JP2008127868A - 制振装置及び制振方法 - Google Patents

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Yasuhiro Wada
安弘 和田
Fumiaki Endo
文明 遠藤
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Abstract

【課題】制振対象物の第1の部材と第2の部材の間(例えば、柱梁架構の上層と下層との間)に生じる相対変位を増幅して減衰する。
【解決手段】制振対象物の振動時に相対変位する第1の部材31及び第2の部材32間に設けられる制振装置1であって、第1の部材31又は第2の部材32に一端が回転可能に結合され、該結合部を中心として第1の部材31及び第2の部材32間に生じる相対変位に追従して揺動する伝達手段11と、前記伝達手段11の他端に回転可能に結合されるとともに、前記伝達手段11の揺動に追従して回転する増幅手段2と、前記増幅手段2の前記伝達手段11との結合部よりも外周側の部分に設けられ、前記増幅手段2の回転に応じて減衰力を生じさせる減衰手段26とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、制振装置及び制振方法に関し、特に、制振対象物の振動時に相対変位する第1及び第2の部材間(例えば、柱梁架構の上層と下層との間)に設けられる制振装置及び制振方法に関する。
制振対象物(建物)の柱梁架構の上層と下層との間に設けられて、地震等の外力によって上層と下層との間に生じる振動による相対変位を増幅し、ダンパーに伝達して減衰する制振装置の一例として、トグル機構を利用したトグル制振装置が特許文献1に開示されている。
すなわち、このトグル制振装置は、柱梁架構の柱と梁とによって囲まれる架構面に設けられ、一端が上層に回転可能に結合される第1アームと、一端が下層に回転可能に結合されるとともに、他端が第1アームの他端に回転可能に結合される第2アームと、一端が上層の隅部に回転可能に結合され、他端が第1アームの他端と第2アームの他端との結合部に回転可能に結合されるダンパーとを備えている。
第1アームの他端と第2アームの他端とは、両アームが所定の交差角度をなすように回転可能に結合され、これにより、上層と下層との間に生じる相対変位を約2倍に増幅してダンパーに伝達し、ダンパーにより地震等の外力を効率良く減衰することができる。
特開2005−48393号公報
ところで、上記のような構成のトグル制振装置にあっては、構造上、上層と下層との間に生じる相対変位を約2倍までにしか増幅させることができないため、建物の振動を効率良く減衰させることができない。また、第1アーム、第2アーム、及びダンパーの剛性を高めなければならないため、それらの構成部材が大型化してしまう。さらに、上層と下層との間の相対変位を第1アーム及び第2アームで受けた場合に、第1アーム及び第2アームが面外にはみ出す虞があり、その場合、振動に対する減衰性能がさらに低下してしまう。
本発明は、上記のような従来の問題に鑑みなされたものであって、地震等の外力による制振対象物(建物)の振動時に相対変位する第1及び第2の部材間(例えば、柱梁架構の上層と下層との間)に設けられ、両部材間に生じる相対変位を大きく増幅させることにより、振動を効率良く減衰することができる制振装置及び制振方法を提供することを目的とする。
上記のような課題を解決するために、本発明は、以下のような手段を採用している。
すなわち、請求項1に係る発明は、制振対象物の振動時に相対変位する第1及び第2の部材間に設けられる制振装置であって、前記第1及び第2の部材のそれぞれに一端が回転可能に結合され、該結合部を中心として前記第1及び第2の部材間に生じる相対変位に追従して揺動する伝達手段と、前記伝達手段の他端に回転可能に結合されるとともに、前記伝達手段の揺動に追従して回転する増幅手段と、前記増幅手段の前記伝達手段との結合部よりも外周側の部分に設けられ、前記増幅手段の回転に応じて減衰力を生じさせる減衰手段とを備えてなることを特徴とする。
本発明による制振装置によれば、地震等の外力によって制振対象物が振動し、第1及び第2の部材間に相対変位が生じると、その相対変位に追従して伝達手段が揺動し、伝達手段の揺動に追従して増幅手段が回転し、増幅手段の回転に応じて減衰手段が減衰力を生じさせ、地震等の外力による振動が減衰されることになる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の制振装置であって、前記増幅手段は、互いに重ね合わされた状態で設けられるとともに、共通の回転軸を中心として反対方向に相対回転可能な少なくとも2枚の板状部材からなり、前記伝達手段は、前記第1及び第2の部材と前記増幅手段の第1の板状部材との間にそれぞれ設けられる一対の第1の伝達部材と、前記第1及び第2の部材と前記増幅手段の第2の板状部材との間にそれぞれ設けられる一対の第2の伝達部材とからなることを特徴とする。
本発明による制振装置によれば、伝達手段の揺動に追従して増幅手段の少なくとも2枚の板状部材が反対方向に相対回転することにより、第1及び第2の部材間に生じる相対変位が増幅されて減衰手段に伝達され、減衰手段の減衰力によって減衰されることになる。
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の制振装置であって、前記一対の第1の伝達部材は、一端が前記第1及び第2の部材にそれぞれ回転可能に結合され、他端が前記第1の板状部材の回転軸を中心とする仮想円の円周上に回転可能に結合され、かつ、前記回転軸を通る第1の直線上に前記一端の結合部がそれぞれ位置し、前記仮想円の円周上に位置する各結合部と前記各一端の結合部とを結ぶ線が前記第1の直線に対して互いに逆向きに傾斜し、前記一対の第2の伝達部材は、一端が前記第1及び第2の部材にそれぞれ回転可能に結合され、他端が前記第2の板状部材の回転軸を中心とする仮想円の円周上に回転可能に結合され、かつ、前記第1の直線と前記回転軸にて交差する第2の直線上に前記一端の結合部がそれぞれ位置し、前記仮想円の円周上に位置する各結合部と前記各一端の結合部とを結ぶ線が前記第2の直線に対して互いに逆向きに傾斜し、前記第1及び第2の伝達部材の前記他端の結合部よりも外周側の前記増幅手段の隣接する板状部材間に前記減衰手段が介装されていることを特徴とする。
本発明による制振装置によれば、地震等の外力によって制振対象物が振動し、第1及び第2の部材間に相対変位が生じると、その相対変位に追従して第1の伝達部材及び第2の伝達部材が一端の結合部を中心として揺動し、第1の伝達部材及び第2の伝達部材の揺動に追従して第1の板状部材及び第2の板状部材が共通の回転軸を中心として相対回転する。
この場合、第1の伝達部材及び第2の伝達部材の他端の結合部が位置する仮想円と、減衰手段が介装されている部分との円周比による増幅率が得られ、さらにその増幅率に第1の板状部材と第2の板状部材とが互いに逆向きに相対回転することによる増幅率が累加され、第1及び第2の部材間の相対変位が大きく増幅されて減衰手段に伝達され、減衰手段の減衰力によって効率良く減衰されることになる。
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載の制振装置であって、前記第1及び第2の部材は、柱梁架構の柱及び梁であって、柱と梁とによって囲まれる架構面に前記増幅手段の板状部材が回転可能に設けられ、柱と梁とが交差する第1の角部及び該第1の角部と前記板状部材の回転軸を挟んで対向する第2の角部に前記一対の第1の伝達部材の一端がそれぞれ回転可能に結合され、第3の角部及び該第3の角部と前記板状部材の回転軸を挟んで対向する第4の角部に前記一対の第2の伝達部材の一端がそれぞれ回転可能に結合されていることを特徴とする。
本発明による制振装置によれば、制振対象物の柱梁架構に相対変位が生じると、その相対変位に追従して第1の伝達部材及び第2の伝達部材が一端の結合部を中心として揺動し、第1の伝達部材及び第2の伝達部材の揺動に追従して増幅手段の板状部材が互いに反対方向に相対回転し、板状部材の回転に応じて減衰手段が減衰力を生じさせることになる。
請求項5に係る発明は、請求項2又は3に記載の制振装置であって、前記第1の板状部材及び前記第2の板状部材には、前記第1の板状部材と前記第2の板状部材との相対回転の際に、前記第1の伝達部材の他端の結合部及び前記第2の伝達部材の他端の結合部を回転方向に逃すための逃げ孔がそれぞれ設けられていることを特徴とする。
本発明による制振装置によれば、第1の板状部材と第2の板状部材との相対回転の際に、第1の板状部材及び第2の板状部材の逃げ孔によって、第1の伝達部材及び第2の伝達部材の他端の結合部を回転方向に逃すことができるので、第1の板状部材と第2の板状部材とを円滑に相対回転させることができる。
請求項6に係る発明は、請求項1から5の何れかに記載の制振装置であって、前記減衰手段は、粘性材、粘弾性材、又は摩擦材からなることを特徴とする。
本発明による制振装置によれば、減衰手段として粘性材、粘弾性材、又は摩擦材を使用することができるので、相対変位の大小に応じて、粘性材、粘弾性材、又は摩擦材を使用することができる。
請求項7に係る発明は、請求項2から6の何れかに記載の制振装置であって、前記増幅手段には、板状部材の相対回転を規制することにより前記減衰手段の作動を規制するストッパー機構が設けられていることを特徴とする。
本発明による制振装置によれば、過大な相対変位が入力したときに、ストッパー機構を作動させることにより板状部材の相対回転が規制され、減衰手段が破損等するのが防止される。
請求項8に係る発明は、請求項7に記載の制振装置であって、前記伝達手段の第1の伝達部材及び第2の伝達部材の一部には、前記ストッパー機構により前記板状部材の相対回転を規制した後に作動するダンパー機構が設けられていることを特徴とする。
本発明による制振装置によれば、制振対象物の第1及び第2の部材間に生じる相対変位を、減衰手段とダンパー機構との協働により減衰することができることになる。
請求項9に係る発明は、請求項1から3及び請求項5から8の何れかに記載の制振装置であって、前記制振対象物は木造建物であり、前記第1の部材は該木造建物の既設の柱であり、前記第2の部材は該木造建物の新設の剛な柱であることを特徴とする。
本発明による制振装置によれば、地震等の外力によって木造建物が振動すると、床下の既設の柱と剛な柱との間に相対変位が生じ、その相対変位に追従して伝達手段が揺動し、伝達手段の揺動に追従して増幅手段が回転し、増幅手段の回転に応じて減衰手段が減衰力を生じさせ、地震等の外力による振動が減衰されることになる。
請求項10に係る発明は、制振対象物の制振方法であって、振動時に相対変位する第1及び第2の部材のそれぞれに一端が回転可能に結合され、該結合部を中心として前記第1及び第2の部材間に生じる相対変位に追従して揺動する伝達手段を設け、前記伝達手段の他端に回転可能に結合されるとともに、前記伝達手段の揺動に追従して回転する増幅手段を設け、前記増幅手段の前記伝達手段との結合部よりも外周側の部分に設けられ、前記増幅手段の回転に応じて減衰力を生じさせる減衰手段を設け、前記第1及び第2の部材間に生じる相対変位に追従させて前記伝達手段を揺動させ、該伝達手段の揺動に追従させて前記増幅手段を回転させ、該増幅手段の回転に追従させて前記減衰手段により減衰力を生じさせることにより、前記制振対象物の振動を減衰することを特徴とする。
以上、説明したように、本発明の制振装置及び制振装置によれば、地震等の外力によって制振対象物が振動し、第1及び第2の部材間に相対変位が生じた場合に、その相対変位に追従して伝達手段が揺動し、伝達手段の揺動に追従して増幅手段が回転し、増幅手段の回転に応じて減衰手段が減衰力を生じさせることになるので、地震等の外力による振動を大きく増幅し、効率良く減衰することができる。
また、増幅手段を互いに反対方向に相対回転可能な少なくとも2枚の板状部材によって構成しているので、第1及び第2の部材間に生じる相対変位を増幅手段によって増幅して減衰手段に伝達し、減衰手段の減衰力によって減衰することができる。
さらに、第1の伝達部材及び第2の伝達部材の他端の結合部が位置する仮想円と、減衰手段が介装されている部分との円周比による増幅率が得られることになり、この増幅率が第1の板状部材と第2の板状部材とが互いに逆向きに相対回転することによる増幅率に累加されることになるので、第1及び第2の部材間の相対変位を大きく増幅して減衰手段に伝達し、減衰手段の減衰力によって効率良く減衰することができる。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図4には、本発明による制振装置の第1の実施の形態が示されていて、図1は全体を示す斜視図、図2は図1の正面図であって相対変位前の状態を示す説明図、図3は図1の正面図であって相対変位後の状態を示す説明図、図4は図2の部分拡大平面図である。
すなわち、本実施の形態に示す制振装置1は、制振対象物(建物)の第1の部材と第2の部材との間、例えば、柱梁架構30の上層31と下層32との間に設けられ、上層31と下層32との間に生じる水平方向の相対変位を伴う振動を減衰するのに有効なものであって、柱33と梁34とによって囲まれる架構面35の中央部に設けられる増幅手段2と、柱33と梁34が交差する4つの角部(第1角部38、第2角部39、第3角部40、第4角部41)と増幅手段2との間に設けられる伝達手段11と、増幅手段2に設けられる減衰手段26とを備えている。
増幅手段2は、2枚の同一大きさの円板状の板状部材(第1板状部材3及び第2板状部材5)を中心が一致するように互いに重ね合わせて、両板状部材3、5の中心を共通の回転軸6として、この回転軸6を中心として両板状部材3、5を相対回転可能に構成したものであって、両板状部材3、5の外周部間に後述する減衰手段26が介装される。
第1板状部材3及び第2板状部材5は、各々の板面が架構面35の面内方向を向くように架構面35の中心部に相対回転可能に設けられ、柱梁架構30の上層31と下層32との間に相対変位が生じた際に、後述する伝達手段11の作用によって架構面35の面内で相対回転するように構成されている。
なお、第1板状部材3及び第2板状部材5は、円板状に限らず、三角板状、四角板状、六角板状等の周知の形状としてもよい。但し、両板状部材3、5は、同一形状、同一大きさに形成することが好ましい。
伝達手段11は、架構面35の図中左上の第1角部38と右下の第2角部39との間に設けられる第1伝達部材12と、図中右上の第3角部40と左下の第4角部41との間に設けられる第2伝達部材19とを備えている。
第1伝達部材12は、第1角部38と増幅手段2の第1板状部材3との間に設けられる上側第1伝達部材13と、第2角部39と第1板状部材3との間に設けられる下側第1伝達部材16とから構成されている。
上側第1伝達部材13は、一端が結合部14により第1角部38に回転可能に結合され、他端が結合部15により第1板状部材3に回転可能に結合されている。一方、下側第1伝達部材16は、一端が結合部17により第2角部39に回転可能に結合され、他端が結合部18により第1板状部材3に回転可能に結合されている。
上側第1伝達部材13の一端の結合部14、下側第1伝達部材16の一端の結合部17は、第1板状部材3の回転軸6を通る第1直線36上にそれぞれ位置している。また、上側第1伝達部材13の他端及び下側第1伝達部材16の他端は、第1板状部材3の回転軸6を中心とする第1板状部材3よりも小径の仮想円4A(回転軸6を中心とする仮想的な円)の円周上に設けられた結合部15、18によりそれぞれ回転可能に結合されている。この場合、両結合部15、18を結ぶ回転軸6を通る直線が第1直線36に対して図中反時計周り方向に所定の角度で傾斜するように、両結合部15、18の仮想円4Aの円周上の初期位置(上層31と下層32との間に相対変位が生じていない場合の位置)が設定されている。
これにより、上側第1伝達部材13及び下側第1伝達部材16は、一端の結合部14、17を中心として架構面35内でそれぞれ上下方向に揺動可能であり、上側第1伝達部材13と下側第1伝達部材16とが揺動すると、これらの他端に結合されている第1板状部材3が架構面35内で回転する
第2伝達部材19は、第3角部40と増幅手段2の第2板状部材5との間に設けられる上側第2伝達部材20と、第4角部41と第2板状部材5との間に設けられる下側第2伝達部材23とから構成されている。
上側第2伝達部材20は、一端が結合部21により第3角部40に回転可能に結合され、他端が結合部22により第2板状部材5に回転可能に結合されている。一方、下側第2伝達部材23は、一端が結合部24により第4角部41に回転可能に結合され、他端が結合部25により第2板状部材5に回転可能に結合されている。
上側第2伝達部材20の一端の結合部21、下側第2伝達部材23の一端の結合部24は、第2板状部材5の回転軸6を通る前記第1直線36と所定の角度で交差する第2直線37上に位置している。また、上側第2伝達部材20の他端及び下側第2伝達部材23の他端は、第2板状部材5の回転軸6を中心とする第2板状部材5よりも小径の仮想円4B(回転軸6を中心とする仮想的な円)の円周上に設けられた結合部22、25によりそれぞれ回転可能に結合されている。この場合、両結合部22、25を結ぶ回転軸6を通る直線が第2直線37に対して図中反時計周り方向に所定の角度で傾斜するように、両結合部22、25の仮想円4Bの円周上の初期位置(上層31と下層32との間に相対変位が生じていない場合の位置)が設定されている。
これにより、上側第2伝達部材20及び下側第2伝達部材23は、一端の結合部21、24を中心として架構面35内でそれぞれ上下方向に揺動可能であり、上側第2伝達部材20と下側第2伝達部材23とが揺動すると、これらの他端に結合されている第2の板状部材5が架構面35内で回転する。
なお、本実施の形態においては、第1板状部材3の仮想円4Aと第2板状部材5の仮想円4Bとを同一直径に設定しており、以下においては、これらを仮想円4と称する。
減衰手段26は、粘性材、粘弾性材、摩擦材等から構成され、第1板状部材3と第2板状部材5の外周部間に周方向に所定の間隔ごとに複数箇所に、又は全周に亘って介装されている。第1板状部材3と第2板状部材5との相対回転の際に、減衰手段26の粘性材、粘弾性材によるせん断抵抗力、又は摩擦材による摩擦力が作用することにより、上層31と下層32との間に生じる相対変位、すなわち柱梁架構30に入力する地震等の外力による振動が減衰されることになる。
以上の構成によれば、柱梁架構30の上層31が下層32に対して図2の初期状態から同図中左方向へ変位するような相対変位が生じた場合には、図3に示すように、架構面35が左方向へ平行四辺形状に押し潰されるように変形することにより、上側第1伝達部材13が一端の結合部14を中心として図中下方に揺動し、下側第1伝達部材16が一端の結合部17を中心として図中上方に揺動する。この場合、上側第1伝達部材13の第1板状部材3との結合部15、及び下側第1伝達部材16の第1板状部材3との結合部18がそれぞれ仮想円4の円周上を半時計周りに移動し、第1板状部材3が回転軸6を中心として半時計周りに回転する。
また、上側第2伝達部材20が一端の結合部21を中心として図中下方に揺動し、下側第2伝達部材23が一端の結合部24を中心として図中上方に揺動する。この場合、上側第2伝達部材20の第2板状部材5との結合部22、及び下側第2伝達部材23の第2板状部材5との結合部25がそれぞれ仮想円4の円周上を時計周りに移動し、第2板状部材5が回転軸6を中心として時計周りに回転する。
一方、建物架構30の上層31が下層32に対して図2の初期状態から同図右方向へ変位するような相対変位が生じた場合には、図示はしないが、架構面35が右方向へ平行四辺形状に押し潰されるように変形することにより、上側第1伝達部材13が一端の結合部14を中心として図中上方に揺動し、下側第1伝達部材16が一端の結合部17を中心として図中下方に揺動する。この場合、上側第1伝達部材13の第1板状部材3との結合部15、及び下側第1伝達部材16の第1板状部材3との結合部18がそれぞれ仮想円4の円周上を時計周りに移動し、第1板状部材3が回転軸6を中心として時計周りに回転する。
また、上側第2伝達部材20が一端の結合部21を中心として図中上方に揺動し、下側第2伝達部材23が一端の結合部24を中心として図中下方に揺動し、上側第2伝達部材20の第2板状部材5との結合部22、及び下側第2伝達部材23の第2板状部材5との結合部25がそれぞれ仮想円4の円周上を反時計周りに移動し、第2板状部材5が回転軸6を中心として反時計周りに回転する。
上記のように構成した本実施の形態による制振装置1にあっては、柱梁架構30の上層31と下層32との間に地震等の外力によって相対変位が生じた際に、その相対変位に追従して伝達手段11の第1伝達部材12及び第2伝達部材19が揺動し、この第1伝達部材12及び第2伝達部材19の揺動に追従して増幅手段2の第1板状部材3と第2板状部材5とが反対向きに相対回転し、この第1板状部材3と第2板状部材5との相対回転により、両板状部材3、5の外周部間の減衰手段26が減衰力を発揮する。その際、第1伝達部材12及び第2伝達部材19の結合部15、18、22、25が位置する部分と減衰手段26が介装される部分との円周比による増幅率が得られ、その増幅率分だけ減衰効果が向上する。また、第1板状部材3と第2板状部材5とが反対向きに相対回転することにより、増幅率が倍増することになる。従って、上層31と下層32との間に生じる相対変位を大きく増幅することができるので、地震等の外力を効率良く減衰手段26により減衰することができることになる。なお、増幅の原理については後述する。
図5〜図7には、本発明による制振装置の第2の実施の形態が示されていて、図5は全体を示す斜視図、図6は図5の正面図であって相対変位前の状態を示す説明図、図7図6の部分拡大平面図である。
すなわち、この制振装置1は、増幅手段2を第1板状部材3、第2板状部材5、第3板状部材7、第4板状部材8、及び第5板状部材9の5枚の板状部材によって構成し、5枚の板状部材3、5、7、8、9を中心が一致するように互いに重ね合わせて、5枚の板状部材3、5、7、8、9の中心を共通の回転軸6とし、回転軸6を中心として5枚の板状部材3、5、7、8、9を相対回転可能に構成したものであって、その他の構成は前記第1の実施の形態に示すものと同様である。
この場合、第1伝達部材12及び第2伝達部材19は、それぞれ2枚の鋼材を所定の間隔をおいて対向させて、5枚の板状部材3、5、7、8、9を外側から挟むように設けられるとともに、長手方向の中間部が補強材で補強されている。また、上側第1伝達部材13の他端及び下側第1伝達部材16の他端が第1板状部材3、第3板状部材7及び第5板状部材9の仮想円4の円周上に回転可能に結合され、上側第2伝達部材20の他端及び下側第2伝達部材23の他端が第2板状部材5及び第4板状部材8の仮想円4の円周上に回転可能に結合されている。
さらに、第1板状部材3、第3板状部材7及び第5板状部材9の第2板状部材5及び第4板状部材8の仮想円4の円周に対応する部分には、上側第1伝達部材13及び下側第1伝達部材16の結合部15、18を回転方向に逃すための円弧状の一対の逃げ孔10が設けられ、第2板状部材5及び第4板状部材8の第1板状部材3、第3板状部材7及び第5板状部材9の仮想円4の円周に対応する部分には、上側第2伝達部材20及び下側第2伝達部材23の結合部22、25を回転方向に逃すための円弧状の一対の逃げ孔10が設けられている。これにより、第1板状部材3、第3板状部材7及び第5板状部材9と第2板状部材5及び第4板状部材8との架構面35の面内での相対回転が許容され、第1板状部材3、第3板状部材7及び第5板状部材9と第2板状部材5及び第4板状部材8とが共通の回転軸6を中心として架構面35の面内で相対回転可能となる。
なお、減衰手段26の粘性材、粘弾性体、摩擦材等は、第1板状部材3と第2板状部材5との仮想円4より外側の外周部間、第2板状部材5と第3板状部材7との仮想円4より外側の外周部間、第3板状部材7と第4板状部材8との仮想円4より外側の外周部間、及び第4板状部材8と第5板状部材9との仮想円4より外側の外周部間に周方向に所定の間隔ごとに複数箇所に、又は全周に亘ってそれぞれ一体に介装されている。
そして、本実施の形態による制振装置1にあっても、前記第1の実施の形態に示すものと同様の作用効果を奏し、柱梁架構30の上層31と下層32との間に生じる相対変位を大きく増幅させて減衰手段26に伝達させ、効率良く減衰することができる。
なお、前記第1の実施の形態においては、増幅手段2を2枚の板状部材3、5によって構成し、また、前記第2の実施の形態においては、増幅手段2を5枚の板状部材3、5、7、8、9によって構成したが、増幅手段2を3枚、4枚、又は6枚以上の板状部材によって構成してもよいし、その場合にも同様の作用効果を奏する。
また、前記各実施の形態において、増幅手段2の板状部材3、5及び3、5、7、8、9の相対回転を規制するストッパー機構を設け、減衰手段26に過大な荷重が作用するのを阻止するようにしてもよい。さらに、ストッパー機構と摩擦ダンパー等のダンパー機構とを併用し、摩擦ダンパー等のダンパー機構を第1伝達部材12及び第2伝達部材19の途中に設け、減衰手段26をストッパー機構で規制した後に、摩擦ダンパー等のダンパー機構を作動させるように構成してもよい。
さらに、前記各実施の形態においては、本発明による制振装置1を柱梁架構30の柱33と梁34とによって囲まれる架構面35内に設けたが、木造建物の床下に設けてもよい。その場合には、剛な柱を新設し、この新設の剛な柱と既設の柱との間に制振装置1を設置すればよい。
次に、本発明による制振装置1による相対変位増幅の原理について図8〜図12を参照しながら説明する。
(1)第1伝達部材
1)相対変位前
図8において、X、Y:矩形空間の寸法、r:仮想円の半径、l:第1伝達部材(上側第1伝達部材、下側第1伝達部材)の長さ、θ:変位前の線分aの線分dに対する角度、θ:仮想剛材(上側第1伝達部材の他端と下側第1伝達部材の他端とを結ぶ仮想線)の線分aに対する角度、a、b:結節点の座標値とすると、以下の関係式が得られる。
Figure 2008127868
2)相対変位後
図9において、δx、δy:変位量、θ:相対変位角、θ´:相対変位後の線分a´の線分b´に対する角度、θ´:相対変位後の仮想剛材(上側第1伝達部材の他端と下側第1伝達部材の他端とを結ぶ仮想線)の線分aに対する角度、a´、b´:変位後の結節点の座標値とすると、以下の関係式が得られる。
Figure 2008127868
(2)第2伝達部材
1)相対変位前
図10おいて、X、Y:矩形空間の寸法、r:仮想円の半径、l:第2伝達部材(上側第2伝達部材、下側第2伝達部材)の長さ、θ:変位前の線分aの線分bに対する角度、θ:仮想剛材(上側第2伝達部材の他端と下側第の伝達部材の他端とを結ぶ仮想線)の線分aに対する角度、a、b:結節点の座標値とすると、前述した数1と同様の関係式が得られる。
2)相対変位後
図11において、δx、δy:変位量、θ:相対変位角、θ´:相対変位後の線分a´の線分b´に対する角度、θ´:相対変位後の仮想剛材(上側第2伝達部材の他端と下側第2伝達部材の他端とを結ぶ仮想線)の線分a´に対する角度、a´、b´:変位後の結節点の座標値とすると、前述した数2と同様の関係式が得られる。
(3)円周比の増幅
図12において、r:仮想円の半径、R:減衰手段の設置点の半径とすると、円周比による増幅率αは、
α=R/r
となる。
従って、本実施の形態による増幅手段全体による増幅率αは、
α=α×αとなり、
従来の制振装置に比べて増幅率を大幅に大きくとることが可能になった。
なお、上記の説明においては、本発明を建物の柱梁架構及び木造建物の床下に適用した例について説明したが、車両やクレーン等の各種機構、建物の足場等に適用してもよいものであり、それらの場合にも同様の作用効果を奏することは勿論のことである。
本発明による制振装置の第1の実施の形態の全体を示す斜視図である。 図1の正面図であって相対変位前の状態を示す説明図である。 図1の正面図であって相対変位後の状態を示す説明図である。 図2の部分拡大平面図である。 本発明による制振装置の第2の実施の形態の全体を示す斜視図である。 図5の正面図である。 図6の部分拡大平面図である。 本発明による制振装置による相対変位を増幅する原理の説明図であって、相対変位前の第1伝達部材と第1板状部材との関係を示した説明図である。 相対変位後の第1伝達部材と第1板状部材との関係を示した説明図である。 相対変位前の第2伝達部材と第2板状部材との関係を示した説明図である。 相対変位後の第2伝達部材と第2板状部材との関係を示した説明図である。 仮想円の半径と減衰手段が介装される部分の半径との関係を示した説明図である。
符号の説明
1 制振装置 2 増幅手段
3 第1板状部材 4 仮想円
5 第2板状部材 6 回転軸
7 第3板状部材 8 第4板状部材
9 第5板状部材 10 逃げ孔
11 伝達手段 12 第1伝達部材
13 上側第1伝達部材 14 結合部(一端)
15 結合部(他端) 16 下側第1伝達部材
17 結合部(一端) 18 結合部(他端)
19 第2伝達部材 20 上側第2伝達部材
21 結合部(一端) 22 結合部(他端)
23 下側第2伝達部材 24 結合部(一端)
25 結合部(他端) 26 減衰手段
30 柱梁架構 31 上層
32 下層 33 柱
34 梁 35 架構面
36 第1直線 37 第2直線
38 第1角部 39 第2角部
40 第3角部 41 第4角部

Claims (10)

  1. 制振対象物の振動時に相対変位する第1及び第2の部材間に設けられる制振装置であって、
    前記第1及び第2の部材のそれぞれに一端が回転可能に結合され、該結合部を中心として前記第1及び第2の部材間に生じる相対変位に追従して揺動する伝達手段と、
    前記伝達手段の他端に回転可能に結合されるとともに、前記伝達手段の揺動に追従して回転する増幅手段と、
    前記増幅手段の前記伝達手段との結合部よりも外周側の部分に設けられ、前記増幅手段の回転に応じて減衰力を生じさせる減衰手段とを備えてなることを特徴とする制振装置。
  2. 前記増幅手段は、互いに重ね合わされた状態で設けられるとともに、共通の回転軸を中心として反対方向に相対回転可能な少なくとも2枚の板状部材からなり、
    前記伝達手段は、前記第1及び第2の部材と前記増幅手段の第1の板状部材との間にそれぞれ設けられる一対の第1の伝達部材と、前記第1及び第2の部材と前記増幅手段の第2の板状部材との間にそれぞれ設けられる一対の第2の伝達部材とからなることを特徴とする請求項1に記載の制振装置。
  3. 前記一対の第1の伝達部材は、一端が前記第1及び第2の部材にそれぞれ回転可能に結合され、他端が前記第1の板状部材の回転軸を中心とする仮想円の円周上に回転可能に結合され、かつ、前記回転軸を通る第1の直線上に前記一端の結合部がそれぞれ位置し、前記仮想円の円周上に位置する各結合部と前記各一端の結合部とを結ぶ線が前記第1の直線に対して互いに逆向きに傾斜し、
    前記一対の第2の伝達部材は、一端が前記第1及び第2の部材にそれぞれ回転可能に結合され、他端が前記第2の板状部材の回転軸を中心とする仮想円の円周上に回転可能に結合され、かつ、前記第1の直線と前記回転軸にて交差する第2の直線上に前記一端の結合部がそれぞれ位置し、前記仮想円の円周上に位置する各結合部と前記各一端の結合部とを結ぶ線が前記第2の直線に対して互いに逆向きに傾斜し、
    前記第1及び第2の伝達部材の前記他端の結合部よりも外周側の前記増幅手段の隣接する板状部材間に前記減衰手段が介装されていることを特徴とする請求項2に記載の制振装置。
  4. 前記第1及び第2の部材は、柱梁架構の柱及び梁であって、柱と梁とによって囲まれる架構面に前記増幅手段の板状部材が回転可能に設けられ、柱と梁とが交差する第1の角部及び該第1の角部と前記板状部材の回転軸を挟んで対向する第2の角部に前記一対の第1の伝達部材の一端がそれぞれ回転可能に結合され、第3の角部及び該第3の角部と前記板状部材の回転軸を挟んで対向する第4の角部に前記一対の第2の伝達部材の一端がそれぞれ回転可能に結合されていることを特徴とする請求項2又は3に記載の制振装置。
  5. 前記第1の板状部材及び前記第2の板状部材には、前記第1の板状部材と前記第2の板状部材との相対回転の際に、前記第1の伝達部材の他端の結合部及び前記第2の伝達部材の他端の結合部を回転方向に逃すための逃げ孔がそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項2及び3に記載の制振装置。
  6. 前記減衰手段は、粘性材、粘弾性材、又は摩擦材からなることを特徴とする請求項1から5の何れかに記載の制振装置。
  7. 前記増幅手段には、板状部材の相対回転を規制することにより前記減衰手段の作動を規制するストッパー機構が設けられていることを特徴とする請求項2から6の何れかに記載の制振装置。
  8. 前記伝達手段の第1の伝達部材及び第2の伝達部材の一部には、前記ストッパー機構により前記板状部材の相対回転を規制した後に作動するダンパー機構が設けられていることを特徴とする請求項7に記載の制振装置。
  9. 前記制振対象物は木造建物であり、前記第1の部材は該木造建物の既設の柱であり、前記第2の部材は該木造建物の新設の剛な柱であることを特徴とする請求項1から3及び請求項5から8の何れかに記載の制振装置。
  10. 制振対象物の制振方法であって、
    振動時に相対変位する第1及び第2の部材のそれぞれに一端が回転可能に結合され、該結合部を中心として前記第1及び第2の部材間に生じる相対変位に追従して揺動する伝達手段を設け、
    前記伝達手段の他端に回転可能に結合されるとともに、前記伝達手段の揺動に追従して回転する増幅手段を設け、
    前記増幅手段の前記伝達手段との結合部よりも外周側の部分に設けられ、前記増幅手段の回転に応じて減衰力を生じさせる減衰手段を設け、
    前記第1及び第2の部材間に生じる相対変位に追従させて前記伝達手段を揺動させ、該伝達手段の揺動に追従させて前記増幅手段を回転させ、該増幅手段の回転に追従させて前記減衰手段により減衰力を生じさせることにより、前記制振対象物の振動を減衰することを特徴とする制振方法。
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