JP2008127810A - 法枠植栽緑化工法。 - Google Patents

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Abstract

【課題】急傾斜地においてコンクリート等の構築物で法枠を形成し、崩落防止を図っている法面を多数見受けられるが、無数に連結されているコンクリート等の法枠や枠内をコンクリート等で覆っている風景を見ると殺風景であり、また近年社会問題になっている温暖化の一原因を創り出す太陽光の照り返し等による環境面での批判を浴びるようになりこれらを防止し景観を改善できる緑化工法の開発。
【解決手段】水分確保が難しい法枠及び法枠内において充分な水分を確保し、植栽マット体、植栽箱、植栽土のう袋等を用いて法枠や法枠内に低木や草花類を、またマット表面等にはセダムを植栽することにより景観的に優れ、反射熱の削減等の気温上昇緩和にも貢献できる法枠植栽工法。
【選択図】図8

Description

本発明は、コンクリートやモルタルで形成されている法枠及び法枠内に低木や草花類を植栽緑化する植栽緑化工法に関する技術である。
急傾斜地等の法面をコンクリート等の構築物で法枠を形成し、崩落防止を図っている法面を多数見受けられるが、無数に連結されているコンクリート等の法枠や枠内をコンクリート等で覆っている風景を見ると殺風景であり、また近年社会問題になっている温暖化の一原因を創り出す太陽光の照り返し等による環境面での批判を浴びるようになった。
そこで、緑化の必要性が高まるとともにこの要請に応える緑化装置として本発明者が開発したホールドバック植栽マットとそれを用いたTK植栽緑化工法での法枠内緑化が行われているが、植栽マットに内包させた種子の発芽率が十分でないこと、植栽室の外壁面を帯状薄型マット体で形成しているため風が当該帯状薄型マット体の外壁を通すため植生基盤土内の水分蒸発が早いこと、自然水を補給袋で充分に確保・保水できていないことや強風等による植栽室内の植栽木が倒木や飛散する恐れが判明したことによるそれらの改良改善策、及び全体の約半分を占める法枠を緑化する緑化工法の開発である。
特開2005−374552号公報
植栽マットに内包される種子の発芽率の改善策、施工上軽量で風を通さず腐植しにくい植栽室の改良、雨水等の水分を充分に確保し自然灌水できる装置、植栽室に植栽される植栽木等の倒木や飛散を防止する装置で法枠や法枠内の植栽緑化を図り、法枠全体を低木や草花で緑化し、景観の向上と問題となっている地球温暖化の原因でもある太陽光線の照り返し防止や二酸化炭素の削減にも貢献できる法枠緑化工法の開発。
植栽マット体の植生基盤土が長年保持され破損や腐蝕がしにくく、植生基盤土の流出がない材質で形成された植栽マット体とする。例えば好適としてポリエチレンで植物の根を通す平織ネット状シート、ポリエステルで植物の根・芽を通さず吸水と保水の性質を持つ吸水マット、植物の根を通す不織布の順に重ねて底部を形成し、その底部上に植生基盤土(ココピート、水苔、バーク堆肥、ピートモス、木草炭粒の混合土に有機肥料、遅効性肥料、化成肥料を添加した人工土壌)を4cm〜10cm厚で敷き詰め圧縮して2cm〜5cm厚の植生基盤土に形成し、その上にポリエステルで植物の根を通す不織布、ポリエチレンで植物の根を通す平織ネット状シート、の順に重ねて上部を形成し、底部と上部が一体化し植生基盤土の植生基盤体内移動を抑え、構造体を堅持するように縦横所定間隔で腐蝕しにくい縫い糸を用いて縫製して植栽マット体とする。さらに当該植栽マット体と縫い糸の保護に破損や腐蝕がしにくく植物の根を通す材質の平織ネット状シートと格子状ネットシートで袋状に形成された保護袋に収納縫製し、縁廻りに縁ロープを装備して破損や腐植がしにくい植栽マット体とする。
発芽率の改善策として、従来は植栽マット体内の植生基盤土に芝種子を混合し内側から種子の発芽を行っていたが、発芽率を高めるため法面等に設置された植栽マット体上面に植生基盤土、(ココピート、水苔、バーク堆肥、ピートモス、木草炭粒の混合土に有機肥料、遅効性肥料、化成肥料を添加した人工土壌)芝種子、粘着剤を水で練り合わせた配合土を当該植栽マット表面に塗りつけ前記植栽マット内にまで入り込ませ配合土と前記植栽マット内の植生基盤土とが一体化するようにし100%に近い発芽率と活着が可能となり、また芝種子の替わりにセダム(数センチに切った茎葉)を配合土とともに練り合わせ塗りつけても100%に近い活着生育が可能になった。
植栽室の改良と水分の確保には、植栽マット体上に上部を開放した箱形の貯水池と植栽箱を発泡板で形造り、強度補強に表裏に樹脂系有孔板を接合しポリエチレンの格子状ネットシートで全体を包み込み縫製形成し、貯水池はさらに内側に防水シートを張り落ち葉等のゴミが入らないように上部開放部分はネット状シートで覆われ、植栽箱に貯水池から給水ロープで植栽箱内の帯状吸水マットに毛細管現象で自然給水できる仕組みを持った貯水池・植栽室付植栽マット体とする。
植栽箱は、雨水等の水分をより多く確保するため植栽マット体に植栽箱の上部開放部と空が平行になるように植栽箱を取り付け、従来の有孔管内から補給袋体での水分確保をやめ、上部面が開放されている貯水容器を植栽箱内の任意箇所に設置し雨水等を貯め、さらに植栽箱内底部に貯水皿を設置し、皿内に貯水機能を持つ吸水マットを敷設し直接植生基盤土から雨水等の余剰水を吸水貯水するほかに植栽箱内上部には帯状吸水マットを形成し、貯水容器と貯水池から給水ロープで帯状吸水マットに毛細管現象で給水される。貯水及び給水された水分は、植生基盤土の含水状態に応じて吸水マットと帯状吸水マットから毛細管現象で自然灌水される。
植栽箱に植栽される植栽木等は、樹木固定具と樹木固定補助具を用いて根鉢部を固定することにより強風等での倒木や飛散を防止する。樹木固定具としてはJ型アンカーと爪部と固定用ナット、樹木固定補助具はJ型アンカーの係止部を係止できる格子状の硬質樹脂盤であり、樹木固定具と樹木固定補助具との組合せで植栽木等を植栽箱内に固定する固定具である。また、樹木固定具としてS型アンカーとリング状に結束できる結束バンドとの組合からなる樹木固定具もある。
J型アンカーによる植栽木固定方法は、植栽箱の底部にJ型アンカーの係止部を係止できる樹木固定補助具の硬質樹脂系格子状盤を敷設し、その上に根巻した植栽木等を配置し根鉢廻りの格子状枠にJ型アンカーの係止部を係止し、当該J型アンカーの上部ネジ切り部から爪体の連結固定部を通し爪部にて植栽木の根鉢部を押さえつけネジ切り部にナットをはめ、締め付けることにより植栽木が硬質樹脂系格子状盤と一体化して固定される。
S型アンカーによる植栽木固定方法は、植栽室の底部にS型アンカーの係止部を係止できる樹木固定補助具の硬質樹脂系格子状盤を敷設し、その上に根巻した植栽木等を配置し根鉢廻りの格子状枠に複数本のS型アンカーの係止部を係止し、当該S型アンカーの上部係止部にリング状に結束できる結束バンドを回し、当該結束バンドを絞り込むことにより植栽木が硬質樹脂系格子状盤と一体化して固定される。
以上の貯水池・植栽箱付植栽マット体と樹木固定具と樹木固定補助具を使って法枠内を植栽緑化する。初めに法枠内全面に吸水マットを敷設しコンクリートネジ等で固定する。その上を貯水池・植栽箱付植栽マット体で覆い装備してある縁ロープをコンクリートネジ等で固定することにより当該貯水池・植栽箱付植栽マット体が法枠内に固定され植栽箱に植生基盤土とともに低木や宿根草を樹木固定具と樹木固定補助具を用いて植栽し、マット体表面にはセダムの茎葉を配合土、粘着剤、水で練り合わせ塗りつけ低木や草花で枠内緑化を図る。
法枠の緑化は、法枠全体を包み込むように吸水マットを張付コンクリートネジ等で固定し、その上(縦梁と横梁のクロス部分を除く)を植栽マット体で覆い装備している縁ロープをコンクリートネジ等で枠に固定し当該植栽マット体を固定する。固定された植栽マット体の横梁部分の表面(縦梁とクロス部分は除く)に植栽箱を取付、植生基盤土とともに低木や宿根草を樹木固定具と樹木固定補助具を用いて植栽し、縦梁と横梁のクロスする部分には、腐蝕しにくい不織布、平織ネット状シート、格子状ネットシートの順に重ね不織布が内側になるように幅約30〜40cm長さ約50〜60cmの袋体とし、内側の下部面に貯水を高める吸水マットを縫製し、上部縁廻りにはリング状にロープ通し口を設けロープを絞ることにより上部が閉じられる植栽土のう袋とし、該植栽土のう袋に植生基盤土とともに低木やツタ植物を植栽し入り口を閉じクロス部分に配置しコンクリートネジ等で固定し植栽緑化を図り植栽土のう袋表面及び植栽マット体表面にはセダムの茎葉を配合土、粘着剤、水で練り合わせ塗りつけ低木や草花で法枠全体を植栽緑化するものである。
植栽マット体は、保水性の高い植生基盤土と貯水機能を持つ吸水マットを付帯しているのでマット体内部に水分を吸水し易く薄層であっても保水期間が長く腐植しにくい材質でマット体を形成しているので長年使用可能で植栽植物生育に適し環境に優しい植栽マット体である。植栽室も軽量で腐蝕しにくい材質で植栽箱を形成したことにより風を通さず植生基盤土からの水分蒸発を抑え植栽箱の取付角度を変えたことにより雨水等の水分確保もよく貯水容器内と下部の吸水マットに貯水可能となり、さらに単独の貯水池を設けたことによりほとんど水管理の係らない植栽マット体と貯水池・植栽箱付植栽マット体である。
法枠内や法枠を吸水マットで覆いその上に植栽マット体や貯水池・植栽箱付植栽マット体や植栽土のう袋の吸水マットで二重に覆うことにより吸水マット内の水分蒸発を抑え雨水等の水分をしっかり吸水確保・保水でき毛細管現象で植生基盤土に給水することにより上記マット体や植栽箱の水分確保と合わせることにより水管理を必要としない自然管理型の法枠植栽緑化工法である。
低木や草花類による法枠内及び法枠の植栽緑化を簡単に可能とし、地域景観の改善向上と太陽光線の反射熱及び二酸化炭素削減に貢献できる法枠植栽緑化工法である。さらに使用する植栽マット体、貯水池・植栽箱付植栽マット体と植栽箱は腐蝕しにくい材質であること、またマット体に傷を付けず設置することによりマット内植栽基盤土の移動や流出がなく、長年使用可能な環境に優しい法枠植栽緑化工法である。
さらに植栽される植栽木等は、全て根巻され樹木固定具と樹木固定補助具にて植栽箱に植立に固定され、たとえ強風や振動等があっても倒木や飛散することもなく安全管理面でも心配のない法枠植栽緑化工法である。
以下、本発明を図に基づき説明すると、図1(イ)は、四辺縁に縁ロープ2を付帯した植栽マット体1の斜視図で(ロ)は、 植栽マット体1の植生基盤土が長年保持され破損や腐蝕がしにくく、植生基盤土の流出がない材質で形成された植栽マット体1の構造を示す断面図で、まずポリエチレンで植物の根を通す平織ネット状シート1a、ポリエステルで植物の根・芽を通さず吸水と保水の性質を持つ吸水マット1b、植物の根を通す不織布1cの順に重ねて底部を形成し、その底部上に植生基盤土1d(ココピート、水苔、バーク堆肥、ピートモス、木草炭粒の混合土に有機肥料、遅効性肥料、化成肥料を添加した人工土壌)を4cm〜10cm厚で敷き詰め圧縮して2cm〜5cm厚の植生基盤土に形成し、その上にポリエステルで植物の根を通す不織布1c、ポリエチレンで植物の根を通す平織ネット状シート1a、の順に重ねて上部を形成し、底部と上部が一体化し植生基盤土の植生基盤体内移動を抑え、構造体を堅持するように縦横所定間隔で腐蝕しにくい縫い糸1eを用いて縫製して植栽マット体とする。さらに当該植栽マット体と縫い糸の保護に破損や腐蝕がしにくく植物の根を通す材質の平織ネット状シート1aと格子状ネットシート1fで袋状に形成された保護袋に収納縫製し、縁廻りに縁ロープを装備して破損や腐植がしにくい植栽マット体1とする。
図2(イ)は、植栽箱3の斜視図で(ロ)は、いずれも軽量で腐蝕しにくい材質で形成する植栽箱3の部材構造を示す断面図である。まず風を通さず保温効果がある薄型発泡板4を表裏から保護する樹脂系有孔板5、全体を保護するポリエチレンの平織ネット状シート1aと格子状ネットシート1fで包み込み一体化するように縫製した植栽箱部材の断面を示したものである。なお貯水池は、植栽箱と同様の材質で貯水箱を形成し、箱内に防水シートを張り上部開放部分に不純物混入防止にポリエチレンの格子状ネットシートで覆い貯水池とする。
図3は、植栽箱内の構造を説明する説明図で(イ)は、水分確保に植栽箱3内の底部全面に樹脂製の貯水皿6と上部にポリエステルの帯状吸水マット7を粘着剤等で取付た状態を示したもので(ロ)は、貯水皿内に敷設され雨水等の水分を植生基盤土を通して吸水貯水できる貯水機能を持つ吸水マット1bで(ハ)は、吸水マット上に設置される樹木固定具補助の硬質格子状樹脂盤8であり、J型及びS型アンカーの係止部を係止できる高さとするため硬質格子状樹脂盤8の裏面に複数の発泡角材8aを固定し台座状に形成した樹木固定具補助の硬質格子状樹脂盤8で(ニ)は、植栽箱内全体に詰める植生基盤土1d(ココピート、ピートモス、木草炭、水苔、バーク堆肥、有機肥料、遅効性肥料、化成肥料の混合土)と植栽箱内に設置される樹脂等で形成された貯水容器9で(ホ)は、植栽箱3内の貯水皿内に吸水マット1bを敷設し、その上に約3cm厚の植生基盤土1dを敷き、その上に樹木固定具補助の硬質格子状樹脂盤8を設置し、該硬質格子状樹脂盤8が隠れる程度に植生基盤土1dを覆土し、その上に根巻した植栽木等を載せ樹木固定具のアンカー等で樹木固定具補助の硬質格子状樹脂盤に植立に固定し、任意箇所に貯水容器9を設置し、上部の帯状吸水マット7が隠れる程に植生基盤土で覆うことにより硬質格子状樹脂盤に固定された植栽木は全体の植栽物と貯水と植生基盤土の重さ及び樹木固定具等の支持力により倒木や飛散することなく、また貯水皿の吸水マット1bからと貯水容器9から給水ロープ10と帯状吸水マット7から植生基盤土1dに毛細管現象で自然灌水される構造である。なお貯水容器の上部開放部分に不純物混入防止にポリエチレンの格子状ネットシート1fで覆い雨水等の水分をより多く集水できるように植生基盤土の高さより低い高さで設置する。
図4は、植栽物の固定の仕方を説明する説明図で(イ)は、樹木固定具11のJ型アンカー12による植栽木固定方法で、植栽箱の底部にJ型アンカーの係止部を係止できる樹木固定補助具の硬質樹脂系格子状盤8を敷設し、その上に根巻した植栽木15を配置し根鉢15a廻りの硬質樹脂系格子状盤8枠にJ型アンカー12の係止部12aを係止し、当該J型アンカー12の上部ネジ切り部12bから爪体13の連結固定部13aを通し爪部13bにて植栽木15の根鉢15a部を押さえつけネジ切り部12bにナット14をはめ、締め付けることにより植栽木15が硬質樹脂系格子状盤8と一体化して固定され(ロ)は、S型アンカー16による植栽木の固定方法で植栽箱の底部にS型アンカー16の係止部12aと係止できる樹木固定補助具の硬質樹脂系格子状盤8を敷設し、その上に根巻した植栽木15を配置し根鉢15a廻りの硬質樹脂系格子状盤8枠に複数本のS型アンカー16の係止部12aを係止し、当該S型アンカー16の上部係止部12aにリング状に結束できる結束バンド17を回し、当該結束バンド17を絞り込むことにより植栽木15が硬質樹脂系格子状盤8と一体化して固定される。
図5は、植栽マット体1上部に貯水池18、その下部に植栽箱3を配置し結束バンド等で結束固定するか縫い糸で縫製して植栽マット体に固定し、貯水池18から給水ロープ10(和紙と絹と腐蝕しにくい不織布を寄り合わせビニール管に通したロープ)で植栽箱3の帯状吸水マット7に左右から接続し毛細管現象で該帯状吸水マット7に吸水する状態を示した貯水池・植栽箱付植栽マット体19の斜視図である。なお貯水池18に入いる給水ロープ10先端部は吸水し易いようにビニール管より約5cmはみ出した給水ロープ10とする。
図6(イ)は、腐蝕しにくい化学繊維の3枚のシートから構成された幅約30〜40cm・長さ約50〜60cmの袋体に内側の下部面に貯水機能をもつ吸水マット1bを縫製し、上部縁廻りにはリング状にロープ通し口を設け、ロープ20aを絞ることにより上部が閉じられるようにした植栽土のう袋20を示す斜視図で(ロ)は、植栽土のう袋20の3枚のシートを示す説明図で、いずれも腐蝕しにくく植生基盤土が流出しないメッシュの材質で内側から不織布1c、平織ネット状シート1a、格子状ネットシート1fの順で構成されている。
図7(イ)は、植栽緑化を図る格子状法枠21を示す平面図で(ロ)は、格子状法枠と法枠内全体に雨水等の水分を吸水貯水する吸水マット1bを敷設しコンクリートネジ22にて固定した状態を示す平面図である。
図8は、図7(ロ)で法枠内23に敷設固定された吸水マット1b上に貯水池・植栽箱付植栽マット体19で覆い、付帯している縁ロープをコンクリートネジ等で固定することにより当該貯水池・植栽箱付植栽マット体19が法枠内23に固定され、植栽箱3内に樹木固定具と樹木固定補助具を用いて低木を植栽、宿根草は植生基盤土に直接植栽し、マット体表面にはセダム24の茎葉を配合土、粘着剤、水で練り合わせ塗りつけ植栽し枠内緑化した状況である。
また法枠は、枠全体を包み込むように吸水マットを敷設してコンクリートネジ等で固定し、その上(縦梁と横梁のクロス部分を除く)を植栽マット体1で覆い付帯している縁ロープをコンクリートネジ等で法枠に固定し、当該植栽マット体1を法枠に固定する。固定された植栽マット体1の横梁部分の表面(縦梁とクロス部分は除く)に植栽箱3を取付植生基盤土とともに宿根草を低木は樹木固定具と樹木固定補助具を用いて植栽し、植栽箱設置以外の箇所にはセダム24の茎葉を配合土、粘着剤、水で練り合わせ塗りつけ植栽し法枠緑化した状況である。
さらに、縦梁と横梁のクロスする部分には、植栽土のう袋20に植生基盤土とともに低木等を植栽し入り口を閉じクロス部分に配置しコンクリートネジ等で固定し植栽緑化を図り植栽土のう袋表面及び植栽マット体表面にはセダム24の茎葉を配合土、粘着剤、水で練り合わせ塗りつけ植栽緑化を図り低木や草花で法枠全体を植栽緑化した状態を示す完成図である。
植栽マット体を示す斜視図と断面図である。 植栽箱を示す斜視図と部材構造を示す断面図である。 植栽箱内の構造を示す説明図であり(イ)は、植栽箱内の底部に貯水皿、上部に帯状吸水マットを取り付けた状態を示し(ロ)は、貯水皿内に敷設される吸水マットを示し(ハ)は、吸水マット上に設置される樹木固定補助具を示し(ニ)は、植栽箱に入る植生基盤土と貯水容器を示し(ホ)は、イからニまでの部材を植栽箱に設置した状態を示した説明図である。 樹木固定具の使用方法を示す説明図であり(イ)は、樹木固定具のJ型アンカーと附属部材による樹木固定方法を示し(ロ)は、樹木固定具のS型アンカーと附属部材による樹木固定方法を示す説明図である。 貯水池・植栽箱付植栽マット体を示す斜視図である。 植栽土のう袋を示す斜視図と植栽土のう袋の構成を示した説明図である。 格子状法枠を示す平面図と吸水マットを敷設固定した状態を示す平面図である。 コンクリート法枠に植栽緑化した実施例を示す斜視図である。
符号の説明
1 植栽マット体
1a 平織ネット状シート
1b 吸水マット
1c 不織布
1d 植生基盤土
1e 縫い糸
1f 格子状ネットシート
2 縁ロープ
3 植栽箱
4 薄型発泡板
5 樹脂系有孔板
6 貯水皿
7 帯状吸水マット
8 硬質格子状樹脂盤
8a 発泡角材
9 貯水容器
10 給水ロープ
11 樹木固定具
12 J型アンカー
12a 係止部
12b ネジ切り部
13 爪体
13a 連結固定部
13b 爪部
14 ナット
15 植栽木
15a 根鉢
16 S型アンカー
17 結束バンド
18 貯水池
19 貯水池・植栽箱付植栽マット体
20 植栽土のう袋
20a ロープ
21 格子状法枠
22 コンクリートネジ
23 法枠内
24 セダム

Claims (2)

  1. コンクリートやモルタルで形成されている格子状法枠を吸水マットで覆い、その上を植栽マット体で覆い、法枠の横梁には植栽箱、横梁と縦梁の交差部分には植栽土のう袋を固定し、植栽箱内や植栽土のう袋内に低木、宿根草、ツタ植物類を植栽し、縦梁の植栽マット体や植栽土のう袋の表面にセダムを植栽して法枠を植栽緑化することを特徴とする法枠植栽緑化工法。
  2. 前記記載の格子状法枠の法枠内を吸水マットで覆い、その上を植栽マット体に貯水池と植栽箱を取り付けた貯水池・植栽箱付植栽マット体で覆い、植栽箱内に低木、宿根草、ツタ植物類を植栽し、植栽マット体表面にセダムを植栽して法枠内を植栽緑化することを特徴とする法枠植栽緑化工法。
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