JP2008123688A - 光ディスク装置および光ディスク装置の記録方法 - Google Patents

光ディスク装置および光ディスク装置の記録方法 Download PDF

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Abstract

【課題】従来の光ディスク装置および光ディスク装置の記録方法は、記録開始時からの温度変動によって反りを発生する光ディスクに対して、光ディスク盤面と対物レンズとの傾き角および合焦点位置がずれることが原因で、記録品質劣化や、光ディスクのアドレス情報を検出できず、記録エラーとなるという課題があった。
【解決手段】本発明は上記した構成によって、記録動作中に、内部温度上昇により、反りを生じるプリンタブルメディアなど、温度変動によるフォーカス位置ズレの発生を回避することで、記録品質が劣化することを回避することが可能となるため、安定した記録動作・記録品質を得ることができる光ディスク装置を実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は光ディスクに情報を記録・再生する光ディスク装置および、光ディスクと、光ピックアップの対物レンズのチルトおよびフォーカスオフセットとの関係を制御する光ディスク装置の記録方法に関する。
光ディスクは、その形成過程の制限により、完全に光ディスクの形状をフラットな同心円で形成することができない。つまり市場には、中心穴の位置が中心からずれた光ディスクや、光ディスクの外周側が反っている光ディスク等が存在する。また、最近ではインクジェットプリンターで、レーベル面が印刷可能なプリンタブルメディアと呼ばれるメディアが存在する。プリンタブルメディアは、インクジェットプリンターでの印刷を可能にするための専用の素材がレーベル面に塗布されており、その素材が温度変化により、伸縮する特性を有するため、光ディスクのポリカーボネイト板を引き伸ばしする。その結果、プリンタブルメディアは、温度変化により、光ディスク半径方向に対して、反るという特性を持つ。このような光ディスクでは、一定のレーザパワーに対して、光ディスク盤面でのレーザの照射のされ方が異なるため、最適な記録品質を得るための、最適記録パワーが変化する。従って、レーザから出射される記録パワーを可変させ、光ディスク盤面での最適記録パワーを一定に保つための手段として、ランニングOPCという処理が確立されており、また光ディスク形成時点から反っている光ディスクに対する全面チルト学習という処理が確立されている。
また、光ディスク装置では、データの記録および再生を行うために対物レンズによって集光されるレーザ光の焦点が光ディスクの記録面に結ばれるように対物レンズと光ディスクの距離を一定に保つためのフォーカスサーボ機構が備わっている。このフォーカスサーボ機構は、入力として2つの反射光の検出器からの出力のバランスが使われており、そのバランスを一定に保つことにより光ディスクの記録面上に合焦点を合わせる。しかしこの入力のバランスは主に温度変動による電気的オフセットなどによってズレを生じる。このズレによってフォーカスサーボ機構が制御している距離に変化が生じ、結果的に合焦点が光ディスクの記録面上に来ない状態で記録および再生を行うことになる。これにより単位面積辺りのレーザ光量が減少しレーザパワーを増加させる必要がある。このような状況を防ぐために光ディスク装置の起動時に光ディスクの記録されている領域に対して再生を行い、ジッタ値が最適になるフォーカスオフセット値を求め、また温度変動を検知して所定の温度変動が起こった場合には再度適正なフォーカスオフセット値を求めなおす処理(フォーカス位置学習)が行われるが、記録中には行われないため、記録中の温度上昇に対しては、温度変動による合焦点ずれを回避することはできない。
そこでまず、従来の光ディスク装置の構成を、図2、図3、図4、図13及び図14を用いて説明する。図2は記録中の光ディスクからの反射光を示す波形図、図3は光ディスク半径方向に対する反りと、光ディスク装置の対物レンズの関係図、図4は光ディスク盤面と、フォーカス合焦点距離を示した図、図13は従来の対物レンズのチルト・フォーカス制御ブロック図、図14は従来の光ディスク装置のレーザ制御ブロック図である。
図13において101は光ディスク、102はピックアップモジュール、103はスピンドルモータ、104はフォーカス駆動コイル、105は対物レンズ、106はフォーカス駆動手段、107はフォーカス制御手段、108はチルト値演算手段、109はデジタルサーボコントローラーである。以上のように構成されたチルト制御手段における全面チルト学習について図13を用いて説明する。
光ディスク装置へ光ディスク101を挿入すると、光ディスク装置は光ディスク101に対して、ピックアップモジュール102内の対物レンズ105より出射されるレーザが合焦点になるように、フォーカス制御手段107により、フォーカス駆動手段106へ信号が送られる。フォーカス駆動手段106は、その信号を受け、フォーカス駆動コイル104へ一定の電流を流すことで、対物レンズ105を上下させ、フォーカスサーボをかける。その後、スピンドルモータ103を回転させ、光ディスクを所望の回転数へ上昇させた後、光ディスク半径位置23mm〜56mmまでを8ポイントに等分割し、その8ポイントを内周位置より、A、B、C、D、E、F、G、Hとした場合、各位置での、合焦点となった、フォーカス駆動値を取得する。この値を、それぞれ、Af、Bf、Cf、Df、Ef、Ff、Gf、Hfとする。まず、最初の2ポイント、A、B及び、Af、Bfでは、2点間距離=B−Aで求められ、その間でのフォーカス駆動値差=Bf−AfよりB−A間での光ディスクの高低差が求められるため、A、Bの2点間での光ディスクの反り角度を、デジタルサーボコントローラ109内のチルト値演算手段108にて、求めることが可能である。同様にして、B−C間、C−D間での光ディスク反り角度を求めることにより、光ディスク全面での反り角度が分かり、その結果に応じて、対物レンズ105のチルトを光ディスク盤面に対して垂直となるように、一連の記録動作を行う前に学習する。このようにして、図3に示す光ディスク形成時に存在する反りに対して、対物レンズ105のチルトを光ディスク盤面に対して垂直にする学習を全面チルト学習と呼ぶ。
次に、フォーカス位置学習について説明する。
図4において、光ディスク101の断面を見ると、保護層101aとデータが記録される記録面101cと記録層101bから構成されている。光ディスク101へのデータの記録や読み込みを行う場合は、レーザ光のフォーカス合焦点100を図4(a)に示すように記録面101cに合わせることが必要であり、図4(b)、(c)に示すように合焦点100が記録面101cからずれることは好ましくない。
光ディスク装置は光ディスクが挿入されると、起動処理を開始する。そのとき、光ディスクのすでに記録がなされている領域へ対物レンズを移動させ、記録されているデータを読み込む際、ジッタ値を測定する。フォーカス位置の複数の点に対してそれぞれジッタ測定を行い、最もジッタが低くなる点を最適なフォーカス合焦点位置(図4(a))として記憶する。また起動処理後に温度変動を検知した場合には、再度ジッタ測定をもとにしたフォーカス位置学習を行う。
次に、光ディスク盤面での最適記録パワーを一定に保つランニングOPC処理について図14を用いて説明する。
図14において、101は光ディスク、102はピックアップモジュール、103はスピンドルモータ、114はレーザダイオード、105は対物レンズ、116は反射光受光手段、117は反射光演算手段、118は反射光検出手段、119は反射光A/D変換手段、120は反射光A/D変換値演算手段、121は反射光A/D変換値比較手段、122はレーザパワー制御手段、123はレーザ駆動用電流変換手段、124はレーザ駆動手段である。以上のこうに構成されたランニングOPC処理について説明する。
光ディスク101へ記録を開始すると、光ピックアップモジュール102内の反射光受光手段116は光ディスク101からの反射光を受光する。反射光演算手段117では、受光手段が受光した信号を全加算し、全反射光信号(RF信号)を生成する。反射光A/D変換手段119では、反射光検出手段118にて検出されたRF信号の図2のレベルA、B、C及びレベルkの電圧値をデジタル信号へ変換し、反射光A/D変換値演算手段120にて、記録中の光ディスク101に照射されているパワーの熱効率の変化量として、演算される。ここで、図2のレベルA、B、Cは、記録中にレーザパワーの熱で光ディスクの有機色素を熱分解している瞬間であり、熱分解が進行すればするほど、反射光量は減少するという特性をもっているため、記録パワーの光ディスク盤面への効率がよければ、レベルCとなり、効率が悪くなればレベルB、Aと上昇する。従って、反射光A/D変換値比較手段121では、図2のレベルA、B及びレベルCの差分を算出し、その差分を打ち消すパワー補正量を演算し、レーザパワー制御手段122へ、補正パワー信号を出力する。レーザパワー制御手段122は、実際にレーザパワーを可変させるデジタル信号を出力し、レーザ駆動用電流変換手段123によって、電流値へと切り替えられ、レーザ駆動手段124に伝達され、光ピックアップモジュール内部のレーザダイオード114のレーザパワーが切り替わることで、記録中の最適記録パワーを一定に保つ制御となっている。
先行例としては、(特許文献1)(特許文献2)等がある。
特開2001−195763号公報 特開平5−114154号公報
従来の光ディスク装置において、光ディスク挿入時に行う全面チルト学習を実施した後、実際に記録が開始されると、ドライブ内部のICなどの自己発熱により、内部温度は光ディスク全面にわたって記録する場合、平均して約25℃上昇する。ここで前記したプリンタブルメディアにおいては、起動時の全面チルト学習がなされて、その後全面記録が開始された時点から、記録中の温度上昇に伴い、光ディスクが反り始め、起動時に行った全面チルト学習の結果とは異なる反り状態となり、光ディスク盤面と、レーザの光軸の位置関係が垂直からはずれていく状態となり、光ディスクに形成されるマークが、図5の従来の光ディスクの形成されたマークを示した図の様に、光ディスク半径方向に対してムラができてしまい、図6の従来の光ディスクが反っている場合の、記録品質劣化を示したグラフに示す記録パワー特性を反映するアシンメトリ特性が、光ディスク外周側で低下し、図6に示すとおり、光ディスク外周側で再生エラー発生数が増加するといった、記録品質が劣化するという課題がある。
従来のフォーカス位置学習はジッタ値をもとに最適な位置を求める方式であるが、これは記録中には実施することができない。記録中は再生時に比べてレーザパワーが高く発熱も大きくなるため、温度変動によってフォーカス位置を定めるバランス値がずれてしまう。したがって記録中はフォーカス位置がずれたまま記録を継続することになり、記録品質が劣化してしまうという課題がある。
また、ランニングOPC処理を用いて最適記録パワー制御を実施した場合、前記プリンタブルメディアにおいては、温度上昇に伴う反りによって、光ディスク盤面とレーザの光軸が垂直関係ではなくなり、レーザの熱効率が低下するため、図2のレベルCは上昇し、A、Bのレベルとなるため、その変化量を抑制するためにレーザパワーを上昇させる。しかしながら、光ディスク盤面との垂直関係が大幅にずれた場合、レーザパワーの上昇だけでは、図5に示すとおり、形成されるマークの片側だけがより強く形成されるだけになる。従って、記録後再生させた場合、マークの片側は不鮮明な形成となっているため、再生させた場合の読み間違いが発生しやすくなるという課題がある。
また、フォーカス位置のズレが生じた場合にランニングOPC機構はレーザの熱効率低下を検知してレーザパワーを上昇させるが、光ディスク記録面上に合焦点が来ていないので広い範囲にレーザ光があたってしまう。これにより再生の際にジッタの悪化を招き、エラーが増加する要因となる。
さらに、光ディスク上のアドレス情報を、光ディスク上の記録溝をウォブルさせて形成している記録用光ディスクであれば、光ディスク盤面とレーザ光軸が垂直関係ではなくなった場合、溝の左右で戻ってくる光が異なるため、結果として、記録中の光ディスク上のアドレス情報が検出されなくなり、最悪の場合、記録エラーとなるという課題がある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、光ディスク装置が記録動作中に、温度上昇に伴い反り量が変化する光ディスクに対して、光ディスク盤面とレーザの光軸の位置関係が垂直からはずれていくことを回避し、また温度変動によるフォーカス位置ズレの発生を回避することで、記録品質の劣化や、記録中の光ディスク上のアドレスが検出されず、記録エラーとなることのない光ディスク装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の光ディスク装置は、記録型の光ディスクに対し、レーザ光の発光パターンを利用してデータを記録する光ディスク装置であり、レーザ光を集光する対物レンズと、現フォーカス位置から光ディスク盤面に対し対物レンズを上下方向に移動させる駆動手段と、光ディスクからの反射光の反射光量を検出する反射光量検出手段と、記録中に光ディスクの所定の半径位置ごとに対物レンズの移動値を複数変えて光ディスクからの反射光量を検出し反射光量が最小となる移動値を求め、求めた移動値を反射光量を検出した光ディスクの半径位置に対応した移動値として生成する制御手段と、を備えたものである。
本発明は上記した構成によって、記録動作中に、内部温度上昇により、反りを生じるプリンタブルメディアなど、温度変動によるフォーカス位置ズレの発生を回避することで、記録品質が劣化することを回避することが可能となるため、安定した記録動作・記録品質を得ることができる光ディスク装置を実現できる。
本発明の請求項1記載の発明は、記録型の光ディスクに対し、レーザ光の発光パターンを利用してデータを記録する光ディスク装置であり、レーザ光を集光する対物レンズと、現フォーカス位置から光ディスク盤面に対し対物レンズを上下方向に移動させる駆動手段と、光ディスクからの反射光の反射光量を検出する反射光量検出手段と、記録中に光ディスクの所定の半径位置ごとに対物レンズの移動値を複数変えて光ディスクからの反射光量を検出し反射光量が最小となる移動値を求め、求めた移動値を反射光量を検出した光ディスクの半径位置に対応した移動値として生成する制御手段と、を備えたものである。
本発明の請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、光ディスクの所定の半径位置ごとに移動値を求めるか否かの情報を格納する認識手段を備え、制御手段は、所定の半径位置ごとに移動値を求めるか否かを格納された情報を基に判別し、移動値を求めると判別したときに対物レンズの移動値を複数変えて光ディスクからの反射光量を検出し求めた移動値を、反射光量を検出した光ディスクの半径位置に対応した移動値として生成するものである。
本発明の請求項3記載の発明は、請求項1または請求項2記載の発明において、制御手段は、光ディスクが特定の光ディスクと判断したとき、対物レンズの移動値を複数変えて光ディスクからの反射光量を検出し求めた移動値を、反射光量を検出した光ディスクの半径位置に対応した移動値として生成するものである。
本発明の請求項4記載の発明は、記録型の光ディスクに対しレーザ光を発光して記録するとき、レーザ光を光ディスクに対物レンズを介して集光させ、光ディスクからの反射光の反射光量を検出し、記録中に光ディスクの所定の半径位置ごとに対物レンズの光ディスク記録面に対する移動値を複数変えて光ディスクからの反射光量を検出し反射光量が最小となる移動値をフォーカス値として求め、求めたフォーカス値を、反射光量を検出した光ディスクの半径位置に対応したフォーカス値とすることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
本発明の請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、所定の半径位置ごとにフォーカス値を求めるか否かを認識し、フォーカス値を求めると認識したときに対物レンズのフォーカス値を複数変えて光ディスクからの反射光量を検出し求めたフォーカス値を反射光量を検出した光ディスクの半径位置に対応したフォーカス値として生成することを特徴とする請求項4記載の光ディスク装置の制御方法。
本発明の請求項6記載の発明は、請求項4または請求項5記載の発明において、光ディスクが特定の光ディスクのとき、対物レンズの移動値を複数変えて光ディスクからの反射光量を検出し求めた移動値を、反射光量を検出した光ディスクの半径位置に対応した移動値として生成することを特徴とするものである。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態における光ディスク装置のチルト制御及びフォーカス制御のブロック図である。図1において101は光ディスク、102はピックアップモジュール、103はスピンドルモータ、104はフォーカス駆動コイル、105は対物レンズ、116は反射光受光手段、117は反射光演算手段、118は反射光検出手段、119は反射光A/D変換手段、120は反射光A/D変換値演算手段、121は反射光A/D変換値比較手段、131はチルト・フォーカス値演算手段、107はフォーカス制御手段、106はフォーカス駆動手段、132はチルト補正結果・ディスク半径位置・温度記憶手段、133はチルト・フォーカス制御許可・禁止認識手段、109はデジタルサーボコントローラ、134はCPUである。
光ディスク装置は光ディスク101が挿入されると、スピンドルモータ103を回転させ起動処理を開始する。そのとき、光ディスクのすでに記録がなされている領域へピックアップモジュール102内の対物レンズ105を移動させ、記録されているデータを読み込む際、ジッタ値を測定する。フォーカス位置の複数の点に対してそれぞれジッタ測定を行い、最もジッタが低くなる点を最適なフォーカス位置として記憶する。また起動処理後に温度変動を検知した場合には、再度ジッタ測定をもとにしたフォーカス位置学習を行う。
次に光ディスク装置は、全面チルト学習を実行する。
光ディスク装置は、フォーカス位置学習が終了すると、光ディスク半径位置23mm〜56mmまでを8ポイントに等分割し、その8ポイントを内周位置より、A、B、C、D、E、F、G、Hとした場合、各位置での、合焦点となった、フォーカス駆動値を取得する。この値を、それぞれ、Af、Bf、Cf、Df、Ef、Ff、Gf、Hfとする。まず、最初の2ポイント、A、B及び、Af、Bfでは、ディスク半径距離=B−Aで求められ、その間でのフォーカス駆動値差=Bf−AfよりB−A間での光ディスクの高低差が求められるため、A、Bの2点間での光ディスクの反り角度を求めることが可能である。同様にして、B、C間、C、D間での光ディスク反り角度を求めることにより、チルト・フォーカス値演算手段131を用いて、光ディスク全面において、半径位置に応じたチルト値を予め取得しておく。なお、光ディスク装置は、フォーカス位置学習及び全面チルト学習を実施した際、その時の温度を、同時に取得しておく。
光ディスク装置は、一連の起動処理が終了すると、記録動作へ移行する。まず、光ディスクへの最適な記録パワーを求めるための、OPC(optimum power calibration)動作を実行する。この動作は、光ディスクのデータ領域よりもさらに内周部分に存在するPCA(power calibration area)領域と呼ばれる、前記OPC動作を行うために存在する領域を用いて、記録パワーを複数段階可変させながら記録し、記録された信号を再生させ、再生信号から最適記録パワーの算出を行う。
最適記録パワーが求まった光ディスク装置は、次に、実際のデータ領域で、データの記録を開始する。記録が開始されると、100ECC(1ECC=37856byte)間は通常記録動作を行う。100ECCの記録が終了すると、光ディスク装置は、現在のチルト値(この値は、起動時の全面チルト学習で得られた値)での、光ディスクからの反射光量を測定する。測定は、図1の反射光受光手段116によって得られた反射光を反射光演算手段117により演算し、その結果を反射光検出手段118によって、必要な信号のみ検出する。続いて反射光検出手段118によって得られた反射光信号は、反射光A/D変換手段119により、A/D変換され、反射光A/D変換値演算手段120へ伝達され、初期チルト値での反射光量データとして、チルト補正結果・ディスク半径位置・温度記憶手段132に保持される。反射光をサンプルする時間は、光ディスク3回転分の反射光を取得する。3回転分取得することで、光ディスクがもっている面ぶれ成分による、データのばらつきをなくすことを目的としている。なお、データ記録時に行うチルト補正はデータ領域のみで実施するが、チルト・フォーカス制御許可・禁止認識手段における光ディスク半径位置に対するチルト・フォーカス制御許可・禁止状態を示すテーブル値を確認することで実現される。初期チルト値での反射光量データ取得の場合には、テーブル値が許可状態であるので、初期チルト値取得時におけるチルト・フォーカス制御は許可と認識される。初期チルト値での反射光量データ値が得られると、次に光ディスクの半径方向外周側へ0.025°対物レンズを傾け、前記初期チルト値での反射光量取得時と同様の手段を用いて、反射光量を測定し、その時の反射光量データを保持する。続いて、さらに外周方向へ0.025°(初期値に対して0.05°)対物レンズを傾かせ、前記同様の手段を用いて、反射光量を取得し、保持する。続いて、光ディスク半径方向に対して、内周側へ0.025°及び0.05°傾かせ、前記同様、反射光量を測定し、保持する。ここまで5つのチルト値に対して5つの反射光量が得られた時点で、光ディスク装置は、現在温度を取得する。
次に、光ディスク装置は、光ディスクに対して5つのチルト値に対して得た5つの反射光量のデータを、反射光A/D変換値比較手段121を用いて、現在の対物レンズと光ディスク盤面との位置関係がどうなっているかの判断を行い、最も垂直関係となるチルト値を学習する。図7及び図8を用いて学習方法を説明する。
図7は、本発明の実施の形態における、対物レンズのチルトを光ディスク半径方向に振った場合に、チルトがずれていない場合に得られる反射光量を示した図であり、チルト値を初期値から±0.025°及び±0.05°可変させた時の反射光量と、その時の、チルト可変量の関係を示したものである。図8は本発明の実施の形態における、対物レンズのチルトを光ディスク半径方向に振った場合に得られる反射光量を示した図である。なお、+は光ディスク半径位置に対して外周側に傾かせることを意味し、−は、内周側へ傾かせることを意味する。
一般的に、光ディスクからの反射光量は、光ディスク盤面と対物レンズの位置関係が垂直である場合、最もレーザパワーが効率よく照射されていることになり、光ディスクからの反射光量が最も低くなり、効率が悪化すればするほど、レーザの熱が効率よく伝達されないため、反射光量が多くなる。つまり初期チルト値が最適であれば、図7に示す特性が得られる。
次に、チルトがずれた場合、チルト値を5ポイント可変させた場合、図8に示す5パターンのみが存在することになる。ここで、それぞれのチルト値での反射光量の値を、図8に示すとおり、A〜Eで示す。
以下に、図9に従って処理手順について説明する。図9は本発明の実施の形態における、光ディスクと対物レンズのチルトを垂直関係に補正する処理を示したフローチャートである。
光ディスク装置は、記録開始位置での光ディスク半径位置を求め(S1)、図15の光光ディスク半径位置に対するチルト・フォーカス制御許可・禁止認識テーブル図を参照し、光ディスク半径位置に対するチルト・フォーカス制御許可・禁止認識状態を取得する(S2)。チルト・フォーカス制御禁止の場合には、チルト・フォーカス処理は行わず、チルト・フォーカス制御許可の場合には、下記の処理を実施する。
まずA値(現在チルト値)とB値(現在チルト値から外側に0.025°対物レンズを傾けたときの反射光量)の比較を、図1の反射光量A/D変換値比較手段121にて行う。ここで、A値がB値以下の場合、図8のパターン1,4,5の3パターンが選択される(S3)。次に、A値とD値(現在チルト値から内側に0.025°対物レンズ105を傾けたときの反射光量)を比較する。ここで、A値がD値より小さい場合、パターン1となり、初期チルト値が最も光ディスク101と対物レンズの位置関係が垂直となっていることとなるため、補正せず、初期チルト値を学習結果とする(S4)。次に、D値がA値以下の場合、パターン4,5のいずれかとなるので(S5)、D値とE値の比較を行う。D値がE値(現在チルト値から内側に0.05°対物レンズ105を傾けたときの反射光量)より小さい場合、パターン4となり、チルトを−0.025°傾けたところが光ディスク101と対物レンズ105が最も垂直関係に近い部分となり、初期値に対して、0.025°内周側へ対物レンズ105を移動するための信号をフォーカス制御手段107より、フォーカス駆動手段へ伝達し、対物レンズ105のチルト量を補正する(S6)。また、D値がE値以上の場合はパターン5となり、チルト量を初期値に対して、0.05°内周側へ対物レンズ105を移動するための信号をフォーカス制御手段107より、フォーカス駆動手段へ伝達し、対物レンズ105のチルト量を補正する(S7)。
続いて、A値とB値を比較した結果、B値が小さい場合、図8のパターン2,3となる(S8)。ここで、B値とC値(現在チルト値から外側に0.05°対物レンズ105を傾けたときの反射光量)を比較し、B値がC値より小さい場合、パターン2となり、初期値に対して、0.025°外周側へ対物レンズ105を移動するための信号をフォーカス制御手段107より、フォーカス駆動手段へ伝達し、対物レンズ105のチルト量を補正し(S9)、B値がC値より大きい場合、パターン3となり、初期値に対して、0.05°外周側へ対物レンズ105を移動するための信号をフォーカス制御手段107より、フォーカス駆動手段へ伝達し、対物レンズ105のチルト量を補正する(S10)。
以上の処理を終了後、光ディスク装置は現在温度を取得し、図16の光ディスク半径位置に対するチルト値取得済/未状態、チルト値、チルト取得時の温度を示すテーブルにおいて、チルト補正結果・ディスク半径位置・温度記憶手段132における取得済/未を取得済に設定保持し、チルト値・チルト値取得処理時の温度を保持する(S11)。前記処理は、記録動作中に実施され、記録が中断されることはない。
以下に、図11に従って処理手順について説明する。図11は本発明の実施の形態における、光ディスクと対物レンズのフォーカス合焦点位置ズレを補正する処理を示したフローチャートである。
チルト値に対する補正処理が終了した後、光ディスク装置は、次に光ディスク101との合焦点位置ズレの補正処理を実施する。図10を用いて、光ディスク101と対物レンズ105の合焦点位置ズレの補正処理について説明する。図10は本発明に実施の形態における、対物レンズのフォーカス位置を光ディスク盤面に対して、上下方向に振った場合に得られる反射光量を示した図である。光ディスク装置は、現在フォーカス値に対する反射光量Aを前記チルト補正処理時と同様の手段を用いて取得する(S12)。次に、対物レンズ105を上方向に、0.06μm移動させ、このときの反射光量Bを、前記チルト補正処理時と同様の手段を用いて取得する(S13)。続いて、対物レンズ105を下方向に、0.06μm移動させ、このときの反射光量Cを、前記チルト補正処理時と同様の手段を用いて取得する(S14)。以上3ポイントでの反射光量が得られた後、それぞれの反射光量のデータをもとに、合焦点位置ズレの補正を行う。まず、A値とB値を比較した結果、B値がA値以下の場合、図10のパターン3となり、対物レンズ105を上方向に0.06μm移動させた場合の方が、より合焦点位置に近いことが判明するため、フォーカス制御手段106からフォーカス駆動手段107へ0.06μm対物レンズ105を上方向へ移動させる信号を出力する(S15)。B値がA値より大きい場合、パターン1もしくは2となり(S16)、A値とC値を比較し、C値が大きい場合、パターン1となり、現在フォーカス位置が、最も合焦点位置にいることが判明するため、何も補正をかけない(S17)。C値がA値以下の場合パターン2となり、対物レンズ105を下方向に0.06μm移動させたときが、最も合焦点位置になることが判明するため、対物レンズ105を現在フォーカス位置よりも0.06μm下方向に移動させるための信号を、フォーカス制御手段106からフォーカス駆動手段107へ出力する(S18)。
以下に、図12に従って処理手順について説明する。図12は本発明の実施の形態における、半径位置が1mm単位で変化した場合に再び、光ディスクと対物レンズのチルトを垂直関係に補正する処理を示したフローチャートである。
フォーカス駆動手段への出力が終了後、記録しながら光ディスク半径位置を取得し(S19)、1mm単位での変化が発生した場合に、図15の光ディスク半径位置に対するチルト・フォーカス制御許可・禁止認識テーブル図を参照し、光ディスク半径位置に対するチルト・フォーカス制御許可・禁止認識状態を取得する(S20)。チルト・フォーカス制御禁止の場合には、チルト・フォーカス処理は行わず、チルト・フォーカス制御許可の場合には、上記図9のスタート処理に戻る(S21)。
なお、ここではチルト・フォーカス制御許可・禁止認識テーブル図を参照した場合に、データ記録領域全体で、チルト・フォーカス制御は許可となっている。 光ディスク装置は、光ディスク盤面と対物レンズとのチルト補正処理及び、合焦点位置ズレ補正処理を実
施したのち、通常記録へ以降する。そして前回前記処理を行った位置から光ディスク半径位置に対して、1mm対物レンズが移動したことを検知したときに、再度前記同様の処理を実施する。
こうすることで、光ディスク半径位置1mm毎に、チルト及びフォーカス補正処理が実行され、チルト補正結果については、補正処理を実施したときの温度及び半径位置とともに、光ディスク装置内のチルト補正結果・ディスク半径位置・温度記憶手段132において、テーブル管理され、フォーカス値については、都度更新されていく。
また、記録終了時は、以降の動作で温度管理を行うために、都度記録終了時点での温度を取得しておく。
次に、一連の記録動作が終了し、再生動作へ移行した場合について、説明する。光ディスク装置は、一連の記録動作が終了した後、自分で記録した領域を再生する処理を実施する動作を要求される場合がある。この時、記録終了直後に再生動作が行われた場合は、光光ディスク装置内の温度変化は、ほとんどないので、この時の再生動作においては、記録中に行ったフォーカス合焦点位置補正の結果を利用し、また、再生箇所が光ディスク半径位置のどこに位置するかによって、記録中に得られたチルト補正結果テーブルを参照し、その結果を用いて再生動作を実施する。こうすることで、プリンタブル光ディスクに代表される、温度変動とともに反る光ディスクに対して、常に最適なチルト値で、再生することが可能となる。
次に、記録動作が終了し、時間が経過するなどの理由により、再生動作開始時の温度が変動している場合について説明する。この場合、光ディスク装置は、現在温度及び、再生位置が光ディスク半径位置のどこに位置するかを確認し、再生位置に最適なチルト値を、前記記録動作時のチルト補正処理の結果もしくは、起動処理時に実施した全面チルト学習値の結果のいずれが最適であるかを判断する。例えば、再生動作位置が、光ディスク半径位置の40mm位置であるとする。チルト値に対して、全面チルト学習実行時のチルト値A°とし、その時の温度を25℃とする。そして記録中に40mm位置で実施されたチルト補正処理の結果をB°とし、この時の温度を50℃とする。ここで、40mm−B°−50℃の3つの項目は、図1のチルト補正結果・ディスク半径位置・温度記憶手段132にてテーブル管理された値を用いることを意味する。 このような条件化で、再生動作開始時の温度が、30℃であった場合、25℃、50℃と比較すると、50℃より25℃に近いため、25℃の温度を優先する。即ち、30℃で40mm位置を再生させる時のチルト値としては、全面チルト学習で得られたA値を利用する。また例えば、再生動作時の温度が、40℃だった場合、25℃及び50℃と比較し、25℃より、50℃に近いため、記録中に実施したチルト補正処理での結果B°を利用する。こうすることで、温度変動によって反るプリンタブルメディアにおいて、より現在温度に対して近いチルト値を選択できることになり、再生動作が安定することになる。
次に、光ディスク装置が、一度記録された光ディスクに対して、光ディスクの挿抜が実施されないまま、追記動作を実施する場合について説明する。
光ディスク装置は、自分が一度記録した光ディスクに対して、追記動作を実施する場合に、現在温度の取得及び、追記開始位置が、光ディスク半径位置のどこであるか確認を行う。次に追記を実施する際の温度が、前回記録を実施した時の、記録終了時点での温度と比較して、10℃以内であれば、追記する光ディスク半径位置から最も近い内周側の半径位置テーブルからチルト補正結果を参照し、その値を初期値として、記録開始する。また、温度が10℃以上離れた場合は、全面チルト学習時の結果を利用する。
なお、前記記録中のチルト補正処理及びフォーカス合焦点補正処理は、光ディスク半径位置毎に実施するかしないかをソフトウェアにて管理可能とし、プリンタブルメディアでない、ほとんど反りの少ないような光ディスクでは、外周部分の一部でのみでしか実施しないことにより、CPUの処理負荷を軽減する。
以上の構成により、光ディスク装置が、温度上昇に伴い反り量が変化する光ディスクに対して、光ディスク盤面とレーザの光軸の位置関係が垂直からはずれていくことを回避し、光ディスクの記録面上に常にレーザ光の合焦点を置くことにより、記録品質の劣化や、記録中の光ディスク上のアドレスが検出されず、記録エラーとなることを回避することが可能となる。
本発明は、記録可能な光ディスク装置に利用することができ、書き込み信頼性の高い光ディスク装置および光ディスク装置の記録方法を実現することができる。
本発明の実施の形態における光ディスク装置のチルト制御及びフォーカス制御のブロック図 記録中の光ディスクからの反射光を示す波形図 光ディスク半径方向に対する反りと、光ディスク装置の対物レンズの関係図 光ディスク盤面と、フォーカス合焦点距離を示した図 従来の光ディスクの形成されたマークを示した図 従来の光ディスクが反っている場合の、記録品質劣化を示したグラフ 本発明の実施の形態における、対物レンズのチルトを光ディスク半径方向に振った場合に、チルトがずれていない場合に得られる反射光量を示した図 本発明の実施の形態における、対物レンズのチルトを光ディスク半径方向に振った場合に得られる反射光量を示した図 本発明の実施の形態における、光ディスクと対物レンズのチルトを垂直関係に補正する処理を示したフローチャート 本発明に実施の形態における、対物レンズのフォーカス位置を光ディスク盤面に対して、上下方向に振った場合に得られる反射光量を示した図 本発明の実施の形態における、光ディスクと対物レンズのフォーカス合焦点位置ズレを補正する処理を示したフローチャート 本発明の実施の形態における、半径位置が1mm単位で変化した場合に再び、光ディスクと対物レンズのチルトを垂直関係に補正する処理を示したフローチャート 従来の光ディスク装置のチルト・フォーカス制御ブロック図 従来の光ディスク装置のレーザ制御ブロック図 光ディスク半径位置に対するチルト・フォーカス制御許可・禁止状態を示すテーブル図 光ディスク半径位置に対するチルト値取得済/未状態、チルト値、チルト取得時の温度を示すテーブル図
符号の説明
100 合焦点
101 光ディスク
101a 保護層
101b 記録層
101c 記録面
102 ピックアップモジュール
103 スピンドルモータ
104 フォーカス駆動コイル
105 対物レンズ
106 フォーカス駆動手段
107 フォーカス制御手段
108 チルト値演算手段
109 デジタルサーボコントローラ
114 レーザダイオード
116 反射光受光手段
117 反射光演算手段
118 反射光検出手段
119 反射光A/D変換手段
120 反射光A/D変換値演算手段
121 反射光A/D変換値比較手段ーザパワー制御手段
123 レーザ駆動用電流変換手段
124 レーザ駆動手段
131 チルト・フォーカス値演算手段
132 チルト補正結果・ディスク半径位置・温度記憶手段
133 チルト・フォーカス制御許可・禁止認識手段
134 CPU

Claims (6)

  1. 記録型の光ディスクに対し、レーザ光の発光パターンを利用してデータを記録する光ディスク装置であり、前記レーザ光を集光する対物レンズと、
    現フォーカス位置から前記光ディスク盤面に対し前記対物レンズを上下方向に移動させる駆動手段と、
    前記光ディスクからの反射光の反射光量を検出する反射光量検出手段と、
    記録中に前記光ディスクの所定の半径位置ごとに前記対物レンズの移動値を複数変えて前記光ディスクからの反射光量を検出し反射光量が最小となる移動値を求め、前記求めた移動値を反射光量を検出した前記光ディスクの半径位置に対応した移動値として生成する制御手段と、を備えた光ディスク装置。
  2. 前記光ディスクの所定の半径位置ごとに移動値を求めるか否かの情報を格納する認識手段を備え、
    前記制御手段は、前記所定の半径位置ごとに移動値を求めるか否かを前記格納された情報を基に判別し、移動値を求めると判別したときに前記対物レンズの移動値を複数変えて前記光ディスクからの反射光量を検出し前記求めた移動値を、反射光量を検出した前記光ディスクの半径位置に対応した移動値として生成することを特徴とする請求項1記載の光ディスク装置。
  3. 前記制御手段は、前記光ディスクが特定の光ディスクと判断したとき、前記対物レンズの移動値を複数変えて前記光ディスクからの反射光量を検出し前記求めた移動値を、反射光量を検出した前記光ディスクの半径位置に対応した移動値として生成することを特徴とする請求項1および請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 記録型の光ディスクに対しレーザ光を発光して記録するとき、
    前記レーザ光を前記光ディスクに対物レンズを介して集光させ、
    前記光ディスクからの反射光の反射光量を検出し、
    記録中に前記光ディスクの所定の半径位置ごとに前記対物レンズの前記光ディスク記録面に対する移動値を複数変えて前記光ディスクからの反射光量を検出し反射光量が最小となる移動値をフォーカス値として求め、前記求めたフォーカス値を、反射光量を検出した前記光ディスクの半径位置に対応したフォーカス値とすることを特徴とする光ディスク装置の制御方法。
  5. 前記所定の半径位置ごとにフォーカス値を求めるか否かを認識し、フォーカス値を求めると認識したときに前記対物レンズのフォーカス値を複数変えて前記光ディスクからの反射光量を検出し前記求めたフォーカス値を反射光量を検出した前記光ディスクの半径位置に対応したフォーカス値として生成することを特徴とする請求項4記載の光ディスク装置の制御方法。
  6. 前記光ディスクが特定の光ディスクのとき、前記対物レンズの移動値を複数変えて前記光ディスクからの反射光量を検出し前記求めた移動値を、反射光量を検出した前記光ディスクの半径位置に対応した移動値として生成することを特徴とする請求項4又は請求項5記載の光ディスク装置の制御方法。
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