JP2008129140A - 現像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成により現像器本体ハウジング、特に、現像ローラ両端部近傍からのトナーの漏出、飛散を防止できる現像装置を提供する。
【解決手段】現像器本体ハウジング81の開口部89の長手方向に沿った一辺縁部88には、該現像ローラから前記感光体ドラムへ供給される前記トナーの飛散を防止する飛散防止シート40の一側辺部40aが固着され他側辺部40bが自由端とされ、該飛散防止シート40の前記現像ローラ軸方向両端部近傍に位置する自由端部41は、該現像ローラ軸方向両端部近傍の前記開口部を覆うように該現像ローラ軸方向に直交する方向に張り出した張出部41を形成しており、前記現像ローラの両端側部には、前記トナーの飛散を防止する側部シール部材43が配設された構成としている。
【選択図】図3

Description

本発明は、ファクシミリ装置、複写機或いはプリンタ(これらの複合機も含む)等の画像形成装置に適用される現像装置に関し、詳しくは、現像器本体ハウジング内に収容されたトナーを現像ローラを介して該現像ローラに近接配置された感光体ドラムへ供給して感光体ドラムの表面にトナー画像を形成する現像装置に関する。
前記のような現像装置を適用した画像形成装置としては、用紙カセット等を備えた給紙部から、1枚ずつ用紙(記録紙)を繰出し、用紙搬送路の途中に配設された搬送ローラ対(レジストローラ対)を経て、画像形成プロセス部を構成する感光体ドラム及び転写ローラの対合部に給送し、現像装置からトナーを供給して、感光体ドラム表面に形成されたトナー画像を記録紙に転写させ、定着器で永久画像として定着させた後、排出させるようにした電子写真方式を用いたものが多用されている。
前記のような現像装置では、トナーとトナーに電荷を付与するためにキャリアと呼ばれる磁性粒子を適当な重量比で混合した二成分現像剤(以下、現像剤と略す。)が用いられ、該現像剤を収容する現像器本体ハウジング内に配設された攪拌手段による攪拌により両者が摩擦し、トナーが帯電される。
前記現像器本体ハウジングは、前記感光体ドラムが近接配置される部分に前記現像ローラの軸方向に沿って横長に形成された開口部を備え、マグネットを内包する該現像ローラの磁力により該現像ローラ表面に担持され、穂立ちを形成したトナーが、該開口部を介して、該現像ローラに近接配置された感光体ドラムへ供給される。
この感光体ドラムへのトナーの供給の際に、前記現像ローラと該感光体ドラムとの間に形成された隙間からトナーが現像装置外部へ漏出、飛散することがあり、これにより、画像形成装置内部の汚染や画像不良等を引き起こす原因となる恐れがあった。
前記現像ローラは、円筒状に形成された現像スリーブに、円柱状に形成され周方向に沿ってN極、S極が交互に等配置されたマグネットローラを内包した構成とされたものが多用されているが、該現像ローラ軸方向両端部は、該マグネットローラを該現像スリーブ内に閉塞するための蓋体や該現像スリーブの側端壁などの非磁性体で構成されるため、該現像ローラ軸方向両端部では、その内部にはマグネットが存在せず、その両端部近傍では、磁力が弱い、または殆ど無いため現像剤の穂立ちの形成がうまくなされず、前記現像ローラと前記感光体ドラムとの間に形成された隙間から現像剤が現像装置外部へ漏出、飛散するという問題があった。
このような問題を解決するために、例えば、特許文献1では、現像ローラを構成する現像スリーブの長手方向端部からトナーが漏れるのを防止する磁性体シール部材を、現像スリーブの長手方向の両端部に現像スリーブの表面に対して一定の間隔を隔てて配設し、更に、該磁性体シール部材の現像領域側に近接して、現像スリーブの表面に対して、前記現像スリーブの表面と前記磁性体シール部材との間隔よりも小さい間隔を隔ててシート部材を配設した構成の現像装置が提案されている。
このものでは、磁性体シール部材とシート部材が現像スリーブの表面と非接触の状態にあるため、現像スリーブ表面を傷つけることなく、現像スリーブと磁性体シール部材との間に形成される磁界によりトナーの穂立ちによる磁気ブラシが形成されて、現像スリーブの外周面と、磁性体シール部材との隙間を埋めることにより、トナーの現像領域外への流出を防止できるとともに、磁性体シール部材の現像領域側に近接して、現像スリーブの表面に対して、前記現像スリーブの表面と前記磁性体シール部材との間隔よりも小さい間隔を隔ててシート部材を配設しているので、現像領域側から磁性体シール部材へ移動するトナー量を低減させることができるものである。
特開2006−71796号公報
しかし、前記特許文献1で提案されている現像装置では、現像スリーブの表面とシート部材との間に所定のスペーサを挿入して、0.1〜0.2mmの間隔を現像スリーブの表面とシート部材との間に形成するような構成としており、シート部材の取付に非常に手間が掛かるものであった。また、シート部材に成形誤差があると、現像スリーブの表面との間隔が現像スリーブの周方向で一定とならない恐れがあった。
本発明は、前記問題を解決するために提案されたもので、その目的は、簡易な構成により現像器本体ハウジング、特に、現像ローラ両端部近傍からのトナーの漏出、飛散を防止できる現像装置を提供することにある。
前記目的を達成するために、本発明に係る現像装置は、現像器本体ハウジング内に収容されたトナーを現像ローラを介して該現像ローラに近接配置された感光体ドラムへ供給して感光体ドラムの表面にトナー画像を形成する現像装置であって、前記現像器本体ハウジングは、前記感光体ドラムが近接配置される部分に前記現像ローラの軸方向に沿って横長に形成された開口部を備え、該開口部の長手方向に沿った一辺縁部には、該現像ローラから前記感光体ドラムへ供給される前記トナーの飛散を防止する飛散防止シートの一側辺部が固着され他側辺部が自由端とされ、該飛散防止シートの前記現像ローラ軸方向両端部近傍に位置する自由端部は、該現像ローラ軸方向両端部近傍の前記開口部を覆うように該現像ローラ軸方向に直交する方向に張り出した張出部を形成しており、前記現像ローラの両端側部には、前記トナーの飛散を防止する側部シール部材が配設されており、前記側部シール部材は、前記張出部の一部が載置される第1段部と、該張出部の前記現像ローラ軸方向外側に隣接して、該第1段部に積層され、前記感光体ドラムが摺接する第2段部とを備えていることを特徴とする。
本発明においては、前記飛散防止シートは、前記張出部の前記現像ローラ軸方向外側に延出する延出部を備えており、前記第1段部は、前記開口部の一辺縁部の裏面に一部が弾接するように配設され、該一辺縁部の厚みと、前記第2段部の厚みとは、略同厚に形成されており、前記第2段部は、前記一辺縁部の開口部側端面に当接するように配設されているものとすることができる。
また、前記第2段部は、2層のシール部材から構成されており、前記感光体ドラムに摺接する上層側をフェルト材、下層側を合成樹脂の発泡体で構成しているものとしてもよい。
さらに、前記現像ローラが配設される前記現像器本体ハウジング内には、該現像ローラの両端部の周面に摺接する両端部シール部材と、該現像ローラの両端部から突出する回転軸の周面に摺接する回転軸シール部材とを更に備えているものとしてもよい。
本発明に係る現像装置によれば、現像器本体ハウジングの感光体ドラムが近接配置される部分に現像ローラの軸方向に沿って横長に形成された開口部の長手方向に沿った一辺縁部に現像ローラから感光体ドラムへ供給されるトナーの飛散を防止する飛散防止シートの一側辺部が固着され他側辺部が自由端とされているので、該他側辺部により現像器本体ハウジング内に収容されたトナーが現像ローラを介して感光体ドラムへ供給される際に、前記開口部の現像ローラの周囲に形成される現像装置外部へ通じる隙間からトナーが漏出、飛散することを防止できる。
また、前記飛散防止シートの現像ローラ軸方向両端部近傍の開口部を覆うように現像ローラ軸方向に直交する方向に張り出した張出部と、現像ローラの両端側部に配設された側部シール部材により、特に現像ローラ軸方向両端部近傍でのトナーの漏出、飛散を防止できる。
詳しくは、側部シール部材を、張出部の一部が載置される第1段部と、該張出部の現像ローラ軸方向外側に隣接して、該第1段部に積層され、感光体ドラムが摺接する第2段部とを備えた構成としているので、飛散防止シートの貼着誤差や成形誤差などに起因する張出部と側部シール部材とのズレなどによる隙間が形成されにくく、トナーの漏出、飛散を効率的に防止できる。
また、前記のような2段構成とすることで、飛散防止シートの感光体ドラムへの摺接圧を低減できる、あるいは摺接がなされないため、飛散防止シートの摺擦により感光体ドラムの表面が傷つけられることを防止できる。
すなわち、単に飛散防止シートの張出部と側部シール部材を並設する構成とすると、飛散防止シートの貼着誤差や成形誤差により、張出部と側部シール部材との間に隙間が形成され、トナーが漏出、飛散する、あるいは、張出部と側部シール部材が重なり合い、感光体ドラムに張出部が摺接し、感光体ドラム表面を傷つける恐れがあるが、本発明によれば、前記のようにこのような恐れがない。
前記飛散防止シートは、前記張出部の前記現像ローラ軸方向外側に延出する延出部を備えており、前記第1段部は、前記開口部の一辺縁部の裏面に一部が弾接するように配設され、該一辺縁部の厚みと、前記第2段部の厚みとは、略同厚に形成されており、前記第2段部は、前記一辺縁部の開口部側端面に当接するように配設されているものとすれば、開口部の一辺縁部の厚みによる飛散防止シートとの隙間を第2段部で吸収できるので、飛散防止シートの延出部と、側部シール部材との間に隙間が形成されず、トナーの漏出、飛散をより効果的に防止できる。
前記第2段部は、2層のシール部材から構成されており、前記感光体ドラムに摺接する上層側をフェルト材、下層側を合成樹脂の発泡体で構成しているものとすれば、上層側を摺動性の良いフェルト材としているので、感光体ドラムの回転を阻害することなく、また、下層側を合成樹脂の発泡体としているので、トナーを捕捉でき、トナーの漏出、飛散をより効率的に防止できる。
また、前記現像ローラが配設される前記現像器本体ハウジング内には、該現像ローラの両端部の周面に摺接する両端部シール部材と、該現像ローラの両端部から突出する回転軸の周面に摺接する回転軸シール部材とを更に備えているものとすれば、トナーが回転軸部分を伝って漏出することを防止できる。
以下に、本発明の最良の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の現像装置を備えた画像形成装置の一例を示す概略縦断面図、図2は、同現像装置を含む画像形成プロセス部を示す概略平面図、図3は、図2におけるY部の拡大図を示し、(a)は、平面図、(b)は、分解斜視図、図4は、同現像装置の要部断面を示し、(a)は、図3におけるK−K線矢示概略縦断面図、(b)は、図3におけるL−L線矢示概略縦断面図、(c)は、図3におけるM−M線矢示概略縦断面図である。
図1に示す画像形成装置Aは、電子写真方式の記録部を備えたプリンタを例示しているが、これに限られず、画像読取機能を有する複写機、ファクシミリ機能あるいはこれらの機能を兼ね備えた所謂複合機等であっても良い。
図において、画像形成装置Aの装置本体1は、記録紙(用紙)の給紙部2と、電子写真方式の画像記録部3と、印字後の記録紙の排出部4とが、この順序で高さ方向に層積されて構成されている。
記録紙の給紙部2は、多数枚の記録紙を堆積収納し得る抜差し可能な給紙カセット2aと、該給紙カセット2aの給紙方向前端部に設置された分離給紙ローラ2bと、該分離給紙ローラ2bの周面に弾接する分離パッド2cとよりなる。
尚、給紙カセット2aの下に、更に同様のカセットを段積みして多段カセットとし、或いは、オプションカセット(不図示)を設置し得るよう構成することも可能である。また、前記分離パッド2cに代えリタードローラとすることも可能である。
画像記録部3は、感光体ドラム5の周囲に、コロナ帯電方式の帯電器6、LED等からなる露光器7、現像器本体8、転写ローラ(転写器)9及び転写残トナーのクリーニング装置10をこの順序で配した画像形成プロセス部と、その下流側の定着器11とより構成される。これら画像形成プロセス部は、露光器7及び転写ローラ9を除き、感光体ドラム5、帯電器6及びクリーニング装置10を一括したドラムユニット50と、後記する現像器本体ユニット80とよりなるプロセスユニットとされる。
図例の現像器本体ユニット80は、2成分現像剤を用いる方式の現像器であって、樹脂成型された現像剤容器を兼ねる現像器本体ハウジング81内にトナーとキャリアを収容し、2本の平行な攪拌・搬送スクリュー82、83で攪拌・搬送しながら、供給パドル84により現像ローラ85に現像剤を供給するよう構成されている。
現像ローラ85は、円筒状に形成された現像スリーブに、円柱状に形成され周方向に沿ってN極、S極が交互に等配置されたマグネットローラを内包して構成されており、詳しくは、該マグネットローラは、回転軸85aを内装するとともに、その長手方向の長さが前記現像スリーブよりも若干、短く形成され、例えば、軸方向の幅が5mm程度のフランジ状の非磁性体から構成される蓋体を該現像スリーブ両端から嵌め込み閉塞されて、現像ローラ85が構成されている。すなわち、現像ローラ85の軸方向両端部では、その内部にはマグネットが存在せず、その両端部近傍では、磁力が弱い構成とされている。
現像ローラ85の磁力により表面に吸着した現像剤は、現像ローラ85と感光体ドラム5との所定の電位差によりトナーのみが後記する開口部89(図2参照)を介して、現像ローラ85に近接配置された感光体ドラム5へ供給される。
現像器本体ハウジング81の外面には磁気センサ86が付設され、現像器本体ハウジング81内のトナー濃度(トナーとキャリアの混合比)が検出される。この現像器本体ユニット80から離間した位置には、後記するトナーカートリッジ30の一部をなす供給用トナータンク31、及びトナーホッパー12が設置され、磁気センサ86により現像器本体ハウジング81内のトナー濃度が低下したことが検出されると、トナーホッパー12よりスクリューコンベア(パイプスクリュー)13を介してトナーが現像器本体ハウジング81内に補給される。
尚、本実施形態では、前記のように2成分現像剤を用いる方式の現像器を例示しているが、これに限られず、1成分方式にも適用可能である。
また、図例では、現像ローラ85と感光体ドラム5との配置関係は、略上下方向としているが、これに限られず、略水平方向に配置する構成としたものにも本発明の適用が可能である。
トナーカートリッジ30は、装置本体1に対して着脱自在に装着され、供給用トナータンク31と、廃トナータンク35とを一体として構成されており、供給用トナータンク31は、供給用のトナーが予め充填され収容されている供給用トナーハウジング32と、その内側部上方に配設されたトナー搬送・排出用スクリュー34と、トナーを攪拌するとともに、トナー搬送・排出用スクリュー34にトナーを供給するアジテータ33とを備えている。アジテータ33には、可撓性樹脂素材で形成された攪拌羽根シート33aが形設されており、攪拌羽根シート33aにより、トナーを押し上げるようにして、トナー搬送・排出用スクリュー34にトナーが供給される。
廃トナータンク35は、供給用トナータンク31の下方に形成されており、内部空間が水平面域方向に広がりを持った形状とされた廃トナーハウジング36と、後記する廃トナー給送スクリュー37の一端部近傍上方の廃トナーハウジング36上部に開設され廃トナーを受入れる廃トナー受入口36a(図2参照)と、廃トナーハウジング36の一内側壁に沿って配設され廃トナー受入口36aから受入れた廃トナーを給送する廃トナー給送スクリュー37とを備えている。
尚、廃トナータンク35と供給用トナータンク31とを一体としたトナーカートリッジ30とせず、別体としてそれぞれを構成し、それぞれを装置本体1に対して、着脱自在な構成としてもよい。
これらトナーカートリッジ30、トナーホッパー12及び現像器本体ユニット80によって、本発明の現像装置Bが構成される。
ドラムユニット50及び現像器本体ユニット80は、装置本体1に対してその前面側より、個々に或いは両者を何等かの結合手段で結合した状態で着脱可能に装着される。また、露光器7及び転写ローラ9を除く全ての画像形成プロセス部を一括してプロセスユニットとすることも可能である。更に、トナーカートリッジ30も装置本体1に対して、その前面側より着脱可能に装着される。これらプロセスユニット50、80及びトナーカートリッジ30は、消耗品として適宜新品に交換される。ここで、装置本体1の前面側とは、図1における紙面手前側を言い、給紙カセット2aも装置本体1に対して前面側より抜差し可能とされている。
トナーカートリッジ30を構成する廃トナータンク35には、クリーニング装置10で除去回収された廃トナーを逐次搬送投入するためのスクリューコンベア14が接続されている。その廃トナー排出口14a(図2参照)から排出・投入された廃トナーは、廃トナー給送スクリュー37によって廃トナータンク35内に給送される。
前記した現像器本体8を含む現像器本体ユニット(プロセスユニット)80、ドラムユニット(プロセスユニット)50とトナーカートリッジ30、トナーホッパー12とを繋いで構成されるトナーの搬送系、廃トナーの搬送系の詳細については後記する。
定着器11の下流側には、切替ゲート4a、排出ローラ対4b及び排出トレイ4cが連設され、これらによって排出部4が構成される。前記画像形成プロセス部の上流側近傍には、レジストローラ対20が配設され、給紙カセット2aから、分離給紙ローラ2b及び分離パッド2cの作用により1枚ずつ分離繰出された記録紙(用紙)は、レジストローラ対20によりレジストされて、感光体ドラム5と転写ローラ9との対合部に導入される。感光体ドラム5は図1の矢示方向に回転しながら、帯電器6によりその表面が一様にマイナス帯電され、画像情報に基づく光学画像が露光器7によって感光体ドラム5の表面に照射され、感光体ドラム5の表面には静電潜像が形成される。この静電潜像は、感光体ドラム5の表面の光導電体の特性により、光の照射部分の電位が変化し、その他の部位の電位が維持されて形成されるものである。
そして、前記したように現像ローラ85を介してトナーを感光体ドラム5へ供給することにより、前記静電潜像は、バイアス印加された現像器本体8で逐次現像されてトナー画像として感光体ドラム5と転写ローラ9との対合部に至る。この現像の際、光の照射により電位が変化した部位には、現像器本体8との電位差によりトナーが感光体ドラム5に吸引されて黒部分となり、その他の部分にはトナーは吸引されず白部分となって、全体として、画像情報に基づく白黒のトナー画像が形成される。レジストローラ対20は、感光体ドラム5の表面のトナー画像に同期して記録紙がこの対合部に導入されるようレジスト制御されて回転駆動される。
転写ローラ9はバイアス印加されており、感光体ドラム5と対合され且つ矢示方向(感光体ドラム5とウイズ方向)に回転駆動されながら記録紙をニップ搬送し、この間感光体ドラム5の表面のトナー画像が記録紙に転写される。感光体ドラム5の表面に残ったトナー等(紙粉を含むことがある)は、クリーニング装置10で除去・回収される。トナー画像が転写された記録紙は、定着器11に導入され、永久画像として定着された後、切替ゲート4aを押し上げ、排出ローラ対4bを経て排出トレイ4c上に排出される。この一連の記録紙の給送は、給紙カセット2aからの繰出し直後に略垂直(鉛直)に立ち上がり、排出ローラ対4bでは給紙カセット2aからの繰出し方向とは略180度の方向にUターンするような主給送パスPに沿ってなされる。このようなレイアウト構成により、装置全体のコンパクト化が図られる。
図例の画像形成装置Aは、両面記録機能を備えており、主給送パスPの切替ゲート4aの取付け位置から、レジストローラ対20の上流側で主給送パスPに循環合流する反転給送パスP1が形成されている。排出ローラ対4bは、正逆転可能とされ、また、反転給送パスP1には搬送ローラ対21、22が配設されており、両面記録する場合は、前記のように片面記録がされた記録紙が主給送パスPに沿って搬送され、記録紙の後端が排出ローラ対4bに至ると、排出ローラ対4bは一旦停止して記録紙の後端をニップする。次いで、排出ローラ対4bが逆転し、記録紙はその後端より搬送ローラ対21、22によって反転給送パスP1を搬送され、主給送パスPに合流し、レジストローラ対20に至る。レジストローラ対20によってレジストされて、再度感光体ドラム5と転写ローラ9との対合部に導入されてその裏面の記録がなされる。両面記録された記録紙は、その後、前記同様主給送パスPに沿って排出トレイ4c上に排出される。
図例の画像形成装置Aは、記録紙の手差機能を更に備えており、装置本体1の側部には3段スライド伸縮可能な手差給紙トレイ23が開閉可能に付設されている。手差給紙トレイ23は、使用しない時は、図1の2点鎖線のように収縮された状態で閉止され、使用時には、把手23aをして開け、給紙の為に載置される記録紙のサイズに応じて適宜その伸張がなされる。手差給紙トレイ23の前端部には手差分離給紙ローラ23bと分離パッド23cとが弾接状態で配設され、その更に下流側には主給送パスPに合流する手差給送パスP2が連設されている。
手差給送パスP2は、手差分離給紙ローラ23bと摩擦分離パッド23cとの作用による繰出し直後から主給送パスPとの合流部まで、記録紙が斜め上方に立ち上がるように形成されており、このような構成により装置全体のコンパクト化が可能となる。
次に、現像器本体8を含むプロセスユニット(現像器本体ユニット80及びドラムユニット50)と、供給用トナータンク31、トナーホッパー12、廃トナータンク35とを繋いで構成されるトナーの搬送系について、図2に基づいて説明する。
尚、図2では、感光体ドラム5を含むドラムユニット50は、図示していない。
図2において、装置本体1の奥側(図2の紙面上方)には、トナーホッパー12及びその排出側に連結されたトナー供給用のスクリューコンベア13が固定的に設置されている。プロセスユニットとしてのドラムユニット50及び現像器本体ユニット80とは上下(図1参照)に一体に結合された状態で装置本体1に対して着脱可能とされ、装置本体1の前面側(図2の紙面下方)より、白抜矢示方向Xに沿って装着し得るよう構成されている。この装着によって現像器本体ハウジング81のトナー受入口81aと、スクリューコンベア13のトナー供給口13aとが接合され、第1のトナー受渡し部T1が構成される。
また、供給用トナータンク31と廃トナータンク35とが一体に構成されたトナーカートリッジ30も、装置本体1に対して着脱自在とされ、装置本体1の前面側(図2の紙面下方)より、白抜矢示方向X1に沿って装着される。白抜矢示方向X、X1は同方向である。この装着によって、供給用トナータンク31の前端部に突出する円筒状のトナー供給筒32aとトナーホッパー12のトナー受入部12aとが接合され、第2のトナー受渡し部T2が構成される。この装着の際、クリーニング装置10(図1参照)からの廃トナー搬送用のスクリューコンベア14の廃トナー排出口14aと、廃トナータンク35の廃トナー受入口36aとが接合され、第3のトナー受渡し部T3が構成される。これによって、供給用トナータンク31から現像器本体ハウジング81への供給トナーの搬送系が、クリーニング装置10から廃トナータンク35への廃トナーの搬送系が夫々構成される。
プロセスユニット50、80とトナーカートリッジ30とは、装置本体1の前面側に設けられた開閉扉1aを開けて装置本体1の前面側よりその装着、脱離がなされる。
前記のようなトナーの搬送系とすることにより、プロセスユニット50、80及びトナーカートリッジ30は、ともに装置本体1内部において、同水平位置に配設され(図1参照)、装置本体1のコンパクト化を阻害することなく、また使用者にとって、同水平位置にあることから、装着、脱離の際の操作性が向上する。
尚、説明は省略するが、トナー受渡し部T1、T2、T3には、その接合確立時に開となるシャッタ部材が介在されている。
また、トナーホッパー12の詳述は省略するが、供給用トナータンク31から供給されたトナーを一時的に貯留する為のものであり、現像器本体8の磁気センサ86がトナー無し信号を送出すると、トナーホッパー12に連結されたスクリューコンベア13が作動し、第1のトナー受渡し部T1より、現像器本体ハウジング81内にトナーが供給される構成としている。トナーホッパー12内に貯留されるトナー量は、例えば、供給用トナータンク31内のトナーがなくなり、新しいトナーカートリッジ30に交換するまでの間もプリント動作を継続し得るに十分な量に設定される。
次に、本実施形態に係る現像装置Bが備える現像器本体ハウジング81からのトナーの漏出、飛散を防止する構造について、図3及び図4に基づいて説明する。
現像器本体ハウジング81は、前記したように、その内部に現像剤、攪拌・搬送スクリュー82、83、供給パドル84、現像ローラ85を収容、配設しており(図1参照)、その上部をハウジング蓋体87で閉塞して構成しており、ハウジング蓋体87は、感光体ドラム5(図1参照)が近接配置される部分に現像ローラ85の軸方向に沿って横長に形成された開口部89を形成するように一部を切り欠いて構成されている(図2参照)。
ハウジング蓋体87の開口部89の長手方向に沿った一辺縁部88には、現像ローラ85から感光体ドラム5へ供給されるトナーの飛散を防止する飛散防止シート40の一側辺部40aが固着され他側辺部40bが自由端とされ(図2参照)、ハウジング蓋体87の一辺縁部88から、他側辺部40bが所定の長さで延出して開口部89に臨み、トナーの漏出、飛散を防止する一手段として機能する。
また、飛散防止シート40は、例えばウレタンシートなどの可撓性樹脂材から構成され、現像ローラ85の軸方向両端部近傍に位置する自由端部が同両端部近傍の開口部89を覆うように現像ローラ85の軸方向に直交する方向に張り出す張出部41、41を形成して、前記したように同両端部の磁力が弱いことから、トナーの漏出、飛散の恐れがある同両端部近傍の開口部89をその張出部41、41により覆い(図2参照)、トナーの漏出、飛散を防止する一手段として機能する。
さらに、飛散防止シート40は、張出部41、41の現像ローラ85の軸方向外側に延出する延出部42、42を備えており(図2参照)、その裏面42aが後記する側部シール部材43の第2段部上面45aの一部に当接し、トナーの漏出、飛散を防止する一手段として機能する。
尚、図3(b)において、88dは、飛散防止シート40を一辺縁部88に貼着する際に、位置決めとして利用される位置決め用突条である。
側部シール部材43は、現像器本体ハウジング81内の現像ローラ85の両端側部に近接して配設されており、後記する回転軸シール部材49が配設される回転軸受部81bの上方を閉塞するように配設されている。
詳しくは、側部シール部材43は、飛散防止シート40の張出部41の一部が載置され、例えばウレタンフォームなどの合成樹脂の発泡体からなる第1段部44と、張出部41の現像ローラ85の軸方向外側に隣接して、第1段部44に積層され、感光体ドラム5が摺接する第2段部45とで構成されている。
第1段部44は、略直方体状に形成され、現像器本体ハウジング81外壁と面一状に長手方向の一端面が露出するように現像器本体ハウジング81の切欠部から現像ローラ85軸方向と直交する方向に沿って載置され、その一部、他端から一辺縁部88の開口部側端面88bに至るまでの部分が、開口部89を形成するハウジング蓋体87の一辺縁部88の裏面88cに弾接するように配設されている。
第2段部45は、2層構造とされ、感光体ドラム5の周面に摺接する上層側が、例えば摺動性に優れたテフロン(登録商標)フェルトやポリエステルフェルトなどのフェルト材で構成された上層シール部材46とされ、その下層側が、例えばウレタンフォームなどの合成樹脂の発泡体で構成された下層シール部材47とされている。
これにより、感光体ドラム5の回転を阻害することなく、トナーを捕捉でき、トナーの漏出、飛散をより効率的に防止できる。
また、第2段部45の現像ローラ85の軸方向の幅は、張出部41の一部が第1段部44の張出部載置部44aに載置可能なように、張出部載置部44aの幅分だけ第1段部44よりも短く形成され、第2段部45の現像ローラ85の軸方向と直交する方向の長さは、一辺縁部88の開口部側端面88bに一端面45bが当接するようにして、一辺縁部88の開口部側端面88bから現像器本体ハウジング81の外壁に至るまでの長さとしている。
さらに、第2段部45の厚みd2は、一辺縁部88の厚みd1と同厚、あるいは一辺縁部88の厚みd1よりも若干、大きく形成されており、一辺縁部88の上面88aに貼着された飛散防止シート40の延出部42の裏面の一部が、第2段部45の上面45aの一部に当接、あるいは弾接する構成としている。
これにより、開口部89の一辺縁部88の厚みd1による飛散防止シート40との隙間を第2段部45で吸収できるので、飛散防止シート40の延出部42と、側部シール部材43との間に隙間が形成されず、トナーの漏出、飛散をより効果的に防止できる。
さらに、本実施形態では、現像ローラ85が配設される現像器本体ハウジング81内には、現像ローラ85の両端部の周面に摺接する両端部シール部材48と、現像ローラ85の両端部から突出する回転軸85aの周面に摺接する回転軸シール部材49とを備えている。
両端部シール部材48は、前記した側部シール部材43の第2段部45と同様、2層構造とされ、現像ローラ85の両端部の周面に摺接する上層側が、例えば摺動性に優れたテフロン(登録商標)フェルトやポリエステルフェルトなどのフェルト材で構成された上層シール部材48aとされ、その下層側が、例えばウレタンフォームなどの合成樹脂の発泡体で構成された下層シール部材48aとされ、現像器本体ハウジング81内のローラ両端部受部81cに配設されている。
回転軸シール部材49は、両端部シール部材48と同様の構成とされた、上層シール部材49aと下層シール部材49aとからなる2層構造とされ、現像器本体ハウジング81内の回転軸受部81bに配設されている。
これにより、現像ローラ85の回転を阻害することなく、トナーが回転軸85a部分を伝って漏出することを防止できる。
前記構成とされた飛散防止シート40、側部シール部材43をそれぞれ前記した所定箇所に取付ける際には、現像器本体ハウジング81内に現像ローラ85が配設された状態で、側部シール部材43の第1段部44を接着や両面テープなどで固着し、ハウジング蓋体87を現像器本体ハウジング81に取付ける。
次いで、飛散防止シート40を、張出部41の一部が第1段部44の張出部載置部44aに載置されるように前記した位置決め用の突条88dに沿って接着剤や両面テープなどで一辺縁部88の上面88aに貼着する。
最後に、側部シール部材43の第2段部45を現像ローラ85の軸方向に直交する方向の一辺縁部側端面45bが一辺縁部88の開口部側端面88bに当接し、かつ、現像ローラ85の軸方向の現像ローラ側端面45cが張出部41の現像ローラ85の軸方向外側端面41aに当接するようにして、第1段部44上に接着や両面テープなどで固着することにより取付けられる。
尚、飛散防止シート40、第2段部45の取付順序は前記とは逆としてもよく、第2段部45の現像ローラ85の軸方向に直交する方向の一辺縁部側端面45bと一辺縁部88の開口部側端面88bとが当接し、かつ、現像ローラ85の軸方向の現像ローラ側端面45cと張出部41の現像ローラ85の軸方向外側端面41aとが当接するようにして、第1段部44上に取付ける構成とすればよい。
前記構成とされた現像装置Bによれば、現像ローラ85から感光体ドラム5へ供給されるトナーの飛散を防止する飛散防止シート40の現像ローラ85の軸方向両端部近傍の開口部89を覆うように現像ローラ85の軸方向に直交する方向に張り出した張出部41、41と、現像ローラ85の両端側部に配設された側部シール部材43、43とにより、特に現像ローラ85の軸方向両端部近傍でのトナーの漏出、飛散を防止できる。
詳しくは、側部シール部材43を、張出部41の一部が載置される第1段部44と、張出部41の現像ローラ85の軸方向外側に隣接して、第1段部44に積層され、感光体ドラム5が摺接する第2段部45とを備えた構成としているので、飛散防止シート40の貼着誤差や成形誤差などに起因する張出部41と側部シール部材43とのズレなどによる隙間が形成されにくく、トナーの漏出、飛散を効率的に防止できる。
また、前記のような2段構成とすることで、飛散防止シート40の感光体ドラム5への摺接圧を低減できる、あるいは摺接がなされないため、飛散防止シート40の摺擦により感光体ドラム5の表面が傷つけられることを防止できる。
すなわち、図4(c)に示すように、現像ローラ85の両端部近傍では、開口部89により形成された感光体ドラム5と、現像ローラ85との間の空間は、紙面下方側が両端部シール部材48により閉塞され、現像ローラ85の両端側部(紙面奥側)がシール部材43により閉塞され、紙面上方側、すなわち開口部89側が飛散防止シート40の張出部41により閉塞され、かつ各シール部材がトナーの捕捉性の良好なウレタンフォームを含む構成としているので、トナーの漏出、飛散を効果的に防止できる。
さらに、図4(a)及び(b)に示すように、側部シール部材43の第1段部44と、飛散防止シート40の張出部41との間には、一辺縁部88の厚みがあるため、一辺縁部88の開口部側端面88bから先細り状の隙間が形成されるが、以下のように該隙間にトナーが漏出した場合にも第2段部45及び飛散防止シート40の延出部42によりトナーを捕捉するとともに、漏出、飛散をより効果的に防止できる。
すなわち、第2段部45が張出部41の現像ローラ85の軸方向外側に隣接して、第1段部44に積層され、また、第2段部45の現像ローラ85の軸方向に直交する方向の一辺縁部側端面45b(図3参照)と一辺縁部88の開口部側端面88bとが当接し、かつ、現像ローラ85の軸方向の現像ローラ側端面45cと張出部41の現像ローラ85の軸方向外側端面41aとが当接するようにして(図3参照)、第1段部44に積層されているのでトナーの漏出、飛散をより効果的に防止できる。
尚、飛散防止シート40や側部シール部材43、両端部シール部材48、回転軸シール部材48などの形状や材質は前記したものに限られず、本発明の範囲内において適宜設計、選択可能である。
また、プロセスユニット50、80及びトナーカートリッジ30を装置本体1の前面側から装着する例について述べたが、左右側面或いは背面側から装着する場合にも本発明を適用することができる。
本発明の一実施形態の現像装置を備えた画像形成装置を示す概略縦断面図である。 同現像装置を含む画像形成プロセス部を示す概略平面図である。 図2におけるY部の拡大図を示し、(a)は、平面図、(b)は、分解斜視図である。 同現像装置の要部断面を示し、(a)は、図3におけるK−K線矢示概略縦断面図、(b)は、図3におけるL−L線矢示概略縦断面図、(c)は、図3におけるM−M線矢示概略縦断面図である。
符号の説明
1 装置本体(画像形成装置)
5 感光体ドラム
40 飛散防止シート
40a 一側辺部(飛散防止シート)
40b 他側辺部(飛散防止シート)
41 張出部(飛散防止シートの自由端部)
42 延出部(飛散防止シート)
43 側部シール部材
44 第1段部(側部シール部材)
45 第2段部(側部シール部材)
46 テフロン(登録商標)フェルト(フェルト材、第2段部、側部シール部材)
47 ウレタンフォーム(合成樹脂の発泡体、第2段部、側部シール部材)
48 両端部シール部材
49 回転軸シール部材
81 現像器本体ハウジング
85 現像ローラ
85a 現像ローラの回転軸
87 ハウジング蓋体(現像器本体ハウジング)
88 一辺縁部(ハウジング蓋体)
88b 一辺縁部の開口部側端面(ハウジング蓋体)
88c 一辺縁部の裏面(ハウジング蓋体)
89 開口部(現像器本体ハウジング)
48 両端部シール部材
49 回転軸シール部材
A 画像形成装置
B 現像装置

Claims (4)

  1. 現像器本体ハウジング内に収容されたトナーを現像ローラを介して該現像ローラに近接配置された感光体ドラムへ供給して感光体ドラムの表面にトナー画像を形成する現像装置であって、
    前記現像器本体ハウジングは、前記感光体ドラムが近接配置される部分に前記現像ローラの軸方向に沿って横長に形成された開口部を備え、該開口部の長手方向に沿った一辺縁部には、該現像ローラから前記感光体ドラムへ供給される前記トナーの飛散を防止する飛散防止シートの一側辺部が固着され他側辺部が自由端とされ、該飛散防止シートの前記現像ローラ軸方向両端部近傍に位置する自由端部は、該現像ローラ軸方向両端部近傍の前記開口部を覆うように該現像ローラ軸方向に直交する方向に張り出した張出部を形成しており、
    前記現像ローラの両端側部には、前記トナーの飛散を防止する側部シール部材が配設されており、
    前記側部シール部材は、前記張出部の一部が載置される第1段部と、該張出部の前記現像ローラ軸方向外側に隣接して、該第1段部に積層され、前記感光体ドラムが摺接する第2段部とを備えていることを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1において、
    前記飛散防止シートは、前記張出部の前記現像ローラ軸方向外側に延出する延出部を備えており、
    前記第1段部は、前記開口部の一辺縁部の裏面に一部が弾接するように配設され、該一辺縁部の厚みと、前記第2段部の厚みとは、略同厚に形成されており、
    前記第2段部は、前記一辺縁部の開口部側端面に当接するように配設されていることを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1または2において、
    前記第2段部は、2層のシール部材から構成されており、前記感光体ドラムに摺接する上層側をフェルト材、下層側を合成樹脂の発泡体で構成していることを特徴とする現像装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項において、
    前記現像ローラが配設される前記現像器本体ハウジング内には、該現像ローラの両端部の周面に摺接する両端部シール部材と、該現像ローラの両端部から突出する回転軸の周面に摺接する回転軸シール部材とを更に備えていることを特徴とする現像装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016085375A (ja) * 2014-10-27 2016-05-19 キヤノン株式会社 現像装置

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