JP2008129491A - 光ケーブル固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペースでの光ケーブルの固定を可能とし、かつ、繰り返し使用が可能でリペア性に優れた光ケーブル固定構造を提案する。
【解決手段】光ケーブル1を通す筐体2と、筐体2に形成されて、光ケーブル1を把持する把持部材40を備えるガイド部4と、把持部材40を光ケーブル1と直交する方向から覆うカバー部3とを備える光ケーブル固定構造であって、カバー部3には、把持部材40に把持された光ケーブル1に対応する個所に、該光ケーブル1を挿通するための凹部31が形成されており、さらに、カバー部3の側面には、筐体2に固定するための爪部材32が形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信機器等に使用する光ケーブルの固定構造に関するものである。
例えば、特許文献1には、光ケーブルの配線接続作業を容易にするケーブル固定構造が記載されている。ここで、図8は、従来の光ケーブルの固定構造を示す図であって、(a)は固定前の状態を示す斜視図、(b)は固定後の状態を示す斜視図である。
従来、光ケーブルの固定構造として、図8(a)に示すように、予め光ケーブル101を把持部104により把持しておき、この把持部104を筐体102に固定された本体部103に固定することにより行う場合がある。
把持部104は、光ケーブル101を把持した状態で互いに嵌合される2部材(141,142)により構成されている。そして、この把持部104は、図8(a)に示すように、先端面143の幅が後端面144の幅よりも狭く形成されており、平面視で略台形に形成されている。さらに、把持部104(部材141)の側面の後端面側には、波型に形成された係合部145が形成されている。
一方、本体部103は、把持部104を挿入するための凹部130が形成された部材であって、凹部130の内壁面には、把持部104の係合部145と噛み合うように波型に形成された受部131が形成されている。凹部130は、挿入口132の幅が把持部104の後端面144の幅と同等に形成されており、把持部104の形状と同様に、その幅が前方に行くに従い徐々に狭められている。
把持部104の本体部103への固定は、把持部104を本体部103の挿入口132に前端面143から挿入し、前方にスライドさせることにより行う。これにより、把持部104の係合部145が、本体部103の受部131と噛み合い、把持部104が逆方向に戻ることが防止される(図8(b)参照)。なお、本体部103には、挿入した把持部104が上方に抜け出すことがないように、抜け出し防止部材133,133が一体に形成されている。
特開2003−348738号公報
しかしながら、前記従来の光ケーブル固定構造は、把持部104を本体部103の後方から挿入し、スライドさせることで噛合させる構成であるため、本体部103の後方に挿入前の把持部104を配置するためのスペースを確保する必要があるとともに、本体部103自体も、把持部104を挿入、噛合するために必要な長さを確保する必要がある。そのため、この光ケーブル固定構造を構成する筐体2も大きく形成する必要があった。
また、把持部材104は、前方に行くに従い幅が狭められた本体部103の形状と、受部131と係合部145とが噛合することにより、前後方向に抜け出すことがないように本体部103に固定されている。また、抜け出し防止部材133,133により上方への抜け出しも防止されているため、固定後の光ケーブル101は、取り外すことができないように構成されている。そのため、従来の光ケーブル固定構造は、リペア性を備えておらず、例えば、配置換えなどにより、繰り返し光ケーブル1の着脱作業を行う場合には、その度に光ケーブル固定構造を構成する必要があった。
さらに、外皮把持を必要としないフィルタ付き光ケーブル等、異種ケーブルとの互換性がなく、このような光ケーブルに対しては、別途、固定構造を構成する必要があった。
本発明は、前記の問題点を解決するものであり、省スペースでの光ケーブルの固定を可能とし、かつ、繰り返し使用が可能でリペア性に優れた光ケーブル固定構造を提案することを課題とする。また、異種タイプの光ケーブルに対しても使用することが可能な、互換性を有した光ケーブル固定構造もあわせて提案する。
前記の課題を解決するために、本発明は、光ケーブルを通す筐体と、この筐体に形成されて、光ケーブルを把持する把持部材を備えるガイド部と、把持部材を光ケーブルと直交する方向から覆うカバー部と、を備える光ケーブル固定構造であって、カバー部には、把持部材に把持された光ケーブルに対応する個所に、この光ケーブルを挿通するための凹部が形成されており、また、カバー部の側面には、筐体に固定するための取付部材が形成されている。
本発明の光ケーブル固定構造によれば、省スペースでの光ケーブルの固定を可能としているため、筐体の小型化が可能となり、筐体の設置箇所が限定されることがない。また、繰り返し使用が可能でリペア性に優れているため、頻繁に配置換えを行う場合にも適用可能であるため、経済性に優れている。
図1は、本発明の第1の実施形態の光ケーブル固定構造を示す斜視図である。なお、説明において、上下前後左右は、図1(a)に示す方向に統一するものとする。
第1の実施形態の光ケーブル固定構造は、図1に示すように、光ケーブル1を通す筐体2と、この筐体2に形成されていて、光ケーブル1を把持する把持部材40からなるガイド部4と、把持部材40を覆うカバー部3とから構成されている。
第1の実施形態において使用する光ケーブル1は、光心線と2本のテンションメンバとそれらを保護する外皮とからなる一般的なものである。
筐体2は、図1に示すように、光ケーブル固定構造の土台となる床板20を備えている。床板20には、光ケーブル1を把持するガイド部4(把持部材40)が一体に成形されている。また、床板20には、ガイド部4の側面から所定の間隔を有した個所にカバー部3の爪部材(取付部材)32を挿通係合するための係合穴(係合部)21が形成されている。なお、係合穴21は、爪部材32を挿通可能に形成された矩形の穴と、爪部材32の係合を解除するための工具(例えば、マイナスドライバー)が挿入可能となるように形成された切り欠き部22とが一体に形成されていることにより、平面視が略凸字に形成されている。なお、係合穴21の形状は限定されるものではなく、適宜、所望の形状に形成すればよい。また、係合穴21は、必要に応じて形成されるものであって、カバー部3の固定方法や取付部材の形式等が異なる場合には、省略することが可能である。
なお、筐体2の形状等は、限定されないことはいうまでもなく、適宜、使用目的や設置箇所等に応じて設定することが可能である。また、筐体2を構成する材料や形成方法は限定されるものではないが、第1の実施形態では射出成型により成形されたプラスチックにより構成するものとする。
図2は、第1の実施形態に係るカバー部3を示す斜視図である。
カバー部3は、図2に示すように、把持部材40の内挿が可能となるように、下面が開口された箱型部材であるカバー本体30を主体として構成されている。なお、カバー本体30の形状は箱型に限定されるものではなく、把持部材40の形状に応じて適宜形成すればよい。
カバー本体30は、左右方向の内幅は、把持部材40の全幅よりも若干狭く形成されており、前後方向の内幅(長さ)は、把持部材40の全長以上となるように、形成されている。
カバー本体30の前後には、光ケーブル1を挿通するための凹部31が形成されている。図2に示すように、凹部31の形状は、光ケーブル1の断面形状と同等の形状に形成されている。
また、カバー本体30の左右の側面中央部には、床板20に形成された係合穴21に挿通係合するための爪部材(取付部材)32が一体に形成されている。爪部材32は、板状部材であって、下部がカバー本体30の下端から下方に突出するように形成されている。爪部材32の下端には外方向に突出する爪33が形成されている。
カバー部3は、図1に示すように、把持部材40を内挿した状態で、爪部材32が係合穴21に挿通係合されることにより、筐体2に固定される。
なお、カバー部3を構成する材料は限定されるものではないが、第1の実施形態ではプラスチック等の弾性部材により構成するものとする。また、カバー部3の製造方法も限定されるものではなく、適宜、公知の方法から選定して行えばよいが、第1の実施形態では、射出成型により形成するものとする。
図3は、第1の実施形態に係るガイド部4を示す斜視図である。
ガイド部4は、光ケーブル1を把持する把持部材40からなる部材であって、把持部材40は、筐体2の床板20から上方に突出した状態で、床板20の上面に形成されている。
ガイド部4は、図3に示すように、把持部材40を構成する一対の壁体40a,40aが、隙間を有した状態で平行に立設されることで、光ケーブル1を把持(挿通)するための溝部41を形成している。
把持部材40は、全幅(左右方向の幅)W1がカバー本体30の左右方向の内幅よりも若干大きくなるように形成されており、カバー本体30に内挿された状態で、溝部41の幅が狭まるように構成されている。また、把持部材40の全長(前後方向の長さ)L1は、カバー本体30の前後方向の内幅(内長)以下となるように形成されており、カバー本体30への挿入が可能に構成されている。さらに、溝部41の幅は、光ケーブル1の幅と同等以上に形成されており、光ケーブル1の溝部41への挿入が容易となるように構成されている。
また、把持部材40の上部には、上方に向かうにしたがって全幅W1が狭まるように形成された、テーパ部43が形成されている。テーパ部43により、ガイド40の上端幅W2は、カバー本体30の内幅よりも狭く形成されており、カバー部3により把持部材40を覆う際に、把持部材40を挿入しやすく構成されている。なお、テーパ部43は、必要に応じて形成すればよく、必ずしも形成する必要はない。また、テーパ部43のテーパ長や角度は適宜設定すればよい。
一対の壁体40a,40aの互いに対向する側の面(溝部41の内壁面)には、波型に加工された滑り止め部42が形成されており、把持した光ケーブル1の前後方向へのズレを抑止するように構成されている。なお、第1の実施形態では、溝部41の内壁面を波型に形成することで、滑り止め加工を施すものとしたが、光ケーブル1の前後方向へのズレを抑止する構成は限定されるものではなく、波型以外の凹凸を形成してもよいし、ゴム等からなる滑り止め部材を内面に貼着してもよい。
第1の実施形態では、把持部材40(ガイド部4)を筐体2と同様に、プラスチック等の弾性部材により構成するものとするが、把持部材40を構成する材料は限定されるものではない。
また、第1の実施形態では、把持部材40を床板20と一体に成形することにより形成するものとするが、把持部材40(ガイド部4)の形成方法は限定されるものではない。例えば、別途成形された把持部材40を、筐体2の床板20に接着剤や両面テープ等により固定してもよい。また、把持部材40の形状寸法は、光ケーブル1の把持が可能な形状に適宜設定すればよく、限定されるものではない。
また、第1の実施形態では、把持部材40として、一対の壁体40a,40aを立設させるものとしたが、例えば、断面略U字に形成された部材であってもよく、把持部材40の形状は限定されるものではない。
図4は、第1の実施形態の光ケーブル固定構造による光ケーブルの固定状況を示す断面図である。
第1の実施形態に係る光ケーブル固定構造による光ケーブル1の固定は、図4に示すように、把持部材40の溝41に光ケーブル1が挿入された状態で、上方から把持部材40をカバー部3で覆うことにより行う。そして、カバー部3の爪部材32を係合穴21に挿入して、爪33が、床板20の背面(下側面)に係止されることにより、光ケーブル1の固定が完了する。
カバー部3を、把持部材40を内挿するように上方から下降させると、カバー本体30の内幅が把持部材40の全幅W1よりも小さく形成されているため、壁体40a,40aに内側方向に押し圧力が作用する。これにより、把持部材40の溝部41の幅が狭まり、把持部材40が光ケーブル1を把持する。
爪部材32の床板20への係止(係合)は、以下のように行われる。
カバー部3を下降させことにより、係合穴21の壁面に爪33が当接する。さらにカバー部3を下降させると、爪部材32が一旦内側に押し込まれる。そして、爪33が係合穴21を通過した時点で、爪部材32の弾性力により爪部材32が元の形状に戻り、爪33が係合穴21の背面に係止される。なお、第1の実施形態では、爪部材32の係合穴21への挿入を容易にすることを目的として、係合穴21にテーパ加工を施し、係合穴21の上端の形状を下端の形状よりも大きくしている。
カバー部3を取り外すときは、係合穴21の切り欠き部22からマイナスドライバーなどの工具を挿入し、爪部材32を内側方向(他方の爪部材32の方向)に押し込むことにより、床板20に係止された爪33をはずすことで、カバー部3を取り外すことができる。そして、カバー部3を取り外すことにより、光ケーブル1の固定も解除される。
第1の実施形態の光ケーブル固定構造のより固定された光ケーブル1は、溝部41の幅が狭まることにより、一定の圧力が常時負荷されて、強固に把持されるとともに、カバー部3の凹部31により上下方向のずれも抑止される。なお、溝部41の内面には波型の滑り止め部42が形成されているため、光ケーブル1は強固に把持されている。
ここで、カバー部3の内面上部に、溝部41に対応した突条を形成することにより、光ケーブル1を上方から押え付ける構成としてもよい。
第1の実施形態の光ケーブル固定構造によれば、光ケーブル1(カバー部3)を前後にスライドさせるのではなく、上下方向に挿脱するため、光ケーブル固定構造の前後に固定時に必要なスペースを確保する必要がなく、固定構造の省スペース化が可能となる。故に、筐体2の小型化が可能となり、筐体2の設置箇所の自由度が増す。
また、光ケーブル1の固定時には、工具等を使用することなく、上方(光ケーブルと直交する方向)からカバー部3を押し込むのみで完了するため、作業が容易である。そのため、光ケーブル1の配線作業を短時間で行うことができ、作業時間の短縮を図ることができる。
また、簡易にカバー部3を取り外すことができるため、光ケーブル1の挿脱を簡易に行うことができて、リペア性に優れている。そのため、頻繁に配置換え等を行う場合であっても、新たに固定構造を構成しなおす必要がなく、繰り返し同一のカバー部3およびガイド部4等を使用することが可能なため、経済的に優れている。
さらに、カバー部3の爪部材32は、弾性材により構成されており、係合穴21に挿入嵌合される際にはしなるため、係合穴21の壁面との磨耗が少ない。そのため、ソリッドな部材である本体部103の受部131にソリッドな部材である把持部104の係合部145を押し込むことにより噛合される、従来の光ケーブル固定構造(図8参照)に比べて、部材同士の磨耗が少ない。
図5(a)および(b)は、第2の実施形態に係る光ケーブル固定構造を示す斜視図である。
第2の実施形態の光ケーブル固定構造は、図5(a)および(b)に示すように、光ケーブル1(1’)を通す筐体2と、この筐体2に取り付けられたガイド部6と、このガイド部6の一部を覆うカバー部5とから構成されている。
第2の実施形態の光ケーブル固定構造は、外皮把持型の光ケーブル1の固定(図5(a)参照)とフィルタ付の光ケーブル1’の固定(図5(b)参照)に対応することが可能に構成されている。
図6は、第2の実施形態に係る光ケーブル固定構造を示す分解斜視図である。
筐体2は、図6に示すように、光ケーブル固定構造の土台となる床板20を備えている。床板20には、ガイド部6の基板64の形状に応じて形成された取付穴24が形成されている。
取付穴24は、図6に示すように、基板64と同形状に形成されており、矩形状に形成された取付穴24の後端には、基板64の凸部67に応じて形成された凹部25が形成されている。取付穴24は、ガイド部6の台座68またはカバー部5を内挿するために必要な深さを有して形成されている。また、取付穴24には、床板20の表面から基板64の板厚の深さにおいて取付穴24の平面形状(内空面積)を狭めることで、基板64を掛止するための段差26が形成されている。
取付穴24の壁面には、カバー部5の爪部材52の爪53に対応する個所が切り欠かれていることにより係合部23が形成されており、爪53を係合することが可能に構成されている。なお、係合部23の形状等は限定されるものではなく、適宜構成すればよい。
この他、第2の実施形態に係る筐体2の構成は、第1の実施形態で説明した筐体2と同様なため、詳細な説明は省略する。
カバー部5は、図6に示すように、下面が開口された箱型部材であるカバー本体50を主体として構成されており、この開口された下面からガイド部6の把持部材60と基板64に形成された嵌合部材65と、を内挿可能に構成されている。
第2の実施形態に係るカバー部5は、爪部材52がカバー本体50の前後方向中央よりも後ろ側に形成されている。
そして、爪部材52の両脇には、爪部材52に沿ってスリット54が形成されている。ここでスリット54の高さは限定されるものではないが、第2の実施形態では、カバー本体部50の高さ方向中央よりも高い位置まで形成されている。
なお、カバー部5を構成する材料は限定されるものではないが、第1の実施形態と同様に弾性部材であるプラスチックにより構成するものとする。また、爪部材52と本体部50との位置関係は限定されるものではない。
この他、第2の実施形態に係るカバー部5の構成は、第1の実施形態で説明したカバー部3の内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
図7は、第2の実施形態に係るガイド部を示す斜視図であって、(a)は把持部材が上になった場合を示し、(b)は台座が上になった場合を示す。
ガイド部6は、図7(a)および(b)に示すように、基板64と、基板64の一方の面に一体に形成された把持部材60と、基板64の他方の面に一体に形成された台座68とにより構成されている。
基板64の把持部材60の後方側部には、図7(a)および(b)に示すように、カバー部5の爪部材52に対応して形成された凹部66が形成されている。また、基板64の後端には、後方に突出する凸部67が形成されており、図5(a)および(b)に示すように、筐体2の床板20に形成された凹部25と嵌合可能に形成されている。
図7(a)に示すように、基板64の把持部材60側の面において、把持部材60の後方には、カバー本体50の内空形状に対応して形成された嵌合部材65が形成されている。この嵌合部材65は、カバー本体50の内壁面に沿って形成されており、把持部材60とともにカバー本体50に挿入されることで、カバー本体50と嵌合される。
一方、基板64の台座68側の面には、図7(b)に示すように、筐体2の取付穴24に嵌合するための嵌合部材65’,65’が形成されている。
台座68は、図5(b)および図7(b)に示すように、フィルタ付き光ケーブル1’を載置するための部材であって、フィルタ付き光ケーブル1’のフィルタ部分12の形状に応じた形状の溝部69が形成されている。なお、第2の実施形態では、台座68の溝部69を円弧状に形成するものとしたが、溝部69の形状は円弧に限定されるものではなく、フィルタ12の形状に応じて適宜設定すればよい。
なお、第2の実施形態に係る把持部材60の構成は、第1の実施の形態において説明した把持部材40の構成と同様なため、詳細な説明は省略する。
ここで、ガイド部6を構成する材料は限定されるものではなく、適宜公知の材料から選定すればよいが、第2の実施形態では、プラスチックにより構成するものとする。また、第2に実施形態では、基板64と把持部材60と台座68は、射出成型により一体に成形するものとするが、ガイド部6の形成方法は限定されるものではない。
次に、第2の実施形態に係る光ケーブル固定構造による光ケーブル1(1’)の固定の手順について、段階を追って説明する。
まず、図5(a)を参照して、光心線と2本のテンションメンバとそれらを保護する外皮とからなる一般的な光ケーブル1を固定する場合について説明する。
まず、把持部材60が上になるように、台座68を取付穴24に挿入した状態で、ガイド部6を筐体2に設置する。このとき、取付穴24は、基板64の形状と同形状に形成されているとともに、台座68と嵌合部材65’が取付穴24の内壁面に当接するため、基板64が床板20の取付穴24に嵌合される。
そして、把持部材60の溝61に光ケーブル1を挿入した状態で、上方から把持部材60をカバー部5で覆うとともに、カバー部5の爪部材52を凹部66に挿入する。そして、爪33が、係合部23に係合されることにより、光ケーブル1の固定が完了する。なお、カバー部5は、把持部材60と嵌合部材65とに嵌合されるため、カバー部5とともにガイド部6も筐体2に固定される。
第2の実施形態において、カバー部5を取り外す際は、カバー部5のスリット54,54の間の部分(爪部材52)を摘むことにより、爪部材52が内側にたわむため、係合部23から爪53が外れて、カバー部5を取り外すことが可能となる。つまり、ドライバー等の工具を要することなく、カバー部5を取り外すことが可能なため、作業が容易である。
カバー部5を、把持部材60を内挿するように上方から下降させると、カバー本体50の内幅が把持部材60の全幅よりも小さく形成されているため、壁体60a,60aに内側方向に押し圧力が作用する。これにより、把持部材60の溝部61の幅が狭まり、把持部材60が光ケーブル1を把持する。
以上により、光ケーブル1は、第1の実施形態で説明した内容と同様に、強固に固定されるとともに、光ケーブル1の取り外しも簡易に行うことが可能である。
次に、図5(b)を参照して、光ケーブル1’として、フィルタ付光ケーブルを固定する場合について説明する。
まず、カバー部5に把持部材60および嵌合部材65を挿入することで基板64とカバー部5とを嵌合させる。
次に、カバー部5と基板64とが一体に嵌合されたガイド部6を、筐体2の床板20に形成された取付穴24にカバー部5を挿入した状態で、筐体2に設置する。このとき、取付穴24は、基板64の形状と同形状に形成されているため、基板64は床板20の取付穴24に嵌合される。
ガイド部6が取付穴42に設置されたら、光ケーブル1’のフィルタ12を台座68の溝部69に載置する。なお、コネクタ11の筐体2に形成された図示しないコネクタ受への接合は、光ケーブル1を台座68に載置した後に行っても、載置する前に行っていてもよい。
第2の実施形態における光ケーブル1’の固定は、コネクタ11の嵌合保持力に依存するものとする。つまり、光ケーブル1’は、コネクタ11をコネクタ受に接合し、コネクタ11に一体に形成されたフィルタ12を台座68に載置するのみで固定される。また、ガイド部6の上下方向のズレも、コネクタ11の嵌合保持力に依存するものとする。
以上、第2の実施形態の光ケーブルの固定構造によれば、筐体2と別パーツ化したリバースタイプのガイド部6を用いることで、外皮把持型の光ケーブル1以外にも、フィルタ付の光ケーブル1’等の異種タイプの光ケーブル1,1’について、同一の固定構造により固定することが可能となった。
また、カバー部5には、爪部材52を係合部23から取り外すためのスリット54が形成されているため、工具等を使用することなく、簡易にカバー部5(光ケーブル1’)を取り外すことが可能となった。
この他、第2の実施形態に係る光ケーブルの固定構造による作用効果は、第1の実施形態で示した内容と同様なため、詳細な説明は省略する。
なお、第2の実施形態では、カバー部5にスリット54を形成することにより、工具を要することなくカバー部5の着脱を可能とする構成としたが、床板20に、カバー部5の爪部材52に対応する個所に切り欠きを形成することにより、第1の実施形態と同様に工具を利用してカバー部5の着脱を行う構成としてもよい。
また、フィルタ付光ケーブル1’を固定する場合において、ガイド部6の上下方向のズレは、コネクタ11の嵌合強度に依存する構成としたが、台座68を上にした際にも、ガイド部6を固定することが可能な取付部材を別途形成することにより、ガイド部6自体が筐体2に固定される構成としてもよい。
以上、本発明について、好適な実施の形態の一例を説明した。しかし、本発明は、前記各実施の形態に限られず、前記の各構成要素については、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜設計変更が可能である。
例えば、カバー部の固定は、爪部材による係合に限定されるものではなく、適宜公知の取付方法の中から選定して採用することにより固定すればよい。
また、カバー部の取付部材と筐体(係合部)との固定位置は、床板の背面に限定されるものではなく、例えば、床板の上面において互いに係合する構成とするなど、適宜設定すればよい。
また、前記各実施形態では、爪部材を内側方向に押し曲げることにより爪部材の係合を解除するものとしたが、爪部材の解除方法は限定されるものではなく、例えば、筐体の床板の係合部に対応する部分にスリットを形成し、この部分を押すことで係合部を外側方向に広げる構成とすることにより、爪部材との係合を解除する構成としてもよい。
第1の実施形態の光ケーブルの固定構造を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るカバー部を示す斜視図である。 第1の実施形態に係るガイド部を示す斜視図である。 第1の実施形態の光ケーブル固定構造における光ケーブルの固定状況を示す断面図である。 (a)および(b)は、第2の実施形態に係る光ケーブル固定構造を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る光ケーブル固定構造を示す分解斜視図である。 第2の実施形態に係るガイド部を示す斜視図であって、(a)は把持部材が上になった場合を示し、(b)は台座が上になった場合を示す。 従来の光ケーブルの固定構造を示す図であって、(a)は固定前の状態を示す斜視図、(b)は固定後の状態を示す斜視図である。
符号の説明
1、1’ 光ケーブル
2 筐体
21 係合穴(係合部)
24 取付穴
3 カバー部
30 カバー本体
31 凹部
32 爪部材(取付部材)
4 ガイド部
40 把持部材
42 滑り止め部
5 カバー部
54 スリット
6 ガイド部
60 把持部材
64 基板
68 台座
W1 全幅
W3 内幅

Claims (6)

  1. 光ケーブルを通す筐体と、
    前記筐体に形成されて、前記光ケーブルを把持する把持部材を備えるガイド部と、
    前記把持部材を前記光ケーブルと直交する方向から覆うカバー部と、を備える光ケーブル固定構造であって、
    前記カバー部には、前記把持部材に把持された前記光ケーブルに対応する個所に、該光ケーブルを挿通するための凹部が形成されており、
    該カバー部の側面には、前記筐体に固定するための取付部材が形成されていることを特徴とする、光ケーブル固定構造。
  2. 前記ガイド部の全幅が、前記カバー部の内幅よりも大きいことを特徴とする、請求項1に記載の光ケーブル固定構造。
  3. 前記筐体に、取付穴が形成されており、
    前記ガイド部は、前記取付穴に嵌合される基板と、前記基板の一方の面に形成された前記把持部材と、前記基板の他方の面に形成された他の光ケーブルを載置するための台座と、を備えていることを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の光ケーブル固定構造。
  4. 前記把持部材の内面に、滑り止め加工が施されていることを特徴とする、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の光ケーブル固定構造。
  5. 前記取付部材が、前記カバー部の下端から下方に突出するように形成された爪部材であって、
    前記筐体には、前記爪部材を係合するための係合部が形成されており、
    前記爪部材を前記係合部と係合することにより、前記ガイド部が前記筐体に固定されることを特徴とする、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の光ケーブル固定構造。
  6. 前記カバー部の側面において、前記爪部材の両脇にスリットが形成されていることを特徴とする、請求項5に記載の光ケーブル固定構造。
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