JP2007323253A - Rfidシステム、読取装置およびrfidタグ - Google Patents

Rfidシステム、読取装置およびrfidタグ Download PDF

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Abstract

【課題】 読取装置から複数のタグIDが含まれた問合せ信号が発信される場合でもタグの消費電力を低減することのできるRFIDシステムを提供する。
【解決手段】 。
読取装置200のBCC生成部234は各タグIDごとにBCCを生成し、データ合成部232は各タグIDとこれに対応するBCCをセットにして、送信データを構成する。受信を始めたアクティブ型RFIDタグ100は、IDとBCCを受信するごとにBCCチェック部164でBCCによるチェックを行い、OKであればデータ解読部162でIDを抽出してメモリ120から取り出したタグIDと比較する。受信IDがメモリ120から取り出したタグIDと一致したら受信部190とデータ復号部160がディセーブルされ、データ生成部150がメモリ120から取り出したタグIDを含む送信データを生成する。送信データを送信した後、アクティブ型RFIDタグ100は休止モードに移行する。
【選択図】図1

Description

本発明はRFIDシステムに関し、特に、アクティブ型RFIDタグの省電力化が可能なRFIDシステムに関する。
RFIDタグは、商品等に取り付けられあるいは人によって携帯され、商品あるいは人に関する情報、例えば商品あるいは人に割り振られたIDを電波で発信する。その電波を受信し解析することによって、読取装置が商品あるいは人に関する情報を入手する。商品あるいは人に関する情報はコンピュータ等によってさらに処理され、商品の流通および人の行動の監視および管理に利用される。このように、RFIDタグは非接触で商品の流通、人の行動の監視、管理に利用できるため、様々な場面での活用が期待されている。
RFIDタグには電源を読取装置から非接触で供給するパッシブ型のRFIDタグと、内蔵バッテリからの給電によるアクティブ型のRFIDタグがある。パッシブ型のRFIDタグは半永久的に使用できるが、通信可能距離が比較的短いため用途が限定される。アクティブ型のRFIDタグは通信可能距離が比較的長いため用途が広いが、バッテリ寿命に限界がある。
セキュリティを考慮したアクティブ型RFIDタグとして、電波発信の追跡をかわすために、読取装置からのタグID問合せに対してのみ応答するものがある。読取装置は問合せ信号を発信したのち、アクティブ型RFIDタグからの応答信号を待つための受信待機モードに入る。一定時間の受信待機モードが終了したのち、有効な応答信号が得られなければ読取装置は改めて問合せ信号を発信する。これを周期的に繰り返す。アクティブ型RFIDタグは読取装置からの問合せ信号を検出するために、一定周期でキャリアセンスを行うが、読取装置からの問合せ信号を確実に検知するためには、アクティブ型RFIDタグのキャリアセンスの持続時間を読取装置の問合せ信号発信周期以上にしておく必要があるため、アクティブ型RFIDタグにとっては、かなりの消費電力となる。
これを解決するために、読取装置の送受信を別チャンネルとし、送受独立して制御する構成が特願2005−164066号に開示されている。
特願2005−164066号
従来技術では、複数のタグに対して問合せ信号を発信する場合、読取装置はこれら複数のタグIDをひとまとめにした問合せ信号を作成し、繰り返し発信する。各タグは、すべてのタグIDを含んだ問い合わせ信号を読取装置から受信し、その中に自分のタグIDが含まれていれば、問合せ信号に含まれているコマンドの処理を行う。例えばタグID要求コマンドであれば、自分のタグIDを返信する。問合せ信号の最後には伝送エラーチェックのためのBCC(ブロックチェックコード)が含まれており、各タグはBCCによるチェックを経てから、自分のタグIDが含まれているか否かのチェックを行う。したがって、タグ側ではこれらすべてのタグIDとBCCの受信処理をする必要があり、特に問合せ信号の中に多数のタグIDが含まれる場合には長時間の受信処理となるため、その分、多くの電力を消費する。
本発明の目的は、読取装置から複数のタグIDが含まれた問合せ信号が発信される場合でもタグの消費電力を低減することのできるRFIDシステムを提供することである。
本発明の一つの態様は、RFIDタグと、このRFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置とを含むRFIDシステムである。読取装置は、複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して各IDに対応付け、対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成部と、第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信部と、RFIDタグから第2の送受信チャネルを用いて送信された第2の送信データを受信する第1の受信部とを備えることを特徴とする。RFIDタグは、自身のIDを記憶する記憶部と、第1の送信データを受信する第2の受信部と、第1の送信データに含まれるIDの一つとこのIDに対応付けられたチェックコードごとにチェックコードを用いてIDのチェックを行うチェック部と、記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信部とを備え、チェック部でチェックしたIDが記憶部に記憶されたIDと一致すれば第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とする。
本発明の一つの態様は、RFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置であり、複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して各IDに対応付け、対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成部と、第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信部と、RFIDタグから第2の送受信チャネルを用いて送信された第2の送信データを受信する第1の受信部とを備えたことを特徴とする。
上述の読取装置は、第1の送信データに含まれるすべてのIDを含むID群を指定する情報を含むIDヘッダを生成するIDヘッダ生成部をさらに備え、第1の送信データはIDヘッダをさらに含むようにしてもよい。
本発明の一つの態様は、読取装置との間で2種類の送受信チャネルを用いて通信するRFIDタグであって、自身のIDを記憶する記憶部と、読取装置から第1の送受信チャネルを用いて送信された第1の送信データを受信する第2の受信部と、第1の送信データに含まれるIDの一つとこのIDに対応付けられたチェックコードごとにチェックコードを用いてIDのチェックを行うチェック部と、記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信部とを備え、チェック部でチェックしたIDが記憶部に記憶されたIDと一致すれば第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とする。
上述のRFIDタグは、記憶部に記憶されたIDが、第1の送信データに含まれる情報によって指定されるID郡に含まれなければ第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止するようにしてもよい。
本発明によれば、読取装置から複数のタグIDが含まれた問合せ信号が発信される場合でもタグの消費電力を低減することのできるRFIDシステムを提供することが可能となる。
[実施例1]
図1〜図4に基づいて第1の実施例を説明する。
図1は、本発明の第1の実施例にかかるRFIDシステムの概略構成を示すブロック図である。アクティブ型RFIDタグ100は、制御部140と、メモリ120と、メモリ120に格納されているタグID等のデータを所定の符号化方式に従って符号化して送信データを生成するデータ生成部150と、データ生成部150から受け取った送信データを第2の送受信チャネルCh2のRF信号として送信する送信部180と、第1の送受信チャネルCh1のRF信号を受信し復調して受信データ(RF信号のキャリア強度を表すデータを含む)を生成する受信部190と、受信部190から受け取った受信データを所定の符号化方式に従って復号して復号データを生成するデータ復号部160と、上述のキャリア強度を表すデータに基づいて受信RF信号のキャリアの有無を判定するキャリアセンス部170と、予め設定された時間制御シーケンスでウェイクアップ信号を生成するウェイクアップ部110と、これら各構成要素に電力を供給するバッテリ130と、を備えている。データ復号部160にはBCCによるチェックを行うBCCチェック部164とBCCによるチェックがOKのときにデータを解読するデータ解読部162を含む。
制御部140は、電源投入後は常に活動状態になっていて、メモリ120と、データ生成部150と、送信部180と、受信部190と、データ解読部162と、BCCチェック部164と、キャリアセンス部170と、ウェイクアップ部110とに、それぞれメモリ制御信号CTRL_M、データ生成制御信号CTRL_ENC、送信制御信号CTRL_TX、受信制御信号CTRL_RX、データ復号制御信号CTRL_DEC、BCCチェック制御信号CTRL_BCC、キャリア判定制御信号CTRL_CSおよびウェイクアップ制御信号CTRL_WUを供給する。制御部140は、プログラムに従って動作するマイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータであってもよい。
メモリ120は、アクティブ型RFIDタグ100のタグID、現在の時刻T、読取装置200によるアクセスの記録、ウェイクアップ部110の制御スケジュールおよび時間制御シーケンス、バッテリ130の現在の電力残量、等の情報を格納している。これらの情報は、制御部140の制御の下で格納され、更新される。制御部140は、定期的にまたは周期的にバッテリ130の供給電圧の値を検知することによってその現在の電力残量を判定して、バッテリ130の電力残量を表す情報をメモリ120に格納する。
ウェイクアップ部110は、時間を測定し時刻を生成するタイマ112を含み、アクティブ型RFIDタグ100の電源投入後は常に活動状態になっていて、タイマ112の時刻およびメモリ120から読み出した予め設定された制御スケジュールおよび時間制御シーケンスに従って所定の周期(例えば2秒)でウェイクアップ信号Wakeupを制御部140に供給する。制御部140は、読取装置200から、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスを修正または更新する命令と、現在の時刻Tと、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスとを受信データとして受信したとき、メモリ120中の時刻T、制御スケジュールおよび時間制御シーケンスを修正し更新する。制御部140は、メモリ120中の時刻Tに基づいてタイマ112の時刻を修正し、タイマ112によって生成された現在の時刻Tをメモリ120に書き込み更新する。
データ生成部150は、メモリ120に格納されているタグID等を含む所定のフォーマットのデータを生成して所定の符号化方式に従ってそれを符号化して送信部180に供給する。そのデータはバッテリ残量およびアクセス記録を含むことがある。BCCチェック部164はBCCによるチェック結果を制御部140に供給し、データ解読部162は解読したIDがメモリ120に格納されているタグIDと一致するか否かの判定結果を制御部140に供給する。キャリアセンス部170は、受信部190から受信RF信号キャリアの電力の強度を表すデータを受け取って受信キャリアの有無を判定し、その判定結果を制御部140に供給する。
読取装置200は、制御部270と、ホスト・コンピュータ(図示せず)との間でデータを送受信するホストI/F部250と、メモリ260と、ホストI/F部250から受け取ったコマンド等を含む所定のフォーマットのデータを生成して所定の符号化方式に従って符号化して送信データを生成するデータ生成部230と、データ生成部230から受け取った送信データを第1の送受信チャネルCh1のRF信号として送信する送信部210と、第2の送受信チャネルCh2のRF信号を受信するよう構成された受信部220と、受信部220から受け取った受信データを所定の符号化方式に従って復号して復号データを生成し、生成した復号データをメモリ260に記録するデータ復号部240と、を備えている。データ生成部230には送信すべきデータに対するBCCを生成するBCC生成部234と送信すべきデータとBCC生成部234で生成されたBCCとを合成して送信データを生成するデータ合成部232を含む。
ホストI/F部250は、ホスト・コンピュータからのタグID要求コマンド等のコマンドを受け取ったとき、そのようなコマンドを含むデータをデータ生成部230に供給する。そのデータには、アクティブ型RFIDタグ100の使用すべき送受信チャネル、現在の時刻T、新しいまたは更新された制御スケジュールおよび時間制御シーケンス等を含んでいてもよい。そのようなコマンドには、現在の時刻Tとともにタイマ112の時刻を修正または更新するよう命令するコマンドが含まれていてもよい。そのようなコマンドには、新しいまたは更新された制御スケジュールまたは時間制御シーケンスとともにメモリ120に格納されているスケジュールまたはシーケンスを修正または更新するよう命令するコマンドが含まれていてもよい。
図2は、本発明の第1の実施例にかかるタイミング図である。読取装置200のデータ生成部230は、ホストI/F部250から受け取ったアクティブ型RFIDタグ100に対するタグID要求コマンドを含む送信データを生成する。このとき、BCC生成部234はホストI/F部250から受け取ったアクティブ型RFIDタグ100に対するタグID要求コマンドの対象となる各アクティブ型RFIDタグ100のタグIDごとにBCCを生成し、データ合成部232は各アクティブ型RFIDタグ100のタグIDとこれに対応するBCCをセットにして、送信データを構成する。送信データのフォーマットは任意であるが、図2に示すように、各アクティブ型RFIDタグ100のタグID(図2ではID1からID6)の直後にこれに対応するBCC(図2ではBCC1からBCC6)を配置する構成が望ましい。これによって、後述するアクティブ型RFIDタグ100内の処理において、自身のタグIDに一致するIDを受信した際、これに対応するBCCによるチェック及び読取装置200への返信が遅滞なく行われ得る。なお、送信データに含まれるタグIDは暗号化されていてもよい。これにより、アクティブ型RFIDタグ100のタグIDの情報を秘匿することができる。また、各タグIDに対するBCCの生成において、タグIDだけでなく、タグID要求コマンドも含めた形でBCCを生成することにしてもよい。これによって、コマンド情報の伝送エラーにも対処可能となる。送信部210は、データ生成部230で生成された送信データを第1の送受信チャネルCh1のRF信号として繰り返し送信する。
アクティブ型RFIDタグ100において、受信部190およびキャリアセンス部170は、ウェイクアップ部110のウェイクアップ信号に従って一定の周期(例えば2秒)ごとに所定の持続時間(例えば約1ms〜10ms)で発生するキャリアセンスのタイミングで制御部140によってイネーブル(活動化、enable)される。それによって、受信部190は受信待ち状態になり、キャリアセンス部170は受信部190からの受信RF信号キャリアの電力の強度を表すデータに従って受信キャリアの有無の判定を行う。
アクティブ型RFIDタグ100が読取装置200に接近していないときは、キャリアセンス部170はキャリアを検知せず、キャリアが存在しないと判定する。キャリアセンスのタイミング以外の期間においては、アクティブ型RFIDタグ100は休止モードに入って、制御部140およびウェイクアップ部110だけがイネーブルまたはパワー・オンされており、その他の構成要素はディセーブル(非活動化、disable)またはパワー・ダウンされている。
アクティブ型RFIDタグ100が読取装置200に接近してキャリアセンスのタイミングでアクティブ型RFIDタグ100の受信部190がRF信号を受信したときに、キャリアセンス部170は、RF信号のキャリアを検知し、キャリアが存在すると判定する。キャリアが存在するという判定に応答して、受信部190およびデータ復号部160が所定の持続時間(例えば100ms)でイネーブルされ、受信待機状態となる。受信部190はRF信号を監視し、新しい送信フレームが開始された時点から受信信号を復調してコマンドを含む受信データを生成し、データ復号部160に供給する。データ復号部160では、まずBCCチェック部164で最初のIDに対応するBCCによるチェックを行い、BCCによるチェックがOKの場合は、データ解読部162で受信データを解読してIDを抽出し、メモリ120から取り出したタグIDと比較する。このBCCによるチェックとID比較を繰り返し、受信IDがメモリ120から取り出したタグIDと一致したらデータ解読部162は一致の判定結果を制御部140に供給する。制御部140は、受信部190とデータ復号部160をディセーブルするとともに、所定の持続時間(例えば100ms)で、データ生成部150および送信部180をイネーブルし、データ生成部150はメモリ120から取り出したタグIDを含む送信データを生成する。送信部180は送信データを第2の送受信チャネルCh2のRF信号として送信する。送信データを送信した後、アクティブ型RFIDタグ100は休止モードに移行する。
読取装置200の受信部220は、常に受信待機状態にあり、アクティブ型RFIDタグ100が接近してアクティブ型RFIDタグ100からのRF信号を受信したときに、受信したRF信号を復調して受信データを生成しデータ復号部240に供給する。データ復号部240ではまずBCCチェック部244でBCCによるチェックを行い、BCCによるチェックがOKの場合は、データ解読部242で受信データを解読してタグIDを抽出し、メモリ260に記録する。ホストI/F部250は、メモリ260からタグIDを読み出し、ホスト・コンピュータに供給する。ホスト・コンピュータは、タグIDを処理して、商品の流通または人を監視し管理するのに用いる。
図3は、本発明の第1の実施例にかかる読取装置のフローチャートである。以下フローチャートに沿って読取装置200の処理の流れを説明する。ホストから読取装置200にタグID問合せの要求がくると(S100:Yes)、ホスト対応処理とは別に送信系および受信系の処理が開始される。送信系の処理は、ホストから指定された各タグIDに対するBCCを生成し(S112)、それらを基に送信データを生成し(S114)、この送信データを繰り返し送信する(S116)。受信系の処理は、まず受信待ち状態となり、タグIDを受信すると(S122)、BCCによるチェックをしてOKであれば(S124:Yes)、受信データを解読してタグIDを抽出し(S126)、抽出したタグIDをメモリ260に記録する(S128)。これを要求されたすべてのタグIDを取得するかホストからの終了指示がくるまで繰り返す。送信系の処理の終了条件も、受信系の処理の終了条件に準ずる。その間にホストからタグID読取コマンドがあった場合は(S102:Yes)、読取装置200はメモリ260に記録されたタグIDを基に応答データを生成し(S104)、ホストへ送信する(S106)。要求されたすべてのタグIDについて応答データを送信し終わるかホストからの終了指示がくるまで、読取装置200はホスト対応処理を繰り返す。
図4は、本発明の第1の実施例にかかるタグのフローチャートである。以下フローチャートに沿ってアクティブ型RFIDタグ100の処理の流れを説明する。アクティブ型RFIDタグ100の電源投入と同時に制御部140とウェイクアップ部110がイネーブルとなる(S202)。ウェイクアップ部110からウェイクアップ信号が出力されると(S204:Yes)受信部190とキャリアセンス部170がイネーブルされる(S206)。キャリアセンス部170がキャリアを検出すると(S208:Yes)、データ復号部160がイネーブルされるとともに、受信部190が受信待機状態となって読取装置200からの送信データの受信を開始する(S210)。受信部190が読取装置200から送信されたIDとそれに対応するBCCを受信するごとに、BCCチェック部164がBCCによるチェックをし、OKであれば(S214:Yes)データ解読部162が受信データからIDを抽出する(S216)。抽出したIDがメモリ120から取り出したタグIDと一致すると(S218:Yes)、受信部190とデータ復号部160がディセーブルされ、データ生成部150と送信部180がイネーブルされる(S220)。データ生成部150が送信データを生成し(S224)、送信部180が送信データを送信する(S226)。その後、制御部140とウェイクアップ部110以外がディセーブルされ休止モードとなる(S230)。メモリ120から取り出したタグIDと受信IDが一致しない場合は(S218:No)、次の受信IDについてBCCによるチェックから繰り返す。読取装置200から送信されたすべてのIDがメモリ120から取り出したタグIDと一致しなかった場合は(S228:Yes)、制御部140とウェイクアップ部110以外がディセーブルされ休止モードとなる(S230)。
本実施例においては、アクティブ型RFIDタグ100は読取装置200から送信される送信データをIDとそれに対応するBCCを受信するごとに逐次チェックし、メモリ120から取り出したタグIDに一致するIDを確認した時点で受信処理を停止し、引き続いてメモリ120から取り出したタグIDの情報を送信した後は休止モードに移行するため、従来のように読取装置200から送信される送信データのすべてを受信する必要がない。したがって、アクティブ型RFIDタグ100の消費電力は大幅に低減され、バッテリ130の稼動時間は大幅に長くなる。さらに、送信データのすべてを待たずに応答できるため、読取装置200に対する迅速な応答が可能となる。また、従来技術では読取装置200から送信される送信データに含まれるIDに一致するタグIDを持つすべてのアクティブ型RFIDタグ100が、読取装置200から送信される送信データ受信後に一斉に自身のタグIDの情報を送信しようとするために衝突(同時送信)が生じ得る。これを避けるため、従来技術においては、各アクティブ型RFIDタグ100は自身のタグIDの情報を送信する前に乱数によって決定した待ち時間を設け、その待ち時間が経過した後に自身のタグIDの情報を送信する構成をとることが行われる。本実施例においては、読取装置200から送信される送信データに含まれる各IDに一致するタグIDを持つアクティブ型RFIDタグ100が送信順に従って順次自身のタグIDの情報を送信することになるため、原理的に衝突が生じにくく、衝突を避けるための対策は不要となる。すなわち、衝突を避けるための回路や処理が不要となる分、従来に比べ、さらにアクティブ型RFIDタグ100の消費電力を低減することが可能となる。また、乱数による待ち時間を設定した場合はそれだけ返信が遅れることになるが、この処理が不要になることによって、読取装置200とアクティブ型RFIDタグ100との間で迅速な応答が可能となる。
なお、読取装置200からの送信データ内のID記載順序について、特定の順序で記載した場合、アクティブ型RFIDタグ100の消費電力に差が生じる。例えばID値の小さいものから順番に記載してあると、ID値の小さいアクティブ型RFIDタグ100は、早い段階で自分のタグIDを受信可能なため早い段階で休止モードに移行できるが、ID値の最も大きいアクティブ型RFIDタグ100は、全IDを受信するまで休止モードに移行できない。これに対処するため、読取装置200において送信データを生成するごとにID記載順序を変更することが望ましい。さらには、読取装置200から送信データを送信するごとに送信データを生成し直すことが望ましい。送信データを生成するごとにID記載順序を変更する方法としては、毎回ランダムに配置する方法、あるいは、毎回1バイトずつシフトする方法が有効である。
[実施例2]
図5〜図9に基づいて第2の実施例を説明する。
図5は、本発明の第2の実施例にかかるRFIDシステムの概略構成を示すブロック図である。図1と同じ構成要素には同じ符号を付し、本発明の第1の実施例と同じ処理については説明を割愛する。アクティブ型RFIDタグ100の構成は図1と同様である。
データ解読部162はメモリ120に格納されているタグIDが解読したIDヘッダに関連するか否かの判定結果、および解読したIDがメモリ120に格納されているタグIDと一致するか否かの判定結果を制御部140に供給する。
読取装置200の構成は、IDヘッダ生成部280がホストI/F部250とデータ生成部230との間に追加されている点が図1と異なる。
IDヘッダ生成部280はホストI/F部250から受け取ったコマンド等をデータ生成部230に供給するが、このとき、ホストI/F部250から受け取ったタグIDのID値の範囲を示す情報であるIDヘッダを生成し、このIDヘッダもデータ生成部230に供給する。データ生成部230はIDヘッダ生成部280から受け取ったIDヘッダを含む所定のフォーマットの送信データを生成する。
ホストI/F部250は、ホスト・コンピュータからのタグID要求コマンド等のコマンドを受け取ったとき、そのようなコマンドを含むデータをIDヘッダ生成部280に供給する。
図6は、本発明の第2の実施例にかかるタイミング図である。図2の説明と重複する部分は説明を割愛する。読取装置200のIDヘッダ生成部280は、ホストI/F部250から受け取ったタグID要求コマンドの対象となるアクティブ型RFIDタグ100のタグIDからID値の範囲を示す情報であるIDヘッダを生成する。例えば、読取装置200から送信される送信データに含まれるIDが図7に示すように各々8ビットで表現されID11=“00010001”、ID12=“000100101”、ID21=“00100001”、ID22=“00100010”の4個あるとする。ここでは説明の簡単のため8ビット、4個としてあるが、実際にはもっとビット数の多いIDが使用され、送信データには多数のIDが含まれる。IDを構成する8ビットのうち、上位4ビットがIDグループを表し、下位4ビットがIDグループ内の個別IDを表す。IDグループは4種類あり、上位4ビットのうちのどのビットが1になっているかでグループを区別する。個別IDは2進法の4ビットであり16個のアクティブ型RFIDタグ100を区別することができる。IDヘッダ生成部280は、どのIDグループのIDが送信データに含まれるかを示すIDヘッダを生成する。ここではIDグループ1に含まれるID11、ID12とIDグループ2に含まれるID21、ID22とがあるため、IDヘッダ=“0011XXXX”となる。すなわち、IDヘッダの上位4ビットを見るとIDグループ1および2のIDは送信データに含まれているが、IDグループ3および4のIDは送信データに含まれていないことがわかる。したがって、図7の送信データに含まないIDの例として記載されているID31=“01000001”、ID43=“100000011”をタグIDとして持つアクティブ型RFIDタグ100は、IDヘッダを参照することによって、自身のIDが送信データに含まれていないことを知ることができる。IDヘッダの下位4ビットの“XXXX”は、“0”でも“1”でもよいことを示して後の判定に利用されない。IDヘッダの構成、定義はここに示したものに限定されず任意であるが、個別のIDではなく、複数のIDを包含する範囲を示すことのできる構成、定義にすることが肝要である。
BCC生成部234はこのIDヘッダに対するBCCも生成する。データ合成部232はIDヘッダおよびこれに対応するBCCも含めて送信データを生成する。送信データのフォーマットは任意であるが、図6に示すように、各アクティブ型RFIDタグ100のタグID(図6ではID11からID22)よりも前にIDヘッダおよびこれに対応するBCCを配置する。これによって、後述するアクティブ型RFIDタグ100内の処理において、自身のタグIDの属するIDグループが送信データに含まれているか否かを即座に判断することができる。なお、送信データに含まれるIDヘッダは暗号化されていてもよい。これにより、アクティブ型RFIDタグ100のタグIDに関連する情報を秘匿することができる。また、IDヘッダに対するBCCの生成において、IDヘッダだけでなく、コマンドも含めた形でBCCを生成することにしてもよい。これによって、コマンド情報の伝送エラーにも対処可能となる。
IDヘッダ、BCCを受信したアクティブ型RFIDタグ100はまずBCCチェック部164でBCCによるチェックを行い、BCCによるチェックがOKの場合は、データ解読部162で受信データを解読してIDヘッダを抽出し、メモリ120から取り出したタグIDと比較する。その結果、メモリ120から取り出したタグIDの属するIDグループのタグIDが送信データに含まれると判断した場合には、送信データに含まれる各IDとの比較を行うが、メモリ120から取り出したタグIDの属するIDグループのタグIDが送信データに含まれないと判断した場合には、ここで休止モードに移行する。
図8は、本発明の第2の実施例にかかる読取装置のフローチャートである。図3と重複する処理については説明を割愛する。
送信系の処理において、まずホストから指定された各タグIDに対するIDヘッダを生成する(S112)。その後、IDヘッダおよび各タグIDに対するBCCを生成し(S112)、それらを基に送信データを生成する(S114)。
図9は、本発明の第2の実施例にかかるタグのフローチャートである。図4と重複する処理については説明を割愛する。受信部190が読取装置200から送信されたIDヘッダとそれに対応するBCCを受信すると、BCCチェック部164がBCCによるチェックをし、OKであれば(S242:Yes)データ解読部162が受信データからIDヘッダを抽出する(S244)。IDヘッダに基づいてメモリ120から取り出したタグIDの属するIDグループが送信データに含まれていると判断した場合は(S246:Yes)、引き続き各IDのチェック処理に進む。メモリ120から取り出したタグIDの属するIDグループが送信データに含まれていないと判断した場合は(S246:No)、制御部140とウェイクアップ部110以外がディセーブルされ休止モードとなる(S230)。
本実施例においては、アクティブ型RFIDタグ100は読取装置200からの送信データをすべて受信することなく、IDヘッダを参照して自身のタグIDが含まれないと判断した場合は休止モードに移行するため、受信処理時間が短くなる。したがって、アクティブ型RFIDタグ100の消費電力は大幅に低減され、バッテリ130の稼動時間は大幅に長くなる。
なお、上述した実施形態にかかるRFIDシステムは、ハードウェアとして実施可能であるだけでなく、コンピュータのソフトウェアとしても実施可能である。例えば、図1におけるアクティブ型RFIDタグ100のウェイクアップ部110、制御部140、データ生成部150、データ復号部160、キャリアセンス部170、送信部180、受信部190の機能、および読取装置200の送信部210、受信部220、データ生成部230、データ復号部240、ホストI/F部250、制御部270をコンピュータに実行させるプログラムを作成し、当該プログラムをコンピュータのメモリに読み込ませて実行させれば、RFIDシステムを実現することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)RFIDタグと、該RFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置とを含むRFIDシステムであって、前記読取装置は、複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して該各IDに対応付け、該対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成部と、前記第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信部と、前記RFIDタグから第2の送受信チャネルを用いて送信された第2の送信データを受信する第1の受信部とを備え、前記RFIDタグは、自身のIDを記憶する記憶部と、前記第1の送信データを受信する第2の受信部と、前記第1の送信データに含まれるIDの一つと該IDに対応付けられたチェックコードごとに該チェックコードを用いて該IDのチェックを行うチェック部と、前記記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを前記第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信部とを備え、前記チェック部でチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするRFIDシステム。
(付記2) 付記1に記載したRFIDシステムであって、前記読取装置は、前記第1の送信データに含まれるすべてのIDを含むID群を指定する情報を含むIDヘッダを生成するIDヘッダ生成部をさらに備え、前記第1の送信データは、前記IDヘッダをさらに含み、前記タグは、前記記憶部に記憶されたIDが、前記IDヘッダに含まれる情報によって指定されるID郡に含まれなければ前記第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするRFIDシステム。
(付記3)RFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置であって、複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して該各IDに対応付け、該対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成部と、前記第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信部と、前記RFIDタグから第2の送受信チャネルを用いて送信された第2の送信データを受信する第1の受信部とを備えたことを特徴とする読取装置。
(付記4)付記3に記載した読取装置であって、前記第1の送信データに含まれるすべてのIDを含むID群を指定する情報を含むIDヘッダを生成するIDヘッダ生成部をさらに備え、前記第1の送信データは前記IDヘッダをさらに含むことを特徴とする読取装置。
(付記5)付記3ないし付記4に記載した読取装置であって、前記データ生成部は、前記第1の送信データを生成するごとに該第1の送信データ内の複数のIDの順序を変更して生成することを特徴とする読取装置。
(付記6)付記3ないし付記4に記載した読取装置であって、前記データ生成部は、前記第1の送信部が前記第1の送信データを送信するごとに該第1の送信データ内の複数のIDの順序を変更して該第1の送信データを生成することを特徴とする読取装置。
(付記7)読取装置との間で2種類の送受信チャネルを用いて通信するRFIDタグであって、自身のIDを記憶する記憶部と、前記読取装置から第1の送受信チャネルを用いて送信された第1の送信データを受信する第2の受信部と、前記第1の送信データに含まれるIDの一つと該IDに対応付けられたチェックコードごとに該チェックコードを用いて該IDのチェックを行うチェック部と、前記記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信部とを備え、前記チェック部でチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするRFIDタグ。
(付記8)付記7に記載したRFIDタグであって、前記チェック部でチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止し、前記第2の送信部が前記第2の送信データを送信することを特徴とするRFIDタグ。
(付記9)付記7ないし付記8に記載したRFIDタグであって、前記記憶部に記憶されたIDが、前記第1の送信データに含まれる情報によって指定されるID郡に含まれなければ前記第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするRFIDタグ。
(付記10)付記7ないし付記9に記載したRFIDタグであって、前記RFIDタグはバッテリを内蔵し、前記第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止することによって前記バッテリの消費電力を実質的に抑制することを特徴とするRFIDタグ。
(付記11)IDを記憶した記憶部を備えたRFIDタグと、該RFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置とを含むRFIDシステムが前記RFIDタグのID情報を送受するID情報送受方法であって、複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して該各IDに対応付け、該対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成ステップと、前記データ生成ステップで生成した第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信ステップと、前記第1送信データを受信する第2の受信ステップと、前記第1の送信データに含まれるIDの一つと該IDに対応付けられたチェックコードごとに該チェックコードを用いて該IDのチェックを行うチェックステップと、前記記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを前記第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信ステップと、前記第2の送信データを受信する第1の受信ステップとを含み、前記チェックステップでチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするID情報送受方法。
(付記12) 付記11に記載したID情報送受方法であって、前記送信データに含まれるすべてのIDを含むID群を指定する情報を含むIDヘッダを生成するIDヘッダ生成ステップをさらに含み、前記データ生成ステップでは、前記IDヘッダをさらに含む送信データを生成し、前記記憶部に記憶されたIDが、前記IDヘッダに含まれる情報によって指定されるID郡に含まれなければ前記受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするID情報送受方法。
(付記13)RFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置が前記RFIDタグのID情報を送受するID情報送受方法であって、複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して該各IDに対応付け、該対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成ステップと、前記第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信ステップと、前記RFIDタグから第2の送受信チャネルを用いて送信された第2の送信データを受信する第1の受信ステップとを含むことを特徴とするID情報送受方法。
(付記14)付記13に記載したID情報送受方法であって、前記第1の送信データに含まれるすべてのIDを含むID群を指定する情報を含むIDヘッダを生成するIDヘッダ生成ステップをさらに含み、前記第1の送信データは前記IDヘッダをさらに含むことを特徴とするID情報送受方法。
(付記15)付記13ないし付記14に記載したID情報送受方法であって、前記データ生成ステップでは、前記第1の送信データを生成するごとに該第1の送信データ内の複数のIDの順序を変更して生成することを特徴とするID情報送受方法。
(付記16)付記13ないし付記14に記載したID情報送受方法であって、前記データ生成ステップでは、前記第1の送信ステップで前記第1の送信データを送信するごとに該第1の送信データ内の複数のIDの順序を変更して該第1の送信データを生成することを特徴とするID情報送受方法。
(付記17)読取装置との間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、IDを記憶した記憶部を備えたRFIDタグが該IDの情報を送受するID情報送受方法であって、前記読取装置から第1の送受信チャネルを用いて送信された第1の送信データを受信する第2の受信ステップと、前記第1の送信データに含まれるIDの一つと該IDに対応付けられたチェックコードごとに該チェックコードを用いて該IDのチェックを行うチェックステップと、前記記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信ステップとを含み、前記チェックステップでチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするID情報送受方法。
(付記18)付記17に記載したID情報送受方法であって、前記チェックステップでチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止し、前記第2の送信ステップで前記第2の送信データを送信することを特徴とするID情報送受方法。
(付記19)付記17ないし付記18に記載したID情報送受方法であって、前記記憶部に記憶されたIDが、前記第1の送信データに含まれる情報によって指定されるID郡に含まれなければ前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするID情報送受方法。
(付記20)付記17ないし付記19に記載したID情報送受方法であって、前記RFIDタグはバッテリを内蔵し、前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することによって前記バッテリの消費電力を実質的に抑制することを特徴とするID情報送受方法。
(付記21)IDを記憶した記憶部を備えたRFIDタグと、該RFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置とを含むRFIDシステムに前記RFIDタグのID情報を送受するID情報送受方法を実行させるプログラムであって、前記ID情報送受方法は、複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して該各IDに対応付け、該対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成ステップと、前記データ生成ステップで生成した第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信ステップと、前記第1送信データを受信する第2の受信ステップと、前記第1の送信データに含まれるIDの一つと該IDに対応付けられたチェックコードごとに該チェックコードを用いて該IDのチェックを行うチェックステップと、前記記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを前記第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信ステップと、前記第2の送信データを受信する第1の受信ステップとを含み、前記チェックステップでチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするID情報送受プログラム。
(付記22) 付記21に記載したID情報送受プログラムであって、前記ID情報送受方法は、前記送信データに含まれるすべてのIDを含むID群を指定する情報を含むIDヘッダを生成するIDヘッダ生成ステップをさらに含み、前記データ生成ステップでは、前記IDヘッダをさらに含む送信データを生成し、前記記憶部に記憶されたIDが、前記IDヘッダに含まれる情報によって指定されるID郡に含まれなければ前記受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするID情報送受プログラム。
(付記23)RFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置に前記RFIDタグのID情報を送受するID情報送受方法を実行させるプログラムであって、前記ID情報送受方法は、複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して該各IDに対応付け、該対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成ステップと、前記第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信ステップと、前記RFIDタグから第2の送受信チャネルを用いて送信された第2の送信データを受信する第1の受信ステップとを含むことを特徴とするID情報送受プログラム。
(付記24)付記23に記載したID情報送受プログラムであって、前記ID情報送受方法は、前記第1の送信データに含まれるすべてのIDを含むID群を指定する情報を含むIDヘッダを生成するIDヘッダ生成ステップをさらに含み、前記第1の送信データは前記IDヘッダをさらに含むことを特徴とするID情報送受プログラム。
(付記25)付記23ないし付記24に記載したID情報送受プログラムであって、前記ID情報送受方法は、前記データ生成ステップでは、前記第1の送信データを生成するごとに該第1の送信データ内の複数のIDの順序を変更して生成することを特徴とするID情報送受プログラム。
(付記26)付記23ないし付記24に記載したID情報送受プログラムであって、前記ID情報送受方法は、前記データ生成ステップでは、前記第1の送信ステップで前記第1の送信データを送信するごとに該第1の送信データ内の複数のIDの順序を変更して該第1の送信データを生成することを特徴とするID情報送受プログラム。
(付記27)読取装置との間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、IDを記憶した記憶部を備えたRFIDタグに該IDの情報を送受するID情報送受方法を実行させるプログラムであって、前記ID情報送受方法は、前記読取装置から第1の送受信チャネルを用いて送信された第1の送信データを受信する第2の受信ステップと、前記第1の送信データに含まれるIDの一つと該IDに対応付けられたチェックコードごとに該チェックコードを用いて該IDのチェックを行うチェックステップと、前記記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信ステップとを含み、前記チェックステップでチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするID情報送受プログラム。
(付記28)付記27に記載したID情報送受プログラムであって、前記ID情報送受方法は、前記チェックステップでチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止し、前記第2の送信ステップで前記第2の送信データを送信することを特徴とするID情報送受プログラム。
(付記29)付記27ないし付記28に記載したID情報送受プログラムであって、前記ID情報送受方法は、前記記憶部に記憶されたIDが、前記第1の送信データに含まれる情報によって指定されるID郡に含まれなければ前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することを特徴とするID情報送受プログラム。
(付記30)付記27ないし付記29に記載したID情報送受プログラムであって、前記RFIDタグはバッテリを内蔵し、前記ID情報送受方法は、前記第2の受信ステップの受信処理の少なくとも一部を停止することによって前記バッテリの消費電力を実質的に抑制することを特徴とするID情報送受プログラム。
本発明の第1の実施例にかかるRFIDシステムの概略構成を示すブロック図 本発明の第1の実施例にかかるタイミング図 本発明の第1の実施例にかかる読取装置のフローチャート 本発明の第1の実施例にかかるタグのフローチャート 本発明の第2の実施例にかかるRFIDシステムの概略構成を示すブロック図 本発明の第2の実施例にかかるタイミング図 本発明の第2の実施例におけるIDヘッダを説明する図 本発明の第2の実施例にかかる読取装置のフローチャート 本発明の第2の実施例にかかるタグのフローチャート
符号の説明
100:アクティブ型RFIDタグ
110:ウェイクアップ部
112:タイマ
120:メモリ
130:バッテリ
140:制御部
150:データ生成部
160:データ復号部
162:データ解読部
164:BCCチェック部
170:キャリアセンス部
180:送信部
190:受信部
200:読取装置
210:送信部
220:受信部
230:データ生成部
232:データ合成部
234:BCC生成部
240:データ復号部
242:データ解読部
244:BCCチェック部
250:ホストI/F部
252:ホストデータ解読部
254:応答データ生成部
260:メモリ
270:制御部
280:IDヘッダ生成部

Claims (5)

  1. RFIDタグと、該RFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置とを含むRFIDシステムであって、
    前記読取装置は、
    複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して該各IDに対応付け、該対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成部と、
    前記第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信部と、
    前記RFIDタグから第2の送受信チャネルを用いて送信された第2の送信データを受信する第1の受信部とを備え、
    前記RFIDタグは、
    自身のIDを記憶する記憶部と、
    前記第1の送信データを受信する第2の受信部と、
    前記第1の送信データに含まれるIDの一つと該IDに対応付けられたチェックコードごとに該チェックコードを用いて該IDのチェックを行うチェック部と、
    前記記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを前記第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信部とを備え、
    前記チェック部でチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止する
    ことを特徴とするRFIDシステム。
  2. RFIDタグとの間で2種類の送受信チャネルを用いて通信し、送信、受信を同時に処理可能な読取装置であって、
    複数のIDの各々に対してチェックコードを生成して該各IDに対応付け、該対応付けられた複数のIDとチェックコードを含む第1の送信データを生成するデータ生成部と、
    前記第1の送信データを第1の送受信チャネルを用いて送信する第1の送信部と、
    前記RFIDタグから第2の送受信チャネルを用いて送信された第2の送信データを受信する第1の受信部と
    を備えたことを特徴とする読取装置。
  3. 請求項2に記載した読取装置であって、
    前記第1の送信データに含まれるすべてのIDを含むID群を指定する情報を含むIDヘッダを生成するIDヘッダ生成部をさらに備え、
    前記第1の送信データは前記IDヘッダをさらに含む
    ことを特徴とする読取装置。
  4. 読取装置との間で2種類の送受信チャネルを用いて通信するRFIDタグであって、
    自身のIDを記憶する記憶部と、
    前記読取装置から第1の送受信チャネルを用いて送信された第1の送信データを受信する第2の受信部と、
    前記第1の送信データに含まれるIDの一つと該IDに対応付けられたチェックコードごとに該チェックコードを用いて該IDのチェックを行うチェック部と、
    前記記憶部に記憶されたIDを含む第2の送信データを第2の送受信チャネルを用いて送信する第2の送信部とを備え、
    前記チェック部でチェックしたIDが前記記憶部に記憶されたIDと一致すれば前記第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止する
    ことを特徴とするRFIDタグ。
  5. 請求項4に記載したRFIDタグであって、
    前記記憶部に記憶されたIDが、前記第1の送信データに含まれる情報によって指定されるID郡に含まれなければ前記第2の受信部の受信処理の少なくとも一部を停止する
    ことを特徴とするRFIDタグ。
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