JP2008124405A - 半導体装置および半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置および半導体装置の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減する事を目的とする。
【解決手段】底部の面積を維持しながら、上部に行くほど下部電極405までの距離が大きくなるように上部電極403の形状を形成することにより、MIM容量値を維持し、MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、MIM(Metal−Insulator−Metal)容量を搭載した半導体装置およびその製造方法に関する。
アナログ系回路を含む半導体装置には、一般に、上部電極と下部電極との間に容量膜を有するMIM容量が搭載されている。
前記MIM容量は、半導体基板上に配置された層間絶縁膜内に互いに所定の距離隔離されて配置された上部電極及び下部電極と、それらの間を満たすSiN等の誘電体による容量膜により形成されている。これら前記上部電極、前記下部電極は、金属薄膜により形成され、前記上部電極の縁部は、上部からの異方性エッチングにより形成されるため垂直に切断された形状になっている。そしてまた、前記上部電極、前記下部電極それぞれに対して電気的な接続を行うために、前記層間絶縁膜を貫いて上部電極コンタクト、下部電極コンタクトが形成されている。前記下部電極は、前記下部電極コンタクトのための接続部を確保するため、前記上部電極の縁部よりも外側に広がって形成されている。
前記上部電極は、電極として機能するAlCu層またはCu層のいずれか一つと、コンタクトエッチングのストッパ層及びバリアメタルとして機能するTiN、TaN、から選択されたいずれか一つからなり、前記下部電極も同様に、電極として機能するAlCu層またはCu層のいずれか一つと、コンタクトエッチングのストッパ層及びバリアメタルとして機能するTiN、TaN、から選択されたいずれか一つからなっている。
しかしながら、従来の半導体装置及びその製造方法では、本来必要な平行平板電極間の容量のほかに余分なフリンジング容量が発生するという短所を有している。フリンジング容量はMIM容量の外周各辺の合計長さである周辺長に依存し、MIM容量の電極面積に対して周辺長が長ければ長いほど容量値全体に対するフリンジング容量の占める割合は増大する。近年、MIM容量を搭載したアナログ信号を扱う集積回路が無線通信等の用途に用いられることが多くなっているが、そのような回路では容量値を細かく調整することが必要であるため、1つ1つは小さな面積のMIM容量を多数近接してアレイ状に配置して使用することが多くなってきている。また、それらの同じアレイを2つ並べてペアとして回路中で用いることも多い。このような用法によれば、MIM容量の周辺長が大きくなるため、フリンジング容量の影響もきわめて大きくなる。一方、フリンジング容量はMIM容量縁部の形状や周辺の配線レイアウト、近接して配置された別のMIM容量などにより影響を受けやすい特徴を持っている。特に、縁部の形状は最も大きな影響を及ぼし、形状のバラツキはフリンジング容量のバラツキの原因となる。
図9、図10を用いて、このようなフリンジング容量が、MIM容量の容量値及びバラツキに及ぼす影響を説明する。
図9はMIM容量の周辺長が小さい場合における上部電極面積とMIM容量値の関係を示すグラフであり、周辺長が小さい場合の一例として、1つの正方形のMIM容量に対して一辺の長さを変えた場合の容量値の変化(図9(a))、及び同じ容量のアレイを隣接して2つをペアとして形成した場合のMIM容量の相対なバラツキを上部電極の面積との関係で示している(図9(b))。図10はMIM容量の周辺長が大きい場合における上部電極面積とMIM容量値の関係を示すグラフであり、周辺長が大きな場合の一例として、縦・横3μmのMIM容量を多数アレイ状に配置した各MIM容量の周辺長の合計が大きい場合の容量値(図10(a))、及び同じ容量のアレイを隣接して2つをペアとして形成した場合のMIM容量の相対なバラツキを上部電極の面積との関係で示している(図10(b))。
図9、図10を比較すると、容量値については、実際に用いられる上部電極面積の範囲においては図10の周辺長が大きいMIM容量を用いた場合のほうが大きな値を示しており、容量値の相対バラツキに関しても図10のほうが大きいことがわかる。
このことは、周辺部には電極の縁(エッジ)部があり、縁には電界集中が起こるため、形状バラツキが容量値変動を招きやすいと定性的には考えられ、容量の周辺部以外はアレイの形成による影響を受けないため、フリンジング容量成分が大きいために容量値が大きくなり、また、そのバラツキのため容量全体としても相対バラツキが増大したためと考えられる。
このようなバラツキの原因としては、縁部の形成バラツキにより説明することができる。このことは、後ほど示すこととする。
そこで、MIM容量の縁部に空洞を形成することにより、フリンジング容量を低減する技術が提案されている。
以下、図11、図12、図13を参照しながら、従来のフリンジング容量を低減する方法について説明する。
図11は従来の誘電体層縁部に空洞を設けるMIM容量を示す断面図、図12は従来の上部電極および誘電体層の縁部が垂直に揃った構造のMIM容量を示す断面図、図13は従来の上部電極および誘電体層の縁部に段差を設けた構造のMIM容量を示す断面図である。
図11では、誘電体層(容量膜)1104の側面に空洞1120を配置している。誘電体層としてTaを使用している場合は、誘電体層の比誘電率は20程度であり、誘電体層縁部においては空洞の真空の比誘電率1であるから、大きなフリンジング容量低減効果が見込まれる(例えば、特許文献1参照)。
また、図12は、通常のMIM容量の構成であり、上部電極1203、誘電体層1204の縁部が下部電極1205に対して垂直に揃った構造となっている。このような構造においては、MIM容量周辺部の層間絶縁膜1206を低誘電率膜として比誘電率を下げるこころみが可能である(例えば、特許文献2参照)。
以上のような構造を作成することにより、MIM容量のフリンジング容量を低減することができる。
特開平3−76262号公報 特公昭63−49384号公報
しかしながら、図11のような構成によれば、誘電体をエッチングして空洞を作成するために、実質的なMIM容量の面積が低減してしまうという問題点がある。特に、近年使用されている小さなMIM容量においてはその低減量の割合は大きなものとなる。
一方、図12のような構成によれば、上部電極1203、誘電体層1204を同時に異方性エッチングして形成するという形成方法を行うため、エッチング時に金属である上部電極1203の金属原子が拡散し、上部電極1203、下部電極1205の間の絶縁不良を起こしやすいという問題点が発生する。
そこで、図13のように、誘電体層1304のエッチングをまず行い、その縁部からやや内側(上部電極端−誘電体層端間距離dW2:1319)で上部電極1303をエッチングすることによって、そのような信頼性上の問題点を回避することが考えられる。しかし、このような構造においては、フリンジング容量を低減することができないうえ、上部電極端−誘電体層端間距離dW2:1319の分MIM容量の面積が増大して高集積化に反し、さらにまた、MIM容量面積を縮小するためdW2:1319を小さくするとアライメントずれや誘電体層の加工寸法の影響により上部電極端−誘電体層端間距離dW21319の増減がフリンジング容量のバラツキにむすびつきやすくなる。
前記に鑑み、本発明は、MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減する事を目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明に係る半導体装置は、MIM容量素子を備える半導体素子であって、前記半導体素子が形成された基板上に形成された前記MIM容量素子が、下部電極と、前記下部電極の上に形成される容量膜と、前記容量膜の上に形成される上部電極とを有し、前記上部電極の縁が下部から上部に行くに従い後退していく断面形状を有することを特徴とする。
また、前記上部電極の縁の断面形状が、下部から上部に行くに従いある一定の傾斜をもって後退するテーパー型であることを特徴とする。
また、前記上部電極の縁の断面形状が、前記上部電極の下端面に対してなす角が下部から上部に行くに従って増加する裾引き型の断面形状であることを特徴とする。
また、前記上部電極の縁の断面形状が、下部から上部に行くに従い後退するような階段型の断面形状であることを特徴とする。
さらに、前記上部電極の上に形成される絶縁膜と、前記絶縁膜に形成された前記上部電極と導通するコンタクトホールとをさらに備え、前記上部電極は、前記コンタクトホールをエッチングで形成する際のストッパとなる上部の第1の導電層部と、前記MIM容量素子の容量規定口となる下部の第2の導電層部との2層構造からなり、前記MIM容量素子の縁において、前記第1の導電層の縁部が前記第2の導電層の縁部に対して後退することにより階段型の断面形状となることを特徴とする。
また、前記上部電極の前記第1の導電層部が窒化チタン、または窒化タンタルよりなり、前記上部電極の前記第2の導電層部がアルミニウム合金、または銅もしくは銅合金よりなることを特徴とする。
また、本発明に係る半導体装置の製造方法は、MIM容量素子を備える半導体素子の製造方法であって、前記半導体素子が形成された基板上に前記MIM容量素子を形成する際に、下部電極となる第1の導電層を堆積する工程と、前記第1の導電層上に容量膜を堆積する工程と、前記容量膜上に上部電極となる第2の導電層を堆積する工程と、前記第2の導電層の上に前記上部電極の領域を規定するマスクを形成する工程と、前記マスクを用いて前記第2の導電層を非選択性エッチングすることにより、前記上部電極の縁に下部から上部に行くに従い一定の傾斜をもって後退する断面形状を形成する工程と、前記マスクを除去する工程とを有することを特徴とする。
また、MIM容量素子を備える半導体素子の製造方法であって、前記半導体素子が形成された基板上に前記MIM容量素子を形成する際に、下部電極となる第1の導電層を堆積する工程と、前記第1の導電層上に容量膜を堆積する工程と、前記容量膜上に上部電極となる第2の導電層を堆積する工程と、前記第2の導電層の上に前記上部電極の領域を規定するマスクを形成する工程と、前記マスクを用いて前記第2の導電層を選択性エッチングした後、連続して、非選択性エッチングを行うことにより、前記上部電極の縁が下部から上部にいくに従い傾斜が増加して後退する断面形状を形成する工程と、前記マスクを除去する工程とを有することを特徴とする。
また、MIM容量素子を備える半導体素子の製造方法であって、前記半導体素子が形成された基板上に前記MIM容量素子を形成する際に、下部電極となる第1の導電層を堆積する工程と、前記第1の導電層上に容量膜を堆積する工程と、前記容量膜上に上部電極となる第2の導電層を堆積する工程と、前記第2の導電層の上に前記上部電極の領域を規定するマスクを形成する工程と、前記マスクを用いて前記第2の導電層を選択性エッチングし、容量規定口を形成する工程と、前記上部電極を階段型の断面形状に形成するために、少なくとも1回以上、前記マスクよりも所定分縮小されたマスクを用いて前記第2の導電層をエッチングし、かつ、前記第2の導電層中でエッチングを終了する工程とを有することを特徴とする。
また、MIM容量素子を備える半導体素子の製造方法であって、前記半導体素子が形成された基板上に前記MIM容量素子を形成する際に、下部電極となる第1の導電層を堆積する工程と、前記第1の導電層上に容量膜を堆積する工程と、前記容量膜上に前記上部電極の下部となる第2の導電層を堆積する工程と、前記第2の導電層上に前記上部電極の上部となる第3の導電層を堆積する工程と、前記第2の導電層と前記第3の導電層との2層構造のエッチングを行う工程とを有し、前記第2の導電層よりも前記第3の導電層を大きなエッチングレートによりエッチングを行うことにより、前記MIM容量素子の縁において前記第2の導電層よりも前記第3の導電層を後退させ、階段型の断面形状を形成することを特徴とする。
さらに、前記第3の導電層部として窒化チタンを用い、前記第2の導電層部としてアルミニウム合金を用いることを特徴とする。
また、前記第3の導電層部として窒化タンタルを用い、前記第2の導電層部として銅もしくは銅合金を用いることを特徴とする。
以上により、MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減することができる。
以上のように、底部の面積を維持しながら、上部に行くほど下部電極までの距離が大きくなるように上部電極の形状を形成することにより、MIM容量値を維持し、MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減することができる。
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照しながら説明する。図1は本発明のMIM容量を備える半導体装置の一般的な構成例を示す断面図である(上部電極の縁部は以下で説明するので隠している)。以下の本発明の第1から4の実施形態においては、上部電極縁部の構成例について示す。
図1において、301は上部電極コンタクトであり、302は下部電極コンタクト、303は上部電極、304は容量膜、305は下部電極、306は層間絶縁膜である。図1は、一般的なMIM容量全体であり、以下に示す実施例共通にみられる構成を示している。共通の構成を示しているので、第5の実施例にみられるようなエッチングストッパ層は省略している。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照しながら説明する。図2は本発明の第1の実施形態に係る半導体装置のMIM容量を示す断面図である。
まず、図2に示すように、上部電極403の下端面に対してなす角が90度より小さい、縁部に行く程上部電極403の厚みが薄くなるテーパー型の断面形状となっている。このような構造においては、上部電極403の縁部から下部電極405までの距離が上部電極403の上にいくほど遠くなっている。容量値は電極間の距離に反比例するため、上部電極403縁部の上部−下部電極405間の電気力線に起因する容量成分は小さくなり、実質的にフリンジング容量は低減する。また、一方でMIM容量本来の容量値は、上部電極の下部の面積である容量規定口によって決まり、上部電極上部の面積が小さくなるだけなので、MIM容量値はテーパーを設けない場合と変わらない。
このように、第1の実施形態によると、フリンジング容量は低減する。ここで、細長い形状のMIM容量を想定し、以下そのような場合についての例を示す。例えば、上部電極端−容量膜端間距離dW2:419が0nmの場合と100nmの場合では、容量膜404が窒化シリコンから成りその膜厚が63nmであり、かつ上部電極403の側壁190nmとすると、上部電極端−容量膜端間距離dW2:419が100nmの場合の方がフリンジング容量は15%増加する。これを例えば、上部電極403の上部の後退長が300nmとして、テーパー型の断面形状とすれば、フリンジング容量を25%減少させることが出来る。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照しながら説明する。図3は本発明の第2の実施形態に係る半導体装置のMIM容量を示す断面図である。
まず、図3に示すように、上部電極503縁部において、上部電極503の下端面に対してなす角が下部から上部にいくに従い増加していく裾引き型の断面形状となっている。このような構造においては、上部電極503の縁部から下部電極505までの距離519が上部電極503の上にいくほど遠くなっている。特に本発明の第1の実施形態に比較して、上部電極の下部での距離519が大きくなるため、効果的にフリンジング容量を排除することが出来る。また、一方でMIM容量本来の容量値は、上部電極の下部の面積である容量規定口によって決まり、上部電極上部の面積が小さくなるだけなので、MIM容量値は裾引きを設けない場合と変わらない。
第2の実施形態によると、第1の実施形態よりもさらにフリンジング容量は低減する。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照しながら説明する。図4は本発明の第3の実施形態に係る半導体装置のMIM容量を示す断面図である。
図4に示すように、上部電極603の周辺部を上部電極603の底部の方が大きい階段状とすることにより、上部電極603の縁部から下部電極605までの距離が上部電極の上にいくほど遠くなっている。このため、上部電極603底部の面積を維持しながら上部電極603上部における下部電極605までの距離を大きくすることができ、実質的にフリンジング容量は低減する。また、一方でMIM容量本来の容量値は、上部電極の下部の面積である容量規定口によって決まり、上部電極上部の面積が小さくなるだけなので、MIM容量値は上部電極を階段状に形成しない場合と変わらない。
第3の実施形態によると第1の実施の形態と同様に、上部電極603縁部の上部−下部電極605間の電気力線に起因する容量成分が小さくなるためフリンジング容量は低減する。
(第4の実施形態)
以下、本発明の第4の実施形態に係る半導体装置について、図面を参照しながら説明する。図5は本発明の第4の実施形態に係る半導体装置のMIM容量を示す断面図である。
図5に示すように、上部電極703は2層の膜によって形成されている。上部電極703を構成する上側の膜は、上部コンタクトのコンタクトエッチングストッパ層となる窒化チタン層703Aである。下側の膜は実質的な電極となるアルミニウム合金層703Bである。ここでは、上部の窒化チタン層703Aは、周辺部において下部のアルミニウム合金層703Bよりも内側に後退しており、下側から1段目がアルミニウム合金703B、2段目が窒化チタン703Aの2段の階段構造となっている。このため、下側のアルミニウム合金703Bで上部電極703底部の面積を維持しながら、上側の窒化チタン層703Aで上部電極703上部における下部電極705までの距離716を大きくすることができ、実質的にフリンジング容量は低減する。また、一方でMIM容量本来の容量値は、上部電極の下部の面積である容量規定口によって決まり、上部電極上部の面積が小さくなるだけなので、MIM容量値は上部電極が1層の場合と変わらない。
第4の実施形態によると、第1の実施の形態と同様に、上部電極703縁部の上部−下部電極705間の電気力線に起因する容量成分が小さくなるためフリンジング容量は低減する。
(第5の実施形態)
図6(a)〜(d)は第5の実施形態におけるMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、特に、前記図2に示したようなMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示している。
まず、図6(a)に示すように、半導体基板801上に形成された絶縁膜802の上に、スパッタ法により所望の組成を有するAlとCuの合金からなるスパッタターゲットを使用し、アルミニウム合金層805’(第1の導電層)を形成し、その上に、基板温度350℃でモノシラン及びNOガスからなる雰囲気下で、CVD法により膜厚が40nmである窒化シリコン層804’を堆積する。さらに、スパッタ法により所望の組成を有するAlとCuの合金からなるスパッタターゲットを使用して、スパッタガスとしてアルゴンを使用し、膜厚が100nmであるアルミニウム合金層803’(第2の導電層)を堆積する。
次に、図6(b)に示すように、MIM容量を形成する領域にレジストマスク807を形成し、アルミニウム合金層803’とレジストマスク807とを非選択的にパターニングすることにより加工し、MIM容量の上部電極803をテーパー型の断面形状で形成する。ここで、所望のテーパー形状を形成するために、従来例のように上部電極の断面形状を概90°に形成する場合に比較してドライエッチング雰囲気に含まれる酸素ガス分圧を減少させて調整することにより、上部電極803のエッチング時にレジストマスクパターン807もエッチングされ当初形成された領域から後退するように、上部電極を形成する非選択的ドライエッチングをおこなった。
そして、図6(c)に示すように、アッシングと洗浄技術とによりレジストマスク807を除去した後、窒化シリコン層804’とアルミニウム合金層805’をそれぞれ、レジストマスク(図示せず)により選択的にエッチングして、容量膜804と下部電極805をそれぞれ形成する。
最後に、図6(d)に示すように、テーパー型の断面形状からなる上部電極803、容量膜804、及び下部電極805からなるMIM容量を形成して半導体装置を完成する。
このように、上部電極を、底部の面積を維持しながら、上部に行くほど下部電極までの距離が大きくなるようにテーパーを設けることにより、MIM容量値を維持し、MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減することができる。
なお、下部電極805はアルミニウム合金層に加えて窒化チタン層によるバリアメタル層を含んでいても同様であるし、上部電極803および下部電極805はアルミニウム合金層および窒化チタンの代わりに銅層およびバリアメタル層として窒化タンタル層を用いても同様である。
(第6の実施形態)
図7(a)〜(d)は第6の実施形態におけるMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、特に、前記図3に示したようなMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示している。
まず、図7(a)に示すように、半導体基板901上に形成された絶縁膜902の上に、スパッタ法により所望の組成を有するAlとCuの合金からなるスパッタターゲットを使用し、アルミニウム合金層905’(第1の導電層)を形成し、その上に、基板温度350℃でモノシラン及びNOガスからなる雰囲気下で、CVD法により膜厚が40nmである窒化シリコン層904’を堆積する。さらに、スパッタ法により所望の組成を有するAlとCuの合金からなるスパッタターゲットを使用して、スパッタガスとしてアルゴンを使用し、膜厚が100nmであるアルミニウム合金層903’(第2の導電層)を堆積する。
次に、図7(b)に示すように、MIM容量を形成する領域にレジストマスク907を形成し、アルミニウム合金層903’とレジストマスク907とを選択的にパターニングした後、非選択的にパターニングする2段階のドライエッチング加工し、MIM容量の上部電極903の下端面に対してなす角が下部から上部にいくに従い増加していく裾引き型の断面形状を形成する。ここで、所望の裾引き型の断面形状を形成するために、ドライエッチング雰囲気に含まれる酸素ガス分圧を変化させた。上部電極903の上部の相対的に急峻な部分は、従来例のように上部電極の断面形状を概90°に形成する場合に比較して酸素ガス分圧を増加させて側壁に堆積させたエッチング生成物907’によって保護して、上部電極の側壁が後退するのを抑制している。
この後、図7(c)に示すように、アルミニウム合金層903’をエッチングしている最中に酸素ガス分圧を減少させて調整し、上部電極側壁のエッチング生成物907’をエッチングするとともにレジストマスク907もエッチングする非選択的ドライエッチングを行う。そして、アッシングと洗浄技術とによりレジストマスク907を除去した後、窒化シリコン層904’とアルミニウム合金層905’をそれぞれ、レジストマスク(図示せず)により選択的にエッチングして、容量膜904と下部電極905をそれぞれ形成する。
最後に、図7(d)に示すように、下部から上部に行くに従い増加していく裾引き型の断面形状からなる上部電極903、容量膜904、及び下部電極905からなるMIM容量を形成して半導体装置を完成する。
このように、底部の面積を維持しながら、上部に行くほど下部電極までの距離が大きくなるような裾引き型の断面形状の上部電極を設けることにより、MIM容量値を維持し、MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減することができる。
なお、上述の本発明の第6の実施形態では、2段階のドライエッチング加工により、上部電極の下端面に対してなす角が下部から上部にいくに従い増加していく裾引き型の断面形状としたが、3段以上の多段階で形成すれば、フリンジング容量を効果的に減少させることができる。また、連続的に酸素ガス分圧を変化させれば、滑らかに上部電極の下端面に対してなす角が下部から上部にいくに従い増加していく裾引き型の断面形状とすることができ、エレクトロマイグレーションやストレスマイグレーション等の応力が印加される条件下にあっても応力集中して破断することを防止でき信頼性が向上する。
なお、下部電極905はアルミニウム合金層に加えて窒化チタン層によるバリアメタル層を含んでいても同様であるし、上部電極903および下部電極905はアルミニウム合金層および窒化チタンの代わりに銅層およびバリアメタル層として窒化タンタル層を用いても同様である。
(第7の実施形態)
図8(a)〜(d)は第7の実施形態におけるMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、特に、前記図5に示したようなMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示している。
まず、図8(a)に示すように、半導体基板1001上に形成された絶縁膜1002の上に、スパッタ法により所望の組成を有するAlとCuの合金からなるスパッタターゲットを使用し、アルミニウム合金層1005’(第1の導電層)を形成し、その上に、基板温度350℃でモノシラン及びNOガスからなる雰囲気下で、CVD法により膜厚が40nmである窒化シリコン層1004’を堆積する。さらに、スパッタ法により所望の組成を有する、膜厚が60nmであるアルミニウム合金層1003B’、及び膜厚が40nmである窒化チタン膜1003A’を順に積層して形成する。
次に、図8(b)に示すように、所定の領域に図示しないマスクを用いて、上部電極1003上部として窒化チタン層1003A’のエッチングを行う。この際、窒化チタン/アルミニウム合金のエッチングレート比を窒化チタン>アルミニウム合金と設定して異方性エッチングすることにより、アルミニウム合金をエッチングストッパとしてエッチングを実施する。
さらに、図8(c)に示すように、上部電極の下部としてアルミニウム合金1003B’のエッチングを行う。この際、マスクをかける領域は、窒化チタン層1003A’のエッチングの際に比べて外側に設定する。アルミニウム合金/窒化シリコンのエッチングレート比をアルミニウム合金>窒化シリコンと設定して異方性エッチングを行い、窒化シリコン層1004’をエッチングストッパとする。
そして、図8(d)に示すように、容量膜1004を形成するために窒化シリコン層1004’をさらに外側の領域でエッチングする。図8(d)では、上部電極コンタクト1011を形成しているが、容量膜1004の窒化チタン膜はコンタクトホールのエッチングのエッチングストッパとなっている。このように、底部の面積を維持しながら、上部電極1003が長さの異なる2層の膜による階段状であるMIM容量を形成することにより、MIM容量値を維持し、MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減することができる。
なお、下部電極1005はアルミニウム合金層に加えて窒化チタン層によるバリアメタル層を含んでいても同様であるし、上部電極1003および下部電極1005はアルミニウム合金層および窒化チタンの代わりに銅層または銅合金層およびバリアメタル層として窒化タンタル層を用いても同様である。
(第8の実施の形態)
図14(a)〜(d)は本発明の第8の実施の形態におけるMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示す工程断面図であり、特に、前記図4に示したようなMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示している。
まず、図14(a)に示すように、半導体基板(図示しない)上に形成された絶縁膜(図示しない)の上に、スパッタ法により所望の組成を有するAlとCuの合金からなるスパッタターゲットを使用し、アルミニウム合金層1405’(第1の導電層)を形成し、その上に、基板温度350℃でモノシラン及びNOガスからなる雰囲気下で、CVD法により膜厚が40nmである窒化シリコン層1404’を堆積する。さらに、スパッタ法により所望の組成を有するAlとCuの合金からなるスパッタターゲットを使用して、スパッタガスとしてアルゴンを使用し、膜厚が100nmであるアルミニウム合金層1403’(第2の導電層)を堆積する。
次に、図14(b)に示すように、MIM容量を形成する領域にレジストマスク1407Aを形成し、アルミニウム合金層1403’とレジストマスク1407Aとを選択的にパターニングし段を有する断面形状を形成する。
この後、図14(c)に示すように、同様にやや1407Aよりも広がったレジストマスクを形成してパターニングする工程を複数回実施することにより、階段型の断面形状を形成し、最後にレジストマスク1407Dの形成とパターニングにより上部電極1403を規定する。
最後に、図14(d)に示すように、窒化シリコン層1404‘をパターニングすることによって容量膜1404とし、MIM容量を形成して半導体装置を完成する。
このように、底部の面積を維持しながら、上部に行くほど下部電極までの距離が大きくなるような階段型の断面形状の上部電極を設けることにより、MIM容量値を維持し、MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減することができる。
なお、下部電極1405はアルミニウム合金層に加えて窒化チタン層によるバリアメタル層を含んでいても同様であるし、上部電極1403および下部電極1405はアルミニウム合金層の代わりに銅層を用いても同様である。
以上の本発明の実施形態の説明において、容量膜として窒化シリコンを使用して説明したが、これに限定されるものでない。例えば、酸化シリコンや高誘電率膜を用いても本発明の効果に何等影響しない。
本発明は、MIM容量の信頼性及び高集積度を保ちながらフリンジング容量を低減し容量値のバラツキを低減することができ、MIM容量を搭載した半導体装置およびその製造方法等に有用である。
本発明のMIM容量を備える半導体装置の一般的な構成例を示す断面図 本発明の第1の実施形態に係る半導体装置のMIM容量を示す断面図 本発明の第2の実施形態に係る半導体装置のMIM容量を示す断面図 本発明の第3の実施形態に係る半導体装置のMIM容量を示す断面図 本発明の第4の実施形態に係る半導体装置のMIM容量を示す断面図 第5の実施形態におけるMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示す工程断面図 第6の実施形態におけるMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示す工程断面図 第7の実施形態におけるMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示す工程断面図 MIM容量の周辺長が小さい場合における上部電極面積とMIM容量値の関係を示すグラフ MIM容量の周辺長が大きい場合における上部電極面積とMIM容量値の関係を示すグラフ 従来の誘電体層縁部に空洞を設けるMIM容量を示す断面図 従来の上部電極および誘電体層の縁部が垂直に揃った構造のMIM容量を示す断面図 従来の上部電極および誘電体層の縁部に段差を設けた構造のMIM容量を示す断面図 第8の実施形態におけるMIM容量を搭載した半導体装置の製造方法を示す工程断面図
符号の説明
301 上部電極コンタクト
302 下部電極コンタクト
303 上部電極
304 容量膜
305 下部電極
306 層間絶縁膜
403 上部電極
404 容量膜
405 下部電極
419 上部電極端―誘電体層端間距離dW2
503 上部電極
505 下部電極
519 距離
603 上部電極
605 下部電極
703 上部電極
703A 窒化チタン層
703B アルミニウム合金層
705 下部電極
719 距離
801 半導体基板
802 絶縁膜
803’ アルミニウム合金
803 上部電極
804’ 窒化シリコン層
804 容量膜
805’ アルミニウム合金層
805 上部電極
807 レジストマスク
901 半導体基板
902 絶縁膜
903’ アルミニウム合金
903 上部電極
904’ 窒化シリコン層
904 容量膜
905’ アルミニウム合金層
905 下部電極
907 レジストマスク
907’ エッチング生成物
1001 半導体基板
1002 絶縁膜
1003‘ アルミニウム合金
1003 上部電極
1003A’ 窒化チタン層
1003B’ アルミニウム合金層
1004’ 窒化シリコン層
1004 容量膜
1005’ アルミニウム合金層
1005 下部電極
1011 上部電極コンタクト
1104 誘電体層(容量膜)
1120 空洞
1203 上部電極
1204 容量膜
1205 下部電極
1206 層間絶縁膜
1303 上部電極
1304 容量膜
1319 上部電極端―誘電体層端間距離dW2
1403 上部電極
1403’ アルミニウム合金層
1404 容量膜
1404’ 窒化シリコン層
1405 下部電極
1405’ アルミニウム合金層
1407A レジストマスク
1407D レジストマスク

Claims (12)

  1. MIM容量素子を備える半導体素子であって、
    前記半導体素子が形成された基板上に形成された前記MIM容量素子が、
    下部電極と、
    前記下部電極の上に形成される容量膜と、
    前記容量膜の上に形成される上部電極と
    を有し、前記上部電極の縁が下部から上部に行くに従い後退していく断面形状を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 前記上部電極の縁の断面形状が、下部から上部に行くに従いある一定の傾斜をもって後退するテーパー型であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記上部電極の縁の断面形状が、前記上部電極の下端面に対してなす角が下部から上部に行くに従って増加する裾引き型の断面形状であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記上部電極の縁の断面形状が、下部から上部に行くに従い後退するような階段型の断面形状であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 前記上部電極の上に形成される絶縁膜と、
    前記絶縁膜に形成された前記上部電極と導通するコンタクトホールと
    をさらに備え、前記上部電極は、前記コンタクトホールをエッチングで形成する際のストッパとなる上部の第1の導電層部と、前記MIM容量素子の容量規定口となる下部の第2の導電層部との2層構造からなり、前記MIM容量素子の縁において、前記第1の導電層の縁部が前記第2の導電層の縁部に対して後退することにより階段型の断面形状となることを特徴とする請求項4に記載の半導体装置。
  6. 前記上部電極の前記第1の導電層部が窒化チタン、または窒化タンタルよりなり、前記上部電極の前記第2の導電層部がアルミニウム合金、または銅もしくは銅合金よりなることを特徴とする請求項5に記載の半導体装置。
  7. MIM容量素子を備える半導体素子の製造方法であって、
    前記半導体素子が形成された基板上に前記MIM容量素子を形成する際に、
    下部電極となる第1の導電層を堆積する工程と、
    前記第1の導電層上に容量膜を堆積する工程と、
    前記容量膜上に上部電極となる第2の導電層を堆積する工程と、
    前記第2の導電層の上に前記上部電極の領域を規定するマスクを形成する工程と、
    前記マスクを用いて前記第2の導電層を非選択性エッチングすることにより、前記上部電極の縁に下部から上部に行くに従い一定の傾斜をもって後退する断面形状を形成する工程と、
    前記マスクを除去する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. MIM容量素子を備える半導体素子の製造方法であって、
    前記半導体素子が形成された基板上に前記MIM容量素子を形成する際に、
    下部電極となる第1の導電層を堆積する工程と、
    前記第1の導電層上に容量膜を堆積する工程と、
    前記容量膜上に上部電極となる第2の導電層を堆積する工程と、
    前記第2の導電層の上に前記上部電極の領域を規定するマスクを形成する工程と、
    前記マスクを用いて前記第2の導電層を選択性エッチングした後、連続して、非選択性エッチングを行うことにより、前記上部電極の縁が下部から上部にいくに従い傾斜が増加して後退する断面形状を形成する工程と、
    前記マスクを除去する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. MIM容量素子を備える半導体素子の製造方法であって、
    前記半導体素子が形成された基板上に前記MIM容量素子を形成する際に、
    下部電極となる第1の導電層を堆積する工程と、
    前記第1の導電層上に容量膜を堆積する工程と、
    前記容量膜上に上部電極となる第2の導電層を堆積する工程と、
    前記第2の導電層の上に前記上部電極の領域を規定するマスクを形成する工程と、
    前記マスクを用いて前記第2の導電層を選択性エッチングし、容量規定口を形成する工程と、
    前記上部電極を階段型の断面形状に形成するために、少なくとも1回以上、前記マスクよりも所定分縮小されたマスクを用いて前記第2の導電層をエッチングし、かつ、前記第2の導電層中でエッチングを終了する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. MIM容量素子を備える半導体素子の製造方法であって、
    前記半導体素子が形成された基板上に前記MIM容量素子を形成する際に、
    下部電極となる第1の導電層を堆積する工程と、
    前記第1の導電層上に容量膜を堆積する工程と、
    前記容量膜上に前記上部電極の下部となる第2の導電層を堆積する工程と、
    前記第2の導電層上に前記上部電極の上部となる第3の導電層を堆積する工程と、
    前記第2の導電層と前記第3の導電層との2層構造のエッチングを行う工程と
    を有し、前記第2の導電層よりも前記第3の導電層を大きなエッチングレートによりエッチングを行うことにより、前記MIM容量素子の縁において前記第2の導電層よりも前記第3の導電層を後退させ、階段型の断面形状を形成することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 前記第3の導電層部として窒化チタンを用い、前記第2の導電層部としてアルミニウム合金を用いることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記第3の導電層部として窒化タンタルを用い、前記第2の導電層部として銅もしくは銅合金を用いることを特徴とする請求項10に記載の半導体装置の製造方法。
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