JP2008126662A - 制止面傾斜型液化器を有する固体インクプリンタ用インク送給系 - Google Patents

制止面傾斜型液化器を有する固体インクプリンタ用インク送給系 Download PDF

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Abstract

【課題】先頭の固体インクスティックの先端における液化効率を高め、プリンタとしての生産性、出力速度を向上させる。
【解決手段】装填される固体インクスティック206を液化し得られた液化インク217によって媒体上に像を形成乃至転写するプリンタ202に、固体インクスティック206の先端223をその制止面221、233、234及び235で制止して液化する液化器211、並びに固体インクスティック206を受け入れ所定経路210に沿って液化器211まで案内するガイド(シュート)208を有するインク送給系204を設ける。制止面221、233、234及び235を、その近似平面225がガイド208の長軸と鋭角αで交差する面にすることにより、接触面積を拡げて単位時間当たり液化量を多くする。
【選択図】図7

Description

本発明は、固体インクスティック乃至ペレットを加熱して得られる液化インクを1個又は複数個のプリントヘッドに供給する高速プリンタ、特にその種のプリンタにて使用されるインク送給系の構成上及び機能上の改良に関する。
図1に、固体インクを使用する画像形成装置の一例として固体インクプリンタの一般的な構成100を模式的に示す。この図に示すプリンタ100には、室温下で固体状態を保つ固体インクスティックを受け入れそれを順繰りに先送りする固体インク送給系即ちインクローダ110が設けられているので、ユーザは、スティックを随時そのインクローダ110に入れるだけでインクを補充することができる。また、複数の色を使用する場合はインクローダ110も色別に設ける。即ち、白黒プリンタならブラックインクだけでよいが、カラープリンタなら例えばブラック、シアン、イエロー及びマゼンタ各色のインクが要るのが普通であるので、各色毎にインクローダ110を設け、各色用インクローダ110にその色のスティックを装填してその内部のスティック送給路沿いに送給するようにする。
このプリンタ100には、固体インクスティックを液化させるインク液化器の一例として、スティックを加熱しその融点に比べて十分に高い温度まで昇温させるインクヒータ120が設けられている。このヒータ120内にはスティック先端と接触するよう設けられたメルトプレートがあるので、ヒータ稼働時には、そのメルトプレートの表面を昇温させることによって、スティックのうちメルトプレートとの接触部分を熔融、液化させることができる。液化させたインクはプリントヘッド130に供給する。供給先となるヘッド130の個数は1個でも複数個でもよく、また供給の手段としては重力を利用してもよいしポンピングを実施してもよいしその双方を併用してもよい。各ヘッド130は、供給される液化インクからインク滴を生成しそれを回転式プリントドラム140上に被着させることによって、個々の画素を現像する。この動作は、ドラム140上に所望画像が再現されるよう、プリンタコントローラ180が生成する制御信号190に応じて行う。そして、シートフィーダ160から供給される紙その他の媒体170を加圧ローラ150の働きでドラム140に押しつけることにより、ドラム140上のインク画像をその媒体170上に転写させる。なお、この画像転写プロセスを実行する際には、画像転写直後にインクが完全に固化するよう、インク温度を綿密に制御するのが望ましい。
こうしたプリンタを用いて大量印刷を行うには、その装填容量が大きなインクローダを設けることと、余地が発生したとき随時固体インクスティックを装填、補充できるようそのインクローダを構成しておくこととが、必要である。
そのため、固体インクプリンタ用のインクローダは、複数個の固体インクスティックを数珠繋ぎに装填できるように設けられたチャネル乃至シュートを備え、それらのスティックのうち先頭に位置するものから順にその液化器により液化させる構成を採るのが普通である。この構成では、シュート内のスティックのうち末尾に位置するものの後端をバネ付のプッシュブロック等によって先頭方向に付勢し、先頭に位置するスティックの先端が液化器に当接するようにする。シュート内にスティックを補充する際には、オペレータが自分の手でスティックとプッシュブロックの間に隙間を作り、十分な隙間ができたらその隙間に新たなスティックを装填する。
シュート内を数珠繋がりになって進む固体インクスティックは、順繰りに液化部内の液化器によって液化、即ち固体状から液体状に変換される。液化されたインクはドラム上への画像形成に使用される。形成されたインク像はそのドラムに送り込まれてくる媒体例えば紙の上に転写される。
こうした構成では、液化器に進入するのが先頭の固体インクスティックの先端だけであるので、その部分がどのような速度で液化するかによって、プリンタとしての生産性、出力速度が左右されることとなる。従って、その部位でのインク液化効率を向上させることができればプリンタの生産性を向上させることができる。
本発明は、従来技術又はそれに類する技術に係るインク及びインクローダにおける上述の問題点乃至制約点に鑑み、固体インクプリンタにてより好適に使用できる固体インク送給系を提供することを目的としてなされたものである。
ここに、本発明の一実施形態は、(1)装填される固体インクスティックを液化し得られた液化インクによって媒体上に像を形成乃至転写するプリンタにて使用されるインク送給系であって、(2)固体インクスティックの先端を面制止して液化する液化器と、固体インクスティックを受け入れ所定経路に沿って液化器付近まで案内するガイドと、を備え、(3)液化器の制止面を、近似的に、ガイドの長軸と鋭角で交わる平面としたものである。
また、本発明の別の実施形態は、(1)装填される固体インクスティックを液化し得られた液化インクによって媒体上に像を形成乃至転写するプリンタであって、(2)固体インクスティックの先端を面制止して液化する液化器並びに固体インクスティックを受け入れ所定経路に沿って液化器付近まで案内するガイドを有するインク送給系を備え、(3)液化器の制止面を、近似的に、ガイドの長軸と鋭角で交わる平面にしたものである。
そして、本発明の更なる実施形態は、(1)装填される固体インクスティックを液化し得られた液化インクにより媒体上に像を形成乃至転写するプリンタにて実行されるインク変換方法であって、(2)所定方向に延びた長軸及び所定形状の外面を有する固体インクスティックを少なくとも1個準備するステップと、(3)固体インクスティックの先端を面制止して液化する液化器であってその制止面を平面近似可能なものを準備するステップと、(4)固体インクスティックを受け入れ所定経路に沿って液化器付近まで案内するガイドであって液化器と交わる方向に延びた長軸を有するものを準備するステップと、(5)ガイドに固体インクスティックを受け入れ上記所定経路に沿って案内するステップと、(6)固体インクスティックの長軸が液化器の制止面近似平面と鋭角で交わるよう固体インクスティックの先端を液化器の制止面に当接させるステップと、(7)液化器により固体インクスティックを液化させるステップと、を有する。
本発明によれば、装填部等にて装填される固体インクスティックを液化させる液化器を液化部等に設け例えば1個又は複数個のプリントヘッドに送給するようにする一方、その液化器内の制止面に対し斜め方向からスティックが当接するようインク送給系を構成しているため、液化器におけるインク液化効率が従来より高くなる。また、本発明はこれ以外にも様々な特徴事項がある。それらはそれ単独で或いは様々に組み合わせて使用することができる。それによって、コスト低減、インク装填容量増大、送給系信頼度向上等を実現してより優れたプリンタを実現することができる。
以下、本発明の好適な実施形態に関し別紙図面を参照して説明する。本件技術分野において熟練を積んだ方々(いわゆる当業者)であれば、以下の説明から、上述のものもそれ以外のものも含め、本発明の特徴をより好適に理解することができよう。
また、本願における「プリンタ」とは、複製装置一般のことである。従って、狭義のプリンタの他、ファクシミリ機、複写機、いわゆる多機能機等もこれに包含される。更に、「印刷ジョブ」とは、複製対象となる1個又は複数個の事物の電子的表現物を含む情報等のことである。そして、インクの「案内」「移送」「送給」「供給」とは、装填部から液化部まで或いは更にプリントヘッドまでインクを届けることを指している。インクの「案内」「移送」「送給」「供給」経路上には、本発明に係るプリンタの実施にとり肝要でないものも含め、種々の連結手段、管路、マニホルド、ヒータ等を付加することができる。
図2に本発明の一実施形態に係るインク送給系204を備えた固体インクプリンタ202を示す。本プリンタ202は固体インクスティック206をブラック、シアン、マゼンタ及びイエローの四色使用する多色プリンタであり、各色に対応して設けられた合計4本のシュート208を有している。それらのシュート208にはそれぞれ湾曲区間207があり、その区間207は例えばある1本の軸を中心とする円弧に沿って延びる単純弧形状としてもよいし、別々の軸を中心とする複数本の円弧をつないだ線に沿って延びる複合弧形状としてもよいが、何れにせよスティック206を端から端まで滞りなく移送できる立体的形状にする必要がある。また、複合弧形状とするなら、区間207の全長に占める個々の円弧の割合を任意に定めることができ、従ってその全体形状を柔軟に設計できる。但し、これら単純弧や複合弧は区間207の湾曲形状の一例に過ぎず、これに類する他の非直線的形状を使用することもできるので、本願では使用できる種々の形状全てを「湾曲」という表現で代表させることとする。更に、シュートに湾曲区間がない形態でも本発明に係る固体インクプリンタをカラープリンタとして実施できることにご留意頂きたい。
また、本プリンタ202では、図示の通りフレーム203により送給系204を支持する構成を採っており、その頂部近傍には装填部224が、また底部近傍には液化部230が、それぞれ配置されている。送給系204は装填部224から液化部230へと一群の固体インクスティック206を送るシステムであり、複数個(図示例では各色当たり1個ずつ合計4個)の副送給系から構成されている。各副送給系は少なくともスティック装填口、スティック送給用のシュート208、並びに液化器を有しているので、本プリンタ202には複数本(図示例では4本)のシュート208がある。それら複数本のシュート208は、互いに一体に形成してもよいし、別体に形成してもよい。各シュート208は、それぞれ対応する色、例えばブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのうち何れかの色のスティック206を入れることができ、そのスティック206を所定経路に沿ってその副送給系の液化器付近まで案内できるように構成されている。
更に、各シュート208には図示の通り縦長開口209が形成されている。オペレータは、この開口209を介し、そのシュート208におけるスティック206の進み具合をチェックすることができる。また、この開口209を設けることで重量を減らし素材コストを抑えることができる。更に、各シュート208沿いには押圧部材228が配置されている。この部材208はスティック206を押さえつけドライブベルト216に好適に接触させる。
図3に、本プリンタ202におけるインク送給系204の構成をより詳細に示す。送給系204は複数個の副送給系から構成されており、各副送給系はそれぞれスティック装填口、スティック送給用シュート及びスティック液化用液化器を備えている。具体的には、図示の通り、順にブラック、シアン、イエロー及びマゼンタの各色用に使用される4個の副送給系260、262、264及び266が設けられている。なお、ここで述べた色の順序は一例であり、副送給系の順序は機種毎に或いはプリンタ毎に任意に設計乃至設定することができる。また、各副送給系は、そのスティック装填口の開口形状が、対応する色のスティック206しか装填できない鍵化開口形状(排他開口形状)になっているが、その点を除けばほぼ同様の構成であるので、以下の記載ではブラック用副送給系260のみ詳しく説明し他の副送給系については説明を省略する。
ブラック用副送給系260には、ブラックインクのスティック206を案内するガイド部材としてシュート208が設けられている。そのシュート208は、複数個のスティック206を装填できるよう、またそれらを所定経路210に沿って装填部224から液化部230へと送ることができるよう、構成されている。更に、シュート208のスティック装填口の形状は、そのシュート208に対応するある一色のスティック206(ブラック用の副送給系260ならブラックインクのスティック206)しか通せないよう設計乃至設定されている。
ブラック用副送給系260に設けられている部材のうち、ブラックインクのスティック206を液化部方向付勢するのに使用されるドライブベルト216は、副送給系260内に装填された複数個のスティック206それぞれに当接するよう、副送給系260内スティック送給経路210に沿って且つその経路210の大半に亘って、引き回されている。即ち、図示の通り、シュート208内の各所でベルト216が別々のスティック206に同時当接し、それらのスティック206がベルト216によって同時に液化部方向付勢される。
シュート208は様々な形状にすることができるが、図4に示す例ではシュート208のうち装填部224に連なる部分に第1直線区間268が設けられている。この区間268は図示の通りほぼ水平に延びており、またスティック装填口となるシュート端256が本プリンタ202の頂部に開口しているので、そのシュート端256からシュート208内へとスティック206を単純な横移動で入れることができる。
本プリンタ202の内部スペースを有効活用するには、直線状のシュートに入れられる個数よりも多くのスティック206が入るように、シュート208の形状を非直線状にした方がよい。そのため、図示例における各シュート208は、上述の第1直線区間268に加えて、当該直線区間268の先端から下方へと曲がっていく湾曲区間207や、当該湾曲区間207の下端からほぼ下向きに液化部230まで延びる第2直線区間270を有している。このように液化部230の上方にほぼまっすぐ上下に延びる区間270を設けるのは、そのシュート208を通って送られてくるスティック206を、区間270内では重力で移動させて液化部230に届けるためである。
図5に、本プリンタ202のインク送給系204に設けられたドライブベルト216をより詳細に示す。このベルト216は、スティック送給経路210のうち少なくとも一部にてスティック206と接触するよう、またシュート208に沿って走行するよう、配備する必要がある。その際、シュート208の湾曲区間207だけでなく、第1直線区間268や第2直線区間270にも沿わせる方がよい。ベルト216を駆動する手段としては、図示例ではモータトランスミッションアセンブリ222が設けられている。このアセンブリ222が稼働するとドライブプーリ218が回転し、そのプーリ218に架かっているベルト216が走行する。
ドライブベルト216としては例えば円形断面のシームレスベルトを用い、ドライブプーリ218の他に1個又は複数個のアイドラプーリ220に架けて、シュート208沿いに走行させるとよい。ベルト走行方向に沿ったプーリ218及び220の間隔や変位はシュート208の構成や機構の構成に応じて適宜定めればよい。また、押圧部材228は例えばピンチローラであり、スティック206をベルト216方向に押しつけるようバネ等によって付勢されている。これによって、ベルト216に対してスティック206を十分強く摩擦させることができ、ひいてはスティック206がベルト216から脱線して転落することを防止することができる。
ドライブベルト216の直径は例えばその全長に亘り均一にし、その全長と併せ、スティック206を好適に先送りできるように定める。また、ベルト216を形成する素材としては十分に耐久性のある素材を使用する。使用できる素材は多々あるが、例えばプラスチックやエラストマを用いるのが望ましい。エラストマを使用するなら例えばポリウレタンにするとよい。
プーリ218及び220は互いに同一サイズ、同一形状でよい。その周面にはベルト216が架かる溝を設ける。その溝の直径はベルト216の直径とほぼ同じ直径にすればよい。プーリ218及び220を形成する素材としてはやはり十分に耐久性のある素材を使用する。使用できる素材は多々あるが、例えばプラスチックを用いるのが望ましい。プラスチックを使用するなら例えばアセチル系の素材かガラス強化ナイロンにするとよい。
更に、本プリンタ202のインク送給系204においては、様々なセンサやインジケータ、例えばスティック206の存否を検知するセンサが、シュート208内の随所に設けられている。そのうち装填口センサアセンブリ276は例えば装填部224の近傍に設けられており、その出力から、そのシュート208内にスティック206を追加できるか否かを知ることができる。また、インク不足センサアセンブリ278は例えば液化部230より若干手前に配置されており、その出力から、そのシュート208におけるスティック206の残数又は残寸がある下限値以下になったか否かを知ることができる。
更に、インク切れセンサアセンブリ280は例えば液化部230のすぐそばに配置されており、その出力から、そのシュート208内にスティック206があるか否かを知ることができる。これらのセンサアセンブリ276、278及び280は様々な形態で実現することができるが、例えば図示の通りシュート208の壁材内にその枢軸をおくフラグを用いるとよい。このフラグは、面前にスティック206がないときには図中実線で示す第1のポジション282を採り、あるときには図中破線で示す第2のポジション284を採るので、フラグのポジション(姿勢)が282か284かを検知、判別するセンサ又はスイッチを併用することで、センサアセンブリ276、278及び280を実現することができる。なお、こうしたフラグ機構に付加又は代替して別種のセンシングデバイス、例えば接近検知スイッチや反射式乃至往復反射式光学センサを設けてもよい。
図6に、本プリンタ202のインク送給系204のうち液化部230近傍の部分を示す。図示の通り、液化部230はスティック206のうち先頭のものを受け止めるよう構成されており、ドライブプーリ218及びドライブベルト216はそのスティック206から若干離れた位置を占めるように配置されている。ベルト216との間に間隔があるので、液化部230内のスティック206を液化部230内の液化器に押しつける力はベルト停止中は重力だけとなるが、ベルト稼働中は後続のスティック206による後押しの力も加わる。即ち、ベルト216と接触する後続のスティック206がある状態でベルト216を稼働させるとそのスティック206が押し下げられ前方のスティック206を後押しする。
或いは、ドライブプーリ218をより低い位置に設け、液化部230内のスティック206がそのプーリ218と接触するようにしてもよい。そうした構成では、ベルト216からスティック206に大きな力を加えることができるので、液化器に対するスティック206の接触圧も高くなる。
図7に、インク送給系204のうち液化器近傍の部分を詳細に示す。図示の通り、この送給系204には、装填された長さBTのスティック206を所定経路210に沿って案内するガイドとして、シュート208が複数本設けられている。案内先の液化部230は、送給系204の一部として構成された液化器211を有している。液化器211は、各シュート208と機能的に連携し、それらによって送給されてくるスティック206を液化インク217に変換する。そして、液化器211はシュート208毎即ち色毎に制止面を有している。
液化器211に設けられている制止面のうち例えばブラック用制止面221は、対応するシュート208によって送られてきたブラックインクのスティック206の先端223即ち下端と接触し、そのスティック206を制止する。スティック206の液化は制止面221のうちスティック先端223との接触部で生じるので、スティック先端223とうまく接触するように制止面221を設計しておけば、スティック206を好適に液化させることができる。こうした条件を満たす形状であれば制止面221はどのような形状でもよい。例えば平面でもよいし、褶曲性の湾曲面(緩やかにうねった面)でもよいし、或いは弧状の湾曲面でもよい。
制止面221は平面近似可能な面であり、その中央はその近似平面225に倣ってほぼ平面となっている。制止面221全体が平面の実施形態なら近似平面225イコール制止面221となる。また、各スティック206は所定方向に延びる長軸(中心線)294を有しているので、スティック206の長軸294が制止面221の近似平面225と直交するように装置を構成した場合、制止面221に対するスティック先端223の接触面積が最小になる。言い換えれば、シュート208内におけるスティック206の長軸294の方向274を近似平面225の法線からずらせばずらす程、液化器211における制止面近似平面225とスティック先端223の接触面積が大きくなっていく。
本発明の発明者が見いだしたのは、スティック206の中心線294を制止面221に対して斜めに交差させる(即ち直交させない)ことで、制止面221に対するスティック206の接触面積を大きくすることができ、ひいてはスティック206の単位時間当たり液化量を増やせるということである。
そのため、図示したインク送給系204は、液化部230に接近するにつれてスティック206の進行方向274が鉛直線272から逸れていくよう(図4参照)、即ちスティック206の中心線294が徐々に鉛直方向からずれていくよう、構成されている。そのずれ角、即ち鉛直線272に対するスティック進行方向274の偏角には、シュート208の横幅方向(X方向)の成分と厚み方向(Z方向)の成分とがある。そのうち横幅方向偏角はこの図ではφで表されている。
同様に、厚み方向偏角はこの図ではθで表されている。但し、図面からも読み取れるようにこれらの偏角φ及びθはかなり小さい。実際のところ、偏角θはシュート208の向き次第でほとんど0になり、偏角Φも同図に示すようにかなり小さくなる。
更に、図示例における液化器211では、水平面232に対しブラック用、シアン用、イエロー用及びマゼンタ用の各制止面221、233、234及び235をそれぞれ角度β1〜β4だけ傾斜させている。こうした傾斜角β1〜β4を付けることも、接触面積を拡げ固体のスティック206から液化インク217への変換効率を高めるのに役立っている。それらの傾斜角β1〜β4は、最適な角度になるよう実験結果等に基づき90°未満の範囲内で決めるとよい。例えば、図示の通り、傾斜角β1〜β4を15〜60°、より好ましくは25〜45°の範囲内で設定する。
図7Aにスティック206の形状例を示す。この図に示したのはブラック用副送給系260に装填されたブラックインクのスティック206であるが、副送給系262、264又は266に装填されるシアンインク、イエローインク及びマゼンタインクのスティック206も、これと同様の形状にすることができる。
図示の通り、このスティック206の側面のうち二面236は相対向していて互いに平行である。それらの側面236のうち一面はスティック206側の基準側面239となっており、制止面近似平面221に対しある鋭角αで接している。
図7Bに、スティック206が装填されているブラック用のシュート208のうち制止面221近傍部分を示す。この図は正面図であるので、スティック206の横幅方向(X方向)の拡がりを看取することができる。スティック206の長軸即ち中心線294は鉛直線272に対しある横幅方向偏角φをなしており、またこの液化器211のブラック用の制止面221は水平面232に対してある角度β1で傾斜している。
図7Cに、スティック206が装填されているブラック用のシュート208のうち制止面221近傍部分を示す。この図は側面図であるので、スティック206の厚み方向(Z方向)の拡がりを看取することができる。スティック206の長軸即ち中心線294は鉛直線272に対しある厚み方向偏角θをなしている。
更に、図7に示す装置には液化インクリザーバ231が設けられている。このリザーバ231にはブラックインクを入れる室、シアンインクを入れる室、イエローインクを入れる室及びマゼンタインクを入れる室がある。ブラック用、シアン用、イエロー用及びマゼンタ用の各副送給系260、262、264及び266にて液化されたインク217は、リザーバ231内の対応する室に入っていく。リザーバ231内に入った各色の液化インク217、即ちブラック、シアン、イエロー及びマゼンタの各色インクはいずれその室から送り出され、このプリンタ202により媒体例えば紙上に像を形成するのに使用される。
図8に、図2〜図5に示したプリンタ202にて使用するスティック206を詳細に示す。この図に示すスティック206は、例えば想定外プリンタ機種への装填や他色スティックとの混同を防ぐことができるよう鍵化断面形状(排他断面形状)を有している。即ち、その装填口が相応する鍵化開口形状(排他開口形状)を有するインク送給系204乃至副送給系にはその装填口を介して装填できるがそれ以外の系には装填することができないよう、このスティック206の表面には1個又は複数個の特徴的凹凸が縦方向に設けられている。このスティック206の表面には、更に、横方向に延びる1個又は複数個の被案内用凹凸288も形成されている。この凹凸288は、そのシュート208内でそのスティック206を支持しつつ、シュート208内におけるスティック206の不要な動きを制限し所定経路210に沿って案内するのに、使用される。なお、これら誤装填防止用や被案内用の表面凹凸は、装填方向に応じその目的機能を達成するよう設定、形成することができる。即ち、ここで示したのは装填方向が縦方向の場合の例であり、装填方向が横方向等の場合でもそれに応じて凹凸を形成、利用することができる。
シュート208の装填口は、例えば別部材をそのシュート208に取り付けることによって形成することができ、所望のサイズ及び形状にすることもでき、更にはそのシュート208に通したいスティック206の形状や通したくないスティック206の形状に応じて所要の鍵化開口形状にすることもできる。但し、説明の簡明化のため、以下の記述では、こうした装填機能及び鍵化機能をシュート208と一体の部材によるものとして説明することとする。
図示の通り、スティック206の底面には二対の平坦部290、一対の湾曲部292及び溝250が形成されている。そのうち平坦部290はシュート208の直線区間268及び270にて、また湾曲部292は同じく湾曲区間207にて、それぞれ所定のスティック送給経路210沿いにスティック206を動かせるようにするために設けられた部分であり、平坦部290はスティック206の両端に一対ずつありまた湾曲部292は中央にある。対をなす平坦部290同士或いは湾曲部292同士の間には隙間があり、その隙間に形成されている一連の溝250も、同様に、直線的な部分と湾曲している部分とを有している。
図9に、本プリンタ202のインク送給系204に装填されたスティック206のうち、直線区間268又は270沿いでドライブベルト216に載っているものを示す。図示の通り、スティック206は全体としてその頂面が凸、底面が凹というように長軸294に対し湾曲しているので、この直線部分では、スティック206の底面のうち平坦部290がベルト216に接触する。より具体的には、溝250のうち左右の平坦部290で挟まれている部分にベルト216が嵌り込んでいるので、ベルト216を駆動することでこのスティック206を先送りすることができる。
図10に、本プリンタ202のインク送給系204に装填されたスティック206のうち、湾曲区間207沿いでドライブベルト216に載っているものを示す。図示の状態でベルト216に接触するのはスティック206の底面上の湾曲部292である。より厳密には、溝250のうち左右の湾曲部292に挟まれている部分にベルト216が嵌る。
図11及び図12に、本発明の他の実施形態に係る固体インクプリンタ302を示す。本プリンタ302は、液化器311が設けられている液化部まで固体インクスティック306を送給するインク送給系304を備えており、スティック306を液化器311によって液化して液化インク305をドラム314上に被着させ、それによってドラム314上に形成された像315を媒体312例えば紙の上に転写することにより印刷を行う仕組みを採っている。そのインク送給系304は更に所定経路310に沿ってスティック306を案内するガイド、例えばシュート308を備えている。シュート308は、その一端に形成されている装填部324を介してその内部に複数個のスティック306を順繰りに装填できるよう、また装填されたスティック306を所定経路310に沿って液化器311に順送りできるよう、構成されている。
また、シュート308の他端には送出部329が形成されている。送出部329の位置は装填部324よりも低い位置であり、その開口部は液化器311に面している。従って、スティック306を装填部324にてシュート308に装填すると、重力の作用のみで送出部329に向かい進んでいく。
即ち、装填部324は例えばプリンタ頂部作業面313又はその付近にあり、液化器311はそれより低い位置にあるので、装填部324にて装填されたスティック306は重力によって落下し液化器311へと進んでいく。シュート308の形状はスティック306がこうして移動する形状であればよいので、直線状、弧状等、様々な形状にすることができる。湾曲形状にする場合、ある1本の軸を中心とする円弧に沿って延びる単純弧として構成してもよいし、その中心軸が異なる複数本の円弧をつないだ線に沿って延びる複合弧として構成してもよいが、その端から端までスティック306を滞りなく送給できるスティック送給路が形成されるようにする必要がある。複合弧とする場合、その全長に占める個々の円弧の割合を任意に定めることができ、従ってその全体形状を柔軟に設計できる。但し、これら単純弧や複合弧は湾曲形状の一例に過ぎず、これに類する他の非直線的形状を使用することもできるので、本願では使用できる種々の形状全てを「湾曲」という表現で代表させている。例えば図11に示すシュート308は、原点326を中心に曲率半径Rの弧を描く弧に沿って端から端まで滑らかに延びている。シュート308に対する原点326の位置関係は任意に設定でき、また例えば曲率半径Rをシュート308の全長に亘り一定に保つようにしてもよいが、図示例の場合、シュート308の長軸方向に沿って曲率半径Rを徐々に変化させている。変化のさせ方を工夫することで、図示の通り、シュート308のうち液化器311近傍の部分をほぼ直線状にすることができる。
前掲の実施形態と同じく本実施形態においても、シュート壁がスティック306の外面にぴったりと寄り添うようにシュート308が形成されているが、スティック306の全周面がどこかのシュート断面でシュート壁によってぐるりと囲まれるようにする必要はなく、またシュート308の全長に亘りシュート壁が続くようにする必要もない。例えば、シュート壁のうち一面又は数面を全面的に又は部分的に開放させてもよい。即ち、固体インクスティックをそのシュートで好適に支持、案内等することができ、また固体インクスティックの装填や送給を好適に補助できるような形状、構成であればよいので、シュートは様々な形状、構成にすることができる。
図12に示すように、シュート308の一端にはスティック装填口338が形成されている。そのサイズや形状は、その装填口338から下降させたスティック306がシュート308内で所定経路310沿いに円滑に動いていくよう、設計、設定されている。また、シュート308内にスティック306が斜めに装填されることやそれによるスティック306のジャミングを防ぐため、スティック装填口338付近におけるシュート308の内面は、スティック306の外面とほぼ同じ形状にしておく。
例えば、図示例ではスティック306として略長方形断面のものを想定しているので、シュート308のスティック装填口338も略長方形にする。その開口サイズは、装填されたスティック306が重力でシュート308内を滑落していけるようにスティック306のサイズよりやや広くする。
即ち、図示の通りスティック306の長さをBL、厚みをBH、横幅をBWとすると、スティック装填口338におけるシュート308の天井高CHはスティック厚BHよりやや広くする必要があり、横幅CWもスティック幅BWよりやや広くする必要がある。
また、スティック装填口338からシュート308内に装填されたスティック306がより確実に重力で滑落していくようにするため、図示例では装填口338の底面340を水平面に対してある角度α2だけ傾けている。この装填口底面傾斜角α2は、スティック306と装填口底面340との間に作用する摩擦力に対し重力の前進方向分力が優り、スティック306が装填部324から送出部329へと所定経路310沿いに進んでいくように設定されている。また、摩擦力はどのシステムでも同一というわけではなく、スティックサイズ、スティック間接触面積、重力作用方向に対して送給方向がなす角度等、そのシステムに固有の種々の要素によって変化する。また、潤滑テープ等の低摩擦面体を貼る等して装填口底面340の摩擦を減らすこともできる。
また、図11に示した通り本プリンタ302はカラープリンタであり、図12Aに示すようにシュート308を4本有している。それらはそれぞれブラック用副送給系360、シアン用副送給系362、マゼンタ用副送給系364又はイエロー用副送給系366を構成している。これらの副送給系360、362、364及び366のシュート308は、それぞれ鍵化開口形状を有するスティック装填口338を有しているので、対応する色のスティック306以外はそのシュート308に装填することができない。即ち、その装填口338を鍵化開口形状にすることによって、各シュート308に装填できるスティック306の色を限定している。なお、ここで述べた色の順序は一例に過ぎず、プリンタ毎乃至機種毎に様々な順序にすることができる。また、本発明に係るプリンタを、本プリンタ302と同じく重力のみでシュート内を固体インクスティックが進んでいく白黒プリンタとして、実施することもできる。
図11、図12及び図12Aに示すように、本実施形態に係るプリンタ302のインク送給系304は、図2〜図10に示した実施形態に係るプリンタ202のインク送給系204と類似した構成を有しているが、スティック306を液化器311に進めるのに専ら重力を利用している点で異なっている。また、本実施形態では、図11及び図12に示した通り弧状に湾曲しているシュート308を用いてスティック306を液化器311に送る。その液化器311は送給系304の一部を構成しており、水平面332に対しある角度α3だけ傾斜した制止面を有している。
即ち、図12及び図12Aに示した通りシュート308は弧状であるが、送出部329の付近ではその弧の曲率半径Rが大きいためにほぼまっすぐ上下に延びており、スティック306はその部分を通って送出部329から出てくる。そのときスティック306の長軸394は図12Aに示す通り鉛直線339と一致しているので、スティック306は、ほぼまっすぐ立った状態でシュート308から出て液化器311に送られることとなる。その液化器311には、図12Aに示す通り、平面325で近似できる制止面が形成されている。
同図に示した通り、制止面近似平面325は水平面332に対してある角度α3だけ傾斜している。この制止面傾斜角α3を適宜設定することで、スティック306の単位時間当たり液化量を最適な量にすることができる。また、図示例では、ブラック用、シアン用、マゼンタ用及びイエロー用の各副送給系360、362、364及び366が、互いに平行な平面325によって近似される制止面321、333、334及び335を有している(同順)。
図示の通り、本プリンタ302のインク送給系304に装填されるスティック306は相対向する側面の対を二対有している。そのうち一方の対をなす側面341のうち一面はスティック側基準側面351として使用されており、制止面近似平面325に対してある角度θθをなしている。
また、スティック306のもう一対の側面343はそれぞれ別の対の側面341双方と直交している。その側面343のうち一面もまたスティック側基準側面として使用されており、こちらは制止面近似平面325と直交している。
図13に、本発明の一実施形態に係るインク変換方法1700を示す。これはプリンタに装填された固体インクスティックを液化インクに変換し、それを使用して媒体上にインク像を形成乃至転写することができるようにする方法である。本方法1700では、まず、所定方向に延びた長軸及び所定形状の外面を有する固体インクスティックを、少なくとも1個準備する(第1ステップ1710)。次いで、そのスティックの先端を面制止して液化する液化器であって、その制止面を平面近似可能なものを準備する(第2ステップ1712)。
本方法1700では、更に、そのスティックを受け入れ所定経路に沿って液化器付近まで案内するガイドであって、液化器と交わる方向に延びた長軸を有するものを準備する(第3ステップ1714)。次いで、そのスティックをガイドに受け入れ所定経路に沿って案内する(第4ステップ1716)。その際には、スティック長軸が制止面近似平面と鋭角で交わるよう、先端に位置するスティックの先端を液化器の制止面に当接させる(第5ステップ1718)。そして、液化器によりそのスティックを液化させる(第6ステップ1720)。
従来における高速固体インクプリンタの概略を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態に係る固体インクプリンタのインク送給系、特に固体インクスティックを液化器に送給することができるようにそのプリンタ内に配置された状態を示す一部切欠斜視図である。 図2に示した状態にあるインク送給系を詳示する一部切欠斜視図である。 図2に示した状態にあるインク送給系のうち固体インクスティック用のガイドを示す斜視図である。 図2に示した状態にあるインク送給系内の固体インクスティックを液化器に送る駆動機構を含めたガイドアセンブリを示す斜視図である。 図5に示したガイドアセンブリのうち液化器近傍部分を詳示する斜視図である。 図6に示したガイドアセンブリのうち液化器近傍部分を別の角度から表した斜視図である。 図7に示したシュートのうち液化器近傍部分を詳示する斜視図である。 その正面図である。 その側面図である。 図6に示したガイドアセンブリによってそのインク送給系の液化器に送られる固体インクスティックを示す斜視図である。 図6に示したガイドセンブリの駆動機構直線区間にて、図8に示した固体インクスティックが採る状態を示す側面図である。 図6に示したガイドセンブリの駆動機構湾曲区間にて、図8に示した固体インクスティックが採る状態を示す側面図である。 本発明の他の実施形態に係る固体インクプリンタにて、そのプリンタのプリントヘッドに送る液化インクを得るため固体インクスティックを液化部に送給するのに使用されるインク送給系を示す一部切欠斜視図である。 図11に示したインク送給系のシュートのうち一部分を示す斜視図である。 図11に示したインク送給系のシュートのうち液化器近傍部分を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るインク変換方法の基本構成ステップを詳示するフローチャートである。
符号の説明
202,302 固体インクプリンタ、204,304 インク送給系、206,306 固体インクスティック、208,308 シュート、210,310 所定経路、211,311 液化器、217,305 液化インク、221,233〜235,321,333〜335 制止面、223 スティック先端、225 制止面近似平面、228 押圧部材、236,341,343 スティック側面、239,351 スティック側基準側面、274 スティック進行方向、294,394 スティック長軸、312 媒体、315 像、1700 インク変換方法、1710〜1720 第1〜第6ステップ、α,θθ 制止面スティック交差角、α3,β1〜β4 制止面傾斜角。

Claims (4)

  1. 装填される固体インクスティックを液化し得られた液化インクによって媒体上に像を形成乃至転写するプリンタにて使用され、
    固体インクスティックの先端を面制止して液化する液化器と、固体インクスティックを受け入れ所定経路に沿って液化器付近まで案内するガイドと、を備え、
    液化器の制止面が、近似的に、ガイドの長軸と鋭角で交わる平面であるインク送給系。
  2. 請求項1記載のインク送給系であって、相対向する側面のうち一面が上記平面に鋭角で接するように固体インクスティックを案内するインク送給系。
  3. 装填される固体インクスティックを液化し得られた液化インクによって媒体上に像を形成乃至転写するプリンタであって、
    固体インクスティックの先端を面制止して液化する液化器並びに固体インクスティックを受け入れ所定経路に沿って液化器付近まで案内するガイドを有するインク送給系を備え、
    液化器の制止面が、近似的に、ガイドの長軸と鋭角で交わる平面であるプリンタ。
  4. 装填される固体インクスティックを液化し得られた液化インクにより媒体上に像を形成乃至転写するプリンタにて実行され、
    所定方向に延びた長軸及び所定形状の外面を有する固体インクスティックを少なくとも1個準備するステップと、
    固体インクスティックの先端を面制止して液化する液化器であってその制止面を平面近似可能なものを準備するステップと、
    固体インクスティックを受け入れ所定経路に沿って液化器付近まで案内するガイドであって液化器と交わる方向に延びた長軸を有するものを準備するステップと、
    ガイドに固体インクスティックを受け入れ上記所定経路に沿って案内するステップと、
    固体インクスティックの長軸が液化器の制止面近似平面と鋭角で交わるよう固体インクスティックの先端を液化器の制止面に当接させるステップと、
    液化器により固体インクスティックを液化させるステップと、
    を有するインク変換方法。
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