JP2008124749A - 信号処理回路及び画像処理装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】画像サイズや画面上の位置の変更を施す映像信号の数を減らさず、モザイク等の機能を小規模な回路で実現する。
【解決手段】2系統の映像信号を時間軸多重するマルチプレクサ31と、多重信号中の2系統の映像信号に対しマスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を施す第1のエフェクト手段11,12と、多重信号中の2系統の映像信号に対しマスク信号を用いた合成処理を必要としない効果を施す第2のエフェクト手段75,78と、第1のエフェクト手段を経た多重信号を2系統の映像信号の繰返し周期の1/2遅延させる遅延手段32と、第1のエフェクト手段を経た多重信号と遅延手段で遅延した多重信号とを、マスク信号を用いて合成する合成手段13と、合成手段及び第2のエフェクト手段を経た多重信号から2系統の映像信号を分離するデマルチプレクサ33とを備える。
【選択図】図10

Description

本発明は、マスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を映像信号に施す信号処理回路及び画像処理装置に関する。
テレビジョン番組等の映像コンテンツの制作分野では、画面を構成する主な映像である背景映像に、キーイングによって別の前景映像を合成することが一般的に行われている(例えば、特許文献1)。
図1は、このようにキーイングによって前景映像を合成する従来の画像処理装置の構成例を示すブロック図である。この画像処理装置は、テレビジョン放送局等に設置される映像切替用のスイッチャーの一部を成しているミックスエフェクト部52であり、スイッチャーに入力する複数系統の映像信号VideoIn1〜Nのうち、クロスポイント部(任意の1系統の入力映像信号を選択するスイッチの集合)51でキーイングのために選択された信号Key1〜4が、ミックスエフェクト部52内のキーヤー53〜56に送られる。信号Key1〜4は、各々が、前景映像である映像信号と、前景映像と背景映像との合成比率である濃度(アルファ)を示すキー信号とを含んでいる。
また、クロスポイント部51で背景映像として選択された映像信号BKGD_A及びBKGD_Bが、ミックスエフェクト部52内のミキサー65に送られる。
キーヤー53〜56は、互いに同一の回路であり、信号Key1〜4に対し、キー信号の濃度の調整や、前景映像と背景映像との境界線の調整等を行う。キーヤー53〜56で調整された信号Key1〜4は、リサイザ57〜60及び2入力1出力のスイッチ61〜64の一方の入力端に送られる。
リサイザ57〜60は、互いに同一の回路であり、信号Key1〜4に対して、画像サイズの変更処理や、画面上の位置の変更処理を施す。図2は、リサイザ57〜60の構成例を示すブロック図である。リサイザ57〜60にそれぞれ入力した信号Key1〜4は、アンチエイリアス用LPF(ローパスフィルタ)71を経て、HVスキャンコンバータ72によって外部メモリ73を用いて走査方向を水平方向から垂直方向に変換され、さらにアンチエイリアス用LPF74を経て、垂直方向移動・縮小回路75で垂直方向の移動・縮小処理を施される。そして、VHスキャンコンバータ76によって外部メモリ77を用いて走査方向を垂直方向から水平方向に戻され、水平方向移動・縮小回路78で水平方向の移動・縮小処理を施されて、リサイザ57〜60から出力される。
図1に示すように、リサイザ57〜60から出力された信号Key1〜4は、スイッチ61〜64の残りの一方の入力端に送られる。そして、スイッチ61〜64で選択された信号(画像サイズや画面上の位置を変更しない信号Key1〜4か、あるいは画像サイズや画面上の位置を変更した信号Key1〜4)が、ミキサー65に送られる。
ミキサー65は、背景映像である映像信号BKGD_A及びBKGD_Bにトランジション(出力する背景映像を、映像信号BKGD_Aから映像信号BKGD_Bに遷移させる処理)を施すとともに、信号Key1〜4を用いて、背景映像に前景映像を合成する回路である。ミキサー65の処理を経た映像信号は、ミックスエフェクト部52から出力されて、モニター(図示略)に表示されたり、映像記録機器や番組送出用の機器等(図示略)に送られる。
図3は、このミックスエフェクト部52から出力されてモニター表示される映像を例示する図である。図3(a)は、トランジションを施される前の背景映像BKGD_Aに、信号Key1中の映像信号と、信号Key2中の映像信号とが前景映像として合成された例を示す。図3(b)は、トランジションを施された後の背景映像BKGD_Bに、信号Key3中の映像信号と、信号Key4中の映像信号とが前景映像として合成された例を示す。
特開2002−185851号公報
ところで、近年、この図1に示したようなミックスエフェクト部内のリサイザには、図2を用いて説明した基本機能である画像サイズや画面上の位置の変更機能に加えて、モザイク(映像信号のサンプリング間隔を広げる処理),デフォーカス(画像の空間周波数を落とす処理),ポスタリゼーション(色の階調数を落とす処理)といった効果の機能も要求されるようになってきた。例えば、図4に示すように、ニュース番組において、ニュースキャスターの背景映像BKGDに、事件の当事者の写真を前景映像Keyとして合成し、この写真にたまたま当事者と一緒に写っており事件とは無関係な別の人物の顔(図の斜線の部分)Faceに、個人情報保護等の目的でモザイクをかけるといった具合である。
図5は、図2に示した構成の個々のリサイザに、このモザイク,デフォーカス,ポスタリゼーション(以下単にモザイク等とも呼ぶ)のための回路を追加した例を示すブロック図であり、図2と同一の回路に同一符号を付すとともに、新たに追加した回路には斜線または斜め十字線を付している。
画像サイズや画面上の位置の変更が画面全体を対象とする効果であるのに対し、モザイク等は画面の一部のみを対象とする効果であり、画面全体にモザイク等を施した映像信号と、モザイク等を施さない映像信号とを、マスク信号を用いて合成する必要がある。図6は、マスク信号を用いた合成の様子を例示する図である。マスク信号の内側の部分(モザイク等を施した映像信号の合成比率が1である部分であり、図では斜線を付している)ではモザイク等を施した映像信号を出力し、マスク信号の外側の部分(モザイク等を施した映像信号の合成比率が0である部分)ではモザイク等を施さない映像信号を出力することにより、マスク信号の内側の部分のみにモザイク等がかかった合成映像信号が生成される。
図5で追加した回路のうち、斜線を付した回路である水平方向モザイク等回路(画面の水平方向にモザイクやデフォーカスやポスタリゼーションを施す回路)81,垂直方向モザイク等回路(画面の垂直方向にモザイクやデフォーカスやポスタリゼーションを施す回路)82及び合成回路(マスク信号を用いて2つの信号を合成する回路)83は、画面全体にモザイク等を施したり、マスク信号を用いて合成を行う回路である。
また、図5で追加した回路のうち、斜め十字線を付した回路である遅延回路84,アンチエイリアス用LPF85,HVスキャンコンバータ86,外部メモリ87,遅延回路88及びアンチエイリアス用LPF89は、モザイク等を施さない信号を通過させる(モザイク等を施された信号とタイミングを揃えて合成回路83に供給する)回路である。
ところが、この図5のように個々のリサイザにモザイク等の機能を搭載することには、次の(1)〜(4)のような不都合がある。
(1)モザイク等を施さない信号を通過させるために追加する回路のうち、アンチエイリアス用LPF85は回路規模が大きいので、図5の破線の内側の部分を1個のFPGA(プログラム可能なLSI)またはASIC(特定用途向け集積回路)で作成する場合、FPGAやASICのシリーズを1ランク上げる必要が発生し、コストを一挙に押し上げることがある。
(2)図5の破線の内側の部分を1個のFPGAまたはASICで作成して、モザイク等を施さない信号を通過させるためにスキャンコンバータ86用の外部メモリ87を追加する場合、FPGAやASICのピンを多数使用するので、1ランク上のパッケージを使用する必要が発生し、パッケージの面でも大きなコストアップとなる。更に、パッケージが大きくなると、上記(1)の点ではリソース的に足りていても、シリーズが1ランク上がることがある。
(3)外部メモリ87を追加することにより、回路規模が大きくなり、基板設計の面でも配線への負荷や小型化への障害等が発生する。
(4)合成回路83では、モザイク等を施した映像信号とモザイク等を施さない映像信号とがマスク信号を用いて合成されるので、マスク信号の内側の部分と外側の部分とにそれぞれモザイク等をかける(例えば、マスク信号の内側の部分にはモザイクをかけマスク信号の外側の部分にはデフォーカスをかける)といったようなより複雑な効果をかけることができない。
なお、図5のように個々のリサイザにモザイク等の機能を搭載することには、全ての系統の前景映像にモザイク等を施すことができるので、モザイク等をかけた前景映像を同時に多数の系統(図1のようにキーヤーが4個である場合には同時に4系統)背景映像に合成することができるというメリットはある。
しかし、映像中でモザイクをかける箇所は、通常は、図4にも例示したように1箇所であるか、あるいは多くても2箇所程度である(モザイクのかかった映像が多数表示されても、視聴者は、どの映像に注目すべきかわからなくなる)。したがって、リサイザにモザイク等の機能を搭載する場合、現実には、ミックスエフェクト部全体で1系統または2系統の前景映像にモザイク等を施すことができれば十分である。
すなわち、ミックスエフェクト部では、画像サイズや画面上の位置の変更は、よく使われる機能であり多数の系統(図1では4系統)の前景映像に施すことが求められるが、モザイク等を施す前景映像の系統数は少なくても問題ない。
本発明は、上述の点に鑑み、画像サイズや画面上の位置の変更のような、画面全体を対象とする効果を施すことのできる映像信号の系統数を減らすことなく、モザイク等の画面の一部のみを対象とする効果を映像信号に施す機能を小規模な回路で実現し、しかもより複雑な効果をかけることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の信号処理回路は、
2系統の回路ブロックで構成され、
各々の前記回路ブロックが、
映像信号に対して、マスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を施すための第1のエフェクト手段と、
映像信号に対して、マスク信号を用いた合成処理を必要としない効果を施すための第2のエフェクト手段と
をそれぞれ備えるとともに、
少なくとも一方の前記回路ブロックが、
前記第1のエフェクト手段を経由した映像信号と、残りの一方の前記回路ブロック内の前記第1のエフェクト手段を経由した映像信号とを、マスク信号を用いて合成するための合成手段
を備えたことを特徴とする。
この信号処理回路は、マスク信号を用いた合成処理を必要とする効果(すなわち、例えばモザイク等のような、画面の一部を対象とする効果)を施す際には、2系統の回路ブロックに同じ映像信号を入力させ、第1のエフェクト手段及び合成手段を動作させることにより、2系統の回路ブロックが協働して、1系統の映像信号に、画面の一部を対象とする効果をかけることができる。
これらの回路ブロックは、1個の回路ブロックのみで画面の一部を対象とする効果を施す場合と異なり、画面の一部を対象とする効果を施さない映像信号を通過させる回路は必要ないので、回路規模が小さくて済む。
また、このとき、2系統の回路ブロックの第1のエフェクト手段でそれぞれこの同じ映像信号に効果を施すことにより、マスク信号の内側の部分と外側の部分とにそれぞれ画面の一部を対象とする効果をかけるといった、より複雑な効果をかけることができる。
そして、この信号処理回路は、マスク信号を用いた合成処理を必要としない効果(すなわち、例えば画像サイズや画面上の位置の変更のような、画面全体を対象とする効果)を施す際には、2系統の回路ブロックに別々の映像信号を入力させ、第2のエフェクト手段を動作させるとともに第1のエフェクト手段及び合成手段を動作させない(映像信号をそのまま通過させる)ことにより、2系統の回路ブロックで、それぞれ別々の映像信号に、画面全体を対象とする効果をかけることができる。
これにより、画面全体を対象とする効果を施すことのできる映像信号の系統数を減らすことなく、画面の一部のみを対象とする効果を映像信号に施す機能を小規模な回路で実現し、しかもより複雑な効果をかけることができる。
次に、本発明に係る第1の画像処理装置は、
2系統の回路ブロックで構成され、
各々の前記回路ブロックが、
映像信号に対して、マスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を施すための第1のエフェクト手段と、
映像信号に対して、マスク信号を用いた合成処理を必要としない効果を施すための第2のエフェクト手段と、
をそれぞれ備えるとともに、
少なくとも一方の前記回路ブロックが、
前記第1のエフェクト手段を経由した映像信号と、残りの一方の前記回路ブロック内の前記第1のエフェクト手段を経由した映像信号とを、マスク信号を用いて合成するための合成手段
を備えた信号処理回路と、
前記信号処理回路の各々の前記回路ブロックに、同じ映像信号を入力させるか別々の映像信号を入力させるかを選択的に切り替えるための選択回路と、
前記信号処理回路から出力された映像信号を、前景映像として背景映像に合成する合成回路と
を有することを特徴とする。
この画像処理装置は、前述の本発明に係る第1の信号処理回路と、この信号処理回路の2系統の回路ブロックに同じ映像信号を入力させるか別々の映像信号を入力させるかを選択的に切り替えるための選択回路と、この信号処理回路の出力映像信号を前景映像として背景映像に合成する合成回路とを設けたものであり、画面全体を対象とする効果を施すことのできる映像信号(前景映像)の系統数を減らすことなく、画面の一部のみを対象とする効果を映像信号(前景映像)に施す機能を小規模な回路で実現し、しかもより複雑な効果をかけることができる。
次に、本発明に係る第2の信号処理回路は、
2系統の映像信号を時間軸多重した多重信号を生成するマルチプレクサと、
前記多重信号中の前記2系統の映像信号に対して、それぞれマスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を施すための第1のエフェクト手段と、
前記多重信号中の前記2系統の映像信号に対して、それぞれマスク信号を用いた合成処理を必要としない効果を施すための第2のエフェクト手段と、
前記第1のエフェクト手段を経由した多重信号を、前記多重信号における前記2系統の映像信号の多重単位時間だけ遅延させる遅延手段と、
前記第1のエフェクト手段を経由した多重信号と、前記第1のエフェクト手段を経由した後前記遅延手段によって遅延された多重信号とを、マスク信号を用いて合成するための合成手段と、
前記合成手段及び前記第2のエフェクト手段を経由した多重信号から、前記2系統の映像信号を分離するデマルチプレクサと
を備えたことを特徴とする。
この信号処理回路は、前述の本発明に係る第1の信号処理回路と全く同じ処理を、高速に動作する1系統の回路で実行させるようにしたものであり、回路規模を一層小さくすることができる。
次に、本発明に係る第2の画像処理装置は、
2系統の映像信号を時間軸多重した多重信号を生成するマルチプレクサと、
前記多重信号中の前記2系統の映像信号に対して、それぞれマスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を施すための第1のエフェクト手段と、
前記多重信号中の前記2系統の映像信号に対して、それぞれマスク信号を用いた合成処理を必要としない効果を施すための第2のエフェクト手段と、
前記第1のエフェクト手段を経由した多重信号を、前記多重信号における前記2系統の映像信号の多重単位時間だけ遅延させる遅延手段と、
前記第1のエフェクト手段を経由した多重信号と、前記第1のエフェクト手段を経由した後前記遅延手段によって遅延された多重信号とを、マスク信号を用いて合成するための合成手段と、
前記合成手段及び前記第2のエフェクト手段を経由した多重信号から、前記2系統の映像信号を分離するデマルチプレクサと
を備えた信号処理回路と、
前記信号処理回路に、前記2系統の映像信号として同じ映像信号を入力させるか別々の映像信号を入力させるかを選択的に切り替えるための選択回路と、
前記信号処理回路から出力された映像信号を、前景映像として背景映像に合成する合成回路と
を有することを特徴とする。
この画像処理装置は、前述の本発明に係る第2の信号処理回路と、この信号処理回路に2系統の映像信号として同じ映像信号を入力させるか別々の映像信号を入力させるかを選択的に切り替えるための選択回路と、この信号処理回路の出力映像信号を前景映像として背景映像に合成する合成回路とを設けたものであり、前述の本発明に係る第1の画像処理装置よりも、回路規模を一層小さくすることができる。
本発明によれば、画面全体を対象とする効果を施すことのできる映像信号の系統数を減らすことなく、画面の一部のみを対象とする効果を映像信号に施す機能を小規模な回路で実現し、しかもより複雑な効果をかけることができるという効果が得られる。
また、本発明に係る第2の信号処理回路,画像処理装置によれば、本発明に係る第1の信号処理回路,画像処理装置よりも回路規模を一層小さくすることができるという効果が得られる。
≪本発明を適用した第1のミックスエフェクト部の例≫
以下、映像切替用のスイッチャーの一部を成すミックスエフェクト部に本発明を適用した例について、図面を用いて具体的に説明する。最初に、本発明に係る第1の信号処理回路,画像処理装置を適用した第1のミックスエフェクト部について説明する。
図7は、この第1のミックスエフェクト部1の構成例を示すブロック図であり、スイッチャーのクロスポイント部(任意の1系統の入力映像信号を選択するスイッチの集合)51とミックスエフェクト部1内のキーヤー53〜56,スイッチ61〜64,ミキサー65とは、図1と同一構成なので同一符号を付している。
スイッチャーに入力する複数系統の映像信号VideoIn1〜Nのうち、クロスポイント部51でキーイングのために選択された信号Key1〜4が、ミックスエフェクト部1内のキーヤー53〜56に送られる。信号Key1〜4は、各々が、前景映像である映像信号と、前景映像と背景映像との合成比率である濃度(アルファ)を示すキー信号とを含んでいる。
また、クロスポイント部51で背景映像として選択された映像信号BKGD_A及びBKGD_Bが、ミックスエフェクト部1内のミキサー65に送られる。
キーヤー53〜56は、互いに同一の回路であり、信号Key1〜4に対し、キー信号の濃度の調整や、前景映像と背景映像との境界線の調整等を行う。キーヤー53〜56で調整された信号Key1〜4は、2入力1出力のスイッチ61〜64の一方の入力端に送られる。また、ここでは、キーヤー53,54から、信号Key1,2が2入力2出力のセレクタ2の一方ずつの入力端に送られ、キーヤー55,56から、信号Key3,4が2入力2出力のセレクタ3の一方ずつの入力端に送られる。
セレクタ2の各出力端からは、2系統の回路ブロック4a及び4bで構成されるリサイザ4の一方ずつの回路ブロックに信号が送られる。また、セレクタ3の各出力端からは、2系統の回路ブロック5a及び5bで構成されるリサイザ5の一方ずつの回路ブロックに信号が送られる。
リサイザ4,5は、互いに同一の回路である。図8は、代表的にリサイザ4の構成例を示すブロック図であり、各回路ブロック4a,4bにおいて、図2に示した従来のリサイザと共通して設けられる回路には同一符号を付すとともに、図2のリサイザに対して新たに追加した回路には斜線を付している。破線の内側の部分は、それぞれ1個のFPGAまたはASICで作成されている。
セレクタ2の一方の出力端から回路ブロック4aに送られた信号(信号Key1か信号Key2かのいずれか)は、水平方向モザイク等回路(画面の水平方向にモザイクやデフォーカスやポスタリゼーションを施す回路)11、アンチエイリアス用LPF71、HVスキャンコンバータ72及び外部メモリ73、垂直方向モザイク等回路(画面の垂直方向にモザイクやデフォーカスやポスタリゼーションを施す回路)12、アンチエイリアス用LPF74、合成回路(マスク信号を用いて2つの信号を合成する回路)13、垂直方向移動・縮小回路75、VHスキャンコンバータ76及び外部メモリ77、水平方向移動・縮小回路78を順に経て、回路ブロック4aから出力される。
セレクタ2のもう一方の出力端から回路ブロック4bに送られた信号(信号Key1か信号Key2かのいずれか)は、水平方向モザイク等回路14、アンチエイリアス用LPF71、HVスキャンコンバータ72及び外部メモリ73、垂直方向モザイク等回路15、アンチエイリアス用LPF74を順に経た後、回路ブロック4a内の合成回路13に送られるとともに、垂直方向移動・縮小回路75、VHスキャンコンバータ76及び外部メモリ77、水平方向移動・縮小回路78を順に経由する。
これらの回路ブロック4a,4bは、それぞれ、図2に示した従来のリサイザに対して、モザイク等を施さない信号を通過させるための回路(図5に斜め十字線を付して示したような、アンチエイリアス用LPFや外部メモリといった回路規模の増大につながる回路)は追加されておらず、また、水平方向モザイク等回路11,14や垂直方向モザイク等回路12,15や合成回路13の回路規模は小さいので、小規模な回路になっている。また、外部メモリを追加しないことから、図5に示したリサイザと比較して、基板設計の面で配線への負荷も発生しない。
また、回路ブロック4bから回路ブロック4a内の合成回路13に信号(信号Key1か信号Key2かのいずれか)を送るが、これはシリアル伝送によって可能であり、ピン数の増加は少ない、また、回路ブロック4aと回路ブロック4bとの両方(すなわちリサイザ4全体)を1個のFPGAまたはASICで作成することも可能であり、その場合にはFPGAやASICの内部のみでこのシリアル伝送のための配線を行えば足りる。
図7に示すように、リサイザ4の回路ブロック4a,4bから出力された信号は、スイッチ61,62の残りの一方の入力端に送られる。同様にして、リサイザ5の回路ブロック5a,5bから出力された信号は、スイッチ63,64の残りの一方の入力端に送られる。そして、スイッチ61〜64で選択された信号が、ミキサー65に送られる。
ミキサー65は、背景映像である映像信号BKGD_A及びBKGD_Bにトランジション(出力する背景映像を、映像信号BKGD_Aから映像信号BKGD_Bに遷移させる処理)を施すとともに、信号Key1〜4を用いて、背景映像に前景映像を合成する回路である。ミキサー65の処理を経た映像信号は、ミックスエフェクト部1から出力されて、モニター(図示略)に表示されたり、映像記録機器や番組送出用の機器等(図示略)に送られる。
次に、このミックスエフェクト部1において、リサイザ4やリサイザ5でモザイク等を施す場合の処理と、リサイザ4やリサイザ5でモザイク等を施さずに画像サイズや画面上の位置を変更する場合の処理とを、代表的にリサイザ4について説明する。なお、以下に説明する処理は、スイッチャーに付属した操作パネルの操作に基づき、スイッチャー内のマイクロコンピュータがミックスエフェクト部1内の各部を制御することによって実行されるものであるが、操作パネルでの操作方法自体には特徴はないので、その図示等は省略する。
<モザイク等を施す場合>
リサイザ4でモザイク等を施す場合には、セレクタ2で、2つの出力端から出力する信号として、同じ信号(キーヤー53からの信号Key1か、キーヤー54からの信号Key2のいずれか一方のみ)を選択する。これにより、リサイザ4の回路ブロック4a,4bには、同じ信号が送られる。なお、以下では、セレクタ2で信号Key1を選択したものとして説明を行うが、信号Key2を選択した場合でも処理は同様である。
回路ブロック4aに送られた信号Key1は、水平方向モザイク等回路11によってモザイク,デフォーカスまたはポスタリゼーション(操作パネルで指定された効果であり、信号Key1中の映像信号のみに効果を施すか映像信号及びキー信号の両方に効果を施すかも、効果の種類等に応じて操作パネルで任意に指定される)を水平方向に施され、アンチエイリアス用LPF71を経て、HVスキャンコンバータ72によって外部メモリ73を用いて走査方向を水平方向から垂直方向に変換され、垂直方向モザイク等回路12によって水平方向モザイク等回路11と同じ効果を垂直方向に施され、さらにアンチエイリアス用LPF74を経て、合成回路13に送られる。
回路ブロック4bに送られた信号Key1は、水平方向モザイク等回路14によってモザイク,デフォーカスまたはポスタリゼーション(回路ブロック4aとは独立して操作パネルで指定された効果)を水平方向に施され、アンチエイリアス用LPF71を経て、HVスキャンコンバータ72によって外部メモリ73を用いて走査方向を水平方向から垂直方向に変換され、垂直方向モザイク等回路15によって水平方向モザイク等回路14と同じ効果を垂直方向に施され、さらにアンチエイリアス用LPF74を経て、回路ブロック4aの合成回路13に送られる。
回路ブロック4aの合成回路13は、回路ブロック4a内のアンチエイリアス用LPF74からの信号Key1と、回路ブロック4b内のアンチエイリアス用LPF74からの信号Key1とを、マスク信号を用いて合成する。すなわち、マスク信号の内側の部分(回路ブロック4a内のLPF74からの信号の合成比率が1である部分)では、回路ブロック4a内のLPF74からの信号を出力し、マスク信号の外側の部分(回路ブロック4a内のLPF74からの信号の合成比率が0である部分)では、回路ブロック4b内のLPF74からの信号を出力する。マスク信号の内側の部分の大きさや形状は操作パネルで指定されるが、指定された大きさや形状のマスク信号を発生する処理は、合成回路13内で行ってもよいし、あるいは外部のパターンジェネレータで行う(このパターンジェネレータから合成回路13にマスク信号を供給する)ようにしてもよい。
合成回路13で合成された信号Key1は、垂直方向移動・縮小回路75を経由し(操作パネルで指定された場合には、移動・縮小処理を施され)、VHスキャンコンバータ76によって外部メモリ77を用いて走査方向を垂直方向から水平方向に戻され、水平方向移動・縮小回路78を経由し(操作パネルで指定された場合には、移動・縮小処理を施され)、回路ブロック4aからスイッチ61に送られる。
他方、回路ブロック4bは、モザイク等を施す場合には、アンチエイリアス用LPF74から垂直方向移動・縮小回路75に送られた信号Key1を、外部に出力しない(したがってスイッチ62に送らない)。
スイッチ61,62は、それぞれ回路ブロック4a,4b側の信号を選択してミキサー65に送る。回路ブロック4b側は無信号なので、スイッチ61だけからミキサー65に信号Key1が送られることになる。
ミキサー65は、このスイッチ61からの信号Key1を用いて、背景映像に前景映像を合成する。
このように、リサイザ4の回路ブロック4aと回路ブロック4bとが協働して同じ信号Key1を処理することにより、モザイクやデフォーカスやポスタリゼーションをかけた1系統の前景映像が、背景映像に合成される。
また、回路ブロック4a内の水平方向モザイク等回路11及び垂直方向モザイク等回路12と回路ブロック4b内の水平方向モザイク等回路14及び垂直方向モザイク等回路15とでそれぞれ同じ信号Key1に効果を施すことにより、マスク信号の内側の部分と外側の部分とにそれぞれモザイクやデフォーカスやポスタリゼーションをかける(例えば、マスク信号の内側の部分にはモザイクをかけマスク信号の外側の部分にはデフォーカスをかける)といったようなより複雑な効果をかけた前景映像を、背景映像に合成することができる。
ここではリサイザ4について説明したが、リサイザ5についても同じ処理を行うことにより、それぞれモザイクやデフォーカスやポスタリゼーションをかけた2系統の前景映像を、背景映像に合成することができる。
<モザイク等を施さず画像サイズや画面上の位置を変更する場合>
リサイザ4でモザイク等を施さず画像サイズや画面上の位置を変更する場合には、セレクタ2で、2つの出力端から出力する信号として、キーヤー53からの信号Key1と、キーヤー54からの信号Key2との一方ずつを選択する。これにより、リサイザ4の回路ブロック4a,4bには、別々の信号が送られる。なお、以下では、回路ブロック4aには信号Key1を送って回路ブロック4bには信号Key2を送るような選択を行ったものとして説明を行うが、回路ブロック4aに信号Key2を送って回路ブロック4bに信号Key1を送るような選択を行った場合でも処理は同様である。
モザイク等を施さない場合、回路ブロック4aでは、水平方向モザイク等回路11,垂直方向モザイク等回路12及び合成回路13が、本来の動作を行わず、入力した信号(合成回路13では回路ブロック4a内のアンチエイリアス用LPF74からの信号)をそのまま通過させる状態にされる。また、回路ブロック4bでも、水平方向モザイク等回路14及び垂直方向モザイク等回路15が、本来の動作を行わず、入力した信号をそのまま通過させる状態にされる。
回路ブロック4aに送られた信号Key1は、水平方向モザイク等回路11及びアンチエイリアス用LPF71を経て、HVスキャンコンバータ72によって外部メモリ73を用いて走査方向を水平方向から垂直方向に変換され、垂直方向モザイク等回路12,アンチエイリアス用LPF74及び合成回路13を経て、垂直方向移動・縮小回路75で垂直方向の移動・縮小処理を施される。そして、VHスキャンコンバータ76によって外部メモリ77を用いて走査方向を垂直方向から水平方向に戻され、水平方向移動・縮小回路78で水平方向の移動・縮小処理を施されて、回路ブロック4aからスイッチ61に送られる。
回路ブロック4bに送られた信号Key2は、水平方向モザイク等回路14及びアンチエイリアス用LPF71を経て、HVスキャンコンバータ72によって外部メモリ73を用いて走査方向を水平方向から垂直方向に変換され、垂直方向モザイク等回路15及びアンチエイリアス用LPF74を経て、垂直方向移動・縮小回路75で垂直方向の移動・縮小処理を施される。そして、VHスキャンコンバータ76によって外部メモリ77を用いて走査方向を垂直方向から水平方向に戻され、水平方向移動・縮小回路78で水平方向の移動・縮小処理を施されて、回路ブロック4bからスイッチ62に送られる。
スイッチ61,62は、それぞれ回路ブロック4a,4b側の信号を選択してミキサー65に送る。
ミキサー65は、スイッチ61からの信号Key1を用いて背景映像に前景映像を合成するとともに、スイッチ62からの信号Key2を用いて背景映像に前景映像を合成する。
このように、リサイザ4の回路ブロック4a,4bが別々の信号Key1,Key2を処理することにより、モザイク等を施さずに画像サイズや画面上の位置を変更した2系統の前景映像が、背景映像に合成される。
ここではリサイザ4について説明したが、リサイザ5についても同じ処理を行うことにより、モザイク等を施さずに画像サイズや画面上の位置を変更した4系統の前景映像を、背景映像に合成することができる。
以上に説明したように、このミックスエフェクト部1では、画面の一部を対象とする効果であるモザイク等を前景映像に施す際には、リサイザ4の2系統の回路ブロック4a,4bやリサイザ5の2系統の回路ブロック5a,5bに同じ信号を入力させて、前景映像にモザイク等を施すことができる。
これらの回路ブロックは、1個の回路ブロックのみでモザイク等を施す場合と異なり、モザイク等を施さない信号を通過させる回路(図5に斜め十字線を付して示した回路)は必要ないので、回路規模が小さくて済む。
また、マスク信号の内側の部分と外側の部分とにそれぞれモザイク,デフォーカスまたはポスタリゼーションをかけるといった、より複雑な効果をかけることができる。
そして、画面全体を対象とする効果である画像サイズや画面上の位置の変更を前景映像に施す際には、リサイザ4,5の各回路ブロック4a,4b,5a,5bにそれぞれ別々の信号を入力させて、4系統(図1に示したミックスエフェクト部52と同じ系統数)の前景映像の画像サイズや画面上の位置を変更することができる。
これにより、よく使われる機能である画像サイズや画面上の位置の変更を施すことのできる前景映像の系統数を減らすことなく、前景映像にモザイク等を施す機能を小規模な回路で実現し、しかもより複雑な効果をかけることができる。
また、モザイク等を施すことのできる前景映像の系統数は本例のようにキーヤーが4個である場合は最大で2系統(リサイザ4,5でそれぞれ1系統ずつ)であるが、〔発明が解決しようとする課題〕欄で述べたように、ミックスエフェクト部全体で1系統または2系統の前景映像にモザイク等を施すことができれば十分なので、機能と系統数とのバランスがとれたミックスエフェクト部が実現されている。
なお、図8に示したリサイザ4の構成例では、回路ブロック4a,4bのうちの回路ブロック4aのみに合成回路13を設けているが、回路ブロック4bにもアンチエイリアス用LPF74の後段に合成回路13を設け、回路ブロック4aのアンチエイリアス用LPF74からも回路ブロック4bのこの合成回路13に信号が送られる(すなわち、回路ブロック4aと回路ブロック4bと全く同一構成にする)ようにしてもよい。それにより、モザイク等を施した前景映像を、回路ブロック4a,4bのうちのいずれから出力してミキサー65に送るかを選択することができるようになる。
≪本発明を適用した第2のミックスエフェクト部の例≫
次に、本発明に係る第2の信号処理回路,画像処理装置を適用した第2のミックスエフェクト部について説明する。
図9は、この第2のミックスエフェクト部1の構成例を示すブロック図であり、スイッチャーのクロスポイント部51とミックスエフェクト部21内のキーヤー53〜56,セレクタ2,3,スイッチ61〜64,ミキサー65とは、図1や図7と同一構成なので同一符号を付している。
スイッチャーに入力する複数系統の映像信号VideoIn1〜Nのうち、クロスポイント部(任意の1系統の入力映像信号を選択するスイッチの集合)51でキーイングのために選択された信号Key1〜4が、ミックスエフェクト部21内のキーヤー53〜56に送られる。信号Key1〜4は、各々が、前景映像である映像信号と、前景映像と背景映像との合成比率である濃度(アルファ)を示すキー信号とを含んでいる。
また、クロスポイント部51で背景映像として選択された映像信号BKGD_A及びBKGD_Bが、ミックスエフェクト部21内のミキサー65に送られる。
キーヤー53〜56は、互いに同一の回路であり、信号Key1〜4に対し、キー信号の濃度の調整や、前景映像と背景映像との境界線の調整等を行う。キーヤー53〜56で調整された信号Key1〜4は、2入力1出力のスイッチ61〜64の一方の入力端に送られる。また、キーヤー53,54から、信号Key1,2が2入力2出力のセレクタ2の一方ずつの入力端に送られ、キーヤー55,56から、信号Key3,4が2入力2出力のセレクタ3の一方ずつの入力端に送られる。
セレクタ2の各出力端からは、リサイザ22の2つの入力端の一方ずつに信号が送られる。また、セレクタ3の各出力端からは、リサイザ23の2つの入力端の一方ずつに信号が送られる。
リサイザ22,23は、互いに同一の回路である。図10は、代表的にリサイザ22の構成例を示すブロック図であり、図2に示した従来のリサイザと共通して設けられる回路には同一符号を付すとともに、図2のリサイザに対して新たに追加した回路には斜線を付している。また、新たに追加した回路のうち、図8に示したリサイザ4と共通して設けられる回路には同一符号を付している。破線の内側の部分は、高速に動作する1個のFPGAまたはASICで作成されている。
セレクタ2からリサイザ22の2つの入力端に入力した信号(それぞれ信号Key1か信号Key2かのいずれか)は、マルチプレクサ31に送られる。マルチプレクサ31は、この2つの入力端からの信号(Ch1,Ch2の信号とする)を時間軸多重した多重信号を生成する回路である。図11は、マルチプレクサ31での時間軸多重の様子を示す図である。図11Aに示すような、2つの入力端からのCh1,Ch2の信号を、図11Bに示すようにそれぞれ周波数を倍速化した後、図11Cに示すように、Ch1とCh2とをフィールド単位で時間軸多重する。
マルチプレクサ31で生成された多重信号は、水平方向モザイク等回路11、アンチエイリアス用LPF71、HVスキャンコンバータ72及び外部メモリ73、垂直方向モザイク等回路12、アンチエイリアス用LPF74を順に経た後、合成回路13に送られるとともに遅延回路32に送られる。
遅延回路32は、この多重信号を、Ch1とCh2との多重単位時間である1フィールド分の時間だけ遅延させる回路である。遅延回路32で遅延された多重信号は、合成回路13に送られる。これにより、合成回路13には、図12に示すように、同じ多重信号が、Ch1とCh2との位相を揃えた2つの多重信号として入力される。
この合成回路13を経由した多重信号は、垂直方向移動・縮小回路75、VHスキャンコンバータ76及び外部メモリ77、水平方向移動・縮小回路78を順に経て、デマルチプレクサ33に送られる。デマルチプレクサ33は、マルチプレクサ31とは逆の処理を行って、元の周波数のCh1,Ch2の2つの信号を分離する回路である。
なお、ここではマルチプレクサ31がフィールド単位で時間軸多重を行うものとして説明したが、別の例として、マルチプレクサ31がピクセル単位で時間軸多重を行ってもよい。その場合には、遅延回路32の遅延量を、1ピクセル分の時間にすればよい。
このリサイザ22は、図2に示した従来のリサイザに対して、アンチエイリアス用LPFや外部メモリといった回路規模の増大につながる回路は追加されておらず、しかも、図8に示したリサイザ4のように2系統の回路ブロックを設けるのではなく1系統の回路なので、リサイザ4よりも一層小規模な回路になっている。
デマルチプレクサ33で分離された後、リサイザ22から出力された信号は、Ch1が図9のスイッチ61の残りの一方の入力端に送られ、Ch2が図9のスイッチ62の残りの一方の入力端に送られる。同様にして、リサイザ23から出力された信号は、スイッチ63,64の残りの一方の入力端に送られる。そして、スイッチ61〜64で選択された信号が、ミキサー65に送られる。
次に、このミックスエフェクト部1において、リサイザ22やリサイザ23でモザイク等を施す場合の処理と、リサイザ22やリサイザ23でモザイク等を施さずに画像サイズや画面上の位置を変更する場合の処理とを、代表的にリサイザ22について説明する。なお、以下に説明する処理は、スイッチャーに付属した操作パネルの操作に基づき、スイッチャー内のマイクロコンピュータがミックスエフェクト部21内の各部を制御することによって実行されるものであるが、操作パネルでの操作方法自体には特徴はないので、その図示等は省略する。
<モザイク等を施す場合>
リサイザ22でモザイク等を施す場合には、セレクタ2で、2つの出力端から出力する信号として、同じ信号(キーヤー53からの信号Key1か、キーヤー54からの信号Key2のいずれか一方のみ)を選択する。これにより、リサイザ22の2つの入力端には同じ信号が入力されるので、リサイザ22内のマルチプレクサ31では、同じ信号が、図11に示したCh1,Ch2として時間軸多重される。なお、以下では、セレクタ2で信号Key1を選択したものとして説明を行うが、信号Key2を選択した場合でも処理は同様である。
モザイク等を施す場合、水平方向モザイク等回路11,垂直方向モザイク等回路12には、Ch1に効果を施させるコマンドと、Ch2に効果を施させるコマンドとが、Ch1,Ch2と同様に時間軸多重されて供給される。
マルチプレクサ31で生成された多重信号は、水平方向モザイク等回路11によってモザイク,デフォーカスまたはポスタリゼーション(操作パネルでCh1,Ch2毎に指定された効果であり、信号Key1中の映像信号のみに効果を施すか映像信号及びキー信号の両方に効果を施すかも、効果の種類等に応じて操作パネルで任意に指定される)を水平方向に施され、アンチエイリアス用LPF71を経て、HVスキャンコンバータ72によって外部メモリ73を用いて走査方向を水平方向から垂直方向に変換され、垂直方向モザイク等回路12によって水平方向モザイク等回路11と同じ効果を垂直方向に施され、さらにアンチエイリアス用LPF74を経て、直接合成回路13に送られるとともに、遅延回路32で遅延されて合成回路13に送られる。
合成回路13は、この2つの多重信号(同じ信号Key1をCh1,Ch2として時間軸多重したものであって、Ch1とCh2とで互いに独立してモザイク,デフォーカスまたはポスタリゼーションを施された後、図12に示したようにCh1とCh2との位相を揃えられたもの)を、マスク信号を用いて合成する。すなわち、マスク信号の内側の部分(LPF74からの多重信号の合成比率が1である部分)では、LPF74からの多重信号を出力し、マスク信号の外側の部分(LPF74からの多重信号の合成比率が0である部分)では、遅延回路32からの多重信号を出力する。
合成回路13で合成された多重信号は、垂直方向移動・縮小回路75を経由し(操作パネルで指定された場合には、Ch1についてのコマンドとCh2についてのコマンドとが時間軸多重されて垂直方向移動・縮小回路75に供給されることによって移動・縮小処理を施され)、VHスキャンコンバータ76によって外部メモリ77を用いて走査方向を垂直方向から水平方向に戻され、水平方向移動・縮小回路78を経由し(操作パネルで指定された場合には、Ch1についてのコマンドとCh2についてのコマンドとが時間軸多重されて水平方向移動・縮小回路78に供給されることによって移動・縮小処理を施され)、デマルチプレクサ33でCh1,Ch2の2つの信号Key1に分離される。
モザイク等を施す場合には、リサイザ22は、デマルチプレクサ33で分離されたCh1,Ch2の信号のうち、Ch1の信号のみを外部に出力し、Ch2の信号を外部に出力ない(したがって、スイッチ61にはCh1の信号を送るが、スイッチ62には信号を送らない)。
スイッチ61,62は、それぞれリサイザ22側の信号を選択してミキサー65に送る。リサイザ22からスイッチ62へは無信号となるので、スイッチ61だけからミキサー65に信号Key1が送られることになる。
ミキサー65は、このスイッチ61からの信号Key1を用いて、背景映像に前景映像を合成する。
このように、リサイザ22が同じ信号Key1を時間軸多重して処理することにより、モザイクやデフォーカスやポスタリゼーションをかけた1系統の前景映像が、背景映像に合成される。
また、水平方向モザイク等回路11,垂直方向モザイク等回路12に、Ch1についてのコマンドとCh2についてのコマンドとを時間軸多重して供給することにより、マスク信号の内側の部分と外側の部分とにそれぞれモザイクやデフォーカスやポスタリゼーションをかける(例えば、マスク信号の内側の部分にはモザイクをかけマスク信号の外側の部分にはデフォーカスをかける)といったようなより複雑な効果をかけた前景映像を、背景映像に合成することができる。
ここではリサイザ22について説明したが、リサイザ23についても同じ処理を行うことにより、それぞれモザイクやデフォーカスやポスタリゼーションをかけた2系統の前景映像を、背景映像に合成することができる。
<モザイク等を施さず画像サイズや画面上の位置を変更する場合>
リサイザ22でモザイク等を施さず画像サイズや画面上の位置を変更する場合には、セレクタ2で、2つの出力端から出力する信号として、キーヤー53からの信号Key1と、キーヤー54からの信号Key2との一方ずつを選択する。これにより、これにより、リサイザ22の2つの入力端には別々の信号が入力されるので、リサイザ22内のマルチプレクサ31では、別々の信号が、図11に示したCh1,Ch2として時間軸多重される。なお、以下では、信号Key1がCh1となり信号Key2がCh2となるような選択を行ったものとして説明を行うが、信号Key1がCh2となり信号Key2がCh1となるような選択を行った場合でも処理は同様である。
モザイク等を施さない場合、リサイザ22では、水平方向モザイク等回路11,垂直方向モザイク等回路12及び合成回路13が、本来の動作を行わず、入力した信号(合成回路13ではアンチエイリアス用LPF74からの信号)をそのまま通過させる状態にされる。また、垂直方向移動・縮小回路75,水平方向移動・縮小回路78には、Ch1についてのコマンドとCh2についてのコマンドとが時間軸多重されて供給される。
マルチプレクサ31で生成された多重信号は、水平方向モザイク等回路11及びアンチエイリアス用LPF71を経て、HVスキャンコンバータ72によって外部メモリ73を用いて走査方向を水平方向から垂直方向に変換され、垂直方向モザイク等回路12,アンチエイリアス用LPF74及び合成回路13を経て、垂直方向移動・縮小回路75で垂直方向の移動・縮小処理を施され、VHスキャンコンバータ76によって外部メモリ77を用いて走査方向を垂直方向から水平方向に戻され、水平方向移動・縮小回路78で水平方向の移動・縮小処理を施され、デマルチプレクサ33でCh1の信号Key1とCh2の信号Key2とに分離される。
デマルチプレクサ33で分離されたCh1の信号Key1,Ch2の信号Key2は、それぞれリサイザ22から出力されて、スイッチ61,62に送られる。
スイッチ61,62は、それぞれリサイザ22側の信号を選択してミキサー65に送る。
ミキサー65は、スイッチ61からの信号Key1を用いて背景映像に前景映像を合成するとともに、スイッチ62からの信号Key2を用いて背景映像に前景映像を合成する。
このように、リサイザ22が信号Key1と信号Key2とを時間軸多重して処理することにより、モザイク等を施さずに画像サイズや画面上の位置を変更した2系統の前景映像が、背景映像に合成される。
ここではリサイザ22について説明したが、リサイザ23についても同じ処理を行うことにより、モザイク等を施さずに画像サイズや画面上の位置を変更した4系統の前景映像を、背景映像に合成することができる。
以上に説明したように、このミックスエフェクト部21では、画面の一部を対象とする効果であるモザイク等を前景映像に施す際には、リサイザ22やリサイザ23の2系統の入力端に同じ信号を入力させて、前景映像にモザイク等を施すことができる。
これらのリサイザは、図8に示したリサイザ4のように2系統の回路ブロックを設けるのではなく1系統の回路なので、回路規模が一層小さくて済む。
また、マスク信号の内側の部分と外側の部分とにそれぞれモザイク,デフォーカスまたはポスタリゼーションをかけるといった、より複雑な効果をかけることができる。
そして、画面全体を対象とする効果である画像サイズや画面上の位置の変更を前景映像に施す際には、リサイザ22,23の各入力端にそれぞれ別々の信号を入力させて、4系統(図1に示したミックスエフェクト部52と同じ系統数)の前景映像の画像サイズや画面上の位置を変更することができる。
これにより、よく使われる機能である画像サイズや画面上の位置の変更を施すことのできる前景映像の系統数を減らすことなく、前景映像にモザイク等を施す機能を、図7に示したミックスエフェクト部1よりも一層小規模な回路で実現し、しかもより複雑な効果をかけることができる。
また、モザイク等を施すことのできる前景映像の系統数は本例のようにキーヤーが4個である場合は最大で2系統(リサイザ22,23でそれぞれ1系統ずつ)であるが、〔発明が解決しようとする課題〕欄で述べたように、ミックスエフェクト部全体で1系統または2系統の前景映像にモザイク等を施すことができれば十分なので、機能と系統数とのバランスがとれたミックスエフェクト部が実現されている。
なお、以上に説明した第1,第2のミックスエフェクト部では、マスク信号を用いた合成処理を必要とする効果(すなわち画面の一部を対象とする効果)として、モザイクやデフォーカスやポスタリゼーションを施している。しかし、画面の一部を対象とする効果としては、他に、画面の一部に色補正を施すといったものも存在するので、そのような色補正を施すためにも本発明を適用してよい。
また、以上の例ではスイッチャーの一部を成すミックスエフェクト部に本発明を適用しているが、本発明は、ミックスエフェクト部以外の画像処理装置において画面の一部を対象とする効果を施すためにも適用してよい。
従来のミックスエフェクト部の構成例を示すブロック図である。 図1のリサイザの構成例を示すブロック図である。 図1のミックスエフェクト部の出力映像を例示する図である。 前景映像の一部にモザイクをかける例を示す図である。 図2に示した構成の個々のリサイザにモザイク等のための回路を追加した例を示すブロック図である。 マスク信号を用いた合成の様子を例示する図である。 本発明を適用した第1のミックスエフェクト部の構成例を示すブロック図である。 図7のリサイザの構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した第2のミックスエフェクト部の構成例を示すブロック図である。 図9のリサイザの構成例を示すブロック図である。 図10のマルチプレクサでの映像信号の時間軸多重の様子を示す図である。 図10の合成回路に入力される2つの多重信号の位相関係を示す図である。
符号の説明
1 ミックスエフェクト部、 2,3 セレクタ、 4,5 リサイザ、 4a,4b,5a,5b リサイザの回路ブロック、 11 水平方向モザイク等回路、 12 垂直方向モザイク等回路、 13 合成回路、 14 水平方向モザイク等回路、 15 垂直方向モザイク等回路、 21 ミックスエフェクト部、 22,23 リサイザ、 31 マルチプレクサ、 32 遅延回路、 33 デマルチプレクサ、 71 アンチエイリアス用LPF、 72 HVスキャンコンバータ、 73 外部メモリ、 74 アンチエイリアス用LPF、 75 垂直方向移動・縮小回路、 76 VHスキャンコンバータ、 77 外部メモリ、 78 水平方向移動・縮小回路

Claims (8)

  1. 2系統の回路ブロックで構成され、
    各々の前記回路ブロックが、
    映像信号に対して、マスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を施すための第1のエフェクト手段と、
    映像信号に対して、マスク信号を用いた合成処理を必要としない効果を施すための第2のエフェクト手段と
    をそれぞれ備えるとともに、
    少なくとも一方の前記回路ブロックが、
    前記第1のエフェクト手段を経由した映像信号と、残りの一方の前記回路ブロック内の前記第1のエフェクト手段を経由した映像信号とを、マスク信号を用いて合成するための合成手段
    を備えたことを特徴とする信号処理回路。
  2. 請求項1に記載の信号処理回路において、
    前記第1のエフェクト手段は、モザイク,デフォーカス,ポスタリゼーションのうちの少なくとも1つを施し、
    前記第2のエフェクト手段は、画像サイズの変更,画面上の位置の変更のうちの少なくとも1つを施す
    ことを特徴とする信号処理回路。
  3. 2系統の回路ブロックで構成され、
    各々の前記回路ブロックが、
    映像信号に対して、マスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を施すための第1のエフェクト手段と、
    映像信号に対して、マスク信号を用いた合成処理を必要としない効果を施すための第2のエフェクト手段と
    をそれぞれ備えるとともに、
    少なくとも一方の前記回路ブロックが、
    前記第1のエフェクト手段を経由した映像信号と、残りの一方の前記回路ブロック内の前記第1のエフェクト手段を経由した映像信号とを、マスク信号を用いて合成するための合成手段
    を備えた信号処理回路と、
    前記信号処理回路の各々の前記回路ブロックに、同じ映像信号を入力させるか別々の映像信号を入力させるかを選択的に切り替えるための選択回路と、
    前記信号処理回路から出力された映像信号を、前景映像として背景映像に合成する合成回路と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項3に記載の画像処理装置において、
    前記信号処理回路の前記第1のエフェクト手段は、モザイク,デフォーカス,ポスタリゼーションのうちの少なくとも1つを施し、
    前記信号処理回路の前記第2のエフェクト手段は、画像サイズの変更,画面上の位置の変更のうちの少なくとも1つを施す
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 2系統の映像信号を時間軸多重した多重信号を生成するマルチプレクサと、
    前記多重信号中の前記2系統の映像信号に対して、それぞれマスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を施すための第1のエフェクト手段と、
    前記多重信号中の前記2系統の映像信号に対して、それぞれマスク信号を用いた合成処理を必要としない効果を施すための第2のエフェクト手段と、
    前記第1のエフェクト手段を経由した多重信号を、前記多重信号における前記2系統の映像信号の多重単位時間だけ遅延させる遅延手段と、
    前記第1のエフェクト手段を経由した多重信号と、前記第1のエフェクト手段を経由した後前記遅延手段によって遅延された多重信号とを、マスク信号を用いて合成するための合成手段と、
    前記合成手段及び前記第2のエフェクト手段を経由した多重信号から、前記2系統の映像信号を分離するデマルチプレクサと
    を備えたことを特徴とする信号処理回路。
  6. 請求項5に記載の信号処理回路において、
    前記第1のエフェクト手段は、モザイク,デフォーカス,ポスタリゼーションのうちの少なくとも1つを施し、
    前記第2のエフェクト手段は、画像サイズの変更,画面上の位置の変更のうちの少なくとも1つを施す
    ことを特徴とする信号処理回路。
  7. 2系統の映像信号を時間軸多重した多重信号を生成するマルチプレクサと、
    前記多重信号中の前記2系統の映像信号に対して、それぞれマスク信号を用いた合成処理を必要とする効果を施すための第1のエフェクト手段と、
    前記多重信号中の前記2系統の映像信号に対して、それぞれマスク信号を用いた合成処理を必要としない効果を施すための第2のエフェクト手段と、
    前記第1のエフェクト手段を経由した多重信号を、前記多重信号における前記2系統の映像信号の多重単位時間だけ遅延させる遅延手段と、
    前記第1のエフェクト手段を経由した多重信号と、前記第1のエフェクト手段を経由した後前記遅延手段によって遅延された多重信号とを、マスク信号を用いて合成するための合成手段と、
    前記合成手段及び前記第2のエフェクト手段を経由した多重信号から、前記2系統の映像信号を分離するデマルチプレクサと
    を備えた信号処理回路と、
    前記信号処理回路に、前記2系統の映像信号として同じ映像信号を入力させるか別々の映像信号を入力させるかを選択的に切り替えるための選択回路と、
    前記信号処理回路から出力された映像信号を、前景映像として背景映像に合成する合成回路と
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項7に記載の画像処理装置において、
    前記信号処理回路の前記第1のエフェクト手段は、モザイク,デフォーカス,ポスタリゼーションのうちの少なくとも1つを施し、
    前記信号処理回路の前記第2のエフェクト手段は、画像サイズの変更,画面上の位置の変更のうちの少なくとも1つを施す
    ことを特徴とする画像処理装置。
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