JP2008134294A - 廃トナー容器および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】位置決め突起が、装置内の部品や側面とぶつかるのを抑制することのできる廃トナー容器および画像形成装置を提供する。
【解決手段】
位置決め突起124、125の先端から廃トナー容器10の装着側端面までの距離よりも長い第1、第2保護部130、140を設ける。これにより、廃トナー容器10が装置本体に対して斜めに装着されたとき、位置決め突起124(125)が装置内の部品や側面とぶつかるより先に、位置決め突起より装着方向側に延びた保護部130(140)が、ぶつかる。その結果、位置決め突起124、(125)が装置内の部品や側面とぶつかって、位置決め突起が124(125)折れ曲がってしまう不具合を抑制することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、廃トナー容器および画像形成装置に関するものである。
従来、像担持体として感光体や中間転写体等を備えた画像形成装置において、画像形成後にこれらの感光体や中間転写体上に残留した残トナーを除去するため、それぞれにクリーニング装置を設けたものが知られている。これらクリーニング装置で除去されたトナーは、搬送コイル等の搬送手段を用いて廃トナー容器に回収される。
特許文献1には、中間転写体たる中間転写ベルトの下方に給紙ユニットを備えた画像形成装置において、中間転写ベルトと給紙ユニットとの間に、扁平型の廃トナー容器を配置したものが記載されている。特許文献1においては、感光体や中間転写ベルトとの距離が近く、平面面積の広いデッドスペースであった中間転写ベルトと給紙ユニットとの間に扁平型廃トナー容器を配置することで、装置の大型化を抑えて大量の廃トナーを収容することができる。また、感光体をクリーニングするクリーニング装置や、中間転写ベルトをクリーニングするクリーニング装置から廃トナー容器へ搬送するための廃トナーの搬送経路を比較的短くできる。
この中間転写ベルトと給紙ユニットとの間に配置される廃トナー容器は、容器上面に廃トナー落下口が設けられており、搬送路内を搬送されてきた廃トナーは、廃トナー排出口からこの廃トナー落下口へ落下して、廃トナー容器に回収される。
通常、廃トナー容器は、装置本体に対して着脱可能に構成されている。廃トナー容器内に多量の廃トナーが収容されたら、装置本体から廃トナー容器を引き抜いて、廃トナー容器内の廃トナーを別の容器に移して再装着したり、新しい廃トナー容器を装着したりする。
廃トナー容器の装着を行うと、本来の取り付け位置との間にずれが生じ、廃トナー落下口が、廃トナー排出口の真下に位置しない場合が生じる。廃トナー落下口が廃トナー排出口の真下に位置しないと、廃トナー排出口から落下した廃トナーが、廃トナー落下口に落下せずに落下口周辺にこぼれて、装置内を汚してしまう不具合が発生する。また、廃トナー排出口を、廃トナー落下口の縁部に形成されたスポンジシールで塞いでしまい、搬送路内に廃トナーが詰まってしまう不具合などが発生する。
特開2001−296779号公報
そこで、廃トナー容器の装置装着方向側の端面に位置決め突起を設け、この位置決め突起の先端を装置内の側面に設けられた突き当て部に突き当てたり、装置内の側面に位置決め孔を設け、この位置決め孔に挿入したりして廃トナー容器の装置内での位置決めを行うことが考えられる。
しかしながら、廃トナー容器は、通常、手動で装置内に装着されるため、廃トナー容器を装置に対して斜めに装着する場合がある。このような場合、装置内の部品や側面と位置決め突起がぶつかってしまい、位置決め突起が折れ曲がるおそれがある。このように、位置決め突起が折れ曲がってしまうと、廃トナー容器の装置装着方向側端面から位置決め突起先端までのその端面法線方向における距離が変わってしまう。その結果、位置決め突起の先端を突き当て部に突き当てて位置決めする場合は、本来の取り付け位置との間にずれが生じてしまう。これにより、廃トナー落下口が、廃トナー排出口の真下に位置しなくなり、廃トナーが廃トナー落下口に落下せずに、落下口周辺にこぼれて、装置内を汚してしまう不具合が発生する。また、廃トナー排出口を、廃トナー落下口の縁部に形成されたスポンジシールで塞いでしまい、搬送路内に廃トナーが詰まってしまう不具合などが発生する。
また、位置決め突起を位置決め孔に挿入することで、廃トナー容器の装置内での位置決めを行うものの場合は、位置決め突起が折れ曲がってしまうと、位置決め突起が位置決め孔に挿入することができず、廃トナー容器を装置に装着できなくなるなどの不具合が生じてしまう。
また、位置決め突起が装置内の部品にぶつかったときに、部品が位置決め突起に傷つけられてしまう不具合が生じる場合もあった。
本発明は、上記問題に鑑みなされたものであり、その第1目的とするところは、位置決め突起が、装置内の部品や側面とぶつかるのを抑制することのできる廃トナー容器および画像形成装置を提供することである。
また、その第2の目的とするところは、廃トナー容器が斜めに装着されたときの装置内の部品が傷つくのを抑制することのできる廃トナー容器および画像形成装置を提供することである。
上記目的を達成するために、請求項1の発明は、廃トナーを貯留し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された廃トナー容器において、前記画像形成装置本体への装着方向側端面に前記画像形成装置装置本体に対して位置決めを行う位置決め突起を有し、該位置決め突起より装着方向側に延出して該位置決め突起を保護する保護部を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項2の発明は、請求項1の廃トナー容器において、前記保護部の少なくとも表面の一部または全部を、位置決め突起よりも柔らかい部材としたことを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、廃トナーを貯留し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された廃トナー容器において、前記画像形成装置本体への装着方向側端面に前記画像形成装置装置本体に対して位置決めを行う位置決め突起を有し、該位置決め突起より装着方向側に延出し、かつ、該位置決め突起よりも少なくとも表面の一部または全部が柔らかい部材からなる部品保護部を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項2または3の廃トナー容器において、該廃トナー容器は、複数の張架ローラに張架され、記録材を画像形成手段へ搬送するまたは、画像形成手段で形成されたトナー像が転写される無端移動ベルトに対して真上または真下に装着されるものであって、前記保護部または前記部品保護部の前記無端移動体と対向する部分から先端部分の少なくとも表面を、位置決め突起よりも柔らかい部材としたことを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項1乃至4いずれかの廃トナー容器において、前記保護部または前記部品保護部の先端と側面とを結ぶ部分を曲面としたことを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1乃至5いずれかの廃トナー容器において、前記保護部または前記部品保護部を、透明部材で構成し、前記廃トナー容器内部と連通し、廃トナー容器内部の廃トナーが蓄積される中空部を設けたことを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1乃至5いずれかの廃トナー容器を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項6の廃トナー容器を備えた画像形成装置において、廃トナー容器内に設けた検知窓から廃トナー容量を検知する検知手段を備え、前記保護部または部品保護部を前記検知窓として用いたことを特徴とするものである。
請求項1の発明によれば、廃トナー容器が装置本体に対して斜めに装着されたとき、位置決め突起が装置内の部品や側面とぶつかるより先に、位置決め突起より装着方向側に延出した保護部がぶつかる。これにより、位置決め突起が装置内の部品や側面とぶつかって位置決め突起が折れ曲がってしまう不具合を抑制することができ、位置決め突起で廃トナー容器の精度の高い位置決めを行うことができる。
また、請求項3の発明によれば、廃トナー容器が装置本体に対して斜めに装着されたとき、位置決め突起が装置内の部品とぶつかるより先に、位置決め突起より装着方向側に延出した位置決め突起よりも少なくとも表面が柔らかい部品保護部がぶつかる。この柔らかい部品保護部が部品とぶつかると撓んで緩衝することで、装置内の部品が損傷するのを抑制することができる。よって、廃トナー容器の装着方向側端面に位置決め突起のみを設けたものに比べて、トナー容器が装置本体に対して斜めに装着されたときの部品の損傷を抑制することができる。
以下、本発明を適用した画像形成装置として、電子写真方式のプリンタ(以下、単にプリンタ100という)の実施形態について説明する。
まず、プリンタ100の基本的な構成について説明する。図1は、プリンタ100を示す概略構成図である。図1において、プリンタ100は、ブラック、イエロー、マゼンタ、シアン(以下、K、Y、M、Cと記す)のトナー像を形成するための4つのプロセスユニット1K,Y,M,Cを備えている。これらは、画像形成物質として、互いに異なる色のK,Y,M,Cトナーを用いるが、それ以外は同様の構成になっており、寿命到達時に交換される。
Kトナー像を形成するためのプロセスユニット1Kを例にすると、潜像担持体たるドラム状の感光体2K、ドラムクリーニング装置3K、除電装置(不図示)、帯電装置4K、現像手段である現像装置5K等を備えている。画像形成ユニットたるプロセスユニット1Kは、プリンタ100に脱着可能であり、一度に消耗部品を交換できるようになっている。
帯電装置4Kは、図示しない駆動手段によって図中時計回りに回転せしめられる感光体2Kの表面を一様帯電せしめる。一様帯電せしめられた感光体2Kの表面は、レーザ光Lによって露光走査されてK用の静電潜像を担持する。このK用の静電潜像は、図示しないKトナーを用いる現像装置5KによってKトナー像に現像される。この現像装置5Kで用いられるKトナーは、未使用のKトナーを収容する供給トナー収容器としてのトナーボトル6Kより供給される。感光体2K上に形成されたトナー像は、中間転写体としての中間転写ベルト16上に中間転写される。ドラムクリーニング装置3Kは、中間転写工程を経た後の感光体2K表面に付着している転写残トナーを除去する。また、除電装置は、クリーニング後の感光体2Kの残留電荷を除電する。この除電により、感光体2Kの表面が初期化されて次の画像形成に備えられる。他色のプロセスユニット1(Y,M,C)においても、同様にして感光体2(Y,M,C)上に(Y,M,C)トナー像が形成されて、中間転写ベルト16上に中間転写される。
プロセスユニット1K,Y,M,Cの鉛直方向上方には、光書込ユニット70が配設されている。潜像書込装置たる光書込ユニット70は、画像情報に基づいてレーザーダイオードから発したレーザ光Lにより、プロセスユニット1K,Y,M,Cにおける感光体2K,Y,M,Cを光走査する。この光走査により、感光体2K,Y,M,C上にK,Y,M,C用の静電潜像が形成される。なお、光書込ユニット70は、光源から発したレーザ光(L)を、図示しないポリゴンモータによって回転駆動したポリゴンミラーで主走査方向に偏光せしめながら、複数の光学レンズやミラーを介して感光体に照射するものである。LEDアレイの複数のLEDから発したLED光によって光書込を行うものを採用してもよい。
プロセスユニット1K,Y,M,Cの鉛直方向下方には、一次転写手段たる一次転写ユニット15が配設されている。一次転写ユニット15は、中間転写ベルト16、駆動ローラ17、従動ローラ18、4つの一次転写ローラ19Y,M,C,K、ベルトクリーニング装置21、クリーニングバックアップローラ22などを備えている。
中間転写ベルト16は、そのループ内側に配設された駆動ローラ17、従動ローラ18、クリーニングバックアップローラ22及び4つの一次転写ローラ19Y,M,C,Kによって張架されている。そして、図示しない駆動手段によって図中反時計回り方向に回転駆動される駆動ローラ17の回転力により、同方向に無端移動せしめられる。
4つの一次転写ローラ19Y,M,C,Kは、このように無端移動せしめられる中間転写ベルト16を感光体2Y,M,C,Kとの間に挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、感光体2Y,M,C,Kとが当接するY,M,C,K用の一次転写ニップが形成されている。
一次転写ローラ19Y,M,C,Kには、図示しない転写バイアス電源によってそれぞれ一次転写バイアスが印加されており、これにより、感光体2Y,M,C,Kの静電潜像と、一次転写ローラ19Y,M,C,Kとの間に転写電界が形成される。
K用のプロセスユニット1Kの感光体2K表面に形成されたKトナーは、感光体2Kの回転に伴ってK用の一次転写ニップに進入すると、転写電界やニップ圧の作用により、感光体2K上から中間転写ベルト16上に一次転写される。このようにしてKトナー像が一次転写せしめられた中間転写ベルト16は、その無端移動に伴ってY,C,M用の一次転写ニップを通過する際に、感光体2Y,M,C上のY,M,Cトナー像が順次重ね合わせて一次転写される。この重ね合わせの一次転写により、中間転写ベルト16上には4色トナー像が形成される。
二次転写手段たる二次転写ローラ20は、中間転写ベルト16のループ外側に配設されて、ループ内側の従動ローラ18との間に中間転写ベルト16を挟み込んでいる。この挟み込みにより、中間転写ベルト16のおもて面と、二次転写ローラ20とが当接する二次転写ニップが形成されている。二次転写ローラ20には、図示しない転写バイアス電源によって二次転写バイアスが印加される。この印加により、二次転写ローラ20と、アース接続されている従動ローラとの間には、二次転写電界が形成される。
一次転写ユニット15の鉛直方向下方には、記録体としての記録紙Pを複数枚重ねた紙束の状態で収容している給紙カセット30がプリンタ100の筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。給紙カセット30は、紙束の一番上の記録紙Pに給紙ローラ30aを当接させており、これを所定のタイミングで図中反時計回り方向に回転させることで、その記録紙Pを給紙路31に向けて送り出す。
給紙路31の末端付近には、レジストローラ対32が配設されている。このレジストローラ対32は、給紙カセット30から送り出された記録紙Pをローラ間に挟み込むとすぐに両ローラの回転を停止させる。そして、挟み込んだ記録紙Pを上述の二次転写ニップ内で中間転写ベルト16上の4色トナー像に同期させ得るタイミングで回転駆動を再開して、記録紙Pを二次転写ニップに向けて送り出す。
二次転写ニップで記録紙Pに密着せしめられた中間転写ベルト16上の4色トナー像は、二次転写電界やニップ圧の影響を受けて記録紙P上に一括二次転写され、記録紙Pの白色と相まって、フルカラートナー像となる。このようにして表面にフルカラートナー像が形成された記録紙Pは、二次転写ニップを通過すると、二次転写ローラ20や中間転写ベルト16から曲率分離する。そして、転写後搬送路33を経由して、後述する定着装置34に送り込まれる。
二次転写ニップを通過した後の中間転写ベルト16には、記録紙Pに転写されなかった転写残トナーが付着している。これは、中間転写ベルト16のおもて面に当接しているベルトクリーニング装置21によってベルト表面からクリーニングされる。中間転写ベルト16のループ内側に配設されたクリーニングバックアップローラ22は、ベルトクリーニング装置21によるベルトのクリーニングをループ内側からバックアップする。
定着装置34は、図示しないハロゲンランプ等の発熱源を内包する定着ローラ34aと、これに所定の圧力で当接しながら回転する加圧ローラ34bとによって定着ニップを形成している。定着装置34内に送り込まれた記録紙Pは、その未定着トナー像担持面を定着ローラ34aに密着させるようにして、定着ニップに挟まれる。そして、加熱や加圧の影響によってトナー像中のトナーが軟化さしめられて、フルカラー画像が定着せしめられる。
定着装置34内から排出された記録紙Pは、定着後搬送路35を経由した後、排紙路36と反転前搬送路41との分岐点にさしかかる。定着後搬送路35の側方には、回動軸42aを中心にして回動駆動される切替爪42が配設されており、その回動によって定着後搬送路35の末端付近を閉鎖したり開放したりする。定着装置34から記録紙Pが送り出されるタイミングでは、切替爪42が図中実線で示す回動位置で停止して、定着後搬送路35の末端付近を開放している。よって、記録紙Pが定着後搬送路35から排紙路36内に進入して、排紙ローラ対37のローラ間に挟み込まれる。
図示しないテンキー等からなる操作部に対する入力操作や、図示しないパーソナルコンピュータ等から送られてくる制御信号などにより、片面プリントモードが設定されている場合には、排紙ローラ対37に挟み込まれた記録紙Pがそのまま機外へと排出される。そして、筐体の上カバー50の上面であるスタック部にスタックされる。
一方、両面プリントモードに設定されている場合には、先端側を排紙ローラ対37に挟み込まれながら排紙路36内を搬送される記録紙Pの後端側が定着後搬送路35を通り抜けると、切替爪42が図中一点鎖線の位置まで回動して、定着後搬送路35の末端付近が閉鎖される。これとほぼ同時に、排紙ローラ対37が逆回転を開始する。すると、記録紙Pは、今度は後端側を先頭に向けながら搬送されて、反転前搬送路41内に進入する。
排紙ローラ対37が逆回転し、反転ユニット40の反転前搬送路41内に進入して、鉛直方向上側から下側に向けて搬送される。そして、反転搬送ローラ対43のローラ間を経由した後、半円状に湾曲している反転搬送路44内に進入する。更に、その湾曲形状に沿って搬送されるのに伴って上下面が反転せしめられながら、鉛直方向上側から下側に向けての進行方向も反転して、鉛直方向下側から上側に向けて搬送される。その後、上述した給紙路31内を経て、2次転写ニップに再進入する。そして、もう一方の面にもフルカラー画像が一括二次転写された後、転写後搬送路33、定着装置34、定着後搬送路35、排紙路36、排紙ローラ対37を順次経由して、機外へと排出される。
プリンタ100では、各感光体2K,2Y,2M,2Cのそれぞれの非画像領域に所定のタイミングで色ズレ補正用のトナーパターン画像を形成する。トナーパターン画像を形成するパターン画像形成手段は通常の画像と同様に、帯電装置4、光書込ユニット70、現像装置5などから構成され、不図示の制御部の制御により、各感光体2K,2Y,2M,2Cのそれぞれの非画像領域にパターン画像が形成され、中間転写ベルト16に一次転写がなされる。また、プリンタ100では、中間転写ベルト16を挟んで駆動ローラ17と対向する位置にはパターン画像検知センサとしての反射センサ150を配置している。
そして、プロセスユニット1K,Y,M,Cにより、中間転写ベルト16に形成されたトナーパターン画像をマークとして用い、反射センサ150の検知結果に基づいて、プロセスユニット1K,Y,M,Cが中間転写ベルト16にトナー像を形成する位置を補正する色ズレ補正制御モードを実行する。これにより、プロセスユニット1K,Y,M,Cによる中間転写ベルト16に対する転写位置を目標位置に補正でき、高品質な画像を形成することができる。色ズレ補正用のトナーパターン画像を形成するタイミングとしては、所定の枚数の画像が形成される毎のタイミング、所定の時間経過する毎のタイミング、または手動で色ズレ補正制御モードが実行されるタイミングなどが挙げられる。
一次転写ユニット15と給紙カセット30との間には、廃トナー容器10がプリンタ100の筐体に対してスライド着脱可能に配設されている。配設されている。ドラムクリーニング装置3K、Y、M、Cおよびベルトクリーニング装置21によってクリーニングされた転写残トナーは、図2に示すように、搬送路61内に配設された搬送スクリューなどの転写残トナー搬送手段によって廃トナー容器10へと搬送される。そして、図2に示すように、廃トナー容器10内に廃トナーとして蓄積される。なお、廃トナー容器の詳細については、後述する。
本実施形態のプリンタ100では、給紙ローラ30aから二次転写ローラ20までの空間が記録紙Pの搬送運動の関係によりある程度離れている必要があるため、一次転写ユニット15と給紙カセット30との間にデットスペースが生じている。このデッドスペースに廃トナー容器10を配設することで、装置の大型化を抑えて大容量の廃トナー容器10を配設することができる。
上述の反転ユニット40は、外部カバー45と揺動体46とを有している。具体的には、反転ユニット40の外部カバー45は、プリンタ本体の筺体に設けられた回動軸40aを中心にして回動するように支持されている。この回動により、外部カバー45は、その内部に保持している揺動体46とともに筺体に対して開閉する。図3に示すように、外部カバー45がその内部の揺動体46とともに開かれると、一次転写ユニット15、廃トナー容器10、2次転写ローラ20などが外部に露出する。そして、2次転写ローラ20を図中矢印A方向に移動させることで、装置から取り外すことができ、2次転写ローラ20の交換が行われる。また、一次転写ユニット15をプリンタ100の筐体に対して図中矢印B方向へスライドさせることで、装置本体から取り出すことができ、一次転写ユニット15の交換が行われる。また、廃トナー容器10をプリンタ100の筐体に対して図中の矢印C方向へスライドさせることで、装置本体内から取り出すことができ、廃トナー容器10を交換することができる。
光書込ユニット70は、プリンタの筺体の上カバー50に保持されている。上カバー50は、プリンタ本体の筺体に設けられた回動軸50aを中心にして回動するように支持されている。上カバー50は、図中矢印Dで示すように、図中反時計回り方向に回動することで、その内部に保持している光書込ユニット70とともに筺体に対して開閉する。上カバー50がその内部の光書込ユニット70とともに開かれると、筐体の上部開口が外部に向けて大きく露出され、プロセスユニット1K、Y、M、Cが外部に露出する。そして、プロセスユニット1K〜1Cをプリンタ100の筐体に対して鉛直方向にスライドさせることで、装置本体内から取り出すことができ、プロセスユニット1K〜1Cを交換することができる。
図4は、廃トナー容器10を示す概略斜視図である。
図に示すように、廃トナー容器10は、上ケース121、下ケース122等を有しており、扁平型の構成をしている。廃トナー容器10の外部カバー45側には、廃トナー受容部123が長手方向側面から突出して設けられている。上ケース121の廃トナー受容部123を構成する部分には、廃トナー落下口120が設けられている。廃トナー落下口120は、長さ2cm、幅1cmの長方形状であり、廃トナー落下口120の縁部には、スポンジシール120aが、貼り付けられている。
図5は、搬送路61と廃トナー容器10とを示す斜視図であり、図6は、搬送路61の廃トナー排出口62と廃トナー落下口120とを示す概略断面図である。
図6に示すように、廃トナー排出口62の縁部62aは、外側に突出しており、この縁部62aが、スポンジシール120aの廃トナー落下口側側面と当接することで、廃トナー排出口62と廃トナー落下口120とがシールされる。また、スポンジシール120aの廃トナー容器装着方向側(図中右側)は、図中下方に向かって傾斜している。これは、廃トナー容器10の装置本体への挿入時に、廃トナー排出口の縁部62aがスポンジシール120aの傾斜した部分に突き当たる。このとき、スポンジシール120aを傾斜させておくことで、スポンジシール120aを、廃トナー容器10の挿入運動に伴って廃トナー排出口の縁部62によって良好に圧縮される。これにより、スポンジシール120aが廃トナー排出口の縁部62aによって傷つけられてしまうのを抑制することができるからである。
図5に示すように、ベルトクリーニング装置21、ドラムクリーニング装置3K、Y、M、Cで除去された転写残トナーは、搬送路61内の転写残トナー搬送スクリュー63によって搬送されて、トナー排出口62から廃トナー落下口120に落下して、廃トナー容器10内に廃トナーとして蓄積される。廃トナー容器10内には、図示しない廃トナー搬送部材が設けられており、廃トナー落下口120から落下した廃トナーを、廃トナー容器10内へと搬送している。
また、先の図4に示すように、上ケース121の廃トナー容器装着方向側端面には、第1位置決め突起124と、第2位置決め突起125と、これら位置決め突起124、125を保護するための第1保護部130と、第2保護部140とが設けられている。第2保護部140は、透過性部材で形成されており、この第2保護部140から、廃トナー容器内の廃トナー量が検知可能となっている。第1、第2保護部130、140の中間転写ベルト16と対向する面と先端面とを結ぶ部分130a、140aは、曲面となっている。また、第1、第2保護部130、140の先端部分から中間転写ベルト16と対向する面の一部にかけてスポンジなどの高弾性材料131、141を貼り付けて、第1、第2保護部130、140の中間転写ベルト16と対向する部位の一部から先端部分までの表面を第1、第2位置決め突起124、125よりも柔らかくしている。
また、下ケース122の長手方向両側面には、廃ケース内部側に窪んだ窪み部122aが形成されている。
図7は、廃トナー容器10を図4に示すA方向から見た図であり、図8は、廃トナー容器10の要部拡大構成図である。
図7に示すように、第1、第2位置決め突起124、125は、上ケース121の廃トナー容器装着方向側端面の略中央部付近に設けられており、これよりも端部側に保護部130、140が設けられている。第1、第2保護部130、140の図中上下(短手)方向の長さY2は、第1、第2位置決め突起124、125の図中上下(短手)方向の長さY1よりも長くなっている。
また、図8に示すように、第1、第2保護部先端から装着側端面までの距離X2を、位置決め突起124、125の先端から装着側端面までの距離X1よりも長くしている。
また、第2保護部140は、上ケース121の第2保護部取り付け穴121bにスナップフィットによって固定されている。
図9は、第2保護部140について説明する図であり、(a)は、第2保護部140の斜視図であり、(b)は、断面図、(c)は、側面図である。
図に示すように、第2保護部140は、仕切り板140eと、廃トナー容器内部と連通し廃トナー容器内部の廃トナーが蓄積される中空部140bとを有している。中空部140bの開口部縁部には、第2保護部取り付け穴121bにスナップフィットによって固定するための爪部を備えた係合部140d−1、140d−2が設けられている。係合部140d−1は、係合部140d−2よりも長く形成されており、中空部140bの開口部縁部の4角に形成されている。図8に示すように、上ケース121の第2保護部取り付け穴121bの縁部121cは、係合部140d−2が係合される部位と、この部位よりも、内側に突出した係合部140d−1が係合される部位とが形成されており、係合部140d−1、係合部140d−2がそれぞれ縁部121cに係合すると、仕切り板140eが、上ケースの段差部121dと当接する(図8参照)。
また、中空部140b側面の後述する廃トナー容器内の廃トナー量を検知する検知手段たる満杯検知センサと対向する領域140c(図9(c)参照)の透過率が90%以上となるように構成されている。すなわち、この第2保護部140の領域140cは、満杯検知センサが、廃トナー容器内の廃トナー量を検知するための検知窓として用いられる。第2保護部140は、この領域140cのみを透過性部材で構成してもよいし、全体を透過性部材で構成してもよい。
図10は、廃トナー容器10を装置内に装着した状態を示す概略構斜視図である。
図11は、装置側面板230に固定されているセンサホルダ200と廃トナー容器10との関係を示す図である。
図10に示すように、装置側面板230には、満杯検知センサ210を保持するセンサホルダ200が固定されている。図11に示すように、センサホルダ200には、第1位置決め突起124が挿入される第1位置決め孔201と、第2位置決め突起125が挿入される第2位置決め孔202とが設けられている。また、センサホルダ200には、第2保護部140の先端部分が挿入される穴部203が設けられている。センサホルダ200のセンサ設置台204には、LEDなどの発光部材211と、満杯検知センサ210とが固定されている。満杯検知センサ210は、発光部材211から照射される光を受光する受光素子などで構成されている。
図12は、廃トナー容器10を装置内に装着した状態の要部断面図である。
図に示すように、第1位置決め突起124が第1位置決め孔201に挿入され、第2位置決め突起125が第2位置決め孔202に挿入されることで、位置決めが行われる。また、第2保護部140が、発光部材211と満杯検知センサ210との間に挿入され、先の図9(c)に示した第2保護部材140の領域140cが、満杯検知センサ210と対向する。
第2保護部140の中空部140bに廃トナーがない場合は、発光部材211からの光が、第2保護部140を透過して満杯検知センサ210の受光素子に検知され、所定の出力値が出力される。保護部140の中空部140bに廃トナーが溜まっていくと、発光部材211からの光が、中空部140bに溜まった廃トナーに遮られて、満杯検知センサ210の受光素子に届く光の量が少なくなる。その結果、出力値が低下していく。そして、廃トナー容器10の廃トナーが満杯近くなると、第2保護部140の中空部140b内の廃トナーが満杯になる。その結果、発光部材211からの光が、ほとんど満杯検知センサ210で検知されなくなり、受光素子の出力値が著しく低下する。このように、受光素子の出力値が著しく低下したら、満杯検知センサ210は、廃トナー容器10内のトナーが満杯であると検知する。そして、満杯検知センサ210が満杯を検知したら、プリンタ100の制御部は、図示しないディスプレイなどに、廃トナーが満杯である旨や、廃トナー容器の交換が必要である旨などを報知する。
なお、上述では、第2保護部140の一方の側面に満杯検知センサ210を対向させ、他方の側面に発光部材211を対向させて、第2保護部の中空部140bを透過した光を満杯検知センサ210で検知しているが、これに限られない。例えば、第2保護部140の一方の側面に、満杯検知センサ210と発光部材211とを対向させ、第2保護部140の他方の側面における中空部側を鏡面とする。そして、発光部材211から発射された光をこの鏡面に反射させ、鏡面から反射した光を満杯検知センサで検知210するようにしてもよい。
また、先の図10に示すように、下ケースの窪み部122aに、装置本体に設けられた板バネからなる廃トナー固定部材220が係合し、廃トナー容器10が装置本体に対して固定される。
図13(a)は、第1、第2保護部130、140を設けていない従来の廃トナー容器を装置本体へ装着するときの様子を示す図である。図に示すように、廃トナー容器10を装置に装着する際、位置決め突起124、125が、中間転写ベルト16を張架する従動ローラ18に突き当たって、折れ曲がるおそれがある。位置決め突起124、125が折れ曲がってしまうと、位置決め孔201、202に位置決め突起124、125を挿入できなくなり、廃トナー容器10を装置に装着することができなくなるおそれがある。また、従動ローラ18に位置決め突起124、125が突き当たったときに、位置決め突起124、125によって従動ローラ表面に巻付いている中間転写ベルト16が傷ついてしまうおそれがある。
図13(b)は、第1、第2保護部130、140を設けた本実施形態の廃トナー容器10を装置本体へ装着するときの様子を示す図である。図に示すように、本実施形態の廃トナー容器10は、第1、第2位置決め突起124、125よりも挿入方向側に突出し、かつ、図中上下方向にも突出している保護部130、140を設けているので、保護部130、140が従動ローラ18に突き当たり、位置決め突起124、125が従動ローラ18に突き当たるのを抑制している。これにより、廃トナー容器10を装置に装着する際に、位置決め突起124、125が折れ曲がってしまうのを抑制することができる。また、本実施形態においては、保護部130、140の中間転写ベルト16と対向する部分にスポンジなどの高弾性部材131、141を貼り付けて、保護部130、140の中間転写ベルト16と対向する表面を位置決め突起124、125よりも柔らかくしている。これにより、保護部130、140が中間転写ベルト16に突き当たったときに、高弾性部材131、141が撓んで緩衝し、中間転写ベルト16が傷つくのを抑制することができる。すなわち、第1保護部130、第2保護部140が、装置本体内の部品である中間転写ベルト16が廃トナー容器10装着の際に損傷するのを抑制する部品保護部材として機能する。さらに、保護部130、140の中間転写ベルト16と対向する面と、先端面とを結ぶ部分130a、140aを曲面としている。これにより、廃トナー容器を装置に挿入するときに保護部130、140の中間転写ベルト16と対向する面と、先端面とを結ぶ部分130a、140aが中間転写ベルト16に突き当たってもこの部分が曲面であるので、この部分が稜線状のものに比べて、中間転写ベルト16の傷つきを抑制することができる。
なお、上述では、廃トナー容器10を鉛直方向に傾斜されて取り付けた場合について説明しているが、廃トナー容器10を水平方向に傾斜されて取り付けた場合についても、上述と同様な効果を得ることができる。すなわち、本実施形態の保護部130、140は、位置決め突起124、125よりも端部側かつ、第1、第2位置決め突起124、125よりも挿入方向側に突出しているので、廃トナー容器10を水平方向に傾斜されて装置本体に挿入しようとした場合においても、保護部130、140が、装置側面と突き当たって、位置決め突起124、125が装置側面と突き当たるのを抑制できる。これにより、廃トナー容器10を水平方向に傾斜されて取り付けた場合についても、位置決め突起124、125が折れ曲がるのを抑制することができる。
[変形例1]
図14は、変形例1の構成を示す概略構成図である。図に示すように、この変形例1においては、位置決め突起124を外部カバー45と対向する装置側面板230に設けた突き当て部235に突き当てることで廃トナー容器10を位置決めするものである。このような構成においても、保護部130、140を設けることで、位置決め突起124が折れ曲がるのを抑制することができる。その結果、位置決め突起124が折れ曲がって廃トナー容器端面から位置決め突起先端までの距離が変わってしまい、位置決め突起124を突き当て部235に突き当てても、廃トナー容器10が、正しい位置に位置決めされなくなるのを抑制することができる。
[変形例2]
図15は、変形例2の構成を示す概略構成図である。図に示すように、変形例2においては、保護部330を、位置決め突起124、125を囲うよう形成したものである。この変形例2においても、保護部330は位置決め突起124、125よりも挿入方向側に突出している。このように保護部330で位置決め突起124、125を囲うことで、廃トナー容器10が鉛直方向または水平方向に傾斜して装置本体へ挿入されるときに、位置決め突起124、125が装置側面などに当接して折れ曲がるのをより一層抑制することができる。なお、変形例2においても、保護部330の先端面から中間転写ベルト16と対向する面の一部にかけてスポンジなどの高弾性材料を貼り付けるなどして、保護部330の表面を柔らかくすることで、保護部330が中間転写ベルト16に突き当たったときに、中間転写ベルト16が傷つくのを抑制するようにしてもよい。また、保護部先端面との中間転写ベルト16と対向する面とを結ぶ部分を曲面として、保護部330が中間転写ベルト16と突き当たったときの中間転写ベルト16の傷つきを抑制するようにしてもよい。
[変形例3]
図16は、変形例3の構成を示す概略構成図である。図に示すように、変形例3においては、廃トナー容器10の装着方向側端面の中央部分を凹ませてその凹んだ部分に位置決め突起124を設けたものである。この変形例3においては、位置決突起124の両側にある廃トナー容器10の部分431、432が保護部となる。このような構成でも、鉛直方向または水平方向に傾斜して廃トナー容器10が装置本体へ挿入されても、位置決め突起124が装置側面などに当接する前に保護部431、432が当接するので、位置決め突起124が折れ曲がるのを抑制することができる。もちろん、この構成においても、保護部となる廃トナー容器10の部分431、432の先端面に高弾性部材を貼り付けたり、保護部先端面と中間転写ベルトと対向する面を結ぶ稜線431a、432aを曲面としたりして、保護部431、432が中間転写ベルト16に突き当たっても、中間転写ベルト16にキズか付かないようにしてもよい。
なお、上述では、廃トナー容器10が中間転写ベルト16の下方に配置されるもについて説明したがこれに限られない。例えば、図17に示すように、中間転写ベルト16の上方に廃トナー容器10が配置されるものにも適用可能である。この場合、図18に示すように、高弾性部材131(141)は、保護部130、140の図中下側から先端部にかけて貼り付ける。
以上、本実施形態の廃トナー容器によれば、廃トナー容器が装置本体に対して斜めに装着されたとき、位置決め突起124(125)が装置内の部品や側面とぶつかるより先に、位置決め突起より装着方向側に延びた保護部130(140)がぶつかる。これにより、位置決め突起が装置内の部品や側面とぶつかって位置決め突起が折れ曲がってしまう不具合を抑制することができ、位置決め突起で廃トナー容器の精度の高い位置決めを行うことができる。
また、保護部の少なくとも表面の一部または全部を、位置決め突起よりも柔らかい部材である高弾性材料で形成することで、保護部が装置本体内の部品とぶつかったときに、保護部が撓んで緩衝するので装置本体内の部品を傷つけてしまうのを抑制することができる。
また、保護部の無端移動体たる中間転写ベルトと対向する面から保護部の先端部である先端面までを位置決め突起よりも柔らかい部材とすることで、保護部が中間転写ベルトとぶつかったときに、保護部が撓んで緩衝し、装置本体内の部品を傷つけてしまうのを抑制することができる。
また、保護部の側面と先端面とを結ぶ部分を曲面とすることで、保護部の先端面と側面とを結ぶ部分が稜線状のものに比べて、保護部が装置本体内の部品とぶつかったときに、保護部で装置本体内の部品を傷つけてしまうのを抑制することができる。
また、第2保護部を透明部材で構成し、廃トナー容器内部と連通し、廃トナーが蓄積される中空部140bを設けた構造として、廃トナー容器内部の廃トナー量を検知するための検知窓として用いることで、廃トナー容器10に保護部とは別に廃トナー容器内部の廃トナー量を検知するための検知窓を設けるものに比べて廃トナー容器を安価にすることができる。
本実施形態のプリンタを示す概略構成図。 ドラムクリーニング装置、ベルトクリーニング装置の転写残トナーを廃トナー容器へ搬送する搬送路について示す図。 同プリンタの外部カバーを開けた状態を示す図。 廃トナー容器の斜視図。 搬送路と廃トナー容器とを示す斜視図。 搬送路の廃トナー排出口と廃トナー落下口とを示す概略断面図。 廃トナー容器を図4に示すA方向から見た図。 廃トナー容器の要部拡大構成図。 (a)は、第2保護部の斜視図。(b)は、第2保護部の断面図。(c)は、第2保護部の側面図。 廃トナー容器を装置内に装着した状態を示す概略構斜視図。 装置側面板に固定されているセンサホルダと廃トナー容器との関係を示す図。 廃トナー容器を装置内に装着した状態の要部断面図。 (a)は、第1、第2保護部を設けていない従来の廃トナー容器を装置本体へ挿入するときの様子を示す図。(b)は、第1、第2保護部130、140を設けた本実施形態の廃トナー容器10を装置本体へ挿入するときの様子を示す図。 変形例1の廃トナー容器を示す概略構成図。 変形例2の廃トナー容器を示す概略構成図。 変形例3の廃トナー容器を示す概略構成図。 廃トナー容器を中間転写ベルトの上方に設けたプリンタを示す概略構成図。 同プリンタに装着される廃トナー容器を示す図。
符号の説明
15:一次転写ユニット
16:中間転写ベルト
63:転写残トナー搬送スクリュー
100:プリンタ
120:廃トナー落下口
121:上ケース
122:下ケース
123:廃トナー受容部
124:第1位置決め突起
125:第2位置決め突起
130:第1保護部
140:第2保護部
200:センサホルダ
204:センサ設置台
210:満杯検知センサ
211:発光部材
220:廃トナー固定部材
230:装置側面板

Claims (8)

  1. 廃トナーを貯留し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された廃トナー容器において、
    前記画像形成装置本体への装着方向側端面に前記画像形成装置装置本体に対して位置決めを行う位置決め突起を有し、該位置決め突起より装着方向側に延出して該位置決め突起を保護する保護部を設けたことを特徴とする廃トナー容器。
  2. 請求項1の廃トナー容器において、
    前記保護部の少なくとも表面の一部または全部を、位置決め突起よりも柔らかい部材としたことを特徴とする廃トナー容器。
  3. 廃トナーを貯留し、画像形成装置本体に対して着脱可能に構成された廃トナー容器において、
    前記画像形成装置本体への装着方向側端面に前記画像形成装置装置本体に対して位置決めを行う位置決め突起を有し、該位置決め突起より装着方向側に延出し、かつ、該位置決め突起よりも少なくとも表面の一部または全部が柔らかい部材からなる部品保護部を設けたことを特徴とする廃トナー容器。
  4. 請求項2または3の廃トナー容器において、
    該廃トナー容器は、複数の張架ローラに張架され、記録材を画像形成手段へ搬送するまたは、画像形成手段で形成されたトナー像が転写される無端移動ベルトに対して真上または真下に装着されるものであって、
    前記保護部または前記部品保護部の前記無端移動体と対向する部分から先端部分の少なくとも表面を、位置決め突起よりも柔らかい部材としたことを特徴とする廃トナー容器。
  5. 請求項1乃至4いずれかの廃トナー容器において、
    前記保護部または前記部品保護部の先端と側面とを結ぶ部分を曲面としたことを特徴とする廃トナー容器。
  6. 請求項1乃至5いずれかの廃トナー容器において、
    前記保護部または前記部品保護部を、透明部材で構成し、前記廃トナー容器内部と連通し、廃トナー容器内部の廃トナーが蓄積される中空部を設けたことを特徴とする廃トナー容器。
  7. 請求項1乃至5いずれかの廃トナー容器を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6の廃トナー容器を備えた画像形成装置において、
    廃トナー容器内に設けた検知窓から廃トナー容量を検知する検知手段を備え、前記保護部または部品保護部を前記検知窓として用いたことを特徴とする画像形成装置。
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