実施形態に係る配線基板の断面図である。 本発明の実施形態に係る回路配線の拡大断面図である。 本発明の他の実施形態に係る回路配線の拡大断面図である。
符号の説明
1 配線基板
2 半導体素子
3 バンプ
4 コア基板
5 導体層
5a 信号線路
5b グランド導体層
6 絶縁層
7 樹脂接着層
8 樹脂フィルム層
9 ビア導体
10 非金属無機フィラ
11 スルーホール
12 スルーホール導体
13 絶縁体
K 回路配線
d 距離
特性インピーダンス

Claims (6)

  1. 信号線路が形成された基体上に、上面にグランド導体層を有した樹脂フィルム層を、樹脂接着層を介し配置してなる配線基板であって、
    前記信号線路と前記樹脂フィルム層との間に位置する前記樹脂接着層中に非金属無機フィラが含有されていることを特徴とする配線基板。
  2. 請求項1に記載の配線基板において、
    前記非金属無機フィラの比誘電率が前記樹脂接着層の比誘電率に比し小さいことを特徴とする配線基板。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の配線基板において、
    前記非金属無機フィラがシリカから成ることを特徴とする配線基板。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の配線基板において、
    前記非金属無機フィラが前記信号線路の上面および前記樹脂フィルム層の下面に当接していることを特徴とする配線基板。
  5. 上面に信号線路が形成されている基体と、非金属無機フィラを含有する樹脂接着剤と、樹脂フィルムとを準備する工程と、
    前記信号線路と前記樹脂フィルムとの間に前記非金属無機フィラが介在されるようにして前記基体上に前記樹脂接着剤を介して前記樹脂フィルムを載置させる工程と、
    前記樹脂フィルムを前記基体側へ押圧しつつ前記樹脂接着剤を硬化させる工程と、
    前記樹脂フィルムの上面に該樹脂フィルムを介して前記信号線路と対向するグランド導体層を形成する工程と、を含む配線基板の製造方法。
  6. 上面に信号線路が形成されている基体と、非金属無機フィラを含有する樹脂接着剤と、上面にグランド導体層が被着されている樹脂フィルムとを準備する工程と、
    前記信号線路と前記樹脂フィルムとの間に前記非金属無機フィラが介在され、且つ前記信号線路上に前記グランド導体層が位置するようにして、前記基体上に前記樹脂接着剤を介し前記樹脂フィルムを載置させる工程と、
    前記樹脂フィルムを前記基体側へ押圧しつつ前記樹脂接着剤を硬化させる工程と、を含む配線基板の製造方法。
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