JP2008131225A - 無線受信機 - Google Patents

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滋 竹岸
Kaoru Kobayashi
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Abstract

【課題】 受信信号の有無を短い時間で検知し、受信間欠の動作を短くすることで消費電力を低減できると共に、感度劣化を防止できる無線受信機を提供する。
【解決手段】 デフォルトの周波数F0 で相関ピークを検出する区間(F0 相関ピーク区間)で受信した受信キャリアデータをメモリ18に記憶しつつ、相関ピーク検出処理を行って周波数ズレを検出し、F0 相関ピーク区間で相関ピークが検出されなければ、それに続く区間(F1 相関ピーク区間)では、無線部20での動作をオフとし、スイッチ19を切り替えて
メモリ18に記憶された受信キャリアデータを用いて検出された周波数ズレ量に応じた相関ピークを検出する受信間欠処理を行う無線受信機である。
【選択図】 図1

Description

本発明は、双方向無線システムにおける無線受信機に係り、特に、受信間欠の時間を短くして消費電力を低減し、感度劣化を防止する無線受信機に関する。
[双方向無線システム:図3]
従来の双方向無線システムで用いられる無線機は、スペクトラム拡散(SS:Spread Spectrum)方式を採用した微弱電波で動作する無線機である。
従来の双方向無線システムについて図3を参照しながら説明する。図3は、従来の双方向無線システムの概略図である。
従来の双方向無線システムは、送信部1aと受信部1bを有する親機1の無線機と、送信部2aと受信部2bを有する子機2の無線機とを備え、子機2の入力装置を動作させて、子機2から親機1に動作命令を送信し、親機1ではその命令に従って動作するようになっている。
また、親機1は、命令の伝達状況の応答や親機1の状態情報を子機2に送信するものである。
つまり、従来の双方向無線システムは、SSを採用した双方向通信(半2重)可能な微弱無線システムとなっている。
上記双方向無線システムでは、子機2主導で動作するものであり、親機1は、子機2の送信を間欠受信することにより、子機2からの命令を受信し、子機2は、動作させたいときだけ、動作状態にするため、消費電力を大幅に低減できるものとなっている。
[従来の受信機の構成:図4]
従来の無線受信機について図4を参照しながら説明する。図4は、従来の無線受信機の構成ブロック図である。
従来の無線受信機は、図4に示すように、信号処理部10と、無線部20とを基本的に有している。
[従来の信号処理部]
そして、従来の信号処理部10は、ADC制御部11と、AGC部12と、キャリアデータ生成部13と、キャリア復調部14と、相関ピーク検出部15と、粗周波数ズレ検出部16と、微周波数ズレ検出部17とから構成されている。
従来の信号処理部10の各部について具体的に説明する。
ADC制御部11は、A/Dコンバータ(A/D)への制御信号の生成と、A/Dコンバータから受信IF信号を入力する制御を行う。
AGC部12は、ADC制御部11から出力される受信IF信号に対して常に設定した振幅になるよう、無線部20内のAGCアンプへ出力されるゲインコントロール信号を制御する。
キャリア復調部14は、ADC制御部11から出力された受信IF信号に対して、IFキャリア成分の除去を行い、更に、ダウンサンプル処理を行う。
キャリアデータ生成部13は、粗周波数ズレ検出部16及び微周波数ズレ検出部17からの周波数ズレ値等に応じて周波数補正処理を行い、受信機のキャリア復調部14及び送信機のキャリア復調部(図示せず)に供給するキャリアデータを生成する。
相関ピーク検出部15は、キャリア復調部14から出力されるキャリア復調データに対して、相関検出処理を行い、相関ピーク検出を行う。
粗周波数ズレ検出部16は、キャリア復調部14から出力されたキャリア復調データに対して、親機−子機間のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分を検出し、周波数ズレ量をキャリアデータ生成部13に出力する。
微周波数ズレ検出部17は、ピークが検出された相関データに対して、周波数ズレ量を更に少なくするために、高い精度の周波数検出を行い、微周波数ズレ量をキャリアデータ生成部13に出力する。
[従来の受信間欠処理:図5]
従来の無線受信機(親機)における受信間欠処理について図5を参照しながら説明する。図5は、従来の受信間欠処理のタイミングチャートである。
基本タイミングとして、第1に無入力(非同期)の場合、第2にF0 同期の場合、第3にF1 同期の場合に分けて説明する。
第1の無入力の場合、同期を検出するために、無線信号がオンすると、IFキャリア周波数のデフォルト周波数F0 で一定期間、相関ピークの検出を行い、その期間に相関ピークが検出されないと、現在のキャリア周波数F1 で一定期間、相関ピークの検出を行う。
無線信号がオンの期間で、周波数F0,F1 で相関ピークが検出されないと、次の無線信号オンのときに、周波数F0,F1 での相関ピーク検出を行うものである。
また、第2のF0 同期の場合、同期検出信号(SYNC_OUT)が出力され、データフレームのデータを受信するために無線信号は一定期間オン状態に制御される。
また、第3のF1 同期の場合、同期検出信号(SYNC_OUT)が出力され、第2の場合と同様に、データフレームのデータを受信するために無線信号は一定期間オン状態に制御される。
尚、関連する先行技術として、特開平08−228172号公報(特許文献1)、特開2001−094462号公報(特許文献2)がある。
特許文献1には、通信システムにおいて、データが受信できない間、擬似ピークを入力することで、信号が受信していない期間に周波数ズレが生じないようにすることが示されている。
特許文献2には、通信システムにおいて、受信信号に追従させた受信周波数を過去の受信周波数データとして記憶し、送信周波数設定の際には記憶した受信周波数データと発信周波数の値とを平均化し、平均化した周波数を送信周波数に設定することが示されている。
特開平08−228172号公報 特開2001−094462号公報
しかしながら、上記従来の無線受信機では、受信信号有無の判定に時間が掛かるため、受信の動作時間が長くなり、無線受信機における消費電力を十分に低減できていないという問題点があった。
つまり、キャリア周波数ズレを検出するためには、FFT(Fast Fourier Transform)演算する必要があり、時間を要する処理となっている。
上記無線受信機では、無線信号がオンしている時間が16msであり、周波数F0 での相関ピーク検出に8データ分の受信キャリア信号が必要であって最小16ms(拡散符号長:64)〜最大128ms(拡散符号長:512)が必要である。更に、周波数F1 でも同様の時間が必要になる。
従って、無線部の動作時間は、無線部をオンにした時間(16ms)+F0 相関ピーク検出時間(16〜128ms)+F1 相関ピーク検出時間(16〜128ms)となり、つまり、48ms(拡散符号長:64)〜272ms(拡散符号長:512)ということになる。
また、F0 相関ピークの検出区間でキャリア周波数ズレを検知し、その周波数を用いてF1 相関ピークの検出区間で相関ピークを検出するため、妨害波等の影響によって、F0 相関ピークの検出区間とF1 相関ピークの検出区間とで、キャリア周波数が異なる場合があり、その場合、誤検出したり、ピーク検出又はピーク判定ができなかったりして、感度が劣化するという問題点があった。
本発明は上記実情に鑑みて為されたもので、受信信号の有無を短い時間で検知し、受信間欠の動作を短くすることで消費電力を低減できると共に、感度劣化を防止できる無線受信機を提供することを目的とする。
上記従来例の問題点を解決するための本発明は、無線信号を間欠的に受信し、受信信号から相関ピークを検出する無線受信機であって、周波数ズレに応じてキャリアデータを生成するキャリアデータ生成部と、生成されたキャリアデータに基づいてキャリア復調を行うキャリア復調部と、復調されたキャリアデータの相関ピークを検出する相関ピーク検出部と、復調されたキャリアデータから粗周波数ズレを検出する粗周波数ズレ検出部と、検出された相関ピークから微周波数ズレを検出する微周波数ズレ検出部と、デフォルトの周波数で相関ピークを検出する第1の区間で受信信号を記憶するメモリと、無線部における受信動作のオン/オフを制御する無線信号制御部とを有する信号処理部を備え、無線信号制御部が、第1の区間で無線部での受信動作をオンにし、第1の区間で相関ピークが検出されない場合に、第1の区間に続く第2の区間で無線部での受信動作をオフにし、キャリア復調部が、第2の区間でメモリに記憶された第1の区間での受信信号を入力して、第1の区間で検出された周波数ズレに応じて生成されたキャリアデータに基づいてキャリア復調を行い、相関ピーク検出部が、第2の区間でメモリから出力された第1の区間での受信信号をキャリア復調したデータについて相関ピークを検出することを特徴とする。
本発明は、上記無線受信機において、キャリア復調部の前段に設けられ、第1の区間では受信信号を前記キャリア復調部に出力するよう接続を切り替え、第2の区間ではメモリに記憶した第1の区間での受信信号をキャリア復調部に出力するよう接続を切り替えるスイッチを設けたことを特徴とする。
本発明は、上記無線受信機において、第2の区間で相関ピークが検出されると、無線信号制御部が、第2の区間でオフにした受信動作を一定期間オンにすることを特徴とする。
本発明は、上記無線受信機において、第2の区間でオフにした受信動作を受信信号のデータフレームにおけるプリアンブル終了時にオンにし、データフレームが終了するまでの一定期間をオンのままとすることを特徴とする。
本発明は、上記無線受信機において、第2の区間で相関ピークが検出されないと、第1の区間での相関ピークの検出、続く第2の区間での相関ピークの検出を行う受信処理を間欠的に繰り返すことを特徴とする。
本発明によれば、無線信号を間欠的に受信し、受信信号から相関ピークを検出する無線受信機であって、周波数ズレに応じてキャリアデータを生成するキャリアデータ生成部と、生成されたキャリアデータに基づいてキャリア復調を行うキャリア復調部と、復調されたキャリアデータの相関ピークを検出する相関ピーク検出部と、復調されたキャリアデータから粗周波数ズレを検出する粗周波数ズレ検出部と、検出された相関ピークから微周波数ズレを検出する微周波数ズレ検出部と、デフォルトの周波数で相関ピークを検出する第1の区間で受信信号を記憶するメモリと、無線部における受信動作のオン/オフを制御する無線信号制御部とを有する信号処理部を備え、無線信号制御部が、第1の区間で無線部での受信動作をオンにし、第1の区間で相関ピークが検出されない場合に、第1の区間に続く第2の区間で無線部での受信動作をオフにし、キャリア復調部が、第2の区間でメモリに記憶された第1の区間での受信信号を入力して、第1の区間で検出された周波数ズレに応じて生成されたキャリアデータに基づいてキャリア復調を行い、相関ピーク検出部が、第2の区間でメモリから出力された第1の区間での受信信号をキャリア復調したデータについて相関ピークを検出する無線受信機としているので、受信信号の有無を短い時間で検知し、受信間欠の動作を短くすることで消費電力を低減できると共に、感度劣化を防止できる効果がある。
本発明によれば、第2の区間で相関ピークが検出されると、無線信号制御部が、第2の区間でオフにした受信動作を一定期間オンにする上記無線受信機としているので、相関のとれた受信信号のデータを取り込むことができる効果がある。
本発明によれば、第2の区間でオフにした受信動作を受信信号のデータフレームにおけるプリアンブル終了時にオンにし、データフレームが終了するまでの一定期間をオンのままとする上記無線受信機としているので、データフレームにおけるプリアンブル部分を取り込むことなく、無線部での省電力を実現できる効果がある。
本発明によれば、第2の区間で相関ピークが検出されないと、第1の区間での相関ピークの検出、続く第2の区間での相関ピークの検出を行う受信処理を間欠的に繰り返す上記無線受信機としているので、消費電力を更に低減できる効果がある。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[本発明の概要]
本発明の実施の形態に係る無線受信機は、デフォルトの周波数F0 で相関ピークを検出する区間(F0 相関ピーク区間)で受信した受信キャリアデータをメモリに記憶しつつ、相関ピーク検出処理を行って周波数ズレを検出し、F0 相関ピーク区間で相関ピークが検出されなければ、それに続く区間(F1 相関ピーク区間)では、無線部での動作をオフとし、メモリに記憶された受信キャリアデータを用いて検出された周波数ズレ量に応じた相関ピークを検出する受信間欠処理を行うようにしているので、受信信号の有無を短い時間で検知し、受信間欠の動作を短くすることで消費電力を低減できると共に、感度劣化を防止できるものである。
[無線受信機の構成:図1]
本発明の実施の形態に係る無線受信機について図1を参照しながら説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る無線受信機の構成ブロック図である。
本発明の実施の形態に係る無線受信機(本受信機)は、図1に示すように、信号処理部10と、無線部20とを基本的に有している。
[信号処理部]
そして、信号処理部10は、ADC制御部11と、AGC部12と、キャリアデータ生成部13と、キャリア復調部14と、相関ピーク検出部15と、粗周波数ズレ検出部16と、微周波数ズレ検出部17と、メモリ18と、スイッチ19と、無線信号制御部100とから構成されている。
本受信機の信号処理部10の各部について具体的に説明する。
ADC制御部11は、A/Dコンバータ(A/D)への制御信号の生成と、A/Dコンバータから受信IF信号を入力する制御を行う。
AGC部12は、ADC制御部11から出力される受信IF信号に対して常に設定した振幅になるよう、無線部20内のAGCアンプへ出力されるゲインコントロール信号を制御する。
キャリア復調部14は、ADC制御部11から出力された受信IF信号に対して、IFキャリア成分の除去を行い、更に、512kHzサンプリング(厳密には、524,288Hz)から256kHz(厳密には、262,144Hz)にダウンサンプル処理を行う。
キャリアデータ生成部13は、粗周波数ズレ検出部16及び微周波数ズレ検出部17からの周波数ズレ値、APC(自動位相制御)/AFC(自動周波数制御)制御部(図示せず)からのAFC補正データに応じて周波数補正処理を行い、受信機のキャリア復調部14及び送信機のキャリア復調部(図示せず)に供給するキャリアデータを生成する。
相関ピーク検出部15は、キャリア復調部14から出力されるキャリア復調データに対して、相関検出処理(32分割相関)を行い、相関ピーク検出を行う。
尚、相関ピークは、3ビット連続で相関ピーク位置が所定範囲内であった時に検出されたものとなる。
粗周波数ズレ検出部16は、キャリア復調部14から出力されたキャリア復調データに対して、親機−子機間のIFキャリア周波数ズレ量に応じた残留周波数成分の検出周波数ズレ量をキャリアデータ生成部13に出力する。
残留周波数成分の検出は、32ポイントのFFT演算で行い、検出周波数精度は、1,024Hzで、検出精度を上げるために、複数回、例えば最大32回の検出結果の累積演算を行うものである。
微周波数ズレ検出部17は、ピークが検出された相関データに対して、周波数ズレ量を更に少なくするために、高い精度の周波数検出をFFT演算で行い、微周波数ズレ量をキャリアデータ生成部13に出力する。
検出処理は、相関ピークが検出されたときの32分割位相処理データを入力し、粗周波数検出部16と同様に32ポイントのFFT演算処理を行う。検出精度は、64Hzである。
つまり、キャリア復調データには、最大±512Hzの残留ズレ成分が残っており、ピークが検出されたときの32分割相関検出データに、その残留ズレ成分が現れる。そのため、ピークが検出されたときの当該相関データ(32分割分*I,Q成分=64ポイント)に対してFFT演算を行うことで、その残留ズレ分の周波数検出を行うことができるものである。
メモリ18は、ADC制御部11からの受信データを記憶するメモリであり、特に、周波数F0 の相関ピーク検出処理時の受信データを入力して記憶し、周波数F1 の相関ピーク検出処理時には当該メモリ18から周波数F0 時の受信データをキャリア復調部14に出力する。
スイッチ19は、F0 検知有効信号(F0 _SYEN)がオンのときADC制御部11とキャリア復調部14とを接続し、F1 検知有効信号(F1 _SYEN)がオンのときメモリ18とキャリア復調部14とを接続するよう切り替わる。
F0 _SYEN,F1 _SYENは、信号処理部10の後段の制御部から入力される。
尚、周波数F0 で相関ピークを検出している期間をF0 相関ピーク区間と呼び、周波数F1 で相関ピークを検出している期間をF1 相関ピーク区間と呼ぶこととする。
F0 相関ピーク区間で、IFキャリア周波数のデフォルト周波数F0 で受信データの相関ピークを検出中(周波数ズレを検出している間)に、受信キャリア信号(受信データ)をメモリ18に保存しておき、周波数ズレが検出されたら、F1 相関ピーク区間でメモリ18に保存してある受信キャリアデータを用いて、相関ピーク検出を行う。
F1 相関ピーク区間で受信データを受信して相関ピークを検出するより、メモリ18を用いて、周波数ズレ検出と相関ピーク検出が、同一受信キャリアデータで行えるため、F1 相関ピーク区間で妨害波を受けて、誤検出や検出ミスを防ぐことができる。
また、本受信機でメモリ18とスイッチ19を用いることにより、無線部20の動作時間を従来技術と比べて、拡散符号長が64の場合は1/3に、拡散符号長が512の場合は約1/2に削減できる。
無線部の動作時間は、無線部オンの時間(16ms)+F0 相関ピーク検出時間(16〜128ms)となり、つまり、32ms(拡散符号長:64)〜144ms(拡散符号長:512)となる。従来技術では、48ms(拡散符号長:64)〜272ms(拡散符号長:512)であるから、32ms/48ms=1/3(拡散符号長:64)〜144ms/272ms≒1/2(拡散符号長:512)に動作時間を削減できる。
無線信号制御部100は、無線部20の各部をオン/オフ制御する信号を発生させ、無線部20における消費電力を低減するものである。
尚、制御信号における「OSC_EN」は、シンセ部(OSC,PLL,VCO)のオン/オフを制御し、「LO_EN」は、LO_AMP部のオン/オフを制御し、「AGC_EN」は、受信AGC部のオン/オフを制御し、「RX_EN」は、受信部のオン/オフを制御する信号である。
上記において、無線信号をオフとする場合、上記制御信号が全てオフで無線部20に出力されるものである。
[受信間欠の処理:図2]
次に、本受信機における処理動作について図2を参照しながら説明する。図2は、本発明の実施の形態に係る無線受信機における受信間欠の処理を示すタイミングチャートである。
基本タイミングとして、第1に無入力(非同期)の場合、第2にF0 同期の場合、第3にF1 同期の場合に分けて説明する。
第1の無入力の場合、同期を検出するために、無線信号がオンすると、IFキャリア周波数のデフォルト周波数F0 で一定期間(F0 相関ピーク区間)、相関ピークの検出を行い、その期間の終了後に無線信号をオフにする。つまり、キャリア周波数F1 の検出区間(F1 相関ピーク区間)では、無線信号がオフとなる。
無線信号がオンの期間で、周波数F0 で相関ピークが検出されないと、無線信号がオフの期間で、メモリ18に格納された受信キャリアデータでF1 相関ピーク区間に相関ピーク検出を行う。そして、このような動作を間欠的に行うものである。
また、第2のF0 同期の場合、同期検出信号(SYNC_OUT)が出力され、データフレームのデータを受信するために無線信号は一定期間オン状態に制御される。つまり、データフレームの終了までオン状態となる。
また、第3のF1 同期の場合とは、F1 相関ピーク区間でメモリ18に格納された受信キャリアデータを用いて相関ピーク検出を行って同期が得られた場合であり、その場合、同期検出信号(SYNC_OUT)が出力され、第2の場合と同様に、データフレームのデータを受信するために無線信号は一定期間オン状態に制御される。但し、F0 相関ピーク区間終了後に無線信号が一旦オフに制御されているため、同期検出信号により無線信号をオンにする制御を行う。
F0 相関ピーク区間終了後に無線信号が一旦オフになり、次にオンとなるのは、データフレームにおけるプリアンブル終了時であり、オン状態は、データフレームが終了するまでの一定期間となる。
[実施の形態の効果]
本受信機によれば、受信キャリア信号(ADC_OUT)をメモリ18に保存することにより、間欠受信時に無線部20の動作率を2/3〜約1/2に減らすことができるので、無線部20の消費電力を低減できる効果がある。
本受信機によれば、妨害波等の影響により、F0 相関ピーク区間とF1 相関ピーク区間とでキャリア信号が異なった場合、周波数ズレ値が異なることが予想されるが、F0 相関ピーク区間で保持したキャリア信号で周波数ズレ値や相関ピークを検出するため、誤検出・検出ミスを減らし、相関ピークが検出される確率が向上し、相関ピーク検出の感度を向上させることができる効果がある。
本発明は、受信信号の有無を短い時間で検知し、受信間欠の動作を短くすることで消費電力を低減できると共に、感度劣化を防止できる無線受信機に好適である。
本発明の実施の形態に係る無線受信機の構成ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る無線受信機における受信間欠の処理を示すタイミングチャートである。 従来の双方向無線システムの概略図である。 従来の無線受信機の構成ブロック図である。 従来の受信間欠処理のタイミングチャートである。
符号の説明
10…信号処理部、 11…ADC制御部、 12…AGC部、 13…キャリアデータ生成部、 14…キャリア復調部、 15…相関ピーク検出部、 16…粗周波数ズレ検出部、 17…微周波数ズレ検出部、 18…メモリ、 19…スイッチ、 20…無線部、 100…無線信号制御部

Claims (5)

  1. 無線信号を間欠的に受信し、受信信号から相関ピークを検出する無線受信機であって、
    周波数ズレに応じてキャリアデータを生成するキャリアデータ生成部と、
    生成されたキャリアデータに基づいてキャリア復調を行うキャリア復調部と、
    復調されたキャリアデータの相関ピークを検出する相関ピーク検出部と、
    復調されたキャリアデータから粗周波数ズレを検出する粗周波数ズレ検出部と、
    検出された相関ピークから微周波数ズレを検出する微周波数ズレ検出部と、
    デフォルトの周波数で相関ピークを検出する第1の区間で受信信号を記憶するメモリと、
    無線部における受信動作のオン/オフを制御する無線信号制御部とを有する信号処理部を備え、
    前記無線信号制御部が、前記第1の区間で前記無線部での受信動作をオンにし、前記第1の区間で相関ピークが検出されない場合に、前記第1の区間に続く第2の区間で前記無線部での受信動作をオフにし、
    前記キャリア復調部が、前記第2の区間で前記メモリに記憶された前記第1の区間での受信信号を入力して、前記第1の区間で検出された周波数ズレに応じて生成されたキャリアデータに基づいてキャリア復調を行い、
    前記相関ピーク検出部が、前記第2の区間で前記メモリから出力された前記第1の区間での受信信号をキャリア復調したデータについて相関ピークを検出することを特徴とする無線受信機。
  2. キャリア復調部の前段に設けられ、第1の区間では受信信号を前記キャリア復調部に出力するよう接続を切り替え、第2の区間ではメモリに記憶した第1の区間での受信信号を前記キャリア復調部に出力するよう接続を切り替えるスイッチを設けたことを特徴とする請求項1記載の無線受信機。
  3. 第2の区間で相関ピークが検出されると、無線信号制御部が、前記第2の区間でオフにした受信動作を一定期間オンにすることを特徴とする請求項1又は2記載の無線受信機。
  4. 第2の区間でオフにした受信動作を受信信号のデータフレームにおけるプリアンブル終了時にオンにし、前記データフレームが終了するまでの一定期間をオンのままとすることを特徴とする請求項3記載の無線受信機。
  5. 第2の区間で相関ピークが検出されないと、第1の区間での相関ピークの検出、続く第2の区間での相関ピークの検出を行う受信処理を間欠的に繰り返すことを特徴とする請求項1又は2記載の無線受信機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023226510A1 (zh) * 2022-05-24 2023-11-30 中海油田服务股份有限公司 罗经鸟控制方法及控制装置

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