JP2008129988A - 情報アクセス・システム、読取り書込み装置およびアクティブ型非接触情報記憶装置 - Google Patents

情報アクセス・システム、読取り書込み装置およびアクティブ型非接触情報記憶装置 Download PDF

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Abstract

【課題】非接触情報記憶装置の消費電力を減少させる。
【解決手段】情報アクセス・システムにおいて、アクティブ型非接触情報記憶装置(204)はキャリア・センス周期で所定期間に第1の周波数(f1)のRF信号をキャリア・センスし(50,52)、或る所定期間に第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知したとき、さらに情報要求信号を受信するよう動作し(54)、タグ情報送信周期で情報送信期間に情報を搬送する第2の周波数(f2)のタグ情報信号(56)を送信する。読取り書込み装置(304)は、情報要求送信期間中にキャリア・センス周期およびタグ情報送信周期の値を搬送する第1の周波数の情報要求信号(42)を繰り返し送信し、タグ情報信号を受信したとき、タグ情報を取り出してタグ情報リスト(LID)と照合する。非接触情報記憶装置は、情報要求信号を受信したとき、キャリア・センス周期およびタグ情報送信周期の値を取り出しタイマ(274,275)にその値を設定する。
【選択図】図11

Description

本発明は、アクティブ型の非接触情報記憶装置の非接触の読取りおよび書込みに関し、特に、読取りおよび書込み装置によって省電力のアクティブ型のRF IDタグに対して読み取りおよび書き込みを行うことに関する。
バッテリ給電型すなわちアクティブ・タイプのRF IDタグは、商品等に取り付けられまたは人によって携帯され、それら商品および人に関するIDおよび情報を搬送する所定の周波数のRF信号を送信し、そのRF信号はリーダ装置によって読み取られる。その読み取られた情報はコンピュータ等によってさらに処理され、商品の流通および人の行動を監視および管理できる。バッテリ給電によるアクティブ・タイプのRF IDタグは、電力をリーダ/ライタ装置から非接触で受け取るパッシブ・タイプのRF IDタグに比べて、通信可能距離が比較的長く、実用的である。しかし、アクティブ・タイプのRF IDタグは、一定周期でRF信号を送信するので、第三者によって追跡される危険性があり、セキュリティに問題がある。そのセキュリティ対策として、リーダ/ライタ装置からのタグIDの要求に対してのみ応答する改良型のアクティブRF IDタグがある。
特表2000−509536号公報(A)には、高周波識別装置が記載されている。その高周波識別装置は、レシーバと、トランスミッタと、マイクロプロセッサとを備える集積回路を有する。レシーバとトランスミッタとは、共に、アクティブ・トランスポンダを構成する。その集積回路は、好ましくは、レシーバ、トランスミッタ及びマイクロプロセッサを含むモノリシックな単一ダイ集積回路である。その装置は、電力供給を磁気結合に依存するトランスポンダの代わりにアクティブ・トランスポンダを有するので、この装置は遥かに大きな有効範囲を有する。
特表2000−509536号公報
2000年4月21日付けで公開された特開2000−113130号公報(A)には、低消費電力のICタグ検知システムが記載されている。そのシステムは、通信回路と制御部と、これらに電池から電力を供給する電源部と、計時手段と、を備え、所定の設定時刻ごとに送信を行うICタグであって互いに設定時刻の異なるものを複数個備えるとともに、これらとの通信に基づいてそれぞれの有無を検知する検知機も備えていて、検知機が、通信回路を有し、その受信の有無をICタグそれぞれの設定時刻ごとに逐次判別して検知を行う。検知機からの問い合わせが無いので、ICタグは無駄な反応や電池消耗を回避できる。
特開2000−113130号公報
2001年9月14付けで公開された特開2001−251210号公報(A)には、二重リンクにおいて、両ノードの送信機に、それぞれ独立した基準発振器を必要としない周波数ロックの実現方法が記載されている。全二重リンクにおいて、受信周波数の情報を利用して、送信機の搬送周波数を同調させることによって、リンクにおける両ノードの送信周波数を同時にロックする。第一の送信機の搬送周波数におけるオフセットは、対応する第二の受信機におけるオフセットとして検出される。第二の受信機は、検出したオフセットに応じて当該送信機の搬送周波数を偏移させ、第一の送信機に検出されたオフセットを知らせる。第一の受信機において検出されたオフセットによって、当該送信機の搬送周波数が補正される。
特開2001−251210号公報
特開2005−316724号公報(A)には、アクティブ型RF IDタグが記載されている。そのアクティブ型RF IDタグは、個別の識別子を格納する不揮発性メモリと、識別子を取得してその識別子を含む送信信号を作成する演算部と、作成された送信信号を変調する変調回路と、変調された信号を送信するアンテナと、周囲の明るさに応じた実照度を検出する光検出部とを備え、内部に搭載された電池の電力を使用して動作する。アクティブ型RF IDタグは、演算部により、光検出部の光導電素子にて検出された実照度をA/D変換回路を介して認識し、不揮発性メモリの照度閾値を超えたと判定した場合に、送信信号を作成する。それによって、アクティブ型RF IDタグの無線信号の発信/非発信を自動的に制御し、それによってその消費電力を低減して電池寿命を長くする。
特開2005−316724号公報
リーダ/ライタ装置からのID要求に対してのみ応答する上述の改良型のアクティブRF IDタグは、受信回路が必要であり、送信専用のアクティブRF IDタグに比べて回路規模が大きく消費電力が大幅に増加する。
発明者たちは、RF IDタグを検出したとき所定時間期間だけリーダ/ライタ装置が或る周波数でRF信号をRF IDタグへ充分短い間隔で繰り返し送信しかつ別の周波数でRF信号をRF IDタグから連続的に受信可能な状態をとるよう構成すれば、RF IDタグの消費電力が大幅に減少してバッテリ稼動時間を長くすることができる、と認識した。
本発明の目的は、非接触情報記憶装置の消費電力を減少させることである。
本発明の別の目的は、読取り書込み装置によって、非接触情報記憶装置のキャリア・センスおよびRF信号の送信の間隔を制御できるようにすることである。
本発明の特徴によれば、非接触情報記憶装置内の情報にアクセスするための情報アクセス・システムは、情報処理装置に接続されていて、第1のタイマと、第1のメモリと、第1の制御部と、その第1の制御部の制御の下で第1の周波数の情報要求信号を所定の情報要求送信期間において周期的に繰り返し送信するよう構成された第1の送信部と、その第1の周波数と異なる第2の周波数のRF信号を受信可能な連続的な受信待ち状態をとるよう構成された第2の受信部と、を具える読取り書込み装置と;第2の制御部と、第2のメモリと、タグ情報送信周期を測定する第2のタイマと、バッテリと、キャリア・センス周期を測定する第3のタイマと、その第2の制御部の制御の下でその第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知するよう動作する第2の受信部と、その第2の制御部の制御の下でその第2の周波数のタグ情報信号を送信するよう動作する第2の送信部と、を具えるアクティブ型非接触情報記憶装置と、を含む。その第2の制御部は、その第2の受信部を、そのキャリア・センス周期で所定のキャリア・センス期間にその第1の周波数のRF信号をキャリア・センスするよう制御し、その第2の受信部が或る所定のキャリア・センス期間にその第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知したとき、その第2の受信部をさらにその情報要求信号を受信するよう動作させ、その第2の送信部を、そのタグ情報送信周期でタグ情報送信期間にその第2のメモリに格納された情報を搬送するその第2の周波数のそのタグ情報信号を送信するよう動作させ、その第1の制御部は、その第1の受信部がそのタグ情報信号を受信したとき、そのタグ情報信号によって搬送されたタグ情報を取り出してその第1のメモリ中のタグ情報リストと照合する。その第2の受信部がその情報要求信号を受信したとき、その第2の制御部は、その情報要求信号によって搬送された情報を取り出して処理する。その第2の制御部は、キャリア・センスのとき、或る所定のキャリア・センス期間においてその第2の受信部を動作状態にし、その第2の受信部がその或る所定のキャリア・センス期間にその第1の周波数のRF信号をキャリア・センスしても検知されなかったとき、そのキャリア・センスのその或る所定のキャリア・センス期間と次にキャリア・センスを行うべきその所定のキャリア・センス期間との間の非キャリア・センス期間において、その第2の受信部を不動作状態を維持するよう制御し、或るタグ情報送信期間と次にそのタグ情報信号を送信すべきそのタグ情報送信期間の間の非送信期間においてその第2の送信部を不動作状態を維持するよう制御する。
本発明は、上述の情報アクセス・システムに用いられる読取り書込み装置およびアクティブ型非接触情報記憶装置に関する。
本発明によれば、非接触情報記憶装置の消費電力を減少させることができ、読取り書込み装置によって、非接触情報記憶装置のキャリア・センスおよび送信の間隔を制御できる。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1は、従来の改良型のアクティブRF IDタグを読み取るためのリーダ/ライタ装置(R/W)とRF IDタグのタイムチャートを示している。リーダ/ライタ装置は、コマンド(CMD)の送信とRF IDからの受信を同じ周波数チャネルで時分割的に行う。リーダ/ライタ装置は、例えば2秒といった一定の周期で例えば100msの持続時間でタグID要求コマンドを送信し、残りの時間は受信待ち状態となる。
1つのリーダ/ライタ装置によって複数のRF IDタグに対応できるようにするために、各RF IDタグは、一般的には、リーダ/ライタ装置による1回のID要求に対して、衝突回避のためにリーダ/ライタ装置へ応答送信するタイミング(時間期間)をランダムにずらすように構成されている。各RF IDタグは、コマンド受信後の所定時間内のランダムに選択されたタイムスロットでリーダ/ライタ装置へ応答送信し、従って応答の衝突の確率が低減される。そのためにはリーダ/ライタ装置は受信待ちの持続時間を長くする必要がある。例えば、各RF IDタグからのランダムなタイミングにおける応答送信のための持続時間が0〜1.5秒程度の場合、リーダ/ライタ装置は1.5秒以上の受信待ち持続時間を確保する必要がある。従って、リーダ/ライタ装置の応答送信の周期が長くなる。RF IDタグは、リーダ/ライタ装置から送信されたタグID要求コマンドを検出するために、一定周期でキャリア・センスを行い、即ち受信RF信号の強度の検知を行い、キャリアを検知した時のみ受信処理および送信動作に移行するよう構成されている。リーダ/ライタ装置による送信の周期が2秒である場合、それを確実に検知するためには、キャリア・センス持続時間も少なくとも約2秒確保する必要がある。
通常、RF IDタグは、キャリア・センスから次のキャリア・センスまでの間の期間は、リーダ・ライタ装置の要求が未検出のときはパワーダウン・モードへ移行し、できるだけ消費電力を削減し、バッテリ稼動時間を長くする必要がある。しかし、キャリア・センス持続時間を少なくとも約2秒確保しようとすると、パワーダウン時間をほとんど確保できなくなり、消費電力の削減も困難である。
従って、図1のアクティブRF IDタグは、リーダ/ライタ装置からの長い周期のタグID要求コマンドに対して応答する必要があるので、キャリア・センス持続時間が長くなり、消費電力が多くなり、バッテリ稼動時間も短くなる。
図2は、さらに改良されたアクティブ型非接触情報記憶装置としてのアクティブRF IDタグ200とリーダ/ライタ装置(R/W)300の構成を示している。アクティブ型非接触情報記憶装置として、アクティブRF IDタグ200の代わりに、アクティブRF IDタグ200と同様の構成を有する非接触ICカードを用いてもよい。
アクティブRF IDタグ200は、制御部210と、メモリ214と、メモリ214に格納されているタグID(ID_tag)等のデータを所定の符号化方式に従って符号化して符号化データを生成するデータ生成部220と、データ生成部220から受け取ったベースバンドの符号化データでキャリアを変調して、周波数f2または相異なる周波数f2i(n=1、2、...n)のRF信号を送信する送信部(TX)230と、周波数f1のRF信号を受信して復調してベースバンド符号化データを生成し、受信RF信号のキャリア強度を表すデータを生成する受信部(RX)250と、受信部250から受け取った符号化データを所定の符号化方式に従って復号して復号データを生成するデータ復号部240と、上述のキャリア強度を表すデータに基づいて受信RF信号のキャリアの有無を判定するキャリア判定部246と、予め設定された時間制御シーケンスでウェイクアップ信号を生成するウェイクアップ部270と、送信部230に結合された送信アンテナ(ANT)282と、受信部250に結合された受信アンテナ(ANT)284と、各構成要素210〜270に電力を供給するバッテリ290と、を具えている。周波数f1およびf2は、例えばそれぞれ300MHzおよび301MHzである。周波数f2iは、例えば301MHz、302MHz、....305MHzである。送信部(TX)230の送信出力は、例えば1mWである。代替構成として、アンテナ282と284は1つのアンテナであってもよい。
制御部210は、送信タイムスロットをランダムに選択するための乱数を発生する乱数発生部211と、送信周波数f2iを切り換える周波数切り換え部212と、送信タイミングを調整するためのタイミング調整部213とを含んでいる。
制御部210は、電源投入後は常に活動状態になっていて、メモリ214と、データ生成部220と、送信部230と、受信部250と、データ復号部240と、キャリア判定部246と、ウェイクアップ部270とに、それぞれメモリ制御信号CTRL_M、データ生成制御信号CTRL_ENC、送信制御信号CTRL_TX、受信制御信号CTRL_RX、データ復号制御信号CTRL_DEC、キャリア判定制御信号CTRL_CSおよびウェイクアップ部制御信号を供給する。制御部210は、プログラムに従って動作するマイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータであってもよい。
メモリ214は、RF IDタグ200のタグID(ID_tag)、現在の時刻T、リーダ/ライタ装置300によるアクセスの記録、ウェイクアップ部270の制御スケジュールおよび時間制御シーケンス、バッテリ290の現在の電力残量、キャリア・センスの周期Tcs、受信処理持続時間、送信周期Ts、送信持続時間、等の情報を格納している。これらの情報は、制御部210の制御の下で格納され、更新される。制御部210は、定期的にまたは周期的にバッテリ290の供給電圧Vdの値を検知することによってその現在の電力残量Pを判定して、バッテリ290の電力残量Pを表す情報をメモリ214に格納する。
ウェイクアップ部270は、時間を測定し時刻を生成するタイマ274を含み、RF IDタグ200の電源投入後は常に活動状態になっていて、タイマ274の時刻およびメモリ214から読み出した予め設定された制御スケジュールおよび時間制御シーケンスに従って例えば2秒といった所定のキャリア・センス周期Tcsでウェイクアップ信号(Wakeup)を制御部210に供給する。制御部210は、リーダ/ライタ装置300から、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスを修正または更新する命令と、現在の時刻Tと、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスとを受信データとして受信したとき、メモリ214中の時刻T、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスを修正し更新する。制御部210は、メモリ214中の時刻Tに基づいてタイマ274の時刻を修正し、タイマ274によって生成された現在の時刻Tをメモリ214に書き込み更新する。
データ生成部220は、メモリ214に格納されているタグID(ID_tag)等を含む所定のフォーマットのデータを生成して所定の符号化方式に従ってそれを符号化して送信部230に供給する。そのデータはバッテリ残量およびアクセス記録を含むことがある。データ復号部240は、受信した符号化データを所定の符号化方式に従って復号して復号データをデータ生成部220および制御部210に供給する。キャリア判定部246は、受信部250から受信RF信号キャリアの電力の強度を表すデータを受け取って受信キャリアの有無を判定してその判定結果を制御部210に供給する。
リーダ/ライタ装置300は、ホスト・コンピュータ(図示せず)との間でデータを送受信する制御部310と、メモリ314と、制御部310から受け取ったタグID要求コマンド(CMD)等を含む所定のフォーマットのデータを生成して所定の符号化方式に従って符号化して符号化データを生成するデータ生成部320と、データ生成部320から受け取ったベースバンド符号化データでキャリアを変調して周波数f1のRF信号を送信する送信部(TX)330と、周波数f2またはf21〜f2nのRF信号を受信するよう構成された受信部(RX)350と、受信部350から受け取った受信データを所定の符号化方式に従って復号してベースバンド符号化データを生成し、その生成した復号データを制御部310に供給するデータ復号部340と、時間を測定し時刻を生成するタイマ374と、送信部330に結合された送信アンテナ(ANT)382と、受信部350に結合された受信アンテナ(ANT)384と、を具えている。送信部(TX)330の送信出力は例えば100mWである。代替構成として、アンテナ382と384は1つのアンテナであってもよい。
制御部310は、ホスト・コンピュータからのタグIDまたはタグ情報の要求コマンド(以下、単にタグID要求コマンドという)等のコマンドを受け取ったとき、そのようなコマンドを含むデータをデータ生成部320に供給する。そのデータは、RF IDタグ200の使用すべき送信周波数f2またはf2i、基準の現在の時刻T、新しいまたは更新された制御スケジュールおよび時間制御シーケンス等を含んでいてもよい。そのようなコマンドには、現在の時刻Tとともにタイマ274の時刻を修正または更新するよう命令するコマンドが含まれていてもよい。そのようなコマンドには、新しいまたは更新された制御スケジュールまたは時間制御シーケンスとともにメモリ214に格納されているスケジュールまたはシーケンスを修正または更新するよう命令するコマンドが含まれていてもよい。
図3Aは、リーダ/ライタ装置300のコマンド等のデータを搬送するRF信号の送信処理42のタイミングを示している。図3Bは、リーダ/ライタ装置300の受信待ち状態46および受信RF信号の受信処理48のタイミングを示している。図3Cは、アクティブRF IDタグ200のキャリア・センス50および52、受信RF信号の受信処理54、および応答を搬送するRF信号の送信処理56のタイミングを示している。
図3Aを参照すると、リーダ/ライタ装置300のデータ生成部320は、制御部310から受け取ったRF IDタグに対するタグID要求コマンドを含むデータを生成しそれを所定の符号化方式に従って符号化して、符号化データを生成する。送信部330は、送信処理42の連続する各タイムスロットにおいて、そのコマンド等のデータを搬送するRF信号を充分短い間隔で繰り返し送信する。
図3Cを参照すると、アクティブRF IDタグ200において、受信部250およびキャリア判定部246は、ウェイクアップ部270のウェイクアップ信号に従って例えば2秒といった一定の周期Tcsで例えば約1ms〜10msの所定の持続時間で発生するキャリア・センス50および52のタイミングで制御部210によってイネーブル(活動化、enable)される。それによって、受信部250は受信待ち状態になり、キャリア判定部246は受信部250からの受信RF信号キャリア電力の強度を表すデータに従って受信キャリアの有無の判定を行う。RF IDタグ200がリーダ/ライタ装置300に接近していないときは、キャリア判定部246はキャリアを検知せず(ND)、キャリアが存在しないと判定する。キャリア・センス50相互間の期間51において、RF IDタグ200は休止モードに入って、制御部210およびウェイクアップ部270だけがイネーブルまたはパワー・オン(付勢)されており、その他の構成要素214〜250はディセーブル(非活動化、disable)またはパワー・ダウン(消勢)されている。休止期間51の時間長は、キャリア・センス期間50の終了時点と次のキャリア・センス期間50の開始時点との間の時間長より短くてもよい。
RF IDタグ200がリーダ/ライタ装置300に接近してRF IDタグ200の受信部250がRF信号を受信したときに、キャリア・センス52のタイミングでキャリア判定部246は、RF信号のキャリアを検知し(DT)、キャリアが存在すると判定する。そのキャリアが存在するという判定に応答して、受信部250およびデータ復号部240は直後の受信処理54のタイミングで例えば100msといった所定の持続時間においてイネーブルされ、受信部250はそのRF信号を受信し復調してコマンドを含む符号化データを生成し、データ復号部240はそのデータを所定の符号化方式に従って復号しコマンドを取り出して制御部210に供給する。そのコマンドに応答して、制御部210は、所定期間内のランダムに選択された送信処理56のタイミングで例えば100msといった所定の持続時間において、データ生成部220および送信部230をイネーブルし、データ生成部220はメモリ214から取り出したタグID(ID_tag)およびその他の所要の情報を含むデータを生成して所定の符号化方式に従って符号化する。送信部230はそのタグIDを含む応答データでキャリアを変調してRF信号を送信する。
図3Bを参照すると、リーダ/ライタ装置300の受信部350は、常に受信待ち状態46にあり、RF IDタグ200が接近してRF信号を受信したときに、受信処理48のタイミングにおいて受信RF信号を復調して符号化データを生成し、データ復号部350は符号化データを所定の符号化方式に従って復号してタグIDを含む応答データを再生し、その再生されたタグIDを制御部310に供給する。制御部310は、そのタグIDをホスト・コンピュータに供給する。ホスト・コンピュータは、タグIDを処理して、商品の流通または人を監視し管理するのに用いる。
通常、リーダ/ライタ装置300にRF IDタグ200が接近していない時間がはるかに長い場合には、アクティブRF IDタグ200は大部分の時間期間は休止モードになる。従って、アクティブRF IDタグ200の消費電力は大幅に低減され、バッテリ290の稼動時間は大幅に長くなる。
図4は、リーダ/ライタ装置300によって実行される処理のフローチャートを示している。図5Aおよび5Bは、アクティブRF IDタグ200によって実行される処理のフローチャートを示している。
図4を参照すると、ステップ402において、リーダ/ライタ装置300の制御部310は、ホスト・コンピュータから受け取ったタグID要求があるかどうかを判定する。タグIDの要求があるまでステップ402は繰り返される。タグIDの要求があると判定された場合、手順は送信処理のステップ412および受信処理のステップ422に進む。
ステップ412において、制御部310はタグID要求コマンドおよび関連するデータをデータ生成部320に供給し、データ生成部320はタグID要求コマンドを含むデータを生成してその生成データを、例えばNRZ(Non Return to Zero)符号化法またはマンチェスタ符号化法等の所定の符号化方式に従って符号化し、送信部330は、図3Aの送信処理42のタイミングでその符号化データでキャリアを変調して周波数f1のRF信号を送信する。制御部310は、タグID要求コマンド中にそのタグID要求コマンドに対する応答の送信周波数f2または可変送信周波数f2iを指定するデータ、その可変送信周波数f2iを使用すべき時刻またはタイムスロットを表すデータ、現在の時刻Tを表すデータ、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスを含ませてもよい。
リーダ/ライタ装置300はその周波数f2iを時分割で複数の送信周期tRW-CYにおける複数コマンド毎に(例えば、少なくとも1つのキャリア・センス周期分の数の送信周期tRW-CYにおける複数コマンド毎に)変更するようにしてもよい。それによって、複数のRF IDタグが同時に存在する場合でも、RF IDタグからの応答送信が衝突する確率が減り、リーダ/ライタ装置300で同時に識別できるRF IDタグの数を増大させることができる。
ステップ418において制御部210はデータ送信を終了すべきかどうかを判定する。終了すると判定された場合は、手順はこのルーチンを出る。データ送信を継続すると判定された場合は、手順はステップ412に戻る。図3Aでは、データ送信は繰り返し継続される。
図5Aを参照すると、ステップ502において、RF IDタグ200が起動されたとき、制御部210およびウェイクアップ部270がイネーブルされる。RF IDタグ200がいったん起動されると、制御部210およびウェイクアップ部270は常にイネーブルされて活動状態にある。ウェイクアップ部270は、タイマ274および時間制御シーケンスに従って、所定の周期Tcsで受信RF信号のキャリア・センスを行うタイミングを表すウェイクアップ信号を制御部210に供給する。ステップ504において、制御部210は、ウェイクアップ部270から受け取ったウェイクアップ信号がオン状態(ON)を示しているかどうかを判定する。制御部210は、ウェイクアップ信号がオン状態になるまでステップ504を繰り返す。
ステップ504においてウェイクアップ信号がオン状態(ON)を示していると判定された場合、ステップ506において、制御部210は、例えば約1ms〜10msのような短い持続時間の期間だけ受信部250およびキャリア判定部246をイネーブルする。受信部250はRF信号の受信待ち状態となり、キャリア判定部246は受信部250から受け取った受信キャリア電力を表すデータに基づいて受信RF信号のキャリアの存在を判定して、その判定結果を制御部210に供給する。ステップ508において、制御部210は、その判定結果に従ってキャリアが検知されたかどうかを判定する。キャリアが検知されなかったと判定された場合は、ステップ509において制御部210は受信部250およびキャリア判定部246をディセーブル(非可動化)する。その後、手順はステップ530に進む。
ステップ508においてキャリアが検知されたと判定された場合は、ステップ510において、制御部210は、キャリア判定部246をディセーブルし、さらに例えば100ms〜200msといった所定の持続時間において受信部250をイネーブルしたまま、リーダ/ライタ装置300からコマンド等のデータを搬送する周波数f1のRF信号を受信して(図3C、受信54)、受信RF信号を復調する。ステップ512において、制御部210は、受信部250によるRF信号の受信が完了したかどうかを判定する。ステップ512はRF信号の受信が完了するまで繰り返される。
ステップ512においてRF信号の受信が完了したと判定された場合は、ステップ514において、制御部210はデータ復号部240をイネーブルし、データ復号部240は制御部210の制御の下で受信部250から受信データを受け取ってそれを所定の符号化方式に従って復号する。ステップ515において、制御部210は受信部250をディセーブルする。
図5Bを参照すると、ステップ522において、制御部210は、データ復号部240からタグID要求コマンドを含む復号データを受け取り、復号データに含まれている受信コマンドを処理し、リーダ/ライタ装置300によるアクセスの記録をメモリ214に格納する。受信データ中に時刻修正コマンドおよび現在の時刻Tが含まれていた場合は、制御部210は、ウェイクアップ部270のタイマ274の時刻をその時刻Tに修正または更新する。
ステップ524において、制御部210は復号部240をディセーブルし、そのタグID要求コマンドに従って、所定の期間(例えば500ms)内の所定数のタイムスロット(例えば100msの幅の5つのタイムスロット)の中の乱数に従って選択された1つのタイムスロットにおいてデータ生成部220および送信部230をイネーブルする。その乱数は、乱数発生部211によって発生される。その選択されたタイムスロットが図3Cの送信処理56のタイミングである。データ生成部220は、メモリ214から読み出したRF IDタグ200のタグID(ID_tag)を含むデータを所定の符号化方式に従って符号化して送信部230に供給する。送信部230は、タグIDを含むデータでキャリアを変調して、所定のまたは指定された周波数f2またはf2iのRF信号をアンテナ284を介して送信する。周波数f2iの切り換えは、制御部210の周波数切り換え部212によって行われる。タイミング調整部213は、複数のタイムスロットの周期を所定周期になるように調整する。
ステップ529において、制御部210は、データ生成部220および送信部230をディセーブルする。ステップ530において、制御部210は、RF IDタグ200を休止モードにする。休止モードにおいて、基本的に制御部210およびウェイクアップ部270だけがイネーブルされた状態を維持し、その他の構成要素214〜250はディセーブルされた状態になる。
再び図4を参照すると、ステップ422において、制御部310は受信部350をイネーブルして受信待ち状態にする。受信部350は周波数f2のRF信号の受信を待って(受信待ち46)、RF信号を受信する(受信処理48)。ステップ424において、制御部310は受信部350がRF信号の受信を完了したかどうかを判定する。受信が完了するまでステップ424は繰り返される。受信が完了したと判定された場合は、ステップ426において、受信部350は受信データをデータ復号部340に供給する。データ復号部340は受信データを所定の符号化方式に従って復号して応答データを再生し、データを受信したことおよびその応答データを制御部310に供給する。
ステップ432において、制御部310はその復号データをホスト・コンピュータに送出する。ステップ436において制御部310はデータ受信待ちを終了するかどうかを判定する。終了すると判定された場合は、手順はこのルーチンを出る。データ受信待ちを継続すると判定された場合は、手順はステップ422に戻る。図3Bでは、データ受信待ちは繰り返し継続される。
このように、リーダ/ライタ装置300は送信を充分短い間隔で繰り返し行い常に受信待ち状態にあるので、RF IDタグ200のキャリア・センス時間を大幅に減らすことができる。例えば入出管理などにおけるように1日に数回しか送受信を行わず、動作時間のほとんどがキャリア・センスである場合は、RF IDタグ200全体の消費電力は、全体の消費電力を大幅に削減できる。
メモリ214に格納される制御スケジュールとして、休日および平日の夜間(例えば、6:00pm〜6:00am)の所定の時刻と所定の時刻の間の時間期間を指定し、平日の昼間(例えば、6:00am〜6:00pm)の所定の時刻と所定の時刻の間の時間期間を指定してもよい。この場合、ウェイクアップ部270は、その休日および夜間においてウェイクアップ信号を発生せず、従ってRF IDタグ200は休止モードになってキャリア・センスを全く行わず、一方、その平日の昼間において所定の周期(例えば1秒)で、キャリア・センスを行う。
ウェイクアップ部270は、制御部210の制御の下で、メモリ214に格納されたバッテリ290の電力の残量Pに従ってウェイクアップ信号を発生させてもよい。この場合、バッテリ残量が充分であるときは、比較的短い周期で(例えば1秒)キャリア・センスを行い、残量Pが閾値Pthより低くなったときは、比較的長い周期で(例えば2秒)キャリア・センスを行うようにしてもよい。RF IDタグ200の応答データ中にバッテリ残量を含ませ、リーダ/ライタ装置300経由でホスト・コンピュータへ通知し、ホスト・コンピュータによってユーザに対するバッテリ切れの警告を表示するよう構成してもよい。
上述のようにリーダ/ライタ装置によるアクセスの記録をメモリ214に格納するようにしたことによって、リーダ/ライタ300以外の別のリーダ/ライタによって不正にアクセスされた場合にも、ログが記録されるので、リーダ/ライタ300によってそのアクセス記録を読み取り、ホスト・コンピュータによって解析することによって不正なアクセスを発見することができる。
図6は、図2の構成を変形したより安全なアクティブRF IDタグ202とリーダ/ライタ装置302の構成を示している。この構成において、RF IDタグ202とリーダ/ライタ装置302の間で、送信データは暗号化され、受信データは暗号解読されて認証に用いられる。
RF IDタグ202は、図2のRF IDタグ200におけるデータ生成部220の代わりにデータ生成部222を具え、図2のデータ復号部240の代わりにデータ復号部242を具えている。RF IDタグ202のメモリ214は、タグID(ID_tag)に加えて、認証用の現在の時刻T、認証用のシステムID(ID_system)および暗号鍵/解読鍵(復号鍵)Keを格納しており、データ生成部222およびデータ復号部242にそれらの情報を供給する。その認証用の現在の時刻T、認証用のシステムIDおよび暗号鍵/解読鍵Keは、リーダ/ライタ装置302によって予めRF IDタグ202に送信され、制御部210によってメモリ214に予め書き込まれる。データ生成部222は、メモリ214に格納されている暗号鍵Keを用いて所定の暗号方式に従って送信データを暗号化する暗号化部224を含んでいる。データ復号部242は、受信データを所定の暗号方式に従って暗号鍵/解読鍵Keを用いて解読する解読部244を含んでいる。RF IDタグ202のその他の構成はRF IDタグ200と同様であり、再び説明することはしない。システムIDは、リーダ/ライタ装置302とRF IDタグ202等の複数のRF IDタグで構成される同じグループによって共有される共通のIDを表している。ここでは、所定の暗号方式を共通鍵暗号方式として説明するが、公開鍵暗号方式であってもよい。
リーダ/ライタ装置302は、図2のリーダ/ライタ装置300におけるデータ生成部320の代わりにデータ生成部322を具え、図2のデータ復号部340の代わりにデータ復号部342を具えている。リーダ/ライタ装置302のメモリ314は、認証用の現在の時刻T、認証用のシステムID(ID_system)および暗号鍵/解読鍵Keを格納している。データ生成部324は、メモリ314に格納されている所定の暗号方式に従って暗号鍵Keを用いて送信データを暗号化する暗号化部322を含んでいる。データ復号部342は、所定の暗号方式に従って暗号鍵/解読鍵Keを用いて受信データを解読する解読部344を含んでいる。リーダ/ライタ装置302のその他の構成はリーダ/ライタ装置300と同様であり、再び説明することはしない。
図7Aは、リーダ/ライタ装置302のタグID要求コマンド(CMD)を含むデータを搬送するRF信号の送信処理42のタイミングを示している。図7Bは、リーダ/ライタ装置302の受信待ち状態46および受信RF信号の受信処理48のタイミングを示している。図7Cは、アクティブRF IDタグ202のキャリア・センス50および52、受信RF信号の受信処理54、および認証成功の場合における応答を搬送するRF信号の送信処理56のタイミングを示している。
図7Aを参照すると、リーダ/ライタ装置302のデータ生成部322は、制御部310から受け取ったRF IDタグに対するタグID要求コマンドを含むデータを生成しそれを所定の符号化方式に従って符号化して、符号化された暗号データを生成する。リーダ/ライタ装置302のその他の送信の動作は図3Aの場合と同様である。
図7Cを参照すると、アクティブRF IDタグ202において、受信部250およびキャリア判定部246の動作は、図3Cの場合と同様であり、受信部250およびキャリア判定部246は、ウェイクアップ部274のウェイクアップ信号に従って一定の周期で所定の持続時間で発生するキャリア・センス50および52のタイミングで制御部210によってイネーブルされて、受信部250は受信待ち受け状態になる。
キャリア判定部246によるキャリアが存在するという判定(DT)に応答して、受信部250およびデータ復号部242は直後の受信処理54および55のタイミングで所定の持続時間においてイネーブルされ、受信部250はそのRF信号を受信し復調してコマンドを含む符号化された暗号データを生成し、データ復号部242はそのデータを所定の符号化方式に従って復号し暗号データを所定の暗号方式に従って暗号鍵/解読鍵Keを用いて解読してコマンドを取り出して制御部210に供給する。そのコマンドの受信に応答して、制御部210は、そのコマンドに含まれている時刻TおよびシステムIDを用いてリーダ/ライタ装置302を認証する。
認証が成功した場合は、所定期間内のランダムに選択された送信処理56のタイミングで所定の持続時間において、データ生成部222および送信部230をイネーブルし、データ生成部222は、メモリ214から取り出したタグID(ID_tag)、時刻TおよびシステムID(ID_system)を含むデータを、所定の暗号方式に従って暗号鍵Keを用いて暗号化し、その暗号データを所定の符号化方式に従って符号化する。送信部230はその暗号化されたタグIDを含む応答データでキャリアを変調してRF信号を送信する。認証が失敗した場合は、データを生成および送信することなく処理を終了する。
図7Bを参照すると、リーダ/ライタ装置302の受信部350は、常に受信待ち状態46にあり、RF IDタグ202が接近してRF信号を受信したときに、受信処理48のタイミングにおいて受信RF信号を復調して符号化された暗号データを生成し、データ復号部342は符号化された暗号データを所定の符号化方式に従って復号し、その復号された暗号データを、所定の暗号方式に従って暗号鍵/解読鍵Keを用いて解読してタグIDを含む応答データを再生し、その再生された応答を制御部310に供給する。その受信再生された応答に応答して、制御部310は、その応答に含まれている時刻TおよびシステムIDを用いてRF IDタグ202を認証し、そのタグIDおよびその他の情報をホスト・コンピュータに供給する。
このように、通常、リーダ/ライタ装置302およびRF IDタグ202が送信データを暗号化し、時刻TおよびシステムIDを用いて相互認証を行うことによって、リーダ/ライタ装置302およびRF IDタグ202によって送信されるデータが、第三者に傍受されても、そのデータを不正に使用される危険性がなくなる。従って、リーダ/ライタ装置302およびRF IDタグ202の安全性が高くなる。
図8は、リーダ/ライタ装置302によって実行される処理のフローチャートを示している。図9Aおよび9Bは、アクティブRF IDタグ202によって実行される処理のフローチャートを示している。
図8を参照すると、ステップ402は図4のものと同じであり、再び説明することはしない。ステップ414において、制御部310はタグID要求コマンドをデータ生成部322に供給する。データ生成部322は、制御部310から受け取ったタグID要求コマンド、およびメモリ314から取り出した現在の時刻TおよびシステムID(ID_system)を含むデータを、例えばDES(Data Description Standard)、トリプルDESまたはAES(Advanced Encryption Standard)等の所定の暗号方式に従って、メモリ314から取り出した暗号鍵Keを用いて暗号化し、その暗号化データを符号化して符号化データを生成する。送信部332は、その暗号化データでキャリアを変調して周波数f1のRF信号を送信する(図7A、送信処理42)。ステップ418は図4と同じであり、再び説明することはしない。
図9Aを参照すると、ステップ502〜515は図5のものと同様であり、再び説明することはしない。
図9Bを参照すると、ステップ516において、制御部210の制御の下で、データ復号部242は、メモリ214から取り出した暗号鍵/解読鍵Keを用いて復号データを所定の暗号方式に従って解読し、解読されたコマンド、タグID(ID_tag)、時刻T、システムID(ID_system)を含むデータを制御部210に供給する。そのデータは、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスを含んでいてもよい。制御部210は、そのデータを受け取った後、暗号解読された時刻TおよびシステムIDとメモリ214に格納されている時刻TおよびシステムIDとを比較することによって、両者が一致するかどうかを判定し、それによってリーダ/ライタ装置302の認証を行う。
ステップ518において、制御部210は認証が成功したかどうかを判定する。認証が失敗したと判定された場合は、ステップ520において、制御部210はデータ復号部242をディセーブルする。その後、手順は図9Bのステップ530に進む。
ステップ518において認証が成功したと判定された場合は、ステップ522において、制御部210は、データ復号部242からタグID要求コマンドを含む暗号解読されたデータを受け取り、その解読データに含まれている解読された受信コマンドを処理し、リーダ/ライタ装置302によるアクセス記録をメモリ214に格納する。
ステップ526において、制御部210は、そのタグID要求コマンドに従って、所定の期間内の所定数のタイムスロットの中の乱数に従ってランダムに選択された1つのタイムスロットにおいてデータ生成部222および送信部230をイネーブルする。その選択されたタイムスロットが図7Cの送信処理56のタイミングである。データ生成部222は、メモリ214から読み出したRF IDタグ202のタグID(ID_tag)、時刻TおよびシステムID(ID_system)を含むデータを、所定の暗号方式に従って暗号鍵Keを用いて暗号化し、その暗号データを所定の符号化方式に従って符号化して送信部230に供給する。送信部230は、その符号化暗号データでキャリアを変調して、周波数f2のRF信号をアンテナ284を介して送信する(図7C、送信56)。ステップ528および530は、図5のものと同様であり、再び説明することはしない。
再び図8を参照すると、ステップ422〜424は図4のものと同様であり、再び説明することはしない。ステップ428において、受信部350は受信データをデータ復号部342に供給する。データ復号部342は受信データを所定の符号化方式に従って復号し、その復号データを所定の暗号方式に従って暗号解読して、そのデータの受信を表す情報およびその解読データを制御部310に供給する。制御部310は、暗号解読された時刻TおよびシステムIDとメモリ314に格納されている時刻TおよびシステムIDとを比較することによって、一致するかどうかを判定し、それによってRF IDタグ202の認証を行う。RF IDタグ202の制御部210およびリーダ/ライタ装置302の制御部310において、受信した時刻Tと格納されていた時刻Tとの間に所定の範囲内の誤差(例えば±0.5秒)があった場合にも、両者は一致すると判定してもよい。
ステップ430において、制御部310は認証が成功したかどうかを判定する。認証が失敗したと判定された場合は、手順はステップ422に戻る。認証が成功したと判定された場合は、手順はステップ432に進む。ステップ436は、図4のものと同様であり、再び説明することはしない。
上述のアクティブRF IDタグとリーダ/ライタ装置は、今回の発明者およびその他の者によって2000年6月3日に出願された特願2005−164066号に記載されており、ここでこの出願を参照して組み込む。
リーダ/ライタ装置300および302にアクティブRF IDタグ200および202が長時間接近した状態を維持する場合には、アクティブRF IDタグ200および202はRF信号の受信および送信を繰り返し、従って多くのバッテリ電力を消費し、そのバッテリ稼動時間が短くなる。
発明者たちは、アクティブRF IDタグ200および202を検出したとき所定時間期間だけリーダ/ライタ装置300および302がタグID要求コマンドを搬送する或る周波数のRF信号をRF IDタグへ充分短い間隔で繰り返し送信しかつ別の周波数でRF IDタグから連続的にタグID等のタグ情報を搬送する別の周波数のRF信号を受信可能な状態をとるよう構成すればよく、それによってRF IDタグ200および202の消費電力が大幅に減少してバッテリ稼動時間を長くすることができる、と認識した。
図10は、本発明の実施形態による、アクティブRF IDタグ204およびリーダ/ライタ装置304の構成を示している。
図10において、リーダ/ライタ装置304のメモリ314は、ホスト・コンピュータおよび/またはアクティブRF IDタグから受信したアクティブRF IDタグのタグIDのリストLIDを格納する。アクティブRF IDタグ204のウェイクアップ部270は、時間を測定し時刻を生成するキャリア・センス用タイマ274およびタグ情報送信用タイマ275を含み、RF IDタグ200の電源投入後は常に活動状態になっていて、タイマ274および275の時刻およびメモリ214から読み出した予め設定された制御スケジュールおよび時間制御シーケンスに従って所定のキャリア・センス周期Tcsおよび送信周期Tsでそれぞれのウェイクアップ信号(Wakeup)を制御部210に供給する。アクティブRF IDタグ204とリーダ/ライタ装置304のその他の構成は、図6のRF IDタグ202およびリーダ/ライタ装置302と同様である。
図11Aは、異なる位置に配置されたリーダ/ライタ装置304および306のタグID要求または情報要求コマンド(CMD)を含むデータを搬送するRF信号の送信処理42のタイミングを示している。図11Bは、リーダ/ライタ装置304および306の受信待ち状態46および受信RF信号の受信処理481〜483のタイミングを示している。図11Cは、アクティブRF IDタグ204のキャリア・センス50および52、受信RF信号の受信処理54、およびタグIDまたは応答等のタグ情報を含むデータを搬送するRF信号の送信処理56のタイミングを示している。
リーダ/ライタ装置304は、ユーザの在席を検出するために、例えばユーザが長い時間滞在する病院の病室に配置されている。リーダ/ライタ装置306は、リーダ/ライタ装置304と同様の構成を有し、ユーザの一時的通過を検出するために、例えばユーザが一時的に通過する病院の廊下に配置されている。病院に滞在するユーザは、アクティブRF IDタグ204を携帯する。
図11Cの左側を参照すると、例えばユーザが最初に病室に入室してまたは病室で朝起床してRF IDタグ204が起動される。アクティブRF IDタグ204が起動されたとき、アクティブRF IDタグ204において、制御部210の制御の下で、ウェイクアップ部270(タイマ275)のウェイクアップ信号に従って、例えば1分のような長い周期Tsで発生する所定期間内のランダムに選択された例えば100msのような所定の長さの時間期間の送信処理56において、データ生成部222は、メモリ214に格納されているタグID等のタグ情報を含む送信データを暗号鍵Keを用いて所定の暗号方式に従って暗号化し、その暗号データを所定の符号化方式に従って符号化し、送信部230は、その符号化された暗号データを搬送する周波数f2のRF信号を送信する。制御部210の制御の下で、受信部250およびキャリア判定部246は、ウェイクアップ部270(タイマ274)のウェイクアップ信号に従って、例えば1分といった長い周期Tcsで発生する例えば約1ms〜10msのような所定の長さのキャリア・センス50および52の時間期間においてイネーブルされて、周波数f1のRF信号のキャリア・センスを行う。
図11Bを参照すると、リーダ/ライタ装置304の受信部350は、常に受信待ち状態46にあり、RF IDタグ204が接近してRF信号を受信したときに、受信処理481の時間期間において受信RF信号を復調して符号化データを生成し、データ復号部350は符号化データを所定の符号化方式に従って復号し所定の暗号方式に従って解読してタグIDを含む受信データを再生し、その再生されたタグID等のタグ情報を制御部310に供給する。タグIDの受信に応答して、制御部310は、その受信したタグIDについてメモリ314におけるタグIDのリストLIDを検索し、そのリストLID中にその受信したタグIDが存在しないときは、IDタグ要求コマンドの送信を要求する。
図11Aを参照すると、そのリストLID中に存在しないそのタグIDの受信に応答して、制御部310は、送信部330をイネーブルして、例えば1分のような所定期間において送信処理42の連続する各タイムスロットにおいて、IDタグ要求コマンド等のデータを搬送する周波数f1のRF信号を充分短い間隔で繰り返し送信させる。そのコマンドには、RF IDタグ204用のキャリア・センス50および52の周期または間隔Tcs、および送信処理56のための時間期間の周期または間隔Tsを含み、その周期TcsおよびTsを変更する要求を含んでいる。
図11Cを再び参照すると、RF IDタグ204の受信部250がキャリア・センス52の時間期間に周波数f1のそのRF信号を受信したときに、キャリア判定部246は、RF信号のキャリアを検知し(DT)、キャリアが存在すると判定する。そのキャリアが存在するという判定に応答して、受信部250およびデータ復号部240は直後の受信処理54の時間期間において例えば100msのような所定の持続時間においてイネーブルされ、受信部250はそのRF信号を受信し復調してタグID要求コマンドを含む符号化データを生成し、データ復号部240はそのデータを所定の符号化方式に従って復号し所定の暗号方式に従って暗号解読しそのコマンドを取り出して制御部210に供給する。
そのコマンドに応答して、制御部210は、そのコマンドに含まれていたキャリア・センス50および52の周期Tcs、および送信処理56の時間期間の周期Tsをタイマ274および275にそれぞれ設定する。その後、制御部210は、その設定された周期Tcsで受信部250およびキャリア判定部246にキャリア・センス50および52を行わせ、その周期Tsで発生する所定期間内にデータ生成部222および送信部230に送信処理56を行わせる。制御部210は、次の所定期間におけるランダムに選択された送信処理56の時間期間においてデータ生成部220および送信部230をイネーブルし、データ生成部222はメモリ214から取り出したタグIDおよびその他の所要の情報を含む送信データを生成し、その送信データを所定の暗号方式に従って暗号化し、その暗号データを所定の符号化方式に従って符号化して応答データを生成する。送信部230はその応答データを搬送する周波数f2のRF信号を送信する。
図11Bを再び参照すると、リーダ/ライタ装置304の受信部350は、周波数f2のそのRF信号を受信したときに、受信処理482の期間において受信RF信号を復調して符号化データを生成し、データ復号部350は符号化データを所定の符号化方式に従って復号してタグIDを含む応答データを再生し、その再生されたタグIDを制御部310に供給する。その応答データの受信に応答して、制御部310は、その受信したタグIDについてメモリ314におけるタグIDのリストLIDを検索し、そのリスト中にその受信したタグIDが存在しないときは、そのタグIDをリストLIDを加え、それに関連づけて受信時刻または現在の時刻を記録する。
その後、RF IDタグ204は、周期Tcsで周波数f1のRF信号のキャリア・センス50および52を行い、周期Tsの所定期間内の送信処理56にタグIDを含む符号化された暗号データを搬送する周波数f2のRF信号を送信する。リーダ/ライタ装置304は、RF IDタグ204からの周波数f2のRF信号を受信して、タグIDのリストLID中のそのタグIDの存在を確認し、それに関連づけて受信時刻または現在の時刻を記録する。リーダ/ライタ装置304は、タグIDのリストLIDのタグIDおよび時刻をホスト・コンピュータに供給してもよい。制御部310は、タグIDのリストLID中のそのタグIDの前回の受信時刻が所定時間を経過したときは、リストLIDからそのタグIDを削除する。
図11A〜11Cの中央を参照すると、例えばユーザが病室から廊下へ移動したときに、リーダ/ライタ装置306は、アクティブRF IDタグ204によって送信処理56の時間期間に送信された周波数f2のRF信号を受信する。リーダ/ライタ装置306は、リーダ/ライタ装置304の動作と同様に動作し、受信処理481において受信RF信号を復調し、復調された符号化データを復号し暗号解読してタグIDを含む受信データを再生する。タグIDの受信に応答して、リーダ/ライタ装置306の制御部310は、その受信したタグIDについてメモリ314におけるタグIDのリストLIDを検索する。そのリストLID中にその受信したタグIDが存在しないときは、制御部310は、送信部330をイネーブルして、所定の時間期間だけ送信処理42の連続する各タイムスロットにおいて、そのコマンド等のデータを搬送する周波数f1のRF信号を充分短い間隔で繰り返し送信する。そのコマンドには、RF IDタグ204用のキャリア・センス50、52の周期Tcs、および送信処理56の期間の周期Tsを含んでいる。
RF IDタグ204は、キャリア・センス52の時間期間において周波数f1のそのRF信号を受信しキャリアが存在すると判定する。RF IDタグ204は、そのRF信号を受信し復調してコマンドを含む符号化データを生成し、そのデータを所定の符号化方式に従って復号し所定の暗号方式に従って暗号解読しコマンドを取り出す。そのコマンドに応答して、制御部210は、そのコマンドに含まれていたキャリア・センス50および52の周期Tcsおよび送信処理56の期間の周期Tsをタイマ274および275に設定する。その後、RF IDタグ204は、周期Tcsで周波数f1のRF信号のキャリア・センス50および52を行い、周期Tsの所定期間内の送信処理56にタグIDを含む符号化された暗号データを搬送する周波数f2のRF信号を送信する。RF IDタグ204およびリーダ/ライタ装置306のその他の動作は、図11A〜11Cの左側を参照してRF IDタグ204およびリーダ/ライタ装置304について前述したのと同様である。
例えばユーザが廊下から移動して病室へ戻ったときに、リーダ/ライタ装置304は、アクティブRF IDタグ204によって送信処理56の時間期間に送信された周波数f2のRF信号を再び受信する。
このように本発明の実施形態によれば、リーダ/ライタ装置304および306の要求に応じて、アクティブRF IDタグ204のキャリア・センス周期およびRF信号送信の周期を変更することができる。それによって、アクティブRF IDタグ204がリーダ/ライタ装置304に長時間接近している期間においてアクティブRF IDタグ204の消費電力が大幅に減少してバッテリ稼動時間を長くすることができる
図12Aは、異なる位置に配置されたリーダ/ライタ装置304、306および308のタグID要求または情報要求コマンド(CMD)を含むデータを搬送するRF信号の送信処理42のタイミングを示している。図12Bは、リーダ/ライタ装置304、306および308の受信待ち状態46および受信RF信号の受信処理481〜483のタイミングを示している。図12Cは、アクティブRF IDタグ204のキャリア・センス50および52、受信RF信号の受信処理54、およびタグIDまたは応答等のタグ情報を含むデータを搬送するRF信号の送信処理56のタイミングを示している。
リーダ/ライタ装置304は、ユーザの在席を検出するために、例えばユーザが長い時間滞在するオフィスの室内に配置されている。リーダ/ライタ装置306は、リーダ/ライタ装置304と同様の構成を有し、ユーザの一時的通過を検出するために、例えばユーザが一時的に通過するオフィスの廊下に配置されている。リーダ/ライタ装置308は、リーダ/ライタ装置304と同様の構成を有し、ユーザの一時的通過を検出するために、図7Aにおけるリーダ/ライタ装置302(データ生成部322および送信部330)と同様に常にコマンド等のデータを搬送するRF信号を充分短い間隔で繰り返し送信し、例えばユーザが一時的に通過するオフィスの門に配置されている。ユーザは、アクティブRF IDタグ204を携帯する。
図12Cの左側を参照すると、例えばユーザが外からオフィスに向かって門を通過するまでは、アクティブRF IDタグ204は、図7CにおけるRF IDタグ202の動作と同様に周期Tcsで周波数f1のRF信号のキャリア・センス50および52を行い、周波数f2のRF信号の送信を停止する(周期Ts=∞)。その間、データ生成部222および送信部230はディセーブルされる。周期Tcsは例えば30秒である。
図12Aの中央左側を参照すると、リーダ/ライタ装置308は、周波数f2のRF信号の受信に関係なく、常に、コマンド等のデータを搬送するRF信号を充分短い間隔で繰り返し送信する。そのコマンドには、RF IDタグ204用のキャリア・センス50、52の周期Tcs、および送信処理56の期間の周期Tsを含んでいる。周期Tcsは例えば1分であり、周期Tsは例えば20秒である。
RF IDタグ204は、キャリア・センス52の時間期間において周波数f1のそのRF信号を受信しキャリアが存在すると判定する。RF IDタグ204は、そのRF信号を受信し復調してコマンドを含む符号化データを生成し、そのデータを所定の符号化方式に従って復号し所定の暗号方式に従って暗号解読しコマンドを取り出す。そのコマンドに応答して、制御部210は、コマンドに含まれていたキャリア・センス50および52の周期Tcsおよび送信処理56の期間の周期Tsをタイマ274および275に設定する。その後、RF IDタグ204は、RF IDタグ204は、周期Tcsで周波数f1のRF信号のキャリア・センス50および52を行い、周期Tsの所定期間内の送信処理56においてタグIDを含む符号化された暗号データを搬送する周波数f2のRF信号を送信する。RF IDタグ204のその他の動作は、図11A〜11Cを参照して説明したのと同様である。
図12Aの中央左側を参照すると、リーダ/ライタ装置308は、受信処理482および483の時間期間において、RF IDタグ204からの周波数f2のRF信号を受信して、タグIDのリストLID中のそのタグIDの存在を確認し、それが存在しない場合はリストLIDにそのタグIDを加え、それに関連づけて受信時刻または現在の時刻を記録する。
図12B〜12Cの中央を参照すると、例えばユーザが門から廊下へ移動したときに、リーダ/ライタ装置306は、アクティブRF IDタグ204によって送信処理56の時間期間に送信された周波数f2のRF信号を受信する。RF IDタグ204およびリーダ/ライタ装置306のその他の動作は、図11A〜11Cのものと同様である。この場合、周期Tcsは例えば1分であり、周期Tsは例えば20秒である。
図12B〜12Cの中央左側を参照すると、例えばユーザが廊下から移動してオフィスの室内に入ったときに、リーダ/ライタ装置304は、アクティブRF IDタグ204によって送信処理56の時間期間に送信された周波数f2のRF信号を受信する。RF IDタグ204およびリーダ/ライタ装置304のその他の動作は、図11A〜11Cのものと同様である。周期Tcsは例えば2分であり、周期Tsは例えば2分である。
図13は、アクティブRF IDタグ204によって実行される処理のフローチャートを示している。図14Aおよび14Bは、リーダ/ライタ装置304によって実行される処理のフローチャートを示している。
図13を参照すると、ステップ602において、アクティブRF IDタグ204の制御部210は、ウェイクアップ部270(タイマ275)から受け取ったウェイクアップ信号がオン状態(ON)を示しているかどうかを判定することによって、送信処理56のための所定期間の周期Tsが経過したかどうかを判定する。周期Tsが経過したと判定された場合は、ステップ604において制御部210は、所定期間内のランダムに選択された時間期間においてデータ生成部222および送信部230をイネーブルして送信処理56を行わせる。その後、データ生成部222および送信部230はディセーブルされる。その後、手順はステップ606に進む。ステップ602において周期Tsが経過していないと判定された場合は、手順はステップ606に進む。
ステップ606において、制御部210は、ウェイクアップ部270(タイマ274)から受け取ったウェイクアップ信号がオン状態(ON)を示しているかどうかを判定することによって、キャリア・センス50および52の周期Tcsが経過したかどうかを判定する。周期Tcsが経過したと判定された場合は、ステップ608において制御部210は、受信部250およびキャリア判定部246をイネーブルしてキャリア・センス50および52を行わせる。その後、手順はステップ610に進む。ステップ606において周期Tcsが経過していないと判定された場合は、手順はステップ602に戻る。
ステップ610において、制御部210は、キャリア判定部246の判定結果に従ってキャリアが検知されたかどうかを判定する。キャリアが検知されなかったと判定された場合は、手順はステップ602に戻る。その後、受信部250およびキャリア判定部246はディセーブルされる。キャリアが検知されたと判定された場合は、ステップ612において、制御部210は、キャリア判定部246をディセーブルし受信部250をイネーブルしたまま、リーダ/ライタ装置304からコマンド等のデータを搬送する周波数f1のRF信号を受信して受信RF信号を復調する。その後、受信部250はディセーブルされる。制御部210は、さらに、データ復号部240をイネーブルして受信部250からの受信データを所定の符号化方式に従って復号し所定の暗号方式に従って解読させる。暗号解読されたデータは認証に用いられる。
認証に成功した場合は、ステップ614において、制御部210は、解読されたデータ中のコマンドに周期Tsおよび/または周期Tcsの変更が含まれているかどうかを判定する。周期の変更が含まれていると判定された場合は、ステップ616において、制御部210は、その周期Tsおよび/または周期Tcsをウェイクアップ部270のタイマ274および/または275に設定する。周期の変更が含まれてないと判定された場合は、ステップ618において、制御部210は、必要に応じてその他の受信データを処理する。その後、手順はステップ602に戻る。
図14Aを参照すると、ステップ720において、リーダ/ライタ装置304の制御部310は、受信待ち状態を開始すべきかどうかを判定する。受信待ち状態を開始すべきと判定された場合は、ステップ422に進む。受信待ち状態を開始すべきと判定されるまでステップ720は繰り返される。ステップ422〜430は図8のものと同様である。
認証に成功した場合は、ステップ732において、制御部310は、必要に応じてタグID等を含む受信データを処理する。タグIDは、例えば前述のようにリストLID中のタグIDと照合されるのに用いられる。ステップ734において、制御部310は、データをホストへ送出すべきかどうかを判定する。送出すべきでないと判定された場合は、手順はステップ738に進む。送出すべきと判定された場合は、ステップ432において、制御部310はそのデータをホスト・コンピュータに送出する。ステップ738において、制御部310は受信待ち状態を終了すべきかどうかを判定する。受信待ち状態を終了すべきと判定された場合は、手順はステップ720に戻る。受信待ち状態を終了すべきでないと判定された場合は、手順はステップ422に戻る。
図14Bを参照すると、ステップ708において、制御部310は、コマンドの送信の要求があるかどうかを判定する。コマンド送信の要求は、ホスト・コンピュータから受信されても、または制御部310による受信処理48(図13、ステップ732)によって発生してもよい。ステップ708はコマンドの送信の要求があるまで繰り返される。コマンドの送信の要求があると判定された場合は、ステップ710において、制御部310は、送信すべきコマンドの決定を待つ。送信すべきコマンドは、ホスト・コンピュータから受信されても、または制御部310による受信処理48(図13、ステップ732)によって決定されてもよい。ステップ712において、制御部310は、送信すべきコマンドの決定が完了したかどうかを判定する。送信すべきコマンドが決定されるまでステップ710〜712は繰り返される。
ステップ414および418は図8のものと同様であり、所定の期間だけ送信処理42を行うためのものである。
図15は、図14Aのステップ732においてリーダ/ライタ装置304によって、および/または図14Aのステップ432において送信されたデータを受信したホスト・コンピュータによって実行されるタグIDの処理のフローチャートを示している。ここでは、リーダ/ライタ装置304の処理として説明するが、ホスト・コンピュータが同様の処理を行ってもよい。
ステップ762において、リーダ/ライタ装置304の制御部310は、タグIDのリストLIDを検索して、リストLID中のいずれかのタグIDの前回受信の後で例えば15分のような所定時間期間が経過したかどうかを判定する。所定時間期間が経過したタグIDがないと判定された場合は、手順はステップ766に進む。所定時間期間が経過したタグIDがあると判定された場合は、ステップ764において、制御部310は、リストLID中のそのタグIDを削除する。
ステップ766において、制御部310は、RF IDタグからタグIDを新たに受信したかどうかを判定する。受信しなかったと判定された場合は、手順はステップ762に戻る。受信したと判定された場合は、ステップ768において、制御部310は、そのタグIDがリストLID中に存在するかどうかを判定する。それがリストLID中に存在すると判定された場合は、現在の時刻または受信時刻をリストLID中にそのタグIDと関連づけて記録する。その後、手順はステップ762に戻る。
ステップ768においてそのタグIDがリストLID中に存在しないと判定された場合は、ステップ722において、制御部310は、RF IDタグから送信コマンドの受信確認の応答を受信したかどうかを判定する。受信確認の応答を受信していないと判定された場合は、制御部310は、ステップ774においてコマンドの送信を要求し、送信すべきコマンドを決定する。受信確認の応答を受信したと判定された場合は、制御部310は、ステップ776においてリストLID中にタグIDを追加しそれと関連づけて受信時刻または現在の時刻を記録する。その後、手順はステップ762に戻る。
以上の説明では、本発明をRF IDタグに関連して説明したが、これに限定されることなく、本発明が非接触ICカードにも適用できることは、この分野の専門家には理解されるであろう。
以上説明した実施形態は典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素を組み合わせること、その変形およびバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理および請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく上述の実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。
以上の実施例を含む実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) 情報処理装置に接続されていて、第1のタイマと、第1のメモリと、第1の制御部と、前記第1の制御部の制御の下で第1の周波数の情報要求信号を所定の情報要求送信期間において周期的に繰り返し送信するよう構成された第1の送信部と、前記第1の周波数と異なる第2の周波数のRF信号を受信可能な連続的な受信待ち状態をとるよう構成された第2の受信部と、を具える読取り書込み装置と、
第2の制御部と、第2のメモリと、タグ情報送信周期を測定する第2のタイマと、バッテリと、キャリア・センス周期を測定する第3のタイマと、前記第2の制御部の制御の下で前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知するよう動作する第2の受信部と、前記第2の制御部の制御の下で前記第2の周波数のタグ情報信号を送信するよう動作する第2の送信部と、を具えるアクティブ型非接触情報記憶装置と、
を含む、非接触情報記憶装置内の情報にアクセスするための情報アクセス・システムであって、
前記第2の制御部は、
前記第2の受信部を、前記キャリア・センス周期で所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスするよう制御し、
前記第2の受信部が或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知したとき、前記第2の受信部をさらに前記情報要求信号を受信するよう動作させ、
前記第2の送信部を、前記タグ情報送信周期でタグ情報送信期間に前記第2のメモリに格納された情報を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信するよう動作させ、
前記第1の制御部は、前記第1の受信部が前記タグ情報信号を受信したとき、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報を取り出して前記第1のメモリ中のタグ情報リストと照合し、
前記第2の受信部が前記情報要求信号を受信したとき、前記第2の制御部は、前記情報要求信号によって搬送された情報を取り出して処理し、
前記第2の制御部は、
キャリア・センスのとき、或る所定のキャリア・センス期間において前記第2の受信部を動作状態にし、
前記第2の受信部が前記或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスしても検知されなかったとき、前記キャリア・センスの前記或る所定のキャリア・センス期間と次にキャリア・センスを行うべき前記所定のキャリア・センス期間との間の非キャリア・センス期間において、前記第2の受信部を不動作状態を維持するよう制御し、
或るタグ情報送信期間と次に前記タグ情報信号を送信すべき前記タグ情報送信期間の間の非送信期間において前記第2の送信部を不動作状態を維持するよう制御すること、
を特徴とする、情報アクセス・システム。
(付記2) 前記第1の制御部は、一時的に発生する前記所定の情報要求送信期間において前記第1の送信部に、前記キャリア・センス周期および前記タグ情報送信周期の値を搬送する前記第1の周波数の前記情報要求信号を繰り返し送信させ、
前記第2の受信部が受信した前記情報要求信号によって搬送された情報にキャリア・センス周期および前記タグ情報送信周期の値が含まれていたとき、前記第2の制御部は、前記第2および第3のタイマに前記キャリア・センス周期および前記タグ情報送信周期の値をそれぞれ設定することを特徴とする、付記1に記載の情報アクセス・システム。
(付記3) 前記第2の受信部が前記第1の周波数の前記情報要求信号を受信したとき、前記第2の制御部は、さらに、次に前記タグ情報を送信すべき前記タグ情報送信期間において前記第2の送信部に前記第2のメモリに格納された情報および応答を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信させることを特徴とする、付記1に記載の情報アクセス・システム。
(付記4) 前記第1の制御部は、前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されていないとき、一時的に発生する前記所定の情報要求送信期間において前記第1の送信部を動作状態にして前記情報要求信号を繰り返し送信させることを特徴とする、付記1に記載の情報アクセス・システム。
(付記5) 前記第1の制御部は、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報中に前記タグ情報要求信号に対する応答が含まれていたとき、前記第1の送信部に前記情報要求信号を送信させることなく前記タグ情報リストに前記タグ情報および前記タグ情報に対応付けて時刻を記録することを特徴とする、付記1に記載の情報アクセス・システム。
(付記6) 前記第1の制御部は、前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されているとき、前記第1の送信部に前記情報要求信号を送信させることなく前記タグ情報リストに前記タグ情報に対応付けて時刻を記録することを特徴とする、付記1に記載の情報アクセス・システム。
(付記7) 前記第1の制御部は、前記タグ情報リストにおける前記タグ情報を前に受け取った後で所定時間を経過しても受け取らなかったときは、前記タグ情報リスト中の前記タグ情報を削除することを特徴とする、付記5または6に記載の情報アクセス・システム。
(付記8) 前記第1の制御部は前記第1の送信部に常に前記情報要求信号を繰り返し送信させることを特徴とする、付記1に記載の情報アクセス・システム。
(付記9) 情報処理装置に接続されていて、非接触情報記憶装置内の情報にアクセス可能な非接触読取り書込み装置であって、
タイマと、
メモリと、
制御部と、
前記制御部の制御の下で第1の周波数の情報要求信号を所定の情報要求送信期間において周期的に繰り返し送信するよう構成された送信部と、
前記第1の周波数と異なる第2の周波数のRF信号を受信可能な連続的な受信待ち状態をとるよう構成された受信部と、
を具え、
前記制御部は、前記受信部が前記第2の周波数のタグ情報信号を受信したとき、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報を取り出して前記メモリ中のタグ情報リストと照合し、前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されていないとき、一時的に発生する前記所定の情報要求送信期間において前記送信部に前記第1の周波数の前記情報要求信号を繰り返し送信させるものであることを特徴とする、読取り書込み装置。
(付記10) 前記制御部は、一時的に発生する前記所定の情報要求送信期間において前記送信部に、前記非接触情報記憶装置のキャリア・センス周期およびタグ情報送信周期の値を搬送する前記第1の周波数の前記情報要求信号を繰り返し送信させるものであることを特徴とする
(付記11) 前記制御部は、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報中に前記タグ情報要求信号に対する応答が含まれていたとき、前記送信部に前記情報要求信号を送信させることなく前記タグ情報リストに前記タグ情報および前記タグ情報に対応付けて時刻を記録することを特徴とする、付記9に記載の読取り書込み装置。
(付記12) 前記制御部は、前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されているとき、前記送信部に前記情報要求信号を送信させることなく前記タグ情報リストに前記タグ情報に対応付けて時刻を記録することを特徴とする、付記9に記載の読取り書込み装置。
(付記13) 前記制御部は、前記タグ情報リストにおける前記タグ情報を前に受け取った後で所定時間を経過しても受け取らなかったときは、前記タグ情報リスト中の前記タグ情報を削除することを特徴とする、付記11または12に記載の読取り書込み装置。
(付記14) 読取り書込み装置によってアクセス可能なアクティブ型非接触情報記憶装置であって、
メモリと、
制御部と、
タグ情報送信周期を測定する第1のタイマと、
キャリア・センス周期を測定する第2のタイマと、
バッテリと、
前記制御部の制御の下で、第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知するよう動作する受信部と、
前記制御部の制御の下で前記第1の周波数と異なる第2の周波数のタグ情報信号を送信するよう動作する送信部と、
を具え、
前記制御部は、
前記受信部を、前記キャリア・センス周期で所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスするよう制御し、
前記受信部が或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知したとき、前記受信部をさらに前記情報要求信号を受信するよう動作させ、
前記送信部を、前記タグ情報送信周期でタグ情報送信期間に前記メモリに格納された情報を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信するよう動作させ、
前記受信部が前記情報要求信号を受信したとき、前記制御部は、前記情報要求信号によって搬送された情報を取り出して処理し、さらに、次に前記タグ情報を送信すべき前記タグ情報送信期間において前記送信部に前記第2のメモリに格納された情報および応答を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信させ、
前記制御部は、
キャリア・センスのとき、或る所定のキャリア・センス期間において前記受信部を動作状態にし、
前記受信部が前記或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスしても検知されなかったとき、前記キャリア・センスの前記或る所定のキャリア・センス期間と次にキャリア・センスを行うべき前記所定のキャリア・センス期間との間の非キャリア・センス期間において、前記受信部を不動作状態を維持するよう制御し、
或るタグ情報送信期間と次に前記タグ情報信号を送信すべき前記タグ情報送信期間の間の非送信期間において前記送信部を不動作状態を維持するよう制御すること、
を特徴とする、アクティブ型非接触情報記憶装置。
(付記15) 情報処理装置に接続されていて非接触情報記憶装置内の情報にアクセス可能な非接触読取り書込み装置において用いられる、記憶媒体に格納されたプログラムであって、
前記読取り書込み装置は、タイマと、メモリと、制御部と、前記制御部の制御の下で第1の周波数の情報要求信号を所定の情報要求送信期間において周期的に繰り返し送信するよう構成された送信部と、前記第1の周波数と異なる第2の周波数のRF信号を受信可能な連続的な受信待ち状態をとるよう構成された受信部と、を具え、
前記制御部の制御の下で、前記受信部が前記第2の周波数のタグ情報信号を受信したとき、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報を取り出して前記メモリ中のタグ情報リストと照合するステップと、
前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されていないとき、前記制御部の制御の下で、一時的に発生する前記所定の情報要求送信期間において前記送信部に前記第1の周波数の前記情報要求信号を繰り返し送信させるステップと、
を実行させるよう動作可能なプログラム。
(付記16) さらに、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報中に前記タグ情報要求信号に対する応答が含まれていたとき、前記制御部の制御の下で、前記送信部に前記情報要求信号を送信させることなく前記タグ情報リストに前記タグ情報および前記タグ情報に対応付けて時刻を記録するステップを実行させることを特徴とする、付記15に記載のプログラム。
(付記17) さらに、前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されているとき、前記制御部の制御の下で、前記送信部に前記情報要求信号を送信させることなく前記タグ情報リストに前記タグ情報に対応付けて時刻を記録することを特徴とする、付記15に記載のプログラム。
(付記18) さらに、前記タグ情報リストにおける前記タグ情報を前に受け取った後で所定時間を経過しても受け取らなかったときは、前記制御部の制御の下で、前記タグ情報リスト中の前記タグ情報を削除することを特徴とする、付記16または17に記載のプログラム。
(付記19) 読取り書込み装置によってアクセス可能なアクティブ型非接触情報記憶装置において用いられる、記憶媒体に格納されたプログラムであって、
前記アクティブ型非接触情報記憶装置は、メモリと、制御部と、タグ情報送信周期を測定する第1のタイマと、キャリア・センス周期を測定する第2のタイマと、バッテリと、前記制御部の制御の下で、第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知するよう動作する受信部と、前記制御部の制御の下で前記第1の周波数と異なる第2の周波数のタグ情報信号を送信するよう動作する送信部と、を具え、
前記制御部の制御の下で、前記受信部を、前記キャリア・センス周期で所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスするよう制御するステップと、
前記受信部が或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知したとき、前記制御部の制御の下で、前記受信部をさらに前記情報要求信号を受信させるステップと、
前記制御部の制御の下で、前記送信部を、前記タグ情報送信周期でタグ情報送信期間に前記メモリに格納された情報を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信させるステップと、
前記受信部が前記情報要求信号を受信したとき、前記制御部の制御の下で、前記情報要求信号によって搬送された情報を取り出して処理し、さらに、次に前記タグ情報を送信すべき前記タグ情報送信期間において前記送信部に前記メモリに格納された情報および応答を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信させるステップと、
キャリア・センスのとき、前記制御部の制御の下で、或る所定のキャリア・センス期間において前記受信部を動作状態にするステップと、
前記受信部が前記或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスしても検知されなかったとき、前記制御部の制御の下で、前記キャリア・センスの前記或る所定のキャリア・センス期間と次にキャリア・センスを行うべき前記所定のキャリア・センス期間との間の非キャリア・センス期間において、前記受信部を不動作状態を維持するよう制御するステップと、
前記制御部の制御の下で、或るタグ情報送信期間と次に前記タグ情報信号を送信すべき前記タグ情報送信期間の間の非送信期間において前記送信部を不動作状態を維持するよう制御するステップと、
を実行させるよう動作可能なプログラム。
(付記20) 情報処理装置に接続されていて非接触情報記憶装置内の情報にアクセス可能な読取り書込み装置において、前記非接触情報記憶装置内の情報にアクセスする方法であって、
前記読取り書込み装置は、タイマと、メモリと、制御部と、前記制御部の制御の下で第1の周波数の情報要求信号を所定の情報要求送信期間において周期的に繰り返し送信するよう構成された送信部と、前記第1の周波数と異なる第2の周波数のRF信号を受信可能な連続的な受信待ち状態をとるよう構成された受信部と、を具え、
前記受信部が前記第2の周波数のタグ情報信号を受信したとき、前記制御部の制御の下で、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報を取り出して前記メモリ中のタグ情報リストと照合するステップと、
前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されていないとき、前記制御部の制御の下で、一時的に発生する前記所定の情報要求送信期間において前記送信部に前記第1の周波数の前記情報要求信号を繰り返し送信させるステップと、
を含む、方法。
図1は、従来の改良型のアクティブRF IDタグを読み取るためのリーダ/ライタ装置とRF IDタグのタイムチャートを示している。 図2は、さらに改良されたアクティブRF IDタグとリーダ/ライタ装置300の構成を示している。 図3Aは、リーダ/ライタ装置のタグID要求コマンド等の情報を含むデータを搬送するRF信号の送信処理のタイミングを示している。図3Bは、リーダ/ライタ装置の受信待ち状態および受信RF信号の受信処理のタイミングを示している。図3Cは、アクティブRF IDタグのキャリア・センス、受信RF信号の受信処理、および応答を搬送するRF信号の送信処理のタイミングを示している。 図4は、リーダ/ライタ装置によって実行される処理のフローチャートを示している。 図5Aおよび5Bは、アクティブRF IDタグによって実行される処理のフローチャートを示している。 (図5Aで説明) 図6は、図2の構成を変形したより安全なアクティブRF IDタグとリーダ/ライタ装置の構成を示している。 図7Aは、リーダ/ライタ装置のID要求コマンド等のデータを搬送するRF信号の送信処理のタイミングを示している。図7Bは、リーダ/ライタ装置の受信待ち状態および受信RF信号の受信処理のタイミングを示している。図7Cは、アクティブRF IDタグのキャリア・センス、受信RF信号の受信処理、および認証成功の場合における応答を搬送するRF信号の送信処理のタイミングを示している。 図8は、リーダ/ライタ装置によって実行される処理のフローチャートを示している。 図9Aおよび9Bは、アクティブRF IDタグによって実行される処理のフローチャートを示している。 (図9Aで説明) 図10は、本発明の実施形態による、アクティブRF IDタグおよびリーダ/ライタ装置の構成を示している。 図11Aは、異なる位置に配置されたリーダ/ライタ装置のタグID要求または情報要求コマンド(CMD)を含むデータを搬送するRF信号の送信処理のタイミングを示している。図11Bは、リーダ/ライタ装置304の受信待ち状態および受信RF信号の受信処理のタイミングを示している。図11Cは、アクティブRF IDタグのキャリア・センス、受信RF信号の受信処理、およびタグIDまたは応答等のタグ情報を含むデータを搬送するRF信号の送信処理のタイミングを示している。 図12Aは、異なる位置に配置されたリーダ/ライタ装置のタグID要求または情報要求コマンド(CMD)を含むデータを搬送するRF信号の送信処理のタイミングを示している。図12Bは、リーダ/ライタ装置の受信待ち状態および受信RF信号の受信処理のタイミングを示している。図12Cは、アクティブRF IDタグのキャリア・センス、受信RF信号の受信処理、およびタグIDまたは応答等のタグ情報を含むデータを搬送するRF信号の送信処理のタイミングを示している。 図13は、アクティブRF IDタグによって実行される処理のフローチャートを示している。 図14Aおよび14Bは、リーダ/ライタ装置によって実行される処理のフローチャートを示している。 (図14Aで説明) 図15は、リーダ/ライタ装置および/またはホスト・コンピュータによって実行されるタグIDの処理のフローチャートを示している。
符号の説明
204 アクティブRF IDタグ
210 制御部
214 メモリ
222 データ生成部
230 送信部
244 データ復号部
250 受信部
304、306 リーダ/ライタ装置
310 制御部
314 メモリ
322 データ生成部
330 送信部
344 データ復号部
350 受信部

Claims (7)

  1. 情報処理装置に接続されていて、第1のタイマと、第1のメモリと、第1の制御部と、前記第1の制御部の制御の下で第1の周波数の情報要求信号を所定の情報要求送信期間において周期的に繰り返し送信するよう構成された第1の送信部と、前記第1の周波数と異なる第2の周波数のRF信号を受信可能な連続的な受信待ち状態をとるよう構成された第2の受信部と、を具える読取り書込み装置と、
    第2の制御部と、第2のメモリと、タグ情報送信周期を測定する第2のタイマと、キャリア・センス周期を測定する第3のタイマと、バッテリと、前記第2の制御部の制御の下で前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知するよう動作する第2の受信部と、前記第2の制御部の制御の下で前記第2の周波数のタグ情報信号を送信するよう動作する第2の送信部と、を具えるアクティブ型非接触情報記憶装置と、
    を含む、非接触情報記憶装置内の情報にアクセスするための情報アクセス・システムであって、
    前記第2の制御部は、
    前記第2の受信部を、前記キャリア・センス周期で所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスするよう制御し、
    前記第2の受信部が或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知したとき、前記第2の受信部をさらに前記情報要求信号を受信するよう動作させ、
    前記第2の送信部を、前記タグ情報送信周期でタグ情報送信期間に前記第2のメモリに格納された情報を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信するよう動作させ、
    前記第1の制御部は、前記第1の受信部が前記タグ情報信号を受信したとき、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報を取り出して前記第1のメモリ中のタグ情報リストと照合し、
    前記第2の受信部が前記情報要求信号を受信したとき、前記第2の制御部は、前記情報要求信号によって搬送された情報を取り出して処理し、
    前記第2の制御部は、
    キャリア・センスのとき、或る所定のキャリア・センス期間において前記第2の受信部を動作状態にし、
    前記第2の受信部が前記或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスしても検知されなかったとき、前記キャリア・センスの前記或る所定のキャリア・センス期間と次にキャリア・センスを行うべき前記所定のキャリア・センス期間との間の非キャリア・センス期間において、前記第2の受信部を不動作状態を維持するよう制御し、
    或るタグ情報送信期間と次に前記タグ情報信号を送信すべき前記タグ情報送信期間の間の非送信期間において前記第2の送信部を不動作状態を維持するよう制御すること、
    を特徴とする、情報アクセス・システム。
  2. 前記第2の受信部が前記第1の周波数の前記情報要求信号を受信したとき、前記第2の制御部は、さらに、次に前記タグ情報を送信すべき前記タグ情報送信期間において前記第2の送信部に前記第2のメモリに格納された情報および応答を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信させることを特徴とする、請求項1に記載の情報アクセス・システム。
  3. 前記第1の制御部は、前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されていないとき、一時的に発生する前記所定の情報要求送信期間において前記第1の送信部を動作状態にして前記情報要求信号を繰り返し送信させることを特徴とする、請求項1に記載の情報アクセス・システム。
  4. 前記第1の制御部は、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報中に前記タグ情報要求信号に対する応答が含まれていたとき、前記第1の送信部に前記情報要求信号を送信させることなく前記タグ情報リストに前記タグ情報および前記タグ情報に対応付けて時刻を記録することを特徴とする、請求項1に記載の情報アクセス・システム。
  5. 前記第1の制御部は、前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されているとき、前記第1の送信部に前記情報要求信号を送信させることなく前記タグ情報リストに前記タグ情報に対応付けて時刻を記録することを特徴とする、請求項1に記載の情報アクセス・システム。
  6. 情報処理装置に接続されていて、非接触情報記憶装置内の情報にアクセス可能な非接触読取り書込み装置であって、
    タイマと、
    メモリと、
    制御部と、
    前記制御部の制御の下で第1の周波数の情報要求信号を所定の情報要求送信期間において周期的に繰り返し送信するよう構成された送信部と、
    前記第1の周波数と異なる第2の周波数のRF信号を受信可能な連続的な受信待ち状態をとるよう構成された受信部と、
    を具え、
    前記制御部は、前記受信部が前記第2の周波数のタグ情報信号を受信したとき、前記タグ情報信号によって搬送されたタグ情報を取り出して前記メモリ中のタグ情報リストと照合し、前記取り出されたタグ情報が前記タグ情報リストに記録されていないとき、一時的に発生する前記所定の情報要求送信期間において前記送信部に前記第1の周波数の前記情報要求信号を繰り返し送信させるものであることを特徴とする、読取り書込み装置。
  7. 読取り書込み装置によってアクセス可能なアクティブ型非接触情報記憶装置であって、
    メモリと、
    制御部と、
    タグ情報送信周期を測定する第1のタイマと、
    キャリア・センス周期を測定する第2のタイマと、
    バッテリと、
    前記制御部の制御の下で、第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知するよう動作する受信部と、
    前記制御部の制御の下で前記第1の周波数と異なる第2の周波数のタグ情報信号を送信するよう動作する送信部と、
    を具え、
    前記制御部は、
    前記受信部を、前記キャリア・センス周期で所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスするよう制御し、
    前記受信部が或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスして検知したとき、前記受信部をさらに前記情報要求信号を受信するよう動作させ、
    前記送信部を、前記タグ情報送信周期でタグ情報送信期間に前記メモリに格納された情報を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信するよう動作させ、
    前記受信部が前記情報要求信号を受信したとき、前記制御部は、前記情報要求信号によって搬送された情報を取り出して処理し、さらに、次に前記タグ情報を送信すべき前記タグ情報送信期間において前記送信部に前記第2のメモリに格納された情報および応答を搬送する前記第2の周波数の前記タグ情報信号を送信させ、
    前記制御部は、
    キャリア・センスのとき、或る所定のキャリア・センス期間において前記受信部を動作状態にし、
    前記受信部が前記或る所定のキャリア・センス期間に前記第1の周波数のRF信号をキャリア・センスしても検知されなかったとき、前記キャリア・センスの前記或る所定のキャリア・センス期間と次にキャリア・センスを行うべき前記所定のキャリア・センス期間との間の非キャリア・センス期間において、前記受信部を不動作状態を維持するよう制御し、
    或るタグ情報送信期間と次に前記タグ情報信号を送信すべき前記タグ情報送信期間の間の非送信期間において前記送信部を不動作状態を維持するよう制御すること、
    を特徴とする、アクティブ型非接触情報記憶装置。
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