JP2014235375A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Sho Akiyama
翔 穐山
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善行 福田
Yoshiyuki Fukuda
善行 福田
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Noriyuki Kimura
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【課題】封止シート70の引き抜きの際における現像ローラ50の傷付きを抑えつつ、運搬時の振動や衝撃による現像剤の漏れだしを抑える。【解決手段】封止シート70の先端部を現像ローラ50とドクタブレード70との間に形成されるドクタギャップよりもローラ回転方向下流側で湾曲させて曲げ返し、封止シート70の先端部における湾曲部70dの近傍で且つ湾曲部70dよりも先端側の領域を湾曲部70dの復元力によってドクタブレード70に押し当てつつ、湾曲部70dの近傍で且つ湾曲部70dよりも後端側の領域を湾曲部70dの復元力によって現像ローラ50に押し当てた。【選択図】図9

Description

本発明は、現像剤担持体と現像剤収容部との対向部に介在して現像剤を現像剤収容部内に封止し、且つ、自らの後端部を操作者によって引っ張られることで現像装置筺体内から引き抜かれるシート部材を有する現像装置に関するものである。また、かかる現像装置を用いる画像形成装置に関するものである。
従来より、かかる画像形成装置として、特許文献1に記載のものが知られている。図1は、特許文献1に記載の画像形成装置における現像装置を示す概略構成図である。同図において、現像装置905は、現像剤担持体たる現像ローラ950の表面に担持した現像剤により、図示しない感光体の表面上の静電潜像を現像してトナー像を得るものである。現像装置905のケーシング958は、現像ローラ950の他、現像剤規制部材たるドクタブレード952、供給スクリュー953、回収スクリュー954などを保持している。ケーシング958内において、供給スクリュー953を収容している供給搬送部953aや、回収スクリュー954を収容している回収搬送部954aは、それぞれ現像剤を収容している。
供給搬送部953aの現像剤は、供給スクリュー953の回転駆動によってスクリュー軸線方向に搬送されながら、現像ローラ950の磁力によって現像ローラ950表面に担持される。そして、現像ローラ950の回転により、現像ローラ950とドクタブレード952との間隙であるドクタギャップを通過してローラ表面上における層厚が規制される。その後、現像ローラ950と図示しない感光体との対向領域である現像領域に搬送されて現像に寄与した後、回収搬送部954aとの対向領域に搬送され、ここで現像ローラ950表面から離脱して回収搬送部954a内に回収される。回収された現像剤は、回収スクリュー954の回転駆動によってスクリュー軸線方向に搬送され、回収スクリュー954の軸線方向端部付近で、図示しない連通口を通って供給搬送部953a内に進入する。
現像装置905の出荷時及び運搬時には、現像ローラ950に現像剤を担持させないように、供給搬送部953aや回収搬送部954a内に現像剤を封止しておく必要がある。出荷からユーザーのもとに運ばれるまでの間に、長期に渡って現像剤を現像ローラ950に接触させた状態にすると、現像剤を現像ローラ950の表面に固着させるおそれがあるからである。このため、現像装置905は、図示のように、シート部材としての封止シート970を装着した状態で出荷される。
封止シート970において、その後端部970bよりも僅かに先端側には、ケーシング958の上面に溶着される溶着部970aが設けられている。また、封止シート970の先端側は、ケーシング958の上壁に設けられた隙間からケーシング958内に押し込まれている。そして、回収搬送部954aと現像ローラ950との間、供給搬送部953aと現像ローラ950との間、及びドクタギャップを順次経由して装置外に至っている。装置外では、封止シート970の先端部が、ケーシング958に設けられた狭小凹部958cに差し込まれることで、ケーシング958に保持されている。
操作者は、封止シート970の後端部970bをつまんで持ち上げることで、封止シート970の溶着部970aをケーシング958の上面から剥離する。そして、そのまま封止シート970を上方に引っ張って現像装置905内から引き抜くことで、現像ローラ950に対する現像剤の供給や回収を可能にする。
しかしながら、かかる構成においては、運搬時に振動や衝撃が加えられると、供給搬送部953a内や回収搬送部954a内からの現像剤の漏れ出しを発生させるおそれがあった。具体的には、封止シート970は、現像装置905内で撓みが生じないように、ある程度の張力で張られている。この状態の封止シート970は、ドクタブレード952の先端に強く密着して供給搬送部953a内の現像剤を良好に封止する。このとき、狭小凹部958c内に差し込まれている先端部は、張力によって後端側に向けて引っ張られている。張力による引っ張り力だけであれば、摩擦力により、封止シート970の先端部を狭小凹部958c内の所定位置に留めておくことが可能である。しかし、運搬時に振動や衝撃が加えられると、摩擦力が低減して狭小凹部958c内の先端部が後端側に移動するおそれがある。この移動によって封止シート970が弛むと、封止シート970とドクタブレード952との間に隙間が生じ、供給搬送部953a内の現像剤がその隙間から漏れだしてしまう。
一方、特許文献2には、使用開始時に、ケーシングに溶着させてあった封止シートをケーシングから剥離しながらケーシング内から引き抜くようにした現像装置が記載されている。図1に示される現像装置905において、封止シート970の先端部を、特許文献2に記載の現像装置のように、ケーシング958に溶着すれば、運搬時の振動や衝撃にかかわらず、シート先端部を確実にケーシング958の所定位置に拘束することが可能になる。よって、運搬時の現像剤の漏れだしを防止することができる。
しかしながら、かかる構成では、封止シート970を引き抜く際に、現像ローラ50の表面を傷付けてしまうおそれがある。具体的には、図1に示されるように、封止シート970はドクタギャップの近傍で現像ローラ950の表面に巻き付いている。このような状態の封止シート970の先端部がケーシング958に溶着されていると、封止シート970を引き抜く際、先端部の溶着を剥がすために大きな引き抜き力をかける必要がある。すると、封止シート970を現像ローラ950に強く擦り付けて現像ローラ950表面を傷付けてしまうおそれがある。
なお、一般に、シート部材を溶着対象物に溶着する際には、操作の利便性などから、シート部材の溶着対象領域を溶着対象物に密着させた状態で、その溶着対象領域に加熱コテ等を押し当てながら溶着対象領域の全域を溶着対象物に溶着する方法が採られる。
本発明は、以上の背景に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、次のような現像装置や画像形成装置を提供することである。即ち、シート部材の引き抜きの際における現像剤担持体の傷付きを抑えつつ、運搬時の振動や衝撃による現像剤の漏れだしを抑えることができる現像装置や画像形成装置である。
上記目的を達成するために、本発明は、現像剤を収容する現像剤収容部と、自らの表面に担持した現像剤によって潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面に担持された現像剤の層厚を規制するために自らの先端を前記現像剤担持体の表面に対して所定の間隙を介して対向させるように配設された現像剤規制部材と、現像装置筺体内における前記現像剤担持体と前記現像剤収容部との対向部に介在しつつ、自らの先端部を前記現像剤担持体の表面移動方向における上流側から下流側に向けて前記間隙内に通すように配設されて現像剤を前記現像剤収容部内に封止し、且つ、自らの後端部を操作者によって引っ張られることで現像装置筺体内から引き抜かれるシート部材とを有する現像装置において、前記シート部材の先端部を前記間隙よりも下流側で湾曲させて曲げ返し、前記先端部における湾曲部の近傍で且つ前記湾曲部よりも先端側の領域と、前記湾曲部の近傍で且つ前記湾曲部よりも後端側の領域とをそれぞれ、前記湾曲部の復元力により、現像装置筺体、又は現像装置筺体に保持される被保持部材に押し当てたことを特徴とするものである。
また、本発明は、現像剤を収容する現像剤収容部と、自らの表面に担持した現像剤によって潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面に担持された現像剤の層厚を規制するために自らの先端を前記現像剤担持体の表面に対して所定の間隙を介して対向させるように配設された現像剤規制部材と、現像装置筺体内における前記現像剤担持体と前記現像剤収容部との対向部に介在しつつ、自らの先端部を前記現像剤担持体の表面移動方向における上流側から下流側に向けて前記間隙内に通すように配設されて現像剤を前記現像剤収容部内に封止し、且つ、自らの後端部を操作者によって引っ張られることで現像装置筺体内から引き抜かれるシート部材とを有する現像装置において、前記シート部材の先端部を前記間隙よりも下流側で現像装置筺体、又は現像装置筺体に保持される被保持部材に接触させつつ、前記先端部における前記現像装置筺体又は前記被保持部材と前記先端部との接触領域における一部だけを前記現像装置筺体又は前記被保持部材に溶着したことを特徴とするものである。
本発明においては、シート部材の引き抜きの際における現像剤担持体の傷付きを抑えつつ、運搬時の振動や衝撃による現像剤の漏れだしを抑えることができる。
特許文献1に記載の画像形成装置における現像装置を示す概略構成図。 第1実施形態に係る複写機を示す概略構成図。 同複写機の作像ユニットを示す拡大説明図。 同複写機の現像装置を示す断面説明図。 同現像装置の斜視説明図。 同現像装置内における現像剤の長手方向の動きを示す模式図。 特許文献1に記載の現像装置で発生する現像剤の漏れだしを説明するための説明図。 第1実施形態に係る複写機の現像装置について、工場から出荷されるときの状態を示す断面説明図。 同現像装置におけるドクタギャップ及びその近傍を拡大して示す拡大構成図。 第1実施形態の第1変形例に係る現像装置におけるドクタギャップ及びその近傍を拡大して示す拡大構成図。 第1実施形態の第2変形例に係る現像装置におけるドクタギャップ及びその近傍を拡大して示す拡大構成図。 第2実施形態に係る複写機の現像装置について、工場から出荷されるときの状態を示す断面説明図。 同現像装置におけるドクタブレードとその周囲とを示す拡大模式図。 第2実施形態の第1変形例に係る複写機のドクタブレード及び封止シートの先端部を示す正面図。 第2実施形態の第2変形例に係る複写機のドクタブレード及び封止シート70の先端部を示す正面図。 同ドクタブレードの先端前側エッジを封止シートとともに拡大して示す拡大模式図。
以下、本発明を画像形成装置としてのタンデム型カラー複写機(以下、複写機500という)に適用した第1実施形態について説明する。
図2は、第1実施形態に係る複写機500を示す概略構成図である。複写機500は、画像形成装置の本体部としてのプリンタ部100の上方に、原稿読込部4及び原稿搬送部3を備え、プリンタ部100の下方に給紙部7を備える。原稿搬送部3は、原稿読込部4に原稿を搬送し、原稿読込部4は搬送されてきた原稿の画像情報を読み込む。給紙部7は、記録媒体である転写紙Pが収容される給紙カセット26、給紙カセット26内の転写紙Pをプリンタ部100に向けて送り出す給紙ローラ27を備える。図2中の一点鎖線は、複写機500内での転写紙Pの搬送経路を示す。
プリンタ部100の上部は、出力画像が形成された転写紙Pが積載される排紙トレイ30となっている。プリンタ部100は、各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナー像を形成する作像部としての4つの作像ユニット6(Y,M,C,K)と、中間転写ユニット10とを備える。各作像ユニット6(Y,M,C,K)は、各色トナー像が形成される像担持体としてのドラム状の感光体1(Y,M,C,K)、及び、各感光体(Y,M,C,K)の表面上に形成された静電潜像を現像する現像装置5(Y,M,C,K)を備える。
中間転写ユニット10は、中間転写ベルト8や一次転写バイアスローラ9(Y,M,C,K)を備える。中間転写ベルト8は、各感光体1(Y,M,C,K)の表面上に形成された各色トナー像が重ねて転写され、表面上でカラートナー像が形成される中間転写体である。また、一次転写バイアスローラ9(Y,M,C,K)は、各感光体1(Y,M,C,K)の表面上に形成されたトナー像を中間転写ベルト8に転写する一次転写手段である。
プリンタ部100は、中間転写ベルト8上のカラートナー像を転写紙P上に転写するための二次転写バイアスローラ19を備える。また、給紙ローラ27によって送り出された転写紙Pを中間転写ベルト8と二次転写バイアスローラ19とが対向する二次転写ニップに搬送するタイミングを調整するレジストローラ対28を備える。さらに、プリンタ部100は、二次転写ニップの上方に転写紙P上の未定着トナー像を定着する定着装置20を備える。
プリンタ部100内の排紙トレイ30の下方、且つ、中間転写ユニット10の上方には、各色のトナー容器11(Y,M,C,K)が配置されている。各色のトナー容器11(Y,M,C,K)は、各現像装置5(Y,M,C,K)に供給する各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)のトナーを収容する。
図3は、4つの作像ユニット6(Y,M,C,K)のうちの一つを示す拡大説明図である。4つの作像ユニット6(Y,M,C,K)は、作像プロセスに用いられるトナーの色が異なる以外は、その構成・動作がほぼ同様であるので、以下の説明では、対応する色を示す符号Y、M、C、Kを適宜省略して説明する。
図3に示されるように、作像ユニット6は、感光体1及び現像装置5を一体的に支持するプロセスカートリッジとなっており、このプロセスカートリッジは複写機500本体に対して着脱可能となっている。また、作像ユニット6は、感光体1の周囲に現像装置5の他、感光体クリーニング装置2、潤滑剤塗布装置41、及び、帯電装置40を備えている。第1実施形態の作像ユニット6では、感光体クリーニング装置2は、クリーニングブレード2aによってクリーニングする構成であり、帯電装置40は帯電ローラ4aによって帯電する構成である。
第1実施形態の複写機500における通常のカラー画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿搬送部3の原稿台に原稿がセットされた状態で、不図示のスタートボタンが押されると、原稿は、原稿搬送部3の搬送ローラによって原稿台から搬送されて、原稿読込部4のコンタクトガラス上に載置される。そして、原稿読込部4で、コンタクトガラス上に載置された原稿の画像情報が光学的に読み取られる。
詳しくは、原稿読込部4は、コンタクトガラス上の原稿の画像に対して、照明ランプから発した光を照射しながら走査させる。そして、原稿にて反射した光を、ミラー群及びレンズを介して、カラーセンサに結像する。原稿のカラー画像情報は、カラーセンサにてRGB(レッド、グリーン、ブルー)の色分解光ごとに読み取られた後に、電気的な画像信号に変換される。さらに、RGBの色分解画像信号をもとにして画像処理部で色変換処理、色補正処理、空間周波数補正処理等の処理をおこない、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのカラー画像情報を得る。
イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色の画像情報は、不図示の書込み部に送信される。そして、書込み部からは、各色の画像情報に基づいたレーザ光Lが、それぞれ、対応する感光体1(Y,M,C,K)上に向けて発せられる。
一方、4つの感光体1(Y,M,C,K)は、それぞれ、図2及び図3中の時計回り方向に回転している。そして、まず、感光体1(Y,M,C,K)の表面は、帯電装置40の帯電ローラ4aとの対向部で、一様に帯電される(帯電工程)。こうして、感光体1(Y,M,C,K)の表面上には帯電電位が形成される。その後、帯電された感光体1(Y,M,C,K)表面は、レーザ光Lの照射位置に達する。
書込み部において、4つの光源から画像信号に対応したレーザ光Lが各色に対応してそれぞれ射出される。各レーザ光Lは、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの色成分ごとに別の光路を通過して、各感光体1(Y,M,C,K)の表面に照射される(露光工程)。
イエロー成分に対応したレーザ光Lは、図2中の紙面左側から一番目のイエロー用感光体1Y表面に照射される。このとき、イエロー成分のレーザ光Lは、高速回転するポリゴンミラーにより、イエロー用感光体1Yの回転軸の軸線方向(主走査方向)に走査される。こうして、帯電装置40によって帯電された後のイエロー用感光体1Yの表面上には、イエロー成分に対応した静電潜像が形成される。
同様に、マゼンタ成分に対応したレーザ光Lは、図2中の紙面左から二番目のマゼンタ用感光体1M表面に照射されて、マゼンタ成分に対応した静電潜像が形成される。シアン成分のレーザ光Lは、図2中の紙面左から三番目のシアン用感光体1C表面に照射されて、シアン成分の静電潜像が形成される。ブラック成分のレーザ光Lは、図2中の紙面左から4番目のブラック用感光体1K表面に照射されて、ブラック成分の静電潜像が形成される。
その後、各色の静電潜像が形成された感光体1(Y,M,C,K)表面は、それぞれ、現像装置5との対向位置に達する。そして、各色トナーとキャリアとからなる現像剤を収容する現像装置5(Y,M,C,K)から感光体1(Y,M,C,K)の表面上に各色トナーが供給されて、感光体1(Y,M,C,K)上の潜像が現像される(現像工程)。
現像装置5との対向部を通過した後の感光体1(Y,M,C,K)表面は、それぞれ、中間転写ベルト8との対向部に達する。ここで、それぞれの対向部には、中間転写ベルト8の内周面に当接するように一次転写バイアスローラ9(Y,M,C,K)が設置されている。この中間転写ベルト8を挟んで感光体1(Y,M,C,K)と一次転写バイアスローラ9(Y,M,C,K)とが対向することで、一次転写ニップを形成する。そして、この一次転写ニップで、各感光体1(Y,M,C,K)上に形成された各色のトナー像が、中間転写ベルト8上に、順次重ねて転写される(一次転写工程)。
一次転写ニップを通過した後の感光体1表面は、それぞれ、感光体クリーニング装置2との対向位置に達する。そして、感光体クリーニング装置2との対向位置で、感光体1上に残存する未転写トナーがクリーニングブレード2aによって掻き取られ、回収される(感光体クリーニング工程)。
感光体クリーニング装置2との対向部を通過した感光体1の表面は、不図示の除電部を通過して残留電荷が除電され、感光体1における一連の作像プロセスが終了し、次の作像動作に備える。
一方、4つの感光体1(Y,M,C,K)上の各色トナー像が重ねて転写され、カラートナー像を担持する中間転写ベルト8は、図2中の反時計方向に表面移動して、二次転写バイアスローラ19との対向位置であるニ次転写ニップに達する。また、転写紙Pを収納する給紙カセット26から、給紙ローラ27により給送された転写紙Pが、搬送ガイドを通過した後に、レジストローラ対28に導かれ、レジストローラ対28に突き当たり、一度停止する。レジストローラ対28に突き当たった転写紙Pは、中間転写ベルト8上に形成されたカラートナー像がニ次転写ニップに向かうタイミングに合わせて二次転写ニップに向けて搬送される。そして、ニ次転写ニップで中間転写ベルト8上に担持されたカラートナー像が転写紙P上に転写される(二次転写工程)。
ニ次転写ニップを通過した中間転写ベルト8表面は、不図示の中間転写ベルトクリーニング装置との対向部に達する。この対向部で、中間転写ベルト8上に付着した転写残トナーが不図示の中間転写ベルトクリーニング装置に回収されて、中間転写ベルト8における一連の転写プロセスが終了する。
感光体1の表面上からクリーニングブレード2aによって掻き落とされた未転写トナーは不図示の回収トナー搬送経路を通って不図示の排トナー収容容器に収容される。また、中間転写ベルトクリーニング装置によって中間転写ベルト8の表面上から掻き落とされた未転写トナーやプロセスコントロール用のパターン像のトナーも不図示の回収トナー搬送経路を通って不図示の排トナー収容容器に収容される。
ニ次転写ニップでカラートナー像が転写された転写紙Pは、定着装置20に導かれる。定着装置20では、定着ローラと加圧ローラとによって形成される定着ニップにて、熱と圧力とによってカラー画像が転写紙P上に定着される。定着装置20を通過した転写紙Pは、排紙ローラ対25によってプリンタ部100の外に出力画像として排出されて、排紙トレイ30上にスタックされて、一連の画像形成プロセスが完了する。
図4は、第1実施形態の現像装置5を示す断面説明図であり、図5は、現像装置5を示す斜視説明図である。現像装置5のケーシング58は、現像下ケース58a、現像上ケース58b、現像カバー58c及び現像前ケース58dから構成される。
現像装置5は、感光体1に対向する現像剤担持体としての現像ローラ50、供給搬送部材である供給スクリュー53、回収搬送部材である回収スクリュー54、現像剤規制部材であるドクタブレード52、及び、仕切り板57を備える。供給スクリュー53及び回収スクリュー54は、回転軸に螺旋状の羽部を設けたスクリュー部材であり、回転することにより、その回転軸の軸線方向に現像剤を搬送する。また、ドクタブレード52の先端と現像ローラ50との間隙であるドクタギャップと、現像領域との間に、トナー飛散を防止するための現像領域入口シール552を配置してもよい。
現像装置5のケーシング内の空間のうち、供給スクリュー53が配置された供給搬送部53aと、回収スクリュー54が配置された回収搬送部54aとは仕切り板57によって空間的に仕切られている。また、仕切り板57は、軸線方向に直交する断面(図4で説明図を示す断面)における端部が現像ローラ50の表面に対向し、近接して配置されることにより、現像ローラ50の表面上から現像剤Gの離脱を促す分離板としても機能する。仕切り板57の分離板としての機能により、現像ローラ50に担持され、現像領域を通過した現像剤Gが、供給搬送部53aに到達することを防止し、回収搬送部54a内へ向けて滞りなく移動させることができる。
現像ローラ50は、内部に固設された複数の磁石からなるマグネットローラ55と、マグネットローラ55の周囲を回転する現像スリーブ51とから構成される。現像スリーブ51はマグネットローラ55を内包し、回転自在な非磁性材料からなる円筒形状の部材である。第1実施形態のマグネットローラ55は、複数の磁極として、第一磁極P1(N極)、第二磁極P2(S極)、第三磁極P3(N極)、第四磁極P4(N極)、及び、第五磁極P5(S極)の5つの磁極が設けられている。なお、図4中のP1〜P5は、各磁極によって形成される磁場の現像スリーブ51の表面上における法線方向磁束密度(絶対値)の分布を示している。
現像装置5では、トナーとキャリアとからなる二成分の現像剤G(添加剤等を添加する場合も含む)を収容する。そして、現像剤Gを長手方向(現像スリーブ51の回転軸の軸線方向)に搬送して循環経路を形成する現像剤搬送部材として、供給スクリュー53及び回収スクリュー54を備える。また、現像装置5では、供給スクリュー53と回収スクリュー54とを上下方向に配置し、供給スクリュー53と回収スクリュー54との間に配置された仕切り板57によって供給搬送部53aと回収搬送部54aとが形成されている。
また、感光体1と現像スリーブ51との対向部である現像領域に対して、現像スリーブ51の表面移動方向上流側で、現像スリーブ51の表面上に担持され、現像領域に向かう現像剤量を規制するドクタブレード52が現像ローラ50の下方に配置されている。
現像装置5では、二成分の現像剤Gを用いているため、現像装置5内におけるトナー消費に応じて、現像装置の一部に設けられたトナー補給口59から現像装置5内に適宜にトナーが補給される。
現像装置5への新品のトナーの補給について説明する。
トナー容器11内に充填された新品のトナーは不図示のトナー補給装置により複写機500本体の図2中の後側に配置された不図示のトナーホッパへ補給され、トナーホッパ内に蓄えられる。トナーホッパに貯められたトナーは現像装置5内に配置された不図示のトナー濃度検知手段により現像装置5内のトナー濃度が低いと判断された場合、トナーホッパ内のトナー補給スクリューを回転させる。このとき、所定の換算式により換算された時間だけトナー補給スクリューを回転させ、適切な量のトナーをトナーホッパ内から現像装置5のトナー補給口59に供給する。
トナーホッパ内にはトナー検知センサを配置しており、このトナー検知センサがその検知位置にトナーが無いことを検知した場合、不図示の制御部がトナー補給装置にトナーの供給を要求する。この要求によりトナー補給装置によってトナーホッパ内にトナーが供給され、トナー検知センサがその検知位置にトナーがあることを検知すると、トナー補給装置によるトナーの供給が停止する。一方、制御部がトナー補給装置にトナーの供給を所定時間要求してもトナーホッパ内のトナー検知センサが検知位置にトナーがあることを検知しなかった場合は、制御部はトナー容器11内のトナー無しと判断する。これにより、トナー容器11内のトナー残量がなくなったことを検知することができる。
トナー補給口59から補給されたトナーは、現像装置5内の現像剤Gとともに、現像剤搬送部材である回収スクリュー54及び供給スクリュー53によって搬送されつつ、撹拌・混合される。このように、現像剤搬送部材によって撹拌・混合された現像剤Gは、その一部が現像剤担持体である現像スリーブ51の表面に供給され、その表面に担持される。現像スリーブ51の表面に担持された現像剤Gは、現像スリーブ51の下方に設置されたドクタブレード52によって適量に規制された後に、現像領域に到達する。現像領域では、現像スリーブ51の表面上の現像剤G中のトナーが感光体1の表面上の潜像に付着する。現像ローラ50を構成する現像スリーブ51の内部には複数の磁石が固設されたマグネットローラ55があり、このマグネットローラ55は、現像スリーブ51の周囲に磁場を形成する複数の磁極(P1〜P5)を備えている。
第1実施形態の現像装置5内には、ポリエステル樹脂を主成分とするトナー(平均粒径5.8[μm])と磁性微粒子であるキャリア(平均粒径35[μm])とを、トナー濃度が7[wt%]となるように均一混合した現像剤Gが300[g]充填されている。そして、並列に配置された供給スクリュー53と回収スクリュー54とを600[rpm]で回転させる。これにより、現像剤Gの搬送とトナー補給口59から補給される新品のトナーの撹拌とを同時に行い、トナーとキャリアとの均一混合と帯電付与とを行っている。
均一混合された現像剤Gは現像スリーブ51に近接して平行に設けられた供給スクリュー53によって長手方向に搬送されながら、現像スリーブ51に内包されたマグネットローラ55の第五磁極P5の磁力によって現像スリーブ51の外周表面に受け渡される。現像スリーブ51の表面に受け渡された現像剤Gは、現像スリーブ51が図4中矢印に示すように、反時計回り方向に回転することによって現像領域に到達する。不図示の高圧電源から現像スリーブ51に電圧が印加されることにより、現像領域では現像スリーブ51と感光体1との間に現像電界が形成されている。この現像電界により、感光体1の表面上の潜像に現像スリーブ51の表面上の現像剤G中のトナーが供給され、感光体1上の潜像が現像される。
現像領域を通過した後の現像スリーブ51の表面上の現像剤Gは、現像スリーブ51の回転に伴って現像装置5内の回収搬送部54aに回収されるようになっている。詳しくは、現像スリーブ51の表面から離脱した現像剤Gは、仕切り板57の上面に落下して滑り落ち、回収スクリュー54で回収されるようになっている。
図6は、現像装置5内における現像剤Gの長手方向の動きを示す模式図である。図6中の白抜き矢印が現像装置5内での現像剤Gの流れを示している。図6では図示を省略した仕切り板57は、現像装置5の長手方向の両端に供給搬送部53aと回収搬送部54aとを連通する開口部(71、72)がそれぞれ設けられている。そして、供給搬送部53aにおける供給スクリュー53の搬送方向下流側端部に到達した現像剤Gは仕切り板57に設けられた開口部のうちの剤持上げ口72を通って回収搬送部54aにおける搬送方向上流側端部に受け渡される。一方、回収搬送部54aにおける回収スクリュー54の搬送方向下流側端部に到達した現像剤Gは仕切り板57に設けられた開口部のうちの剤落下口71を通って供給搬送部53aにおける搬送方向上流側端部に受け渡される。
図6では、現像スリーブ51への現像剤Gの供給及び回収を模式的に示す都合上、供給搬送部53aと回収搬送部54aとの間にある程度の距離があるように描かれている。しかしながら、供給搬送部53aと回収搬送部54aとは図4で示すように板状の仕切り板57によって仕切られており、その開口部である剤持上げ口72及び剤落下口71は板状の仕切り板57を表から裏に貫通する貫通口である。
図6に示されるように、回収搬送部54aに対して下方にある供給搬送部53a内の現像剤Gは供給スクリュー53によって供給スクリュー53の軸線方向(長手方向)に沿って、図6中の右側に向けて搬送される。さらに、供給搬送部53a内の現像剤Gは供給スクリュー53に搬送されつつ、供給スクリュー53の回転と、汲み上げ磁極としての第五磁極P5の磁力とによって現像スリーブ51の表面に一定量が汲み上げられる。現像スリーブ51の表面に汲み上げられた後、現像領域を通過した現像スリーブ51の表面上の現像剤Gは、隣り合う同極性(N極)の磁極である第三磁極P3と第四磁極P4とによって構成される剤離れ磁極の位置に到達する。そして、剤離れ磁極の磁力による作用と、仕切り板57の分離板としての作用とによって、現像スリーブ51の表面上から離脱され、回収搬送部54a内に送られる。
供給搬送部53aに対して上方にある回収搬送部54a内の回収スクリュー54は、剤離れ磁極の位置で現像スリーブ51から離脱した現像剤Gを回収スクリュー54の軸線方向(供給スクリュー53による搬送方向とは逆方向)に沿って長手方向に搬送する。供給スクリュー53による搬送経路である供給搬送部53aの下流側と、回収スクリュー54による搬送経路である回収搬送部54aの上流側とは剤持上げ口72を介して連通している。そして、供給搬送部53aから現像ローラ50に汲み上げられず、供給搬送部53aの下流側端部に達した現像剤Gは、その位置に留まり、後から搬送されてくる現像剤Gによって押し上げられ、回収搬送部54aの上流側端部に到達する。
回収搬送部54aの上流側端部には、トナー補給口59が設けられており、新品のトナーがトナー容器11から不図示のトナー補給装置及びトナーホッパを介してトナー補給口59に適宜補給される。また、供給搬送部53aの上流側側端部と回収搬送部54aの下流側端部とは剤落下口71を介して連通している。そして、回収搬送部54aの下流側端部に達した現像剤Gは、剤落下口71を自重落下して供給搬送部53aの上流側端部に受け渡される。
現像剤Gが、供給搬送部53aの下流側端部から回収搬送部54aに受け渡され、さらに、回収搬送部54aの下流側端部から供給搬送部53aに受け渡されることで、現像剤Gが現像装置5内を循環する。供給搬送部53aでは現像剤Gが供給スクリュー53に搬送されつつ、現像ローラ50に汲み上げられるため、搬送方向下流側に行くに従い現像剤Gの量が少なくなる。
回収搬送部54aでは、回収スクリュー54によって、トナー補給口59から供給された新品のトナーと現像剤Gとが攪拌されつつ、搬送される。回収搬送部54aでは、現像領域を通過した後に現像スリーブ51の表面上から離脱した現像剤Gを回収しつつ、回収スクリュー54によって搬送するため、回収搬送部54a内の現像剤Gは搬送方向下流側に行くに従い増加する。
供給搬送部53a内の供給スクリュー53の下方、または、回収搬送部54a内の回収スクリュー54の下方には、トナー濃度検知手段である不図示のトナー濃度センサが配置されている。このトナー濃度センサによって現像装置5内のトナー濃度を随時計測し、この測定結果に基づいてトナー濃度が適正値に収まるように不図示の制御部がトナーホッパを制御している。
現像装置5は、上述したように、供給スクリュー53と回収スクリュー54とが図4中の矢印で示す方向で回転し、同時に現像スリーブ51に内包したマグネットローラ55の磁気吸引力で現像スリーブ51に引き寄せる。さらに、現像スリーブ51を感光体1に対する所定の速度比で回転させることで、現像領域に対して連続的に現像剤Gの汲み上げ供給を行っている。現像スリーブ51からの現像剤Gの離脱は第三磁極P3と第四磁極P4とで構成される剤離れ磁極にて反発磁気力が形成されることで行われる。そして、この反発磁気力が形成された区間に運ばれた現像剤Gは、剤離れ磁極で法線方向と回転接線方向との合成方向にリリースされ、仕切り板57上に自重落下して回収される。
古くは、現像装置については、水平に配置した二本のスクリューを並べ、そのうちの一本だけを現像ローラに対向させる構成を採用するのが一般的であった。そして、この現像装置は、現像ローラと一本のスクリュー(供給スクリュー)との間で現像剤供給と回収とを同時に進行させる構成である。このような構成の現像装置を水平二軸循環タイプと呼称しているが、この水平二軸循環タイプの現像装置は現像ローラへの現像剤の供給と、現像ローラからの現像剤の回収を一つのスクリューで行う。このため、画像面積率が高い画像を作像する際に現像ローラに現像剤を供給するスクリューの現像剤搬送下流にて現像剤中のトナー濃度が低下し画像濃度低下を起こすという不具合があった。
このような不具合を解決可能な現像装置として、次のような現像装置が知られている。即ち、この現像装置は、現像剤を搬送しつつ現像ローラに供給する供給搬送部と、現像剤を搬送しつつ現像領域を通過した現像ローラ表面上の現像剤を回収する回収搬送部とが空間的に分離するように形成されている。そして、現像剤搬送部材として、供給搬送部内の現像剤を搬送する供給スクリューと、回収搬送部内の現像剤を搬送する回収スクリューとを備える。このように、供給搬送部と回収搬送部とを分離した現像装置は、供給搬送部から現像ローラの表面に供給され、現像領域を通過してトナー濃度が低下した現像剤は、回収搬送部に回収される。かかる構成は、供給搬送部から現像ローラに供給された現像剤が供給搬送部に戻らず、回収搬送部に受け渡される、いわゆる、一方向循環搬送の現像装置である。現像ローラへの現像剤の供給と回収とを別々に行う構成であり、トナー濃度が低下した現像剤が供給搬送部に受け渡されず、現像に用いられないため、感光体上で潜像が現像されたトナー像の濃度偏差を小さくすることができる。
かかる一方向循環搬送方式の現像装置において、回収搬送部の上方に供給搬送部を配置し、ドクタブレードを現像ローラの上方に配置したものも知られている。この現像装置では、現像剤が上方に配置した供給搬送部から現像ローラに搬送され、その後、下方に配置した回収搬送部で搬送される。かかる構成では、現像装置や感光体に対して転写手段が下方に配置されている場合は順現像となり、転写手段が上方に配置されている場合は逆現像となるため、システム構成上の制約事項となる場合がある。また、下方に配置した回収搬送部から上方に配置した供給搬送部に現像剤を持上げるために、循環する全ての現像剤が通過する回収搬送部の搬送方向下流側端部で現像剤の圧力を上げる必要があり、現像剤にストレスがかかってしまう。
また、一方向循環搬送方式の現像装置において、ドクタブレードを現像ローラの下方に配置したものも知られている。かかる構成では、現像剤は、下方に配置した供給搬送部から現像ローラに搬送され、その後、上方に配置した回収搬送部に搬送される構成である。回収搬送部内を回収スクリューで搬送され、回収搬送部の搬送方向下流側端部に到達した現像剤は自重で落下して供給搬送部へと受け渡される。このような構成であれば、供給搬送部を上方に配置した構成のように、回収搬送部の半沿う方向下流側端部の受け渡し部で現像剤の圧力を上げる必要がなく、現像剤に対するストレスの低減を図ることができる。
しかしながら、かかる構成の現像装置では、回収搬送部内の現像剤が、供給搬送部と回収搬送部とを空間的に仕切る仕切り部材の先端部よりも高い位置まで到達する構成である。このような構成では、回収搬送部内で堆積した現像剤が仕切り部材と現像ローラの隙間から下方にある供給搬送部に流れ込み、一方向循環が成立しなくなる。一方向循環が成立しないと、現像領域を通過した現像剤が現像ローラから分離後にすぐに現像ローラの表面に再付着し、現像領域に搬送されることで、画像濃度低下や濃度ムラ画像が発生するおそれがある。一方向循環の構成では、回収搬送部内の現像剤は搬送方向下流側ほど徐々に嵩が高くなる傾向があるため、回収搬送部の搬送方向下流側ほど上述した画像の不具合が発生し易くなる。
また、一方向循環搬送方式の現像装置において、供給搬送部と回収搬送部とを空間的に仕切る仕切り部材の先端部をかなり高い位置に設定したものも知られている。かかる構成では、回収搬送部内に現像剤が仕切り部材の先端部を乗り越えて、供給搬送部に漏れ出ることを防止することができる
一方、現像剤や現像装置、現像装置を含むプロセスカートリッジや複写機、プリンタの保管時に現像剤が現像ローラに固着することを防ぐため、イージーピールなシート部材を備える現像装置が多く提案されている。しかし、一方向循環の現像装置で、現像剤搬送路内の現像剤と現像ローラとを遮蔽するイージーピールなシート部材を設けた構成は、行われていない実情にある。これは以下の理由からである。
即ち、2本のスクリューが水平に配置され、現像剤の供給と回収とが一本のスクリューが配置された一つの現像剤搬送路で行われる供給回収一体方式は、現像ローラとの間で現像剤の授受を行う現像剤搬送路と現像ローラとの間を遮蔽すればよい。現像ローラと現像剤搬送路との間で現像剤の授受を行う開口部が一つしかないため、それを遮蔽するシート部材の配置が行い易いからである。一方、一方向循環のように、供給搬送部と回収搬送部とを分離した供給回収分離方式の現像装置では、供給搬送部と回収搬送部との二つの現像剤搬送路と現像ローラとの間でそれぞれの開口部を介して現像剤の授受が行われる。このため、二つの開口部のそれぞれを遮蔽する必要があり、一枚のシート部材で遮蔽しようとすると、複数の開口部にまたがるため、シート部材の配置が行い難い。
また、供給回収一体方式の現像装置は、現像ローラとの間で現像剤の授受を行わない方の現像剤搬送路の上方に空間があり、この空間に使用前の初期現像剤を収容する初期現像剤収容器を配置する構成が考えられる。このような構成では、現像剤搬送路と初期現像剤収容器との間の開口部にシート部材を配置し、使用時にはシート部材を除去することがで、現像剤を重力にて落下させ、現像剤搬送路に現像剤を充填させる。
一方、供給回収分離方式で、供給搬送部の上方に回収搬送部を配置した現像装置の回収搬送部の上方に初期現像剤収容器を配置すると画像形成装置の高さ方向についての小型化が非常に困難になる。これは、回収搬送部を上方に配置した供給回収分離方式の現像装置の上方は、レイアウト上コンパクトになるように、複数の現像装置や感光体にまたがるように、中間転写ベルト等を備えた転写装置を水平に配置される構成が多くあるためである。
第1実施形態に係る複写機500の現像装置5であれば、これまで説明してきた従前の現像装置の不具合を抑えることが可能である。しかしながら、コンパクトなレイアウトであるが故に、図1に示される特許文献1の現像装置905における封止シート970のように、封止シートが現像ローラ(本例では50)に巻き付くような姿勢で配設される。このため、封止シートの先端部を現像装置5のケーシングに58に溶着すると、封止シートを引き抜く際に現像ローラ50に強く擦り付けて、現像ローラ50の表面を傷付けてしまうおそれがある。かかる傷付きを抑えるために、特許文献1の現像装置905のように、封止シート970の先端部をケーシング958の狭小凹部958cに差し込むだけにすると、運搬時の振動や衝撃により、封止シート970の先端部が狭小凹部958c内で後端側にずれる。これにより、封止シート970が弛むと、図7に示されるように、封止シート970とドクタブレード952の先端との間に隙間が発生し、現像剤Gがその隙間から装置外に漏れだしてしまう。
次に、第1実施形態に係る複写機の特徴的な構成について説明する。
図8は、第1実施形態に係る複写機の現像装置5について、工場からの出荷される時の状態を示す断面説明図である。現像装置5は、図示のように、シート部材としての封止シート70を装着した状態で出荷される。封止シート70において、その後端部70bよりも僅かに先端側には、ケーシング58の上面に溶着される溶着部70cが設けられている。また、封止シート70の先端側は、ケーシング58の上面に設けられた隙間からケーシング58内に押し込まれている。そして、回収搬送部54aと現像ローラ50との間、仕切り板57の先端と現像ローラ50との間隙、供給搬送部53aと現像ローラ50との間、及びドクタギャップを順次経由して装置外に至っている。
ケーシング58内では、封止シート70が所定のテンションで張られている。これにより、封止シート70は、ドクタブレード52の先端や仕切り板57の先端に隙間なく密着して、現像剤を供給搬送部53a内や回収搬送部54a内に良好に封止している。ユーザーは、封止シート70の後端部70bをつまんで持ち上げることで、封止シート70の溶着部70cをケーシング58の上面から剥離する。そして、そのまま封止シート70を上方に引っ張って、封止シート970をケーシング58内から引き抜くことで、現像ローラ50に対する現像剤の供給や回収を可能にする。
図9は、現像装置5におけるドクタギャップ及びその近傍を拡大して示す拡大構成図である。同図における矢印は、現像ローラ50の回転方向(表面移動方向)を示している。封止シート70の先端部は、間隙としてのドクタギャップよりも現像ローラ50の回転方向の下流側でヘアピン状に湾曲して湾曲部70dを形成している。そして、封止シート70における湾曲部70dよりもシート先端側の領域は、真っ直ぐな姿勢に戻ろうとする湾曲部70dの復元力により、被保持部材としてのドクタブレード52の先端に押し当てられている。この押し当てにより、封止シート70の先端部は、ドクタブレード52の先端との間に大きな摩擦力を発揮する。また、封止シート70の湾曲部70dよりも少しシート後端側にずれた領域は、湾曲部70dの復元力により、現像ローラ50に強く押し当てられて、現像ローラ50との間に大きな摩擦力を発揮する。これらの摩擦力により、封止シート70の先端部は、ドクタブレード52の先端位置に強く拘束される。
かかる構成では、特許文献1に記載の現像装置905のように封止シート970の先端部を狭小凹部958cに差し込んだ構成(以下、「文献構成」という)に比べて、封止シート70の先端部を所定位置に強く拘束する。これにより、運搬時の振動や衝撃によるシート先端部の後端側へのずれを抑えることで、現像剤Gの漏れだしを抑えることができる。また、封止シート70の先端部を押さえ付けによって所定位置に拘束しようとする力は、封止シート70の先端部をケーシング58等に溶着した構成に比べて小さい。このため、封止シート70をケーシング58内から引き抜く際におけるシートと現像ローラ50との摺擦力も前記構成に比べて小さくなることから、シート引き抜きの際における現像ローラ50の傷付きを抑えることができる。
図10は、実施形態に係る複写機の現像装置5の一部構成を変形した第1変形例の現像装置5におけるドクタギャップ及びその近傍を拡大して示す拡大構成図である。この現像装置5では、供給搬送部53a内から現像装置5外へのトナー飛散を防止するための現像領域入口シール552が設けられている。ドクタブレード52の装置外側の側面には、現像領域入口シール552を支持するための支持部材553が固定されている。現像領域入口シール552は、この支持部材553によって片持ち支持されている。
現像領域入口シール552は、その自由端側を現像ローラ50の表面に押し当てることで、ドクタギャップをシーリングしてトナー飛散を防止するものである。しかし、同図に示される現像領域入口シール552の自由端側は現像ローラ50の表面に押し当てられていない。これは、封止シート70の先端部によって現像領域入口シール552が本来の姿勢よりも感光体側に反らされているからである。
封止シート70の先端部は、実施形態と同様に、ドクタギャップよりも現像ローラ50の回転方向の下流側でヘアピン状に湾曲して湾曲部70dを形成している。但し、湾曲部70dよりも先端側の領域は、再びドクタギャップに進入することなく、現像装置5の外に位置している。より詳しくは、湾曲部70dよりも先端側の領域は、真っ直ぐな姿勢に戻ろうとする湾曲部70dの復元力により、現像領域入口シール552の根本部分に押し当てられている。この押し当てにより、現像領域入口シール552が本来の姿勢よりも感光体側に反らされているのである。同時に、封止シート70の湾曲部70dよりも先端側の領域が、押し当てによって現像領域入口シール552との間に大きな摩擦力を発揮する。また、封止シート70の湾曲部70dよりも少しシート後端側にずれた領域は、湾曲部70dの復元力により、現像ローラ50に強く押し当てられて、現像ローラ50との間に大きな摩擦力を発揮する。これらの摩擦力により、封止シート70の先端部は、現像領域入口シール552の根本位置に強く拘束される。
かかる構成においても、「文献構成」に比べて、封止シート70の先端部を所定位置に強く拘束する。これにより、運搬時の振動や衝撃によるシート先端部の後端側へのずれを抑えることで、現像剤Gの漏れだしを抑えることができる。また、封止シート70の先端部を押さえ付けによって所定位置に拘束しようとする力は、封止シート70の先端部をケーシング58等に溶着した構成に比べて小さいことから、シート引き抜きの際における現像ローラ50の傷付きを抑えることができる。
なお、封止シート70を現像装置5から引き抜くと、封止シート70の先端部によって現像領域入口シール552を押す力が無くなることから、それまで本来の姿勢よりも反っていた現像領域入口シール552が本来の姿勢に戻る。これにより、現像領域入口シール552の自由端部が現像ローラ50に当接する。
図11は、第2変形例に係る現像装置5におけるドクタギャップ及びその近傍を拡大して示す拡大構成図である。この現像装置5においても、供給搬送部53a内から現像装置5外へのトナー飛散を防止するための現像領域入口シール552が設けられている。現像領域入口シール552の自由端部は現像ローラ50に当接してドクタギャップをシーリングしている。
現像領域入口シール552を片持ち支持する支持部材553には、シート拘束用凹部553aが設けられている。封止シート70の先端部は、ドクタギャップよりも現像ローラ50の回転方向の下流側でヘアピン状に湾曲して湾曲部70dを形成している。湾曲部70dよりも先端側の領域は、支持部材553のシート拘束用凹部553aの中に差し込まれている。そして、真っ直ぐな姿勢に戻ろうとする湾曲部70dの復元力により、シート拘束用凹部553aの内壁に押し当てられている。この押し当てにより、封止シート70の湾曲部70dよりも先端側の領域が、シート拘束用凹部553aの内壁との間に大きな摩擦力を発揮する。また、封止シート70の湾曲部70dよりも少しシート後端側にずれた領域は、湾曲部70dの復元力により、現像ローラ50に強く押し当てられて、現像ローラ50との間に大きな摩擦力を発揮する。これらの摩擦力により、封止シート70の先端部は、シート拘束用凹部553aの付近に強く拘束される。
かかる構成においても、「文献構成」に比べて、封止シート70の先端部を所定位置に強く拘束する。これにより、運搬時の振動や衝撃によるシート先端部の後端側へのずれを抑えることで、現像剤Gの漏れだしを抑えることができる。また、封止シート70の先端部を押さえ付けによって所定位置に拘束しようとする力は、封止シート70の先端部をケーシング58等に溶着した構成に比べて小さいことから、シート引き抜きの際における現像ローラ50の傷付きを抑えることができる。
次に、本発明を適用した第2実施形態に係る複写機について説明する。なお、以下に特筆しない限り、第2実施形態に係る複写機の構成は、第1実施形態と同様である。
図12は、第2実施形態に係る複写機の現像装置5について、工場から出荷されるときの状態を示す断面説明図である。封止シート70の先端部は、ドクタギャップよりも現像ローラ50の回転方向の下流側でヘアピン状に湾曲して湾曲部70dを形成している。そして、封止シート70における湾曲部70dよりもシート先端側の領域は、ドクタブレード52の装置外側の面に接触している。
図13は、現像装置5におけるドクタブレード52とその周囲とを示す拡大模式図である。封止シート70の湾曲部70dの湾曲部70dよりも先端側は、図中の一点鎖線で示される領域がドクタブレード52と接触している。封止シート70を溶着する場合、従来の一般的な溶着法では、その接触領域の全域を溶着していた。しかしながら、このような溶着では、封止シート70の溶着部を剥がすのに必要な力が大きくなることから、封止シート70を力強く引き抜かなければならず、これにより、封止シート70を現像ローラ50に強く擦り付けてローラを傷付け易くなってしまう。
そこで、第2実施形態に係る複写機においては、封止シート70の先端部におけるドクタブレード52との接触領域における一部だけをドクタブレード52に溶着している。かかる構成では、接触領域の全域を溶着する場合に比べて、弱い引っ張り力で封止シート70を引き抜くことが可能であることから、シート引き抜きの際における現像ローラ50の傷付きを抑えることができる。また、部分的な溶着により、「文献構成」に比べて、封止シート70の先端部をドクタブレード52の面上に強く拘束する。これにより、運搬時の振動や衝撃によるシート先端部の後端側へのずれを抑えることで、現像剤Gの漏れだしを抑えることができる。
封止シート70の先端部は、図示のように湾曲部70dによってシート後端に向けてUターンしており、先端をシート後端側に向けた姿勢で、湾曲部70dよりも先端側の領域がドクタブレード52の面に部分溶着されている。図中の矢印αは、封止シート70の引き抜き方向を示している。封止シート70の後端側が矢印αの方向に引っ張られると、湾曲部70dには、図中矢印βで示されるように、ドクタブレード52の面から離れる方向の力が作用する。これにより、封止シート70の先端部を湾曲させないでドクタブレード52の面に部分用着する場合に比べて、より小さな引き抜き力で封止シート70の部分溶着部をドクタブレード52から剥離することが可能になる。よって、引き抜きの際における現像ローラ50の傷付きをより抑えることができる。
封止シート70の先端部におけるドクタブレード52との接触領域をドクタブレード52に部分的に溶着する方法として、ローラ軸線方向に延在する細長い一直線状の溶着部を設けることが考えられる。図13を例にして説明すると、その溶着部は同図には示されていないが、同図に描くとすると、図の紙面に直交する方向に一直線状に延在する溶着部は小さな点状のものになる。
このような一直線状の溶着部は、封止シート70の後端側が矢印αの方向に引っ張られる際に、そのほぼ全域が同時にドクタブレード52の面から引き剥がされる。つまり、一直線状の溶着部は、引き剥がしの際に、その全域が同時に引き抜き剥がしに対する抗力を発揮する。
図14は、第2実施形態の第1変形例に係る複写機のドクタブレード52及び封止シート70の先端部を示す正面図である。同図において、ドクタブレード52は、図示しない現像ローラの表面移動方向と直交する方向(以下、ローラ軸線方向という)に延在する姿勢で配設されている。封止シート70のドクタブレード52に対する溶着部70eは、鋸刃状で且つ細線状に形成されている。同図では、便宜上、溶着部70eを破線で示しているが、実際には、鋸刃状に連続して続く細線状のものである。このような鋸刃状の溶着部70eが、ドクタブレード52の長手方向、即ち、ローラ軸線方向に延在する姿勢で設けられている。
このようにしてドクタブレード52に溶着された封止シート70を引き抜く際には、まず、鋸刃状の溶接部70eにおける刃先に相当する箇所だけが、ドクタブレード52から引き剥がされる。その後、引き剥がし箇所が刃の根本側に徐々にずれていく。このように、溶着部70eは、その全域が同時に引き剥がされるのではなく、刃先側から刃の根本側に向けて少しずつ引き剥がされることで、一直線状の溶着部に比べて、より弱い引き抜き力で封止シート70を引き抜くことが可能になる。よって、引き抜きの際における現像ローラ50の傷付きをより抑えることができる。
図示のような鋸刃状の溶着部70eを形成するには、鋸刃状で且つ細線状の凸部をもつ特殊な加熱コテを製造すればよい。封止シート70の湾曲部70dよりも先端側の領域をドクタブレード52の面に密着させ、その密着部におけるシート表面側から加熱した加熱コテを押し当てる。これにより、鋸刃状の溶着部70eを形成することができる。
図15は、第2実施形態の第2変形例に係る複写機のドクタブレード52及び封止シート70の先端部を示す正面図である。封止シート70には、ドクタブレード52に対する溶着部として、複数の点状の溶着部70fが形成されている。これらの溶着部70fは、シール長さ方向の位置、及びローラ軸線方向の位置をそれぞれ異ならせるように形成されている。
このようにしてドクタブレード52に溶着された封止シート70を引き抜く際には、複数の溶着部70fのうち、シール長さ方向の位置がより後端側になっている溶着部70fから順に、ドクタブレード52から引き剥がされていく。かかる構成においても、一直線状の溶着部に比べて、より弱い引き抜き力で封止シート70を引き抜くことが可能になるので、引き抜きの際における現像ローラ50の傷付きをより抑えることができる。
図示のような複数の点状の溶着部70fを形成するには、複数の点状の凸部をもつ特殊な加熱コテを製造すればよい。封止シート70の湾曲部70dよりも先端側の領域をドクタブレード52の面に密着させ、その密着部におけるシート表面側から加熱した前記加熱コテを押し当てる。これにより、複数の点状の溶着部70fを形成することができる。
一般的なドクタブレード52は、ドクタギャップの寸法を精度良くする狙いで、研削加工やシェービング加工と呼ばれる加工法で先端部が加工される。しかしながら、第2実施形態に係る複写機では、封止シート70を現像装置5から引き抜く際に、図13に示されるように、封止シート70をドクタブレード52の先端外側エッジ52dに強く擦る。そして、この擦れによって引き抜きに要する力を増大させてしまう。
そこで、第2実施形態の第1変形例や第2変形例に係る複写機では、図16に示されるように、ドクタブレード52の先端外側エッジ52dをR形状に面取り加工している。これにより、引き抜きの際における封止シート70と先端外側エッジ52dとの摺擦力を低減して、引き抜きに要する力をより小さくすることで、現像ローラ50の傷付きをより抑えることができる。
第1実施形態、第2実施形態、各変形例の何れにおいても、封止シート70を現像装置5に装着する際に、シート後端側を現像装置5に通す方法を採用してもよいし、この逆に、シート先端側を現像装置5に通す方法を採用してもよい。前者の方法の場合、封止シート70の後端部70bを、まず、装置外側からドクタギャップに通して装置内に進入させる。その後、現像ローラ50と仕切り板57の先端との間隙と、ケーシング58の上壁に設けられたシール貫通用の隙間とに順次通して、ケーシング58の外に出す。そして、後端部70bよりもやや先端側の領域をケーシング58の上面に溶着して溶着部70cを形成する。また、封止シート70の先端部を湾曲させて湾曲部70dを形成しながら、湾曲部70dよりも先端側の領域を、ドクタブレード52等に押し当てるか、あるいはドクタブレード52に部分用着する。
一方、後者の方法の場合、封止シート70の先端部を、まず、装置外側からケーシング58の上壁の隙間に通して装置内に進入させる。その後、ケーシング58の上壁に設けられたシール貫通用の隙間と、現像ローラ50と仕切り板57の先端との間隙とに順次通して、ケーシング58の外に出す。そして、後端部70bよりもやや先端側の領域をケーシング58の上面に溶着して溶着部70cを形成する。また、封止シート70の先端部を湾曲させて湾曲部70dを形成しながら、湾曲部70dよりも先端側の領域を、ドクタブレード52等に押し当てるか、あるいはドクタブレード52に部分用着する。
何れの方法においても、現像装置5を分解することなく封止シート70を現像装置5に装着できるように、必要に応じて、封止シート70の後端部又は先端部を、各間隙に案内するためのガイドを設けることが望ましい。ここで言う各間隙は、具体的には、ケーシング58の上壁に設けられたシール貫通用の隙間、仕切り板57と現像ローラ50との間隙、及びドクタギャップである。
図8に示されるように、ケーシング58の上壁に設けられたシール貫通用の隙間の内壁には、弾性部材523が貼り付けられている。前記隙間内では、封止シート70と、隙間の内壁との間に弾性部材が介在することで、隙間が塞がれている。これにより、ケーシング58内のトナーの前記隙間を通じたケーシング58外への飛散を防止している。
封止シート70を現像装置5から引き抜いた後にも、図4に示されるように、弾性部材523が封止シートの厚みの分だけ弾性圧縮を解くことで、引き続き前記隙間を塞ぐ。これにより、封止シート70の引き抜き後においても、ケーシング58内のトナーの前記隙間を通じたケーシング58外への飛散を防止することができる。
供給搬送部53a内や回収搬送部54a内の現像剤Gが封止シート70の表面に付着しても、封止シート70を引き抜く際に、シート表面上の現像剤が前記隙間内で弾性部材523に強く擦られながら、シート表面上から掻き落とされる。これにより、引き抜いた封止シート70の表面上に現像剤を残さないことで、引き抜き作業時に手を現像剤で汚すことが防止される。
上述したように、封止シート70は、その後端部70bが把持された状態で現像装置5から引き抜かれる。この際、封止シート70は、ケーシング58の上壁に設けられた前記隙間を通じてケーシング58外に出る。このように、上壁の隙間から封止シート70をケーシング58外に引き出すことで、引き出した封止シート70と、現像領域入口シール552との干渉を防止して、現像領域入口シール552の折れ曲がり等を防止することができる。
封止シート70は、現像ローラ50の軸線方向の全域に対向するように構成されている。これにより、現像ローラ50を軸線方向の全域に渡って、供給搬送部53aや回収搬送部54aから遮蔽することができる。
封止シート70の先端部は、接着剤や粘着テープを用いることなく、湾曲部70dの復元力による押し当て、又は、部分溶着により、所定の位置に強く拘束されている。かかる構成では、封止シート70を現像装置5から引き抜く際に、先端部を弾性部材523に強く擦りつけても、接着剤や粘着テープのカスを現像装置5に落とすことがない。よって、接着剤や粘着テープを現像剤に混入させてしまうことによる各種の不具合の発生を防止することができる。
封止シート70の長手方向における全域のうち、少なくとも、引き抜きの際に現像ローラ50に接触する領域については、低摩擦材料で形成することが望ましい。これにより、引き抜きの際に封止シート70を現像ローラ50に擦ってしまうことによる現像ローラ50の傷付きをより抑えることができる。
なお、工場出荷時には現像装置5内に現像剤をプリセットせず、出荷後にサービス会社(サービスステーション)において、現像剤のプリセットを実施する場合には、サービス会社にて現像剤のプリセット後に封止シート70を装着することが望ましい。
現像装置5内に搬送部材としてのスクリュー(53、54)を2つ設けた例について説明したが、搬送部材を3つ以上設けた現像装置であっても、本発明の適用が可能である。
また、回収スクリュー54を供給スクリュー53の上方に配設し、且つドクタブレード52を現像ローラ50の下方に配設した例について説明したが、次のような構成であっても、本発明の適用が可能である。即ち、回収スクリュー54を供給スクリュー53の下方に配設し、且つ、ドクタブレード52を現像ローラ50の上方に配設した構成である。
また、現像ローラ50にP1〜P5の5つの磁極を設けた例について説明したが、磁極の数はこれに限られるものではない4つ以下、又は5つ以上の磁極を設けた構成であっても、本発明の適用が可能である。
また、現像装置5内にトナーを補給して現像剤のトナー濃度を回復させるようにした例について説明したが、トナーの代わりに現像剤を補給して現像装置内の現像剤のトナー濃度を回復させるようにしてもよい。この場合、現像装置5内から余剰の現像剤を適宜に排出する排出手段を設ければよい。
また、現像装置5をプロセスカートリッジの状態で複写機本体に着脱する例について説明したが、現像装置5を単体で複写機本体に着脱するようにしてもよい。
以上に説明したものは一例であり、本発明は、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
態様Aは、現像剤を収容する現像剤収容部(例えば供給搬送部53a、回収搬送部54a)と、自らの表面に担持した現像剤によって潜像を現像する現像剤担持体(例えば現像ローラ50)と、前記現像剤担持体の表面に担持された現像剤の層厚を規制するために自らの先端を前記現像剤担持体の表面に対して所定の間隙を介して対向させるように配設された現像剤規制部材(例えばドクタブレード52)と、現像装置筺体(例えばケーシング58)内における前記現像剤担持体と前記現像剤収容部との対向部に介在しつつ、自らの先端部を前記現像剤担持体の表面移動方向における上流側から下流側に向けて前記間隙内に通すように配設されて現像剤を前記現像剤収容部内に封止し、且つ、自らの後端部を操作者によって引っ張られることで現像装置筺体内から引き抜かれるシート部材(例えば封止シート70)とを有する現像装置(例えば現像装置5)において、前記シート部材の先端部を前記間隙よりも下流側で湾曲させて曲げ返し、前記先端部における湾曲部(例えば湾曲部70d)の近傍で且つ前記湾曲部よりも先端側の領域と、前記湾曲部の近傍で且つ前記湾曲部よりも後端側の領域とをそれぞれ、前記湾曲部の復元力により、現像装置筺体、又は現像装置筺体に保持される被保持部材(例えばドクタブレード52、現像領域入口シール552、支持部材553)に押し当てたことを特徴とするものである。
かかる構成においては、封止シートの先端部における湾曲部の近傍で且つ湾曲部よりもシート先端側の領域と、湾曲部の近傍で且つ湾曲部よりもシート後端側の領域とがそれぞれ、湾曲部の復元力により、現像装置筺体又は被保持部材に強く押し当てられる。この強く押し当てにより、封止シートの先端部は、現像装置筺体又は被保持部材との間に大きな摩擦力を発揮する。この摩擦力により、封止シートの先端部は、特許文献1に記載の現像装置に比べて、所定位置により強く拘束される。これにより、運搬時の振動や衝撃によるシート先端部の後端側へのずれを抑えることで、現像剤の漏れだしを抑えることができる。また、封止シートの先端部を押さえ付けによって所定位置に拘束しようとする力は、封止シートの先端部を現像装置筺体等に溶着した構成に比べて小さい。このため、封止シートを現像装置内から引き抜く際におけるシートと現像剤担持体との摺擦力も前記構成に比べて小さくなることから、シート引き抜きの際における現像剤担持体の傷付きを抑えることができる。
[態様B]
態様Bは、態様Aにおいて、前記シート部材における前記湾曲部よりも先端側の領域を、前記間隙内で、前記被保持部材としての前記現像剤規制部材に押し当てたことを特徴とするものである。かかる構成では、シート部材の先端部を前記間隙の位置に強く拘束することができる。
[態様C]
態様Cは、態様Aにおいて、前記シート部材における前記湾曲部よりも先端側の領域を、前記間隙よりも前記表面移動方向の下流側で、前記現像装置筺体又は前記被保持部材に押し当てたことを特徴とするものである。かかる構成では、シート部材の先端部を、現像装置筺体又は被保持部材との接触位置に強く拘束することができる。
[態様D]
態様Dは、現像剤を収容する現像剤収容部と、自らの表面に担持した現像剤によって潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面に担持された現像剤の層厚を規制するために自らの先端を前記現像剤担持体の表面に対して所定の間隙を介して対向させるように配設された現像剤規制部材と、現像装置筺体内における前記現像剤担持体と前記現像剤収容部との対向部に介在しつつ、自らの先端部を前記現像剤担持体の表面移動方向における上流側から下流側に向けて前記間隙内に通すように配設されて現像剤を前記現像剤収容部内に封止し、且つ、自らの後端部を操作者によって引っ張られることで現像装置筺体内から引き抜かれるシート部材とを有する現像装置において、前記シート部材の先端部を前記間隙よりも下流側で現像装置筺体、又は現像装置筺体に保持される被保持部材に接触させつつ、前記先端部における前記現像装置筺体又は前記被保持部材と前記先端部との接触領域における一部だけを前記現像装置筺体又は前記被保持部材に溶着したことを特徴とするものである。
かかる構成においては、封止シートの先端部における現像装置筺体又は被保持部材との接触領域の全域を溶着する場合に比べて、弱い引っ張り力で封止シートを現像装置筺体又は保持部材から引き剥がすことが可能である。このため、ヒート引き抜きの際に必要となる引き抜き力をより小さくして、シート引き抜きの際における現像剤担持体の傷付きを抑えることができる。また、シート先端部を部分的に溶着することで、特許文献1に記載の現像装置に比べて、シート先端部を現像装置筺体又は被保持部材との接触位置に強く拘束する。これにより、運搬時の振動や衝撃によるシート先端部の後端側へのずれを抑えることで、現像剤の漏れだしを抑えることもできる。
[態様E]
態様Eは、態様Dにおいて、前記シート部材の前記先端部における前記接触領域よりも後端側の領域に、湾曲部を設けて前記先端部を曲げ返すか、あるいは、前記接触領域よりも後端側の領域に、折り曲げ部を設けて前記先端部を折り曲げたことを特徴とするものである。かかる構成では、湾曲部又は折り曲げ部を設けない場合に比べて、より弱い引き抜き力によるシート部材の引き抜きを可能にして、現像剤担持体の傷付きをより抑えることができる。
1:感光体(潜像担持体)
5:現像装置
50:現像ローラ(現像剤担持体)
52:ドクタブレード(現像剤規制部材:被保持部材)
53:供給スクリュー
53a:供給搬送部(現像剤収容部)
54:回収スクリュー
54a:回収搬送部(現像剤収容部)
58:ケーシング(現像装置筺体)
70:封止シート(シート部材)
70d:湾曲部
552:現像領域入口シール(被保持部材)
553:支持部材(被保持部材)
特開2013−33077号公報 特開2007−25041号公報

Claims (6)

  1. 現像剤を収容する現像剤収容部と、自らの表面に担持した現像剤によって潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面に担持された現像剤の層厚を規制するために自らの先端を前記現像剤担持体の表面に対して所定の間隙を介して対向させるように配設された現像剤規制部材と、現像装置筺体内における前記現像剤担持体と前記現像剤収容部との対向部に介在しつつ、自らの先端部を前記現像剤担持体の表面移動方向における上流側から下流側に向けて前記間隙内に通すように配設されて現像剤を前記現像剤収容部内に封止し、且つ、自らの後端部を操作者によって引っ張られることで現像装置筺体内から引き抜かれるシート部材とを有する現像装置において、
    前記シート部材の先端部を前記間隙よりも下流側で湾曲させて曲げ返し、前記先端部における湾曲部の近傍で且つ前記湾曲部よりも先端側の領域と、前記湾曲部の近傍で且つ前記湾曲部よりも後端側の領域とをそれぞれ、前記湾曲部の復元力により、現像装置筺体、又は現像装置筺体に保持される被保持部材に押し当てたことを特徴とする現像装置。
  2. 請求項1の現像装置において、
    前記シート部材における前記湾曲部よりも先端側の領域を、前記間隙内で、前記被保持部材としての前記現像剤規制部材に押し当てたことを特徴とする現像装置。
  3. 請求項1の現像装置において、
    前記シート部材における前記湾曲部よりも先端側の領域を、前記間隙よりも前記表面移動方向の下流側で、前記現像装置筺体又は前記被保持部材に押し当てたことを特徴とする現像装置。
  4. 現像剤を収容する現像剤収容部と、自らの表面に担持した現像剤によって潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体の表面に担持された現像剤の層厚を規制するために自らの先端を前記現像剤担持体の表面に対して所定の間隙を介して対向させるように配設された現像剤規制部材と、現像装置筺体内における前記現像剤担持体と前記現像剤収容部との対向部に介在しつつ、自らの先端部を前記現像剤担持体の表面移動方向における上流側から下流側に向けて前記間隙内に通すように配設されて現像剤を前記現像剤収容部内に封止し、且つ、自らの後端部を操作者によって引っ張られることで現像装置筺体内から引き抜かれるシート部材とを有する現像装置において、
    前記シート部材の先端部を前記間隙よりも下流側で現像装置筺体、又は現像装置筺体に保持される被保持部材に接触させつつ、前記先端部における前記現像装置筺体又は前記被保持部材と前記先端部との接触領域における一部だけを前記現像装置筺体又は前記被保持部材に溶着したことを特徴とする現像装置。
  5. 請求項4の画像形成装置において、
    前記シート部材の前記先端部における前記接触領域よりも後端側の領域に、湾曲部を設けて前記先端部を曲げ返すか、あるいは、前記接触領域よりも後端側の領域に、折り曲げ部を設けて前記先端部を折り曲げたことを特徴とする現像装置。
  6. 潜像担持体と、前記潜像担持体の表面上の潜像を現像する現像手段とを備える画像形成装置において、
    前記現像手段として、請求項1乃至5の何れかの現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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